3月にハワイのバーで治安びん乱&ハラスメントの容疑で逮捕されたエズラ・ミラーが再び事件を起こし、今度は第2級暴行罪の容疑で逮捕された。地元警察の発表によると、通報があったのは19日の午前1時10分ごろ(現地時間)。ハワイのある個人宅で開かれていた懇親会で、エズラは立ち去るように求められて激高。椅子を投げつけ、それが26歳の女性の額にぶつかり、ハーフインチ(1.27センチ)ほどの傷を負わせたとみられる。その後、エズラは車道上で発見され午前1時半に逮捕。午前4時5分に釈放されたが、引き続き捜査が行われる。ハワイでは2度の逮捕のほかにも、滞在させてもらっていた家の夫婦から接近禁止命令を申し立てされたり(のちに取り下げ)、交通違反を犯したとの報道もある。ハワイで大暴れしている印象を受けるエズラに、「悲しい。エズラは助けが必要。なにかがおかしいのは明白だ」「このままじゃ自分か他人をひどく傷つけることになってしまう」と心配する声や、エズラが主演のままでは『The Flash』(原題)を公開できないのではという懸念の声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2022年04月20日『エターナルズ』のバリー・コーガンが、公の場で酩酊した疑いにより、今月10日に逮捕されていたことがわかった。「independent」の報道によると、10日の午前7時前、地元警察にバリーの近所の住民から通報があった。場所はダブリン北部のマンションで、「窓の外(バルコニー)に男がいて、騒いでいる」という苦情が寄せられたのだ。警察が駆け付けると、酩酊状態のバリーを発見。バリーは決して周囲を脅かすようなことはしていなかったが、逮捕され、警察署へと連行された。その後、起訴されることなく解放されたという。バリーといえば、昨年8月にも“事件”が起きている。だれかに暴行を受けて大けがを負い、救急搬送されたことが報じられていた。バリーはMCU映画の『エターナルズ』、DC映画の『THE BATMAN -ザ・バットマン-』(クレジットなし)とアメコミ大作に続けて出演し、『プロミシング・ヤング・ウーマン』で脚光を浴びたエメラルド・フェネルの新作に出演することも決まっている。不起訴という事実もあり、ツイッターでの反応は「まもなく赤ちゃんが誕生するから、うれしくて飲みすぎちゃったのかも」「大げさに報じないで」と擁護の声が目立つ。先月、バリーは自身のインスタグラムのストーリーに恋人とのジェンダーリビールの模様を載せ、「私たちは幸せです」とつづっていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開
2022年04月18日戸梶将行容疑者(本人SNSより)「青森県出身で口数の少ない穏やかな人でした。お酒が大好きで、事故の朝も飲んで帰る途中、道端で寝ちゃったのかな。ひき逃げされるなんて、かわいそうで……」被害者宅の近隣住民は、早すぎる死を悼んだ。10日の午前3時49分ごろ、千葉県佐倉市の片側一車線の道路で、交通事故が発生した。同県八千代市に住む外壁職人・佐々木功一さん(54)が路上に倒れていたところ、同市のとび職・戸梶将行容疑者(31)の運転する車に轢かれたのだ。容疑者の車はそのまま逃走。事故現場近くの住民が当時を振り返る。「朝4時ごろ、救急車が来て目が覚めた。この辺りはお年寄りが多く住んでいる地域だから、誰か急病になったかもと思っていた」当日の昼近く、事故現場には警察が来て“交通事故の目撃者がいたら連絡をください”という看板が立てられていた。その数時間後、容疑者が逮捕されたというニュースが報じられた。被害者の男性は搬送先の病院で死亡が確認され、戸梶容疑者は過失運転致死とひき逃げの疑いで逮捕された。警察の取り調べに対して容疑者は、「車が何かに乗り上げたという記憶はあるが、それが人だという認識はありません」と容疑を否認しているが、「容疑者が運転する車が轢いたことは、防犯カメラなどで確認済み。容疑者の車に搭載されていたドライブレコーダーにも事故の映像は残っていたし、車体には傷もついていた。疑いの余地がない」(捜査関係者)事故が起きた道路は昼間は交通量が多いが、深夜になるとかなり減少する。相当飛ばしていたんじゃないか「住宅街を通る道だから制限速度は時速30キロメートルなんだけど、ずっと先まで信号機がないからスピードは出やすい。こんなに見通しがいいのに気が付かないなんて、相当飛ばしていたんじゃないかな」(前出・近隣住民)被害者は十数年前、八千代市の一軒家に引っ越してきた。「以前は妻と子ども2人の4人家族だったけど、すでに離婚していて独り身でした。でも、ときどき奥さんが子どもを連れて来ていたけどね。子どもが小さいときは一緒にお風呂に入っていたみたいだし、子煩悩なパパという印象はありました」(被害者宅の近隣住民)お祭りが大好きな“パリピ”一方、戸梶容疑者は被害者宅から400mほど離れた真新しいマンションに住んでいた。大阪府出身で、私立高校卒業後、とび職に就いた。容疑者の知人によると、「眉毛を剃って金髪になったりと、見た目はかなりのヤンキーでした。仲間と夜な夜な集まってドライブを楽しんでいたことも」犯行時に運転していた黒い『レクサス』を乗り回していたという。さらには、「お祭りが大好きな“パリピ人間”ですね。自身のSNSに水上ボートに乗り回している動画をアップしているんですが、アクティブを通り越してヤンチャでしたね」(同・容疑者の知人)容疑者のSNSには、草野球に興じる姿や酒を飲む姿などもアップされている。容疑者の常軌を逸した運転に、事件時の飲酒の疑いも持たれているが、「事故発生から半日経過後の検査だったためか、容疑者からアルコールは検出されなかった」(捜査関係者)いずれにしても、容疑者の無謀すぎる暴走が、他人の人生を奪い、みずからの人生を狂わせることになったのは間違いない。
2022年04月18日復活はあるのだろうか「CHAGEandASKA」のチャゲ(2022年3月17日)「アンコールでは、あの『パラダイス銀河』を歌ってくれたんです!」興奮ぎみにそう話すのは、ASKAファンの女性。光GENJIの楽曲として知られる『パラダイス銀河』だが、作詞・作曲はASKAが担当している。彼は今、2年ぶりの全国ツアーの真っ最中なのだ。「ツアーは1月7日から始まって、4月13日にファイナルを迎えます。『パラダイス銀河』をソロで歌ったことはなかったので、まさかの選曲でした」(同・ファンの女性、以下同)2月24日の誕生日に行われた公演では、“今日のライブは特別な歌を歌う”と宣言。「アンコールでは、ツアーのほかのライブと同じ2曲に加え、1982年にリリースされた『熱い想い』という曲も披露しました。これはCHAGE and ASKAが初めて映画とのタイアップを飾った、2人にとっても思い出深いはずの曲なんです。こちらも解散してからは歌っていなかったので驚きました」自身の誕生日に、ユニット時代の節目となった曲を選んだASKA。この日はトークもさえわたっていた。「MCでは“みんなが『CHAGE and ASKA』の曲を聴きたいと思ってるのはわかっている”と語ったんです。ソロでもたびたび、チャゲアスの曲は歌っていましたから、文脈的に“ファンがまた、2人で歌ってほしいという気持ちがあるのはわかっている”という意味だと思います」これは俗に言う“匂わせ”なのか。チャゲアス復活について、ASKAをよく知る人物に話を聞くと、「この2年ほど、コロナ禍でライブも満足にできない日々が続き、身近な人やファンがコロナに感染したという話を聞いて、心境に変化が表れたそうです。親しい人には“再び2人でできないか”と漏らしているそうですよ」ファンとオンラインで会話するChage一方、元相方のChageはというと……。「ソロライブも定期的に続けていますが、ASKAさんと比べれば小規模なのは否めません。最近はファンクラブの会員ひとりひとりとオンライン上で会話するという特典を設けるなど、地道に活動していますよ」(音楽ライター)復活への思いが見え隠れするASKAだが、元をたどればユニット解散は彼自身の望み。ソロとして、決意も新たに活動するChageの心境は穏やかではないだろう。「常識人のChageさんは天才肌のASKAさんにずっと振り回されてきました。最後までグループの継続を説得していたのもChageさんでしたから、脱退されたショックと失望は大きかったのではないでしょうか。もし今、ASKAさんからオファーが来ても受け入れられるかどうかはわかりません……」(前出・ASKAをよく知る人物)Chageにユニット再開の意思はあるのだろうか。3月中旬、自宅近くのコンビニで買い物をしていたChageを直撃した。─ファンは再結成を期待していますが……。(人差し指を口に“シー”のポーズで)「事務所を通してください」─『CHAGE and ASKA』復活は考えてない?「ノーコメントです」と、ユニット再開を否定しなかった。2人の間に“余計なものなど”なくなっていることをファンは願っている。
2022年03月18日田中聖、KAT-TUN・亀梨和也《最初に(メンバーに)あったのは(僕が)12歳くらいだからね。24年前に“初めまして”ってしゃべってるわけだから。本当に年々感慨深いね》2月28日放送の『何するカトゥーン?』に出演したKAT-TUN・亀梨和也。この日は36歳の誕生日バスツアー企画が行われ、中丸雄一と上田竜也からおもてなしを受けた亀梨はメンバーとの出会いを振り返った。かつて中丸と番組撮影に臨んだ旧東京タワースタジオや、プライベートで上田と訪れた六本木のバー、ジャニー喜多川さんに御馳走してもらったレストランなど、亀梨の思い出の地を巡った一行。ジャニーさん話などで盛り上がる3人だったが、ついぞ“旧メンバー”に言及することはなく……。ご存知の通り、KAT-TUNは6人組グループとして2006年にデビューを飾り、その人気ぶりから当時は“ポストSMAP”とも称されたほど。ところが赤西仁、田中聖、田口淳之介が次々と脱退して存続が危ぶまれる事態に。それでもグループ継続を選択した3人。彼らを応援するファンの支えもあって、番組では亀梨の誕生日、そして2021年に迎えたデビュー15周年も合わせて祝うことができたのだ。しかし、彼らのお祝いムードを盛り下げるように、連日にわたって「KAT-TUN」が大きく報じられたのが田中の逮捕劇だった。2月24日、1月末に名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された田中。取り調べに「わからない」などと供述しているようだが、尿検査で陽性反応が出たことで“使用罪”での再逮捕もありそうだ。亀梨が脱退メンバーにメッセージ「亀梨くんら残存メンバーには“とばっちり”もいいところ」とはスポーツ紙記者。「グループ脱退から9年経つにもかかわらず、田中の動向を報じるたびに“KAT-TUN元メンバー”の表記が踊るわけで、せっかくの周年イヤーに水を差されますね。2017年にも大麻所持で逮捕されて世間を騒がせた田中、さらには2019年に大麻取締法違反容疑で逮捕、起訴された田口淳之介。ファンを裏切った2人は特に、メンバーは名前すら口にしたくない思いでしょう」デビュー15周年を迎えた昨年、NHK紅白歌合戦への初出場を果たしたKAT-TUN。本番前の囲み取材に応えた3人だったが、大舞台を前にしてファンや関係者への感謝の気持ちとともに異例のメッセージを発したのが亀梨だった。《(KAT-TUNを)抜けたメンバーにも、今こうして紅白のステージに立ったということで、何か感じてもらえるようなステージにしたい》田中には亀梨のメッセージが届かなかったのか、それともKAT-TUNと現在の自分が立っている場所を悲観して薬物に手を出してしまったのか。そんな田中が、またも亀梨の足を引っ張ることになるかもしれない。4月に放送される、『なにわ男子』の道枝駿佑主演の新ドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)に先駆けて、『春の金田一祭り』と称して過去のシリーズ傑作選が放送されている。主人公の“金田一一(はじめ)”を演じた初代の堂本剛、2代目の松本潤、4代目の山田涼介らのドラマが再放送されるのだが、3月8日に登場予定なのが3代目を務めた亀梨。他のドラマとは違い、シリーズ化されずに単発ドラマ(2005年)のみとなった3代目だが、KAT-TUNファンにとって待望の再放送と言える。というのも、「実はデビュー前の中丸、田中も出演しているんですが、DVD化されていないため今では滅多に視聴することができない作品なんですよ。たしか18%超えの高視聴率と記憶していますが、亀梨演じた金田一が全く異なるキャラクターだったため、原作ファンから総スカンを受けたものでした。再放送されたのも1度だけだったのでは?」(テレビ誌編集者)亀梨の『金田一』は放送されるのか以降、長らく日の目を見ることがなかった“亀梨・金田一”が、ようやく再放送されるーー、はずだった所で田中の2度目の薬物逮捕。それだけにSNS上では《亀の金田一やるかな?》《再放送がなくなるかも》などと心配するファンの声も見受けられるが、はたしてーー、テレビ局関係者は「放送は予定通りだと聞いています」と、今のところは放送中止という事態にはならなさそうだ。「というのも田中の役どころは金田一のクラスメートなのですが、亀梨とヒロイン役・上野樹里を本ストーリーに誘う役目で出演シーンは序盤の数分間のみ。事件パートの本編にはほぼ影響がないんです。そして本来の放送枠が2時間半のところを2時間に納めていることから、田中の再逮捕に関係なく、もとより出演シーンをカットしていたのだと思います。ただ、彼は“コイツのじいちゃん、金田一耕助とかいう名探偵の孫だよ”という説明キャラの役割もあっただけに、そこはどうなるのかなと(苦笑)」一番のとばっちりを受けたのは、田中と出演シーンが全く一緒だった中丸か。
2022年03月02日田中聖(インスタグラムより)《俺だったら何言ってもありとかねぇから》2月20日、違法賭博に関与した疑いをかけられ、自身のインスタグラムで怒りを露にしたのは、元KAT-TUNの田中聖。しかしこのわずか4日後に、彼は“容疑者”となった─。「2月24日、覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されました。容疑は、1月30日、名古屋市中区のビジネスホテルで覚醒剤約0・164グラムを所持していたというもの。逮捕後の尿検査では、覚醒剤の陽性反応が出ているといいます」(スポーツ紙記者)田中は’17年5月にも、大麻取締法違反容疑で逮捕されている。渋谷区の路上で車を運転中、職務質問を受け車内から少量の大麻が見つかり、逮捕に至った(後に不起訴)。以降数か月は表舞台から去っていた田中だが、’17年末に歌手活動を再開。記憶に新しいのは、昨年11月に放送された『ABEMA』の特別番組『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』を、ケガを理由に当日になってドタキャンしたこと。「ネット上で《怖くなって逃げたのか》などと批判が殺到し、朝倉選手も“逃げたっぽい”とコメント。後日、謝罪のうえ“禊”として朝倉選手とのスパーリングを行いましたが、一連の出来事は大きな騒動になりました」(同・スポーツ紙記者)午前5時、渋谷区のバーで何かと話題の絶えない田中だが、彼が憤りとともに否定したのが冒頭の違法賭博容疑。「2月19日、暴露系ユーチューバーのコレコレさんが、人気ユーチューバーのてんちむさんらによる“賭け麻雀”について、関係者が事実を認めた音声を公開。その中で、参加者として“てんちむ周りのジャニーズ”との情報があったことで、動画でコラボしたことがある田中さんが疑われたんです」(芸能プロ関係者)これに対し否定の声を上げた田中だったが、今回の逮捕で再び落胆したファンは多いだろう。大麻や覚醒剤の件を違法賭博と直接結びつけることはできないが、薬物に関しては’17年の逮捕後にもこんな話が……。「’18年の2月ごろ、渋谷区にあるバーで田中さんを見かけました。時間は午前5時を回ったくらい。元ジャニーズJr.の人や一般のお客さんたちと一緒に、ジャニーさんの話などをしていましたね。明るく楽しそうな様子でしたよ」(居合わせた客)知人とともにプライベートな時間を過ごしていたようだが、そこで気になる出来事が。「本人は上機嫌でしたが、においに違和感のある怪しいタバコを吸っていたんです。鼻にツンとくるような、ケミカルなにおいで……。逮捕を知って、あのとき感じた違和感の正体も、やっぱり大麻とか薬物だったのかな?と思いました」(同・居合わせた客)2月20日、自身のYouTubeチャンネルで「タバコ吸わないし」と語っていた田中。’16年には番組の企画で覚醒剤の抜き打ち尿検査を受け陰性となり、「覚醒剤はダメ!絶対!」と宣言していたのだが……。またしても明らかになった田中の“リアルフェイス”は、多くのファンの“ナミダ”と“ナゲキ”を呼んでいる。
2022年03月01日田中聖(本人インスタグラムより)アイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーの田中聖が逮捕された。容疑は覚せい剤取締法違反(所持)。名古屋市内の宿泊施設で、約0.164グラムの覚せい剤を所持していたとされるが、警察の調べに対して「わからない」と容疑を否認している。ジャニーズ事務所から専属契約を解除されて以降、バンドやソロで音楽活動を行ってきた田中。彼が逮捕されるのはこれが初めてではない。’17年に渋谷区の路上で大麻を所持していたとして大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕。この一件によりバンドは解散となった。「彼のことを紹介してくれた知人は、一度目の逮捕当時から“今さら(薬物を)やめるのは無理”と話していました」そう話すのは知人の紹介で田中と知り合った地方在住の会社員・A子さん。田中は、このA子さんに頻繁に “東京に来い”という連絡を入れ、身体の関係を持っていた。週に何度もA子さんに関係を求める連絡が入り、また、彼女に“今日他の人いない?”と別の夜を過ごす女性の紹介を要求してきたという。「草だけじゃないからなぁ、聖は」「そういう連絡は、大体クスリが入ってるときにしてきていました。電話で話すと呂律が回ってない感じで、“俺はお前のご主人様だから”、“お前がいい子にしてたら俺というご褒美をあげるからな”、“今どんな下着?”、“俺の言うこと聞ける?”とか。まぁ相手がいない夜に、“使われて”いたのだと思います」(A子さん、以下同)一度目の逮捕は大麻、二度目の逮捕は覚せい剤だったが、それ以外にも……。「知人は一度目の逮捕前から“草だけじゃないからなぁ、聖は……”ってよく愚痴をこぼしてました。それで大麻で捕まった後、すぐその知人から電話があり、“今回大麻だけど、聖がやってるのはあれだけじゃない。草の他にシールみたいなのとラムネみたいなの食べてるの見たことある”と話していました。シールはLSDでラムネはMDMAですね。“絶対に言わないで、言ったら(聖に)何されるかわかんない……”と念を押されていたため、誰にも言えなかったです」さまざまな薬物に手を染めていた田中。そもそも違法である上に、それらは“高額”だ。「彼にお金を貸している人を知っていますが、“貸したお金は一向に返ってこない”と聞いています。その人は総額50万くらいだったと思います。最初は3万、そして10万……という感じで細かい金額から始まって、どんどん借りていったそうです」現在は容疑を否認している田中。しかし、今後尿検査などの調べでさらに罪が重くなる可能性も……。
2022年02月26日元KAT-TUN・田中聖(2017年12月)《楽しくなってやり過ぎたのは認めるよ》『KAT-TUN』の“ジョーカー”こと元メンバーの田中聖(こうき)が、覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたことがわかった。1月30日から31日にかけて名古屋市内のホテルを利用した田中が退室後、部屋を清掃していた従業員によって薬物が発見されるという、なんともお粗末な逮捕劇となった。2月24日未明には自身のツイッターを更新して、マイクにペイントを施した画像を並べて冒頭の言葉をつぶやいていた田中。まさか翌日に逮捕されるとは思ってもみなかったことだろう。この衝撃的なニュースが報じられると、ツイッターなどのSNS上では“田中聖・逮捕”でお祭り状態に。中には《とっくに逮捕されてなかった?》《5回くらい逮捕されてるんやと》などと、彼のこれまでの言動からか、逮捕に違和感を感じていないようなユーザーも。一方で、「おそらくは10代から20代前半の若い世代でしょうか。“田中樹の兄なの?”“田中聖と田中樹って兄弟なの初めて知った”との投稿が多数見られたり、逆に“聖の弟がSixTONESメンバーだった”というKAT-TUN世代からの驚きの声も見受けられます。思わぬところで世代間ギャップが浮き彫りになりましたね(苦笑)」(スポーツ紙記者)長男から五男まで24歳差という、年の離れた5人兄弟において次男、四男として育った聖と樹(じゅり)。2人の年の差は10歳で、2007年のTBS系ドラマ『特急田中3号』で聖が演じた主人公の幼少期を、ジャニーズ入所前の樹が演じたこともある。KAT-TUN脱退と1度目の薬物逮捕そして2008年、すでにKAT-TUNとして輝きを放っていた聖の背中を追うように、樹もまたジャニーズJr.になるも、当時は“田中聖の弟”という兄について回る“おまけ”のような存在としか認識されなかった。ところが、KAT-TUN人気にあぐらをかいていたのか、徐々に素行が悪くなっていた聖が《度重なるルール違反行為があった》として、ジャニーズ事務所から解雇されたのが2013年。以降はソロとして、またバンド『INKT』のメンバーとして“らしい”活躍を見せていたものの、2017年5月に事件を起こしてしまった。渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたのだ。結局は証拠不十分によって不起訴処分となり、《今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします》とコメントした聖だったが、大麻の使用や所持などには触れずじまい。それでも騒動を起こした責任からか、INKTを脱退するとグループも間も無く解散。逮捕劇から約半年後に歌手活動を再開するも、表舞台でお呼びがかかることはなく独自にライブツアーで各地を回る日々を送っていたのだった。その一方で、メキメキとJr.内で頭角を現した樹。そして2020年1月、『Snow Man』と並んで勢いあるグループ『SixTONES』メンバーの一員として念願のデビューを果たす。聖のKAT-TUN脱退してから実に7年の月日が経っていただけに、SixTONESを応援する若いファンが兄弟の関係を知らずとも無理はない。何があっても家族は味方「聖が脱退、逮捕されたことで兄弟関係に変化があったようです」とはジャニーズに詳しい芸能ライター。「そもそもJr.になった頃の樹くんは反抗期を迎えていた時期で、年の離れた聖と比較されることを嫌がっていたのを覚えています。尊敬する先輩を聞かれても決して兄の名を挙げることはなく、“山下智久くんです”と答えていました。それでも、何かと弟を気にかけていた兄に、樹くんも成長するにつれて関係も良好になったのです。ただ兄が大麻で逮捕されて以降は、事務所の指導もあったのか、兄のことを口にすることもなくなったために田中兄弟を知らないファンも増えていったのでは。弟との立場が逆転した今となっては“田中樹の兄”、であることすら知られない存在になった聖。そして2度目の逮捕で、根気強く支えてくれたファンからも愛想を尽かされるかもしれません」大麻で逮捕される前年、2016年1月に成人の日を迎えた弟に向けて、ツイッターで《成人式おめでとう》とメッセージを送っていた兄。《あんなに小ちゃくて俺の後ろ着いてきてたお前ももうハタチだね自慢の兄ではないかもしれないし支えるどころかたくさん迷惑かけてるねでも何があっても家族は味方だし、どんな事からでもどんな手を使ってでも守るからまだまだ甘えてな何も心配せずノビノビと最後は笑顔が一番》2度目の薬物容疑での逮捕により、送検される兄の姿を見せられた弟は何を思うだろうか。
2022年02月25日日渡容疑者の肩から腕、背中、大腿部には和彫りの刺青が彫られている「何のことかわからない」傷害致死の容疑で送検されたのは、鹿児島県出水市の建設業・日渡駿容疑者(24)。容疑者がシラを切るような発言をしているのは、2年半前に起きた大塚璃愛來ちゃん(りあらちゃん・当時4歳)の死亡事件についてだ。“外から力が加わった”と断定2019年8月28日の夜、日渡容疑者は交際相手の長女である璃愛來ちゃんの頭に暴行を加え、くも膜下出血を負わせ浴室で水死させた疑いで逮捕されたが、処分保留で釈放されていた。しかし警察は捜査を続け、璃愛來ちゃんのくも膜下出血は“外から力が加わった”ものだと解剖医5人以上の鑑定結果をもとに断定。2月22日、今年1月に20代の男女に対する監禁、恐喝容疑で逮捕・起訴されていた日渡容疑者の逮捕に踏み切った。2年半以上に渡る警察のまさに執念といえる捜査。容疑者は事件当日の暴行について冒頭のように話しているというが、『週刊女性』は事件発覚直後、周辺取材をしていた。璃愛來ちゃんの母親との交際、璃愛來ちゃんの亡くなるまでの生活ぶりを当時の取材ノートをもとに振り返る。◆◆◆「最初は今年(2019年)の2月でした。スポーツクラブの駐車場で、“ママ、ママ”と泣いている声がしたので、スタッフが行ってみると女の子がいました。上半身は薄手のシャツと肌着だけ。下半身にはオムツ。すっかり身体も冷えていました。迷子かな、とも思いましたが親は一体、何をしているんだって、みんな憤っていましたよ」(同クラブのスタッフ)鹿児島県薩摩川内市のスポーツクラブでその日、保護された女の子の名は、璃愛來(りあら)ちゃんといった。前出・スタッフは、「名前が印象的だったので覚えていました。ニュースで璃愛来ちゃんと聞いたときは、もしかしたらと震えました」と表情を曇らせる。8月28日、鹿児島県出水市のアパートで大塚璃愛來ちゃんが暴行を受け死亡した事件。暴行容疑で逮捕されたのは、母親の交際相手の建設作業員、日渡駿容疑者だった。死因は溺死で、身体には殴られたとみられる痕が数か所あったという。取り調べに対し、「風呂に入れていて目を離したすきに溺れた。殴ったのはしつけだった」と供述しているが、古くからの友人は、「意外ときっちりしているし、しつけには厳しいんじゃないかな」と供述を裏づける。その一方で、こうも証言する。「あいつはやっていないってみんな話してます。だって駿は璃愛來ちゃんのことを可愛がっていました。刺青もあって見た目は怖いけど、子どもや動物には手を出さない。フレンドリーだし男くさくて、情に厚いタイプ。先輩の子どもとおもちゃで遊んだり、ゲームセンターに行ったこともありました」しかし、別の知人は明かす。「あいつは特にお金にうるさい。闇金まがいのこともしていたようだ。後輩に“明日〇〇円持ってこい”と脅したり、駿のおごりだと思ったら後から“返せ”とお金をせびられたやつもいた。自分の思いどおりにならなくて後輩に手を上げるなど強引な面もあり、そういうところが嫌で駿から離れたやつも少なくない」璃愛來ちゃんを可愛がる反面、気に入らないことがあると手を上げていたのだろうか。警察は4回も璃愛來ちゃんを保護日渡容疑者と母親は、2019年春ごろに交際をスタート。17歳で璃愛來ちゃんを出産した母親は当時21歳。遊びたい年ごろで付き合い始めたばかりの恋人とは蜜月期。関心は娘よりも恋人である日渡容疑者に向いていたのだろうか。璃愛來ちゃんが保護されたり、虐待を疑う通報があったのもこのころからだった。冒頭のスタッフは、違和感を覚えることがあった、と振り返る。「今年2月にもう1回、雨の日に裸足で、璃愛來ちゃんが駐車場で“ママ”と泣いていたんです」肌着の上に薄いワンピース、パンツははいていなかった。璃愛來ちゃんは3月にも同じ駐車場で保護されている。特別、やせている感じはなかったというが、クラブの関係者たちはネグレクト(育児放棄)を疑っていた。「3回とも迎えに来た母親に心配する様子はまったくなく、“ありがとう”も“すみません”もありませんでした」(前出・クラブのスタッフ)本当に子どもを可愛がっているのか、心配しているのか疑いをもたれても致し方ない母親の態度。同クラブの看護師は3度目に璃愛來ちゃんを保護した際、身体のチェックをしたという。「アザなどはなく、健康な状態だったのでホッとしました。1時間ほどしてお母さんが迎えに来ました。ドアのところから“璃愛來!”と声をかけると、璃愛來ちゃんはニコっと笑ってから椅子から立ち上がってお母さんに駆け寄ってハグをしたんです」でも、と看護師はその際の母親の表情を忘れていない。「お母さんの表情は無表情でした。茶髪で今どきの若い子って感じで、“ひとりにするのは危ない、1度目じゃないよね”と言うと、“ハイ”とうなだれて、“すみませんでした”と小声で言いました」母親の、ネグレクトを思わせる無責任な子育てを、周囲は見逃さなかった。前出のスポーツクラブだけでなく同年3月末に夜、ひとりで出歩く璃愛來ちゃんを近所の人が発見、薩摩川内署が保護した。同署は4月までの間に4度保護。県はネグレクトの虐待認定をしていた。通報を恐れたのか、同時期に早朝、同クラブの駐車場に車を止め、運転席に母親、後部座席で璃愛來ちゃんが眠るのを前出・クラブの看護師は目撃していた。さらに母親の外見の変化も記憶していた。「髪が金髪になって以前よりも派手な雰囲気になっていました。5月にはお母さんが大きなビニール袋に洋服を詰めて車と自宅を往復しているのを見ましたよ。娘さんは後ろをついてちょこちょこ歩いてました。お引っ越しかな、と思いました」(前出・看護師)母親は6月12日から18日にかけて、「引っ越しの準備のため」と同市のショートステイに璃愛來ちゃんを預けている。本当に引っ越しの準備をしていたのかは定かではない。7月前後には事件現場になった出水市の2DKのアパートで、3人で暮らして始めた。容疑者が仲間と頻繁に来ていたというバーのスタッフは、「璃愛來ちゃんの母親と交際するようになってあいつは変わった」と話す。というのも、「今年になってから、月に1回来るかどうか。来ても友達を送って来るだけだったり、飲んでいても早く帰っていました。理由を聞くと“夜、女が仕事行っているから子どもの面倒を俺が見てるんだ”って言っていましたし、彼女と子どもと3人で買い物に行ったという話はよく聞きました。意外と子煩悩であいつは璃愛來ちゃんの父親になろうと必死だったんだと思います」母親は日渡容疑者の子どもを妊娠中で、出産予定は12月。結婚も考えていたという。怒鳴り散らす母親の声璃愛來ちゃんの新しいパパとなるはずだった日渡容疑者との同棲生活は逆に虐待をエスカレートさせていったのか。璃愛來ちゃんの誕生日の7月22日、「テーブルで頭をぶつけて嘔吐した」と病院を受診。おかしいと思った病院は、8月1日に市に情報提供した。前出・日渡容疑者の知人も、母親に対し、こんな疑念を抱く。「8月ごろ母親がSNSに、璃愛來ちゃんのことをつねっている動画を投稿していました。けっこう強めにやっているなと伝わるものでした」虐待になるかもしれず、それをSNSにアップする心境も妙だ。同5日には「顔などに青アザがある」という情報が、別の病院からもたらされた。事件現場のアパート近くでは、「うるさい」や「だまれ」と怒鳴り散らす母親の声を、近所の住民が耳にしている。社会部記者は、「以前住んでいた鹿児島市や薩摩川内市の自宅、現在の出水市の自宅近くでも、女性の怒鳴り声を聞いたという話がある。直接手は出していないかもしれないが、母親にも問題があったのではないかと思えますね」母親も虐待に加担していたのでは、と記者たちは母親の逮捕も推測していた。先月まで母親が勤めていた同市内の飲食店の関係者は、「夜9時から3、4時間程度。多くても週に4回。娘は自分の母が見てくれていると話していた。でも妊娠もわかっており、8月には辞めました。この月はほとんどシフトには入っていなかった」事件が起きたとき、母親は「仕事」といって自宅にいなかった。母親は娘の面倒を容疑者に丸投げし、そのストレスは母親ではなく璃愛來ちゃんに向けられたのだろうか。本来、保護してくれる人に保護されない璃愛來ちゃんの命の針は、確実にレッドゾーンに触れつつあったのだ。虐待されている子どもに会えないケースが多い虐待事件。しかし、まったく面会できないというわけではなく、多少は母子の様子を把握することができた。日渡容疑者が暴行をふるう前日も、保健師と面談している。そのことが関係各所が危機意識を共有できなかったことにもつながっている。児相の所長が地元紙の取材に対し「親和性のある世帯で愛着関係を確認した」と答えているほどだ。児相に県警が伝えた「一時保護」の必要性も重視されなかった。病院から市にもたらされた「アザがある」という情報も児相や警察と共有されなかった。関係各所の温度差は最後まで埋まることなく、結果悲劇を招いてしまった。日渡容疑者の祖母は、璃愛來ちゃんと会ったことは「ありません!」と、ぴしゃり。祖父は「話すことはない」と口を閉じた。璃愛來ちゃんの葬儀では、憔悴する母親より誰よりも大声で泣いていたという日渡容疑者。新たな命が宿る母親の車のナンバープレートは璃愛來ちゃんの誕生日だった。
2022年02月25日田中聖ジャニーズのアイドルグループKAT-TUNの元メンバー、田中聖容疑者(36)が覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕された。現在はバンドやYouTube動画の配信などで活躍しており、逮捕された2月24日にも名古屋市内にあるライブハウスでライブを行う予定だったという。「愛知県警によれば、1月30日、名古屋市中区のビジネスホテルで、覚醒剤約0.164グラムを所持していた疑いが持たれています。調べに対し、“わからない”と容疑を否認しているそうです。彼は’17年にも大麻取締法違反容疑で逮捕されています。渋谷区の路上で車を運転中、パトカーとすれ違った際に逃げるように急激にスピードを速めたことから、警察官から職務質問を受けて少量の大麻が見つかった」(全国紙記者)彼の近況といえば、昨年11月20日に放送された『ABEMA』の特別番組『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』をケガを理由に、当日になってドタキャン。のちに謝罪するなどで世間を騒がせたことが記憶に新しい。また、今年のはじめには写真週刊誌の『FLASH』に前年の大晦日に千葉市内のホテルから女性と出てくるところを激写されている。「記事には千葉県内にある実家に住んでいる田中さんが、都内住みのその女性に1時間以上かけさせて、実家そばのラブホテルに呼び出していたという証言もありました。また、会うたびに田中さんにお金を渡しているとも。30万円渡したこともあると書かれています。かねてから“ファンを食い物にしている”との噂の絶えなかった彼ですが、これも薬物を調達するための資金になっていたのでしょうか……」(週刊誌記者)未成年も参加可のパーティー『週刊女性PRIME』もそれと近い時期の2021年11月某日、東京・六本木にて自身の“誕生日パーティー”を開催していたことを伝えている。パーティーの招待メールが届いた1人が詳細を語る。「11月6日に開かれるというバースデーパーティーの詳細が記載されたメールが、知人を介して送られてきました。事前に氏名や勤務先などの個人情報の登録を行えば“誰でも参加可能”という極めてオープンな会だったんです。会費は男性が10000円、女性は1000円。会場は芸能人御用達として知られる六本木のバーで、夜11時から朝5時までという“オールナイトイベント”でした」(田中の知人)さらに、コロナ禍の真っただ中だった2020年の11月27日にも同様のパーティーが催され、各方面に送られた案内メールには《未成年の方も待ち合わせの23:00に可能であれば大丈夫です》の一文も添えられていた。田中の誕生日は11月5日だが20日以上も遅れた開催で、なぜか女性の参加費が翌年よりも1000円高かった。「YouTubeでの活動も当たる動画とそうでない動画に差があり、収入も伸び悩んでいたそうですよ。いわく、月収が“十数万のときもある”という話を聞いたことがあります。クスリを常習していたなどという話は知りませんが、そうであるならば金銭面でとても大変だったんじゃないかな」(別の田中の知人)つい先日、“賭け麻雀疑惑”をかけられたことを受け、SNSで《俺だったら何言ってもありとかねぇから》激怒していたばかり。まさか捜査の手が及んでいることは知る由もなかっただろう……。
2022年02月24日2022年2月24日、俳優や歌手として活動している、田中聖(たなか・こうき)さんが逮捕されたことが報じられました。田中氏は名古屋市内の宿泊施設で覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反容疑がかけられているとのことです。産経ニュースによると、田中氏は「分からない」と容疑を否認しているといいます。アイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーである、田中氏。2017年には大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕をされましたが、証拠不十分で不起訴処分となりました。[文・構成/grape編集部]
2022年02月24日画像はイメージです《立ちんぼ女教師逮捕》こんな衝撃的な見出しがメディアに躍ったのは昨年9月15日。「東京都の区立小学校に勤務する27歳の女性教師が新宿・歌舞伎町で立ちんぼ行為を繰り返していたとして逮捕されました。客引きした男性が偶然にも私服の警察官だったため売春防止法違反の疑いで現行犯逮捕となったのですが、起訴猶予中に再び同じ容疑で逮捕となりました。教師の資格を失うリスクを冒してまでなぜ罪を重ねたのか。警察の事情聴取によると地下アイドルへの“推し活”による借金が300万円に膨れ上がり、その返済のために売春をしていたというのです。借金を自分の体を使ってでも返済しようとしたところは教師だけに真面目というかなんというか」(スポーツ紙記者)前述の女性教師逮捕が報じられたことで、同じく歌舞伎町で立ちんぼ行為をしていた女性たちは池袋に移動するなどはあったが、今も身体を売る公務員女性2人に話を聞くことができた。何が彼女たちを“立ちんぼ”に走らせたのかーー。■効率の良い副業を探していた●ケース1「“推し活”の借金が膨れ上がってーー」三村英子さん(仮名・20代)市役所勤務「立ちんぼ女教師さんがきっかけでこの仕事を始めました」そう話すのは、黒髪のロングヘアが印象的な三村英子さん。三村さんは都心からほど近い市役所に勤めている。「地方公務員なので給与は手取りで20万円弱。給与だけでは余裕のある生活はできない状況でした。副業がバレたら即解雇なので、ウーバーイーツに登録はしたけど、働く勇気は出ませんでした。目撃されたらアウトですから。効率のいい副業を探していたところ、女教師さんのニュースを見て“なるほど”と思ったんです」女性公務員が売春で逮捕された報道を見て売春を始めたというのだ。「売春なら即日即金でもらえて確定申告もないから副業バレしない。ネットでの出会い系とかパパ活だと誰に見られているかわからないし、顔写真をスクショされたら終わりです。でも立ちんぼなら相手の顔を見て選べるし、立っているだけなら売春しているとはバレないし、すごくいいと思ったんです」そのニュースを見たとき、財布の中にはわずかな現金のみ。クレジットカードは次の支払いが済むまで使用が制限されている状態だった。悩んでいる暇はないと三村さんは歌舞伎町に向かったという。「思ったより緊張しませんでした。お酒を1杯入れてから行ったのもあるし、いろんな人がいて自分に注目が集まらないのもありました。立っているとホストやホームレス風の人など多くの男性が声をかけにきます。また、私が声をかけなくてもおじさんの方から声をかけてくれたので、最初の1回目はその中でまぁまぁ悪くなさそうな人を選んでホテルに行きました。1回2万円もらっていて、1日6万円が目標です」淡々と話す三村さんだが、なぜそんなにお金が欲しいのだろうか。「女教師さんと同じ“推し活”での借金です。給料日が毎月10日で、支払いが毎月27日なので、給料日まで返済を待ってもらっていました。借金を返済すると、口座に現金がなくなるので、カードを使っちゃう。それがまた払えなくなる、、、の繰り返しで。私の推しはK-POPグループ。推しに迷惑をかけたくないので、名前は言いません。推しグループには12月生まれが2人いるんです。うち1人は1番人気のメンバーなので生誕祭もド派手にやります。推しに惨めな思いはして欲しくないので、ファン同士で広告を出したりとかそういった活動に、イベントがある月はざっと30万円かかります。さらに限定グッズを買ったり、海外遠征も含めたら月100万円あっても足りない。先ほど言いましたが来月は推しの生誕祭なので1か月前の今(取材時は11月)からお金を貯めておかないと」■電車で1時間半かけて歌舞伎町に“通勤”そのとき、同行していた編集者が“そんなことで(身体を売るのか)”とつぶやいた。すると三村さんは身を乗り出し、「そんなことってなんですか?!私にとって推しはすべてです。身体を捧げる価値のある相手です。自分の価値観で判断しないでください」と、感情をあらわにした。続けて、「推しは彼氏であり子ども。恥ずかしい思いをさせられないんです」と、語気を強めた。編集者は謝罪し、改めて推し活にかかる費用を聞くと、「コロナ禍でライブが開催されなかったから今年(2021年)はほとんど使っていないです。コロナ前は給料日後の週末は韓国に行っていましたね。何するわけでもないのですが同じ国で同じ空気を吸いたいという気持ち。あと推しが身につけているものと同じブランドアイテムを買ったり。推しはハイブランドを身につけることが多いので、月に30万円はやっぱり使っていたかな」三村さんの毎月の手取りでは足りずに、マイナス分はボーナスに繰り越していたという。副業は本業に影響を及ぼさないのだろうか。「大丈夫ですよ。地元から歌舞伎町まで電車で1時間半かかるので金・土しか私は立っていません。金曜日は20時から23時までの3時間、土曜日は昼12時くらいから夜20時くらいまでいますね。目標の金額に達成したら帰ります。金曜日に達成できなかった場合は土曜日に多くお客をとっています。おかげでノルマの週12万円を稼げています」怖くはないのだろうか。「慣れました。ネットでの出会いと違い、直接顔を見て交渉するので変な人は勘が働くというか。怖いのは客の振りをした私服警察官ですね。それだけは気をつけています。ただ取材を受けたので今後は出勤日時は変えますけど(笑)」■肌と顔のメンテナンス費用に●ケース2「毎月の美容費と婚活費用のために」佐藤朋子さん(仮名・30代)幼稚園教諭「相手するのが子どもからおじさんに変わるだけなので」売春をすることに抵抗はないのかと聞くと、即座にそう答えた佐藤さん。肌がツヤツヤと輝いている。編集者が“水光肌”(韓国トレンドのうるツヤ肌)だと指摘すると、佐藤さんは嬉しそうに「わかりますか?水光注射打ってるんですよ。他にも白玉点滴やタブロ(フェイスリフトの一種)もやっています」男の筆者には何のことかさっぱりだが、どうやら美容施述メニューのことらしい。「私がここに立つようになったのはまさにこれのせい!」と、佐藤さんは自分の顔を指す。「この肌と顔、メンテナンスにお金がいくらあっても足りないんです」と明るく笑った。佐藤さんは東京郊外の公立幼稚園に勤務する先生。子どもたちからは“トモちゃん先生”と呼ばれ親しまれ、保護者とのトラブルもなく、仕事内容に不満はまったくないという。「30代半ばで独身って世間では全然珍しくはないけど、この世界(幼稚園)だと行き遅れなんです。みんな20代半ばで適当な相手を見つけて結婚していく。うちの幼稚園では隣に小学校が建っていて公立で連携もとれているので、小学校教師と結ばれるパターンが多いです。どんどん周囲が結婚していく中で、私は安月給で苦労が多い(とされている)教師ではなく、もっといい条件の男と結婚するんだと決めて美容に力を入れるようになったんです」最初は部分的なシミ取りぐらいだったが、ボトックス注射や糸を皮膚に入れるなどの高額施術に次第にうつっていく。さらに、「結婚相談所にも複数登録しているのですが、高学歴高収入のハイスペック男性を射止めるには女性側もお金を支払わなければいけないので、美容費と婚活費用で月給の3分の2は出ていってしまいます」いつの間にか借金の総額は200万円を超えた。それでも“結婚さえすればチャラになる”の思いから借金を重ねている。「とはいえ、今はまだ結婚できていないわけだから借金を返さなくてはいけないんですよ(笑)。悩んでいるときに保護者の男性から夜のお誘いを受けました。保護者とそんな関係になることはタブーなのでお断りしたら金銭を提示されて。それでも断りましたがヒントをもらいましたね。身体を売ればいいんだ、って。なるべく見つからなくて、うちの保護者や関係者が絶対にこない場所は歌舞伎町だなって。それで立つことにしました。もう半年になります」歌舞伎町を選んだ理由は、知人に合わないこと以外にもある。■おじさんと“幼稚園ごっこ”「大学生のときにホストクラブにノリで行ったことがあったんです。そのとき歌舞伎町入り口のドンキホーテからコマ劇(当時)まで歩くのに、もう数え切れないほどの誘いを受けたんです。あそこならすぐに(身体を売る相手が)見つかると思いました。密室での行為で金銭の授受を目撃されなければ捕まることはないし、副業もバレる恐れがない。だって自由恋愛だと言えば済むじゃないですか。副業って結局足がつくと思って諦めていましたが、なんで今まで気づかなかったのかと思ったくらい」幼稚園教諭というスペックで思わぬ反応があった。「私は本職を明かしているんです。幼稚園の先生って需要があるんですよ。昨日も昼に幼稚園でクリスマスのお面づくりをしたことを話すと、子ども返りしたおじさんが“先生、僕もお面作りたいー”って。だからお客さん用にお道具箱を作ったり、名札を作ったり。幼稚園教師という職業をフルに活かしています。行為をしなくてもお金をくれるお客さんもいるんですよ。幼稚園ごっこっていうんですかね、それで満足される方がいたり、本当に面白いなと思います」佐藤さんはこの仕事に充実感を覚えているように聞こえるが、やめどきは考えているのだろうか?「もちろん。結婚相手が見つかったらスパッとやめますよ」◆◆◆◆公務員という職業柄なのだろうか、2人ともルールを決めて“真面目”に副業に取り組んでいるのが印象的だった。とはいえ、売春は犯罪行為。話を聞いた2人からはその自覚が感じられなかったーー。
2022年01月15日福島地方裁判所「被害に遭われたかたの大切な命を奪い、重大なケガをさせたことは、その通りで認めます。争いません。本当に申し訳ない気持ちで一杯です。被害者、遺族には深く謝罪をいたします」証言台に立った被告は、あらかじめ準備しておいたメモを読み上げ、そして率直に謝罪した。暮れも押し迫った12月27日、朝から降り積もった雪の中、福島地方裁判所の203号法廷(三浦隆昭裁判長)で、「猪苗代湖ボート事故」を起こした福島県いわき市の佐藤剛被告(44)に業務上過失致傷を問う初公判が開廷した。■走り去った大型ボート事故は昨年9月、福島県会津若松市の猪苗代湖で発生。男女4人が水上スキーの順番待ちをするために、ライフジャケットをつけて湖面に浮かんでいたところ、佐藤被告が運転する大型ボートが突っ込んだ。千葉県野田市の小学校3年生・豊田瑛太くん(当時8)が死亡したほか、その母親(36)ら2人が重傷を負う大惨事だった。ところが、大型ボートはそのまま走り去ってしまう。当日は複数のボートが湖面を運航していて、目撃証言も曖昧だったことから、ボートの特定は難航した。だが今年9月、福島県警はおよそ1年をかけてボートを特定。被告を業務上過失致死傷の疑いで佐藤被告を逮捕した。このとき被告は、「身に覚えがない」などと否認していたはずだが……。初公判当日、被告は黒いスーツの上下に、ネクタイなしの白いワイシャツ、白いマスク姿で出廷。被告の事故前に撮られた写真に比べて、髪はやや伸び肌はやや浅黒くなり、体型はかなりふくよかになっていた。被告は冒頭で謝罪するも、その後は、「被害者のかたが湖面に浮いているのはまったく見えませんでした。事故については争いませんが、あの日、どうやったら被害者のかたを発見できたのか。見落とさなかったのか。私の船の同乗者は誰も被害者のかたに気づけませんでした。気づいた事実はいっさいありません」と、事故が予見できなかったと主張。さらに被告の弁護人もこう訴えた。「事故の事実、その結果、因果関係は争うことはしません。けれども、被害者のかたがいたという認識もありません。したがって、認識なき過失です。この部分を、この法廷で審理を尽くしていただきたいと考えております」加えて弁護人は、「一部の報道では、事故時に被告が“ヤバイ”と言った、ほかの同乗者(男性3人・女性6人)に口止めをしたなどとありますが、それはまったくの虚偽の報道です。被告も、同乗者も、誰も事故を起こしたという認識はなかったのです」■ママチャリと同じスピード一方、検察は「前方を走る仲間のボートは100メートル先で被害者らを発見し、かじを切っている」と指摘。被告の大型ボートは湖面を時速15~20キロメートルで走行していたというが、これはママチャリなどの自転車で走るスピードとほぼ同じだ。続いて、亡くなった瑛太ちゃんの父親の証言が述べられた。「瑛太は上半身と下半身がバラバラになっていた(足は後日、発見された)。母親も足がぶらぶらの状態だった。瑛太はもうダメだと思ったが、母親だけはなんとか助けたいと思った」母親は事故で両足の膝から下を失っている。いくら大型ボートとはいえ、運転する被告がこの大惨事を起こしたことにまったく気づかないものだろうか。法廷が50分弱で閉廷すると、瑛太ちゃんと思われる遺影を抱いた父親らしき男性が、法廷を足早に去っていった。瑛太ちゃんは、みずからの命を奪った被告の裁判を、ちゃんと見ている。
2021年12月29日佐藤剛容疑者(自身インスタより)2021年も残るところあと数日。やっとコロナの終息が見えはじめてきたが、オミクロン株の出現により再び不穏な日々が続いている。2021年の下半期を振り返ってみると、東京五輪開催や総裁選、眞子さんの結婚など、大きな出来事があった。また芸能界では数々のスキャンダルや、心が痛い社会ニュースも多発した。そこで『週刊女性』と『週刊女性PRIME』が追い続けた下半期のスクープの中から、厳選した記事を再掲する。昨年9月、福島県会津若松市の猪苗代湖で男女4人が水上スキーの順番待ちをするためにライフジャケットを付けて湖面に浮かんでいたところに、大型ボートが突っ込んできて、千葉県野田市の小学校3年生・豊田瑛大くん(当時8)が死亡し、その母親(36)ら2人が重傷を負うという大惨事となった。9月14日、ついに操縦していた佐藤剛容疑者を業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。佐藤容疑者とはどんな人物なのか……(2021年9月21日配信)。◆◆◆「最近はほとんど見かけてないよ。たまに大型犬を散歩しているのを見たことがあるけど、容疑者は愛想が悪くてコワモテだし、おまけに犬も大きいから怖くてね……」福島県いわき市にある佐藤剛容疑者(44)の実家近くの住民は、眉を寄せてこう話す。この実家は容疑者が経営する建設会社の本社も兼ねている。「ここらではひときわ大きな豪邸です。中古で買った住宅らしいですが、この辺りじゃ破格の金額だったらしいですよ。建設業のほか、人材派遣、木材運搬、不動産と手広くやっていたみたい。かなり儲かっていて、ベンツやポルシェなど高級外車をとっかえひっかえ乗り換えていましたね」(同・近所の住民)■ボートの同乗者に口止めしていた昨年9月、福島県会津若松市の猪苗代湖で、悲惨な事故が起きた。男女4人が水上スキーの順番待ちをするためにライフジャケットを付けて湖面に浮かんでいた。そこに大型ボートが突っ込んできて、男女4人を巻き込んだ。千葉県野田市の小学校3年生・豊田瑛大くん(当時8)が死亡し、その母親(36)ら2人が重傷を負うという大惨事となった。だが、事故を起こした大型ボートはそのまま走り去ってしまう。さらに事故当日は複数のボートが湖面を通行していて目撃証言も曖昧だったことから、ボートの特定は難航。事故から数か月後、瑛大くんの両親は弁護士を通じてこんな悲しみに暮れたコメントを出した。「学校が大好きでいつも明るく、お母さん思いの優しい子だった」そんな中、福島県警は1年かけてボートを特定。9月14日、ついに操縦していた佐藤容疑者を業務上過失致死傷の疑いで逮捕した。佐藤容疑者は“身に覚えがない”と否認しているが……。「事故当日、ボートには約10人が同乗していたのですが、容疑者は彼らに“何もなかったよな”などと口止めしていたことが判明。さらに捜査関係者から船行中に撮影した動画も見つかっていると聞いています」(全国紙社会部記者)■羽振りがよく、地元では名士のような存在佐藤容疑者は前述のとおり、いわき市の出身。会社員の父親と、専業主婦の母親の長男として生まれた。地元の中学校を卒業したあと、高校は野球の名門校へ進学した。「ご両親に似て、優しい子でしたよ。とにかく野球が上手くて、ポジションはショートだったかな。高校からは寮生活をしていたね」(別の近所の住民、以下同)高校卒業後、建設会社を経営していた母方の祖父が亡くなったので、その会社を受け継ぐ。冒頭の豪邸は20年ほど前に購入して引っ越した。有能な社長だったようで、経営は順風満帆だった。容疑者の両親に話を聞くべく、実家兼本社を訪ねたが留守だった。前出の近所の住人によると、「逮捕でマスコミが押し寄せたとき、両親はボストンバッグひとつ抱えて夜逃げしていった。でも、たまに1時間ぐらい灯りがついていることもあるから、こっそり帰っているのかもね」現在、容疑者は東京都中央区のタワーマンションといわき市と往復する生活をしていたという。東京に居を構えた理由はというと、「去年、東京五輪が開催されるはずだったでしょう。容疑者は“今度、東京五輪関連で仕事が大量に入る”と言っていたので、東京に住むようになったんです。だけど結局、去年の開催はコロナでなくなった。東京に営業所も作っていたんですが、あえなく閉鎖。確か、その直後よ。あの事故を起こしたのは……」(容疑者の知人、以下同)実家の広い庭にたくさんの友人を呼んでよくバーベキューをしていたという容疑者。「とにかく羽振りがよかった。大型ボートのクルージングもその一環だったと思います。顔が広く、地元では名士のような存在でしたね。去年、マスク不足のときに“東京で買ってきたから、使ってください”と言って、大量のマスクを持ってきてくれた。親分肌なところもある人なのよ」だが、事故に気づきながら通報しなかったのではあれば、どんなに素晴らしい名士でも、人間として失格だろう──。
2021年12月27日花岡なつみデビューイベントに参加する鬼束ちひろ歌手の鬼束ちひろ(41)が逮捕された。都内の路上で救急車を蹴ったことによる器物損壊の現行犯だ。■抑えられない鬼束ちひろの「鬼」11月28日、一緒にパチンコをしていた友人女性が倒れ、救急車を呼んだところ、通行人に嫌みを言われたという。それは「ギャンブル中毒者なんて助けるな」「救急車を呼ぶのに税金が何万かかるか知ってんのか」「そのまま野垂れ死にさせろ」という内容だったとも報じられた。もちろん、通行人の代わりに(?)攻撃された救急車側にとってはたまったものではないが、鬼束に同情的な見方もある。そんななか、ミソをつけたのが朝日新聞のサイトだ。彼女の職業を「自称シンガー・ソングライター」と紹介したことに疑問の声が続出。「自称」を削除する対応がとられた。実際、今年2月に新曲もリリースされている。また、代表作の『月光』は芸人のあばれる君がコントのBGMに使っていることでも有名だ。前出サイトの担当者には、度重なるお騒がせで消えた人に思えていたのかもしれないが、そんな“あばれるちゃん”のことを世間は忘れていなかった。2012年にはツイッターで「あ~和田アキコ殺してえ。」「なんとか紳助も殺してえ。」(原文ママ)とつぶやき、謝罪。異性関係では、彼女にストーカー行為をしていた男性が逮捕されたり、同棲中にDV行為をしていた男性が逮捕されたりした。また、筆者には個人的な思い出がある。今から20年前、彼女が『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で起こした舌禍騒動でのことだ。ペットのハムスターを夏は熱射病で亡くし、冬は凍死させてしまったという流れのあと、今はメダカを飼っているとして、「水槽掃除をするたんびに、減っていくんですよ(苦笑)」と、語った彼女。これを筆者が『JUNON』で連載していた「今月の名言」の失敗談集に入れようとしたところ、担当者から動物虐待ではないかと問題化していると聞かされ、ほかの人の発言に差し替えたのである。いわば“あばれるちゃん”キャラの暴走に巻き込まれたかたちだが、本人もそのキャラを持て余しているように見える。前出の「殺してえ」騒動の際も、謝罪の前にこんなツイートをしていた。「えんじょう????何それ。あたしいつもこういうハメになるなぁ。フツウにしてるつもりなんだけど。ネットってこわ~」通行人の嫌みにキレるくらいなら「殺してえ」も言わないほうがいいと思うが、自分のなかに棲む「鬼」を抑えられないのが、彼女にとっての「フツウ」なのだろう。その「フツウ」と世間の「フツウ」にはズレがある。ただ、だからこそ『月光』のようなフツウじゃない傑作も生まれるわけだ。そういえば、今回の謝罪では直筆文の書き損じも話題になった。「ご迷惑おかけしました」と書いてから「迷惑」と「おかけ」のあいだに「を」を無理やり雑に書き入れ、そのまま公表したのだ。これについて『ワイドナショー』(フジテレビ系)では東野幸治がこんなコメントをした。「鬼束さんらしくてなんかいいな、ともちょっと思ったり」なんとなく共感する人もいるのではないか。こうしたズレが個性的な創造につながるところも、芸能の面白さである。とはいえ、逮捕までいくと、芸能生命にも関わってくる。自分のなかの「鬼」とうまく付き合いながら、活動を続けてもらいたいものだ。『月光』を使っているあばれる君のためにも。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2021年12月17日奥野被告は天野さんの飲食店を訪れるたびに、自身のサインを店内の壁に残していた「身元引受人になって、出所後はうちの店で働いてもらおうと思っていたんだけど、今年の6月に手を引いたよ。だって、トラブルを起こしているのにまったく反省していない。しかも、“今後もマスクをするつもりはない”とか言うから、頭にきちゃってね」東京・新宿で『定食酒場食堂』を経営する天野雅博さんは、怒りを露わにした。昨年9月、釧路発関西空港行きのピーチ・アビエーション航空機内で、乗務員からのマスク着用の要請に応じずトラブルになり、運航を妨害したとして威力業務妨害と航空法違反の疑いで逮捕された奥野淳也被告(35)。今年4月にも、千葉の飲食店に“ノーマスク”で入店したため、客とトラブルに。駆けつけた警察官の顔を殴打したとして、公務執行妨害の容疑で再び逮捕された。■今もマスク拒否の信念は曲げない「警察沙汰にこそなっていないが、長野のホテルや、東京の美術館などでも被告の“ノーマスク”がトラブルを引き起こしています。5月に千葉地裁で開かれた公判でも、やはりしていなかった。ある意味、信念を貫き通す“マスク拒否男”なんです」(スポーツ紙記者)前出の天野さんも、一時は奥野被告を“可愛げのある男”と評していた。「一度、僕が千葉の飲食店を訪ねて話し合おうとしたんだよね……。ここを示談で済まさないと、航空機の件は執行猶予がつかないと思ったから。だけど、タイミングが悪くて僕が行ったときはお店が休みだった」だが、被告は弁護士と話し合って、こんな行動に出る。「弁護士が飲食店に“本人が30万円までしか払いませんと言っています”って伝えたみたい。だから、店主が怒って示談に応じなかったんだって」(同・天野さん)■実はマスクしている!?被告の態度に疑問を感じた天野さんは今年6月、身元引受人をやめたという。今、奥野被告は何をしているのか。自宅を訪ねたが、不在が3日間続いた。そこで、大阪の実家へ行くも、こちらも不在……。被告の親族によると、「これから裁判をひかえている身だけど、しかるべきところに届け出れば1泊ぐらいの旅行はさせてもらえるみたい。だから、意外にあちこち出かけとるようです。父親は被告に“SNSの発信はやめろ”“マスコミには出るな”と言うとるみたいやけど、相変わらず持論を展開しとる」12月6日、日刊ゲンダイDIGITALで奥野被告のインタビュー記事が配信された。それによると、記者と待ち合わせたレンタル会議室にノーマスクのまま現れた奥野被告。さらにはこんな発言も。「なぜ社会はマスクを強制するのですか?新型コロナは被害が過大に強調されていて、現実とかけ離れているように思います」前出の天野さんは、呆れ顔でこう話す。「彼が主張している“マスクをしないのは法律違反ではない”“日本は同調圧力が強い社会”というのは理解できる。だけど、トラブルになったら結局親を頼っている。東大卒の高学歴かもしれないけど、すねかじりの身で、親に迷惑かけてさ」だが、被告の自宅近くでは、こんな目撃情報もあって……。「いや、マスクはつけていましたよ。この辺りは高齢者が多いところだから、気を遣っているんじゃないですか。普段はつけていても、取材現場ではノーマスク。目立ちたがり屋なんですかね(笑)」(近所の住民)来年には、航空会社との件で裁判が大阪地裁で始まる奥野被告。やはりノーマスクで出廷して注目を集めるつもりだろうか。
2021年12月16日多くの日大生は、事件前の田中英寿容疑者の印象は薄く、学生との接点も思い出せないという「コロナ禍で学費や生活費に困窮する学生がどれだけいると思っているのか。学費を稼げず奨学金を申請せざるをえなくなった友人もいる。彼らのことを考えると事件は腹立たしいし、辞任は当然」と日本大学法学部3年の男子学生(21)は言い切る。地位を利用して業者から引っ張ったリベートなど約1億2000万円の収入を隠し、約5300万円を脱税したとする所得税法違反の疑いで逮捕された同大学の理事長・田中英寿容疑者(75)。12月1日の臨時理事会で辞任が承認され、13年の長きにわたる独裁体制が終わった。「理事長を降りたといっても、田中容疑者は容疑を認めたわけではない。そんなカネは受け取っていないし、従って脱税もしていないと主張している。不当逮捕ながら、身柄拘束によって理事長の職責を果たせないためとする辞意表明だった。理事職は続けるつもりだったようだが、3日に解任され、すべての役職を失った」(全国紙社会部記者)■約1億2000万円の裏金手錠をかけた東京地検特捜部は約1億2000万円の出どころについて、日本大学板橋病院をめぐる巨額背任事件で起訴された理事長側近の元理事・井ノ口忠男被告(64)らを介した関係業者からのキックバックや、医療法人『錦秀会』前理事長・籔本雅巳被告(61)から受け取ったリベートなどとみている。「9月に明らかになった約4億2000万円背任事件の関係先の家宅捜索で、田中容疑者宅から1億数千万円に上る大金が見つかった。特捜部は背任罪の共犯での立件は見送ったものの、井ノ口、籔本の両被告が『誕生日祝い』や『理事長再任祝い』などの名目で田中容疑者に現金を渡したとする供述を得ており、巨額脱税で刑事責任を問えると確信している」(同・記者)冒頭の男子学生は地方から上京し、スーパーマーケットのレジ打ちのアルバイトを3年続け大学に通っている。時給は1100円。「僕は働けるだけマシ。飲食店バイトの友人は緊急事態宣言で雇い止めになってしまい、金欠生活を送っている。働かずに大金を得ようなんて間違っている」(男子学生)バイトで疲れた足を引きずってひとり暮らしの部屋に帰り、スーパーでもらった売れ残りのお惣菜で晩ごはんを食べるのが楽しみだという。法学部4年の女子学生(22)は、事件発覚前に就職が決まり悪影響を回避できた。「アメフト部の悪質タックル事件(2018年)に続き、背任事件、脱税……。世間からは“また日大がやらかしたな”と言われてしまう。コロナ禍によってキャンパスを使わなかった側面もあるので、それも考慮して払い込んだ学費の一部を返還してもらいたい」(女子学生)カフェのバイトは時給1100円。授業がない日は12時間働き、翌日は出かける気力も残らない。納めた学費が回り回ってその懐に入った疑いが持たれている田中容疑者に対し、多くの学生が嫌悪感を示す。理工学部1年の男子学生(19)はこう話す。■「学費を返して」 保護者がブチギレ「高い学費を払っているのに、そういうことに使っていたのかと親は憤慨していますね。“学費を返してもらえ”って。僕に言われても困りますが、そう言いたくなる親の気持ちは理解できる」日大が公表しているデータによると、理工学部(数学科以外)の初年度学費は、入学金、授業料、実験実習料、施設設備資金、後援会費、校友会準会員年会費を合わせ177万円。卒業までの4年間で計630万円になる。ちなみに法学部は4年間計438万円で、学問を究めるために捻出した金が容疑者の懐に還流していたとすれば怒りが込み上げて当然だろう。「納税は国民の義務ですよ。みんな苦労して納めているのに、脱税の疑いをかけられるなんて恥ずかしい」と先の男子学生。バイトを掛け持ちし、塾講師は1コマ1750円(80分)、スーパーのレジ打ちは時給1100円。1日立ちっぱなしで「ひざにきて動けなくなる」という。友人の理工学部1年男子学生(18)は居酒屋のホールスタッフのバイトをしており、時給1100円。「トイレ掃除では嘔吐物の後始末もしなきゃいけない。僕はすごいのには遭遇してなくて、飛び散った嘔吐物の拭き掃除ぐらいだけど、働くとはそういうこと」(友人の学生)薬学部5年の女子学生(23)はバイトをする余裕などないという。「留年すれば余計にお金がかかる。勉強に専念しなさい、と親から言われているので国家試験突破に向けて猛勉強中です。正直、理事長逮捕に関心を持つ時間ももったいない」(女子学生)■教職員は不祥事に平謝り…一方、教職員からはこんな声も。「学生には申し訳ない気持ちでいっぱいですよ。事件は学生とは関係ないわけだし、学生に悪い影響が出ないようにしたい。大学はいい教育を受けるための場所ですから。われわれ教員もみな心を痛めているんです」教職員有志は大学トップの逮捕を受け、理事長辞任と大学執行部の刷新を求めてネット署名活動を展開。加藤直人学長が理事長を兼任し、それ以外の理事全員が辞任することが決まったという。全国最多の学生数7万3635人(5月1日時点)と卒業生121万5371人(3月時点)を誇るマンモス大学だけに、事件の受け止め方もさまざま。達観したかのような学生も見受けられた。法学部2年の男子学生(20)は、妙に感心する。「大学の設備は充実しているので、裏金が戻ってくるならば競技部の活動費に充ててほしい。それにしても、巨額の金を吸い上げるシステムを作り上げた田中前理事長の能力はたいしたもの」経済学部3年の男子学生(21)はあっけらかんと言う。「悪質タックル事件の影響で受験倍率が下がり、むしろラクに大学に入れたと思っている。学生生活のうえで事件はチョーどうでもいい話。校長が交通事故を起こしたのと何ら変わりませんよ」学生の怒りや呆れる声は田中容疑者に届くか。
2021年12月07日直撃取材を受ける片瀬那奈ばかうけというスナック菓子をご存じだろうか。これを一躍有名にした(?)のが、女優の片瀬那奈(40)だ。一昨年、妹のように可愛がっていたという沢尻エリカ(35)がクスリで逮捕された際、ふたりがクラブで遊ぶ動画が話題に。片瀬は踊りながら『ばかうけ ペヤングソースやきそば風味』を食べていた。■片瀬那奈、窮地でも強気そして沢尻は消え、片瀬も窮地に追い込まれている。今年7月、同棲していた恋人がコカイン所持で逮捕。彼女も家宅捜索をされるなどした。尿検査の結果は陰性だったものの、事務所には当初、恋人とはすでに別れ、捜査も受けていないと嘘の報告をしたという。これがよくなかったのか、9月には事務所を離れ、現在はフリーだ。ちなみに、片瀬と沢尻は2018年にダブルデートを報じられた。沢尻の恋人もクスリで逮捕されているので、4人中3人が逮捕されたことになる。それでも、片瀬は週刊誌の取材に、「疑惑があるのなら“私がここにいること”それが真実です」「周りは周りであって、私は疑わしいことは何もありません」と、答えたりしている。ドラマやバラエティーで見せてきた、強気なキャラは健在のようだ。そんな彼女は言葉のチョイスも強めだ。例えば「おいしい」ではなく「うまい」と言ったりするところが、ファンには支持されてきた。ただ、ファン以外からは不快だとする声も出ていた。4年前の旅番組では「うまっ」と言う彼女に、同行していた芸人が「女の子なんだから」「おいしー、のほうが」などと指摘。しかし、彼女はやや憮然とした感じで「うまっ」と言い続け、空気がちょっとギクシャクしていた記憶がある。つまり、こういうキャラは諸刃の剣なのだ。しっかりとバランスをとっておかないと、気の強さが暴走してトラブルも招きやすい。沢尻の「別に……」騒動もそうだし、江角マキコや木下優樹菜のように人間関係でもめごとが起きたりもする。そんなこんなで、表舞台を去ることにもなるわけだ。では、片瀬のバランス感覚がどうかというと、いささか心もとない。沢尻が逮捕された当時、彼女は『シューイチ』(日本テレビ系)の司会をしていて、コメントを求められたが、かなりグダグダだった。■沢尻逮捕時にはグダグダなコメント「もう悲しくて、もうショックで」と語り出し「何も知らなかった」「裏切られた気持ち」と続けたあたりまではよかったが、なぜか「私に怒ってほしかったし」と言ってしまい「怒りたかったし」と言い直したりした。さらに「仕事もすごく順調だったと思うんですよ」と想像したあと「そのなかでも自分での葛藤はすごくあったので」といきなり断定調になったり。ここは「すごくあったようなので」という言い方でないと、片瀬が葛藤していたように聞こえてしまう。とまあ、このコメント、沢尻との一心同体的な仲のよさについては伝わってきた。が、視聴者からは「動揺しすぎ」「怪しい」といった声が。たしかに、司会としては事件ともっと距離をとりながら落ち着いて語ったほうがよかったはずだ。また、いくら仲がよくても、そこを馴れ合いと見せずに毅然として愛のムチをふるう言い方をすることも可能だ。女優ならそれくらいの演技力は持ち合わせていてほしいものである。それゆえ、今後の芸能活動についても覚束なく思われるのだ。ばかうけを「うまっ」と食べるような姿にはもうお目にかかれないかも。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死 追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2021年12月06日鬼束ちひろ(2015年)「うちのお客さんが現場を目撃したんだって。“いちゃもんをつけた人を蹴るのならまだわかるけど、助けに来た救急車を蹴るっていうのはお門違いじゃないの!?”って言ってたよ」(現場近くの飲食店店主)11月28日、穏やかな日曜日の午後4時半ごろに事件は起きた。JR恵比寿駅近くのパチンコ店で、歌手・鬼束ちひろ(41)が友人女性と2人でパチンコに興じていたところ、友人の体調が急変。鬼束は店員に事態を伝えて、救急車を呼んでもらった。間もなく店の前に救急車は駆けつけたのだが、「友人女性を乗せて救急車が走り出そうした時、鬼束さんがその救急車の後ろのほうを蹴った。現場に居合わせた60代ぐらいの通行人男性に嫌味を言われた彼女が、カッとなってなぜか救急車を……」(スポーツ紙記者)■「私に嫌味を言った男が許せない」目撃者によると、救急車の蹴られた部分は手のひらほどの大きさの凹みがあったという。結局、友人女性は後から来た別の救急車で搬送された。蹴った鬼束はというと、救急車の車体を数センチ凹ませたとして、警視庁渋谷署に器物損壊の疑いで逮捕されるという事態に……。警察の取り調べに対して鬼束は、「自分が一番悪いというのはわかっているが、私に嫌味を言った男が許せない」と供述。これに対してネットでは、鬼束を擁護する意見も出ている。「“通行人男性の嫌味が最低だ!”と鬼束さんに同情する声もあがっています。事実かどうかはわかりませんが、通行人男性の発言がネットで拡散されているんです」(ウェブライター)その内容はこうだ。『ギャンブル中毒者なんて助けるな!救急車を呼ぶのに税金が何万かかるか知ってんのか!そのまま野垂れ死にさせろ!』発言の真偽を確かめるべく、パチンコ店周辺を聞き込みするも、その発言を聞いた人は見つからなかった。そんななか、パチンコ店の常連客からはこんな話も。「最近はそうでもなかったけど、鬼束さんはちょっと前までは午後から夕方にかけて毎日のように店に来ていたよ」2000年にデビューして、『月光』『目眩』などヒット曲を連発した鬼束。そのスター性は隠せないようで、「いつも黒っぽい服を着ているけど、芸能人のオーラがものすごく出てるから“鬼束ちひろ”だとわかっていましたよ。いつもというわけではないけど、だいたい同い年ぐらいの友人女性と一緒に来ていたね」(同・常連客)さらには、「勝っているのか、負けているのかはわからないけど、景品交換所でだいたい会うのは鬼束さんのほうだった(笑)。そのときは、いつも酔っ払っていましたよ」(同・常連客)だが事件直後、警視庁が行った薬物検査では、鬼束からアルコールや薬物は検出されなかったという。シラフで救急車を蹴るなんて余程のこと。通行人にどんな嫌味を言われたのか、ますます気になってしまう……。
2021年12月02日鬼束ちひろ11月28日、『月光』などの大ヒット曲で知られる歌手・鬼束ちひろが器物損壊容疑で警視庁に逮捕されるというニュースが飛び込んできた。鬼束と一緒にいたという知人女性が体調不良となって救急車が呼ばれるも、その車体をあろうことか蹴ったというのだ。知人女性は別の救急車で搬送されたという。「なんでも2人はパチンコ店で興じていたところ、その知人が痙攣を起こして救急隊員が駆けつける騒ぎになった。その後、搬送される際に路上で通行人とトラブルになり、激昂した彼女は“パニックになって救急車にキックをした”というのです。駆けつけた警察によって現行犯逮捕された、とのことですが、器物損壊で即逮捕、とはなかなか穏やかではありませんよ」(全国紙記者)■器物損壊での逮捕は40%当然ながら、器物損壊罪は3年以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる立派な犯罪であることには間違いない。今回の場合は救急隊側が被害を訴えたことになるのだが、逮捕され、そして勾留されるには「よほどのこと」と、同記者は話す。「法務省の『検察統計年報2020』によると、器物損壊で逮捕された事件は40%で、逮捕後に拘留されたケースは65%とあります。つまりは、警察に通報されたとしても当事者同士による示談が行われることが多いのが同罪であって、現行犯で逮捕までには至らない場合も多いということ。鬼束さんが当時、隊員が手がつけられないほどに酔っ払っていたのか、錯乱状態だったのか、それとも警察に別の目的で“勾留するための手段”として、彼女を逮捕することを決断したのか」逮捕後、警視庁は薬物検査を行うとして鬼束を乗せて病院に向かっている。検査結果は明らかにされてはいないが、29日未明に警察車両は渋谷署に戻ってくると、落ち着いた様子で調べに応じているという。やはり、疑われたのは「薬物」なのか。「なんでも救急隊が到着した際に、取り乱していた鬼束に救急隊員が“大丈夫ですか?”と声をかけたところ、“触らないで!”と大声を出して騒ぎ立てたと言います。その言動が尋常ではなかったため、隊員も薬物反応を疑ったのでしょう。つまりは薬物使用や所持の疑いを持たれて、それを詳しく調べるために器物損壊の疑いで逮捕、拘留したのではないでしょうか。近年の彼女には“疑われるべき言動”が多々あるだけに、警察も裏でマークしていたという情報もありますからね」(報道局ディレクター)■得体の知れないムニャムニャ2000年に歌手デビューし、同年のドラマ『トリック』(テレビ朝日系)主題歌『月光』が大ヒットすると、そのミステリアスな雰囲気と美貌も相まって人気歌手となった鬼束。一方で、プライベートではその“不安定さ”をのぞかせる出来事も多かった。レコード会社関係者は「確かに情緒不安定なところがありました」と明かす。「感性が鋭く繊細、壊れそうな危うさがアーティストとしての才能にもなっていたと思います。瞬く間にスターになり、周囲の環境の変化に心身が追いつかなかったのか、体調不良によって活動休止が続くこともままありました。また、激ヤセや大量服薬による自殺未遂騒動、ストーカー被害に遭ったり、交際相手から暴行されて大怪我を負うなどの事件にも巻き込まれました。この頃から容姿も180度変わってメイクや服装が派手になり、インターネット動画出演やツイッターで破天荒な物言いで“ぶっ飛んだ”キャラに。まさか薬をやっていたとは思いませんが、奇行続きの彼女だけに警察にも注視されていたことも考えられます」デビューから間も無くパニック障害を発症し、一方でステージ上から見える観客が「悪魔に見えた」などとも告白。また、雑誌のインビューでも《得体の知れないムニャムニャしたものが出てきて、いつもそれに振り回されている》(『テレビガイド』2001年9月15日号)と独特な表現をしていた鬼束。“歌姫”になにが起きているのだろうか。※追記:11月30日午前8時48分、東京湾岸署から身柄を送検された鬼束ちひろ。薬物検査の結果は陰性で、当時は飲酒もしていなかったことが明らかになった。
2021年11月29日服部恭太容疑者が事件直前に現れたルミネエスト新宿「『ルミネエスト新宿』内にあるいくつかのショップで、服部容疑者が事件直前に買い物をしていたんです」そう話すのは、アパレル関係者。声を潜めてこう続けた。「……そこで購入した服を着て、あの凶行に走ったんです」10月31日、ハロウィンの夜に起きた無差別テロ。走行中の京王線の車内で乗客が刺されるなど十数名が重軽傷を負う大惨事が発生した。殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、住所・職業不明の服部恭太容疑者(25、犯行時24)。「警視庁調布署捜査本部は22日、複数の乗客に火をつけて殺害しようとしたとして、殺人未遂と現住建造物等放火容疑で服部容疑者を再逮捕しています」(全国紙社会部記者)犯行時、服部容疑者はまるでアメリカの人気映画『バットマン』シリーズに登場する悪役『ジョーカー』のような派手なスーツとネクタイ姿だった。「警察が駆けつけてくるまで、車内の座席で足組みをしたまま、煙草をくゆらせるという容疑者のふてぶてしい姿が報道されました」(同・社会部記者)■犯行時に着ていた“モテる服”容疑者は“勝負服”を購入するために、『ルミネエスト新宿』内のとあるショップに立ち寄った。そこは海外ブランドも取り扱っている20〜30代向けのメンズブランドなのだが、そのコンセプトはというと、《モテる男のワードローブ》事件時も、やはり異性の目は気にしていたようだ。前出のアパレル関係者がさらに続ける。「容疑者は20万円をキャッシングしてきて、ルミネ内にあるいくつかのショップでそのお金をすべて使いきったようです」前出のブランドでは、約7万円のコートを購入したという。容疑者は物静かな青年だったという報道があったが、「接客した店員によると、容疑者は大人しくていい人だったようです。実はその日、ポイント倍増キャンペーンの期間中でした。なので、高額のお買い物をされたお客様にはアプリ会員の登録を勧めていて、容疑者にも紹介したそうです。すると、素直に住所や名前を入力して登録してくれたとか。男性客は面倒がってアプリ登録はしてくれない方も多いらしいんですが、店員の申し出を断りきれなかったんですかね。そもそも、貯まったポイントを使うつもりだったのか……」(同・アパレル関係者)福岡市出身の服部容疑者は、今年の夏に地元を出て神戸、名古屋、八王子のホテルを転々としていた。「仕事も友人関係もうまくいかない。でも自分では死ねないので大量殺人で死刑になろうとした」と供述している服部容疑者。小心者が最悪のジョーカーになってしまった……。
2021年11月25日事件のあった和歌山県子ども・女性・障害者相談センター「やさしい性格で子どもたちから好かれていた。危険な香りを漂わせるようなことはなく、むしろ穏やかな男性だった」児童相談所機能を持つ『和歌山県子ども・女性・障害者相談センター』の職員はそう言って、同僚の犯行にショックを受けているという。勤務先の同センターで一時保護中の10代少女にわいせつな行為を複数回させたとして和歌山県警は11月16日、児童福祉法違反(淫行させる行為)の疑いで県職員の福祉主事・浅野紘平容疑者(29)を逮捕した。5〜8月にかけて当直勤務の際、一時保護され入所生活をおくっていた10代少女が18歳未満と知りながら、周囲が寝静まるのを待って施設内の別室に呼び出すなどしてわいせつな行為をさせた疑いが持たれている。わいせつ行為じたいは認めながら、「そんなに多くの回数はさせていない」と犯行回数をめぐって一部否認しているという。■容疑者の勤務態度はマジメで回数が少なければ許されるものでもないが、どうしてこんな男が少年少女を救う立場に就くことができたのか。「地方公務員試験に合格した直後の昨年4月に県職員として採用し、同センターに配属しました。社会福祉士の国家資格を持っており、募集条件を満たしていたからです。最初の約7か月間は児童相談所の担当者として、子どもの保護者や取り巻く地域の方々らの相談を受けていました。いきなりフルパワーを求められる職務はたいへんだろうと考えたからです」(県福祉保健部の担当者)フルパワーを発揮する現在の職務についたのは昨年11月。さまざまな事情を抱えた原則18歳未満の子どもと入所生活をおくる一時保護課に異動し、児童指導員を任された。親の死亡、家出、離婚などで行き場を失った子どもや、虐待を受けていたり、あるいは本人に家出癖や不登校、家庭内暴力がある場合など取り巻く環境は多岐にわたる。「だれでも指導員になれるわけではなく、社会福祉士資格か教員免許を持っている人が務めます。学校レベルの教育体制はとれませんが、日中は子どもたちにプリントを配って勉強時間にあて、わからないところを教えて採点もします。バドミントンやサッカー、遊びの延長のようなゲームを一緒にすることもあり、生活指導の一環として食事も一緒にとります。寝るときも同性の職員が同じ部屋で見守ります。容疑者の勤務態度はまじめで問題はありませんでした」(前出の県担当者)しかし約半年後、少女に手を出した。周囲にバレないよう、深夜巡回中を狙って犯行を繰り返したというから悪質だ。同センターの関係者などによると、入所児童はおおむね3、4人にひと部屋があてがわれ、男子棟と女子棟は行き来できないようにカギのかかるドアで遮断されている。消灯の午後9時以降、突破できる異性はカギを持っている職員だけだった。「職員の当直はだいたい3人体制でした。交代で1人ずつ男子棟も女子棟も巡回しており、ほかの当直職員は子どもと寝ているため部屋の外の様子に気付きにくかった。事件を受け、同性の職員による巡回や複数職員による見回りに変えました」(前出の県担当者)■深夜になるとオオカミに豹変し犯行が発覚したのは今年9月、被害少女の話が人づてに別の職員の耳に入ったからだ。同センターの関係者によると、すぐに被害少女と浅野容疑者の双方に事実確認をしたところ、いずれもこれを否定したという。「特に浅野容疑者はきっぱりと否定していました。情報の真偽がわからない中、10月1日に突如として“じつは疑われた内容は事実でした”と自ら話してきたんです。なぜ打ち明けたのかはわかりません。その日のうちに警察に通報しました」と同センターの関係者。県は、犯行を始めたとされる今年5月以降に容疑者とかかわったとみられる子ども約80人に被害がないか調査したところ、ほかに被害の申し出はなかったという。ところが、読売テレビの報道によると、別の入所少女が容疑者に押し倒される被害に遭ったと証言。わいせつ行為を受けそうになったとする新情報が出てきた。《急に上に乗っかってきて、それで『こんなことが好きなんやろ』と問いかけてきたこともあって、ちょっとこういう人はおかしいんかな》(読売テレビの取材に応じた入所少女の話)県は警察と情報を共有するとともに、容疑者が指導員を始めた昨年11月までさかのぼって追加調査を検討している。県政関係者はこう明かす。「容疑者は6年前の7月、隣接する奈良県生駒市の路上で帰宅途中の当時22歳のアルバイト女性に背後からわいせつ目的で近づき、頭を両手でつかんで押し倒すなどした暴行容疑で逮捕されている。逮捕後に余罪も発覚。やはり路上で当時47歳の会社員女性の背後から手で口をふさぎ“騒ぐな。殺すぞ”と脅迫したわいせつ未遂で再逮捕された。容疑者は当時会社員で、いずれも深夜0時前後の犯行だった。女性に抱きつきたかったようだ」羊のように穏やかに見えて、深夜になるとオオカミに豹変する本性をなぜ見抜けなかったのか。「採用時に逮捕歴はわかりません。本人からの申告もない。欠格事由になるのは、禁錮以上の刑を受けてその執行を終えていない場合などに限られますから」(前出のセンター関係者)入所中の子どもにとって、容疑者は“先生”の立場にあったといえる。学校の教職員については、児童・生徒にわいせつな行為をして懲戒免職になった教員の免許再取得を防ぐ「わいせつ教員防止法案」が今年5月に成立。1年以内にこうした教員の前歴がわかるデータベースが整備され、教員採用時に活用して拒めるようになる。力関係で子どもたちの上位に立つのは、児童相談所職員も同じだろう。同法の付帯決議は、教職員と同様に児童・生徒と日常的に接する職種や役割に就く場合、採用する側が公的機関に照会して性犯罪の前科などがないことの証明を求める仕組みの検討を求めている。保育士のほか、部活動の外部コーチやベビーシッター、塾講師など免許の必要ない職種も同じ。子どもを助ける立場の人間が、力関係を利用して子どもを傷付けることなどあってはならない。
2021年11月24日藤本慎也容疑者(本人SNSより)「地域の集まりで川岸の掃除が11月2日にあって、夫婦そろって出てきとったんじゃけど。その数日後に旦那が逮捕されるとは……」と近所の住民は振り返る。11月8日、岡山中央署は強制わいせつの疑いで積水ハウス岡山支店に勤務する藤本慎也容疑者(39)と藤本夏容疑者(26)を逮捕した。■積水ハウス社員、下請け業者に「脱いでこい!」上司と部下の関係である両容疑者は、10月21日の午後10時55分ごろから翌22日の午前1時40分までの間に、同社の下請企業に勤める30代女性・A子さんと岡山市内のバーで飲んでいた。すると、夏容疑者がA子さんに対してこんな要求をする。「向こうの席でブラジャーを脱いでこい。慎也がいるんだぞ、わかっとるな!」A子さんは嫌々ながらも上着とシャツを着たままブラジャーを脱いだ。彼女が席に戻ると、両容疑者はその両隣に密着してA子さんが身動きできないような状態で座り、胸などを触ったり、スカートの中に手を入れたりと、わいせつな行為をしたという。「A子さんは下請企業という無理を拒みにくい立場。両容疑者はみずからの地位を利用して、わいせつ行為を行っています。A子さんから被害届けが岡山中央署に出されて、警察が動き出したわけです」(全国紙社会部記者)3人は1軒目に居酒屋で飲んだあと、2軒目のバーに移動。そこで事件が起きた。「酒に酔った勢いでの犯行と思われますが、夏容疑者の言動から“上司と部下のあうんの掛け合い”とも受けとれる。日常的にやっていたかもしれませんね。犯行後、3人はシメで3軒目の飲食店に行っています」(同・社会部記者)両容疑は警察の取り調べに対して、「慎也容疑者は胸と尻を触ったことについは認めていますが、スカートの中、つまり陰部を触ったことは否定しています。夏容疑者のほうは、胸を触ったことは認めているものの、“そのほかはいろいろ違う”と述べています」(捜査関係者)現在も取り調べは続いているが、両容疑者の勤務先である積水ハウスはどう対処しているのか。「弊社の社員2人が逮捕されたことは、警察発表や報道で知った次第です。事情を調べようにも、当人たちがまだ収監中のため、まったくできていない状態です」と同社広報担当者も困惑のようす。両容疑者に聞き取りができないためか、同社ホームページではいっさいこの不祥事について触れられていない(11月22日現在)。広報担当者は続ける。「被害者女性側には“非常に遺憾に思っております。大変申し訳ないことをしてしまいました”と真摯に謝罪を伝えております。また、彼らの今後につきましては、厳正に処分する方向で協議を始めたところです」■容疑者夫婦の近所の評判上司で主犯格といえる藤本慎也容疑者は、自社で建てた岡山市中区の一戸建て住宅に妻と子ども3人で住んでいる。7年前に大阪から引っ越してきたようだ。容疑者について近所の住人は、「お客さん相手の仕事だから、人当たりがよくてね。挨拶もするし、愛想もいい。180センチを超える、スラッとしたいい男ですよ。私が朝、ゴミ出しをしようとすると、“ボクが一緒に持っていきますよ”とか言ってくれるやさしい人よ」一方で、別の住民からはこんな話も。「仕事が忙しいみたいで、帰りがいつも遅くてね。よくお酒を飲んで帰ってきて、真夜中に大声で叫んでいたこともありましたよ。玄関の鍵がかかっていることを怒っていたようです」(近所の主婦)そんな中、数年前から容疑者と妻は近所づきあいが疎遠になっていたようだ。冒頭の住民がこう話す。「個人的な意見だけど、夫婦仲が冷めたことが原因にあるんじゃないかと思っていました。奥さんは専業主婦で、子ども3人をテニススクールに通わせて送り迎えをするなど、子育てに没頭している感じでした。仕事ばかりで酒乱の気がある夫に愛想を尽かしていたのかもしれませんね」このような暴君のような犯行も、家庭での不和が背景にあったのかもしれない。だが慎也容疑者の夫婦関係がどうあれ、A子さんに対する卑劣極まりない行為は決して許されるものではない。被害者女性の心の傷が癒える日が一日も早く来ることを祈りたい。
2021年11月23日自撮りアプリでネズミになる堀雄帆容疑者(本人のSNSより)「情熱があって生徒から信頼されていると思っていました。積極的に生徒とかかわるなど面倒見がよかったんです。しかし、2度目の逮捕を受けた今となってはそれも表面的なものだったと言わざるをえません」と容疑者が勤務する中学の校長は裏切られた思いを吐露する。栃木県宇都宮市の公立中学校で女子生徒A子さんの下着を盗んだとして同県警は11月4日、窃盗の疑いで同校の講師・堀雄帆容疑者(31)を再逮捕した。県警によると、最初の逮捕は10月8日。県内のホテルで10代少女B子さんに対し、18歳未満と知りながらみだらな行為をしたとする県青少年健全育成条例違反(淫行等の禁止)の疑い。同罪ですでに起訴されており、余罪が発覚したかたちだ。■淫行と下着窃盗を同じ日に地元の社会部記者は言う。「淫行容疑について、逮捕当初の取り調べには否認していた。しかし、下着窃盗については“自分のものにしたくて盗んだ”などと容疑を認めている。あきれるのは同じ日に犯行に及んでいること」前日に中学は夏休みに入り、東京五輪開幕を翌日に控えた7月22日の祝日だった。「通常業務を離れた解放感からか、学校でA子さんの下着1枚を盗み、午後にはB子さんをホテルに連れ込んでいる。B子さんは以前通学していた学校で堀容疑者と知り合って以来SNSでつながっており、警察がB子さんから話を聞いたことをきっかけに逮捕にこぎつけた。起訴状などによると、B子さんに対しては5月の休日にも同様の行為をしていた」(前出の社会部記者)現職教員の2度の逮捕を受け、同校は生徒の保護者あてに事情説明の文書をその都度配布。1度目の逮捕時は、校長が全校生徒に「申し訳ありませんでした」と頭を下げた。「2度目の逮捕では僕らに何の説明もありません。生徒が悪いことをしたらそのたびに怒るんだから、あらためて謝るべき」(同校の男子生徒)別の女子生徒の保護者は憤りを隠さない。「教壇に立たせる前にもっと厳しく適性チェックをしてほしい。思春期の子どもに“先生から変なことをされていないか”なんて聞けない。もし被害に遭っても言い出せない子だっているだろうし」同校によると、堀容疑者は2019年4月に着任。特別支援学級の担任で、普通クラスで教科を教える機会はなかった。サッカー部の副顧問も任されていた。■女子生徒に“こちょこちょ”「生徒がふざけても怒らず、一緒になってはしゃぐなどノリがよかった。あだ名は名前をもじって“UFO”。男子からは人気があったし、サッカー部の友だちは事件にショックを受けています。でも、女子からは嫌われていました。ちょっかいを出す女子と出さない女子を区別していて、こちょこちょとか触ってくるから」(別の男子生徒)同校を卒業した女子高校生は、「恋愛対象にはなりえないおじさんみたいな先生だった」と人気のなさを裏づける。その裏で生徒の下着を盗み、夏休みが明けてから逮捕されるまで、普段と変わらず生徒と接していたという。堀容疑者は宇都宮市内で音楽一家の長男として生まれた。大手企業に勤務する父親はドラムを叩くのが趣味で、母親は自宅でピアノ教室を開く腕前。姉も楽器をたしなみ、「雄帆くんは自宅2階でラッパをよく吹いていた。休日にはワゴン車に楽器を積んで一家4人で仲よく出かけていました」(近隣住民)という。■エリート街道を進むも…トランペット奏者として英才教育を受け、県内の私立高校音楽科を卒業。東京藝術大学に進み、中学の音楽教員の免許を取得。順風満帆にUターン就職するはずが採用試験に受からず、講師として中学を渡り歩くことに。それでも音楽への情熱は失わなかった。「県立高校の吹奏楽部で指揮をして県代表に導いたこともある。大学浪人時代には、日本クラシック音楽協会が主催するコンテストの金管楽器ジュニア部門で3位になったほど。大学卒業後も、県内の市民合唱団とベートーベンの『第九』を特別演奏するなど音楽家として活動してきた」と県内の音楽関係者。約6年前に両親が大ゲンカして離婚。母親とふたりで暮らすことになった堀容疑者は、周囲の目を避けるようになったという。■顔を合わせないように物陰に隠れて「子どものころはかわいくてお小遣いをあげたりしたんだけど、最近は挨拶すらしてくれなくなった。顔を合わせないように物陰に隠れたり、塀すれすれを歩いてサッと自宅に入ってしまう。寂しいなあと思っていたらこの事件が起きたんです」(近所の女性)音楽教諭として本採用されないコンプレックスか、あるいは家庭の事情が原因なのかはわからないが、教員らしからぬ一面ではある。実は生徒のあいだでは、“2年前のある事件”の話題がかまびすしい。「女子生徒の水着が盗まれる事件があって、いまだ犯人がわかっていないんです。それも堀先生がやったのではないか、と疑う声が出ていて。堀先生が着任した後に起きた事件なのでありえなくはないですが、それは違うんじゃないかと信じたい気持ちもあります」(同校の男子生徒)さすがに短絡的すぎるものの、二度あることは三度あるとの言葉も。生徒を疑心暗鬼にさせた罪もまた重い。
2021年11月17日ボビー・オロゴン「ボビー・オロゴンです……。えっと、みなさんコンニチワ。みなさんにご迷惑をかけましたんで、禊のために一生懸命やってます」10月24日、14年ぶりの試合が決まり決意表明をしたボビー・オロゴン。殊勝な言葉にも見えるが、別居中の妻は怒りを隠せない。「“暴力事件を仕事に利用するなんて!”とカンカンでした。あんな事件を起こしておきながら、全然反省しているように見えませんよね」(ボビーの妻の知人)“あんな事件”とは、2020年5月に埼玉県内にあるボビーの自宅で起こった。「妻との口論の末に顔をたたいてしまい、彼女が110番通報。ボビーさんは暴行容疑で現行犯逮捕されてしまったのです。裁判の末、今年の5月に罰金10万円の有罪判決が言い渡されました」(スポーツ紙記者)騒動から1年半が過ぎようとしているが、またしても警察が出動する“事件”が起こっていたようだ。「今年の夏に次男が通う保育園の前の道で仁王立ちして、“息子に会わせろ!”と怒鳴りだしたんです。園児は怖がるし、女性職員ではどうすることもできなくて、警察を呼びました。懲りないボビーさんは、別の日にもまた同じことを繰り返したそう。お子さんに会いたい気持ちはわかりますが、2度も警察トラブルを起こすなんて……」(同じ保育園に通う園児の保護者)ボビーとのトラブルについて、園長に話を聞いたが、「誰から聞いたんですか?」と言って、逃げるように園内に消えた。■一家で住んでいた豪邸を売却現在は子どもの親権争いや財産分与など、お互い弁護士を立てて離婚調停が進められているが、ボビーからはまったく誠意が感じられないそう。「最初に離婚の話をしてきたのはボビーさんのほうなので離婚はしたいんでしょうが、とにかく1円もお金を渡したくないみたい。子どもたちは“パパは怖い”って会いたがらないので奥さんが育てているんですが、別居してから1年半、養育費すら1円も出していないんですよ」(前出・ボビーの妻の知人)しかし、さすがのボビーも形勢が不利なことを悟ったようだ。「最近になって、一家で住んでいた埼玉県の豪邸を不動産会社に売却しました。千葉県内にある別荘も2500万円で売りに出しているそうですよ。広いとはいえ老朽化した建物なので、その金額ではなかなか買い手がつかないでしょうね。離婚に向けての財産分与のためにお金が必要になったのかもしれません」(不動産関係者)リングでは曙に勝利したこともあるボビーだが、プライベートでは妻に判定負けすることになりそう!?
2021年11月08日医療法人『錦秀会』前理事長の藪本雅巳容疑者(写真はHPより※現在は削除)と愛人とされる元タカラジェンヌのA子さん「A子さんは昔からとっても美人だったので、近所でも評判でしたよ」そう話すのは、関西圏にあるA子さんの実家近辺に住む主婦。「彼女はいま会員制の美容サロンを経営していて、一等地にあるビル内に2店舗も持っていますよ。最近は忙しいみたいで、実家にはほとんど帰っていないようです」(同・主婦)だが、実家にいるはずのA子さんの両親の姿もここ数日、見かけた者はなく、彼らの自家用車も消えたままだ……。◆◆◆日本最大規模のマンモス校・日本大学に激震が走っている。日本大学付属病院の建て替え工事を巡る背任事件でついに逮捕者が出たのだ。「日大の関連会社『日本大学事業部』を舞台に、2億2000万円が不正に流出したというもの。この資金流出に関与したとして、東京地検特捜部は3年前の“日大アメフト危険タックル事件”で隠蔽工作に動いた日大理事の井ノ口忠男容疑者(64)と、大阪の医療法人『錦秀会』前理事長の籔本雅巳容疑者(61)を逮捕。両容疑者が日大に2億円近い損害を与えたという背任容疑でした」(全国紙社会部記者)さらには10月27日、付属病院で使う医療機器の調達でも日大に2億円近い損害を与えたとして、両容疑者は背任容疑で再逮捕された。井ノ口容疑者は否認しているが、籔本容疑者は一連の背任容疑を認めているという。「すでに“日大のドン”こと田中英壽理事長(74)にまで東京地検特捜部の手がのびていて注目を集めています。ですが、取り調べに対して田中理事長は事件への関与を全面否定しています」(同・社会部記者)■宝塚退団後、生活がどんどん派手にそんな中、10月22日にデイリー新潮が、日大資金流出の背景にいた“ある女性”の存在を報じた。それは籔本容疑者の愛人で、元タカラジェンヌのA子さんだ。彼女をよく知る宝塚関係者はこう話す。「A子さんは関西圏にある高校を卒業後、宝塚歌劇団に入団しました。きりっとした顔立ちで長身だったため、男役でした」そのころは、目立つ存在ではなかったようで、「宝塚には強烈なキャラクターの人が多くて、基本的にしゃしゃり出るタイプばかり。でも、彼女は本当に大人しくて穏やかな印象しかないですね」(同・宝塚関係者)男役スターとして7年ほど活躍したあと、20代後半で退団。すぐに美容サロンを経営することになるのだが、そのころから周囲からこんな声が。「退団直後にサロンを開く資金はいったいどこから出ているのか……。A子さんには、経済的な援助をしてくれる強力な“パトロン”がいるという噂が流れ始めました」(同・宝塚関係者)宝塚時代は地味だったA子さんだが、退団後の生活はどんどん派手になっていったという。■A子さんに事の真相を尋ねると「とくにここ数年の金回りのよさは異常でしたね。モナコやパリ、ハワイなど数々の豪華な海外旅行の写真を自身のSNSにアップしていました。現地に向かう飛行機内の写真もアップしていて、それが個室っぽい感じでのんびり足が伸ばせていて……。きっと“ファーストクラス”だったんだと思います」しかし籔本容疑者が逮捕されると、A子さんのSNSからはセレブぶりを伝えるような写真はすべて削除されたという。前出の宝塚関係者はこう話す。「残っている投稿といえば、宝塚の同期の子とのランチや、友人との観劇など“お金の臭いがしない”ものばかりでした。ブログはすべて削除されていました」ことの真相を確かめようと、A子さんが経営する美容サロンを訪ねた。だが、受付の女性しかおらず、「A子は基本的に出社しません。別の店舗に行ってもおりませんよ」とのこと。“連絡が取りたい”と記者が名刺を渡すと、「一応、本人には伝えておきますので」と答えたが、いまだに連絡は来ていない。籔本者は取調べで、流出資金のうち1億円を受領し、クレジットカードの支払いなどに充てたという。“日大バブル”もついにここまで。元タカラジェンヌが手に入れた“貢ぐ君”も、泡と消えたようだ。
2021年11月06日今井翼《近くの店で様子伺うのもいい加減困る。部屋の電気つけられないよ。》《同じ宿に泊まるとかなんなんだろうか。。誰も得しないからホント辞めてください》10月16日、今井翼がインスタグラムのストーリー(投稿から24時間で自動的に削除される機能)で、マナーを守らない一部のファンに対して、怒りのメッセージを立て続けに投稿した。「今井さんは10月5日から、大阪松竹座で十月花形歌舞伎『GOEMON石川五右衛門』に出演中ですが、公演後に悪質な出待ち行為を行うファンがかなりいたようです」(スポーツ紙記者)今井が投稿する数日前には、共演者の上村吉太朗もツイッターでこんな投稿を。《出待ち禁止ということを知らない方がいらっしゃるみたいなのですが、どこかで張り出したりしていないのでしょうか?ダメとわかっていて、出待ちしているとか?》その翌日には今井翼スタッフのツイッターでも、《劇場での「入り待ち・出待ち」及び、その他滞留行為を全面的に禁止しております》と注意喚起を行っていた。「新型コロナの感染対策の観点から、今はどこの劇場も入り待ち・出待ち行為を禁止しています。この時期に出待ちをしている時点で良識がないですからね。加えて、普段はマナーの悪い人物をスタッフやファン歴の長い“トップオタ”などが厳しく監視しているのですが、現在は感染対策でそれもほとんど行われていないため、ファンの統制が崩れています。そのため暴走する人も出てきているのでしょう」(舞台関係者)■つきまといファンが現行犯逮捕劇場から宿泊するホテルにまでファンがついてきてしまっては、今井が怒るのも当然だろう。しかし、このような過激な行為を行うのは決して珍しいことではない。「今年3月に関ジャニ∞のマネージャーにストーカー行為を働いて逮捕された女性は、2019年にもHey! Say! JUMPの中島裕翔さんにつきまとい、ストーカー規制法違反の疑いで現行犯逮捕されています」(アイドル誌編集者)過去にはJUMPファンが新幹線に乗るメンバーをホームまで追いかけ、列車を遅延させてしまい大問題になった。「ジャニーズは熱狂的な一部ファンの過激な追っかけ行為が問題視されています。今井さんもジャニーズ出身だけに、今もマナーの悪いファンにつきまとわれているようです」(同・アイドル誌編集者)今井の所属事務所に投稿の件を問い合わせると、「俳優たちも人間なので、休息の場を与えてもらえるとうれしいです」会いに行くのは公式イベントだけにすべきだろう。
2021年10月26日10月24日から、アメリカのTwitterのトレンド上位に「#ArrestFauci(ファウチを逮捕しろ)」という物騒なハッシュタグが入っている。ファウチとは、米政府の大統領首席医療顧問として新型コロナウイルス対策の指揮をとるアンソニー・ファウチ博士(80)のことだ。彼が一体何をしたのだろうか。The Hillの報道によると、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)がビーグルの仔犬を病気の原因となる寄生虫に感染させて試験薬のテストを行っていたことを、非営利団体「White Coat Waste Project」が告発したという。共和党議員を中心とする超党派の連邦議会議員は、連名でファウチ氏に書簡を送付し、ファウチ氏が所長を務めるNIAIDに対してこの実験についての説明を求めている。White Coat Waste Projectは、The Hillの取材に応え、その残酷な動物実験の内容を明かした。「我々の調査によると、ファウチ氏の(国立衛生研究所の)部門は、375,800ドル(約4,270万円)の助成金の一部をチュニジアの研究所に送り、ビーグルに薬を投与、空腹のサンドフライ(サシチョウバエ)を多数閉じ込めたメッシュ素材のケージに頭を入れて固定。彼らは、犬が生きたままサンドフライに噛まれるようにしていました。また、ビーグルを9日間連続で砂漠に置かれた檻の中に一晩中放置し、サンドフライを引き寄せるための“餌”としても使っていました」。サンドフライ(サシチョウバエ)は感染症の原因となる寄生虫を媒介するハエの一種。この実験には44匹もの仔犬が使われ、中には吠え声で研究者を邪魔しないよう、声帯を切除された犬もいたという。共和党のナンシー・メイス議員は、声帯切除は「残酷」であり、「納税者が収めた税金の非難されるべき用途」だと指摘し、なぜこのような実験が行われたのかを、ファウチ博士自身で説明するよう要求するよう書簡で求めたと、The Hillは報じている。Twitterでは愛犬家を中心に、実験に反発する声が急増。動物虐待でファウチ博士を逮捕すべきだとして「#ArrestFauci」を付けたツイートが次々と投稿されている。
2021年10月25日好きなベーカリーを紹介する古賀晋一郎容疑者(インスタグラムより、画像の一部を加工)「容疑者は美容室に来た女性客を“金づる”と“性的対象”としか見ていないんです。私と同じ手口でたくさんの女性が引っかかっているのかと思うと、絶対に許せないし気持ち悪い!」と激しい憤りを口にしたのは、神奈川県在住の田中久美子さん(20代、仮名)。9月25日、警視庁は東京・原宿で美容室『scoppio』を経営している美容師の古賀晋一郎容疑者(38)を強制わいせつの疑いで逮捕した。「今年6月、容疑者はカットモデルとして来店した20代の女性に対して、カラーリングの施術中に手首をつかんで、自分の下半身を無理やり触らせるなどのわいせつな行為をしていました。女性が警察署に届け出たことから被害が発覚しています」(全国紙社会部記者)警察の取り調べに対して、古賀容疑者は“まったく記憶にありません”と容疑を否認しているが……。「警視庁によると、別の女性からも“容疑者に卑猥な言葉を浴びせられた”という相談が来ているようです」(同・全国紙記者)若者でにぎわう竹下通りから少し離れた高級住宅街の中にあるごく一般的なマンションの一室が、容疑者の美容室だ。店のHPを見ると【完全予約制・女性限定】となっているが……週刊女性が取材を進めていくと、この2つの事例が容疑者をめぐる性的被害の氷山の一角だったことが判明する──。■地元の同級生が証言“暗いやつやった”容疑者の故郷は、福岡県久留米市。中学校の同級生10数人に容疑者の印象を尋ねたが、ほとんどが“知らない”“覚えていない”だった。容疑者を知る数少ない同級生のひとりによると、「おとなしいというか、暗いやつやった。友達はほとんどおらんで、一匹狼っちゅう感じやった。怒ったところは1回も見たことがなかけど、カッコばつけとったけん、悪さをしとる連中からボコられとったことが1度あった」税務署に勤務する厳格な父親を持つも、「学校の成績は下のほうやったね。合格できる高校がなかったけん、誰も行かんような遠くの太宰府市内にある私立高校にひっそりと入っとった」(同・同級生)高校の同級生にも容疑者の印象を聞くも“覚えていない”がほとんどだった。高校卒業後、福岡市内にある美容専門学校に入学。前出の同級生がこう振り返る。「確かに“古賀は東京で美容師になろうとしよる”と聞いたことがあった。そのころはカリスマ美容師がもてはやされる時代やったけんね。地味な彼も都会でひと花咲かそうと思ったんじゃなかですか」東京で自身の美容室を構えるようになると、目立たない存在だった容疑者は豹変。多くの女性に性的暴力を行っていく──。■卑猥発言・おさわり・ぼったくりの悪行三昧冒頭の田中さんは3年前の秋、大学生のとき被害に遭った。通学途中の新宿駅・山手線のホームへ上がる階段付近で、「“お姉さん、そろそろ髪を染めたくない?”と言って行く手を遮る男性が現れて……。それが古賀容疑者でした。“3分でいいから!”と強引に話してきたんです。お店のHPを見せながら“カット代、通常1万円を3000円にしてあげるから”などと言ってきました」当時、髪の毛を青く染めていた古賀容疑者は、ハイテンションで話し続けたという。「“いつ、空いてるの?”と、しつこくて断り切れなかった」(同・田中さん、以下同)1週間後、美容室に行くと、「容疑者とアシスタント2人はベランダでタバコを吸っていました。悪い空気を感じて帰りたかったけど、もう逃げ出せる雰囲気ではなかった」カットとカラーリングの施術を受けることになった田中さん。そこからは、セクハラ発言のオンパレードだった。「容疑者はなれなれしくて、いきなり“彼氏はいるの?”“経験人数は?”と聞いてきたんです」さらに施術前に、住所や電話番号、学歴など個人情報を書かされたカウンセリングシートを見ながら、「“へぇー海外に留学したことあるの。僕もあるんだけど、海外の人って、(アソコが)大きいよね?”とか言ってきて。あげくの果てに“僕を彼氏にどう?”と……」さらに施術は、カットとカラーリングだけのはずが、「トリートメントも無理やりやらされました。“今日はお金がないから”と断っても、近くにある銀行のATMを紹介されて……」結局、トリートメントも追加されて合計1万9800円を支払わされたという。「容疑者に“ホントなら4万5000円ぐらいかかるよ”と言われましたが、施術そのものもホントに下手で……。セクハラされて、ぼったくられて、最悪な気分でした」田中さんは警察へ相談することも考えたが、容疑者のセクハラ発言を録音しておらず泣き寝入りするしかなかった。■被害者は100人以上だが、こんな思いをする女性を少しでも減らすため、SNS上に被害に遭った女性が集まれるアカウントを作成。容疑者の悪行を拡散すると、「“私もセクハラされた”“予約をキャンセルしたら脅された”という声がたくさん集まりました。そのほとんどが私と同じ悪質なキャッチにつかまった人たちでした。被害者は、100人以上います」田中さんのアカウントに届いたメッセージには、こんな鬼畜行為をされた人たちも。《髪を触るとき、わざと胸にあたるように触ってきた。エレベーターという密室で“チューしちゃおっか”とも言われた》《施術中に不快な質問されて、髪の匂いを嗅がれたり、キスも迫られた。容疑者が自慰行為する姿も見せられた》どれだけの女性を毒牙にかけ、つらい思いを強いてきたのか──。カリスマ美容師に憧れた男の“悪魔の所業”。
2021年10月05日事件が起きた現場。事件直後は地面に被害者の血が飛び散っていた「私が現場を通りかかると、被害者のAさんの顔面は真っ赤に染まっていて、血が噴き出していました。Aさんは容疑者を必死に押さえつけていましたが、容疑者の手にはサバイバルナイフが……。だから私が取り上げたんです」事件を目の当たりにした男性は、そのときの壮絶な様子を振り返った。■顔面を15針を縫う負傷19日の昼12時25分ごろ、神奈川県横浜市の路上で交通トラブルをめぐって傷害事件が発生した。近隣に住む自称会社員の遠藤正雄容疑者(58)が、同じく近隣の会社員・Aさんの顔面をナイフで切りつけたのだ。遠藤容疑者は殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。警察の取り調べに対して容疑者は、「ナイフで傷つけたことは間違いないが、殺害するつもりはなかった」と供述。だが、被害者の顔面はサバイバルナイフでこめかみから鼻あたりまでを深さ2cmで切られていて、15針を縫うほどの負傷だった──。事件の真相を聞くべく、被害者のAさんを訪ねた。左目の横から頬にかけて大きなガーゼを貼っていて、痛々しい状態だったが、「大丈夫だよ、このくらい。医者からは全治2週間って言われたかな」そう元気に答えたAさんは、事件の経緯も教えてくれた。事件当日、とある店の駐車場に車を止めていたAさん。「そこから道路に出ると、すぐ後ろの車がいきなり急接近してきてあおってきたのよ、2回にわたってね。いま考えると、こっちは一時停止してゆっくり道路に出たつもりだったけど、容疑者は急に割り込まれたと思ったのかもしれないね」(Aさん、以下同)■あおり運転に文句を言ってやろうと思ったらそのときの様子はAさんの車内にあったドライブレコーダーに記録されていて、すでに警察に提出したという。「頭にきたから文句を言ってやろうと思って停車して車から降りたら、あっちも降りてきて……。それで容疑者に“あおってんじゃねーよ!”と怒鳴りつけてやった」すると、容疑者も、「“おまえこそ、あおってんじゃねーよ!”とゴチャゴチャ言ってきたのよ。だから一発、容疑者にポーンと蹴りを入れてやったのよ。そうしたら、容疑者は自分の車に戻って、ダッシュボードをガサガサあさりだして……」次の瞬間、容疑者の手にはサバイバルナイフが!Aさんの顔面をいきなり切りつけたのだ。「そこからは殺されると思ったからもう必死よ。容疑者をヘッドロックして、車のボンネットに押さえ込んだ」すると、Aさんと顔見知りだった近隣に住む冒頭の男性が現れて、容疑者のナイフを取り上げ警察にも通報してくれたという。事件を振り返ったAさんはこう締めくくった。「私がカッとなって容疑者を蹴った。それで、容疑者がビビってナイフを取り出してきたのかもしれないね」ハンドルを握ると人格が変わるというが……。車のダッシュボードにサバイバルナイフを常備している遠藤容疑者は、“危険人物”以外の何物でもない──。
2021年09月28日