「来春、中学3年生になる長女の進路が、最近のご夫妻の最大の関心事だそうです。松嶋さんは将来を見据え海外留学に積極的な姿勢なのですが、反町さんは系列高校への進学をまず第一に考えているそうです」(テレビ局関係者)7月に発表された『イマドキのパパ・ママのくらしと子育てに関する調査2018』(メディケア生命調べ)の「理想の芸能人ママランキング」で1位に輝いた松嶋菜々子(44)。夫・反町隆史(44)も同じく「パパランキング」4位に!“理想の有名人夫婦”のリアルな悩みは都内の有名私立中学に通う長女(14)の進学問題だった。「系列高校には、1年間の米国や英国への留学制度もあります。松嶋さんは特に、英国に留学させたいと考えているようです。長女はバレエをはじめアートに興味があり、松嶋さんはその感性を伸ばしてあげたい。さらに“親元を離れることで大きく成長できる”と。そのため長女の中学進学当時から1年間の留学制度だけにとどまらず、英国の留学情報を幅広く集めて検討してきたそうです」(テレビ局関係者)反町はかつて本誌の取材で「これからは女の子でも自分で決断していかないといけない時代。だから娘たちにはやりたいことをやらせてあげる。転倒時も手を差し伸べたくなるところをぐっと我慢」と語っていたが、中学卒業時での留学には消極的だという。「基本的に反町さんは、奥さんや娘2人の意見を尊重しています。とはいえ、長女には日本の高校生活でしか味わえない学校行事やクラブ活動を満喫してほしいとも。ドラマ『相棒』で共演する水谷豊さんからも、15歳で留学する大変さを聞かされたとか。水谷さんの娘・趣里さんは中学卒業後に英国へバレエ留学しましたが、本人がコミュニケーションで苦労したそうなんです。近年、欧州にテロが多発していることも心配の種で、まだ時期尚早なのではと慎重になっているようです」(反町家の知人)現在、松嶋は来春スタートするNHK朝ドラ『なつぞら』の収録に参加。反町もドラマ『相棒』(テレビ朝日系)のロケが始まる。「松嶋さんは子育てを最優先して、反町さんと仕事が重ならないようセーブしてきました。ただ、最近は親しい人に『ようやく子供の手が離れてきたので、将来に向け家の中を少しずつ断捨離していきたい』と語っています」(前出の知人)どんな仲良し夫婦でも必ず生じる教育方針の違い。“理想の夫婦”はこの溝をどう埋めるのだろうか。
2018年08月02日人生の転機に思い切って行動したいときに思い浮かぶのが「Uターン」や「留学」。今回は、そんな人生の選択肢についての心得を、リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さんと、日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)・今井香奈さんにそれぞれ伺いました。Uターンの心得「帰りたい理由を、掘り下げて考える」【Uターンのどんなところがおすすめ?】「仕事に関していえば、地方の企業に転職した場合、都会でスピード感があるなか10年前後さまざまな経験を重ねてきたことが評価されて、重宝されることが多いです。新人社員とベテラン社員とを繋ぐ中間の世代でもあるため、“会社にしっかり適応してくれれば、より若い世代の社員たちにとっての良きロールモデルになってくれるかも”という期待もあるでしょう。また、都会ほど経験者志向ではないことも多いため、それまでとは異なる職種にチャレンジさせてもらえる場合もあります。キャリアを広げられるチャンス。もし実家のサポートを受けられるのであれば、生活にゆとりができるという利点もあるでしょう」(リクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV・小松麻美さん)【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】「都心と異なり選択肢が限られ、すべての希望が叶うわけではありませんので、自分が求めることの優先順位を決めるようにしましょう。例えば、希望をすべて書き出し、それらを自分が重要だと感じる順に並べて、上から3個は絶対条件、4~6個目は“できれば”に位置付ける、など。ひとまず、それらを用意しておきつつ、実際に転職活動を行うなかで、どれが望めそうで、どれが叶えるのが難しそうなのかの肌感を、少しずつ知っていきましょう。叶わないことがある一方で、思いもしない利点が見つかる場合もあります。移住先の慣習に馴染む努力は必須ですが、その先に、都会にはない“快適さ”が見つかるかもしれません」留学の心得「積極的に学ぶ“アンテナ”を持って」【留学のどんなところがおすすめ?】「留学の目的を大きく2つに分けると、リフレッシュのためか、あるいはキャリアプランの一環としてかに分けられます。キャリアを見据えるのであれば、学び、働くこともできる、ビジネス留学がおすすめです。キャリアプランをしっかりと組み立てたうえで留学を行えば、帰国した後の仕事につながるスキルや資格を得ることもできる。また、留学している間に、積極的に現地の人々と関わっていくことで、生き方、そして働き方についての新たな視点を得られるはず。従来の人気の留学先であったアメリカの都市部の他にも、マレーシアをはじめ安価で質の高い教育を受けられる地域が増えているので、チャンスは広がっています」(日本キャリア開発協会認定CDA・今井香奈さん)【この選択を実行する際の注意点は何ですか?】「ただ海外に行くだけでは、人生は変わりません。日本で過ごすのと同様に、目的に近づくための努力を行うことは不可欠です。留学中には、ただ楽しむだけではなく、その後の人生に活かせそうなチャンスに、目を凝らして過ごしてほしいと思います。また、留学前・留学中の段階で、“自分は、まだまだ全然ダメだ”と焦ってしまう方も多い。語学力は積み重ねが重要です。努力をしながらも、大きく構えていること、また相談できる第三者を持つように心がけてください。留学経験によって、それまでと違う業種や職種に転職できた方も多くいます。キャリアチェンジの鍵として、留学という選択を、ぜひ考えてみてください」小松麻美さんリクルートキャリア・キャリアアドバイザーSV。2007年にリクルートに入社。6年間法人営業を行った後、キャリアアドバイザーに。昨年よりスーパーバイザーとして、アドバイザーの育成も担当している。今井香奈さん日本キャリア開発協会認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)。社会人経験を経てアメリカに留学。留学経験と資格を活かし、留学後のキャリアコンサルタントを多く行う。※『anan』2018年1月31日号より。取材、文・若山あや (C)Yobab(by anan編集部)
2018年01月27日留学を先延ばしにしたり、自分にはできないと諦めている人に朗報!いま、短期間かつリーズナブルに留学できる「超短期留学」がじわじわブームに。そこで、旅好きで語学スキルを身につけたいと意気込むanan総研メンバー・伊藤沙織さんが、セブ島での1週間の短期留学へ!文・写真、中村朝紗子プライベートを充実させたいし、仕事でもスキルアップしたい。インスタ映えする体験もしたいし、楽しいことをしていたい…。そんなふうに、anan女子の頭の中はいつもちょっぴりヨクバリなもの。総研メンバーの伊藤沙織さん(No.139)もそのひとりです。右が伊藤さん。友達と行った、セブ旅の1コマ。「旅が好きで、暇さえあれば旅行します。将来のため語学を身につけたいと思いながら、仕事と趣味で予定はぎっしり。なかなか腰を据えて学べなくて」。実はいま、伊藤さんのように語学を学びたい女子たちの間で、短期の語学留学がちょっとしたブームになっています。語学留学3つの意外人気の理由は大きく3つあるそう。意外にも短期で行けちゃう「留学」と聞くと、年単位での渡航や大きな覚悟が必要というイメージがあるかもしれませんが、実際には2泊3日の「超短期留学」などのメニューも増えています。週末に有給や代休を組み合わせて3日ほど休みをとればいいと考えれば、留学がちょっと身近に感じられますね。エリアを選べば、意外と費用も安い留学の平均費用は50万円/月言われていますが、(DMM留学調べ)、物価が安いエリアを選ぶことで、費用はグンと抑えられます。アジア圏への留学の場合、欧米留学の約1/2〜1/3の費用で済むことも。平日は勉強だけど、意外と週末は満喫できる留学先であっても、週末になれば学校はお休み。土日を有効活用すれば、思いっきり観光を楽しめます。学校の提携ツアーにはお得なプランがたくさんあるそう。実際に行ってみよう!そんなウワサの短期留学を、伊藤さんも実際に体験することに(ライター中村もちゃっかり同行)。行き先に選んだのは、日本から近くて物価が安い、そしてマンツーマン授業の質の高さで人気を集めるフィリピンです。左・伊藤さん、右・ライター中村フィリピンは日本からエアで4時間の好アクセス。世界有数のリゾート地帯としても知られ、マリンスポーツも盛んな人気観光地です。「週末は海で遊び尽くしたい!」「費用はできるだけリーズナブルに」という伊藤さんのリクエストもあり、セブ島にある学校に入学することに。絶景オーシャンビューの学校お世話になったのはマクタン島エリアにある学校『QQ English シーフロント校』。最大生徒収容定員数は250人、リゾート型スクールとしては最大規模を誇ります。高級ホテルを改築した校舎は、テラスの先すぐに美しい海を望む絶好のローケーション! リゾートステイ気分を味わえるのも、人気の理由です。教室と宿泊施設が併設なので、通学もスイスイ。伊藤さんが宿泊したお部屋「デラックスルーム」は、元ホテルの面影を残す立派な造りでした(リーズナブルな滞在を希望する方にはドミトリータイプが人気)。シャワー、トイレ、エアコン、セキュリティボックスもしっかり完備。伊藤女性が長期滞在するには、水回りやベッド環境はやっぱり気になるもの。予想以上にキレイなお部屋で安心しました!クラス分けで実力をチェック!到着後すぐにレベルチェックテストを受けて、自分の実力をチェック。このテスト結果から、自分にあったレッスンプログラムが組まれるそう。続いて、オリエンテーションへ。学校では、生徒みんなが快適に過ごすためのルールがあります。「15分以上の遅刻は欠席扱い」「プールは夜22時まで」「異性部屋への立入禁止」なんてルールも! なんだか学生時代を思い出しますね。続いて館内の施設を見学。館内には自習スペースやカフェテリアはもちろんのこと、ランドリー、勉強道具が揃うショップ、なんとトレーニングジムまであるのだとか。伊藤ジムがあるのには驚きました。しかも窓から海が見えるなんてステキ。ランニングが好きなので、息抜きがてら走りたいな。到着日から大忙し!夕方には、さっそく最初のレッスンがスタート。短期留学だからこそ、1秒たりともムダにはできません! 初回は、マンツーマンのスピーキングレッスンです。先生は、午前に受けたテスト結果をふまえたレッスンを作ってくれるので、苦手をしっかりフォロー。伊藤私には時間が少ししかないと思うと、たくさん吸収しようと集中できました。日が暮れると『QQ Cafe』でウェルカムパーティーが開催されました。先生たちが新入生たちをあたたかく迎えてくれます。英語で自己紹介をするコーナーでは、緊張しながらもどうにかクリア。同期入学の生徒には学生さんから定年退職後のおじいさんまで、国はアジアからヨーロッパまで、実にさまざまな人がいることもわかりました。伊藤国籍も年齢も違う人たちと、同じ屋根の下で暮らすなんて、ワクワクします。せっかくだから、友だちをつくりたい!初日からもりだくさんのコンテンツで、充実した1日となりました。怒涛のレッスンがスタート!翌朝、9時から授業がスタート。伊藤さんが申し込んだ「スタンダードコース」は、1日にマンツーマンレッスンが6コマ、グループレッスンが2コマの合計8コマを受けるプログラム。スピーキング、リーディング、発音、文法などといった基本カリキュラムのほか、ビジネス英会話やTOEICなどを組み合わせます。●マンツーマン授業「テストでは点が取れるのに話せない」そう悩んでいる日本人は多いはず。話せるようになるには、とにかく実践しかありません。マンツーマンでの授業は、まさに英語のシャワーを浴びるような60分。フィリピンは世界で3番目に英語を話す人口が多いと言われていて、聞き取りやすさにも定評が。先生はとってもフレンドリーなので、緊張していても大丈夫。●グループ授業先生が提示するテーマについて、他の生徒たちとのディスカッション形式で授業が進みます。誰かの意見に感想を述べたり、他の生徒へのフィードバックを聞くことで、インタラクティブな学びを得ることができます。●カランメソッドイギリス人英語教師によって開発された「カランメソッド」は、英語に対する反射力を鍛え、英語脳が徹底的に訓練される勉強法(この授業は、1日6コマあるマンツーマンレッスンに含まれる)。日本でこのカランが受けられる学校は、まだ多くありません。先生がネイティブスピードで読み上げる英文を、同じ速度で反復します。さらに先生からの質問がきたら、その質問にも素早く答える。これをひたすら繰り返します。先生が話す単語は、なんと1分間に200~230単語! レッスン後はかなりの疲労感がありますが、英語に対する反射神経と瞬発力が鍛えられるので、スピーキング上達には相当の効果があるのだとか!息抜きも、楽しまなくちゃ!セブフードを満喫!頭を使えば、お腹が空くもの。この学校では、朝昼夜、食堂のごはんを食べることができます。バイキング形式で好きなものを選べるスタイル。海風を感じるテラスで、いただきます!伊藤味が合うか心配でしたが、おいしい! 日本人の口にも合う味が多いと思います。グループ授業を一緒に受けた台湾人留学生とも、お友だちになれました!エモいバーでおひとりさまデビュー夜になればビーチサイドのカフェは、大人っぽい雰囲気のバーになります。ワイワイ語らうグループもいれば、授業の復習をする生徒も。20歳以上は、身分証の提示でアルコールも飲めますよ。伊藤ホテルリゾートに来たみたい。波の音を聴いてぼーっとする時間、贅沢すぎます。明日の授業も頑張ろうっと。週末は車で島を巡る!いよいよ卒業スピーチ!勉強に没頭していたら、1週間は本当にあっという間。伊藤寝る間を惜しんで勉強する体験は、学生以来でした。帰国日前夜、入学式をしたカフェで卒業式が行われました。卒業証書授与、生徒たちによるスピーチのほか、先生たちのサプライズパフォーマンスでは会場は大盛り上がり!(内容は留学先でのお楽しみに!)1週間の短期留学と言っても、コマ数にするとおよそ34コマ(約28時間)もの授業をこなした伊藤さん。堂々としたスピーチは、自身でも手応えがあったようです。伊藤グループレッスンだけでなく、マンツーマンレッスンも充実しているのでみっちり英語に触れ合うことができました。普段、英語を話した後すぐに日本語が出てしまう癖を少し直せた気がします! また、新しい言い回しもたくさん学ぶことができました。短期留学、実際どうだった?留学を終えた伊藤さんに、感想を聞きました。伊藤きっとみなさんのなかにも、日々の生活に追われて留学なんて行けない……と諦めている方も多いと思います。でも、1週間でも留学はできますし、何より挑戦するということにきっと意味があります。留学は本当にたくさんの経験ができます。新しい友だち、異文化との交流、もどかしさとの直面。きっと自分を成長させてくれる、貴重なものになると思います。行って良かったと心から思える時間でした!1週間という短い期間でも、語学力の向上と、日々の充実度は大満足できたよう。ライトな留学ができるようになったいま、憧れを抱いたまま日本にいるのはもったいないかもしれません。今年こそあたらしい自分になりたいと願う人は、選択肢のひとつにしてみては?
2018年01月25日元AKB48で2度女王に輝き、その後女優としていくつかのドラマに出演するなど人気の大島優子さん(28)。サンケイスポーツによると、大島さんは語学留学のため、米ニューヨークに渡航していることが19日に明らかとなりました。関係者によりますと、大島さんの留学期間は1年。2017年8月より渡航し、現地では語学勉強に加え、ブロードウェイなどエンターテインメントの本場で更なる表現者として磨きをかけるということです。今回の留学を「1人の女性としての見聞を広げるため」と話している一方で、ネット上では今後の女優業に少なからず支障が出るのではないかという心配の声が上がっているようです。●AKBの元女王、大島優子の留学に反対の声続々『日本に帰ってきても仕事ないでしょ』『気合だけでは女優はできない、でも勢いは大事』『綾部は?綾部は?』『帰ってきて英語ペラペラだったらいいよね』『「ア○○○スカイ」を見つけに行った』『本気で語学やエンタメ学びたいなら1年じゃ足りないよ』『逆に5年行きます!と言ったら本気かも』『海外留学した芸能人で成果出している人いない気が……』など、芸能人の留学に疑問の声が挙がっています。海外留学は本気でやれば、相当に厳しく、大変な生活が待っているはず。全力で走り続けてきた大島さんだからこそ、良い意味で期待を裏切る一年にしていただきたいですね。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年09月20日「留学」は学生時代にやるものだと思っていませんか?でもそれって大きな間違い。今、社会人女性の留学がじわじわと増え始めているんですよ。けど、今更留学って気が引けるし、そもそも周りは自分より若い子ばっかりで気まずい思いをするんじゃない?そう思っているあなた、大人の留学ほど、得るものが大きいみたい!30代、40代で留学した女性たちが実感している「オーバー30歳の留学」のメリットをご紹介していきます。就職して10年後くらいが、まさにベストタイミング!30歳過ぎての留学に悩む理由の一つが年齢ですよね。でも、就職して10年後くらいが一番行くべきタイミングなんですよ!そもそも仕事を始めて10年経つと、仕事にもだんだんと慣れてきて、先は見えるしだからといって転職するほどのモチベーションもないし、なんだか次の目標が定まらない時期だと思うんです。そこで、まさに留学です!このタイミングで海外に飛び出すと、ある程度の社会人としてのキャリアも積んだので後ろめたさもなく、自分自身も良い意味で割り切れます。30代、40代で留学した人ほど「日本にいれば良かった」という後悔が少なく、失敗しても前向きな気持ちに切り替えができるんですね。それに、ある程度の資金があることもプラス材料。留学中はほぼ働くことはできないので、これまでの貯蓄を切り崩して生活していくことになりますが、これが思ったよりも負担大。お金はどれだけあっても足りないと思う人が多いようです。しかし30代、40代ともなればある程度の貯蓄はありますし、さらに入社10年後は退職金の額が一気にアップする区切りでもあるので、それを資金にすることもできますよね。これこそオーバー30歳で留学する魅力の一つですよ。学ぶことに集中できる!運が良ければ就職まで!?学生時代に留学経験がある人から話を聞いた時、残念ストーリーとして挙げられるのが「日本人とばかり話してしまった」「言語よりも遊ぶことばかりを楽しんだ」の2つです。確かに、周りに同じくらいの年齢の日本人も多いので、勉強をおろそかにして遊びに出てしまうのは仕方がないのかもしれません。しかし、それがないのが「オーバー30歳の留学」です。そもそも学生留学でよくありがちな「お酒でハメを外す」だとか、「クラブで朝まで踊る」といった遊びからは日本で十分経験済みなので、勉強以上に興味をそそられません。周りで仲良くなる人も、自然と同じくらいの年齢の人たちなので、そういった誘惑も少ないみたいですね。さらに仲良くなる同年齢の人たちが、会社で重要なポジションを任されている人や研究者として留学している人だったりするのもオーバー30歳ならではの特権。学生時代には感心がなかった面白い話が聞けるどころか、人脈を活かして就職先を見つけている人も多いんです。留学後の可能性が広がるはず!前向きな価値観を見つけられる!そして何よりも「オーバー30歳の留学」で得られる大きなメリットは、「前向きな価値観」が手に入ることです。日本にいたら30歳を過ぎれば結婚だの、出産だのと周りから意識されることが多くうんざりだと思いますが、まず、海外ではそういったしがらみが全くありません。年齢を気にする人が少ないので、「自分らしくいていいんだ」とポジティブな気持ちになれ、年齢という枠に囚われずに日々を過ごすことができますよ。周りから年齢を気にして扱われないのは、清々しいです。それに自分自身も「30代、40代らしい生き方をしなくは」という固定観念があったことに気が付き、年齢を気にするせいで自分にストップをかけていたことがわんさか見つかります。留学してすぐにそれらの価値観は「ちっぽけだったな」と覆されるでしょう。30代に突入したら、もう仕事も十分頑張ったし、楽しい遊びもほどほどに経験したと思います。ならば思い切って新しい世界を覗いてみるのもいいですね。一気に価値観が変わりますよ。人気の留学先はイギリスやカナダといった英語圏ですが、旅行を兼ねてヨーロッパにフランス語やドイツ語を学びに行っても良いと思います。またフィリピンなどでは、1週間からの短期留学も受け入れているので、まずはお休みを利用して行ってみても良いですね。
2017年08月29日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第3回目は、ドイツで2年間の留学経験を持つトランペット奏者の瀧本雅文さんに、留学前と後で変わった音楽に対する価値観の変化を教えていただきました。変化①演奏を聴きにきてくれた人への想い【大人の音楽LOVER♪】vol. 3harako音楽に対する理解の違いは、地域や国によってあるものですか?瀧本さんかなりあると思いますよ。日本とヨーロッパで大きく違うと感じたのは、音楽や芸術がいかに生活の中にあるかどうかですね。ヨーロッパでは、ストリートミュージシャンが本当にたくさんいて、技量がある、ないに関係なく、チップを入れて “まずは聴いてみよう!” と言う、トライ精神が強いです。いっぽうで、日本は興味がある人や、名が知れた人の演奏を聴きに行く習慣がベターな気がします。だからこそ、日本に帰国後、演奏を聴きに来てくれた人に対しては、何か気持ちの変化を持ち帰って欲しい!と、心から感じるようになりましたね。日本にヨーロッパの習慣をいきなり取り入れる、と言うのは非現実的かもしれませんが、演奏者側が意識を変えることはできると思うんです。変化②環境や人を変えるより、自分が変わることharako留学する目的って、環境を変えてみたい!という動機だったのでしょうか?瀧本さん私も最初はそういう考えでしたが、現地で生活していくうちに、考えが変わって行きました。「日本ではなく外に出てみたい! 環境や関わる人を変えてみたい! 」と言う気持ちが先行していたのですが、徐々にむしろ逆なんじゃないか?って、思うようになったんです。始めは、新しい環境や周りの人たちにワクワクしていたのですが、やっぱり自分は日本人にかわりはない。そんな気持ちになってからは、結局は自分が変わらないと、いくら留学しても、自分は自分のままだと思うんですよ。確かに初めての土地や環境、言語も不安が全くなかったか?と聞かれたら、内心はいろいろ葛藤がありましたよ。でも、自分の殻をどんどん破ることが、ひと皮向けて日本に帰ることができた要因だと思います。変なところで勇気がある性格だから、自分から積極的に行動したり、現地ではアクティブにアンテナを常に張っていたのは確かですね。でも、日本に帰ってきたら、留学前に比べて謙虚さが減ったよなー!なんて先輩に言われることもしばしば……(苦笑)。でも、僕は良い傾向だと思っていて、ベルリンで自己開示をすることが、培われたと思ってポジティブに捉えていますよ。変化③複数の先生につくことで見える、本当の方向性harakoレッスンは、どんなスタイルだったんですか? 日本だと、ひとりの先生につくという風習があると思うのですが……。瀧本さん確かに。日本では、複数の先生につくのがNGという、暗黙のルールがありますよね。門下から抜けてはいけない! みたいな……。でも、留学中ついた先生は、ベルリンで二人、ハンブルク一人、アウクスブルク一人。決して、ひとりだけにレッスンをしてもらったわけではないんです。確かに、アンブシュアや息の入れ方など、ひとりひとりのレッスン内容に多少の違いがあり、少し戸惑いました。しかし、多方面からの意見が聞けて、先生方が助言してくださったことを総合して取り組むことによって、自分の足りない部分を成長させてもらえましたね。それは、経験や知識として今も活かせていて本当に良い勉強になりました。あと、日本の学生は、同じジャンルの奏者でも、異なる音色が濃く出ることがあります。いっぽうで、ドイツでは、どのジャンルであっても、互いに調和の取れる同じ音色になっていくんですよ。日本のレッスンではこの曲を完成させよう!と、奮起する傾向が強いですが、ドイツのレッスンは、個々の奏者のトランペットをピアノのような完成されたものにすること。自由自在に楽器を操ることに力を入れ、音楽表現を柔軟に取り組めるようにする指導法が、印象的ですね。harakoピアノのように音が揃う段階まで技量が上がれば、あとは個々の感性で勝負なんですねー!実際に現地でしか味わえない、音の感覚の感想が聞けて大変貴重です……。「音楽=内面」で作られるharako留学に行って一番良かったな、と感じるポイントはどこですか?瀧本さんベルリン留学での収穫は、楽器のテクニックや演奏の向上より “内面を磨く” と言う部分が、大半を占めていると思います。完成された音楽を聴いていると、それに近づきたい! と思う気持ちが先行して、表面的なテクニックを磨こうとしがちだけど、根本的な解決策はそこではないことを深く学びました。教養や考え方、心の中が音になって現れるような感覚。僕は、普段から映画や絵画鑑賞をよくするんですが、ベルリン留学は、自分にとってまさに映画の世界に浸っているようでした。自分の内面に入り込んで、将来を考える良い時間になったと思います。ディズニーやジブリなど、音楽と映画が合わさった世界が大好き!という瀧本さん。留学先の経験が、さらに内面を磨く要素になったと、キラキラした眼差しでお話されていました……!今回の音楽LOVERは……♪瀧本 雅文さんトランペット奏者♪音楽を、ひと言で表すと?「もう一人の自分」千葉県船橋市出身、武蔵野音楽大学卒業。4歳からリトミック、7歳からピアノを始め、10歳からトランペットを始める。14歳の時に吹奏楽連盟個人コンクールで金賞受賞。中学時代より指揮、高校生から編曲、作曲を独学で始める。大学入学時、福井直秋特別奨学金を得る。在学中より、多岐に渡り活動を始めるのと同時に、学校指導、個人レッスン等後進の指導にも精力的にあたっている。卒業後、単身でドイツに渡り研鑽を積み、クラシック音楽を中心にジャズ、ロック、ポップス等の演奏活動も行う。今までに、井上雄二、Tamás Velenczei、Prof.Konradin Groth、Miroslav Kejmar、Prof.Uwe Kleindienst に師事。また、Miroslav Kejmar、Prof.Konradin Groth、Andre Schochのマスタークラスに参加。(C) marrio31/Gettyimages(C) Mercedes Rancaño Otero/Gettyimages(C) Teraphim/Gettyimages
2017年08月18日2015年12月末、フォトグラファーの須藤夕子さんは当時4歳だった愛娘を連れてマレーシアの首都、クアラルンプールに飛び立ちました。なぜ彼女は、父親と離れて母子だけで海外暮らしをする「親子留学」の道を選んだのか。1年半近くが経った今、その決断の背景や現地で暮らすメリットとデメリット、そして娘さんの教育に対する思いを聞きました。■今しかない、娘との濃厚な時間を大切にしたい―― まず、親子留学を決意した理由を教えてください。須藤:私は20年以上フリーランスのフォトグラファーをしており、出産直前まで大きなお腹を抱えて仕事をしていました。子どもが1歳になったころから仕事に本格復帰、次第に「このままでいいのかな」と疑問を抱くようになりました。仕事は充実していましたし、保育園にも入ることができてずいぶん楽になった。でも子育ては10年後には終わっているわけで、「この貴重な時間をもっと濃厚に過ごしたい」と考えるようになったんです。いろいろな国に行った経験から、「すべては教育や経験から価値観が生まれて、人と違うことでアイデンティが育つ」という考えが私の根底にはあります。娘にも、英語をただ身につけるだけでなく、なぜ他言語が必要なのかを肌で感じ、コミュニケーション能力を高めて欲しい。自身の仕事についてはもう十分やりきったという思いがあったので、日本でのキャリアは90%以上捨てる覚悟を決めました。―― 旦那さんは、育児に大変協力的だったと聞いています。離れて暮らすことに、反対はなかったのでしょうか?須藤:実は妊娠中から「子どもが小学校に上がる前に、家族で1年くらい別の国で暮らしたいね」と話していたんです。夫は歯科医院の開業が急に決まったため日本を離れられなくなってしまいましたが、「娘と私だけで距離的に近くて時差が少ない国に住み、行ったり来たりすればいいよね」と話がまとまりました。周囲のママ友からは「なんでパパと離れるの?」「子どもがかわいそう」「怖くないの?」とネガティブな反応ばかりでしたが、何も怖くはなかったですね。―― マレーシアに決めた理由は、距離の近さでしょうか。須藤:それもありますが、アジアのエネルギーを感じられる国だというのも大きいですね。マレーシアは今、昭和30年代の東京のようにどんどん新しい道ができ、ビルが建ち、近代的になっているんです。これからはアジアの時代ですし、ロサンゼルスやパリなどの完成された都市ではなく、変化していく様子を見届けたい。また、物価が安く生活費が東京の3分の1程度ですむことや、医療設備が充実していることも決め手になりましたね。■「おうちに帰ろう」と泣く娘。眠れない夜を超えて一歩ずつ前へ!―― パパと離れることについて、娘さんの反応はどうだったのでしょうか。須藤:パパと離れて最初の一週間は、大きな涙をポロポロ流しながら「ママ、飛行機に乗っておうちに帰ろう」などと言うことがあり、私も泣きたくなりました。これがトラウマになって、明るい性格の娘が変わってしまったらどうしよう、という不安に囚われ、眠れない夜もありました。でも、自分を奮い立たせて、幼稚園選びや住居探しなどをひとつひとつの課題を決断しクリアしていくことで、私も娘も成長できたと思います。ようやく幼稚園が決まったときには、緑いっぱいのお庭で楽しそうに遊ぶ娘を見て張り詰めていた糸が切れ、涙がこぼれたことを覚えています。娘はパパが大好きなので、こちらでの生活に慣れた今でもパパと離れるときには泣いてしまいます。でも私は「寂しい」という感情がマイナスだとは思っていなくて、それを力に変えられることを知っているので、悪いことをしているとは思いません。辛いことがあれば会ったときの喜びが大きいですし、家族が同じ方向を向いていれば何も問題はない気がしています。それに、今はLINEなどでいつでも顔を見ながら話せますし、動画や画像でマメに様子を知らせることもできる。LCCを使えば数千円で行き来できるので、1カ月に1度のペースでパパと会っています。ひと昔前の親子留学とは、状況がだいぶ変わっているのではないでしょうか。―― 幼稚園はインターナショナルスクールに通われているそうですが、英語力はどのくらい伸びたのでしょうか。須藤:子どもの吸収力は本当にすごくて、通い始めた2カ月後には先生やお友達と流暢に話せるようになっていました。4カ月が過ぎた頃には日常的に自然と英語が出てくるようになり、私が日本語で「早く洋服を着なさい」と言うと「I don’t want to change my clothes」と英語で返事をすることも。6カ月後には、アイスクリーム屋さんなどで「Can I have an ice cream?」と英語でオーダーできるようになっていました。―― 須藤さんの英語力はいかがでしょうか。須藤:私はクアラルンプールで2カ月間語学学校に通い、生活に困らないくらいには話せていました。でも、娘の英語力に比べると伸び悩みを感じ、滞在10カ月目にセブ島へ一週間のプチ留学をすることにしたんです。たった一週間でしたが、私はスピーチができるレベルに上達しましたし、娘も書くことやダンスを習ってとても有意義な経験だったと思います。マンツーマンが中心の授業では、自分の意見を持つことの大切さや、人と意見が違うことを伝え合う楽しみなど、語学以外の学びもありました。とはいえ一週間ではやはり足りないので、今後もクアラルンプールやセブ島の学校で英語を学ぶつもりです。 ■社会全体が子どもに優しく、毎日が発見の連続―― 1年半近くを過ごした今、マレーシアでの子育てについてどう感じていますか。須藤:私も夫も、もう日本で子育てをする事が考えられないくらいマレーシアが好きになりました。社会全体が子どもに優しく、娘と外出をすると何人もの方が「What’s your name?」「How old are you?」などと声をかけてくれます。レストランや公共の乗り物内で話しかけてくれる行為は、ただ興味があるではなく「君はここにいていいんだよ。みんなの宝物、未来人さん」と思ってくれているような気がします。ここで育った娘は、 きっと大人になったら同じように優しくするでしょう。また、マレーシアは多民族国家なので、毎日いろんな国の人と会話をするチャンスがあります。イスラム教やヒンドゥ教のお祭りを国中でお祝いする姿は平和そのものに見えますし、「もうすぐラマダンだ!」と断食を楽しみにしているムスリムたちの価値観に触れることもできました。毎日が発見の連続で、とても面白いですね。最初は小学校までの2年間だけの予定でしたが、2017年9月から160年続くイギリスの名門校のマレーシア校(インターナショナルスクール)に進むことが決まり、長くここに居る事になりそうです。―― 日本と比較して、デメリットはないのでしょうか。須藤:比べたらキリがないですし、「なぜ、いただきますを言わずにバラバラに食べるんだろう」「暑いから外遊びが少なく、体力づくりができない」など愚痴を言っている日本人のママもいます。でも、果たして日本が正解なのでしょうか。長いタオルを首から下げて、その半分をテーブルの上に置き、そこにお弁当箱を乗せて食べている幼稚園がありますが、世界見たら不思議な光景です。その場所から動かずこぼさず大人の手を焼かないように食べろ、と言っているように見えます。みんなと同じ事が月齢通りにできる子どもが良い子どもではないと、私は思います。もちろん、日本は自分が育った場所ですし、良いところもたくさんあります。例えば、季節の移り変わりを感じられないのは残念ですし、それを感じることで日本文学の美しさも分かると思います。アイデンティの育て方など、これから手探りでもひとつずつ取り組んでいこうと思います。―― 須藤さん自身も、マレーシアで勉強を続けていくのでしょうか。須藤:自分が変わらなければ、子どもは変わりません。私もコラムを書いたり本を出したりと今できる限りの仕事をしつつ、娘が通う小学校の近くの大学に通うつもりです。夫も休みの日は学会などに行って勉強していますし、LCCを使ってマレーシアやほかの国への移動も楽しんでいます。もし日本でずっと暮らしていたら、ただダラダラと一緒にいただけかもしれません。年を重ねると好奇心はどんどんすり減っていいますが、「やりたい!行きたい!」と思えることがあるのなら、やるべきだと思います。親子留学は誰にでもできることではない。2世帯に分かれて生活できる経済力と、家族の理解・協力。その両方を得るのは、多くの人にとって現実的ではないだろう。しかし、日本にいてもできることはある。「今しかない濃密な子育ての時間を大切にしたい」という彼女の思いと自分で切り開いていく行動力、家族それぞれが成長していこうとする姿は、迷いながら子育てをしている私たちのヒントになるかもしれない。須藤夕子(すどうゆうこ)1974年2月8日生まれ。広告代理店など三年間のOL生活を経てカメラマンへ転身。ポートレート撮影を得意としてリチャードギア、渡辺謙など撮影した著名人は1000人以上。雑誌、広告などフリーランスフォトグラファーとして活躍。また「笑顔泥棒」と称しパリ、NY、マイアミ、沖縄など世界中の子供達の笑顔を撮影し個展や写真集などで発表している。canon、FUJIFILMなど不定期で写真教室講師をしている。2011年女の子を出産、一児の母でもある。HP: Facebook: twitter: @egaodorobou"
2017年06月22日「週末はどこに出かけようかな」と思ったときに、今しかできない親子の思い出作りにおすすめなのが「山」。最近はトイレも整備され、ケーブルカーやロープウェイを使ってかなり手軽に楽しめるようになっています。園児や小学校低学年でも、十分楽しめる山はあるので、「え? 無理無理」と言わず、今年はチャレンジしてみませんか?■親子ハイキングで体験できる、こんないいこと「ハイキングなんて面倒くさい」と思ってしまいそうですが、親子で山に行くと、自然にふれてリフレッシュできるのはもちろんですが、それ以外にもいいことはたくさん。1)大人も運動不足解消デスクワークや決まった行動範囲で、子育て世代は意外と運動不足になりがち。景色を見ながら、子どもを助けながらのハイキングは運動不足解消にバッチリです。2)子どもと向き合える歩いている間は、子どもと歌を歌ったり、お話をしたり、と子どもと向き合う時間に。自然の中で、目的地に向かいながらだと、話もはずみそうです。3)親子の絆が深まる困難な道は子どもの手を取りながら歩き、子どもを手助けしながら、目的地へ。時には苦労しながら目的地にたどりつけば、「一緒にやった」という達成感も大きくなります。4)子どもの成長がわかる「あれ? こんなに歩けたっけ?」「意外にがんばれるんだな」と子どもの成長がわかるのも、ちょっぴりガンバリが必要なハイキングならでは。もしかしたら、「疲れた~」「もう歩けない」を連発するわが子にガッカリするかもしれないけれど、次回以降の成長に期待しましょう!5)それぞれ違う楽しみ方ができる「鳥の声が聞こえる」「おもしろい石!」「風が気持ちいいね」「この道好き」など、歩いている途中にも発見はいっぱい。子どもならでは気づきを教えてくれるかもしれません。■まずは山選びがポイント初めての体験は重要。山選びを失敗すると、「ハイキング=楽しくない」と子どもが思ってしまいそうです。まずは登りやすい簡単な山で達成感のある、楽しい体験となることが大切です。道がなだらかで登りやすいことはもちろんですが、それ以外に次のポイントを参考に、まずは登る山を決めましょう。・情報が多く、人の多いにぎやかな山どこにトイレやお店があり、どんな道か。まずはしっかり情報収集できる山を選びましょう。人が多いにぎやかな山は、うっそうとした人の少ない山より楽しい雰囲気なだけではなく、何か困った時に人に助けてもらえる、という利点もあります。・家からのアクセスがいい山山にたどり着くまでに時間がかかると、子どももグッタリ。まずは家から行きやすい山や駅からのアクセスのいい山を選びましょう。・ケーブルカーやロープウェイ、リフトのある山高尾山やつくば山など、山の中腹をケーブルカーやリフトが通っている山だと、行きか帰りのどちらかに利用すれば、ラクに山を楽しめます。無理にがんばらせすぎず、乗り物も利用して楽しいハイキングに。 ■「低くても山は山」。安全&楽しいハイキングにするにはどんなに低くても、人が多くても、やっぱり子どもと一緒に行くハイキングは大人だけで行くよりも注意が必要。1)余裕を持ったプランで子どもと一緒だと想定外のハプニングは起こりがち。大人の1.5倍は時間がかかると考えて、余裕を持ったプランを立てましょう。2)道やトイレなど事前にしっかりチェック歩く距離や標高だけでコースを選ばず、小さな子どもでも歩きやすい道かどうか事前にネットや観光課などに問い合わせてチェックをして、コースを決めましょう。トイレがどこにあるかも頭に入れておくと安心。3)天気、体調が悪いときは無理をしない山の天気は変わりやすいので、当日は山の天気をしっかりチェック。天気に合わせてスケジュールも考えましょう。また、親子どちらかが体調が悪かったら、無理をせず、仕切り直しましょう。4)子どもが楽しく歩ける工夫をする手をつないで登って、ハイキングは親子のスキンシップを育む絶好の機会。また、歩くのが飽きそうな時は、一緒に歌を歌ったり、クイズやゲームをしたり、時々ごほうびのアメをあげたり、と工夫して楽しいハイキングに。5)絶対に目を離さない少し大きくなると、どんどん子どもが先に行ってしまったりすることがあるかもしれないけれど、そのようなことがないように注意。谷側を大人が歩く、登る時は大人が子どもの後ろを歩く、下る時は大人が先に立つなど安全を心がけましょう。 ■持って行く荷物はコレ! 小さな子どもにもマイリュック途中に自動販売機があったり、頂上でラーメンやお団子を食べられたりする山もあるけれど、やはりどんな山でも準備はしっかりしたいところです。子どもも小さなリュックを用意し、自分の上着やお菓子などを入れて持たせましょう。▼服装・靴(歩きやすいスニーカー)・帽子・手袋または軍手・長袖、長ズボン(脱ぎ着しやすい薄手のものでこまめに温度調節)▼持ち物・雨具(レインコート)・着替え(靴下・下着・シャツ・ズボン)・タオル・軍手・水筒・お弁当・おやつ(アメやドライフルーツなど休憩時にちょっと口にできるものも◎)・レジャーシート・ビニール袋(ゴミ袋にもなり便利)・薬・バンドエイドなど救急用品・ティッシュ・ウェットティッシュ協力: 「親子でおでかけ」 (交通新聞社)首都圏から日帰り、または1泊で気軽に行ける親子のおでかけプランを提案。「緑のなかへ!」「遊んで学ぶ」「おいしく体験」「水辺へGO!」「のりもの大好き」の5つのカテゴリーに分け、それぞれ親子で楽しめる体験施設や美術館、レストラン&カフェ、公園などの情報を多数掲載しています。次のおでかけの計画作りに、役立ててみては?
2017年06月15日フランス留学するには何が必要か? 前回は 短期留学 についてまとめてみました。今度は長期滞在ビザの申請が必要な90日以上の滞在です。1年間留学すると仮定して、プランを考えてみましょう。どんなビザを取ればいいのか?日本のパスポートを持っている場合、90日を超えるフランス滞在には長期滞在ビザの申請が必要です。そして同ビザを携帯してフランスへ入国した後、現地で滞在許可証を取得します。詳しい必要書類は、まずフランス大使館に問い合わせましょう。留学を目的として取得する長期滞在ビザは学生ビザです。またはビジタービザでも可能です。学生ビザで入国し現地の滞在許可証を取得した場合、年間964時間の労働が許されるため、学びながら仕事もできます。ビジターは労働が一切許可されません。今は移民に対する政策が厳しいため、申請しても内容次第(通う学校が信用のおける機関か、入国目的が労働ではないか等々)で、学生ビザの申請が通らないこともあります。学生、ビジターどちらの身分で申請するにせよ、もっとも重要視されるのは、お金です。今フランスは不景気で失業率も高いため、労働目的の外国人に対してはとても厳しい環境にあります。フランスに滞在する1年間、きちんと暮らしていけるだけの経済証明がとても大切になります。学生ビザの場合は、学校への登録と1ヶ月あたり最低615ユーロの留学資金を持っていることの証明がいります。ビジタービザの場合は労働が許可されていないため、1年間であれば仏SMIC(全産業一律スライド式制最低賃金)の年額相当である1万7344.60ユーロ(現時点の日本円換算で約201万円)の滞在資金があるという証明が必要です。家族が同行する場合は、その人数に応じて増額します。時期はいつがいいかフランスの学校は9月が新年度です。語学学校などは年中、入学できますが、専門学校や大学の場合は、9月から1年が始まります。そのため9月の入学に合わせるのが現実的です。大学や一部専門学校は、入学に際してフランス語力を証明しなければいけません。試験(DELF/DALF:仏国民教育省認定の公式フランス語資格)を前もって受験し、これも用意しておきます。また子どもがいる場合、現地の学校に通わせるにしても、やはり9月入学であれば、溶け込みやすいでしょう。現地についたらすべきことまずは滞在許可証の申請、銀行口座の開設、電力会社との契約、携帯電話の取得など。これらがないと、すべての作業が進みません。ビザとは入国許可であり滞在許可ではないため、ビザで入国したら滞在許可証を申請します。フランスはカード社会であり、小切手も頻繁に使われます。そのため現地での口座開設は必須。あわせてデビットカード機能(またはクレジットカード機能)付きキャッシュカードを発行してもらいます。電力会社(またはガス会社など)が発行する料金の領収書は、自分が現在住んでいる住所を証明するものとなります。この公共料金の明細書は、どのような手続きをするにしても、毎回必ず提出を求められる大変重要なものです。テーマ別に細かなことを説明したら、それこそ本一冊くらいの量になってしまいますが、とにかくもっとも大切なことは、フランスはすべてが日本のようにスムーズに運ばないということ。日本では数日で済んでしまうことでも、フランスだと1ヶ月以上かかることは多いのです。加えて語学の壁もあり、準備は早過ぎるかなと思うくらいで、結果的にちょうど良くなります。8月はバカンス時期で、フランス社会ではすべての作業がストップします。そのため9月の留学を目指すなら、6月末を目処に、また何か遅れてしまっても7月前半くらいまでに収まるよう、スケジュールを組みましょう。
2017年01月17日一度は海外で暮らしてみたいと思いつつも、まだ小さな子どもがいるし、しばらくはあきらめないといけないかな、と思っているママもいるかもしれません。家族のことを気にせず1人で留学するなんて非現実的だし、子連れで留学ともなれば想像できませんよね? やはり、ママが海外に留学するのは難しいのでしょうか。そこでフランスの場合を例にシミュレーションしてみました。何をするため、どれくらい滞在したいのかまず「現地で何をするため、どのくらいの期間住みたいのか」その目的を、はっきりさせる必要があります。それにより滞在手続きが大きく変わってくるのです。例えばフランスの場合、90日以内の滞在(現地で就業する場合などは除く)であれば、日本のパスポートを所持している人はビザの手続きはいりません。一方でそれを超える場合は、ビザを申請して現地で滞在許可証を得る必要があります。もし配偶者がいる場合、渡仏している間は別々に暮らすのか、子どもはどちらで預かるのか、または配偶者と一緒に渡仏するのか、自分の仕事をどうするのか、配偶者に仕事がある場合、その仕事をどうするのか、ということをクリアにしないといけません。考えれば考えるほど、なかなか決断できませんが……、例えば、転職をきっかけとした離職期間を子どもの夏休みに合わせ、母と子どもだけ1ヶ月ほど渡仏する、というのが一般的には現実的な選択肢かもしれません。1ヶ月程度では、なかなか現地の深いところまで見ることができないものの、その1ヶ月で自分なりに感触が良ければ、上記のさまざまな問題の解決策を考えつつ、次回はもう少し長期の滞在を視野に入れることができます。住む場所の確保はどうする?滞在費用をできるだけ安くしたいという人に最適なのが、キッチン付きホテルまたは家具付き賃貸物件。自炊で食費を抑えられます。スーパーマーケットやマルシェで買い物し、より実際の暮らしに近い生活も体験できます。またフランスの場合、夏は多くの人が長期のバカンスに出かけます。その間、普段住んでいる部屋を誰かに貸している人たちもいます。こういった物件はAirbnbなどでも探せますし、もし現地に知人がいるようなら、その知人の周囲にそういう人がいないか、もしくは知人が、その期間バカンスに出ていて部屋を借りられないか、聞いてみるのも手です。現地に住む人を通じて部屋の情報を得た場合、長期賃貸する際の1ヶ月分の家賃と近い額で借りられることも多いため、滞在費も抑えられます。これらは在仏者向けの日本語の情報サイトなどでも募集しているケースもあるので、こまめにチェックするのがおすすめです。自分と子どもの学校探し現地で生活していく上でフランス語の習得は必須です。英語が通じるケースはあるものの、仮に英語で意思疎通ができたとしても、その国のより深い部分は知ることができません。また役所関連の手続きは、フランス語ができないと、まったく行えません。語学、料理、フラワーアレンジメントなど、人によって滞在目的はさまざまですが、それらの学校を選ぶことにあわせて、子どもにもどのような体験をさせたいのか、また子どもがどのようなことを望んでいるのか、希望に合わせてアレンジしましょう。子どもを何かのスクールに入れるなら、その送り迎えの時間にきちんと対応できる時間割を自分が通う学校で組めるのか、といったことも大切です。外国人が多い学校は、英語の学校案内や手続きを英語で進められることがあります。ただしフランス語のみのところも多く、初めは何もかもが手探りで、途方にくれてしまうこともあるでしょう。一方でやり始めてみると、案外自分でこなせることは多いとも気づきます。留学業者などを使わず自ら手続きを行えば、滞在にかかるすべての費用を節約することができるでしょう。どれだけ準備をしたかで滞在の充実度が決まる渡仏前はやることが多過ぎて、ついつい「現地に行けば何とかなるよね」と考えがちです。しかし、日本でやれることはすべてやっていった方が、滞在期間を有効に使えます。限られた期間を現地でしかできないことに集中させることで、滞在の充実度はさらに増していきます。フランス語の勉強もその1つです。もし日本で少しでも基礎を固めておけるなら、現地での伸びも違ってきます。加えて大人の場合、語学は現地で暮らしていれば誰でも習得できるものではなく、それなりに継続して努力しない限り、いくら現地にいても、ものにはできません。言葉が違う海外は何に関してもハードルが高めです。無理だと何度も思うかもしれませんが、一つひとつこなしていけば、思っているより夢は簡単に実現します。そしてそれら苦労した経験が、自分の中でかけがえのない糧になり、将来へ繋がっていきます。
2017年01月16日『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る、内藤聡子さんの新連載「フリーキャスター内藤聡子、仕事を辞めて留学しました」が始まりました。第1回目となる今回は、「私がハワイに旅立つまでのお話」です。***anan読者の皆さまとは、「初めまして」の方が多いでしょうか。私、フリーキャスターの内藤聡子と申します。今年の3月までMXTV夕方5時からの情報バラエティ番組『5時に夢中!』でアシスタントを務めておりましたので、番組をご覧になったことのある方には「あ~、あの人ね!」と思い出していただけるかな?一部ネット上では、「内藤聡子は番組を卒業して、どこで何をしているんだ…」とご心配いただいているようですが、実は私は今、ハワイで学生をしております。四十路の独身女性が、仕事を休んで、海外に行くってどういうこと!?それを決断するまでの心境、出国するまでの手続き、そして実際に移住してからのことなどを、数回に分けてお話ししていきたいと思います。皆さんも「私、このままでいいのかな」なんて悩むこと、ありますよね!?きっとひとつやふたつ、共感してもらえるところがあると思いますので、よろしければお付き合いくださいね。仕事を始めたのは大学4年生の時、かれこれ20年前のこと。ひょんなことから「女子大生お天気お姉さん」となり、若さゆえに、強気で、おバカで、怖いものなし!の時期を過ごしたこともありましたが、そんなものは長く続かないですよね。それは、いわゆる「女子アナ」の世界も然り。オーディションに行くたび「自分はなんて空っぽなんだ」と思い知らされ、あっという間にどん底を味わいました。「ウリのない自分」に嫌気が差し一念発起、そこで元々興味のあった気象予報士の資格を1年半かけて取得します。その後は、縁あって、気象キャスターや前述の情報番組など、長年に亘って帯番組(月~金曜日)の生放送に携わることができました。仕事にも仲間にも恵まれ、毎日を楽しく過ごしているうちに、月日は驚くほどの速さで流れ去り、友人たちは次々と結婚、出産。そのたび「私はどうする?」と思い悩み…とはいえ、なかなか決心がつかないうちに、この歳になってしまった感じ(そこを詳しく話し始めると、違う方向に行ってしまうので、今回は置いておいて(笑))。仕事をするって、性別や年齢問わず大変なこと。さらに、お世辞にも若いとは言えない独身女性が、正社員ではない立場で働いて、自立するのはなかなかキツくてツラいもの。私が夏休みを取って番組をお休みしても、番組は滞りなく進んでいくわけで、そのたびに「自分の代わりはいくらでもいるなぁ」と思い知らされ…。「だからお前は結婚できないんだ」とも、「いや~ね、お局さんて」なんて目線でも見られたくない。自然と私は番組の外でも中でも「物分かりの良い、自分で言うのも何だけど気が利く優しい、時には毒も吐く姉さん!」的なキャラになりました。それでも既婚の同世代からは「いいよね~。自分にお金と時間をたっぷり使える人は」と苦労知らずなお気楽オンナ、扱いされちゃったりして。でも、「私の人生、私のために生きて何が悪い?」です。負け犬の遠吠えと言われても、「守るべきモノ」のために生きていく!という大義名分がない私には、強い柔軟性がないとやっていられなかった。番組では、視聴者の皆様に楽しんでいただけることを第一に考えていましたが、「内藤さんの笑顔に癒されます」「声を聞くと安心します」というお声が届くのは本当に嬉しいことでした。自分の仕事を通じて、誰かが幸せを感じるのは、この上ないやりがいでした。10年以上、「毎日絶対同じ時間にスタジオにいる」という生活を送っていると、無い物ねだりで外の世界も見たくなってきます。日々生放送の緊張感は感じつつも、同じような経験しか積んでいない私が『5時に夢中!』の「特殊な人生経験の塊」のような面々と渡り合うのは到底無理な話で、小手先のテクニックばかり増えていきました。でもそれでは、自分自身の人間としての幅や深みが増すことはなく、今ある引き出しから無理矢理絞り出しているだけ。女子大生の頃に感じた「空っぽな自分」に戻ってしまうのではないかという不安が徐々に膨らみ、いつからか「一度、仕事と日本から離れてみたい」と考えるようになりました。それでも、毎年番組の更新の時期になると、「あと一年やってみようか」という決断をする年が続きました。新たな一年が始まれば、ほどよい刺激の心地よさや、自分の居場所がある安心感、仲間と過ごす楽しい時間にどっぷりと浸り、あっという間に一年が過ぎる、その繰り返し。変えたいのに変われない。勇気が持てなかったんでしょうね。でも遅ればせながら「自分も40歳を越えたし、親もいい年。これ以上先延ばしにしたら、日本を長期間離れる機会なんてないかも」と自分に言い聞かせ、休業することを決心しました。海外に行ったからって何が見つかるわけではないとも思いつつ、でもやらずに後悔するよりは、とりあえずチャレンジだ~!と踏ん切りをつけたものの、四十路の留学への道のりはなかなか険しいものでした。(続く)◇ないとう・さとこフリーキャスター、気象予報士。‘74年生まれ。大学在学時にお天気キャスターとしてキャリアをスタート。その後、報道、情報番組はじめ数々の番組でキャスターや気象予報士として活動。‘10年からはTOKYO MX『5時に夢中!』のアシスタントとして絶大な人気を誇る。‘16年3月に番組を卒業、充電期間に。◇初めての朝、窓一面の虹が!!迎え入れられた気がして「良いことありそう!」と気持ちが少し楽に。※『anan』2016年11月2日号より。文・内藤聡子
2016年10月26日7月の第4日曜日「親子の日」は約6000組もの親子写真を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさんが提唱する「親と子の関係を見つめ直す日」です。活動開始から14年目を迎える今年は、親子の日普及推進委員会のもと「第10 回 親子大賞 授賞式」と「第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション」を開催。今回はイベントのレポートと「親子の日」発起人であるブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻からのメッセージをお届けいたします。第10回親子大賞授賞式7月23日(土)、新宿にあるオリンパスプラザ東京で親子大賞の授賞式が行われました。実は「親子大賞」自体は10年前から開催されているものの、授賞式は今年が初。授賞式はいきなり2016年の親子大賞を受賞した親子の発表から始まりました。今年一番ホットだった親子は誰なのか…!?まさかのウルトラセブンとウルトラマンゼロ親子。会場では両者に受賞の感想を聞いた映像が流されました。「受賞の感想は?」「ジュワッ」「印象深い親子エピソードは?」「ダァッ」※コメント部分は字幕つきでした。ほかにも親子にちなんだエッセイや写真のコンテストも開催、受賞者にはオズボーン夫妻から賞状と景品が手渡されました。受賞者のスピーチでは、「実は、まだこのこと親には言っていなくて…怒られるかも(笑)」、「子どもに『授賞式に一緒に行こうね』と言ったら『用事があるから無理』と断られました…」といった驚きのエピソードが飛び出し、会場の笑いを誘っていました。> 親子の日 エッセイコンテスト2016 入賞作品> 親子の日 写真コンテスト2016 入賞作品「どの作品にもいろいろな家族の想いが込められていて、選ぶのが大変だった…」と語ったオズボーン夫妻。授賞式は東京のみの開催ですが、写真の展示自体は地方の写真館など様々な場所で実施していますので、みなさんも是非お立ち寄りください!!会場に展示された写真コンテスト入賞作品イベントの最後には、親子大賞の特別賞としてサックスプレイヤーの平原まことさん・歌手の平原綾香さん親子が登壇。「親子が仲良くする秘訣は?」という質問に対し、平原綾香さんは「父の影響で私も中学1年生のときからずっとサックスを吹いていたので、父は親であると同時に師匠のような存在。尊敬していたので反抗する暇がありませんでした(笑)」とコメント。そんな娘に対してお父さんは「サックスを吹いているときはすごく素直に言うことを聞いてくれるんです。歌は敵いませんけど、サックスでは勝っています!」と、“音楽”という共通項を持つ親子らしい掛け合いが見られました。親であると同時に尊敬できる存在であるというのは、親子が円満な関係を保つ秘訣のひとつなのかもしれません。> 第10回親子大賞の詳細はこちらから第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション翌7月24日(日)、親子の日当日には写真家でもあるブルース・オズボーンさんによる100組の親子を撮影するフォトセッション。写真スタジオでの撮影というので、少しかしこまった撮影風景を想像していたのですが、会場に入ってビックリ。スタッフさんが生茶パンダのパペット、マラカスなどを使って歌ったり踊ったり…小さい子どもでもなんなくリラックスできるような盛り上がりでした。実際にメオトークの山川編集長自ら撮影に参加(きちんと予約しました)。その様子を見ていると、いい大人同士気恥ずかしいのか、当初はこれだけ距離のあった親子が…ちょっと寄りましょう!とスタッフさんからぐいぐい来るリクエスト…しかし照れる山川親子。撮影するオズボーンさんまで出てきて…最後は照れながらも肩を組むほどに!!!!さすが親子写真のプロフェッショナル…!!たった数分の間に写真を通して親子の距離をぐんと縮めることに成功していました。物理的な距離だけでなく、心の距離も縮まったようです。(お母さんの腕がかたいですが、編集長との身長差でとまどったそうです)※ブルース・オズボーンさんが撮影した第 14 回 親子の日スーパーフォトセッションの写真は、こちらからご覧いただけます。(2016年8月30日現在は準備中)発起人が語る「親子の日」について最後に「親子の日」発起人のブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻に今年、そしてこれからの「親子の日」について語っていただきました。今年の「親子の日」を終えてみて今年も全国から様々な想いを持った親子が集まってきてくれました。遠方に住むお母さんを誘って撮影に参加してくれた娘さん、「久しぶりに親子写真を」と撮影会に参加した親子、海外出張前の記念として参加してくれた家族、病気の回復を願って参加してくれたかた。全国からサポートに駆けつけてくれた応援団も。みなさんのおかげで一日中にぎやかな「親子の日」の会場となりました。今年はとくに新聞、テレビ、ラジオ、Webなど様々なメディアで「親子の日」を取り上げていただき、たくさんの人たちに「親子の日」を知ってもらうことができてとても嬉しく思っています。これからの「親子の日」「親子」という単語は英語には存在しません。(編集部註:英語にはfamily=家族はありますが、親子はparent and child=親と子で分かれている)「親子」というのは日本の特別な言葉。この言葉のように「親」と「子」をひとつの単語につなげ命の連鎖の一体感を表す…そんな日本の文化を日本の“誇り”として海外に発信したいです。誰もが生まれて来たことに感謝できる社会になって欲しいというのが、「親子の日」に込めた願い。この願いを叶えるために、活動の場をもっと広げていきたいと考えています。記事を読んでいるみなさまへ年齢が進むにつれ、「親子」と言うとついつい「自分」と「自分の子ども」をイメージしてしまいます。でも、「自分」と「自分の親」もそうである意識を忘れないでほしいと思います。「親」のいない命はいませんから、「親子」は世界中の誰もが共有できるテーマ。世界が不安定で悲しいできごとも多い時代だからこそ、命の原点である「親子」という最も基本的なテーマについて考えることが大切です。みなさんもぜひ「親子の日」を親子の関係を見直す機会のひとつにしてください。「1+1は?」「にーっ」という掛け声にも代表されるように、最後が「い」の段で終わると口角が上がり自然と笑顔の写真を撮ることができます。親子の日の掛け声はもちろん「おやこのひー」。「親子の日」と言うだけで笑顔になれるのです。授賞式でもフォトセッションでも、会場にはそんな「親子の日」の笑顔がたくさん溢れていました。> 親子の日について詳しくはこちら:親子は自分の原点、「親子の日」を自分に自信を持つきっかけにして欲しい−−ブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻のインタビュー> 親子の日公式サイトライター:山口聖子
2016年09月05日映画監督の大林宣彦親子、美術家の横尾忠則親子など、多くの著名人親子をはじめ、これまでに約6000組もの親子を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさん。2003年に「親子の日」を提唱して以来、毎年7月の第4日曜日に100組の親子写真を撮るフォトセッションを開催しています。今年で14回目となる親子の日を前に、長年ファインダー越しに親子を見つめてきたブルースさん佳子さん夫婦に「親子の日」をはじめたきっかけや「親子の日」に込められた想いを伺いました。 「親になるってどんなこと?」素朴なギモンから始まった親子撮影オズボーンさんは写真を学び、アメリカや日本で写真家として活動。親子の日のきっかけになったのは、1982年に友人からパンクバンドの若者を撮影してほしいと頼まれたこと。撮影したのは、あの有名なパンクロックバンド「アナーキー」の元ボーカル、仲野茂さんでした。「ちょうど第一子が生まれる直前で、2人でよく『親になるってどんなことなのかな?』という話をしていた頃でした。仲野さんを撮影するとき、パンクロッカーのお母さんってどんなかたなんだろうと思って、ダメ元で『親子の写真を撮らせて』ってお願いしたらあっさりOKをもらえたんです」(佳子さん)実は、お母さんは茂さんの一番のファン。撮影してみて、とても仲の良い親子だということがわかりました。この1枚の写真が親子というテーマで写真を撮り続けるきっかけになったそうです。仲野茂さんとお母さん写真撮影が親子の絆を取り戻すきっかけに最初の頃、オズボーンさんは、親子から日本社会を切り取りたいと考えていました。寿司屋のお父さんと同じく寿司屋になった息子さん、真面目な仕事をしていたお父さんの娘さんがポルノ女優になっている。親子関係から親子の歴史、日本の時代が移り変わっていく様を表現したいと考えていたそうです。でも、どの親子もユニーク。切っても切り離せない「親子」という関係自体に関心が向くようになったと言います。2015年にオリンパスギャラリーで開催した親子写真展覧会には、美智子皇后陛下も来場され、「日本人は表情が乏しいと言われているけれど、みんな生き生きとした表情をしていますね」というお言葉をかけられたそうです。「大人になれば親子で一緒に何かするという機会はなかなかありません。カメラの前に立たされると、みんなどうしていいか戸惑います。こちらからポーズを指示せず、自分たちで話合って決めてもらいます。大人が二人、『どうしよう』って表情で照れている様子も、その親子らしさが現れています。何千組もの親子を撮ってきたけれど、それぞれ個性があって毎回発見があるんです」(ブルースさん)オズボーンさんが撮る親子は年齢も職業も様々。活動を始めてから34年、最初は身体の大きな力士のお父さんと小さい子どもだったのに、2回目の撮影ではお父さんと同じぐらい力強い力士になっている。そんな息子と一緒に誇らしげな表情で写真に写っているお父さん。3回目に撮影したときは、息子さんも引退して、お父さんと一緒にちゃんこ鍋屋さんをやっていました。こうした親子関係の変化が1枚1枚の写真から見えてくるのが面白い、とブルースさんは語ります。「親子写真を撮ってもらいたいという人の動機は様々です。離婚が原因で長い間疎遠になっていた親子の距離を縮めたこともありました。決して仲が悪かったわけではないけれど、撮影がきっかけで自然に会話できるようになったという親子もいます」(ブルースさん)「親子でもうまくいかないのは当たり前。修復しようと頑張ってもなかなか距離が縮まらない。でも親子って本当に些細なことでも仲直りできてしまうんです。写真はきっかけに過ぎないけれど、親子のコミュニケーション手段として役に立っているんだなって感じることも多いです」(佳子さん)オズボーン家の親子写真「“父の日”や“母の日”があるなら“親子の日”があってもいいよね」オズボーンさんの親子写真に世間の注目が集まるようになると、オズボーンさんと佳子さん夫妻は「もっとみんなが親子関係を見直す機会をつくりたい」と考え、「親子の日」のアイデアを思いつきます。「5月の第2日曜日は母の日、6月の第3日曜日は父の日。7月の第4日曜日は『親子の日』にしよう!その日に親子撮影会をするという告知を新聞に掲載してもらったら、たくさん応募がきて100組の親子が集まったんです。こんなに反響があるなら来年も100組撮影しようということになって今日まで続いています」(佳子さん)1年目は自分たちだけの力で開催したので大変でした。でも、2年目からはスポンサーがついて、2005年には日本記念日協会さんが「親子の日」を正式に記念日として認定してくれました。「アイデアを思いついて実行に移すまで2年かかりました。でも、ひとつアクションを起こしたことで、私たちが何をやりたいのか、何をやろうとしているのか伝えることができたのが大きな成果でした」(ブルースさん)親子というベーシックな関係を見直すことが世界平和につながっていくロサンゼルスで友人を介して出会ったオズボーンさんと佳子さん。誰よりも多くの親子に出会ってきたお二人は「親子の日」に様々な想いを込めてこのビッグプロジェクトを推進しています。「共働きの親が増え、みんなケイタイばかり見ている。そんな変化に注目してしまうけど、命を次の世代に受け継ぐ、本質的な親と子の関係は時代や環境が違っても変わっていないと感じています。 “家族”じゃなくて”親子”というテーマを選んだのは、 “親子”が家族や社会のベースとなる最も基本的な関係だからです」(ブルースさん)「世の中には幸せな親子関係だけではありません。みんな自分の親から平等に命を授かっています。“親子”は自分の原点、親子の関係を見つめ直すことで、自分の存在に自信をもって誰もが生まれてきてよかったって思える社会になってほしい。親子関係を大切にすれば、大きな問題も解決できるのではないでしょうか」(佳子さん)現在も変わらず仲睦まじい様子のオズボーンさんと佳子さん。夫婦円満の秘訣は「大きな問題になる前に相手に伝えること」だそう。親子は一番近いからこそ素直になれないことや、ぶつかり合うことも多い難しい関係です。親子関係がうまくいっている人もうまくいっていない人も、今年の親子に日は自分の親や子どもと向き合う時間をつくってみてはいかがでしょうか。7月23日に新宿オリンパスプラザ東京で13:00~「第10 回親子大賞授賞式」を開催。平原まこと、綾香親子やウルトラセブン、ゼロ親子もかけつけます。24日は「親子の日スーパーフォトセッション」も開催、たくさんの応募の中から100組の親子の写真をブルースさんが撮影します。親子の日普及推進委員会公式サイトはこちらブルース・オズボーンProfile公式サイトはこちらArt Center College of Designでコマーシャル写真を専攻。1980年の写真展「LA Fantasies」をきっかけに日本での活動を本格的に開始。1982年から「親子写真」の撮影を始め、撮影した親子の数は6000組を数える。2003年に「親子の日」を提唱。毎年、親子の日に約100組の親子写真を撮る取り組みを続けている。ライター:柏木 真由子
2016年08月01日【パパからのご相談】同僚が子どもを海外留学させると言って準備しているようです。同僚の子どもはまだ高校1年生なのですが、イギリスの大学に行きたいと言っているんだとか。うちの子は中学生なので先のことだと思っていましたが、今のうちから海外の大学も含めて情報収集すべきなんじゃないかと焦ってきました。日本一といえば『東京大学』のイメージですが、海外の大学はどのあたりが有名なんでしょうか?●A. 海外の大学を世評でみたランキングでご紹介します!ご相談ありがとうございます。子育て研究所代表の佐藤理香です。昨今ではグローバル化に伴い、大学のありようが大きく変わっています。グローバル人材の育成、オールイングリッシュの授業、外国語でディスカッション中心の授業など、我々が大学生のときは珍しかったことも今や普通となりつつあります。文部科学省の報告でも、毎年5万人以上の日本の学生が海外に留学していることがわかっています。「海外に留学」といっても、大学は無数に存在しますよね。そこで今回は、日本を含めた海外の大学を、世評からみたランキング でご紹介したいと思います。●“世界の大学ランキング”第1位は……『World Reputation Rankings 2016』(世界大学世評ランキング)が、イギリスの高等教育専門誌『Times Higher Education』から発表されました。世界各国の多くの機関がさまざまな大学ランキングを発表していますが、『Times Higher Education』のランキングはもっとも権威あるものの一つとして位置付けられています。大学の評判や認知度 といった評価基準でランク付けを行った結果、世界の大学のランキングは以下のようになりました。・1位:ハーバード大学(アメリカ)・2位:マサチューセッツ工科大学(アメリカ)・3位:スタンフォード大学(アメリカ)まずTOP3をアメリカの大学が独占しました。一度は聞いたことがある超有名大学ばかりがランクインです。続いて、・4位:ケンブリッジ大学(イギリス)・5位:オックスフォード大学(イギリス)・6位:カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)・7位:プリンストン大学(アメリカ)・8位:イェール大学(アメリカ)・9位:コロンビア大学(アメリカ)・10位:カリフォルニア工科大学(アメリカ)8位には、次期アメリカ大統領選に出ているヒラリー・クリントンや夫のビル・クリントン氏も出た『イェール大学』、9位には現アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が学んだ『コロンビア大学』と有名大学がならびます。10位までは、イギリスとアメリカの大学ばかりです。では、世界において日本の大学のランクはどうなっているのでしょうか?●世界ランキングにみる日本の大学日本では有名な大学でも、世界でみると上位10位までには入っていません。評価方法の課題や大学のキャパシティにもよると思いますが、やっぱり母国のランキングは気になりますよね。以下、同ランキング100位以内にランクインしたもので日本の大学だけを上位から並べてみました。・12位:東京大学・27位:京都大学・51~60位:大阪大学・61~70位:東北大学・81~90位:東京工科大学日本の大学は旧帝大群と私立の東京工科大学がランクインする形になりました。それでも5大学のみ。世界にはたくさんの大学と無数の選択肢が存在することがわかると思います。----------本日お伝えしたのは大学全体のランキングです。総合大学には、多くの学部・学科があります。最先端の研究から古代の歴史研究まで、向学の志によって自由に選択ができます。ぜひお子様の興味関心、向学心を大事にしていただければと思います。偏差値なども大事な指標ですが、それにとらわれずに、進学先や留学先選び、学習に対するモチベーションアップにつながれば幸いです。【参考リンク】・「日本人の海外留学者数」及び「外国人留学生在籍状況調査」等について | 文部科学省()・World Reputation Rankings 2016 | Times Higher Education()●ライター/佐藤理香((株)子育て研究所代表)
2016年06月16日親子でおそろいの服装を楽しむ“親子リンクコーデ”が流行しているのをご存知でしょうか。特に最近では、プチプラでもオシャレなアイテムが増えていることから、手軽に取り入れられるものとして注目を集めています。親子でおそろいの服装をするだけで、 いつもの着こなしがぐっとオシャレに見えること間違いなし!子どもとコミュニケーションをとるきっかけ にもなるはずです。今回は、そんな親子リンクコーデの楽しみ方について紹介したいと思います。●親子リンクコーデの取り入れ方●(1)色や柄をそろえる『おそろいと言っても、全く同じアイテムを着る必要はないんです。ブルーのシャツ、ホワイトのスニーカーといったワンポイントのリンクコーデでも十分に楽しめますよ』(30代ママ)新たにアイテムを買い足すことなく、手持ちの洋服で楽しめるのが色や柄のリンクコーデ。1色テーマを決めて、コーディネートの中に同じ色を取り入れるだけでも楽しむことができます。また、ボーダーのアイテムをそろえたりチェックシャツをそろえたりと、柄で統一感を持たせる のもおすすめ。「全く同じアイテムは少し恥ずかしい」と感じる人でも取り入れやすいのではないでしょうか。●(2)小物をそろえる『最近のマイブームは同じ色のニット帽をかぶったコーデ!全身そろえようとするとハードルが高いけど、1つのアイテムだけなら簡単に取り入れられます』(20代ママ)帽子やリュック、マフラーといった小物で楽しむのもアリ!普段の服装にプラスするだけでリンクコーデになるので、オシャレに自信がないという人でも手軽に挑戦できるはずです。「家族全員で楽しみたい!」というときでも、小物であれば出費も大きくならずに済みます 。●(3)季節に合った素材でそろえる『着ているものはバラバラでも、素材感を合わせるとまとまりが出ます。暑い季節にはリネン素材でリンクコーデを楽しむことが多いですね』(20代ママ)ザクザクと編まれたニット素材のものや涼しげなリネン素材など、季節を感じさせる素材で統一感を出すのも楽しみ方のひとつ。親子のコーディネートをそろえすぎてしまうと“こなれ感”が失われてしまう ので、パッと見ではどこが同じなのか分からないというコーディネートもおすすめです。----------親子リンクコーデが楽しめるのも、子どもが小さい今のうちだけ。Instagramなど写真を投稿できるSNSが普及してきたことで、親子リンクコーデをさまざまな人に見てもらえる機会も増えてきました。いつもと同じお出かけも、親子リンクコーデをすることで違った景色に見えてくるのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年05月30日海外旅行というよりも、その土地で生活をしている感覚で休暇を過ごす人が増えているようです。滞在中は語学学校に通ったり、ローカルのような生活を体験したりできる親子留学で、プチ海外生活を楽しんでみませんか?■旅行とはひと味違う、海外生活を味わえる親子留学とは旅行でリゾートや観光に行くよりも、何かのきっかけづくりや、普通ではできない経験をしてみたい。そんな方にオススメするのが、「親子留学」というスタイルです。たとえば、親は語学学校や各種専門学校といったスクールに通い、子どもは年齢に応じてチャイルドケアや幼稚園、小学校への体験入学をするというように、親子で海外の生活や文化を学ぶ――それが親子留学です。期間は約1週間~。現地での滞在も、ホテルではなくホームステイやサービスト・アパートメント(簡易キッチンや洗濯機などがついている宿泊施設)を利用し、ローカル目線で生活をすることで、普通の旅行では得られない体験や思い出ができます。■親子留学におすすめの国は? 選び方のポイント1週間の親子留学を予定している場合、「時差が少ない」「フライトが短い」の両方、あるいは少なくともどちらかに絞ったほうがよいでしょう。語学留学で人気のある渡航先は、オーストラリア、ニュージランド、ハワイ、カナダなどですが、時差のことを考えると、もう少し候補が限られるかもしれません。また、比較的安く気軽に行けるアジア圏も注目されています。アジア圏ではフィリピン、マレーシアなどがおすすめです。留学先を選ぶ上で注意したいのが治安です。海外では日本よりも安全な国は、なかなかありません。留学エージェントなどを通じて手配する場合でも、自分で現地の情報などを事前に収集しましょう。公共交通機関が整っていない滞在先にでは、自分で車を運転しなければならない場合もあるので、そうしたことも考慮に入れておきましょう。 ■旅行会社の親子留学プログラム、留学エージェントを頼ろう海外在住の経験があったり、何度かその土地に旅行経験があったりする一部の人を除き、ほとんどの場合、親子留学をする際は、旅行会社の親子留学プログラムを利用する、もしくは留学エージェントに手配を依頼することをおすすめします。通常の旅行とは異なることが多いので、どこまで対応してもらえるのか、現地のフォロー体制はどうなっているのかなどを事前にしっかりと確認しておきましょう。なお、主な費用の内訳は、渡航費、現地滞在費、スクール受講料、チャイルドケアや体験入学費用、生活費などです。単純に金額だけを見るのではなく、さきほども言ったように現地でのフォロー体制も確認しておかないと、結局コストがかかってしまう場合もあります。まずはさまざまプランを見て、おおまかな予算や場所、期間を決め、親子で目的をはっきりさせておくことが大切です。1週間というと短く思えますが、学びを目的として海外を訪れることで、思ったよりも多くの経験を得ることができるものです。知的好奇心を刺激し、リフレッシュもできる親子留学をこの夏検討してみてはいかがでしょう。(逗子マリナ<フォークラス>)
2016年04月12日【ご相談】娘の夢、高校留学をかなえさせたい!今の家計で実現できる?小学生の娘が、「高校生になったら留学をしたい」と言っています。1年程度の交換留学では、就職にプラスにならないのではと思い、3年間の卒業留学※を検討しています。なお、大学は帰国子女枠での国内大学進学を考えています。留学は大変お金がかかるので、娘の夢をかなえるためには貯蓄がゼロ近くになることも覚悟していますが、今の家計で実際のところ、留学へ行かせてあげることができるでしょうか。娘が中学生になった頃から、パートを増やす予定です。また、渡航先はカナダを希望しており、年200万円(公立高校学費+滞在費)の費用を見込んでいます。※留学先の学校を卒業することを目標とした留学東京都在住 林 葉子さん (仮名)【回答】現在の毎年100万円の貯蓄が可能な生活レベルを継続したうえで、中学は公立を選択し、ご相談者さまのパートを増やせば、高校の卒業留学もギリギリで可能です。ただし、老後資金が枯渇する可能性は高いため、家計収入をアップするなどの工夫が早急に必要です。(ファイナンシャルプランナー 鈴木 さや子からのアドバイス)お子さまが小学生の今から留学したいと思っておられるとのこと、とてもすてきですね。ぜひ本回答を参考に、夢に向かってお子さまと一緒に考えてくださいね。日本の私立高校に進学するよりも、はるかにお金がかかる留学は、資金が大きく減少した後のライフプランまで視野に入れて計画を立てましょう。お子さまの高校卒業後には、大学進学、そして目の前にはご夫妻の老後が迫ってきます。老後の生活費を賄うには、公的年金だけでは十分ではありません。また、住宅は一括で購入されローンはないとはいえ、住居費は改修や老後のためのリフォームなどで、今後も出費が続きます。もちろん医療費や介護にお金がかかる可能性もあります。老後にかかるお金を最低限残しておかないと、結果的にお子さまに頼るはめに陥るかもしれません。そんなことにならないかどうか、今後の貯蓄額の推移を予測してチェックしますね。現在の収支を見ると、毎月13.2万円の黒字となっており、これを毎月貯められれば1年間で158.4万円貯まることに。しかし、現在の貯蓄額は合計で100万円であり、実際は毎月の出費以外の突発的な家電や家具の購入、冠婚葬祭、旅行、または見えない費用といった臨時支出でほとんどなくなっている可能性も。臨時支出にいくらかかっているか洗い出して、その分を毎月の収入から取り分けして、別口座にとっておく方法がおすすめです。もし臨時支出が年間60万円かかるとしたら、毎月約5万円取り分けすると良いでしょう。今後の推移予想は、当面、年間100万円の貯蓄ができるものとして試算をしていますので、もし貯蓄ができていない場合には、早急に臨時支出を見直してください。表1は、お子さまが高校を卒業するまでの貯蓄額の推移です。公立中学に通えば、現在と比較して教育費が格段にあがることはないため、お子さまの中学入学時まで毎年100万円、ご相談者さまがパートを増やした後は約150万円の貯蓄を続けることも可能かと思います。その場合、6年後には約950万円貯まることになります。お子さまが中学を卒業するまでの年間支出金額332万円の内訳は、教育費などお子さまにかかる費用を64万円、それ以外の生活費を268万円と仮定。高校の教育費については3年間カナダの公立高校に通ったとしたうえで、渡航費や滞在中の生活費などを雑費として50万円を上乗せし、年額250万円かかると仮定。これにご夫婦の生活費をプラスして、支出金額を518万円としました。年間収入金額は、ご夫婦の収入より試算((32万円+4万円)×12カ月)したうえで、お子さまが中学入学後、ご相談者さまのパート収入が59歳まで年に100万円得られるもの(現在の収入より年間52万円増)と仮定しています。続いて、お子さまの大学入学・卒業後からご主人が82歳、ご相談者さまが72歳になるまでを見てみましょう。ここでも生活費を年間268万円としたうえで、お子さまが帰国後、大学(私立文系)に自宅から通うと仮定しました。一般的に、大学受験~大学初年度にかかる費用は、私立文系の場合150万~160万円といわれており、その他子どもの生活費(食費や通学費、課外活動費など)として年間60万円かかると仮定します。大学2年生以降は、学費は年間約90万円ですが、子どもの生活費を足すと年間約150万円かかります。また大学卒業後は、住居のリフォームや介護などにかかるお金を想定し、支出額を増やして試算しています(毎月の生活費18万円、年間臨時費用80万円と仮定)。このように、ご相談者さまがパートを59歳まで続けられ、現在の年100万円の貯蓄ができる生活レベルをずっと維持しても、ご主人の退職金がなく、公的年金も国民年金のみと仮定すると、ご主人が82歳、ご相談者さまが72歳の時(2053年)に家計が破綻する結果となりました。もっとゆとりある老後を暮らしたい、お子さまの結婚資金の援助をしたいなどの希望がある場合や、大きな病気をして収入が減ってしまう時期が生じた場合などは、より早いうちに資金が枯渇しかねません。対策は3つ。1つ目は、収入を増やすことです。ご相談者さまのパート収入を年200万円にする、またご主人にも、可能であれば収入が増えるよう工夫してもらうのが良いでしょう。そして2つ目は、支出を減らすことです。お子さまの夢である留学についても、その形態にこだわらず柔軟に検討しましょう。実際に高校に入学するのは7年後。就職事情や留学事情など、世の中の状況が変わっている可能性もあります。留学事情や費用を随時チェックして、その時の家計でできる範囲で、留学する年齢や、留学期間、場所などのプランを検討すると良いでしょう。大学生になれば、留学を対象にした返済不要の給付型奨学金制度も数多くあります。高校生が使えるものとして、代表的な給付型奨学金制度は、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」。このプログラムは最長1年ですが、月額6万円~14万円の滞在費(現地活動費)に加え、往復渡航費の一部、授業料の一部も支援されます(2021年以降の実施については未定)。他にもさまざまな自治体や企業が、大学生や高校生の留学向け奨学金制度を運営しています。ぜひお子さまと一緒に調べてみてください。制度を利用するために必要な知識、英語力を知ることで、お子さまも夢に向かってなお一層勉強に弾みがつくことでしょう。3つ目はお金を運用することです。節税しながら老後資金を投資信託などで積立運用できる「個人型確定拠出年金」の活用がおすすめ。毎月5,000円から加入できるので、現在の家計から無理なく捻出できる金額で始めるのが良いですね。たとえば、毎月1万円をコツコツ増やすことができれば、2%運用でご主人が60歳になる15年後には209.7万円、ご相談者さまが60歳になる25年後には388.8万円となり、老後資金の足しになります。老後資金準備を早いうちに開始し、毎年の貯蓄目標として、お子さまの中学入学までは100万円以上、中学入学後は150万円以上を頑張って目指してください。パートを増やせれば、貯蓄パワーはぐんとアップします。楽しくお子さまの夢を応援できると良いですね。コラム執筆者プロフィール 鈴木 さや子(すずき さやこ)(株)ライフヴェーラ 代表取締役/mamaTanoマネーサロン 代表/CFP(R)/1級FP技能士/住宅ローンアドバイザー/キャリアコンサルタント(CDA)家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けに、セミナーやコラム記事などを通じて情報発信。保険などの商品を一切販売しないファイナンシャルプランナーとして活躍中。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。女性の心に寄り添う個人相談にも定評がある。企業講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年03月15日最近、社会人になってから転職のタイミングなどで、自分探しのプチ留学が人気なのをご存じですか?一度社会人になってからの留学は、自分を見つめ直すチャンスにもなります。もちろん、転職前の余暇を充実して楽しむという目的でもOK!仕事をこなしていた頃のストレスからフリーになれる、生活をリセットする機会にもなるプチ留学事情を紹介します。 ■辞めて行く? 辞めないで行く?プチ留学をするにあたって、一番気になるのは今の仕事を辞めてから行くか、辞めずに休暇を取って行くか。社会人になってからの留学は現在の仕事を退職してから、という印象があります。しかし、最近では退職せず、有休を使ってバケーション感覚で2週間以内の短期間留学をする人も増えています。退職し1年以上の長期留学を考えている人は、帰国後の転職活動に生かせるようなスキルを身につける目的の人が多くいます。大学に入りMBA取得を目指す、海外ボランティアとして活動するなど、チャレンジを目的とする人には長期留学が向いています。 ■貴重な時間を有効に使うコツ留学するにあたり、仕事を辞めて行く場合は、日本での社会人生活を捨てる覚悟が必要です。なので、なかなか勇気が出ない人も多くいます。「留学したいな」とぼんやりと思いながらも、毎日の社会生活に追われて時間がたち、気つけば20代後半になってから留学に踏み切る人も多くいます。そうなると、その貴重な時間を有効に使うためにはまず、留学の目的をハッキリとさせること。目的をハッキリとさせてから行き先やプランを立てることが、時間を無駄にしないコツです。また帰国後に何がしたいか、留学先で何を学んでどんなスキルを身につけて帰ってくるか、目標を明確にして学校選びなどを慎重に行いましょう。■帰国後の自分の変化帰国後によく聞くのは、海外留学は自分の語学力の進歩だけではなく、人とのコミュニケーション能力に一番大きな影響を与えたということ。海外生活は楽しいことばかりではなく、むしろ苦労することが非常に多いもの。しかし、生きていくための自分の精神力が試されるチャンスでもあります。そこで学んだ精神力を帰国後の社会生活に役立たせることが、留学で得る一番の宝なのです。海外留学を終えて、さらに自分を向上させて帰国するためにも、社会人として時間を無駄にしない、計画性のある留学プランを立てることと、とにかくそれを実行する熱意を持つことが大切です。
2016年02月25日社会人になってからする留学は、目的が明確です。社会人が留学するメリットについて紹介します。■目的が明確社会人留学は、学生時代と違って目的が明確になってきます。「海外の取引先とコミュニケーションを取るのに語学を身につけたい」「TOEICで900点を目指したい」と学びたい分野が明瞭な社会人は、より実践力があり、目的にフォーカスして勉強に集中できます。■金銭的余裕がある学生時代と比べ社会人は金銭的に余裕があります。社会人留学なら、あらかじめ自分の予算に合ったプランを立てることができます。また、予算が少ないなかでもやりくりするマネジメント力を備えています。金銭的な面で現地で窮地に陥ることは少ないでしょう。滞在先もホームステイだけでなく、自分でアパートを借りてひとり暮らしをしたり、現地の人とシェアハウスに滞在したり、自由に選択できます。■帰国後のキャリアップにつながる社会人留学は、帰国後のビジョンを見据えて留学する人が多いです。英語力が身につけられれば、外資系の企業への転職にも有利になります。語学力+αのスキルを習得できれば、日本で専門性を生かせる仕事に就くこともできます。特に20代後半から30代は、結婚や出産などで仕事を退職したり転職する人が多いもの。実力次第で“留学経験”は再就職の強みにもなるかもしれません。■グローバルな人間になれる留学の最大のメリットは、さまざまな人種の人々に出会えることです。初めて留学した人は多種多様な人種が住んでいることにカルチャーショックを受けるかもしれません。しかし、語学学校や専門学校では日本人以外の人種の人々と触れ合うことができます。留学時代に大変だったことや、ツラいことをともに経験した友人たちは一生の宝になるでしょう。帰国後も連絡を取り合えば、互いの国へ行ききもできます。ビジネス面でもコネクションを広げることができます。「学生時代に留学しておけばよかった…」と思っている方も、今からでも決して遅くはありません。留学に年齢制限はありません。ご高齢でシニア留学する方も多数いらっしゃいます。大切なのは、明確なビジョンとやる気。特に社会人留学は、退職・休職などのリスクを背負って行くわけですから、何かしらの成果を得て帰国したいものです。近年、社会人のみのプログラムなども組まれていますし、語学+αのコースも多数あります。学びたい分野を定めたコースでは、各国から同じ目的を持った学生たちが集まります。よい刺激を受けながら、勉強に集中できます。年齢や仕事のことを考えるとオトナになってからの留学はハードルが高いと思いがちですが、逆にこれまで培ってきた経験が海外生活でも生かされ、将来的には仕事のキャリアップにもつながるかもしれません。年齢で諦めることは決してなく、ぜひ今だからこそ海外へ飛び立ってみてはいかがでしょうか?
2016年02月18日「もうアラサーだし…」「若くないし…」と年齢で留学を諦めていませんか? 留学は何歳になっても遅いということはありません! むしろオトナになってからする留学は、10代のときには得られないメリットがあります。■目的別オトナ留学の種類・短期留学社会人でも有給休暇を利用して1週間から留学が実現できます。英語プラスαで、アクティビティに参加したり、観光したりと現地の文化に触れながら短期集中で語学が学べます。・語学留学とにかく海外でしっかり語学を習得したい方にオススメ。一番基礎となるのが「一般英語コース」。その他「ビジネス英語」「TOEIC・TOEFL等の試験対策コース」など、目的に応じてコースを選択できます。留学先は語学学校や大学付属の語学コースになります。・スキルアップ留学専門性の高いスキルを身につけられるスキルアップ留学。専門コースでは定められた課程を終えると修了証を取得できます。コース完了後に就職へ結びつけたい方にオススメです。授業は現地の学生と一緒に受けるため、ネイティブと触れ合う機会が多いのも魅力です。・ワーキングホリデー海外で働く、学ぶ、暮らす、自由に自分の目的に合わせて滞在できるワーキングホリデー。現地の人と一緒に働いたり、語学学校で英語を学んだり、自由自在に選べるのがワーホリの魅力。30歳までの年齢制限がありますが、30歳で申請して入国すれば現地で31歳になってもビザは有効です。(※年齢制限は各国の規定により異なります)・大学留学現地の学生とともに学校へ通う大学留学。2~4年間で学位を取得できます。ベースの語学能力は備えていて、さらなるスキルアップを目指したいという方にオススメです。難易度が高い分、モチベーションを高く持って勉強ができます。各国さまざまな人種の学生たちと触れ合うことができるので、グローバルな視野を身につけることができます。■国を探す! それぞれ各国の特徴・アメリカアメリカは、留学先の国としても常に人気があります。多様なカルチャーや人種がミックスしている国なので、さまざまな文化や人々と触れ合うことができます。留学生を対象とした語学学校も多く、プログラムも充実。明確な目標があり、真剣に学習したいという方にオススメです。・カナダ豊かな大自然に囲まれ、マリンスポーツやスキーなどのスポーツが盛んです。ゆったりとした環境下でのびのび過ごしたいという方に向いています。英語はなまりがないので、聞き取りやすく留学初体験の方にとっても勉強しやすい環境でしょう。・イギリス本場のブリティッシュイングリッシュを習得したい! という方に人気のイギリス。ヨーロッパの伝統ある街並みが好きな人にとっては、刺激的な毎日となるでしょう。語学だけでなく、アートやファッション、デザインなどの芸術産業が盛んな国なので、語学+アート系の分野でスキルを磨きたい方にオススメです。・オーストラリア一年を通して気候がよく、ビーチが好きな方に好まれる国です。オージーは他人にも優しくのんびり屋。のびのびとした国柄が魅力です。治安がよく、日本食レストランやスーパーも多いので日本人も過ごしやすい環境です。語学+サーフィンやカフェでバリスタコースなど、個性的な留学プログラムが充実しています。留学の目的はさまざまですが、各国の特徴で自分に合った留学先を決めるのも、あなたの新しい可能性が見えてくるかもしれません。
2016年02月14日©TRIPPING! 語学留学先としても人気のリゾート地セブ島経済発展の著しいフィリピンには、日本から毎年約50万人もの渡航者が訪れる。ヨーロッパやアメリカの文化も根強く残し、英語も公用語とするフィリピンは、近年、企業研修や学生の語学留学先としても注目を集めている。この度、フィリピン観光・英語留学・ロングステイに関する相談会が国内主要都市にて開催。この機会に活きた英語を身に付けてみては?豊かな大自然と温かい国民性フィリピンへは、東京から飛行機で約4時間。セブ島やボラカイ島などの7,107もの島々から成るこの国は、美しい海と大自然に囲まれたリゾート地として親しまれている。ヨーロッパやアメリカ、アジアの生活様式や文化が融合するフィリピンでは、フィリピン語(タガログ語)の他、英語も公用語。人々も明るく親切で、東南アジアの国々の中では英語を学ぶのに最も良い環境の一つだ。日本との時差が1時間しかないのも魅力。英語研修先としても人気高まるフィリピン近年、政治も安定傾向にあり経済も好調のフィリピン。日本からの距離や費用の魅力も相まって、旅行先としてだけではなく、企業や中高等学校の英語研修先としても人気急上昇中。この度、日本国内主要都市にて開催されるフィリピン観光省主催のセミナーでは、旅行から英語留学・ロングステイについて相談することができる。11月20日(金)の東京会場では、オリジナルグッズが当たる抽選会も開催予定。この機会に、フィリピンへの語学留学を検討してみてはいかがだろうか?フィリピン観光、英語留学・ロングステイセミナー/ 相談会◆入場料: 無料◆申込:フィリピン観光省dotjapan@gol.com◆Facebookページはこちら◆日程【大阪】日時:2015年11月18日(水)13:00 - 17:00会場:リーガロイヤルホテル(大阪)>詳細はこちら【名古屋】日時:2015年11月19日(木) 13:00 - 17:00会場:ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋>詳細はこちら【東京】日時:2015年11月20日(金) 15:00 - 19:00会場:フクラシア東京ステーション6階会議室D>詳細はこちら東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル6F・JR[東京]駅・地下鉄[大手町]駅 地下直結・JR[東京]駅・日本橋口徒歩1分・JR地下鉄[大手町]駅 B6出口直結
2015年11月16日日本では、文部科学省も推薦している、スイスを本拠地とするディプロマプログラム「IB(International Baccalaureate)」と呼ばれる国際バカロレアの人気が高まってきて、日本にあるインターナショナルスクールでは、IB教育を取り入れている学校も増えてきているようです。しかし、親子留学で人気のマレーシアやタイなどのインターナショナルスクールではイギリス式やアメリカ式カリキュラムを行うインターナショナルスクールが、まだまだ圧倒的に多いそう。今回は、そんな2つの異なるカリキュラム、イギリス式、アメリカ式の教育スタイルをご紹介します。ただ学校に通っただけでは卒業できない!? 義務教育修了時に試験がある、イギリス式カリキュラムイギリス式カリキュラムでは、日本の中学のように、普通に学校に通っているだけで卒業証書をもらうことはできません。義務教育修了時には、GCSE(General Certificate of Secondary Education)と呼ばれる中等教育検定試験を受けて初めて、日本で言う中学卒業と同等の資格を得ることができます。イギリス以外の国で英国プログラム(ケンブリッジプログラム)を行っているインターナショナルスクールではIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)、一般にIGCE-Oレベルと呼ばれる国際中等普通教育証明書を修得する試験を受けなければなりません。その後、イギリスをはじめとする、その他の欧州諸国大学への進学を希望する生徒は、16才~17才の2年間、シックスフォームと呼ばれる高等教育を受講し、IGCE-Aレベル(International General Certificate of Education, Advanced Level)と呼ばれる試験を受けます。そして、その試験結果(A~E)が、大学の入学試験になるというわけです。東南アジアの経済大国であるタイでは、IGCE-Oレベルを取得すると、大学に入学する権利を得ることができます。また、IGCE-Oレベルを取得した後にIGCE-Aレベルへの勉強をせずに国際バカロレア(IB)を修得したいということであれば、国際バカロレア(IB)のプログラムを行う学校へ転入する事も可能です。かつてイギリスの植民地であったマレーシアやシンガポールには、圧倒的にイギリス式カリキュラムの学校が多く、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどのイギリス連邦諸国の大学進学でも、イギリスカリキュラムを受け付けている大学が多いようです。アメリカ式カリキュラムは、日本と同じ入学試験方式第二次世界大戦後、日本はアメリカ教育制度をお手本に、日本の学校制度を作りました。そのため、アメリカ式カリキュラムでは日本同様、イギリスのような義務教育修了の証明書試験はありません。高校入学時の試験は、日本の高校入試、ほぼ同じ。公立の学校を受験するにはSSAT(Secondary School Admission Test)を、私立の学校を受験するには、独立校入学テストISEE(Independent School Entrance Exam)と出願に必要なテストを受講しなければいけません。大学入試も、日本とほぼ同じ。星の数ほど大学の数が多いと言われるアメリカでは、大学入試試験も、推薦入学、芸能入学など、さまざまなスタイルがあります。一般的な4年生大学では、高校の成績、大学進学適性試験であるSAT(Scholastic Assessment Test)、もしくはACT (The American College Testing Program)のテスト結果、推薦状、小論文の提出、外国人はこれにTOEFLの点数が必要とされます。入学のためにテストを受けるアメリカ式カリキュラムと、勉強を終了した証明のために試験を受けるイギリス式カリキュラム。将来どのエリアの大学に入学するかによって、通わせるインターナショナルスクールの選び方も変わるかもしれませんね。(徳武加奈子)
2015年11月08日気候が穏やかな休日は、子どもと一緒に遠足を楽しんでみるのもよいかもしれませんね。園での行事とはまた違った楽しさや発見があったり、親子の絆を育めたりと、親子だけの遠足にはたくさんのメリットがあります。今回は親子で楽しむ遠足の心得について、紹介しましょう。子どもと一緒にお弁当作り遠足と言ったら、やっぱりお弁当! 園行事の遠足だと、朝早くからお弁当作りをしないといけませんが、親子だけの遠足なら、ある程度時間にも余裕があるはず。子どもと一緒にお弁当を作りながら、親子のスキンシップの時間を大事にするのもよいですね。また、お弁当のおかずにもひと工夫。子どもが好きなおかずを入れるのもよいですが、苦手なものを1つだけお弁当に入れるようにしてみてはいかがでしょう? 遠足に行くことで環境が変わり、気持ちも開放的になっていますよね。環境が変わると苦手なものも食べられるということは多いので、もしかしたら遠足のお弁当がきっかけとなって、苦手な食べ物を克服できるかもしれません。ポケット図鑑を用意しよう園での遠足だと、集団行動になるため、あまりゆっくりと自然に触れる機会はないかもしれません。でも、親子での遠足では、子どもとじっくりと自然観察ができます。リュックにはポケット図鑑を入れておき、気になる植物や生き物などがいた時には図鑑を取り出して、子どもと一緒に自然観察をしましょう。日頃気づかないような、小さな生き物を見つけることもできるので、自然と触れ合うよいきっかけになるはずです。行き先を秘密にしておくのもよいかも子どもが年中または年長児くらいなら、「あえて行き先を教えない」というのも楽しみのひとつになるでしょう。「どこへ行くかは、着いてからのお楽しみね」と伝えておくと、子どもはどんどんイメージを膨らませていきます。遠足への期待は大きくなっていくので、きっと当日は思いきり楽しんでくれますよ。いくつかヒントを出しておくのもよいですね。「水がキレイな場所だよ」「大きな木が1本立っているよ」と、子どもが想像力を働かせられるような声かけをしてみましょう。園での遠足とはまた違った楽しみや遊び方がある親子遠足、家庭内レクリエーションのひとつとして、検討してみてはいかがでしょう。遊ぶ場所が家の中や公園ばかりでマンネリしているときにもおすすめです。暑さや熱中症対策、そして安全面にもしっかりと配慮して、楽しい親子遠足にしましょう。(RUREI)
2015年09月02日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「とろとろ親子丼」を含めた全4品。親子丼にナスとキュウリの塩もみを添えて。パパッとできておいしい献立です。 >>今日の献立はこちら とろとろ親子丼卵を2回に分けて加える事でとろとろの親子丼に!調理時間:20分カロリー:674Kcal主材料:鶏もも肉 玉ネギ ニンジン 青ネギ ミツバ 卵 だし汁 酒 >>「とろとろ親子丼」のレシピを見る カボチャとジャコのネギ炒め煮カボチャを炒めてから煮ます。しょうゆを最後に加えるのがポイント。調理時間:20分カロリー:206Kcal主材料:カボチャ チリメンジャコ 白ネギ サヤインゲン だし汁 酒 >>「カボチャとジャコのネギ炒め煮」のレシピを見る ナスとキュウリの塩もみミョウガと大葉の香りがふわっと広がる、箸休めに最適な一品。調理時間:15分カロリー:16Kcal主材料:ナス キュウリ ミョウガ 大葉 >>「ナスとキュウリの塩もみ」のレシピを見る キノコ汁シイタケとエノキを入れて作るヘルシースープ。調理時間:15分カロリー:47Kcal主材料:シイタケ エノキ ワカメ ネギ だし汁 酒 >>「キノコ汁」のレシピを見る
2015年08月31日毎週、好評放送中の「踊る!さんま御殿!!」。7月28日(火)は「親子SP」として、藤田紀子と長男の花田虎上を始め、「クマムシ」の“何もしてないほう”の佐藤親子、「ロッチ」中岡親子や、元「テラハ」メンバーの今井華親子ら、賑やかな面々が登場していることが分かった。「親子SP」と題された今回は、何かとお騒がせの藤田紀子&花田虎上が揃って登場。「私の自由にさせてほしい」VS「じゃあ、一緒に来るんじゃねーよ!」と、司会の明石家さんまの前で言い合いとなり、スタジオで一触即発の親子ケンカに発展しそうに!また、「あったかいんだから~」で大人気の「クマムシ」から、歌わないほう・佐藤大樹の母が初登場。「何もしないほうの母です」と挨拶すると、「彼女にも相方にもヒモ」「遅刻はするし、ライブもサボる」など、相方の“歌ってるほう”長谷川俊輔と共に息子にダメ出しを連発。さらに前回、さんまさんから「クッションまもる」名付けられた中岡創一の父も登場。今回もさんまさんからネタふりされ、思わず中岡さんが「俺のお父さんにそこまでふらないで!」と悲鳴をあげる一幕も。「TM NETWORK」の木根尚登は、娘の早織さんが恥ずかしすぎるエピソードを暴露すると、「俺は聞いてないぞ!」と激怒したり、女優の広田レオナは「こうやってナンパするんだよ!」と息子の雅裕さんにナンパを伝授したことを明かされるなど、仰天エピソードや爆笑満載の回となっている。「踊る!さんま御殿!! 親子SP」は7月28日(火)19:56より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日留学ジャーナルは、2015年夏の短期留学申込み動向および、留学予定の大学生を対象に留学意識調査を実施した。○申込者数は過去10年で最多数更新の見込み2015年5月31までの調査対象プログラム申込者データを分析すると、申込者数は2014年と比べ5%増加、2013年と比較すると17%増加した。過去10年で最多数を更新する見込みで、申込者の半数は大学生が占めている。大学生全体では4週間の留学申込者数が最多だが、2013年、2014年から比較すると年々減少傾向が続いている。マイナス分が大きいのは4年生で、留学期間に関わらず、件数そのものが減少。一方、1~3年生はいずれも増加傾向にある。続いて、夏の留学を検討している大学生140名を対象に留学の意識調査を実施した。企業のグローバル化の流れは、留学に影響を与えているか尋ねたところ、全体の70%が「そう思う」「ややそう思う」と回答している。また、そのうち92%が「留学に行くことを決心した」と答えた。長期留学を望まない学生にその理由を尋ねたところ「まとまった時間が取れない」(46%)が最も多かった。「帰国後の就職・転職が心配」(23%)と回答した割合は、昨年より約2倍増加している。学年が上がるに連れ、その時期に合わせた活動への参加を余儀なくされるため、長期留学という選択肢は選びづらくなっているようだ。
2015年06月30日パナソニックは、親子で参加する工作教室「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」を7月19日から全国各地のパナソニック リビング ショウルームで開催する。親子でLEDの仕組みについて学習しながらオリジナルランプを作るイベントだ。「さぁ、夏休み! 親子でつくろうLEDのあかり」は、消費電力が少なく、長寿命であるLEDの仕組みについて親子で学びながら、実際にオリジナルのLEDランプを作る工作教室。全国各地24カ所のパナソニック リビング ショウルームにて7月19日から順次開催される。事前予約制で、開催日時や申し込み方法は開催地により異なるため、詳しくは同社のイベントページを参照のこと。参加費は無料で、作品は持ち帰り可能だ。先着順で、定員に達し次第、受付を終了する。
2015年06月22日こんにちは、ぽこひろです。子供のころに海外住みをしていた人はともかく、最近はとくに、大学時代に欧米への留学を経験する人が増えていますね。費用もそこまでかからなくなりましたし、日本でする勉学よりも成長を実感しやすいというのもあるのでしょう。しかし、そんな留学女子の戦いは帰国後から始まると言っても過言ではありません。いろんな意味で海外に染まってしまった彼女たちは、日本の男子から「あいつなんか変わったな(悪い意味で)」と思われてしまいかねません。今回は、留学女子が帰国後についついやってしまいがちなミスについて、都内の男子大学生20人と一緒に話し合ってみました。■1.SNSが英語「まずは、急にSNSの投稿が全部英語になってる子ね。読めねーよ!たしかに外国人の友達が増えたのはわかるけど、それでもお前の友達はほとんど日本人だろうが!」(H大学/23歳)しかもそれに対するコメントも全部英語だったりしますから、ますます読んでいる方としてはリアクションが取りづらくなってしまいますね。なんとか日本語と英語共用で、お手柔らかにお願いしたいところ。この外国かぶれ感は、日本に残った男子からすると少しウザいと思ってしまうかもしれませんね。■2.化粧がちょっと変「なんか、化粧が濃くなったというか、ちょっと変?な感じになった気がする。目元だけギラッとしてて、唇とかその他は薄いというか・・・・・・」(A大学/20歳)当然ですけど、日本と外国では女子のメイクの仕方が違いますもんね。あっち寄りになるのもわかります。帰国したら、なるべく早めにこっちの感覚に戻さないと、ただの化粧下手に思われてしまうかも?■3.服装がラフすぎる「なんか前まではわりとオシャレで来てたのに、スウェットとかばっかり着てることが増える気がする」(G大学/19歳)これもありがちかもしれません。むこうでは、大学に行くときには相当ラフと聞きます。でも、そういう肩に力が入っていない感じも逆に良いという男子もいたので、これは必ずしも悪ではないでしょうね。■4.「上からキコク」「なんか海外を経験して自信がついたからなのか、少しエラそうになっている気がする・・・・・・」(K大学/22歳)これは単純に勘違いかもしれませんが、人との接し方が変わるというのはあるでしょうね。「私は海外知ってるんだ」という変な自信さえ持たなければ、そこまで気にする必要もないかもしれません。■5.急に面食いに「海外で日本人の女子ってモテるって聞くじゃん?だから向こうでも相当モテたらしく、行く前もっさり女子だったのに急にモテ女子感出してきてイラッとする」(T大学/22歳)たしかに、海外では日本だと「えっ?」な女子が逆にモテモテになると言いますね。もっとも、それで自信を持つのはまったくもっていいことだと思うのですが、男子からすると少し気に喰わないのかもしれませんね・・・・・・。■おわりにいかがでしたか?最終的にこんなことを言うのはなんですが、海外を一度経験すると「男子は日本人だけじゃないな」と思うようになるのではないでしょうか。それでギロッポンとかに行ってまた外国人男性と出会ったりする。海外を感じて恋愛観そのものが変わるのなら、こういった「日本人男子にモテなくなるデメリット」など、鼻からデメリットですらないのかもしれませんね。(川上ぽこひろ/ハウコレ)
2015年06月03日ドリコムとピクシブは5月25日、互いにエンジニア社員を短期で「留学」させる「社会人交換留学」の取り組みを実施したことを発表した。この取り組みは、異なる事業領域と異なる文化を持つエンジニアが互いの開発業務に深くコミットすることで、エンジニアとしての成長と開発チームの技術力向上を目的として発足したもの。2015年4月6日~4月10日に、ピクシブのリードエンジニア1名がドリコムへ出向し、技術基盤開発業務に携わった。一方、ドリコムの開発スペシャリスト1名が、2015年4月20日~4月24日にピクシブへ出向し、サービス開発業務に携わった。ピクシブへ「留学」をしたドリコムのエンジニア社員によると、辞めずに他社の業務を体験できる機会を得ることで、お互いに「当たり前」と思っていた社内の良いところを再認識し、違う歴史を持つ会社での進め方や大事にしていることの違いなど、気付きを多く得ることができたという。各期間の詳細については、ドリコム広報ブログおよびピクシブエンジニアブログを参照のこと。
2015年05月25日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「とろとろ親子丼」を含めた全4品。定番の親子丼にカブの煮物を添えた、ヘルシーな献立です。 とろとろ親子丼 卵を2回に分けて加える事で、とろとろ親子丼に! カブの煮物 ユズコショウでピリッと味を引き締めて。 春菊とホウレン草の白和え 野菜たっぷりのヘルシー白和え。 アサリのお吸い物 アサリと昆布の旨味を味わって。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2015年02月25日