今年も高橋一生から目が離せない。最新版の広辞苑にも「朝ドラ」という言葉が掲載されたが、その朝ドラことNHK連続テレビ小説『わろてんか』にも出演中、当初から、ヒロインをはさんだ三角関係における、噛ませ犬的役割を担ってきたが、折り返し地点を過ぎ、いよいよワンチャンの可能性も見えてきたような、見えてこないような状況で、高橋は、映画づくりに燃えながら、何かにつけヒロインを支えてしまう男(伊能栞)を、情感込めて演じている。この栞のモチーフになっている実在の人物のひとりが、『嘘を愛する女』を配給している東宝の創始者・小林一三である。そして、『嘘を愛する女』でも高橋は、またまた、ヒロイン(長澤まさみ)を助けてしまう男(役名:小出桔平)として登場する。キャリアウーマン(プレスシートにはこう書いてある)の川原由加利は、困っているときに手を差し伸べてくれた小出桔平と、あるとき、偶然再会。彼を家に住まわせるようになる。仕事が忙しい彼女のために、桔平はご飯を作るなど、何かとお世話する。いわゆる、"慰めて抱きしめる"ビューネくん(化粧品のCM)みたいな癒やしキャラで、そのうえ、金縁・丸メガネでお医者さん(研究医なのでまだそれほど収入がない)。わたしのうちにもこんな高橋一生がいてほしい~と思って見ていたら、彼が突如、くも膜下出血で意識不明になってしまう。そのせいで、名前も経歴もすべて「嘘」だったことがバレてしまう。小出桔平はいったい何者なのか? 由加利は、桔平の残したヒントに導かれるように、瀬戸内の島々を旅して回る。そこで、知る、衝撃の真実。ババーン! 涙!これが、映画の骨子である。このへんまでは、予告編でも描かれていて、ここから少々ネタバレをするが許してほしい、そうしないと、この映画における高橋一生の凄さが伝えられないからだ。○ベッドで寝ているシーンの多い高橋一生映画の大半は、長澤まさみの、小出桔平(仮名)の真実を探すロードムービー的なもので、高橋一生は、ほとんどベッドで寝ている。むしろ、長澤まさみと捜査旅行をする探偵役の吉田鋼太郎のほうが出演時間が長いのではないかと思えるほどだ。吉田鋼太郎もかっこいい。中江和仁監督は「『殺人の追憶』のソン・ガンホをイメージしたいと吉田さんに伝えました」とプレスシートのインタビューで語っているほどで、ほんとうに大活躍だ。なんということだろうか! 我々は騙されたのだろうか。映画のタイトルが『嘘を愛する女』だけに? と劇場でぎりぎりぎりとなるのは、ちょっと待ってほしい。見た人は共感してもらえると思うのだが、これが不思議と、高橋一生ロスにならない。どんなに寝ていようと、どんなに吉田鋼太郎が熱演しようと、どんなに長澤まさみががんばろう(長澤まさみのやさぐれたキャリアウーマンっぷりもすごくいい)と、この映画は、高橋一生に支配されている(ここ二重線を引いて読んでほしい)。そこが、この映画と高橋一生の凄さであり、とっても企みに満ちた映画だと思う。どれだけ、高橋一生に支配されているか、まだ観るか迷っている人はぜひ、確認してほしい。少なくとも、ヒロインと同じような気持ちで、高橋一生(桔平)が何者であるか、最後まで旅するような気持ちで観ることができる(瀬戸内の風景も素敵です)。○台詞がなくても饒舌さて、高橋一生である。いつも穏やかにうっすら微笑んでいるにもかかわらず、なぜか、憂いが拭えない雰囲気を醸す高橋一生だからこそ、この謎の男が演じられる。今度は、目を閉じてしまったその顔にまで、憂いを含んだ秘密をのぞき見てしまう。監督は、プレスシートで「台詞がなくても表情や雰囲気だけで、何か背負っている陰のある人に見せたかった」と、それが高橋にハマったと語っている。とはいえ、そんなに寝ているばかりなのか? そうでもない。秘密にまつわる、あんなシーン、こんなシーンもあるし、なんといっても、ヒロインとの出会い、家でのイチャイチャなどが、かなりたっぷり描かれている。そこでの、ゆるいトップスの襟からのぞく首筋と鎖骨の窪みは、台詞以上に饒舌であり、秘密を隠している。ちなみに、吉田鋼太郎の助手を演じているDAIGOのロン毛でメガネのオタクのような風貌は、高橋一生が、かつて『池袋ウエストゲートパーク』(00年)に出演していたときを思い出させる。当時は、色もの枠だった彼が今や、恋愛映画の王子様役とは感無量。主題歌の作詞は坂元裕二、歌は松たか子と、高橋の代表作になったドラマ『カルテット』(17年)の脚本家と共演者。やっぱり、『嘘を愛する女』は隅から隅まで、高橋一生色の映画なのである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月27日寺山修司の唯一の長編小説を映画化した『あゝ、荒野 前篇』の初日舞台挨拶が10月7日(土)に都内で行われ、菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、山田裕貴、木村多江、ユースケ・サンタマリア、高橋和也、岸善幸監督が出席した。本作は、少年院あがりの新次(菅田さん)と、吃音と赤面対人恐怖症に悩むバリカン(ヤンさん)が、ボクシングで闘うことを通して友情を育んでいく姿を描く青春映画。この日、ダブル主演を果たした菅田さんとヤンさんはガウンに身を包み、客席の間を通って登場。ボクサーさながらの入場スタイルで、会場をわかせた。劇中で、対照的な人物として描かれる新次とバリカン。「もし自分が女性だったら、どちらがタイプ?」との質問が投げかけられると、菅田さんは「バリカン」と回答。「新次は人を傷つけることで解決する人。バリカンは自分が我慢をすることで解決してきた人。そばにいる人としてどちらがいいかと思うと、バリカンかなぁ」と語っていた。一方のヤンさんは「新次」をセレクトし、「シャワーシーンのために」と大爆笑。菅田さんが「シャワーシーン、大好きじゃないですか」とヤンさんが菅田さんとのシャワーシーンが大好物であることを暴露すると、ヤンさんは「僕が菅田さんをたくさん触りました。好きです!」と公開告白。菅田さんは「後日、ちゃんと事務所を通してヤンさんに報告します」と悪ノリして、ヤンさんと会場を笑わせていた。「このメンバーでまた映画を作りたいか?」という質問には、全員一致で「イエス」と答えるなど、前・後篇あわせると5時間を超える本作で熱い絆を育んだ一同。菅田さんは「完成作を色々なところで観ていただいて、(その人たちの)“観た以上は、なんとかしたい”という想いがこんなに熱いことはない」と周囲の反響に感激しきり。「そういった輪がこんなに広がることがあるんだと、すごくうれしく思っています」と心を込めていた。『あゝ、荒野』前篇は公開中、後篇は10月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日「今日はぶりっ子禁止!裸の付き合いしよーぜ!」と、オープニングからSexyなセリフを飛ばした亀梨和也(31)。 7月にスタートした初のソロコンサート『The-〜Follow me〜』(10月30日江戸川区総合文化センターまで)の東京公演が行われ、和装に和傘で妖艶なダンス&歌いながら赤い口紅(ルージュ)を塗るといった色気だだ漏れの姿や、トロッコに乗りながらマイクに「チュッチュッ」とKISS連発など、エロスを極めた演出に会場は妖艶ムードに包まれた。 特に、新曲『〜Follow me〜』を歌う場面では、蠱惑的な手つきでポールダンスを踊ったあとに、ベッド上でシーツをかぶって腰振りダンスを魅せ、ファンを悩殺。ほかにも舞台『DREAM BOYS』コーナーや、主演ドラマの主題歌、KAT-TUNコンサートでのソロ曲など、「私たちの好きな亀梨和也が満載!」と、ファンも大満足のラインナップ。 また、昨年5月から充電期間中のKAT-TUNについては「またグループとして皆さんと再会できるよう頑張ります」との活動再開への意欲を見せ、客席を沸かせた。
2017年09月08日マキノノゾミ上演台本・演出、細貝圭、佐藤祐基、加藤虎ノ介出演の三人芝居『オーファンズ』が10月に上演される。舞台『オーファンズ』チケット情報本作は、蝕まれた心が愛によって癒されていく、というテーマで書かれたライル・ケスラーの脚本で、1983年のロサンゼルス初演以降、世界各国で上演されてきた作品。日本でも1986年に劇団四季で初演されて以来、椎名桔平や根津甚八ほか、そうそうたる俳優たちが上演を重ねてきた名作だ。3人の“オーファン(孤児)”の姿を描く本作。ひとりで弟を支えてきた凶暴な性格の兄・トリート役の細貝は「すごく難しい役だなとは思うんですけど、でも多分みんなどこかしらトリートの気持ちは経験したことあると思うんです。すごく愛情を注いでいたフィリップ(弟)の愛情がハロルドにいってしまう切なさ。そういうところを繊細に大事に演じていきたいです」。兄弟の家に迷い込んでくる男・ハロルド役の加藤は約3年ぶりの舞台出演。「やってみたい役だなって感じました。ハロルド役を高橋和也さんが演じられていたことがあるのですが、年齢的にも違うので、僕はどうしようかなって感じで。非常に魅力的な役だと思います」。細貝が「海外戯曲だと構えてしまうお客さんもきっと感情移入できる作品」と評した本作。がしかし、そもそも海外戯曲に構えがある人は多いもの。加藤が「日本人なのに海外の名前とか、そういう部分に照れがある」と明かすと、マキノも「それ、僕もある」。「そこをどう突破して着地できるのかっていうのは、僕にとっても長いことテーマであり続けました。身体の使い方から違うんだと思うんですよ。ト書き読んでても思うもん。『肩を抱いてやる』ってなかなか言わんよねって。だからまず血から入れ替えるような、背負ってる日本的なものをどれだけ切り捨てられるかがスタート地点になる。でもそういう作業って演劇のスリリングで面白いことではありますよね。“こんなに違う人に化ける”ってこと自体。だから海外戯曲をやるのは好きです」と語るマキノの演出で本作がどうなるのか楽しみだ。上演台本もマキノが手掛けるが「英語でやると20分の話が日本語に訳すと30分になったりするんだけど、そうなるともう身体に起こってることが違う。できるだけそこに齟齬がないようにやっていったら何が立ち上がっていくのか、どんな気持ちが起きるのか、そういう部分を楽しみにつくりたい」。「今までの公演を観た人は必見です!見逃してる人ももちろん必見だけど(笑)」(マキノ)という本作は、10月14日(土)・15日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、10月18日(水)から22日(日)まで東京・草月ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年08月23日俳優の高橋克典が25日、都内で行われた「RIZAP GOLF×高橋克典 スコア100切りチャレンジイベント」に出席した。同イベントは、ゴルフ初心者の高橋克典が、RIZAP GOLFのレッスンを受けてスコア100切りを目指すというチャレンジ企画。この日登場した高橋が、「スコア100切り」チャレンジ宣言を行い、同企画の意気込みなどを語った。25年前に初めてラウンドした時は183というスコアを叩き出し、それ以来、ゴルフをしてないという高橋は「その時は芸能界とゴルフの闇の部分を見ました(笑)。小さいフェイスで小さい球を全身使って打つなんて、難しすぎるだろうと思い、それからずっと離れていました」とゴルフから遠ざかっていたことを明かし、「結婚した時に妻と共通した趣味がなくて、ゴルフでもやってみようかと話していました。そんな時に今回のお話を受けたので、是非やってみようと思い挑戦することにしたんです」と説明。とはいえ、最近のスイングの映像が映し出されて「本当に最悪ですよ。がっかりです……」と自虐的に振り返りつつ、「コーチとの関係がすごくいいと思います。手とり足取り教えてくれるし、本当にその都度体の動きを見て指導してくれるので、間違った方向にいかない感覚はありますね」と7月からスタートしたRIZAP GOLFのレッスンに期待を寄せていた。その高橋は、無謀にも8月に開催されるプロアマのトーナメントに出場予定。「恐ろしい展開だと思いませんか? 話だけかと思ったんですけど、本当に出るんですね」と戸惑いながらも「がんばりますよ。それならそれでベストを尽くします!」と意気込み。2カ月で100を切らなかったら「どうしましょう。しばらくはちょっと隠れてようかな」と弱気な発言も飛び出したが、「絶対に切ります! がんばりますよ!」と決意を新たにしていた。
2017年07月25日俳優の高橋一生がスーパーの店長に扮する森永乳業のカップアイス「MOW(モウ)」のテレビCM「高橋店長」シリーズ第2弾「高橋店長のレジ打ち」編が、13日より全国で放映される。新CMは、前作に続き、高橋演じる高橋店長が主人公。スーパーのレジでの接客中、野菜だけでなくアイスにおいても"いい選択"をする主婦を見つけ、感動し興奮しつつも平静を装う。高橋店長がレジ打ちをしていると、新鮮な野菜を選ぶスキルを持った若い主婦が登場。心の中で「この人、きゅうりはトゲトゲ、にんじんは丸いもの、そしてバニラアイスはMOW!を選ぶその目」とつぶやき、「いい、いい選択です。ファンタスティック!」と主婦を讃える。そして、"いい選択"をする主婦に出会い興奮を抑えきれずにいると、主婦とその夫と目が合ってしまい、「レジ袋ご利用になりますか?」と平静を装い接客を続けるが、冷たく「あるんで」と返されタジタジに。バックヤードで、大好きなMOWを食べながら「モウ(MOW)!」と叫び、おいしさを噛みしめる姿も見られる。今回も、MOWへの愛情を隠し切れない高橋店長という役柄に完璧に入り込んで演じた高橋。"いい選択"をする眼力のある若い主婦を前に、ぎこちない動きをしてしまう高橋のアドリブ演技に現場は盛り上がり、「本当にこういう人いそう」という声が漏れたという。
2017年06月13日4月9日放送の『行列のできる法律相談所 3時間SP』(日本テレビ系)で、亀梨和也(31)が苦手な女性のタイプを告白した。 ドラマの打ち上げ女性スタッフと話すことも多い亀梨だが、唯一苦手な女性が「意外~!」を連発する女性だという。 亀梨が女性からの質問に対し「車、運転します」「自炊します」「パスタとか作ります」と返すと、その女性はそのたびに「意外~!」を連発。何度も何度も「意外~!」と言われた亀梨は「さっきから何が意外なの?」とイライラ。 そのくせ、亀梨が女性に「ちなみに昨日は何食べたの?」と質問すると「秘密~!」と返されたという。このように亀梨は会話が成立しない女性に心底腹が立っているらしい。 このVTRを見たスタジオの男性陣たちは大いに共感。「そういう女の子いるよね」と盛り上がった。 しかし、「意外」は恋愛マニュアル本などでよく紹介される“モテワード”の1つ。それなのになぜこの女性は嫌われてしまったのだろうか? 週3で合コンに参加するという20代女性はこう分析する。 「確かに『こんなの初めて』と並んで『意外~!』や『秘密』というのも、男心をくすぐるワードではあると思います。でも、なんの脈絡もなく使ってしまうと逆効果。何に対しても同じ言葉を返されると、『この子、俺の話聞いてるのかな?』という印象を与えかねません。さらに、恋愛マニュアル本に載っているような“ベタ”なモテワードはあからさまに使うと『モテを意識しているな』と気づかれてしまいます。なんでもそうですが、適度にさりげなく、がいちばんです」 男心を掴むのはそう簡単じゃないかも!?
2017年04月10日元アイドリング!!!のメンバーでタレントの高橋胡桃が、グラビアカメラマンの渡辺達生氏とコラボレーションした写真集『高橋胡桃×渡辺達生 PHOTO DOCUMENT「一番遠くて近い人」』(東京ニュース通信社)が20日、発売された。渡辺氏は、グラビアカメラマンとして40年以上活躍し、昨年、MBS・TBS系『情熱大陸』でも取り上げられた人物。60歳を過ぎてまだなお、 第一線で活躍中だ。そんな渡辺氏と、現在女優を中心にグラビアのフィールドでも活躍する高橋とのコラボレーションが実現。沖縄で撮影を行い、 一級品の"グラビア"を堪能できる一冊が完成した。また、「PHOTO DOCUMENT」と題して、 渡辺氏が撮影術を解説。ロケの時の様子、渡辺氏の撮影の様子、そして写真セレクトまで、この1冊ができるまでのドキュメントも紹介する。
2017年03月20日俳優集団D-BOYSの柳下大、劇団プレステージの平埜生成、高橋和也による3人芝居『オーファンズ』が東京芸術劇場で開幕した。舞台『オーファンズ』チケット情報トリート(柳下)とフィリップ(平埜)は、トリートの盗みで生計を立てている孤児の兄弟。ある日、トリートはハロルド(高橋)を誘拐し身代金を得ようと目論むが、ハロルドは意に介さずトリートに自身の仕事を手伝うように持ちかけ3人の共同生活が始まる、というストーリー。演出は宮田慶子、翻訳は劇作家・谷賢一。椅子は倒れ、物は散乱し、ごみが溢れた部屋でひとり兄を待つフィリップ。そんな静かな時間と共にこの舞台は始まる。その静けさを崩すのは兄・トリート。少しでも気に食わないと怒鳴り暴力をふるう彼はフィリップを委縮させる。そこに現れたハロルドが兄弟の生活を変える。どっしりと構え、温かく、博識なハロルド。彼が教えることで部屋は片付き、身なりが整い、温かい食事がテーブルに並ぶ。「お前には励ましが必要だ」と肩を抱かれたフィリップはみるみる自信をつけ、表情、話し方まで変わっていく。しかしトリートは長い間思うがままに過ごしてきたため感情のコントロールができない。特に怒りが暴力に直結するせいで仕事をさせてもらえず、いらだちは募っていく。うまくいかない自分、ハロルドを慕い変わっていく弟、そこに生まれる想い――。後半はトリートの抑えつけられない感情と抑えつけていた感情、その両方が露呈。舞台から溢れ出し客席まで広がっていくような柳下の芝居が印象的だった。3人それぞれが持つ想いや過去を説明することなく伝える、繊細な芝居。それは宮田の演出の賜物ともいえる。キャストのコメントは以下。柳下「役者としてもっと新しい自分を見つけたいと思い、宮田慶子さんに演出をお願いした作品です。何度も壁にぶつかり悩み苦しみ、それでも必死に稽古をして、改めて一から芝居というものを見つめ直すことができました」平埜「僕が演じるフィリップは、劇中ですごく変わっていきます。人が変わっていく、誰かに影響されていくのは皆さんにもある経験だと思うので、自分はどういう風に変わってきたんだろうと思いながら観ていただけたら、いつもと違う舞台の楽しみ方ができるのではないかと思います」高橋「僕にとっては、10年に一本出合えるかどうかという作品だと思っています。ぜひ皆さま、劇場に足を運んで、衝撃を受けていただきたいと思います」2月21日(日)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて、2月27日(土)・28日(日)まで新神戸オリエンタル劇場にて上演。取材・文:中川實穗
2016年02月12日堀北真希が主演を務め、山本耕史との共演を果たした舞台「嵐が丘」のBlu-ray&DVDが、3月16日(水)に販売されることがこのほど決定した。「嵐が丘」という名の屋敷の主人ヒースクリフを訪ねたロックウッドは、昔の住人キャサリンの亡霊に遭遇する。家政婦のネリーは悲しい過去を語り始める。30年前、屋敷に住むアーンショウ家の主人が身寄りのない少年を連れ帰り、ヒースクリフと名付けかわいがる。娘のキャサリンは仲良しになったが、息子のヒンドリーは父の愛を奪われたと感じた。数年後家長となったヒンドリーはヒースクリフを下男の身分に落としつらく当たる。一方キャサリンとヒースクリフの間には愛が芽生えていた。そんな中、交流を持ったリントン家の息子エドガーからプロポーズされたキャサリンは、ヒースクリフへの愛は変わらぬも結婚してしまう。ヒースクリフは嵐が丘を飛び出し行方不明に。数年後出世して戻ってきたヒースクリフはエドガーの妹イザベラを誘惑し、波乱の日々が幕を開ける――。エミリー・ブロンテがその30年という短い生涯で唯一執筆した長編小説を原作とし、舞台や映画、ドラマなど、幾度となく作品化されている本作。19世紀、イングランド北部ヨークシャーの荒野に建つ「嵐が丘」という名の屋敷を舞台に、キャサリンと孤児ヒースクリフの激烈な愛、そして不滅の愛を描き出した壮大な愛の物語として“世界の三大悲劇”や“世界の十大小説”のひとつと謳われており、刊行から150年以上を経た今でも世界中で読み継がれている。今回発売されるBlu-ray&DVDは、昨年5月6日~5月26日に、日生劇場にて公演された舞台作品。愛に燃える主人公キャサリン役を、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や現在放送中の「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」で主演を務める堀北さんが演じ、愛ゆえに復讐心に駆られるヒースクリフ役を「レ・ミゼラブル」「ロミオとジュリエット」など数々の舞台に出演する山本さんが務めている。ほかにも、家政婦のネリー役の戸田恵子をはじめ、高橋和也、ソニンなど充実のキャストが揃っている。脚本・演出を「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「ガラスの仮面」など数々の舞台演出を行う「G2」が手がけ、新たな「嵐が丘」の世界を描いている。交際0日での電撃結婚が話題を集めた堀北さんと山本さんが出演する本作。舞台を見逃した人ももう一度見たい人も、ぜひお家で名作の世界を堪能してみて。「嵐が丘」のBlu-ray&DVDは、3月16日(水)より販売。(cinemacafe.net)
2016年01月22日最近は“画伯”としても活動する俳優の田辺誠一が、一転、“アンチヒーロー”の警官を演じるWOWOWの連続ドラマW「撃てない警官」。このほど、田辺さんが不敵に微笑むポスタービジュアルと60秒の予告編、さらに追加キャストが明らかとなり、田辺さんからコメントが到着した。「褐色の標的」など数々の上質な警察小説を世に放ち続ける作家・安藤能明の人気シリーズを映像化した本作。巨大な警察組織の中でも一握りのエリート候補だった警視庁総務部企画課企画係・係長で警部の柴崎令司が、直属の部下の拳銃自殺がきっかけとなり、本庁から左遷されることから物語は始まる。それは、警察組織を舞台にしたエリート抗争。柴崎は本庁復帰のため、正義の追求よりも組織での出世を最優先させていく。到着したポスタービジュアルでは、警察の【特秘】封筒を脇に抱え、「アンチヒーロー」然とした柴崎を演じる田辺さんの不敵な笑みが印象的。キャッチコピーの「犯人より、許せない奴がいる。」は、自分を左遷に陥れた相手への復讐、そして本庁復帰への並々ならぬ決意を表現するものとなっている。また、白黒で分割した背景のバックカラーは、白で警察組織と柴崎自身の【正義】を、黒で組織の【闇】と柴崎の【出世欲】という、相対する本作のテーマをそれぞれ表現する。また、石黒賢、中越典子、嶋田久作、山本學らすでに発表されているキャストに加え、高橋和也、加部亜門、陽月華、菅田俊、ともさかりえなど、実力派キャストの出演が決定。かつてない警察ドラマをさらに重厚に盛り上げる。田辺さんは、「『撃てない警官』のタイトルと写真を見たときに、どういう物語か想像したり、見たいと思ってもらえるのかの大切な入口なので、そういったところを上手く喚起して導入口に、何か面白そうだな、見てみたいなって思えるようになれば嬉しいです」と、期待を込めてコメントを寄せている。連続ドラマW「撃てない警官」は2016年1月10日(日)22時~WOWOWにて放送(※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月12日現在WOWOWで放送中の連続ドラマ『海に降る』(毎週土曜 22:00~)の特別上映会とトークショーがこのほど、神奈川県横須賀市にあるJAMSTEC横須賀本部にて行われた。同ドラマは、海洋科学に関する研究機関・JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台に、有人潜水調査船「しんかい6500」の日本人初となる女性パイロット・天谷深雪(有村架純)の活躍を描いた壮大なヒューマンドラマ。10日の初回放送を記念して行われた今回のトークショーには「しんかい6500」の運航チームを演じた筒井道隆、高橋和也、石田卓也、水澤紳吾の4人がパイロットの姿で登場。実際の「しんかい6500」の司令である櫻井利明氏と共にドラマの感想を語った。有村演じる深雪の亡き父の後輩であり、深雪の良き先輩でもある神尾宏役の筒井は「もともとメカ好きで『しんかい6500』のスペックや素材について教えてもらうことが出来ました。この役をいただいただけで光栄です。僕も含めて、共演者の遠藤憲一さんや時任三郎さんも背が高いので『しんかい6500』に3人同時に乗ったらすごく狭くなって、たぶんケンカになるでしょうね」と語った。さらに、本部で行われた撮影を振り返り「毎日通うことによって職員の気分が味わえました。実機もラッキーなことに動かすことが出来て、撮影の際にはイメージして演じることが出来ました。今ならすごく上手に操作できるはず」と、すっかり「しんかい6500」に魅せられた様子だった。櫻井氏は「ドラマの中のみなさんが本物のチームよりカッコいいし、普段私たちが作業している場所が出てくるので、ドラマとは思えないとてもリアルな作品です。『しんかい6500』の実際の映像も出てくるので、視聴者の方にはそんなところも楽しんでほしいですね」とドラマの見どころを語った。
2015年10月12日映画『きみはいい子』が6月27日(土)に公開を迎え、呉美保監督をはじめ、高良健吾、尾野真千子、高橋和也、喜多道枝、加部亜門、三宅希空が舞台挨拶に登壇。高良さんが、第一子を出産したばかりの呉監督を抱擁し会場をわかせた。『そこのみにて光輝く』の呉監督最新作で中脇初枝のベストセラーを実写化。子供たちに向き合えない新人教師、自身が親に虐待された過去を持ち、我が子に暴力をふるってしまう母親など、悩みを抱えた人々が他者とのつながりの中で光を見出していくさまを描き出す。本作は26日(金)に閉幕した第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で「最優秀アジア映画賞」を受賞したばかり。モスクワを訪れていた呉監督は現地ので反応について「日本の社会問題を描いたつもりでしたが、実はどこの国にもあることであり『世界のいろんな人に見てほしい』と言ってもらえて、モスクワに来れてよかったと思いました」と笑顔で語った。高良さんも「嬉しいです」と受賞に満面の笑み。「言葉も育った環境も違うのに、心に響き評価してもらえて、目には映らないかもしれないけど心に伝わると信じてやってきたことが、それでよかったんだと思えました」と充実の表情を見せた。尾野さんは「最高のご褒美をもらいました。美容院にいて受賞の結果を知ったんですがガッツポーズをして他のお客さんに迷惑をおかけしてしまいました(笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。映画にちなんで「いま、抱きしめたい人」を問われると、高橋さんは「うちは子供が多くて、あらかた大きくなって上はもう21で、向こうも嫌がると思うけど…でもやっぱり子供ですかね」としみじみ。呉監督は5月29日に第一子となる男児を出産したことを改めて報告し、会場は拍手に包まれたが、今回のモスクワ行きとこの日の舞台挨拶のために、三重県の姉のところに赤ちゃんを預けているそうで「今日、帰ったら抱き上げて、おっぱいをあげて、おしめを替えて…という日々に戻ります」と“母”の顔で語る。尾野さんは「(抱きしめたいのは)家族ですね。大好きな父母、姉が3人いるんですが、姉をハグすることってあまりないけど、それもありやなと思ってます」とニッコリ。高良さんは、以前の舞台挨拶で両親を抱きしめたいと語り、それを尾野さんから“宿題”とされていたが、宿題の成否を尋ねられると「あれからまだ会えてないんです。今日、会うのでやって報告します」と少し照れくさそうに語った。さらにその舞台挨拶で、呉監督の出産を祝福し「抱きしめたい」と語っていたが、この日はその公約を実践!壇上でがっちりと呉監督を抱擁し、会場は温かい拍手に包まれた。『きみはいい子』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月27日俳優の高良健吾と女優の尾野真千子が主演する、呉美保監督最新作『きみはいい子』(6月27日公開)の予告編が21日、公開された。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝)が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも、人が人を愛することについて描く。高良は問題に真っ向から立ち向かえない新米教師を演じ、尾野は自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親に扮する。約2分の予告編は、どこにでもありそうな小学校と街の日常の風景から始まる。しかし、娘が遊んでいたボールが誤って手に当たり、持っていたティーカップを落とすと尾野演じる母親の表情が一変。娘をたたく手を止められなくなってしまう。後半では、"おとな"と"子ども"を通して、人と人とのつながりを問いかける。「世界は救えないけど 誰かを救うことはきっとできる」というコピーとともに、決意の表情で学校に向かう高良演じる新米教師。教室で子どもたちに、「家族に抱きしめられること」を宿題に出す。共演には、尾野演じる母親のママ友を『そこのみにて光輝く』で「第9回アジア・フィルム・アワード」最優秀助演女優賞を受賞した池脇千鶴が演じるほか、高橋和也や富田靖子などベテランの俳優陣が脇を固める(C)2015「きみはいい子」製作委員会
2015年04月21日俳優の高良健吾、女優の尾野真千子らが出演する呉美保監督映画『きみはいい子』(6月27日公開)の最新ビジュアルが6日、公開された。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝)が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも、人が人を愛することについて描く。高良は、問題に真っ向から立ち向かえない新米教師を演じ、尾野は、自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親に扮する。ほかにも、尾野演じる母親のママ友を『そこのみにて光輝く』で「第9回アジア・フィルム・アワード」最優秀助演女優賞を受賞した池脇千鶴が演じ、高橋和也や富田靖子などベテランの俳優陣が脇を固める。公開されたビジュアルでは、子どもに抱きしめられる高良と、池脇千鶴扮するママ友に抱きしめられる尾野が映しだされている。「どうしたらいい子になれるのかな?」という子どもの純粋な問いに戸惑う新米教師(高良)と、大声でわが子を叱責しながらもトイレでひとり涙を流す母親(尾野)の姿を捉えた、"静"を表現したビジュアルが先日公開されており、今回のものはそれに対する回答とも言えるエモーショナルなものに。「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。」のコピーが指すように、さまざまな問題を超えて、人とのつながりに光を見いだしていく本作にふさわしいビジュアルに仕上がっている。(C)2015アークエンタテインメント
2015年04月06日『そこのみにて光り輝く』(2014年)でモントリオール世界映画祭最優秀監督賞を受賞した呉美保監督の最新作『きみはいい子』(6月公開)のビジュアルが、このほど公開された。本作は、第28回坪田譲治文学賞、2013年本屋大賞4位に輝いた同名小説(著:中脇初枝 )が原作。子供にまつわる現代の問題をはらみながらも、人が人を愛することについて描く。出演は、『横道世之介』(2013年)でブルーリボン主演男優賞に輝き、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の高杉晋作役で注目を集める新進の高良健吾や、『そして父になる』(2013年)などに出演し、演技派としての地位を固めつつある尾野真千子らが務める。公開されたビジュアルは2パターン。問題に真っ向から立ち向かえない新米教師に扮(ふん)した高良バージョンと、自身も同様の経験をしているにもかかわらず子どもに手をあげてしまう母親を演じる尾野バージョンが完成した。「抱きしめられたいのは、子どもだけじゃない-」のコピーに寄り添うように、複雑な感情をたたえた2人の表情が印象的なビジュアル。それぞれが抱える問題にぶつかりながらも、なにげない言葉や行動によって小さな救いの光が差す本作を象徴する内容になっている。そのほか、尾野演じる母親のママ友を『そこのみにて光輝く』で新境地を開いた池脇千鶴が演じ、ほかにも高橋和也や富田靖子などベテランの俳優陣が脇を固める。
2015年02月13日亀梨和也が主演する映画『ジョーカー・ゲーム』の公開を記念して、WEBとリアルを連動させた謎解きキャンペーンが本日よりスタートし、亀梨のコメントが到着した。その他の写真謎解きキャンペーンは、映画公式サイトにある特設ページで出題される“指令”に沿って謎を解き、本キャンペーンのポイントとなる“JOKER”を獲得し、トップスパイを目指すもの。指令の中には、日本全国300館以上の劇場や、4000店舗以上の書店などに掲出される謎を解くものもあり、指令をクリアした“JOKER”のポイントによってランキングが形成される。上位者には特典が用意されているほか、キャンペーンの結果によって、特別舞台あいさつの会場候補地が決定される。指令を出すのはD機関の司令塔・伊勢谷友介演じる結城中佐で、亀梨も機関の一員としてキャンペーンに参加し、自作の“謎”を出題する予定だ。亀梨は「今回の映画は、スパイとしての緊張感の溢れる、スリルと迫力満載の作品となっています。そして、このキャンペーンは、そんな映画の世界感を存分に味わって頂ける、おもしろいキャンペーンとなっています! みなさんと一緒にこの謎解きに参加しますので、新人スパイとしてミッションを一緒にクリアしましょう。今後、僕が出題する“謎”も楽しみにしていて下さい!」とコメントを寄せている。映画の原作は、柳広司の同名サスペンス小説。『SRサイタマノラッパー』『日々ロック』の入江悠が監督を務め、第二次大戦前夜という設定の架空の世界を舞台に、秘密組織“D機関”の一員として機密文書奪取を命じられたスパイの2週間をスリリングに描く。『ジョーカー・ゲーム』2015年1月31日(土)全国東宝系にて公開
2014年12月24日(画像は高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」より)高橋愛が始球式!夏に向けて暑くなってくると、熱くなってくるのがスポーツ観戦です。目前に控えたワールドカップも見逃せませんが、日本には世界が認めたプロ野球があります。プロ野球ファンの中には芸能人もたくさんいるようで、元モーニング娘。の高橋愛さんの夫でタレントのあべこうじさんもそのひとり。「Y155愛の親善大使」に任命された2人は、25日に行われた横浜スタジアムで始球式を務めたのですが、注目したいのは高橋愛さんのユニフォーム姿です!オシャレ!ユニフォームはこう着る!高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」の5月25日付けの記事では、始球式の臨んだ彼女のユニフォーム姿の写真がアップされました。帽子を斜めにちょこんとのせて、黒の丈の短いトップスでおへそをちらっとのぞかせた彼女。それでも黒のジーンズでセクシー度は抑え、スポーティに仕上げています。その上にベイスターズのユニフォームシャツをアウター感覚で羽織るバランスは、さすがオシャレ上級者です。これからプロ野球はますます苛烈な試合展開となり、ヒートアップすること間違いなし。観戦をしに行くのなら、高橋愛さんをお手本に、オシャレなユニフォーム姿で応援に行ってみてはいかがでしょうか。【参考】・
2014年05月27日リアルタイム・シンガーソングライター・高橋優が、自身最大規模となる14都市16公演のホール・ツアー「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」のツアー中だ。ツアー初日は10月12日、神奈川県民ホール。楽曲制作のプロデューサーでもある浅田信一(G)の率いるバンドをバックに、高橋は曲ごとにギターを取り替えながら力強い歌声を聴かせる。コンディションはばっちり良好だ。高橋優 ライブ情報「一番恐れていたことが起きました。気象庁発表によると、本日の天気は“曇り”です(笑)」ツアータイトルに引っ掛けたユーモラスなMCで笑いを誘い、「でもステージ上は晴れですから。みなさんの心の中までも晴れ渡るように歌います」と呼びかける高橋。観客は時に座ってじっくりと、時に総立ちになって拳を振り上げ、徐々に一体感がホール全体を包み込んでゆく。セットリストは高橋優のベスト選曲とも言えるもので、出来たてほやほやの新曲も聴ける。MCも饒舌で、高橋は日常で感じる様々なエピソードを交えて、「同じ時代に生きていること」の喜びを観客に向けて何度も語りかけた。「僕にとっての幸せは、ここにいる人と同じ時代に生まれてよかったということです」この日のライブを体験した人は、必ずもう一度ライブを見たいと思っただろう。同時代を生きる人々と共に歩み、等身大の歌を作り続けるリアルタイム・シンガーソングライター。このツアーを通して高橋優は、さらに大きく成長するに違いない。本ツアーは、12月11日(火)・12日(水)中野サンプラザホールまで全16公演が行われる。また、本公演のライブレポートをチケットぴあwebサイトで公開中。取材・文:宮本英夫
2012年10月26日KAT-TUNの亀梨和也が主演する舞台『DREAM BOYS』の製作発表が29日に都内で行われ、今年の新キャストが発表された。Hey!Say!JUMPの八乙女光、Kis-My-Ft2の玉森裕太、千賀健永、宮田俊哉。「ジャニーズのキャストの中で一番年上というのは初めて」と亀梨が語るように、フレッシュな顔ぶれとなった。「このメンバーが集まってくれたことに感謝。いい時間が過ごせそうです。『DREAM~』の魅力は、毎回、中身がどんどん変わっていくこと。新たなキャストが入ることで、自分にもいい影響があると思います」(亀梨)2004年の初演以来、亀梨は全350回に出演してきた。少年の夢と挫折、友情を描く物語で、アクロバット、ボクシング、フライングなど高度な身体能力を要する見せ場の連続だ。中でも、フライングの滞空時間には定評があり、この記者会見で亀梨は「日本一地に足のついていないエンタテイナー」と紹介されていた。東京・帝国劇場で9月3日(月)から29日(土)まで上演。チケットは8月4日(土)一般発売開始。
2012年06月29日紅茶飲料『キリン 午後の紅茶エスプレッソティー』の新CM発表会が3月12日、都内にて行われ、新イメージキャラクターの亀梨和也が登場した。亀梨和也の新CM発表会の様子新CMは、普通の“オジサン”部長がいつもの缶コーヒー代わりに同商品を飲むと亀梨に変身するという内容。発表会でも、回転する同商品のオブジェからCMさながらの演出で亀梨が登場し、会場を盛り上げた。亀梨は、もし変身ができるとしたら何になりたいかと聞かれると、悩みながらも「女性になって、スカートを履いてみたい。どういう感じなのかなって、街とか歩いてみたいですね」と照れ笑いを浮かべた。新CMについて亀梨は「CGを使って変身していく撮影だったので、眼鏡をはずすタイミングとか、仕草とか、細かく監督からオーダーされました。『ウィンクして』とか『もっとアイドルっぽく』とか(笑)。楽しかったです」と撮影を振り返った。そして、今年で発売から26年目の『キリン 午後の紅茶』と同い年の亀梨は「午後の紅茶と同じように、長年愛してもらえるような人間になれるよう、上質な時間を過ごしていけたらいいなと思います」と語った。『キリン 午後の紅茶エスプレッソティー』は、エスプレッソ抽出の工程で最初に流れ出るおいしいところだけを贅沢に使用し、上質な香りと良質な苦味のある贅沢な味わいを実現。3月13日よりリニューアル発売される。新CM「上質になる」篇も同日より全国でオンエア。
2012年03月13日「Panasonic Beauty」の新製品発表会が2月13日、都内にて行われ、宣伝キャラクターの亀梨和也が登場した。亀梨和也のトークショーの様子頭皮ケアに興味があるという亀梨は「前から凄く興味があったので、友人にすすめられて(ヘッドスパの)お店に行きました。仕事柄、髪の毛をセットしてる時間が長いので、結構気にしてますね」とコメント。トークセッションでは美容専門家から「(頭皮ケアには)“ザビエルゾーン”(頭頂部)のマッサージが大事」と指南されると、「ザビエルゾーン? 凄いですね、ザビエルゾーン(笑)。わかりやすいですね」と笑顔で実践していた。新製品について亀梨は「自宅で(ヘッドスパが)手軽にできるのは嬉しいですね。凄いリフレッシュできてスッキリします。ほんとに気持ちいいんですよ!」とアピール。最後は「頭皮を健康に清潔にして、男の身だしなみをケアしてほしい」と力強く語った。Panasonic Beautyは、男性の関心が高まっている頭皮ケアに着目。自宅でシャンプーしながらヘッドスパができるエステ機器「頭皮エステ」は、今回の新製品で皮脂洗浄ブラシを搭載し、頭皮を挟んで寄せ上げ汚れを掃き出すことができるようになった。ヘアドライヤー「ナノケア」は、自動で温風と冷風を交互に発生させて髪のうねりを抑えてツヤをもたらす。ともに4月21日(土)より発売される。
2012年02月14日愛と歌で彩られた波乱万丈な人生で知られるシャンソンの女王、エディット・ピアフの生涯を描いた舞台『ピアフ』の製作発表が9月13日都内で行われ、ピアフを演じる大竹しのぶらキャスト6名と、翻訳の常田景子が出席した。チケット情報『ピアフ』はイギリスの女流劇作家パム・ジェムスによる傑作戯曲で、1978年にイギリスで初演。その後、ブロードウェイや世界各国で上演され、主役のピアフは名だたる女優たちによって演じ継がれてきた。その大役に、日本を代表する女優・大竹しのぶが初挑戦。路上で歌い始めた少女時代から47歳で亡くなるまでを演じ、『愛の讃歌』『バラ色の人生』ら約15曲ものナンバーを披露する。演出は、大竹とは5作目の顔合わせとなる栗山民也。二十歳の頃、舞台で共演中だった中村勘三郎(=勘九郎)からピアフの自伝を贈られたのが彼女との出会いだったという大竹。「ピアフを演じられるなんて夢のよう」とその喜びをストレートに表し、「なぜ彼女の歌がこんなにも心に響くのか、お客様が答えを出せるように一生懸命演じたい」と真摯に語った。またピアフは様々なタイプの男性との華やかな恋愛遍歴でも知られるが、「あんなにわがままでめちゃくちゃな生き方なのに、これだけの男性に愛されている(笑)。だけどそれも当然だなと感じてもらえるようなエネルギッシュでチャーミングな、そしてどこにもいない女性を演じられたら」と、思い描くピアフ像を語った。劇中にはピアフの歴代の恋人たちが登場するが、その中からこの日はイブ・モンタン役の田代万里生、テオ・サラポ役の碓井将大、マルセル・セルダン役の山口馬木也が出席。「マネージャー役なので色っぽいシーンがない」と嘆くルイ・バリエ役の高橋和也に田代が「僕はまるで映画のようなキスシーンもあるので申し訳ない(笑)」と応え、早くも大竹争奪戦が勃発!?またピアフの最後の恋人テオを演じる碓井の19歳という実年齢に、大竹が驚愕する一幕もあった。ピアフの生涯の友人トワーヌ役の梅沢昌代は、「とても展開の速い芝居なので、しのぶちゃんは本当に大変」と、気心の知れた大竹を気遣っていた。好きなピアフのナンバーに『水に流して』を挙げた大竹は、「『もういい、もう後悔しない。今日から新しい人生が始まる』という内容の歌詞で、私もそんな風に生きてきたし、これからもそう生きていきたい」とコメント。歌に全てを懸けたピアフと芝居に全てを懸ける大竹の生き様が交錯し、見応え、聴き応えのある音楽劇となりそうだ。公演は10月13日(木)から11月6日(日)まで東京・シアタークリエにて上演。その後、富山、石川、大阪、愛知にて上演される。チケットは一部を除き発売中。取材・文:武田吏都
2011年09月14日