山田洋次監督が約20年ぶりに喜劇に挑んだ『家族はつらいよ』の初日舞台挨拶が3月12日(土)、都内で行われ、山田監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、中村鷹之資、徳永ゆうきが登壇した。熟年離婚のピンチに直面したある家族が織りなす悲喜こもごもを、山田監督が2013年に発表した『東京家族』と同じキャスティングで描く本作。山田監督は「前回、みんなが仲良くなり、ある種の心地よい協和音が生まれた。せっかくのアンサンブルが、(『東京家族』だけで)終わってしまうのは、もったいない。スタッフも含めた家族のような絆が、スクリーンから伝われば」と挨拶し、「最近は、映画館がおとなしい。上映前に『お静かに』なんてCMが流れますけど、遠慮なく笑って、しゃべって見てください」とアピールした。この日は俳優陣が、妻や恋人を演じた女優陣に花束のプレゼント。橋爪さんは、吉行さんにチューリップを贈り「花言葉は永遠の愛。僕の妻といえば、吉行さんしかいませんから」と思わず照れ笑い。一方、吉行さんは「もう、本当に口がうまいんだから。でも、やっぱり言葉はうれしいですね。心にしまっていたんじゃ、気持ちはわからないから」と喜んでいた。また、妻夫木さんは、蒼井さんに“晴れやかな魅力”の花言葉をもつ黄色いラナンキュラスを渡し、「優ちゃんは、前回も今回も黄色い衣装を着ていたから。僕にとっては、太陽のような人だし、ピュアな印象もある」。この発言に、蒼井さんは「ピュアなら白じゃない?」とすかさず、ツッコミを入れ、劇中同様の息ピッタリ。山田監督は「幸せの黄色い女」と目を細めていた。『家族はつらいよ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日3月12日上映開始の映画『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』の公開を記念して8日、名古屋・イオンシネマ大高で親子試写会が開催。試写会前には主題歌を担当するSKE48の北川綾巴、後藤楽々、古畑奈和、菅原茉椰が登壇した。SKE48の19枚目のシングル「チキンLINE」は『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』の主題歌。好きな人へ素直に気持ちを伝えることの大切さを歌った、 メッセージ性の強いラブチューンとのこと。「今回のようなダンス曲はSKE48には珍しいです。自分の言葉で気持ちを伝えるという曲になっていますので、ぜひ歌詞にも注目して聞いていただきたいです」と新曲の聞きどころについて語る後藤。衣装について菅原は、「楽曲に合わせて普段のSKE48では見られないような、かっこいい衣装になっています。いつもと違うSKE48を楽しんでもらえると思います」と自信ありげにアピールした。また、アイドルになりたい子に向けて、北川が「一歩踏み出す勇気が大事だと思います」とアドバイスし、最後に「『プリパラ』を見てアイドルになれる勇気がもらえたらいいですね、いつかみなさんと同じステージに立てたらと思います!」と菅原がメッセージを送り、イベントは幕を下ろした。○映画『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』公開日:3月12日前売り券:おとな(大学生以上)1,500円、こども(3歳以上、高校生以下)900円、おやこペア2,300円(すべて税込み)入場者プレゼント:プリパリトリコロールコーデ(1週目:トップス、2週目:ボトムス、3週目:シューズ&ヘアアクセ)(C)T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会
2016年03月10日三部けい原作のミステリーを実写映画化した『僕だけがいない街』の完成披露試写会が3月8日(火)に福岡にて開催され、主演の藤原竜也と監督の平川雄一朗が舞台挨拶に登壇した。「このマンガがすごい!」へ3年連続ランクインを果たし、「マンガ大賞」に3年連続ノミネートされ、映像化のオファーが殺到し権利争奪戦となった原作を、藤原さんと有村架純の初共演で映画化した本作。自身に降りかかる“事件”を食い止めなければ、何度も同じ時間を繰り返してしまう【リバイバル】という現象に巻き込まれた主人公・藤沼悟が、18年前に起きた小学生連続誘拐殺人事件の真犯人を突き止めるミステリー。大切な人を守るため事件に巻き込まれていく藤沼悟を藤原さんが熱演し、過去の事件から心を閉ざした悟に希望をもたらすヒロイン・片桐愛梨役の有村さんを筆頭に、共演に鈴木梨央、中川翼ら実力派子役から、及川光博、杉本哲太、石田ゆり子ら超豪華個性派キャストが集結している。福岡での完成披露試写会の会場となった劇場には、今年度ナンバーワンの応募数となった4,200人の中から選ばれた400人が来場。舞台挨拶に登壇した藤原さんは「去年の夏ぐらいから秋にかけてこの作品を監督に完成させてもらいました。すごく原作のファンがいる作品で、実写版なのですが、面白く素敵な作品になっていると思いますので、皆さん楽しんで帰っていただければと思います」と挨拶した。もともとは原作を知らなかったという藤原さんは、作品を読んだ感想を「(知らなかったことを)本当に損をしてる気分になった」と語り、実写化については「大変なことだろうなと思ってたんですけれども、鈴木梨央ちゃんと中川翼くんが、監督の厳しい指導のもと(笑)、原作のファンの方たちを裏切らない、子役時代を輝かしくやってますので、期待して見ていただけたら」と、子役たちの活躍を明かしていた。さらに、藤原さんは「今回は実はですね、楽しくやらせてもらったんですけれども、架純ちゃんのほうが大変だったんじゃないのかなと。僕は…誤解を招いてはいけないんですけれども、楽しく、ラクに、やらせてもらいました(笑)」と笑いを誘う。平川監督は「見ていただければわかるんですが、本人自身にはいっぱい嘘があるかもしれませんが(笑)。藤原君のお芝居は嘘がないですから」と藤原さんの演技を大絶賛していた。また、注目してほしいシーンついて尋ねられると平川監督は「この作品はミステリーで、いろんな仕掛けが原作から色々あるんですけど、仕掛けをよ~く見てもらって、たくさんの人のたくさんの想いがいっぱい詰まってるんですね。だからひとつでも何か多くのものを見つけて帰ってもらえれば嬉しいなと思います」と作品への思いを語っていた。『僕だけがいない街』は3月19日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日人気の舞台を映画化した『太陽』の完成披露試写会が3月7日(月)に開催され、W主演の神木隆之介と門脇麦、古川雄輝、古館寛治、原作者の前川知大、入江悠監督が舞台挨拶に登壇した。前川さんの主催する劇団イキウメが上演し、その後、蜷川幸雄が「太陽 2068」として上演もしている人気の舞台を映画化。人類が“ノクス”と呼ばれる太陽の下では生きられないが、頭脳で進化を遂げた人類と、旧来のまま太陽の下で生きる“キュリオ”に分かれた近未来で、もがきながら己の未来を探そうとする若者たちを通して「生きる」ことを問う。この日は、約800人の観客が足を運んだが、中には早朝から会場前で並んでいたという熱烈なファンも!神木さん、古川さんらが壇上に現れると、悲鳴どころか雄たけびのような歓声がわき起こった。撮影について尋ねると、神木さんは「いいんですか…?」と念を押したうえで「ホンットに寒かったです!」と述懐。「特に古川さんとのシーンは水辺でホント寒くて…魂を削って頑張りました」と振り返った。その古川さんからは「そう言ってるけど、一番寒くなさそうだった」との証言も飛び出した。神木さん演じる鉄彦は、感情を爆発させるシーンが多く、そういう時は神木さんから“熱”が発せられていたようで「ベンチコートも脱いでた」と古川さんは明かしたが、神木さんは「(熱が)冷えると本当に寒いんだよ」と苦笑。そんなやり取りで2人が視線を交わらせるだけで、客席からは歓声が上がっていた。門脇さんは、寒さに加えて、短期での撮影による「睡眠不足が重なった」と振り返る。「そうなると人間、生命の危機を感じて食欲が増すみたいで、いつもの倍くらい食べて、コロコロになってビックリしました…」と思わぬ苦労を明かした。報道陣用の写真撮影の時間になっても、会場の興奮は冷めやらぬようで、目線を指示するスタッフやカメラマンの声も甲高い歓声にかき消されるほど!TVカメラに向かって神木さんらが手を振ると、客席の800人も一斉に手を振り、最後の最後まで歓声が途切れることはなかった。『太陽』は4月23日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月07日3月12日上映開始の映画『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』の公開を記念して5日、大阪・朝日生命ホールで親子試写会が開催された。上映後、真中らぁら役の茜屋日海夏、南みれぃ役の芹澤優、北条そふぃ役の久保田未夢ら「SoLaMi・SMILE(ソラミスマイル)」が登壇した。『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』は、『み~んなあつまれ! プリズム☆ツアーズ』、『み~んなでめざせ! アイドル☆グランプリ』に続く劇場版3作目となり、初のオリジナルストーリーで展開。アイドルの聖地「プリパリ」にいるファルルからSOSを受け取ったプリパラアイドルたちは、各地のプリパラでライブを開催しながらファルルの元に向かう、といったストーリー。本作では「ソラミスマイル」の3人は、大阪をモチーフとした「オオサカ・プ」を訪れ、水族館・海ピュー館でライブを開いている。試写会前に海ピュー館のモデルとなった海遊館で取材を行ったという3人。「3人ともはじめて海遊館に行ったんです! たくさんのお魚に囲まれる中で取材して本当に楽しかったです」という茜屋に、「しかも写真を撮るタイミングでジンベイザメさんがちゃんと来てくれるんですよ! 迫力満点でした」と芹澤が被せ、初めての海遊館を満喫した様子を見せていた。また、お気に入りのプリパラステージはあるかという質問に対し、芹澤は「Dressing Pafe(ドレッシングパフェ)」の3人が行く「USペー」を挙げ、「ドロシーとレオナはカナダ出身だから、英語も決まっていましたね!」と、ライバルチームの宣伝をする余裕を見せていた。さらに、スペシャルゲストとして、映画のタイアップポスターを制作した大阪府警察より、大阪府警察本部の生活安全部 府民安全対策課の警部・吉田賢治氏が登壇。茜屋、芹澤、久保田と一緒に、自身の身を守るための「5つのヤクソク」を会場の子どもたちに教えるというミニイベントも開かれた。茜屋からは、「みんなでちゃんとルールを守って安全に過ごして映画を楽しんでくださいね。プリパラポリスも気を引き締めて頑張ります!」と、作中でドロシー、みかんと「プリパラポリス」を結成しているらぁら役ならではのコメントも飛び出した。今回の映画は週替りで内容に変更があり、1週目は「ふわり・あじみのコース」、2週目は「ひびきのコース」、3週目は「ちゃん子・定子のコース」という内訳になっている。それを踏まえ久保田は、「3週目は私が演じるそふぃちゃんの親衛隊コースもあります。すごく面白いストーリーになっているので、おともだちと家族の方と、ぜひまた劇場へ見に来てもらえたらうれしいです」と、「そふぃ親衛隊員」への愛を見せ、イベントは締めくくられた。○映画『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』公開日:3月12日前売り券:おとな(大学生以上)1,500円、こども(3歳以上、高校生以下)900円、おやこペア2,300円(すべて税込み)入場者プレゼント:プリパリトリコロールコーデ(1週目:トップス、2週目:ボトムス、3週目:シューズ&ヘアアクセ)(C)T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会
2016年03月06日俳優の松山ケンイチが2月27日(土)、東京・新宿バルト9で行われた主演作『珍遊記』の初日舞台挨拶に登壇し、主人公・山田太郎の役作りについて「松岡修造さんの日めくりカレンダーの表情を参考した」と明かした。漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画を実写映画化。天下の不良少年・山田太郎(松山さん)と坊主・玄奘が、天竺を目指し奇想天外な“珍”道中を繰り広げる。松山さん演じる太郎は、喜怒哀楽の感情表現豊かに、次々とトラブルを巻き起こす破天荒な役柄で、「参考にしたのは修造さんと、『七人の侍』の三船敏郎さん、『無責任男』シリーズの植木等さん。それに千原せいじさんが(役作りの)柱になっている」と仰天の役作りを語った。また、たびたび原作ものの実写化で主演を務める経験から、「外見はもちろんですが、(キャラクターの)内面から出てくるものを大事にしたい。今回は特に悩みましたね」と持論を展開。午前8時半からの上映に駆けつけたファンには、「朝イチから観る映画じゃない!」と笑いを交え、感謝を述べていた。舞台挨拶には倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、温水洋一、ピエール瀧、山口雄大監督らが登壇。坊主・玄奘を演じる倉科さんは、「こんな“お下品”な作品のために、朝早くからありがとうございます」と松山さん同様、熱心なファンに感謝の意。もし続編があれば?と問われると、「やりません」と即答し、「特殊メイクに4時間くらいかかって、本当につらかった。2度とやるかと(笑)」と言いつつ、実際には続編を待ち望んでいる様子だった。『珍遊記』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日映画『珍遊記』の完成披露試写会が18日(木)都内で行われ、主演の松山ケンイチ、共演の倉科カナ、溝端淳平、出演者で脚本担当のお笑いトリオ「鬼ヶ島」のおおかわら、そして山口雄大監督が出席。おおかわらさんの友達で、ただ遊びに来ていただけの本作に無関係なドランクドラゴン・鈴木拓がなぜか登場し、壇上を荒らした。唯一無二の作品を生み出す孤高の漫画家・漫☆画太郎による、カルトギャグコミック「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」をまさかの実写映画化。天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科さん)は、偶然立ち寄った家のじじいとばばあに天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印。人間サイズになった太郎(松山さん)を連れて共に旅をする羽目になる。映画に出演もしておらず、本編も観ていないという鈴木さんは溝端さんに引っ張られる形で登壇。鈴木さんは「この人(溝端さん)無茶するから、本当に怖い」と悲鳴を上げながら「凄く変な汗が出る。俺、なんでこんなところにいるんだ?」と言いつつも、シレっと会話に参加。MCを務めたおおかわらさんから本作の見どころを聞かれた山口監督に「僕も映画を観ていないので、教えてください」などと話しかけると、山口監督からは「客席に座っていろ!」とマジギレされていた。そんな混乱にあっても松山さんは「滅茶苦茶な原作ですから、映画として成立するかわからないけれど、画太郎さんのファン。雄大監督と面白い世界に行きたかった」と作品をアピール。劇中では坊主頭の特殊メイクを施し、放送禁止用語を口にする倉科さんは「ただただ脚本が面白かったので出演させてもらったけれど、今では自分でもビックリしています。あの時は何も考えていなかった…」と頭を悩ませていた。オリジナルキャラを演じた溝端さんは「とんでもないクズ役だったので、振り切ってやれたし、やり甲斐があって楽しかった。モデルはおおかわらさんです」と言い、おおかわらさんについては「こんなに現場で蔑まされている脚本家は初めて見た。一番下の助監督の方にも呼び捨てにされていた」と舞台裏を明かし、笑いを誘った。映画『地獄甲子園』『漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)』など画太郎原作に取り組んできた山口監督は「その中でも最も難しい原作で、しんどかったけれど形になった。汚いのと可愛いののバランスがいい映画。今までに見た事のない3人(松山さん・倉科さん・溝端さん)の姿が見られるはず」と紹介。その横で無関係の鈴木さんは「へ~、そうなんだぁ」と普通に声を漏らしていた。映画『珍遊記』は2月27日(土)より、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月18日野村周平が主演する『ライチ☆光クラブ』の初日舞台挨拶が2月13日(土)、都内で行われた。映画は古屋兎丸の人気コミックを原作に、思春期の美少年9人が、汚れた大人のいない新世界をつくろうと秘密結社“光クラブ”を結成し、裏切りと愛憎劇を繰り広げる。この日は主人公・タクミ役の野村さんをはじめ、古川雄輝(ゼラ役)、中条あやみ(カノン役)、間宮祥太朗(ジャイボ役)、池田純矢(ニコ役)、松田凌(雷蔵役)、戸塚純貴(デンタク役)、柾木玲弥(ダフ役)、藤原季節(カネダ役)、岡山天音(ヤコブ役)、内藤瑛亮監督が登壇。旬のイケメンが勢ぞろいする舞台挨拶に、熱心な女性ファンが大挙駆けつけた。主演の野村さんはもちろん、ひときわ客席の歓声を浴びていたのは、光クラブ内の絶対的権威を誇る“廃墟の帝王”ことゼラを演じた古川さん。開口一番「おはよう、廃墟の恋人たち…。この薄汚いブタどもっ」とキャラになりきったドSな挨拶を披露し、女性ファンは歓喜の悲鳴をあげていた。そんな古川さんに対して、野村さんが「やっぱり一番大変だったと思う。セリフも膨大だし、最後は…。ずっと古川くんのこと、陰ながら応援していた」と労をねぎらう場面も。ただ、「誰が一番バレンタインのチョコをもらいそう?」の質問に、野村さんの名前を挙げる光クラブのメンバーが誰一人おらず、野村さんは「自分で(名前を)挙げるしかない」と苦笑いを浮かべていた。『ライチ☆光クラブ』は公開中。2月27日(土)より全国拡大公開される。(text:cinemacafe.net)
2016年02月13日映画『エヴェレスト 神々の山嶺』完成披露試写会が2月4日(木)に開催され、上映前の舞台挨拶に続き、主演の岡田准一、共演の阿部寛、尾野真千子、そして原作者の夢枕獏がサプライズで上映後にも観客の前に登場した。映画を観たばかりの興奮が冷めやらぬ中、岡田さんらが再び登壇すると、会場は悲鳴のような歓声と拍手に包まれた。原作者の夢枕さんは観客と一緒に映画を鑑賞していたそうで、感想を求められると「岡田さん、サイコー!阿部さん、サイコー!尾野さん、サイコー!監督、サイコー!映画サイコー!」と絶叫。「泣いちゃうんですよ。こないだ観た時も泣いたし、今日もボロ泣き」と感動を口にする。原作者からのお墨付きに岡田さんは嬉しそうに「ずっと映画化されなかったのは、それだけ大事にされてきた作品だということであり、(夢枕さんに)喜んでもらえるかが僕らのテーマでもあった」とホッとした様子。阿部さんも「原作者にそこまで言っていただける映画になったんだという気持ち。あそこ(エヴェレスト)まで行って、苦労したかいがありました」と語り、尾野さんも夢枕さんの言葉が「一番のご褒美です」と満面の笑みを浮かべた。阿部さんは改めて本作を通じて「山という大きなものを前に、人間は無力だと感じました。それと同時に生きるって何だろう?と考えていただける映画だと思います。僕もこの羽生という役に出会えてよかったし、いまも羽生のことを考え、日々の肥やしにしています」と本作の存在の大きさを口にする。最後に岡田さんが客席に向かい「もう一度、聞かせてください。映画はいかがでしたか?」と呼びかけると、再び温かい拍手がわき起こり、岡田さんは「安心して寝れます」とニッコリと微笑んだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日アカデミー賞7部門ノミネートの『オデッセイ』の特別試写会が2月2日(火)、米国大使公邸で開催。元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムが参加しての質疑応答も行われた。その他の写真リドリー・スコットがマット・デイモンを主演に迎え、無名作家がウェブサイトで発表し、大ベストセラーとなった小説を映画化。火星にひとりで取り残された宇宙飛行士の孤独なサバイバルを迫真の映像と緻密な人間描写で描いていく。米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、NASAとJAXAのパートナーシップと宇宙飛行士たちの勇気称えつつ、自身の父であるケネディ大統領がアポロ計画を推進した点に言及。「父が月面着陸を進めたのは、その計画が簡単だったからではなく困難だったから。火星にひとを送るというのは危険かつ偉大な冒険。ここにいる誰かがいずれそれを実現してくださるのを期待しています」と語った。学生たちからは、映画の内容にちなんだ宇宙飛行士としての活動や宇宙での生活について、また宇宙や地球の起源の謎についてまで様々な質問が飛ぶ。受験を控えた高校生から「困難やトラブルにぶち当たった時に大切なことは?」という問いに野口氏は、「大事なことは2つ。まず自分の能力を信じて冷静さを保つこと。焦ったり気持ちをダウンにして、できるはずのことができないのを避ける。2つ目は仲間と頑張ること。この映画は、主人公が秀でているように見えて、実はチームワークを描いてます。僕らの宇宙飛行もそうで、多くの仲間が支えてくれて乗り越えられるんです」と語った。この質問に限らず、野口氏も山崎氏も仲間の大切さ、チームワークの重要性をたびたび説く。山崎さんは自身のモチベーションを「メンバーの笑顔です。いい仕事をすれば笑顔で迎えてくれて、それが力になります」と語った。また宇宙から帰って大きく変化したことについて山崎氏は「風の匂い、緑や木々の匂いに心が動きました。自然があることを当然と思っていたけど、それは当たり前ではなく、いろんなバランスで成り立っていると感じ、感謝が大きくなりました」と明かした。また、宇宙飛行士だけでなく一般の人が宇宙に行けるようになる可能性についてキャシディ飛行士は「私たちが活動している時代は無理かもしれませんが、将来的にはそうなると思います。ライト兄弟も人類が国際宇宙ステーションで17年も過ごすとは思ってもいなかったでしょう」と語った。最後に野口さんは若き学生たちに「みなさんの未来が宇宙と共にあることを期待してます!」」とエールを送り、トークセッションは幕を閉じた。『オデッセイ』2月5日(金) TOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー
2016年02月02日1月9日(土)より公開中のオリジナル劇場アニメ『ガラスの花と壊す世界』だが、制作スタッフ陣による生コメンタリー上映会とキャスト陣登壇の追加舞台挨拶が決定した。『ガラスの花と壊す世界』生コメンタリー上映会は、東京・新宿バルト9にて2016年1月29日(金)21:00回に実施される(終了は22:40頃の予定)。登壇者は石浜真史監督、音楽の横山克氏、加藤淳氏(A-1 Picturesアニメーションプロデューサー)、石原良一氏(ポニーキャニオン プロデューサー)が予定されている。チケットは通常料金で、新宿バルト9公式サイト【KINEZO EXPRESS(インターネット販売)】では1月23日(土)0:00より、劇場窓口では1月23日(土)の劇場オープン時間より販売開始となる(※劇場窓口はインターネット販売で残席がある場合のみ販売)。一方、追加舞台挨拶は、1月30日(土)と31日(日)に開催されるが、30日はキャスト3名(種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣)による「大ヒット御礼舞台挨拶」、31日は花守ゆみりが登壇し、「キャストのサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会&大ヒット御礼舞台挨拶」が行われる。チケットは2,000円(税別)で、それぞれ専用のチケットが必要となる。購入方法や開催時間などの詳細は公式サイトをチェックしてほしい。なお、「キャストのサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会」のプレゼント内容は下記の通り(※プレゼント内容は予告なく変更になる場合がある)。花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入り宣伝ポスター花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入りアフレコ台本花守ゆみり、種田梨沙、佐倉綾音、茅野愛衣サイン入りキャラクター原案カントクイラスト使用特製きらきらクリアファイル花守ゆみりサイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし リモ Prototype ミニ色紙種田梨沙サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし デュアル Prototype ミニ色紙佐倉綾音サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし ドロシー Prototype ミニ色紙茅野愛衣サイン入りキャラクター原案 カントク描き下ろし スミレ Prototype ミニ色紙(C) Project D. backup
2016年01月21日実話を基にした猫好きのための大人気コミックを実写映画化した『猫なんかよんでもこない。』のプレミア試写会が1月14日にTOHOシネマズ新宿で行われ、主演の風間俊介、共演の松岡茉優、山本透監督、原作者の杉作氏が舞台挨拶に出席した。その他の写真三十路寸前の冴えないボクサー・ミツオ(風間)と、“超やんちゃ”と“超気まま”な2匹の猫、“チン”と“クロ”の日常を中心に描かれた本作。風間が「うちの子たちの映画を観にきてくださってありがとうございます」と親バカならぬ猫バカな表情を見せるほど、猫の表情をくまなく捉えた、子どもからお年寄りまでが楽しめる作品に仕上がっている。本作では、何度目かの共演となる風間と松岡。「共演の回数が多いので縁を感じている女優さんです」と風間に紹介され、「へっへっへっへ」と声に出し、意味深な笑みを浮かべる松岡だったが、「何度目かの共演とはいっても、最初は鎌を振り回され、その後は仇討ちにきて。狂気の風間さんしか知らなかったので、今回、素の姿で猫ちゃんと戯れている風間さんを見て、この人は普通の人でよかった!と安心しました。全編通して一度も風間さんがおかしくならない!」と紹介し、風間は「その誤解が解けただけでも出演してよかった」と安堵の表情を浮かべた。この日、『いぬのきもち ねこのきもち』WEBでも公開中の“猫診断”が行われ、実は甘え下手な「三毛猫」と診断された風間は、「撮影中、プロボクサーに本気で振り抜いてもらって、実は夜の撮影までフラフラしていた」ことを明かした。一方、松岡は逆境にも負けない生命力のある「白猫」と診断された。司会者から「合っていますか?」と聞かれた監督は「2日間しか一緒じゃなかったから、芝居の上手さしかわからない」と返答したものの、その答えに目をまん丸にし、嬉しそうな表情を見せた。最後に行われたフォトセッションの際も、猫耳や猫手袋を身につけた監督や松岡に、風間が指示出しをしたり、お互い可愛さアピールを競い合うなど、終始息の合った姿を見せた。『猫なんかよんでもこない。』1月30日(土)全国公開取材・文・写真:小杉由布子
2016年01月14日2015年12月20日(日)、声優ユニット「Wake Up, Girls!」が仙台にて映画『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』の舞台挨拶を開催し、イベント内で宮城県知事と共に「Wake Up, 宮城! 触れ愛プロジェクトin台湾」の実施を発表した。「Wake Up, Girls!」は、2014年に劇場版・TVアニメシリーズが公開されたアイドルアニメ『Wake Up, Girls!』から派生した声優ユニット。アニメ作中では、仙台で暮らす7人の少女たちがアイドルグループ「Wake Up, Girls!」を結成し、互いに切磋琢磨しながらトップを目指していく姿が描かれているが、作中で「Wake Up, Girls!」のキャラクターを演じる7人のキャスト(吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑)は、現実世界でも声優ユニット「Wake Up, Girls!」として活動しており、今年7月~8月に開催された単独ツアー「Wake Up, Girls! 2nd Live Tour ~行ったり来たりしてごめんね!~」では4都市で約1万人を動員するなど、高い人気を誇っている。現在公開中の『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』は、続・劇場版と呼ばれる前後編に渡る2部作の後篇で、前篇に続き、物語の主な舞台である宮城県内での舞台挨拶が今回も開催された。そして、MOVIX仙台の2回目の舞台挨拶にて、「Wake Up, Girls!」のメンバー7人(吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑)と山本寛監督と共に、特別ゲストとして村井宮城県知事が登壇し、「Wake Up, 宮城! 触れ愛プロジェクトin台湾」のキャンペーン実施を発表した。「Wake Up, 宮城! 触れ愛プロジェクトin台湾」では、地方創生の一環、観光による宮城県活性化を目的として、宮城県を舞台としている「Wake Up, Girls!」とのタイアップキャンペーンを通じ、台湾に向けて宮城県をPRすることを狙う。2016年2月10日・11日には、山本監督やキャスト参加による現地台湾でのトークショーを開催し、お互いの観光活性を行うほか、3月27日には仙台空港での「Wake Up, Girls!」のトーク&ライブも予定されている。舞台挨拶では、村井宮城県知事が「自称Wake Up, Girls! の応援団長です!」の挨拶に始まり、「主人公のアイドル7人組が宮城・仙台を舞台に数々の苦難を乗り越え,立ち上がっていくというストーリーは、復興に向かって頑張る私たち宮城県と非常に共感するものがございます」とコメント。仙台出身の永野が「私がこのプロジェクトを引っ張っていきます!」と意気込みを語ると客席のファンは大きな拍手で応えた。続・劇場版 後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』の公開に続き、先日は幕張メッセでの単独ライブ「Wake Up, Girls! Festa. 2015 Beyond the Bottom Extend」を成功させ、次は宮城県との新たな盛り上がりを見せていく「Wake Up, Girls!」の今後の活動にも引き続き注目しておきたい。詳細は、「Wake Up, Girls! 続・劇場版公式サイト」や「WUGポータル(総合情報サイト)」にて。(C) Green Leaves / Wake Up, Girls!2製作委員会
2015年12月22日松坂桃李と三戸なつめが日本語吹替版の声優を務めた映画『パディントン』の完成披露試写会が12月17日(木)に開催された、2人はパディントンと共に上映前の舞台挨拶に登壇。パディントンと過ごすクリスマスプランを披露した。全世界で3,500万部突破の英国の児童文学の名作を『ハリー・ポッター』シリーズのプロデューサーの下で実写化!ユーモラスで紳士的なクマのパディントンと人々の触れ合いを温かく描き出す。洋画の吹き替えは初挑戦となった松坂さんは、パディントン役のオファーに驚いたそうだが「アフレコルームに立って、映像を見てかわいくて仕方がなかった!」とパディントンが動く姿にひと目でハートを射抜かれたよう。「アフレコせずにずっと見ていたいくらいカワイイ!」とにんまり。もしも、パディントンとクリスマスを過ごすなら?というお題には「未経験のことが多いと思うので、まずは何でもある大きなショッピングモールに連れて行く」と提案。さらに買い物の後は「遊園地に行きたい。絶叫マシーンに乗せたいし、お化け屋敷でどんなリアクションをするのか…?」と楽しそうに想像を巡らせる。声優初挑戦の三戸さんは「小さいころからパディントンが大好き!」と本作への参加の喜びを口にする。もしも、本作のように駅でパディントンと出会ったら?と尋ねると「ビックリすると思うけど(笑)、『連れて帰ってくれませんか?』と言われたら喜んで連れて帰ります!」と語り、喜ぶパディントンに「よろしく!」と微笑む。そんな三戸さんのパディントンとのクリスマスデートプランは「自分ちでまったりデート」。自宅で「一緒にクリスマスケーキを作って食べて、鍋をつつきたい。(食べ終わったら)パディントンのお腹を枕にして寝ます!モフモフなので!」とウキウキ。松坂さんが「(パディントンの好物の)マーマレード味になっちゃう」と指摘すると「マーマレード鍋…挑戦します!」と果敢に(?)表明した。松坂さんはパディントンの魅力を「とにかく何事にも一生懸命で好奇心旺盛。ドジをしても魅力的で許しちゃう」と語り、完成した作品について「甥っ子に見せたい。きっと楽しんでもらえる」と誇らしげに語っていた。『パディントン』は1月15日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日続・劇場版後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』の初日舞台挨拶が2015年12月11日、東京・TOHOシネマズ新宿で開催され、キャストより島田真夢役の吉岡茉祐、久海菜々美役の山下七海、片山実波役の田中美海、林田藍里役の永野愛理、菊間夏夜役の奥野香耶、岡本未夕役の高木美佑、七瀬佳乃役の青山吉能と、山本寛監督が登壇し、トークと劇場ミニライブを行った。司会はテレビ東京の紺野あさ美。劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』(2014年1月)→TVアニメ『Wake Up, Girls!』(2014年1月~3月)→続・劇場版前篇『Wake Up, Girls! 青春の影』(2015年9月)→続・劇場版後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』(2015年12月11日公開)と続いてきた物語もいよいよクライマックスを迎え、アイドルの祭典で「Wake Up, Girls!」はアイドル界の頂点「I-1club」や派生ユニット「ネクストストーム」と激突する。悩みながらアイドルとは何か、WUG!らしさとは何かを探し求めてきた少女たちの物語のひとつの集大成となっている。七人はトーガのような衣裳にレースや髪飾りをあしらった神話っぽい姿で登場。奥野は「どうですかこの衣裳!」とはしゃぎ気味だ。高木は前髪を切りすぎたことをしきりに気にしており、紺野アナに「前髪を切りすぎて、まゆ毛の方を持ち上げて(まゆ毛を)隠そうとするのは初めて見ました」とツッコまれていた。続・劇場版後篇では菜々美と実波が重要な役割を果たすことから、見どころを聞かれた山下は「実波が宿題をやっていなくて菜々美が手伝ってあげるところがかわいい」を挙げ、田中は「実波が、普段泣かない菜々美の涙にハッとしてお守りをあげるシーン」を挙げていた。ライバルたちについては奥野が「鈴木萌歌ちゃんがセンターのI-1clubの『止まらない未来』がかわいすぎる!」と力説していた。青山は「トゥルルルが良かったよね」などの謎の擬音を連発しては、周囲が怪訝な顔になる空気を強引に突っ切っていた。途中から登壇した山本監督は「『スターウォーズ』より一週前でよかった。苦労したのは納品です。納品に苦労しました」と笑わせながらも、「菜々美のわがままさ、悩み、人間らしさを描いてみたかった。シナリオを見て初めて菜々美の人間臭さに泣きました」と真剣に語っていた。また、アイドル好きである山本監督は元モーニング娘。の紺野アナが気になって仕方ない様子で、紺野アナから「約2年ぶりに(WUG!と)ご一緒させて頂いて、この年の女の子ってこんなにぐんぐん成長するのかと、姉のような母のような気持ちです。でもみんなまっすぐですれていないところは全然変わっていなくてキュンキュンしています」というコメントを引き出していた。ステージでは前篇の主題歌「少女交響曲」と後篇の主題歌「Beyond the Bottom」を劇場の舞台上で披露。「Beyond the Bottom」はこの会場が初披露だ。後篇の物語を締めくくる「Beyond the Bottom」が流れた直後に、キャストたち七人がそのスクリーンの前でライブを見せるハイパーリンク感はWUG! ならではだった。歌い終えた高木は「とっても緊張したんですけど、成長したWUG!ちゃんはこれだという想いを胸に頑張りました」とやりきった顔をみせると、山下や田中は「Beyond the Bottom」を歌っている時に会場のサイリウムが白くなったことに大感激していた。吉岡は「楽しかった、踊っていて超楽しかった!」と破顔。永野は珍しくダンスで足が震えたことを明かし、「普段はダンスでは緊張しないのに、映画館でライブをやる時だけ足が震えるんです。その理由がわかりました。スクリーンを背後にアニメの七人を背負って歌うから震えるんです。いつもアニメを背負ってステージに立っているという気持ち、緊張感をいつも持っていなければいけないなと思いました」と真摯に語っていた。最後に山本監督はあくまで監督個人の希望、意欲であるとした上で、「一応完結という形になっていますが、意欲としては……続けたいです。あとは皆さんの清きチケット一票にかかってます、僕を男にして下さい」と、劇場に足を運んでくれるよう頼んでいた。最後は吉岡と青山の発案で「がんばっぺ、Wake Up, Girls!」の大合唱で舞台挨拶は終了した。続・劇場版後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』は2015年12月11日(金)より2週間限定で公開中。上映館などの詳細は「Wake Up, Girls!」公式サイト、「Wake Up, Girls! 続・劇場版」公式サイト、「続・劇場版後篇公開記念」特設ページなどをチェックしてほしい。(C)Green Leaves / Wake Up, Girls!2製作委員会
2015年12月12日2015年11月22日(日)、横浜ブルク13にて劇場版『Fw:ハマトラ』の舞台挨拶が行なわれ、主人公・ナイス役の逢坂良太とその相棒・ムラサキ役の羽多野渉が登壇。作中の舞台にもなっている横浜にて本作の魅力はもちろん、同時上映されたSDアニメーション『ミニはま』について語った。TVアニメ『ハマトラ』は、2014年1月から『ハマトラ THE ANIMATION』、同年7月より『Re:ハマトラ』として2クールにわたいテレビ東京ほかにて放送。横浜を舞台とした特殊能力保持者が巻き起こす新感覚クライムサスペンスで、ノンストップで繰り広げられるアクションと、個性豊かなキャラクターで人気を博した。また、主人公のナイスを逢坂良太、その相棒ムラサキを羽多野渉、さらに、加藤英美里、神谷浩史、福山潤、中村悠一などの豪華キャストが集結したことでも注目を集めた。司会からの呼びこみでステージに登壇した逢坂と羽多野。登壇早々に羽多野は満席の客席に向けて「ハマトラが帰ってきたぞーーー!」と、聖地・横浜で大きく宣言する。新宿での舞台挨拶を終えてからの来場となったが、横浜までの移動時間はノンストップで話し続けていたとのことで、まさに作中のコンビはキャストでも健在であることが証明された。早速、総集編となる本作が公開されたことについて逢坂が「アート目線で語られているなと思いました……(笑)」と話すと、羽多野さんも「僕もなんとなく気づいていたんですけど……」と同じ意見だったことを告白。しかし逢坂さん曰く、アート目線だと別の物語にも見えるから新たな発見があるとも語り、ファンを大きくうなずかせた。また、作中の登場人物がSDキャラになって学園で好き放題する『ミニはま』の話題では、アフレコの際に逢坂が、「Re:ハマトラ」のナイスを引きずっていたため「もう少しコミカルにお願いします」と言われた収録秘話を明かし、羽多野は、登場するキャラクターにムラサキ以外のツッコミキャラクターが居ないため大変だと笑いながら話した。ここで2人に「はまとら学園のこんな先生はイヤだ!」という質問が投げかけられると、羽多野は"モモカ"とのことで、言っていることが難しくて直接的に教えてくれなさそうと回答。一方で逢坂は"はじめちゃんがいない"と、斜め上の回答で会場内の全員を驚かせる。そして「なんで『はまとら学園』には、はじめちゃんが生徒としていないのか! 猫の姿も可愛いけど!」と、ナイスにも負けないはじめへの愛を熱弁した。そして、今回上映された『Fw:ハマトラ』と『ミニはま』のパッケージ化が早くも決定し、2016年2月26日(金)に同時発売されるというファンには嬉しい発表もありつつ、2人による白熱した『ハマトラ』トークも、いよいよエンディングの時間へ。最後にファンへ向けて感謝のメッセージが送られ、横浜での舞台挨拶は締めくくられた。■逢坂良太ここまで『ハマトラ』という作品が長く続けてこられたのも皆さんのおかげですし、これから先もずっと続いてほしいと思うコンテンツだなと思います。ぜひこれから応援よろしくおねがいします。■羽多野渉多くの個性的なキャラクターが数多く登場する本作ですけど、僕はまだまだ続いてほしいなと思います。また聖地・横浜で舞台挨拶ができたことも非常に嬉しく思いました。ぜひこれからも応援よろしくお願いします。『Fw:ハマトラ』は、『ハマトラ THE ANIMATION』『Re:ハマトラ』からなる総集編と、完全オリジナルSDアニメ『劇場版 ミニはま』2本立てで、11月14日(土)より、新宿バルト9ほかにて2週間限定公開中。上映館などの詳細は『Fw:ハマトラ』公式サイトをチェックしてほしい。(C)カフェノーウェア/ハマトラ製作委員会
2015年11月22日「AKB48」の“ぱるる”こと島崎遥香の主演映画『劇場霊』が11月25日(土)に公開。島崎さんは、急性胃腸炎による高熱と嘔吐の症状から舞台挨拶出席が危ぶまれたが、本人の強い希望で登壇し、主演として映画をアピールした。『リング』『女優霊』の中田秀夫監督の最新ホラーとなる本作。島崎さん、中田監督に加え、共演の足立梨花、高田里穂、町田啓太、小市慢太郎も登壇した。島崎さんは急性胃腸炎による高熱と嘔吐で、前日より病院で療養しており、この日、予定されていた舞台挨拶のうち、2か所を欠席することになった。新宿ピカデリーでの舞台挨拶では、島崎さんの負担を減らすために内容を少し変更して行われたが、島崎さんは時折、笑顔を浮かべつつ「主演ということで気合いが入ってます!ぜひ楽しんでください」と上映前の観客に呼びかけた。撮影中のエピソードを尋ねられると「中田監督はいつもタオルを頭に巻いてるんですが、それが靴の色と一緒だったのは合わせてたんですか?」と監督に質問。監督は照れくさそうに「ちょっと色気を出しました。撮影が盛りだくさんの時は黄色、ヤバい時は赤だとどギツイのでピンク、楽な時は青とか緑にしてました」と明かした。映画の中では女優たちの裏での戦い、足の引っ張り合いが見られるが、足立さんは「裏では仲良しで普通にお話してました」と語り「“胸が育つブラジャー”が話題になってました(笑)。私が一番必要なんですが(苦笑)、結局、買いに行ってなくて、メイクさんとスタイリストさんが(買いに)行ったらしいです。女子トークすごいですよ(笑)」と裏話を明かした。なお、本作はロシア、ブルネイ、シンガポールなど11か国での公開も決定。中田監督は「Jホラーの地平を広げ、拡大していければという思いで新しい試みをしてます!」と作品への自信をのぞかせた。『劇場霊』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場霊 2015年11月21日より全国にて公開(C) 2015『劇場霊』製作委員会
2015年11月21日女優の波瑠が11月21日(土)、東京・角川シネマ新宿で行われた主演作『流れ星が消えないうちに』の初日舞台挨拶に登壇。同日朝に、出演しているNHK連続テレビ小説「朝が来た」の撮影地である大阪から駆けつけたといい、主演映画への強い思い入れを示した。人気作家・橋本紡の同名小説を原作に、 大切な恋人を突然の事故で亡くした21歳の女子大生・奈緒子(波瑠さん)が、家族や新しい恋人との交流を通して、心の再生をたどるヒューマンドラマ。「主人公の心情に目を向けると、悲しくなったし、苦しくてつらかった」と役作りの難しさを明かしたが、「現場そのものは暖かく幸せな空間だった」と笑顔を見せる場面も。波瑠さん本人はつらいことがあっても「ボンヤリしているうちに忘れちゃう」と前向きな性格をアピールしていた。舞台挨拶には波瑠さんをはじめ、入江甚儀、葉山奨之、黒島結菜、小市慢太郎、柴山健次監督、主題歌を歌う塩ノ谷早耶香、挿入歌を担当する桐嶋ノドカが勢ぞろい。ヒロインを支える恋人役の入江さんは「自分で言うのもなんですが、タイプ的には似ているものがあると思う。いい役に出会えました」と確かな手応え。プラネタリウムが物語のカギとなっており、「甚儀と一緒に撮影している夜、双子座流星群を見たんですよ」(葉山さん)、「すてきな体験でした」(入江さん)と男性陣は瞳を輝かせていた。『流れ星が消えないうちに』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日尾野真千子が血まみれで連続殺人犯を演じるドラマ「フジコ」の完成披露試写会が11月12日(木)に開催され、尾野さんに原作者の真梨幸子、村上正典監督が舞台挨拶に登壇した。地上波では映像化不可能と言われた衝撃的な描写かつ、読後にイヤな気分になる、後味が悪いミステリー“イヤミス”と話題の真梨さんの小説をネット配信サービス「Hulu」が全6話で映像化。一家惨殺事件の唯一の生き残りであるフジコが、トラウマを背負い、人生を“リセット”すべく殺人を重ねていくさまを描き出す。かなり衝撃的なシーンの連続だが、尾野さんは当初、オファーを断ろうと考えていたという。「(当初は)不安だけが…。最終日間を迎えるまでずっと不安はありました。役を演じるのは楽しかったし、やりがいもあり、和気あいあいとした現場でしたが、心のどこかに不安はありました。でも、出来上がった作品を見て、やってよかったという満足感があり、ありがたいです」と充実した表情を見せる。演じるにあたって「役作りはしなかった」という尾野さん。「面会室のシーンはノーメイクです。よく言う、ファンデーションはしてる“スッピン風”ではなく、ホントのノーメイク(笑)!」ときわどい発言で会場をわかせる。監督はそんな尾野さんの演技を「完璧」と簡潔かつ最大限の褒め言葉で称賛!尾野さんはクランクアップが少し早目だったそうで「真千子ロスになりました(笑)」とまで語った。原作者の真梨さんも「頭の中でイメージしてたフジコの実像に出会えて『びっくりポンや』(笑)」となぜか朝ドラ「あさが来た」のセリフを引用して尾野さんを絶賛。ネット配信ならではの描写についても「ここまで表現していいの?これヤバくね?とつぶやきながら見てました」と驚きを口にした。尾野さんはこれから作品を鑑賞する観客を前に「共感は求めません!」と語りつつ「いい表情がいっぱいつまっている作品です」と自信を持って送り出した。「フジコ」はHulu/J:COMにて11月13日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2015年11月12日脚本家の三谷幸喜が11月9日(月)、都内で行われた監督最新作『ギャラクシー街道』のPR舞台挨拶に、主演の香取慎吾とともに登壇。現在、16年大河「真田丸」の台本執筆に追われているそうで、「面倒くさくて、ヒゲもそっていません」と珍しいヒゲ顔を披露していた。現在公開中の本作は、三谷監督が初めてSFに挑んだスペースラブコメディ。スペースコロニーと地球を結ぶギャラクシー街道にひっそり建つハンバーガーショップを舞台に、店主夫婦と個性あふれる客たちが、一筋縄ではいかない“宇宙人模様”を繰り広げる。「案外ほっこりしたと言ってくれる人がいて、うれしい」(香取さん)、「こんなにファンの皆さんから『見ました』と言われるのは初めて。皆さんが励ましてくれるような感覚」(三谷監督)と周囲の反応を明かした。この日は“宇宙講座”と題して、「宇宙の大きさについて」「宇宙と映画の関係」「ギャラクシー街道はSFか」をテーマに、三谷監督が香取さん&約500人の観客を相手に熱血指導!?100年以上前に製作された『月世界旅行』や『2001年宇宙の旅』『スター・ウォーズ』といった名作SFについて解説する三谷監督に対して、香取さんは「今年は大きなSF作品があるのに、どうしてこの作品をやろうとしたんですか?」と質問する場面も。“大きなSF作品”とはもちろん、『スター・ ウォーズ/フォースの覚醒』のこと。三谷監督は「(SF映画の)企画はこっちが先で、向こうがぶつけてきた。結果的にライバルになり、負けました!」と早くも敗北宣言?「本当に卑怯なやつらですよ」と恨み節で、会場の笑いを誘っていた。『ギャラクシー街道』はより全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ギャラクシー街道 2015年10月24日より全国東宝系にて公開(C) 2015 フジテレビ 東宝
2015年11月10日女優の真木よう子が27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のワールドプレミア舞台挨拶に登場。終盤で突然、ヒールを脱いで共演者や観客を驚かせた。警視庁公安部の捜査官・明星美希を演じた真木は「人間ドラマあり、アクションあり、だけど一番最後にホッとするような終わり方をしていると思うので、今宵みなさんの夜が幸せな夜になることを…」と映画の魅力を語っていた途中で、「ダメだ」とストップ。「英語で言いづらいことを言ってやろうと思ったけど」と、海外メディアのために同席していた通訳泣かせな発言で笑わせた。印象的なシーンを聞かれると、「今までにない、香川さん演じる大杉と居酒屋で2人でベロベロになって夜飲んでいるシーンがあって、新鮮で楽しかった」と答え、「あとは(西島演じる主人公)倉木とちょっと触れ合います…」と意味深な発言をした。最後のあいさつでは「音とかいいんですよね、ココ。すごい迫力だと思います。びっくりすると思います。なので楽しんでいってください」と呼びかけ、直後にふらふらっと足元をふらつかせた真木。すると突然、ヒールを脱ぎ、共演者も観客も報道陣も驚かせた。隣にいた池松壮亮は「真木さんが疲れちゃってヒール脱いじゃったので、簡潔に終わらしますけど…」と言って笑わせ、「本当に楽しんでいってください」と言葉通り簡潔にあいさつ。真木はその後、しゃがんで靴をそろえるなど、最後までマイペースだった。同作は、逢坂剛氏の警察小説『百舌シリーズ』をTBSとWOWOWの共同制作でドラマ化した『MOZU』の劇場版。主人公・倉木(西島秀俊)が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描き、すべての事件の黒幕である"ダルマ"(ビートたけし)との対決が繰り広げられる。
2015年10月28日清純派女優の有村架純が“金髪”“ミニスカ”ギャル役に挑んだことで大きな注目を集めた『ビリギャル』。この度、現在公開中の香港に有村さんが初訪問し、舞台挨拶に登壇。香港のファンへ感謝のメッセージを送った。120万部を突破したベストセラー書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を、『いま、会いにゆきます』『ハナミズキ』など数々のヒット作を生み出している土井裕泰が実写映画化する本作。有村さん扮するさやかと苦楽を共にし、慶應義塾大学現役合格へと導く坪田先生役に伊藤淳史。そのほかキャストに吉田羊、田中哲司、安田顕、野村周平らが顔を揃えた。香港では10月22日(現地時間)より劇場公開がスタートいる本作。これに合わせ、主演の有村さんが香港を初訪問。香港国際空港の到着口に有村さんが現れると、空港に駆けつけた約200人を超える現地のファンから一斉に歓声が起こり、有村さんも驚きの様子。現地メディアのフラッシュを浴びながら、ファンに囲まれた有村さんは、終始笑顔でファンからの握手やサインに応じた。24日(現地時間)には『ビリギャル』にちなみ、現地の予備校「Modern Education’s Centre」を訪問。大学受験を目指す香港の学生たちに激励のメッセージを送った。その後、『ビリギャル』上映中の現地マスコミ向けのトークショーが行われ、「さやかは一生懸命になることによって、知らず知らずのうちに、みんなの心が動かされて味方になってくれているという、まわりにすごく恵まれている女の子です。自分がやりたい、なりたいと思うことに一生懸命になっていれば、まわりのみんなが知らない間に力になってくれるって、そう信じて頑張ってもらえたら嬉しいです」とこれから試験を受ける人たちを応援した。さらに25日(現地時間)の舞台挨拶では、映画上映後に有村さんが登場すると、観客は大興奮!有村さんは「大家好,我系有村架純」(こんにちは、有村架純です)と広東語で挨拶し、温かい拍手に包まれた。また、有村さんは「日本を飛び出して海外でもこの映画が愛されたらいいなと思います。日本ではいよいよ11月にBlu-ray&DVDがリリースされます。これからもっともっとたくさんの方にまだまだ観ていただきたいので、是非ご覧ください」と日本のファンへもメッセージを送った。『ビリギャル』Blu-ray&DVDは11月18日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビリギャル 2015年5月1日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ビリギャル」製作委員会
2015年10月27日『シックス・センス』『サイン』のM・ナイト・シャマラン監督の最新作『ヴィジット』の特別試写会が13日に都内で行われた。当日は“3B=飛び出すばあさん”上映が実施され、上映後に劇場におばあちゃんが出現! 集まった観客から悲鳴があがった。その他の画像/3B試写会を実施『ヴィジット』の主人公は幼い姉弟。ふたりは祖父母の家に遊びに行き、祖父母と“3つの約束”をする。第一の約束は“楽しい時間を過ごすこと”、第二の約束は“好きなものは遠慮なく食べること”、そして第三の約束は“夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと”。夜になるとドアの向こうから叫び声が聞え、ドアを開けたふたりは想像を絶するものを目撃する。試写会では映画の上映後にスクリーンに時計盤が出現し、針が9時半を指したところで客席におばあちゃんが乱入。観客からは悲鳴があがり、「ばあさんヤバイ!」、「ガチで怖い」という声が聞かれた。その後、おばあちゃんは急に優しくなり、会場の出口で手作り風クッキーをお土産に配布。観客はおばあちゃんと記念撮影をしたり、ハグをはじめるなど、楽しい時間を過ごした。その後、おばあちゃんが会場の池袋からどのようにして帰宅したのかは不明で、映画が公開されたら、どこかの上映劇場に突然、おばあちゃんが出現する可能性が残されている。『ヴィジット』10月23日(金) TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開
2015年10月14日劇場版『Wake Up, Girls! 青春の影』の公開記念舞台挨拶が9月27日、東京・TOHOシネマズ新宿で開催され、吉岡茉祐、青山吉能、田中美海、山下七海、高木美佑、永野愛理、奥野香耶といったキャスト陣7人と山本寛監督が登壇し、トークとミニライブを行った。『Wake Up, Girls!』は、監督をアニメーション演出家の山本寛氏、脚本を待田堂子氏、音楽を神前暁氏とMONACA所属アーティストたちが手がけるアイドルコンテンツプロジェクトとして2012年に始動。完全オリジナルアニメで、内容はアイドルマニアである山本寛監督のこだわりや美意識が色濃く反映されたものとなっている。キャストは本作のために行われた全国オーディションで選考。吉岡茉祐(よしおかまゆ)が島田真夢(しまだまゆ)役を演じるというように、キャラクターにキャストの名前と個性を反映させ、未経験の新人たちにキャラクターと同じようにレッスンを重ねさせてステージに立たせるというリンク感が特色の作品で、「Wake Up, Girls!」も、作品タイトルであるとともにアニメの世界と現実で活動する7人のユニット名となっている。2014年1月には劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』とTVアニメシリーズ『Wake Up, Girls!』を同時に公開。今回の劇場版はTVシリーズのラストから直接つながる続・劇場版という位置づけで、今回公開された前篇『Wake Up, Girls! 青春の影』と12月11日に公開される後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』でひとつの物語が描かれる。本編上映後、ステージに7人が登場し、高木が「皆さん楽しかったですか?」と問いかけると、会場からは大歓声が上がった。超満員の会場で報道陣のカメラのフラッシュがたくさんたかれると、奥野は「スターになったみたいです」とはにかんでいた。上映の反響については、吉岡には地元大阪の昔の友達からたくさん映画を見た連絡が来たとのこと。青山は「初日の朝一の回を母が見て、良かったと言ってもらえました」と喜んでいた。メンバーからは「エンドロールの入り方と『少女交響曲』の曲頭の感じがぴったり」(永野)、「作品の中のフェスに出演している大物アーティストの歌を私が歌っていて、私の名前をもじったクレジットがされていて、おおっと思いました」(高木)とそれぞれの見所を語っていた。「これだけは言っておきたい今回の映画の魅力」という話題では、田中が「今回の映画は全て新作です! 絵もすごく綺麗ですし、私たちの演技の成長したところも見てもらえたら嬉しいです」とアピールしていた。舞台挨拶後半には山本寛監督がサプライズ登場。「こんな大きな箱で作品を流すのは初めてです。僕らは(上映と舞台挨拶、ライブがセットの)この形式をODS (other digital stuff)と呼んでいます。本編以外の付加価値をつけるということで、映画と一緒にライブを見せる形式はずっとやりたかったんですが、会場の関係もあってようやく実現しました」と感慨深げにコメント。メンバーの成長について山本監督は「芝居も歌も踊りもと、何もかもこなせと要求してきたのは無茶だったと思います。今年は意識が向上してきたことを感じて安心して見ていられます」と信頼のコメント。普段は辛口の山本監督の賞賛に、吉岡が居心地悪そうな顔をしていたのが印象的だった。ラストにはミニライブが行われ、『Wake Up, Girls! 青春の影』の主題歌「少女交響曲」と「7 Girls War」を舞台上で披露。映画館の舞台上とは思えない完成度の高いパフォーマンスに、ステージでのスキルも大きく成長していることを感じさせた。歌い終えた吉岡は「映画館で歌って踊ることってほとんどないし、一番後ろまで皆さんの笑顔が見えることにびっくりしました」と語り、メンバーからは会場がサイリウムでいっぱいであることへの驚きの声も聞かれた。「Wake Up, Girls!」のリーダーである青山は「映画のラストで『少女交響曲』が流れて、すぐに出てきた私たちが『少女交響曲』を歌うのが楽しかったです。私たち、アニメのままだったでしょ?」と笑顔をみせ、監督やスタッフへの感謝を語っていた。最後は山本寛監督が「この興行(映画)に『Wake Up, Girls!』の未来がかかっているところがあります。この2週間、なにとぞよろしくお願いします」と締めくくった。劇場版『Wake Up, Girls! 青春の影』は9月25日より上映中。公開館などの詳細は公式サイトなどをチェックしてほしい。
2015年09月27日人気少女漫画を映画化した『先輩と彼女』の完成披露試写会が9月22日(火・祝)に開催され、主演の志尊淳をはじめ、芳根京子、池田千尋監督が舞台挨拶に登壇した。南波あつこの100万部突破の少女漫画を原作に、同じ部の先輩・圭吾に片思いする女子高生・りか、卒業した先輩を忘れられない圭吾を中心に切なくもキュンキュンする恋模様が展開する。志尊さんは「最初に話を聞いて、少女漫画原作ということで『かっこよくいないといけない』というプレッシャーがあったけど、監督が『カッコよく演じようとしなくていいから。かっこよく撮るのは私たちの仕事だから』と言ってくださって、人間らしく等身大の高校生を演じられました」と振り返る。撮影自体は2月の極寒の中で行われたが、志尊さんは「春夏秋冬全てのシーンがあるんですが、少女漫画の世界観を壊したくなくて、(夏の)半袖のシーンもインナーを着ずにシルエットを重視してやってました」と述懐。一方で、芳根さんをおんぶするシーンでは「生まれて初めて背中にカイロを30~40枚貼った(笑)」と背中の芳根さんが寒くないように気を遣ったそうで、芳根さんは「防弾チョッキみたいになってました(笑)」と明かした。ちなみに2人は現在放送中のドラマ「表参道高校合唱部」では先輩と後輩ではなく、同級生として共演中。映画の方が撮影は先だったため、芳根さんは先輩・後輩の関係そのままに「当時は敬語でした。ドラマに入った時も“先輩感”は強くありました」と明かす。いまではすっかり打ち解けた様子だが、映画撮影当初はまだ距離があり、コミュニケーションのために部室で遊ぶようにと指示されると「無言でオセロをやっていた…」(志尊さん)という。映画の中では窓を背にした壁ドンに頭ポンポン、窓越しの抱擁など、少女漫画的なシチュエーションのフルコース!志尊さんは撮影時も周りから冷やかされつつ役として冷静さを保っていたそうだが「(芳根さんが)壁ドンの時にずっと爆笑してるんですよ…」と告発!芳根さんは「あまりにナチュラルで、日常でもやってるんじゃないかってくらい…」と笑いの理由を明かし、慌てて志尊さんは「やってないです!」と否定していた。さらに、キスシーンでは志尊さんが芳根さんのアゴをくいっと持ち上げる“あごくい”も披露しているが、これは原作や脚本にはなく、現場での監督の思い付きで実現したという。志尊さんは「リハーサルで監督に『あごくいやって』と言われて、僕はそれが何なのか知らずに『何ですか?』って。やってみたら、やり方が間違ってて、(芳根さんの)アゴの肉をつまんで持ち上げてました…」と失敗談を告白した。この日は、観客の前で映画の中の壁ドンシーンのセリフを再現。「絶対、後悔させないから」とキメて喝采を浴びるも、当人は恥ずかしそうに「帰りたい!後悔しか残らないと思います」と赤面し、会場は笑いに包まれていた。『先輩と彼女』は10月17日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月23日スカパー!では日本でも人気のパニック・サバイバル・ドラマ『ウォーキング・デッド』の最新作であるシーズン6・第1話の試写イベントを10月12日に開催する。同ドラマは「ウォーカー」と呼ばれるゾンビが蔓延する世界を舞台に、主人公の元保安官、リック(アンドリュー・リンカーン)ら生存者たちが極限状態の下で繰り広げる究極のサバイバル・ドラマ。今回のイベントは世界同時スタートとなる同日のFOXチャンネルでの放送に先がけて行われるもので、日本国内で最も早く観られる試写会となっている。イベントの詳細についてはFOXチャンネル公式サイトへ。
2015年09月18日デジタルハリウッドは、 映画監督の紀里谷和明氏を招き、 同氏初のハリウッド進出作となる映画『ラスト・ナイツ』先行試写会と、紀里谷氏によるQ&Aセッションを開催する。開催日時は10月8日 19:30~22:30。会場は東京都・御茶ノ水のデジタルハリウッド 駿河台ホール。映画『ラスト・ナイツ』は、 『CASSHERN』『GOEMON』を手がけた紀里谷氏による、同氏初となるハリウッド進出作品。クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマンが主演を務め、「忠臣蔵」をベースによこしまな政治が幅を利かせる封建的な帝国での騎士たちの物語が描かれている。このたびのイベントはデジタルハリウッドの在校生や関係者を対象に開催するものだが、一般を対象とした枠も設けており、先着30名を招待。また、映画監督や映画製作の仕事に就くことを目指している同学の学生からの質問に、紀里谷氏本人が答えるQ&Aセッションも予定されている。なお、参加時には名刺の提出(一般/同学関係者とも)あるいは同学の学生証(同学関係者のみ)が必要。申し込みはWebページより行える(同学関係者用フォーム、一般参加者用フォーム )。なお、イベントが深夜まで開催されるため、18歳未満の人は申し込むことができないため注意してほしい。
2015年09月17日篠原涼子が9月17日(木)、10年間続いた人気シリーズの最終章『アンフェア the end』のヒット御礼舞台挨拶に佐藤嗣麻子監督と共に登壇。最後となるこの舞台挨拶でついに涙を見せ、シリーズ終結の寂しさを口にした。2006年に連続ドラマとして放送が開始され、スペシャルドラマ、本作を含め計3本の映画が公開となった。本作は公開13日で既に興行収入10億円を突破し、観客動員数も75万人を超えた。これが正真正銘、最後のイベントということで、篠原さんは雪平夏見の衣裳として実際に着用した黒い細身のスーツで登壇。「今日で着納めです」と語り「寂しいです…」と胸の内を吐露。高ぶる感情をこらえきれず、舞台挨拶開始わずか数分で涙をこぼしたが、誰よりも篠原さん自身が驚いたようでもあった。この日は、事前に寄せられた質問に篠原さんと監督が直接回答した。「ドラマシリーズの安藤(瑛太)、佐藤(香川照之)、映画で登場した一条(佐藤浩市)ら数々の男性陣の中で、雪平が最も想いを寄せたのは誰か?」という質問に篠原さんは「それぞれに対する目線は熱烈でしたが、私の中ではドラマの安藤。見返してもホロッとくるし、安藤自身からもビデオメッセージで雪平のことを思っていたことが描かれていると思います」と回答を示した。またこの10年での自身の変化として「プライベートで充実した生活を送らせていただいていることが一番大きい」と直接的な言葉ではないものの、市村正親との結婚や出産といった私生活での幸せに言及。「『アンフェア』に出合わなかったら、ここに立っていなかったし、『アンフェア』が私を変えてくれた」と本シリーズとの出合いがもたらしたものの大きさについて語った。また、この日は共演陣からのビデオメッセージが到着。「篠原さんと再共演するならどんな関係性がいいか?」という問いには「泥棒」(阿部サダヲ)、「強盗」(永山絢斗)という刑事とは正反対のものから「夫婦」(寺島進&加藤雅也)という希望や「訳アリの兄弟。後ろめたい感じの(笑)」(佐藤浩市)といった回答が寄せられた。またひとりひとりからのこの10年を労うメッセージが流寄せられると、篠原さんは再び、涙で瞳を濡らした。「達成感と寂しさがあります…寂しいですね、これで終わっちゃうのは…」とこれまでこらえ続けてきた感情を最後の最後で爆発させ、10年の重みをうかがわせた。『アンフェア the end』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンフェア the end 2015年9月5日より全国東宝系にて公開(C) 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
2015年09月17日東野圭吾によるサスペンス小説を映画化した『天空の蜂』が9月12日に封切られ、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで初日舞台あいさつが行われた。主演を務める江口洋介をはじめ、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、松島花、永瀬匡、堤幸彦監督が登壇した。『天空の蜂』舞台挨拶その他の写真原子力発電所の上空に、大量の爆発物を搭載した巨大ヘリを静止させ、「全国すべての原発の破棄」を要求するテロリスト“天空の蜂”に対し、ヘリの開発者(江口)と原発の設計士(本木)が共闘し、ヘリの燃料切れを迎えるタイムリミット8時間の攻防を繰り広げる。江口は「シビアで繊細な題材だけに、傷ひとつ付かずに初日が迎えられて、心からうれしい」と胸をなで下ろしていた。江口と本木は初共演を果たし、「同じ時代を生きてきた同士、初めてという感覚はせず、絶対にうまくいくと確信があった。日々、芝居のバトルを繰り広げ、刺激的な現場だった」(江口)、「包容力のある情感が体からあふれ出ていた。自分には一生出せません(笑)。いい化学反応が生まれた気がする」(本木)と強い手応えを示した。一方、ヘリを奪うキーパーソンを演じた綾野は『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』(8月29日公開)、『ピース オブ ケイク』(9月5日公開)に続き、3週連続で出演作の初日舞台あいさつに登壇する売れっ子ぶりを発揮。本木から「今日が何の舞台あいさつか、分かっていないでしょ?」とイジられ、堤監督からは「撮影中、これだけは倒さないでと言っていた柵を、綾野くんが壊しちゃって。あとで請求書を送るから」とツッコミ。当の綾野はタジタジだった。舞台あいさつには、原作者の東野氏から「映像と演技の熱さに、目がヤケドしました」と絶賛コメントが寄せられ、堤監督は「東野先生の洞察力が高い地平にあり、難題だったが、プロフェッショナルのチームが難題をクリアし、そしてここにいる皆さんが素晴らしく表現してくれた」と東野氏の太鼓判に感無量の面持ちだった。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年09月12日2015年8月22日(土)より公開された『劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』」。その"大ヒット記念舞台挨拶"が、9月6日、角川シネマ新宿にて開催された。今回の舞台挨拶で登壇したのは、人気ヒロインを演じる野水伊織(四糸乃役)と茅原実里(誘宵美九役)。ともにテレビシリーズから出演している2人は、完成した劇場版を観た感想や、演じてみて改めて感じたこと、新キャラクターである万由里に対する思いなどを語った。また、音楽面でも劇場版を彩る2人。野水は、sweet ARMSのメンバーとして歌唱している主題歌「Invisible Date」について、茅原は人気アイドルという劇中設定の誘宵美九として歌唱している挿入歌「GO☆サマーガール」について、楽曲に対する思いや歌ってみた感想を述べた。その後、舞台挨拶では恒例となった原作者・橘公司氏からのメッセージを読み、最後に会場に訪れたファンへ野水と茅原が感謝の気持ちが送られ、舞台挨拶は終了した。sweet ARMSが歌う主題歌「Invisible Date」は現在発売中。茅原が誘宵美九として歌う挿入歌「GO☆サマーガール」は、10月14日(水)に発売予定の「劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメントOriginal Soundtrack」に収録される。そのほか、「劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメントOriginal Soundtrack」にはTVシリーズに引き続き音楽を手掛ける坂部剛氏による劇伴音楽や、sweet ARMSのメンバーでもある味里が初めてソロで歌唱した、PS Vita専用ソフト『デート・ア・ライブ Twin Edition 凜緒リンカーネイション』のエンディングテーマ「Not Forget」も収録されるので、こちらもチェックしておきたい。『劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』は現在上映中。公開館などの詳細はアニメ公式サイトなどを確認してほしい。■劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント Original Soundtrack【音楽】坂部剛【発売】2015年10月14日【価格】2,500円(税別)【CD収録内容】・「劇場版デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント」劇中BGM・GO☆サマーガール / 歌:誘宵美九(CV茅原実里) / 劇中歌・デート・ア・ライブ / 歌:sweet ARMS / 劇中歌・Invisible Date / 歌:sweet ARMS / 劇場版『デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』主題歌-Bonus Track-・Not Forget / 歌:味里 / PS Vita『デート・ア・ライブ 凜緒リンカーネイション』エンディング・テーマ(C)2015 橘公司・つなこ/KADOKAWA/「劇場版デート・ア・ライブ」製作委員会
2015年09月07日