EXILE・TETSUYAの『コーヒー農園旅行記』が、17日からLDH JAPAN公式YouTubeチャンネル「LDH JAPANチャンネル」で公開されている。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛要請が続く中、「ライブを楽しみにしてくださっていたファンの方々、ご家庭で過ごす時間が多くなっている全国の子ども達や保護者の方々をはじめ、全国の皆さまにエンタテインメントの力で少しでも楽しんでもらえる時間を提供し、日々の不安を拭い去ることに貢献できたら」の思いから、過去の映像コンテンツを順次無料配信しているLDH JAPAN。『コーヒー農園旅行記』公開もその一環で、映像ではTETSUYAが2019年3月にコスタリカ共和国を訪れ、長年の夢であったコーヒー農園を視察。自身がプロデュースする「AMAZING COFFEE」で仕入れるコーヒー豆を約70種類から厳選し、それらをテイスティングする模様も収められている。LDH JAPANは今回の公開に合わせ、「しばらく続く“おうち時間”に、少しでも笑顔をお届けできたらと思いますので、順次公開予定の映像を、お楽しみに!」とコメント。TETSUYAもツイッターを通じ、ファンに向けて「わたくしのただの趣味をのぞいてください(笑)」とメッセージを送っている。
2020年04月18日LDH公式YouTubeチャンネルにて、EXILE TETSUYAのコーヒー農園旅行記映像が公開された。新型コロナウイルスの感染拡大によるライブ、およびイベントの自粛要請や、政府による緊急事態宣言が発出されている現状を受けて、LDH JAPAN公式YouTubeチャンネル「LDH JAPANチャンネル」にて、過去の映像コンテンツが本日17時から配信開始された。2019年3月に、TETSUYAは長年の夢であったコーヒー農園を視察した。自身がプロデュースする「AMAZING COFFEE」で仕入れるコーヒー豆も約70種類ある豆からテイスティングをし、中米・コスタリカ共和国で体現してきたCOFFEE TRIPの模様を映像では観ることができる。初めて買い付けたコーヒー豆『PURA VIDA(プラ・ビダ)BEANS』は、現在“うち活キャンペーン”と銘打って発売されている。●LDH公式YouTubeチャンネル「LDH JAPANチャンネル」●AMAZING COFFEE公式サイト
2020年04月17日家族での旅行やおでかけは、子どもに多様な体験をさせるチャンス。最近はユニークな体験ができる施設やホテルが続々登場しています。昨年秋にオープンした子連れにおすすめの注目施設を2つご紹介します。■日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」家族に大人気の星野リゾート リゾナーレブランドに、八ヶ岳(山梨)・トマム(北海道)・熱海(静岡)に次ぐ、4施設目が誕生しました。日本初のアグリツーリズモリゾートとして、栃木県那須町に11月1日にオープンした「星野リゾート リゾナーレ那須」です。客室は14種類、全43室。写真は本館「デラックスメゾネット」アグリツーリズモとは、イタリアで生まれた旅のスタイルで、イタリア語の「アグリクルトゥーラ(農業)」と「ツーリズモ(観光)」を掛け合わせた造語。農園に宿泊し、農作業のお手伝いをしながら、農園で採れた料理を食べるなどして、スローフードや自然・文化などを体験するものです。施設内の農園「アグリガーデン」では地元農家に有機農法のアドバイスをもらいながら野菜を栽培那須岳の山裾、標高約500メートルの森の中にある「星野リゾート リゾナーレ那須」。東京から新幹線とバスでわずか1時間半という近さです。約4万2000坪の敷地内には農園「アグリガーデン」があり、その中の畑や温室では通年約80種類以上の野菜や約100種類のハーブを無農薬で栽培していくそうです。左/「ファーマーズレッスン」ではスタッフがファーマーとしてゲストに農作業をレクチャー。右上/温室内で間引きを体験。右下/レッスン内容は日替わり宿泊者は、この農園で農作業を体験できます。農業体験というと一般的には収穫体験が多いのですが、ここでの体験はそれに限りません。スタッフのレクチャーのもと、その日の畑で実際に必要な農作業をおこなう「ファーマーズレッスン」を毎日開催。ちなみに取材時は、温室「グリーンハウス」内で黄金株の間引き(余分な苗を取り除く作業)を体験しました。終わったあとは「これからちゃんと育ってくれるかな?」とドキドキ。育てる過程に少しでも関わると、作物への興味がぐんと増します。麦わらでつくるフィンランド伝統の装飾「農家の手仕事 ヒンメリづくり」ほかにも、農業を身近に感じるいろいろな体験ができます。農作物を無駄にしない農家の暮らしをヒントにしたワークショップ「農家の手仕事」では、おしゃれなヒンメリづくりが体験可能。「オリジナルハーブティづくり」では、ハーブを眺めながら自分好みのハーブティを楽しめます。 上左/託児施設も備えた「POKO POKO」。上右/爽快な「朝の森さんぽ」。下左/秋は紅葉の落ち葉を集めて焼き芋づくり。下右/冬は雪があれば施設内での雪遊びも自然を遊ぶアクティビティも充実。秋は落ち葉や焼き芋づくり、冬は雪遊び、毎朝の「朝の森さんぽ」では案内人に森の豆知識や楽しみ方を教えてもらえます。ネット遊具とボールプールを備えた「POKO POKO」もあり、天気が悪い日も思いっきり遊べます。ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」の朝食イメージアグリガーデンで栽培する野菜やハーブは季節や収穫量に応じて今後レストランやカフェでも活用されるそうです。このほか大人向けの「ライブラリーラウンジ」や眺めのよい大浴場、スパなどの施設もあります。那須の静かな森での穏やかな時間は、大人にとってもいい癒やしとリフレッシュになるはず。もともと那須町は農業が盛んなエリア。地域の生産活動や自然に触れる体験を軸に、リゾートホテルでの食事やさまざまなアクティビティを楽しめる「星野リゾート リゾナーレ那須」は、これまで日本になかった新しいかたちのアグリツーリズモリゾートです。星野リゾート リゾナーレ那須栃木県那須郡那須町高久乙道下23010570-073-055料金:1泊2万1000円~(2名1室利用時1名あたり、税別、朝食付) ■農業・食・アートの体験施設「KURKKU FIELDS」(千葉県木更津市)サステナブルな未来のかたちや“いのちのてざわり”を体験できる施設として、11月2日に千葉県木更津市にオープンした、サステナブル ファーム&パーク「KRUKKU FIELEDS(クルックフィールズ)」。約9万坪の敷地内には、農園、アート、ダイニングなどが点在しています。「エディブルガーデン」では多数のハーブや野菜、エディブルフラワー(食べられる花)を栽培敷地内には2万坪の広大な畑があり、オーガニック野菜が栽培されています。来場者が農業体験ができる「エディブルガーデン」(“食べられる庭”の意味)では、子どもたちが自然の豊かさを肌で実感できます。畑のほかに養鶏場や酪農場もあり、さまざまなかたちで農場の恵みを楽しめるのも魅力。「ダイニング」では採れたての野菜やハーブ、卵、フレッシュチーズ、ミルクなどを使ったメニューを堪能できます。また、「ベーカリー」や「シャルキュトリー」、チーズ工房「カゼイフィーチョ」などもあります。上左/見晴らしのよい広場「クリエイティブパーク」。上右/山羊とふれあえる「動物ふれあい広場」。下左/野鳥や小動物が暮らす「野生の森」。下右/メダカやドジョウ、ゲンゴロウなどが生息する「ビオトープ」豊かな自然の中でのびのび遊ぶのも、この施設ならではの醍醐味。遊歩道に沿って散策できる「野生の森」、太陽光発電を利用した人工の小川に希少な生物が暮らす「ビオトープ」など、いのちを感じられるスポットが多くあるのも特徴です。さらに自然の中で気軽にアートを堪能できるのも魅力。敷地内にはアート作品が点在し、草間彌生やカミーユ・アンロなど、一部の作品は無料で鑑賞できます。“サステナブル ファーム&パーク”を謡うだけあって、環境への配慮も徹底しています。有機農業を実践し、家畜の排泄物や生ごみは堆肥化しています。また、見学可能な施設として、2MW(メガワット)の発電量を有するソーラーパネルが並ぶ「ソーラーファーム」や微生物や植物の力を使った水質浄化システム「バイオジオフィルター」があり、子どもが環境を考えるきっかけも与えてくれそうです。ちなみに現在は第1期オープン。第2期には「こども広場」や農業体験と音楽ステージを兼ねる「ミュージックファームベース」なども整備され、さらに充実していくとのこと。今後の進化にも目が離せない施設です。KRUKKU FIELEDS(クルック・フィールズ)千葉県木更津市矢那2503営業時間9:00~17:00定休日:祝日以外の火曜日、水曜日入場料:平日無料。休日は大人(中学生上)1000円税込、子供(4歳~小学6年生)500円税込、3歳以下無料 ※荒天時(飲食エリア以外クローズの場合)無料 ★第2期オープン(初夏予定)までは、千葉県民の方は入場無料(千葉県在住を証明できるものを当日ご提示ください) 子どもはもちろん、大人にとっても心地よく楽しい新施設。次の家族の旅行やおでかけの候補にしてみてはいかがですか。
2020年01月04日地域の風土に合った野菜を使用自家農園野菜オーガニックレストラン「WE ARE THE FARM」が、2019年4月20日に「WE ARE THE FARM 目黒」をグランドオープンしました。株式会社ALL FARMが運営している「WE ARE THE FARM」は、自社農場で育てた固定種野菜の料理を提供するオーガニックレストラン。固定種野菜とは、何世代にもわたる選別・淘汰を通してその地域の風土に合った種として固定化した野菜のことで長崎県の「黒田五寸人参」、京都の「万願寺唐辛子」、金沢の「打木源助大根」などが有名です。目黒店は、代々木上原(本店)、恵比寿、麻布十番、渋谷、赤坂、新百合ケ丘に続く7号店となります。飲み放題つき!毎日内容が変わるコース料理「WE ARE THE FARM」では、大人気メニュー「畑の鉄板焼きバーニャカウダ」に「ワイルドケールのシーザーサラダ」「大山鶏のグリル ハーブスパイス」「ガーリックライス」がついたコースメニュー(5000円)が新登場。野菜の種類や調理法はその日の収穫状況に応じて厳選されるので、毎日内容が変わり何度でも楽しむことが可能。オーガニックワインを含む2時間制の飲み放題もついています。このほか「自家製メンマ」「カリフラワーディルマヨネーズ」「本日の菜花のアヒージョ」などの500円メニューも新しくラインナップ。その日のイチ推し野菜を手軽に楽しめます。「WE ARE THE FARM 目黒」は「目黒駅」から徒歩3分。営業時間は17時から24時となります(ラストオーダー23時)。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ALL FARMのプレスリリース/PR TIMES※株式会社ALL FARM
2019年04月22日静岡の老舗茶農園「カネジュウ農園」による東京・表参道の体験型日本茶ティーサロン「カネ十農園 表参道」が2019年2月22日(金)、メニューやオペレーションを刷新してリニューアルオープンする。1888年創業、日本を代表するお茶の産地である静岡・牧之原で、土づくりから生産、選別、火入れ、加工、そして販売までの全ての工程を、一貫して自社で行っている「カネジュウ農園」。そんな老舗が日本茶の可能性をさらに広げるべくオープンしたのが、体験型ティーサロン「カネ十農園 表参道」だ。店内では代表商品である「カネ十煎茶」をはじめ、質の高い生葉から生まれる独自のお茶を用意。桜(2月〜4月)、檸檬(5月〜7月)、無花果(8月〜10月)、林檎(11月〜1月)と、季節により異なる旬の素材を合わせた季節限定メニューも提供予定だ。春に向けたオススメのメニューは、収穫したばかりの生茶葉をじっくりと時間をかけて蒸し上げる牧之原の製茶法を採用した茶葉に、桜の花と桜の葉をブレンドした「桜煎茶」。茶農家も愛飲する茶葉と桜の香りを合わせた、季節感溢れる一杯となっている。そのほか、一番茶の上にクリームチーズとホイップクリームを合わせたチーズホイップをトッピングした「一番茶チーズホイップティー」、前述の「桜煎茶」、桜シロップ、りんごジュースを3層で仕上げたノンアルコールカクテル「カネ十スプリングオペラ」、自家製の寒天と白玉に、桜あん、桜アイスクリーム、桜あんチーズホイップ、そして”煎茶蜜”を合わせた「カネ十あんみつ 桜」など、ユニークなメニューの数々が楽しめる。なお、イートイン/テイクアウトメニューの提供以外にも、好みの素材を選んで自分だけのお茶が作れる「オーダーメイドティー」の体験販売や、日本茶をより身近に体験出来るワークショップの開催なども予定されている。【店舗情報】「カネ十農園 表参道」リニューアルオープン日:2019年2月22日(金)住所:東京都渋谷区神宮前4丁目1-22TEL:03-6812-9637アクセス:表参道駅 A2出口より徒歩約7分定休日:月曜日営業時間:11:00〜19:00(L.O18:30)店舗面積:10坪客席数:カウンター 17席価格帯:フード 250〜750円/ドリンク 500〜2,000円 ※全て税込
2019年02月08日団体からデートまで大歓迎。手ぶらもOKFood’s Style株式会社が運営している「都会の農園バーベキュー広場」が、2018年3月3日(土曜日)にリニューアルオープンします。「都会の農園バーベキュー広場」は、ダイバーシティ東京プラザ屋上のスカイテラスにあるバーベキュースポット。「テント付き本格バーベキューエリア」や「バーベキューテラス席」などコンセプトの異なった4つのエリアがあるので、団体でのバーベキューからファミリー、お台場デートまでさまざまな用途に対応可能です。ドリンク飲み放題!日本中の注目食材も楽しめる!「都会の農園バーベキュー広場」では80種類のアルコール飲み放題メニューを完備(3時間1500円・税込み)。ドリンクの買い出しをするわずらわしさはありません。話題のブランド豚「湘南みやじ豚」や最高級の「ゆいまーる牧場」石垣牛、埼玉県小川町「風の丘ファーム」の採れたて有機野菜など、日本中から選りすぐった注目食材を驚きの価格で購入できるのも魅力。食材は原則真空パックで保冷剤と共にソフトクーラーに入れて出されるので安全、安心です。「都会の農園バーベキュー広場」は11時から22時まで営業。定休日は「ダイバーシティ東京プラザ」に準じます。(画像は都会の農園バーベキュー広場公式サイトより)(画像はプレスリリースより)【参考】※Food’s Style株式会社のプレスリリース/ValuePress※都会の農園バーベキュー広場公式サイト※Food’s Style株式会社公式サイト
2018年02月16日畑を借りて野菜を自分たちで育てられる体験農園。自治体や民間が運営するものなど様々な形態で増えており、都心でも子どもと一緒に農作物作りを楽しめることからファミリー層にも少しずつ身近になってきています。植物を育てるのが苦手なうえに、虫が大嫌いな筆者がたまたま見かけた体験者募集に応募したことから始めて1年半。その経験を振り返り、ファミリーで体験農園に参加するメリット、デメリットをお伝えします。■人気の体験農園は抽選倍率〇倍! 最初の難関は「権利獲得」体験農園は民間が運営するものや自治体が運営するものなどがあり、金額も形態もさまざま。筆者家族が申し込んだのは行政が運営するもので、比較的、値段はお安め(かなり広めのスペースで月4000円程度)で、道具や種は全て運営側で用意してもらえ、必ず行かなくてはならない作業日も年間10日ほどの午前2~3時間程度、と敷居は低めでした。それだけに、倍率は3倍ほどと人気で、申し込み前の見学会には大勢の人が参加していました。「人気がある」と知るとなんだか欲が出てきて、「ぜひやりたい」という気持ちになるのが人間の浅ましさ(笑)。抽選の結果、晴れて参加資格を得たものの、その後、決して甘くない野菜を作る大変さを思い知るのでした…。■体験農園といえども甘くない! 人間と自然の真剣勝負申し込んだ体験農園は約15組が同じ時期に同じものを植える、という方式でした。メンバーはやはりシニア層が中心。子育て世代は筆者家族ともう一組だけで、とても大切に手入れされている農園だけあって、何となく子どもがチョロチョロ動き回るのは、はばかられる雰囲気でした。というのも、畑には鍬(すき)や雑草抜きに使う刃物などがあり、危険がともなう場所でもあるからです。「畑でケガをすると、土にはいろいろな菌がいるから気をつけてくださいね」と畑のオーナーさんから、繰り返し注意を受けました。場所にもよると思うのですが、筆者の体験農園は「畑好きが真剣に作業する場所」といった雰囲気。そのため、ほかの方たちの迷惑になってはいけないと思い、「大切に手入れしている方たちのエリアに踏み込まない」「自分たちのエリアだけにとどまる」ことを子どもたちと約束しました。■手をかけた分だけこたえてくれる、野菜の出来・不出来もちろん、農作業は決められた10日間だけですむはずはありませんでした。発芽した中から元気なものを残す間引き作業、ぼうぼうと生えてくる雑草抜き、ほっといておくととんでもないことになるツル野菜の誘因(支柱にツルを巻く)など、畑ではやらなければいけないことはたくさん!苦手な虫も油断するとすぐ作物につくので、白菜が虫だらけになってしまったり、耕すのが甘いと足が2つに分かれた大根ができたり(土中に固い部分が残っていると、きれいに真っすぐ伸びた大根にはならない)。スーパーで売っているきれいな野菜が奇跡のように思えました。しかも、参加者はみんな同じものを育てているはずなのに、明らかにわが家の作物の出来が悪い…。やっぱり手入れを怠った分だけ、野菜の出来に直結すると思い知りました。 ■1年半やってみてわかった、体験農園のメリット・デメリット1年半、体験農園をやって感じたメリットは次の通りです。1. 野菜がおいしいこと。夏のキュウリはみずみずしく、子どもたちが「おやつはキュウリでいい」と言うくらいでした。2. 野菜がそのままでもおいしいと、ほとんど調理しなくても食卓に出せるので、食事の準備も自然と時短に。料理ベタの筆者は大助かりでした。3. 自分たちで育てた野菜は子どもたちも文句を言わずに食べるので、万願寺とうがらしやモロヘイヤなど珍しい野菜も含めて食べる野菜の量は増えました。4. 畑では各自が効率よく動かないと作業が進まないので、子どもたちもそれぞれ自分たちのできることを見つけ、進んで仕事ができるようになりました。それに対して、デメリットは以下の4つが挙げられます。1. 時間的な制約。決められた作業日に予定を入れられないのはもちろんのこと、結局は平日もちょこちょこと雑草抜きや収穫に行かなければならず、忙しい時は正直「つらいなー」と思うことも度々あります。自宅から自転車で5分ほど、なおかつ子どもの小学校のすぐ近くという立地だから何とか続けられている状態です。2. 子どもは習いごとやイベントなどで不在になることも多く、結局は大人だけで作業する日も頻繁にあります。3. 虫嫌いにとって、やっぱり畑作業はつらいこともあります。筆者は、虫が大丈夫な長女に駆除を頼む、がんばって自力でやる、見ないふりをするという3つの選択肢からその時々によって選んでいます。4. 野菜はおいしいけれど、土や虫のついた野菜の下処理はそれなりに大変。さらに、同時期に同じ野菜が大量にとれるのでそれを食べきるのも時には悩みに。しかし、これらデメリットを大きく上回る予想外のメリットが続けていくうちに浮上してきました。■土や野菜に触れるだけで大きなヒーリング効果がデメリットを乗り越えて「まだ続けよう」という気持ちになっているのは、実は筆者も予想していなかった「思いがけないメリット」でした。それは畑に癒されるということ。「忙しいのに面倒だな」。そんな気持ちで畑に行っても、畑で土に触れていると、なんだか本当に心が落ち着き、嫌なことも全部忘れられるような気がしてきます。土のパワー、植物のパワーを実感しました。そして、自分の子どもだけではなく、ほかの子どもたちも畑が大好き、という発見もありました。作業が大変な時は、長女の友だちに声をかけて手伝ってもらうこともありましたが、小学校6年生ともなると体力もあり、大きな戦力。しかも、みんなとても楽しそうに作業して、「またやりたい」と言ってくれます。畑の作業が楽になるうえに、なんだか子どもたちの食育にも貢献できたような、すがすがしい気持ちになります。さらに、ママ友におすそ分けをするととても喜んでくれる、というのも予想外のメリットでした。何かしてもらった時に「ちょっとしたお礼」を何にするか意外と迷うものですが、わが家は「とれたて野菜」にしています。「買ったきゅうり3本」などあげたら変に思われそうですが、自作の野菜なら少量でもOK。「この料理を作ったよ」などと写真を送ってくれるママ友もいました。■体験者だから大きな声で言える、「体験農園のススメ」最後に、体験農園に興味のある方へアドバイス。ひと口に体験農園と言ってもその形態はさまざまです。以下の点をチェックしてから始めることをおすすめします。1. どこまで自分で用意する必要があるのか、農園側にどんなサービスがあるのか、値段も含めて条件をあらかじめ詳しく確認しましょう。2. 子育て世代は、小さな子どもが農園に入っても歓迎される雰囲気かどうかも、事前に知っておくといいでしょう。3. 手入れをすればするほど野菜は育つので、通いやすい立地かどうかは最重要。4. 家族の合意はとても大事。「みんなでやろう」という気持ちがあるかどうかで、楽しさも変わってくるように思います。「子どもが何歳くらいから始めればいいか」と聞かれれば、個々のお子さんでも変わってくると思いますが、雰囲気を味わう程度なら園児から(ただし子連れ歓迎の農園)、体験を始めるなら小学校低学年くらいから、そして戦力になってくれるのは小学校中・高学年から(ただし習い事などで物理的に忙しくなっているケースも)と感じます。虫嫌い、植物を枯らす筆者でもなんとか続けている体験農園。大変なことはたくさんありますが、子どもにも大人にも楽しいので、ぜひ気になっている方は挑戦してみていただきたいです。
2017年11月11日美しい里山が広がり源氏ぼたるが自然生息する千葉・いすみは、肥沃でミネラル豊富な粘土質土壌に恵まれた、古くは皇室に献上米を納めていた歴史がある米の名産地。最近は、市内の小中学校の給食に地元の無農薬・特別栽培米が採用されるなど食の安全に関心が高まる状況も後押しして、担い手不足の地域の米づくりに変化が起こり始めています。日本の原点である自然と人間が共生する里山の風景が、都会からそう遠くない千葉県いすみ市にありますその変化を若い力で牽引する「つるかめ農園」は、鶴渕真一さんと修子さん夫妻が4年前に立ち上げた、完全無農薬・無肥料の自然循環米を生産する農園です。実家は祖父の代から建設業を生業としていたものの、地域の自然と農に魅力を感じた真一さんは一代で米づくりを始めました。「僕は生まれも育ちもいすみですが、大学入学と同時に地元を離れて、長らく都会暮らしをしていました。卒業後は家業を継ぐことも考えて住宅メーカーに就職。でも、そこで働くうちに心が満たされなくて、それを何かで埋めるために誰かと競争する都会の生活に疑問を感じ始めた。それで紆余曲折ありながら、震災、そして父の死をきっかけにいすみに戻ることに決めたんです」農園の周囲を案内してくれた「つるかめ農園」オーナーの鶴渕真一さん。「NO RICE NO LIFE」とプリントされたつなぎは、友人のTシャツブランド「米T」のもの「そもそも豊かな暮らしの土壌があれば、奪い合いの競争をする必要もなく、互いに分け合い支え合う精神が芽生えるはずだと、都会で暮らしていた時に考えていました。無農薬・無肥料の米でいこうと決めたのも、あくせくしなくてもこの世界はすでに豊かだということを自分自身で感じたかったから。そして、それをみんなで共有したかったから。」真一さんは「つるかめ農園」で栽培する米を「自然循環米」と呼んでいます。それは農法をカテゴライズするためではなく、自然の調和と循環に焦点を当て、そこに適した農業をするという意図を込めて名付けたそう。田植えを目前の青々とした苗。プール育苗に加えて、今年はハウスを使わない本格的な路地苗作りに挑戦したそう農園を始めた当初、周囲からは一般的な米づくりから始めればいいんじゃないのかと、提案もあったと言います。「まったく言われていた通りだと思います。でも、最初に農薬や肥料を知ってしまったら、もう後戻りできない気がしたんですよ。正直、農業を知らないから挑戦できたんでしょうね。農地が狭いうちに一番難しいことにチャレンジして、面積が拡大した時に対応しきれない部分を変えていけばいいという逆の発想でした。風当たりは強かったですけど、いすみで自然栽培をやっている先輩農家の方々にも応援していただいているし、市の取り組みも追い風となり随分やりやすくなりました。最近は逆に自然栽培に興味を持つ農家の方が増えているように感じます。紆余曲折ありましたが、素直に嬉しく思っていますね」鶴や白鳥など大型の鳥類が飛来したり、海にはウミガメが産卵にやって来る地域である、そんないすみの豊かな自然の特徴を捉えた「つるかめ」のロゴをスタンプしたパッケージ。冷めても美味しい玄米はおにぎりにぴったり。昨年度分は完売し、9月末から新米が販売される予定です「つるかめ農園」では日本ではまだ珍しい、ファームシェアにも取り組んでいます。出荷した商品が消費者の手に渡り売り上げが立つまでの間、農家は無収入状態。そこで、若手農家や新規参入者を支援するために考えられた、いわば農業における先行投資システム。「つるかめ農園」では、支援者に対して秋の収穫時にお礼として米を提供したり、田植えから稲刈りまでを体験できる田んぼオーナー制度などを設けています。「ヨシ一辺倒の耕作放棄地を草刈りして復田した後、たくさんの生物がそこで見られるようになりました。その時、人間が手を入れることによって里山の生物層が増え、多様性が生まれる可能性があるんだと、初めて気づいたんです。ファームシェアはそんな豊かさをみんなで共有する機会。たとえ都会で忙しく働いていたとしても、一口支援してもらうことで確実にそういった自然を維持することができる。農業を維持するという目的を超えて、この豊かな自然を未来に残していくことを志して日々取り組んでいます。その結果として日本の農業に少しでも活気を与えていく存在になれれば嬉しいです。」妻の修子さんは2歳の息子さんの子育てをしながら、真一さんと共に農園経営を行っています。約1年間の世界一周旅行の後に縁あって訪れたいすみの自然に魅せられ、結婚するより先に移住を考え始めたそう出荷量も年々増加し、最近は煎餅、味醂、酒などの加工品の生産も徐々に増やしているそう。いすみ市内では「ブラウンズフィールド(Brown's Field)」にある「ナチュラルショップ アサナ」で玄米と米粉が取り扱われています。(売り切れの場合あり)いすみの名産品として、お土産にしても喜ばれそうですね。【農園情報】つるかめ農園連載【千葉・南房総のゆる旅】
2017年06月23日先進的な農業ビジネスを手掛けるザファームが運営する、農園リゾート複合施設「THEFARM(ザファーム)」(所在地:千葉県香取市)のグランピング施設「THEFARMCAMP(ザファームキャンプ)」に、新たに崖の上に建つ「THEFARMCAMPクリフスイート」が、4月下旬にオープンしました。今春先行してオープンした、日本初2階建てデッキを備えた「THEFARMCAMPヴィラ」、広々としたテントが自慢の「ジュニアスイート」と、新ラグジュアリーシリーズ3タイプが揃いました。ラグジュアリー3タイプ出揃い、全9棟オープン「THEFARMCAMP(ザファームキャンプ)」は、絶景のロケーションの中で、手ぶらで気軽に楽しめる、新しいキャンプスタイルの施設です。朝は、優雅に開放感溢れるウッドデッキから大自然を眺めながらコーヒーを楽しみ、夜はハンモックに揺られながら、夜空に広がる星の鑑賞など贅沢な雰囲気を満喫できます。さらに、同施設の農園で収穫された新鮮な野菜やお肉などの豪華食材、BBQに必要な機材が用意されています。農園では収穫体験もでき、ひと味違ったグランピング&BBQを体験できます。また、木のぬくもり溢れる、ホテルのロビーのようなキャンプラウンジや女性専用のメイクルームやシャワールームも24時間利用可能。自然を満喫しながら快適に過ごせます。「THEFARMCAMP」の最新タイプ「THEFARMCAMPヴィラ」、「THEFARMCAMPジュニアスイート」、「THEFARMCAMPクリフスイート」は、従来のグランピング施設より、大きくなったテントや、広々ゆったりとしたデッキで、ワンランク上のラグジュアリーな空間を体験できます。今回オープンした「THEFARMCAMPクリフスイート」は、崖の上に位置し、見晴らし抜群のウッドデッキで、ゆっくり寛げます。都会の喧騒を離れ、大自然の中で贅沢な非日常空間を体験してみてはいかがでしょうか。「THE FARM CAMP<クリフスイート>(3棟)プラン 概要崖の上に建っているので見晴らし抜群。ウッドデッキ付きタイプ■料金:大人30,600円~41,100円(1棟2名様、税別)子供(3歳~9歳)9,310円~12,635円(1名様、税別)※大人3名以上一人追加ごとに14,000円~/人(税別)※10歳より大人料金が適用されます。■定員:4名※寝具はセミダブルベッドをご用意、3名以上のご利用時寝具はシュラフ(寝袋)をご用意いたします。■内容:①長さ180mのジップスライダーが1時間乗り放題又は野菜の収穫体験②天然温泉かりんの湯を無料でご利用いただけます。(7:00~22:00最終入館21:00)③朝食・夕食付:朝食はカフェでサラダごはんブッフェ、夕食はバーベキューセットをご提供。※安全上3歳未満のお子様は、泊まることができません。(万が一の落下防止の為)「THE FARM CAMP<ヴィラ>※2階デッキタイプ(2棟)プラン 概要日本初!1日2組限定の見晴らしの良い2階デッキ備え付けタイプ。■料金:大人32,400円~42,800円(1棟2名様、税別)子供(3歳~9歳)9,909円~13,234円(1名様、税別)※大人3名以上一人追加ごとに14,900円~/人(税別)※10歳より大人料金が適用されます。■定員:4名※寝具はセミダブルベッドをご用意、3名以上のご利用時寝具はシュラフ(寝袋)をご用意いたします。■内容:①長さ180mのジップスライダーが1時間乗り放題又は野菜の収穫体験②天然温泉かりんの湯を無料でご利用いただけます。(7:00~22:00最終入館21:00)③朝食・夕食付:朝食はカフェでサラダごはんブッフェ、夕食はバーベキューセットをご提供。THE FARM CAMP<ジュニアスイート>(4棟)プラン概要広々としたテントに開放感のあるウッドデッキ付きタイプ。■料金:大人28,600円~39,000円(1棟2名様、税別)子供(3歳~9歳)8,645円~11,970円(1名様、税別)※大人3名以上一人追加ごとに13,000円~/人(税別)※10歳より大人料金が適用されます。■定員:4名※寝具はセミダブルベッドをご用意、3名以上のご利用時寝具はシュラフ(寝袋)をご用意いたします。■内容:①長さ180mのジップスライダーが1時間乗り放題又は野菜の収穫体験②天然温泉かりんの湯を無料でご利用いただけます。(7:00~22:00最終入館21:00)③朝食・夕食付:朝食はカフェでサラダごはんブッフェ、夕食はバーベキューセットをご提供。アクセスアクセスご予約・お問い合わせ0478-79-0666(9:00~17:00)
2017年05月12日いちご狩りといえば、春の行楽の定番。いちごがどのように実るのか、それをどのように収穫するのかを実際に体験できるし、何より摘みたてのフレッシュな味わいがたまりません。シーズン真っただ中、子どもと楽しむ場合のスポット選びのコツを紹介します。■いちごの栽培方法をチェック農園によって、いちごの栽培方法が異なります。事前にホームページなどをチェックし、子どもの年齢や目的に合わせて選びましょう。●高設栽培地面よりも高い位置でいちごを栽培する方法。30cm~1mほどの高さにあり、いちごが土にふれずに摘み取ったらすぐに口へ入れても衛生的です。車いすやベビーカーでも利用できる施設が多く、最近よく見られるようになりました。立ったままでもいちご狩りができるのも魅力ですが、高さによっては小さな子の手が届きにくい場合も。事前に確認したほうがいいでしょう。●土耕栽培昔ながらの盛り土に苗を植える栽培法で、いちごの甘みが増すともいわれます。いちごが土についてしまいがちですが、洗えば問題ありません。じっくりといちごを味わいたい、観察しながらいちご狩りを楽しみたい、高設栽培では子どもの手が届かないかもしれない、といったときにはこちらの栽培法がおすすめです。最近ではこの2つが主流で、両方取り入れている農園も少なくありません。ただし、生育状況によっては片方しか選べない場合があります。■子連れなら確認したいポイントいちご狩りを行う農園は、家族連れを歓迎してくれるケースがほとんど。ファミリーのお出かけに適していますが、さらに快適に過ごすためのチェックポイントを紹介します。・ベビーカーが通れるスペースはあるか・授乳室はあるか・予約を受け付けているか(または事前予約が必要か)・休憩スペースはあるか、無料で使用できるか(有料の場合もある)・料金システム(時間制の食べ放題か、摘み取った量に対しての課金か)・練乳は基本料金に含まれているか、追加の場合は料金が必要かこのなかでもとくに見落としがちなのが、「予約」と「休憩スペース」の問題です。予約については、完全予約制のところもあれば、先着順のところもあります。シーズン中の土日はとくに混雑するので、子連れなら予約可能なスポットを選んだほうが安心です。休憩スペースについては、用意がない農園もあります。30分という短い時間でも、子どもが休める場所があったほうがいいですが、有料またはドリンクなどを注文する必要がある場合も。子どもにジュースをあまり飲ませたくないというママは、無料で利用できる休憩スペースを設けた農園を選ぶのがいいかもしれませんね。 ■プラスαの体験も!いちご狩りだけでも楽しい思い出が作れますが、多くの農園では30分~1時間程度の時間制限を設けています。説明を受けていちご狩りをし、さらにお土産などを見ても、2~3時間もあれば終わってしまうでしょう。せっかくお出かけするなら、さらに楽しめる要素があるといいですね。農園によっては、摘み取ったいちごを使ったジャムやパフェ作りを体験できるところがあります。自分で採ったいちごをジャムにして持ち帰れば、帰宅後もその楽しい気持ちが続きそうですね。オプション料金はかかりますが、その場で体験することで忘れられない一日になるでしょう。また、いちご以外の作物の収穫体験を行う農園も。ほかの作物の収穫時期もチェックしておけば、自然にたっぷり触れられます。純粋にいちご狩りのみを行う農園も少なくないので、その場合は周辺に子どもの遊び場があるか調べてみましょう。農園の多くは郊外にありますが、大きな公園やショッピングセンターなどが意外と近くにあるもの。家と農園の往復だけではもったいないので、立ち寄れるスポットを探しておくのがおすすめです。最後に、いちごをもっとおいしく食べるコツをご紹介。いちごは先端のほうが糖度が高いので、ヘタのほうから食べるとより甘さを感じやすくなるそうです。こうして下調べをしておけば、よりいちご狩りを楽しめるはず!
2017年03月10日貸し農園の利用者に向け、PHS回線を用いて農作物の育成具合いを毎日配信するキューズの画像配信ソリューション「ミエファーム」。現在、農園ベンチャーのアグリメディアが展開するシェア型の農園サービス「シェア畑」でトライアルを実施しているミエファームの仕組みとビジネス展開について、キューズの代表である上條哲也氏に話を聞いた。○農園向けソリューションとは?最近、貸し農園の人気が高まっている。都市部から比較的近い場所で、家庭菜園より高度な農業体験ができることに加え、日常の農作業をサポートする専門のスタッフを配置し、水やりや草取りなどを代行したり、農作業に関するアドバイスしたりしてくれるなど、農作業の負担を減らす仕組みが提供されるようになったことなども、人気に大きく影響しているようだ。都市部ではキャンセル待ちの貸し農園も多く存在するようで、その人気の高まりを見て取ることができる。そうした貸し農園に向けたソリューションとして、キューズが取り組んでいるのが「ミエファーム」である。これは、貸し農園の区画に専用の端末を設置し、農園の様子を毎日撮影して利用者のスマートフォンなどにメールで配信するというものだ。○なぜ今PHS回線なのか専用端末には、農園の様子を撮影するカメラとソフトバンク(ワイモバイル)のPHSモジュールを搭載しており、これらを用いて定期的に農園内の写真を送る仕組みとなっている。電源は単1乾電池12本で、約半年は動作するとのこと。上條氏によると、回線にPHSを用いたのは、農園に設置する関係上、ケーブルの接続を不要にして設備を小さくしたかったことが大きいとのことだ。だが最近では、より通信速度の速い3GやLTEのモジュールも提供されており、画像だけでなく動画によるライブ配信などができる環境を整えることも不可能ではない。しかしながら上條氏によると、3Gなどのモジュールは運用する上で大容量のバッテリーが必要になること、そして内容がリッチ化して通信量が増えると、それだけユーザーの料金負担が増えてしまうことから、消費電力の小さいPHSを選び、画像配信に絞る形で提供しているそうだ。また、ミエファームの端末は屋外の農園に常設しておく関係上、台風などの突風時に機器が倒れ、人や野菜に被害が及ぶ可能性がある。そこで、1.5mの端末を地中に打ち込んで固定している。また、こうした機器は盗難のおそれもあるが、機器に振動センサーを搭載しており、持ち運ぼうとした人物の画像を撮影し、アラーム駆動とともに、位置情報を通知するという。キューズは、プロダクトにデザイン性を取り入れて価値を高める取り組みを進めている企業であることから、ミエファームもデザインには力を入れているとのこと。高級オーディオ機器のデザインを手掛けているデザイナーにデザインを依頼し、ステンレス素材を職人が手で加工するなど「こだわりを持った、より現場に溶け込むデザインを実現している」と上條氏は話している。ほかにも、端末には人感センサーを備え、人が通り過ぎた時に写真を撮影するなどして、人による"荒らし"の被害などをチェックできる仕組みも備えているという。ただし、貸し農園という場所柄、人の往来が比較的多く発生することから、人感センサーに反応したからといってすべて写真を送ってしまうとかなりの頻度になってしまうため、まだ工夫の余地があるとのことだ。このミエファームは現在、農業ベンチャーのアグリメディアが管理する川崎市多摩区の「シェア畑川崎多摩」でトライアルを実施している。トライアル期間は7月11日~10月31日までで、同農園の利用者から応募を募った5名の区画に設置し、実際に利用してもらっているとのことだ。○貸し農園に画像送信ソリューションが必要な理由そもそも、貸し農園向けにこのようなソリューションを提供するに至ったのはなぜだろうか。上條氏によると、それには貸し農園のビジネスモデルが大きく影響しているのだそうだ。貸し農園は、基本的に月額や年額制で畑の区画を貸し、農作物を育ててもらうことで売上を得ている。だが熱心に農園を訪れる人がいる一方、あまり農園に訪れない人もいる。そうした人達は農園に対する関心が日に日に薄れてしまうことで、利用を止めてしまう可能性が高まるのだそうだ。そこで定期的に農園内の作物の状況を伝えることで、農園に対する関心を保ち、継続利用につなげるべくこうしたソリューションの提供に至ったのだという。確かに、農園で作物が育つ様子を常に知ることができれば、関心が高まり継続利用にはつながりやすいだろう。だが、それをオプションサービスとして契約した場合、料金が上がるのを敬遠して利用されない可能性も十分考えられる。上條氏もこうした点は課題としており、商用展開に向け料金プランをどう組み立てつつ、端末の設置やメンテナンス、さらにはサーバの管理などを考慮しながら採算を確保できる仕組みを整えるかを考えていきたいとしている。また、現在は1区画に1端末を設置している状況だが、商用化にあたっては4、5個の区画に対して1つの端末を設置する"共同利用"のスタイルで展開したり、通信モジュールを搭載した「親機」に、Wi-FiやBluetooth経由で「子機」を接続することにより低コストで多くの端末を設置しやすくしたりするなど、さまざまな展開の仕方を考えているとのことだ。そしてもう1つ、検討しているのがサーバの有効活用だと上條氏は話す。現在、ミエファーム用のサーバは画像を電子メールで送るためだけに利用している。そこで、このサーバに農園利用者同士のSNSを設けるなどして利用者同士のコミュニケーションを活性化する仕組みを備えることで、「付加価値を高めていく」ことを上條氏は考えているようだ。さらにミエファームの技術は、貸し農園向けだけでなく、監視カメラとしての利用にも生かすことができることから、監視用途で活用したいという問い合わせも多いとのこと。それゆえ上條氏は今後、農園向けだけでなく、住宅や屋外の敷地などに向けた防犯・監視用ソリューション展開も考えていきたいとしている。
2015年08月10日大地を守る会はこのほど、「農園スムージーかき氷」(税込800円)を東京都・丸の内の「Daichi&Travel cafe」にて発売した。同社は、"自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現"を目指し、1975年に設立したソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨などを届ける宅配サービスなどを運営している。同商品は、野菜を気軽に摂(と)ることができるとするかき氷。同社の契約生産者の有機野菜や果物を使用した商品「農園スムージー」をシロップとして氷にかけるスタイルとなっている。りんご、バナナ、ほうれんそうなどを使用した「農園スムージー」は、同商品のためにレモンをきかせ、清涼感のある味わいにアレンジしたとのこと。また、フルーツのような甘さを持つトマトをトッピングするほか、蜂蜜を好みでかけることができる。販売は8月30日までの日曜日限定。カフェタイムの14時~16時(ラストオーダー15時30分)に提供する。
2015年08月03日農業ベンチャーのアグリメディアは6月30日、キューズが提供する、ミエファーム(農園利用者向け画像配信サービス)の導入に向け、農園利用者を対象にトライアルを開始すると発表した。農園に設置する通信機器は、ソフトバンクモバイルが提供し、ワイモバイルブランドの通信回線を経由して配信される。サービスは、農園の区画内に画像配信端末を設置し、毎日定期的に撮影した画像を利用者のスマートフォンやパソコンへEメールで送信するもの。また、人感センサーで不審者が敷地内に侵入した際にもEメールで通知する。画像配信端末は、風雨に強いステンレス製で、スタイリッシュなデザインの筐体。乾電池駆動なので、屋外など電源が引き込めない場所への設置が可能であり、PHSを使用した省電力設計となっている。トライアル期間は7月11日(予定)~10月31日で、費用は無料。実施場所は川崎多摩のシェア畑で、台数は5台(希望者先着順)となる。
2015年07月01日家庭菜園も楽しいけれど、もっと土や畑に触れたい!という人が増えています。農家さんとの顔の見える交流や、仲間とつくるコミュニティファームなど。とくに海外では市民によるさまざまなムーブメントに! また6月21日には横浜で、都市の農をテーマにした「シティファーマーfes!」も開催。講演会や野菜マルシェが開かれます。『シティファーマー』、みんなで野菜を育てる町づくりカナダ・バンクーバーはじめ、カリフォルニア、ロンドンなど海外の各地で起こっている事例の数々を紹介している本が『シティファーマー』(白水社刊)です。そこでは、都会に暮らすジャーナリスト、ジェニファー・コックラル=キングが追いかけた、農園を通じた町づくり、コミュニティづくりが紹介されています。この本に登場するのは例えば、絶滅の危機に瀕したさまざまな種子を集め、ロンドンの空き地=屋根の上で屋上農園「空から採れる食べもの」を営む女性。ロンドンには約1万ヘクタールもの屋根が空いたままになっているのに目をつけるという、それこそ“すきま産業”的発想のベンチャーです。また、ダウンタウンの荒れた廃墟に農園を作り、農作業を通して地域の自立支援を促すバンクーバーの「ソウルフード農園」。アパートメントのベランダを利用して効率的な野菜作りを行うロンドンの「垂直菜園」など。ちょっとした発想の転換から、地域の課題解決が生まれる都市農業のあれこれ。私たちにも、できそう! と思える身近な場所での農コミュニティは、いろいろと参考になります。 畑のマルシェへ。新鮮野菜を求めてまた、とれたて新鮮野菜を食べたい! という人たちの間で人気となっているのがマルシェ。色とりどりの珍しい野菜や、種取りして育てた固定種、有機栽培や減農薬の野菜など、農家さんが愛情こめて育てた野菜が手に入るのも魅力です。そうした地元農家さんの野菜は、スーパーマーケットに並ぶ大量生産の野菜とは違う、野菜本来のおいしさが味わえます。「野菜嫌いの子供たちも、うちで作った野菜を食べると、おいしい!と喜んで食べられるようになるんです。野菜本来の味を伝えたいと思って作っています」そう語るのは、横浜で野菜作りを営む平本ファームの平本貴広さん。減農薬で育てた朝どれ野菜は、甘みがあって、自然を感じるみずみずしい味わい。地元の仲間たちと“はざわ育ち”という野菜ブランドを立ち上げ、マルシェなどに出しています。 横浜で農×ソーシャル! たねまるしぇそんな横浜で、農×ソーシャルなコミュニティ作りを目指す取組みも始まろうとしています。「シティファーマーfes! たねまるしぇ」というイベント。前出の『シティファーマー』訳者、白井和宏氏の講演や、若手農家代表、平本貴広さんらとのディスカッションなど。都市に暮らす私たちにできること、を探ります。会場のモンベル リーフみなとみらいサロンでは、農作業用のクールなワークウェアも紹介されるそう。 また、地元農家のとれたて新鮮野菜を直売する「たねまるしぇ」では、旬の野菜もいろいろ。はまふぅどコンシェルジュという横浜野菜の地産地消を後押しする女性たちが、野菜のアドバイスをしながら販売。おいしさの命のモト、種の展示なども行われます。「横浜は人口360万の大都市ですが、県内有数の農業生産地で、畑がそこかしこに混在しています。けれども今、担い手の高齢化による世代交代の時期を迎え、畑の存続が課題となる一方で、頑張る若手農家さんたちがいます。安心で、おいしい野菜がこれからも身近で作られるように、また私たち自身も農を通じてコミュニティを広げていけるように、こうした場作りでシティファーマーを楽しく盛り上げていけたら」とは、主催者の一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ代表理事の東みちよさん。横浜だけでなく、全国各地で若手農家たちのさまざまな活動や、新しい形の農業・野菜づくりのムーブメントが動き出しつつあります。興味を持たれた方は、食べるだけじゃなく“作る、学ぶ、つながる、野菜のあれこれ”を体感できるイベントへ、足を運んでみてはいかがでしょう。「シティファーマーfes! たねまるしぇ」開催:2015年6月21日(日曜)時間:13:00〜15:30 (マルシェは10:30~17:00 なくなり次第終了)会場:モンベル みなとみらいリーフ店 2階モンベルサロン&1階フロア神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-5 リーフみなとみらい講座の参加費は無料 定員:50名お申込はHPより
2015年06月18日春のフルーツといえば、いちご! たくさん食べられるいちご狩りは、季節のイベントデートにぴったりです。でも、車がないと行けない場所にあるのはちょっと不便…。そこで今回は、都内から電車で行け、さらに駅から徒歩でOKないちご農園2カ所に行ってみました。車がなくても大丈夫なので、彼と気兼ねなくお出かけできますよ。■ショッピングとセットで楽しむ 埼玉県「ふじみストロベリー」やってきたのは、埼玉県富士見市。最寄駅は東武東上線「ふじみ野駅」で、池袋駅から直通25分で来られる好立地。駅前は再開発が進み、道路もきれいに整備されています。そこから徒歩15分にあるのが、「ふじみストロベリー」です。紅ほっぺと、あきひめの2種類が30分間食べ放題。あきひめは、果皮がやわらかいためあまり市場には出回っていなく、主にイチゴ狩りなどで楽しめる品種だそう。食べてみたら、酸味が少なくジューシーでしっかりと甘みがついていました。おいしい~!ちなみに、4月10日(金)には、「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」がオープン。ふじみ野駅からららぽーとへの巡回バスも出るそうで、そのバスでふじみストロベリー近辺まで来れるそう。午前中にいちご狩り、午後はららぽーとでお買い物というプランもいいですね。「ふじみストロベリー」住所:埼玉県富士見市勝瀬1083 公式サイト 営業期間:1月~6月予約不要・先着順(事前に電話で確認しましょう)■温泉とセットで楽しむ 神奈川県「AGRIWAYS」続いて紹介するのは、都心から約90分の神奈川県小田原市。最寄駅はJR御殿場線「下曽我駅」です。電車からは海が見えたり、駅周辺からは山や川などがみられる自然あふれるところです。そんな旅行気分が満載の駅から徒歩15分にあるのが「AGRI WAYS(アグリウェイズ)」です。紅ほっぺ・さちのかをメインに、もういっこ・やよいひめ・おいCベリー・レッドパールなど7種類のいちごが30分食べ放題。しかもうれしいことに、ミルクもついてきて、おかわり自由です。「いちごは先端が甘いので、ヘタをとった部分にミルクをつけるのがおいしい食べ方です」とオーナーさん。それは知らなかった! ミルクをつけずに、そのまま食べても甘みがあり、十分おいしいですよ。「AGRI WAYS」は、箱根や湯河原・熱海が近く、電車からもアクセスできるので、温泉地とセットで観光される方が多いそう! いちごと温泉が楽しめるとはなんて贅沢。ちなみに下曽我駅は、ローカル線なので電車の本数が少なめ。朝10時のオープンに合わせていくなら、余裕をもって国府津駅を9時12分発の電車に乗りましょう。帰りの電車の時間もあらかじめ調べておくといいかも。「AGRI WAYS(アグリウェイズ)」住所:神奈川県小田原市 上曽我2624 公式サイト 営業期間:1月~5月事前予約推奨・予約の方優先どちらの農園も、いちごの状態でやむなくお休みする場合があり、不定休。営業日はホームページで確認することをお忘れなく。また営業日でも、いちごの残り具合によって早めに営業終了してしまう場合も。ピーク時は、開園から数十分で終わってしまうそうです…。必ず電話で営業を確認しましょう。ちなみにいちごが栽培されているビニールハウスの中は、30℃ほどに設定されており、暑いほど。そのため脱ぎ着できる服装で行くのがポイントですよ!「車じゃないと行けない」と思っていた方も、電車でいちご狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。お店では買えない、新鮮ないちごをたくさん味わえますよ!
2015年04月03日コズミックダイナーは11月25日、大阪・梅田に「北海道農家と漁師のレストラン 金丸農園」をオープンした。11月28日には、梅田店に続いて大阪市福島区に福島店もオープンする。「金丸農園」は、北海道の農家と漁師が提携したレストラン。これまでも札幌や神戸などで展開してきたが、今回姉妹店として大阪に2店舗をオープンする。店内では、札幌の店舗ではほとんどの人が注文するという大粒の「生カキ」(100円)や、「猟師の石鍋ガンガン焼き」(ホタテ1枚210円)などを提供。ガンガン焼きは、厚く熱した石鍋にホタテを敷き詰め、客の目の前で酒をかけて仕上げる。福島店では、有頭エビや特大ホッケを丸ごと串に刺し、炉の前で焼く"原始焼き"を提供。その他、タラバガニやズワイガニも用意する。「オホーツク産タラバ蟹足 250g網焼き」は1,280円、「オホーツク産ズワイ蟹むき身入り蟹味噌甲羅焼き」は980円となる。また、いくらを山のようにのせて提供する「こぼれいくら丼」(1,280円)や、「真狩産じゃがいも3種の3色ポテトフライ」(400円)なども用意する。ドリンクは北海道の野菜やフルーツを取り入れた農園カクテルを提供。ジャガイモやクリ、ニンジン、ミルクなどを使用したカクテルで、全12種類を取りそろえる。※価格はすべて税別
2014年11月27日農園メニューが味わえる「大地を守る会」は野菜宅配サービスの他にも、東京・丸の内にある新装ビル「丸の内永楽ビルディング」の商業ゾーン「iiyo!!(イーヨ!!)」に、新業態 農園カフェ&バル「Daichi & keats」を営業しています。「農家を訪れたときのように、たっぷりの旬の食材とさりげない気づかいで、元気と安らぎを感じられる場所」をコンセプトとしたこのレストランは、祐天寺の雑穀ライフスタイルショップ&カフェ「keats」とのコラボレーションとして、2012年3月にオープンしました。フレンチ、スパニッシュ、イタリアンなど世界中のおいしい食事や、自然派ワイン、フレッシュハーブ入り農園モヒート、農園カクテルなどが味わえます。また、15:00~17:00はティータイムとなっており、オーガニックコーヒー&ティーや農園ジュース、雑穀ワッフルなどが楽しめます。もちろん、国産有機野菜や雑穀などの食材の中には、「大地を守る会」で取り扱っている商品です。大地を守る会の新鮮有機野菜が980円!お試し野菜セット「Daichi & keats」の新鮮有機野菜を自宅でも楽しみたいという方にオススメなのが、980円の「お試し野菜セット」の販売をしています。「大地を守る会」を初めて利用する人を対象とした商品で、ブロッコリー、長ねぎ、にんじんなど、2000円相当の野菜や肉が980円で購入できるという、とてもお得な商品です。野菜は、こだわりの生産者たちが除草剤を使わずに有機肥料で育てたものばかり。また、「大地を守る会」は業界一厳しいといわれる放射能等の安全基準をクリアした野菜のみを販売しているので、安全対策も万全です。なお、「お試し野菜セット」の他にも、たくさん味わって試してみたい人向けに「たっぷりオトクお試しセット」や、子どもたちに安全な野菜を食べさせたい人向けに「子どもたちへの安心野菜セット」なども販売しています。元の記事を読む
2013年02月24日