婦人画報創刊115周年記念特別展「『婦人画報』と『京都』」が、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接の美術館「えき」KYOTOにて、2020年1月2日(木)から20日(月)まで開催される。特別展「『婦人画報』と『京都』」では、雑誌『婦人画報』が1905年の創刊以来、とりわけ大切にしてきた、伝統を受け継いできた京都の「人」と「家」を紹介。京都の13家にフォーカスし、茶道、華道、工芸、芸能など、多彩な分野において、伝承されてきた作品や宝物など約80点を、当時の『婦人画報』取材記事とともに紹介する。会場には、着物ブランド・アトリエシムラ(atelier shimura)も手掛ける染織の志村家や、華道の池坊家、茶道裏千家の千家、京都吉兆の徳岡家、日本画の上村家といった名家が代々伝承してきた品々が集結する。さらに、115年にわたる『婦人画報』のアーカイブの中から、京都を取材した記事を中心に貴重な誌面を紹介。瀬戸内寂聴の特別展示や、時代の移り変わりを反映した『婦人画報』歴代表紙の展示も行われる。また、会場エントランスでは、1月2日(木)から5日(日)までの4日間限定で、池坊専好次期家元監修によるいけばな作品が展示される。【詳細】婦人画報創刊115周年記念特別展 「婦人画報」と「京都」会期:2020年1月2日(木)~20日(月) 会期中無休会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(入館締切:閉館30分前)※1月2日は9:30~。百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合あり。入館料:一般900円(700円)、高・大学生700円(500円)、中学生500円(300円)※( )内は前売および「障害者手帳」提示の本人と同伴者1名の料金。前売:2019年11月30日(土)~2020年1月1日(水)まで、当館チケット窓口(休館日除く)、京都駅ビルインフォメーション、京都新聞文化センター、チケットぴあ(Pコード992-495)、ローソンチケット(Lコード54512)など。出展:池坊家(華道)、石田家(ガラス工芸)、伊東家(有職御人形司)、井上家(京舞井上流)、上村家(日本画)、江里家(截金)、志村家(染織)、千家(茶道裏千家)、徳岡家(京都吉兆)、中村家(塗師)、森口家(友禅)、樂家(樂焼窯元)、冷泉家(冷泉流歌道)※特別展示:瀬戸内寂聴【問い合わせ先】TEL:075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
2019年12月20日展覧会「クロード・モネ─風景への問いかけ」が、東京・アーティゾン美術館にて、2021年5月29日(土)から9月10日(金)まで開催される。なお、当初は2020年7月11日(土)から10月25日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。印象派の代表的画家クロード・モネ印象派を代表するフランスの画家、クロード・モネ。自然の中にある外光の美しさに魅了されたモネは、生涯をかけてその探求と表現方法を追求し、神話や宗教の物語をテーマとした絵画に比べて軽視されていた“風景画”に革新をもたらしたことでその名を馳せた。モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆すものであった。モネの風景画など約140点を展示「クロード・モネ─風景への問いかけ」では、モネの作品73点を所蔵するパリのオルセー美術館所蔵作品を中心に、国内所蔵品を加えた約140点の作品を展示。風景画家としてのクロード・モネの画業に迫る。展覧会は、モネの画業において重要な時代と場所を辿るという構成。少年時代を過ごしたル・アーヴル時代から、アルジャントゥイユ時代(1870年代)、ヴェトゥイユ時代(1878~1881年)、1880年代の旅の時代、40年以上もの時を過ごしたジヴェルニー時代(1890-1926)にいたるまでを丁寧に追いかけ、モネが各々の時代、各々の土地で何を見て、どのように描き、どのような主題を作品に込めたのかを探る。とりわけ、モネが最晩年に展開した、睡蓮の連作に結実する風景表現の主題や舞台装置を探るチャプターには注目。展示作品を通じて、個々の作品が連続性の中で発展していることを示す。モネに関連する映像・写真作品もモネは、最晩年にパリのオランジュリー美術館に納められている「睡蓮」を主題とした大装飾を制作したことでも知られる。特別企画「クロード・モネ─風景への問いかけ」では、この作品を主題にフランスの映像作家アンジュ・レッチアが制作した映像作品も公開する。会場ではその他にも、同時代の画家たちや、新しい表現方法としての写真、西洋の文脈とは全く異なる性質を持つ浮世絵などの日本美術や工芸作品を同時展示。モネの画業にどのような影響をもたらしたのかについて考える。展覧会概要「クロード・モネ─風景への問いかけ」オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画会期:2021年5月29日(土)〜9月10日(金)※当初は2020年7月11日(土)から10月25日(日)までの開催を予定していたが変更場所:アーティゾン美術館 6・5階展示室住所:東京都中央区京橋1-7-2開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00まで開館予定)休館日:6月14日(月)・28日(月)、7月12日(月)・26日(月)、8月2日(月)※最新情報は美術館ホームページを確認※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2019年11月22日「家庭画報×コスメデコルテスペシャルイベント」が開催決定!2019年11月7日(木)、ザ・グラン銀座「ザ・グラン ギャラリー」において、「家庭画報×コスメデコルテスペシャルイベント」が開催される。同イベントは、「コスメデコルテ」の最高峰ライン「AQ ミリオリティ」のリニューアルを記念して実施されるもので、商品開発担当者からの話が聞けたり、タッチアップしたりすることができる。スペシャルゲストとして、白城あやかが登場。家庭画報の編集長・千葉由希子との対談が予定されている。受け付け開始時間は14:30。イベント開催時間は15:00から16:00まで。50名が無料で招待される。参加者には「AQ ミリオリティ」ミニボトルキット(乳液、化粧水、クリーム)がプレゼントされる。応募は、10月15日(火)まで「家庭画報.com」の応募フォームにて受け付けている。イベントに関する問い合わせは、家庭画報 イベント事務局(電話番号:03-3262-5851)まで。元宝塚星組トップ娘役の白城あやか白城あやかは宝塚歌劇団出身。星組トップ娘役を務めた後、1997年3月に退団。1998年6月にタレントの中山秀征と結婚し、4人の息子の子育てに奮闘している。「オイルソムリエ」の資格を保有。著書には『1日大さじ1杯だけでカラダがよみがえる!かんたんオイル健康法』がある。(画像は白城あやかオフィシャルブログ「Eternity」より)【参考】※家庭画報.com※コスメデコルテ※白城あやかオフィシャルブログ「Eternity」
2019年09月25日企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」が、東京・上野の国立科学博物館にて2019年12月1日(日)まで開催される。「風景の科学展 芸術と科学の融合」では、写真家の上田義彦が長年にわたり撮影してきた世界各地の風景写真を、国立科学博物館の自然史や科学技術史を専門とする研究者の視点から読み解いていく。アートディレクションを手がけるのは、グラフィックデザイナーの佐藤卓。日本の屋久島や東尋坊、インドのガンジス川などを収めた上田の風景写真に、研究者の解説や関連標本を加えて紹介することで、芸術と科学の融合を図る。研究者による解説の多くは、風景の背後にある時間の流れを意識したものだ。瞬間を切り取った写真に重層的な意味が加わることで、風景から地球の歴史を感じ取ることができるようになっている。【詳細】企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」開催期間:2019年9月10日(火)~2019年12月1日(日)休館日:9月17日(火)、24日(火)、30日(月)、10月15日(火)、21日(月)、28日(月)、11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)会場:国立科学博物館 日本館1階 企画展示室住所:東京都台東区上野公園7-20入館料:一般・大学生 620円(団体 500円)※2019年10月1日(火)~一般・大学生630円(団体510円)高校生以下および65歳以上 無料 ※常設展示入館料のみで観覧可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年09月21日特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」が、神奈川・箱根の岡田美術館にて、2020年4月5日(日)から9月27日(日)まで開催される。浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画や版画など集結「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の生誕260年の節目を記念した展覧会。北斎の70年にわたる画業のうち、40歳代から最晩年までの各時代を代表する珠玉の肉筆画11点を中心に据え、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品を展示する。岡田美術館で収蔵する北斎作品全てを同時に公開するのは、本展が初となる。夏の美人画2大傑作注目したいポイントは、50歳前後に描かれた肉筆美人画の2大傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の同館初競演。2枚の絵を見比べながら楽しむことができる。さらに、代表作「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』、北斎に影響を受けたフランスのガラス作家、エミール・ガレの作品なども登場。様々な角度から、北斎の魅力を紹介する。【詳細】特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」会期:2020年4月5日(日)~9月27日(日)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)場所:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1入館料:一般・大学生 2,800円(2,550円)、小中高生 1,800円(1,550円)※( )内は前売り料金。前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストアならびにチケットぴあにて販売。
2019年09月20日山種美術館では広尾開館10周年記念特別展『大観・春草・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―』が、8月31日(土)から10月27日(日)まで開催。新たな日本画の創造を目指した画家たちの多彩な表現を見ることができる。横山大観(よこやまたいかん・1868〜1958)、菱田春草(ひしだしゅんそう・1874〜1911)、川合玉堂(かわいぎょくどう・1873〜1957)、川端龍子(かわばたりゅうし・1885〜1966)。彼らは活動の場を異にしながらも、伝統をふまえながら新しい時代に即した絵画を模索し、日本画の発展を導いたパイオニアたちだ。日本美術院の創設に参加した大観と春草は、さまざまな技法や表現を試みて革新的な日本画を生み出し、官展を中心に活躍した玉堂は、日本画における風景表現に新境地を拓いた。また龍子は、再興日本美術院を脱退して自ら主宰する青龍社を創立し、大画面の迫力ある作品を発表して画壇にインパクトを与えた。同展では、そんな4人の画業をたどりながら、近代日本画の歩みを振り返っていく。さらに、山種美術館の創立者である山﨑種二の希望により企画され、晩年の大観・玉堂・龍子の3人が出品した『松竹梅展』(1955〜1957年)にも焦点を当て、山種美術館が所蔵する『松竹梅展』の作品が全点展示される。また、南画とやまと絵を融合させた大観の《作右衛門の家》、光や空気の描出に挑んだ「朦朧体(もうろうたい)」の代表作である春草の《釣帰(ちょうき)》、田園の情景を生き生きと表した玉堂の《早乙女》、第1回青龍展に出品された記念碑的な龍子の《鳴門》など、山種コレクションから各画家の珠玉の作品が紹介される。近代日本画のパイオニアとして画壇を牽引した大観・春草・玉堂・龍子の競演を、この機会に堪能したい。【関連リンク】 山種美術館()
2019年08月31日LINEのトップ画が人に与える印象は思いのほか大きいです。そこで、ここでは男性の好感度をアップさせる女性のLINEトップ画をいくつかご紹介しましょう。友達と一緒に写っている画像自分の顔をアップで自撮りした画像をトップ画にしている方も少なくありませんが、これはあまりおすすめしません。男性に自意識過剰、ナルシストといった印象を与えてしまう可能性があるからです。それよりも、友達と一緒に写っている画像のほうが好印象を与えられるでしょう。友達と一緒に写っている画像なら自然と笑顔になっているでしょうし、明るい女性といった印象も与えられます。自然にセクシーをアピールできる一枚セクシーな自撮りなら男性は喜ぶでしょうが、人によっては「男遊びが激しそう」「生活が派手そう」といった印象も受けてしまいます。明らかに男ウケを狙ったような画像だと特にそう思われてしまうので注意が必要。それよりも、ナチュラルな感じでセクシーさをアピールできるような画像がおすすめです。ほんの少し露出が多い服で、自然の中で遊んでいるような画像はよいですね。ペットの画像もおすすめLINEのトップ画をペットの画像にしていると、それだけで男性は「優しそうな女性」と思ってくれる可能性があります。動物好きに悪い人はいない、とよく言われますし、ペット思いの優しい女性という印象を与えられるでしょう。男性にも動物好きな方はたくさんいますし、LINEのトップ画がきっかけでペット話に華が咲くかもしれません。気になる異性とより親密になれるかもしれませんよ?趣味に関連している画像例えば、ピアノが趣味という方だとピアノの画像、または自分が演奏している画像を設定するというのはアリです。自分の趣味をアピールしたいのなら、なおさらおすすめといえるでしょう。話のきっかけになるでしょうし、自分がどんなことに熱中しているのかを知ってもらうこともできます。ただ、あまりにもマニアックすぎる趣味の画像だと、逆に男性が引いてしまう可能性があるので注意が必要です。キレイな風景の画像見るだけで癒されるような美しい風景の画像はオシャレですし、LINEのトップ画にもおすすめ。観光地や景勝地で撮影した写真で、トップ画にできそうなものがあれば試してみましょう。話題になりそうな風景画像だと、そこからメッセージのやり取りをするきっかけになることもあります。
2019年08月14日ディオール(DIOR)は、2019年夏コスメ「サマー ルック 2019〈ワイルド アース〉」を2019年5月3日(金)より発売する。「アースカラーの風景」をイメージした夏コスメインスピレーション源となったのは、アースカラーの風景。砂漠に揺れる陽炎や真夏の太陽に照らされてゴールドに輝く砂丘といった自然の風景からヒントを得て、暑い季節にぴったりなヘルシーなメイクを提案する。スモーキーアイを作る「サンク クルール」ディオール人気のアイシャドウパレット「サンク クルール」からは2色の限定色が登場。「696 シエナ」は、サフランに近いブラウンと煌めくキャラメルなどのアーストーンのシェードに、ゴールドに輝くバニラ カラーのハイライトを組み合わせた。一方「786 テラ」は、ほんのりピンクに輝くゴールドを中心に、ブロンズやピンクのハイライトなど、暖色系ニュアンスのカラーを集めた。まぶたに重ねて塗布すれば、ツヤのあるスモーキーな目元が完成する。“キスしても落ちない”ティントリップに新色&限定色人気リップ「ディオール アディクト リップ ティント」からも、新色や限定色がお目見え。“キスしても落ちない”の愛称を持つこのリップは、色落ち・色移りがなく、ジューシーな血色感を長く楽しむことができる。そのほか、コンパクト パウダー「ディオールスキン ミネラル ヌード グロウ〈ワイルド アース〉」や、ダブルエンド アイライナー「ディオールショウ イン & アウト ライナー」の夏色ブルーが仲間入りする。【詳細】ディオール「サマー ルック 2019〈ワイルド アース〉」発売日:2019年5月3日(金)※公式オンラインブティックにて5月1日(水)より先行発売。・サンク クルール〈ワイルド アース〉限定2色 各7,700円+税・ディオールショウ イン & アウト ライナー 限定2色 各3,900円+税・ディオール アディクト リップ ティント限定2色・新色2色 各3,700円+税・ディオール アディクト ラッカー スティック 限定4色 各4,000円+税・ディオール アディクト ラッカー プランプ 限定2色 各4,000円+税・ディオールスキン ミネラル ヌード グロウ パウダー〈ワイルド アース〉限定2色 各5,800円+税・フラッシュ ルミナイザー 限定2色 4,800円+税・ディオール ヴェルニ 限定4色 3,000円+税・ディオール ヴェルニ サン グロウ 限定1色 3,000円+税【問い合わせ先】カスタマーサービス03-3239-0618
2019年04月29日「水彩画ネコ」は、みずみずしい水墨画のようなタッチで、黒猫を描いたブランドの人気モチーフ。新作は、春らしいレモンイエローに、愛らしく動き回る「水墨画ネコ」を描いた。オリエンタルなムードと、気品溢れるフレンチシックなカラーを融合させたアイキャッチなデザインとなっている。バリエーションは、ペンケースやマスキングテープ、クリアファイルといったステーショナリーをはじめ、パスケースやカードケース、スマートフォンケースといったアクセサリー類を取り揃える。【詳細】ポール & ジョー ラ・パペトリー「水墨画ネコ」の新デザイン発売日:2019年4月1日(月)※マークス直営店、オンライン・マークスでは、2019年3月31日(日)まで先行発売取扱店舗:マークス直営店、全国の取り扱い店舗、オンライン・マークス・ペンケース・S2 2,300円+税・刺繍ステッカー(2枚セット) 860円+税・マスキングテープ・セパレート 800円+税・ペンホルダー 各850円+税・クリアファイル・A4(2枚セット) 680円+税・パスケース 3,800円+税・カードケース 1,900円+税・メガネケース 3,800円+税・iPhone 8・7・6s・6用手帳型ケースN 3,700円+税・iPhone 8・7・6s・6背面ケース 3,200円+税【問い合わせ先】ポール & ジョー ラ・パペトリーTEL:03-5779-7550
2019年03月25日マラミュート(malamute)は、2019-20年秋冬コレクションを、2019年3月19日(火)に渋谷ヒカリエで発表した。「風景」と「個性」デザイナー・小高真理が日に日に移り変わる渋谷駅を歩いているうちに考え付いた、「ランドスケープ」が今季のテーマ。自然と人工的な物が発展を繰り返し、作られていく風景の特性を考えることは、人間の個性を考えることに似ている、とふと思い至ったという。加えて、SFスリラー映画『ガタカ』に描かれていた、遺伝子操作によって管理されたディストピアや、ジム・ジャームッシュの映画『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』に登場する、何千年もの時を超え、ありとあらゆる時代の好きな物に囲まれながら、書物もiPhoneも自分のものにして生きるヴァンパイアもインスピレーション源に。人の個性は遺伝子によって決まるのか、はたまた環境で作られるのか。時系列を超えて、過去の情報を取りに行けるネット社会の中で何を選び取っていくのか。「風景」から思い巡らせた壮大な問いを、そのままコレクションに投影した。形や概念にとらわれない自由な発想登場したウェアはスーツからジャージまで様々。しかも、意外性のあるディテールを付随させることで、既存の概念にとらわれない、幅広いアイテムの在り方を見せた。例えば、マスキュリンなスーツのジャケットの肩の部分にはフリルをあしらうことで、フェミニンな要素をプラスしている。また、ジオメトリックなノルディック柄は、ニットセーターではなくスポーティーなジャージに落とし込まれている。わずかに退廃的なムードを漂わせたアンティーク調の花柄セットアップは、見た目とは裏腹にストレッチを効かせたアクティブなハイゲージニットで仕立てられている。しなやかなドレープと落ち感が、スカートのアシンメトリーな造形に調和し、独創的なエレガンスを描く。着方も自分次第ノルディックフックをあしらったウールのホワイトニットストールは、フックのかけ方次第でポンチョにもなる。ポンチョとして着ると、直線的なパターンが身体のラインを際立たせ、ユニークなフォルムを形作る。擦り切れたタペストリーのようなニットジャカードの大判ストールは、切ってもほつれないウールの特性を生かし、自由な発想でカットして楽しむことが可能だ。また、ニットの袖にはファスナーを施し、開け方によって表情を変えられるような仕様に。自分の得たいスタイルを自ら取りに行ける可能性を、アイテムそのものに含ませた。クッションやソファのような服収縮させ、シャーリングを施したキルティング地のコートは、立体感のある仕立てで身体を丸ごと包み込む。それは服を“着ている”というよりも服に“埋もれている”かのようで、クッションのような肌触りが、シェルターの中にいるような安心感を演出する。かすれたようなダメージ感のブルーのドレスは、ヴィンテージライクな雰囲気が魅力。ディストピアの中にある布張りのソファがイメージソースとなっている。
2019年03月22日大丸心斎橋店は、「懐かしのアニメ セル画・版画展」を2019年1月23日(水)から29日(火)まで開催する。世界中で人気を博す日本のアニメ。本展では、世界中にファンを持つ日本アニメにスポットを当て、手塚治虫の「鉄腕アトム」をはじめ、「銀河鉄道999」、「魔女の宅急便」、「サザエさん」、「ルパン三世」、「セーラームーン」、「アンパンマン」など、昭和から平成を代表する人気アニメ作品の手書きセル画をメインに展開。さらに、石ノ森章太郎ら有名漫画家の直筆原稿・原画なども展示・販売する。なお、会場にはポストカードやミラーなどを揃える、オリジナルグッズ販売コーナーも設置予定だ。【詳細】懐かしのアニメ セル画・版画展会期:2019年1月23日(水)~29日(火)場所:大丸心斎橋店 北館1階特設会場営業時間:10:00~20:30入場料:無料
2019年01月14日「フェルメールの絵画の世界を小説にしたい」という思いから生まれたデボラ・モガーのベストセラー小説の実写化『チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛』。この度、本作で“肖像画家役”として出演しているデイン・デハーンが、実は絵が下手(?)ということが明らかになる画像がInstagramにて投稿されている。『アメイジング・スパイダーマン2』『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』など人気作にも出演し、ハリウッド映画界を担う次世代若手俳優として期待されているデイン・デハーン。本作では、“若手の肖像画家”ヤン・ファン・ロースとして、主人公のソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)とキャンパス越しに視線を絡め合いながら恋に落ちていく役どころを熱演している。本作の舞台は、希少な品種の球根1個が邸宅1軒分に相当し、世界最古の経済バブルとして知られる「チューリップ・バブル」がピークを迎えていた17世紀オランダ。この時代のオランダでは、諸外国に比べて多くの肖像画の注文があり、巨大な市場となっていたそうで、中でも独特な発想・技法・構図で人気を博していたのがフェルメールだ。そんな時代に将来を渇望された画家という役どころを演じるにあたり、デインは役作りで絵画教室に通ったそうで、「僕は絵を描くことが苦手なんだ。だから、本作の撮影に入る前に、肖像画の描き方の基礎を学んだんだよ」と絵の才能がないことを告白。自身のInstagramには、それを裏付けるかのような、なんともかわいらしい直筆のイラストを投稿している。共演したアリシア・ヴィキャンデルは、デインの絵について「当初に比べて格段に上達した」と苦笑しながらも明かしており、撮影前の絵画教室通いの甲斐もあったようだ。また、劇中では肖像画を描くシーンがいくつか登場する。そんなところもチェックしながら本作を観賞してみては?『チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛』は10月6日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛 2018年10月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2017 TULIP FEVER FILMS LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年08月26日文化と芸術が交わるレストハウスでのんびり時間「象の鼻テラス」は、アートスペースを兼ね備えたレストハウス。横浜の開港150周年を記念して、新たな文化の発信地として2009年に誕生しました。休憩所という単語が似合わないほど洗練された美術館のような雰囲気で、文化と芸術が鮮やかに融合する全く新しいスポットとして人気を集めています。単一の文化だけでなく、複数の文化や人、芸術が合わさることで新たな文化を生み出すことを目指した「象の鼻テラス」では、アート、パフォーミングアーツ、音楽など多ジャンルの文化プログラムを開催。ギャラリースペースもあり、週末はマルシェをオープンしています。テラス内にある「象の鼻カフェ」は、横浜の絶景を一望できる心地いいカフェ。豊富にラインナップされたかわいいゾウスイーツのなかから、おすすめの3メニューをご紹介します。かわいいゾウのカフェスイーツ3選「ゾウノハナソフトクリーム」(400円)はフレッシュなソフトクリームをゾウの形に盛りつけたスペシャルアイス。ワッフルチップとチョコチップで耳と目をつくり、アイスクリームでゾウの長い鼻を表現。愛らしいゾウの顔に仕上がっています。ぺろりと舐めれば、北海道の自然が育んだ乳脂肪たっぷりのリッチなミルク感があふれます。ゾウの形の「象クッキー(プレーン)」(380円/6枚入り)と「ブランクッキー」(330円/2枚入り)は優しい味わいのハンドメイドクッキー。たっぷりのバターと小麦粉でシンプルに作られた、まろやかなコクが感じられるプレーン、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの様々な栄養価が豊富に含まれた“KoKaRaふすま” を使用したブランクッキー、どちらもギフトにおすすめです。「象スコーン」(480円)はゾウの形のスコーンに季節のクリームを添えた一品。スコーンは温めてから渡されるので、ほんわりとした甘みが口の中に広がります。厚さは約2センチほどの厚さのスコーンが2つセットになっていて、小腹を満たしたい時にもピッタリです。文/萩原かおりスポット情報スポット名:象の鼻カフェ住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目 象の鼻テラス内電話番号:045-680-5677
2018年06月29日“光の画家”と称されるターナー(美術館にて写真撮影の許可をいただきました) イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・ウィリアム・ターナー(1775~1851年)。ロンドンの下町であるコヴェント・ガーデンの理髪店に生まれた彼は幼い頃から絵を愛し、14歳でロイヤルアカデミー付属学校に入学。20代で画家としての地位を確立しました。穏やかな田園風景、荒れる海や険しい山岳など、そこで描く自然の様々な表情を優れた技法で表現した風景画は、今尚人々の心を捉えて離しません。独特の光や空気に包まれたターナーの画風は、フランスの印象派をはじめ、後世の芸術家に影響を与えました。本展覧会では、ターナーによる、油彩、水彩、版画約120点を英国各地と日本国内の美術館から集め、出展作品の多くが日本初公開となる大変貴重な機会です。 風景画から旅行を追体験 左)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館内展示室作品(美術館にて写真撮影の許可をいただきました)右)筆者がオルセー美術館で撮影したセザンヌによるサント・ヴィクトワール山を描いた作品 本展覧会では、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」のターナーの風景画に見いだすことのできる主要テーマに分けて紹介されています。当時、貴族の修学旅行ともいえるグランド・ツアーが流行り、国外への旅行者が増えたことが大きく関係しているといわれています。毎年、ターナーはイギリス国内はもとより、フランス、イタリア、スイス、ドイツなど、ヨーロッパ各地にも足を運び、膨大な風景をスケッチしました。ターナーが手掛ける絵画作品は、その土地の様子を精巧に描くことで、現代でいうところの『地球の歩き方』のような、旅行のガイドブック的役割を担っていました。是非、会場内を歩みながらヨーロッパ各国を旅する気分を味わってみてください。写真(右)は近代絵画の父と称されるセザンヌが、モチーフとしてよく描いてたサント・ヴィクトワール山。ターナーとの山の表現を見比べてみると表現の違いが明確で面白いですね!ビジネスマンの視点《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》 1802年展示油彩・カンヴァス91.5×122cm サウサンプトン・シティ・アート・ギャラリーOn loan from Southampton City Art Gallery ©Bridgeman Images / DNPartcom 海が持つパワーを表現しようと果敢に挑戦した《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》は、ターナーが晩年に買い戻そうとして叶わなかったというエピソードもある名作。荒れ狂う波に流されまいと帆を高く掲げる船や抗おうとする漁師たちの姿だけでなく、優れた技量によって自然の多様性さ、美しさ、ドラマを伝えています。日本と同じ島国であるイギリスでは、海景画は主要な芸術のジャンルだったそう。ターナーが生きた時代は、ナポレオンが率いるフランス軍の脅威にさらされていたため、イギリス国民全体が海に対する関心を共有していました。自然に対する理解と趣味が変化するなかで、より広範囲にわたる流行を認識して、ターナーは作品制作していたのだそう。そういった背景を読み取っていくと彼はビジネスマンの視点を持ち合わせていたことが分かります。作品の美しさだけに触れるのもアートの楽しみ方の一つですが、そういった発見から歴史や着眼点も学べると、もっとアートの楽しみ方が広がっていきますね! 是非、会場に足を運んでみてください。 【情報】 「ターナー風景の詩(うた)」展 会期:2018年4月24日(火)〜7月1日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階休館:月曜日(ただし4月30日は開館、翌5月1日も開館)時間:午前10:00〜18:00※5月9日(水)、16日(水)、6月26日(火)〜30日(土)は19:00まで※入館は閉館の30分前まで観覧料:一 般 1,300円 大・高校生:900円 65歳以上:1,100円 中学生以下:無料
2018年05月13日旅するような展示構成 珠玉のコレクションを所蔵していることで知られているモスクワのプーシキン美術館。古代エジプトから近代までの絵画、版画、彫刻を収蔵し、印象派を中心とするフランス近代絵画コレクションは世界屈指と言われています。本展覧会は、プーシキン美術館より“風景画”をテーマにし、初来日となるモネの《草上の朝食》をはじめ、ルソーの《馬を襲うジャガー》のほか、ロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンのフランス近代絵画65点が来日します。初夏の爽やかな風が吹き抜ける上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る、美しい風景を楽しめる「旅」をどうぞお楽しみください。 風景画の展開 風景画…現在では美術のジャンルとして確立しており、まるで絵画と同時期に誕生したかのように思えますが、クレタ島の宮殿壁画やポンペイの中のフレスコ画を除けば、17世紀まで確立していませんでした。本展覧会の第一部では、17世紀末の神話や聖書の物語を題材にした風景画にまでさかのぼり、19世紀からヨーロッパでは自然主義が主流となった、自然への賛美が感じられる情景を切り取った風景画に触れています。写真(右)のクロード・ロラン《エウロペの掠奪》は、フェニキアの王女エウロペに一目惚れしたゼウスが白い牡牛に姿を変身し、侍女たちと花を摘んでいたエウロペに近づいて、一瞬にして彼女を連れ去ってしまうシーンを描いた作品。暴力的な場面とは対照的に美しい自然が広がっている背景には、風が波を立てる様子や大きな木々、洋上の船などが丁寧に描かれ、理想的な風景が生み出されていますね。 印象派以降の風景画 クロード・モネ《草上の昼食》 1866年 130×181cm 油彩・カンヴァス本展覧会の第二部では、風景画に描かれている場所に着目した構成になっています。19世紀中頃から「パリ大改造」が行われた忙しない大都市パリの街並みや、鉄道網が発達したことからレジャーを楽しみ郊外に目を向けた作品。さらには南フランスや海辺、そして海を渡ってタヒチまで、果ては想像の世界へと、自然豊かな風景を表現しています。こちらはポスターにも使用されているモネの《草上の朝食》。本作品は、当時26歳のモネがみずみずしい感性で描いたもので、銀杏の木から溢れる木漏れ日の表現方、モネの才能溢れるタッチを感じ取れることでしょう。 風景画から読み解く 数々の風景画が教えてくれるのは、神話や聖書の物語をはじめとし、その時代を生きる人々の暮らしだけではなく、情景を切り取った筆跡から、画家自身の個性が読み取れます。また、それぞれの画家が捉えた世界の見方は、私たちに光と影が織りなす世界の美しさを教えてくれることでしょう。是非、多様なスタイルで表現した風景画の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。 【情報】 『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』 会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)時間:9:30~17:30※金曜は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで休館:月曜日(ただし、4月30日は開室) 【プレゼント応募】本展覧会の無料鑑賞券をプレゼント致します。件名に【『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』『チケットプレゼント】に加え、下記の情報を記入の上、info@pelulu.jp宛にメールにてご応募下さいませ。名前(漢字/カナ)郵便番号住所電話番号Q1:pelulu.jp内で今までで面白かった記事3つをあげるとしたら?Q2:今後pelulu.jpで取り上げて欲しい記事を3つあげるとしたら?応募締切日:6月24日プレゼント当選者は発送をもって代えさせていただきます。
2018年04月28日俳優の水谷豊が、21日(10:30~11:00)に放送されるテレビ朝日系番組『プーシキン展開幕SP 水谷豊の絶品名画探訪』に出演し、フランス風景画の魅力に迫る。水谷豊=テレビ朝日提供水谷は14日から開催される「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」のスペシャルサポーターを務めている。そんな水谷が開幕直前の会場・東京都美術館を訪れ、初来日となるモネ「草上の昼食」の他、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーなど、フランス風景画コレクションの名作を鑑賞。名画に隠されたエピソードや印象派画家の知られざる秘話、風景画と時代背景の密接なつながりなど、「プーシキン美術館展」の魅力に迫る。さらに、アイドルグループの欅坂46に所属し、現役美大生である佐藤詩織が、フレンチの巨匠・吉野建シェフが「プーシキン美術館展」に出展する名画のエッセンスを一皿に込めたフルコースを堪能する。
2018年04月13日ヒロ杉山の個展「 "ONE HUNDRED AND EIGHT"」が、東京・六本木「A/D GALLERY」で4月13日から5月6日まで開催。A/D GALLERYで2年ぶりとなる本展では、2017年から2018年にかけて、自由からの探求の誠実さを求めて描かれた水彩画“ONE HUNDRED AND EIGHT”シリーズを展示する。水彩画にはコントロール不能な面白さがあり、抽象的な側面を持つ画材として、いつもより内面に気持ちを向けて描いたという108点の作品のうち、30点ほどが展示される。【イベント情報】ヒロ杉山個展 "ONE HUNDRED AND EIGHT"会期:4月13日~5月6日会場:roppongi hills A/D GALLERY住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク3階
2018年04月13日フランスの風景画のコレクションが一堂に来日17世紀から20世紀の風景画が来日します。神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れをご紹介します。様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきをも感じさせてくれます。クロード・モネ《草上の昼食》1866年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.なかでも、注目は初来日となるモネの『草上の昼食』。同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。ほかにもロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの作品が集います。初夏の上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る美しい風景を巡る「旅」を体感できます。展示構成第1部「風景画の展開クロード・ロランからバルビゾン派まで」1章近代風景画の源流/2章自然への賛美第2部「印象は以後の風景画」3章大都市パリの風景/4章パリ近郊--身近な自然へのまなざし5章南へ—新たな光と風景/6章海を渡って/想像の世界宗教画の背景として描かれていた風景でしたが、17世紀のオランダにおいて「風景画」として独立したカテゴリーになります。フランスの画家たちも次第に関心をしめし、イタリアで目にした古代の移籍や旅先の風景を描くようになります。19世紀に入ると、身近な自然を愛したバルビゾン派の画家たちが人気になります。そして19世紀半ばからは「パリ大改造」が行われ、街並みが大きく変わりました。印象派の画家たちは生まれ語ったパリを歩き、都市の情景を数多く描きます。さらに鉄道網の発達にともない、郊外や南仏の風景を描き、さらには海を渡って、想像の世界へと広がりました。『庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰』ムーラン・ド・ラ・ギャレットはパリのモンマルトルにあったダンスホール。喧騒から少し離れた木陰で楽し気に語らう男女5人が描かれています。後ろ姿の女性はルノワールのお気に入りのモデル・ニ二。その後ろから顔をのぞかせているのは画家のモネです。ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1876年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『サント・ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め』エクス・アン・プロヴァンスの近くにあったセザンヌの家の近くから見ることができた。この山はセザンヌが主題にしたモチーフのひとつで、30点以上の油絵と多数の水彩画にしています。ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め》1905-06年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『マタモエ、孔雀のいる風景』1891年、ゴーガンはタヒチ島へ赴きます。タヒチ語のマタモエの意味は議論されてきましたが、ゴーガンはフランス語では「死」というタイトルをつけました。文明化されたヨーロッパ人としての自身の死を示していたと考えられています。ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.『馬を襲うジャガー』アンリ・ルソーの作品は熱帯のジャングルを舞台にしたものが多数あるが、実際に南国に行ったことはなく、パリの植物園でスケッチしたさまざまな植物を組み合わせて、幻想的な風景を作りあげました。アンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》1910年© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.展覧会概要会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)休室日:月曜日※ただし、4月30(月)は開室開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)夜間開室:金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省お問い合わせ先:TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)大阪会場会場:国立国際美術館(大阪・中之島)会期:2018年7月21日(土)~10月14日(日)主催:国立国際美術館、朝日新聞社、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
2018年04月12日X JAPANのhideが永眠して20年となる節目の今年、4月4日(水)より浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」が数量限定で販売される事が決定した。【チケット情報はこちら】これまで、The Rolling Stones、初音ミクなどとコラボレーションし、大きな話題を呼んだ浮世絵木版画シリーズ。今回はX JAPANのhideとコラボ。絵師、彫師、摺師ともに、江戸時代よりその技術を継承してきた日本を代表する一級の職人たちの手により制作され、人間国宝9代岩野市兵衛氏による越前生漉奉書和紙を使用し、伝統技術を極めた作品に仕上がっている。4月28日(土)29日(日・祝)には、メモリアルライブ「hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」」が東京・お台場野外特設ステージJ地区で開催。hide with Spread Beaverが両日に出演するほか、ゲストにPATA(X JAPAN)が登場。さらに初日にはBUCK-TICK、MUCC、2日目には氣志團、布袋寅泰が出演。没後20年を迎え、このほかにも様々なメモリアルイベントが行われる予定。浮世絵木版画シリーズ「浮世絵木版画 hide 桜の景」は4月4日(水)午前10時より、ぴあ特別サイトにて販売開始。■浮世絵木版画 hide 桜の景※サイズ:紙 寸 法 40×27.5 版画寸法37×25紙:越前生漉奉書紙(人間国宝九代岩野市兵衛漉元)絵師:冬奇彫師:北村昇一摺師:中山誠人22版47度摺販売価格:86,400円(税込)初版:200枚限定■hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」日時:4月28日(土)29日(日・祝)開場10:00/開演11:30(終演予定/19:00)会場:お台場野外特設ステージJ地区(東京都)出演:【4月28日(土)29日(日祝)両日出演】hide with Spread Beaver/Guest:PATA(X JAPAN)【4月28日(土)】OBLIVION DUST / ZEPPET STORE / D’ERLANGER / BUCK-TICK / MUCC【4月29日(日・祝)】氣志團 / J / ZIGGY / defspiral / 布袋寅泰
2018年03月22日「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」が京都の美術館「えき」KYOTOで開催。会期は2018年3月8日(木)から25日(日)まで。「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」は、画家・小林路子による"きのこ"の肖像画を描いたアート「菌類画」を展示する企画展だ。これまでに小林が野生のきのこを描いた作品は約900点。その一部はすでに植物や菌類図譜の世界的コレクションを誇る英国キュー王立植物園に収蔵されるなど、学術界からも高い評価を得ている。会場では、そんな小林による菌類画の数々や"きのこ"の絵本などの原画約150点を展示。また、22名の作家による"きのこ"をモチーフにした個性豊かなグッズも登場し、"きのこ"の新しい魅力に出会うことが出来る。さらに、3月8日(木)には小林路子本人によるギャラリートークも開催。「菌類画」のパイオニアの語りを生で聞くことが出来る貴重な機会だ。【詳細】「小林 路子 菌類画の世界~きのこに会いにいきましょう!~」会期:2018年3月8日(木)~25日(日)会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接開館時間:10:00~20:00入場料:中学生以上 500円※百貨店の営業時間に準じ、開館時間の変更あり。※入館は閉館30分前まで。【問い合わせ先】ジェイアール京都伊勢丹 大代表TEL:075-352-1111
2018年03月06日近代日本画の巨匠、吉田博の絵画を展示する「生誕140周年 吉田博展 山と水の風景(YOSHIDA HIROSHI A Retrospective)」が開催される。東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて2017年7月8日(土)から8月27日(日)まで。「絵の鬼」吉田博今回開催される「吉田博展」では、明治から昭和にかけて風景画の第一人者として活躍した吉田博の作品を初期から晩年まで一挙公開。10代から「絵の鬼」と言われるほどの鍛錬を積み、欧米を中心に世界各国で活躍した吉田博の絵画の魅力を存分に楽しむことができる。自ら渡米しデトロイト美術館で個展を開催、名声を確立する吉田の名声を確固たるものにしたのは、確かな絵の腕はもちろんその行動力であるともいえるだろう。仏留学を国費での留学をせず、自費でわずかな生活費を持ち渡米、デトロイト美術館で作品を売り込み1000ドル分もの自らの絵を売り上げた。当時の1000ドルは、小学校教諭の生活費13年分に相当したという。これ以後、吉田は欧米で次々に展覧会を成功させていき、GHQマッカーサーやイギリス王室のダイアナ妃など海外の要人からも高い評価を得ていった。日本アルプスを美しく描く山岳画家としての顔も自然美に強く心惹かれていた吉田博。とりわけ高山への関心は高く、題材として多く起用した。毎年日本アルプスの山々に登っていたという吉田の自然への思いが伝わってきそうな美しい山々の絵画は見どころの一つだ。浮世絵を吉田流に再解釈した「木版画」アメリカで、風俗画としての浮世絵が人気であることに不満を覚えた吉田博は、後半生以降木版画に取り掛かった。洋画のタッチを基調に、高度な伝統技術を組み合わせ鮮やかな色彩表現を可能とした木版画は吉田の代表作となっていく。陽光のきらめきや帆船の影のゆらぎを見事に表現した「瀬戸内海集 帆船 朝」は、水を描かせたら右に出る者はいないといわれた吉田がその真骨頂を示した作品と言えるだろう。【詳細】生誕140周年記念 吉田博展 山と水の風景会期:2017年7月8日(土)~8月27日(日)※月曜日休館 (ただし7月17日・18日は開館)※会期中展示替えあり。記事中に紹介した作品は全会期で展示前期 2017年7月8日(土)~7月30日(日)、後期 2017年8月1日(火)~8月27日(日)会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1丁目26−1開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般1,200(1,000)円、大学・高校生800(650)円、65歳以上1,000円※かっこ内団体・前売り料金※中学生以下無料※障害者手帳提示で本人と付添の方一名無料※2回目以降は有料半券提示で一般800円、大学・高校生 500円、65歳以上 800円【問い合わせ先】ハローダイアルTEL:03‐5777‐8600
2017年07月01日白、青、紫、ピンク……。どの色のあじさいも雨にぬれた姿がよく似合う。土壌や時間によっても色が変化するあじさい。そんな、梅雨の風物詩の絶景スポットは風景写真家も絶賛!この季節だけの移り気な美を堪能して。 【余呉湖】滋賀県・長浜市 賤ヶ岳(約422m)を一つ隔てた琵琶湖の北にある湖。その湖畔に群生する約1万本のあじさいが約600mにわたり美しく咲き誇る。琵琶湖の北、賤ヶ岳古戦場を挟む余呉湖。霧雨にぬれるあじさいをめでながら、壮絶ないにしえの戦場に思いをはせては。【三室戸寺】京都府・宇治市 50種、1万本を誇るあじさい園が7月9日まで開催中。6月10日~25日の土・日はライトアップされる。柏葉あじさいや幻のあじさい・七段花ほか多種が咲き乱れる様子は圧巻。色とりどりの花に囲まれながら庭園を散策するのがおすすめ。ライトアップも幻想的だ。 【八木崎公園】山梨県・富士河口湖町 多くのハーブや花々が栽培されている。6月中旬から7月中旬まで「河口湖ハーブフェスティバル」が行われ、ハーブとあじさいの両方を楽しめる。河口湖・八木崎公園の湖畔には、あじさいも植えられている。ラベンダーに目を奪われがちだが、あじさいを前景に毛無山方面に沈む夕日はとてもドラマチックだ。 【美の山公園】埼玉県・秩父郡 秩父唯一の独立峰である蓑山(美の山)にある公園。例年6月下旬~7月上旬、約4,500株のあじさいの花が、眺望素晴らしい美の山の東斜面に広がる。山頂付近の展望台よりあじさい公園が広がり、秩父山地の山並みが見渡せる。あじさい園の小道からは色とりどりのあじさいが一望できる。 【みちのくあじさい園】岩手県・一関市 4万株のあじさいと杉林に囲まれた遊歩道が、約1.5kmにわたって続く。見ごろは7月上旬~下旬。開園期間は7月1日~31日。杉林に囲まれた園内に、7月上旬より山あじさいが、7月下旬には西洋あじさいが咲き誇り、遊歩道では花にあふれた森林浴が体感できる。 【明月院】神奈川県・鎌倉市 北条時宗が建立した禅興寺(明治初年に廃絶)の塔頭(たっちゅう)が起源。「あじさい寺」とも呼ばれる鎌倉の名所で境内には数千株が咲き誇る。すり減った参道の石段には長き歴史を感じる。本堂へ誘うように咲くあじさいは実に風情があり、これほど雨に似合う花はないと実感! 【下田公園】静岡県・下田市 約50種、総計15万株300万輪が植栽されている。早いものは5月下旬から咲き始め7月の頭まで楽しめる。6月1日~30日「下田公園あじさい祭り」開催。下田港を望む自然公園である下田公園のあじさいは、北側の斜面に多くあり、曇りや雨上がりの日のほうがきれいに見ることができる。 【わんダフルネイチャーヴィレッジ】東京都・あきる野市 東京サマーランドに隣接する園内には、首都圏では珍しい貴重種など、約60種約1万5,000株のあじさいが。6月10日~7月9日まで「あじさい観賞」開催。真っ白なあじさい「アナベル」が雪山のごとく丘一面を染める珍しい風景が堪能できる。とにかくスケールの大きさは別格で、一度は見ておくのがおすすめ。 【花園あじさい園】和歌山県・伊都郡 高野山から約15km。かつて花園村と呼ばれた地域に広がるあじさい園では7月中旬~8月中旬に、3,500株のあじさいが見ごろに。高野龍神スカイライン沿い、杉木立の中に咲くあじさい群は見ごたえ十分。海抜が約1,000mと高いため、霧に覆われると幻想的な風景が広がる。 【麻綿原高原】千葉県・夷隅郡 妙法生寺境内を中心に、約2万株のあじさいが群生する。見ごろは7月上旬~下旬。毎年7月第3日曜には、そば供養があり、無料でふるまわれる。麻綿原高原は関東一のあじさいの名所。品種は和種のため、白から青へ変化するだけだが、その素朴な色合いが高原全体に広がった風景はまさに壮観!
2017年06月07日水彩画みたいな淡さが魅力!ネイルの技法”ウォーターカラー”とは?今回はマニキュアリストさんにも、セルフネイラーさんにも使っていただけるアート技法をご紹介します!“ウォーターカラー”とは、絵の具をお水で薄く薄めて描く水彩画の様なタッチの技法。別名、たらしこみ技法とも呼ばれます。始める前に、準備するものはこちら<必要なもの>・水・アート用の筆・アクリル絵の具(好きな色)・ペーパーパレット・ティッシュやキッチンペーパー(水気を取るため)ウォーターカラー(たらしこみ)ネイルの作り方の手順① まずは、お好きな色の絵の具をお水で薄く溶きます。② ①の絵の具をたっぷり付けた筆で、丸を描きます。③ 筆についた水分を拭き取ってから、②の丸の中にある水分を筆で吸い取ります。④ 花びらを被らない様に3枚描いたら、乾かします。⑤ ④が完全に乾いたら、被せる様に花びらを2枚描きます。⑥ お好みで周りにも花を描き、ストーンを付けたら、トップコートで仕上げます。<気を付けるポイント!>注意点は、触り過ぎないこと!そして、乾くまで待つこと!ウォーターカラーは、少しのんびりした気分で試していただくと上手に仕上がります。乾く前に色を重ねてしまうと色が滲んでしまうため、せっかちさんは要注意です!!ネイルアーティスト/天白麻耶(Nail Salon Glitter)
2017年03月24日美術館の中の「もうひとつの美術館」で日本画を身近に山種美術館のミュージアムショップでは、美術館の中にある「もうひとつの美術館」。日本画をもっと身近に感じられるオリジナルの品々は、館長・山崎妙子さんによってプロデュースされています。日本画に描かれる繊細な色合いや和紙の風合いを自宅でも感じられるグッズは見逃せません。シックで使いやすいトートバッグ2016年で開館50周年を迎えた山種美術館では、記念として新たに作成されたシンボルマークがあしらわれたトートバッグです。日本を代表するグラフィックデザイナー・佐藤卓氏によってデザインされたこのマークは、横組みの「YAMATANE」の文字と縦組みの「日本画」の漢字が組み合わされており、横文字文化が日常化していながらも、従来の縦文字文化がしっかりと根付いている現代日本文化の姿が表されています。黒と白でシックにまとめられたトートバッグは、どんなシーンにも使うことのできる大人っぽい仕上がりです。3,240円。コレクションしたくなる! 日本画マスキングテープ名画をモチーフにした山種美術館限定のマスキングテープ。淡い色合いの中に日本画の繊細な技法が感じられ、主張しすぎない上品なデザインが目を引く品々です。お手頃価格でゲットできる、彩色豊かでおしゃれな絵柄は、全種類集めてしまいたくなるようなかわいいものばかり。432円。絵はがきで、感動をそのまま持ち帰るショップには、豊富な種類の絵はがきが取り揃えられています。名画の繊細な色合いや風合いが忠実に再現された絵はがきは、お家で眺めて再び楽しむことができます。ちょっとした連絡に日本画の魅力を伝えられる絵はがきを送れば、普段とは違った印象を与えることができそうです。108〜162円。文・佐藤百イベント情報イベント名:山種美術館 「日本画の教科書」展催行期間:2016年12月10日 〜 2017年04月16日住所:東京都渋谷区広尾3-12-36電話番号:03-5777-8600
2017年02月02日今年一番SNSのプロフィール画像にされたであろうカスタマイズ似顔絵といえば、「マジョリカ マジョルカ」によるパーソナルギフトサービス「マジョリ画」でしょう。アンニュイかつモードな雰囲気で人気を博し、瞬く間にSNSを駆け巡ったマジョリ画に新パーツが登場。11月21日(月)に発売された新製品のプロモーションテーマ「星集め」にあわせ、ギフトにぴったりの「星座パーツ」と「クリスマスパーツ」が登場しました。さらにマジョリ画を手がけるイラストレーターの宇野亞喜良氏によって新たに描き下ろされた限定ギフトボックスが資生堂総合美容サイト「ワタシプラス」にて2,000個限定で発売中。書き下ろし限定ギフトボックス新たに描き下ろされたギフトボックスはマジョリカ マジョルカならではの「女の子のかわいくなりたい気持ち」をファンタジックに表現したストーリーが描かれています。正面には風船を持った少女、そして側面に描かれた少女の猫は身体が軽く少しだけ地面から浮かんでいます。裏面にはユニコーンがいて、猫の風船を割ってしまいます。割れた風船の中には、少女のまだ知らない「かわいい」が詰まっていました。そして、ボックスの中を開けるとそこには隠されたメッセージが...ボックスの中を開けると、資生堂で活躍したのち数多くの広告を手がけているコピーライター土屋耕一氏の回文「軽い機敏な子猫何匹いるか(カルイキビンナコネコナンビキイルカ)」が現れます。ギフトボックスには、「マジョリカ マジョルカ」のアイテムで色付けして楽しむことができる似顔絵「マジョリ画」を差し込む窓がついていて、自分でカスタマイズした世界にひとつだけのギフトを作ることができます。季節限定で星座・クリスマスパーツが登場シーズンテーマ「星集め」に合わせてマジョリ画に12星座のパーツが登場。クリスマスパーツも加わり、これからのギフトシーズンにぴったりのカスタマイズができます。マジョリ画の遊び方Step1ギフトをあげたい友達や、自分の似顔絵をつくる似顔絵にしたい写真を選ぶ、もしくはパーツを自分で選んで組み立てることで、自分だけのオリジナルな似顔絵をつくることができます。Step2つくった似顔絵に魔法のエッセンスでお化粧やアクセサリー、フレーム、背景などを施す「マジョリカ マジョルカ」のアイテムをモチーフとした魔法のエッセンスを選ぶことで、似顔絵に色づけや装飾を施すことができます。お化粧やアクセサリーなどを微調整して、自分のかわいさを引き出すマジョリ画に仕上げます。Step3完成画像をシェアしたり、エッセンスとして使ったアイテムと似顔絵カード付きギフトボックスを購入する完成したマジョリ画の画像は無料でダウンロードでき、Facebook、Twitter、LINEでシェアすることができます。そしてマジョリ画の作成において魔法のエッセンスとして使ったマジョリカ マジョルカのアイテムは、似顔絵カードをセットできるギフトボックスと一緒に資生堂オンラインショップ「ワタシプラス」で購入することができます。ツーショットも可能!ギフトボックスの楽しみ方ギフトをあげたい友人のマジョリ画と自分のマジョリ画を並べて、オリジナルのツーショットボックスを作ることも可能。大切な友人には、いつまでも飾っていたくなるような世界で一つだけのギフトを贈ってみてはいかがでしょうか?かわいいを引き出す、魔法の似顔絵で絆を深めて。サービス実施期間:2016年7月14日~12月31日(予定)「マジョリ画」サイト: 「マジョリカ マジョルカ」ブランドサイト:
2016年11月23日風景をミニチュアのように捉えた写真で人気の写真家・本城直季による写真集『東京』が、10月27日に刊行された。本城直季は、雑誌や広告など幅広い分野で活躍している写真家。デビュー作である写真集『small planet』で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞しており、その後、『Shinkirou』、『TREASURE BOX』、『京都 KYOTO』などの写真集を発表してきた。作品はメトロポリタン美術館や、ヒューストン美術館にも所蔵されている。今回発売される最新作の『東京』は、『small planet』から続く独特の手法を用い、クールな視点で“東京”を上空から捉えたもの。様々な建造物が地面を覆い、まるで基盤のように地平の彼方まで拡がる日本の首都・東京を、都市風景を撮り続けてきた本城ならではの視点で今、改めて見つめなおした。【書籍情報】『東京』著者:本城直季ブックデザイン:佐々木俊並製/64ページ/B4変型発刊:2016年10月27日価格:2,500円
2016年10月30日宮原夢画の個展「Renaissance」が六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。期間は2016年8月20日(土)から9月17日(土)まで。宮原夢画は、ファッションを中心とした広告写真やエディトリアルの分野で活動を続けてきたフォトグラファー。写真の歴史や古典技法にも関心を深め、スナップ写真からセットアップ写真まで、異なる技法・ジャンルを行き来し作品を発表してきた。さらに、日本の歴史や伝統文化に対する造詣を深め、そこでの学びや気づきを自身の作品制作へと反映させている。本展では、宮原が2015年より制作を始め、現在も続いている最新作「Renaissance」と「Radiation」から、合わせて約13点を展示。「Renaissance」は自身のプリントを破り、散らばったパーツを無造作にコラージュしたシリーズだ。立体物を平面に写し取ったプリントがばらばらになり、記号性を強めながら、他のパーツと混ざり合わさった作品は独特の魅力を放つ。 一方、「Radiation」は作家が幼少期に好んで描いていた、色を重ねた上を削ると下に塗った色が出てくるクレヨン画に着想を得たシリーズ。宮原が強く惹かれているという、放射状のモチーフをイメージに重ねた作品となっている。【詳細】宮原夢画「Renaissance」会期:2016年8月20日(土)〜9月17日(土)会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2階営業時間:11:00〜19:00定休日:日・月・祝日TEL:03-5575-5004
2016年08月21日ボンポワン(Bonpoint)の2017年春夏コレクションは、映画や芸術作品、美しい風景などを着想源に複数の情景が重ねられたワードローブを展開。インスピレーションの違いによりガラリと表情を変える洋服、それを着こなす幼いモデルたちに注目し、ショーを紐解いていく。最初のテーマは、ウェス・アンダーソン監督の映画『ムーンライズ・キングダム』に登場する1960年代の少年少女たち。色褪せたジーンズやチェリープリントのタイトなニット、ふわりとなびくスカートに光沢のあるレザー。原色系の明るいパレットに、若者たちの夢を乗せた、冒険心溢れる表現が楽しめる。続いて登場したのが、詩人ジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの悲恋を描いた作品『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』。劇中に登場する、象徴的なイングリッシュガーデンの雨でくすんだ色合いや田舎町の香り、少し褪せたような懐かしさを洋服に落とし込み、アンニュイな日曜日の散歩を演出した。さらに、ゴーギャンの作品からインスパイアされた色鮮やかなアイテムがワードローブを力強く彩る。他にも写真家ロベール・ドアノーの写真集から着想を得た、陽気なドレススタイルや写真家マッシモ・ヴィターリによる、ビーチとそこで夏を楽しむ人々が映し出された“ハイ サマー”をイメージした魅惑的なアイテムなど表情は様々。ストーリーを知ってから洋服に思いをはせることができるのはもちろんのこと、着こなしからその情景を思い浮かべてみても楽しいコレクションに仕上がった。
2016年07月11日コンバース(CONVERSE)から、新作の「オールスター コミックニッポン MG Ⅱ R HI」が2016年8月に発売される。登場するのは、日本が誇るサブカルチャーをファッションに昇華するシリーズ「コミックニッポン」の第4弾モデル。今回はコアなファンが多い「漫☆画太郎」とコラボレーションをした。「漫☆画太郎」は1998年にデビューした漫画家で、代表作『珍遊記』はナンセンスギャグ漫画として人気を博した。スニーカーは、彼の代名詞とも言えるキャラクター「ババア」をアッパー全面にプリントしたインパクトのあるデザイン。モノクロプリントの中に、様々な表情のババアを配置。インソールにも迫力のある表情がプリントしてあり、ユニークな一足に仕上がっている。なお、スニーカーにはオリジナルボックスとタグが付いてくる。【詳細】オールスター コミックニッポン MG Ⅱ R HI発売日:2016年8月価格:8,500円+税サイズ:22.0〜28.0cm、29.0cm、30.0cm取り扱い:全国のコンバース取り扱い店【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217
2016年07月07日日々、成長していく子どもたち。少しずつ変わっていくのは、子どもだけではありません。母になったことで見えてくる風景、人のあたたかさ、人生の過酷さなど、さまざまな場面と感覚があります。歌人たちは母親になった「わたし」をどのように作品に投影しているのでしょうか。■かけがえのないこの一瞬が楽しい「マスクしたまま面接を受けし子が人は見た目じゃないよと言えり」俵万智(『短歌研究』2016年3月号)まだ幼いとばかりおもっていた子が、「人は見た目じゃないよ」と、まるで大人のような受け答えをしました。どう見ても外見は子どもなのに、中身はいったいどうなっているの。自分が知らないところで覚えてきた言葉をすました顔で話す子ども。たのもしく感じる反面、さみしくおもう気持ちの両方がうかがえます。「温めし牛乳を飲む子の頬ゆ仏陀の微笑(みせう)うかびては消ゆ」武下奈々子(『樹の女』)「頬ゆ」は「頬より」という意味です。作者はホットミルクを飲む子を見ながら、お釈迦様をおもいだしています。ういういしい母と子の姿は1枚の絵のようです。■いとしすぎるから心の奥で痛みを感じることも「幽門の閉じてしまいし子の身体われはからっぽになり抱いていたりき」江戸雪(『椿夜』)歌集『椿夜』によると、作者の子どもは生後1か月で幽門狭窄症の手術を受けたことがわかります。生まれたての子が背負う大きな病を、どのように受けとめたらよいのかわからなくなり、まるで自分の体内が空っぽになったように感じています。痛々しい作品です。「こわいのよ われに似る子が突然に空の奥処を指すことも」江戸雪(『椿夜』)子どもが自分に似ているのがこわい。素直で自然な心境を「空の奥処を指さすことも」という具体的な描写にたくしています。空の深い部分には、いったい何があるのでしょうか。平易なことばだけで構成されていますが、奥行きがありミステリアスな1首です。 ■子離れは自分自身を見つめるチャンス「いつよりか恥ずかしがらず髭を剃る息子がをりぬ五月の鏡」米川千嘉子(『あやはべる』)息子はもうすでに子どもではなく、大人の男性に近づきつつあるようです。堂々と髭をそっている姿は、母親にしてみると恥ずかしいようなこそばゆいような、独特の感覚をともなうものなのでしょう。しかし、「五月の鏡」とさわやかにうたい、変になまなましくならずに後味のよい作品になっています。「古代ガラスのあわいくすみが吸う光 母の時間の過ぎた青空」東直子(『歌壇』2015年12月号)現代のガラスとちがい、古代ガラスは透きとおっていません。淡くくすんでいることにより、反射する光が鋭くならず、まろやかに屈折します。育児から解放され、自分の時間が増えた日常を絶妙なことばで表現しました。「自分の歌集をまた熱心に読んでゐる 娘の気配がふとなくなれば」花山多佳子(『木立ダリア』)「歌つくるわれの背後に他人(ひと)の歌読みあげてゐる娘なりけり」花山多佳子(『胡瓜草』)この作者は、父・娘・自分自身の親子3代で歌人です。娘がいるときには短歌実作者ではなく、意識して母親の顔をしています。母と歌人のあいだを行ったり来たりする自意識を冷静に詠んでいるのが、この2首の見どころです。母になった「わたし」を見つけるのは甘酸っぱく、ちょっぴりせつない気持ちになります。けれども、それはさみしいのではなく、とても心地よい感覚なのかもしれませんね。
2016年06月04日