山田裕貴主演、松本まりか共演で佐藤泰志の短編小説を実写化した『夜、鳥たちが啼く』。この度、本作のポスタービジュアル&場面写真が解禁、本作に出演するキャスト陣も明らかとなった。「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」などで知られる作家・佐藤泰志による短編小説「夜、鳥たちが啼く」(所収「大きなハードルと小さなハードル」河出文庫刊)を、同2作を手掛けた高田亮の脚本、『アルプススタンドのはしの方』『愛なのに』『女子高生に殺されたい』『ビリーバーズ』などジャンルを問わず話題作を生み出し続け、高い評価を得る鬼才・城定秀夫監督で映画化した本作。山田裕貴が内に秘めた破壊衝動と葛藤する売れない小説家の主人公・慎一を演じ、離婚を機に息子とともに慎一のもとに身を寄せるヒロイン・裕子を松本まりかが演じている。傷つくことを恐れ、他者との深い関わりを避けて生きようとしながらも、人生を灯す一筋の光を見つけようともがく生身の人間の姿を、山田さん、松本さんの両名が静謐かつ鮮烈な熱演でスクリーンに刻み込む。この度、本作の追加キャストが解禁。裕子の息子であるアキラ役に森優理斗、慎一の元を去る恋人・文子役に中村ゆりか、裕子の別れた旦那で慎一の友人でもある邦博役としてカトウシンスケが出演。さらに、藤田朋子、宇野祥平ら日本を代表する実力派俳優が集結している。そして、解禁となった場面写真では、飲み屋街を虚ろな目で一人歩く慎一の姿や、キツい眼差しで向かいに座る女性を見据える裕子の姿が写し出されており、彼らの奥底には拭いきれない鈍い痛みが存在することが伺える。一方で、2人で瓶ビールを飲み交わす姿や、慎一、裕子、アキラの3人が親子のように優しく笑う希望を感じさせる画像も到着。傷ついた者たちがほんの少しだけ前を向いて小さな一歩を踏み出す仄かな希望を感じさせる。また、併せて解禁となったポスタービジュアルは、慎一と裕子が、どこか沈んだ表情で正反対を向く物憂げな雰囲気が目を引くデザイン。ブルーと紫、そしてかすかに感じ取れる絶妙な光が差し込まれた繊細な色合いは、美しく、そして徹底的に優しく映し出される映画の世界観を表現している。『夜、鳥たちが啼く』は12月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:夜、鳥たちが啼く 2022年12月9日より新宿ピカデリーほかにて公開© 2022 クロックワークス
2022年08月30日「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔6年ぶりの映画主演作『そして僕は途方に暮れる』の公開日が、来年1月13日(金)に決定。ティザービジュアルが到着、特報映像が公式YouTubeにて公開された。本作は、2018年にシアターコクーンで上演されたオリジナルの舞台を、脚本・監督・三浦大輔×主演・藤ヶ谷太輔が再タッグを組み映画化。藤ヶ谷さん演じるフリーター・菅原裕一が、ほんの些細なことから恋人、親友、先輩や後輩、家族…と、あらゆる人間関係を断ち切っていく、逃避劇。ティザービジュアルでは、あらゆる人間関係を断ち切って世界中で1人になってしまった、途方に暮れる曖昧な主人公の表情を切り取っている。また特報映像では、とにかく逃げて、逃げて、逃げまくる菅原の姿を映し出す。舞台とは異なり、映画では実際に距離を移動。果ては北海道・苫小牧まで逃げ続ける主人公が行き場を無くしていく様は、映画ならではの、一風変わったロードムービー的な側面も垣間見える。そして、なぜか大号泣する菅原の姿も見られ、逃避の先に行きつくのは天国か地獄か、その先がどうなるのか知りたい欲に駆られる。舞台と同じく主人公・菅原裕一を演じた藤ヶ谷さんは、ただ「怒られたくない」「言われたくない」と、ばつが悪くなるとその場しのぎで逃げ出してしまうクズ男っぷりを見事に体現。しかし、「人間誰しも逃げ出したいと思うことはあるのでは?」とも思わせ、劇中ずっと観るものに共感と反感を与え続ける。撮影中には「日々しびれ、追い込まれ、鍛えてもらっている」と語り、「あんな限界を迎えたことはない」と言わしめるほど、現場ではまさしく心身を削り撮影に挑んだ意欲作。これまでのイメージを大胆に覆し、俳優として、これまでとはまた違う、新たな魅力を放つ。藤ヶ谷太輔コメント僕が演じるフリーターの菅原裕一は、自分がいやだなとか耐えられないなと思う度に逃げていくんです。すごいクズなんですけど、それができるって意外にかっこいいのかなって。みんな逃げたいと思うこともあるけど、結局その先のことを考えてしまい、理性が働いて逃げられない。でも、人間誰しも逃げたい瞬間とか、行きたくないこと、出たくない連絡ってあると思うんです。そこを断っていくと、最終的にどうなるのかっていう…。物語の前半は、裕一のことをこいつクズだなぁって鼻で笑っていたけど、だんだん「あれ?これ自分にもこういうところあるかな」とか思えたりする。人間の中には、どこか今まで逃げてきたこととか、避けてきたことがあって、そこに罪の意識みたいなものがあるのかなと思います。三浦監督はそこの深いところを描いて、突いてっていう…やっぱり三浦監督ワールドですよね。完成した映画を観たとき、なかなか自分では俯瞰で観られなかったんですけど、撮影現場にいらっしゃらなかったスタッフの皆さんの笑い声を聞いて、やっぱりこの作品は、内容的にも、キャラクター的にも、笑えるほど滑稽なクズっぷりがしっかり描かれているんだなと感じることができました。この作品を舞台でやらせていただいたのは4年前なんですが、映画化が決まった時に三浦監督から「舞台のときから、振り返った表情とかを映像に撮りたいと思っていた」と伺って…。映像になると規模感も大きくなりますし、逃避劇っていうんですか、それがすごく表現できているんじゃないかと思います。実際に、長い時間、長い距離走りましたし、何度撮影から逃げたいと思ったことか(笑)。現場では、時間もそうですが、精神的にも体力的にも、今までにないくらい追い込まれたので、そういうことも、僕が演じた裕一と重なって描かれていればいいなぁと思います。監督にも「本当に自分自身も追い込まれているところが、ちゃんと映像に出ているから安心して」と言っていただけました。現場では、妥協が一切なくて、今思うといい経験をさせていただいたなというのもありますが(笑)、三浦組を耐え抜いた男として、誇りに思っています。チームで本当に頑張った作品ですので、より多くの皆さんに届いたらいいなって、心の底から思います。笑える箇所がたくさんありますし、共感できる箇所、反感を持つ箇所、たくさんありますので、とにかく色んな方に、気楽に劇場に見に来ていただきたいです。三浦大輔監督コメント映画が完成しました。とても過酷な撮影でした。キャスト、スタッフの皆様の尽力のおかげです。心から感謝しております。舞台から続いて主役の菅原裕一を演じてくれた藤ヶ谷くんとは、今回の映像化にあたり、「舞台よりもさらにいけるところまで、作品を描ききろう」と話しながら撮影に挑みました。その想いが、映画の中に刻まれていることを願っております。映画と舞台の大きな違いは、撮影時に実景を目の当たりにできること。菅原は逃げ続けた末に、生まれ故郷の北海道にたどり着く……。藤ヶ谷くんに実際にその環境で演じてもらえたのは、菅原という人物を蓄積していく上でとても大きかったと思っています。菅原は、どこにでもいる平凡な若者ですが、ほんとに些細なことからあらゆる人間関係を断ち、逃げて、逃げて、逃げまくります。そのクズっぷりを楽しんでもらいつつ、最終的に、「これは、自分の『物語』だ」と、皆様一人一人が思って頂けたら幸いです。続報も期待してお待ち下さい!『そして僕は途方に暮れる』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして僕は途方に暮れる 2023年1月13日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
2022年08月30日ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」の映画化が決定した。2019年に上下巻で単行本が発売されると、「面白い!」「こんな浅田作品が読みたかった!」と話題になった「大名倒産」。時は江戸時代。ある若者が、ひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金が。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に巻き起こる、笑いと涙の傑作エンターテインメント。今回同作を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』や『老後の資金がありません!』、『そして、バトンは渡された』を手掛けた前田哲が監督を務め、映画化。本作が時代劇初挑戦となる。また、「半沢直樹」「ノーサイド・ゲーム」の丑尾健太郎と、「下町ロケット」の稲葉一広による共同脚本で描く。なお、9月1日(木)より文庫も発売予定だ。『大名倒産』は2023年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2022年08月29日神尾楓珠主演、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみか共演の映画『恋は光』のBlu-ray&DVDが、12月2日(金)に発売されることが決定。神尾さん、西野さんよりコメント映像が到着した。恋とは、本能?学習?遺伝子レベルの渇望?はたまた戦い?“恋の光”が視える男と恋する3人の女が導く“恋の定義”とは?恋について語り尽くす新たな恋愛映画として話題を呼んだ本作は、“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、「恋」の定義を考察する主人公たちを共感たっぷりに描いた文科系哲学恋愛映画。恋する女性が光って視えてしまう特異な体質ゆえに恋を遠ざけていた主人公の西条役には、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、『HiGH&LOW THE WORST』など話題作に次々出演し注目を集める神尾楓珠。そんな西条にずっと想いを寄せながらも幼なじみポジションから抜け出せないヒロインの北代役を、「あなたの番です」『孤狼の血 LEVEL2』など数々の作品に出演し、目覚ましい活躍を見せる西野七瀬。西条と同じく恋愛経験がなく恋を探究する東雲役に平祐奈。人の彼氏を奪いたくなる悪癖を持ちながら本当は素直に恋をしたい宿木役を馬場ふみか。恋の定義を考えながら、やがて不思議な四角関係になっていく、4人それぞれの恋の行方にも注目だ。原作は、「ウルトラジャンプ」(集英社)にて2013年から2017年まで連載され、コミックス化もされた秋★枝の同名漫画。日本のみならず韓国でも出版された人気作品。脚本・監督は、『ももいろそらを』『殺さない彼と死なない彼女』と、美しい画作りが国内外から高く評価されている小林啓一。風光明媚な、情緒に溢れたロケーションで原作の空気感を捉えている。『恋は光』は12月2日(金)よりBlu-ray&DVD発売。レンタルは11月2日(水)より先行リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋は光 2022年6月17日より全国にて公開©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
2022年08月29日のん、門脇麦、大島優子が共演し、『この世界の片隅に』の製作スタッフが「スカイハイ」のスピンオフ作品を映画化した『天間荘の三姉妹』。この度、のんさん演じる三女・たまえが天界と地上の間にある街、三ツ瀬で出会う人々との暮らしぶりが垣間見える場面写真が一挙解禁となった。場面写真には、天間荘の目の前に広がる風光明媚な三ツ瀬に顔を輝かせるたまえ(のん)、そんなたまえを笑顔で見守る姉・のぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)、そして謎の女性・イズコ(柴咲コウ)の姿が。現世での思い出を蘇らせる走馬灯を見つめる天間荘に滞在している気難しい性格の財前(三田佳子)とたまえ、天間荘の料理長・宝来(中村雅俊)に魚の捌き方を習うたまえ。仲睦まじい姿を見せる恋人同士のかなえと一馬(高良健吾)、さらに現世で出会うことのなかった姉たちや義母、そして久しぶりに再会した父・清志(永瀬正敏)との幸せそうな家族写真なども。たまえが現世を離れて体験する三ツ瀬で、初めての“家族”の時間や街の人々との穏やかな暮らしぶりが垣間見える場面写真となっている。たまえは彼らとの限りある時間を経てどんな決断をするのか、注目だ。『天間荘の三姉妹』は10月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天間荘の三姉妹 2022年10月28日より全国にて公開©2022 髙橋ツトム/集英社/天間荘製作委員会
2022年08月29日主演・のん、監督・沖田修一のタッグで、“さかなクン”の半生を、ユーモアたっぷりに描く映画『さかなのこ』。この度、お魚さんをめぐって“クセつよ”な不良たちが抗争!?コミカルで何だか楽しそうな喧嘩シーンの本編とメイキング映像が解禁となった。解禁となったのは、地元の“クセつよ”なヤンキーたちが港で喧嘩をはじめる本編シーンの映像。子どもの頃からお魚が大好きなミー坊(のん)や総長(磯村勇斗)率いるツッパリ集団を挑発する、他校の不良・カミソリ籾もみ(岡山天音)。「ここらの魚はうちらのモノなんだよ」とドヤ顔で謎理論をかまされたミー坊は怒り心頭で、「お魚さんが可哀そうだと思わないの!?君には心がないの!?」と詰め寄り、次第にヒートアップ。沖田監督の演出と俳優陣の演技とが融合し、コミカルでどこか平和な雰囲気が漂う喧嘩シーンに仕上がった。また、併せてヤンキーたちのわちゃわちゃな抗争シーンを収めたメイキング映像も解禁。ミー坊が天然記念物のカブトガニを盾に果敢にヤンキーへ立ち向かっていく様子や、磯村さん率いる“総長チーム”と岡山さん率いる“カミソリ籾チーム”がカチンコ片手にカメラ前に集結する、舞台裏の仲睦まじい姿も伝わってくる貴重な映像だ。先日行われた完成報告上映会でも、磯村さんが「今回は“かわいいおバカさんたち”という言葉が似合うような不良たちで、沖田さんの作品なので不良たちにもどこかクスっと笑えるところがあります」と言及。「これ沖田さんにハマるかな…とめちゃくちゃ話して大喜利大会のようなものがはじまっていました(笑)。いいシーンにしたいプレッシャーもあったんですが、実はけっこう壮絶な現場になっていました」と明かしたように、実力派俳優陣があの手この手で奮闘していたそうで、その結晶の1つがまさにこのシーン。のんさんも「普通のヤンキーにはしない演出を沖田監督がかけていて、わたしも頑張らなきゃ!と思った(笑)」と刺激を受けたことを明かしている。『さかなのこ』は9月1日(木)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さかなのこ 2022年9月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2022「さかなのこ」製作委員会
2022年08月29日鈴木亮平と宮沢氷魚が共演、『トイレのピエタ』『ハナレイ・ベイ』などの松永大司が監督を務める映画『エゴイスト』。この度、本作の場面写真および特報映像が解禁となった。まるで自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔(鈴木さん)。最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太(宮沢さん)。初めて解禁された約30秒の特報映像および場面写真では、そんな2人の幸せな時間が映し出されている。特報映像では龍太が、浩輔にキスをするシーンから始まり、龍太の髪を乾かす浩輔、龍太のことを「なんかね。ピュア」と好意を寄せる浩輔、幸せそうな笑顔で手を振る2人、手にハンドクリームを塗ってあげる浩輔。浩輔による献身的な愛と、誰かを心から愛することを知った幸せそうな龍太との時間が映し出されている。場面写真では、2人が並んでコーヒーを片手に微笑んでいる、幸せな時間を切り取っている。しかし、そんな2人の幸せな時間から一転、特報映像の最後のシーンでは、「僕は愛がなんなのかよくわからないです」という浩輔のセリフを残して映像が終わっている。愛がわからないと伝えた理由は何なのか。タイトルの『エゴイスト』という単語のように浩輔の独りよがりの愛がゆえのひと言なのか、気になるものとなっている。『エゴイスト』は2023年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月公開予定© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2022年08月29日ヴェネチア国際映画祭4冠の映画『おみおくりの作法』(15)を原作に、ドラマ「ゆとりですがなにか」「初恋の悪魔」の水田伸生監督が手掛けた『アイ・アム まきもと』。主演は映画『死刑にいたる病』では24人の命を奪った連続殺人鬼を演じ、 狂気溢れる怪演が印象的だった阿部サダヲ。本作ではまるで真逆の心優しき男・牧本を演じている。阿部さんが演じる牧本は小さな市役所の「おみおくり係」に勤め、空気が読めず、人の話を聞かない…。しかし、孤独に亡くなった人を独自のルールに従い、おみおくりしていく中で、少々煙たがられながらも出会った人々の心に変化をもたらしていく不思議なキャラクター。『死刑にいたる病』の殺人鬼から本作へと、全くの別人格へ変化を遂げた阿部さんは、「牧本のようなタイプの役は、あまり演じたことがないんですよね。いろんな役をやりたいという欲があるので、全く違う役を演じられて嬉しいです」と語り、「牧本が関わる人々は面白い、濃い人が多いので、僕は淡々と、やりすぎないほうがいいと思い、あえて作り込むことはしませんでした」と役へのアプローチを明かす。阿部さんを取り囲む豪華キャストも、阿部さんの魅力に虜になっていたようで、「阿部さんのミステリアスな雰囲気が牧本にぴったりだと思いました。脚本を読んでイメージしていたままの牧本がそこにいる、というか」と話すのは、今江みはる役の宮沢りえ。神代享役の松下洸平は、「牧本の目、阿部さん自身の目の美しさだと思うんですが…見ていると、思わず助けたくなるような不思議な魅力がありますね。阿部さん自身が牧本そのもので、全てを柔らかく受け止めてくれる感じでした」と共演を振り返り、様々な作品で印象を残す阿部さんの“目”の魅力を語る。阿部さん生来のキャラクターが牧本という役に完璧にハマっているようだ。『アイ・アム まきもと』は9月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイ・アム まきもと 2022年9月30日より全国にて公開©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会
2022年08月28日『異動辞令は音楽隊!』の内田英治監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督がタッグを組み、主演に伊藤沙莉、共演に竹野内豊らを迎えた異色エンタメ『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』。この度、ベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のホワイト・レイヴン・コンペティション(White Raven Competition)部門への正式出品が決定し、海外ビジュアルと新場面カットが到着した。東洋の魔窟と称される歌舞伎町を舞台にした本作は、内田監督と片山監督というインディーズ界出身の2人がタッグを組み、6つのストーリーを分業、1本の映画として創り上げていくというコラボレーションスタイルの意欲作。この度、正式出品が決まったブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF:Brussels International Fantastic Film Festival 2022)は、ベルギーのブリュッセルで1983年から開催されているファンタジー、スリラー、SF作品を対象とする国際映画祭で、今年で40回目を迎える(途中コロナで中止あり)。シッチェス・カタロニア国際映画祭、ポルト国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の1つに数えられる。本作は『LIFE OF MARIKO IN KABUKICHO』の英語タイトルにて、主要部門であるホワイト・レイヴン・コンペティション部門へ正式出品。それに合わせて初解禁された海外版ビジュアルは、歌舞伎町を舞台に、忍者、宇宙人、ライフルをもつ女性など、本作のエキセントリックでカオスな世界観をイラストで表現したビジュアルで、ジャパニーズ・ファンタスティック・ムービーを色濃く映し出している。キャスト、両監督よりコメント到着伊藤沙莉海外の映画祭に人生で初めて行かせていただいたのが内田英治監督の作品『獣道』でした。なので今回の出品は私自身すごく感慨深いものとなっております。ポップでダークな、滑稽で切ない世界観を海外の皆様にも楽しんで頂けたら嬉しいです!竹野内豊ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に正式出品されるとの事で、これはスタッフ、キャスト一同にとって大変喜ばしいニュースです。内田監督と片山監督は、海外生活のご経験があるからこそ、一つの国の枠に捉われる事なく、独特な視点と感性で新宿の街を映し出すのではないかと勝手に想像が膨らみます。海外の方々がこの映画を観た時、どの様な反応があるのかとても興味深いです。内田英治監督ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭での上映ありがとうございます。いわゆるファンタ映画への愛が強く、今回の上映はとても嬉しいです。本作は、なんでもありのごった煮映画を片山監督と撮りました。海外のお客さんの反応が楽しみです!片山慎三監督ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で選ばれ光栄に思います。この映画がどう受け止められるのか楽しみでなりません。気軽に観ていただけると幸いです。『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は2023年、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:探偵マリコの生涯で一番悲惨な日 2023年テアトル新宿ほか全国にて公開予定©2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
2022年08月26日池田エライザ、齊藤工、藤井道人、水川あさみ、ムロツヨシらが監督を務める短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season4』より、各作品のビジュアルと予告編が到着した。繰り返す日々の中、些細なきっかけで変わっていく男の姿を描く、水川監督デビュー作『おとこのことを』のビジュアルは、無精ひげを生やした主演・窪田正孝がモノクロで切り取られた。また予告編では、部屋に引きこもっている男が映し出され、想像力を掻き立てる。『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』齊藤監督のセルフリメイク作品『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』は、風刺的かつ奇抜なビジュアルを制作。伊藤沙莉出演・語りで構成された謎の映画の予告編「間違えのない、間違い」が公開され、本編のコメディ展開が楽しみになる内容となっている。『バイバイ』また、自身が書いた昔の脚本を映像化したムロ監督作『バイバイ』からは、ランドセルを背負った小学生の男の子と女の子が描かれた、可愛らしい絵のビジュアルとアニメーション予告が到着した。そのほか、池田監督の『Good night PHOENIX』では、アーティスティックな予告編が公開。福永壮志監督『シルマシ』、佐原杏奈の笑顔が光る村上リ子監督の『THE NOTES』、選定クリエイター枠のGAZEBO監督の『BEFORE/AFTER』、真壁勇樹監督の『星ニ願イヲ』、映画を撮る若者たちの物語を描いた藤井道人監督の『名もなき一篇・東京モラトリアム』など、個性豊かな作品が揃っている。予告編『Good night PHOENIX』監督:池田エライザ/出演:フリッツ リオ、アイビー愛美『BEFORE/AFTER』監督:GAZEBO/出演:川久保晴『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』監督:齊藤工/出演:伊藤沙莉、戸塚純貴、斎藤工、平子祐希(アルコ&ピース)、大水洋介(ラバーガール)『シルマシ』監督:福永壮志/出演:伊東蒼、黒田大輔、山田真歩『名もなき一篇・東京モラトリアム』監督:藤井道人/出演:若林拓也、三浦健人、前田旺志郎、園田あいか、中島侑香、廣岡聖『星ニ願イヲ』監督:真壁勇樹/出演:西田薫子、宮川智司、紫藤楽歩、真壁勇樹『おとこのことを』監督:水川あさみ/出演:窪田正孝、池谷のぶえ、キムラ緑子『THE NOTES』監督:村上リ子/出演:Dirk Rebel、佐原杏奈、Sophie Mathieu、Wim.Sakura『バイバイ』監督:ムロツヨシ/出演:ムロツヨシ、大西礼芳『MIRRORLIAR FILMS Season4』は9月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:MIRRORLIAR FILMS Season4 2022年9月2日より全国にて公開
2022年08月26日清野菜名と松坂桃李が共演する実写映画『耳をすませば』より、本作の魅力を語るインタビュー映像と本編映像を組み合わせた幕間映像が公開された。映像では、10年後の雫を演じた清野さんの「中学生時代の青春というか甘酸っぱさがすごく繊細に表れている作品」というコメントとともに、夏休みに図書室を訪れる雫や、明け方にあの丘を目指して自転車にまたがる印象的なシーンという、中学生時代の姿が映し出される。一方、松坂さんは「子供時代と大人時代の両方並行して物語が進んでいくところが魅力」だと語り、大人になった杉村(山田裕貴)と夕子(内田理央)、雫の映像や、バロンへ「久しぶり」と語りかける雫、「雫は僕の太陽みたいな人です。だからこそ雫には夢を諦めて欲しくない」という聖司の気になるセリフも登場。杏が歌う「翼をください」も流れ、10年の時を経て紡がれる2人のラブストーリーに期待高まる映像となっている。『耳をすませば』は10月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:耳をすませば(2020) 2022年10月14日より全国にて公開©︎柊あおい/集英社©︎2022『耳をすませば』製作委員会
2022年08月26日現在大ヒット上映中の人と犬の絆を描く感涙必至の感動作『ハウ』。この度、ハウを演じた俳優犬ベックと主人公・民生役の田中圭らキャスト陣の現場オフショット映像が到着した。すでに映画を観た観客からは、「ハウと民夫がお互いを強く想い合う気持ちの尊さに涙した」「民夫の声を温もりを求め走るハウの姿に感動」など、ベックと田中さんの癒し系コンビや、豪華キャスト陣に引けを取らない堂々とした演技を見せるベックの“名俳優犬っぷりを絶賛する声や、「想像してた結末とは違ってて、最後は涙が溢れてきた」「ハウを取り巻く人物たちも皆優しくて温かくて見終わって本当に多幸感でいっぱいになる」など、話題沸騰の“優しすぎる結末”に感動する声も多数上がっている。この度解禁となったのは、ベックと田中さんを始めとする豪華キャスト陣のオフショット映像。映像は、ベックと田中さんが初めて共演したハウと民夫の出会いのシーンのオフショットからスタート。持ち前のオープンマインドで瞬く間にベックと心を通わせた“犬派”の田中さんを始め、野間口徹と渡辺真起子も大の犬好きということから、撮影現場の雰囲気は終始穏やかなことが見て取れる。ベックはブンブンしっぽを振るほど上機嫌で、なんと撮影本番中に田中さんに突然キスするという可愛すぎるハプニングも。思わず渡辺さんが「二人ともがめっちゃ可愛かったね!」と声を上げるほど、予期せぬベックのNGにキャスト・スタッフも満面の笑みを浮かべていた。続いて長澤樹演じる、震災の風評被害に心を痛める女子中学生の麻衣が無人駅でハウとダンスをするという印象的なシーンが流れる。ベックを指導したドッグトレーナーの宮忠臣も、本作で大変だった撮影に挙げるほどのシーンで、長澤さんとベックが入念なリハーサルを重ねた成果が出ていると太鼓判を押している。長澤さんは難易度の高い本シーンに不安も抱いていたというが、「ベックが元気に走り回って背中の上も飛んでくれて。おかげで楽しく踊れました!」と撮影をふり返り、コメントしている。長澤さんの抜群のコンビネーションによって生み出された、ベックの華麗なジャンプにも注目だ。続いて宮本信子演じる、夫を亡くし一人傘屋を営む志津とハウのシーンからは、布団で眠りにつく志津にハウがそっと寄り添う場面のオフショットが流れる。通常の犬であれば、大勢のスタッフの中で静かにじっとすることは至難の業だが、ベックは指示に従い、たくさんのカメラに囲まれながら、そっと宮本さんを見守る“静”の演技を堂々披露。宮本さんはもともと犬が苦手だったが、人懐っこく利口なベックにはすぐに魅了された様子。共演シーンでもベックの見事な佇まいに感動すると共に、撮影が終わる頃にはすっかり大ファンになっていたようだ。さらに映像は続き、モトーラ世理奈演じるめぐみとのシーンに変わる。めぐみは、DV被害を受け修道院に保護され、実はハウと意外な関わりのあるキーパーソンだ。モトーラさんは役柄を考慮し、本当はベックに触りたいところをぐっと抑え、撮影現場では一定の距離を取り続けていたという。しかし、ベックとの写真撮影中に突然頬を舐められ思わず笑顔に。どこか影のあるめぐみ役とは打って変わって、喜びが溢れ出した瞬間の表情は必見だ。最後に登場するのは、ハウと民夫の河原のシーンのオフショット。「ハウ!」と両手を構え待ち構える田中さんのもとへベックが飛び込んでいくかと思いきや、ベックはその横をさっと走り抜けてしまう。「なんで避けるんだよ~!」とじゃれつき、慣れた様子で愛おしそうにベックを撫でる田中さんと、嬉しそうにしっぽを振り続けるベック。その姿は、お互いを心から愛する、まるでハウと民夫そのもの。言葉にせずとも思いが通じ合っているような、ベックと田中さんのほほえましくもどこか感動的ですらあるオフショットで幕を閉じる。無邪気で愛おしいベックの可愛すぎるNGシーンを筆頭に、人と犬の絆が伝わる貴重な映像となっている。田中さんは本作について、「ハウに癒され励まされ、多幸感に溢れて温かい気持ちになった」とコメントしている。『ハウ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウ 2022年8月19日より全国にて公開©2022「ハウ」製作委員会
2022年08月26日外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描いたドラマの16年ぶりの続編、映画『Dr.コトー診療所』。この度、本作であの頃と変わらぬままのキャストたちが奇跡の再集結を果たしていることが分かった。吉岡秀隆が引き続き主人公・コトーを演じる本作。診療所の看護師・星野彩佳、改めコトーと結婚し姓が変わった五島彩佳役の柴咲コウ、志木那島の漁師・原剛利役の時任三郎、島民が集うスナック「まり」の店主・西山茉莉子役の大塚寧々、泉谷しげる、筧利夫、小林薫、大森南朋、朝加真由美ら、ドラマからの続投キャストが勢揃い。さらに、映画化発表時、大人になった原剛利の息子・剛洋の出演に注目が集まっていたが、2006年の第2シリーズ以降、剛洋役の富岡涼は芸能界を引退していた。しかしこの映画のためだけに、富岡さんが役者復帰を果たし、再びコトーの世界に戻り、物語のカギを握る。また公開されたビジュアルは、コトーと彩佳がふたりで診療所前に佇む、懐かしさも感じさせるものとなっている。ドラマ第2シーズンの最終回で、コトーが乳がんを患った彩佳の手術を成功させたものの、それ以降の関係については描かれていなかった2人。映画では、そんなコトーと彩佳が結婚し、さらに彩佳は妊娠7か月であることが明らかに。柴咲さんのキャリアで初めての妊婦役だ。コメント・柴咲コウ何十年も前にチームだった人が多い現場なので、あうんの呼吸のような安心感がありました。撮影しながら昔のこともどんどん思い出して、思い出話に花を咲かせながら、「今」を紡いでる「Dr.コト-診療所」を撮っていました。16年間の平穏な暮らしがどこかに感じられたらいいなと思いながら撮影に臨んだのですが、吉岡さんの姿を見たら、自然体でコトー先生の空気をまとっていて、そんな吉岡さんの前にいると、自然と自分も彩佳になることができました。ちなみに与那国島での撮影は、土地柄、虫が良く出るのですが、宿で私の苦手な虫が出た時に吉岡さんが、それをとってくれて、そういう何気ないことでも家族っぽくなるんだなぁと。こうやって助けて頂きながら島暮らしをしているのが、思い返せば、昔もそうだったなと思い出しながら撮影していました。今回の「Dr.コト-診療所」は、ドラマもそうでしたが、日常や病気によって訪れる非日常、そこから生まれる感情をすごく丁寧に描いている作品なので、医療ものというよりはヒューマンドラマだと思いますし、人の心の機微や、人との繋がりが、どれほど大切なのかを改めて感じさせてくれる作品になると思います。・時任三郎第1シーズンで、船酔いした息子タケヒロに向かって「漁師の息子が、情けねえ」と言っていた父タケトシ。それを演じていた自分が一番船に弱かったということを思い出しました(笑)大人になったタケヒロと久しぶりの親子再会、どんな展開になるのかご期待下さい。・大塚寧々今回16年ぶりに撮影でしたが、与那国の空港に降り立って、あの空気を吸い込んだ瞬間に、ああ~島に帰ってきたと思いました。診療所もそのままで、なんだかずっと島で生活していたような不思議な気持ちでした。子供達は成長して大人になっていてびっくりしました。スタッフやキャストのみなさんと会って、一瞬にして時がそのまま流れていたような感覚になったのが、とても嬉しかったです。まるで、久しぶりに親戚一同が揃った!みたいな感じでした。その雰囲気が映像にも写し出されていればと思います。・泉谷しげるみんなもっと老けていると思ったが、いやいやぜんぜ~ん変わってなかったから驚いたねー!今回オリジナルメンバーでやれたのが全くもって良かった。最初この話しが来た時、『早く撮らないと歳取ったのが死んでしまうから早くしないとダメだぞー』と言ったけど、前より若くなってらーっていう人もいて(笑)シゲは、勝手に島民の世話をして勝手にリーダーシップとる人なんだが、ありがた迷惑的なキャラが好きで、生き生きしてるね!例えばだが、誰かが怪我して深刻な場面でも『あの野郎もう死んじまったかー』みたいなこと言っちまうところが大好きだね!まー観客の皆さんに喜んで貰える事が俺達の使命だから、本当に楽しんで貰う事が、何より願いだね!・筧利夫永く役者をやっていると時々とんでもない事が起こります。私は変わりました。みんな変わりました。だって16年たってるんですもの。でも衣装着て診療所に行ったら...同じになっちゃうんですよ(笑)手術台に行ったら手伝ってるんですよ(笑笑)嬉しくなっちゃいます!もうファンタジーを飛び越えた機械を通していないCGですよ。ウキウキするでしょ?これは観ないといけませんね。Dr.コトー診療所でお待ちしております。・小林薫二年くらい前だったかな、皆さんも同じだったと思うけど、中江監督から、コトーの映画化の話があるンだけど、その時は出演してくれる?って云われて、二つ返事で、そりゃあもちろん出ます出ますと答えてました。なんだろうこの気分は、久しぶりに同じスタッフ、キャストの皆と一緒に仕事が出来る。島にももう一度行くことが出来るかもってのもあったかも知れないが、16年経っての作品化はコトーにそう云う生命力があったってことで、改めて、そう云う作品に関わることが出来た喜びみたいなのがあったンだなあと思っています。・朝加真由美この歳になると「ありがとう」と言う言葉が身に染みます。コトー再開の話しを頂いて思わず「ありがとう!」って空を見上げました。撮影初日与那国では「そうそうこの日差し!」「目が開けられない!」監督はじめスタッフ皆様の笑顔!「嬉しい!」現場に行けばコトー先生が居て、星野家があって、そこに行けば星野昌代として居られました。16年前には撮影がハードで早く帰りたいなんて思ったりもしたのに(笑)なんと一日でも永く居たい場所になっていました。Dr.コトー診療所、「ありがとう!」・大森南朋撮影前は久しぶり過ぎて、気持ちがわさわさしておりましたが、現場に入ったら一瞬で16年前に戻りました。皆様がお元気そうでなによりでした。16年ぶりに帰ってきた「Dr.コトー診療所」楽しみにしてください。・富岡涼監督から映画化のお話と「参加しないか」と言われて、考えたこともなかったので驚いたのと、役者を辞めてから時間も経っていたので、かなり悩んだのですが、監督から声を掛けていただけたことがすごく嬉しくて「自分のできることを精一杯やってみよう」という思いで参加しました。島で吉岡さんや監督と話しながら過ごすうちに、だんだん昔、タケヒロがドラマの中で体験していたことを鮮明に思い出して気持ちがどんどん強まったので、自分の中にまだタケヒロが残ってたんだなと感じました。皆さんに久々にお会いする時はかなり緊張していたのですが、「あ!タケヒロ」みたいな感じで声かけていただいて…。本当に島のみんなの中に久しぶりに帰ってきたような、里帰りしたような感覚で、あたたかく迎え入れていただけたことが嬉しかったです。『Dr.コトー診療所』は12月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Dr.コトー診療所 2022年12月16日より全国東宝系にて公開Ⓒ山田貴敏Ⓒ2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会
2022年08月26日阿部寛主演、内田英治原案・脚本・監督作『異動辞令は音楽隊!』より演奏シーンを切り取った本編映像が公開された。犯罪捜査一筋30年の鬼刑事が突然警察音楽隊へ異動辞令を命じられることからはじまる本作は、主演の阿部さんはじめ、キャスト陣が猛特訓の末に挑んだ本格的な演奏シーンも見どころの一つ。この度公開されたのは、そんな警察音楽隊の駅前の犯罪撲滅キャンペーンでの演奏シーンを捉えた本編映像。手拍子と広岡(渋川清彦)の軽快なパーカッションから演奏が始まると、成瀬(阿部寛)が叩くドラムへと、ダイナミックなカメラワークで移動していく。音楽隊のメンバーである来島春子(清野菜名)や国沢正志(板橋駿谷)の姿も映し出されるなか、坂本祥太(磯村勇斗)ら刑事課の面々が「意外に上手いな」とこぼす一幕も。北村裕司(高杉真宙)のソロパートも映し出されるが、実は当初この寄りショットはなかったという。高杉さんのサックスの腕前が格段に成長していたため、急遽抜くことになったのだ。本映像で演奏されていた楽曲は、吹奏楽を経験した人なら誰もが耳にしたことがあるであろうジャズ・フュージョンバンド「T-SQUARE」の「宝島」。お祭りのような軽妙なリズムで盛り上がるこの楽曲は、初めはバラバラだった警察音楽隊が徐々に演奏を楽しめるようになってきた過程を表現している。そして驚くべきは、本作での演奏シーンにおいて演技の吹き替えが一切使用されていないということだ。撮影前、内田監督は出演者に、「音楽映画ですので、『ミッドナイトスワン』のバレエと同じように、演奏シーンの演技の吹替はなしで」とお願いしたそう。阿部さんは、ドラムも太鼓も触ったことすらないという状態からのスタートだったため、練習用のゴムパッドから始めた。1日3時間もの基礎練習を1週間以上行った後、本物のドラムが叩けるスタジオでの本格的なレッスンが始まった。また、イメージトレーニングも大事だという指導を受けた阿部さんは、練習の合間に日本や海外のプロドラマーの動画を見ていた中で、没入しながら叩くタイプのドラマーが気に入り、バディ・リッチという有名なドラマーに刺激を受けたそう。身体全体の動きも含めて“見せる”叩き方を研究し、大ヒット映画『セッション』にも影響を受けたという。そんな出演者陣の努力の甲斐あり、クランクイン直前で行われた全体練習では、音楽担当の小林洋平に「どれだけ大変なことか、よくわかるので思わず涙が出ました」と言わしめるほどまでの完成度となった。そんなキャスト、スタッフの本気度が詰まった演奏シーンは必見となっている。『異動辞令は音楽隊!』は8月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:異動辞令は音楽隊! 2022年8月26日より全国にて公開©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会
2022年08月25日岡田准一と原田眞人監督が『関ヶ原』『燃えよ剣』に続き3作品目のタッグを組んで作り上げた、究極のノンストップ・クライム・エンターテイメント『ヘルドッグス』。今回は、猛者をもたしなめる極道の姉御役を演じた松岡茉優の新場面写真が解禁となった。解禁となったのは、東鞘会・神津組のボスであり、兼高(岡田准一)、室岡(坂口健太郎)の狂犬コンビの“オヤジ”でもある土岐(北村一輝)の愛人・恵美裏の姿を捉えた新場面写真。松岡さんが演じる恵美裏は、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」という男社会の中で生きる極道の女。土岐のことを“パパ”と呼び、愛嬌のある一面も覗かせながら、どんな鍵でも解錠できる“鍵師”の家系出身で、裏社会に独自のパイプを持つミステリアスな女性。背中には美しい鳳凰のタトゥーを持ち、時には東鞘会に与する屈強な猛者たちすら、ひと言で嗜める肝っ玉の座ったところがあり、公私ともに土岐の支えになっている。しかし一方で、欲望に忠実、刺激が大好きな彼女は土岐の部下である兼高とも、道ならぬ関係に。力強さと妖艶な魅力を併せ持つ魅力的なキャラクターとして、映画の世界を彩っている。到着した場面写真では、楽しそうにじゃれ合う土岐と恵美裏の姿や、共に現場にでて指揮をとる2人の姿が映し出されているほか、真っ黒な衣装に映えるグリーンヘアと真っ赤な口紅が印象的な恵美裏の美しい姿がとらえられている。松岡さんは恵美裏という役柄について「頭が良くて魅力的で、私も憧れてしまう」とコメントしており、共演シーンの多かった北村さんについて「初めて共演させていただいたのですが、とても優しくして下さって、たくさん助けていただきました」と撮影秘話を明かす。原田組は初参加となったが、実はクランクイン前に現場に見学に行っていたそう。「監督の真後ろで見学させていただきました。『このアングルはね、こう言うことなんだよ』とか『こうやって撮っていくよ』っていうのを細かく教えてくださったんです」とも明かしている。自身が恵美裏という役を演じることで「彼女の信念がチラリとみえたら嬉しいです」と、男社会の中においても信念を持った女性を見事に体現している。『ヘルドッグス』は9月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年08月25日前田敦子主演×菊池風磨共演、山岸聖太監督による映画『もっと超越した所へ。』。この度、菊池さんが演じるバンドマン志望でヒモ体質のストリーマー・怜人の新場面写真が解禁となった。解禁となったのは、怜人がデザイナーの主人公・真知子(前田敦子)と再会する直前の場面。背中にギターを背負い、ライブ配信をしながら、待ち合わせ場所の下北沢の劇場スズナリに向かっている。10数年ぶりの再会、そのスパンを感じさせない距離の詰め方と愛くるしい笑顔で愛嬌を見せると、そのまま真知子の部屋に転がり込む。甘え上手な可愛さを見せながらも、強く束縛する怜人に、真知子の抜け出せない<沼恋>がはじまる――。生粋のクズ男・怜人に対し、演じた菊池さんは「僕自身としては全く共感ができないクズ男。恋人のヒモになる感覚が僕には絶対分からないですし、相手を束縛するタイプでもないと思います。だからこそ演じるのはすごく楽しかったです」とコメント。現場では、監督からの「可愛らしさを足して」という演出を受け、声のトーンや表情を調節し、怜人を作り上げていった。傍から見ると、なぜこんな人と真知子は一緒にいるんだろうと思われるような恋愛模様については、「周りの人たちが何を言っても、当人同士にとってはそれが幸せで、心地良かったりする。“この人じゃなきゃ”っていう2人だけの世界がきっとあるんだな、というのがこの映画に出て改めて気付かされたことです」と菊池さん。「クズ男の弱いところ、それを許してしまう私の弱いところ…思い当たる部分がある人も多いと思います。そんな弱い部分を突かれに来てください」と語っている。『もっと超越した所へ。』は10月14日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:もっと超越した所へ。 2022年10月14日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会
2022年08月25日松山ケンイチ、ムロツヨシ、満島ひかり、吉岡秀隆らが出演する荻上直子監督作『川っぺりムコリッタ』。友達でも家族でもない、でも孤独ではない、新しいつながりの物語を描く本作より、生=「食べる」、死=「葬る」2つの観点を切り取った特別映像が公開された。“食べる”編の映像では、孤独な男・山田(松山さん)がご飯や野菜を頬張るシーンからスタート。そして、1人で食べていた山田が、最後にはハイツムコリッタの住人と「みんなで食べる。」。住人と食を通して心通わしていく姿に和む映像だ。一方、“葬る”編の映像では「どんな人だったのかね」と問う島田(ムロさん)に、「どうせろくでもない人生ですよ」と吐露する山田。父の遺骨を市役所職員から受け取り、虚ろな表情を浮かべる。さらに、「死んだ後の魂は何処へ行くんですか?」という山田の問いに、「死に寄り添う。なんとか生きていく。」の文字が印象的に映し出されている。『川っぺりムコリッタ』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:川っぺりムコリッタ 2022年9月16日より全国にて公開© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会
2022年08月25日志尊淳が『HiGH&LOW THE WORST』にて演じていた“殺しの軍団”鳳仙学園の頭・上田佐智雄役で、続編『HiGH&LOW THE WORST X』に特別出演することが分かった。志尊さんが再び演じるのは、鳳仙学園を統率する最強の頭・上田佐智雄。見かけは細身だが、パワー、スピード、テクニック、判断力の全てを兼ね備え、その実力は鳳仙史上随一とも噂される人物。前作では、川村壱馬演じる鬼邪高校の花岡楓士雄と共闘し、牙斗螺(キドラ)をぶっ潰すなど、拳の強さは折り紙付き。すでに小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三“通称・シダケン”(荒井敦史)の鳳仙四天王と、2年の徳山門司“通称・モンジ”(堀夏喜)、サバカン(坂口涼太郎)の登場は明らかにされていたが、志尊さんの出演情報が解禁されないことを受け、前作ファンから「志尊淳いないのか…ショック。」「佐智雄はどこにいった!?」といった嘆きの声も上がっていたが、ついに、満を持して解禁。絶対的な頭・佐智雄の参戦によって、鳳仙学園はどのような戦いを見せてくれるのか。前作よりもパワーアップした鳳仙学園のプライドをかけた熱き闘いからも目が離せない。『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年08月24日現在公開中の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』より、信と王騎の熱きシーンが公式Youtubeにて2週間限定公開スタートした。7月15日に公開された本作は、8月23日までの公開40日間で、観客動員数320万人、興行収入45.3億円を突破し、2022年に公開された邦画実写作品の興行収入で1位を獲得。2019年に公開された前作もその年の邦画実写作品の興行収入でNo.1を獲得しており、2作連続でのNo.1となる勢いだ。シリーズ累計興収も100億円を突破し、本作が映画館を熱く盛り上げている。観る者をゾクゾクさせる“熱きシーン”が満載の今作。中でも、山崎賢人演じる信が憧れる、大将軍・王騎(大沢たかお)と対峙するシーンは、物語の行方を左右する重要なシーンで、鑑賞者の間でも話題。そんな貴重なこのワンシークエンスを、今回まるまる公開。亡き親友・漂と交わした約束、「天下の大将軍」になるために初陣に挑む信が、物語のクライマックスで王騎から“将軍”について教えを請う名場面。ラストは、「馬を貸してくれ」と信が言い、借りた馬で戦場を駆ける。そんな爆走にテンションが上がること間違いなしだ。『キングダム2 遥かなる大地へ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:キングダム2 遥かなる大地へ 2022年7月15日より全国にて公開(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会
2022年08月24日2015年に原作者・鳥山明原案による新シリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」がスタート、映画では前作『ドラゴンボール超 ブロリー』が全世界興行収入135億円超えを記録したシリーズの最新作、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が海外でも公開され、全世界週末興行ランキング1位、全米オープニング興行収入ランキングにおいても初登場1位を獲得した。日本公開以後も「10回目観ました!最高です」「4回目もやっぱ泣いたなぁ...作画、音楽、脚本、演出、全てが本当にすごい映画」など、本作を複数回楽しむファンの熱量の高いコメントが多数寄せられ、日本での興行収入は24.9億円を突破(6月11日~8月21日)。そんな本作が8月18日よりついに海外でも公開し、グローバル(全世界)週末興行ランキングで全世界興行収入(8月21日時点)約70.8億円を記録し堂々の1位を獲得。全米オープニング興行収入(8月18日~8月21日)は2100万ドル(約28.9億円)で初登場1位に。全米で初登場首位を獲得するのは、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』以来の快挙。その他の地域(メキシコ、アルゼンチン、ペルー、イギリス、アイルランド、チリなど)では興行収入(8月18日~8月21日)1230万ドル(約17億円)を記録した。ファンからの熱量の高いコメントも続々と届いており、その熱狂ぶりが伺えるとともに、ヨーロッパなど公開が控える国々がまだあり、全世界でのさらなる盛り上がりが期待されている。『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラゴンボール超 スーパーヒーロー 2022年6月11日より全国にて公開©バード・スタジオ/集英社©「2022ドラゴンボール超」製作委員会
2022年08月24日ディーン・フジオカ×岩田剛典共演の月9ドラマ「シャーロック」の映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が、10月26日(水)よりBlu-ray&DVDリリース開始が決定した。2019年10月期に放送された「シャーロック アントールドストーリーズ」は、世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する様子が描かれた。6月に公開された劇場版では、新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦らが出演し、「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、華麗なる一族の闇に2人が迫っていく。今回特別版には、ディーンさんと岩田さん、そして西谷弘監督による製作の裏側を徹底解説するビジュアルコメンタリーや、メイキング映像などを収録した特典ディスクがセットになっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』Blu-ray&DVDは10月26日(水)発売、レンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年08月24日『サマーフィルムにのって』『PLAN 75』などで大きな注目を集める河合優実を主演に迎え、直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説「少女は卒業しない」を映画化、2023年2月23日(木・祝)より公開が決定した。本作は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界の全てだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。原作は、同世代のリアルな心情を鮮やかに描き出し、共感を呼ぶ作品を発表し続け『桐島、部活やめるってよ』や『何者』など映像化作品も数多の直木賞作家・朝井リョウが、2012年に発表した連作短編小説。発表当時、現役高校生からこれまでに“卒業”を経験した20代以上の大人世代まで多くの共感を呼んだ話題作が、10年の時を経て映画化となった。原作に感銘を受け、監督・脚本を手掛けたのは、高校生を主人公に描いた短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。商業長編映画デビューとなる本作では、原作の持つ瑞々しさと甘酸っぱさをそのままに群像劇へと構成を変え、少女たちの心の機微を丁寧に描き出す。彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのは、いま映画界を中心に熱視線を浴びる河合優実。『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』で数々の映画祭の新人賞を受賞し、2022年には『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』など8本の映画に出演。本作で初主演を果たす。将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役には、連ドラ初レギュラーとして出演した「中学聖日記」で話題となり、『アルプススタンドのはしの方』での好演が記憶に新しい小野莉奈。軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役は、『ヤクザと家族 The Family』で主人公の娘役で銀幕デビューした小宮山莉渚。クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役には、2021年には『かそけきサンカヨウ』など3本立て続けに出演作が公開され注目を集める中井友望が演じる。キャストらコメント到着河合優実(山城まなみ役)この映画は卒業というひとつのリミットに直面する高校生たちの群像劇です。誰もが生きる上で経験する「絶対的な終わり」をいまどう捉えて物語に向き合うか、じっくり自分に問いながら臨みました。また、主演という形でお話を頂き、肩肘張らずに挑もうとは思いましたが、やはり1番目に名前がくるとなると良いものを作りたいという気持ちがいつも以上にメラメラと燃えはじめたのを最初から感じていました。中川監督が有難いことに私たち若いキャストと常に同じ目線に立とうとして下さったので、なんとか感覚を伝えあおうと沢山言葉を交わしながらシーンを紡いでいきました。キャストの皆さんとの日々も、とても瑞々しく感じられる出会いや再会が重なった春でした。ラストカットを残して、皆が出番を終えて現場を去ってゆく体育館で、人知れず泣いてしまったほどです。あの時それぞれの中に映っていた景色が、観てくださる方の胸にもたしかに反射するような映画になっていたらいいなと願っています。小野莉奈(後藤由貴役)後藤の性格や思考回路はとても共感できてこの役を自分が演じられるのはとても光栄だと思いました。また脚本には描かれていないこれまでの後藤の人生も沢山想像した上で現場でどんな後藤という人物像が生まれるのかも楽しみでした。中川監督は役者さん1人1人を信じて、寄り添いながら演出してくださる方だと思いました。私は監督が役者を信じて期待している感じが嬉しく、心地良くて、その気持ちにしっかり応えられるお芝居がしたいと想いながら毎日撮影に挑んでいました。本当に撮影現場では共演者の子たちとよく笑っていました。同世代の子とたわいもない話をして、まるで学生時代にタイムスリップしたような感覚でした。大人になってから学生時代を追体験できる事はなかなか無いのでこの時間を噛み締めようと思っていました。今でもこの撮影期間は大切な思い出です。あと、中川監督にバスケットボールを熱血指導していただいたのも忘れません。笑映画を見て、大人の方はきっと忘れていた思い出や学生時代の感情を思い出して初心に戻るような気がしますし、学生の方が見たら、今しかない時間を大事に生きようと思える作品なのではないかと思います。私は公開がとても楽しみです。個人的な話ですが後藤のバスケシーン、本当に頑張ったので良かったら見てほしいです。笑小宮山莉渚(神田杏子役)私が今回の作品で演じさせていただいた神田杏子は、軽音部部長で、部員から頼りにされるしっかりした子なんですが、10代の高校生らしい部分もちゃんと持っている女の子だなーと思ったのが第一印象でした。普段の自分と近いところもあったので、映画を通して神田の魅力がたくさん伝わると嬉しいです。中川監督には、台本にとらわれずリアルな高校生を演じて欲しいと言っていただいたので、撮影中も普段学校に行くのと変わらない感覚で、監督を‘先生’と呼んでしまいそうになったり、年齢関係なく皆さん本当の同級生のように接してくださって、毎日がとても楽しかったです。私も卒業まで、これからの高校生活を悔いのないよう充実させていきたいと思います。完成した映画を観て更にいろいろな変化を感じられると思うので、今から楽しみです!中井友望(作田詩織役)私は作田という役を演じさせていただいたのですが、いい意味でああ何もしなくていいかも、と思えたほど最初から作田に寄り添えました。そんな風に思える役と出逢えた事が凄く嬉しかったです。中川監督は、明確な提案をくださり監督の頭の中で毎秒映画が出来上がっていってるようでした。物腰は柔らかく必要のない緊張や不安を初めからふーっと消し去ってくれました。撮影期間は冬の残りから桜が満開になる頃で、撮影に行きながら季節の移り変わりを感じていました。人の数だけ物語や感情があり、それが合わさった時の心の振動は、生きていてよかったなと思えることのひとつです。そういうものがスクリーンから伝わればと思います。完成が楽しみです。中川駿(監督・脚本)初めて原作を読んだ際、少女達の繊細で複雑な心理描写に感銘を受けると共に、映像化することへの大きなハードルを感じました。それでも挑戦してみたいと思えたのは、やはり原作の持つ魅力や世界観に魅せられたからだと思います。4人の少女を演じていただいた河合さん、小野さん、小宮山さん、中井さんはそれぞれが全く違う素敵な個性の持ち主で、ご自身の個性をなるべくそのまま作品に反映できるよう、キャラクター設定はもちろん、現場での向き合い方も意識して臨みました。コロナ禍であり、天候や桜の開花具合に左右され、かつスケジュールもタイトな中での撮影でしたが、終わってみれば万事滞りなくやり遂げることができ、やはりこの作品には何かがあるなと感じています。本作に関わっていただいたすべての方に感謝しています。皆様の想いに応えられる作品になっていますので、ぜひ楽しみにお待ちください。朝井リョウ(原作)まず、十年以上前に書いた小説に新たな命が吹き込まれることを、本当に嬉しく、そして幸運に思います。そのうえで、企画をいただいた当初は少し戸惑いました。なぜなら、原作にある七編の物語から四編を抜き出し再構築するという提案だったからです。七編の物語は互いに関係し合っているため、三編を差し引いて組み立て直すとなると相当細やかな作業が必要だと感じました。正直難しいのではと思いましたが、いただいた脚本を拝読し、とても巧みな再構築具合とセンスの光るオリジナル要素の数々に「これは映像で観てみたい」と素直に胸が高鳴りました。一人の観客として完成を楽しみにしています。『少女は卒業しない』は2023年2月23日(木・祝)より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女は卒業しない 2023年2月23日より新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会
2022年08月24日年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越えて選出された監督陣による個性豊かな作品が上映される短編映画企画 『MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)』。池田エライザ、齊藤工、水川あさみ、 ムロツヨシら俳優陣が監督として参加するそのSeason4から本予告が解禁された。女優、歌手、モデルとして多方面で活躍する池田エライザは、空想の世界で遊ぶこ とが大好きな少年が食卓に上がった親友のニワトリ「フェニックス」を見て“命を食べている”ことを自覚する『Good night PHOENIX』で監督を務める。齊藤工は、主演に伊藤沙莉を迎え、自身の監督作品を新たな脚本とキャストで飾るセルフリメイク作 品『女優iの憂鬱/COMPLY+-ANCE』で参加。水川あさみは、監督デビュー作品として窪田正孝を主演に、繰り返す日々の中、些細なきっかけで変わっていく男の姿を描く『おとこのことを』で参加。ムロツヨシはムロさんが出演を熱望した大西礼芳を迎え、自身が書いた昔の脚本を映像化した『バイバイ』で監督と主演を務める。今回解禁する本予告では、暗い部屋で生きる気力を失いぼんやりとする、無精ひげを生やした男を窪田さんが演じる『おとこのことを』、伊藤さんがインタビュー中、プロデューサーの平子祐希(アルコ&ピース)、ディレクターの斎藤さんに過剰なコンプライアンスを強いられる『女優の憂鬱/COMPLY+-ANCE』、ランドセルを背負った男女のアニメーションが個性を放つムロさん監督作『バイバイ』など、それぞれバラエティに富んだ作品群が次々にお披露目。ほかにもアーティスティックな雰囲気が印象的な池田さんの監督作『Good night PHOENIX』、白黒の映像がどこか懐かしさと切なさを感じさせる藤井道人監督作『名もなき一篇・東京モラトリアム』など、9本の作品を彩る豪華俳優陣と共に様々なシーンが映し出され、豪華監督陣の個性が詰まった作品であることが伺える。『MIRRORLIAR FILMS Season4』は9月2日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MIRRORLIAR FILMS Season4 2022年9月2日より全国にて公開
2022年08月22日あの“さかなクン”の半生を、主演・のんでユーモアたっぷりに描く映画『さかなのこ』。監督を務めるのは、その唯一無二の作風とユーモア溢れる演出で俳優陣から根強く支持される沖田修一。監督の過去の名作にも、最新作『さかなのこ』にも、皆がちょっとずつ幸せに、前向きになっていく多幸感溢れる世界観は健在、その温かな人間ドラマをふり返った。『南極料理人』(2009)極寒の南極ドームふじ基地にやってきた8人の観測隊員の1人、西村の仕事は隊員の毎日の食事を作ること。約1年半もの間、遠く離れた日本に家族や恋人を残し、隊員たちが慣れない環境の中で悪戦苦闘しながらも次第に絆を深めていく様子や隊員たちの喜怒哀楽を、数々の美味しそうな料理とともに描く。主演には堺雅人、観測隊の仲間として生瀬勝久、きたろう、高良健吾ら実力俳優が揃う。沖田監督のキャリア初期を代表する名作として人気の高い1本。『キツツキと雨』(2011)森で暮らす無骨な木こりと、デビュー作のゾンビ映画の撮影にやってきた気の弱い映画監督が出会い、年齢や環境、価値観を超えて心を通わせ合っていくプロセスをハートウォーミングに描くコメディ・ドラマ。無骨な木こり役の役所広司、新人映画監督役の小栗旬の初共演で描いた。普段なら決して交差することのないような人生を送る2人の交流が、村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。第24回東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞。ゾンビ映画の撮影というシュールさや、独特のテンポ感にクスっと笑える温かな作品となっている。『横道世之介』(2012)『怒り』『悪人』『パレード』など数々の名作を世に生み出す吉田修一による青春小説の映画化。1980年代を舞台に、長崎の港町から大学進学のため上京したお人好しの青年・横道世之介や、その恋人で社長令嬢の与謝野祥子らが謳歌した青春時代を、心温まるユーモアを交えながら描く。主人公の世之介に高良健吾、ヒロイン・祥子に吉高由里子ほか、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛らが豪華俳優陣が出演。『さかなのこ』で沖田監督と再タッグを組んだ劇団「五反田団」主宰の劇作家で小説家の前田司郎が共同脚本を担当。この年の映画賞にことごとく名を連ね、プロの評論家からも映画ファンからも圧倒的な支持を集めた本作は、沖田監督への人気と信頼を確固たるものにした1本であり、最高に愛おしい主人公・世之介の姿は見逃せない。『子供はわかってあげない』(2021)田島列島の人気同名コミックを実写映画化した青春ドラマ。ひょんなことがきっかけで意気投合した水泳部の美波と書道部のもじくん。美波のもとに突然届いた「謎のお札」をきっかけに、2人は美波が幼い頃に別れた父親探しの旅に出る…。主人公・美波役を上白石萌歌、もじくん役を細田佳央太がフレッシュに好演し、豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治らが脇を固めた。忘れられない夏休みを思い出す甘酸っぱい青春の1本!『さかなのこ』(9月1日公開)日本中の誰もが知る“さかなクン”の半生を、沖田監督がのんを主演に迎えて映画化。さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!~」を基に、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。小学生のミー坊はお魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり。周囲の子どもとは少し違うことを心配する父・ジロウに対し、母・ミチコはそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続ける。子どものように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、話題作へ立て続けに出演するのんさんが性別の垣根を越え、生命力いっぱいに演じている。沖田修一監督なお、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋では、『さかなのこ』の公開を記念した「沖田修一監督特集上映」を開催中。『横道世之介』『子供はわかってあげない』をはじめ、山崎努と樹木希林が初共演を果たし、伝説の画家・熊谷守一夫妻を演じた人間ドラマ『モリのいる場所』や、第158回芥川賞と第54回文藝賞をダブル受賞した若竹千佐子のベストセラー小説を田中裕子主演で映画化した『おらおらでひとりいぐも』、沖田監督の自主映画で劇場初公開となる『おーい!どんちゃん』をスクリーンで体感することができる。『さかなのこ』は9月1日(木)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011「キツツキと雨」製作委員会横道世之介 2013年2月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2013「横道世之介」製作委員会子供はわかってあげない 2021年8月20日より全国公開©2020「子供はわかってあげない」製作委員会©田島列島/講談社さかなのこ 2022年9月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2022「さかなのこ」製作委員会
2022年08月22日『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督の初の“短編集”として、ミニシアターを中心にヒットを記録した『偶然と想像』のBlu-rayリリースが決定した。『ドライブ・マイ・カー』が第74回カンヌ映画祭で脚本賞など4冠、米アカデミー賞で国際長編映画賞に輝き、本作で第71回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞し、いまや世界が最も注目する監督のひとりとなった濱口監督。濱口竜介監督 Photo by Mike Coppola/Getty Images短編集となる本作は、人生を静かに、大きく揺り動かす「偶然」をテーマに、親友同士の他愛ない恋バナ、大学教授に教えを乞う生徒、二十年ぶりに再会した女友達を描く3編からなる。軽快な物語の始まり、日常の対話から一転、鳥肌が立つような緊張感とともに引き出される人間の本性、鮮やかに切り取られる人生の一瞬に、観る者は日本映画の新時代を感じることになるだろう。さらに、古川琴音、中島歩、森郁月、甲斐翔真らフレッシュな顔ぶれと、濱口組出演経験のある玄理、渋川清彦、占部房子、河井青葉ら個性豊かな俳優陣が好演。映像特典として、その出演俳優による撮影現場をふり返るインタビュー「濱口竜介と俳優たち"創作"の場をつくるために」(47分)も収録される。『偶然と想像』Blu-rayは9月30日(金)より発売。価格:5,170円(税込)発売元:NEOPA(text:cinemacafe.net)■関連作品:偶然と想像 2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©︎ 2021 NEOPA / fictive
2022年08月22日池井戸潤原作映画『シャイロックの子供たち』(監督:本木克英)のキャストが発表。阿部サダヲが主演を務め、上戸彩、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介の出演が明らかになった。阿部さんが東京第一銀行・長原支店のベテランお客様係・西木雅博を演じ、池井戸作品、本木組、銀行員役ともに初挑戦。同支店で働く北川愛理を上戸さん、田端洋司を玉森さんが演じ、共に銀行内で起こった現金紛失事件の裏側を探っていくうちに、あるとてつもない事実にたどり着いていく。また、同支店支店長・九条馨役を柳葉さん、パワハラ副支店長・古川一夫役を杉本さん、支店のエース・滝野真役を佐藤さん、滝野に近づく不動産会社社長・石本浩一役を橋爪さん、映画オリジナルで長原支店の客・沢崎肇役を柄本さん、事件をきっかけに長原支店に調査に訪れる東京第一銀行本部検査部・黒田道春役を佐々木さんが演じる。さらに合わせて、特報映像も公開。メガバンクで起こる現金紛失事件をきっかけに、次第に明らかになっていく衝撃の展開を期待させる。終盤の西木の表情が一瞬変わり、札束を掴むシーンからは、まるでもう一人の西木が存在するかのようだ。ティザービジュアルは、根幹にあるテーマ「人間の表裏」をイメージしており、表には銀行員然とした西木、裏には大金を手に怪しげな表情を浮かべた西木が写し出されている。キャスト・製作陣コメント阿部サダヲ気が付かないところで起きている、お金の怖さと面白さ、身近な人を信じていいのか疑っていいのか?堪能してみたかった池井戸潤さんの世界!上戸さん玉森くんはじめ、好きな俳優の皆さんに囲まれて西木を演れて楽しかったし、原作には無い柄本明さんとのシーンがどんな風に仕上がってくるのか?楽しみです!劇場がスーツで埋まったらかっこいいなぁ…。上戸彩阿部サダヲさんとは初めて共演させていただきましたが、穏やかさの中にユニークなブラックさが垣間見え(笑)、毎日楽しい刺激をいただいていました。現場ではみんなのイジられ役だった玉森裕太くんが、そのキュートさで常にみんなを癒してくれていました。人間の欲望が蠢くスリリングな作品ではありますが、和気あいあいとしたとても素敵な現場でした。今回こうしてお声がけいただき、再び池井戸潤さん作品に携わらせていただけたことを純粋に嬉しく思いますし、この作品を多くの方に是非とも劇場でご覧いただきたいと思っています。何より、私自身が劇場で見れる日を心待ちにしております。玉森裕太池井戸さんの作品に携われたことがとても嬉しく思います。阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい俳優の方々と一緒に作品作りをさせていただけて、とても勉強になる現場でした。銀行員の役は初めて演じます。30代の経験少ない未熟な青年が葛藤する姿は、どなたにでも感情移入して頂けると思います。是非、劇場でご覧下さい!柳葉敏郎自分にとってはチャレンジでもありましたが、非常に達成感のある素敵な現場でした。本木監督とは初めてご一緒しましたが、自分の思いにもしっかりと耳を傾けていただいたので、安心して過ごすことができ、映画を撮影していることを肌で感じる日々でした。九条という役は、こんな人もいるのかと驚くようなキャラクターですが、その嫌な人間性が少しでもお客様に伝われば満足です。杉本哲太池井戸作品でバンカーを演じられたことがとにかく嬉しいです。古川という人物は、典型的な昭和のパワハラ上司ですが、その大きな声とは裏腹にとても心の狭い小さな人間なので、そのニュアンスがうまく出るよう、現場で本木監督とも話しながら役を作り上げていきました。様々なキャラクターがぶつかり合う、バンカー達の白熱した演技を是非ご覧頂ければと思っております。佐藤隆太主演のサダヲさんをはじめ大好きな演者の皆さん、そして映画愛溢れる素晴らしいスタッフの皆さんの輪の中で芝居をする事ができて、本当に幸せでした。原作を読んでこの作品を“知った気”になっていた自分に、新たな真実を突きつけられる様な、刺激的な毎日でした。原作ファンの皆様にも、是非この興奮を味わって欲しいと思います。柄本明元々好きだった本木監督の作品で阿部サダヲさんとの共演楽しかったです。また私が尊敬する名優、橋爪功さんと久しぶりに現場でご一緒できて大変嬉しかったです。橋爪功こういう小悪党みたいな役は大好きなので、楽しく演じさせていただきました。映画ならではの緊張感、顔なじみのスタッフ、そして本木監督の的確なサジェスチョン。完成を心から楽しみにしております。佐々木蔵之介撮影現場は劇中のごとくヒリヒリ・ピリピリの駆け引きの連続!なんて事はなく、いつもの穏やかな本木組でホッとしました。ただ、私の役もこれが現実なら結構ヤバい橋渡ってます…。原作の小説からも更に深化した池井戸ワールド、是非劇場でお楽しみください!原作・池井戸潤原作とも違う、先んじて放映されるドラマ版とも違う、まったく新しい『シャイロックの子供たち』が誕生しました。主役の阿部サダヲさんはじめ、上戸彩さん、玉森裕太さん、佐々木蔵之介さんら個性的なキャストも注目ですが、唯一原作にはない柄本明さんの役どころも目が離せません。映像化が難しいこのミステリをどう解きほぐし、真実を明かすのか。ぜひ劇場に足を運んでいただき、驚倒の顛末を見届けてください。監督・本木克英人間らしく生きるとは何か?なぜ人はお金に執着するのか?働く意味は?自問自答しながらこの映画を撮り終えました。勝者も敗者もいないこの群像劇は一体どこに向かうのか、企業社会を冷徹に見つめ、予定調和に陥らない池井戸潤さんの物語を慎重に追いつつ、心から楽しんで監督しました。複雑な心情をリアルに定着させられる才能ある演技陣を得て、深みのある人間ドラマになったと思います。プロデューサー・矢島孝読めば読むほど複雑で深い迷宮の中に感動があるこの原作小説を、映画化しようなどと思い上がったことを何度後悔したことか。しかし大勢のキャスト・スタッフに支えられ、壁を突破して完成した映画は、えも言われぬ味わいを持ったエンターテイメント作品になりました。一見人が良さそうではあるけれど目の奥底に狂気を孕んだ阿部サダヲさん、その他のキャストも善と悪の境目が曖昧になるような一癖も二癖もあるアンサンブルキャストで、悪人さえも憎みきれない危険な人間模様を、ぜひ映画館という場の暗闇に座って観ていただきたいと、切に願います。『シャイロックの子供たち』は2023年2月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シャイロックの子供たち 2023年2月17日より全国にて公開© 2023映画「シャイロックの子供たち」製作委員会
2022年08月22日役所広司が主演し、吉沢亮と父子役で初共演を果たす映画『ファミリア』が公開決定。松重豊、MIYAVI、佐藤浩市ら豪華キャストも出演する。本作は、山里に暮らす陶器職人の父・誠治と海外で活躍する息子・学、そして隣町の団地に住む在日ブラジル人青年・マルコスの3人を中心に、国籍や育った環境や話す言葉などの違い、血のつながりを超えて強い絆で“家族”を作ろうとする姿を描いたオリジナル作品。監督を『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』『いのちの停車場』など、人間ドラマの名手として知られる成島出監督が務める。主人公の神谷誠治を演じるのは『すばらしき世界』や『峠最後のサムライ』など映画主演作が続く、日本を代表する名優・役所広司。約10年ぶりの成島組への参加となる本作では、息子の幸せを願う不器用な陶器職人を演じる。役所広司そして、一流企業のプラントエンジニアとして赴任したアルジェリアで大切な女性と出会い、新しく家族をつくろうとする誠治の息子・学は、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に渋沢栄一役で主演を務めた吉沢亮。本作で役所さんと吉沢さんの初共演が実現した。吉沢亮本作のキーとなる在日ブラジル人青年・マルコスを演じるのは、オーディションで選ばれた在日ブラジル人のサガエルカス。厳しい状況で生活をしながら、偶然出会った誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持ち、次第に誠治と心を通わせる難しい役を演技初挑戦ながら瑞々しく体現する。マルコスの恋人・エリカは同じくオーディションで選ばれたワケドファジレ。在日ブラジル人の国際的キャストに加え、静岡県の日系4世らのヒップホップグループ「GREEN KIDS」も出演する。さらに、マルコスら在日ブラジル人を執拗に追いかける半グレのリーダー・榎本海斗を“サムライギタリスト”として世界的に活躍し、UNHCR親善大使も務めているMIYAVI。地元のヤクザ・青木役として松重豊が強烈な印象を残すほか、誠治が唯一心を許すことのできる友人の刑事・駒田隆役として佐藤浩市が唯一無二の存在感を発揮。そのほか、中原丈雄、室井滋らも顔を揃えた。本作について役所さんは、「絶望に陥った者同士が偶然出会った時、生きてゆく希望を見つけるには何が必要なのか?あるテロ事件をヒントに作り上げたこの物語で、成島監督が静と動を織り交ぜ問いかける人間ドラマです」とコメント、「オーディションで出演が決まった演技経験のない若い俳優たちがとてもフレッシュで魅力的」と添える。吉沢さんも「孤独や絶望を抱えた人たちが必死にもがきながら、『家族』の形を探す物語」と語り、「国際色豊かなキャストの皆さんの、とてもフィクションとは思えない、生々しくもキラキラしたお芝居が本当に素晴らしいです」と手ごたえを見せた。そして成島監督は「世界中で悲しい分断が起き続けている現在、自分にとって大切な人と共に生きられるということがどれだけ幸せで、奇跡なのか。この映画を観てかんじていただけたら、と願っています」とコメント。「役所さんとは、1994年、『大阪極道戦争しのいだれ』で脚本家デビュー、2003年『油断大敵』で監督デビュー、2011年『聯合艦隊司令長官山本五十六』と私の映画人生の大きな節目でご一緒させていただきました。常に進歩し続ける役所さんは私の大切な兄貴であり師匠です」と厚い信頼を寄せている。『ファミリア』は2023年1月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年08月22日ファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞したタナダユキ監督映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、主演を務めた永野芽郁が作品への想いを語る特別映像が到着した。タバコをふかし、荒々しい口調や態度で泥臭く人間味溢れるシイノを全身で表現し、これまでのイメージを覆す、永野さんの新境地が垣間見える作品となっている本作。映像では、原作を読み、惚れ込んだ永野さんがオファーを受け「めっちゃやりたいけど、めっちゃやりたくない」と思いを吐露するシーンからスタート。「クランクインする3、4ヶ月前から喫煙者になった」「(原作でシイノが履き潰しているという)マーチンを常に履いて過ごした」など、撮影前の役作りを明かし、撮影に入ってからも「これが“違う人になる“ってことなんだと体感した」「やってるときから永野芽郁としてここにいない」とシイノが憑依していた経験を語った。また、完成した映画をマリコ役の奈緒と観たそうで「マリコなのか奈緒ちゃんなのか、観ている最中から真横で泣いているのが分かっていた」と、鑑賞中は堪えていたようだが、鑑賞後、涙でグシャグシャな奈緒さんの顔を見て、「涙腺崩壊した」とふり返る。そして「最後にはパワーをもらえて、気づけば前向きに背中を押してくれるような、気づいたら救ってくれるような映画」と作品を語っている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年08月21日「HiGH&LOW」シリーズの舞台・SWORD地区の「O」を担う鬼邪高校と、「クローズ」「WORST」の舞台・戸亜留市内の鳳仙学園が激突した『HiGH&LOW THE WORST』の続編となる『HiGH&LOW THE WORST X』。この度、川村壱馬が演じる花岡楓士雄や吉野北人演じる高城司ら鬼邪高校・全日が大集合した仲良しカットが解禁となった。鬼邪高の頭・花岡楓士雄(川村さん)を中心に、親友で右腕の高城司(吉野さん)と、2人を慕う情報通のジャム男(福山康平)の司一派。スピードに秀でた西川泰志(佐藤流司)とパワープレイを得意とする横山清史(うえきやサトシ)の泰・清一派。2年をまとめる中越大(神尾楓珠)と1年をまとめる中岡昌平(中島健)の中・中(ちゅんちゅん)一派ら鬼邪高の面々が勢揃い。楓士雄の幼馴染である坂田基晃(森崎ウィン)が振舞うお手製の焼きそばを仲良く食べているという、屋上でいがみ合っていた少し前の鬼邪高からは想像ができないアットホームさを見せている。それもこれも鳳仙学園との最強対決、牙斗螺(キドラ)との死闘を経て、全員が楓士雄の器の大きさと実力を認め、頭として認めているからこその光景。穏やかな笑顔を浮かべる楓士雄やテンション高めに談笑する泰志と中越、中岡。学年、立場など関係なく、和気あいあいとする姿はまさに青春だ。さらに、そんなみんなと少し距離をとったところに、まさかの本を読む轟洋介(前田公輝)の姿も!焼きそばを食べることはしないが、鬼邪高の面々と一緒にいるところを見ると、轟にも心境の変化があったのかと想像力をかき立てられるものとなっている。『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年08月21日1989年に少女まんが雑誌「りぼん」で連載された不朽の名作を、松坂桃李×清野菜名のW主演、山田裕貴、内田理央らの共演で実写化した『耳をすませば』。この度、松坂さん扮する天沢聖司の中学生時代を演じた中川翼の場面写真が解禁となった。中川さんは4歳から芸能界入りし、子役としての俳優のキャリアは10年以上に及び、現在16歳ながら注目必至の若手俳優だ。これまでに『ヒロイン失格』や『僕だけがいない街』などの映画作品や、TVドラマ「わたしを離さないで」など幅広く映画やドラマに出演し、妻夫木聡や藤原竜也などの幼少期も演じてきた。昨年には『光を追いかけて』で初主演を務め、今年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演を果たすなど、俳優としての躍進が止まらない。本作では、松坂さんが演じる天沢聖司の中学生時代に抜擢された中川さん。大人になった天沢聖司の面影を強く感じさせながらも、原作で描かれた爽やかで真っ直ぐな天沢聖司という役どころを大切に演じている。原作ファンも多い本作で「聖司くんを演じるのがすごく難しくて、感情の行き場所がちょっと迷子になりつつも、最後まで頑張りました」とふり返り、周りから「聖司くんは格好いい、王子様みたいなキャラだよと言われて、プレッシャーを感じた」と話すが、堂々としている姿を意識して最後までやり通したと語っている。解禁された場面写真からは、高台で安原琉那演じる月島雫に笑顔で語りかける様子や、音を確かめるようにチェロを演奏する姿、図書館で雫の対面に座り、本を読む雫の様子を気にかける姿が写し出されている。清野さんと松坂さんが演じる大人になった雫と聖司の物語はもちろん、2人の出会いを描いた中学生時代にぎゅっと詰まった青春物語にも注目だ。『耳をすませば』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:耳をすませば(2020) 2022年10月14日より全国にて公開©︎柊あおい/集英社©︎2022『耳をすませば』製作委員会
2022年08月20日