展覧会の企画・運営を行う株式会社アートスペースが4月3日(水)~4月16日(火)の期間、伊勢丹新宿店で開催中の坂崎千春展『ペンギン喫茶』にて新作版画を発表いたします。ペンギンたちが招待するお茶会に参加しない?JR東日本の人気キャラクター「Suicaのペンギン」の作者で、人気イラストレーター、絵本作家、そしてキャラクターデザイナーとして活躍する坂崎千春。新作展では『ペンギン喫茶』をテーマに描いた新作版画を発表し、展示販売しております。この週末はペンギンたちが招待するお茶会に参加してみては?■坂崎千春についてイラストレーター・絵本作家の坂崎千春(さかざき ちはる)千葉県生まれで東京藝術大学美術部デザイン科卒業。ステーショナリーメーカーの制作室勤務を経て、1998年に独立。JR東日本の「Suicaのペンギン」、千葉県のマスコット「チーバくん」、ダイハツの「カクカクシカジカ」、ヤマトホールディングス「クロネコ・シロネコ」、東宝の「ちびゴジラ」等のキャラクターデザインを手がける。現在、第一線で活躍を続け、全国区で老若男女問わず幅広く愛されています。※作品は全てジクレー版画です。直筆サイン入り・限定100部※「ペンギンと文鳥とショートケーキ」は4月11日(木)から販売開始いたします。※オンライン販売につきましては、出典元のプレスリリースをご確認ください。【開催概要】イベント名:坂崎千春 展『ペンギン喫茶』開催日時:開催中~4月16日(火)午前10時~午後8時最終日は午後6時終了会場:伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年04月15日展示会の企画を行う株式会社アートスペース(所在地:東京都江東区、代表:福岡敏郎)は、手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』や『火の鳥』などの版画作品を、2024年4月3日(水)~4月9日(火)に柏タカシマヤで展示販売いたします。マンガの神様・手塚治虫は生涯で約700タイトルの作品を創作してきました。その中でも代表作である漫画『ブラック・ジャック』50周年(1973年連載開始)と自信のライフワークとなった漫画『火の鳥』70周年(1954年連載開始)のメモリアルイヤーにあたります。“生命の尊さ”をテーマに、シンプルかつ力強い筆致で描かれたキャラクターたちが勢揃いします。会場内の展示作品はすべて、手塚プロダクションが監修したオフィシャル作品として展示販売されます。また、「アトム」の誕生日4月7日(日)には、手塚治虫の愛弟子でTVアニメ『ジャングル大帝』総作画監督を務めた小林準治氏によるサイン会も開催します。手塚治虫 版画「キャラクター大行進」■展示会概要展覧会名 :漫画『ブラック・ジャック』連載50周年&漫画『火の鳥』連載70周年 手塚治虫版画展会期 :4月3日(水)~4月9日(火)会場 :柏タカシマヤ 本館3階 特設会場展示内容 :原画・版画・オリジナルグッズ※都合によりイベントの変更または中止なる場合があります。■小林準治氏サイン会 ~お好きな手塚キャラクターを目の前で描きます~手塚治虫の愛弟子&TVアニメ『ジャングル大帝』総作画監督 小林準治氏が来場!4月3日(水)→7日(日)の期間中、会場にて手塚治虫版画作品または小林準治作品をお買いあげいただいた、サイン会参加ご希望の先着30名のお客様にサイン会整理券を配布いたします。サイン会当日その場で、小林氏が手塚キャラクターを描きます。(色紙1枚につき1キャラクターとなります。)■会社概要商号 : 株式会社アートスペース代表者 : 代表取締役 福岡敏郎所在地 : 〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26有明フロンティアビル Bタワー11階設立 : 1983年2月事業内容: 絵画の販売・製造及び展覧会の企画・運営URL : (C)Tezuka Productions 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月02日画家が版下を描くだけでなく、彫りも摺りも自ら行い、自らの創意を反映した作品づくりを目指した明治末期の「創作版画」運動からほぼ30年。昭和初期の1930年代から40年代にかけて活動した「新版画集団」と「造型版画協会」による版画運動を、そのリーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心に紹介する展覧会が、東京都の町田市立国際版画美術館で、3月16日(土)から5月19日(日)まで開催される。小野忠重は、1909年生まれ。当初は画家としてプロレタリア美術に関わっていた。20代初めの1932年に、武藤六郎ら同世代の青年たちと「新版画集団」を結成し、「版画の大衆化」を掲げて版画運動を開始する。だがその運動のなかで、現代版画には絵画的な充実が必要だと実感した集団は、1936年にいったん解散。翌1937年に小野や清水正博らメンバーの一部が「造型版画協会」を結成して、版画運動を継続・発展させていった。1930年代といえば、関東大震災からの復興をはたした東京が、新しい景観をもった近代都市へと変貌をとげ、映画やカフェなどの娯楽文化が流行したモダンな時代。その一方で、経済や文化面などへの国家の統制が強化され、戦時体制へと歩みが進んだ時代でもあった。同展は、その激動の時代にあって自らの表現を模索した2つのグループの版画運動の諸相を、小野忠重旧蔵の約300点の作品によって探ると同時に、誕生から30年に満たない創作版画がいかなる「青春期」を迎えたかに注目するものだ。見どころのひとつは、約300点にも及ぶ多彩な作品を通じて、青年版画家たちの創作版画に対する考えがどのように変化していったのかがたどれると同時に、風景や都市の景観、そして社会風俗などが描かれたテーマを通じて、1930年代から40年代にかけての日本にタイムスリップするような体験ができることだ。戦時下の国家による厳しい統制によって、美術家の制作や発表は抑圧されたが、造型版画協会の版画家たちは困難を乗り越えて、1943年まで展覧会を開催し続けたという。そのことが戦後の運動の継続にもつながっていくのが、展示からも見てとれるだろう。若き版画家たちによる創作版画の「青春期」を、この機会に見届けたい。<開催概要>『版画の青春小野忠重と版画運動 ―激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち―』会期:2024年3月16日(土)〜5月19日(日)※会期中展示替えあり会場:町田市立国際版画美術館時間: 10:00~17:00、土日祝は17:30まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日(月)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)料金:一般900円、大高450円※3月16日(土)、4月19日(金)は無料、毎月第4水曜日は65歳以上の方無料公式サイト:
2024年03月04日石川県金沢市の国立工芸館で、特別展「印刷/版画/グラフィックデザインの断層1957-1979」が開催されています。版画とグラフィックデザインの巨匠たちによる作品が一堂に集まる注目の展覧会について、担当学芸員さんに見どころなどをお聞きしました。巨匠たちの版画とグラフィックデザインが集結!展示風景より【女子的アートナビ】vol. 323この展覧会では、国立美術館のコレクションから、版画やグラフィックデザイン界などで活躍した作家たちの作品70点が集結。浜口陽三や池田満寿夫、横尾忠則など巨匠が手がけた貴重な作品などが展示されています。今回、本展を企画された国立工芸館 主任研究員の中尾優衣さんにインタビューを実施。見どころやおすすめ作品などを教えていただきました。開催のきっかけは…展示風景より――まず、この展覧会を企画されたきっかけについて、教えていただけますか。中尾さんもともと、1970年代前後のグラフィックデザインと版画の関係に興味をもっていたのがきっかけです。日本の戦後美術では、1960年代にウォーホルなどポップアートが流行してから、版画表現の可能性が注目されていました。また、印刷技術が進歩していくなかで、版画と印刷の関係性が変わっていくようになり、そこがおもしろいと思ったのです。――版画と印刷の関係性とは、具体的にどういうことですか。中尾さん版画は、版にインクをのせ紙に押し当ててつくります。江戸時代は、大量に出版物を刷るための最先端の印刷技術として木版が使われていましたが、時代が進むにつれ、代わりにもっと効率の良いオフセット印刷などの機械印刷が使われるようになります。そのため、従来の木版は⼤量印刷のための主要な技法ではなくなった代わりに、その味わいを生かして版画家が作品をつくるための手段のひとつとなったのです。このように、版画と印刷の関係性が、年代に応じて変わっていく現象に興味を持ちました。展示風景より――技術の進化により、版画の役割が変わったのですね。中尾さん戦後の版画の可能性を考えていくなかで、東京国立近代美術館などで開催していた「東京国際版画ビエンナーレ展」が大きな役割を果たしたのですが、 当館を含む国立美術館では、その受賞作などをたくさん所蔵しているので、当時話題になった作品を展示することで、印刷と版画の関係性が明らかになるのではないかと思い、この展覧会を企画しました。日本の版画が世界で高評価!杉浦康平《第8回東京国際版画ビエンナーレ展ポスター》――では、展覧会の見どころについて教えていだたけますか。中尾さん本展では、「東京国際版画ビエンナーレ展」の受賞作や出品作と、当時の展覧会ポスターを一堂に展示しています。当時の作品をここまでの規模で紹介するのは、今回がはじめての機会です。ポスターは一過性のもので、ふつうは展覧会が終われば捨てられてしまうものですが、当館では資料として保管していました。東京国際版画ビエンナーレ展の作品と、当時の著名なグラフィックデザイナーが担当した歴代のポスターをあわせて見ていただけるという点が大きな見どころです。展示風景より――「東京国際版画ビエンナーレ展」とは、どんな展覧会だったのですか?中尾さんこれは1957年から79年まで、全11回開かれた展覧会です。日本は、戦後復興のなかで欧米に並ぶような経済的発展を目指し、文化的にも優れている点を見せていこうとしていました。そこで、日本人の版画が当時海外で高く評価されていたことから、版画の国際展覧会を開催することにしたのです。展覧会というより国家的な文化事業で、外務省も後援になっていました。――海外で評価された日本の版画とは、浮世絵版画のことですか?中尾さん浮世絵版画のすごさは、明治時代に海外で知られるようになりました。浮世絵のような分業制の職人技が光る版画も今なお評価されていますが、戦後に新しく出てきたのは棟方志功です。彼の版画は、浮世絵とはまったく異なる方法で制作し、大胆でプリミティブな表現にアーティストとしての強烈な個性と東洋の文化が融合した作品です。浮世絵と違う版画の魅力を世界の人たちが知り、棟方の版画は戦後まもない時期からヴェネツィア・ビエンナーレなど世界的展覧会で高く評価されました。巨匠の“スゴ技”がさく裂!野田哲也《日記 1968年8月22日》1968年 東京国立近代美術館蔵――展示作品のなかから、特におすすめ作品をいくつかご紹介いただけますか。中尾さん野田哲也さんの《日記 1968年8月22日》は、非常におもしろい作品です。これは、第6回東京国際版画ビエンナーレ展で大賞をとったもので、作家自身の家族写真をもとにコラージュした作品です。野田さんはカメラが趣味で、故郷の熊本に帰ると両親とともに記念撮影をしていました。比較的古風な習慣のご家庭でしたので、紋付き袴の正装姿で撮られています。自分で撮影した写真をコラージュし、海外風の椅子に座らせて非現実な空間をつくりだし、とても不思議な図柄になっています。きわめてプライベートなことをテーマにしていますが、そこから日本の伝統的な文化風習や、家族とそれを構成する個人との関係性、社会の中で記号化される人間の存在など、作品を見る人が自由に想像をめぐらせることができます。――写真をベースに版画をつくられるのですか?中尾さん野田さんは、もともとは油彩からはじめて、木版画を専門に勉強されたかたです。この作品がつくられた当時の版画技法は、木版や銅版、リトグラフがメインでした。写真製版は出始めたばかりでしたので、それを版画に部分的に取り入れるというやり方が珍しい時代でした。この作品では、椅子の部分は墨や蛍光インクに木版画の技法を使い、ほかにも写真製版、もっと詳しく言えば昔はガリ版刷りとも言いましたが、版画にはほとんど使われなかった謄写版ファックスも使うという新しい試みをされたのです。――技法がすごすぎて、驚きました。版画では、いろいろなことができるのですね。中尾さんまさに当時の作家さんたちも同じ気持ちで、版画は自分たちが知っている技法だけでなく、まだまだ新しいやり方を取り入れることができると思ったのです。版画表現は、作家自身で開拓していける可能性のあるジャンルと認識されていた時代でした。これは版画?印刷?高松次郎《英語の単語》1970年 東京国立近代美術館蔵――ほかにも、おすすめ作品はありますか?中尾さん版画かどうか、議論を呼んだ作品をご紹介します。高松次郎の《英語の単語》です。英単語が3つ並び、読むと「この/3つの/単語」という意味になっています。本来、文字というのはある概念を人に伝えるための記号として機能しますが、この作品では紙に書かれた文字がその内容と一致してしまっています。それ以上でもそれ以下でもない、記号と意味の問題を端的に示している作品です。――ちょっと難しい作品のように思えます。どのように鑑賞するのですか?中尾さん描かれているものを味わうという鑑賞⽅法とは違い、鑑賞する余地を与えない代わりに、⾒る⼈に頭を使わせ、その⼈の固定概念に揺さぶりをかけます。この時代の高松の作品は、概念を見せています。本作品は、何か別のものを表すために存在するはずの文字が自己完結することで、私たちは居心地の悪いような奇妙な感覚をおぼえます。そして、記号ではなく物質として見てみると、大量印刷できる印刷機で文字を刷っただけのものです。これが版画なのか?と問われるとグレーです。そんな作品が、版画を銘打っている展覧会に出されて注目されました。本作品の存在自体が、「これを版画に含めていいのか、そもそも版画とは何か」という問いも投げかけています。――版画作品、奥が深いですね。中尾さん1972年には高松が出品した別の作品が国際大賞を受賞し、印刷機でつくったものが、なぜ東京国際版画ビエンナーレ展で賞をとるのか、当時議論になりました。東京国際版画ビエンナーレ展の存在が、ある意味では版画の概念を崩壊させたという妙な状況が生まれたのです。当時は、印刷技術自体が日進月歩の時代。紙に文字を写すものは版画なのか、印刷なのか。その時代性をも見せてくれる、おもしろい作品です。展覧会タイトルの意味は…木村秀樹《鉛筆》1974年 京都国立近代美術館蔵――版画というと、昔の浮世絵版画や銅版画のイメージしかなかったのですが、さまざまな作品があり、印象がガラリと変わりました。最後に、なぜ展覧会のタイトルに「断層」とつけられたのか、教えていただけますか。中尾さん版画とグラフィックデザインはどちらも紙にインクを刷ってつくるので、広い意味では印刷に含まれるとても近い関係にあります。1960年代から1970年代にかけて、版画と印刷とグラフィックデザインの概念そのものを更新したりジャンルの境目を越えていくような試みが繰り返されましたが、本質的な部分まで混ざり合うことはありませんでした。今回の展覧会を考えるとき、これらのジャンルの関係性が私の頭の中で「断層」という言葉と結びつきました。断層の切り口は層としてはすぐ隣で重なっていますが、そこにはズレがあり交わることがありません。それで展覧会のタイトルにしました。当時の時代性も含めて、鑑賞を楽しんでいただけたらと思います。――詳しく教えていただき、ありがとうございました。Information展示風景より写真提供国立工芸館特別展「印刷/版画/グラフィックデザインの断層1957-1979」会期:2023年12月19日(火)~ 2024年3月3日(日)会場:国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)開館時間:午前9時30分~午後5時30分※入館時間は閉館30分前まで休館日:月曜日(ただし2月12日は開館)、2月13日観覧料:一般¥300大学生¥150高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
2024年02月04日インペリアル・エンタープライズ株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:原 良郎)は、石ノ森章太郎 生誕85周年記念「仮面ライダー高精細デジタル版画」を、2024年1月15日より、PREMICOオンラインショップで販売開始いたしました。石ノ森章太郎の生誕85周年を記念して、代表作のひとつ『仮面ライダー』の高精細デジタル版画が登場!本品の基となった原画は、石ノ森自身が仮面ライダー新1号を描いた貴重な作品で、サイクロン号に跨る雄姿がダイナミックに表現されています。高精細な複製技法「ピエゾグラフ」で鮮やかな色彩や洗練された筆使いを再現。さらに、石ノ森章太郎のサイン(プリント)をデザインに入れ込むことで、作品の価値をいっそう高めています。2024年1月15日(月)より、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。商品特設ページ: 石ノ森章太郎 生誕85周年記念「仮面ライダー高精細デジタル版画」制作にあたる複製技法には「ピエゾグラフ」を採用し、リアルなタッチやコスチュームの絶妙なグラデーション、描き込まれたディテール、そして原作の雰囲気も見事にキャンバスに再現されています。石ノ森章太郎のサイン(プリント)が入ります。本品の鮮やかな色彩を引き立てるブラックの額縁に収めてお届け。限定数の通し番号が入り、石森プロの正式な監修を受けた作品となります。石森プロの正式な監修を受けた商品であることを示す保証書が付属します。■商品情報商品名:石ノ森章太郎 生誕85周年記念「仮面ライダー高精細デジタル版画」価格 :89,800円(税込98,780円)限定数:300点発売日:2024年1月15日(月)発売元:インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)URL : (c)石森プロ■商品仕様材質:本紙=ポリエステルキャンバスにピエゾグラフ 額=合成木製MDF、アクリルサイズ(約):画寸=縦30.8×横40cm 額寸=縦43cm×横52cm×厚さ3.7cm重さ(約):2.7kg日本製■石ノ森章太郎 略歴1938年1月25日宮城県登米郡中田町(現・登米市)生まれ。本名は小野寺章太郎。1954年『二級天使』で漫画家デビュー。その後、代表作『サイボーグ009』をはじめ『仮面ライダー』『佐武と市捕物控』など数々のヒット作を生み出し、特撮やアニメーションの世界にも活躍の場を広げる。創作活動以外でもさまざまな役職を兼務しながら、実験的作品制作に取り組み、漫画の新しい可能性を追求し続け、1989年「萬画宣言」を行う。1998年1月28日死去。享年60歳。没後もなお様々な分野において、その作品群は大きな影響を与え続けている。2008年、角川書店刊『石ノ森章太郎萬画大全集』が「1人の著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」として「ギネス世界記録」に認定された。■高精細な再現を可能にした「ピエゾグラフ」ピエゾグラフは、人の視覚に極めて近い精細な表現を特徴とする高度な複製技法です。元の絵を色相、彩度、明度の要素をもった粒子に分解した上で再構成することにより、原画の色彩や風合いを損なわないハイクオリティな再現性を実現。デジタル技術の最先端でありながら、アナログな筆のタッチを生かした作品の表現などに最適な技法といわれています。今回の複製にあたっては、油絵などに使われる本格的なキャンバスに、一点一点ピエゾグラフの技法が駆使されました。■PREMICO(プレミコ)についてPREMICOは、“プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム”をコンセプトに誕生したブランドです。アニメキャラクターやスポーツ選手などの公式アイテムを通じ、夢や感動といった目に見えない大切な宝物をお届け。ここでしか手に入らない商品を販売しています。PREMICO オンラインショップ: ■会社概要会社名:インペリアル・エンタープライズ株式会社所在地:東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル代表者:代表取締役社長 原 良郎設 立:昭和57年(1982年)9月1日資本金:100,000千円URL: 事業内容:通信販売■お問い合わせ先<商品内容等> フリーダイヤル:0120-989-808(9:30~17:00/土日祝休)<ご注文専用番号> フリーコール:0120-247-417(6:00~21:00/無休)※本リリースに記載しております内容は、発表日現在の内容となります。予告なしに内容が変更される場合があります。予めご了承ください。※製品の仕様や外観は、改善のため予告なく変更することがあります。※限定数に達した場合、販売を終了させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月15日浮世絵以降、最も愛された版画家「世界のムナカタ」の大回顧展。「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」をご紹介します。ドキュメンタリー映像に残る、板に額をすりつけるように一心不乱に彫る姿は一度見たら忘れられない。現代を代表する版画家・棟方志功の大回顧展が始まる。故郷・青森、疎開先の富山、芸術活動の中心地・東京と、各地域との関わりを軸に、1956年のヴェネチア・ビエンナーレの大賞受賞作をはじめ、ゴッホに憧れた若き日の油彩画、生涯取り組んだ「倭画(やまとが)」(自作肉筆画の呼称)、名デザイナーの一面が覗く装丁まで「世界のムナカタ」の全容を紹介。子どもの頃から強度の近視で後に左目を失明。わずかに見える右目を頼りに創作を続けた棟方は、「板の声を聞き、板の生命を彫り起こす」という信念から自作の版画を「板画(はんが)」と称した。版木に残る鋸目(のこぎりめ)を生かした墨色の面、丸刀で彫った白い線というスタイルを確立。公共建築の壁画を手がけたことで浮世絵以来、本のように眺めて楽しむものだった版画の可能性を拡大した立役者とも。ドラマや戯曲の主人公として繰り返し演じられ、愛用の眼鏡や彫刻刀が「ムナカタ・モデル」として販売されるなど本人への注目度も高かったよう。幸福な作家人生の秘密はどこに?本物の熱量から感じて。棟方志功《飛神の柵》(とびがみのさく)1968年棟方志功記念館棟方志功《ホイットマン詩集抜粋の柵》「Perfections」》1959年(1961年摺)棟方志功記念館棟方志功《華厳松》1944年躅飛山光徳寺むなかた・しこう1903年、青森県に生まれる。1928年、油画《雑園》で帝展初入選。1932年以降、版画に道を定め、文士や民藝運動のメンバーと交流を深める。1956年、第28回ヴェネチア・ビエンナーレ国際版画大賞受賞。1970年、文化勲章受章。1975年没。撮影:原田忠茂生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー東京都千代田区北の丸公園3‐1開催中~12月3日(日)10時~17時(金・土曜は~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜休一般1800円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年10月25日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2023年10月24日インペリアル・エンタープライズ株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:原 良郎)は、「『コブラ』連載開始45周年記念 公式認定 複製版画」を、PREMICOオンラインショップで販売開始いたしました。左腕にサイコガンを付けた一匹狼の宇宙海賊・コブラの活躍を描く名作SFアクション『コブラ』の連載開始45周年を記念して、原作者・寺沢武一による原画を忠実に再現した複製版画が登場しました。漆黒の宇宙を背にサイコガンを構えるコブラと艶めかしいジェーン・ロイヤルが描かれた原画の、タッチや色彩を高精細な複製技法「ピエゾグラフ」により忠実に再現。限定450部。作品をより美しく引き立てるシルバーの額装入り。寺沢武一先生の正式な監修を受けた作品であることを示す作品保証書が付属します。2023年9月21日(木)より、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。商品特設ページ: 『コブラ』連載開始45周年記念 公式認定 複製版画寺沢武一先生による原画の繊細なタッチや鮮やかな色彩も、ピエゾグラフと呼ばれる高度な複製技法によりキャンバスへ忠実に再現。感動が鮮やかによみがえります。作品をより美しく引き立てるシルバーの額装入り。寺沢武一先生によるサインのペンタッチのディテールまで再現されています。寺沢武一先生の正式な監修を受けた作品であることを示す作品保証書(奥付)が額裏に貼付されます。保証書には限定450部のエディションナンバーが記載されます。絵画の大きさは、縦55.4×横46.2 cm(額装込み)。忠実に再現された珠玉のアートを心ゆくまでご鑑賞いただけます。■商品情報商品名:『コブラ』連載開始45周年記念 公式認定 複製版画価格 :89,800円(税込98,780円)限定数:450発売日:2023年9月21日(木)発売元:インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)URL : (c)BUICHI TERASAWA / ART TEKNIKA■商品仕様材質 :本紙=ポリエステルキャンバスにピエゾグラフ 額=合成樹脂(ポリスチレン)サイズ(約):画寸=縦41×横31.8cm 額寸=縦55.4×横46.2×厚さ5cm重さ(約):2kg生産国:日本本商品を監修いただいておりました寺沢武一先生が、2023年9月8日、心筋梗塞のため逝去されました。哀悼の意を表するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。■PREMICO(プレミコ)についてPREMICO は、“プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム”をコンセプトに誕生したブランドです。アニメキャラクターやスポーツ選手などの公式アイテムを通じ、夢や感動といった目に見えない大切な宝物をお届け。ここでしか手に入らない商品を販売しています。PREMICO オンラインショップ: ■会社概要会社名:インペリアル・エンタープライズ株式会社所在地:東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル代表者:代表取締役社長 原 良郎設 立:昭和57年(1982年)9月1日資本金:100,000千円URL: 事業内容:通信販売■お問い合わせ先<商品内容等> フリーダイヤル:0120-989-808(9:30~17:00/土日祝休)<ご注文専用番号> フリーコール:0120-247-417(6:00~21:00/無休)※本リリースに記載しております内容は、発表日現在の内容となります。予告なしに内容が変更される場合があります。予めご了承ください。※製品の仕様や外観は、改善のため予告なく変更することがあります。※限定数に達した場合、販売を終了させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月21日東京国立近代美術館では、2023年10月6日(金)より、『棟方志功展メイキング・オブ・ムナカタ』が開催される。「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功(1903-1975)の生誕120年を記念して開催される大回顧展だ。分厚い瓶底眼鏡に、愛嬌のある笑顔。一転、制作時には鬼気迫る迫力で版木に覆いかぶさり、一心不乱に彫刻刀を動かす棟方志功の姿は、一定の年齢以上の人なら懐かしく思い出せるかもしれない。生前の棟方はテレビなどでもお馴染みの、お茶の間の人気者だったのだ。1903(明治36)年、青森市に生まれ、文芸雑誌『白樺』に掲載されたゴッホの《向日葵》に感動した棟方は、油彩画家になることをめざして上京。東京では活動の中心を油彩画から版画に移し、柳宗悦の民藝運動などと緊密の関係しながら活躍する。第二次世界大戦中は富山に疎開、戦後は第3回サンパウロ・ビエンナーレで版画部門最高賞、第28回ベネツィア・ビエンナーレで国際版画大賞を受賞して、「世界のムナカタ」となっていった。そんな棟方志功の初期から晩年までの作品を、青森、東京、富山と、彼が暮らした土地をたどりながら一望する同展では、書や本の装画、包装紙のような商業デザインや壁画など、優れたタデザイナーとしての側面も紹介。さらに、映画やテレビ、ラジオへの出演など様々なメディアでの活動も加えて、「近寄りがたい」という従来のイメージを覆した、棟方志功の親しみやすい芸術家像にも迫っていく。注目作は五島美術館蔵の《幾利壽當頌耶蘇十二使徒屛風》(1953年)と、躅飛山光徳寺蔵の《華厳松》(1944年)。前者は縦3mの巨大な屏風で約60年ぶりの展示、後者はほとんど寺外で公開されることのなかった倭画の傑作で、非公開の裏面とあわせて展示する。<開催情報>『生誕 120 年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ』会期:2023年10月6日(金)~12月3日(日)会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー時間:10:00~17:00、金土は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(10月9日は開館)、10月10日(火)料金:一般1,800円 大学1,200円 高校700円公式サイト:
2023年09月12日Atelier Yamaguchiは、広島県福山市の元高校社会科教員のデジタル版画家・山口史男(72歳)の作品が、ポルトガルのデューロで開催中の第11回デューロ国際版画ビエンナーレの招待出品になりましたことをお知らせいたします。・第11回デューロ国際版画ビエンナーレ: ・作家リスト 世界65か国 : 日本人作家12人: ・山口史男紹介: 【アートの世界にもデジタル化の波】写真や絵を使って製作するデジタル版画に注目が集まっています。デジタル版画とは、パソコンを使って作る版画手法のひとつです。写真や絵画などの画像をパソコンに取り込み、画像編集ソフトなどを使って編集します。絵が描けなくても写真をパソコンで加工して作品が作れるので、幅広い年代で取り組む人が増えています。【定年から始めた遅咲きの版画家】山口史男(72歳)が定年後の趣味として始めたデジタル版画が、海外で話題になっています。学生時代に森林生態を専攻していたこともあり、作品は自然の木や鳥をモチーフにしたものも多く、和紙の上に北海道の森林で撮った写真を重ねた作品などは特に海外で人気です。また、旅行先のスウェーデンのストックホルム市立図書館の館内で写した写真を重ねた作品があり、これなどはデジタル版画でしかできない表現です。plant and birdsplantストックホルム市立図書館楽しんで作品作りを続けているうちに、独学にも関わらず、数年後には国内外で賞を取れるようになりました。そして、作品は今年のアートの国際展「第11回デューロ国際版画ビエンナーレ」の招待作品に選ばれました。日本人の招待作家は、美大の教授など美術界を牽引してきたような方々ばかりの中、美術経験がゼロの画家が招待されるのは世界的にも異例のことです。【父親の分までチャレンジしたい】山口史男は写真好きの父親の影響で学生時代からカメラを始め、当時は押し入れを改造した暗室で父親と一緒にモノクロ写真を現像していました。卒業後は高校の社会科教諭となり、定年まで勤め上げました。その後、在職中から興味があったデジタル版画を見よう見まねで始めることにし、それまで撮り溜めていた旅行先での写真を組み合わせて製作を始めました。試行錯誤の末、試しにコンテストに出してみたら賞をもらい自分でも驚いたほどでした。それからはデジタル版画に没頭し、これまでに制作した版画は100点以上となりました。<山口史男コメント>「退職後、第二の人生を楽しむ間もなく逝ってしまった父親の分もチャレンジを続けていきたいです。」第11回デューロ国際版画ビエンナーレは、ポルトガルのデューロで8月10日から10月31日まで開催されています。山口史男HP: 第11回デューロ国際版画ビエンナーレのロゴ《山口史男 プロフィール》経歴:1950年 福岡市に生まれる。1974年 宇都宮大学林学科森林生態学専攻卒業1978年 島根大学農学研究科修士課程修了、農業及び社会科教員免許取得1978年~2011年 岡山理科大学附属高校教諭、歴史、地理など担当受賞歴:2016年 第5回FEI PRINT AWARDS 求龍堂賞2016年 第10回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ 入選2016年 第84回日本版画協会展 入選2017年 第13回浜松市美術館版画大賞展 入選2017年 第16回南島原セミナリヨ現代版画展 ケーブルテレビ島原賞2017年 第94回春陽会版画部 入選2017年 第85回日本版画協会 入選2018年 第62回CWAJ現代版画展 入選2019年 第18回南島原セミナリヨ現代版画展 JA雲仙島原組合長賞2019年 第63回CWAJ現代版画展 入選2019年 第2回国際版画ビエンナーレ(イェレバン、アルメニア)2019年 国際リトグラフトリエンナーレ キールツェ(ポーランド)2018~2019年 第4回デューロ国際版画展(ポルトガル)招待出品2020年 第10回デューロ国際版画ビエンナーレ(ポルトガル)招待出品2020年 ルネ・カルカン国際版画展(ベルギー) 一等賞2021年 第11回高知国際版画トリエンナーレ展2021年 オカナガン国際版画トリエンナーレ(カナダ)2022年 個展「草・樹・鳥のバラード」醇風会ギャラリー(岡山)2023年 個展「Le Collage~写真と版画の狭間に~」京都写真美術館2023年 AAmA International Art Exhibition(Italy Spain Argentine China 巡回)招待出品2023年 第11回デューロ国際版画ビエンナーレ 招待作品 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月23日広島県福山市の元高校社会科教員のデジタル版画家、山口史男(71)は2023年のアート国際展「AAmA International Art Exhibition」の招待作家として参加することになりました。版画経験ゼロ、定年後の趣味として独学で始めましたという異色の経歴ながら国内外で活躍しています。【名刺も肩書もなくした定年後の過ごし方】厚生労働省の発表した令和3年簡易生命表によると、日本の平均寿命は男性が81.49歳、女性が87.60歳になりました。さらに、2040年には男性の平均寿命が83.27歳、女性が89.63歳まで延びることが予測されています。まさに人生100年時代が到来しようとしています。この流れの中で、定年後の人生の過ごし方を個々に考え、趣味の時間を充実させることが大切になってきました。出典:厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」 【独学で始めた趣味から国際展の招待作家に】広島県福山市の元高校の社会科教員、山口史男は65歳で定年後、在職中から興味のあった版画(ジグレ)を始めました。これは写真を元に版を作る版画様式で、版画家のアンディ・ウォーホルや野田哲也氏が有名です。山口は自分の写真を何枚か組み合わせ、パソコンを使って版をつくり、リトグラフの作品に仕上げていきました。美術経験ゼロにも関わらず、独学で作り上げた版画作品は、徐々に定年後の趣味の段階を越え、国内外のコンテストで評価をうけはじめ、2019年にはデューロ国際版画展(ポルトガル)では招待作家として出展。次の年には、ルネ・カルカン国際版画展(ベルギー)にて1等賞を受賞。その後も東京藝術大学教授など、トップクラスの版画家と共に、国際展の招待作家に選ばれるようになっています。ベルギーで1位獲得の掲載【65歳で始めてまさか!と自分でも驚き】「1960年代以降、写真と版画の区別がなくなってきたことで、若いころからの写真の趣味が活かされたとも思う。とはいえ、在職中は仕事に追われ、日々目の前のことで精一杯の毎日だったが、定年後にはそのストレスから解放され、自由時間が手に入ったことで、趣味にのめりこんでいったように思う。定年後にこれなら自分でもできそうと、65歳から始めた版画で、まさか自分がプロの版画家と共に国際展にも招待されるとは夢にも思わなかった。」と山口史男は言います。学生時代に森林生態を専攻していたこともあり作品は、自然の木や鳥をモチーフにしたものが多いのが特徴です。現在出品中の国際展での招待は「AAmA International Art Exhibition」で、この国際展は、世界50か国から160の作家が選ばれていて、そのうち日本人は山口を含め13人が招待されています。この国際展は、5月のポルトガル開催を皮切りに、7月14日からイタリア・ミラノ、スペイン、北マケドニア、アルゼンチンを回り、9月に中国・杭州の美術館で会期を終える6か国の巡回展です。山口個人の国内の個展としては、2024年3月に、京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクで招待作家として作品展が予定されています。山口史男HP 《山口史男 プロフィール》経歴:1950年 福岡市に生まれる1974年 宇都宮大学林学科森林生態学専攻卒業1978年 島根大学農学研究科修士課程修了、農業及び社会科教員免許取得1978年~2010年 岡山理科大学附属高校教諭、歴史、地理など担当受賞歴:2016年 第5回FEI PRINT AWARDS 求龍堂賞2016年 第10回大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ 入選2016年 第84回日本版画協会展 入選2017年 第13回浜松市美術館版画大賞展 入選2017年 第16回南島原セミナリヨ現代版画展 ケーブルテレビ島原賞2017年 第94回春陽会版画部 入選2017年 第85回日本版画協会 入選2018年 第85回CWAJ現代版画展 入選2019年 第18回南島原セミナリヨ現代版画展 JA雲仙島原組合長賞2019年 第63回CWAJ現代版画展 入選2019年 第2回国際版画ビエンナーレ(エレバン、アルメニア) 入選2019年 国際リトグラフトリエンナーレ キールツェ(ポーランド)2018~2019年 第4回デューロ国際版画展(ポルトガル)招待出品2020年 第10回デューロ国際版画ビエンナーレ(ポルトガル)招待出品2020年 ルネ・カルカン国際版画展(ベルギー) 一等賞2021年 第11回高知国際版画トリエンナーレ展2021年 オカナガン国際版画トリエンナーレ(カナダ)2022年 個展「草・樹・鳥のバラード」醇風会ギャラリー(岡山)2023年 個展「Le Collage~写真と版画の狭間に~」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク2023年 AAmA International Art Exhibition(Italy Spain Argentine China 巡回)招待出品 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月19日展覧会の企画・運営を行う株式会社アートスペース(所在地:東京都江東区、代表:福岡敏郎)は、『ちばてつや版画展』を2023年7月15日(土)から7月30日(日)まで東京有明のARTSPACE SKY GALLERYで開催します。イベント詳細: イラストを描くちばてつや氏『あしたのジョー』より矢吹丈の直筆イラスト入り限定版画(一部)(C)高森朝雄・ちばてつや/講談社■「ちばてつや版画展」について開催場所である東京有明は大きなスポーツの祭典が繰り広げられる舞台のひとつであり、ボクシングやテニスなど、スポーツの聖地として名高いです。本展は同じくスポーツをテーマに繰り広げられる漫画『あしたのジョー』(原作:高森朝雄)を中心に『おれは鉄兵』『ハリスの旋風』など、汗と涙と感動なくしては語れない名作版画を60余点ご紹介します。■貴重な「直筆イラスト入り」特別限定版画を販売!矢吹丈や石田国松など、ちばてつや氏が版画に直接イラストを描いた特別限定版画(額付)をご用意しました。予定販売価格198,000~330,000円(税込)(特別限定版画の売上金の一部は「一般財団法人あしなが育英会」へ遺児支援として寄付いたします)『あしたのジョー』より矢吹丈の直筆イラスト入り限定版画『あしたのジョー』より矢吹丈の直筆イラスト入り限定版画『あしたのジョー』より矢吹丈の直筆イラスト入り限定版画『あしたのジョー』より矢吹丈の直筆イラスト入り ※3種類 各限定20部『おれは鉄兵(2)』限定5部「ハリスの旋風(1)」限定5部「紫電改のタカ(1)」限定5部■その他の版画も展示します『あしたのジョー』『ハリスの旋風』『おれは鉄兵』『のたり松太郎』『あした天気になあれ』『紫電改のタカ』の漫画原作より厳選した名作版画をずらり展示販売します。※作品はすべて、ちばてつや氏直筆サイン&シリアルナンバー入り(額付)『紫電改のタカ』「キャラクター集合」展示イメージ■入場整理券について7月15日(土)は、午前9時より11階会場入り口にて入場整理券を順次お配りいたします。尚、11階での待機はご遠慮ください。■開催概要イベント名:ちばてつや版画展開催日時 :2023年7月15日(土)~30日(日) 12:00~18:00(会期中は無休)会場 :ARTSPACE SKY GALLERY(〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26有明フロンティアビル Bタワー11階)アクセス :りんかい線「国際展示場」駅 徒歩4分ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅 徒歩1分アクセスのご案内↓ ※土日祝はビルへの入り口が限定されていますので、ご注意ください。主催 :株式会社アートスペース■会社概要商号 : 株式会社アートスペース代表者 : 代表取締役 福岡敏郎所在地 : 〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26有明フロンティアビル Bタワー11階設立 : 1983年2月事業内容: 絵画の販売・製造及び展覧会の企画・運営URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】ARTSPACE SKY GALLERY(アートスペース スカイギャラリー)TEL :03-6379-8885お問い合わせ時間:(月~金)10:30~18:00※土日、祝祭日は休業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月11日2023年7月4日(火)より、上野の国立西洋美術館では、『スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた』が開催される。ヨーロッパの画家たちが魅了され、描いてきたスペインのイメージが、どのように伝播していったのかを、国立西洋美術館の所蔵品を核に、国内各地のスペイン版画の傑作で探る展覧会だ。フラメンコや闘牛など、ヨーロッパの中でもひときわエキゾチックなイメージをもつスペイン。18世紀半ば、自国を再評価する風潮にあって、スペインでまず見直されたのは、17世紀の古典文学『ドン・キホーテ』と、フェリペ4世の宮廷画家だったバロックの巨匠ベラスケスだった。後者については、同じくスペインの宮廷で活躍したゴヤや、印象派の父マネが、作品に基づいた版画を制作しているが、とくにマネはスペイン好きで、実際にスペイン旅行も行った。同展では、19世紀に盛んになった観光旅行において、スペインのイメージがいかに造形化され、ポスターや新聞、雑誌などメディアで広がったかも紹介する。また生と死が隣り合わせのスペインの国技・闘牛や、19世紀にスペインにアール・ヌーヴォーを開花させ、若きピカソが活動したバルセロナのアート・シーン、そして20世紀前半、フランコ独裁などの政治的困難のなか、ピカソやミロ、タピエスらが美術を通して発した様々なメッセージにも注目。さらに、各美術館が極めて豊かな20世紀スペイン版画のコレクションを有する日本とスペインの、知られざる交流の過程などにも言及する。そのほかには、2022年度の新収蔵作品で、スペインの国民的画家ホアキン・ソローリャ(1863-1923)《水飲み壺》の特別出品にも注目したい。少女が小さな子供の水を飲ませる場面を描いた本作は、画家の生誕100年を記念した切手の図柄にも用いられた、素朴で愛らしい作品だ。<開催情報>『スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた』会期:2023年7月4日(火)~9月3日(日)会場:国立西洋美術館時間:9:30~17:30、金土は20:00まで(入館は閉館30 分前まで)休館日:月曜(7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火))料金:一般1,700円 大学生1,300 円公式サイト:
2023年06月29日新版画とは、江戸時代から続く伝統的な浮世絵木版画の技術を使って、同時代の画家の作品を表現したニューウェーブのこと。明治以降、写真や印刷技術の普及で衰退の一途をたどっていた木版画技術に注目し、温故知新ともいえる新しい作品を考案し広めた人物が、渡邊版画店(現・銀座8丁目にある渡邊木版美術画舗)の初代店主・渡邊庄三郎だ。色鮮やかな新版画から渡邊庄三郎の軌跡を辿る『THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦』。庄三郎は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店に勤め、そこで出合った浮世絵木版画特有の美しさに魅了される。その後独立し、明治42年に東京・京橋に渡邊版画店を構え、浮世絵を販売。大正4年から版元として、来日した外国人画家の作品の版画化に始まり、鏑木清方門下生だった伊東深水を中心とした新進気鋭の画家たちを絵師に起用して、新たな木版画を作り始めた。版画は絵師、彫師、摺師(すりし)の分業で制作される。それを統括する庄三郎は版元として類いまれな才能を発揮した。例えば摺師には、わざと凹凸のあるバレンを使って版画を摺らせて、従来にはなかった味わいのある「ざら摺り」の手法を開発。また1枚の版画に30~40回もの多重摺りを行い、古典にはなかった精緻で鮮やかな色彩を実現。その創意工夫に溢れた美しい新版画はたちまち話題となり、それらの作品をきっかけに次々と新版画の版元も登場。庄三郎はまさに新版画ブームの火付け役だ。本展はそんな新版画の数々から庄三郎の仕事ぶりが窺える、いわばプロデューサーの回顧展。美人画、風景画、役者絵、花鳥画など、江戸時代から続く浮世絵版画の定番モチーフごとに、その魅力と進化ぶりをたっぷりと紹介している。2000年代にリバイバルブームが巻き起こった新版画だが、昨今は日本ならではのアートとして、特に外国人ファンが急増しているというニュースもあるほど。本展は海外でも話題になっている新版画について学べる絶好の機会となるだろう。チャールズ・W・バートレット《ホノルル浪乗り》大正8年(1919)渡邊木版美術画舗蔵新版画誕生のきっかけとなった外国人作家フリッツ・カペラリやチャールズ・W・バートレット、橋口五葉など草創期の作品から展覧会は始まる。川瀬巴水《清洲橋》昭和6年(1931)渡邊木版美術画舗蔵川瀬巴水《日本風景集II関西篇京都清水寺》昭和8年(1933)渡邊木版美術画舗蔵風景画では場所や構図、摺りの技術などが詳しく紹介される。「巴水ブルー」と呼ばれるきっかけにもなった川瀬巴水の作品をはじめ、笠松紫浪など渡邊版画店を代表する風景画の名手を中心に展示。小早川清《舞踏》昭和9年(1934)渡邊木版美術画舗蔵当時のモダンな雰囲気の女性たちをカラフルに描き出した小早川清の作品をはじめ、女性の日常的なシーンを描いた多彩な美人画も登場。山村豊成(耕花)《梨園の華十三代目守田勘彌のジャン・バルジャン》大正10年(1921)渡邊木版美術画舗蔵渡邊版画店で人気の高かった役者絵。山村豊成、名取春仙の歌舞伎役者の似顔絵作品を見た庄三郎は彼らをスカウトし、江戸の浮世絵とは異なる新時代の役者絵を誕生させた。小原祥邨《柘榴に鸚鵡》昭和初期渡邊木版美術画舗蔵花鳥新版画の中でもモダンさと日本情緒の絶妙なバランスを持つ、小原祥邨の作品。『THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦』美術館「えき」KYOTO京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹7階隣接6月24日(土)~7月30日(日)10時~19時30分(入館は閉館の30分前まで)会期中無休一般1000円ほかTEL:075・352・1111※『anan』2023年6月28日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年06月26日2023年6月3日(土)より、太田記念美術館では『ポール・ジャクレーフランス人が挑んだ新版画』を開催する。ポール・ジャクレー(1896-1960)は、パリに生まれたフランス人。3歳の時に来日してから、64歳で亡くなるまで日本で過ごし、昭和9年(1934)、38歳の時から色鮮やかな木版画を次々と刊行した。同展は、ジャクレーの新版画全162点を首都圏で初めて紹介する展覧会だ。明治末期から昭和にかけて、日本の版画は、作画、彫刻、印刷という行程を美術家がひとりで行う「創作版画」と、江戸時代の浮世絵同様、絵師、摺師、彫師が協同して、ひとつの作品を作り上げる「新版画」の流れがあった。幼い頃から浮世絵を愛し、収集や模写を行っていたというジャクレーが飛び込んだのは、もちろん、新版画の世界である。新版画といえば川瀬巴水や吉田博などの風景画が有名だが、ジャクレーが描いたのは、サイパン島やヤップ島といった南洋のミクロネシアの島民たち。昭和初期、30代前半だったジャクレーは、日本の委任統治領だった南洋の島々に何度も長期滞在し、島民たちと親交を深めながら、数多くの水彩画を描き、それを新版画の制作へとつなげていった。目の覚めるような原色により、小麦色の肌をした南国の若者や、満州の美しい女性たちを表現したジャクレー新版画は、今見ても、極めてエキゾチックである。当時の新版画の中でも異彩を放つ彼の作品は、自らが彫師と摺師を指揮する私家版という形で芸術性が追求され、第二次世界大戦後、日本に駐在したアメリカ軍関係者からも好評を博した。そんなジャクレーの作品を前・後期に分けて紹介する同展は、彼の遺族からの協力を得て実現した。まさにジャクレーの作品の魅力を堪能できる貴重な機会となることは間違いない。<開催情報>『ポール・ジャクレーフランス人が挑んだ新版画』会期:2023年6月3日(土)~7月26日(日) ※会期中展示替えあり会場:太田記念美術館時間:10:30~17:30(入館は17:00まで)休館日:月曜、6月29日(木)、30日(金)料金:一般1,000円、大高700円公式サイト:
2023年05月17日株式会社京阪百貨店(本社:大阪府守口市取締役社長:辻 良介)守口店7階京阪ギャラリーでは5月11日(木)から5月16日(火)まで「手塚治虫版画展」を開催いたします。1963年から1966年にかけて国産初のテレビアニメーションとして全193話が放送された「鉄腕アトム」は日本のアニメ文化の礎を築いたとも言われています。放送から60 周年を記念する本展では「鉄腕アトム」の他「リボンの騎士」「ブラック・ジャック」など手塚治虫氏が生み出した人気キャラクターの版画のほか、特別コーナーとして手塚治虫氏と共に長年アニメーション制作に携わり、現在も手塚プロダクション所属の小林準治氏による手塚キャラクターを描いた原画を一堂に展示販売いたします。放送当時「鉄腕アトム」に夢中になった世代はもちろん、手塚作品を知らない子供たちまで魅力あふれる手塚治虫のキャラクターの世界をお楽しみ下さい。開催期間:2023年5月11日(木)~5月16日(火)10時~19時 ※最終日は17時閉場開催場所:京阪百貨店守口店7階京阪ギャラリー入 場 料:無料耳のチカラ神の手サファイアと子犬キャラクター大行進パンジャとレオ©TEZUKA PRODUCTIONS※画像を使用される際は、必ず著作権表記をお願いいたします。※印刷物に表記の際は「塚」は旧漢字表記にてお願いいたします。230508_keihan-dept.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月08日特別展「THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦」が、美術館「えき」KYOTOにて、2023年6月24日(土)から7月30日(日)まで開催される。広島、神奈川、高知でも開催された巡回展だ。多彩な新版画と共に辿る渡邊庄三郎の軌跡新版画とは、明治時代以降衰退の一途をたどっていた浮世絵木版画の再興を目指し、高い芸術性を志向して制作された、新たな浮世絵木版画だ。大正時代から昭和時代にかけて、これを牽引し世に広めていったのが、版元・渡邊版画店の渡邊庄三郎(わたなべ しょうざぶろう)である。浮世絵の美しさに魅了された渡邊は、1909年(明治42年)、東京・京橋に渡邊版画店を開業。江戸時代以来の浮世絵木版画の伝統である絵師・彫師・摺師の分業体制を踏襲しつつも、伊東深水や川瀬巴水といった新進気鋭の画家を絵師として起用し、従来にはない複雑かつ華麗な彩色、「ざら摺り」といった手摺りならではの技法を駆使することで、新たな浮世絵木版画を生みだした。展覧会「THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦」は、残存数の少ない貴重な渡邊版の初摺作品を通して、新版画の生みの親・渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどる展覧会。川瀬巴水の《東京十二題こま形河岸》や小原祥邨の《柘榴に鸚鵡》など、さまざまなジャンルにわたる新版画作品を展示する。また、新版画誕生のきっかけとなった外国人作家フリッツ・カペラリやチャールズ・W・バートレットの作品に加えて、橋口五葉による新版画草創期の作品も目にすることができる。展覧会概要展覧会「THE 新版画版元・渡邊庄三郎の挑戦」会期:2023年6月24日(土)~7月30日(日) 会期中無休会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路町 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接開館時間:10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)入館料:一般 1,000円(800円)、高・大学生 800円(600円)、小・中学生 600円(400円)※( )内は前売料金。前売券販売期間は、5月20日(土)~6月23日(金)まで。「えき」KYOTOチケット窓口(休館日を除く)、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケットにて販売※障がい者手帳提示の本人よ同伴者1名は、当日料金より各200円割引※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合あり【問い合わせ先】ジェイアール京都伊勢丹大代表TEL:075-352-1111
2023年05月04日精緻な線で描かれた植物の断面、写実的なのはもちろん、羽毛まで丹念に描かれた鳥の姿。一見、「絵」に見えるのに実は「版画」と聞いて驚く人も多いかもしれない。自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート展示は17世紀から19世紀にかけて西洋で発行された植物誌や博物誌の挿絵が中心。今でいう図鑑の図版にあたるもので、木版画や銅版画、リトグラフ(石版画)などの技法が用いられている。町田市立国際版画美術館・学芸員の藤村拓也さんは言う。「版画は美術であり、技術でもあります。現在ではアートの分野に括られていますが、絵を写し印刷する複製技術としての役割も担ってきました。写真が発明される以前、何世紀にもわたり、視覚的なコミュニケーションができるメディアとして情報のやりとりを支えてきたのです」版画による印刷物は、聖書や宗教的な寓意を含む物語などが主流の時代から、大航海時代に入ると珍しい動植物や地形を描いたものへ力点が移っていく。顕微鏡が発明されると、肉眼では捉えられなかった世界が観察の対象に。マクロからミクロまで、貪欲な探究心はどこから?「キリスト教圏の西洋社会では、自然物は神に創られたものであるという考え方が支配的でした。そこで神学者が聖書の一字一句を読み解くように、1枚の葉や小さな昆虫にも神の意図を汲み取ろうとする姿勢が生まれたのです。聖書が神の第一の書物とするなら、自然は第二の書物といえるでしょう」この時代、世界を探究することは神を知ることだった。そして世界を見たままに再現しようと、版画の技術もレベルアップしていく。「銅版画では陰影をつけたり、油彩のタッチや水彩の淡い感じを出す工夫が凝らされ、リトグラフになるとより絵に近づくようになりました」初期の木版画に始まり、絵と見まごうばかりの進化を遂げた版画は美しい。真剣な観察に加え、そこに神の存在を感じたいという強い願いが同居する、今の私たちにはない情熱のせいかもしれない。15~16世紀に磨かれた想像力と観察眼。中世ヨーロッパの自然観は主に創造主である神の存在によって形づくられていた。15世紀に入ると観察に基づき自然が描かれ始める。『キリストの生涯注解』より一葉1482年頃刊木版・手彩色町田市立国際版画美術館蔵技術が発展した17世紀。ミクロに、精緻に。17世紀、顕微鏡の発明により植物の細部が明らかに。技法も精緻な表現ができる銅版画が主流になっていく。ネヘミア・グルー『植物解剖学』1682年刊東京大学大学院理学系研究科附属植物園18~19世紀に進んだ世界の分類。18世紀には探検家が世界を巡り、各地の動植物を紹介。博物学の基礎が固まった。多色刷りの技法が進歩し、リトグラフが発明された。フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト『日本動物誌』第1巻1833年刊リトグラフ・手彩色放送大学附属図書館デザインやファンタジーへとつながる自然。15~19世紀の西洋では動植物は紙面を彩る装飾モチーフとしての役割も果たした。植物の花や葉の形を生かした「デザイン」、自然をインスピレーション源とする「ファンタジー」といったキーワードから、自然と「美術」の関わりを読み解く試みにも注目。エレノア・ヴィア・ボイル(画)『終わりのない物語』1868年刊木口木版(多色)町田市立国際版画美術館蔵オーウェン・ジョーンズ『装飾の文法』1856年刊リトグラフ(多色)文化学園大学図書館自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート町田市立国際版画美術館企画展示室1 、2 東京都町田市原町田4‐28‐1開催中~5月21日(日)10時~17時(土・日・祝日は~17時30分。入場は閉館の30分前まで)月曜休一般900円ほか(4/19は無料)※前期(~4/16)と後期(4/18~5/21)で一部展示替えあり。TEL:042・726・2771※『anan』2023年4月5日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年04月03日栃木県小山市出身の版画家・小口一郎(こぐち・いちろう/1914-1979)の全貌を紹介する展覧会が、2023年1月21日(土)から3月26日(日)まで、宇都宮市の栃木県立美術館で開催される。小口のライフワークとなった足尾鉱毒事件を主題とした作品群の全点が一堂に会する貴重な機会だ。1946年に日本美術会の北関東支部の活動に参加し、本格的に木版画を手がけるようになった小口は、足尾鉱毒事件とその問題を追及し続けた政治家・田中正造(1841-1913)の存在を知って大きな衝撃を受け、広く世に伝える方法を模索し始めたという。足尾鉱毒事件とは、明治初期から足尾銅山の開発が急激に進められた結果、周囲の環境と住民の健康に多大な被害を及ぼした公害事件。田中正造は、明治天皇に直訴を試みるなど、生涯を鉱毒反対運動に捧げたが、当時は加害者決定には至らなかった。一方、鉱毒が流出した渡良瀬川に遊水池を造営するために強制廃村となった谷中村や流域の農民たちは、北海道開拓移民として佐呂間の原野にわたり、その地で「栃木集落」を形成することになる。展覧会タイトルの『二つの栃木』は、栃木県と北海道の栃木集落を意味する。この事件を丹念に取材した小口は、鉱毒被害に苦悩する旧谷中村の農民たちと田中正造を主題とした《野に叫ぶ人々》(1969年)、厳寒の佐呂間へ移住した人々の生活と帰郷への思いを描いた《鉱毒に追われて》(1974年)、足尾銅山の坑夫たちの労働問題を取り上げた《盤圧に耐えて》(1976年)を、3部作の連作版画としてまとめ上げた。今回の展覧会の大きな見どころは、小口の代表作となったその連作がすべて並ぶことにある。栃木集落の住民の希望者が栃木県への帰郷をはたしたのは、50年前の1972年のこと。小口自らが帰郷運動の世話役を務め、架け橋となったという。1972年はまた、栃木県立美術館の開館年でもあり、同展は開館50周年を記念して企画された。小口一郎研究会の全面的な協力を得て、油彩画や他の版画作品も合わせた約300点で、小口一郎の生涯に光を当てる意義深い展観となる。小口一郎《大樹》1948年小口一郎研究会蔵小口一郎《海の声》1976年小口一郎研究会蔵小口一郎《「鉱毒に追われて」より35.帰郷》1971-73年小口一郎研究会蔵小口一郎《「野に叫ぶ人々」より不滅の余光(その二)》1970年頃小口一郎研究会蔵小口一郎《谷中一景》1959年栃木県立美術館蔵小口一郎《坂道》1954年栃木県立美術館蔵小口一郎《ねこ》1954年栃木県立美術館蔵<開催情報>『「二つの栃木」の架け橋小口一郎展 足尾鉱毒事件を描く』会期:2023年1月21日(土)~3月26日(日)会場:栃木県立美術館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜料金:一般900円、大高600円公式サイト:
2023年01月06日第2次世界大戦後間もない時期から海外の国際展で高い評価を得た日本の版画家たち。こうした成功にともない活況を呈した戦後の日本版画の多彩な魅力を紹介する展覧会が、水戸市の茨城県近代美術館で、12月24日(土)から2023年2月5日(日)まで開催される。同館は、戦後日本版画の充実したコレクションを誇るが、その背景にあるのが、館蔵の版画の約3分の1に及ぶ約600点を寄贈した県内のコレクター・照沼毅陽の存在だという。同展は、その照沼コレクションをはじめとする同館の版画作品収集の成果を公開し、77作家の約200点の作品で戦後日本版画の流れをたどる同館初の展観となる。大きな見どころは、サンパウロ・ビエンナーレやヴェネツィア・ビエンナーレなど、1950年代から60年代にかけて、主要な国際展で受賞を重ねた斎藤清、駒井哲郎、浜田知明、棟方志功などの代表作が一堂に展示されること。こうした版画家たちの国際展での活躍により、国内での版画に対する関心が高まったことから、1960年代には「版画ブーム」ともいえる状況が到来し、製版技術の革新や多様な版画技法の普及を背景に、従来の版画の概念を超えるような作品を生み出す版画家たちが現れ始める。さらには、現代美術の世界でも、自身の表現のひとつとして版画に取り組む作家たちが登場。同展では、1957年に始まった「東京国際版画ビエンナーレ」で受賞した加納光於、靉嘔、野田哲也、李禹煥、井田照一ら、現代美術家による新しい傾向の版画作品も一望できる。もうひとつの見どころは、繊細な表現による詩情豊かな木版画で多くのファンをもつ清宮質文の優品の数々が見られること。照沼氏がコレクション形成の初期から買い求め、愛してやまなかった作家がこの清宮だったという。近年、清宮のご遺族から寄贈を受けた遺品を紹介するアトリエ再現コーナーが設けられるのも、同展の楽しみなところのひとつだ。恩地孝四郎《楽曲による抒情 ドビュッシー『子供の領分』より「象の子守歌」》1950年 茨城県近代美術館蔵棟方志功《〈二菩薩釈迦十大弟子〉より「舎利弗の柵」》1939年 茨城県近代美術館蔵浜口陽三《黒いさくらんぼ》1962年 茨城県近代美術館蔵清宮質文《早春の静物》1977年 茨城県近代美術館蔵加納光於《「波動説」―intaglioをめぐって No.24》1984-85年 茨城県近代美術館蔵野田哲也《日記 1977年8月10日》1977年 茨城県近代美術館蔵<開催情報>『戦後日本版画の展開-照沼コレクションを中心に』会期:2022年12月24日(土)~2023年2月5日(日)会場:茨城県近代美術館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(1月2日、1月9日は開館)、12月29日(木)~1月1日(日)、1月3日(火)、1月10日(火)料金:一般610円、70歳以上300円、高大生370円、小中生240円※土曜日は高校生以下、1月21日(土)は満70才以上の方無料美術館公式サイト:
2022年12月05日江戸時代に隆盛を極めた浮世絵版画の伝統的な技術と美意識を継承し、大正から昭和の初めにかけて興隆した「新版画」。その歴史を辿る展覧会が、9月14日(水)から11月3日(木)まで、千葉市美術館で開催される。充実した新版画コレクションを誇る同館は、これまでも各作家の回顧展を開催してきたが、「新版画」としてまとめて紹介するのは、今回が初となる。伝統を受け継ぐ新版画は、浮世絵版画と同じく「絵師・彫師・摺師」による分業で制作される多色摺の木版画だ。だが、その伝統と、同時代の画家による清新な表現を合わせようとした版元・渡邊庄三郎のもとには、洋画や日本画、水彩画など幅広いジャンルの画家たちが集い、自由な画題のもと、個性あふれる新しい画風を生み出していくこととなった。昭和に入って、いくつもの版元が参入して大きな流れとなり、また1920年代以降はアメリカを中心に海外でも人気を博した新版画には、多くの作家が関わっている。同展でも27人の作家が紹介されるが、なかでも大きな見どころは、新版画の美人画を代表する作家・伊東深水と橋口五葉、また情趣あふれる日本の風景を描いた川瀬巴水、そして洋画の表現を版画にもち込み、光や大気をリアルにとらえた吉田博など、新版画における花形作家たちの競演だろう。同展のもうひとつの注目点は、明治末期に来日して日本の職人とともに木版画を制作したヘレン・ハイドとバーサ・ラムによる、新版画の先駆ともいうべき作品が約50点紹介されること。さらに、個性的な役者絵を描いた山村耕花や吉川観方、昭和初期のモダンガールを鮮烈にとらえた小早川清など、新版画の多彩な画題の発展の様子も見てとることができる。同展の出品総数は、約240点。千葉市美術館のコレクションから選りすぐった作品群で、新版画の先駆から成立、そしてさらなる発展へと至る濃密な歴史をたどると同時に、精緻な版画技術と個々の作家の革新的な表現が融合した新版画の精華をじっくりと味わいたい。橋口五葉 《化粧の女》 大正7年(1918)千葉市美術館蔵吉田博 《大原海岸》 昭和3年(1928)千葉市美術館蔵小早川清 《近代時世粧ノ内 一ほろ酔ひ》 昭和5年(1930)千葉市美術館蔵ヘレン・ハイド 《入浴》 明治38年(1905)千葉市美術館蔵【開催概要】『新版画進化系UKIYO-Eの美』会期:2022年9月14日(水)~11月3日(木・祝)会場:千葉市美術館時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:10月3日(月)、 10月11日(火) ※11日は休室日料金:一般1,200円、大学700円公式サイト:
2022年09月13日町田市立国際版画美術館で、展覧会『長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―』が開催中です。本展では、フランスで創作活動を続けて高い評価を得た銅版画家、長谷川潔(1891-1980)の作品を展示。今回、展覧会を担当された学芸員さんにお話を聞いてきましたので、展示の様子とあわせてご紹介します!フランスで高評価!長谷川潔のスゴすぎる経歴『長谷川潔 1891-1980展』展示風景【女子的アートナビ】vol. 255『長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―』では、パリを拠点に活躍した銅版画家、長谷川潔の最初期の作品から1970年代の銅版画までを年代順に展示。さらに、彼が影響を受けたルドンをはじめ、関連画家の作品もあわせた約165点を見ることができます。長谷川潔画伯、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、実はかなりスゴい方なのです。まずは、輝かしい受賞歴からご紹介します。1918年に日本を離れ、パリを拠点に活動を続けていた長谷川は、1935年、44歳でフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章。さらに1966年にはフランスの文化勲章、1967年にはパリ市金賞牌を受賞し、日本からも勲章をもらっています。極めつきは、1972年にフランス国立貨幣賞牌鋳造局が長谷川潔の肖像メダルを発行したこと。日本人画家としては、葛飾北斎と藤田嗣治に続いて3人目という快挙です。そんな長谷川の創作活動や展覧会の見どころについて、本展を企画担当された町田市立国際版画美術館 学芸員の滝沢恭司さんにお話をうかがってきました。学芸員さんにインタビュー!『長谷川潔 1891-1980展』展示風景より『竹取物語』の挿絵本など――まずは、なぜこの展覧会を開催されることになったのか、教えていただけますか。滝沢さん版画美術館には、まとまった長谷川潔のコレクションがあり、120点以上所蔵しています。2019年に開催した長谷川の展覧会でも多くの方にご来場いただき、彼の作品に関心のある方が多くいらっしゃることがわかりました。前回は会期が短めでしたが、今回は9月まで開催しています。長い会期のなかで、長谷川作品にある深遠な世界観をじっくり自分の目で見ていただきたいと思っています。――本展の見どころについて、教えてください。滝沢さん長谷川が手がけた挿絵本『竹取物語』は見どころのひとつです。この美術館では挿絵本を2冊収蔵し、1冊は普通版、もう1冊は特別版になっています。その2冊を使ったボリューム感のある展示になっているので、刷りを比較しながら文字と挿絵の関係などご覧になっていただける機会になっています。『長谷川潔 1891-1980展』展示風景滝沢さんさらに、長谷川が影響を受けた画家や、パリで交友していた画家たちの作品も展示しています。関連作家の版画を並べることにより、長谷川の仕事の周辺から制作の背景を理解しながら鑑賞できます。また、代表的な版画制作の技法である「メゾチント」と「エングレーヴィング」について理解していただけるようコラムで解説し、道具もあわせて展示しました。なぜフランスで高評価?長谷川潔《コップに挿した枯れた野花》1950年、エングレーヴィング、282×228㎜ 町田市立国際版画美術館――長谷川はフランスで勲章をもらうなど、高く評価されています。どんな点が評価されたのですか?滝沢さんとにかく良い作品をつくっていましたし、技法的な観点からも評価されていました。パリで活動するなかで、長谷川は日本人として東洋と西洋を融合させた独自の作品をつくりました。まずは、その点が評価されたのだと思います。もうひとつは、メゾチントやエングレーヴィングという西洋の古典技法を現代の版画表現として復活させたことです。特に、メゾチントは古典的な作品を研究し、道具を手に入れて試行錯誤しながら長谷川独自の作風にすることができました。彼のメゾチントは、現代版画の新しい表現として評価されたのです。長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランスの飛行船》1930年、メゾチント、137×307㎜ 町田市立国際版画美術館――長谷川独自の画風というのは、例えばどんな特徴があるのですか。滝沢さんメゾチントの作品をつくるとき、長谷川は斜めの線できずを入れて下地をつくり、それらの線のマチエール(絵肌の質感)をあえて見せているのです。その点が、西洋の古典的な作品とは違います。そこから、だんだん漆黒の世界に近づき、1960年代の「マニエール・ノワール(黒の技法)」と呼べる表現にたどりつきます。マニエール・ノワールはメゾチントのフランス語の呼び名ですが、長谷川はその呼び名にこだわり、細かな点で下地をつくり、漆黒のなかからモチーフを浮かび上がらせることに成功しました。長谷川潔《時 静物画》1969年、メゾチント、269×360㎜ 町田市立国際版画美術館――マニエール・ノワール作品、すごく深い黒色に魅了されます。滝沢さん長谷川は、深い精神性をもった自分独自の表現を目指していました。自分の欲する表現ができるよう多様な技法を駆使し、彼独自のメゾチントを確立していったのです。黒を際立たせるには、白との関係も大事で、白い部分をどうやって浮き上がらせるかもポイントになります。描画はもちろん、表現も技術も含めてすべての能力が高い方でした。――シンプルな風景画もありますが、神秘的な雰囲気の静物画もあります。作品のテーマも深いのですか。滝沢さんかなり深いです。長谷川は、自然の成り立ちの法則を考え、物理や数学にも興味をもち、さまざまな文献を読み、哲学的な思想のなかで作品を制作していました。黒を使っていますが夜の絵ではなく、白昼のなかにモチーフを置き、その日常のなかに神秘を感じて独特な作風をつくり出していました。また、構図も数学的・物理的な視点で考え、安定感のあるものになっています。長谷川は、まじめで几帳面で、完全主義的なところもあります。すべての作品は、考え抜かれた構図で仕上げられているのです。戦争中は収容所に…長谷川潔《アカリョムの前の草花》1969年、メゾチント 269×360mm 町田市立国際版画美術館――長谷川は、戦前からフランスで評価されていましたが、戦争中は敵国となりました。なぜ、フランスに残り続けたのでしょうか。滝沢さん彼はもともと裕福な家に生まれ、パリ滞在中も仕送りがあったので、戦前までは自分で稼ぐ必要はありませんでした。でも、戦争で仕送りが途絶えたこともあり、帰国したかったようです。ただ、日本に家族を連れて帰るとフランス人の奥さまが敵国人になってしまいます。また、信頼できる専属の刷り師がパリにはいました。そういった事情があってフランスに残り、結局長谷川は在留邦人としてフランスの収容所に収監されました。精神的につらい毎日を送るなかで実感したのが、万物はみな同じだということです。そうした考え方が深まって、60年代のマニエール・ノワール作品にたどりついたのです。それらの作品は、彼自身の人生、生き方、モノの見方を描いている感じがします。――フランスで高く評価されていますが、日本ではまだあまり知られていないような気がします。滝沢さん特に戦後の日本には、ポップアートやコンセプチュアル・アートなど、アメリカを中心とした斬新な美術がどんどん入り、それらが注目されていました。そんな時代のなかで、残念ながら長谷川の版画作品は大きく取り上げられる機会が少なかったのです。また、美術ジャンルのヒエラルキーにおいて、版画は低く見られる傾向にあります。絵画や彫刻、建築が上で、版画は複製もできるし間接的なものなので、評価がされにくいところがあります。でも、ジャンルを超えて良い作品は讃えられ、記憶に残り、作家の没後でも今回のように展覧会が開かれていきます。今のような不安定な時代、深い精神性が感じられる長谷川の作品を見ると、自分や社会を見直す気づきのようなものが得られるのではないかと思います。ぜひ、じっくりご覧いただきたいです。――詳しく教えていただき、ありがとうございました。ゾクゾクします!滝沢さんのお話、いかがでしたか。これまで長谷川画伯について詳しく知らなかった方も、彼の作品について興味が持てるようになったのではないかと思います。筆者は、20年以上前に京都の美術館ではじめて長谷川のマニエール・ノワール作品を見て、深い宇宙のような黒の世界に吸い込まれそうになり、ゾクゾクしました。あのときの衝撃が、今でもずっと残り続けています。今回の展覧会では、かなり多くの長谷川作品を見ることができます。黒と白の版画世界は、地味に見えるかもしれませんが、一つひとつの作品は本当に美しく見ごたえがあります。ぜひ一度、リアルな作品をご覧になってみてください。Information会期:~9月25日(日)※休館日は月曜日*9月19日(月)の祝日は開館、9月20日(火)は休館会場:町田市立国際版画美術館開館時間:10:00~17:30※入館は閉館の30分前まで※最新情報などの詳細は展覧会HPをご覧ください入館料:一般 ¥800、大学・高校生 ¥400、中学生以下無料
2022年08月20日戦後日本で展開した「戦後版画運動」と「教育版画運動」のふたつの民衆版画運動を紹介し、これまであまり知られることのなかった版画史の一側面に光を当てる『彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動』が、4月23日(土)より町田市立国際版画美術館にて開催される。社会運動を版画で伝え、アマチュアに版画を広めた「戦後版画運動」と、戦後版画運動から派生し、 全国の小中学校の教員が学校教育を通して版画を広めた「教育版画運動」。どちらも民主主義への参加を呼びかける民衆文化運動が活発だった1940年代後半から50年代に誕生。当時の時代精神を背景に、版画を作ることで誰もが表現の主体となることを目指した。同展では、社会問題や平和運動と結びついた作品や全国約35都道府県約80冊の版画集、青森の子供たちが作った40mに及ぶ版画絵巻など、これまで広く紹介されて来なかったものの未来に残すべき1950年代〜90年代の力作、約400点と豊富な資料を展示。知られざる版画運動の歩みを紹介し、戦後の開発と発展のかたわらにある「もうひとつの日本」を浮かびあがらせていく。鈴木賢二《署名》1960年、町田市立国際版画美術館蔵滝平二郎『裸の王様』より、1951年、町田市立国際版画美術館蔵 (C)JIRO TAKIDAIRA OFFICE Inc.石川県羽咋郡志賀町立下甘田小学校(指導:前田良雄)《版画と詩 百姓の子》1959年3月10日、志賀町蔵神奈川県川崎市立旭町小学校3年1組(指導:掛樋進)《ごんぎつね(原作:新美南吉)》1960年12月20日、志賀町蔵【開催概要】『彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動』会期:2022年4月23日(土)~7月3日(日)会場:町田市立国際版画美術館時間:10:00~17:00、土日祝は17:30(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般900円、大高生450円※展覧会初日(4月23日)は無料美術館公式サイト:
2022年04月15日現在、新宿のSOMPO美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展が開かれています。日本の風景画などを数多く手がけた版画家の川瀬巴水(1883-1957)。アメリカにもファンが多く、あのスティーブ・ジョブズも作品を購入したことで知られています。今回は、巴水の人生と作品をご紹介します。周囲からは反対され…【女子的アートナビ】vol. 2301883年、東京市芝区(現在の港区)の糸屋兼糸組物職人の長男として生まれた川瀬巴水(本名・文治郎)は、幼いころから絵が得意で、画家になることを夢見ていました。ですが、跡取りであったため周囲から反対され、家業をつぎます。絵の道を諦めきれなかった巴水は、家業を妹夫婦に譲り、25歳のとき日本画家・鏑木清方に入門を希望します。しかし、年齢を理由に断られてしまいます。27歳で、再び清方に入門を懇願。そこで認められ、約2年後に清方から画号「巴水」を与えられます。1918年、35歳で木版画家としてデビュー。風景画を得意とした巴水は、旅に取材してさまざまな景色を写生し、最初の連作『旅みやげ第一集』を発表します。巴水の制作を支えたのは、版元の渡邊庄三郎です。もともと浮世絵商だった渡邊は、大正期に、芸術性の高い木版画「新版画」の制作を開始。才能のある絵師と彫師、摺師と組んで制作を進めていました。巴水も渡邊のもとで、さまざまな作品を生み出していきます。巴水が描いたのは、日本の名所だけではありません。江戸情緒が残る街並みや、ガス燈や電柱など近代化しつつある日常風景など、彼の心に響く場面が題材に選ばれています。例えば、現在の浅草・駒形橋あたりを題材にした《こま形河岸》は、竹屋の情景を巴水独自の視点で切り取り、味わいのある構図で描かれています。竹の間から見える夏空もポイント。場面の空気感までも伝わってくるようです。震災ですべて焼失…風景画の絵師として注目され、創作活動に打ち込んでいた1923年9月、関東大震災が発生。巴水の自宅は全焼し、家財だけでなく、写生帖188冊と画業の成果もすべて失います。しかし巴水は版元の渡邊に励まされ、同年10月から長期の写生旅行に出発。諏訪から木曽、富山、城崎、出雲、瀬戸内、近畿などをめぐる102日間の旅で制作した写生帖をもとに、新しい作品を生み出していきます。巴水版画のなかで最も売れた作品《芝増上寺》も、震災後の写生をもとに誕生。ほかにも、復興途上の東京や、昔ながらの美しい東京を描いた作品も生み出し、国内外で高い評価を受けます。特に巴水らの「新版画」はアメリカで人気があり、オハイオ州では大規模な展覧会が2度も開かれました。スランプや戦争も…人気を博していた巴水ですが、その後もスランプに陥ったり、戦争による空襲の激化で疎開したりと数々の困難が彼を襲います。戦争によりアメリカとの関係も絶たれていましたが、終戦後は進駐軍が“お土産”に版画を買い求め、再びブームが到来。巴水の作品もたくさん売れました。1957年、胃がんにより74歳で逝去。絶筆となった《平泉金色堂》は、死後に版画が完成しました。12月26日まで開催中巴水の作品を見ていると、大正から昭和初期の雰囲気がよくわかり、日本の美しさを再発見できます。また、雪や雨の細かい描写や、夕景や夜景などの深い青の発色も大変美しく、彫師や摺師の技術力の高さにも感動します。なお、会場には「ジョブズと巴水」のコーナーも設けられています。新版画のコレクターだったジョブズは、巴水の風景画を気に入り、1980年代に何度か来日して作品を数十点購入。ジョブズが買った作品と同じ版画も展示されています。アップル社の洗練された製品スタイルに、日本の美が影響を与えたのかも……と想像しながら見ても楽しいです。本展は、初期から晩年までの巴水版画をまとめて見ることができる貴重な機会です。ぜひ心に響く日本の景色をご覧になってみてください。会期は12月26日まで。Information会期:~12月26日(日)※休館日: 月曜日会場:SOMPO美術館開館時間:10:00~18:00(最終入場時間 17:30)観覧料:※日時指定制オンラインチケット一般¥1,300、大学生¥1,000、高校生以下無料当日窓口チケット一般¥1,500、大学生¥1,100、高校生以下無料※入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。オンライン取得が難しい方用に、当日券も一定数ご用意しています。※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。※画像写真の無断転載を禁じます。
2021年12月12日インペリアル・エンタープライズ株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:原 良郎)は、手塚治虫ワールドの総勢122キャラクターが集結する高精細版画作品「手塚ファミリー」を、11月3日の「まんがの日」(手塚治虫の誕生日)に先駆けて、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。アトム、火の鳥、ブラック・ジャック、レオなどの魅力的なキャラクターや、今なお色褪せない名作の数々を生み出した手塚治虫。その漫画家デビュー75周年を記念して、手塚治虫が描いた122ものキャラクターが勢ぞろいする原画を“ピエゾグラフ”と呼ばれる複製技法により高精細に再現した版画作品、「手塚ファミリー」の販売を開始いたしました。絵画の趣をいっそう際立てるシルバーメタリックの輝きが美しい額縁に収納。手塚プロダクションの正式な監修を受けた作品であることを示す作品保証書が付属します。限定350部で、保証書にエディションナンバーが入ります。11月3日の「まんがの日」(手塚治虫の誕生日)に先駆け、2021年11月2日より、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。商品特設ページ: 原画は「手塚治虫のすべて」(1981年4月20日出版)の表紙として描かれたもの。アトムやレオなどのメインキャストから名脇役やヒョウタンツギまで、総勢122キャラクターが表情豊かに描かれた手塚ワールドの集大成とも言える作品です。ピエゾグラフと呼ばれる高度な複製技法により、手塚治虫のペンのタッチやサイン、鮮やかな色彩も原画のままにキャンバスへ忠実に再現。カラフルに、高精細に、感動が鮮やかによみがえります。手塚プロダクションの正式な監修を受けた作品であることを示す作品保証書(奥付)が額裏に貼付されます。保証書には限定350部のエディションナンバーが記載されます。絵画の大きさは、縦62.2×横47.2(額装込み)。リビングや書斎で、マンガの神様が遺した珠玉のアートを、日々心ゆくまでご鑑賞いただけます。■商品情報商品名:手塚ファミリー価格 :149,800円(税込164,780円)限定数:350発売日:2021年11月2日(火)発売元:インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)URL : (c)Tezuka Productions■商品仕様材質 :本紙=キャンバス(木枠張り込み)にピエゾグラフ 額=天然木枠に合銀箔(面銀仕上げ)サイズ(約):画寸=縦53×横38cm 額寸=縦62.2×横47.2×厚さ4.3cm重さ(約) :2.8kg生産国:日本■手塚治虫1928年、大阪府に生まれる。小学生時代からマンガを描き続け、1946年1月4日、少国民新聞・大阪版(現在の毎日小学生新聞・関西版)に『マアチャンの日記帳』で漫画家デビュー。次々にヒット作を生み、戦後40年以上にわたって第一線で活躍、マンガ文化の可能性を切り拓き続けた。『鉄腕アトム』が日本初の連続TVアニメ、『ジャングル大帝』が日本初の連続TVカラーアニメとなるなど、アニメーションの分野においても多大なる功績をのこす。1989年、60歳で没。■PREMICO(プレミコ)についてPREMICO は、“プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム”をコンセプトに誕生したブランドです。アニメキャラクターやスポーツ選手などの公式アイテムを通じ、夢や感動といった目に見えない大切な宝物をお届け。ここでしか手に入らない商品を販売しています。PREMICO オンラインショップ: ■会社概要会社名:インペリアル・エンタープライズ株式会社所在地:東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル代表者:代表取締役社長 原 良郎設 立 :昭和57年(1982年)9月1日資本金:100,000千円URL: 事業内容:通信販売■お問い合わせ先<商品内容等> フリーダイヤル:0120-989-808(9:30~17:00/土日祝休)<ご注文専用番号> フリーコール:0120-247-417(6:00~21:00/無休)※本リリースに記載しております内容は、発表日現在の内容となります。予告なしに内容が変更される場合もございますので、予めご了承ください。※限定数に達した場合、販売を終了させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月02日木版、銅版、石版、孔版など、実にさまざまな技法がある版画。作成のプロセスをたどりながら版画鑑賞の“ツボ”を紹介する『版画の見かた―技法・表現・歴史―』が9月25日(土)より町田市立国際版画美術館にて開催される。古今東西の版画家たちは、それぞれの特徴を活かして、魅力ある作品を生みだしてきた。同展では、約32,000点にものぼる町田市立国際版画美術館のコレクションの中から、アルブレヒト・デューラーやパブロ・ピカソ、棟方志功といった著名な版画家の作品だけでなく、版画で使われる版や道具、そして完成までのプロセスを約130点の作品から紹介する。最もシンプルな絵の構成要素である点と線、さらに手彩色や複数の版による鮮やかな色彩など、版画ではどのように表現されてきたのかを、版画の技法から生まれる多様な表現をいくつかの視点から解説。肖像や風景などの主題ごとに各版種の作品を見比べたり、作家独自の発想や観点から生まれた作品にスポットを当てたりすることで、版画の多様な表現の世界を探訪する。さらには、古今の版画のつながりにも着目。古くから人々の信仰心と結びついてきた版画の宗教性や、現代作家の作品との比較などによって、版画の見かたの可能性を探っていく。森義利≪隈取り(A)≫1976年フランシスコ・デ・ゴヤ『ロス・カプリチョス』より≪感じ易かったために≫1799年刊『エジプト誌』博物篇より 1809-1828年刊【開催概要】『版画の見かた―技法・表現・歴史―』会期:2021年9月25日(土)~12月5日(日)会場:町田市立国際版画美術館時間:10:00~17:00、土日祝は17:30まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日料金:一般800円、大高400円公式サイト: ※会期中展示替えあり※『描かれた文学ドラクロワとシャセリオー』も同時開催
2021年09月03日大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展が、10月2日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。旅を愛し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた巴水。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎だった。ふたりは40年にわたる共作を続け、海外にも通用する「木版美」の構築を目指した。その巴水の風景版画は、いまや郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されている。同展では、巴水が生涯に残した600点を越える木版画作品の中から、これまでまとめて見る機会の少なかったシリーズ(連作)を中心に約280点を展示。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群、木版画作品だけでなく、木版画のもとになった写生帖、木版画制作のプロセスが分かる順序摺、制作に使用した版木、生前の巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料と共に、 川瀬巴水の木版画の世界を多角的に紹介する。《陸奥三島川》 旅みやげ第一集 1919(大正8)年夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《古ま形河岸》 東京十二題1919(大正8)年初夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗《駿河 興津町》東海道風景選集1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗【開催概要】『川瀬巴水旅と郷愁の風景』会期:2021年10月2日(土)~12月26日(日)会場:新宿・SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜、11月16日(火)料金:オンラインチケット一般1,300円、大学1,000円/当日一般1,500円、大学1,100円※会期中に一部展示替えあり※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。
2021年07月12日「藤城清治版画展」が、大丸東京店9階イベントスペースにて2020年8月12日(水)から8月18日(火)まで開催される。藤城清治は、影絵や絵本、壁画などを制作する影絵作家。慶應義塾大学在学中より影絵劇創作活動を開始した藤城清治は、大学卒業後に絵の劇団「ジュヌ・パントル」を結成。また、編集者・花森安治に見出され、雑誌「暮しの手帖」にて長年にわたり影絵を連載した。96歳になった現在も、作品制作に力を注いでいる。「藤城清治版画展」では、光と影を表現した、幻想的な藤城清治の複製画100点を展示販売する。木の影絵に色彩鮮やかな背景、光を描いた「大きな祈り」や、月の光と影のコントラストが印象的な「月光の響き」など、繊細でファンタジックな世界観の作品が集結。観覧車や楽器、魚、鳥、自然の背景を1枚の影絵で緻密に表現した「生命讃歌」も登場する。【詳細】藤城清治版画展開催期間:2020年8月12日(水)~8月18日(火)開催場所:大丸東京店9階イベントスペース住所:東京都千代田区丸の内1-9-1・「大きな祈り」 330,000円・「月光の響き」 550,000円・「アリスのハート」 88,000円・「生命讃歌」 733,425円※価格は全て税込。
2020年08月02日特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」が、神奈川・箱根の岡田美術館にて、2020年4月5日(日)から9月27日(日)まで開催される。浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画や版画など集結「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の生誕260年の節目を記念した展覧会。北斎の70年にわたる画業のうち、40歳代から最晩年までの各時代を代表する珠玉の肉筆画11点を中心に据え、版画・版本、春画を含む全17点の北斎作品を展示する。岡田美術館で収蔵する北斎作品全てを同時に公開するのは、本展が初となる。夏の美人画2大傑作注目したいポイントは、50歳前後に描かれた肉筆美人画の2大傑作「夏の朝」と「美人夏姿図」(個人蔵)の同館初競演。2枚の絵を見比べながら楽しむことができる。さらに、代表作「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』、北斎に影響を受けたフランスのガラス作家、エミール・ガレの作品なども登場。様々な角度から、北斎の魅力を紹介する。【詳細】特別展「生誕260年記念 北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―」会期:2020年4月5日(日)~9月27日(日)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)場所:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1入館料:一般・大学生 2,800円(2,550円)、小中高生 1,800円(1,550円)※( )内は前売り料金。前売券(JTBレジャーチケット、チケットぴあ)は、主要コンビニエンスストアならびにチケットぴあにて販売。
2019年09月20日『光のこびと こころの恋人 藤城清治版画展』が、大阪・大丸梅田店の大丸ミュージアム<梅田>にて、2019年7月24日(水)から29日(月)まで開催される。『光のこびと こころの恋人 藤城清治版画展』では、影絵作家の藤城清治の作品を紹介する。 慶應義塾大学在学中より影絵劇創作活動を開始した藤城清治は、大学卒業後に、絵の劇団「ジュヌ・パントル」を結成。また、編集者・花森安治に見出され、雑誌「暮しの手帖」にて長年にわたり影絵を連載した。会場では、光と影を使い、幅広いテーマで製作された新作版画や名作、絵本、書籍、グッズを取り揃え、販売する。【詳細】『光のこびと こころの恋人 藤城清治版画展』会期:2019年7月24日(水)~29日(月)会場:大丸ミュージアム<梅田>大丸梅田店 15階住所:大阪府大阪市北区梅田3-1−1入場時間:10:00~20:00 ※最終日は18:00入場料:無料■藤城清治サイン会日時:7月27日(土)・28日(日) 各日13:30~※サイン会当日に会場で対象商品を含むレシート1枚につき、税込3,000円以上購入した先着100名(1家族につき1枚)に整理券を配布。※本人または天候・交通機関の状況により、 予告なくスケジュールを変更・中止する場合あり。
2019年07月13日村上隆によるドラえもんモチーフの版画とポスターが、2019年5月15日(水)より神奈川・川崎にある藤子・F・不二雄ミュージアムで抽選販売される。2019年7月12日(金)より開催される「THE ドラえもん展 OSAKA 2019」。会場には、日本の著名アーティスト28組による独創的なドラえもん作品が多数展示される。そんな展覧会に出展したアーティスト・村上隆による、ドラえもんをモチーフにした新たな作品が発売される。作品は版画とポスターの2型。村上隆の代表的な“お花”を敷き詰めお花畑を表現した作品は、中央にどこでもドア、その両脇にドラえもんとのび太をデザイン。満面の笑みを浮かべる2人の表情が印象的だ。また、ドラえもんの後ろ姿の枠の中に、“お花”やアニメ「ドラえもん」の1シーン、藤子・F・不二雄などを配した3種類の作品もラインナップする。【詳細】「ドラえもん版画」「ドラえもんポスター」抽選受付期間:2019年5月15日(水) 12:00~5月21日(火) 23:59場所:川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8−1村上作品購入権付入館券:大人・大学生 1,000円(税込)抽選申し込みフォーム:※事前申込・抽選制※身分証明書の提示が必要■作品価格版画:・お花畑の中の「どこでもドア」109,300円(税込)・「どこでもドア」でお花畑にやって来た!109,300円(税込)・お花畑の中のドラえもん 130,900円(税込)・藤子・F・不二雄先生とドラえもんがお花畑に居る 130,900円(税込)・ドラえもんの日常 130,900円(税込)ポスター:・お花畑の中の「どこでもドア」 17,500円(税込)・「どこでもドア」でお花畑にやって来た! 17,500円(税込)・お花畑の中のドラえもん 未定・藤子・F・不二雄先生とドラえもんがお花畑に居る 未定・ドラえもんの日常 未定※料金には梱包費を含む【問い合わせ先】TEL:0570-055-245(9:30~18:00)
2019年05月19日