江口のりこ主演「SUPER RICH」の3話が10月28日放送。赤楚衛二演じる優の“もやし料理”に「優くん、天才」「普通においしそう」などの反応が上がるとともに、ラストで衛と優を見舞う“水のトラブル”にも「この緩急が好き」といった声が続々送られている。これまでの人生においてお金に困ったことは一度もないが主人公が、経済的には豊かではない若者と出会い、さらに会社の資金を持ち逃げされたことで無一文に…というストーリーのオリジナル作品となる本作。裕福な家に生まれ電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」を起業するも、パートナーに資金を持ち逃げされた氷河衛に江口さん。貧しい家に育ち「スリースターブックス」のインターンに応募、無一文となった衛とともに歩むことになる春野優に赤楚さん。「スリースターブックス」の人事責任者で衛に恩義を感じる宮村空に町田啓太。衛と二人三脚で会社を立ち上げたが、資金を横領していた一ノ瀬亮に戸次重幸。「スリースターブックス」のインターン、田中リリカに志田未来。豪徳尊に板垣瑞生。高橋みゆに野々村はなの。「スリースターブックス」の電子書籍編集長、碇健二に古田新太。大手IT企業・MEDIA社の取締役、島谷聡美に松嶋菜々子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。衛は古い一軒家で新生「スリースターブックス」を始めるが、優が会社に一緒に住むと聞いた空は気が気でない。衛は有望な新人を自社発掘するための漫画コンクールを開催し、並行して最近作品を描いていない漫画家や、まだ電子書籍化していない作家にもオファーを出す“ビッグバン作戦”を提案。自分が大好きだったが最近は作品を発表してない北別府K(松田美由紀)に目星をつけ、交渉に向かうのだが、企画書に目を通した瞬間北別府は難色を示す。実は北別府は碇の元妻で…というのが3話の展開。1話に登場した屋台のラーメン屋と再会、もやしを分けてもらった優は、それを使って“もやしの肉巻き”を作り、衛に振る舞う。優の料理の腕前にSNSでは「優くんの料理、シンプルでおいしそう」「もやしフルコース!優くん、天才だな!」「もやしフルコース普通においしそう」などの反応とともに、屋台から残り物をもらえると聞いて期待していた優の“チャーシュー”の発音に「チャーシューの言い方、かわいすぎ」「めっっっちゃ可愛かった!!今の優くん」などの声も。その後、衛たちは北別府の説得に成功し新作を描いてもらうことになり、優も「スリースターブックス」の社員になる。そして衛への想いを募らせる優は彼女の手首を握り「僕は衛さんが…」と言いかけるのだが、そこで雨漏りを補修した箇所が壊れ、2人の頭上に大量の水が流れ落ちる。この場面にも「すっごい良いところで雨漏りがバッチャーーーン」「水の量がコントwwwwwww」「きゃー!からの、コント並みの水の量」「この緩急が好きやわあ」といった声が続々と送られている。(笠緒)
2021年10月29日今井大輔による人気漫画「ヒル」「ヒル・ツー」が、WOWOWオリジナルドラマとして放送されることが決定。赤楚衛二がSeason1、坂口健太郎がSeason2、それぞれで主演を務め、2シーズン構成で映像化する。本作は、他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに果敢に立ち向かっていく物語。その中でなぜ、ヒルたちが産まれてしまったのか。なぜ、彼らは社会から落ちこぼれてしまったのかを知り、彼自身もまた人としての本当の愛情に気づき、心の機微を取り戻していく様を描いていく。他人に寄生して生きる者たちの運命と、格差社会の闇を描く、新時代の社会派復讐サスペンス「ヒル」。今回、2シーズン構成としてSeason1とSeason2、それぞれ6話ずつの全12話で放送。Season1の主演を務める赤楚さんが演じるのは、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキ。警察から逃れる中、知り合った仲間と共に、ヒルから自分の身分を取り返そうと奮闘する。一方、Season2の主演・坂口さんが演じるのは、ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル・カラ。母親的存在のヒルを、仮面を付けた男に殺害された過去があり、復讐のために生きている人物。赤楚さんは演じるキャラクターについて「父親が殺人犯で、普通の生活に羨望心を抱きながらも俗世を絶っている人」と説明し、「名前を奪われ、ヒルの世界に巻き込まれていくのですが、撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした」とふり返っている。「ユウキを軸にしたシーズン1があり、シーズン2で、まだ朧げな存在のカラという役をどう表現していくかということを一番に考えました」と語る坂口さんは、「カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝われば嬉しいなと思います」とコメントしている。▼第1話あらすじ四宮勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、夜勤バイトから帰ると、ナイフで刺された見知らぬ男が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事に自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述する。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯に。そんなとき、謎の女ゾーカから父親を殺したある人物の復讐を手伝って欲しいと頼まれ、行動を共にすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。2人はやがて伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった――。WOWOWオリジナルドラマ「ヒル」は2022年3月、WOWOWにて放送・配信予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2021年10月25日江口のりこが窮地に陥った女性社長を演じる「SUPER RICH」の2話が10月22日放送。衛を演じる江口さんの“連続蹴り”に「蹴りが圧巻」「素晴らしかった!」の声が続出、赤楚衛二演じる優と町田啓太演じる空のやり取りに注目するコメントも多数寄せられている。幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(ひょうが・まもる)の、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生と、彼女の苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きる心情を完全オリジナルストーリーで描き出す本作。裕福な家に生まれたが幼くして両親を亡くし、人生においてお金に困ったことは一度もなかったが「スリースターブックス」を共に立ち上げた一ノ瀬に金を持ち逃げされ、すべてを失ったしまった衛を江口さんが演じるほか、貧しい家に育ちプログラミングを学んで「スリースターブックス」のインターンに応募するものの大遅刻してしまった春野優に赤楚さん。「スリースターブックス」の人事責任者で衛の秘書のような役回りをしている宮村空に町田さん。衛とは大学時代に出会い、ともに「スリースターブックス」を立ち上げたが、会社の金を持ち逃げし行方をくらました一ノ瀬亮に戸次重幸。新卒でMEDIA社に入社した衛を育て、衛にとっても最高の上司であり憧れの人物でもある島谷聡美に松嶋菜々子。「スリースターブックス」電子書籍編集長の碇健二に古田新太。財務責任者の今吉零子に中村ゆり。技術責任者の東海林達也に矢本悠馬。マーケティング責任者の鮫島彩に菅野莉央。編集部の若手社員、鬼頭流星に嘉島陸。インターンの田中リリカに志田未来。同じくインターンの豪徳尊に板垣瑞生、高橋みゆに野々村はなのといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。実家に帰る金も使ってしまった優は編集部に泊まることに。空たちは一ノ瀬を探し金を返してもらうか被害届を出すよう衛に迫る。翌日聡美が来社しMEDIA社との業務提携を持ちかけるが「今月の純利益を1500万にすること」という条件を付けてくる。衛は一ノ瀬を探すことを決め、優が一ノ瀬を見つけるのだが取り逃がしてしまう。その後MEDIA社から業務提携の詳細が提示されるが、それは乗っ取りといえるものだった。そんななか優は再び一ノ瀬を見つけるが…というのが2話のストーリー。暴行を受け瀕死の一ノ瀬のもとに駆けつけた衛だが、土下座して謝罪する一ノ瀬を何度も殴り、しまいには蹴飛ばす。盗んだ金額について口にする一ノ瀬に、衛は「金額の話なんかしてないねん」と叫び、社員たちが会社の存続のため必死になっていることを伝え「お前が盗んだのは、そういう頑張ってる人らのためのお金やったんや!」と怒りをぶつける…。そんな衛の姿に「一ノ瀬さんに掴みかかって蹴りも入れちゃう衛さん最高やった」「情に流されるんじゃなく、ちゃんと怒って蹴りもいれてくれてよかった」などの声が。一方「江口さんの蹴りが素晴らしかった!」「江口さんの蹴りが圧巻。」など、江口さんの圧巻の演技に賞賛の声も上がる。その後「スリースターブックス」は古い一軒家に引っ越し、再出発することに。段ボールを持って「前が見えない」とつぶやく優に、空は「前が見えないほど積むな危ない!」と注意しつつも、彼の段ボールを1箱持つ…そんな2人のやり取りに「引っ越し荷物の運んでるくだり全体的にかわいい」「さりげに優くんの荷物持ってくれる空さんも好き…」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2021年10月22日江口のりこ主演、赤楚衛二らが共演する新木曜劇場「SUPER RICH」が10月14日スタート。衛を演じた江口さんには「大正解」「存在感すごかった」といった反応が、優を演じた赤楚さんの“子犬系男子”ぶりにも「良さが滲み出てる」といった声が寄せられている。裕福な家に生まれ、これまでの人生においてお金に困ったことは一度もないが、幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、愛に飢えた人生を過ごしてきた主人公と、両親と妹の4人家族で愛情にあふれた家庭で育ったものの、経済的には豊かではない若者と出会ったことからはじまるストーリーが展開する本作。主人公で電子書籍を手がけるベンチャー企業「スリースターブックス」代表取締役CEOの氷河衛を江口さんが、「スリースターブックス」が学歴不問のインターンを募集することを知り、応募してきた春野優を赤楚衛二が演じるほか、「スリースターブックス」の人事責任者で衛の秘書のような役回りをしている宮村空に町田啓太。衛と二人三脚で会社を立ち上げ成長させてきた「スリースターブックス」の共同CEO、一ノ瀬亮に戸次重幸。「スリースターブックス」の電子書籍編集長をしている碇健二に古田新太。大手IT企業・MEDIA社の取締役で、衛のかつての上司でもある島谷聡美に松嶋菜々子。また志田未来、中村ゆり、矢本悠馬、菅野莉央、板垣瑞生、野々村はなの、嘉島陸、茅島みずき、美保純といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。生まれたときから裕福だった衛は、大学時代に知り合った亮と電子書籍販売をメインとするベンチャー企業「スリースターブックス」を立ち上げて成功していた。そんなある日、衛は亮からアプリ会社へ出資する提案を持ちかけられる。零子や空たちは反対するが、亮を信じ切っている衛は「絶対失敗しないから」と押し切る。一方、その日はインターンの採用試験日。優は試験を受けるために向かっていたが、そこで産気づいた妊婦を助けたことで大遅刻してしまう。優は遅れて衛のもとを訪れ謝罪、試験を受けさせてもらえるよう頼み込むが衛は相手にしない。一方、亮が投資していたアプリ会社に反社との関係が発覚、スリースターブックスは危機に陥る。8億を超える投資家への違約金を工面するため、自分の全財産を売却する衛だがそれでも一億足りず…というのが1話のストーリー。視聴者からは主人公の衛を演じた江口さんに「江口のりこで大正解じゃないか?カラッとしてるけど血が通ってて、経営者としての哲学が感じられる。本当にこういう人がしゃべってるのを聞いてるみたい」「江口のりこさんの存在感すごかった~!氷河衛にどんどん感情移入していきました」など絶賛の声が。貧しいなか必死に這い上がろうとする若者を演じた赤楚さんにも「赤楚衛二くん、軽~い感じのかのキレよりも子犬系のスーパーリッチのが断然良さが滲み出てる」「赤楚衛二くん、子犬系男子やらせたら右に出るものなし」「リュック姿の赤楚衛二が、子犬系男子の本領を遺憾なく発揮」などといった声が送られる。また行方をくらましてしまう亮には「一ノ瀬が次登場する時発狂してテレビに水ぶっかけるかもしれんわ」と怒りのコメントが投稿される一方、「黒幕他にいる。戸次さんは完全いい人、嘘つかない人の演じ方に見えた」といった間奏も。「松嶋菜々子の安定感エグかったな…ほんで黒幕感すごいねんけど思い過ごしかな」と、松嶋さん演じる聡美が“黒幕”なのではと考察するツイートも多数。そんな多くの視聴者の熱意もあってか放送後には“#SUPERRICH”がTwitterのトレンド1位に輝く状況となっている。(笠緒)
2021年10月15日11月放送の「世にも奇妙な物語’21秋の特別編」より、赤楚衛二主演のドラマの内容が明らかになった。本シリーズ初出演で主演を務める赤楚さんが登場する物語は、ある扉を開けてしまったことがきっかけで、人生が一変してしまう「スキップ」。赤楚さんが演じる冴えない大学生活を送る主人公・大倉幹夫は、同級生で大学のマドンナ的存在・藤野彩花に思いを寄せながらも、なかなか声をかけることができなかった。そんなある日、学校の帰り道で見覚えのあるマークが描かれた鍵を拾う。その鍵は、子どもの頃に祖母から「絶対に入ってはいけない。中に入ったら、二度と出られなくなる」と言われた大倉家にある“開かずの扉”の鍵だった。しかし、幹夫は鍵にひきつけられるように不穏な雰囲気に包まれながらも“開かずの扉”を開けてしまうことに…というストーリー。「役者をやるからには、いずれは出演させていただきたいと思っていた番組だったので、本当にうれしかったです!」と本シリーズへの出演を喜んだ赤楚さんは、今回のエピソードについて「起承転結がはっきりしていて、テンポも良くて楽しみながら読ませていただきました。最初から後半にかけての落差があって、一つ一つが丁寧に描かれていたので、演じがいのある役だと思いました」と台本を読んだ感想を明かす。また「台本を読んだ時は根暗なイメージがありましたが、監督と話していくうちに、“もうちょっと普通の男の子で演じてみていいよ”と言って下さって、少し自分らしさを出して演じました。よく友達にいそうな雰囲気の“ザ・良いやつ”かつ、そこまでイケてないみたいなキャラクターを前半に出して、後半はグッと変えていくというようなアプローチをしました。ぜひ、その落差を楽しんでいただければと思います」と演じた幹夫について語り、「後半につれての伏線回収であったり、ぞっとする怖さだったりといろんな気持ち悪さを僕の役と一緒に追体験していただいて、楽しんでいただければと思います。ぜひ、お楽しみに!」と視聴者へメッセージを寄せている。赤楚さんのほかにも本作には、幹夫と同じ大学に通う女子大学生・藤野彩花役として、元「乃木坂46」堀未央奈。坂口涼太郎、時任勇気、柳俊太郎も出演する。秋の特別編は、4つのオムニバスストーリーで構成。赤楚さんのほか、森七菜、桐谷健太、山口紗弥加が主演する。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’21秋の特別編」は11月6日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年10月12日『八つ墓村』以来、1年8ヶ月ぶりとなる新派本公演が2021年10月2日(土)から新橋演舞場で開幕する。大正から昭和にかけて活躍した新派の名優・花柳章太郎(1894-1965)を追悼し、花柳章太郎ゆかりの『小梅と一重(こうめとひとえ)』と『太夫さん(こったいさん)』の二本立てで上演する。初日まで1ヶ月を切った9月9日(木)、都内で記者会見が行われ、出演する水谷八重子、波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞が出席した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、公演中止や延期が相次ぐ現状に触れた上で、八重子は「また新橋演舞場に戻ることができて、私としてはこんな嬉しいことはございません。まだまだ安心できない日々が続きますが、ほんの瞬間、コロナのことを忘れられる舞台をお見せして、花柳先生に『いい子だね』と言われるような芝居ができればなと思います」と語った。花柳章太郎にまつわる思い出について尋ねられると、八重子は「最後の舞台をものすごくよく覚えております」として、役をつくってくれたこと、稽古の際に天丼を分けてくれたこと、襟足がとてもきれいだったことなど、多数のエピソードを感慨深そうに話していた。一方の久里子は「今になって花柳先生の懐の深さを思います。亡くなってからもいろいろビデオで作品を拝見して。お芝居はすごい方でしたね」。雪之丞は「(花柳章太郎の)生の舞台を拝見したことがないのですが、映像からでも素晴らしさが伝わってくる。素晴らしい女方で、大尊敬している大先輩。その花柳先生の追悼公演に出させていただくことはありがたいことですし、身の引き締まる思いです。一生懸命、舞台を勤めたいと思います」などと話した。また、緑郎は「歌舞伎の様式美と、新派のリアルな演技が重なって、本当にお洒落で見事な作品。たくさんのお客様に見ていただきたい」と意気込みを語った上で、「もっともっとやりたいなという作品がたくさんある。演劇の宝庫だなとつくづく思いますし、スペシャリストの集まり」と新派に対する愛も述べた。千穐楽は10月25日(月)。出演者は水谷八重子、波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞のほか、藤山直美、田村亮、大津嶺子ら。チケット発売中。取材・文:五月女菜穂
2021年09月13日江口のりこがベンチャー企業の破天荒な女性社長を演じるドラマ・木曜劇場「SUPER RICH」に、町田啓太の出演が決定。江口さんとは初共演、赤楚衛二とは「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」以来の共演を果たすことになった。本作は、幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマン・氷河衛(ひょうが・まもる)の、ジェットコースターのような波瀾(はらん)万丈な半生を描く完全オリジナルドラマ。仕事にプライベートにと、苦悩を抱えながらも日々をひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出す。このたび、衛の経営する会社「スリースターブックス」の仲間で、彼女の右腕として衛に尽くす宮村空(みやむら・そら)役を町田さんが演じることに。空は「スリースターブックス」の人事責任者で、衛の秘書のような役回りをしている人物。しっかり者でクールな性格だが、誰よりも衛のことをリスペクトし、忠誠心を持っている。ビジネスでもプライベートでも破天荒な衛を冷静に受け止め、彼女の右腕としていつもそばで支えており、衛からも絶大な信頼を置かれている存在。衛のためなら何でもするという姿勢に、周囲からは“忠犬”と言われることも。彼がそこまで彼女に尽くすのには、過去のある出来事が関わっているようで…。「私が今まっとうに生きているのは衛さんのおかげ」と口にする彼の過去には、何かが隠されていそうだ。そんな空だが、その働きぶりはスマートであり、物腰も柔らかいため、空に何かと相談事やプライベートの愚痴をこぼす社員も多い。「スリースターブックス」に採用されたインターンたちの面倒も見ており、良きお兄さん的存在となっている。子犬のように衛を慕う春野優(赤楚衛二)のことを警戒しており、彼には厳しく当たることもしばしば。優が現れたことで、空の社内での立ち位置が変わり、衛との関係が少しずつ崩れていく…。町田さんは「“忠犬”と呼ばれるくらいに衛さんを心から敬愛している人物です。衛さんのように強くあろうとしている空自身にも、抱えている心の痛みがあるので、そこにそっと寄り添いながら一緒に成長していけたら」とコメント。さらに、初共演となる江口さんについては、「とても穏やかなお人柄で、お芝居をしやすい空気をつくってくださるので救われていますし、すごく心強いです」と語る。また、本作は「内容を聞けば聞くほど挑戦的で魅力たっぷり」と言い、「成功と失敗を繰り返しながら“RICHとは何か”を考える、それぞれの人物たちの成長物語でもあると思っています。彼らが心のあり方を模索する様子を、楽しみながら見守っていただけるよう励みたい」と、本作のテーマに触れて意気込みを寄せている。また、合わせて衛、優、空のスリーショットも解禁。破天荒な女性リーダー・衛と、優、そして空の微妙な関係性がストーリーを追うごとにどう変化していくのか、期待が高まる。木曜劇場「SUPER RICH」は10月、毎週(木)22時~フジテレビ系にてスタート。(text:cinemacafe.net)
2021年08月23日寺田心が主演を務める、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が現在公開されている。同作は1968年からの3部作、2005年の平成版とヒットを記録した映画『妖怪大戦争』の令和版。フォッサマグナに眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣へと姿を変え、東京を向かうという未曾有の事態に、妖怪ハンターの血を継ぐ埼玉県・所沢市の小学生・渡辺ケイ(寺田)が「世界を救う勇者」に選ばれ、妖怪たちとともに大冒険を繰り広げる。今回は、主役のケイを演じる寺田と、ケイと共に冒険する天邪鬼を演じる赤楚衛二にインタビュー。作中では同じシーンも多かった2人に、役者として互いに感じたことや、撮影の仲良しエピソードについてなど話を聞いた。○■撮影時からの成長は?——撮影以来の再会のことですが、久しぶりに会って印象は変わりましたか?寺田:どうですか? 僕、成長しましたか?赤楚:顔の丸みが少しなくなって、シュッとしたよね。寺田:嬉しいです、ありがとうございます。赤楚さんみたいにかっこよくなりたいです!赤楚:いやいや、また〜(笑)寺田:いやいやいやいや! 本当にいつ見てもイケメンだなあ、かっこいいなあと思います。赤楚:本当に!?寺田:本当ですよ!——おふたりの仲の良い雰囲気が伝わってきます。撮影中は、赤楚さんはずっと天邪鬼(あまのじゃく)のメイクだったんですよね。寺田:役の扮装の姿でしかお会いしてなかったので、洞窟からの帰りのバスが1番長く素顔を見ていた気がします。特殊メイクがすごく大変そうでした。赤楚:あの扮装で、最後にカッコつけて写真を撮ったりもしてみました。寺田:赤楚さんは前からかっこいい方だと思ってたんですが、お会いして本当にかっこいい! と思いました。男の子はヒーロー願望があるし、『仮面ライダー』をやってらしたから、憧れの存在です。赤楚:初対面の時、僕は妖怪メイクだったけど、怖くなかった?寺田:怖いというよりも、「本当に赤楚さんなの?」みたいな(笑)。素顔を見てやっと「赤楚さんだ!」と思いました。最初は赤楚さんだとわかっていたんですけど、特殊メイクや演技も相まって、赤楚さんなのか天邪鬼なのかだんだんわからなくなっていって。赤楚:僕はもうずっとテレビで見てたので、会ったときには「本物の心くんだ!」と思いました。本当にかわいらしくて、でも一緒にお芝居をやっていくうちに、芯の強さも垣間見えて、かわいらしいけど、かっこいい男なんだなというのが印象深かったです。○■寺田心、素晴らしい受け答えの源には…——寺田さんは小学校5年生の春休みに今作の撮影をされていたということですが、赤楚さんはご自身の同じくらいの年の時と比べてみるといかがですか?赤楚:僕が小学校5年生の時!? ……ハナたれこぞうでした(笑)寺田:本当ですか?赤楚:本当に(笑)。周りにも田んぼしかないので、カエルをとって遊んでいた野生児でした。だからこんな受け答えとか、絶対にできなかったです。まず、じっとしていられない子でした。心くんから色々学ばせていただいてます。寺田:いやいや!——寺田さんの受け答えや語彙力は本当に素晴らしいですが、何か本を読んだりなど、お勉強もされているんですか?寺田:僕は小説はあまり読まなくて、漫画が好きなんです。漫画にも難しい言葉が出てくるから、それをしっかり熟読しているのが、もしかしたら良いのかもしれません。最初は絵だけ見ていたとしても、何回も読み返すと言葉が頭に入ってくるんです。家にもたくさん漫画があるし、とにかく気になると思ったものはなんとしてでも読んだ方がいいと思います! わざわざ読もうとしているわけじゃなく好きなものを読んでいて、最近は物理や元素記号についての漫画を読んでます。——すごいですね! 今回寺田さんはケイ、赤楚さんは天邪鬼を演じて、何か自身との共通点はありましたか?赤楚:天邪鬼は、人と仲良くしたいけどできなくて壁を作っているところや、意外と素直なところは共感できたかな。寺田:ケイとは、怖がりなところが似ているなと思いました。僕もおばけのような類の怖いものが苦手なので……トイレは行けるし、1人で寝られるようになったんですけど、お化け屋敷だけは行けない! ある仕事で行ってから怖くて、友達と一緒の時も、目をつぶりながら入りました。「絶対亡霊だ」とぼそぼそ言いながらやっとお化け屋敷を出たら「なんか、ずーんとした顔してるね」と言われました。赤楚:ぼくもめちゃくちゃ怖がりです。高校生の頃にお化け屋敷に行って、怖すぎて友達を突き飛ばして逃げて嫌われました(笑)。でも、3年前くらいに「叫べばいいんだ、叫んだら面白くなる」とお化け屋敷の楽しみ方を教わって、友達と一緒に「わぁ〜! 怖い!」「ぎゃあ!」と言っていたらすごく楽しくて、お化け屋敷が好きになりました。寺田:叫ぶんですね!? やってみます! 友達の鼓膜を破壊しない程度に……。——一緒にお芝居をするシーンが多かったお二人は、撮影での印象はいかがでしたか?赤楚:すごく純度が高いお芝居をストレートにぶつけてくれるので、僕としても助けられました。想像していたプランなんか飛び越えるくらい、今までにないストレートさで来てくれるから、演じていてすごく楽しかったです。いろいろ経験はされているけど、心の透明さが演技に出てくるんだろうなと思いました。寺田:赤楚さんには、本当に優しくしていただいて。同じ愛知県出身ということもあって地元の話もしたし、撮影の時は小5だったので、中学ではどうしようというような相談もさせていただきました。それだけじゃなくて「だるまさんが転んだ」で遊んだりもして、本当のお兄ちゃんのような感じでした。赤楚:心くんには、たくさん驚かされたしね(笑)。イタズラ好きなので。寺田:背後から「わっ!」って。赤楚:本当に怖いから、びびっちゃって。寺田:僕、人間側なのに驚かしてました(笑)。あらゆるところで数え切れないほど、記憶にあるかないかくらいたくさんいたずらをしてたけど、赤楚さんには特に1番仕掛けたと思います(笑)。赤楚:そうなの!?(笑)寺田:本当に1つ1つのリアクションが大きくて、クセになってしまったというか、1日に1回くらいはしかけないと気がすまなくなってました(笑)○■互いに「かっこいい」——それだけ一緒に過ごしてきたということだと思いますが、互いに「こういうところがかっこいい!」と褒め合っていただくとしたら、どんなところですか?赤楚:やっぱり心くんの信念の強さがかっこいい。撮影の合間にはなんでこの仕事をやってるのかという話もしたし、そこから見えてくる生き様が醸し出されています。体や心の変化もあるかもしれないけど、この年のうちから絶対にブレないものを持っているのは、本当に尊敬できるところです。寺田:ありがとうございます。赤楚さんが優しくてかっこいいというのはもう大前提の話として、この映画だからこそ、妖怪の時と普段の時との違いのギャップがすごく素敵です。赤楚さんの背中を見て大きいな、力強いなと思いました。僕がイタズラを仕掛けてたりして迷惑になったりしないのかなと思ったこともあったんですけど、しっかりリアクションしてくださったり、遊んでくださったり、本当にすごく楽しくさせていただきました。赤楚:「リアクションしてくれた」と言ってくれたけど、本当にビビってただけだよ(笑)寺田:洞窟の中でやったイタズラが1番楽しかったです(笑)。暗いし寒いし、いたずらしがいのあるスポットで、ハマりました。最高の条件でした。——先ほど『仮面ライダー』の話も少し出ましたが、今作も特撮的な見どころがある作品ですよね。寺田:今回初めてCGのある作品にチャレンジして、今までは一緒に演じる相手が目の前に存在していたんですけど、ないものを想像することがとても難しいなあと思いました。でも、想像で演じたからこそ、僕自身も映画を見て「こんな風になったんだ、かっこいいな」と思って、改めて冒険したような気持ちになりました。赤楚:僕自身、毎回技術の進歩を感じることがあって。質感や肌ざわりも伝わってきたり、大きさもリアルに近づいていて、すごく迫力もあるので、ぜひ劇場で楽しんでほしいです。——ちなみに赤楚さんは色んな国の方から人気で、日本以外のファンの方にもおすすめできますか?赤楚:日本の文化と言えばアニメや漫画が有名ですが、妖怪も文化だと思います! 世界中の妖怪も出てくるので親しみを持てると思うし、日本の妖怪がどんなものなのか楽しんでもらえる作品です。■寺田心2008年6月10日生まれ、愛知県出身。3歳から芸能活動を開始し、2015年にはTOTO「ネオレスト」のCMが話題に。主な出演作にドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(15年)、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17年)、『トクサツガガガ』『ハル〜総合商社の女〜』(19年)、映画『L・DK』(14年)、『パパはわるものチャンピオン』(18年)、『ばあばは、だいじょうぶ』(19年)など。■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年にAmazonプライムビデオ『仮面ライダーアマゾンズ』、同年9月に『仮面ライダービルド』出演で話題に。主な出演作にドラマ『ねぇ先生、知らないの?』(19年)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20年)、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『映像研には手を出すな!』(20年)など。現在、ドラマ『彼女はキレイだった』に出演中で、公開待機作に映画『決戦は日曜日』(2022年1月7日公開)がある。
2021年08月15日素直で、嘘がない。俳優・赤楚衛二はまっすぐに伸びる新緑のような人だ。そんな彼が8月13日公開の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』で演じるのは、いつも自分の考えとは真逆の回答をするひねくれ屋の天邪鬼(あまのじゃく)。まるで本来の自分とは正反対のキャラクター。でも、だからこそ演じる楽しさがある。そして、演じる中で天邪鬼と似ている部分も見つけたと言う。一見まるで天邪鬼に見えない赤楚衛二の天邪鬼なところははたしてどんなところだろうか。僕のアイデンティティは鼻なのかもしれない――最初に天邪鬼を見たとき、言われなければ赤楚さんだと全然わかりませんでした(笑)。自分でも何度見ても見慣れないというか。いまだに僕ではないんじゃないかと思うくらい別人だなと(笑)。でも実はそんなにすごく何かをしたわけではなくて。肌を塗って、カラコンつけて、あとは鼻ぐらい。鼻だけでこれだけ印象が変わるんだったら、僕のアイデンティティは鼻なんじゃないかなと思ったりもします(笑)。――妖怪役ということで、演技の方法論みたいなものは他の作品とは変わりますか?がっつり変わりますね。人間じゃなくてもいいんだということで、枷が外された感覚がありました。――それは、表現の思い切りが良くなるというような?表現が大きくなるのと、表現のパターンもなんでもいいんじゃないかなって思いました。天邪鬼なんて誰も会ったこともないし見たこともない。正解がない分、何をやっても正解になる。自由度がすごい高かったかなと。――表情のつくりかたもいつもと違った気がしました。鼻をメイクしているので、鼻のあたりがちょっと張り付いてた感じなるんですね。だから、笑うときもちょっといつもと違う変な笑い方になったりというのはありました。でも、そこは不自由だとは思わず、活かしていこうと。目もそうですね。カラコンを今まで入れたことがなかったので、ちょっと怖かったんですけど、意外とすんなり入って。このメイクで目が緑だと、より目が強調されるので、いいなと思いました。(c)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズみんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしい――なんでも声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたそうで。この見た目で普段の喋り方と同じように「おいら友達いないんだ」と言っても全然フィット感がないなと思って。どうしようかなと考えているときに、パッと山田くんだって思ったんですね。それは天邪鬼が持っている愛らしさが山田くんに近い気がしたからなんですけど。――ぜひ聞きたいです。赤楚さんは天邪鬼のどんなところに愛らしさを感じていますか?やっぱり素直じゃないところですかね。寂しがり屋のくせに素直じゃないところが、僕自身にもちょっと似ているというか。だからこそ好きなのかもしれないです。――赤楚さん、素直じゃないんですか?ほぼ素直です。ほぼ素直なんですけど、人と会いたいなと思いつつ、連絡を面倒くさがったりとか、来てほしいけど自分からは連絡したくないとか、そういうところが素直じゃないなと。――なぜ連絡しないんですか?面倒くさがりなんです(笑)。人とのつながりはあまり得意じゃないけども、でもどこかで人とつながっていたい自分もいるという。そういう葛藤の中で日々生きている気がします。――前に忙しそうだと思って連絡を控えていたご友人に、赤楚さんが「俺たちそういう関係じゃなくね?」とおっしゃった話をSNSで見ました。川合(諒)くんですね。そうなんですよ。そういう人がいるから、余計僕は寂しくなるんです。だから、みんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしいです。――まずは自分からしてみましょう(笑)。確かに(笑)。でも僕からはしないです。――天邪鬼だ!本当ですね。全然天邪鬼なところはないつもりなんですけどね。あ、でも、寝ているときにマネージャーさんから電話かかってきて、「寝てた?」って聞かれると「寝てないです」って嘘ついちゃう。本当にそこだけは嘘ついちゃう。――なぜでしょう(笑)。わかんないです(笑)。たぶん寝てたことを悟られたくないんでしょうけど。絶対バレてるんですよね、声で。ファンタジーだからこそリアリティを大切にする――改めてですが、赤楚さんが思う本作の魅力を聞かせてください。前回以上に世界中の妖怪が出てくるので、妖怪好きの方には楽しんでもらえるんじゃないかと思いますし、何よりスケールが大きいんです。最終決戦のシーンはスタジオでの撮影だったんですけど、本当に電柱が倒れていたり、ビルが壊れていたり、こんなスケールのでかいスタジオで撮ったのは、僕にとっても初めてでした。――難しいですよね。実際の撮影では、目の前に妖怪がいない中、でも本当に妖怪がいるようにリアクションをしなくてはならない。そこは『仮面ライダー』のおかげでなんとかなりました。巨大な敵が出てきたり、自分の手から技が出たり。なんでもありの撮影だったので、見えないものをイメージして演技をするのは、あのときかなり鍛えられましたね。本当に『仮面ライダー』さまさまです。――撮影のときは、見えない妖怪のビジュアルを頭の中でイメージして演技をするんですか?そうですね。どれくらいの背丈だとか、片足を一歩進めただけでどれだけ地面が揺れるのかとか、そういうことはいろいろ考えていました。確かにお話としてはファンタジーなんだけど、お芝居までファンタジーになってしまったら観ている人は共感できない。だから、そういう細かいところのリアリティは大切にしました。部屋に虫が出たら親に電話します――個人的には、主人公であるケイと弟のダイの兄弟の物語が胸に響くものがありました。めちゃくちゃいいですよね。お兄ちゃんがちょっと意地悪しちゃうのもすごいわかりますし、弟がすごい素直で。本当にお兄ちゃんが好きなんだろうなというのがにじみ出ていて、僕も大好きです。――この物語は、ケイが勇気に目覚めていく物語です。赤楚さんは勇気はある方ですか?ものによりますけど、それこそお化けは昔は怖かったです。お化け屋敷が苦手で。友達を突き飛ばしてダッシュで逃げちゃうくらい本当に無理だったんですけど、それは3〜4年前に克服しまして。今はむしろ虫の方が怖いです。――虫は確かに怖いです。昆虫だらけの森の中での撮影のときとかは、ずっとビビってます(笑)。――もし家に虫が現れたら?親に電話します。――電話されても助けには行けません(笑)。来られないですけど、ひとりで耐えきれないので。とりあえず「どうしたらいい?」って相談して、その怖さを共有します。で、結局どうもしてくれないから、自分で窓を開けるなり殺虫剤を買ってくるなりするんですけど…。――じゃあ、たとえば大きな仕事や難しい仕事に直面して、何か決断しなければいけないとなったとき、勇気を出して飛び込むことはできますか?そういうときはバンって飛び込んじゃいますね。結局なんとかなるんですよね、大抵のことは。もし何かあったとしても、何かあったときに改めて考えればいい。その前からビビっているのはもったいかなと思います。――なんとかなると思えるのは昔からの性格?それともキャリアを重ねる中で生まれたものですか?重ねる中で生まれたものですね。やっぱり最初の方はオーディションに落ちたらどうしようってビクビクしていたし。で、実際に落ちて、落ち込んでみたいな。でもそういうことを繰り返していく中で、だったら期待しなきゃいいんだと考えられるようになったというか。まだ起きていないことをあれこれ期待するから慎重になる。そうじゃなくて、とりあえず先のことを考えずに今できることをぶっこもうという気持ちで入っていけるようになったのは、そこからですね。僕の点数が5だとしたら、それを10で返せる仕事がしたい――『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のヒットを経て、いろんな人たちが赤楚さんに注目するようになりました。この熱狂をどう受け止めていますか?変わらないところは変わらないかもしれないですけど、でも日々変化していきたいとは思っています。それは別に自分を取り巻く環境が変わったからとかそういうわけではなく、やっぱり僕はちゃんとしたカッコいい男になりたいので。そこに向かって常に変わっていきたい。それが変化なのか成長なのかわからないですけど。――多くの人が赤楚さんに期待しています。それは喜びですか?それともプレッシャーですか?両方ですね。うれしいですし、もちろんプレッシャーでもあります。たとえば僕がほんのちょっとしか出番がない役で出たときも、いろんな人が褒めてくれて。でもきっとこれから露出が増えれば増えるほど、ネガティブなことを言われることもあると思うんです。でもそうやって言われるのには、僕にも理由があるだろうし。そこは直していこうと思う反面、そうやって自分の粗みたいなものを指摘されることに対しては怖さも感じています。――そういうネガティブな声は、何かもう実感としてあるのでしょうか。今はあんまりないです。それは、僕自身、そんなにネットを見ないというのもありますけど。ただ、もっと第一線で活躍されている方たちを見ると、そうなっていくんだろうなと。それは怖いけど、この仕事をやっている以上、それだけ言われる立場になりたいという気持ちもあります。――今、赤楚さんのモチベーションになっているものは何ですか?今言ったようなこともモチベーションになっていますが、いちばんは楽しんでくれる人がいること。やっぱり観てもらえないと寂しいですから。僕たちの仕事って観てくれる人がいてナンボの世界なんだというのは改めて実感しています。――これからの赤楚さんの活躍を多くの人が楽しみにしています。最近お仕事をいただける機会がすごく増えて。見てくださる方も増えて、すごくうれしいのと、でもやっぱりもっと頑張らなきゃいけないなって。まだまだ超えられない壁が自分の中であって。その中で思うことは、ただなんとなくこなす人間にはなりたくないなって。この役を僕にいただけたのはなぜかということをちゃんと考える。たとえば、キャスティングの段階では僕の点数を5だと思っていたとしたら、それを10で返すぐらいの仕事をやっていきたい。自分らしい道はきっとあると思うし、自分にしかできないお芝居ができる俳優を目指して、これからもひとつひとつのお仕事を頑張りたいです。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日全国ロードショー。(c)2021『妖怪大戦争』ガーディアンズぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント赤楚さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!ぴあアプリではアプリ限定の赤楚さんの写真も見られます!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年08月11日作品ごとに新たな顔を見せ、役と真摯に向き合い、全うする赤楚衛二さん。赤楚さんの現在地、そして、その穏やかな佇まいの中に宿る信念とは?『Love so sweet』でめっちゃテンション上がります。夏の始まりを感じさせる蒸し暑い昼下がり。現れた赤楚衛二さんは、穏やかで優しげな笑顔はそのままに、どこか精悍な雰囲気をまとっていた。現在撮影中のドラマ『彼女はキレイだった』の影響もあるのかもしれない。今作は韓国で製作され大ヒットした同名ドラマのリメイクで、子供時代に心を通わせた男女が16年ぶりに再会して起きるラブストーリー。その中で赤楚さんが演じるのは、ふたりが働く雑誌編集部の記者で、過去の経緯を知りながらもヒロイン・佐藤愛(小芝風花)に恋してしまう先輩記者の樋口拓也。ひょんなことから編集部で働くことになった愛を何かと気にかけるが、同時に小学生レベルのいたずらを仕掛けて喜ぶような変わり者のキャラクター。「最初にお話をいただいた時は、自分の役が韓国版の俳優さんのイメージに持っていかれることを懸念して、見ずに挑もうかと思っていたんです。でも、結局見ちゃいました。ジャクソン(小芝さん演じる愛の愛称)にしょっちゅうちょっかいをかけたり、ちょっとはっちゃけすぎるところはありますけれど、彼はチャーミングで他人の目線に立てる人。僕の役も何を考えているかわからないところは一緒で変人は変人なんですが、監督さんとニュアンスを話し合いながら僕だったらどうやるかを考えて演じています」これまでのインタビューでその時に演じている役柄に集中するあまり、撮影中は私生活にまで影響を及ぼしてしまうことが多いと話していた赤楚さん。現在はどうやら「普段よりもテンションが高くて陽気」な人にシフト中のよう。「役に入るとすごく楽しくなっちゃうみたいで、声もいつもより大きいみたいです。僕自身、普段から帰り道を変えて小さな発見を楽しんだり、些細なことを面白がるようにしています。それで言いますと、この間、家のエントランスロビーの壁に、くまのプーさんみたいな模様を見つけたんです。嬉しくて写真を撮って友達に『俺んちの家の壁にプーさんがあるよ』って送ったら、すごいねって言ってくれる人もいたけど、『大丈夫?』っていう反応もあって(笑)。まあ…役としては正解なのかな」演じる樋口は、ライバルがいようと恋心をストレートに伝えるタイプだけれど、ご自身はどうなのだろう。「僕も、めちゃくちゃガンガンいってましたね。気になる子へのアプローチは、自分が好きなタイプを彼女に寄せてしゃべって、相手に私のことかなって気づかせるとか。逆に彼女の好きなタイプを聞いて、一個一個に『それ、俺じゃん』って返して、冗談交じりで『じゃあ俺にしなよ』って言うとか」理想の出会いは、意外にも「ベタなのがやりたいですよね」との返答。「たとえばひとりで温泉に行って、食事する場所でひとりで黙々とごはん食べていたら、向かいにやっぱりひとりで食べてる女性がいて、『おひとりですか?』って…」話している途中で恥ずかしくなったようで、ククッと笑いが漏れる。「ひとりで温泉旅行することはほぼないですが、いざそうなったら友人には離れてもらって、ひとりの状況を作るかもしれません(笑)」以前にはきっぱり「恋愛よりも仕事」と言っていたけれど、ぽろりと「恋したくなっちゃいます」発言も。「恋愛ものの作品に入っていると、いいなぁって思っちゃいます。それこそ『チェリまほ』(ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』)の時もそうで。前はどっちかといえば一目惚れタイプだったんですけれど、人を好きになっていく過程をあの作品で教えてもらった気がして、いいなって。今は、恋愛映画ばっかり観てるし、キュンキュンするラブソングを聴いてます。嵐さんの『Love so sweet』なんて、あのイントロが始まるとめっちゃテンション上がります」恋のライバルとなる長谷部宗介は、同い年の中島健人さんが演じる。「お芝居ではまだガッツリ絡んでいなくてバラエティでご一緒した時のことですけれど、めちゃくちゃ頼もしくて、ここまでいろんなものを背負いながら生きてこられたんだなと感じました。ユーモアもあって、男性として魅力的な方ですよね」そう話す本人も、少しずつ背負うものが大きくなってきているはず。「映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の頃はプレッシャーを感じていましたけど、今は、僕にできることをやるしかないという気持ちでいます。もちろん反省することはあるけれど、ネガティブにならないよう、どうせチャレンジするなら楽しんでやりたいと思っています」最後に特集に絡めて、赤楚さんに脚に関するエピソードを伺ってみる。「僕、足の人差し指が親指より長いんです。小さい頃、それで親より出世すると言われていたので、それを目標にがんばっています。…って、こんな話でいいんですかね(笑)」あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。出演ドラマ『彼女はキレイだった』は7月6日より毎週火曜21時~フジテレビ系にて放送。映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開も控えている。古着のパンツ¥16,280(サレン東京 TEL:03・6416・1312)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年7月7日号より。写真・笠井爾示スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・廣瀬瑠美取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月03日謎が解かれた後に残る切ない余韻も素晴らしい、重層的なミステリー。道尾秀介さんによる『雷神』とは?「これまでに『龍神の雨』『風神の手』と、タイトルに『神』が入る話を2冊書いているので、いつか雷神を書いて『神』シリーズとして完結させたいと考えていました。どれも本当に神様が出てくるわけではありませんが、今回は現代における『神というものの意味』についても突き詰めています。たまたまなんですが、自分が普段よくいる浅草でも、雷門の両側に風神雷神の像、その後ろ側に龍神が立ってるんですよね」『雷神』の主人公は、ある出来事で妻を亡くし、小料理屋をやりながら男手ひとつで娘の夕見を育ててきた藤原幸人。娘には決して知られたくない秘密を隠し続けてきたが、ある日一本の脅迫電話がかかってくる。そこから、幸人の生まれ故郷の新潟県羽田上村の伝統祭〈神鳴講〉やそのさなかに起きた30年前の事件など過去が呼び覚まされ、家族、村人たち、村の因習が複雑に絡まり合う。「東京出身なので、雷といわれてイメージするのは雨と一緒にやってくる夏の雷なんですね。でも新潟など日本海沿岸部では、冬の到来を告げるものでもあり、常識的に冬季の気象現象らしい。落雷の様子も関東で見るのと違って、日本海側の雷光は本当にヤマタノオロチのように分かれていくんですよね。その違いも楽しんでもらえるなと、物語舞台も決まっていきました」既出作『貘の檻』で登場した郷土史研究家で写真家の彩根が再登場。「なぜかすべてを見抜いて解決をアシストする彼を、どこかでまた出したいなと思っていたんですよね」藤原父娘のみならず、幸人の両親や姉の亜沙実とも関わる、一家を襲った悲劇。その封印は解かれるのか。「初めての試みとして、後半に一枚の手紙の画像を入れています。物語は文章だけで成立しているので、それは素通りしてもらってもいいし、あのページをじっと見ることで真実を言い当てることもできます」小説を書くときは、プラモデルのパーツを組み立てるのではなく、少しずつ手を加えて仕上げていく“粘土細工”のようなイメージだそう。「トリック優先で物語を組み立てると、どうしても動機が甘くなってしまう。ストーリー、仕掛け、テーマを、同時進行で描くことで、3世代を串刺しにする、逃れられなかった何かが描けたかなと思っています」『雷神』幸人は姉とともに父親に連れられ、30年前に羽田上村を逃げ出した。だが娘に乞われ、忌まわしき故郷へと真実を求めて舞い戻る――。新潮社1870円みちお・しゅうすけ作家。1975年生まれ。2011年『月と蟹』で直木賞受賞。ミリオンセラー『向日葵の咲かない夏』ほか著書多数。※『anan』2021年6月30日号より。写真・森山祐子(道尾さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年06月28日映秀。が気鋭の映画監督・団塚唯我とコラボレーションした「笑い話」のミュージックビデオを公開した。Spotifyが選ぶ注目の次世代アーティスト「RADAR:Early Noise 2021」に選出され、19歳の誕生日である3月17日に1stアルバム『第壱楽章』をリリースした映秀。。そのアルバムの最後に収録されているのが楽曲『笑い話』である。監督を務めた団塚監督は1998年生まれの22歳。『愛をたむけるよ』で昨年数々の賞を受賞、次世代を担う注目の存在でMVを手がけるのは今回が初となる。本映像には小川紗良や津田寛治、宮下今日子ら実力派俳優が出演し、映秀。自身も演技に臨んだ。従来のミュージックビデオの概念を超えた深い楽曲表現をぜひチェックしてほしい。映秀。1st Album『第壱楽章』発売中収録曲01.零壱匁02.反論03.残響04.東京散歩05.誰より何でしょ 人より事よ06.ハ茶メ茶オ茶メ07.音ノ葉08.鈴ノ音09.Good-bye Good-night10.拳花11.自然12.笑い話
2021年04月08日映秀。が、1stアルバム『第壱楽章』のリリースを記念してスタジオライブ映像を3月17日20時からオフィシャルYouTubeチャンネルにて配信する。今年のSpotify「RADAR: Early Noise 2021」に選出され注目を集める映秀。は、1st EP『別解』リリース日にピアニスト角野隼斗とのセッションを披露した。今回は、初のアルバム発売日ということで角野隼斗に加えチェリストの村岡苑子、アルバム収録曲のサウンドプロデューサーTomoLowを迎えてパフォーマンスを行う。また、3月17日21時からオンエアされるFM802『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』に映秀。が生出演することが決定した。映秀。がメディアに出演するのは今回が初となる。映秀。『第壱楽章』発売記念 スタジオライブ3月17日(水) 20:00 スタート映秀。オフィシャル YouTubeチャンネルにて配信<番組情報>FM802『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』3月17日(水) 21:00~23:48DJ:落合健太郎番組HP:<リリース情報>映秀。 1st Album『第壱楽章』2021年3月17日(水) リリース映秀。 1st Album『第壱楽章』初回限定盤ジャケット画像【収録曲】01. 零壱匁02. 反論03. 残響04. 東京散歩05. 誰より何でしょ 人より事よ06. ハ茶メ茶オ茶メ07. 音ノ葉08. 鈴ノ音09. Good-bye Good-night10. 拳花11. 自然12. 笑い話『第壱楽章』予約URL:関連リンク映秀。 Official Site:映秀。 Twitter:映秀。 Instagram:
2021年03月16日作品によって全く異なる顔を見せる赤楚衛二さん。役に没入しがちという赤楚さんがリセットできる時間とは?憧れのひとり暮らしを始めた上京話から、理想の暮らしなど色々語ってくれました。食器洗いが苦手。次に引っ越したら食洗機を買いたいです。ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』では、好きなものに囲まれた平穏な暮らしを慈しむ主人公を。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』では、棚を埋め尽くす映画のDVDを心の拠り所にする青年を。表情や佇まいに、生活の匂いまで感じさせるような繊細な演技で、役に命を吹き込んでみせる赤楚衛二さん。その赤楚さん自身は、一体どんな生活を送っているのだろうか。「わりと頻繁に引っ越すタイプで、今の家で4軒目なんです。上京したての時は、モノトーンの部屋に憧れてインテリアを黒で揃えたんですけれど、結果、家に帰っても全然落ち着けなくて(笑)。今の家も、引っ越した時はすごくいいと思っていたはずが、収納が少ないのもあって手狭になってきて、そろそろ断捨離も考えなくちゃいけなくなっています。しかも買ったソファがめちゃくちゃ大きくて、さらに部屋が狭くなってしまって。まさに今、引っ越したいと思っているところです」自宅は、「僕が僕でいられる場といいますか…何も気にしなくていい、ひとりで物事を考えることができる、自分にとっては一番必要な空間」。また、精神面や身体面でのリセットの場でもある。なかでもとくに大事にしているのは睡眠と入浴の時間らしい。「もともとロングスリーパーで、寝ないとダメなタイプなんです。ただ、十分な睡眠時間が取れない時もあるので、睡眠の質を上げたいと思って、寝具は寝心地を重視した、いいものを選ぶようにしています。でも、それだけこだわっていても、寝ても寝ても疲れが取れないっていう状態になったことがあって…。どうしたら睡眠の質を上げられるんだろうって調べてみたら、お風呂だったんですよね。僕、睡眠スコアが測れる機器を着けて寝ているんですけれど、湯船にゆっくり浸かるようになったら、スコアが上がったんです。だから今は、どんなに疲れて帰ってもお風呂は欠かさないです。浸かるのは15分くらい。45度とかの結構熱めのお湯が好きで湯船から出ると体がぽかぽかなんで、シャワーで体を洗うタイミングで一緒に湯船もゴシゴシしています。これが一番効率がいいんで(笑)」無邪気な笑顔でそう話す。この気取らない等身大な暮らしぶりが、画面越しに伝わる人肌を感じる演技に繋がっているのかもしれない。ひとり暮らしも6年近くなり、家事も板についてきたけれど、いまだに食器洗いは苦手だとか。「洗濯も料理も好きなんですよ。とくに料理は、始めてみたら奥深いじゃんってなって一時期めちゃくちゃハマってました。でも、食べ終わった後に動きたくなくて、近頃はテイクアウトに頼っちゃうことが多くて。次に引っ越したら食洗機を買いたいです。そしたら料理するようになるのかなって」今回の撮影テーマは“夜のおうち時間”。普段の夜は?「意外と寂しがりで、友達に“ヒマ電”することが多いです。地元の友達とか共演して仲良くなった友達と、長いと2~3時間くらい。基本、メールより電話が好きです。イヤホンで話しながら洗濯したり片付けもできるから。誰も構ってくれない時は映画を観るか、テレビだったり本だったり。ひとりが好きだけれど寂しがりっていう、よくわからない感じです」ただ、もともと役に没入してしまうタイプ。それゆえ、ひと度作品に入ると生活までが一変する。「まだ、うまく切り替える方法がわかってないだけなんですけど。撮影期間中は映画も観られないですし、テレビもつけないし。音楽も曲の趣味が変わっちゃうくらい、全然違う曲が聴きたくなったり。その期間は友達とも急に連絡を取らなくなって、メールも返せないってことも多いです。セリフは、カフェとか外で覚えることが多くて、わりとセリフ覚えが良いほうではあると思うんですけど…。でもこの間、2つの作品を並行して撮ることがあって、これまでのずっと役でいるやり方ではダメだと思ってアプローチを変えてみたんですね。作品のなかでの自分の役割を把握して、シーンの意味をちゃんと理解した上で、いざ現場に入ったら真っ白で立とうって。この方法を試してみたら、意外とうまく切り替えられたんです。もしかしたら、現場でエンジンをかけるスピードが速くなっただけかもしれないですけどね。今までは徐々にしか上げられなかったけど、スイッチ入れたらバンッてエンジンを動かすことができるようになってきているのかな。そっちの手法を極められたら、撮影前日の夜もお酒とかを楽しめるようになるのかもしれません」さまざまな経験を重ね、少しずつ自分に合う快適な暮らしが見えてきたところ。今、住みたい部屋の条件は、仕事関連のものを持ち込まない空間をひとつ持つこと。「最近、木の温かみのある家具に目が行くようになって。次に引っ越したら、思い切ってそっちに買い替えたいなと思っています」LIFE STYLE 1:何より睡眠を大事に。眠りの質の向上のため寝具にはこだわります。贅沢をするほうではないですが、睡眠の質を上げるためには惜しまないようにしています。マットレスは体が沈みすぎない硬めのタイプで、逆に枕は柔らかいもの。お風呂上がりには、マッサージガンでコリをほぐしたり、赤外線で脚を温めたりしています。LIFE STYLE 2:思考に浸れるよう余計なものを遮断した何もない空間を大事に。ともすると、家でもずっと役や作品のことを考えています。でも、物が多いと目から入ってくる情報が多くて集中できないといいますか…。なので今は、思考したい時は余計なものが一切ないトイレにこもる。俗世を遮断できる僕のサンクチュアリです。LIFE STYLE 3:好きな香りに包まれ湯船に浸かって今日一日をリセット。もともとお風呂が好きなのもあるし、睡眠の質を上げるためにも、毎日必ず湯船には浸かるようにしています。お風呂は、余計なことを考えずにリラックスできる場所。なので入浴剤にもこだわっていて、好きな匂いのものを何種類も買って使っています。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。昨年、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が大きな話題に。3月22日放送のドラマ『ハクタカ 白鷹雨音の捜査ファイル』(テレビ東京系)に出演。今夏公開予定の映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に出演。写真1、2枚目・古着のブルゾン¥7,800古着のスウェット¥5,800(共にaNiKi TEL:03・5728・4410)オーバーオール¥50,000(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983)その他はスタイリスト私物写真3、4枚目・スウェット¥10,000パンツ¥11,000(共にチャンピオン/チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ TEL:03・5962・7600)※『anan』2021年3月17日号より。写真・金 玖美スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・廣瀬瑠美取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年03月14日赤楚衛二とSUMIREが、有名妖怪をはじめ、映画オリジナル妖怪、世界中のモンスターも加わり妖怪ワールドが拡大する『妖怪大戦争 ガーディアンズ』にて、“鬼”役として参加することが分かった。「仮面ライダービルド」「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」『思い、思われ、ふり、ふられ』などに出演する赤楚さんが演じるのは、主人公・兄(寺田心)が冒険の中で出会う鬼のひとり、天邪鬼。名前の通りあまのじゃくな性格で、いつも自分の考えとは真逆の回答をして兄を振り回す役どころ。兄を必死で追いながら「お前、歩くの遅いなー」(=速い)と言ったり、窮地に陥ると「絶体絶命の、チャーンス!」(=ピンチ)と言ったり、コミカルでどこか憎めない性格。また、捨てられていた白いガラケー(聞いたことは何でも教えてくれる不思議なガラケー)を唯一の友達として大切にしている。そして、「装苑」専属モデルであり、『リバーズ・エッジ』『mellow』など女優としても活動するSUMIREさんが演じるのは、武闘派な鬼の一族のリーダー・茨木童子。兄の先祖にして、平安時代に実在した伝説の妖怪ハンター・渡辺綱に痛い目に合わされた過去を持っており、鬼の大群を従え兄の命を狙う。本作では、迫力のアクションシーンにも挑戦している。前作を映画館で観たという赤楚さんは「『また妖怪大戦争をやるんだ!』という驚きと、新作で鬼を演じさせていただける喜びで溢れています」と出演を喜び、「天邪鬼を演じる上では、たたずまいや動きも参考にしたくて『マスク』や『ロード・オブ・ザ・リング』など特殊メイクが印象的な作品も見直しました。独特な声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたりもしています(笑)」と役作りを明かす。SUMIREさんは「妖怪に対する仲間意識の強さや芯のある茨城童子として、初めてのアクションや役作りの上で妖怪の格好をして三池監督の非現実的でも魅力的でアクティブな世界観のある作品に携わる事が出来て楽しかったです」と撮影をふり返り、「初めて寺田心君との共演で今まで自分が持っていた心君のイメージと違い、撮影の合間に学校で流行っている事を話してくれたり一緒に遊んだり無邪気な子供らしい部分をたくさん見せてくれて嬉しかったです」と共演した印象を語っている。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は今夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年公開予定©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2021年02月15日主演・寺田心、監督・三池崇史による映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が2021年夏に公開される。この度、本作で鬼として赤楚衛二とSUMIREが出演することが発表された。1968年からの3部作から始まり、2005年の平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』。今回の主役は、今飛ぶ鳥を落とす勢いの名子役・寺田心。数奇な運命に導かれ世界の存亡をかけた戦いに挑む主人公・渡辺兄を演じる。さらに寺田演じる主人公・兄をとりまく妖怪キャストとして狐面の女役に杉咲花、狸の総帥・隠神刑部役に大沢たかおが抜擢されている。ストーリーは20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来するところから始まる。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じている。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく。新たに発表となった赤楚が演じるのは、主人公の兄が冒険の中で出会う鬼のひとり・天邪鬼(あまのじゃく)。名前の通りあまのじゃくな性格で、いつも自分の考えとは真逆の回答をして兄を振り回す。道を急ぐ兄を必死で追いながら「お前、歩くの遅い=(速い)なー」と言ったり、窮地に陥ると「絶体絶命の、チャーンス(=ピンチ)!」ともらしたり、コミカルでどこか憎めない性格が特徴のキャラクターだ。一方で、捨てられていた白いガラケー(聞いたことは何でも教えてくれる不思議なガラケー)を唯一の友達として大切にするピュアな一面も。赤楚は、若手俳優の登竜門『仮面ライダー』シリーズや、浜辺美波との共演で話題の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)、通称“チェリまほ”として話題を呼んだ主演人気ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系)などで、現在ブレイク中。発表済みのキャスト同様、真っ赤な顔にアシンメトリーの角や特徴的な鼻など、本格特殊メイクで見事鬼への変身を果たしている。三池監督作への初出演で演じた初の鬼役について「めちゃくちゃ大好き!」と語る、彼のチャーミングな天邪鬼に注目だ。一方のSUMIREが演じるのは、武闘派な鬼の一族のリーダー・茨木童子(いばらきどうじ)である。主人公の先祖にして、平安時代に実在した伝説の妖怪ハンター・渡辺綱(わたなべのつな)に痛い目に合わされた過去があり、鬼の大群を従えて兄(けい)の命を狙う。実際の言い伝えでは、茨木童子は綱に腕を切り落とされたという話も多々存在しており、好戦的な鬼として知られる存在。演じるSUMIREは雑誌『装苑』専属モデルとして活躍しながら、『さらば静寂』(18)、『リバーズ・エッジ』(18)、『mellow』(20)など話題作への出演が続く若手注目株。赤楚同様、本作では初の三池監督作で初の鬼役での出演となるSUMIREは、見た目にもド派手な鬼に変貌し、迫力のアクションシーンにも挑戦している。今夏の公開にますます期待だ。赤楚衛二 / 天邪鬼(あまのじゃく)役・コメント前作を映画館で観ていたので、今回の出演については『また妖怪大戦争をやるんだ!』という驚きと、新作で鬼を演じさせていただける喜びで溢れています。天邪鬼を演じる上では、たたずまいや動きも参考にしたくて『マスク』や『ロード・オブ・ザ・リング』など特殊メイクが印象的な作品も見直しました。独特な声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたりもしています(笑)。天邪鬼のことはめちゃくちゃ大好きです!鬼だけど、どこか垣間見える人間らしさに共感してもらえる役だと思います。初めて演じた鬼役ということもありますが、とても愛らしいし、実は辛い思いもしてきたキャラクターなので、撮影が終わった時には兄(けい)たちと出会えてよかったなとしみじみ思いました。SUMIRE / 茨木童子(いばらきどうじ)役・コメント妖怪に対する仲間意識の強さや芯のある茨城童子として、初めてのアクションや役作りの上で妖怪の格好をして三池監督の非現実的でも魅力的でアクティブな世界観のある作品に携わる事が出来て楽しかったです。初めて寺田心君との共演で今まで自分が持っていた心君のイメージと違い、撮影の合間に学校で流行っている事を話してくれたり一緒に遊んだり無邪気な子供らしい部分をたくさん見せてくれて嬉しかったです。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』2021年夏公開
2021年02月15日俳優の赤楚衛二が4日、都内で行われた「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」のレッドカーペット・授賞式に出席し、「話題俳優賞」を受賞した。昨年10月期に放送されたテレビ東京のドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)で連続ドラマ単独初主演を務め、童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた冴えない主人公を好演した赤楚。「役者を始めて6年目になって賞をとりたいという気持ちはまだおこがましいなと思っていながら、一つ一つの作品をいい作品にしようと頑張ってきたんですけど、こうやって評価していただけて本当にうれしいです」と受賞を喜び、「もっともっとこれからも精進していきたいと思いますので、どうぞこれからも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。同アワードは、中国最大のソーシャルメディアであるWEIBO(微博)で活躍し、中国で大きな影響力を持つ俳優やアーティスト、文化人、キャラクター、企業を表彰するもの。日本では3回目の開催となる。撮影:蔦野裕
2021年02月04日ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の安達役で大注目された赤楚衛二さん。表情や動きから醸し出される絶妙な仔犬感と、情感あふれる表情や佇まいに心を奪われた人は少なくないはず。今回は、そんな赤楚さんの素顔に迫りました。町田くんは役者としても、人としても尊敬できる人。――赤楚さんがどんな生活をおくっているのか気になります。赤楚:堕落した生活をしています(笑)。たとえば洗濯が苦手だし、料理も苦手でコンビニで買ったものを食べたりしてますし。趣味で言いますと、スーパー銭湯が好きなので、こういうご時世になる以前は、お休みの日にたまに友達と行ったりしていました。スーパー銭湯って、いろんなお風呂があるじゃないですか。熱いお湯は苦手なんですけど、炭酸泉がめちゃくちゃ好きで電気風呂も好きで。あとサウナも大好きです。――一緒に行かれるのは…。赤楚:地元というか、上京してきている名古屋時代の友達だったり、東京でバイトしていた時代の友達だったり、役者の友達だったり。大きく分けて3つありますね。――いまは難しいとは思いますけれど、集まって飲み会みたいなこともされたりするんですか?赤楚:大学生くらいまではそういうこともあったんですけれど、上京してきて地獄の1年を味わってから、そういうことできなくなっちゃいました。上の方には、26歳なんだからもっと遊んでもいいんじゃないって言われるんですけれど、体力的に無理で。でも、ふざけるとなったら全力でふざけます。――ファッションとかに興味は?赤楚:あ~…それなりにあります。どういう系が好きとかじゃないんですけれど、基本、古着が好きだったりするので、休みの日に古着屋巡りすることもありますし。――散財するほう?赤楚:あんまりお金は使わないんですけれど、使うってなったらどんと使います。しょっちゅう買い物するタイプではないんですが、たまにふらっと出かけた先で気に入ったものがあると、ちょっと高くてもためらわず、みたいな。旅行も好きなんですけれど、行くとなったら宿は妥協したくないし。でも基本、貯めるほうだと思います。――あと、人としてこれだけは許せないとか、これだけは守りたいと思っていることは何でしょう。赤楚:これ、ほんっとひとつだけなんですけど、人によって態度を変える人がめちゃくちゃ苦手なんです。しかもそれが、純粋にその人自身というより、背中に背負っている肩書だったり立場だったり…というのが。だからこそ僕も、相手がどんな年下の子だったりしても、ちゃんと“人対人”として接しようと思っています。結局この仕事って人と人との仕事ですし、人が人を見て思い合うものなので、人としてどうあるかが大事なんじゃないかなと。だからなるべくフラットでいようと思っています。――そろそろ年齢的に30代が視野に入ってきています。どんな30代を目指していますか?赤楚:いろんなことを経験して、いろんなものを見て、いろんな人に会って、ちゃんと年相応の人間的深みが出てきたら嬉しいかなというところです。――意識的にそういうことをされていらっしゃるんですか?赤楚:いまはちょっと難しいですが、以前はしてました。本当はずっと家にいたいんですけど、もったいなくて意識的に人に会うようにしていました。人に会うって楽しい半面、しんどさもあるんだけど。――憧れる大人像って、どなたかいらっしゃいますか?赤楚:たくさんいますが、最近会った方のなかでいうと、町田(啓太)くんは素敵だなと思います。役者としてもですが、人としても尊敬できるんです。物事の捉え方とか考え方、役に向き合う姿勢もですし、周りへの気遣いもできる、本当にジェントルマン。しかも、世界情勢や社会のことなどもよくご存じで、それに対する自分の視点や意見をきちんと持っているところも素敵だなと思います。赤楚さんのファースト写真集『A』が好評発売中(ワニブックス)。また、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のBlu-ray BOXが3月24日に発売予定。そして次号のanan2237号では、共演の町田啓太さんと2ショットグラビアで登場!多くの人々をときめきと幸福の渦に巻き込んだ“チェリまほ”の魅力に迫ります。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2013年にサマンサタバサ・メンズモデルオーディションでグランプリを受賞。‘15年に俳優デビューし、『仮面ライダー』シリーズなどで注目を集める。昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で連続ドラマ単独初主演。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』などにも出演。※『anan』2021年2月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小松嘉章ヘア&メイク・廣瀬瑠美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年02月04日ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(以下、チェリまほ)では、非モテの陰キャである安達を演じていた赤楚衛二さん。表情や動きから醸し出される絶妙な仔犬感と、情感あふれる表情や佇まいに心を奪われた人は少なくない。あまりのリアルさに、本人はどんな人?と興味津々。しかしてそこに現れたのは優しい雰囲気はそのままに、男らしく爽やかな好青年なのでした。――いまだチェリまほ人気が冷めやりません。いまや海外でも人気ですが、反響は届いていますか?赤楚:シンプルにSNSのコメント数がドッと増えたのを感じています。そのなかに英語や中国語などいろんな言語が飛び交っているのが衝撃ですし不思議な気持ちです。――撮影中は手応えのようなものがあったんでしょうか?赤楚:台本も面白かったですし、演じていても楽しんでいただけるものになるとは感じていました。でもまさか、ここまでとは思わず。――でも、安達役があまりに自然だったので、今日お会いして纏う空気が全然違って驚きました。赤楚:短い期間での撮影だったこともあり、撮影の日は朝から夜までずっと安達でいたんで、自然とそうなっていたのかもしれません。あと、周りのスタッフさんやキャストの皆さんが安達として接してくれたおかげで、僕自身も安達でいさせてもらえたというのもあると思います。――憑依型というか…役に入り込んでしまうタイプですか?赤楚:どちらかといえば役に引きずられがちではあります。僕自身、準備不足で立つと全然お芝居がうまくいかないんで、作品に入ると、24時間ずっと役のことを考えているせいもあるのかもしれません。――すごく自分とかけ離れた役もありますよね。その場合はどうアプローチされるんでしょう。赤楚:基本、どんな役も自分と共通した部分はあると思っています。たとえば直情型のヤンキーならば、自分の中にある負の感情にフォーカスして、そこを膨らませていく。安達ならば、自分の中の“陰”な部分と人見知りを最大限に膨らませたらああなった感じです。あと、この役はどうやって食べるんだろうとか、どうやって歩くんだろうとかばっかり考えていたりします。――安達との共通点はどこですか。赤楚:きっと安達は30歳まで自分の居心地のいいように生きてきた人だと思うんです。あまり新しい刺激を受けないようにしてたところは、似ていたかもしれない。僕も上京したての時は、東京怖いって…東京に住んでいる地元の友達とばっかり会っていましたから。――ご自身では自分のことをどんな人だと思います?赤楚:それがわっかんなくて。たとえば仕事をしている時と、友達と会っている時の自分って、性格まで違っちゃってる気がする。だからってあまり自分探ししすぎてもだし、人に言われる自分が自分なのかもと考えています。それでよく言われるのがマイペース、ですね。――先ほど上京したての時は刺激を受けないようにしていた、とおっしゃっていましたが、変化してきた理由はなんだと思います?赤楚:共演の方や同じ事務所のメンバー、いろんな人に会ううちに、自分の視野が広がったり、新しい発見があって、いろんなものに触れて刺激を受けることに、楽しさを感じるようになったことですかね。結局、どうしたって自分は自分でしかない。――昔から俳優になりたかったそうですが、きっかけは何ですか?赤楚:家族で映画を観て楽しんだ記憶があって、シンプルに両親を楽しませたかったんです。20歳の時にサマンサタバサのオーディションに受かって、いまの事務所に呼んでいただいて上京しましたが、それがなければ、大学を卒業して普通に就職していたはず。ただ、上京して1~2年くらいは本当に地獄でした。お芝居の経験もほぼなくて、レッスンに行っても先生の話が理解できないんです。もがきながら仕事を一個一個やるうちに、達成感を覚える瞬間や、こういうことかなっていう発見があって、追い求めていくのが徐々に楽しくなっていった感じです。――地獄のような1~2年で、辞めようとはならなかった?赤楚:絶対ならなかったですね。自分がどうしてもやりたくて上京したんで、意地もありました。でも根本的に、どんなにしんどくても、俳優を辞めるっていうのは選択肢になかったです。それより仕事がないという恐怖のほうが大きかったです。――それでもしんどいことはしんどいわけですよね。赤楚:僕、究極に追い込み癖がありまして…。なんでうまくできないんだ、なんで自分はダメなんだって自問自答を繰り返していたら本当にしんどくなって爆発、みたいな。それで、もやもや考えていたことをすべて投げ捨てたら、結局、どうしたって自分は自分でしかないっていう結論に至ったっていう。――そんな時期を経ていまの活躍があるわけですが、ここまでの道のりはどうでした?赤楚:そうですね…毎回、作品ごとに登らなきゃいけない、越えていかなきゃいけない壁が大きくなってるのを感じるんです。なんだかんだで楽できてないってことは、いい形でこれているのかもしれません。何より、仕事が続けられていることがありがたいですよね。――模索しながらお芝居を続けていたわけですが、どこかでハマったという瞬間があったんですか。赤楚:へんな完璧主義者じゃないけれど、出来上がったものに関してはいつも反省ばっかしちゃうんです。ただ、現場で自分ではまったく想定してないものが生まれた瞬間…役がこう動きたかったんだなっていう時があって、その時に、これがお芝居かって思ったんです。――自分では想定していなかった役の感情があふれてきた…?赤楚:はい。その時になんだこれはって…。たぶん一番最初にそれを感じたのは、Webドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』という作品です。台本には“怒っている”って書かれていたんですよ。でも、目の前で起こったことを見たら、すごく悲しくなってしまって、全然泣くシーンじゃないのに涙が出てきて…。あれは衝撃でした。赤楚さんのファースト写真集『A』が好評発売中(ワニブックス)。また、主演ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のBlu-ray BOXが3月24日に発売予定。そして次号のanan2237号では、共演の町田啓太さんと2ショットグラビアで登場!多くの人々をときめきと幸福の渦に巻き込んだ“チェリまほ”の魅力に迫ります。あかそ・えいじ1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2013年にサマンサタバサ・メンズモデルオーディションでグランプリを受賞。‘15年に俳優デビューし、『仮面ライダー』シリーズなどで注目を集める。昨年、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で連続ドラマ単独初主演。映画『思い、思われ、ふり、ふられ』などにも出演。※『anan』2021年2月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小松嘉章ヘア&メイク・廣瀬瑠美インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年02月04日「ずっと見る側だった月9に出演させていただけて光栄です」1月31日、こうコメントしたのは俳優の赤楚衛二(26)。彼は今月8日に放送されるドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)の第13話に出演することが決まった。各メディアによると同ドラマの金城綾香プロデューサーは「赤楚さんとはいつかお仕事をご一緒したいと思っていました」と“ラブコール”を明かしたという。17年、「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)に出演し一躍脚光を浴びることとなった赤楚。そして昨年、「科捜研の女」(同局)や「映像研には手を出すな!」(TBS系)、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)といった話題のドラマに出演したのち、10月期の“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)でブレイクを果たした。「昨年11月に発売された写真集『A』は発売前に予約が殺到し、これまで2度も重版しています。また『チェリまほ』効果もあり、Instagramのフォロワー数は現在47万人。国内のみならず、海外にもファンが多数います。さらに『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)への出演も決まっており21年、さらなる活躍が期待されています」(芸能関係者)■町田啓太と北村匠海に刺激を受けたそんな赤楚だが、これまでの俳優生活は決して平坦なものではなかったようだ。「赤楚さんは高校生のころ、モデルの仕事をしました。そのことをご両親が喜んでくれたため、芸能界を目指すように。次第に俳優を志すようになりました。進学したものの、のちに大学を中退。そして、愛知県から上京しました。しかし、芝居の経験が少なかったため当初は悪戦苦闘したといいます。オーディションには何度も落ちたそうで、『芝居が好き』といえるようになったのも最近のことだといいます」(スポーツ紙記者)出演作を重ねるにつれ、いよいよ軌道に乗り始めた赤楚。そうして「チェリまほ」の町田啓太(30)や映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の北村匠海(23)といった共演俳優たちから刺激も受けたようだ。「話を聞くのが好きな赤楚さんは、共演者から演技に関する様々なことを吸収しているそうです。町田さんは世界情勢について詳しく、多面的に世界を見ている。それが“演技に活かされているのでは”と赤楚さんは考えたといい、勉強になったそうです。また北村さんの自然体な演技に感銘を受け、“どうすればそう演技できるか”を考えたとも。北村さんは博識でもあり、赤楚さんは年下の彼を尊敬しているそうです」(前出・スポーツ紙記者)■謙虚さと愛されキャラでオファー続々そんな赤楚は18年7月、舞台「民衆の敵」への出演が決まった際、「自分は未熟者で畏れ多い」と「スポーツ報知」の取材でコメント。さらに昨年12月、Webサイト「ぴあ」にアップされたインタビューでは「作品選びなんて役者としておこがましいと思っているので、基本的にはどんな作品も受けさせてくださいという気持ちです」とも語っている。赤楚衛二とは謙虚な俳優のようだ。「彼の魅力はそれだけではありません。いつも穏やかで気配りも上手。そのため『いるだけで現場の雰囲気がよくなる』と評判です。そんな愛されキャラも相まって、オファーが相次いでいるようです」(テレビ局関係者)「朝顔」の出演について、《大好きなドラマ『朝顔』に赤楚くんが出演だなんて、嬉しすぎます!!》《赤楚くん朝顔に出るんだ!いいドラマだし楽しみだなー》《赤楚君出るの?見逃せない》とネットで期待の声が上がっている赤楚。はたして、どんな演技を見せてくれるだろうか?
2021年02月02日単独連続ドラマ初主演作「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」が大ヒットとなり、2021年さらなる躍進が期待されている赤楚衛二が、上野樹里主演「監察医 朝顔」第13話(2月8日)にゲスト出演することが決定。赤楚さんは初の月9ドラマ出演を果たす。月9ドラマとして初めての2クール連続放送で、法医学者・朝顔(上野さん)と刑事・平(時任三郎)という異色の父娘を描く本作。第13話では、朝顔たちのもとに65歳の女性の遺体が運ばれてくる。女性はいわゆる独居老人で、自宅で1人、孤独に亡くなっていた。朝顔たちが解剖を始めると、女性は両手足の指、さらには臓器までもが壊死。解剖の結果、女性は敗血症により亡くなったことが分かった。敗血症は、細菌などの病原体が血管内に入って体中に広がることで発症し、全身が炎症反応を起こしているような状態になる。朝顔は何が原因で女性が敗血症になったのか調べるため、女性が1人で暮らしていた集合住宅の部屋を訪れる。女性の部屋の冷蔵庫を空けると、1人暮らしにしては食材の買いだめが多いように見られ、中でも肉類がふんだんに詰められていた。続いて、朝顔は女性が暮らしていた部屋の隣に住む宮田市郎に、ここ数日で何か気づいたことはないか、話を聞きに行く。すると亡くなった女性は、「作りすぎた」と言っては料理のお裾分けを頻繁に宮田にしていたらしく、女性が亡くなる前日も宮田はハヤシライスのルーをもらったことを明かす。宮田はまだルーに手をつけておらず、朝顔はそのルーを法医学教室に持ち帰り、調べさせて欲しいと頼み…。今回、亡くなった女性の隣人・宮田市郎を演じることになった赤楚さん。2015年より俳優として本格始動。以後、数々のドラマ、映画、舞台に出演し、着実に人気と実力を兼ね備えてきたが、2020年、「チェリまほ」として知られる「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系10月~12月)が大ヒット。日本ではTSUTAYAプレミアム/TSUTAYA TV見放題作品の歴代視聴数の記録を更新。中国などのアジア圏を始めとする海外でも熱狂的なファンを生み出し、この1月に赤楚さんが中国語圏最大のソーシャルメディア・Weibo(微博)の公式アカウントを開設すると、中国語の喜びの声が殺到する事態に。今回の「監察医 朝顔」では月9ドラマ初出演、朝顔を演じる上野さんとも今回が初共演となる。「ずっと見る側だった月9に出演させて頂けて光栄です」と赤楚さん。「上野樹里さんをはじめ、杉本哲太さん、三宅弘城さんとお芝居できてなんて贅沢な1日なのだろうかと思いました」と振り返る。「近隣の人との繋がりが希薄になった一人暮らしの男の役を演じてみて人の温かみ、他人との距離感を凄く考えさせられました。短いシーンではありますが是非お楽しみ下さい」とアピールしながらコメント。また、プロデューサーの金城綾香氏は、「細かい表情の変化でもって繊細なお芝居を見せていただきました。朝顔らと会話した後の宮田がどう感じるようになったのか、物語としては描きませんが、赤楚さんの表情が全てを物語ってくださっています」と気になるコメントを寄せている。「監察医 朝顔」は毎週(月)21時~フジテレビにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2021年01月31日日本舞踊協会が映像作品公演『地水火風空 そして、踊』を製作し、2021年1月2日(土)よりPIA LIVE STREAMにて配信されることが決定した。コロナ禍により舞台での上演に制限や制限がかかり、先行きの見えない不安に晒されている日本舞踊家。そんな中、公益社団法人日本舞踊協会が『地水火風空 そして、踊』を通じて長い歴史を持つ日本舞踊の魅力を発信する。作・演出を務めるのは、スーパー歌舞伎やラスベガスでの歌舞伎海外公演の振付など多方面で活躍する尾上流家元。若手日本舞踊家の藤間爽子が主演を務め、演奏・作曲・プロデュースと多岐に渡る活躍で知られる藤舎貴生が音楽を担当。作品のラストには、自身が作曲した「幸魂奇魂」を新たにリミックスした楽曲が使われる。この度、日本舞踊協会は作品のコンセプトを表現するため、オールロケ撮影を敢行。松本白鸚の祈りを神々しく描く冒頭では東京・乃木神社、潔斎のシーンは、奇跡の清流と言われる高知県仁淀川で、そして今回ロケ撮影の中心となったのは、世界的な現代美術作家杉本博司氏が設立した神奈川県・小田原の江之浦測候所だ。芸能の原点回帰ともいえる祈りに焦点をあて、踊り・音楽・豊かな自然が織りなす新感覚の映像舞踊作品『地水火風空 そして、踊』に期待してほしい。<作・演出尾上菊之丞コメント>「私たち日本舞踊家にとって、五大や五輪と言われる五つの要素、地・水・火・風・空の他にもう一つ、『踊』という要素が生きていくために必要である。」これこそが作品タイトル「地水火風空そして、踊」に込めた思いです。日本の踊りは古来より五穀豊穣や子孫繁栄、病気平癒といった人々の祈りと願いを、人間の身体を通して表現し神仏に捧げたものです。踊りの原点ともいえる祈りと願いを、映像芸術として観客の皆さまに届けることに挑戦しました。踏みしめる足は大地を鎮め、祈りの跳躍は炎を揺らす、突き上げる手は風を呼び込み、流れる水に清められた乙女は、天女となって空高く舞い上がる。そして、私たちはまた踊りだします。【公演概要】公益社団法人日本舞踊協会 映像作品配信公演『地水火風空 そして、踊』配信日時:2021年1月2日(土)12:00〜1月15日(金)23:59配信メディア:PIA LIVE STREAMチケット:3,500円(税込)※チケットの購入には、会員登録(無料)が必要です※別途チケット発券手数料がかかりますチケット販売期間:2020年11月21日(土)12:00~1月14日(木)23:59チケット購入ページ: 出演者:雨乞いの乙女・天女 / 藤間爽子神官 / 市山松扇、花柳寿楽、若柳吉蔵、僧/猿若清三郎、西川大樹、花柳寿美藏、若柳里次朗雨乞いの乙女たち / 花柳喜衛文華、花柳笹公、花柳秀衛、坂東はつ花、藤間眞白、藤間蘭翔田植え踊りの男たち / 花柳輔蔵、花柳昌鳳生、藤間豊彦、藤間涼太朗祭司 / 松本白鸚
2020年12月22日お笑いコンビ『ジャルジャル』の福徳秀介さんが、公式YouTubeチャンネルの生配信で、2020年9月12日に結婚したことを発表しました。お相手は、同い年である37歳の一般女性とのこと!報告の様子は、こちらの動画をご覧ください。相方の後藤淳平さんから「どんな家庭を築きたい?」と聞かれた福徳さんは、「山の頂上みたいな家庭」と返答。独特な表現で、楽しい家庭にしていきたい想いを語りました。福徳さんの結婚に、祝福の声が多数上がっています。・ご結婚おめでとうございます!・福徳さんが幸せそうで嬉しい。・昔から好きなコンビ。これからもずっと応援していきます!高校の同級生で、既婚者同士となった『ジャルジャル』。今後のお笑いにも活きていくかもしれません。ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年09月14日三陽商会が展開する「マッキントッシュ フィロソフィー」メンズから、ロンドンのシンボルであるバッキンガム宮殿を衛る熊の衛兵がモチーフとなった「Buckingham Bear」(バッキンガム ベア)のコレクションが登場いたします。カジュアルシャツやカットソー、ネクタイやマフラーなど様々なアイテムに、「Buckingham Bear」のモチーフがワンポイントで入った遊び心ある商品で、ギフトにも最適です。英国的なトラッドアイテムにさりげない遊び心を表現した「Buckingham Bear」のアイテムを全国百貨店、オンラインストア等で8月から11月にかけて順次発売いたします。 「Buckingham Bear」 概要型数 カジュアルシャツ7型、スウェット2型、ニット2型、マフラー2型、ネクタイ3型価格帯(すべて税込表示) カジュアルシャツ:1万7,600円~1万9,800円、 スウェット:1万7,600円~1万9,800円ニット:2万2,000円~2万6,400円、マフラー:1万3,200円~2万2,000円、ネクタイ:1万3,200円~1万5,400円展開売場 「MACKINTOSH PHILOSOPHY」メンズを展開する全国百貨店・直営店の計49売場※一部の商品は展開しない店舗もございます。発売日 8月中旬から11月にかけて発売「Buckingham Bear」 商品一例素材:綿100%色展開:ホワイト、グレー、ネイビー、イエロー、ピンク、サックスサイズ:38、40価格:1万7,600円 (税込)当社型番:H1P40-425発売日:9月16日特徴:スタンダードなラグランスリーブのスウェットシャツに、脇にリブ編みの大きなマチを付けて、運動量とゆったりとしたボリューム感を演出し、シルエットにアクセントを付けています。素材:綿100%色展開:ストライプ、デニム 計2色サイズ:38、40価格:1万7,600円 (税込)当社型番:H1M19-428発売日:8月12日特徴:適度なリラックス感のあるバンドカラーシャツ。シンプルなデザインで様々な着こなしが楽しめます。クレリック仕様のストライプ柄と、デニム生地の2パターンで展開。長めの着丈(80cm)と丸みのある裾のラウンドカットも特徴です。素材:アクリル75%、羊毛15%、アルパカ10%色展開:ホワイト、ネイビーサイズ:38、40価格:2万2,000円 (税込)当社型番:H1N46-434発売日:10月14日特徴:英国伝統のスポーツ、クリケットをプレーする人たちが着ていたセーターのデザインがベースになっています。袖口や裾には、左胸のバッキンガムベアーの制服とおそろいの赤いストライプが入りアクセントになっています。素材:絹100%色展開:レッド系、ネイビー系、ベージュ系、グリーン系価格:2万2,000円 (税込)当社型番:H1772-482発売日:11月11日素材:毛100%色展開:ブラック系、レッド×グリーン系、レッド×イエロー系、グリーン系価格:2万6,400円 (税込)当社型番:H1828-435発売日:9月16日ブランド「マッキントッシュ フィロソフィー」メンズについてコンセプト: 英国を代表する老舗ブランド、マッキントッシュ。そのセカンドラインとして誕生したマッキントッシュ フィロソフィーは、マッキントッシュのモノづくりの精神とクラシックで時代性のあるスタイルを受け継いだトータルコレクションです。展開店舗: 百貨店・商業施設計49店舗ブランド開始年度: 2007年企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年09月11日咲坂伊緒(『ストロボ・エッジ』『アオハライド』)の人気コミックを映画化した『思い、思われ、ふり、ふられ』の公開を記念し、8月11日に出演する北村匠海と赤楚衛二がインスタライブを実施。撮影の舞台裏や映画の見どころ、さらに“自分の好きな体のパーツ”まで、にぎやかなボーイズトークを繰り広げた。同じマンションに住む4人の高校生の、すれ違う思いと言えない秘密が複雑に絡み合う様を描く。三木孝浩監督による実写版が8月14日、潘めぐみ、鈴木毬花、島崎信長、斉藤壮馬らが声優を務めるアニメ版(黒柳トシマサ監督)が9月18日にそれぞれ全国公開される。北村は先日、共演する浜辺美波とともにYouTube生配信イベントに参加しており「やっぱりメンズは気が楽ですね」と赤楚との生配信にリラックスした表情。現在の髪型や、最近作ったというミニマルスパイスのチキンカレーなど、プライベートな一面を披露する場面もあった。一方「インスタライブは初めて」だという赤楚は最初こそ、緊張した面持ちだったが、北村との気兼ねないトークに「ここ最近の取材では、(共演者から)いじられる」と照れ笑いを見せていた。撮影中は、共演陣の間で「敬語はやめよう」というルールも定められたそうで、「お互い、年齢は違うけど、同級生(の役どころ)だから。こういう映画では大切なこと」(北村)、「おれが一番年上だけど、芸歴は長くもないし、匠海くんは映画で見てた人だから、最初はタメ口って難しいなって。でもすごくありがたかった」(赤楚)と振り返っていた。視聴者からの質問に答える形で、自身の好きな体のパーツに話題が及ぶと、北村は「喉仏」と即答。赤楚も「それ、思った!」とうなずき、自身は「鎖骨」と答えていた。また、苦労したシーンについては「走るシーンが多くて、体力的に……。映像では一瞬でも、テイクを重ねているから、改めてランニングってきついんだなって」(赤楚)、「登場人物が走りがちって、青春映画あるある(笑)。自分は雨のシーンかな。気温の低い時期で、めっちゃ寒かった」(北村)と明かしていた。取材・文=内田 涼『思い、思われ、ふり、ふられ』8月14日全国公開
2020年08月11日浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二という、フレッシュな俳優が出演する映画『思い、思われ、ふり、ふられ』より、最新ポスタービジュアルと“動き出す”ポスターが到着した。昨年公開された邦画業界初となる本作の“動き出すポスター”【青春篇】は、メインキャスト4名が登場する30秒の短いものだったが、今回公開された映像ではそれぞれのキャラクターごと、4種類が映し出される。最初に映し出されるのは、どこか切ない表情の浜辺さん演じる朱里ver.。「みんなが幸せになる方法があればいい。いつだってその為の選択をしてる」と、自分のことを後回しにしがちな朱里らしい言葉が添えられている。そして、夢見心地な恋に憧れていた由奈が、初めての恋に戸惑いながらも現実を知ることになる心境が描かれた由奈(福本さん)ver.。「あの時、自分の気持ちは消さなきゃって決めたのに」と、夢と恋に翻弄されながらも、自分の気持ちに素直になれない姿が映し出されている和臣(赤楚さん)ver.。自分の気持ちに苦しみ、迷い続ける切ない映像と言葉が続く理央(北村さん)ver.が続く。さらに7月17日より全国の劇場(一部劇場を除く)にて順次掲出予定の最新のポスタービジュアルでは、それぞれが複雑な思いを抱きながらも遠くを見据え、切なくも爽やかさが感じられる1枚となっている。『思い、思われ、ふり、ふられ』は8月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:思い、思われ、ふり、ふられ 2020年8月14日より全国にて公開Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会©咲坂伊緒/集英社
2020年06月25日女優・寺島しのぶの長男・寺嶋眞秀が、セガの人気ゲーム「ソニック」シリーズをハリウッドで実写化した映画『ソニック・ザ・ムービー』(3月27日公開)で、主人公・ソニックの幼少期となるベビーソニックの日本語吹替を担当することが26日、明らかになった。本作が声優初挑戦となる。ベビーソニックは、映画オリジナルキャラクターにして、全世界で初お披露目となるキャラクター。この役の吹き替えに、寺島しのぶを母親にもち、2017年に歌舞伎の初お目見得を果たし、昨年は除菌スプレーのCMに出演し歌唱を披露するなど、幅広い活躍を見せる寺嶋眞秀が抜てきされた。アフレコ当日は緊張した面持ちだったが、ディレクターから丁寧に説明を受けて本番へ。最初にセリフパートを収録し、最後に冒頭の島を走り回る際の叫び声や笑い声を収録。「今やったやつより、もう少し元気にできる?」「今度は、もう少し生意気そうにやってみようか?」などと、ディレクターの言葉をしっかりと聞いて、一言一言ゆっくりと収録した。また、笑い声がなかなかうまくできずにいると、周りが寺嶋をくすぐったり笑わせたりし収録に臨んだ場面も。ベビーソニックが「いえーい!」と両手両足を広げて空を舞うシーンでは、大人たちがベビーソニックと同じように手足を広げ「ほら、こんな感じだよ!」と見本を見せた。眞秀は収録を終え、「アフレコは楽しかったです。でも、ベビーソニックが、笑ったり、叫んだりするところは難しくて、くすぐられたので笑うことができました。自分の声が入った映像を観たけれど、面白かったです」とうれしそうに語った。(C)2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年02月27日俳優の矢崎広と生駒里奈が7日、東京・サンシャイン劇場にて行われた舞台『モマの火星探検記』公開ゲネプロに登場し、毛利衛(原作)、毛利亘宏(少年車中 / 脚色・演出)とともに取材に応じた。同作は宇宙飛行士の毛利衛氏が書いた児童文学『モマの火星探検記』を舞台化。宇宙へ2度行った毛利衛氏ならではの生命観、地球観、宇宙観から、人類史上初めて火星に到達した主人公「モマ」が少年時代の自分に語りかけながら火星での冒険を振り返る物語となっている。その物語と、少年社中が過去に上演した、仲間とロケット作りをする少女「ユーリ」が宇宙を夢見る物語『ハイレゾ』をミックスし、新たな物語として2012年に初演、2017年7月に再演を行い、大好評にて幕を降ろした少年社中の代表作品の一つとなっている。主演の矢崎は、「計り知れない宇宙飛行士という役をやらせていただいていますが、それに演劇的に挑む、宇宙を演劇で目指すということで、今日のゲネプロで一つ僕たちの宇宙がどんと広がったなという手応えがあったので、初日が楽しみです」と頼もしい様子。さらに「プロポーズで振られて狂っちゃうシーンがあるんですけど、初演の時に『このシーン大丈夫かな』と思って、ゲネプロの時に皆様に笑っていただいて、自信になったんですね。今日もけっこう笑い声が聞こえたので、皆さんのおかげで安心して本番に迎えるかなと思います」と自信を見せた。もう1人の主演となる生駒は、「前回は20歳の時に演じてて、今回は24歳で、やっててめちゃくちゃ難しくて、20際の私は本当に赤ちゃんだったんだなと思って、どうやって演じるかという悩みをやっと通ったかな。まだきっと悩むと思うんですけど」と振り返る。「夢を追いかけることは本当に素晴らしいことなんだとって、私たちを見て感じていただけたらなと思います」とメッセージを贈る。存在感も増したと評判の生駒の演技について、矢崎は「前回もすばらしかったんですけど、初演から再演までの間に、生駒さんの舞台を経験したりしてきたというのを、稽古場でものすごく感じました」と太鼓判。「前回は一生懸命ユーリをやってるという感じだったんですけど、今回はユーリと生駒さんが合体して、またすごいユーリになってる。稽古の初日から感じたので、それがどう伝わっていくのか楽しみです」と期待を寄せた。舞台の中で印象的な言葉について聞かれると、毛利亘宏は「『つながっている』ということが、僕にとって重い言葉で、子供の頃に毛利衛さんにあこがえれて宇宙を夢見たというところから全てが始まって、こうやって矢崎さんや生駒さん、素晴らしい仲間と会っている。今日この場にいることがすごくつながってるなと感じたられることです」としみじみ。一方の毛利衛は「宇宙から地球を実際に見て、全ての貴重な心も生物も全てここでしか生きられないというつながりがあるんだということ、40億年にもわたって生き物はつながってきてると実感した」と明かす。「明日にでもどうなるかといういろんなことを抱えてます。環境問題、人工知能、ゲノム、戦争、そういうものが全てつながって生きて乗り越えるというメッセージが、今回の舞台ですごく響いたんですね」と述懐。「原作ではたくさん込めたかったんですけど、なんせ科学者なので、多くの人にはなかなか伝わらなかったんですけど、この舞台だと、本当にたくさんの人に本当の意味をわかってもらえるということで、とにかく嬉しいの一言につきます」と舞台を絶賛した。さらに毛利衛は「『持続可能な』という言葉や、国連の『SDGs』という言葉が流行って、世界をあげてそちらの方に向かうんじゃないか。そういうメッセージがこの舞台にもあると思うので、世界中の人に見てもらえるといいかな。日本だけじゃないと思います」と賛辞を贈った。東京公演はサンシャイン劇場にて1月7日〜20日、愛知公演は岡崎市民会館にて2月1日〜2日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて2月7日〜2月11日。福岡公演は福岡市民会館2月15日〜16日。井俣太良ら少年社中の劇団員11名、諸星翔希、松村龍之介、山崎大輝、伊藤昌弘、鎌苅健太、赤澤燈、鈴木勝吾、小須田康人、田村颯大・永島叶和(Wキャスト)が出演する。
2020年01月07日映画『HiGH&LOW THE WORST』(公開中)の大ヒット御礼! 応援上映スペシャルイベントが30日に都内で行われ、前田公輝、龍、鈴木昂秀、福山康平、うえきやサトシ、中島健、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、矢野聖人が登場した。同作はEXILE TRIBEによるエンタテインメントPJ『HiGH&LOW』シリーズと、高橋ヒロシ(※高は、はしごだか)による不良漫画『クローズ』『WORST』のクロスオーバー映画。『クローズ』『WORST』の舞台である戸亜留市と、『HiGH&LOW』鬼邪高校が交差した世界を構築する。応援上映であったまり、なんでもコール&レスポンスしてくれる観客たち。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの龍は、応援上映で文字の治安の悪さが話題となった「ICU〜!(集中治療室)」と叫び、観客も「ICU〜!」と返す。龍は「噂には聞いてたんですけど、まるでライブかのようなすごい盛り上がりで楽しませていただきました」と驚きを表した。同じくTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの鈴木は、「一緒に見ると楽しい楽しい。鈴木〜!(客:鈴木〜!) 昂秀〜!(客:昂秀〜!)」と自分の名を観客に叫ばせ、うえきやや小柳から「それはご自身のライブでやってもらっていいですか?」「全然HiGH&LOW関係なかった!」とつっこまれていた。また、ジャム男役の福山は「映画の1カ月くらい前から(川村)壱馬くんと(吉野)北人くんとワークショップやってもらって。2人がどんどんひっぱってくれて、(演じた)ジャム男をやりやすい雰囲気を作ってくれたのでありがたかった」と振り返る。さらに「2人(川村、吉野)をかっこいいと思わなくちゃいけないなと思って、(THE RAMPAGEの)ライブの映像をずっと見てたんですよ。何が問題かって、この2人(龍、鈴木)もかっこいいから、好きになっちゃって」と告白。それを受けた鈴木が「今日10月30日、RAMPAGEのアルバムが発売されたので……」とまたもや作品でない宣伝をし始めたため、周囲から「それはよくない! それはよくない!」とつっこまれた。龍は「最初に僕らが出てくるシーンは昂秀の誕生日で、監督さんとスタッフの皆さんと企んでドッキリをしかけて」とエピソードを披露。監督が鈴木の演技に怒り不穏な空気を作り始めるドッキリだったというが、鈴木は「観てもらえばわかると思うんですけど、俺、一言しかしゃべってないんですよ。『なんだとこらあ!』って」と苦笑。うえきやは「それなのに監督が『昂秀、これどう思う? おかしいよなあ!』と言って怒ってたんですけど、俺から見たらおかしくて。それで、壱馬くんがケーキをとりに行って、ダーン! とやったんですよね」と説明し、鈴木は「その(ドッキリの)後の渾身の一言です。『なんだとこらあ!』」とアピールした。鈴木が他に思い出として挙げたのは、「高架下のケンカのシーンの撮影に、壱馬さんとサッチー(志尊淳)が差し入れをめっちゃ持ってきてくれたんですよ」というエピソード。「壱馬さんはドーナツを200箱くらい。で、志尊くんがカレー。やばかった」と振り返ると、観客から「理想の上司〜!」という声が上がり、小柳も実際に応援上映でもよく言われていた「理想の上司! 弊社に来て〜!」という掛け声を再現していた。
2019年10月31日海岸線に沿って並ぶ白沢(はくたく)市と蝦蟇倉(がまくら)市。その架空の街で起きる事件が3つの章に織り込まれ、終章は全体をくくる大きな謎解きへとつながる。道尾秀介さんの『いけない』は、カタルシスに満ちた技巧ミステリーだ。架空の街で絡み合ういくつもの事件。二読、三読したくなる面白さ。「本書の第1章にあたる『弓投げの崖を見てはいけない』は、もともとは競作アンソロジーのために書いた中編でした。けれど、自殺の名所になっている崖や死亡事故が多発しているトンネルがある海沿いの土地、生まれ変わりを信じている新興宗教など、舞台設定や道具立てが、僕にとっても魅力的でした。いつかあの世界観を膨らませて書いてみたいと思っていたんです」第1章は、蝦蟇倉東トンネルの前で起きたある残忍な事件から始まる。その遺族であり悲しみに沈む安見(やすみ)弓子のもとに十王還命会(じゅうおうかんめいかい)の宮下志穂や、蝦蟇倉警察署の隈島(くまじま)刑事が訪ねてくる。いまだ犯人逮捕に至らない事件をめぐって、物語は二転三転。第1章最大の謎は、死んだのは誰かだ。「被害者は誰だったのかという点で、地図がすごく重要になってくる。今回は全面的に改稿し、街の地図も描き直し、さらに写真にして、最後のページをめくった後ろに入れるアイデアが浮かびました。各章の最後にそれぞれ違う写真が入っています。読み終わったあとに出てくる写真によって、それまで見えていた事件の顔ががらりと変わるというのは、僕にとっても初めての試みだったので、書いている間中、ずっとわくわくと緊張がありました」第2章では、5歳のときに家族で日本にやってきた中国人の少年・珂(カー)が語り手。不思議な〈あいつ〉の気配を感じる珂は、文房具店で、違和感を覚える光景を目撃してしまう…。各章とも独立した中編として楽しめるが、人物同士の関わりなどが見えてくるにつれ、どんなエンディングが待ち受けているのだろうと、ページを繰る手は否応なくはやる。ちなみに、各章の最後に置かれている写真はラフから道尾さんが自作。写真撮影にも立ち会い、ヒントのさじ加減にもこだわったそう。「各事件の謎解きの面白さと、消化不良にならない程度の真相の開示。それを両立させるのが難しかったですね。読了後に『まだ秘密がありそうだ』と、2度、3度と読んでもらえたら最高にうれしいです」みちお・しゅうすけ作家。『向日葵の咲かない夏』でブレイクを果たし、2010年、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年、『月と蟹』で直木賞を受賞。今年はデビュー15周年。『いけない』4つの各章題は、すべて「てはいけない」の6文字で終わっているだけでなく、文字数もすべて揃っている。細やかな技巧性にもはっとする。文藝春秋1500円※『anan』2019年9月11日号より。写真・土佐麻理子(道尾さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年09月06日