2010年12月7日。日本初の金星探査機「あかつき」が、約半年間の航海を経て、いよいよ目的地である金星に到着しようとしていた。「あかつき」の運用室がある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の相模原キャンパス(神奈川県相模原市)には、関係者や報道陣、そして「あかつき」を応援するために宇宙ファンが集まっていた。8時49分00秒。「あかつき」は金星をまわる軌道に入るためのエンジン噴射を開始した。この噴射中、「あかつき」は地球から見て金星の裏側に入る。「あかつき」と再び通信ができるのは9時12分ごろの見込みだった。ところが通信は再開されず、「あかつき」は行方不明になった。約1時間半後に見つかったときには、まったく予想外の方向を飛んでいた。エンジンが途中で止まり、金星の周回軌道に入れなかったのだ。その後、運用チームの懸命の努力により、再び金星にたどり着くことができる道筋が見つかり、2015年12月7日に金星軌道への投入に再挑戦することが決まった。本連載の第1回と第2回ではまず、「あかつき」の検討から打ち上げ、そして5年前の失敗と、再挑戦に向けた歴史を振り返る。そして第3回と第4回では、「あかつき」のプロジェクト・マネージャーの中村正人さんへのインタビューを掲載する。その後、12月7日の金星周回軌道投入の再挑戦の顛末を紹介し、「あかつき」が拓く金星のサイエンスについても紹介していきたい。○「あかつき」の誕生日本が金星探査をやろうという話は、20世紀の末に持ち上がった。2000年当時、日本も金星探査をやりたいという機運はあったものの、金星の分厚い大気を見るために必要な、赤外線を使う観測機器を造れる人がおらず、また金星探査という大きなプロジェクトを率いることができる人もいなかった。そこで当時、東京大学にいた中村正人さんに白羽の矢が立った。中村さんは当時、極端紫外線を使った観測を行っていたが、新たに赤外線を使う観測機器を造らないかともち掛けられ、宇宙科学研究所(ISAS)に移った。さらにそのなりゆきで、中村さんはこの計画のプロマネを務めることにもなった。そこで他の研究者や日本電気(NEC)の技術者らと共に検討を重ね、わずか1年で構想をまとめた。2000年12月には、ISASの宇宙科学ミッションを審査する宇宙理学委員会に提案書が提出され、翌2001年の1月に開催された「第1回宇宙科学シンポジウム」の初日の最初の講演で、中村さんはこの計画を発表した。発表は好評。宇宙理学委員会による審査を経て、2001年5月、ISASとして金星探査ミッションを推進することが決まった。同年7月には、宇宙開発委員会推進部会の事前評価で「開発研究」段階への移行は妥当との評価を受け、ここに第24号科学衛星「PLANET-C」、後に「あかつき」と命名される日本初の金星探査機の計画がスタートした。当時の計画では、2007年に打ち上げ、2009年に金星に到着する軌道を取ることになっていたが、2004年になってようやくPLANET-Cの開発に予算がつき、打ち上げ時期は2010年まで遅れることになった。○金星気象衛星「あかつき」PLANET-Cは打ち上げ時の質量が約500kgで、ここに5台のカメラと1台の電波発信器からなる、合計約35kgの科学観測装置が搭載されている。535kgというのは金星探査機の中では比較的小さいが、金星の自転と大気の回転と同じ方向に向けて回る軌道から、赤外線を使って金星の大気を見るというミッションは、これまでどの探査機もやったことがないことで、科学的に大きな成果が得られることが期待された。実はこの探査機には、コードネームの「PLANET-C」、愛称の「あかつき」以外に、Venus Climate Orbiter (VOC)という名前でも呼ばれていた。直訳すると「金星気象衛星」。現在ではあまり使われることのない名前だが、この「金星気象衛星」この、「あかつき」の性質を端的にかつ的確に表した名前である。金星には地表を覆い隠すほどの分厚い大気があり、地表での気圧は90気圧もある。その内部の構造がどうなっているのかはまだ謎が多く、たとえば硫酸の雲がどうやってできているのかはわかっていない。また、赤道から高緯度までの広い範囲で、金星の自転方向と同じ向きに風が吹いており、さらにその速度は高度60kmあたりでは時速400kmにも達する。こうした高速で循環する風のことをスーパーローテーションと呼ぶ。地球では考えられない現象だが、土星の衛星タイタンでも似たような現象が起きていることが判明しつつあり、宇宙規模では珍しくないかもしれないと見られている。こうした金星大気の謎を解明することで、金星そのものを知ることになるのはもちろん、金星と地球の気候は何が共通していて何が違うのか、そしてそれは何故なのかを調べることで、地球に対する理解をさらに深めることにつながり、気象学の分野がさらに発展することが期待されている。○金星環境に耐える「あかつき」PLANET-Cの開発は2004年に始まった。2001年に承認された提案に手を加え、設計を詰める作業が行われたが、中村さんによれば、これにはプロジェクト・エンジニアを務める石井信明さんが辣腕を振るったという。PLANET-Cの開発では、特に金星環境にどう耐えるかが重要となった。金星は地球よりも太陽に近いため、探査機が受ける熱の量も大きくなり、放っておくと壊れてしまう。そのため、太陽から受ける熱や、探査機内部から出る熱をうまく制御する必要がある。実際の開発と製造を担当したNECによれば、「熱設計が大変だった」と語る。機体の随所には、いかに放熱する面に太陽光を当てないようにするかという工夫が施されている。特に、地球と大容量の通信を行うための高利得アンテナも、検討時はお椀のような形でおなじみのパラボラ・アンテナだったが、これだとアンテナが太陽のある方向を向いたときに給電部に集光し、温度が上がってしまうため、平面状のアンテナ(ラジアルライン給電スロットアレイアンテナ)が新たに開発された。また、探査機の両側にそれぞれある太陽電池の格納方法にも工夫が施された。多くの衛星では、両翼にある太陽電池はそれぞれの側面側に折り畳まれているが、PLANET-Cでは探査機の高利得アンテナがある側に、蓋をするような形で折り畳まれている。これにより、タイダウン(拘束具)のメカニズムを共通化でき、軽量化につながった。そしてもうひとつ、PLANET-Cにとって最大の変更ももたらされた。スラスターがセラミック製に変わったのだ。通常、人工衛星のスラスターにはニオブ系合金の金属製のものが使われる。しかし、耐熱性に制限があり、また寿命や取扱性にも問題があり、さらに日本にとっては特許の問題から海外から輸入するしかなく、入手性にも問題があった。そこで、金属ではなく窒化珪素系セラミックスを使った「セラミック・スラスター」の開発が行われた。セラミックはニオブ系合金よりも耐熱性が高いため、その分スラスターの性能を上げることができる。またニオブ系合金で必要な耐酸化コーティングも不要という利点がある。そして国産であるため入手しやすく、いわゆる「ブラックボックス」にもならないため、問題が起きても十分な調査が行えるという利点もあった。開発は順調に進み、試験を繰り返した結果、十分な性能と信頼性をもつことが実証された。そしてPLANET-Cが、この新型スラスターの採用第1号になることになった。○M-VからH-IIAへPLANET-Cそのものの開発は順調に進んだが、それ以外のところで大きな問題が起きた。打ち上げロケットの変更である。当初の予定では、打ち上げには「M-V」ロケットが使われることになっていた。M-VはISASが開発した全段固体燃料を使うロケットで、世界の固体ロケットの中でも高い性能をもっていた。しかし、コストが高いという欠点があり、JAXAは2006年、M-Vを退役させる検討を始めた。このとき、PLANET-Cの打ち上げをどうするのかという議論が起こった。「あかつき」はM-Vで打ち上げるように造られているが、機体が完成し、打ち上げられるのは2010年になる。それまでM-Vを延命させるのか、それともH-IIAロケットで打ち上げるのかが検討され、最終的に後者が選ばれた。H-IIAはM-Vとは違い、液体の推進剤を使うロケットであるため、乗り心地は比較的良いほうだった。しかし、大型ロケットのH-IIAにとってPLANET-Cはあまりにも軽く、振動が発生することが問題になった。その振動はPLANET-Cの固有振動数と一致しており、そのまま打ち上げると共振を起こして、壊れる心配があった。まずこの振動を抑えるため、ダミー・ウェイト、要するに衛星でもなんでもない、ただの「重り」を載せることになった。後に、このダミー・ウェイトは、小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」が換わって載ることになった。さらに、各所に補強のための梁が入れられることになった。一方、H-IIAにしたことでメリットもあった。M-Vは固体ならではの振動が大きく、H-IIAとはまた別の点で補強が必要なところがあった。たとえば、M-Vで打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」は、回転する駒の力で機体の姿勢を制御する「リアクション・ホイール」に、打ち上げ時の振動に耐えるための設計変更が加えられた。このリアクション・ホイールそのものは米国製で信頼性は高く、また他の衛星や探査機にも採用された実績もあるものだったが、この設計変更が仇となり、航行中に故障することになった。しかし、PLANET-CはH-IIAで打ち上げることになったため、ともすれば不安要素にもなる、こうした設計変更をする必要がなかった。それは設計寿命を超えて今日まで、「あかつき」が正常に動き続けていることにつながっている。○打ち上げ打ち上げロケットがM-VからH-IIAに変わるということはあったものの、計画そのものは大きな遅延を出すことなく進んだ。2009年10月23日には、PLANET-Cの愛称を「あかつき」とすることが決定、発表された。「あかつき(暁)」は、日の出直前の東の空が白み始めるころを指し、金星が最も美しく輝く時間として知られている。一日の始まりである夜明けを意味するこの言葉には、情景の美しさだけではなく物事の実現への力強さがある。その名前が与えられた背景には、ミッションの成功と、探査により惑星気象学を新たに創出しようという想いと決意が込められているという。そして2010年5月21日6時58分22秒(日本標準時)、「あかつき」を搭載したH-IIAロケット17号機は、種子島宇宙センターから離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約27分29秒後に「あかつき」を分離。その後、太陽電池パドルの展開や、太陽を捕捉する制御にも成功し、その日の夜には搭載カメラを使って地球を撮影する試験も行われた。こうして「あかつき」は、半年後の金星到着に向け一路、宇宙の海へ漕ぎ出した。【取材協力:JAXA、日本電気】
2015年12月08日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月7日、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入のため、姿勢制御用エンジン噴射を同日8時51分から実施したと発表した。「あかつき」から送信されたデータを解析した結果、姿勢制御用エンジンの噴射は計画通り約20分実施され、所用の噴射時間が得られたことが確認された。同探査機の状態は正常で、現在は噴射後の探査機軌道の計測と計算を行っており、投入結果の判明までは2日程度要すると見込まれている。
2015年12月07日宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき」が12月7日、金星周回軌道への再投入を実施した。同日8時51分に噴射を開始したと見られるが、運用の結果については、本日12時から開催される記者会見で明らかになる見通し。同日朝、軌道投入前に会見に応じたJAXAの久保田孝教授によると、その時点で分かっている限り、探査機の状態は正常。コマンドは全て前日の運用中に探査機に送られており、管制室では40人のスタッフがあかつきから届く電波を見守っている。正式な報告は記者会見で行われるが、9時25分ころJAXA広報より発表があり、あかつきは予定通り噴射を開始し、終了したという。地球-探査機方向の距離と速度変化はレンジ計測とドップラー計測でモニターできており、その値も計画通りだったそうだ。詳細については追ってレポートする。
2015年12月07日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。それぞれの星ならではのパワーで願いを叶える秘訣、今回は「金星」です。■1.恋を後押しする〈金星パワー〉「金星」は、ときめきや喜びで人生を満たす、明るい輝きを放つ星です。とりわけ恋愛には、その明るく光り輝くパワーが本領を発揮。そう、〈金星パワー〉は、恋を強力に後押ししてくれるのです!アニメなどで見かける、恋する瞳のキラキラした輝きは、まさに金星的な表現といえるでしょう。〈金星パワー〉が活性化すれば、デートを成功させ、彼とラブラブになるのも夢ではないというわけです。■2.〈金星パワー〉に満ちたデートをするには?〈金星パワー〉を満たすためには、大いに五感を楽しませることが大切です。具体的には、楽しいおしゃべり、耳に心地よい音、キュートで目を惹くモノ、甘く快い香り、美味しいモノなど。逆に、粗雑な扱いや不快な思いは、〈金星パワー〉を遠ざけてしまいます。ですから、彼との待ち合わせ場所でも、そこからの移動中も目的地でも不快な思いをしないように、あらかじめプランを立てておきましょう。できれば、天気が悪いと不快な思いをしがちな、屋外の雑踏などは避けましょう。たとえば、待ち合わせるなら駅の改札口やバス停や広場などではなく、屋内の、しかも明るく広々としたロビーなどで待ち合わせる・・・というように。お茶を飲む時も、家族連れで混み合うファミレスなどより、若いお客が多いインテリアや食器がお洒落なカフェを選びましょう。■3.〈金星パワー〉を身につけるデートの場所を選ぶだけでなく、あなた自身も、もちろん大いにお洒落しなければいけません。お洒落といっても金星の場合、きちんと感のあるワンピースやフォーマルなスーツより、カジュアルでリボンやフリル付きのキュートなファッションなどのほうがマッチします。かっちりした服しか持っていない場合、ゆるキャラのアクセサリーをつけたり、パンプスに思い切りカジュアルな靴下をはくなど、ちょっとお茶目に外した感じにすればOK!ヘア&メイクは、ナチュラルでもクールビューティでもなく、とにかく可愛いイメージを演出すべき!たとえば、シックな引っつめヘアはNG。ふんわりウェーブやロールヘアはGOOD。メイクは金星カラーのエメラルド色&ローズピンクでまとめ、5歳ぐらい若く見えるくらいでちょうどいいでしょう。■4.〈金星パワー〉で魅せる!金星的な恋の必殺技は、きらきら輝くような明るい笑顔ですから、まずは、笑顔を絶やさないこと。その笑顔で、彼のハートをぐっとつかむのです!そして、堅苦しいあいさつや他人行儀な敬語は避け、肩の力が抜けるような明るいノリの、他愛ない会話をするように心がけてください。チョウのように軽やかに、ひらひらと舞うように、話をはずませることです。そのためにはたとえば、美しい花の妖精になって彼の周囲を飛んでいる、なんていいうイメージを頭の中に思い浮かべるといいでしょう。■おわりに〈金星パワー〉は、上記のように快適に楽しく過ごし、喜びを味わい尽くすことによって、みるみる輝きを増します。照れたり二の足を踏んだりしていないで、デートという舞台の主演女優になったつもりで、恋する女を思いきり演じましょう!(隆速治沙/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年12月06日金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入への再挑戦を約1カ月後に控えた2015年11月9日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「あかつき」の最新の状況と、投入日である12月7日当日の運用計画などについて記者会見を行った。「あかつき」は今から5年前に金星を回る軌道に入ることに失敗。その後、再挑戦できる目処が立ち、太陽の回りを周りながら準備を行ってきた。現在、探査機に大きな問題は発生していないが、予定よりも長い航海となったことで探査機には疲労がたまっており、軌道投入は難易度の高い挑戦となる。今回は9日に行われた記者会見から、「あかつき」の現状や、12月7日の計画、今後への期待や決意の声などをお伝えしたい。○「あかつき」のこれまで「あかつき」は日本初の金星探査機として、2010年5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられた。そして同年12月7日に金星に接近し、金星を回る軌道に入るためにスラスター(小型のロケット・エンジン)を噴射した。プロジェクト・マネージャーを務める中村さんが「楽勝だと思っていた」と語るほど、「あかつき」に問題はまったくなく、順調にここまでやってきたものの、肝心の軌道投入でスラスターが故障し、失敗した。スラスターは完全に壊れ、もう使うことはできない。しかし、運用チームはなんとかして再挑戦の機会を掴もうと検討を重ね、その結果「あかつき」の姿勢を制御するために使う、より小さなスラスターを使って軌道投入する方法が編み出された。この小さなスラスターは、探査機本体の上面と下面の4隅にそれぞれ搭載されており、「プシュ」と噴射することで、探査機を姿勢や向きを制御する。そのため1基あたりの力はすごく小さい。軌道投入では4基を同時に噴射するが、それでも本来使うはずだったスラスターの20%の力もない。難しい方法だったが、道筋は見えた。再挑戦は2015年の冬ごろに設定され、そして2011年11月、それに向けて軌道を調整するため、この小さなスラスターを使った軌道修正が行われた。その後、投入日を2015年12月7日に設定することが発表され、また2015年7月には、金星を周る軌道への投入後の観測を有利にするための軌道修正も行われた。さらに「あかつき」は、太陽の熱にも耐えなければならなかった。投入に失敗したことで、当初想定していなかった近さにまで太陽に近付く軌道を回ることになり、最も近付くところ(近日点という)を9回も通過しなければならなくなった。そのたびに想定を超える熱にさらされ、探査機の全体に貼られている金色の断熱材の劣化が進んでいたこともあり、きびしい状況が繰り返された。それでも大きな問題は起きず、「あかつき」は航行を続け、金星周回軌道投入への再挑戦は、もう目前まで迫っている。○2015年12月7日の計画「あかつき」は、金星よりも太陽側、つまり内側の軌道を回って金星を一度追い越し、現在は金星の前方を飛んでいる。このあと12月1日ごろになると、「あかつき」は金星の軌道よりも外側に出るため、自然に速度が落ち、金星が追い付いてくる。そして12月7日になると追い越されるため、この瞬間を狙ってスラスターを噴射し、探査機の速度を落とすことで、金星の周りを回る軌道に入ることができる。12月7日の金星軌道投入に先立ち、12月6日には、7日当日の行動を「あかつき」自身の判断で行えるよう、新しく作成されたプログラムが送信される。その後、探査機の姿勢を変える作業も行われる。現在「あかつき」は太陽の熱に耐えるため、機体の中で最も熱に強い面を常に太陽の方向に向ける姿勢で飛んでいる。そのままでは軌道に入るためのスラスターが噴射できないので、あらかじめ姿勢を変えなければならない。そして12月7日の4時30分に、長野県にある臼田宇宙空間観測所の大きなパラボラ・アンテナを使い、「あかつき」との通信が始まる。8時22分に「あかつき」は地球から見て金星の裏側に入る。そして8時51分に、「あかつき」は前日に送られたプログラムにしたがって、機体の上面にある4基の小さなスラスターの噴射を開始する。噴射時間は20分間。この噴射は「VOI-R1」と呼ばれており、VOIとは「金星軌道投入」を意味する「Venus Orbit Insertion」の頭文字から取られ、「R」は「Re-何々」とか「Revenge(雪辱)」といった単語を想定しているという。やがて「あかつき」は金星の裏側から出てくる。そこで噴射の状況などを確認し、もし20分よりも早く噴射が止まってしまった場合など、必要なら追加の噴射を行うように地上から指示が出される。この追加の噴射は「VOI-R1c」と呼ばれている。この「c」は「correction(補正)」や「contingency(万一の)」といった単語を想定しているという。なお、VOI-R1が成功したかどうかにかかわらず、探査機は必ず決められたタイミングで機体をほぼ反転させることになっている。もしVOI-R1が失敗したとすれば、それは上面側スラスターに原因である可能性が高いので、下面側を使ってVOI-R1cが行えるように、あらかじめ下面側を噴射する方向に向けておくための処置である。なお、12月7日の時点では、「スラスターの噴射が実施できたかどうか」しかわからず、「軌道投入に成功したかどうか」は、その後数日かけて確認をしないとわからない。JAXAでは、12月9日の18時から、軌道投入の成否に関する記者会見を行うとしている。無事に軌道投入に成功すれば、まず観測機器の試験が行われ、試験的に撮影された金星の画像も、このころに公開できる見込みだとしている。その後、探査機の軌道を徐々に科学観測に適した軌道へと変え、2016年3月以降から、本格的な科学観測を開始する予定だという。軌道の関係で、当初期待されていた観測の一部ができなくなったり、また一部のデータの質が落ちるといった点はあるものの、たとえば金星の自転よりもはるかに速く大気が動く「スーパー・ローテーション」という現象など、謎の部分が多い金星の大気の様子について、多くの発見が得られることが期待されている。○難易度の高い挑戦11月9日の記者会見では、現在「あかつき」は、5年前に損傷したスラスターを除けば、特に不具合は出ておらず、探査機は健全であることを確認しているという。しかし、「あかつき」の設計寿命は4.5年という前提で造られているため、現在ではすでに超えており、いつどこかが故障してもおかしくはない状態にある。また、前述のように想定以上の太陽熱にさらされていたことで、探査機には疲労がたまっている。「あかつき」のプロジェクト・マネージャーを務める中村さんは、「この5年間で衛星も疲労していますので、投入中にどこかが故障するといったことが起これば、計画を達成できない。その意味では、(5年前と比べて)難易度は高いと考えています」と語る。中村さんによると、「もし何か起きるとすれば、VOI-R1の開始直後、噴射し始めのときが一番危険性が高い」という。4基の小さなスラスターは、機体の姿勢を変えるためのものなので、機体の重心を通っていない。そのため、もしこの4基の噴射の力がバラバラだったりすると、姿勢が崩れてしまう可能性がある。ある程度は「あかつき」自身で立て直すこともできるが、それにも限界がある。立て直しが不可能となれば、「あかつき」は噴射を止めることになっている。この場合、VOI-R1ではほとんど噴射ができないことになるが、VOI-R1cで挽回することは可能だという。また仮に、20分の間噴射ができたとしても、その間に探査機の姿勢が少しでもずれていれば、必要なだけの減速をすることができず、失敗に終わる可能性もないわけではない。「あかつき」はすでに設計寿命を超えている上に、残っている燃料は今回の投入でほとんど使い切ってしまうため、もし今回も失敗すれば、再々挑戦の機会は無い。探査機のエンジニアリングを担当する廣瀬さんは「さまざまなエンジニア的な準備を行ってきました。考え漏らしなどがないように、これまでも準備していますが、12月7日までよくよく不具合への対策を取っていけたらと思っています」と語る。中村さんは「実は探査機にはそれほど壊れる不安は無い。それより地上の設備のほうが壊れるかも」とも語る。探査機の運用に使うコンピューターは旧式のものが多く、またプログラムなどもそれ専用に造られているため、代わりを用意するのが難しい。実際にリハーサルでは、地上設備のトラブルが起きたという。○観測機器も健全、士気も高い一方、「あかつき」に搭載されている科学観測機器も同様に、不安は残る。この5年間、「あかつき」は観測機器を太陽の熱から守るような姿勢で飛行していたが、やはり設計寿命を超えていることから、故障してもおかしくはない。ただ、こちらも現在まで大きな問題は出ておらず、また搭載されている5台のカメラのうち、LIR(中間赤外カメラ)とUVI(紫外イメージャ)、IR1(1μmカメラ)の3台に関しては、10月中に試験を行い、最低限ながら健全性を確認することができたという。残る2台のR2(2μmカメラ)とLAC(雷・大気光カメラ)については、現在の探査機の姿勢では確認することができないため、金星軌道投入後に確認試験を実施するという。プロジェクト・サイエンティストの今村さんは「5年前と状況は違います。軌道も当初の最適と考えていたものと違います。観測機器も、気付いていないような不具合があるかもしれない」と語る。しかし、「サイエンス・チームはこの5年間、遊んでいたわけではなく、観測データを解析するプログラムの改良をしたり、海外のミッションに参加して腕を磨いたりと、みんないろんな形で知恵をつけてきています。もちろん5年前と比べて厳しい面はありますが、何とか知恵と努力で乗り切りたいと考えています。今のサイエンス・チームの士気はとても高いです」と、期待を寄せる。「あかつき」は決して楽観的な状況ではない。けれども、悲観するほどでもない。中村さんは「やるべきやることはやりました。すべてがうまく行けば、必ず成功すると考えています。人事を尽くして天命を待つという心境です」と決意を述べる。2015年11月10日で、「あかつき」は打ち上げからちょうど2000日を迎えた。11日現在、金星到着の日まであと26日である。
2015年11月11日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年11月9日、金星到着を12月7日に控えた金星探査機「あかつき」の最新の状況と、当日の運用計画について記者会見を行った。「あかつき」は今から5年前に金星を回る軌道に入ることに失敗、その後は太陽の回りを周りながら、再挑戦に向けて準備を行ってきた。現在、探査機に大きな問題は発生していないが、予定よりも長い航海となったことで探査機には疲労がたまっており、軌道投入は難易度の高い挑戦となる。「あかつき」は2010年5月21日、日本初の金星探査機として打ち上げられた。そして約半年後の12月7日に、金星周回軌道への投入に挑んだが、軌道に入るための噴射に使うスラスター(小型のロケット・エンジン)が故障したことで入れず、そのまま通り過ぎ、太陽を回る軌道に入った。その後「あかつき」は太陽の回りを周りながら、再挑戦できる機会を伺ってきた。そして検討の結果、2015年末に金星に到着できる新しい軌道が見つかり、それに向けて2011年11月に3回、また今年7月にも3回の軌道修正が行われた。現在「あかつき」は、金星よりも太陽側、つまり内側の軌道を回って金星を追い越し、金星の前方を飛んでいる。このあと12月1日ごろになると、「あかつき」は金星の軌道よりも外側に出るため、自然に速度が落ち、12月7日にちょうど金星と近付くことができるという。「あかつき」はまず、金星周回軌道への投入に先立ち、前日の12月6日に地上で作成された軌道投入のためのプログラムが送られ、当日の動作を「あかつき」が自分の判断で行えるようにする。その後、探査機の姿勢を、噴射を行うための向きに変える。そして12月7日の8時51分に、「あかつき」は4基のスラスターを同時に噴射する。軌道投入用のスラスターは5年前に壊れているため、本来は探査機の姿勢を制御するために装備されている、より小型で、力の弱いスラスターを使う。噴射は20分間続き、金星を回るために必要なだけ探査機を減速する。このスラスター噴射のことを「VOI-R1」と呼ぶ。地上からは常に「あかつき」を追うことができ、また「あかつき」からも途切れ途切れながら電波が送られてくるので、それを確認しつつ、必要に応じて追加の噴射(VOI-R1c)が行われる。12月7日の時点では、「スラスターの噴射が実施できたかどうか」しかわからず、「軌道投入に成功したかどうか」は、その後数日かけて確認をしないとわからない。JAXAでは、12月9日の18時から、軌道投入の成否に関する記者会見を行うとしている。現在「あかつき」は、すでに設計寿命の4.5年を超えており、どこかの機器が壊れてもおかしくはない状態にある。それに加え、当初の想定よりも太陽に近付く軌道に乗ったことから、太陽の近くを通過するたびに、設計時の想定を超える熱にさらされ続けており、探査機には大きな疲労が蓄積されている。しかし今のところは、5年前に壊れたスラスターを除けば健全な状態を保っているという。また観測機器も同様で、5台搭載されているカメラのうち、3台に関しては今年10月に試験を行い、こちらも最低限の健全性を確認しているという。残り2台のカメラは、探査機の姿勢の関係で確認ができないため、金星周回軌道投入後の確認となる。無事に軌道投入に成功すれば、まず観測機器の試験が行われることになる。試験的な金星の画像も、このころに公開できる見込みだとしている。その後、探査機の軌道を徐々に、科学観測に適した軌道へと変える。本格的な科学観測の開始は2016年3月以降に予定されている。軌道の関係で、当初期待されていた観測の一部ができなくなったり、また一部のデータの質が落ちるといった点はあるものの、謎の部分が多い金星の大気について、多くの発見が得られることが期待されている。プロジェクト・マネージャーを務める中村さんは「この5年間で衛星も疲労していますので、投入中にどこかが故障するといったことが起これば、計画を達成できない。その意味では、(5年前と比べて)難易度は高いと考えています」と語る。しかし「やるべきやることはやりました。すべてがうまく行けば、必ず成功すると考えています。人事を尽くして天命を待つという心境です」と決意を述べた。(編集部より:この記者会見についての詳細レポートは11月11日に掲載予定です。)
2015年11月10日千葉工業大学は9月7日、金星の表層が極度に乾燥している理由について、天体衝突が初期金星の水分を取り除いたとする新説を発表した。同成果は同大学惑星探査研究センターの黒澤耕介 研究員によるもので、欧州科学雑誌「Earth and Planetary Science Letters」電子版に掲載された。金星は地球とほぼ同じ質量であり、太陽からの距離も近いため、形成期の金星表層には地球の海水と同程度の水が存在していたと考えられている。しかし、現在の金星表層には地球の海水量の10万分の1しか水分が存在していない。金星表層の水の行方は、地球と金星がいかにして作り分けられたか、表層に液体の水を持つハビタブルプラネットがどのように作られるのかといった問題に直結する課題の1つとされている。これまでの研究から、太陽に近い金星では海が蒸発し、水蒸気の大気が形成されていたとされる。この水蒸気は若い太陽からの強い紫外線で水素と酸素に分解され、軽い水素は宇宙空間に放出されたと考えられている。しかし、金星サイズの惑星から地球海洋相当量の水に含まれる酸素を宇宙空間に逃すことは難しいため、金星の表層水の行方は水蒸気の紫外線による分解と、水素の宇宙空間への散逸後に残された分厚い酸素大気をいかにして消費するかという問題に帰着するとされてきた。形成末期の金星は現在の1万倍の頻度で天体衝突が起きていたと考えられている。この時期は天体重爆撃期と呼ばれ、水蒸気大気の光化学分解が進行する時期と重なっている。同研究グループは、天体衝突が金星の地殻・マントルを粉砕・掘削して、岩石塵を高温の初期金星大気中に放出し、その結果岩石塵と高温の酸素大気が反応し、岩石が酸化されることで大気から酸素が取り除かれたとする説を提唱。初期金星への天体重爆撃の数値モデルを構築し、天体重爆撃によって粉砕・掘削される岩石の総量を計算した。その結果、大気に放出される岩石塵の総質量は現在の地球大気質量の1万倍におよび、原子金星においては主要な酸素消費源となり得ること、ならびに強い紫外線による宇宙空間への水素散逸効果と合わせると、金星表層から水分を消失させる可能性があることが示された。初期地球にも金星と同程度の天体重爆撃があったと推定されるが、地球は太陽からの距離が金星よりもわずかに遠いため、水蒸気大気が凝縮して海洋を作り、紫外線による光化学分解を免れたと考えられる。この場合は、天体衝突によって岩石塵が大気中に放出されても、酸化反応が効率良く進むことはない。このことから、表層水が液体だったか気体だったかという形態の違いによって、天体重爆撃に対する表層環境の応答に違いが生じ、地球と金星が作り分けられたと推定されるという。同研究グループは「今回の研究成果は形成末期の天体重爆撃が惑星の地殻・マントルと初期惑星大気を激しく混合させ得ることを示しています。莫大な量の岩石塵と惑星大気の間の化学反応は初期大気質量や組成を大きく変える可能性があります。金星の表層水の問題だけでなく、系外惑星の大気進化過程にも重要な役割を果たした可能性があることをも示唆する結果です。」とコメントしている。
2015年09月07日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。それぞれの星が象徴するシンボルとアクションを利用した運気アップ・スペシャル、今回は「金星」です。〈金星シンボル〉を上手に使えば、魅惑の女子力を手に入れると同時にリッチにもなれるという、なんともちゃっかりしたお話。「金星」は、”美”とその裏付けとなる”富”をつかさどる星。恋を夢見るだけの星ではないのです。さあ、財運と恋愛運のWアップのために、金曜日に〈金星シンボル〉と〈金星アクション〉で、金星のパワーを取り入れましょう!■1.金星シンボルとは?金星のシンボル・カラーは、グリーンとピンク。ナンバーは7で、形はドーム型やアールヌーボー的な曲線を描く形。金星のシンボル・アニマルは、鹿・山猫・白鳥・白鳩・カナリア、そして小さいウサギやハムスターなどペットの小動物。シンボル・カラーのグリーンやピンクなど、美しい色のトカゲやヤモリ。植物はバラ科の植物とその果実、たとえばバラ・桜・梅などの花と、リンゴ・イチゴ・ナシ・モモ・さくらんぼ・アンズなどの果実です。シンボル・フードは、上記のバラ科の果実が代表的ですが、金星が象徴する甘い味覚から、ケーキなどの甘いお菓子も金星フードです。シンボル・グッズは、可愛い服やアクセサリーやキュートな小物。たとえば、レースやリボンを使ったガーリーな服や小物、ゆるキャラとかアニメキャラなどキュートなキャラクター小物なども、金星のシンボル・グッズです。それから、エメラルドやローズクォーツといった、シンボル・カラーの宝石も〈金星シンボル〉となります。これら〈金星シンボル〉を使ったり、シンボル・フードを食べたりすれば、金星のパワーを効率よく取り入れることができるのです。また、金星プレイスといえば以下のような場所で、そこには金星パワーがあふれています。美術館や美容院や化粧品店をはじめ、美や芸術に関連する場所。華やかなパーティーやイベントが開かれる会場。ティーンエイジャーを対象とした、キャピキャピしたグッズを売る雑貨店。スイーツの店をはじめ若い女性に人気のある飲食店。花の名所や果樹園。■2.〈金星シンボル〉でパワーアップするためのアクション〈金星シンボル〉のパワー効果を上げるために、金曜日に以下のようなアクションを実行してください。*ファッションはキュート&ガーリーに決め、スラックスではなく必ずスカートをはく*可愛い柄やデザインのインテリア・グッズか、美しい風景の絵画や写真を部屋に飾る*小動物とふれあう=小動物を飼っている友人の家や小動物カフェや動物園やペットショップで*バラの花を生けるか、バラのポプリやローズ系の香りの化粧品を使う*〈金星カラー〉であるグリーンやピンクの服とアクセサリーを身につけ、華やかな金星プレイスへ出かける*見た目も金星的に可愛い甘いお菓子を食べ、バラ花茶など香りのいい飲み物を飲む■3.美をかたちづくる何かにチャレンジしよう!金曜日のアフター5には、芸術的な習いごとをしたり、アート系ワークショップでアート制作体験をしましょう。あるいは、着物の着付けや礼法や歩き方などを学んで、立ち居振る舞いを美しくするのも良いでしょう。美的センスを磨き、見た目も内面も美しくなることにより、あなた自身の価値をどんどん高めていきます。美や富に縁があるとは、美や富にふさわしい”価値ある存在”になる、ということなのです!■4.金星的なイメージによる自己暗示以下のような言葉による自己暗示で、自分の魅力に自信を持てるようになりましょう。・私には美しいオーラがあり、私の笑顔や仕草は周囲を魅了する・私の「心の中の美術館」には美しい景色や香り高い花がいっぱい!・私は、あふれでるほど豊かな愛を、周囲の人や動物や植物にそそぐ・きょうもきっと素敵な出会いや楽しい出来事がある!・朝は庭園で小鳥がさえずり、夕べには金星が輝くように、私の人生は豊かで美しい!あらかじめ上記のような言葉を最低2つ以上メモしておき、自分の部屋をはじめ、誰もいない空間で声に出して読み上げます。文体は、「ですます調」でも「である調」でも何でもOK。多少、文章が違っていてもかまいません。ただし、必ず肯定的に断定すること。できれば毎日、繰り返し読み上げて、いつでもどこでも暗唱できるようにしましょう。■おわりに金星は、さわやかな笑顔で明るく楽しいことを考えている人にこそ、パワーをさずけてくれます。何かイヤなことがあっても、いつまでも引きずらず、前向きに楽しいことを考えるように心がけましょう。スッキリさわやかな気分になるためには、部屋をきちんと片付けるのも効果的ですよ。(隆速治沙/ハウコレ)
2015年08月28日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月5日、2015年12月7日に予定している金星探査機「あかつき」の金星周回軌道への再投入に向けて7月17日、24日、31日の3回に分けて実施した4回目の軌道修正制御の結果を発表した。この結果、8月2日までに取得したテレメトリデータを解析したところ、8月4日17時30分(日本時間)を持って、軌道修正制御が計画通りに実施されたことが確認されたとしている。あかつきは今後、8月29日に太陽の近日点を通過した後、10月から12月にかけて軌道の微調整を実施。その後、軌道投入の前日となる12月6日に姿勢を観測に適したものへと変更し、翌12月7日に金星の周回軌道への投入が計画されている。
2015年08月05日宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月9日、金星探査機「あかつき」に関する記者会見を開催し、7月に実施する軌道修正制御(DV)について説明を行った。あかつきはこれまでに3回の軌道修正制御を実施しており、今回が4回目。これに成功すれば、計画通り12月7日に金星に再会合する軌道に入ることになる。これまでの経緯などについては、前回記者会見時の記事を参照していただきたい。【レポート】金星探査機「あかつき」は12月7日に再投入 - 2年以上の科学観測でエクストラサクセスも2011年11月に実施した3回の軌道修正制御(DV1~3)により、あかつきは現在、2015年11月に金星に最接近する軌道を飛行している。このまま飛行して金星の周回軌道に投入することも可能であるが、この場合、投入時点の太陽摂動(潮汐力)の作用が近金点高度を下げる向きに働くため、周回中に金星に落下してしまう恐れがあった。このリスクを回避するために実施するのが4回目の軌道修正制御(DV4)である。DV4前の軌道だと、金星軌道の内側から金星に接近する形になるのに対し、DV4後の軌道では、一旦、金星軌道の外側に出て、そこで金星に追いつかれるようになる。金星に接近する方角を変えることで、周回軌道の楕円の長軸の向きを変えるというわけだ。ここまでは今年2月の記者会見で説明されていたことだが、今回のアップデートは、(1) DV4は3回に分けて実施する、(2) 金星周回軌道投入マヌーバ(VOI-R1)ではトップ側の姿勢制御エンジン(RCS)を使用する、の2点だ。前回、DV4は「7月に1回実施する」と説明されていたが、3回に分けて実施することになり、それぞれDV4-1/2/3という名称が付けられた。必要なΔV(加速量)は87m/sで、現在の計画では、DV4-1で18m/s(94秒間)、DV4-2で53m/s(276秒)、DV4-3でその残りを実施する予定。もし3回で不足していたら、4回目を実施することで補う。DV4を3回に分けたのは、上記の(2)が密接に関係している。あかつきのRCSは、トップ側(ハイゲインアンテナ側)とボトム側(メインエンジン側)にスラスタが4本ずつ搭載されているが、周回軌道投入時には、熱的な制約から、トップ側を使うことに決まったという。ボトム側を使う姿勢にすると、機体の温度が上がってしまうので、なるべく避けたいのだ。ボトム側では不可能というわけではないが、ボトム側を使うとなると、温度の上昇を抑えるために、VOI-R1の直前に姿勢を変える必要がある。しかし、トップ側ならば、前日(12月6日)のうちに姿勢を変えておいても問題無く、運用に余裕が出る。理由としては、温度そのものよりも、むしろこちらが大きい。ところが、過去3回の軌道修正制御では、すべてボトム側が使われており、トップ側を長時間噴射した実績が無かった。トップ側も姿勢制御系のアンローディングでは日常的に使われており、長時間噴射でも問題無いと見られてはいるものの、その性能試験の意味も兼ねて、DV4でトップ側を使うことになり、慎重を期して、3回に分けたというわけだ。惑星の周回軌道への投入は一発勝負だ。前回の失敗でそれを痛感したわけだが、VOI-R1での噴射時間は1,145秒と、DV4の2.5倍程度だ。同じトップ側のRCSを使うので、今回のDV4に成功すれば、かなり展望は開ける。JAXAの中村正人・あかつきプロジェクトマネージャも、「かなり安心して投入に臨めるようになる」と述べる。あかつきの現在の機体の状態については、特に問題は起きていないという。5年前、金星周回軌道投入に失敗したことで、あかつきは太陽に近づく楕円軌道を飛行。想定以上の熱量を受けたことによる機器の劣化が懸念されているが、今後、8月29日に9回目の近日点通過があり、熱的にはこれが最後の試練となる。中村プロマネは、「紫外線により、金色のMLI(多層断熱材)は飴色に、白色のハイゲインアンテナは真っ黒になっているはず」としつつも、「洋服はボロボロだが、内部の温度はそれほど悪くなっていない。それなりの機能を維持している」と述べ、問題は無いとの見通しを示した。
2015年07月10日古代ギリシャで制作され、現在はパリ・ルーヴル美術館で展示されている彫刻の女性像「ミロのヴィーナス」が、アクションフィギュアシリーズ「figma」で立体化され(FREEing)、2016年1月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は4,444円(税別)。今年5月には、近代彫刻の父オーギュスト・ロダン作「考える人」が「figma」で立体化され大きな話題となったが、『figma ミロのヴィーナス』は、「だれもが知っているあの芸術作品が、figmaになって動き出す」とコンセプトとしたテーブル美術館シリーズの第2弾として登場。ミロス島で発見され、その優美さと失われた両腕のミステリアスな要素で人々を魅了する、彫刻作品の傑作のひとつが、まさかのアクションフィギュアとなって立体化される。『figma ミロのヴィーナス』のフィギュア間接部には、スムーズかつさまざまなポーズが決まるfigmaオリジナル関節パーツが使われており、「ミロのヴィーナス」のポーズはもちろん、世界的な芸術作品にさまざまなアクションポーズをとらせることが可能。要所に軟質素材を使うことでプロポーションを崩さず、可動域を確保しているという。「figma」サイズになっても腰布の表現の緻密さは表現されており、現物の造形美も再現。付属パーツは「ミロのヴィーナス」ポーズ用の専用台座のほか、片手には林檎を持っているのではないかとする有力な説のもと、実在しない「失われた両腕」と「林檎」といった手首パーツや胸&頭部パーツ、可動支柱付きのfigma専用台座が同梱される。商品価格は4,800円(税込)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は2015年7月29日21:00。商品の発売および発送は、2016年1月を予定している。
2015年07月03日星占いといえば、自分の星座をもとに運勢を見るというのが基本ですが、実は自分の星座がひとつだけではない、ということを、ご存じでしたか?心理占星術研究家の鏡リュウジさんに、占星術の豆知識を交えながら詳しく教えてもらいました。* **一般的に使われる生まれ月の12星座は、あなたが生まれたときに、地球から太陽が見えた方向にあった星座。太陽系の中心である太陽は、もちろんとても重要で、あなたの基本的な性格や人生観を表します。これは絶対、外せません。さらに恋や愛について知りたければ、金星&火星の力を借りましょう。占星術では、誰かを好きになり、愛する力は女神ヴィーナスの名をもつ金星が、そして、性的な衝動を含めて、かきたてられるような情熱は、戦いの神マルスの星である火星から与えられると考えます。そこで、恋をしたときのあなたと彼との素顔を占うため、あなたの金星星座と彼の火星星座をみておきたいのです。神話においても、金星ヴィーナスと火星マルスは恋人同士で、占星術で愛の形と情熱の絆をみるには欠かせないものとされています。もうひとつ、豆知識を付け加えておくと生物学でのメスの記号は♀、オスの記号は♂。この記号はもともと、占星術における金星と火星のマークでした。女性性を表す金星、男性性を表す火星の意味から、生物学でのメスとオスの記号として転用されるようになったのです。それほど、金星と火星の意味と力は広く知られていたということですね。◇鏡リュウジさん心理占星術研究家。翻訳家。英国占星術協会会員。数々の雑誌で特集や連載を監修するとともに、TV、ラジオでも活躍中。近著『秘密のルノルマン・オラクル』(夜間飛行)が好評発売中。今回は、金星、火星のエレメントを使って、鏡さんに恋の相性にフォーカスしてもらいました。詳しくは本誌でチェック!※『anan』2015年6月24日号より。文・水無月あおい(C)GOLF3530
2015年06月18日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。星ごとに違う方法で恋を後押しする惑星メソッド、今回は「金星」です。きっとあなたも、「あの女優は華がある」とか「彼女がいると場が華やぐ」なんていう言葉を聞いたことがあると思います。実は、この“華”こそが、金星の力がもたらす魅力なんです!あなたも、ぜひ〈金星メソッド〉で華のある女性になり、大好きな彼のハートを射止めましょう。■1.金星メソッドとは?金星は美や芸術や財宝をつかさどり、愛情や豊かさや実りをもたらすため、“豊穣星”とも呼ばれます。そして、見かけの素晴らしさだけでなく、内面の充実がともなうのが金星の特徴です。ただ表面的に美しいのではなくて、心の美しさや豊かな感受性もあわせ持ち、さらには教養の香りまで感じさせる女性こそ、本当に華のある女性なのです。男性は、そんな華のある女性には心の底から憧れ、「なんとしても自分のモノにしたい!」と強い欲望を抱きます。男性の憧れの女性になるため、金星の力を取り入れて、華を身につけることができるのが、この〈金星メソッド〉です。■2.〈金星メソッド〉でパワーアップするためのアクション〈金星メソッド〉の効果を上げるためには、以下のように金星的なアクションを実行してください。・フェミニンな髪型やファッションで決めましょう!例:長い髪なら、上品な華やかさのある縦ロール・ヘアに。短い髪なら、キュートな髪飾りを。服はパンツスタイルではなくスカートで。・美術や音楽を日常的に楽しみましょう!例:美しい絵画を携帯待受画面にしたり、明るく楽しい気分になれる音楽をダウンロードしていつでも聞けるようにしておく。・素敵な空間でリッチな食事をしましょう!例:何かの記念日やお祝い、自分へのごほうびに、インテリアがお洒落だと評判のカフェやレストランで飲食する。・アーティスティックな趣味にチャレンジを!例:アート作品を制作できるワークショップなどに参加して、感性を磨いたり、内面の豊かさを育てる。・かわいい小動物や美しい花に触れましょう例:アフター5に動物と触れ合えるカフェへ立ち寄ったり、花を買って帰って部屋に活ける。■3.自分を楽しませて満足することが大切日々を充実させ、心身にゆとりをもちましょう。・朝起きたら真っ先に、楽しい予定について考えること。・季節の移ろいや自然の中の美を、毎日必ず、金星のナンバーである7つずつ見つける。・快適なソファや履き心地抜群の室内履きを購入するなど、あなたのお部屋を今以上に居心地良くする。・お気に入りのジェエリーやお洒落小物は、大事にしまっておくのではなく、ふだんから使って楽しむ。・嫌な人や状況からは、さりげなく離れたり距離を置き、なるべくストレスを軽くする。■4.〈金星メソッド〉による自己暗示以下のような言葉による自己暗示で、あなた自身の気持ちを明るくして、楽しく前進できるようにしましょう。・「きっと今日はステキな出来事がある」と毎日わくわくしている!・明日の私は今日よりもっと美しくなる!・大好きな彼も“華”のある私に見つめられてドキドキする!・あせらない!がつがつしない!優雅なムードが大切!あらかじめ上記のような言葉を最低2つ以上メモしておき、自分の部屋をはじめ、誰もいない空間で声に出して読み上げます。文体は、「ですます調」でも「である調」でも何でもOK。上記の文例と文章が違っていても、かまいません。ただし、必ず肯定的に断定すること。できれば毎日、繰り返し読み上げて、いつでもどこでも暗唱できるようにしましょう。■おわりに金星は明るさや楽しさやトキメキを象徴する星ですから、愚痴や文句を口に出すと、せっかく取り入れた力が消えてしまいます。愚痴や文句を言うヒマがあったら、楽しいことを考えたり実行したりして、嫌なことは忘れるように心がけましょう。(隆速治沙/ハウコレ)
2015年05月18日西洋占星術では、10の天体「月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星」の動きから運勢を読み解きます。「天体」と聞くと、「占い」よりも「天文学」を思い浮かべる人も多いでしょう。今は「占星学」として区別されている星占いですが、実は遠い昔、天文学から生まれたのです。天文学的な天体の特徴と、占星術的な天体の象徴の興味深い結びつきを、3回に渡ってご紹介します。■地球と占い私たち人間が住む地球は、太陽系の天体の中で唯一、海と生命が存在する惑星です。地震でお馴染みの重なり合うプレートの運動から、地球は内部に水分がある「水惑星」だと考えられているそうです。自然の恵みで命を営みながらも、自然の脅威に見舞われる私たちは、苦難を乗り越えながらも、人類誕生の時からずっと命をつないできました。自然の謎が解明される以前は、夜になって暗闇に包み込まれただけでも死の恐怖を味わっていたかもしれません。そんな人間たちがすがった祈りや信仰の中に、占いが生まれたのでしょう。■太陽太陽は、太陽系の中心に陣取り、自ら光を放って輝く恒星です。降り注ぐ太陽の光は、地球上の動植物を育て、命の恵みをもたらします。その莫大なエネルギーは、水素を核融合することで生み出されるそうです。占星術において太陽は自分自身を表し、生命力やバイタリティーを象徴します。約1年で地球を一周する太陽は、1カ月ごとに星座を移動しながら、1年後の誕生日に同じ位置に戻ります。お馴染みの「星座占い」と最も深く結びつく星です。太陽の明るい輝きは、輝く人生を意味し、成功や成長、達成と喜びを表します。太陽にある黒点は、人生に落とす影を表しているのかもしれません。■月月は、地球の周囲を周回する唯一の衛星です。日々、満ち欠けを繰り返し、表情を変化させる気まぐれな月は、移り変わる人の心を象徴しています。自転周期と公転周期が同じ月は、地球に同じ面を向け続け、決して後姿を見せることはありませんが、表面に溶岩の跡が見られる一方、隠された背面はクレーターにおおわれているそうです。満月から新月への変貌を遂げる姿と、一方向しか見せないスタイルは、本性を隠す人間そのもののようです。太陽の光と地球からの太陽光の反射を利用して、銀色に輝く様子も、人の顔色や反応を伺う人間のあり方に似ているでしょう。■金星地球とほぼ同じ大きさの金星は、地球の「双子星」と呼ばれることがあります。地球と逆の方向に自転することからも、地球を映し出す鏡のような存在と言えるでしょう。金星が象徴する「美」は、鏡を見ることや、我を振り返ることの慎ましさ、そこから生まれる優しさや愛しさと結び付いて、愛や調和を意味するようになったのかもしれません。「明けの明星」「宵の明星」として満ち欠けを見せる金星は、移ろいやすい美しさや美徳、モラルの象徴にぴったりです。時代背景や主観で変わるこれらの要素は、太陽と地球と金星の位置関係で形を変える金星そのものと言えるでしょう。■おわりに占い師も含め、星占いを少しでもかじったことのある人たちは、「○○星が△△だからこうなんだ」という言い方をしますが、その背景には、こうした星の象徴があるのです。次回は、水星・火星・木星・土星をご紹介します。お楽しみに!(LUA/ハウコレ)
2015年04月07日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。星ごとに違うラブ・パワーと恋のツボ、今回いよいよ、愛と豊かな恵みの星「金星」です!あなたは「近ごろ彼とお部屋デートばかり」「友だちはリッチな彼と華やかなデートしてるのに」とか、「私ってダメンズ・ウォーカーになってるかも?」なんて、あせったり嘆いたりしていませんか?素敵なデートでときめきたいなら、迷わず、愛と豊かな恵みをもたらす金星のパワーをチャージしましょう!■1.金星のラブ・パワーとは?金星は、そのキラキラした輝きどおりに、恋愛のときめきを与えてくれる星です。そのうえ、ちゃんと実利的な豊かさもついてくるという、願ったり叶ったりのパワーをさずけてくれます。つまり、ときめきだけでなく、華やかなムードや素敵なプレゼントなども、もたらされるというわけです。しかも、自分を大切にし、満たされることによって、あなたは、さらに“愛され体質”になっていきます。女性にとって、こんなに頼りになるラブ・パワーは、ありませんね!■2.金星のラブ・パワーをチャージするには?〈金星のラブ・パワー〉をしっかりチャージするためには、日ごろから自分の五感を楽しませること。具体的には、センスも品質もいい服を着る・美味しくて栄養豊富なモノを食べる・いい音楽を聴く・美しい景色を見る・いい香りの化粧品や雑貨を使う・美術や演劇を観賞する、など。そうして日常的にステキな体験を積み重ねるたびに、〈金星のラブ・パワー〉がチャージされて行きます。金星は、美しくて価値のあるモノたちが大好きだからです。■3.金星のラブ・パワーとピッタリ一致する恋のツボとは?〈金星のラブ・パワー〉にピタリと合う恋のツボは、“可愛さ&華やぎ”です。あなたが十代や二十代前半で十分に若ければ、金星がつかさどる年代ですから、ストレートに可愛さ全開で、華やかなファッションに全身を包みましょう。金星カラーのエメラルド・グリーンやピンクをはじめ、明るくキレイな色を中心に、街を歩けば目立つくらい華やかなコーディネートが吉。また、ほほえみながら小首をかしげるなど、仔猫みたいにキュートなしぐさを研究して身につけるのもいいでしょう。あなたが二十代後半以降の場合は、成熟した女性ならではの色気を表現する必要があります。大好きな彼に会う時は、バストアップ効果のあるブラや、腰回りの豊かさを強調するデザインの服を着るとGOOD。もし、彼と二人きりになるチャンスがあるなら、思わずウットリするようなバラの香りの香水を使いましょう。そして彼の耳もとで、「すごく逢いたかったわ」「あなたが居ないと私ダメなの」などと、甘いささやきを!“大人の色気があるのに甘え上手”というのがキー・ポイントです。■4.さらにパワーアップしましょう!金星は創造性や、精神&物質の両面の豊かさをつかさどる星。感性を磨き、精神的にも物質的にも満たされることで、〈金星のラブ・パワー〉は増していきます。感性を磨くには、上記の五感を楽しませるのが効果的です。ただし、精神&物質の両面を満たすためには、自己評価も高めなければなりません。「私なんて魅力ないし・・・」なんていうネガティブな考えや、「美人の友だちとは違うから」などと、ひがんだり妬んだりしていてはダメ!あなたには、あなただけの魅力があるのですから、自分の個性を大切にし、長所を見つけるようにしましょう。たとえば、美容師さんや化粧品売場の店員さんに、あなたならではの魅力を引き出すアドバイスをもらうのも、ひとつの方法です。■おわりに最初のうちは自分に自信が持てなくても、思いきりおしゃれしたり楽しい時間を過ごすことで、あなたは内面から変わっていきます。すると、あなたを取り巻く状況も、だんだん明るくなって行くでしょう。〈金星のラブ・パワー〉を上手に取り入れて、あせりや不満を解消し、素敵なデートを実現しましょう。(隆速治沙/ハウコレ)
2015年02月14日●5年間の時を経て、再び金星に挑む「あかつき」宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月6日、金星探査機「あかつき」に関する記者会見を開催し、今年12月7日に金星周回軌道へ投入する計画であることを明らかにした。あかつきは日本初の金星探査機。2010年5月21日に打ち上げられ、同年12月7日に金星に最接近したが、推進系のトラブルにより周回軌道への投入に失敗していた。○ぴったり5年後の再挑戦あかつきの目的は、金星の大気の運動を観測することである。特に、金星最大の謎として、「スーパーローテーション」と呼ばれる現象がある。金星の自転速度は非常に遅いのだが(自転周期は243日)、大気上層では秒速100mにも達する暴風が吹き荒れている。これは自転速度の60倍もの速さで、なぜこんな風速が出るのか、原因が分かっていなかった。こういった謎を解明するため、あかつきは近金点300km、遠金点8万kmという、非常に細長い楕円軌道に投入する計画だった。だが、周回軌道に投入するため、軌道制御エンジン(OME)を噴射したところ、機体の姿勢に異常が発生し、燃焼を自動的に中断。減速が足らずに、金星を通過してしまい、そのまま太陽を周回する軌道に入っていた。事故後の検証で、燃料を加圧するための配管にあるバルブに塩(えん)が生成し、閉塞したことが原因だと特定された。ここが閉塞したことで、燃焼中に燃料の供給量が減少し、酸化剤の割合が相対的に増え、正常な燃焼条件を逸脱。温度の異常上昇を引き起こし、その結果、ノズルが破損したと見られている。その後、OMEの試験噴射を行ったところ、完全に壊れていることが分かり、使用を断念。以降の軌道制御については、小型の姿勢制御エンジン(RCS)を使うことになった。この経緯については過去記事が詳しいので参照して欲しい。【レポート】「あかつき」の軌道制御エンジンは使用断念 - 当初の観測軌道投入は困難に2011年11月には、最初の軌道制御を実施。近日点で減速を行い、遠日点の高度を下げ、2015年11月に金星に再会合する軌道への投入に成功した。それから現在まで軌道制御は行っていないが、今後、今年7月の軌道修正で再会合を12月7日にずらし、同日、最接近時にRCSを20分ほど噴射して、金星周回軌道に投入する計画だ。投入日が5年前と同じ「12月7日」になったのは「たまたま」とのことだが、中村正人・あかつきプロジェクトマネージャは「本来なら5年前に成功して当然のミッション。幸いにして再びチャンスが与えられたので、粛々と責任を果たしたい。感傷的にならず、冷静に事を進めたい」と、現在の心境を語る。ちなみに再会合を当初予定していた11月から遅らせたのは、11月投入の軌道だと安定性が悪く、太陽重力の影響によって、すぐに金星に落ちてしまうリスクがあったからだ。12月投入の軌道であれば、このリスクが小さい。あかつきは非常に長い楕円軌道を飛行するため、太陽重力の影響を受けやすい。近金点の高度はいつも300kmというわけではなく、この影響のせいで、1,000km以上になることもあるそうだ。12月投入の軌道でも、近金点が大きく変動することは変わらないものの、すぐに落ちてしまうようなことにはならないという。●当初の計画から大幅に変更される観測軌道○現在の機体の状態は?あかつきの打ち上げから、もうすぐ5年が経過しようとしている。現在、もっとも懸念されているのは、搭載機器の劣化だ。あかつきの設計寿命は4.5年。これをすでに超えてしまっている。もっとも、設計寿命を過ぎてもすぐに壊れるというわけではないが、逆に、いつ壊れても不思議ではないとも言える。特に大きな問題は熱だ。あかつきは元々、金星を周回するための探査機であるので、金星(太陽から約0.7AU)での熱環境に耐えられるよう設計されていた。だが、周回軌道への投入に失敗したことで、あかつきは太陽を回る人工惑星となり、近日点では太陽に約0.6AUにまで接近。想定以上の熱を受けることになってしまった。あかつきはこれまでに7回、近日点を通過しており、今ちょうど8回目を迎えているところだ。金星軌道では、太陽からの熱入力は2,649W/m2であるが、近日点では最大3,655W/m2にもなる。これは、2,800W/m2以下という設計条件を大きく超えており、冷却能力が不足した結果、機器の温度が上昇することになる。探査機各部の温度履歴を見ると、近日点を通過する度に、全体的に温度が上がってきていることが分かる。探査機の周囲は金色の多層断熱材(MLI)に覆われているのだが、この劣化が進行しているために、温度が上昇しているものと推測される。一部の機器では、設計マージンを超えており、「油断はできない状況」(同)だ。金星に再会合するまでには、あと1回、今年8月に近日点を通過する。最後の試練を乗り越えて、無事な状態で何とか金星まで辿り着いて欲しいところだ。一方、気になるのは事故を起こした推進系であるが、RCSは今のところ、問題は無い模様だ。加圧側のバルブは依然としてほぼ閉塞しており、燃焼を続けると徐々に推力が低下してしまうものの、20分程度であれば問題ない見通し。石井信明・あかつきプロジェクトエンジニアは「必ず投入できると思う」と自信を見せる。なお、RCSは探査機のOME側に4基、反対のハイゲインアンテナ側に4基搭載されているが、どちらの面のRCSを使うかは、現時点では未定だという。噴射時の姿勢で各部の温度がどうなるか、あるいは各エンジンの信頼性など、様々なメリット・デメリットを総合的に検討し、今後決定していく。○観測軌道は大きく変更に現在、あかつきは金星軌道の内側を回っているが、再会合前に一旦外側に出て、外側から金星に接近する形になる。金星の公転速度の方が速いため、先行していたあかつきに、後ろから金星が追いついてくる。あかつきはスイングバイのように金星の後方を通過するので、最接近時にRCSを噴射して、公転とは逆向きの西回りの周回軌道に投入する。これは、金星の自転が西回りであるためだ。スーパーローテーションの流れも同方向であるので、あかつきも西回りで観測する必要があるわけだ。ただし観測軌道は、当初の計画からは大幅に変わってしまう。12月7日の噴射で、一旦、遠金点が50万kmの軌道に投入。初期チェックアウト中の2016年春に再び軌道修正を行い、遠金点を32万kmまで下げるが、当初予定の8万kmに比べると、4倍も遠い。旧軌道の周期は30時間だったが、新軌道では8~9日になる。当然、科学観測には大きな影響が出るのだが、この軌道で妥協せざるを得ないのは、燃料が足らないからだ。1液式のRCSは2液式のOMEよりも燃費が悪く、同じだけ軌道を変更するにも、より多くの燃料を消費する。しかも5年前の投入失敗で消費した分もある。現時点で残っている燃料は60kg程度。打ち上げ時の117kgから、すでに半減している。探査機の姿勢を維持するのにも、燃料は必要になる。軌道投入で全部使ってしまうわけにはいかないのだ。あかつきの目的は、あくまでも金星の観測。今後、最低2年の観測を行うために必要な燃料を確保すると、残りの燃料では、このくらいまでしか近づけないというわけだ。観測期間は最短2年で、最長でも4年程度と見られている。あかつきの軌道は楕円。金星からの距離が周回中に大きく変わるので、これを利用し、距離に応じた様々な観測を計画していた。このうち、近距離での観測はほぼ同等の内容を実施できると見られているが、問題は遠距離での観測だ。ただ、分解能が低くなるというデメリットがある反面、より長期のグローバル観測が行えるというメリットもある。新軌道での観測について、今村剛・あかつきプロジェクトサイエンティストは「4年前の時点では、赤道周回軌道か極軌道かという選択肢があった。しかし、赤道周回でないと、長時間連続的な気象データを得るという目的は絶対に果たせない。この条件が満たされた時点で展望が開けた」と述べる。金星からの距離が遠くなることで「より頭を使う必要が出てきた」(同)ものの、遠距離での長期間観測と近距離での高分解能観測を連携させるなどして、「やろうとしていた観測の大部分はリカバーできるのではないか」との見通しを示した。なお観測機器の状態であるが、現時点では確認できていない。確認のために電源を入れれば温度が上がってしまう。データを地球に送るため、ハイゲインアンテナを地球に向けると、太陽側になった部分の温度が上がってしまう。それで壊れてしまっては本末転倒なので、観測機器のチェックは金星到着後に実施する予定だ。ただ観測機器については、「悲観する材料はあまりない」(同)という。観測機器は元々、探査機の放熱面付近に搭載されており、ここは「温度的には涼しくて快適な場所」(同)だ。放射線による劣化は考えられるものの、それについても「想定内」とのことで、大きな問題は無い模様だ。
2015年02月10日恋の星・金星は、1/3~1/27の期間、水瓶座宮を運行してゆきます。一年の始まりとなるこの時期、恋愛も幸先良いスタートを切りたいものですね。今回は、いち早く2015年の運気に乗っていくために、星のもたらす恋レシピをお伝えします。ぜひ星の声に耳を傾けてみてください。■金星がもたらす恵みをキャッチしよう!水瓶座宮の金星は、あらゆる関係にフレンドリーなムードを作り出してくれます。年齢差があったり、ライフスタイルが異なったり、日頃はまるで接点がない相手とも、コミュニケーションがはかりやすくなる時です。恋人募集中の人はオフ会等、日常生活では会わない人との集まりに顔を出してみるのがお勧め。片思い中の人は、まずは「仲のイイ女友達」を目指すとスムーズでしょう。恋愛中の人は、共通の友達と一緒にニューイヤーパーティーをおこなったり、グループ行動を楽しむと、相手の意外な一面を発見できたりして有意義に過ごせるでしょう。■ラブ・チャンスはこんな風にやってくる!計画や予想の通りに事が運ぶことがラッキーだと思われがちですが、この時期は、「イレギュラーなこと」にこそ幸運が宿ります。慌ただしい年明けのシーズンは、何かと急な予定変更、ちょっとしたハプニングやトラブル・・・などもあるかもしれません。けれども、淡々としていた流れが止まる時こそ、ラッキーなサインが舞い込んできやすいのです。ですから、予定は詰め過ぎない方がいいでしょう。状況を見ながら柔軟にスケジュールを変更したり、ふとした閃きで行動してみたり。そんな自由な感覚で行動していくと、恋愛運もより加速していきます。■星が教えてくれる注意報!常識的なことにこだわっているとチャンスを逃します!「出会って間もないし」とか、「女から告白するのは・・・」とか。頭で考えて立ち止まっているうちに、幸運の流れに乗り遅れてしまいます。誰に変な目で見られても気にしない。そんな心意気を星は後押ししてくれるのです。また、この時期は、星たちの恩恵によって自由な感覚になりやすいため、つい浮気心が芽生えてきやすい時でもあります。芽生えてきたら、抑え込まずに心を遊ばせてみるのも一案。複数の男性とデートをするくらいのことは、星たちは許してくれていますよ。色々な人の魅力を認めることで、本当に大切なものが見えてくる効果もあります。ただし、本命のお相手がいる人はくれぐれも慎重に。トラブルになりにくい時期だとはいえ、本当に大切な人への配慮は忘れないでくださいね。■恋のスタートダッシュを決める!12星座別ワンポイントアドバイス牡羊座・・・オリジナリティのあるメール文が鍵牡牛座・・・目標を決めて行動しよう双子座・・・旅のプランニングを蟹座・・・・・・スキンシップの工夫をしよう獅子座・・・個性的なファッションを乙女座・・・周囲を見渡す余裕を持って天秤座・・・たくさんの人と対話を蠍座・・・・・・メールのやり取りをマメに射手座・・・「学び」に幸運が宿るとき山羊座・・・友達付き合いを大切に水瓶座・・・新しいものをどんどん取り入れて魚座・・・・・・過ぎ去ったことは忘れよう(斎木サヤカ/ハウコレ)
2015年01月03日恋の星・金星は、12/11~1/3の年末年始の期間、山羊座宮を運行してゆきます。イベントの多いこの時期は恋のドラマも動きやすいとき。お相手募集中の人も恋愛中の人も、次なる段階へ進むべく、せっかくのチャンスを活かしたいものですね。この時期ならではの星の恩恵を逃さないための恋レシピをお伝えします。■年末年始の恋のテーマこの時期、金星がこの地上のみんなに掲げる恋の一大テーマは「ムダなくサクッと美しく!」。潔いムードを大切にしたいシーズンです。とにかく「ムダ」や「ズルズル」、や「ダラダラ」というのはダメ。ただダラダラ過ごすデート、時間やお金のムダ使い、迷ったまま決断を先延ばしにすること・・・などはすべてNGです。つき合うかつき合わないか、告白するかしないか・・・というのも、曖昧なままで時を過ごさないほうがいいでしょう。要らない選択肢はさくっと捨て去るべし!その潔さこそ、星回りと共鳴するハッピーマインドです。■目指せ!ハッピークリスマス!クリスマスまでの時期、小さくてもかまわないので、何か目標を立てましょう。個人的なことでも、恋愛にまつわることでもOKです。○㎏ダイエットする!好きな人に告白!恋人候補を見つける!手編みのセータを作る!○㎞毎日走る!バイトで○円稼ぐ!などなど。大き過ぎず、小さ過ぎない目標を立てましょう。そうして意識を何かに向けてゆくことで、あなたの魅力と運気が開花して、幸運の引き寄せる力がアップするのです。決めたら、目標に向けて行動すべきなのはもちろんですが、誰かや何かに公言するのが最大のポイントです。また、この時期は、気持ちを形にして表すことも大切なポイントとなります。はっきりとした言葉で伝えたり、プレゼントに思いをこめたり。「気づいてほしい」「わかってくれるはず」という期待は手放して、明確に示すことがツキを逃さぬカギです。クリスマスの演出は「ムダのない」感じがお勧め。中途半端にゴージャスな雰囲気作りをしたりすると返ってギスギスしてムードダウンしそうです。お財布よりも知恵を絞って、アイデアで楽しむほうがラブラブ度は増すでしょう。■年末からお正月をハッピーに迎えよう!この時期は、伝統や儀式に対する敬意をはらうことも、星が掲げる大切なテーマのひとつです。初もうでやお正月のご挨拶など、毎年恒例のイベントはぜひ欠かさずにおこなってください。その際、ぜひ意識してほしいのは「和の心」。着物を着てデートをしたり、パーティーを楽しんだりするのもお勧めです。恋人のいる方は、お互いの家族に会わせたりするのにも良い機会。地元の仲間との集まりに恋人を連れていったりするのもいいでしょう。募集中の人は、あらゆる集まりにどんどん顔を出していってください。なんらかの目的を持ったサークルや地域の活動などに参加すると、良きご縁につながる可能性が暗示されています。■12星座別ワンポイントアドバイス牡羊座とにかく結果を出すべし!牡牛座意外とたやすく越えられると信じて!双子座くだらないこと、些細なことも情熱的に!蟹座人の言葉に耳を傾けて獅子座先をゆずる心の余裕を持って乙女座堂々と自己アピールを!天秤座旧友や家族とのつながりを大切に蠍座思いを言葉にして伝えよう!射手座あきらめない意志力を持って!山羊座魅力を出し惜しみしないで!水瓶座浮いてしまうことを怖れずに!魚座本当に求めたい理想を大切に!星たちはあなたを応援してくれています。ぜひ星たちの声に耳を傾けて、ハッピーな年末年始を迎えましょう!(斎木サヤカ/ハウコレ)
2014年12月14日鬼才ロマン・ポランスキー監督の最新作として12月20日(土)より日本でも公開になる『毛皮のヴィーナス』。このほど本作から、圧倒的な存在感で “渋メン”マチュー・アマルリック演じる舞台演出家を翻弄する、謎の女優ワンダ役のエマニュエル・セニエの本編映像が解禁。思うがままに男を操る、“小悪魔”のような官能のシーンがお披露目された。『戦場のピアニスト』 『ゴーストライター』などで知られるポランスキー監督が80才にして挑んだ本作は、「マゾヒズム」の語源となったマゾッホによる自伝的長編小説「毛皮を着たヴィーナス」に着想を得て書かれた戯曲の映画化。フランスを代表する実力派女優にしてポランスキーの妻、エマニュエル・セニエが、舞台「毛皮のヴィーナス」のオーディションにやってきた謎の女優ワンダを、さらに『007/慰めの報酬』『グランド・ブダペスト・ホテル』『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』など、カメレオン俳優として知られるマチュー・アマルリックが、ワンダに翻弄される演出家トマ役を演じ、圧巻の掛け合いで全編を引っ張っていく。今回到着した特別映像は、舞台「毛皮のヴィーナス」のオーディションに遅れてやってきた舞台のヒロインと同じ名前の謎の女優ワンダが、突如身につけていたドレスを脱ぎ、下着姿になるシーンからスタート。ワンダは、トマに「官能的に」という指示付きで、毛皮に見立てたマフラーを纏わせる。あやしくもスリリングなやりとりが繰り返されるうち、次第にトマは役を超えて、ワンダに身も心も、支配されることに心酔していくのだが…。遅れてきた上、厚かましい態度でオーディションを懇願するワンダに、最初はあきれながらも渋々付き合うことになったトマだが、いつのまにか彼女のペースに引き込まれ、主導権は彼女の手に。次第に彼女に言われるがまま、されるがまま、振る舞い出してしまう。いくつもの顔を見せるワンダはいったい何者なのか?彼女の本当の目的とは?トマのみならず、観客をも巻き込む全く新しい誘惑のサスペンス。“小悪魔になりたい”女子必見のワンダの魅力を、まずはこちらからご覧あれ。『毛皮のヴィーナス』は12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:毛皮のヴィーナス毛皮のヴィーナス(2013) 2014年12月20日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2013R.P. PRODUCTIONS – MONOLITH FILMS
2014年12月12日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。今回は、〈金星パワー〉と縁があるTPO(日時・場所・状況)についてお話しします。金星には、人それぞれの魅力を、より美しく輝かせるパワーがあります。金星のパワーをうまく生かすことができれば、そのチャームポイントが、磁石のように異性を惹きつける強力な武器となるのです!〈金星パワー〉が活気づくTPOで、あなたならではの魅力を輝かせましょう。■1.金星のパワーが活性化するのはいつ?金星がパワーを発揮する季節は、木々の葉が紅葉する秋。そして、一週間の中で最も活気づくのは、何といっても金曜日です。また、金星は夕方にパワーを発揮する星なので、一日のうちでは日没前後のトワイライト・タイムがベスト!天気は雨よりは晴れたほうがいいのですが、少し雲があって、その雲が夕日で茜色に染まれば、さらにGOOD。乾燥しているよりも適度な湿気があるほうが、〈金星パワー〉は活性化します。■2.金星のパワーと縁がある場所は?〈金星パワー〉を受け止めやすい場所は、金星が象徴する美と縁が深い場所や、社交やおしゃれに関する場所。または居心地のいい、くつろげる場所。あるいは陽当たりが良く、花がいっぱい咲いている場所。それから、美味しいものを提供するところや、季節の果実が実っているところなどです。〈金星スポット〉・美術館や画廊・インテリアのセンスがいいカフェ・グルメなレストラン・行きつけの店やお気に入りの席・ファッショナブルなブティック・美容サロン・花の名所や花屋・庭園や果樹園それから、金星のメインカラーであるグリーンや高揚カラーのピンクに彩られた空間も、華やかな装飾をほどこされた場所も金星プレイスです。これら金星に縁の深い場所へ出かければ、しっかり〈金星パワー〉を取り込むことができるでしょう。■3.こんな時に金星はパワーをくれる!〈金星パワー〉は、心ときめいてワクワク楽しい時や、愛や喜びで満たされている時には、すんなりと吸収することができます。その逆に、心がねじまがって意地悪になったり、コンプレックスでイジケていると、パワーを受けつけなくなってしまいます。〈金星パワー〉をしっかりチャージできるのは、たとえば次のようなタイミングです。・彼に素直に「好き」と言えた時・大切なペットを可愛がっている時・楽しい予定や美味しい食事のプランを考えている時・ファッションやメイクやヘアスタイルが思いどおりに決まって満足できた時・趣味や自分が興味のあることに熱中している時など。■4.ナイス・アクション金星は、“幸せになるためには先ず、自分自身の欲求を満たす必要がある”ことを示しています。ですから、あなた自身の望みを満たすことで、〈金星パワー〉に恵まれるのです。たとえば、きれいな服を着て、美味しいモノを食べて、歌いたい歌を歌って、恋をして・・・など。禁欲的に自分を抑えこまずに、思いきり自分を愛して、好きなことをしましょう!ほうれん草やキウイをはじめ、金星カラーのグリーンの食べ物を食べたり、または緑系統の色のドリンクを飲むのもいいでしょう。すると、金星のパワーが自然と身体の中に入ってきて、あなたの魅力はパワーアップしていきます。■おわりに〈金星パワー〉を上手に使いこなすためには、自分の気持ちを素直に表現することが大切です。そして、あなたが明るく前向きに人生を歩めば、〈金星パワー〉は輝きを増し、あなたの美と魅力を強力にサポートしてくれるでしょう。金星のパワーで、最高に魅力的な女性になりましょう!(隆速治沙/ハウコレ)
2014年12月05日『チャイナタウン』『戦場のピアニスト』など数々の名作を手がけてきたロマン・ポランスキー監督の最新作『毛皮のヴィーナス』が20日(土)から公開になる。本作は舞台女優と演出家の官能的な駆け引きをじっくりと描いた作品で、女優の岩下志麻をはじめ、夏木マリ、佐野史郎ら多くの俳優たちが作品を絶賛している。その他の写真本作は、“マゾヒズム”の語源になったマゾッホの自伝的小説に着想を得て書かれた戯曲を映画化したもの。自信家で傲慢な演出家と、舞台のオーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダの関係がオーディションを通して逆転していく過程を通して、男と女の秘められた欲望を描き出していくサスペンスだ。本作を公開前に観賞した岩下志麻は「こんなにも妖しく官能的な映画を創った80才のポランスキー監督に脱帽!!」と感想を寄せ、夏木マリは「ポランスキー様 オープニングから殺されました 物語と現実 男と女を行ったりきたりしながらの演出に笑わせていただき忘れていた感情を遊ばせていただきました 感じるエンディングも最高です」と絶賛。原作になった舞台でワンダを演じた中越典子は「愛おしきワンダにまた会いたくてたまらない」とコメントしている。また、本作の予告編のナレーターも務めた三上博史は「役者として、ワクワクしながら覗き見の感覚でした」と言い、佐野史郎は「これまでのロマンの世界を凝縮したかのような今作にまさに倒錯した官能を覚えた」と本作を評する。ポランスキーの妻でもあるエマニュエル・セニエと、フランス映画界が誇る名優マチュー・アマルリックの濃密な掛け合いは、すでに高く評価されているが、日本の俳優たちも本作が描き出す世界に魅了されたようだ。『毛皮のヴィーナス』12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開
2014年12月03日星のパワーを最大限に引き出して運気アップを目指す「七曜星風水」。今回ご紹介するのは、金星です。「最近すてきな恋愛してないな」「もっと魅力アップしてモテたい」「セレブみたいなステキな暮らしにあこがれちゃう」なんて思ってるあなた!それなら〈金星パワー〉を、あなたの味方にしましょう!■1.金星ってどんな星?明けの明星や宵の明星といわれる、朝夕の空にきらめく金星。昼間は太陽の光が強すぎて見えないけれど、そのパワーは、ちゃんと地上に降り注いでいます。金星がつかさどる曜日は、金曜日です。金星は愛と美はもちろんのこと、美を表現する芸術や、美味しさや気持ち良さ、快適さなども表します。つまり週末のわくわくするような楽しい気分は、金星によるものなんですね。それから、豊かな恵みを象徴することから、贅沢とか財産も表します。愛情も美しさも与えられた上にリッチになれるとは、なんて〈金星パワー〉って、すばらしいんでしょう!愛と美と豊かな恵みを受け取りたい方は、ぜひ、風水で金星のパワーを取り込みましょう!■2.ラッキー・インテリア〈金星パワー〉がやどる場所は西の方角、または美に関連する空間。たとえば、家の中心から見て西の方角にある部屋か、衣装部屋や鏡台を置いてある部屋、アトリエなどになります。とりわけ、窓から明るい光が入る場所は、パワフルな金星プレイスです。そんな窓辺には、金星フラワーのバラを飾ったり、バラ柄のカーテンをかけましょう!その窓を思い浮かべると、自然と明るい笑顔や愛らしいしぐさになって、あなたの魅力は大きくアップするんです。また、心が和む、さわやかで居心地のいい空間作りをしてください。金星カラーはグリーンですから、新緑の森や田園をイメージして、グリーン系のファブリックを使いましょう。すると心が豊かになって、立居振舞や表情が美しくなります。さらに、やさしいパステルトーンの光を放つ照明をつければ、肌の色がきれいに見えるという効果も。■3.運気アップ・アイテム花や鳥の形、七角形、やわらかい曲線が〈金星パワー〉を受け止める形です。また、金星フルーツであるリンゴ・やイチゴ・やモモ・やチェリーといった、バラ科の植物の実の形もラッキー。たとえば鏡台で、リンゴ形の物入れや、イチゴをモチーフにした小物を使ってみましょう。また、金星の鳥の代表は鳩ですから、時計を壁にかけるなら、鳩時計にするといいですね。そんなアイテムたちを使えば、人を惹きつけ魅了する、金星ならではのマグネティック・パワー(磁力)が生まれて、新しい出会いもお金も引き寄せるでしょう。■4.ナイス・アクション愛や美や豊かさを求めて行動を起こすなら、〈金星パワー〉が輝きを増す金曜日に!ちょっとぜいたくなインテリアを思いきって買うとか、部屋いっぱいに金星のアロマ、バラの香りをただよわせてみましょう。心がときめくと同時に、ツキにも恵まれやすくなりますよ。購入に使った金額以上の収入があったり、欲しかったモノをプレゼントされたりするでしょう。■おわりに〈金星パワー〉は、とてもステキな出来事をもたらしますが、楽しみや恵みをひとりじめしてはいけません。家族や親しい人々におすそわけするという、やさしい心配りを忘れずにね!そうすれば、もっと大きな開運チャンスに恵まれるはずです。(隆速治沙/ハウコレ)
2014年09月05日天上を巡る金星は、5/29より牡羊座から牡牛座宮へと移行しています。金星は恋愛のムードを司る星であり、また、「楽しいこと」や「コミュニケーション」全般の運勢のリズムもリードする星。牡牛座ムードとなるこの約20日間は、牡牛座ムードの恋とコミュニケーションが後押しされています。他の星座生まれのみなさんも、牡牛座っぽさを意識することで機運をつかみやすくなるときです。今までうまくいかなかった人も、今の時期にふさわしいアプローチを心得ていればチャンスが広がること間違いなし!星に祝福されたラブチャンスをつかみたいあなたは必見。今が旬のラブアクションをお話ししてゆきましょう。■1.バーチャルより、リアルなコミュニケーション金星が牡牛座宮を進む時期は、五感を通して味わう、喜びや楽しみへの扉が開くとき。見て聞いて触れて、香りや味を堪能する。そんな感覚を分かち合うことでこそ、恋が育っていくときなんです。だから、メールだけのやり取りじゃダメ。メールより声の聞ける電話、ただの電話よりインターネット電話やテレビ電話がいいし、願わくば実際に会ってコミュニケーションをはかるのが理想です。いいえ、この時期は、実際に会って五感で相手の存在を感じ合うことなくして、関係や状況の進展はないと言えるかもしれません。■2.言葉より、さりげないスキンシップと香りの刺激ふたりっきりのときに無言になるのが怖い、と感じる人は少なくないかもしれません。ですが、この時期は「無言」は大いに歓迎。もし話が途切れたら、あえて黙ってみましょう。周囲の音楽、漂うお茶の香り・・・などを感じてみれば、焦りはおのずと消えていくはずですから。そうしたら、ぜひそっと相手の肩や手に触れてみて。ひざを触れ合わせるだけでもいいでしょう。そのとき、くれぐれも照れて大笑いしたり、大声でしゃべったりしないこと。話しかけるなら、声のトーンは低く、おへその少し下から響かせるような感じで話しかけると、一気に「通じ合ってる感」レベルがMAXに近くなります。■3.この時期だけ!無理めな関係も挽回できるアプローチ愛はお金では買えないもの、と言いますが、この時期は、恋愛においても「お金の力」はとてもパワフルに働いてくれます。プレゼント作戦は思いのほか、素晴らしい効果を発揮してくれそうですよ。好きな人に五感を楽しませるようなプレゼントを贈ってみては?コンサートのチケット、音楽CD、美味しい食べ物、ジュエリー、お花・・・などなど。日常性の低い、ラグジュアリーな感じのするアイテムを選ぶのがおすすめです。ただし、お金をかければいいというものではなく、大切なのはクオリティー。流行を意識するより、「良質のもの」にこだわってみてください。なお、お買い物の際はケチケチするのは禁物。セールなどで少しでも安く買おうと思わず、極力、正価で購入しましょう。割引の品物には、もれなく恋の運気も割引される、というおまけがついてきちゃうのです。■4.エレメント別、この時期に心がけたいポイント。・火の星座の人(牡羊座・獅子座・射手座)急いで答えを出そうとせず、自然な状況の流れを見守る心の余裕を持ちたいときです。相手や周囲の人に先をゆずるなどの気遣いを示すと好感度がアップしますよ。ファッションは、露出は控えて、ナチュラルメイクを意識してみましょう。・地の星座の人(牡牛座・乙女座・山羊座)金星の後押しがスムースに届くときですから、大いに決断力を発揮してゆきましょう。あなたが決めることで状況は動き出します。ファッションは、どんどん新しいアイテムを取り入れ、少し大胆なものにもチャレンジするのがおすすめです。・風の星座の人(双子座・天秤座・水瓶座)言葉以外のものから、相手の気持ちを察する努力をしてみましょう。好きな人の仕草や声などを観察して、素早く気づいてあげることで、よりコミュニケーションは円滑に進み、二人の仲が深まっていきます。ファッションはシンプル・イズ・ベストです。グリーンや茶、ブルーなど、大地自然にある色合いのものを取り入れると、あなた自身、素直になれて運気もアップします。・水の星座の人(蟹座・蠍座・魚座)やってきたご縁やチャンスは、できるだけ全部受け取ってゆきましょう。好き嫌いや気分で選ばずにタイミングを大切にすることで、恋愛の流れはだいぶスムースになるでしょう。ファッションは、パステル調の軽快な色合いのものがおすすめ。場の雰囲気に合わせた洋服やメイク選びが好感度につながります。■おわりにいかがでしたか?星たちは、わたしたちに楽しく素敵な経験をしてほしいと思って、いつもたくさんの恩恵をもたらしてくれています。いつものパターンで動くより、「今この瞬間」開いている扉の向こうにこそ、今つかめるはずのラブチャンスが広がっていることを覚えておいてくださいね。ぜひ、新しい体験、あらゆる可能性に心を開いていてください。読んでくださったすべての方に、素晴らしい幸運が降り注ぎますように。(斎木サヤカ/ハウコレ)
2014年06月05日占星術において、ヴィーナス(金星)は恋の機運を知らせてくれる星。今、天上で輝くヴィーナスの心を知ることは、恋力をアップさせてくれることにつながるのです。ヴィーナスは11/5に射手座から山羊座宮に移りました。以降、4ヶ月ほど山羊座宮に留まります。通常、金星はひと月足らずで星座を移るので、今回は例外的な長期滞在。山羊座のヴィーナスの心を知ることは、特に山羊座生まれではない人にとっては、この秋冬の恋を機運をつかむためには必須事項と言えるでしょう。■負けっぱなしでは終わらない!山羊座のヴィーナスがプレゼントしてくれる最大の恩恵のひとつ挙げるとすれば、それは「粘り強さ」です。勝つまであきらめない、というしぶとさ。そんな静かな情熱を授けてくれます。といっても、恋は勝負ではありません。かつて自分を不幸にした男を見返すため、ライバルに鼻を明かすため・・・。そうした戦いモードではヴィーナスは微笑みません。戦うべきはあきらめがちな自分です。「どうせ私は愛されないのよ」とか「やっぱりあなたも違うんだ」とか・・・。そうしたネガティブな感情が湧き上がってきたときからが勝負です。自分の中の「私って不幸」と嘆く女の子に、その都度、別れを告げましょう。内なる不幸を手放すたび、あなたの魅力が輝きを増してゆきます。そして、懲りない女は信頼を勝ち取り、最後には勝つ女に成長してゆくのです。■石橋を叩いて渡る前に壊す?この時期、恋がうまくいき始めると、ついやってしまいがちなこと・・・。日頃、それほど慎重ではない人も、相手の本心を何度も確かめたくなるかもしれません。「本当に私のことが好き?」「どのくらい好き?」「元カノよりも好き?」などと聞きたくなったり、わざと意地悪なことをして反応を見てみたり。本当に好きなのか、信じていいか、相手を試さずにはいられない気持ちになる場合もありそうです。「私は慎重なタイプだから」「じっくり判断してるだけ」と思うかもしれないけれど、その心の背後には未来への不信感と恐れがあります。そして、さらなる深層心理には「そんなに簡単に愛されるわけない」という思い込みや、自分の「愛される価値」への疑いもあります。恋の進展にチャレンジはつきもの。石橋を叩き過ぎて壊してしまわぬように気を付けましょう。慎重さゆえに、チャンスを逃すケースもあるということを忘れずにいたいものですね。■どうせ狙うなら一番&本命自分の魅力に自信があって、自分のことが大好き!と迷いなく言える人はいいのだけれど、そうでない人は、心のどこかでいつも「どうせ自分なんて」とつぶやいていたりするものです。好きな人ができても、その相手がステキな人であるほど、「こんな自分じゃ愛してもらえない」と思い、飾り立てた自分じゃないと近づけなかったりして・・・。あるいは、最初から妥協して「こんな自分にはこの程度の男がお似合い」と思いながら相手選びをする、という場合もあるでしょう。身に覚えのある人もない人も、この時期はぜひ、「本命」を狙いましょう。理想の恋の形をイメージして、そのイメージを現実のものとするべくチャレンジしてみてください。ただしもちろん、巡り合わせは大切にしてくださいね。100%理想に叶う相手ではなくても、出会えたご縁は受け取ることをお勧めします。「理想的な恋」への願いに答えて星が授けてくれるチャンスですから、そのご縁が、理想の恋へと成長してゆく可能性もあります。理想を目指すことこそが、あなたを最高の恋の幸せへと導く鍵なのです。■山羊座のヴィーナスに愛されるための4つのラッキー・アクション1.確かな約束をする後につなげていきたいご縁なら、しっかりと約束をしましょう。「また今度」という曖昧な挨拶に終わらせず、「来週の火曜日」といったように、はっきりと日時等を決めるのがポイント。いつ、どこで、何をするか。明確にするほど計画はスムースに運びます。2.内助の功を発揮する男性を立ててあげましょう。宴会やパーティー等、みんなで過ごす際には、ささっと料理を取り分けたり、さりげなく話題をリードしたりと、サービス精神を発揮すると好感度がアップします。3.おしゃれは上質にデートはパーティーの際はもちろん、日常のファッションも、できるだけ「上質なもの」を身につけるよう意識してみましょう。これまでの服装より、ワンランク上のブランドのアイテムをチョイスしてみて。4.手書きのメッセージプレゼントに添えるカード、ご挨拶のハガキ、お礼状、仕事上の連絡なども含めて、大切な相手には、手書きでメッセージを送ってみましょう。書道、筆ペン字、絵手紙などを練習しておくのもいいかもしれません。■おわりにいかがでしたか?なんとなく思いつきで動くより、星たちの心に思いを馳せながら動いた方が、はるかに物事の進展はスムースです。絶対に結果を出したいあなたに、今宵も星は応援のエールを送っています。ぜひ、チャンスを受け取ってくださいね。あなたに最高の恋の幸せが降り注ぎますように。(斎木サヤカ/ハウコレ)<おすすめ記事>・彼氏に長く大切にされる女子がやっていること・5選・ホレ直させる!「褒められエッチ」のコツ・5選・男の本音!エッチ中に彼女に頼まれると嬉しいこと
2013年11月13日占星術が扱う太陽系の星の中で、ヴィーナス(金星)は恋愛運を司っています。ヴィーナスの奏でる天上のメロディーに心を合わせてゆくこと。それこそが、今が旬のラブ・アプローチなのです。金星は10/8に蠍座から射手座宮へと移り、11/5まで射手座宮に留まります。射手座生まれの人だけではなく、全ての人に愛のメロディーを届けてくれるヴィーナス。星たちと共に美しいハーモニーを奏でるコツ、ご紹介いたします。■いつになく肉食系な夜へ近頃、なんとなく大胆になっている自分に気づくことはありませんか?明け透けに自分のことを語ったり、自分から誘いかけてみたり・・・。いつもなら遠慮してしまうような無理めな相手にも、ひるまずにアプローチしていったりして。もし、そうしたいと思いながら、今のところは自制しているなら、この次はぜひ、心の動きに素直になりましょう。特に、日頃、待ちの姿勢が多い人は殻を破るチャンス!「そんなキャラじゃない」というあなたほど、行動を起こすことで得るものが多いでしょう。挑発的に迫ることで、恋愛中の人も一気に関係を進展させられる可能性がありますよ。■マンネリ化は相性のせいじゃない?なんとなく気持ちが冷めてきたり、最初より相手がそっけなくなってきたり、アプローチをしてもなかなか進展しなかったり・・・。そんなときには「この人は違うのかも」「相性が良くないのかな」と考えることもあるでしょう。この時期は特に、他の可能性が見えてきたり、人の幸せも目に付いたりしやすいため、「もっと良いご縁があるのでは?」と考えたくなるのも自然な心理なのかもしれません。さて、そんな冷めたり飽きてしまう心理、これって好みや相性のせいなのでしょうか?いいえ、それだけではありません。その心の背後にある、自分自身のあきらめの気持ちが大きな要因となっているケースが多々あります。自分も相手もまだまだ魅力的になり得るのに、関係性の中で成長していけるのに・・・。その可能性を見ようとしないので「もうダメだ」と答えを出してしまうのです。そこに気づけるかどうかは、深い心のつながりを求めるあなたにとってはとても大切なポイントです。■飽きない恋へ最初の情熱が冷める頃、そこからが本当の関係性の始まり。互いに本当の魅力を見出し合っていくときです。射手座の金星は今、「飽くなき挑戦の情熱」をプレゼントしてくれています。もっと魅力的になって、好きな人と互いに切磋琢磨してゆけば、今までにない最高の恋の幸せへとジャンプ・アップできる可能性もあるときです。「こんなもんだ」と可能性を投げ捨てないでくださいね。現状や今の相手への不満から、「もっといいもの」を求めるのではなく、ピュアな向上心とチャレンジ精神から、「もっといいもの」を求めるあなたには、素晴らしきヴィーナスの恩恵が降り注ぐときとなるでしょう。■射手座のヴィーナスに愛されるための4つのラッキー・アクション1.スポーツやアウトドアを楽しむ初めてのスポーツにチャレンジしてみましょう。ボディメイクや体力作りのためのジム通い、ダンス・レッスンもお勧め。ハイキングやトレッキングも良き出会いにつながりそうです。2.グローバルな感覚を育む視野を広げましょう。海外など、未知の場所への旅行を楽しむのもお勧めです。語学のレッスンに力を入れるのもいいでしょう。3.自分を磨くため、成長のために学ぶ読書の秋を楽しんだり、気になる映画や講演会に足を運んでみるのもいいでしょう。じっくり味わうことで、深みのある魅力が育まれること請け合いです。4.健やかな魅力全開にしっとりした女らしさより、飾らない健やかな魅力に好感が集まるときです。男性の目を意識したファッションや振る舞いではなく、「顔色が良く見える色」や「自然な景色に合う服装」などを意識して選ぶといいでしょう。■おわりにいかがでしたか?「自分らしさ」も大切ですが、自分が思う「らしさ」の他にも、あなたの中にはたくさん魅力が眠っているかもしれません。新たな魅力を発見するべく、「キャラじゃない」と思うことにも、ぜひ積極的にチャレンジしてみてくださいね。そんなあなたを射手座のヴィーナスは応援してくれますよ。(斎木サヤカ/ハウコレ)
2013年10月10日髪の香りの為の、「ヘアフレグランス」「フィッツコーポレーション」の「ヴィーナス、スパ」から、「ヘアフレグランス、ホワイトティー、アンド、オーキッド」を、2月23日から新発売する。ボディにつける香水ではなくて、髪のための「ヘアフレグランス」だ。容器は薄いブルーで、落ち着いた感じのデザインとなっている。誰もが振り向く髪、さわやかな香りの為の成分細かい粒子フレグランスが、透明なヴェールになって髪のよい香りを保ち、また「うるおい」を保つ「ヒアルロン酸」と「11種類のアミノ酸」と、エステからヒントを得た「植物エステの成分」の調合により、風に髪が、なびくたびに、ほのかな大人の髪の香りを持続させる。トップノートは、甘いフルーツの「アップル」」、「ペアー」や「リーフィー」で始まり、ミドルノートは、ミネラル、ビタミンを、緑茶よりも豊富に含んでいる「白茶」と呼ばれる「ホワイトティー」、そして「オーキッド」、さらに、優雅で甘美な香りを持つ「ローズ」となっている。ラストノートは、白や黄色の花を咲かせる「ジャスミン」、また「アンバー」、そして香りを持続させる効果を持つ「ムスク」で完成する。体の一部につけるフレグランスも、おしゃれアイテムの大事な一つと思うが、髪のフレグランスもまた、とてもチャーミングな、おしゃれだと思う。風にたなびくサラサラヘアに、ほのかに持続する香りは、きっと、スペシャルな幸運を運んできてくれるだろう。元の記事を読む
2013年02月03日2012年は天文現象の当たり年と言われており、5月に起きた「金環日食」や6月に起きた「金星の太陽面通過」を実際に見られた方も多いのではないでしょうか。次に見られる大きな天文現象としては8月14日の未明に、日本国内の広い範囲で見られる「金星食」があります。そこで、今回はその主役とも言える、金星についてあらためて紹介したいと思います。■ 「宵の明星」と「明けの明星」金星を表す言葉として、「宵の明星」や「明けの明星」というものがあります。金星は、地球の内側を回っている内惑星であるため、地球からは太陽とほぼ同じ方向に見えることになります。そのため、日の出前の数時間と、日没後の数時間しかその姿を見ることはできません。日の出前の東の空に輝く金星のことを「明けの明星」、日没後の西の空に輝く金星のことを「宵の明星」と言います。■ 女神「ヴィーナス」の正体マイナス4等級以上を誇る金星は、地球から見ると明るく輝く美しい天体で、この明るさは太陽・月に次いで全天で3番目となります。また、望遠鏡で地球から金星を観測すると、月と同じように満ち欠けをしていることが分かります。さらに、その大きさは、直径が地球の95%、質量が80%で地球とよく似ています。ところが、その大気は約96.5%が二酸化炭素で占められており、それによる温室効果のため、表面温度はなんと摂氏400~500度にも達します。これは、金星よりも太陽の近くを回っている水星の表面温度よりも高く、太陽系で一番暑い(…というより熱い)惑星なのです。そのうえ、そこに浮かぶ雲は、二酸化硫黄からできており、それが降らす雨は「硫酸の雨」となっています。ローマ神話の愛と美の女神「ヴィーナス」とも呼ばれている金星ですが、このようにその正体は、地球から見た美しさとはかけ離れた、灼熱(しゃくねつ)と強い酸性のまさに地獄の惑星です。■ 金星は仲間はずれの星?地球をはじめ、太陽系の惑星では太陽は東から昇り、西へ沈んでいきます。しかし、金星だけは太陽系の惑星の中で唯一、西から太陽が昇り、東へと沈んでいきます。(昔のアニメソングでそんな歌詞がありましたね)これは、金星の自転だけが逆回転をしているために起こる現象です。なぜこうなってしまったのかはよく分かっていませんが、一説によると、はるか昔、金星に別の大きな星が衝突したことで、その衝撃により自転軸がひっくり返ってしまったためではないかと考えられてします。■ 2012年8月14日の金星食日食といえば、先日の金環日食が記憶に新しいと思いますが、太陽の前に月がおいかぶさることで、太陽が隠れてしまう現象ですね。それと同じで、金星食というのは、金星の前に月がかぶさることで、金星が月の影に隠れてしまう現象を指します。今回の金星食は、8月14日の未明に東の空に見ることができ、細い月に金星が隠されるような形となります。地域によって見られる時間は多少異なりますが、東京の場合で2時44分に始まり、3時29分まで続きます。金星食自体は2003年以来9年ぶりですが、今回のように条件のよい(空が暗い時間帯の)金星食に限れば、1989年に見られて以来、約23年ぶりとなります。「金環日食」や「金星の太陽面通過」の時のように、日食グラスなど特別なアイテムを用意する必要もありませんから、お手軽な天文ショーとも言えます。そのうえ、ちょうどペルセウス座流星群の出現とも重なる時期ですので、運がよければその近くに流れ星を見ることができるかもしれません。■ まとめ地球から見ると明るく美しい金星ですが、その本当の姿について、お分かりいただけたでしょうか。2012年の3大天文ショーの最後を飾る金星食。今回の金星食は、夜中の3時前後ということで、起きているにはつらい時間帯となりますが、お盆休みとも重なる時期ですので、夜更かしや早起きができる人は、ぜひこの機会に観測してみてください。(文/寺澤光芳)■著書プロフィール寺澤光芳。小さい頃から自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。
2012年08月12日グランプリは、日米ハーフの美女23日、東京・恵比寿のガーデンホールで、幻冬舎の人気ファッション雑誌「GINGER」のイベント「ヴィーナス誕生祭2011」が開催され、「GINGERスターオーディションモデル部門」グランプリが発表された。計5887通もの応募のなかからグランプリに輝いたのは、伊藤ニーナさん。約10カ月にわたる審査を経て、この日発表された。書類選考に始まり、面接、プロカメラマンによる表現力テスト、そして読者投票の結果を加味して、グランプリ決定に至ったそうだ。まさに選びに選ばれたヴィーナスというところだろう。初ランウェイも笑顔でこの日、グランプリに輝いた彼女は、初ランウェイも笑顔で堂々と歩き切り、はやくもプロモデルらしさをみせた。11月23日発売の同誌1月号から誌面を飾っていくそうだ。父親がアメリカ人という伊藤さん。愛らしく輝く笑顔と抜群のプロポーションが光る。今は期待と不安でいっぱいということだが、今後の活躍に期待したい。元の記事を読む
2011年10月25日