1歳半健診で要観察になり、真っ先にしたことわが家の自閉スペクトラム症(ASD)のある娘、しぇーちゃん(現在9歳)が1歳半健診で要観察になった後、私が真っ先にしたのは「ネットで発達障害に関する記事やブログを読み漁る」ことでした。それまでもいくつかは見ていましたが、「1歳半健診ひっかかる発達障害」とか「子ども自閉症度チェック」などのキーワードで検索して出てきたウェブサイトを、ひたすら読んでいたのです。いろいろな情報に触れるうちに、娘にはADHDの要素も自閉スペクトラム症(ASD)の要素もある気がしました。また発語もほぼなく喃語ばかりだったので「知的障害の可能性もあるかも」と考えていました。どんどん増える娘の「気になる行動」。純粋に育児を楽しめなくなり……1歳半を過ぎた頃から、娘には逆さバイバイやクレーン現象が見られるようになりました。はじめは、私の手を使って物を取ろうとしたりするのは、「娘の意思表示の方法」としか思っていませんでした。ところがある日、「クレーン現象は発達障害の子に見られることがある」ということを知り、こちらを全然気にかけず、手元だけ見てリモコンに私の指をひっぱる娘の様子を見て「そういえば、これってネットで見たクレーン現象だ!」と気づいた時は衝撃でした……。気になれば気になるほど、娘のやることなすこと「これは発達特性によるものなの?」という考えが頭を占め、だんだんと娘へ向ける笑顔も減っていきました。夫も育児ノイローゼ気味に。しかし「発達障害かも」と伝えると……Upload By マミヤちょうどその頃、育児に協力的だった夫が育児ノイローゼのようになっていました。娘は毎晩何度も泣き、日中は私と少しでも離れると泣き、出かければ多動と「帰りたくない」という癇癪で大変だったからです。夫は娘と2人で行くお出かけは断固拒否でした。私はそんな夫に、娘が1歳半健診で要観察になったこと、もしかしたら発達障害があるかもしれないことを伝えました。不思議だったのは夫が「娘は普通なんじゃないか」と言ったことです。あんなに「育てづらい、可愛くない、2人で出かけられない」と言っているのに……。”親はすぐ子どもに障害があると認められない”とは聞きますが、まさに私たち親がその状態なんだなと客観視した瞬間でした。発達相談する決定打となったある出来事と、書籍との出合いUpload By マミヤそれからしばらく経ったある日、私はたまたま予約していた赤ちゃんの読み聞かせ会に参加するため、近所の図書館に行きました。「もし、ここでほかの子どもと娘に明らかな違いがあったら……娘の発達の違和感を認めて、きちんと向き合おう」そう心に誓って参加しましたが、結果は「認めよう。うちの子はなにかあるわ。びっくりするぐらい多動がひどい」でした。読み聞かせ中はあちこちに行こうとする娘を抑え、しまいには本棚の周りをぐるぐる回る娘を追いかけ、終わった頃には大変過ぎて汗びっしょりでした……。司書の方は「元気な子だね」と苦笑い。娘と同年代と思われるお子さんは、お母さんのお膝に座っているか、少し離れていたとしてもお母さんの側にいました。娘のように読み聞かせスペースを離れて本棚をぐるぐる回っている子どもは1人もいませんでした。その日の夜、夫に昼間の娘の様子を伝え、改めて”娘はなにかの発達障害があると思う”と伝えました。娘は普通ではないかと言っていた夫は少し考えた後「ママが一番しぇーちゃんと一緒にいてよく見ているから、ママがそう思うならそうなんだと思う」と言いました。今思うと全て私に任せた回答ではありました。ですが私は、娘に発達障害があるかもしれないという考えを、夫が断固拒否しなかったことに安堵しました。またその頃、少しでも娘の成長のためになにかできないかと育児書を買ってみました。確か「子どもの言葉を引き出す」や「赤ちゃんとコミュニケーションをとる方法」のような内容だったと思います。『子どもが花を指差して「はな」と言ったら「お花きれいだね」と声かけしましょう』と書いてあったのですが、娘はまず指差しをしません。何かを見つけた時にこちらに知らせようともしません。この時「自然に任せて娘の成長を待っていてはいけないのでは……!?」と驚きました。Upload By マミヤそこで、今度は発達障害児に関する専門書籍を購入しました。すると、その本にはまさに私が知りたかった娘への対応方法が書いてあったのです。図書館での出来事、そしてこの本との出合いで”娘はやはり発達になにかあるんだ”と実感しました。こうして、私は早く療育へ通いたい、もっと娘への正しい対応を知りたいと思うようになり、あと10日で2歳になるにもかかわらず、保健所からの連絡を待てず自ら電話をかけたのでした。執筆/マミヤ(監修:初川先生より)1歳半健診で「要観察」となってからの半年間の発達障害かも、という不安と実際の様子との逡巡に関するエピソードをありがとうございます。「要観察」もそうですし、保護者の方の「育てづらい」と感じるようなお子さんの様子、同年齢のほかの子たちとの違い。ますます「これは発達障害なのでは……」と感じるようなことが多々あったのですね。発達障害なのか、いや、違ってほしい、しかし育てづらい、さまざま項目があてはまる……という逡巡を経験されている読者の方も多いと思いますが、お子さんの特性や子育てにおけるうまくいかなさ・育てづらさがなんなのか、というところで不安と淡い期待とでとても心が忙しい時期であったことでしょう。マミヤさんは発達障害に関する本を購入してみたら知りたいことが書いてあったとのことですが、本が参考になることもありますね。発達障害に関する本を買うのはなかなかハードルが高いという方は、まずは立ち読みなどで手に取っていただくとよいかと思いますが、ご自身のニーズに合うものであれば障害かどうかにこだわりすぎることなく、ぜひ参考にしていただければと思います。発達障害の診断をどうするかはまた別途考えるとしても、発達障害かもしれないと捉えることによって、マミヤさんのように療育に通いたい、対応方法を知りたいといったようにお子さんの理解が進み、つまずきへ対応していけるようになることにつなげたいという姿勢が生まれる。そのことがとても大切ですし、なによりです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略
2023年12月16日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言育児ノイローゼ気味になった妻主人公夫婦には娘が1人います。妻は専業主婦で、毎日娘の面倒を見ていました。しかし育児に疲れた妻がノイローゼ気味になってしまい…。妻と口論に…出典:モナ・リザの戯言そこで主人公は、妻にしばらく実家で休んでもらうことにしました。しかし、それがきっかけで思わぬ事態へと発展します。問題さあ、ここで問題です。その後、妻はどうなったでしょう?ヒント主人公はしばらく妻と会えなくなってしまいます。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「失踪した」でした。その後、妻は実家を勝手に抜け出し、いなくなってしまいます。こうして主人公は1人で娘を育てることになったのでした。いなくなった妻実家で休養していたのに、いなくなってしまった妻。育児ノイローゼの妻の心労は計り知れませんが、突然いなくなっては驚いてしまいますよね。この先、夫婦としても家族としても、いい打開案が見つかることを願うばかりです。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2023年10月21日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言1人で子育てをする理由娘と2人で暮らしている主人公。働きながら日々子育てに追われる生活を送っています。娘からの質問出典:モナ・リザの戯言娘と2人暮らしの主人公は、どうやら訳ありのようで…。娘に妻のことを聞かれても「仕事が忙しい」と説明していました。問題さあ、ここで問題です。主人公が1人で子育てをしているその理由とは?ヒント妻と離婚をしたわけではないようです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「『育児ノイローゼ』と言って妻が所在不明になったから」でした。専業主婦だった妻は娘を産んだあと、育児ノイローゼになってしまったのです。心配した主人公が提案し、妻はしばらく実家に帰っていたのですが…。その実家も1年半前に出ていってしまい、今では所在不明になっていたのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年09月14日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2023年06月23日ホルモンの影響と知りつつも、どうしても自分を責めてつらかった産褥期。4回の産後は毎度メンタルがガタガタでしたが、特にひどかった4人目の産後についての体験談をお話しします。メンタルが落ちた時期と症状私には4回の出産経験がありますが、産後3週間~2カ月ごろにかけて情緒が不安定になりました。せっかく寝ても悪夢を見たり、夫婦喧嘩をしたり。上の子たちの遊びに付き合いきれないことや、必要以上に怒鳴ってしまうこと、家事をきちんとできていないことに苛立ち、とにかく自分を責めていました。 4人目の産後はもっとも症状がひどく、どんなに頑張ってもすべてがうまくいかずに、こぼれ落ちていくような絶望感にかられる日々。赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず、涙が流れていくのを感じながら赤ちゃんをただぼーっと見つめていたこともあります。動悸や息苦しさが続き、ある朝本当に起きられなくなりました。 好環境があだに!? 嫌な妄想も始まった私自身、育児相談や家事代行の仕事をしていたので、産後の体の変化や子どもの発達についての知識はそれなりにあります。私たち夫婦の実家も近く、ママ友もいて、夫も育児に積極的で、かなり恵まれた環境にいました。 しかし、逆にそれが自分を責めるきっかけにもなったようで、「こんなに恵まれているのに」と自分を責め、普段はあれほど「子育て支援」なんて言っておきながら、誰に相談して良いかわからなくなってしまったのです。 また、知人が育児ノイローゼになって34歳で子どもを残して自殺したという経験もあり、ふとした瞬間に、リストカットしたら……包丁を持ち出したら……などと考えてしまうことがありました。 やっと言えた「つらい」ある朝、体が言うことを聞かず、まったく起き上がれなくなりました。夫に「頑張っても頑張ってもできていない自分がダメに思えてしょうがない。つらい」と涙ながらに訴えた私。夫も話を聞いてくれ、「とにかく頑張らなくていいからね、家事はやるから」とのやさしいひと言で寄り添ってくれました。 1カ月健診で医師に相談したところ、薬を処方してもらって服用することに。授乳しても良いとのことだったので効果は薄めだったかもしれませんが、自分が今「つらい」ということを正直に話せたのが転機になったのだと思います。2週間の服用で動悸や息苦しさは減っていきました。 ホルモンバランスが急激に変化するからと割り切っても、つらいものはつらかったです。誰かに相談するということがどれだけ勇気のいることなのかもわかりました。それでも結局はわが子のため。勇気を出して周りに話すことができてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2023年03月28日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2023年02月18日自分の都合を優先して周りを困らせる人、いませんか?今回は、自己中心的すぎる上司が起こしたトラブルを描いた漫画「仕事を押し付け残業を強要する上司」について、読者からの感想をまとめてみました!『仕事を押し付け残業を強要する上司』主人公のソラは、同僚のクルミと毎日残業をしています。その理由は…上司のゲンが子育てに力を入れていて、全然仕事が終わっていないにもかかわらず定時に帰ってしまうから。定時で帰ることは悪いことではないですが、ゲンが仕事を大量に押し付けて帰るので、ソラやクルミは残業続きで連日寝不足になっていました。しかし、実はゲンが「子育てに力を入れている」というのは建前。本当は激務に戻りたくないだけだったのです…!社長に相談するも、「妻が育児ノイローゼで…」と嘘をつかれてしまい、うまく逃げられてしまいます。取引先のクレーム対応中に倒れる同僚…!出典:Youtubeある日、取引先からクレームが!対処に困ったソラは、今までのことを正直に取引先に話すことに。さらにこのタイミングで同僚のクルミは体力の限界がきて倒れてしまいます。有給中のゲンはすぐに会社に呼び出され、「自業自得な末路」を迎えるのでした…!読者の感想上司のくせに部下に仕事を押し付けてばかりで、その理由が「激務に戻りたくないから」なんて…呆れてしまいます。転職する行動力もないんでしょうね。こんな上司だったら本当に嫌だなと思いました。(32歳/主婦)会社の繫忙期に仕事を部下に押し付けて、自分はさっさと切り上げるなんて最悪です。部下は睡眠不足で倒れるまで仕事をしてくれているのに自分は定時で帰って楽したいだなんて…解雇されてもおかしくないように思います。(匿名)(lamire編集部)(イラスト/モナ・リザの戯言)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2023年02月15日育児は楽しいことばかりではなく、子どもに対して怒ってしまうことやつらいこともたくさんあります。毎日が充実していると感じる反面、子どもに接することすら苦痛を感じてしまう瞬間も。初めての子育てのなかで、私が子どもに申し訳ないと思っている体験談をご紹介します。夜寝なくてストレスMAX!初めての出産は里帰り出産だったため、退院後は親が身の回りのことをしてくれて、私は赤ちゃんのことに集中できる環境でした。それにもかかわらず、赤ちゃんが夜眠れずに泣いてしまう日々が続き、徐々に私自身が疲弊していきました。 3日に1回は夜中ずっと起きている状態で、私もヘトヘト。心身ともに限界でした。眠れずに泣きわめく赤ちゃんに、「いい加減に寝てよ!」と怒鳴ってしまったことがありました。 後追いがひどくてイライラ!子どもが生後10カ月のときに、私は仕事復帰をしました。朝は洗濯やお弁当の用意、保育園の準備と慌ただしくて、子どもに構っている余裕がありません。そんななか、後追いがひどくなり、少し離れるだけでも大泣きするように! 「なぜ、忙しいときに限って甘えてくるんだろう……」とイライラしてしまい、子どもが泣き叫んでいても、それを無視して家事を続けてしまうこともありました。 目を離したすきに口から流血!子どもがハイハイからつかまり立ちができるようになり、いろいろな物に興味を持ち始めていた生後11カ月ころ。テーブルの上には、私たち夫婦の本や書類を常に出しっぱなしにしており、子どもが触っても大丈夫だろうと思っていました。 そんなある日、目を離したすきに子どもが口から流血。テーブルの上にうっかり鉛筆も出していて、口の中を切ってしまいました。幸い大ケガにはならずに済みましたが、親の気の緩みが子どものケガに繋がってしまいました。 怒鳴ったり、無視したり、ケガをさせたり……。ダメな母親だなあと、自己嫌悪に陥ってしまうこともありました。「あのときはごめんね」と子どもに謝りたい気持ちでいっぱいです。今もまだ、イライラした態度を出してしまうこともありますが、時間があるときには子どもと遊ぶ、子どもの安全を確保することに努めています。これから子どもとの時間を楽しめるように、気持ちの切り替えが大切だと実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:山野楓男児の母。2018年4月に仕事復帰したばかりで育児との両立に悪戦苦闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年09月21日夫婦喧嘩のあとから、何でもないときに涙が流れ、ボーッとすることが増え、食欲もなくなっていく。これって育児ノイローゼ…?「わかれちゃうと思って泣いちゃった……」壮絶な夫婦喧嘩のあと、子どもたちに心配されて気を持ち直すママ。しかし、そのあとから涙腺が壊れ、ボーッとする時間が増え、食欲もなくなり……。明らかにおかしくなっていく心。その様子を見たパパが、ついに異変に気づき……? うつ? 育児ノイローゼ? 「最近おかしいぞおまえ」はぁ!? 2日前に限界っだって相談したよね!?さすがに腹立たしいけど、やっと事の深刻さに気づいてくれた……? 次回、最終回! ついにパパに変化が……!? 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2022年07月04日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2022年06月23日大人気サレ妻シリーズ、今回はトイレのサレ子さん(@sarekochan)さんの投稿をご紹介!「本当にあった怖い話よりも怖い不倫の話」第1話です。デキ婚してから優しくて尽くしてくれていた旦那が徐々に変わっていき、仕事に家事、育児の両立で大変な中、旦那は朝まで飲み歩く日々で…!?本当にあった怖い話よる怖い不倫の話出典:instagram子ども最優先の生活出典:instagram子連れ職場復帰出典:instagram独身気分が抜けず…出典:instagram第二子が生まれても旦那は独身気分が抜けませんでした。父性が芽生えない旦那と母親モードのサレ子さんの間にはどんどん溝ができてしまいました…。次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@sarekochan)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年04月04日ホルモンの影響と知りつつも、どうしても自分を責めてつらかった産褥期。4回の産後は毎度メンタルがガタガタでしたが、特にひどかった4人目の産後についての体験談をお話しします。メンタルが落ちた時期と症状私には4回の出産経験がありますが、産後3週間~2カ月ごろにかけて情緒が不安定になりました。せっかく寝ても悪夢を見たり、夫婦喧嘩をしたり。上の子たちの遊びに付き合いきれないことや、必要以上に怒鳴ってしまうこと、家事をきちんとできていないことに苛立ち、とにかく自分を責めていました。 4人目の産後はもっとも症状がひどく、どんなに頑張ってもすべてがうまくいかずに、こぼれ落ちていくような絶望感にかられる日々。赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず、涙が流れていくのを感じながら赤ちゃんをただぼーっと見つめていたこともあります。動悸や息苦しさが続き、ある朝本当に起きられなくなりました。 好環境があだに!? 嫌な妄想も始まった私自身、育児相談や家事代行の仕事をしていたので、産後の体の変化や子どもの発達についての知識はそれなりにあります。私たち夫婦の実家も近く、ママ友もいて、夫も育児に積極的で、かなり恵まれた環境にいました。 しかし、逆にそれが自分を責めるきっかけにもなったようで、「こんなに恵まれているのに」と自分を責め、普段はあれほど「子育て支援」なんて言っておきながら、誰に相談して良いかわからなくなってしまったのです。 また、知人が育児ノイローゼになって34歳で子どもを残して自殺したという経験もあり、ふとした瞬間に、リストカットしたら……包丁を持ち出したら……などと考えてしまうことがありました。 やっと言えた「つらい」ある朝、体が言うことを聞かず、まったく起き上がれなくなりました。夫に「頑張っても頑張ってもできていない自分がダメに思えてしょうがない。つらい」と涙ながらに訴えた私。夫も話を聞いてくれ、「とにかく頑張らなくていいからね、家事はやるから」とのやさしいひと言で寄り添ってくれました。 1カ月健診で医師に相談したところ、薬を処方してもらって服用することに。授乳しても良いとのことだったので効果は薄めだったかもしれませんが、自分が今「つらい」ということを正直に話せたのが転機になったのだと思います。2週間の服用で動悸や息苦しさは減っていきました。 ホルモンバランスが急激に変化するからと割り切っても、つらいものはつらかったです。誰かに相談するということがどれだけ勇気のいることなのかもわかりました。それでも結局はわが子のため。勇気を出して周りに話すことができてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年03月22日出産で傷ついた体で、否応なしに始まる育児。育児のことは母親教室で聞いて、少し育児書を読んだだけ。少し目を離したら消えてしまいそうな小さな命を抱えて、ぶっつけ本番母親業が始まります。今回は 赤ちゃんを泣かせるのが怖かった話 の続きです。 「赤ちゃんの泣き声=迷惑なもの」そんな気持ちが強かった当時の私に優しい声をかけてくれたご近所さんには、本当に救われました。そしてそんな娘が9歳になる今……当時の私と同じように、赤ちゃんの泣き声に罪悪感を感じている新米ママさんへ。なかにはあたたかい気持ちで見守ってくれている人もいるので、どうか思いつめないでくださいね!(特に経産婦さんはわが子の赤子時代の泣き声を思い出して癒されているかも?)
2022年02月08日SNSで話題!職場の勘違い男が地獄に堕ちた話!@puyozipさんの『「ノイローゼなんてただの甘えだろ?」勘違い男の奥さんが心配になった私達は、行政に通報して…【職場の勘違い男の話】<第5話>』を紹介します。自信過剰な勘違い男…。そんな勘違い男が周りを振り回し、自業自得で地獄に堕ちていったのです…。前回、勘違い男は妻公認で風俗通いをしていましたね。しかも家事も育児も全部、奥さんに押し付けているようです…。奥さんが心配…この男に何を話しても無駄…悪い予感が的中…手遅れになる前に保護されてよかった…勘違い男の意味不明な精神論には呆れますね…。奥さんを心配する気持ちなんて微塵もないようです。N子さんが心配した通り、奥さんは鬱になってしまっていたみたい…。原因は勘違い男のモラハラと経済DV。一体、勘違い男に何をされていたのでしょうか…?!今回は『「ノイローゼなんてただの甘えだろ?」勘違い男の奥さんが心配になった私達は、行政に通報して…【職場の勘違い男の話】<第5話>』をご紹介致しました!次回、「頭を下げろ!」勘違い男の経済的DVによりまともに食事をとれなかった奥さんは…1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(恋愛jp編集部)(イラスト/@puyozip)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2022年01月29日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2022年01月25日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2021年11月01日育児は心身ともに大変なことの連続です。「産後クライシス」や「育児ノイローゼ」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。想定外の過酷な出産を経験したうずらさんもその一人。産後は実家へお世話になるも、実の母親から暴言を吐かれてしまいます。育児に協力的だと思っていた旦那さんからも理解が得られず、一人で育児と家事の両立をこなす日々を送り、ストレスは溜まる一方でした。さらに追い討ちをかけるように大災害が起こり、生活も一変。そんなうずらさんが「育児ノイローゼ」になるまでの過程、そして「育児ノイローゼ」を乗り越えるまでを綴ったコミックに、多くの方々から反響が寄せられました。■想定外の過酷な出産、実母からの心ない一言過酷な出産だったものの、無事に退院。うずらさんは1ヶ月実家に滞在することになりました。しかし実家に来た翌日から実母の態度が豹変。母親から心ない暴言を浴びせられたのです。心ない実母を見かねて、産後すぐに自宅へ帰ることにしたうずらさん。旦那さんも育児に協力的だったため大丈夫だと思っていたそうです。…この時までは。■たった1週間で旦那が音を上げるうずらさんが今思い出してもイラっとするという、旦那さんからの一言。産後誰にも頼れない方も多いかと思いますが、産んだばかりの女性の身体がどれだけズタボロなのか、旦那さんにはきちんと理解してもらことが大切だと、うずらさんは言います。しかし、当時のうずらさんは言いたいことを全て飲み込み、たった一人で家事育児を背負っていくことになってしまいました。■さらに、突然の大災害でこれまでの生活が一変!突然の大災害に見舞われ、車中泊することに…。疲れきってしまったうずらさん夫婦は、うずらさんの実家へ帰ることに。しかしやはり実母とはうまくいかず、うずらさんはさらに追い込まれていくのです。そんなうずらさんは、一体どのようにして育児ノイローゼを乗り越えたのでしょうか?夫・ちゃぼさんに育児の大変さを理解してもらえるよう取った”ある行動”とは?■育児が楽な人なんていない!育児に悩んだ人たちからの共感の声うずらさんの体験談に、共感できるという声が多数届きました。なかには「私だけじゃないんだなって救われた」という声も。・育児ノイローゼになっていく過程が、私と似ている部分があり、大変共感できました。・激しく共感。もう育児が楽な人なんていないと信じてる・うちの旦那もこんな感じだったのですごく思い出す。 出産の時は私がお腹痛くて転げ回ってるのに、私のベッドでいびきかいて寝てた。 一生忘れんわ。・共感できることがたくさんあります。 子育てに関して旦那さんと価値観が違うことが多く、私だけじゃないんだなって救われました。■産後・育児のここが辛い!大変!体験談も続々とくに初めての育児はわからないことだらけ。ストレスや不安を抱えながら育児を頑張っている方々からの体験談も多く寄せられました。・女の子を産んだら物凄く泣く子で、夜中も寝れなくて左耳が聞こえなくなってしまった。・初めての育児は何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらくは、夫以外会えなかったり、しゃべれなかったりが続き、他の人と話すことが怖くなってしまいました。・母乳はストレスからか生後5ヶ月辺りで出なくなり、完全ミルクで育ててた。ミルク与えるとよく寝るって言うけど全然。 本当によく泣く子で、泣き声聞くのもストレスになり抱っこしたまま一日過ごしたこともあった。・実母には夜泣きがうるさい、育児が下手と言われた上、1ヶ月検診では体重が減少。産院でミルクを足すように言われ、散々な育児スタートでした。■育児のストレスはどのように乗り越えた?そんな大変な育児を皆さんはどのように乗り越えたのでしょうか。「外に出る」「睡眠不足の解消」「なるべく家事を手抜きする」などストレスを溜め込まないことや、旦那さんや周りの方々に助けを求めることが、やはり大事なのではと思います。・産後1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出れるようになると、1日中、家にいることをやめました。児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加しました。外に出ることが大事だと思います。・睡眠不足がすぐに体調不良につながるタイプなので、休日は夫が色々やってくれて、その間寝させてもらっていました。振り返ると、子供が全然手のかからない子で、なんであんなにしんどかったんだろうと不思議です。・自分も元気になってやる気が出るまで、なるべく家事も手抜きをした。・ 近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、助かった。相談できる先生もいるし、こんな施設がもっと増えたらいいなと思う。・大きくなるにつれ手がかからなくなりました。 卒乳も大変な思いせず、好き嫌いもなしでなんでも食べる。 イヤイヤ期も聞いてたほど酷くなかった。 もっと小さい時の大泣きを経験してたからか耐えられた。多くの反響が寄せられた「育児ノイローゼ」問題。うずらさんのように育児と家事の両立で大変な思いをしている方も多いと思います。旦那さんからの協力も得られず、さらには大災害で生活が一変してしまったうずらさんですが、その後、“ある行動”をきっかけに育児ノイローゼを乗り越えていくことになります。その行動とは!?気になる続きはウーマンエキサイトに掲載されています!▼育児ノイローゼになった話
2021年10月14日育児は楽しいことばかりではなく、子どもに対して怒ってしまうことやつらいこともたくさんあります。毎日が充実していると感じる反面、子どもに接することすら苦痛を感じてしまう瞬間も。初めての子育てのなかで、私が子どもに申し訳ないと思っている体験談をご紹介します。夜寝なくてストレスMAX!初めての出産は里帰り出産だったため、退院後は親が身の回りのことをしてくれて、私は赤ちゃんのことに集中できる環境でした。それにもかかわらず、赤ちゃんが夜眠れずに泣いてしまう日々が続き、徐々に私自身が疲弊していきました。 3日に1回は夜中ずっと起きている状態で、私もヘトヘト。心身ともに限界でした。眠れずに泣きわめく赤ちゃんに、「いい加減に寝てよ!」と怒鳴ってしまったことがありました。 後追いがひどくてイライラ!子どもが生後10カ月のときに、私は仕事復帰をしました。朝は洗濯やお弁当の用意、保育園の準備と慌ただしくて、子どもに構っている余裕がありません。そんななか、後追いがひどくなり、少し離れるだけでも大泣きするように! 「なぜ、忙しいときに限って甘えてくるんだろう……」とイライラしてしまい、子どもが泣き叫んでいても、それを無視して家事を続けてしまうこともありました。 目を離したすきに口から流血!子どもがハイハイからつかまり立ちができるようになり、いろいろな物に興味を持ち始めていた生後11カ月ころ。テーブルの上には、私たち夫婦の本や書類を常に出しっぱなしにしており、子どもが触っても大丈夫だろうと思っていました。 そんなある日、目を離したすきに子どもが口から流血。テーブルの上にうっかり鉛筆も出していて、口の中を切ってしまいました。幸い大ケガにはならずに済みましたが、親の気の緩みが子どものケガに繋がってしまいました。 怒鳴ったり、無視したり、ケガをさせたり……。ダメな母親だなあと、自己嫌悪に陥ってしまうこともありました。「あのときはごめんね」と子どもに謝りたい気持ちでいっぱいです。今もまだ、イライラした態度を出してしまうこともありますが、時間があるときには子どもと遊ぶ、子どもの安全を確保することに努めています。これから子どもとの時間を楽しめるように、気持ちの切り替えが大切だと実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:山野楓男児の母。2018年4月に仕事復帰したばかりで育児との両立に悪戦苦闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月23日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、赤ちゃんの抱っこについてお話ししています。泣いていても少し様子を見ていい場合や、すぐに抱っこしてあげたほうがいい場合などを詳しく解説!家事の途中や上のお子さんのお世話をしていて手が離せないときに、赤ちゃんが泣いてしまうことってありますね。泣いている赤ちゃんは、すぐに抱っこしてあげるのが一番ですが、難しい場合もあるかと思います。今回は少し様子を見ていい場合と抱っこしてあげたほうがいい場合についてお話しします。 泣いていても少し様子を見ていい場合時々赤ちゃんの様子を見にいくか、目の届く場所に寝かせるようにしましょう。部屋の構造上難しい場合は、モニターなどを使って、キッチンなどで家事をしながらでも赤ちゃんの様子が確認できると安心です。 ・泣き声が大きくなく、指しゃぶりをして休んだり泣いたりを繰り返している。・目を閉じながら泣いているが、激しくないているわけではなく眠そうな様子がある。・おむつを変えたばかり、授乳後で空腹でないとき。・声をかけると、泣きが弱くなったり止まったりする場合。 すぐに抱っこしてあげたほうがいい場合激しく泣く、いつもと様子が違うときなどはすぐに抱っこしてあげましょう。 ・授乳直後で手足をバタつかせて激しく泣いている・泣いている途中で吐きそうになっている・発熱や体調が悪く、嘔吐があるとき・顔を真っ赤にして泣いている、泣きすぎて呼吸が不安定になっているとき・唇の色が悪いとき 抱っこができないときのお助けグッズ転倒などないようにソファーや高さのあるところに寝かさないこと、安全柵を使用するなど赤ちゃんの周りの安全を確認してから使用しましょう。 ・おもちゃ類(メリーや手で持てるもの)・お気に入りのタオル、ガーゼ類・おしゃぶり(一時的であれば影響は少ないです)・おくるみでくるむ・テレビやDVD、スマホの動画など(長時間の使用は注意しましょう)・モニター類(少し離れていても確認できます)・バウンサーやハイローチェア(電動で揺れるタイプのものなど) できるときはたくさん抱っこをしてあげようすぐに抱っこができなかったときも、ママの用事が済んだら、「待っていてくれてありがとうね」「待っていてくれて助かったよ」「いっぱい抱っこしてあげるね」とやさしく声かけをして、笑顔でギューっと抱きしめてあげてください。 ママはきちんと戻って抱っこしてくれるというのがわかれば、赤ちゃんも安心してくれると思います。 赤ちゃんの情緒の安定には、赤ちゃんの要求に合わせた抱っこが大切です。今は抱き癖がつくなどは気にせずにどんどん抱っこしてあげましょうと言われています。しかし、育児や家事に忙しい毎日の中では、いつでも泣いたらすぐに抱っこをするのは難しいかと思います。家事をするときにはスリングや抱っこひもなどを使用するのもおすすめです。赤ちゃんの様子をみながら試してみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年09月06日「育児ノイローゼになった話」第4話。夫が育児に不満を漏らし、鳥野さんはワンオペ育児状態に。昼も夜も娘さんにかかりっきりの生活になってしまいました。そして娘さんが生まれて3カ月経ったころ、娘さんとふたりきりのなか震災に見舞われて……。育児ノイローゼになった話 第4話 東日本大震災に見舞われた鳥野さん。部屋は物が倒れ散乱し、ライフラインもすべて止まってしまいました。仕事中の夫に電話はつながりません。 生まれたばかりの小さな娘さんとふたり、不安が募って……。監修/助産師REIKO
2021年08月26日「育児ノイローゼになった話」第3話。実家に1カ月滞在するはずが、母とのトラブルで実家の滞在期間2日で自宅へ戻ってきました。「育児は協力するから」自宅へ帰ること伝えたときそう言葉にした夫は、沐浴に夜間の授乳などたしかに育児に協力してくれていました。しかし自宅へ帰ってきて1週間、夫が本音をこぼして……!?育児ノイローゼになった話 第3話 「ねえ、なんで俺日中、外で仕事してるのに、夜中起きてミルクあげなきゃいけないの?」自宅に帰ってきて1週間が経ったころ、夫から言われた衝撃の言葉。朝が苦手な夫は、夜中に何度もミルクで起きることでまとまって眠れずストレスが溜まっていたようでした。 「協力するから」と言っていただけに、夫の言葉に衝撃を受けた鳥野さんですが、言い返すことができず、すべてひとりで背負ってしまうことに。 昼も夜も娘にかかりっきりの生活が始まりました。そして、数カ月がたったころ、鳥野さんの体に異変が――!監修/助産師REIKO
2021年08月25日「育児ノイローゼになった話」第2話。2010年に女の子を出産した鳥野さん。産後は絶対安静が必要で母子別室で過ごしていました。無事に退院し、鳥野さんは娘さんと一緒に実家へ。1カ月実家にお世話になる予定でした。帰省当初、娘を見て「あら可愛い」と言っていた母でしたが……。育児ノイローゼになった話 第2話 もともと、母との関係はあまりよくなかった鳥野さん。月日を重ねるうちに少しずつ関係は回復に向かっていましたが、赤ちゃんと一緒に帰省したことで母の生活環境が一変。目に見えて機嫌が悪くなり、ついには娘さんに心ない言葉を放つほどに。実家の滞在期間2日にして、鳥野さんは娘さんと自宅へ帰ることにしました。 自宅では、夫にも協力してもらいながら家事に育児に奮闘する日々。「育児は協力するから」という夫の言葉。これからも協力してくれるはずと、そのときは思っていました……。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター 鳥野うずら一児の母。フリーランスで漫画を描いています。
2021年08月24日「育児ノイローゼになった話」第1話。ブログやInstagramで家族との日常マンガやオリジナルマンガを掲載している鳥野うずらさん。第一子を出産してから、育児に追われる日々を送るなかで育児ノイローゼになってしまった経験をお持ちです。なぜ育児ノイローゼになってしまったのか、夫婦の関係は? 鳥野さんの体験談マンガを短期連載にてご紹介します。育児ノイローゼになった話 第1話 ※点滴は通常、前腕に固定します。 2010年の12月に待望の第一子を出産した鳥野さん。しかし、産後は絶対安静が必要な状態で、退院までわが子と同じ部屋で過ごすことはできなかったそうです。「赤ちゃん、抱っこしたい」と思っても、すぐに抱っこできない。生まれたばかりのわが子と離れ離れになるのは寂しいですよね。 そして無事に退院し、鳥野さんは赤ちゃんと一緒に実家へ帰省。何事もなく迎え入れてくれたはずの母でしたが……。監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター 鳥野うずら一児の母。フリーランスで漫画を描いています。
2021年08月23日こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんが生まれると、毎日しなければいけなくなるのが家事と育児。特に育児はやることがたくさんある上に、「夜中に大泣きする」「うんちが漏れた」「昼夜逆転する」などイレギュラーなことも盛りだくさんです。 一番大切なことは「育児はママひとりですることではない」ということ。ママだけが頑張らずに、パパや家族に育児の分担を頼むことが大切です。今回は、ラクに育児分担する方法を話します。 まずはパパに育児の役割分担をしてもらう育児の役割分担を一番頼みやすいのは夫です。とは言っても「仕事」を理由にして、なかなかしてもらえないのが現状ではないでしょうか? 私の保育所でも、送り迎えをしているパパは本当に少ないです! 保育所の送り迎えはママがするもの、と考えているパパが多いのかもしれません。 また、パパが朝送ってくれたとしても、昨日から今朝までの子どもの様子を把握していないことも多いです。「昨日の夕方、保育所で微熱があったのですが、その後どうでしたか?」と尋ねても、「そうなんですか?」と逆に聞き返されたこともありました。育児をママに任せっきりにしていることもですが、ママも「パパに言っても仕方ない」と思っているのかもと思ったら、なんだか少し残念な気持ちになりました。 役割分担は2人で一緒にする「パパが子どもの様子を把握してない」ということにならないためにも、育児の役割分担は大切です。お風呂に入れるのはパパの役割にする、平日に時間が取れない場合は、休日のお散歩と寝かしつけはパパの役割にするなど、できることで良いのでパパにも育児を分担してもらうようにするのがおすすめです。 その際、パパだけママだけの意見で決めてしまうと不満がたまるので、必ず一緒に相談します。そして残業や体調不良などでできなかったときのこともシミュレーションしておきましょう。 男女の考えの違いを知って話し合う先日、スーパーで友人に会いました。2人目のお子さんを出産したてなのに、上の子を連れてスーパーにいるので、思わず「大丈夫なの?」と声をかけました。「旦那がね。“ストレスたまってるだろ。気晴らしに外に行ってこいよ”っていうの……。私は上の子をパパに外遊びに連れて行ってほしかったのに……。男の人ってわかってないよね」という話になりました。 そう、男の人と女の人の考え方は違います。ですので、育児の分担の話し合いをするときは、きちんと詳細まで伝えなければいけません。 例えば、子どもをお風呂に入れることがパパの役割だった場合。パパは「体を洗う→湯船につかる→終了」と思っている可能性があります。ママの考え方でお風呂に入るということは「お風呂にお湯をためる→赤ちゃんの着替えやバスタオルを準備する→自分の着替えなどを準備する→赤ちゃんの体を洗う→湯船につかる→赤ちゃんを拭く→赤ちゃんにおむつや服を着せる→水分を飲ませる」ここまでがお風呂に入るということなのです。 役割分担をするときは、「ここからここまでが、あなたの役割」ということをときちんと伝えましょう。 祖父母とはどう関わる? じょうずにつき合うコツ赤ちゃんが生まれると関わりが強くなるのが祖父母です。子育ての先輩である祖父母の存在は頼りになり、とてもありがたいのですが、時代とともに育児は変化しているので受け入れがたいこともあると思います。 とはいえ、やはり祖父母が近くにいると本当に助かる存在です。だからこそじょうずに付き合うコツをお伝えします。・子育ての方法が違っても否定しない・今の子育ての方法を伝える・してほしいことを明確にする・してほしくないことも明確にする・「ありがとう」を忘れない 今と昔の子育てが違うのは当たり前のこと。祖父母はそれを知らずに良かれと思ってしているだけです。頭ごなしに否定するとわだかまりが残ります。そして、「ありがとう」の感謝の言葉を忘れないようにしましょう。「面倒を見てもらって当たり前」になると、祖父母も負担に感じるようになるかもしれません。 地域の子育てサービスを利用する「ワンオペ育児」という言葉を近年よく耳にするようになりました。夫は仕事で忙しく、周りに頼れる親戚もいない、そんな場合は地域に頼ることも考えましょう。例えば、保育所の一時預かりやファミリーサポートで子どもを保育してもらうことも1つの方法です。 「仕事をしていないのに子どもを他人に預けるのは何だか気が引ける……」と考えてしまうママもいるようですが、ママがリフレッシュすることのほうが優先です。また、児童館や子育て相談などに行って、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。子育てはうまくいっていないと感じると「私はダメな母親かも?」と思ってしまいがちです。そのためにも、子育ての不安や悩みを誰かと共感することはとっても大切。「私は元気! 大丈夫!」と思っていたとしても、誰かにほんの少し頼ることは心の支えになりますよ。 私は10年以上シングルマザーをしています。子どもが乳幼児で一番手がかかる時期は祖父母が元気だったので頼りっきりでした。でも、ここ数年は祖父母に頼ることができず、ワンオペ育児をしています。子どもが大きくなったとはいえ、まだまだ育児真っ最中。祖父母のように、今すぐにでも気軽に頼れる人がそばにいないのは、綱渡りと一緒だなといつも感じています。 育児の分担することも大切ですが、その前に、育児も家事も仕事も優先順位をつけて、必要のないことは「しない」と仕分けをして、ママにとって無理のない育児を心がけることも大切ですよ。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年07月06日■前回のあらすじ近所の友人・未央さんファミリーの家に招かれた私たち。そのあり得ないほどの日常に圧倒されるのですが… >>2話目を見る 今ではすっかりキラキラ系ママとして活躍し、私の憧れの存在となった未央さんですが…。これは未央さんが私たち夫婦に語ってくれた、かれこれ12年前の出来事です。おまけに当時旦那さんが勤めていた職場が激務で、1ヶ月間休みがないこともざらにあったらしく、未央さんは完全なるワンオペ育児でした。旦那さんからの突然の無職宣言に、思わず激昂する未央さん。夫婦喧嘩ばかりの日々に疲弊し、このころの未央さんは別れも覚悟していたといいますが…なんとこの時すでに、未央さんのお腹の中には二番目の子が…!次回に続く(全5話)毎日17時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ちゃんこ
2021年07月01日夫婦喧嘩のあとから、何でもないときに涙が流れ、ボーッとすることが増え、食欲もなくなっていく。これって育児ノイローゼ…?「わかれちゃうと思って泣いちゃった……」壮絶な夫婦喧嘩のあと、子どもたちに心配されて気を持ち直すママ。しかし、そのあとから涙腺が壊れ、ボーッとする時間が増え、食欲もなくなり……。明らかにおかしくなっていく心。その様子を見たパパが、ついに異変に気づき……? うつ? 育児ノイローゼ? 「最近おかしいぞおまえ」はぁ!? 2日前に限界っだって相談したよね!?さすがに腹立たしいけど、やっと事の深刻さに気づいてくれた……? 次回、最終回! ついにパパに変化が……!? 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2021年06月06日■前回のあらすじ大雑把だった私が、出産したとたん「子どもに何かあったら」と思うだけで恐怖に襲われるように。家事、育児に完璧を求めた私は、次第に疲れていき、子どもが保育園に通うようになった頃、とうとう壊れてしまい…。完璧な母、完璧な主婦になるべく、いつの間にか自分を追い詰めていた私。ある日、いつもどおり仕事帰りに息子を保育園にお迎えに行く予定のはずが、そのまま一人で帰宅してしまったのです。保育園は、私に電話しても出ないので、謙介に連絡がいき、颯馬を迎えに行ってくれたようです。私が迎えに現れず、おそらく不安だっただろう颯馬。そんな息子の手すら払いのけてしまった私は、颯馬と2人でただ泣き続けました。しかし、泣いたことで私の中の黒くて、嫌なものが流れ出ていったようです。仕事と家事育児の両立ができない自分自身にイライラしていたけれど、完璧主義であることを夫も息子も望んでいない。夫と話し合い家事を分担して、頑張り過ぎず、ほどよく手抜きをしてきたのですが…。いくら手を抜くと言っても、さすがにもう少し掃除の回数を増やさないといけないかも…と思っていると…。フローリングワイパーを買っておきながらこれまであまり使わずに放置していた私。しかし息子がやっているのを見て「これだけでも結構キレイになるな」と実感!掃除機をセッティングするだけで掃除する気力が失せる私には、フローリングワイパーの方が合っている気がしてきました。これは家事のやり方、手抜きの仕方を見直すチャンスかも!?次回に続く(全5話)毎日17時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ 鈴木し乃
2021年05月13日息子は生まれたときから、よく泣く赤ちゃんでした。母乳や育児用ミルクを飲ませても、1時間続けて眠ることができればいいほう。おかげで睡眠不足の日々が続き、私は心も体もボロボロでした。まとまって眠らない息子の育児についてお伝えします。 よく寝る子とあまり寝ない子の違いスヤスヤ眠るというイメージだった赤ちゃん。でも、現実は違いました。出産直後からとにかく泣く。入院中も息子の泣き声が響き渡っていました。やっと眠ったと思っても、30分後には「ふんぎゃー!」。母乳や育児用ミルクは飲ませているのにどうして?と、出産を終えたばかりの体は休まることがありませんでした。 生後6カ月を過ぎても、1時間続けて寝たらいいほう。育児相談や小児科で何度も相談しましたが、個性としか言えないとのことでした。 疲労は限界に達し、産後うつに私は約1年半、睡眠不足と闘いました。目の下にはクマ、肌荒れ、口角炎……。鏡に映る自分の顔を見るたびに「一気に老けたな」と気が沈んだものです。胃腸も弱り、下痢が続く日々。まとまって眠れないというのは、本当につらいことでした。 そして、慣れない育児で精神的、体力的にも限界に達し、産後うつを発症してしまいました。そんな状況を見兼ね、夫や義母が夜間の授乳を手伝ってくれました。改めて周囲の協力が必要だと感じた瞬間です。 断乳で睡眠不足から解放された1歳を過ぎても同じ状況が続き、どんな対策を試しても改善することはありませんでした。息子が1歳半になったころ、仕事復帰の関係で断乳を決行しました。 約1週間は泣きわめき、何度か心が折れそうになりましたが、ぐっと我慢。すると、いつの間にか2~3時間まとまって眠ってくれるようになりました。息子にとってはかなりの成長です。結局、朝までぐっすり眠ってくれるようになったのは、3歳に入ってから。長い闘いでした。 2人目の娘は授乳時間になっても起きないくらい、よく寝る子でした。息子の育児が大変だった分、すごくラクな育児をさせてもらいました。よく寝る子、寝ない子の違いは、やっぱり個性だったのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/manami.koiso監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年05月07日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、2021年1月に寄せられた相談のなかから、回答が役に立ったとの声が多かった「育児中のイライラ」に関するご相談です。 Q.育児し出してからイライラすることが増えてきました生後10カ月になる子どもを育てています。妊娠中よりも、育児し出してからイライラすることが増えてきました。大人の思い通りに動けないのはわかっているのですが、時間に追われて自分の時間がないのがつらいです。夜も一緒に寝ないと寝てくれないし、そのまま寝てしまい、夜中も泣かれて昼寝もできないし睡眠不足です。朝早く自分だけ起きようとしても、気配でわかるのかすぐ起きられます。たまに成功して早く起きられても、家事をしていたらあっという間です。 イライラして怒鳴ってしまい、夫にもなぜそんなに怒るのか非難されます。支援センターもよく利用してママ友もできましたが、イライラするなんて悩みは相談できず……。怒鳴っても謝って抱きしめたら大丈夫でしょうか? 子どもとの仲だけでなく、夫婦仲も悪くならないか心配です。 高塚あきこ助産師からの回答産後はどうしても、ホルモンバランスが大きく変化したり、睡眠不足や疲労から、心身のバランスを崩しやすくなることがあります。お子さんが泣き止まなかったり、思い通りにならなかったり、なかなか寝てくれなかったりすると、イライラしてしまったり、余裕がなくなってしまうこともありますよね。どんなに優秀な方でも、一度や二度は経験があるかと思います。 子育て支援センターなどで他のママさんを見ていると、みんなやさしくて余裕があるように見えますが、実際には、多くのママさんがお子さんやご主人に強めに対応してしまったり、イライラしてしまうことは多いと思います。質問者さんだけではありませんよ。 お子さんと過ごすなかで、どうしてもその場にいらっしゃると、イライラが募ってしまいますので、少し距離を取って冷静になって一呼吸おいてみてもいいですよ。しばらく泣かせてしまったり、お子さんの対応ができなくても大丈夫ですので、ママさんのお気持ちが落ち着くまで、少し離れていただいて良いですよ。テレビを観たり、お茶を飲むなど、少し気分転換なさってみてくださいね。 また、ママさんはお子さんの対応をなさる一方で、なかなかご自身のストレスや思いのはけ口がなく、しんどい状態が毎日積み重なってしまうことも多いですよね。周りに頼れたり、お話できる方がいらっしゃらない場合も多いかもしれません。なかなかコロナ禍で外出もできない時期ですが、もしおつらい場合には一度お住まいの地域の保健師にご相談なさってみると良いかと思います。話を聞いてもらったり、思いを吐き出すだけでも、頭が整理されたり、気分がスッキリすることがありますよ。また、今必要なサポートや行政のサービスなどを紹介してもらうことで、うまく活用なさるとママさんがじょうずに気分転換をなさる機会が得られると思います。 また、お子さんはママさんが一時的に強めに対応してしまっても、日々、自分のお世話をしてくれたり、愛情を注いでくれていることは小さいながらに十分理解していますよ。ですので、一時的な対応で、ママさんを嫌いになったり、怖いと感じることはありませんので、自信を持って育児なさってくださいね。 ※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。 多くのママがイライラし、日々悩んでいる1月の注目を集めた相談上位50件のうち、約1/4がママの心に関する相談でした。寝かしつけがうまくいかずイライラする、赤ちゃんを叱るのではなく怒ってしまう、協力的ではないパパにイライラする……そして、そんな自分が嫌になる……という相談が多く見られ、質問に対する専門家の回答にも多くの注目が集まりました。 パパが多忙だったり、近くに頼れる人がおらず、ワンオペで育児をしなければいけない状況に加え、今はコロナ禍。子育て支援センターなどへのお出かけをひかえているというママも少なくありません。気軽に人に会えない状況もママが悩み事をひとりで抱え込んでしまう背景になっているかもしれません。 相談窓口はたくさんあります高塚助産師がアドバイスしているように、困ったこと、わからないこと、不安なことなどがある場合、保健師に相談することで問題の解決に繋がることもあります。保健師は、保健センター、保健所・企業や事業所、病院、保育所や障害者・児の入所・通所施設、学校や大学等研究機関、NPO・NGOなどさまざまな場で活動しています。 自分が住んでいる地域の保健師に相談するのも1つの方法ですが、相談窓口はほかにもいろいろあります。精神保健福祉センター等精神保健福祉センターでは、保健師や精神保健福祉士などの専門職が、面接や電話などにより悩みの相談を受け付けています。精神保健福祉センターは、各都道府県(指定都市)に設置されています。 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」「こころの耳」は、こころの不調や不安に悩む働く方や、手助けをするご家族の方、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などの支援や、役立つ情報の提供を目的に作られた、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトです。職場のメンタルヘルスに関する情報提供や、産業カウンセラーなどが メールや電話で健康相談を受け付けています。 DV相談ナビ配偶者や恋人からの暴力(DV)に悩んでいることをどこに相談すればよいかわからないという方のために、全国共通の電話番号:0570-0-55210に電話をすると、発信地などの情報から最寄りの相談機関の窓口に電話が自動転送され、最寄りの相談窓口に相談できます。携帯電話やPHS、公衆電話からも利用できますが、相談は各機関の相談受付時間内に限られています。 児童相談所・児童相談所虐待対応ダイヤル最寄りの児童相談所や児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いち・はや・く)」では、子育ての悩み、虐待の相談などについて、電話相談を受け付けています。児童相談所虐待対応ダイヤルは通話無料です。児童相談所には、児童相談所相談専用ダイヤル:0570-783-189(なやみ・いち・はや・く)もあり、こちらは有料となっています。 よりそいホットライン等よりそいホットラインでは、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、外国語による相談をしたい方など多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してください。 ママが悩んでしまうのは赤ちゃんのことを思っているからこそだと思います。10数年続く育児期間にはさまざまな悩み事があり、尽きることはありません。しかし、育児にかかわらず、「こうあるべき」「〇〇しなければならない」という考えは、時に自分の思考や行動を制限し、気持ち的にもしんどくなってしまうことがあります。こんなことを相談してもいいのか、初対面の人には話せないという方もいらっしゃるかもしれません。ですが、保健師をはじめとする専門家はたくさんのケースと関わっていろいろな解決策をもっています。ひとりで悩まず、相談してみてくださいね。※参考:ニュース(医療):【厚労省】コロナ禍で急増!?夫婦問題、子育て、仕事…不安を抱えこむ前に【著者:助産師 REIKO】
2021年03月15日新型コロナウイルスの影響で、今までとはちがった生活を強いられ、気持ちが晴れない、毎日鬱々とした気分で過ごしている、悲観的な考えばかりが浮かぶという方も多いかと思います。ストレスがたまり、コロナ疲れからコロナ鬱に発展しないためにも、日々、上手に気分転換をすることが大切です。お金をかけずに簡単に気分転換をする方法を紹介します。 体内に空気を入れるストレスを感じると、呼吸が浅くなり身体の緊張や不安を増大させてしまう可能性が高くなります。そのためにも、体内に十分な酸素を取り入れることはとても重要です。なんだか心が暗い、ストレスがたまっていると感じたら、腹式呼吸を意識して、しっかり空気を身体に取り入れるように息を吸って吐きましょう。集中できることに従事する悪い思考がぐるぐると頭から離れなかったり、考えているうちに不安な考えが頭をもたげ落ち込んでしまうときは、そのことについて考えるのをやめてみましょう。 といっても、やめようと思って簡単にやめられる場合は少ないものです。 そんなときは、塗り絵をする、絵を書いてみる、ピアノを弾いてみる、歌をうたう、ランニングをしてみるなど自分が集中できることをやってみましょう。集中している間は悲観的な考えから解きは放れ、気分転換になります。また、集中できることは自分の好きなことである場合が多いので、やり終わったあとに達成感を感じられることも多く、気持ちが軽くなる効果も期待できます。 感情を解放する「涙活」が流行ったように、感情を解放することはストレス発散につながります。お笑いが好きな人はお笑い番組を観て笑う、映画が好きな人は感動する映画を観て泣く、など意識的に笑ったり泣く状況を作りだし普段閉ざしがちな自分の感情を解放してあげましょう。 思い切り笑ったり泣いたりした後には、気分がスッキリしている自分を感じることができるはずです。自分にとってどれが合うかわからない場合は、ひとつずつ試してみてください。また、日々、効果が高いと感じられるものが変わる場合もあります。いろいろやってみることも気分転換のひとつになるのではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2021年03月02日