各地で猛暑日が記録されている、2023年8月現在。外を歩く時は、日傘で直射日光を浴びないようにしたり、ネッククーラーを使って首元を冷やしたりと、各々が熱中症対策を講じています。しかし、普段車で移動する人は、停車している間に車内にこもった、モワッとした熱気を避けられません。そのまま走行すると、最悪の場合熱中症を引き起こしてしまうでしょう。そんな時、高温になった車内温度を素早く下げる方法を、車に関するトラブル対応などを行う日本自動車連盟(通称:JAF)が解説していました!高温になった車内温度を素早く下げるには?JAFが「車内温度をもっとも素早く下げる方法」と紹介していたのは、エアコンをつけた状態で窓を全開にし、しばらく走行するというもの。以下の2つの手順を踏めば、車内温度を効率的に下げることができるそうです。①窓を全開にしてからエアコンを外気導入にして走行②車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすJAFーより引用「冷却スプレーをシートにかける」「ドアを開閉する」など、ネット上にある、さまざまな車内温度を下げる方法を試したというJAF。JAFが行ったテストでは、窓を全開にし、エアコンをつけた状態で走行する方法が、車内温度を下げるのに最も効果的だったといいます。55℃だった車内温度が、約5分で28℃に下がったとのこと!また、日光が当たっていた部分は高温になるため、特に金属部分にはすぐ触らないよう注意をうながしています。車内温度が上がった車に乗り込む際は、参考にしてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月14日電動キックボード、速度やヘルメット有無によって危険度はどう変わる?JAFによると、2022年に発生した電動キックボードに関する交通事故は41件(対前年12件増)、そのうち死亡事故は1件となっています(出典:警察庁)。2023年7月から改正道路交通法の一部が施行され、特定小型原動機付自転車という種別が追加。条件を満たした電動キックボードは16歳以上であれば免許なしで運転ができ、ヘルメットも努力義務となります。そこで今回、JAFが電動キックボードが街中で遭遇しそうな交通場面を再現。走行速度やヘルメット有無によって衝突・転倒時の危険度はどう変化するのか検証しています。縁石に乗り上げて転倒した際の危険性についてダミー人形を乗せた電動キックボードを20km/hでけん引し、高さ10cmの縁石に衝突させ、転倒時の頭部損傷値(HIC値)を計測しました。※HIC値とは…Head Injury Criterionの略で、衝突や落下などの衝撃による脳や頭蓋骨への損傷程度を表す数値のこと。交通事故におけるケガのリスクに詳しい名古屋大学・水野教授によると、HIC1000を超えると脳傷害の可能性があり、HIC3000を超えると非常に高い確率で重篤な傷害が発生するという。▼ 結果ヘルメット有(左上写真)とヘルメット無(右上写真)で比較検証・ヘルメット非着用時は着用時と比較し、HIC値が6.3倍にもなり、重篤な頭部損傷になるリスクや死亡するリスクが高い結果となりました。自動車に衝突した際の危険性についてダミー人形を乗せた電動キックボードを20km/hでけん引し、静止している自動車に衝突させました。自動車との一次衝突と二次衝突のHIC値を計測しました。▼ 結果・一次衝突は、電動キックボードのメインフレームや人の腕が先に自動車とぶつかったことでHIC値は低い結果となりました。・ヘルメット非着用のとき、二次衝突のHIC値は6346.3と非常に高くなり、頭蓋骨骨折や脳損傷、死亡のリスクが高い結果となりました。参考:20km/hで頭部を直接フロントガラスに衝突させた場合実験では電動キックボードや腕が先にぶつかっていましたが、頭部から衝突することを想定し、フロントガラスにダミー人形の頭部(4.5kg)を高さ1.6mの位置から落とし、20km/hでフロントガラスに直接頭部をぶつけた場合の衝撃を再現しました。フロントガラスがクモの巣状にヒビが広がって割れるほど衝撃は強く、頭蓋骨骨折や脳損傷、死亡のリスクが高いことが予想されます。今回の実験では電動キックボードが一次衝突のときよりも、二次衝突のときの方が高いHIC値となり、より頭部への影響が大きいことが明らかとなりました。電動キックボード(特定小型原動機付自転車の場合)は、16歳以上であれば免許なしで気軽に乗れる便利な乗り物ですが、走行中に転倒して地面に頭を打ち付けた場合、重篤な頭部傷害や死亡事故につながるため、頭部を保護するヘルメットはとても重要な役割があるといえます。また、あご紐の調整などで適切にヘルメットを着用することも重要なポイントです。免許なしで運転できるからこそ、ひとりひとりが交通ルールやマナーを守り、思いやりの心をもった運転を心がけましょう。■テスト結果:JAFユーザーテスト[資料編][動画編](マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅プール・海・川での水遊びシーズン到来!子供の溺水事故を防ぐためにできることとは?✅5年間で子ども182人が歯ブラシ事故……東京消防庁が衝撃的な実験映像と共に注意喚起✅1年以内で子どもを車内に残した人は2割、特に防止策を取っていない人は約8割に上る【子どもの車内置き去りの実態】
2023年07月19日近年、子供が車内に置き去りにされ、熱中症で亡くなってしまうという痛ましい事故が後を絶たず、たびたびニュースとなっていますよね。各地で対策や注意喚起が行われていますが、車内では子供の放置以外にも、気を付けなければいけないことがたくさんあります。日本自動車連盟(以下、JAF)は、公式Twitterにて子供がパワーウィンドウに挟まれる事故の危険性について呼びかけました。子どもの車内事故は、放置だけではありませんパワーウインドウにはさまれるのもその一つ大根がばっさり切れるほど強いんですもし子どもが遊んでいて首が挟まれてしまったら…ぞっとしますその他の安全のためにもチャイルドシートにしっかり座らせましょう pic.twitter.com/HZqU3yk6dV — JAF (@jaf_jp) September 14, 2022 パワーウィンドウとは、スイッチ操作で開閉できる窓のことで、2022年9月現在、ほとんどの車に装備されています。JAFが投稿した写真に写っているのは、パワーウィンドウに挟まれた大根。大根がパワーウィンドウに押し上げられ、ザクっと切れているのが分かります。JAFは2017年に、パワーウィンドウの閉まる力がどれくらいの強さなのかを大根とゴボウを使って検証。検証の様子が、YouTubeにて公開されています。もちろん、パワーウィンドウが閉まる力の大きさは、車種によって異なります。中には、大根やゴボウが切れてしまうほど強い力を持つ車種もあるようです。もし挟まれたのが野菜ではなく、小さな子供の身体だったらと思うと、ゾッとしますね。子供が、窓から顔や手を出したり、開閉をしたりしないように、正しくチャイルドシートに座らせ、運転席から窓のロックをかけるなど、必ず対策しなければなりません。また、チャイルドシートを使用しない子供がいる場合は、運転席からパワーウィンドウを操作する時に「窓をしめるから離れてね」と、声をかけてから行うことが必要です。車内での子供の事故を防ぐためには、起こりうる事故を大人がしっかり想定できているかどうかが大事だといえるでしょう。思わぬ事故が起きないように、まずは「こういう事故があるんだ」ということを、改めて頭に入れておく必要がありそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年09月21日千葉県成田市の市議会議員である星野慎太郎(@naritahoshino)さんは、ある日、友人からこういった連絡を受けました。「車のボンネットから、猫の鳴き声が聞こえる」既に5月になっているとはいえ、2022年の春は寒暖差が激しく、肌寒い日が続いています。猫は暖かい場所を求めて、車のボンネットに侵入することも。そのため、世間では車に乗る前にボンネットを叩く『猫バンバン』を推奨しているのです。「もしかすると、ボンネットに猫が入り込んでしまったのかもしれない」…そう思った星野さんと友人は、車に関するトラブル対応などを行う『日本自動車連盟(以下、JAF)』に連絡。その後、速やかに駆け付けたJAFのスタッフは、ジャッキを使って車体を持ち上げ、下部のパネルを外しました。すると、中から出てきたのはまだ目も開いていない状態の、とても小さな猫の赤ちゃん!星野さんと友人、JAFのスタッフによる懸命な捜索活動の結果、1つの小さな命が救われたのです。朝、友人宅の車のボンネットからネコの鳴き声がすると一緒に探すも姿が見えず。JAFさんにジャッキアップして下部パネルを外してもらうとこんなに小さな仔猫が‥‥。親身になって保護して下さったJAFさんありがとうございます。ミルクボランティアのTさんへ。ありがとう昨日亡くなった母猫の子かも‥ pic.twitter.com/qXPBktuhej — 星野慎太郎 (@naritahoshino) May 1, 2022 猫の母親は暖かい場所を求めると同時に、外敵から身を守るため、子猫をボンネットに連れ込んだのかもしれません。もし救助活動を行わなかったら、生まれたばかりで弱っていた子猫は、そのまま命を落としていた可能性が高かったでしょう。保護された時は衰弱しており、体重が118gしかなかった子猫。切れた口元からは出血もしていましたが、ボランティアに保護され、元気を取り戻しているといいます。昨夜の様子です☺️ pic.twitter.com/1Z92OdXqHI — 星野慎太郎 (@naritahoshino) May 2, 2022 Twitterに投稿された救出劇は拡散され、多くの人から「優しさの連鎖が素晴らしい!」「暖かい話で、涙腺が…!」といった声が寄せられました。また、投稿をきっかけに『猫バンバン』の重要性を再認識した人が続出したようです。先述したように、気温の低い時期以外でも、なんらかの理由で猫がボンネットに入り込む可能性があります。『運転前に車を軽く叩く』という少しのアクションで猫の命を守ることができるので、広まってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2022年05月02日「いざ!」というときの心強い味方だと信じて、JAFの年会費4,000円をずっと払い続けてきたアナタ。でも、「いざ!」ってなったの、今から何年前のことですか?「旅先で車のバッテリーが上がり、エンジンがかからなくなって、せっかくの旅行が台無しに……」「車庫入れで失敗。コンクリート塀の角にタイヤを当てて、パンクさせてしまった!」車には予期せぬ故障やトラブルはつきもの。そこで頼りになるのが、ロードサービスだ。代表格のJAF(日本自動車連盟)は’63年に誕生した組織。発足当時から右肩上がりに会員数を増やし続けるJAF。現在では約1,950万人(’18年度データ)の超巨大組織に成長した背景を、車とカー用品の研究室「LaBoon!!」を運営する鈴木朝臣さんに解説してもらうと――。「免許を持っている人の4人に1人、車を所有する世帯の半分程度が加入している計算になるのですが、これは昔から“ロードサービス=JAF”というネームバリューがあるためでしょう。シニア世代にとっては、“マイカー”を購入してJAFのステッカーを貼るのが、ある種のステータスでした。また、JAFの自動車販売店への影響も大きく、新たに車を購入したときに『1年間、無料で加入できます』と勧誘されることも。そのまま惰性で何年も入り続けている人も多いと思います」だが、JAFへの加入を懐疑的に見る専門家も少なくない。「入会金2,000円で、年会費は4,000円ですが、この料金に見合うサービスが受けられるかというと、疑問です」(鈴木さん)ウェブサイト「自動車保険見直しガイド」を運営する森光章さんも同意見だ。その大きな理由として挙げるのが、多くの保険会社の自動車保険にはロードサービスが無料で付帯されている点。「任意とはいえ、車を所有していれば、ほとんどの人が自動車保険に加入しているはず。受けられるロードサービスが重複するので、JAFの入会金や年会費は無駄な出費になってしまうのです」「車」ではなく「会員」が対象ということもJAFの特徴だが。「会員が運転していれば、友人の車でも、レンタカーでも、ロードサービスの対象になるのがJAF。一方、自動車保険は契約車両のみが対象。他車に搭乗中のトラブルに対しては、その車が保険に加入していなければ、サービスは受けられません。しかし、保険対象外の車を運転することは、ほとんどないと思われます」(森さん)サービスの利用回数に制限がないことも“JAFならでは”だが、選出の鈴木さんは、こう考える。「保険会社は年間2回目以降の利用を有料としている場合が多いのですが、パンクやバッテリー上がりなどの故障を、1年に2回も3回も起こす確率は低いでしょう」JAF会員はこういったレアケースのために、年会費を払い続けているということだ。「最近の車は、そんなに簡単に壊れなくなってきています。特にハイブリッド車や電気自動車は、エンジン始動時に大きなエネルギーを必要としないので、バッテリー上がりのリスクは低い。自動車保険でカバーされていないことの多いパンクの応急処置でも、市街地の走行が多い人ならば、近所のガソリンスタンドで、3,000円ほどで対処してもらえます」鈴木さんは、さらにロードサービスの利用頻度を計算する。「’18年度のJAFの出動件数は約228万件で、年間1人あたりの出動回数は0.12回。単純計算すると、8~9年に1回、お世話になる確率です。9年間といえば、会費は3万6,000円にもなります」ちなみにJAFのロードサービスは、非会員であっても、有料で利用することはできる。「バッテリー上がりで1万2,880円(昼間)、タイヤ交換は1万3,080円(夜間)です。9年に1回のJAF利用なら、会員でいるほうが“損する”計算になります」
2019年07月27日JAFは10日、自社Webサイト上に対話型のQ&Aシステムを導入、運用を開始した。このシステムの"ナビゲーター"として、新キャラクターも誕生。親しみやすい女性JAF隊員が、ユーザーの疑問解決をアシストするとしている。これは、かねてよりJAFがユーザーに向けてWebサイト上に設置していた「よくあるご質問(JAFに関する一般的な質問)」と「クルマ何でも質問箱(車のメカニズム・運転方法などの情報)」の2ページを情報ソースとし、ユーザーが知りたい内容を入力すると、"ナビゲーター"が情報ソースからユーザーの質問事項に関連するページのURLなどを案内したり、質問に回答したりするしくみだという。ユーザーが自ら検索をして情報を探す手間が省かれ、欲しい答えがすぐ得られるようになるとしている。なお、この"ナビゲーター"の名前は「久留間(くるま)まもり」。JAFのロードサービス隊員で「まじめで努力家だが元々はおっちょこちょい」「街の散策が趣味」といったキャラクター設定がされているという。また、表情やポーズのバリエーションも用意され、「年齢は?」などのプロフィールに関する質問にも答えるとしている。
2015年06月15日JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は5日、兵庫県芦屋市に「e-JAF STATION ASHIYA」をオープンした。これは、JAFが観光協定を結んでいる全国273の地方自治体が推奨する名産品や特産品などを取り揃えたアンテナショップで、かねてよりJAFが運営しているインターネット通販サイト「e-JAF SHOP」のリアル店舗。このたびオープンした「e-JAF STATION ASHIYA」は、その第1号店になるという。店内には全国の名産品約120品目が並び、JAF会員は5~10%の割引価格で購入できるとあって、あいにくの雨にもかかわらず、開店時から続々と多くの人が来店したという。この日だけで約1,300人の来場者を迎え、大盛況の初日となったとしている。また、「e-JAF STATION ASHIYA」では月ごとにイベントを実施する予定で、4月は「北海道フェア」と銘打ってタラバガニほか北海道限定商品などを販売している(5月は東北フェアを開催予定)。JAFでは、このような観光資源の紹介や名産品等のPRを通して「クルマで旅する楽しみ」を多くの人に知ってもらって、会員満足度向上と地域観光振興・地方創生への貢献を目指していくとしている。○JAF STATION ASHIYA所在地/兵庫県芦屋市打出小槌町10-7営業時間/10:00~18:00(水曜休、祝日の場合は翌平日)
2015年04月09日JAFは16日、歩行中や自転車乗車中のスマートフォン操作、通称「ながらスマホ」による危険性を検証した動画をホームページに公開し注意喚起している。検証は、愛知工科大学工学部の小塚一宏教授監修のもと行われ、20代から30代の男女4人に視線計測装置を装着させ、スマートフォンの「あり」「なし」で視線の違いや特徴を比較した。歩行者編では、4人中1人が対抗してくる歩行者と衝突し、4人中4人が前を横切った親子に衝突しそうになった。自転車編では、4人中4人が子どものマネキンに衝突したほか、4人中3人が赤信号を見落とした。小塚教授は、検証の結果から歩行中、自転車乗車中にスマートフォンを操作することで、周辺の認識が困難となり、衝突の危険性や加害度合が高くなると指摘。JAFは、「ながらスマホ」は事故につながる大変危険な行為としたうえで、「ながらスマホ」をしている歩行者や自転車の動きに、注意を呼びかけている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月17日日本自動車連盟(以下、JAF)は6日、2015年度税制改正大綱について、声明を発表した。JAFは、2015年度税制改正に向け、アンケート調査などにより自動車ユーザーの声を取りまとめ、国会議員や地方自治体、各政党、各省庁等に対して自動車税制の見直しを求める要望活動を行ってきた。しかし、2015年度税制改正大綱では、結果的にJAFが要望していた自動車ユーザーの負担軽減につながる制度の見直しは図られておらず、「遺憾である」と述べている。また、消費税率10%の先送りに伴い、自動車取得税が残されたことは「残念である」とし、自動車ユーザーにとって大きな負担となっているガソリン税等の「当分の間税率」(旧暫定税率)の廃止や、ガソリン税に消費税がかかっている「タックス・オン・タックス」の解消、経年車への一律的な重課措置の廃止についても、「依然として議論の進展が見られない」と不満を表明している。さらに、消費税率10%時点での自動車税への環境性能割の導入については、「廃止される税の付け替えとしての新たな課税となりかねず、税の簡素化やユーザーの負担軽減に逆行するもの」であるとし、再考を要望。今後は引き続き、自動車ユーザーが納得できる「公平・公正・簡素」な税制の実現を強く求めていくとしている。
2015年01月07日JAFはこのたび、高速道路の料金制度やネットワークのあり方、および道路を賢く使う取り組み等についての検討が行われる国土交通省の社会資本整備審議会 道路分科会 第14回国土幹線道路部会ヒアリングに出席し、自動車ユーザーの立場から下記の提言を行ったと発表した。我が国の経済分野においてサービス産業の比率が高まる中、人の流れを活発化することが一層重要となってきている。 特に自家用車交通は、観光における旅行利用交通機関で最大のものであり、人の流れを地方の隅々へと向ける特色があり、都市への一極集中を解決する極めて重要な役割を担っている。高速道路はその基幹的なネットワークと位置付けられる。一方、レジャー、観光の分野では、グローバル化が進展し、競争の激化は一層進んできている。今夏JAFが実施した「ドライブ旅行に関するアンケート」においては、ドライブ費用の中で負担に感じるものとして、実に76.2%のドライバーが「高速道路・有料道路の通行料」を挙げている。また、JAFが別途実施した「高速道路に関するアンケート」では、高速道路の利便性向上がどのような地域活性化につながるかとの質問に対しては、「観光やレジャーで地方を訪れる人が増える」との回答が圧倒的であった。実際、過去には高速道路料金を下げた場合に利用者は増えている。最近は、高速道路料金の割引見直しに加え、ガソリン価格の上昇、自動車保険料の引き上げ等により自動車ユーザーの負担はこれまで以上に大きくなっている。このような状況において高速道路料金が高いまま維持されれば、自動車が必需品である地域の観光に重大な影響を与え、都市部から地方への人の流れを阻害することになり、今後の地方創生にも大きな障害となると考えるという。○提言事項高速道路の利用促進のため、料金割引等の施策を図るべき自動車ユーザーは高速道路料金を高いと感じており、かつ負担に感じている高速道路の利用促進を図ることで地域活性化(地方創生)が期待できるもともと諸外国と比較して通行料金の設定が高い時間距離・価格距離の比較でドライブ旅行は、例えばLCC(ローコストキャリア)に対して競争力を失いつつある料金制度の根拠をわかりやすく理解できるようにし、積極的な情報の発信を図るべき料金割引の見直しが行われたこと等、料金制度に関する情報の認知度が低い自動車ユーザーは料金設定に敏感であるユーザーが理解しやすく、納得できる料金体系の構築が必要「道路を賢く使う」取り組みを推進するべき道路側の渋滞緩和策…路肩の走行車線への転用については、今後も安全に配慮しつつ推進するべき車両側の渋滞緩和策…先進技術の積極的活用を推進するべきJAFではACC(車両前方に装備されたレーダーやカメラを用いて先行車との車間距離を一定に保つように速度を制御し(追従機能)、先行車がいない場合は設定した速度を維持して走行する(定速走行機能)装置)の積極的な活用推進を呼びかけている。JAFは、道路利用者としての自動車ユーザーの声が道路行政や施策に反映されるよう、今後も積極的な提言活動を行っていくとしている。
2014年10月17日JAFはこのたび、総務省において開催された「自動車関係税制のあり方に関する検討会」第13回会合に出席し、自動車ユーザーの声を届けるべく意見を表明した。この検討会では、(1)環境性能課税の制度設計、(2)自動車税のグリーン化特例の制度設計、(3)軽自動車税の軽課の検討に関し、関係者の意見聴取が行われた。先日、実施した自動車税制に関するアンケート結果等を踏まえ、自家用自動車ユーザーの代表としてJAFが申し入れた主なポイントは下記のとおり。○JAFが申し入れた主なポイント環境性能課税(自動車税の環境性能割)は自動車取得税の付け替えであり、断固反対である(自動車ユーザーの負担軽減がなされない)自動車税及び自動車重量税において、一定期間経過した車に一律に課される重課措置は合理性に乏しく公平性に欠けるものであり、廃止すべきグリーン税制の趣旨には賛成。 環境負荷の少ない安全安心な交通社会の実現に向け、先進環境対応車や先進安全自動車の普及促進を図るため、合理的な税制をベースにして、軽課によりインセンティブを与えるべき軽自動車税の軽課については、そもそも、その前提となる軽自動車税の引き上げが問題。特に地方の軽自動車ユーザーの負担が過度なものとなる自動車税への環境性能課税の導入や軽自動車税の軽課措置の検討は、そもそも過重で不合理な自動車税制を改善することなく、矛盾に満ちた制度の上に新たな制度を設けようとするもので、このような税制改正の進め方は到底受け入れ難い。特に日常生活において自動車に頼らざるを得ない地方の人たちにとって、過重な自動車関係諸税は大きな経済的負担を強いており、地方格差の助長や弱い者いじめであるとともに、地方創生政策に逆行しているJAFでは、2015度税制改正において自動車ユーザーの声が反映されるよう、今後も積極的な要望活動を行っていくとしている。
2014年10月15日JAFはこのほど、現状の自動車税制に対するユーザーの意識を把握するため、「自動車税制に関するアンケート調査」を実施した。回答者の98%が自動車にかかる税金を負担と感じているなど、自動車関連の税制に対する不満が大きいことがわかった。このアンケート調査は7月7日から8月31日にかけて、全国の18歳以上の自家用乗用車保有者を対象に実施された。前年の2万4,729名を大きく上回る3万598名から回答が寄せられた。おもな調査結果として、ガソリン税や自動車取得税などに本来の税率を上回る税率が「当分の間」として維持されていることには、9割以上が「反対」と回答している。また、自動車重量税は9割以上が廃止すべき、ガソリン税の「Tax on Tax」も9割以上の回答者が是正すべきとしている。自動車関連の税金では、自動車取得税が廃止予定だが、これに合わせて自動車税に環境性能課税が上乗せされることが決定している。これについて8割以上が、「自動車取得税を廃止した意味がなくなるので反対」と回答している。さらに、地方ほど大きな負担を強いる現行の自動車税制を、国や地方の財政状況が厳しいという理由で維持することについて、回答者の85%は「自動車関係諸税を軽減し、必要な財源はその趣旨に応じて別途検討すべき」と考えている。また、13年経過車に対する自動車重量税および自動車税の重課が強化されたことについても、8割以上が反対している。このような回答を総合すると、回答者の98%が自動車にかかる税金を負担と感じている。この比率はこのアンケート調査で3年連続で変わっていない。JAFでは、このような自動車ユーザーの声を来年度の税制改正に反映させるべく、自動車関係諸税の簡素化・負担軽減と公平、公正な税制の実現に向けて、さまざまな要望活動を展開するとしている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年09月30日JAFは自動車のヘッドライトの使用実態やユーザーの意識についてアンケート調査を実施した。多くのユーザーが夕暮れ時の早めの点灯を心がけているが、早朝はヘッドライトではなくスモールランプやフォグランプを点灯している人が多いことがわかった。この調査は18歳以上の自家用自動車ユーザーを対象に、8月にインターネットによるアンケートで実施された。有効回答数は2,444名。ヘッドライトを点灯する判断について、70%のユーザーは周囲の暗さや陽の傾きによって判断していることがわかった。その際、「日没より早めに点灯」「日没と同時に点灯」「日没後の薄明るさが残っている頃に点灯」と回答したユーザーは、合計で87%だった。また、早めのライト点灯を実践しているか尋ねたところ、実践していると回答したユーザーは81%に達しており、多くのユーザーが早期点灯を心がけていることがわかった。しかし、早期点灯を実践していると回答したユーザーの中で、ヘッドライトを点灯しているユーザーは40%にとどまり、スモールランプやフォグランプを点灯しているユーザーが51%と過半数に達した。早めのライト点灯を実践していないユーザーにその理由を聞くと、「点灯すべきタイミングが明確でないことが困る」を挙げる人が54%で最も多かった。「電力消費が多くなるのが困る」「自分だけ率先して点灯することに抵抗を感じる」と言った理由もあった。オートライトについては、自分の車に装備されていると回答したユーザーは全体の33%で、そのうちの83%が実際に使用していると回答した。オートライトの点灯タイミングについては、40%のユーザーがちょうどよいと感じているが、一方で早いと感じているユーザーも38%に達している。逆に遅いと感じているユーザーは15%だった。
2014年09月30日JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、警察庁と合同で実施した2013年の「シートベルト着用状況全国調査」をもとに、シートベルト着用の必要性をわかりやすく伝えるインフォグラフィック「シートベルト着用状況2013」を公開した。JAFと警察庁が2013年10月に実施した調査によると、全国平均のシートベルト着用率は、運転席、助手席で90%を超える高水準であったのに対し、後部座席は一般道路で35.1%、高速道路で68.2%と依然低く、シートベルト非着用の危険性が充分に認識されていないことを示す結果となった。さらに、高速道路の後部座席シートベルト着用率の都道府県別結果をみると、90%を超す県がある一方で30%あまりの県があるなど、地域別の差が大きいことがわかった。また、警察庁交通局の公開データ「平成24年中の交通事故の発生状況」によると、自動車乗車中のシートベルト(チャイルドシート含む)着用有無別の致死率(※致死率=死者数÷死傷者数×100)は、非着用者は着用者の13.8倍も高く、シートベルト非着用の危険性を改めて認識させられるデータとなっている。JAFではこうした調査結果を踏まえて、情報データを視覚的に表現し、直観的に分かりやすく図式化したインフォグラフィックを利用し、ホームページなどで公開。これは、より幅広い人にシートベルト着用の重要性に対する関心を持たせることを目的としており、全席でのシートベルト着用を目指し、さまざまな啓蒙活動を積極的に進めるJAFでは、「周囲の方にも是非シェアしていただけることを期待しております」とコメントしている。なお、「シートベルト着用調査2013」の詳細データについては、JAFのサイトをチェックしてほしい。
2013年11月21日ロードサービス事業などを行っている「社団法人日本自動車連盟(JAF)」は、正しい使い方をチェックできる動画「あなたのチャイルドシートは大丈夫?」を、JAFチャンネルにて公開している。2012年4月に同社が行ったチャイルドシートの使用状況全国調査によると、使用率は58.8%。そのうち、取り付け方を間違えている人が59.6%、危険な座らせ方をしている人が31.3%もいるという結果となった。チャイルドシートの不使用、あるいは間違った使用は、事故が起きた場合だけでなく、急ブレーキをかけた時などにも危険だという。今回公開した動画では、同社の交通安全インストラクターが、よくある間違った使用事例や正しい取り付け方のコツを紹介している。なお、同社では、Webページ「はじめてのチャイルドシートクイックガイド」にて、チャイルドシートを使わないときの「衝突テスト動画」も掲載。さらに、チャイルドシートをチェックするイベントを全国各地で開催しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日日本自動車連盟JAFは、夜間の視認性を高める反射材を取り入れた商品や安全グッズを多数取り揃え、インターネットでの販売を開始したと発表した。「反射材入りニット帽」は、一般価格9,980円(会員価格8,400円)で、ダークベージュ、ラベンダー、オリーブグレー、ダークネイビーの4色。「反射材入り手袋」は、一般価格6,300円(会員価格5,250円)で、メンズ用はセピアモカ、レディース用はモカ。同製品は、横編機の販売などを行っている島精機製作所と共同企画したオリジナル商品。島精機製作所の「ホールガーメント(R)」という技術と、高級カシミヤと反射材入り糸「リフレ」を使用したとのこと。ほかにも、日本反射材普及協会の協力を受け、反射材のついた雨傘やキーホルダー、さらにジェイウィン製の三角停止表示板などの安全資機材もラインナップ。車のヘッドライトの光に輝く反射材は、夜の歩行者にも、それを見分ける車のドライバーにとっても安心だ。詳細は、JAFナビを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月16日自動車に関するさまざまな業務を行っているJAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、自動車ユーザーの声を税制改正に反映させるべく、「平成25年度税制改正に関する要望書」をとりまとめた。同要望書は、7月20日から8月31日にかけて実施し、16,857名の自動車ユーザーから回答が寄せられた「自動車税制に関するアンケート調査」の結果を元にしている。「自動車にかかる税金を負担に感じますか?」と尋ねたところ、ほぼすべての回答者(98%)が自動車にかかる税金を負担と感じており、中でも「非常に負担に感じる」と回答したユーザーは62%にのぼっている。「国の財政が厳しいという理由から本来の約2倍もの税率(旧暫定税率)が『当分の間』として維持されたままのものもあります。このように、上乗せされた税率が維持されていることについてどう考えますか?」という質問では、「反対である」と回答した人が73%にのぼり、合計すると9割以上が「反対」と回答した。また、道路特定財源の一般財源化により、課税根拠を喪失した自動車取得税および自動車重量税は、9割以上が「廃止すべき」と回答している。さらに、二重課税などの不合理な税体系の是正を9割以上が要望。地方ほど大きな負担を強いる現行の自動車税制を、国の財政状況が厳しいとして維持することについて、回答者の9割は「自動車関係諸税を軽減し、必要な財源はその趣旨に応じて別途検討すべき」と考えている。なお、JAFでは今後、各政党、国会議員、関係省庁、自治体等へこの要望書を提出。自動車関係諸税の簡素化・負担軽減と公平、公正な税制の実現に向けて要望活動を展開していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日JAFは27日、SASサポートセンター(運輸・交通SAS対策支援センター)とともにJAF会員向けに7月から開始している睡眠時無呼吸症候群(以下SAS※1)のSASスクリーニング検査(簡易検査)が自宅でできるサービスが、多い日では一日50件近くの検査申込みがあり、9月16日現在、615人が検査の申込みをしていると発表した。SASサポートセンターによると、一般的には再検査の必要があると判定される割合は約10%、特に50歳以上の人は30歳未満の年代に比べ約3倍も高くなるという。加齢による体型の変化などにより、気付かない間に発症しているケースもあるため、心配のある人はまず簡易検査を受けることをすすめている。SASの症状には、日中激しい眠気におそわれる場合があり、運転中に重大な交通事故を引き起こしてしまう可能性がある。JAFは自動車ユーザーの不安を取り除き、安全で安心にドライブをしてもらえるように取り組んでいくとしている。(1)自宅に検査機器、問診票などを送付(2)機器を装着し、指先のセンサーで睡眠中の動脈血の酸素量をモニタリングすることにより、簡易的に判定(3)検査機器、問診票などを返送(4)結果データを専門医(平田恭信医学博士・東京大学医学部附属病院)により分析・評価・総合判定し、約1カ月で自宅に結果を郵送。要検査判定の場合は医師による紹介状を同封検査費用(JAF会員優待価格)4800円(消費税込)。検査機器送料、及び代引き手数料が別途必要【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日JAF(日本自動車連盟)は人の視覚能力をゲーム感覚でチェックし、運転適性や傾向をアドバイスする、運転適性チェック「JAF D-Dock」を行っている。「速度の予測と判断」チェック的確な「認知」→「判断」→「操作」のためには、それぞれの物体の動きを捉え「次の場面」まで予測する能力がものをいう。そこから「何がもっとも危険か」「何に注意すべきか」といった優先順位付けもできてくる「眼のうごきと記憶」チェック運転中に見えているものの中には、標識や周囲の状況、人や車など、眼でとらえて記憶しておくべきものがいくつもある。刻々とかわる場面の中で「正しく見えて、覚えているか」をチェックする「眼と手のバランス」チェック走行中、障害物があった場合、「ハンドルで回避」するか、瞬間的に的確な判断と操作が求められる。「見ることと、判断・動作の関係」をチェックするチェックの結果をもとに総合評価を行う。3つのチェックの成績を色々な視点で確認することができる。それぞれのチェックの得点や、全国ランキングがわかるので、繰り返しチャレンジすることで上位ランクを狙うことができるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日JAFはこのほど、ホームページ内の動画サイト「JAFチャンネル」(Ch5 モータースポーツ)に「SUPER GTレースムービー」の第2弾を公開した。人気レーサーのインタビュー映像などをふんだんに盛り込んだ見ごたえのあるコンテンツとなっている。JAFチャンネルはモータースポーツに関する情報を掲載した「JAFモータースポーツページ」をリニューアルしたコーナーで、今年6月にスタートした。さまざまなモータースポーツの情報が網羅されており、「SUPER GT」については、オリジナルの映像コンテンツを作成してストリーミング公開している。今回の映像は富士スピードウェイで開催された「AUTOBACS SUPER GT」第2戦、マレーシアで開催された第3戦、東北・菅生で開催された第4戦の内容で構成。ドラマティックなレースシーンはもちろん、優勝を争った脇阪寿一選手、小暮卓史選手、大嶋和也選手、中嶋一貴選手のインタビューなどの映像も加えた。レースファンには見逃せない内容だ。第2弾の公開を記念してアンケート&プレゼントも実施。アンケートに答えて応募すると、抽選で10名に、今回の映像にインタビュー出演している選手4人のサイン色紙、第5戦鈴鹿1,000km大会のプログラムがセットでプレゼントされる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日日本自動車連盟(以下JAF)は、このほど2012年のお盆期間(8月11日~15日まで)に実施したロードサービス件数について発表した。5日間の合計は、全国で4万3,869件(確定値)だった。道路別に見ると、一般道が4万885件、高速道路が2,984件で、一般道におけるロードサービス件数の方が多かった。依頼内容別の集計結果は、一般道では「バッテリー上がり」が最も多く、1万3,028件(構成比31.86%)。続いて「タイヤのパンク」が4,711件(構成比11.67%)、「キー閉じこみ」が4,350件(構成比10.64%)だった。高速道路における依頼内容のトップは「タイヤのパンク」で844件(構成比28,28%)。続いて「燃料切れ」が354件(構成比11.86%)、「事故」が244件(構成比8.18%)だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日JAFはお盆期間(8月11~15日)に出動したロードサービス件数についてのデータを発表した。平常時との比較で約3割増となったが、前年の同時期との比較では高速道路、一般道ともに減少した。お盆期間中の出動件数は、一般道が4万1,234件で前年の4万3,916件と比較して93.9%に減少した。高速道路は3,051件で前年の3,500件と比較して87.2%に減少した。JAFでは曜日などにより帰省日程が分散した影響と分析している。エリア別では、すべてのエリアで減少傾向だったが、中でも関東エリアは前年の88.1%と大きく減少した。逆に中国エリアは99.3%と、ほぼ前年並だった。また、近畿地方では14日未明に発生した集中豪雨により、冠水による依頼が359件と集中した。なお、今年の数はすべて速報値。確定値は後日JAFホームページに掲載される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日JAFはお盆期間(8月11~15日)に出動したロードサービス件数についてのデータを発表した。平常時との比較で約3割増となったが、前年の同時期との比較では高速道路、一般道ともに減少した。お盆期間中の出動件数は、一般道が4万1,234件で前年の4万3,916件と比較して93.9%に減少した。高速道路は3,051件で前年の3,500件と比較して87.2%に減少した。JAFでは曜日などにより帰省日程が分散した影響と分析している。エリア別では、すべてのエリアで減少傾向だったが、中でも関東エリアは前年の88.1%と大きく減少した。逆に中国エリアは99.3%と、ほぼ前年並だった。また、近畿地方では14日未明に発生した集中豪雨により、冠水による依頼が359件と集中した。なお、今年の数はすべて速報値。確定値は後日JAFホームページに掲載される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日日本自動車連盟(以下JAF)は、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、そうした状況を再現した動画を作成し、JAFホームページに公開した。警視庁発表の高速道路における逆走事故発生状況は、平成19年~23年の5年間で106件。高速道路3社の平成23年度報告事案でも、高速道路上の逆走車事案は937件にものぼる。こうした状況を受けて作成された動画は、NEXCO中日本の協力を得て開通前の高速道路を使い、逆走車に遭遇した際の状況を再現した映像を収録したもの。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、逆走車に遭遇した際の注意点を解説している。また、過去の事故事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説。サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介し、ドライバーに注意を呼び掛けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日お盆の帰省ラッシュを前に、JAFは事前の車両チェックを呼びかけている。お盆期間中は救援依頼が急増するが、事前に車両をチェックすれば回避できるトラブルが多いためだ。JAFの発表によると、昨年のお盆期間中(8月12~16日)に高速道路でJAFが実施したロードサービス救援は全国で3,563件。1日平均では712.6件となり、これは平常時の2倍強となっている。トラブルの内容ではパンクが最も多く1,055件、ついで燃料切れの372件、バッテリー上がりの261件と続く。パンクは突発的なトラブルと思われがちだが、高速道路でのパンクは空気圧の不足が原因であるケースが多く、事前に空気圧をチェックすれば回避できる。空気圧の低下は燃費の悪化も招くので、その意味でもチェックは重要だ。バッテリーについては渋滞中に電装品の使いすぎに注意することも大切だが、事前にディーラーなどで専用のテスターを使ってバッテリーの状態をチェックしてもらい、必要なら交換しておくことでトラブルを防げる。なお、高速道路でのトラブルの際は、ガードレールの外など安全な場所に退避してから救援依頼をするように、JAFでは呼びかけている。路肩に停車している車両に走行している車両が衝突する事故は後を絶たない。安全な場所に退避するだけでなく、停止表示板を設置するなどして安全を確保するのがドライバーの義務だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日日本自動車連盟(以下JAF)はガソリンスタンドでの燃料の給油間違いによるトラブルの状況を把握するため、5月1日から6月30日の2カ月間にわたり、燃料の給油間違いによる救援依頼について全国調査を実施。このほど調査結果を発表した。調査によると期間中にJAFが実施した救護のうち、給油間違いによるトラブルは256件。給油スタンド別に見るとセルフスタンドでの発生率が73.4%と、給油間違いの多くがセルフスタンドで発生したものだった。トラブルの内容は「ガソリン車に軽油を給油した」が約6割、「ディーゼル車にガソリンを給油した」が約3割。男女比で見ると、男性の方が7割と発生率が高かった。給油を間違えた理由としては、「勘違いした」「うっかり」「急いでいた」など確認せず給油をしてしまったケースから、「普段乗らない車だった」「代車」「初めて乗った車」など慣れない車を運転していたことで発生したケース、「軽自動車は「軽油」だと思っていた」など知識の不足、その他ガソリンスタンド店員の間違いなど様々な理由がみられた。JAFではセルフ式給油スタンドが増加していることから、マイカーではない車両や初めて乗る車両に給油する時は、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油するようドライバーに呼びかけていくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日JAFは、幼児を2人乗せて運転する際の適合自転車と一般の自転車の安全性を比較するテストを実施し、その結果をホームページに公開した。自転車の荷台等に幼児を2人乗せることは法規違反だが、2009年7月の改正により、フレームやブレーキを強化した「幼児2人同乗基準適合車」は、2人乗せが可能となった。しかしながら、規則を知らない、適合自転車が高価などの理由から、依然として一般的な自転車に幼児を2人乗せて走行している人が多く見られる状況だ。テストは、それぞれの自転車に3歳児(15kg)と6歳児(20kg)を想定したダミー人形を乗せ、女性モニターに走行してもらうことで安全性を検証。「ブレーキ時の制動距離」、「走行時のふらつき」、「スタンド駐車時の安定性」の3つの面で比較し、全てにおいて適合自転車の安全性の高さが確認された。テスト結果の動画はJAFのホームページ、JAFチャンネルで公開している。JAFでは、幼児を2人乗せて走行する際には、法規に則って安全性の認められた適合自転車を使用するとともに、適合自転車といえども決して過信せず、車重が増える分、より慎重に運転するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日日本自動車連盟(以下JAF)とSASサポートセンターは、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査が自宅でできるサービスを開始した。睡眠中に無呼吸の状態が何度も生じる睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)の潜在的な患者は、国内で200万人以上といわれる。高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの合併症を引き起こすリスクが高くなるため、早期発見・早期治療が重要になっている。また、症状のひとつに「日中激しい眠気におそわれる」ことがあり、運転中に重大な交通事故を引き起こしてしまう可能性も高いことから、JAFではSASサポートセンターの協力を得て自宅で簡単に検査できる「SASスクリーニング検査」を開始した。このほどサービスを開始する「SASスクリーニング検査」は、まず自宅に検査機器、問診票等を送付。機器を装着し、指先のセンサーで睡眠中の動脈血の酸素量をモニタリングすることにより、簡易的に判定ができる。その後、検査機器、問診票等を返送すると、約1カ月で自宅に検査データが郵送で届く。検査データは専門医(平田恭信医学博士・東京大学医学部附属病院)が分析・評価・総合判断したもので、要検査判定の場合は医師による紹介状が同封されるとのこと。検査費用(JAF会員優待価格)は4,800円(税込み)。検査機器送料、および代引き手数料は別途必要。※睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome)とは、医学的には呼吸が10秒以上停止する無呼吸の状態が一晩の睡眠中に30回以上生じるか、1時間あたり5回以上生じ、かつ自覚症状(苦しくなって起きる)を伴うものをいう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日JAFとSASサポートセンター(運輸・交通SAS対策支援センター)は、睡眠時無呼吸症候群(以下「SAS」)の簡易検査が自宅でできるサービスを開始した。SASの潜在的な患者は国内で200万人以上といわれ、発症に疑いを持ちつつも入院して検査するのが面倒でそのまま放置している方も多いのが現状という。症状には、日中激しい眠気におそわれる場合があり、運転中に重大な交通事故を引き起こしてしまう可能性がある。JAFは、SASサポートセンターの協力を得て、従来、事業所を対象として実施していた「SASスクリーニング検査」を、JAF会員が個人で申込み、自宅で簡単に検査ができるサービスの提供を開始した。検査方法は、まず自宅に検査機器、問診票などを送付。機器を装着し、指先のセンサーで睡眠中の動脈血の酸素量をモニタリングすることにより、簡易的に判定する。検査機器、問診票等を返送し、結果データを専門医(平田恭信医学博士・東京大学医学部附属病院)により分析・評価・総合判定。約1カ月で自宅に結果が郵送される。検査費用(JAF会員優待価格)は、4,800 円(消費税込)。なお、検査機器送料、及び代引き手数料が別途必要となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日