2人目出産後、育児疲れがピークにきてしまったママ。上のお子さんに対して、つい感情的に怒鳴るなどメンタル面が不安定に……。思い切って心療内科を受診したところ、予想外の原因が判明したそうです。 私は現在2児の母親です。2人目を出産後、主に上の子に対して感情的に怒ってしまうことが増え出し、さらに2人育児の疲労感からか夜もまともに寝られず、とうとう心療内科を受診しようと決めました。病院を受診した最初の数カ月は、医師も私もPMS(月経前症候群)の症状とは気付きませんでしたが、思い切って心療内科の門を叩いたことによって自分の内面について気づきをたくさん得られた体験談をお話しします。 子どもの手に熱湯がかかるトラブルが!2人目を出産後、当時まだ2歳だった上の子に対して感情的になる場面が多々あり、怒鳴ったり八つ当たりすることが増えてきました。ある日、まだ生まれて間もない2人目の育児用ミルクを作っている最中に、上の子が「お母さん、私を見て!」と言わんばかりに、突然私の足に全身でアタック。お湯が上の子にかかってしまうトラブルが! 思わず「危ないじゃないの!」と思いっきり怒鳴ってしまい、そのあとも怒りがおさまらず。一応は子どもの手がやけどをしていないことを確認し、手を冷やしました。 子どものことを考える余裕はなかったしかし、このときに「子どもがやけどしていたらどうしよう」「熱いお湯がかかってしまってかわいそうに……」といった心配の気持ちよりも、「私の邪魔ばかりして! なんて迷惑な子どもなんだ」と、恥ずかしながら自分のことしか考えられない私に気付きました。 2人目を産んだあとも事情があって里帰りなどできなかった私は、生活全般に対して余裕がまったくなく……。それゆえの行動だと今なら理解できるのですが、当時の私は激しく怒ったあとに「なんて自分はダメな母親なんだ」と深く気持ちが沈み、暗い気持ちになる……このくり返しで辟易していました。 心療内科を受診し、自身の内面を観察不眠症にも悩んでいたため、「このままだと、私も子どももダメになる!」と思い、2人目が1歳になるころに心療内科を受診する運びに。初診時に適応障害と診断され、「軽いうつ状態ですね」とも言われました。 そこからは2週間に1回程度のこまめな通院をくり返し、主治医と「どんなときにイライラしてしまうのか」といったカウンセリングをおこなうことで、自分の内面を振り返る大きなきっかけとなったのです。 自分がPMSだとやっと気付いたそして、心療内科を受診してから2カ月ほど経ったときのこと。産後の体が元通りに戻っているかを確認するために、自発的に月経周期をアプリで記録していたのですが、そこで「どうも月経1週間前に子どもに対して当たりがキツくなる」ということを自分自身で気づき始めたのです。 そして、すぐに主治医にそのことを話すと、先生からも「それは典型的なPMSだね」と言われました。その後、PMSであれば漢方薬かピルを処方できると提案され、私は漢方薬を処方してもらうことに。 ホルモンバランスを整える漢方のおかげで、さらにメンタルの調子がよくなりました。多少の気分の変動もありながらも、過去と比べると明らかに穏やかな気持ちで過ごせています。心療内科へ行くまでは「私なんかが行ってもよいのだろうか?」となかなか足が踏み出せずにいましたが、思い切って心療内科の門を叩いてよかったと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月25日現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てているママです。長男が幼稚園に入園したときに、初めてクラスのLINEグループに参加しました。そのときに起きたLINEに関連するエピソードをご紹介します。誰が誰だかわからない!長男が幼稚園の年少になったとき、同じクラスでLINEグループを作りました。クラス代表の委員さんが中心になり、登録を案内してくれたのです。登録が完了したのですが、LINE名は本名ではない方も多く、誰がどのお母さんかわかりませんでした。旧姓で登録されているママや、ニックネームの方も多かったです。 私も下の名前をアルファベットで登録していたのでわかりづらいかも……と思い、フルネームに変更。しかし、LINEグループでの発言はクラス委員のママがお知らせに使用するだけで雑談などは一切なく、わざわざ変えなくてもよかったかなと思いました。 連絡したけど返信がない…年中になり、長男に仲の良いお友だちができました。お友だちのママとも園庭で遊んだあとに話す仲に。そんなとき、「夏休みによかったら遊びませんか?」とお誘いを受けました。詳しい日程は、LINEで取り合うことに。LINEグループから、そのまま連絡すれば良いと思っていました。 しかし、LINEグループから相手のママのアカウントに直接連絡を取っても、一向に「既読」にはなりませんでした。「もしかして嫌われた?」「遊ぶというのは社交辞令だったのかなぁ」と心配していました。 受信設定を見直したら⋯後日会ったときに聞いてみたところ、相手のママはとても驚いていました。LINEの設定が、「友だち以外からのメッセージの受信を拒否する」になっていたのが原因でした。私はLINEグループが同じであればメッセージは送れると思っていましたが、この設定がオンになっていると相手にメッセージは届かない仕様だったのです。 実は、私もこの設定をオンにしていたので、知らない間に2人のママ友からのメッセージを無視してしまっていました。ホーム画面の「知り合いかも?」にママ友の名前が表示されていたら、メッセージがきている可能性が大です。 この出来事以降、受信設定は必ずオフにしています。セキュリティ面を考えると正解かどうかはわかりません。ただ、LINE経由で遊びの誘いや連絡をしてくれるママも多いです。とても便利なLINEですが、トラブルの種にもなると思うと使い方は気を付けないといけないなと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年09月24日夜に限らず、眠たくなるとグズって抱っこしていないと寝られない娘……。いろいろな工夫をして5分で寝入るようにサポートしたところ、最終的には自力で寝てくれるようになりました! 生まれたばかりはずっと抱っこ…娘がまだ生まれたばかりのころは、寝たと思ってお布団に下ろすといわゆる「背中スイッチ」が作動して起きてしまい、また抱っこ……の繰り返しでした。いくら体重が軽いからといって、30分、1時間と抱っこしているのは限界があります。 どうにかならないかと出産した病院で流れていた音楽を流してみたり、親と同じお布団に入れてみたりしましたが、まったく効果はなく……。健診の際、助産師さんに相談して教えてもらった、お風呂を遅い時間にすることや夜にお散歩に出かけることなどを実践してみたこともありましたが、それもうまくいきませんでした。 お布団の上で“抱っこ風”娘が生後3カ月になるころ、グズり始めてすぐは抱っこしていましたが、大変なのは抱っこで寝てくれたあとの「背中スイッチ」対策。そこを改善しようと、娘をお布団に下ろしたあと、娘の足の下に私の左腕を入れて、お布団をかけたおなかの上に右腕を乗せるという、お布団に寝かせたまま“抱っこ風”の態勢を発案しました。 この抱っこ風を何日か続けていると、私と触れ合っているところも多いせいか娘も抱っこされているような感覚になるようで、お布団に寝かせてすぐは泣きますが、少しすると寝てくれるようになりました。 “抱っこ風”でも足りなくなった…!抱っこ風を始めて1、2カ月くらいまではすんなり寝てくれた娘ですが、そのあとは抱っこ風でも満足しないのか、寝てくれなくなりました。ただやはりずっと抱っこした状態で寝かしつけるのはやめたかったので、生まれたばかりのときには効果がなかったオルゴールを聴かせてみることに。 ちょうど娘もテレビに興味を持ち始めていて、一緒にアンパンマンを観ていることも多かったので、YouTubeにある赤ちゃんが寝てくれるアンパンマンオルゴールを流してみました。すると、動画のタイトルにもある通り、15分もたたないうちに寝てくれました。 自分で寝ることも覚えてほしい娘は生後8カ月になりましたが、いつかは自分ひとりで寝られるようになってほしいので、最近では寝入る直前まで抱っこ風をしてあげて、眠りにつく瞬間はやめるようにしています。 でも、せっかく寝そうなのにお気に入りの寝方で寝かせてあげないのもかわいそうなので、アンパンマンオルゴールは流したままにして、30分たったら止まるように設定。心地よいオルゴールの音色を聴いていると、私も娘と一緒に寝てしまうことがあります。 私は、さまざまな工夫をしてやっと娘が気に入ってくれる寝方を見つけることができました。今後は、娘がひとりだけで寝られるように、手助けを少しずつ減らしていけるような工夫をしなければな……と意気込んでいます。 監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月23日私は、現在8歳の長男、5歳の長女、2歳の次女のパパです。上の子2人と違って、2歳になる次女は、出産の日がきてもまだ名前が決まっていませんでした。3人目にして初めて名づけで焦った私たち夫婦の体験談をご紹介します。名前が決まっていない!性別がわかってから早々に検討を始め、余裕をもって名前が決まった長男。長男ほど早くはありませんでしたが、生まれる1カ月ほど前には決まっていた長女。ところが、3人目である次女は、出産予定日が間近に迫っても名前が決まっていない状態に。 当時6歳、3歳と手のかかる2人の育児で、夫婦共々毎日が精一杯。さらに、きょうだい3人の名前に何かしらの共通点をもたせたかったこともあり、名づけが難航していたのです。そうこうしているうちに、とうとう妻の陣痛が……。 「名前は何?」の質問で焦る!3人目ということもあり、ずいぶんとスムーズに生まれてくれた次女。ほっとした気持ちとは裏腹に、私の心の中には強い焦りが生まれてきました。「名前……」。しかし、子どもが生まれると、上の子たちの育児と病院との行き来、そして仕事と、今まで以上に時間がありません。 妻とゆっくり話をする余裕もなく、生まれたわが子を名前で呼べない日だけがただ増えていきました。内心焦る私に、実家の両親や、私の職場の上司・同僚から次々と「名前は決まったの?」という質問がきます。私は、「今じっくり考えていて……」と笑顔ではぐらかすものの、焦りはピークに。 妻からの1通のLINEで決定!そんなとき、仕事中に妻から1通のLINEが届きました。そこには、「〇〇ってどう!? 上の2人と共通点もあるし、画数もばっちりだった!」という次女の名前の提案が。 私は「ここで保留しては絶対にまずい!」という直感が働き、すぐに快諾する返信をしました。その夜、初めて次女を名前で呼んだときは、安心した気持ちと何だか申し訳なかった気持ちとが入り交じり、ちょっぴり複雑でした。 次女に付けた名前は、今でも心から満足しています。いつか大きくなった次女から「どんなこと考えて私の名前を決めたの?」と名づけの由来を聞かれたら、自信をもって私たち夫婦がこめた想いを伝えます。けれど、「すぐに名前を呼んであげられなくてごめんね」という気持ちだけは、これからも心の中にしまっておこうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:佐藤 楓1男2女の父。元小学校教員。現在はライターとして、自身の経験をもとに教育・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在は妻がフルタイムで働き、“主夫”業も兼ねる。
2021年09月23日1歳半ごろから始まったわが子のイヤイヤ期を振り返ってみると、自分でしたいのにじょうずにできないときに、特に泣きわめいたり、怒って地団駄を踏んだりしていたように思います。気持ちや時間に余裕があるときは、「待つ」「代弁する」「笑わせる」という主に3つの方法でイヤイヤを鎮めていました。本人が納得いくまで待つよく覚えているのは、靴を履くときについ私が手出しをしてしまって、怒らせてしまったことです。子どもが自分で履きたいことはわかっているのに、見ているとまどろっこしくなって手伝ってしまう……。何度これで失敗したことか……。 育児書には「手を出さずに見守る」よう書いてありましたが、私は見ているとどうしても手が出てしまうので、なるべく見ずに、隣に座って「待つ」ようにしていました。じっと見ていなくても隣にいれば様子がなんとなくわかりますし、見ないほうがイライラしなくて気持ちがラクでした。 気持ちを代弁する「1~2歳の子どもはまだ自分の気持ちを言葉でうまく表現できないので、なぜ自分が“イヤ”なのかを伝えられなくて怒っている。気持ちを代弁してあげると落ち着くことがある」と知り合いの保育士さんから聞き、原因がわかるときは「足がうまく入らないんだね」とか「ブロックがなかなかはまらないね」とか、具体的に言葉にしていました。 それで急に泣き止むわけではないのですが、言葉にすることで私自身が「そうか、この子はこれでイライラしているんだ」と納得でき、少し寛容になれました。 笑わせて気をそらせる何が嫌なのか原因がよくわからないときは、笑わせて気をそらせるようにしていました。 具体的には、おなかを指でツンツンつついたり、くすぐったりします。笑うと気持ちが切り替わるようです。ますます怒らせてしまうこともあるので、ギャンブル的要素もありましたが……。子どもが笑ってくれるとこちらの気持ちもほぐれ、私も笑うことができ、お互いにいい影響があったと思います。 こういったイヤイヤ対処法を知っていたからといって、いつもうまくイヤイヤを鎮めたりかわしたりできたわけではなく、まともに向き合って母親の私も怒って怒鳴ったり泣いたりすることがありました。しかし、「この方法でうまくいった」という経験が自信になり、少しずつわが子の扱いがうまくなっていったように思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2021年09月21日2歳9カ月の息子と生後9カ月の娘との食事の時間は、いつもバタバタで必死……。休日に夫がいても、なんだかんだゆっくり食事できない毎日です。そんななかで生後9カ月の娘は離乳食を始めて4カ月経ちますが、つい最近まであまり食べませんでした。でもあることがきっかけで、今はもりもりと食べるように! 今回は生後9カ月の娘が離乳食を食べるようになったきっかけについてお話ししたいと思います。 食事の時間はいつもバタバタ2歳9カ月の息子は自分でごはんを食べることができますが、こぼしてしまったり好き嫌いをしたりすることもあるので、気にかけながら声を掛けています。時には「ママが食べさせて~」なんていうこともあるので、補助をすることも。 また生後9カ月の娘は離乳食のため、私や夫がスプーンで食べさせます。その合間に自分たちもごはんを食べて……というように、ごはんの時間はとても慌ただしいのです。特に自分の食事なんて、とりあえず口に放り込んでいるような感じです。 離乳食をあまり食べない娘娘の離乳食を始めたのは、生後5カ月のころ。息子のときは離乳食をすごくよく食べてくれていたので、娘もそうだろうと勝手に思っていたのですが……。思うように食べてくれず、毎日落ち込むばかりでした。かといって無理に食べさせたくはありません。 ただでさえ食事の時間はバタバタだったので、食べないのは離乳食が嫌なんだろうと私もすぐに諦めてしまっていました。他に理由があるとは思わなかったので「嫌ならいいや……」と、嫌がったらそこで離乳食をやめて授乳をして娘を落ち着かせていたのです。 本当は食べたかったんだね…そんなとき、数カ月ぶりに実家へ娘と息子と3人で行くことに。実家では私の母、父、弟が子どもたちの面倒を一緒に見てくれるので、私自身もゆっくり食べたり普段よりも会話したりできます。娘が実家で離乳食を食べるのは、今回が初めて。 すると離乳食が嫌いだと思っていた娘が、びっくりするぐらいよく食べている! むしろ食べ過ぎというくらいで驚きました。私は母のごはんだと食べるのか!?と思いましたが、母に「もしかしてゆっくり落ち着いて食べたかっただけなんじゃない?」と言われ、本当は離乳食が嫌いなわけではないのかもと初めて気づいたのです。 今回のことをきっかけに、娘の離乳食を先に食べさせて、そのあと息子と私が食事をすることにしました。すると子どもたちそれぞれの様子がしっかり見えて、私も落ち着いて対応できるようになりました。娘はあれから自宅でもよく離乳食を食べてくれるので、しばらくはこのスタイルで頑張りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年09月20日長時間の寝かしつけにうんざりしていたママが、ご主人のあるひと言で、寝かしつけの時間を大事に思えるようになった体験談を紹介しています。ささいな考え方の変化が、子育てへの向き合い方を変えるきっかけになることがわかるエピソードです。 布団に入ってから寝付くまで時間がかかる娘の寝かしつけは、私にとって苦痛でした。しかし夫のある言葉をきっかけに、寝かしつけの習慣がとてもかけがえのないものと感じるように。考え方1つで気持ちが変わったエピソードを紹介します。 長期戦の寝かしつけにうんざり赤ちゃんのときから4歳くらいまで、娘は子守歌を聞いて寝ることが好きでした。「きらきらぼし」や「ゆりかごのうた」など、決まった歌を繰り返し歌ってあげると、気持ちよさそうに眠るのです。ただ、年齢の小さいうちはすぐに眠ってくれたのですが、大きくなるにつれて体力がついてきたのか、寝付くまでに1時間ほどもかかるように。私は、長い間歌をうたってトントンしてあげるのが、だんだん苦痛になってきました。 4歳のある日、布団に入ってもしばらく寝付けずにいた娘に「ゆりかごうたって」と言われた私は、うんざりして「もうお姉さんだから歌わなくても寝られるんじゃない?」と言ってしまったのです。 そういう考え方もあるんだ!私は子守歌を歌わずに寝かせようとしましたが、隣で横になっていた夫が「歌ってあげたら? 子守歌を歌ってあげられることなんて、あと何回あるかわからないんだから」というのです。そして「パパも歌ってあげようか」と言って「ゆりかごのうた」を歌い始めた夫を見て、ハッとしました。 私は寝かしつけの大変さにうんざりしていましたが、そういう考え方もあるのか……と感動。子守歌を歌ってそばで一緒に寝ることは、娘が成長するといずれできなくなってしまうことなのだと考えると、とても貴重な時間に思えてきました。 娘とのかけがえのない時間夫の言葉で、私の寝かしつけの時間への思いはがらっと変わりました。娘が寝付くのに時間はかかるのですが、私はただ漫然と歌うのではなく、スキンシップをとったり愛情を込めて歌ったりできるように。 そうすると、娘も心地よさそうに子守歌を聞いて自ら眠る気持ちに向かおうとしているようでした。私にとって寝かしつけの時間は、娘が子守歌を必要としなくなるときまでの、かけがえのない時間となったのです。 私が娘の寝かしつけを愛おしく感じるようになってから1年と経たずに、娘は子守歌を求めなくなり、ひとりで寝られるようになりました。本当に子どもの成長はあっという間で、手をかけてあげられる期間はわずかなのだと身をもって感じたのです。日々の子育ては大変ですが、子どもが親の手を必要とする貴重な期間を大事に感じて過ごしたいと思った体験でした。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年09月20日私は現在2児の母親であり、2人目が生後半年ごろに心療内科から自身が「適応障害」であると診断を受けています。「ずっと苦しかったけど、まさか自分に精神疾患の病名がついてしまうとは……」と、診断が下された当初は戸惑いを隠しきれませんでした。主な原因となったのは育児でしたので、少しでもラクになるよう改善に向けておこなったことをお話ししていきます。下の子出産後から心身が苦しくなった下の子を出産した直後から「感情のコントロールがききづらくなり、上の子に対して当たりがキツくなる」「泣いたらいけない公共の場面で急に涙が溢れる」など日常生活に支障が出始め、心身共に常に苦しい気持ちや憂うつさが抜けなくなる状態がずっと続いていました。 しかし、当時の私の心療内科のイメージと言えば「死にそうなくらいに苦しくなったときに受診するもの」「それまでは気の持ちようでなんとかなる」との考えがありました。 薬の服用はあくまで対処療法と気付く心療内科を受診することに大きなためらいがあったのですが、無理をして育児をおこない、その結果メンタルを崩している私を見かねた夫の助言もあり、下の子が生後半年のころにやっと心療内科を受診しました。 そこで漢方薬や精神安定剤を処方され服用してみると、たしかに以前よりも気持ちは落ち着くし、前より感情面の起伏はフラットになったので一定の効果はありました。しかし、心療内科へ通院してみて初めて、薬を服用してもそれは単なる対処療法だと気付いたのです。 育児をひとりで背負い込む責任の重さ結局、私のメンタル不調の大きな足枷となっていたのが子どもたちのお世話です。しかし、過去の私の考え方は「ママになれば皆していることなのに、なぜ私は不必要にイライラしてしまったり怒鳴ったりしてしまうの?」「皆と同じことがこなせない。子どもたちにずっと笑顔で接することができない」などと、今思えば不必要に自分を攻め込んでいました。 そんな最中、「なぜ、自分をそこまで追い詰めるのだろう」とふと考えてみたら、私は「子どもが順調に育たなければすべて私の責任だ」と、自分ひとりで育児を背負い込む思考になっていることに気付いたのです。 書籍やTVの情報が私を救ってくれた育児のつらさを解消したいがためにさまざまな書籍などを読み漁り、特に感銘を受けたのがNHKで放送されていた『ママ達が非常事態!?』という番組。放送の中で、人間は本来、ひとりで子育てするのではなく「たくさんの仲間とつながって共同的に育てていきたい」という本能があるという知識を授かりました。 私の育児環境を見直すと、たしかに上の子のときから里帰り出産すらしなかったし、かといって夫も育休取得ができず、ずっと平日はワンオペ育児で慢性的な孤独を抱え込んだまま育児をしていたのだなと、自分の考えを改めるきっかけとなったのです。「そうか、だから私はこんなに育児がつらかったのか」と原因がわかれば、自分が何をすべきか見えてきました。 以前は「3歳ごろまでは自宅で子どもをみないと!」と固執する自分がいたのですが、現在は考えも柔軟になり、日中は保育園を活用してプロの方に子どもたちを任せることにしました。共同で子どもたちを育てている感覚になれて、余裕が生まれるとともに前向きさを取り戻すことができました。保育園には感謝の思いでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月19日保育園の1〜2歳児クラスのトラブルで多いのが、お友だちに噛まれたり、噛んでしまったりということ。どうして子どもは噛んでしまうのでしょうか? わが子の経験と保育園側の対応などをご紹介します。噛まれたときの保育園の対応息子がお友だちに噛みつかれたのは、1歳児クラスになってすぐ。お迎えに行くと、歯型がくっきりと残るほど腫れ上がっており、ショックを受けたものです。 担任の保育士さんからは、「おもちゃの取り合いをしていて、相手のお友だちに噛まれてしまいました。こちらで防ぐことができず、申し訳ありませんでした」と謝罪がありましたが、誰に噛まれたかというのは教えてくれませんでした。 きっと親同士のトラブルを避けるためなのでしょう。病院へ行くほどのケガになれば名前も知らせるのでしょうが、これくらいの小さなケガであれば親同士は介入させないというのが保育園の方針のようでした。 こちらが噛んでしまったときは…それからしばらくして、今度は息子がお友だちに噛みついてしまいました。このときもお迎えのときに保育士さんから状況説明があり、おもちゃを取られた息子が取り返そうとして起きたそう。 このときは「被害を受けたお子さんの親に謝罪したほうがいいでしょうか?」と尋ねましたが、「園から説明しますので必要ありません」という回答でした。 1〜2歳はなぜ噛んでしまうの?お友だちを噛んだり噛みつかれたりするトラブルは、1〜2歳児のクラスではよく起きています。原因は、1〜2歳の子どもたちがまだ言葉で気持ちを伝えられないこと。言葉で意思疎通ができる年齢なら「おもちゃを取らないで」「私が遊んでいたんだから返して」などと訴えることができますが、まだ言葉をうまく操れないと悔しくて噛みついてしまうのです。 楽しくて興奮しすぎると噛んでしまう子もいると言いますが、いずれにしても悪気があるわけではなく、これくらいの年齢では成長の過程によくあることだそうです。 家に帰ってからしかるのはNG?息子がお友だちを噛んでしまったとき、保育士さんからは「噛んでしまったときにしっかり注意したので、しからないであげてくださいね」と言われました。 1~2歳の子どもには「その場」で̪しからなければ伝わらないため、あとからしかってもあまり意味がないそうです。噛みつきの頻度だったり状況もあるので一概には言えませんが、保育士さんが「子ども同士のトラブル」という範囲なら、保育士さんにお任せしようと思いました。 子ども同士の噛みつきや引っかきは、それからも園内で度々ありましたが、年齢が上がり、おしゃべりがじょうずになるにつれてなくなりました。どちらの立場になっても心配は尽きないと思いますが、保育士さんを信頼して乗り越えていけたらいいですね。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2021年09月16日出したい期・開けたい期のお子さん。片付かない・散らかるとイライラしていたパパとママの体験談を紹介しています。でも考え方を変えてみると、子育てがとてもラクになったそうです。 私は3人の子育てを経験していますが、うちの子どもたちも例外なく大変だったことがあります。それは、子どもがつかまり立ちをし始めた時期。引き出しの物や箱の中に入っている物を見境なく出しまくる、開けまくるで、なかなか家が片付きません。そんなわが家で実践した出したい期・開けたい期の関わり方をご紹介いたします。 出さないでと叫ぶ妻つかまり立ちを始めたわが子。小さな足を一生懸命につっぱって、ゆらゆらと不安定に揺れながらも、こちらを振り向くうれしそうな顔は私たち親の心を癒してくれました。しかし、その笑顔とは裏腹にまるで小悪魔のように扉やテレビラックの戸を開け、ティッシュをはじめ、おむつやおしりふきまでいろいろなものを出すように。 子どもの心の出したい欲求・開けたい欲求が湧き出るたびに、妻の叫び声が……。わが子の後ろを追いかけながら出したものを片付けていく、妻と子どものイタチごっこ。妻も疲労困憊でした。 出さないにようにしてみたついに妻が「扉にはテープを貼って、子どもの手に届くところには何も置かない」という提案をしてきました。保育士をしていた私は、妻の提案に対して「この時期の子どもはたくさんの物に触れて、見て、いろいろな感覚を身に付けるらしいよ。だからもうちょっと様子を見させて。片付けは俺がするから」と、子どもの発達の道すじを伝えました。 妻は、あなたが片付けるのならばと納得してくれましたが、やってみると本当に大変で、仕事と子育ての両立は大きな労力も伴うことを実感しました。 様子を見て気付いたこと子どもの目線を観察していると、何か物を取り出すときに子どもは必ず手を見ていることに気付きました。指先の感覚を養っていると共に「どうなっているんだろう?」という探求心が芽生えているのではないかと思いました。 とするならば、命の危険がない限り多少の痛みも必要な感覚であったり、家が散らかることは、子どもがどれだけ学んでいるのかという物差しになるだろう。 そうやって考え方をプラスに転換していきました。例えば、引き出しに指を挟んでしまったことも、「痛み」と「危険」を覚える良い経験になるだろう。先回りして止めてしまっては獲得できないもので、生きていく上ではとても重要な感覚だと考えるようにしました。 イライラしがちな、子どもの出したい期・開けたい期の考え方を「見てみたいという探求心やできた喜び、痛みや危険などたくさんの経験をしているんだ」とプラスに捉えるようになったことで、私も妻もずいぶんラクになり、笑顔で乗り切ることができました。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:藤田直樹10歳長女・6歳長男・2歳次男の3人を子育て中のパパ。現役男性保育士ならではの保育経験や子育て経験を執筆している。
2021年09月15日ママ友と話していると、子育て中の「あるある!」という笑えるネタで盛り上がることが結構あります。今回は、共感してもらえなかったものも含めて、わが家の子育てあるあるをご紹介します。1.寝かしつけ後、おもちゃが動き出す子育て中のママにとって、夕方は本当に慌ただしい時間ですよね。夕食の準備や片付けをしたり、子どもをお風呂に入れたり、とにかく忙しい! やっと子どもたちを寝かしつけて、静けさに包まれたそのときです。突然、鳴り響くおもちゃの音にはとっても驚かされます。電車がガーッと走りだしたり、光りながらメロディが流れたり。「赤ちゃんが起きちゃうから早く止めなきゃ!」と焦ったら、夫を踏んづけてしまいました。 2.ママも育児用ミルクを飲んじゃう♪私は、母乳と育児用ミルクの混合栄養で子どもを育てていました。赤ちゃんの育児用ミルクをココアなどに入れると結構おいしいんですよ。そして、そのココアを飲みながら授乳していたのです。 想像してみてください、なんだか変な感じがしますよね。飲ませているのはホントに母乳なのか? これぞ混合?ってことで、ちょっと笑えます。「私もやっていた!」という方はいませんか? 3.おしりふきの使いすぎ不経済だと思いながらも、つい「おしりふき」を多用してしまいました。ふきんをキッチンからわざわざ取ってくるのが面倒になり、目の前のおしりふきでテーブル拭きを済ませてしまうんです。私は日常的に使っていました。 もったいないけれど、便利だからついやってしまうという方もいると思います。おしりふきを箱買いしていると、なおさら「たくさんあるから」と思ってしまいます。 子育て中は疲れやストレスが溜まることもありますが、ママ友と楽しくおしゃべりに花を咲かせて気分転換しています。 監修/助産師REIKOイラスト/imasaku著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。
2021年09月14日地域の子育て支援サークルで役員をしているママ。コロナ禍を機にオンラインで子育て支援サークルを開催することにしたそうです。新しい形での子育て支援活動をするまでの経緯や開催後の感想などを紹介しています。 私は仕事関連や自分の学びのために、Web会議ツールの「Zoom」を使うことがあったのですが、ある日「オンラインによる子育て支援」を発見! 試しに参加してみたらその素晴らしさに心がウキウキしました。このような体験をもっと多くの人にしてもらいたいと思い、私がおこなった新しい生活様式での子育て支援活動をご紹介します。 たまたま見つけた「オンライン児童館」新型コロナウイルスの感染拡大以前からZoomを使うことがあった私。外出自粛期間も友だちとSNSやZoomでつながりを持ち、乗り越えてきました。そんなある日、友だちのインスタグラムから「オンライン児童館」の存在を知りました。 そのころ、外出自粛は解除されたとはいえ、周りの児童館や子育て支援センター等は閉鎖されたり、限定的に解放されたりしている状態。試しに参加してみると、無料で手遊びや読み聞かせ、工作などをやってもらえ、親子共々楽しい時間を過ごすことができました。 広がるオンラインでの子育て支援調べてみると、他にもオンラインでの子育て支援が見つかりました。オンライン子育て広場、オンライン子育て支援センターなど個人でおこなっているものもあれば、自治体主導の子育てサロンもあり、親子ヨガや親子ダンスなどのレッスンもオンラインで受けられるようでした。 田舎に住んでいる私としては家にいながら全国の人とつながれたり、子育て支援を受けられたりして、新たな世界が開けたように感じたのです。 自分だけでなく、みんなにも広めたいこうしてZoomを使うことでコロナ禍もわりと楽しく過ごせていたのですが、ふと、Zoomが使えない人たちのなかには、ただただ孤独な育児に追い込まれている人もいるのではないかと思うようになりました。 ちょうどそのころ、地域の親子サークルの役員の間で「今年の活動は無理」と話していたのですが、「オンラインでの活動を広める良い機会だ!」と思い立ち、急ピッチで準備を進めました。 地域の子育てサークルをオンライン化役場の窓口や乳幼児健診で親子サークルのチラシを配ってもらったり、お試し会をしたりして、何とかオンラインでの活動を始めました。地域の民生委員さんも入ってくださり、初めてZoomを使った方も「意外と簡単だし、マスクもなくみんなの顔が見られてうれしい!」と笑顔になるのを見ると、おこなってよかったと思っています。 また、この活動をきっかけに、今度は自ら気になる講座やイベントを見つけて参加し、育児をより楽しめるようになった人がいてくれたらうれしいです。 専業主婦の中にはZoomになじみがなく不安な方もいたようですが、使ってみると意外に簡単でビデオやマイクをオフにして参加もできることから、かえって参加しやすいという感想ももらいました。今後ほかの地域や自治体でも取り組みが進めばうれしいなと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年09月13日わが家には2歳の長男と生後8カ月の次男がいます。次男が生まれてからというもの、長男の赤ちゃん返りとイヤイヤ期が同時進行。ある日、長男が大事にしていたおもちゃを乱暴に扱っていたので声をあげて叱ったところ、後日、長男のある行動で涙が出るほど反省した体験談です。 大好きだったおもちゃを噛み始めたある日、動物の絵が描かれている長男お気に入りのパズルで、長男と一緒に遊んでいました。そのときに次男の授乳時間が重なったため、「ちょっと遊んでいてね」と長男に話し、授乳しながら遊んでいる様子を見守ることに。すると長男は突然ピースを噛み始め、折る、投げるなど今まで見たことがないほど乱暴に扱い始めました。 私は思わず「何をしているの! おもちゃは大切に使いなさい!」と激怒。すると目に涙を溜めて、また同じようにピースを噛み始めたので、ついに私はパズルごとゴミ箱に捨て、「大事に使わない人には、おもちゃはあげません!」と言い放ちました。 叱ったことに後悔はしていなかった長男は私に叱られ、挙句の果てにパズルがなくなったことにショックを受け、しばらく泣き叫んでいました。もうおもちゃを乱暴に扱わないと長男と約束をして、私は一度ゴミ箱に捨てたパズルを返すことに。 この件で私は、長男を叱ったことは間違いではなかったし、ゴミ箱に捨てたことはやり過ぎではあったけれど、これで正しかったのだと1つも後悔していませんでした。しかし、約1カ月後のある日、私は長男のとった行動で思わず涙が出るほど後悔することに。 長男がパズルをゴミ箱に捨てようとした1カ月後、私と長男でパズルを一緒に楽しんでいると、突然長男の手が止まりました。前回噛んでしまったボロボロのピースを見ると、何も言わずにパズルごとゴミ箱へもっていく長男。長男は、「ママ、ゴミぽいだよね……?」とさみしげな表情で私の顔を見上げ、その姿を見た私はぶわっと涙が溢れてきました。1カ月も前の出来事が長男にとってよほど衝撃的だったのだと思います。 思い返せばあのとき、次男の授乳で長男との触れ合いの時間を中断していたのは私。長男は次男にやきもちをやいて、むしゃくしゃした気持ちをおもちゃにぶつけていたのだと気付かされました。思わず私は「大丈夫だよ、大切に使ってくれてありがとうね」と長男を抱きしめました。 それからは長男がいたずらをするときやイヤイヤが激しいときでも、一度「どうしたの?」と長男の気持ちに寄り添うようになりました。弟のように注目されたい、かわいいと言ってほしいという心のサインをしっかり見逃さないように、私自身も意識して子どもと向き合っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2021年09月12日2歳3カ月の長男はイヤイヤ絶頂期! 私の言うことは日を増して聞かなくなり、まだ生後2カ月の次男にもいたずらをしたり。注意し続ける私は、長男の態度と気分に振り回され疲れてしまいます。そして、気づけば毎日長男を叱ってばかり……。そんな私でしたが、長男への対応のなかで気づけたこと、学んだことを紹介します。イヤイヤ期の長男長男は何でも自分でしたい時期のようで、他人が手助けすることをすごく嫌がります。まだ小さいためひとりで着替えもできないのですが、誰かが手助けしようとすると「うーん!」と怒って服を引っ張ったり手を払いのけようとしたり。 しかし、結局ひとりでできないことに長男本人も腹を立てて泣き出す始末なのです。また、特に寝起きは機嫌が最悪で、大半はぐずって30分ほど泣き続けることも多く、その都度私は困り果てていました。 やっぱり叱ってしまう私…「イヤイヤ期は大変だけど、成長とともに終わるから」と先輩ママたちに聞いていた私は、できるだけ怒らず見守る体制でいようと思っていました。しかし、長男は「ママは怒らないから大丈夫!」とわかっているかのようにぐずりたい放題。 私が注意しても何度も同じことを繰り返す長男にイライラして、最終的には「やめなさい!」叱ってしまうのです。私が叱っても長男は泣いてもっといたずらをしようとして状況は悪くなる一方。私は「叱ることは悪循環だな……」と、そのとき気づきました。 今の長男を受け入れること叱ることは、長男にとって解決策ではないと思った私。長男がぐずり始めると、私は「もう!」と叱りたくなる気持ちを抑えて、長男を抱きしめることに切り替えました。すると、どうしようもなくぐずっていた長男の荒い呼吸が私の腕のなかで落ち着き、あっという間に機嫌が戻ったのです。 また、外へ連れて行くなど環境を変えると長男の感情が切り替えられるようで、ぐずること自体が愕然と減りました。私は「私自身が長男を受け入れて、良い環境を作ってあげることが必要なんだ」と気づいたのです。 今までの私の人生で、こんなにも自分の思い通りにならないことはありませんでした。イヤイヤ期の長男から、「なんでも自分の思い通りにはならないこと、相手を受け入れて自分が変わること」の大切さを教えてもらったように感じます。これからも長男や次男からいろいろ教わりながら、育児を楽しんでいけたらと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月11日保育士の中田馨さんが、実は困っているおうちでの睡眠リズムについて教えてくれました。寝たまま保育園に登園する、中高生の上の子に就寝時間を合わせているなど具体的なケースをご紹介!こんにちは、保育士の中田馨です。食事、睡眠、遊びは、子どもにとってどれも大切なこと。生活リズムを整えるためにも、元気に一日を過ごすためにも欠かせないのが「睡眠」です。今回は、家庭と保育園の睡眠をテーマにお話しします。 睡眠が大切と言われる理由は?大人にとっても大切な睡眠ですが、大切な理由は大きく分けて2つあります。 1.体を発達させる寝ている間に成長ホルモンが分泌されるといいます。昼間にめいっぱい遊んで疲れた体を寝ることで十分に休ませましょう。 2.脳を発達させる私たちの脳は、昼間の記憶を夜寝ている間に整理します。特に子どもは毎日新しい出会いや知識を得ています。脳を整理させるためにも長く睡眠をとるようにしましょう。 また、生まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜関係なく寝て起きてを繰り返すのですが、生後3カ月ごろになると、夜は寝て昼は活動するリズムが少しずつ現れてきます。ただこの睡眠のリズムは、ほっとけば勝手にできるわけではなく、大人がある程度目安を決めて起こして、寝かすことが重要です。 寝たまま保育園に登園する以前、寝たまま登園してくる1歳半の園児がいました。起こしても友だちがそばで遊んでいても、全く起きようとしません。おうちの布団から保育園に連れてきますので、もちろん朝ご飯も食べていません。しばらくすると起きるのですが、睡眠を十分にとっているため、お友だちが眠たいときには元気に。そして、夕方のお迎え前に眠たくなり、家で夕寝をしてしまう、というサイクルになってしまいました。 生活リズムが気になることはもちろんですが、お友だちと過ごせるはずの時間がとても少なく、お友だちがいるからこそできる遊びの経験をさせてやれないことも気になりました。 この例は極端ですが、朝に活力がなくボーっとしている子には同じことが言えます。例えば、寝不足だから「プール遊びをやめよう」「お散歩はやめよう」などの判断に至るからです。この際、私が助言させていただいたのは、「なるべく夕寝をさせないようにする。夕寝をしたとしても30分までにしてみる」ということでした。その結果、夕寝をしないことで、夜寝る時間が早くなり、朝も起きて登園できる日が多くなりました。 中高生の上の子に就寝時間を合わせている特に中高生の兄弟がいらっしゃるご家庭に多いのが、寝る時間を上の子に時間に合わせていること。今、私も中高生の子どもがいますので、ここにもう一人赤ちゃんが生まれて、乳幼児がいることを想像するだけで「とっても難しいだろうな」と思います。 家族の睡眠時間は一番年齢の低い子に合わせることが基本にはなるのですが、兄弟の年齢差があると、同じ生活リズムで過ごすことは正直無理です。ただ、ほんの少し兄弟に協力をしてもらうことはできると思います。 例えば、夜の9時になったらテレビやゲームはやめる、下の子が寝付くまでは静かに過ごすなどです。兄弟に合わせて11時や12時まで乳幼児が起きているのは、よくありません。寝る環境をママ以外の家族も協力できるよう、声かけしてみましょう。 「昼寝をさせないでください」と言う保護者の方に時々「昼寝をさせないでください」と言われることがあります。なぜそんなことをいうかというと、子どもが夜に寝ないからです。お昼寝の時間をなくして、夜に寝てもらうという計画ですね。 確かにお昼寝の時間が長ければ、夜の睡眠に影響が起きます。ただ、乳幼児期はお昼寝して体を休ませることも大切なので、お昼寝をなくすことは難しいということも理解してもらえればと思います。また、保育所は集団生活ですので、ある程度の決まった時間にみんなで睡眠をとることで、子どもたちが落ち着いた環境で安全に過ごすことができます。 ただ、お昼寝を短くすることはある程度可能かと思います。例えば、2時間寝ているのを1時間半にしてほしいなどは相談してみてもいいでしょう。 保育園で、元気に活動するためにも不可欠な睡眠です。早寝早起きをして元気に遊べる生活リズムを家庭と保育園で協力し合いたいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年09月10日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。長男が幼稚園の年少クラスのとき、自由参加で大きな公園で遊ぶ機会がありました。他のお母さんたちと仲良くなりたいと思っていたのですが……。※コロナ禍前の体験談です。 自由参加の集まり長男が幼稚園に入って間もないときです。年少クラスのLINEグループに「今度の休日に自由参加で公園に遊びに行きませんか?」と役員のママから連絡がありました。長男に聞くと「行きたい!」と即答。早速、おやつや公園での遊び道具を持って行くことに。長男はバス通園だったので、クラスに知り合いのママがほとんどおらず、「これを機に他のお母さんたちとも仲良くなれるかも!」とかなり期待していました。 仲良しのママたちの輪に入れず…しかし、いざ公園に行ってみると輪になって楽しそうに話しこむママたちと、グループで遊ぶ子どもたちの姿が……。「こんにちは!」とあいさつをして、長男に「みんなと遊んできな~」と促したのですが、慣れない雰囲気に戸惑っているのか私から離れません。当時、長男は言葉が遅く、クラスの子たちと同じようにおしゃべりができず、友達もできていませんでした。結局、私も長男も2人だけでみんなと離れた場所で遊んでいました。 もう帰ろうかと思ったとき話しかけようにも、ほとんどのママと面識がないですし、盛り上がっている輪に入る勇気もなく……。楽しそうなクラスのママと子どもたちを見て正直、孤独感と焦燥感とで泣きそうになりました。もう帰ろうかと思ったそのとき、「同じクラスですよね?」と話しかけてくれたママがいたのです! そのママと話して、他のママたちとも自己紹介程度ですが話すことができました。長男も短い間ですが、クラスの子と遊ぶことができ、帰るころには「きてよかった」と思えるほどに。 張り切り過ぎて空回り今思い返せば入園して間もなくで、かつバス通園。さらに、長男も仲の良い友達がいないときに「私と子どもに新しい友達を!」と張り切り過ぎて向かったため、余計に仲の良さげなママたちの姿にショックを受け、焦燥感に駆られたのだと思います。また、そんな私の気持ちが伝わって長男も緊張したのかもしれません。気張らずに「少し仲良くなれたらラッキー」くらいの気持ちで参加すればよかったのです。 最初はボッチだった私たちですが、年長になった息子と私はたくさんの友達とママ友を作ることができました。話しかけてくれたママには今でも感謝しています。来年は長男が小学校、次男が幼稚園です。人間関係は「気張らず・焦らず・欲張らず」を心がけ、もし少し寂しそうな様子のママがいたら積極的に声をかけたいです。 監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年09月10日コップデビューに悪戦苦闘したママの体験談を紹介しています。あの手この手でママが工夫しても頑なに母乳以外を飲まなかった赤ちゃんが、パパからの飲み物はすんなり受け入れることが判明したそうです。 生後5カ月を迎え、わが家でも娘の離乳食をスタートしました。口元を派手に汚しながらも、おかゆや野菜ペーストを一生懸命に食べる娘。ところが、どんなに手伝ってあげても母乳以外の飲み物を口にすることがなかなかできませんでした。私があの手この手で工夫をしてもダメだったのに、夫がすんなり果汁や麦茶を飲ませることに成功した体験談をお話しします。 離乳食開始! 飲み物を飲ませようとすると娘が生後5カ月を迎えたことを機に、離乳食を始めました。おかゆや野菜ペーストをスプーンで口元に運んであげたり、時には娘自身でスプーンを握りしめたり。離乳食と同時に母乳以外の飲み物も少しずつ飲めるようになるといいなと思い、赤ちゃん用のベビーマグを購入しました。麦茶を入れて飲ませようとしてみましたが、一向に飲む気配のない娘。 お茶が気に入らないのかと果汁にしてみたり、水にしてみたり、スプーンで補助したり、娘に自分で持たせてみたり、さらにはベビーマグを他の商品に変えてみたり……とさまざまな方法を試しました。しかし、常に娘の意識は“おっぱい”にくぎ付けで、一向に母乳以外の飲み物を口にすることはありませんでした。 何を試してもうまくいかない私、一方夫は 季節はちょうど初夏にさしかかり、お昼寝後やお風呂あがりの水分補給が気になり始めました。ところが、頑なに母乳以外は飲もうとしない娘。 するとある日、夫に娘を託してお風呂からあがると、そこにはベビーマグを使って娘に水を飲ませる夫の姿が! 赤ちゃんの口元を濡らさないように工夫されたマグのフタを外し、普通のコップとして水を飲ませていました。 「マグで飲めるようになった?」と喜ぶと、夫はきょとんとして「前からこうして水飲んでいたよ?」と。どうして教えてくれなかったのと笑いながら娘の成長に喜んだのもつかの間、なぜか私が同じように水を飲ませようとすると拒絶する娘。どうして私じゃダメなのかと、心が折れそうになりました。 うまくいかなかった意外な理由「なぜか私がお茶や水をあげようとするとうまくいかない」という話を実母に相談すると、母は笑いながら「赤ちゃんなりに目の前におっぱいがあったらおっぱいがいいもの!」と。目から鱗でした。 「赤ちゃんって賢いのよ」と笑う母。言われてみればたしかに、夫ひとりで寝かしつけしているときはかろうじてご機嫌ですが、私の姿が目に入ると号泣して寝ぐずりする娘。母乳以外を飲もうとしなかったのは、娘なりの“わがまま”だったのかもしれません。 生後半年を迎えましたが、未だに娘は私がコップで渡す飲み物を口にしてはくれません。喉が渇くと必ず私の胸元を手でポンポンとたたき、言葉を話せないなりに訴えかけてきます。娘なりの甘え方かもしれないと知った今、欲しがるときに欲しがるだけ母乳をあげて娘の成長をゆっくり見守ろうと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:こさい れい0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。
2021年09月09日最近、3番目の子どもとなる女の子が生まれたわが家。4歳と2歳のお兄ちゃんに囲まれながら、すくすく成長しています。2歳のお兄ちゃんは妹の面倒をたくさん見てくれますが、2歳ということもあってか、行き過ぎた行動をしてついつい怒ってしまうことも。今回はその体験談について話をしたいと思います。暴れん坊な次男わが家の2歳の次男はかなりの暴れん坊です。長男が2歳のころは、2歳児ながら考えてもう少し慎重に行動していたような気がします。しかし、次男の場合はまったく違いました。 魔の2歳児と言われることだけあって、後先考えずに突っ込んでしまうタイプ。いつも走りすぎて壁にぶつかったり、目を離すとすぐにどこかに消えてしまったり、何か気に食わないことがあると出先でも足をバタバタさせて叫んでしまいます。 妹が大好きな次男暴れん坊な次男ですが、とにかく妹のことは大好き。もちろん長男と遊ぶこともたくさんあるのですが、家にいるときは常に妹の近くにいて、「大丈夫?」「一緒に遊ぶ?」「寒くない?」などと声をかけてくれています。 その他にも、泣いているとすぐに妹のもとへ行ってくれたり、寝るときも必ず隣で手をつないでくれたり、保育園から帰ったら真っ先に妹のところに行ったり。2歳児なりに“お兄ちゃん”をしてくれています。 妹に頭をよくぶつけてしまう今まで2歳といったら自分の好きなことばかりを考えているイメージでしたが、次男はお兄ちゃんとして面倒を見ようとしているのだと思います。 しかし妹のことが大好きなあまり、距離が近くなりすぎて頭をぶつけ、妹を泣かせてしまうことも。妹が泣いているときは、より勢いが増して妹のもとへ一直線に突進。 あまりの勢いで頭をぶつけたりするので、ついつい怒り過ぎてしまい……。怒ったあとに次男が「妹が泣いてた」と悲しそうな顔をしているので、「必要以上に怒ってしまった……次男に申し訳ない」という気持ちになりました。 次男は暴れん坊だけど、妹が大好きで、2歳児なりにお兄ちゃんをしてくれようとしているのだと感じます。私に怒られたあとの悲しそうな表情を見て、妹のことが大好きだからこそ行動にするその気持ちも、大切にしてあげたいと思いました。これからは注意すると同時に褒めてあげるつもりです。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年09月07日35歳初産で息子を授かった私。私の場合は、「35歳を過ぎてから急に体力が落ちたなぁ」と実感するなかで初めての出産・育児を経験しました。産後の体の変化・慣れない赤ちゃんのお世話・初めての経験での精神的ストレスなど、「本当につらかったなぁ」と思うことがたくさんありました。そんな私の体験談を紹介します。 産後の回復が遅い産後すぐの私は、体調の変化と不眠、産後すぐに始まった赤ちゃんのお世話で毎日びっくりするほど疲れていました。初めてのことばかりで「なんで赤ちゃんは寝てくれないの?」「こんな感じでいいのかな?」と精神的にもストレスを感じていた私。同じ時期に出産した28歳のママ友と「体がつらいよね~」と励ましあっていました。 産後1カ月を過ぎるころ、ヨレヨレになりながら家事や育児をしていた私に比べて、ママ友はすでに家事や育児をしながら友達と赤ちゃんを連れて外へ遊びに行っていたのです! 少しでも自由の時間があれば寝ていたかった私は、赤ちゃんを連れて外へ遊びに行く余裕なんてありませんでした。 セックスレスに陥った「産後ある程度体が回復したら、夫婦間のためにもセックスは開始したほうがいいよ!」という友だちの助言を出産前から聞いていた私。しかし、産後6カ月経っても不眠が続いていて、時間があれば寝ていたいと思っていた私は、セックスなんて考えられませんでした。 そして、なぜか夫が求めてくることに対しても嫌でしょうがなく、喧嘩をするようになってしまったのです。24歳で出産した姉に相談すると「私たちは産後1カ月でセックス開始したよ。若かったからかな~」と言っていて、私は「私ももう少し若く産んでいたら違ったのかな」と思いました。 息子との遊びある日、同じ時期に出産した28歳のママ友とお互い1歳になる息子たちを連れて公園に行きました。両手を引いてヨチヨチ歩きを始めた息子たちと公園の中を散歩。 15分くらいで「あ~疲れたな、座ろう」と息子をベビーカーに乗せてベンチに腰掛けた私に比べ、ママ友は「息子がまだ歩きたそうだし、ちょっとブランコまで行ってきます!」と超元気。自分の息子を横目に心の中で「ごめんね、ママ体力なくて」と反省しました。 私の場合、35歳を境目に急に体力の衰えを感じていたなかでの出産・育児は、産後の回復も遅く感じ、「こんなふうに動きたい!」と思っていても実際は動けず困りました。でも、今は息子のためにも私自身が体調崩さないよう、私のペースで子育てを楽しんでいこうと思っています。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月06日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの抱っこについてお話ししています。泣いていても少し様子を見ていい場合や、すぐに抱っこしてあげたほうがいい場合などを詳しく解説!家事の途中や上のお子さんのお世話をしていて手が離せないときに、赤ちゃんが泣いてしまうことってありますね。泣いている赤ちゃんは、すぐに抱っこしてあげるのが一番ですが、難しい場合もあるかと思います。今回は少し様子を見ていい場合と抱っこしてあげたほうがいい場合についてお話しします。 泣いていても少し様子を見ていい場合時々赤ちゃんの様子を見にいくか、目の届く場所に寝かせるようにしましょう。部屋の構造上難しい場合は、モニターなどを使って、キッチンなどで家事をしながらでも赤ちゃんの様子が確認できると安心です。 ・泣き声が大きくなく、指しゃぶりをして休んだり泣いたりを繰り返している。・目を閉じながら泣いているが、激しくないているわけではなく眠そうな様子がある。・おむつを変えたばかり、授乳後で空腹でないとき。・声をかけると、泣きが弱くなったり止まったりする場合。 すぐに抱っこしてあげたほうがいい場合激しく泣く、いつもと様子が違うときなどはすぐに抱っこしてあげましょう。 ・授乳直後で手足をバタつかせて激しく泣いている・泣いている途中で吐きそうになっている・発熱や体調が悪く、嘔吐があるとき・顔を真っ赤にして泣いている、泣きすぎて呼吸が不安定になっているとき・唇の色が悪いとき 抱っこができないときのお助けグッズ転倒などないようにソファーや高さのあるところに寝かさないこと、安全柵を使用するなど赤ちゃんの周りの安全を確認してから使用しましょう。 ・おもちゃ類(メリーや手で持てるもの)・お気に入りのタオル、ガーゼ類・おしゃぶり(一時的であれば影響は少ないです)・おくるみでくるむ・テレビやDVD、スマホの動画など(長時間の使用は注意しましょう)・モニター類(少し離れていても確認できます)・バウンサーやハイローチェア(電動で揺れるタイプのものなど) できるときはたくさん抱っこをしてあげようすぐに抱っこができなかったときも、ママの用事が済んだら、「待っていてくれてありがとうね」「待っていてくれて助かったよ」「いっぱい抱っこしてあげるね」とやさしく声かけをして、笑顔でギューっと抱きしめてあげてください。 ママはきちんと戻って抱っこしてくれるというのがわかれば、赤ちゃんも安心してくれると思います。 赤ちゃんの情緒の安定には、赤ちゃんの要求に合わせた抱っこが大切です。今は抱き癖がつくなどは気にせずにどんどん抱っこしてあげましょうと言われています。しかし、育児や家事に忙しい毎日の中では、いつでも泣いたらすぐに抱っこをするのは難しいかと思います。家事をするときにはスリングや抱っこひもなどを使用するのもおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら試してみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年09月06日6歳と2歳の子どもを育てるママが物の置き場やしまう場所を工夫したら、子どもたちが自分で自分のことができるようになり、ママ自身もラクになったそうです。どのように工夫したかをお話ししてくれています。 私には6歳と2歳の娘がいます。子どもたちとずっと一緒に過ごしていると、四六時中、子どもの「〇〇とって」「〇〇して」などの要求に応えている気がしていました。そこで少しでも自分の生活がラクになるよう、私は子どもたちが少しずつ自分で自分のことをできるように3つの工夫をしてみました。 ゴミを捨てやすくするための工夫子どもたちがおやつを食べたあとは、いつも机の上にお菓子のパッケージが散乱。私は毎日「食べて終わったら捨てなさい」と声をかけたり、自分で片付けたりしていました。なぜ自主的に片付けてくれないのだろうかと子どもたちを観察していたら、ゴミ箱の場所が悪いことに気がつきました。 当時わが家のゴミ箱はキッチンのみにあり、子どもたちがおやつを食べるダイニングテーブルから離れた場所にありました。しかもフタがついていたため、子どもにはゴミを入れづらかったよう。それならばとポリ袋をスタンドにセットするタイプの小さなゴミ入れをテーブルの上に置いておいたところ、自分たちでゴミを捨てるようになりました。 子どもが自分で片付けられるようになるための工夫ゴミを放置する以外にもおもちゃを片付けないことにも困っていました。特に次女がうまく片付けることができなかったのです。そこで、2歳の次女でも片付けがしやすいよう、次女のおもちゃは細かく整理して片付けることをやめ、「ブロック」「お人形」「その他」とざっくり仕分けして、大きめの箱に入れてもらうことに。 ブロックとお人形を入れる箱にはそれぞれブロックとお人形の絵を貼り付けておきました。この方法はわかりやすかったのか、以前よりは自分で片付けができるように。 着替えを選びやすくするための工夫次女は自分が着たいものがはっきりとしているため、私が着る服を用意しても「これじゃない」と言い、着てくれませんでした。「じゃあこれは?」と次々に持ってきてもお気に召さないことも。そのころ、次女の衣類は次女が見えない高さの引き出しに入っていました。 自分で選んでもらったほうが早いと気がついた私は、次女の服を1番下の引き出しに移動。そして、上下とも柄などをなるべく選ばないよう、柄と無地で違う整理ボックスに分け「この箱から上に着るものを選んだら、こっちの箱から下に着るものを選ぶんだよ」といった具合に教えました。自分で着る服を選ばせるようになってから朝の支度が格段にラクに! 今回、物の置き場やしまう場所を見直すにことにより、私が子どものフォローをしなければならない場面が少し減りました。子どもができないことを代わりにしてあげることも大切ですが、自主的に子どもが自分のことをできるような工夫をしてあげるのも大切なことだと感じました。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2021年09月06日「毒親」のご両親のもとで育ってきた2児のママが、実母と同じように子どもに対して「八つ当たりしてしまう」「ついカッとなってしまう」ことに反省し、負の連鎖を断ち切るためにシンプルな家庭のルールをもうけたそうです。 私は現在4歳と1歳の子どもを持つ2児の母親です。次女を出産後、当時3歳くらいだった長女に対して、「これはただの八つ当たりだったな」「どうしてあんなにひどいことを言ってしまったのだろう」と反省と後悔をくり返す毎日でした。私自身、親から怒鳴られたり暴力を振るわれた経験があったので、子どもたちには私のような思いをさせたくないという思いから、「どうすれば感情的にならずに済むか」私なりに考えたことをご紹介します。 「しつけに暴力は必要なし」と断言できる実は私は「毒親」育ちで、両親から暴力やネグレクトなどを受けて育ち、悲惨な環境のもと、敏感で弱かった幼少期時代を過ごしてきました。子どもを産むまでは、正直言って「親から怒られる自分に原因があるのだ。叩かれるのも私のせいだ」というような思考を持ち続け、ずっと自己肯定感が低いままでした。しかし出産を通して、また実親とも離れて暮らして精神的な独立を経て、どんどんと私のなかで「私はなぜ親から叩かれないといけなかったの? しつけに暴力は必要なの?」といった疑問がわいてきたのです。 もちろん、私の答えは「NO」です。しつけに暴力など必要ないばかりか、子どもをかえって悪い方向に導くばかり。虐待経験者だからこそ断言できる、私なりの結論でした。 日々のモヤモヤ感を払拭したものとはしかし、終始穏やかで怒らない母親でいられるか?と言えば、それは私にとってかなりキツい課題で、どうしても実母にされてきたようにしてしまう自分がいました。 赤ちゃん返りの症状が出て手に負えなくなる長女に対して、度々感情的に怒鳴ってしまうなど怒っては後悔の毎日。そのたびに落ち込み、「どうすれば穏やかな自分でいられるの?」と自問自答する日々でした。そんな最中、私のモヤモヤ感をすとんと腹落ちさせてくれたものは、ズバリ「本」でした。主にアンガーマネジメント(怒りの感情を管理する)の書籍を何冊も読み、怒りの感情と向き合ってきました。 怒りの先にある感情とはアンガーマネジメントの本を何冊か読み、私のなかで取り組んだことは、怒りたくなったときに、「怒りの感情の先にあるものはなんなのか?」と自分自身に問いかけてみることです。もちろん、前述した「実親に対する怒りやされてきたこと」を、長女を通して再現してしまうという「過去の根深い出来事」に対する怒りが、まず1つありました。 しかしほかにも、長女に対して「しつけがなっていない」と周りから思われてしまわないだろうか?といった「体裁を気にする心」も、相当私の怒りの源になっているなとある日気付いたのです。 シンプルなルールを3つだけ持つ「実親に対する怒り」「体裁を気にする心」。どちらも長女に対してまったく怒る理由にならないことだと、冷静に考えて悟りました。そして、「あれもしなきゃこれもしなきゃ」といった焦りが、怒りの火をつけやすかったこともまた事実です。 そういった経緯から、私は「子どもに守ってほしいルールを3つに絞り、それ以外は子どもたちにキツく言わない」というシンプルなルールを持つことを決めました。 ・歯磨きや早寝早起きなど、規則正しい習慣を身につけること・笑顔で1日を終えること(泣いたままで終らない)・あいさつをすること シンプルなことですが、きちんと守るとなると子どもたちにとってもそうですが、大人である私自身にとっても決してたやすいものではありません。長女の年齢的には勉強を教えたり、ほかの課題も出てくる時期ですが、それとは一旦距離を置くことにしました。 次第に長女も赤ちゃん返りが落ち着き、物事を理解してくれる年頃になったということもあってか、現在は心の荒れがなくなり落ち着いています。私自身も、怒りの感情を分析して「子どもに守ってもらうルールを3つに絞る」という取り組みをおこなったことで、精神的にゆとりが出てきたのでよかったです。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月05日YouTube「なかよしだいかぞく」は、パパ31歳、ママ29歳と8人のお子さんと生活が見られるチャンネル。登録者数が12.5万人もいる人気の大家族のナイトルーティンの動画をご紹介します! 1.帰宅&洗濯物をたたむ 時刻は16時50分、お迎えから帰ってきたところからスタートします。なかよしだいかぞくは、長男11歳、次男10歳、三男8歳、長女6歳、次女5歳、三女4歳、四男2歳、五男0歳の8人の子どもがいる10人家族。帰ってきた瞬間から、保育園みたいです(笑)。 みんなで靴を並べておうちに入ります。この小さな習慣が、お子さんがたくさんいてもきれいな状態をキープするのに必要なことなのかも。 みんなで手洗い&うがいをしたら、さぁ、ここからママは大忙しです!まずは、洗濯物をとりこんでたたみます。三姉妹ちゃんがお手伝いをしてくれるのが助かる! この間、お兄ちゃんたちは弟と遊んでくれています。 2.子どもたちの夕食作り次に、ごはん作り。この日のメニューはドライカレーです。ピーマンが苦手な子でも、ドライカレーなら食べてくれるんだそう。8人もいると好き嫌いもバラバラなので大変です。メニューを工夫して、みんながおいしく、バランスよく食べられるものを考えているんですね。 カレーを煮つめている間に、ハムエッグ春巻きを作ります。こちらも子どもたちに人気のメニュー。春巻きの皮にハムをのせて、その上にマヨネーズで和えたゆでたまごをのせていきます。簡単だけど、おいしそう! サラダを添えて完成です! 3.洗い物&子どもたちとお風呂ごはんが食べおわると、子どもたちは自分で食器をキッチンへと持っていきます。 18時20分、ママが洗い物を開始。同時に上の子からお風呂に入っていきます。その間、リビングでは子どもたちが遊んでいるようです。対面キッチンなので、ママも子どもの様子を見ながら、子どもと会話をしながら洗い物を進めていきます。 上の子たちのお風呂が終わったら、ママと下の子でお風呂タイム。パックをしながら、子どもたちの髪の毛を乾かしていきます。 4.パパ帰宅・パパママごはん作り19時40分。パパが帰ってきました。帰ってくると子どもたちが次々に抱っこ待ち状態に。まるでアトラクションのようです(笑)。パパが子どもの面倒を見てくれている間に、パパとママのご飯を作ります。 パパとママがご飯を食べている間は、子どもたちはデザートタイム。家族みんなで楽しいひとときを楽しみます。かたわらで寝ている5男くんもかわいい! 5.歯磨き&子どもたち就寝夫婦のごはんが終わったら、歯磨きと仕上げ磨きをして、子どもたちは就寝です。ここで、大忙しのママもひと段落。子どもが寝たあとに、夫婦2人ででゆっくりタイムをします。この時間を大切にしているそうです。 夫婦がなかよしで、家族みんながなかよしなこともですが、いつもキッチンやリビングが片付いていてきれいなこともこのチャンネルの人気のようです。動画を見ているとわかるのですが、ママがごはんが終わったり、キッチンの洗い物が終わったり、髪の毛を乾かし終わったりするたびに、フローリングワイパーで床をきれいにしている姿が見られます。 このちょっとした手間が、いつでもきれいなおうちをキープする秘訣なのかもしれませんね。 画像提供・協力/なかよしだいかぞく 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2021年09月04日長男が1歳3カ月のころ、わが家は私の実家から電車で3時間ほどの場所に住んでいました。あるとき、私と長男の2人で電車に乗って帰省しなければならない用事ができました。長時間電車に乗るにあたって、私は長男が騒がないように配慮をしたつもりだったのですが、乗車中に長男は騒ぎだしたのです。そのとき、あるサラリーマンから言われたひと言でとても悲しい思いをした出来事です。 電車で実家へ帰省わが家は車を所有していなかったので、実家へ帰省するには3時間かけて在来線と特急電車を乗り継がなければなりませんでした。長男と私は20分くらいの短い時間であれば普段から電車に乗っていました。 しかし、3時間という長時間、電車に乗った経験はありません。まだ言葉を話せず、そこら中歩き回り、じっとしていることができない宇宙人のような長男を連れて私ひとりで電車に乗ることができるのか、不安がつのりました。 電車に長時間乗るための対策長男が電車内で騒がないように、退屈させないための対策を考えました。まずは音の出ないおもちゃや本を持っていくこと。その中でも友人がすすめてくれたのがシールブックです。できるだけ時間を稼ぐためにシールブックは新しく購入して、電車に乗ったときに初めて見せたほうが良いと教えてもらいました。 あとはお菓子を与えることと、昼寝で過ごすことです。長男は電車が好きで、短い乗車であれば外の景色を見たり踏み切りを見たりして過ごせていたので、私はこれだけ準備をすれば乗り切れるはずだと思いました。 時間が経つにつれてぐずりだす長男帰省当日、まずは通勤電車に1時間乗りました。早朝のため電車は満員でしたが、長男は抱っこひもの中で大人しくしてくれました。朝早かったためか抱っこひもの中で寝てしまったようです。 次は特急電車に乗り、私は長男を飽きさせないように持参したおもちゃや本などで遊んで相手をしました。しかし1時間ほど過ぎると長男がぐずりだしたのです。私は抱っこをしてデッキに出たり別の車両に移動したりして、なんとか長男の気を紛らわそうとしました。 サラリーマンが私に放ったひと言さらに時間が経つと、長男はいよいよ泣いて騒ぎ出す事態に。何をしても泣き止む様子はなく、私はとても焦りました。そのころ電車は実家のある県に入っていたので、私は停車駅で降りてしまおうかとも思いましたが、車で1時間かかる場所だったので降りるのをためらいました。 そしてある駅に着いたとき、サラリーマンの男性が降り際に私に向かって「迷惑だよ」と言い放ち、そのまま降りて行ったのです。私は謝ることも何か言うこともできず、長男を抱っこしたままただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした。 他人から面と向かって「迷惑」と言われたことは本当にショックで、私はしばらく立ち直れませんでした。この経験から、長時間の電車移動は長男にはまだ無理だと思い、長距離の移動にはレンタカーを使い、電車の利用を避けるようにしました。もし自分と同じような立場の人を見かけたら、その人の助けになるような声かけをしたいと思っています。 著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2021年09月04日現在2児のママが、2人目を産む前に「これをやっておいて本当によかった!」と実感したことがあるそうです。それは「1人目のトイトレ」。日中の排泄自立はもちろんですが、ほかにも意外なメリットもあったようです。 現在4歳になる長女が2歳ちょうどのときに、トイレトレーニングを開始した私。しかし「魔の2歳児」と言われているように、トイトレを開始してから3カ月くらいは、「気が向けばトイレに行くが、遊びに集中しているとトイレには行かない!」という感じでした。しかし、私自身がおむつ代の節約や2人目の妊活を考え出していたので、「2人目を作る前に長女のトイトレを済ましていたほうが後々ラクだろう」といった思いがありました。 2歳半に日中パンツで過ごすレベルへ長女は、2歳半には親など大人が「トイレに行こう」と言えば、抵抗せずにトイレに行けておしっこもうんちも出せるしお漏らしもないので、外出時もお姉ちゃんパンツでおでかけできるというレベルに達しました。 私にとって「長女のトイトレ計画」の達成後の大きなモチベーションであった「2人目の妊活計画」。しかし、結局のところ「長女のトイトレ計画」達成前の長女が2歳2カ月のときに私は2人目を妊娠したのです。 フライングながらも2人目妊娠まだ完璧に長女のトイトレが完了していないのに、2人目を妊娠してもよいのか、妊活時に迷ったこともありました。 しかし、長女はトイトレを開始して2カ月後には数日に1度お漏らしはありながらも、ある程度は安定してトイレで用を足すことができるように。そのため「この調子だと2人目を出産後には余裕でトイトレも完了しているだろう」と目論んで、ややフライングながらも私は2人目妊活をスタートしたのです。 トイトレを気にせずストレス軽減長女が2歳10カ月のころに2人目が無事に生まれました。このときの長女は日中のトイレは完璧にできており、もちろん自分から「トイレ行きたい!」とも言えていたので、ほぼ自立している状態でした。2人目が生まれて久しぶりの赤ちゃんのお世話にてんてこ舞いになり、なにかとストレスがかかる状態だった私。 しかし、長女のトイレのことはまったく気にせずに過ごせるので、精神的な負担はそれだけでも軽減されました。私にとっては「早めにトイトレしていてよかった!」と思えたのですが、早期にトイトレしていてよかったことはもう1つあります。 夜間のおむつ問題もあっさりそれは「夜間のおむつがいつ取れるのか」というトイトレのネクストステージとも言える新たな問題。結論から言うと、長女は3歳過ぎには自分から「夜のおむつはしたくない」と言いだし、あっさりと夜間のおむつも取れました。 長女が3歳のころといえば、次女はまだ寝返りもできるかできないかの乳児です。万一布団におねしょをされても、次女の体におしっこが当たってしまうということはなく、これは考えてもいなかったメリットだなと感じました。 こうして長女は多少のおねしょの失敗を積み重ね、4歳の今では深夜帯でも「トイレに行きたい」とトイレのためにはっきりと目が覚めるようになり、もちろんおねしょはまったくありません。「早めにトイトレを済ませて本当によかった」と多大なメリットを感じています。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月04日知り合いからお子さんの人見知りを指摘され、落ち込み悩んだママ。近くに身内がいない環境だったため誰かに相談することもできず……。しかし、ご夫婦で話し合い前向きな気持ちになれたそうです。 フランスに移住してすぐに妊娠が判明し、何もわからないままフランスで出産・育児をしていくことを決めた私は、身内・友だちが近くにいない環境が子育てにこんなにも影響があるのかと痛感しました。私自身が寂しいのはもちろん、それ以上に息子の成長過程に関わることで、これほど自分が悩み落ち込むことになろうとは……。そんな私の体験談をご紹介します。 まさかこんなところに影響が…「自分の家族や友だちには頼らないで、夫婦2人で協力し合えばやっていける!」と出産前は信じていた私。夫の家庭も複雑で、義父母には頼れない環境でした。産後は疲労と初めてのことばかりで私自身のストレスも強く、頼れない環境のつらさを感じながらもなんとか夫婦2人で乗り切り、子育てにも慣れて自信がついてきていました。 しかし息子が生後6カ月ころ、私たち夫婦以外の誰に会っても、怖がって泣きじゃくるように。知り合いの家に連れて行っても、家族以外の人が息子の顔を覗いた瞬間にギャン泣き。予想もしなかった息子の反応でしたが、「息子は私たち親以外の他人に慣れていない!」ということに気付いたのです。人見知りは多くの赤ちゃんが通る道だとは思いますが、そのときは初めてその様子を見て慌ててしまいました。 傷つく何でもない他人の言葉フランスのママは生後3カ月から仕事復帰する方が多く、その間赤ちゃんはベビーシッターに預けられます。赤ちゃんも早い段階からの社会生活スタートで、人に慣れている子が多いのです。そんななか、私は仕事もないので息子を預ける理由もなく、夫が仕事に行っている間は車も運転できないため、毎日家で息子と私の2人きり。訪問者もないので田舎で孤立状態でした。 誰かに会えば怖がって泣く息子に「あ~人に慣れてないんだね。○○は人見知りすごいね、慣れさせないとダメだよ」と遊びにいくたびに人から言われるようになり、だんだん息子を連れて外出することが憂うつになってきたのです。 落ち込みふさぎ込みを経て気付いたこと「私に家族や友だちが近くにいないせいで息子が人見知りと言われているんだ。でも、しょうがないじゃん!」とふさぎ込み、人に会うのが嫌になってさらに家から出なくなりました。人にたくさん会えば人見知りが治るというものではないかもしれませんが、「日本だったら私の家族や友だちにもすぐ会えるし、息子もきっと今とは違ったはず……。私のせいだ」と思い込んでしまって悲しくなり、あるとき夫の前で泣いてしまいました。 すると、夫から「ないことを言ってもしかたないよ。今あることで精一杯息子のためにやってあげようよ」と言われ、私は我に返ったのです。「悲しんでいても状況は変わらない。自分で動くしかないんだ」と気付き、積極的に人に会うように週末は息子と出かけるようになりました。 環境のせいで息子の人見知りがひどくなり、何も知らない人から指摘されることがとてもつらくストレスでした。「ここが日本だったらなぁ、日本に帰りたい!」と何度も思っていました。でも今は、息子も成長するし、私自身も外へ出て新しい人間関係を築き、息子に今よりももっと良い環境をつくってあげることができると信じて過ごしています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1児の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年09月03日現在2歳10カ月の息子は、1歳6カ月ごろから徐々にイヤイヤ期が始まりました。息子のイヤイヤスイッチが入ってしまうと、私がどんな声を掛けようが何をするのも拒否! 泣いて大暴れすることもあるので、息子への対応に困ることも多々あります。そんなある日の夜、まだ寝たくない!と息子のイヤイヤが始まり、もうヘトヘト……。そこへちょうど帰宅した夫が状況を察し、息子へかけた言葉に思わず感激……! そのときの体験談をお話しします。寝たくない息子vs早く寝てほしい私私は1日の終わりの寝かしつけは、いかに短時間で終わらせるかが勝負だと思っています。早く寝てくれればそのあとの時間は私の自由時間! そのためにも日中はできるだけ散歩や公園で遊んだり、家ではおもちゃや粘土、折り紙をしたりと思いっきり遊び、夜は息子がぐっすり寝られるようにしているのです。 でもイヤイヤ期が始まってからは、息子はどれだけ疲れて眠くても「まだ遊びたい!」「寝たくない!」と言うことが多くなりました。 寝かしつけのころには⋯日中は家事もしつつ息子と同じように遊んでいるので、寝かしつけのころには一緒に寝落ちしてしまうこともあるくらい私もヘトヘトです。そこに息子のイヤイヤが始まると正直イライラしてしまい、「もう知らない!」と思わず言ってしまうことも……。 そんなある日の夜、息子が寝たくないとイヤイヤしている最中に夫が帰宅してきました。「パパも寝ようかな」と夫が布団にくると、息子は寝たくないとさらに大暴れ! あーまた始まった……と私は呆れていました。 笑顔で息子を抱きしめて言った言葉イヤイヤする息子を見て夫はなぜか笑顔。そして息子をぎゅっと抱きしめて「じゃあ朝まで起きていられる? 寝ちゃだめだよ~」と。まさかの夫の対応に私はびっくりしましたが、見ると息子も「起きてられる!」と笑顔になっていました。そのまま夫と息子は布団でごろごろしながらおしゃべり。気づくと息子は寝ていたのでした。 私は、息子がイヤイヤ期だから仕方ないんだと思い込んでいた部分があったのかもしれません。息子に早く寝てほしい、自分が早くゆっくりしたいという気持ちが強すぎたのかな……と反省しました。 このときの夫は息子の気持ちに寄り添ってあげていたから、息子も笑顔になったんだと思います。私はいつも息子のイヤイヤにばかり気を取られ、イライラしがち……。まだまだイヤイヤ期は終わらないですが、ちゃんと息子の気持ちを汲んで声を掛けたり、対応したりすることを日々意識したいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年09月02日わが家の3きょうだいはこども園に通っています。こども園のなかにもいろいろなタイプがあるのですが、「こども園って何? 」と聞かれると、「保育園と幼稚園が合体した感じ」と答えている私です。フルタイム、時短、パート、専業主婦と多種多様なママがいる、そんなこども園ならではのモヤっとママとのエピソードをご紹介します。幼稚部と保育部わが子が通う子ども園は、もともと幼稚園だったところに保育部ができたため、働いているママは少な目。うちは上の子が幼稚部、下の子たちは保育部に通っているので、いろいろなママたちと関わる機会があります。 保育部の先輩ママ曰く、「幼稚部ママはマウント合戦で面倒くさい」とのこと。たしかに毎日バタバタ送迎している私には、幼稚部のママはきらびやかに、優雅に見えていましたが、そんなに温度差感じる? と思っていました。あのママと出会うまでは……。 これがマウント!? 幼稚部ママのひと言それはこども園の懇談会でのことでした。幼稚部ママに「こんにちは! 今日はすごくおめかししていますね! 誰だか全然わかりませんでした! いつもそんな恰好したらいいのに~」と声をかけられたのです。 「あ、はい。今日仕事休みなのでこんな格好です。ありがとうございます」と私。これは褒められたのか、嫌味なのか……? 確かに保育園勤務の私は毎日着飾っておらず、珍しかったのでしょう。なんだかモヤッとくる言い方だなぁと感じました。 止まらないモヤモヤ懇談会でも、その幼稚部ママのモヤっと発言は止まりません。「今度みんなでランチ行きましょうよ! 」とママ友数名で盛り上がるなか、「あ、でも保育部の方は行けないですよね。ランチ行く暇ないでしょ? なんかごめんなさい」「忙しいでしょうから、役員は幼稚部のなかから決めます? 」……。 保育部ママだって休みを取ってランチに行きたいし、役員だってやる気なのに! 楽しみにしていた懇談会で思わぬパンチをくらい、とても疲れた1日となりました。 まさかの展開、そのママから…後日発表された保護者会の役員は、推薦と立候補も含め保育部が半数を占めていました。そしてモヤッと発言のママから、グループLINEに謝罪があったのです。「保育部の方は園のことよりお仕事優先というイメージがありました、申し訳ないです」と。 園行事にも熱が入っていたそのママからすると、保育部ママはそう見えていたのかもしれません。このママからの謝罪で「保育部は非協力的」という先入観がなくなり、同じ保護者としてフラットな関係になれました。 ワーママも専業主婦ママも、それぞれのイメージだけでみていた部分があったのかもしれません。きちんとコミュニケーションを取ってみると、お互い誤解が解けました。コロナ禍でそんな関わりもしづらくなっていますが、子どもたちのためにもいいママ友関係を築いていきたいと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:梟 うた5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。
2021年09月02日子どもの行動は私たち大人の想定を軽々と超えるものが多くあり、まさかの行動で恥をかいてしまうことも多々あります。そのなかでも衝撃が大きかった出来事3つをピックアップしてみました。そのときの様子や体験をご紹介します。トイレットペーパー引きずり事件出先で長男と手をつなぎ、長女はおんぶというスタイルでトイレへ行ったときのことです。トイレを終えて個室から出たとき、周りの視線が私たちへ集中していることに気づきました。 施設の職員さんの「後ろのお子様が」との言葉に後ろを振り返ると、私の歩いたあとには長々と敷かれたトイレットペーパーが! 見ると、トイレの棚に置いてあったトイレットペーパーの端を長女が握っており、そのまま外に出てきてしまったようです。急いでトイレットペーパーを巻き取り、苦笑いで退場しました。 Tシャツを次男が…油断事件私と次男で近所の施設へ遊びに行ったときのことです。いつものように、遊びにきたママたちと話をしながら、子どもたちが遊ぶ様子を眺めていました。そのうち、子どもたちが私たちの周りでぐるぐると、ハイハイで追いかけっこを始めました。立ち上がった次男がいつもよりも多めに歩き、私のTシャツの胸元に手をかけた、そのとき……。 びりっという音と共にTシャツが破れました。一瞬、時が止まった室内。インナーを次男で隠し、恥ずかしくて施設から静かにフェイドアウトしました。 胃袋は無限大事件長男が生後10カ月を迎えたころ、長男を含めた子どもたち3人とそのママ3人でランチに行きました。ランチが運ばれてきたのを確認した長男は、一目散に私の元へきて、早く食べたいと声を出しました。 ママ友からは「おなかがすいていたんだね」と一笑い。長男の食欲は収まらず、自分の分、私の分、挙げ句の果てに他のみんなからも少しずつおすそ分けをもらうことに。普段よりたくさん食べたあと、長男はいびきをかいて就寝。大爆笑するママ友と一緒に、私は恥ずかしくて苦笑いでした! これらの体験は、当時はものすごく恥ずかしく思ったものですが、良くも悪くも子どもたちの行動のバリエーションが多彩になったということで、成長を感じることができました。想定外の行動をするのは想定内だということがわかり、気持ちにゆとりが持てたように思います。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年09月02日汗っかきの娘さんのために、1日に何度もお風呂や着替えをすることに負担を感じていたママの体験談を紹介しています。お風呂と着替えに変わって、濡れタオルや汗取りパッドを活用して負担を軽くしたそうです。 汗っかきな娘。気温が高くなるにつれ、さらに汗の量が増えてしまい……。汗の量に比例するようにお風呂や着替えの回数も増えたのですが、それが私には負担に感じたので、お風呂&着替えに変わる方法で対策をしたので紹介します。 娘の汗の量に驚き…汗っかきの1歳の娘には、暑い日には肌着1枚だけを着せてエアコンで室温を下げるなどの対策をとっていました。しかし、冬でもじんわりと汗をかくほどの汗っかきだった娘は、夏には全身から滝のように汗が。 少しお昼寝しただけで頭は汗でぐっしょり。最初のうちは何度も着替えさせたり、お風呂に入れたりしていましたが、やはり1日に4、5回のお風呂と着替えは私的にもしんどく感じることが多くなり……。ほかの方法を考えることにしました。 汗取りパッドを使用してみた着替えの回数を少しでも減らすべく、娘の背中と肌着の間に入れる汗取りパッドを使用してみることに。娘は背中の汗が特に多かったので、汗取りパッドの交換で十分かなと考えていました。 しかし、汗取りパッドは結構厚みがあり、服をもう1枚着ているような状態になったため、娘の汗は逆に多くなってしまいました。汗取りパッドは、少し汗をかくかな?というときには有効でしたが、大人も汗をたくさんかいてしまうような日には結局服をすべて着替えさせることになったので、娘には向いていませんでした。 シャワーを濡れタオルにチェンジ今まで肌着が汗で濡れてしまったらそのたびにシャワーをしていましたが、タオルに水を含ませて軽く絞ったもので娘の全身を拭いてあげることに。娘もなかなか気持ち良さそうでした。お風呂は嫌がって泣くこともありましたが、濡れタオルは機嫌よく拭くことができました。 さらに、シャワーを濡れタオルに変更したことで服がびっしょりになることが減ったため、着替えもお風呂に入ったときだけで済むように。とはいえ、かなり汗っかきな娘の場合は1日のうち濡れタオルと寝る前のお風呂1回だけだと衛生面で不安があったので、私は娘を午前と寝る前に1回ずつお風呂に入れ、ほかのタイミングは濡れタオルで対応しています。 娘は汗っかきで夏はお風呂や着替えが多くなってしまうのが私には少し負担だったので、濡れタオルで対応してみました。お風呂や着替えの回数も減り、今のところあせもなどもなくうまくいっているので、続けていこうと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月02日