里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。手術や施設の説明が一通り終わり、病室に戻った雛田さん。 用意されていた昼食を平らげた後、手術後は買い出しに行けなくなると思い、水やお菓子などを買い足し、出産に備えるのでした。 「明日にはわが子に会える!」でも不安 「体は元気なのに、入院しているなんて不思議な気分」と思うほど、体調に問題はありません。暇ではあるのものの、検査や巡回で看護師さんや助産師さんが来るため、落ち着きません。 当日に手術を立ち会ってくれる助産師さんと話し、帝王切開も仕方ないと思えてきましたが、ふとしたときに「明日、おなかを切るのが怖い!」という気持ちが再燃。また、「明日の今頃には子どもが生まれているのか」とワクワクした気持ちになり、いろいろな感情が押し寄せてくるのでした。 いよいよ、出産が近づいてきました。手術は不安ですが、かわいいおなかの子にやっと会えると思うと、頑張れそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※NSTノンストレステストの略で、胎児心拍数モニタリングと言われる検査の1つ。お母さんやおなかの中の赤ちゃんに負荷をかけることなく、赤ちゃんの状態やおなかの張り有無を診断できます。NSTは「異常とは言えない」、「異常がある」で評価します。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月04日3年前、46歳で妊娠し、結婚し、たった1年半で破局した私。離婚直後は「年齢の割に我慢が足りない」「子どものことを一番に考えていない」などと心ない言葉を掛けられたことも。そのせいか一時期は「私がもう少し我慢していればこうはならなかったかも」と精神的に落ち込むこともありました。でも思い返してみると、ありえなかった家庭のルールに振り回された結婚生活でした。夫から課された謎ルールを紹介します。性行為は1日1回以上応じるべし相当性欲が強かった夫。お付き合いしていた期間は風俗で処理したり、他の女性と関係を持っていたことを後から知りました。結婚後は浮気をするべきではないと変に律義だった元夫。自分は性欲が強く、性行為ができないとおかしくなるから1日1回以上応じて欲しいと訴えてきました。もちろん、夫の都合で求められたときは昼夜問わず必ずです。私はといえば出産後にまったくなくなった性欲と、高齢出産での子育てによる疲労でそれどころではないのが本音でした。しかし元夫は初婚、私は再婚という負い目もあり、できるだけ元夫の要望に応じようと考えたのがそもそもの間違いだったように思います。私が「今日はどうしても無理」と断ろうものなら、子どもを寝かしつけた後の深夜に起こされ、約束が違うと何時間も説教され、謝罪させられました。料理の献立は2週間分決めておくべし性欲と同じく食にも強いこだわりを持っていた元夫。結婚してからは私に2週間分の料理の献立を決めさせて、必ずその通りに作るよう指示しました。実家や知り合いからいただいたお野菜や食材に合わせて別の献立にしようものなら「計画性がない」「自分をコントロールできていない」と説教。なぜか週に1度はカレーを作らせ「手を抜かせてやっているんだから感謝しろ」と上から目線。出産後1カ月で仕事に復帰していた私に家のことはすべてさせておいて、「指示通りに動くだけだからおまえはラクでいいな」と嫌みを言われることもありました。時々気が向いたときに夫が料理を作ることもありました。表向きは機嫌を損ねないように「おいしい!」「ありがとう!」と感謝の言葉を伝えていましたが、本音を言わせてもらうと作るだけで後片付けもせず、台所を荒らされるので大迷惑でした。とにかく時間通りに行動するべし子育てをしていれば当たり前のことですが、子どもはなかなか親の思う通りに動いてくれません。乳児期ならなおさらのこと、離乳食をなかなか食べてくれない、寝かしつけようとしてもすんなり寝てくれない、泣きやんでくれないなんて日常茶飯事。それでも夫はあらかじめ決められた時間通りに食事の準備ができていなかったり、子どもをお風呂に入れていなかったりすると怒りました。何度子どもは大人の時間の概念なんかないから無理だと説明しても、子どもをコントロールできないなんて母親失格だとののしるばかり。夫は家にいるときはほとんどゴロゴロと動画や漫画を見て楽しんでいましたが、毎日時間に追われる私に、家の中での休息はほとんどありませんでした。ルールに従わなければ誓約書を書くべし他にも謎ルールは数々ありました。一番つらかったのは謎ルールに従わなかったときの深夜に及ぶ説教と、誓約書でした。誓約書は説教の後に必ず書かされるのですが、例えば夫のルールに従わなかったことに対して「もう二度とやりません」とか「今後は言われた通りにやります」などと書いて「従わなかったらいつでも離婚に応じます」と締めくくるものでした。まとめ理不尽だった結婚生活が終わりを迎え、気が付けば1年以上が過ぎました。夫との間に産まれた子どもはすくすく育ち、私は勝手なルールに縛られることもない幸せな毎日を過ごしています。振り返ってみると、どうして夫に従うだけの結婚生活を続けていたのか、私にとってそれが一番の謎です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2023年12月02日一人目を妊娠したとき、義母はすごく喜んでくれました。そこまでは良かったのですが、心配だからと妊婦健診にまでついてくるように。正直ちょっと……と思っていたので、ある人の一言でスッキリしました! 妊婦健診についてきた義母は…私の妊娠を喜んでくれた義母。そこまでは良かったのですが、私のことが心配だと言って妊婦健診にまでついてくるように。妊娠中のアドバイスもいただきましたが、いつの時代の話!?というものが多く、困ってしまいました。 今は妊婦さんでも飲める薬を処方してもらえますが、薬は絶対に飲んじゃダメ、食事は2人分食べないとダメなど、毎日そんな話ばかり。産院でも義母は他の妊婦さんや子連れの方に話しかけ、「ミルクは太るからあげちゃダメ」「抱き癖が付くから置きなさい」など的外れなアドバイスを言って周りました。 院内に義母の声が響いていたのか、見かねた助産師さんに「時代が違います」と注意され……。その場に居合わせたママからは「そういう年配の人がいるから私たちは暮らしにくいんです」と言われ、居づらくなった義母は私を置いて帰ってしまいました。 義母は病院での出来事を何人かの友人に話し、共感を得ようとしたようです。ですが、義母の発言の方が良くないとみんなに言われ、自分の言動を反省したとのこと。これ以降、細かいことは言わなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 義母は子育ての先輩として親切心から言っているのかもしれませんが、時代や環境が違えば考え方も変わってくるもの。アドバイスの場合でも、押し付けにならないよう気をつけたいですね。 作画/さくら著者:坂本れん
2023年12月01日里帰り出産の前に健診へ行くと、逆子であることが判明しました。帝王切開に恐怖感があったものの、医師からの説明を受けて帝王切開を決断! 出産前の医師の説明や入院当日、出産、産後までリアルなレポートをお届けします。 帝王切開が怖い ※選択的帝王切開の時期は39週以降が望ましく、週数が正確であれば38週も妥当とされている。 ※病院によっては手術が可能な曜日や時間帯が決まっており、その中から選択できる病院もあります。手術室の確保はもちろん、万全の体制で妊婦さんと赤ちゃんをサポートするために、医師、助産師、看護師などスタッフを確保することが必要です。そのため、手術日が限られていることがあります。 里帰り先の病院を受診した雛田さん。バースプランを書き、病院へ提出しますが「無理ですね」とバッサリ。 逆子を直すために体操(※)を試しましたが、直る気配がありません。病院で帝王切開について説明を受け、予定日より早く子どもに会えるうれしさと手術への恐怖が交互にやってくるのでした。 初めての出産に加えて、逆子で帝王切開となると不安になってしまいますよね。医師や助産師など、信頼できる人に相談して、リラックスした気持ちで出産当日を迎えたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※逆子体操について近年は無理な姿勢によるデメリットも指摘されているため、逆子体操は推奨されていません。 おなかが張る可能性があるので切迫早産と診断された場合や、医師から許可が出ていない場合は控えましょう。また、体操したからといって、絶対に治る可能性はありません。赤ちゃんはママのおなかの中でグルグルと動いています。そのため、妊娠中期までは頭の位置は変わりやすいですが、妊娠後期になっても逆子のままの人も一定数います。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ひぃちゃん
2023年12月01日3歳児健診は「家でやることがすごく多い」菊地亜美さんは長女・こあみちゃん(愛称)の3歳児健診を受診。これまでは医療機関に行って健診を受けるだけでしたが、今回は事前に送られてきた視力検査セット、聴覚検査セット、尿検査セットなどを使って自宅ですべきことがとても多いと感じ驚いたそう。さっそく、自宅で検査を進めていく菊地さん。こあみちゃんは基本的にきちんと受け答えしてくれましたが、視力検査で「見えない……」と言い出し、「ふざけてるのか、本当に見えないのかわからない」と判断を迷う場面も。確かにこの年頃の子どもの発言は本当か否か判断がつきにくいときもありますよね。菊地さんはこうした自宅での事前検査を踏まえて3歳児健診へ行き、無事に終えてからの感想も明かしています。この数年はコロナ禍で集団健診を取りやめていた自治体が多く、菊地さん親子にとって初めての集団健診だったようで、健診会場に他の保護者と3歳の子どもたちがズラッといる様子に圧倒されたそう。他の親子の様子に触れて……そんな中で印象に残った出来事があったといいます。会場で受けた視力検査でのこと。こあみちゃんがスムーズに済ませることができた一方、一緒に受けたお子さんは検査を嫌がり、その子のお母さんが「健診とかできなくて暴れちゃうんです」と言っていたそう。それを聞いた菊地さんは、こあみちゃんがスムーズにできていたことで「(私が)勝手にマウント取ってる気持ちになって」「(自分の子どもが検査をきちんと受けられなかった)そのお母さんの気持ちになってすっごい嫌だった」。集団健診という形で、子どもによってきちんと検査を受けられる・受けられないがはっきりしてしまうことに対して「ある親に対してプレッシャーにならないかな」と気になったと言います。また、歯科健診でも、大泣きしている子もいればスムーズにやっている子もいて、「(大泣きしている子の親が)なんでできてないんだ、うちの子だけ」と感じてしまわないか心配になったという菊地さん。当のこあみちゃんは保健師さんとの会話の中で、最近かなり気に入っているという「スクールのお菓子の時間に、友達にお菓子をあげたら、自分の手まで一緒に食べられた」エピソードトークを披露するなど絶好調。また、事前のチェックシートで◯をつけた「極端にいうことを聞かないことがある」という心配事に関して、詳細を相談したところ「成長過程なので大丈夫」との回答が得られたと明かしました。今回の3歳児健診で、自分の子どもの成長はもちろん、他の子どもの様子を目の当たりにし、様々な保護者の気持ちに思いを馳せた菊地さん。全体を通して「社会勉強になったな」と感じたようです。3歳児健診は子育ての不安や心配を解消する場でもある3歳児健診は、法律により定められている乳幼児健康診査のうちのひとつです。乳幼児健診が国で定められているのは、乳幼児期に見られやすい病気や異常を定期的にチェックすることで早期発見に役立ち、また異常が見つかった場合はいち早く対処できるからです。3歳児健診では、オムツがまだ取れない、言葉が遅い気がする、小食や偏食が気になる、落ち着きがなくて心配……などの相談をする保護者もよくいます。子供の成長は個人差が大きいので、元気に過ごしていれば心配ないことも多いですが、それでも気になるのが親心ですよね。定期健診は、そのような不安や心配、疑問を解消する目的もあります。医師などの専門家に直接話を聞けるいい機会なので、気になることは遠慮せずどんどん相談し、プロに適切なアドバイスを受けましょう。生活の中で気になった点をメモしておき、持参すると、より具体的な相談ができるのでおすすめです。参照:【医師監修】3歳児健診で何をチェックする?
2023年11月28日宴の後、布団の中で……柳原可奈子さんは2019年に一般男性と結婚し、同年11月に第一子長女、2022年11月に第二子次女を出産。今年4月公式Instagramを開設し、長女が脳性まひであることを公表しました。先日は「Happy Birthday長女が4歳、次女が1歳になったよ」と、長女と次女の誕生日をあわせてお祝いしたことをInstagramで報告。じいじ・ばあばも来てくれて、賑やかにお祝いをできたといいます。さらに意外な人からもサプライズが!柳原さんは「なんと‼️ ドラミちゃんから2人に『お誕生日おめでとう!』と電話がかかってきたの〜」と、まさかの“ドラミちゃん”からの祝電があったと明かし、ドラミちゃんから「いっぱい名前を呼んでもらって最高の思い出になりました」と綴りました。ドラミちゃんに電話をつないでくれたのは、アニメ『ドラえもん』でドラミちゃんの声優を務めているタレントの千秋さんで、以前から「お誕生日の時は言ってね」と気にかけてくれていたそうで、「本当に嬉しかったです」と柳原さん。素敵な思い出になりましたね。次女は初めてのバースデーということで、一升餅を背負ったり、選び取りカードをしたりと1歳誕生日の定番イベントも実施。一升餅はその重さに泣いてしまいましたが、選び取りでは「食べ物関係」をチョイスしていたのだそう。最後には、パパが手作り(!)した絵本「おべんとうバスのかくれんぼ〜我が家のみんなが登場バージョン〜」を読んで、パーティーは終幕。その晩、柳原さんが子どもたちと布団の中で「幸せだね〜」と言うと、長女から「しゃーせ」と同じ言葉が返ってきたそう。目を丸くして喜ぶ柳原さんに、長女はニコニコ笑顔で何度も「しゃーせ、しゃーせ」と繰り返し、スーッと寝付いたといいます。この日のことを「とっても嬉しかったあなたたちがいてくれるからずっとずっとママはしゃーせよ」と綴った柳原さんの投稿には、たくさんの祝福コメントとともに「読んでいてこちらまでしゃーせになりました」「しゃーせ、その言葉で涙出るほどこちらもしゃーせのおすそ分けいただきました」と温かい声が寄せられています。一升餅ってなに?一升餅(※画像はイメージです)赤ちゃんの初めての誕生日となる1歳のお祝いは特別なもので、「一升餅」「選び取り」などの儀式が定番となっています。しかしそもそも、なぜ赤ちゃんに餅を背負って歩かせるのでしょうか?「一升餅」には、容積の単位である「一升」を「一生」にかけて、「"一生"食べ物に困らないように」「"一生"健康に育つように」「丸いお餅のように、円満な人生を送ることができるように」といった願いが込められています。一升餅の儀式の行い方は地方によって違いがあり、「餅に子どもの名前を書き、背負わせて歩かせる」といったものもあれば、「餅の上に子どもを立たせる」といったものも。一升餅を赤ちゃんに背負わせる場合は、風呂敷やリュックなどにお餅を入れますが、重さはおよそ2kgにもなるので、重くて泣いてしまう赤ちゃんも多いですよね。あくまで縁起ものなので、背負うことができなくても大丈夫です。一升餅は「寿」や子供の名前が書かれた大きな丸餅が一般的。中には大きな丸餅ではなく、皆で分けやすいように一升分のお餅を小さな丸餅にしたものや、キャラクターやイラストが付いたものも。和菓子店さんやお米屋さんなどで注文することができますし、ネット通販でも購入できます。背負ったお餅は、儀式に参加した家族や親類で切り分けていただきましょう。
2023年11月27日娘は3歳半健診で弱視と診断され、治療のために専用のメガネが必要になりました。幼稚園や友人の同年代の子たちにも、メガネをかけている子はいます。しかし、いざ自分の子にメガネが必要となると、かわいそうという気持ちが出てきてしまいました。また、そんな自分の気持ちも受け入れられずに戸惑っていました。ある日、ママ友に気分の気持ちを話してみました。するとママ友の反応が衝撃的だったのです……。 ママ友の言葉私は世間話の延長で幼稚園のママ友に娘にメガネが必要になったことを、幼稚園で会ったときに話しました。ママ友の娘さんも治療のためのメガネをかけていました。 するとママ友は私に救いの言葉をかけてくれたのです……。 ママ友は「周りから見ると不自由とか大変って思われるかもしれないけど、子どもたちにとって治療は早いに越したことないからね! 頑張りましょう!」と明るく私に言いました。 眼科で医師にも言われた言葉で、当たり前のことなのかもしれません。しかし、同じ境遇のママから言われたことで、その言葉は私の心にとても響き、励みになりました。そして、私は娘の治療に前向きな気持ちで取り組もうと思えるようになったのです。 娘にメガネが必要になることを伝えると、友だちと一緒のメガネをかけられることに大喜び! また、友だちも娘がメガネをかけることに「おそろい!」と喜んでくれているとのこと。メガネをかけて仲良く遊ぶ2人の姿はとてもかわいらしく、ほほえましいです。友だちとそのママ、そして娘のおかげで私はもうメガネのわが子をかわいそうと思うことはなくなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラスト/海乃けだま著者:都 うめこ
2023年11月21日1歳半健診を前に「発達障害かもしれない」と感じていた生まれてすぐに育てづらさを感じていた娘ですが、ついに1歳半健診の通知がやってきました。1歳半を過ぎた娘は、発語は「ママ」「わんわん(数回)」の2つのみ。指差しは出ていません。まだ夜泣きがあり(生まれてからずっと朝までまとめて寝ることはない)、偏食と少食。そして多動がありました。うっすら「発達障害なのでは……」とその頃には考えていたので、もし指摘された場合はすぐ動こうと思っていました。健診会場に着くまでに母は疲弊。しかし娘は…Upload By マミヤ当日、1歳半健診の場所まで密室の公共機関=電車に乗って行かなくてはならないので、そこへたどり着くまででかなり気疲れしていました(わが家に自家用車はありません)。無事1歳半健診の会場に着き、手続きを終えると、私は下ろしてくれと暴れる娘を抱っこ紐から解放しました。その途端、走り出す娘。そしてまさかの身体測定室に乱入していきました。私は慌てて娘を追いかけて抱っこして部屋から出ようと思いましたが、娘は叫んで暴れます。やっと部屋から出るとその様子を待合室にいる方たちがびっくりした顔で見ていました。私は視線に耐えられず、そそくさと隅っこのソファに座りました。娘をなだめながら、隙あらば走り出す娘を連れ戻し、持参した音が鳴る本や絵本を高速でめくったりして(本の内容には興味ありません)、待ち時間をどうにか過ごしました。ずっと号泣しっぱなしの娘。保健師さんとの面談はできる?Upload By マミヤ1歳半健診で1番はじめにしたことは、身体測定です。娘はそこで服を脱がされた瞬間から終わるまで号泣でした……。その後の内科検診、歯科検診も号泣。ほかにも泣いているお子さんはいたので内心「うちだけじゃなかった……」とホッとしたのを覚えています。最後は保健師さんとの面談です。さっきまで泣いていた娘がちゃんとできるのかドキドキしながら挑みました。まずは積み木を使った検査でしたが、娘は積み木や重ねコップなどのオモチャが大好きだったので、私は「これならできるかも」と期待しました。ですが、娘は保健師さんの指示や見本に従わず、自分のやりたいように積み木を積んだり、手に持って遊んだりしています。これ以上はできないと悟ったのか、保健師さんは積み木を片づけようとしました。そして娘に「手に持っている積み木をちょうだい」と言いましたが、娘はもちろん手放しません。私は謝りながら娘の手から積み木をもぎ取りました。そこから娘は怒り、保健師さんの声がけも聞かなくなってしまったため、結局ほかの検査はできませんでした。保健師さんの沈黙、そして「要観察」に。最後に隣の子どもの様子が目に入り…Upload By マミヤその後に発語の確認があり、私は暴れる娘を膝の上で抱えながら「ママは言えます」と伝えました。すると保健師さんに「……パパは言えませんか?」と聞かれました。「まだパパは言えないです」と答えると、保健師さんは少し沈黙し、「2歳になったらお電話で発語が増えているか確認させてください」と言いました。検査がほとんどできていないのだから仕方ないと思いつつも、(やっぱり要観察になってしまった……!)とショックでした。でもすぐに「この子は何か発達に問題があります」と言われず、2歳になったら……と言われたことで(2歳まで様子を見ていいんだ……もしかしたら発達障害ではない可能性もあるの?)とも思ってしまい、こちらからはそれ以上何も言わずに面談終了となりました。面談が終わり席を立った時に、隣のテーブルでほかのお子さんが面談をしている様子が見えました。ちゃんとお母さんの膝に座り、興味津々に検査に取り組んでいました。そしてママをしっかりと見つめていました。それは私が理想として思い描いていた健診での親子の姿でした。Upload By マミヤ1歳半健診を振り返り、今思うこと今思えば、その時点で保健師さんに「育てづらいし発達障害ではないかと疑っている」旨を伝えるべきでした。でも私は「2歳になったら」という言葉にすがり、現実から及び腰になってしまいました。その後、娘に発達特性がたくさん見られるようになったため、2歳を待たずに自ら保健センターに発達相談の電話をしました。もちろん後悔もありますが、”私が娘の発達障害を受け入れるために必要な期間”の半年だったと思うようにしています。これがわが家の1歳半健診の様子です。正直今思い出してもつらかったですが、あの経験があったから今があると考えています。執筆/マミヤ(監修:鈴木先生より)言葉の出方には個人差があり、一般的には2歳までに単語が、3歳までに2語文が出ればいいとされています。1歳半健診で子育てに困難がある場合や何とも言えない場合は2歳でも対面のフォローが必要だと私は常々思っています。親御さんにおける神経発達症の受容には時間がかかることもあります。しかしできるだけ早く告知して受容が進み、療育につなげられれば親御さんの負担やストレスは多少軽減されるはずです。困ったらすぐに相談できる体制づくりも必要です。そして神経発達症のお子さんに理解のあるかかりつけ医を早めに見つけてフォローしてもらうことも重要です。みんなでチームを組んでお子さんの困難に向き合っていける社会づくりが急務なのです。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月16日現在2人の子どもを育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳! アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をマネさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年11月15日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」今回は、出産を控える女性のエピソードを紹介します。主人公は、妊婦健診でお腹の赤ちゃんが平均よりも体重が少ないことを知ります。もっと大きく育ってほしいと思っていましたが…。出産前の妊婦健診にて…体重の軽さが気になるが…その日の夜に陣痛が!破水してしまい…タクシーを呼ぶことに…その夜に無事出産!出産を喜ぶ2人だが…赤ちゃんの体重に衝撃!まだ小さいと思っていた…すくすくと成長!推定体重よりも1キロも重い元気な赤ちゃんを産んだ主人公。体重が少ないことを心配していた主人公は驚いたことでしょう。これからも、子どもの成長を楽しみにしたいですね。作画:小日向ひまり原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年11月13日2歳の息子は言葉が少なく、話す言葉は喃語と単語がいくつかだけ。1歳半健診のその後のフォローで、発達心理相談を受けてみることになりました。発達がゆっくりでもマイペースに成長してくれたらいいなと思っていた私ですが、臨床発達心理士さんからの視点で見た息子の状況を知り、衝撃を受けたお話です。 2歳を過ぎても言葉が増えない息子2歳の息子は単語いくつかと喃語で話すだけですが、親としては言葉の遅れが気になるものの、発達がゆっくりというだけでマイペースに育っているのかな、と比較的ポジティブに捉えていました。 しかし、1歳半健診から半年が経ったころ、住んでいる区の保健センターから「現在の状況を教えてほしい」と電話がありました。 言葉が増えていないことや保育園に通い始めたあとだったこともあり、登園することが大変なときもあると話をしたところ、一度発達心理相談を受けてみないかとすすめられたので、私も息子のことを知りたいと思い予約しました。 臨床発達心理士さんからみた息子の状況は 臨床発達心理士さんからのアドバイスは 息子の世界を知れてママ、うれしいよ相談にくるまでずっと息子のことをあいまいに捉えていた自分に対して、責める気持ちを0にすることはできませんでした。でも一方で雲がかかっていたところが晴れたように、すっきりした気持ちにもなっていました。 息子にとって楽しいと思えることをもっと増やしてあげたいと思いましたし、専門家の言葉には絶大な信頼を感じました。言葉だけじゃない、いろいろな視点で見てくれたことで親としての視野も広がったように思います。 現時点で、息子は発達障害の診断はおりていない状況です。息子は2歳だけど、発達としてはまだ1歳代とのこと。そして、このままの状況で何もしないというわけにはいかないということも、臨床発達心理士さんより言われています。生きていくうえで、息子が生きづらさをなるべく減らせるように親として、プロの力も借りながらサポートしていけたらと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤るみ保育園児の年子の母。現在3人目を妊娠中。看護師として働きながらの子育てでフルタイムや時短勤務の経験あり。ワークライフバランスや家計に役立つ情報、子育て経験から学んだことを発信。
2023年11月13日息子は、いわゆる「育てにくい子」でしたーー。ワンオペで息子のトールくんを育てるメイさんは、とてもつらい思いをしていました。トールくんが癇癪を起こすようになり、特に外で泣き出すと周囲の目が冷たかったのです。泣き止ませようとしてもうまくいかず自分自身にイライラしたり、周囲から「親なら黙らせろ」と言われ息子と一緒に泣くことも。「なぜ?」「どうしたらいい?」何度も自分に問いかける日々。その後、メイさんがたどりついた覚悟とは…?数年後にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の特性を持つ発達障がいだと診断される息子を育てる中で、メイさんが周囲の態度や言葉に傷つきながらも対処法を模索し、トールくんをサポートしていく様子を綴ります。こんにちは、メイです。ASD(自閉症スペクトラム症)とADHD(注意欠陥・多動症)の息子トールが1歳半頃から幼稚園に入園した頃までのお話です。いわゆる育てにくい子でした。外出先での癇癪、遊び場での他害…、たくさんたくさん、悩みました。当時は相談する相手もいませんでした。トールみたいに激しい子、なかなかいませんでしたから。ネットを見れば、関わりたくない、迷惑、公共の場に来ないでほしい等々、落ち込むような言葉ばかり。うるさいこの子が悪い。お友達をたたくこの子が悪い。わかりきっている事実です。今は、もう他害しません。あの頃の私のように、今悩んでる方が読んでくれたらいいなと思います。悪いのはこちらなのだということを重々承知した上で、これを描いています。そんな人もいるんだなと、あたたかい目で見ていただけると嬉しいです。■泣き続ける息子■「うるさい」と言われ…この頃は周りからの視線や声が痛かったです。癇癪の対応で私が血を流すことが本当に何度もあって…。この頃は初めての子育てだしわからなかったけれど、娘を育ててみたら娘によって私がケガをするようなことは全くありませんでした。激しい子だったんだと後になってわかりました。真っ最中は気づけないものなんですね。次回に続く「いわゆる育てにくい子でした」(全14話)は12時更新!
2023年11月09日30歳を超えたあたりから、明らかに体のラインが崩れてきたのを感じていました。そんな私が取り入れたフィットネスゲームとは!?スポーツゲームで楽しく痩せたい!もともと運動習慣がないので、年齢とともに体のラインが崩れるのは当然のことと思いつつ、やはりきれいに服を着こなせるようになりたいと思った私。早速、Nintendo Switchの「リングフィット アドベンチャー」と「フィットボクシング」のフィットネスゲームを購入しました。「これで痩せてシェイプアップだ!」と、意気揚々と始めたのです。意外としんどくて…「しょせんはゲーム」と侮っていましたが、これがものすごくしんどい……。体を温めるためのウォームアップとして、軽めの運動ができるリングフィット アドベンチャーを始めてすぐ、すでに息切れ……。そのあとにボクシングゲームをしてもへなちょこパンチしか打てず、これでカロリーを大きく消費しているとはとても思えません。徐々にプレイすることがおっくうになり、ついに挫折してしまいました。まとめ挫折したとはいえ、2カ月は毎日プレイしていたので、体重と体脂肪が少し減少する効果は見られました。また、少しヒップアップしたような気も。とはいえ、やはり続けることが大事だと思うので、私のような運動習慣のない初心者はまずストレッチから始め、徐々に運動負荷を高めていくほうが効率的だと学びました。(30代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/Ru著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月08日自閉スペクトラム症の息子、日常生活の中の不器用とはスバルは幼稚園での生活の中で、明らかに飛び抜けて不器用でした。特に道具を使うことが苦手で、筆、はさみ、縄跳び、楽器はもちろん、日常生活の中でも服のボタンやファスナー、お弁当包みなど、あらゆることにサポートが必要でした。この頃インターネットで「発達性協調運動障害(発達性協調運動症/DCD)」という言葉を知り、本を探して読みました。ダンスや縄跳びなどの協調的運動、ボール投げなどの全身運動、ボタンやファスナーなどの微細運動がとても苦手……。読めば読むほどスバルのことが書いてあるようで一人で納得しました。実際に「発達性協調運動障害」と診断されるのはもう少しあとになりますが、私はこの時からスバルには「発達性協調運動障害」があると思って接し、幼稚園にも配慮をお願いしていました。微細運動ではボタン、ファスナー、お弁当包みなどの身の回りのことは小学校入学までにどうにかマスターしましたが、道具の上達は非常にゆっくりです。全身運動ではブランコなどの遊具で遊ぶ姿はそれなりにサマになっていましたが、ダンスや体操は先生の個別指導がつくほど苦手でした。ちなみに両足ジャンプは4歳、片足立ちは7歳、ケンケンは8歳でマスターしたので年齢と比べてかなりゆっくり成長しているように感じています。※編集部注:発達性協調運動障害は現在、「発達性協調運動症」という診断名となっていますが、最新版『DSM-5-TR』以前の診断名である「発達性協調運動障害」といわれることも多くあります。この記事では、一般的にも使われることが多い「発達性協調運動障害」の名称も合わせて使っています。参考:発達障害(はったつしょうがい)|e-ヘルスネットもう一つの困り事年長になり「小学校」が目前に迫ってくる頃、もう一つ気になることがありました。それはひらがなが書けないことです。このくらいの年齢だと書けない子もたくさんいるのですが、「い」「こ」「つ」くらいの簡単な文字なら見本を見ながら書けると思います。でも、スバルにはそれができませんでした。ひらがなに興味がないわけではなく、むしろ文字が好きで1歳半からひらがなを読み始め、2歳の誕生日の頃には十数個、3歳の誕生日の頃にはひらがなの読みはマスターしていました。年長の春にはひらがな、カタカナ、アルファベット、小学1年生程度の漢字は読めるようになっていました。大人向けの自動車雑誌を愛読していたので「輸入車」「燃費」のような車関係の難しい漢字も読めました。しかし「い」と書かれた見本の真横に「い」を書くことができないのです。Upload By 星あかりこの「読み」と「書き」で、できることの大きな開きが私を不安にさせました。スーパー不器用BOYとして小学校入学。特別支援学級へひらがなに関しては入学直前の春休み中、とあるゲームにどハマりし「登場するキャラクターの名前やアイテムの名前をリスト化したい」という欲求が限界まで高まり、ぼんやりとですが模倣できるようになりました。そして読めるか読めないかギリギリラインではあるものの自分の名前が書けるようになりました。この時は綺麗な丸や三角はまだ書けないくらいの不器用さだったので、自分の名前もしっちゃかめっちゃかなラインではあったものの、人類が月に降り立ったレベルの感動でした。数日前の入学前の面談では「まだ自分の名前も書けません」と相談したばかりだったので、まさか入学までに自分の名前が書けるようになるとは思いませんでした。Upload By 星あかりこの時のスバルは、作業療法士さんの検査で「とても不器用」と言われたものの診断は受けていなかったので、学校にどのように配慮をお願いして良いのか少し悩んでいました。しかしスバルの就学先の特別支援学級では、診断名があろうがなかろうが困り事に向き合った配慮をしてもらえました。例えば、文字を書くのが苦手なスバルなら、マスからはみ出ていてもトメやハネがむちゃくちゃでも、丁寧に書いていれば丸をもらえました。そしてスバルの成長レベルに合わせて少しずつ正しい字が書けるように導いてくれました。成長と言っても「読めるか読めないか」から「ギリギリ読める」そして「だいたい読める」レベルのゆっくりとした成長ですが、難しい漢字でも「だいたい読める」字が書けるようになったのは本当にものすごい成長です。さまざまな教科で不器用による困り事がありましたが、先生がいろいろな方法を試してくださったり、私がインターネットで調べた便利グッズを使ってみたり、ときにはスバルから代替案を提案したり、過ごしやすいように工夫していました。それがごく普通に行われる環境でした。さまざまな苦手を抱えたほかのクラスメイトたちも、それぞれが学びやすいように工夫していました。苦手なことに対して配慮してもらえ、自分で提案した工夫が採用されて、クラスメイトもそれぞれ苦手なことを工夫しながら学んでいる環境は、スバルにとってとても過ごしやすそうに感じました。「小学校に入学するまでにひらがなが書けるように」と、気負う必要はなかったなと安堵しました。得意なはずの算数で、まさかのつまずきが……!特別支援学級の中で、得意分野を伸ばしつつ苦手分野を少しずつ底上げしながらのびのびと学んでいたスバルでしたが、特に算数は不器用が影響しないので気に入っているようでした。しかしそんな算数の授業にそれは突然現れたのです。そう、定規です。スバルは定規で直線を引くことが難しかったのです。左手で定規を押さえて右手で線を引くことがなかなかできませんでした。最初は左手で押さえた定規が鉛筆に押されて動いてしまい、まっすぐな線が引けませんでした。そこで左手で定規をしっかり抑えるようにアドバイスすると、マックスパワーの左手で定規を押さえ、同じくマックスパワーの右手で線を引くものだからプリントやノートはビリビリに破けてしまいました。どうやら左手は強く、右手は優しくというような使い分けが難しかったみたいです。これには工夫の達人である先生も悩んでしまいました。結局、裏に滑り止めのついた定規を何本も買い、何度も練習しているうちに「ギリギリ直線……?」が引けるようになりました。スバルはのちに「かけ算よりも直線を引くほうが難しかった」と語っています。そんな苦手だった定規も、いつの間にか使えるようになりました。算数だけでもコンパス、分度器、そろばんと次々と大きな壁が現れますが、アイデアを出し合いながらコツコツと地道に向き合っていると、案外知らぬ間にできるようになっていたりしました。できるようになったと言っても、上手になったわけではないし年相応とは言えないのですが、この日々を通して私とスバルは技術的にも精神的にも苦手との向き合い方を学んでいます。ときにはクラスメイトとの差を目の当たりにし悲しむ日もありますが、アイデアと地道な努力でゆっくりゆっくり進んでいます。執筆/星あかり(監修:初川先生より)スバルくんの著しい不器用さ(発達性協調運動症)に関する育ちと手立ての歴史のシェアをありがとうございます。自閉スペクトラム症、ADHD(注意欠如多動症)、SLD(限局性学習症)の3つの発達障害にくらべると、発達性協調運動症(DCD)は知名度もいまひとつであったり、手立ての方策も詳しい人は詳しいけれど、なかなか詳しい人に出会いづらいという面が残念ながらあります。特別にトレーニングや練習を重ねる方向性ももちろんありますが、日常生活や学校生活の中でできることもあり、そうした面について今回のこちらのコラムでご紹介いただいたように思います。苦手なことを「どうしてできないのだ、練習が足りない!」と無理にやらせてもできるようにはならず、今できることを着実に熟達させていくと共に、少しずつ上手なやり方へと寄せてゆくような関わりが大切です。あかりさんや学校の先生方(スバルくんは自閉症・情緒障害の特別支援学級に在籍されていますね)が一緒に工夫されてきたような、手立て・工夫を施しながら本人の成長を待つ方法、とても素晴らしいと感じました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年11月07日雑貨店の店長を務めるオムニウッチーさんがつづる、自身が経験した恋愛マンガ。子宮内膜症の手術を機に、10歳下の彼氏・高倉健のやさしさや愛情を再確認したオムニウッチーさん。ですが、避妊具でもあるミレーナ処置の相談をしたら、高倉がエッチのことばかり考えていることがわかり、オムニウッチーさんをあきれさせます。その後、ネットの口コミを調べまくると……。処置の痛みを覚悟していたけど…!オムニウッチーさんは、子宮内膜症の予防が期待できるミレーナを子宮に入れてはどうかと医師から提案されます。高倉にも相談しますが、ミレーナが避妊具でもあると知った高倉は「ゴムなしでエッチできるってこと!?」と発言し、オムニウッチーさんをドン引きさせます。オムニウッチーさんは処置までの1カ月、ミレーナ体験者の口コミを調べまくり……。術後の予防策としてミレーナを装着することに。処置してもらうまでの1カ月間、ミレーナを装着した人たちの口コミについて調べると「痛かった」という意見が圧倒的に多く、一気に不安になる私。……そんなに痛いの?? 怖い!!!不安の中、やってきたミレーナ装着日。あまりの怖さに先生に麻酔をお願いするも苦笑いされる始末。そうか、ミレーナ装着で麻酔する人なんていないのか……。「座薬なら……」と提案してもらい、鎮痛効果のある座薬を処方してもらうことに。ドキドキの中、いざ装着!!!痛い? 怖い! 痛い?? 怖い!!!! パニックになりそうなそのとき、「はい、終わったよ~」と先生の声。え? あれ??? 終わった?? 全然、痛くなかったーーーー!!!!私の心配は杞憂に終わったのでした。帰り道、ちょっとお股の部分がチクチクする違和感はあったけど、数日後にはなくなっていました。先生から、妊娠したいときは外せることやSEXについての許可が下りたものの……。SEXできるってわかったら高倉くんは大喜びでしてきそうだから、このことはしばらく黙っておこうと思ったのでした。-----------------初めて受ける医療処置、しかも子宮に器具を入れるとなったら不安でいっぱいになりますよね。でも、痛みもなく処置できて、装着後の違和感もすぐに治ったようで何よりです!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/オムニウッチー(42歳)アラフォー。北海道在住。普段は、キッチン雑貨店で店長をしている。Instagramでは、店で遭遇するお客さんとのエピソードや自分の体験などを漫画にしている。 Instagram:@omni_uttii821
2023年11月05日4番目の子を出産したあとも、仕事への早期復帰を目指していたが……私は毎日4人の子どもの育児に追われているママです。3番目の娘がまだ1歳半の頃の話ですが、元気に動き回る子で、当時4人目を妊娠していた私は、大きなお腹で追いかけ回るのがきつくなり始めていました。もう妊娠後期だったこともあり、動きづらいと知っている1番目の姉と2番目の姉が妹をずっと見てくれていたので、すごく助かっていたのです。生活のため・子どもたちのためにもしっかり稼いでいきたいと思っていたので、これまでは、子どもたちが生後2か月になると保育園に預けて仕事に専念してきました。なので、4番目の子も同じように2か月で保育園に預ける予定だったのですが、三女の1歳半健診で医師に言われたことにとても動揺しました。その言葉は……「それ、育児放棄じゃない?」と言われて動揺医師に色々質問され、挙句の果てに「上のお姉ちゃんが見てくれている?お母さん、それ育児放棄してません?それに、生後2か月から保育園に預けるなんてかわいそう!子ども嫌いなの?」なんて言われて、ショックを受けてしまいました……。まさか健診で、見知らぬ医師から「保育園に預けるのは悪いこと」なんて言われてるとは思っていませんでした。保育園の先生はすごくしっかり見てくれていて、子どもたちはすくすく成長していっています。仕事をしなければいけない理由だってあるのに……と悲しくなりました。保育園の先生の言葉に救われた。これからも感謝の気持ちを忘れない一応、最後に保健師さんから医師の態度についてお詫びを言われたのですが、気になって保育園の先生にも相談しました。すると、先生は「気にしなくていいです!私たちは子どもさんたちを見て、元気をもらっていますから!これからも、私たちを頼りにしてくださいね。お母さんが頑張っているの、子どもさん達も分かってくれてますから!」と……。人それぞれ違うんだ、私はこれでいいんだとそう思えました。医師の意見に少し不安になってしまった私でしたが、保育園の先生のあの言葉ですごく助けられ、「私は私なりに子どもたちを愛していこう」と今も心から思えるようになりました。あの時は本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2023年11月04日一般財団法人 明治安田健康開発財団 が運営する「明治安田新宿健診センター」では、2023年ピンクリボン月間において、10月31日まで、性別・年齢に関係なく健診受診者の皆さまに向け、「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しています。このキャンペーンはKNOWYOURLEMONSによる「#knowyourlemonsキャンペーン」に賛同するとともに、同団体の教材を使用して乳がん啓発活動を実施するものです。ピンクリボンデー、ピンクリボン月間とは毎年10月1日は、ピンクリボンデーとして、乳がんの早期発見・早期治療の重要性を広くお伝えする日と定めるとともに、毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を行う目的で、様々なキャンペーンが世界的に展開されています。日本でも啓発キャンペーンが多く行われ、世界各国でも、イルミネーションが行われるなど、ピンクリボン運動は、乳がん検診の啓発運動だけでなく、乳がんになった人を支えていく世界を目指して活動しています。これらの活動をふまえ、明治安田新宿健診センターにおいても、10月を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」として、10月31日まで、多くの方に乳がんについて関心と理解を深めていただく「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しております。■大切な事は定期的な乳がん検診と、あなたのレモンをよく知ることそして、あなたの大切な人のレモンを知りましょう。<ピンクリボンキャンペーン2023の概要>・施設内デジタルサイネージの活用等により、男女フロア関係なく、また、多言語により、より幅広い受診者へ乳がんを意識する月とし、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を推進・フロア内を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」をイメージするピンクでデコレーション・趣旨に賛同する職員はピンクリボンバッチを装着するとともに、ピンクリボン月間中の朝礼で乳がんについてのラーニングを行うことで、職員の知識と意識の向上を企図・財団の社会貢献活動、ならびに明治安田生命グループの職員が全員参加するKizuna運動の地域貢献活動の一環として、NPO法人に寄付を実施乳がんは女性のがんの半数を占めるポピュラーな病気です。年齢別にみると、40歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、最近では60歳、70歳代にも多くみられます。また、乳がんは男性にも発症することがあります。乳がんは、定期的に乳がん検診を受け早期発見することで、生存率は高くなりますので、罹患後にも人生を愉しむチャンスがたくさんあります。10月にご受診いただくお客さまには、本キャンペーンにより、性別、年齢等にかかわらず、乳がんについて関心と理解をよりいっそう深めていただければ幸いです。■「明治安田新宿健診センター」施設概要名称:明治安田新宿健診センター(センター長:三森 教雄)所在地:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年10月30日一般財団法人 明治安田健康開発財団(理事長:今泉 宏久) が運営する「明治安田新宿健診センター」(センター長:三森 教雄、所在地:渋谷区代々木)では、2023年ピンクリボン月間において、10月31日まで、性別・年齢に関係なく健診受診者の皆さまに向け、「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しています。このキャンペーンはKNOWYOURLEMONS( )による「#knowyourlemonsキャンペーン」に賛同するとともに、同団体の教材を使用して乳がん啓発活動を実施するものです。■ピンクリボンデー、ピンクリボン月間とは毎年10月1日は、ピンクリボンデーとして、乳がんの早期発見・早期治療の重要性を広くお伝えする日と定めるとともに、毎年10月は「ピンクリボン月間」として、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を行う目的で、様々なキャンペーンが世界的に展開されています。日本でも啓発キャンペーンが多く行われ、世界各国でも、イルミネーションが行われるなど、ピンクリボン運動は、乳がん検診の啓発運動だけでなく、乳がんになった人を支えていく世界を目指して活動しています。これらの活動をふまえ、明治安田新宿健診センターにおいても、10月を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」として、10月31日まで、多くの方に乳がんについて関心と理解を深めていただく「ピンクリボンキャンペーン2023」を実施しております。乳がんは女性のがんの半数を占めるポピュラーな病気です。年齢別にみると、40歳代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎え、最近では60歳、70歳代にも多くみられます。また、乳がんは男性にも発症することがあります。乳がんは、定期的に乳がん検診を受け早期発見することで、生存率は高くなりますので、罹患後にも人生を愉しむチャンスがたくさんあります。10月にご受診いただくお客さまには、本キャンペーンにより、性別、年齢等にかかわらず、乳がんについて関心と理解をよりいっそう深めていただければ幸いです。毎年10月は「ピンクリボン月間」KNOWYOURLEMONS(1)KNOWYOURLEMONS(2)KNOWYOURLEMONS(3)資料出所:KNOWYOURLEMONS ( )■大切な事は定期的な乳がん検診と、あなたのレモンをよく知ることそして、あなたの大切な人のレモンを知りましょう。<ピンクリボンキャンペーン2023の概要>・施設内デジタルサイネージの活用等により、男女フロア関係なく、また、多言語により、より幅広い受診者へ乳がんを意識する月とし、乳がんに関する正しい知識の普及、乳がん検診の受診を通じた早期発見・早期治療の啓発を推進・フロア内を「乳がんを意識する月(Brest Cancer Awareness Month)」をイメージするピンクでデコレーション・趣旨に賛同する職員はピンクリボンバッチを装着するとともに、ピンクリボン月間中の朝礼で乳がんについてのラーニングを行うことで、職員の知識と意識の向上を企図・財団の社会貢献活動、ならびに明治安田生命グループの職員が全員参加するKizuna運動の地域貢献活動の一環として、NPO法人に寄付を実施■「明治安田新宿健診センター」施設概要明治安田新宿健診センター名称 :明治安田新宿健診センター(センター長:三森 教雄)所在地 :東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル 12階アクセス:地下道(ワンデーストリート)出口O-1隣接※天候を気にせずお越しいただけます・新宿駅(新都心出口6)より徒歩約3分(京王新線・新宿線・大江戸線)・新宿駅(南口)より徒歩約8分(JR・小田急線・京王線)・都庁前駅(A2出口)より徒歩約6分(大江戸線)アクセス<予約・お問合せ先>電話予約: 0570-03-5489(平日9:00~16:00/土日祝休診日を除く)WEB予約 : ■団体概要一般財団法人 明治安田健康開発財団は、明治安田新宿健診センターと健康増進支援センターを運営しております。明治安田新宿健診センターは、「安心と信頼のかかりつけ人間ドック」として、1975年の創業以来60万人を超える方が受診されている歴史と実績のある健診センターです。健康増進支援センターでは、専門職のノウハウを活かした健康増進支援プログラムの開発・提供・普及活動による健康づくりのサポートを行っています。名称 : 一般財団法人 明治安田健康開発財団代表者 : 理事長 今泉 宏久所在地 : 東京都渋谷区代々木3-22-7設立 : 2016年12月1日基本財産 : 300万円事業内容 : 健康増進を目的とする健康診断の実施公衆衛生の向上に資する調査研究及び知見の普及啓発一般の健康増進に資する調査及び研究を実施している団体への支援健康保持・増進を推進する団体への支援その他この法人の目的を達成するために必要な事業公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月25日娘が1歳半のときのお話です。このころの娘は少しは言葉を理解しているようでしたが、まだ周りの状況を理解することはできないと思っていました。しかし、私が風邪で倒れてしまった際、予想外の行動をとってくれたのです。ママが風邪でダウンした日ある日、私は風邪をひいてしまいました。熱が39度まで上がり、1日中強烈な吐き気に襲われました。もう、育児どころではありません。 実母が家に来てくれて、双子の娘と息子の面倒をみてくれることに。私はすぐに病院へ行き、胃腸風邪(感染症胃腸炎)の診断を受け、帰宅後は寝室で横になっていました。 いつもと違う様子に気づいた娘当初、娘は普段通りの様子でした。しかし、娘は私がいつまでたっても戻らないことを不思議がり、寝室で寝ている私を探し当てました。娘は「遊ぼうよ」と言うように、横になっている私の顔の前におもちゃを差し出します。 私は、「遊ぶのは無理だよ。ママは病気なの」と伝えましたが、娘は理解できていないようでした。しかし、いつまでたっても構ってくれず、横になるばかりの母親の様子に、娘なりに何かが変だと悟ったようです。 娘がまさかの行動に!?何かを感じとった娘は、おもちゃをその場に残し、どこかへ行って戻ってきました。すると、娘の手には娘の大好きなラムネとクッキーが握られていました。「あいっ」と元気な声で私に渡すと、再びどこかへ行き、今度は私のスマホを持って戻ってきた娘。 私がスマホを受け取ると、またどこかへ行き、今度は私がよく読んでいる雑誌を持ってきてくれたのです。そこで、ようやく私は娘の意図に気が付きました。きっと娘は、私が喜ぶものを持ってきてくれたのだと思います。 ママに喜ぶものを渡して、元気を出してほしいという意味だったのでしょう。病気の意味は理解できずとも、娘なりにいろいろ考えて私を励ましてくれたのだなと、娘のやさしさに感動しました。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:長谷川 なぎ
2023年10月18日皆さんは性行為をした後、どうしていますか?中には、初めての性行をした後、不安になった方もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関するエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。40歳、会社員のBさんの場合……初めての性行為後、お互い緊張と疲れからか、そのまま気絶したように寝てしまいました。ここでクイズです!初めての性行為後、すぐに寝てしまったBさんたち。その後、起きたBさんは彼女を見てびっくりします。それは一体どんなことでしょうか?ヒントは、性行為時に使用したコンドームが関係しています。正解は!?気がつくと、彼女の中にコンドームだけが残った状態になっていました。恥ずかしさと液漏れの心配からくる不安が入り混じった気持ちでした。(40歳/会社員)こんなときどうする?コンドームがパートナーの中に残ったままだったというヒヤッとするエピソード。性行為後は、さまざまなホルモンが分泌されるため眠くなりやすいかもしれませんが、コンドームを外してから処分まで行い、少しでも性病リスクを下げるためにトイレに行ったりりシャワーを浴びたりするとよいでしょう。また、もし「避妊に失敗してしまったかも」と思ったら、すぐに婦人科医にアフターピルを相談しましょう。72時間以内の服用で妊娠の可能性を1%台まで下げることができ、行為から服用までの時間が短ければ短いほど避妊の確率は高くなります。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年10月18日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断に納得がいかず、保育センターの親子教室などに自主的に参加して幼稚園に備えました。入園当初こそ不安要素がいっぱいの次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、担任の先生から問題行動の報告があり、発達医療センターに行くように言われ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて、就学のため小学校の特別支援級を見学。次に受けるウィスク検査(IQテスト)でほぼ決まるという長男の就学先は、普通級という結果に。すると園長は不服な様子で次は次男の検査をすすめてきてーー。病院から兄弟2人の診察予約が取れたという連絡が入り、次男の担任の先生に報告すると安心した様子。さらに診察結果はすぐに連絡するように伝えられました。予約も診察結果も頻繁に状況確認をしてくる幼稚園。何をそんなに急いでいるのでしょうか? 医師「僕もADHDなので」ーーえ、そうなんですか? ※adhd→ADHD(一般的には大文字で表記されます)※親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5~10倍高いと言われています。親がADHDの場合、50~80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果もありますが、ADHDは遺伝要因だけで発症するわけではなく、環境要因も組み合わさるとされています。 病院(児童発達センター)を予約してから半年、診察日に兄弟2人を連れて行ったゆーとぴあさん。1時間以上の待ち時間を経てようやく診察室へ。 じっとすることが苦手な次男はすぐに部屋から出てしまうので、スマホを見せようとすると、弟ばっかりズルいと長男。次男はそういう子だから仕方ないと言い聞かせますが、いつもガマンしている長男は納得いきません。結局、次男はプレイルームで待機。 その様子を見ていた医師が、長男は自分はルールを守るのに弟は許されることに矛盾を感じており、それが長男のかんしゃくの一因になる可能性もあるため、ルールは守ったほうがいいと言われます。 ほんの数分で兄弟の状況を見抜く医師に感動するゆーとぴあさん。他に何か困っていることはないかと聞かれ、忘れ物や落とし物など注意不足の傾向があり、自分自身がそうであるため、長男は遺伝かもしれないと思っていると伝えました。 「長男くんは多分ADHDで、ママもそうなんじゃないかなと思います」発達障害の6割は遺伝だと言われていると伝えられ、なんと医師自身もADHDだと聞きゆーとぴあさんは驚くのでした。 ◇◇◇ 幼稚園のすすめにより児童発達センターの診察を受けにきたゆーとぴあさん。兄弟2人を連れてくるのは大変でしたが、医師による兄弟それぞれの特性を見抜いた適切な言葉に感動します。これまで相談しづらかった悩みについて、この先生ならじっくりと耳を傾けてくれそうなので、いろいろ話せるといいですよね。 小児科専門医の松井先生によると、「多動傾向、注意欠陥等の症状は小児科外来でもよく見かけます。ご両親も似たような性格だと感じたり、ご自身もADHDだとおっしゃる方もいらっしゃいます。医師の中にもADHDの人がいて、そういう人は新しいことに積極的に取り組まれており、それはADHDの良い面でもあります。主人公のお子さんも大変なこともありますが、良い面もあることをみてあげることが大切です。周囲の人が困ってしまったり、本人もつらい思いをするのであれば、服薬するのもひとつの手段。それで楽になれば自己評価も高くなり、周りの方も安心するでしょう」とのこと。薬などの使用も選択肢に入れて、ゆーとぴあさん親子が少しでも楽になるといいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月16日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断が出ますが納得がいかず、保育センターの親子教室などにも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園当初こそ不安要素がいっぱいの次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、長男もほぼ同時期に発達医療をすすめられて、就学のため小学校の特別支援級を見学。個人のペースに合わせてくれる支援級もいいかもという感想を持ちました。次はウィスク検査(IQテスト)を受けた長男。その結果はーー?長男の結果では普通級が望ましいと告げられ、驚くゆーとぴあさん。園長はこの結果に不服そうな様子ですが、支援級を覚悟していたゆーとぴあさんは肩透かし状態に。しかも園長は長男の検査結果については何も触れず、次は次男の検査を急かしてきました。息子たちの発達に日々悩んでいるというのに、親の気持ちは置いてけぼりで淡々と進めようとしてくる幼稚園のやり方にモヤモヤが残ります。 しきりに病院の予約状況を確認して急ぐのはなぜ? 夏から秋になり、幼稚園から要請のあった兄弟2人の病院の診察予約がやっと取れたという連絡が入りました。 「あのっ、診察まだ取れませんか?」次男の担任の先生から診察が取れたかどうかの確認が頻繁におこなわれ、11月に取れたと報告すると安心した様子で、さらに診察結果をすぐ伝えるようにと急かされます。 はいと返事をしたものの、幼稚園が何をそんなに急いでいるのかがわからないゆーとぴあさん。幼稚園に対する疑念にまたモヤモヤしてーー。 ◇◇◇ とにかく、わが子への病院や検査のスケジュールを急かしてくる幼稚園。ただせき立てられるだけでは幼稚園に対しての不信感にもつながりますよね。急ぐ理由をきちんと説明してほしいものです。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月15日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診では問題なしとの診断が出ますが納得がいかず、保育センターの親子教室やほかの施設の教室にも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園式こそ、制服を嫌がりじっとしていられない次男でしたがすぐに幼稚園に慣れ、ひと安心。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、ほぼ同時期に長男も発達医療をすすめられ、就学のため小学校の特別支援級を見学します。ゆーとぴあさんは支援級よりむしろ普通級の授業内容の複雑さに衝撃を受けるのでした。長男の学校見学で支援級の個人のペースに合わせてくれる手厚さに、それもいいかもと思い始めたゆーとぴあさん。次はウィスク検査(IQテスト)を受けさせ、結果を聞きに幼稚園へ。これで長男の就学先がほぼ決まるのですが……。得意なことと苦手なことの差が激しいという特徴が見られるものの、この結果では支援級から断られますよと言われて驚きを隠せませんでした。 長男の就学先が決まったのに、素直に喜べないーー 「支援級だって定員がありますし」教育委員会の担当者から、まるでこちらが支援級を希望していたかのように諭され困惑するゆーとぴあさん。 「園長はすぐ支援級をすすめる」というママ友の言葉が浮かび、園長のほうを見ると明らかに不服そうな表情をしています。結局、長男は普通級が望ましいということになり、支援級を覚悟して臨んだゆーとぴあさんにとって複雑な気持ちで終わった結果報告会でした。 「次は次男君も検査を受けてくださいね」長男の検査が終わるや、結果について園長からの言葉は何もなく、次とばかりに次男の病院や検査の話をし出すことに怒りが湧き上がってきます。 今回の結果に辿り着くまで悩み続け、支援級の見学にも出かけ、義理の叔母や実母にもいろいろ言われて、ゆーとぴあさん自身も傷ついてきただけに心の行き場がありません。長男の就学先が決まって肩の荷がひとつ降りたものの、モヤモヤは拭えないままでした。 ◇◇◇ 紆余曲折あった長男の就学先は、普通級という結果で落ち着きました。園長からの求めに応じて検査となったはずなのに、結果に不服そうな様子の園長は長男が終わったら次男と、2人の母親であるゆーとぴあさんがどれだけ不安だったかに寄り添ってくれません。ママにとってはどれも初めてのことばかりなので、心理的な不安に寄り添う言葉もかけてほしいものですよね。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月14日お笑いトリオ「3時のヒロイン」のゆめっち(28)が、10月12日放送のバラエティ番組『トークィーンズ』(フジテレビ系)で1年半ぶりのテレビ復帰を果たした。番組ではMCを務める指原莉乃(30)が「今日から3時のヒロインさん、久しぶりに3人揃いました!」と報告。すると、ゆめっちに対して出演者から「おかえり!」の声が続々と上がることに。またゆめっちは自身の休養中に新しくなった番組セットに触れ、「椅子、フワッフワですね!」と声を弾ませていた。ゆめっちといえばツインテールの印象が強いが、『トークィーンズ』ではパーマのかかったショートヘアに。X(旧Twitter)では《髪型可愛すぎん?????》《可愛い》と好評だ。いっぽうで《ゆめっち痩せた?》《ちょっと痩せた感じするなあ》《ゆめっち痩せたな》という“変化”を指摘する声も相次いだ。昨年4月から体調不良を理由に活動を控え、その翌月に休養を発表したゆめっち。その休養期間は、壮絶なものだったようだ。「ゆめっちさんは昨年1月頃から体調不良に悩まされ、お腹の下あたりが突然叩かれているぐらい痛くなったといいます。1週間ほど休養して元気になったものの、翌月の後半に同じような腹痛や発熱が。病院では『原因不明だが肺に水が溜まっている』と診断されたとも語っていました。仕事を休んで家で安静にしていたものの、気分がどんどん落ち込んでしまい、休養期間は笑顔も減ることに……。外出もしなくなり、体重が90kgを超えるほどの激太りも経験したといいます」(スポーツ紙記者)1年半にもわたる壮絶な体調不良を乗り越え、復帰を果たしたゆめっち。ファンはエールを送っている。《久しぶりにテレビでゆめっちを見て、嬉しかった。ゆっくりのペースでいいのでまた、ネタ番組で3人のコントが見たいですね》《体力面・精神面どちらも無理だけはしないで自分のペースで頑張ってほしいです》《気負いせず、のんびりマイペースで頑張ってほしいですね》ファンは“元気なゆめっち”を楽しみにしているようだ。
2023年10月14日2人兄弟を育てるゆーとぴあさん。2歳児健診で長男は言葉が遅いと発達相談を受けます。次男は言葉の遅さに加えて多動傾向があるものの、健診で問題なしとの診断に納得がいかず、保育センターの親子教室やほかの施設の教室にも自主的に参加して幼稚園に備えました。入園式こそ、制服を嫌がりじっとしていられない次男でしたが予想に反してすぐに幼稚園に慣れます。しかし、先生から問題行動の報告を受け、発達医療センターに行くように言われ、ほぼ同時期に長男も発達医療をすすめられ、就学のため特別支援級の見学をすることになりーー。7月のある日、小学校へ支援学級の見学に訪れたゆーとぴあさん。情緒クラスは落ち着いていて、知的クラスは元気で自由な印象でした。1年生の普通級も見学すると、算数にほかの科目要素も含まれている複雑な内容に驚きます。また、全員着席をしている様子を見て長男が通えるか不安を覚え、支援級よりむしろ普通級にショックを受けたのでしたーー。 「ドッドッドッ」これで決まる! 緊張の一瞬 ※「ウィスク(WISC)検査」とは、世界各地で使用されている児童用の知能検査。「言語理解」「知覚推理」「処理速度」「ワーキングメモリー」の4つの指標とIQ(知能指数)を数値化する検査で、子どもの特性や得意なもの・不得意なものなどがわかります。 学校見学をしてみて、個人のペースに合わせてくれる支援級もいいかもと思い始めたゆーとぴあさん。次はウィスク検査を受け、2週間後に結果を聞きに幼稚園へ。長男の就学先はこの結果次第でほぼ決まると言います。 心理士より、テスト中は座っていられた伝えられ、平均点100点のところ長男は90点。処理速度と知覚推理は得意、言語理解が苦手で、得意と苦手の差が激しい凸凹があると報告を受けました。 このテスト結果を踏まえた長男の就学先は?緊張が走ります。「この結果では逆に支援級から断られますよ」ーーこの場に腹を括って臨んでいたので、一気に力が抜けるゆーとぴあさん。ん?え?いろんな疑問符が駆け巡りました。 ◇◇◇ 幼稚園の先生からの報告や、義家族、実母。いろいろなところからわが子の特性、発達障害についての無理解やプレッシャーをかけられ、さらに子どもの発達障害はゆーとぴあさんが原因ではないかと一方的に決めつけられてきました。自分でも調べて落ち込んだりもしていたため、この結果に様々な疑問が沸いてきます。幼稚園側はどんな反応をするのでしょうか。次の話ゆーとぴあさんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ
2023年10月13日つま先立ちはしていたけれど平均的な成長をしていた【0~3歳の頃のスバル】0~3歳の頃のスバルは、平均的な時期におすわりやハイハイをし始め、歩行や階段上りも気になる点はありませんでした。自閉スペクトラム症と診断されてから振り返ると、発達障害の特徴として耳にする『つま先立ち』をしていた時期もありました。しかし、スバルはハイハイより先にブリッジで移動していたし、おうち用のジャングルジムはかなり上手だったので、つま先立ちに関しても「人とは体の使い方が違うのね。もしかしてアスリート系かしら?体操教室に通わせなきゃ」くらいに思っていました。※編集部注:DSM-5、ICD-11訳語案では「発達性協調運動症」の名称に変更が予定されていますがこの記事では、一般的にも使われることが多い「発達性協調運動障害」の名称も合わせて使っています。参考:発達障害(はったつしょうがい)|e-ヘルスネット運動会のダンスで不器用さを感じ始めた【年少の頃のスバル】幼稚園に入園してからもお絵かきや塗り絵はちょっと前衛的すぎるかなと思ったりもしましたが、遊具の階段やロープは登れていたし、個人個人の成長の差が激しい「年少クラス」という空間では、スバルの不器用さは飛び抜けて目立つものではありませんでした。最初に「おや?」と思ったのは運動会のダンスでした。右を向くべきときに右を向き、腕を上げるべきときに腕を上げていましたが、一人だけやたらと可動域が狭い感じの省エネダンスをしているように見えました。自信がなかったり、恥ずかしそうにしたりしている園児の中にはそんな風に踊る子どももいましたが、スバルの顔は自信に満ちあふれていたので違和感がありました。そして、そのダンスの中でスバルが両足ジャンプをできていない事に気がつきました。当時通っていた療育の先生から、発達障害のある子には不器用な子どもも多いと聞いていたので「これがそうなのかな」と思いました。両足ジャンプは仲良しの年長さんが何日もかけて熱い指導をしてくれたおかげで年少の終わりにマスターしました。発達性協調運動障害(発達性協調運動症)という言葉を知った【年中の頃のスバル】年中になるとダンスの振りつけはもちろん、工作やお絵かき、粘土など、出されるテーマの難易度がぐっと上がりました。使う材料や道具も増え、工程や指示も難しくなりました。得意な子はもちろん、苦手な子もなんだかんだでこなしている中、スバルだけついていけていない気がしました。芸術に正解はないので、でき栄えについては「何をつくったのか分からないけど超かわいい」としか言いようがありませんが、とにかく道具が使えないのです。筆、はさみ、縄跳び、楽器はもちろん、日常生活の中でも服のボタンやファスナー、お弁当包みなど、あらゆることにサポートが必要でした。年少の頃は年齢的に不器用な子どももたくさんいましたが、年中になってクラスメイトたちの成長に置いていかれる形でスバルのできないことが目立つようになりました。この頃、インターネットで『発達性協調運動障害(発達性協調運動症)』という言葉を知り、本を探して読みました。ダンスや縄跳びなどの協調的運動、ボールが投げなどの全身運動、ボタンやファスナーなどの微細運動がとても不器用な障害……。読めば読むほどスバルのことが書いてあるようで一人で納得しました。実際に『発達性協調運動障害』と診断され、作業療法士のリハビリに繋がるのは小学3年生になってからになりますが、私はこの時からスバルには『発達性協調運動障害』があると思って接し、幼稚園や学校にも配慮をお願いするようになりました。Upload By 星あかり「みんなと一緒がいい」【年長の頃のスバル】クラスメイトの中では、飛び抜けて不器用さが目立つスバルですが、練習を繰り返すことで年齢相応とはいかないものの、できることが増えていきました。スバルにはとにかく長い目で見て、スモールステップで成功体験を積み重ねていくことが合っているようでした。しかし幼稚園では、難しいことは先生にマンツーマンでサポートしてもらっているという状況でした。入園時には想定していなかったサポートが出現してしまい、先生へ負担をかける申し訳なさから、私は現状をどうにかしたいと思っていました。スバル自身も自分だけできないことが多い現実を目の当たりにし、「みんなと一緒がいい」と口にするようになりました。不器用を自覚したうえで、自分一人だけが先生や友達に手伝ってもらっている状況を恥ずかしがっているように見えました。それならばと考えたのが擬態作戦でした。例えば、小さいボタンつきの幼稚園指定のスモックなら、同色のボタンのない首回りがゴムのタイプに変えてしまい、飾りとしてボタンをつけました。これならスバルが自分で着られるので、生活の中のほんの一部ですが人に手伝ってもらうことが減り、喜ぶかと思っていました。しかし、スバルは浮かない顔をしていました。そして「みんなと一緒がいい」と言うのでした。ナイスアイデアだと思ったのに、もうどうしたらいいの……。ダメもとでスモックのボタンを、スバルが自分でとめられるスーパー特大サイズに変えることを提案しました。見た目が大きく変わってしまうので、どうせ「みんなと一緒がいい」と却下されるのだと思っていましたが、なんと「いいね」との答えが返ってきました。スバルの「みんなと一緒がいい」は「みんなと一緒のように見せかけたい」のではなく「みんなと一緒のことができるようになりたい」だったのです。それから擬態作戦の一環としてお弁当包みも『ハンカチで包んでいる風の巾着』に変えていましたが、元のハンカチに戻しました。そして試行錯誤の結果、見栄えは悪くなりますが四隅をマジックで派手な色に塗りました。バッテンしてくるりと間を通すのが難しかったようですが、通す部分の色が違うことで感覚ではなく目で見て通せるようになりました。その日スバルは、仲良しの先生を見つけるたびに、お弁当を包む姿を披露して回っていたそうです。見栄えの悪いハンカチを持つ格好悪さよりも、自分でできるようになった格好良さが勝ったのでした。Upload By 星あかりスバルと私の成長スバルの本当の気持ちを知ってから、見た目がみんなのものと違っても『自分一人でできた』という達成感を味わえるように工夫しました。最初から折り目をつけた折り紙、冬でも短い靴下、前と後ろが分かるように印をつけた体操服、加工した縄跳び……。幼稚園生活の全てが自分一人でできるようになったわけではありませんが、「少し工夫すれば自分でできることがたくさんある」という気づきは自信に繋がったようです。自信をつけたスバルは挑戦を怖がらなくなりました。そして、できないことに直面したときに先生や友達に「教えて」「手伝って」と助けを求めることも、目的を達成するための方法の一つと思えるようになりました。小学生になった現在も「なんでみんなと同じようにできないんだ」と落ち込むこともありますが、努力したり自分で代替案を考えたり、ときには人の手を借りベストを尽くしています。執筆/星あかり(監修:室伏先生より)スバルくんの運動発達のご様子について詳細を共有くださりありがとうございます。スモールステップで成功体験を積み重ねていくこと、とても大切ですよね。自己肯定感を育むためには、褒められることももちろん大事なことですが、実際に自分でできた!という達成感の積み重ねが不可欠です。年齢的にできてほしいことではなく、その子の発達段階で努力すればできること、あるいはちょっと難しいかなということにトライさせてあげられる環境や工夫、そして焦る気持ちをじっとこらえて見守ってあげる姿勢が大事なことのように思います。みんなと一緒のことができるようになりたい、というスバルくんの向上心を大事にして、お母さまが行われたスーパー特大ボタン作戦、本当に素晴らしいと思います。お母さまが試行錯誤してスバルくんの気持ちに向き合われた結果、スバルくんの真意を知ることができたのですね。全てを自分一人でできなくてもいいのです。代替案や工夫により自分でできること、必要な時には自分で人に助けを求めることでできることも、自立です。一人でできることを目標にするのではなく、自己肯定感、工夫を考える力、人に助けを求められる力を育むことを大事にしてあげたいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月13日娘が1歳半のとき、私は運転免許の更新に行く必要がありました。ウロチョロ動き回る子どもを連れての運転免許更新は不安だらけ。それでも預け先がないため、仕方なく連れて行ったのですが……。 小さい子どもを連れての免許更新まず申請窓口で「小さい子どもがいても大丈夫ですか?」と確認をとり、大丈夫だということなので娘を連れて待っていました。まずは適性検査を済ませ、あちこち行きたがる子どもを、足の間に挟んでホールドしたまま証明写真をパチリ。 写真を撮ってからすぐに、部屋で30分の講習を受けることになりました。私たちが入るのを待っていてくれたようで、部屋に入るとすぐに、60代くらいの講師の男性が一番後ろの席へ案内してくれました。すぐに講習が始まり、私は娘が大きな声を出さないよう、お絵かきや折り紙をさせつつハラハラしながら講習を受けていたのですが……。 残り10分で娘がグズりだすと…!しばらくは大人しく遊んでいてくれた娘も、講習が残り10分となるとだんだんグズグズに。娘の声が大きくなってきたため、室外に出ることも考えていたときでした。「おじちゃんが抱っこしてもいいかな?」と、講師の方が娘に手を出してきました。 当時、まったく人見知りしなかった娘は、パッと顔が明るくなりすぐに抱っこ。そして講師の方は娘を抱っこしたまま、残り10分の講習をおこなってくれたのです! 同じく講習を受けていた10人くらいの方々も、娘にニコニコと笑いかけてくれたり、手を振ってくれたり。娘も抱っこされたまま部屋のあちこちを移動できて、終始ご機嫌に。 講習が終わったあと、娘を渡してもらいながら「重かったですよね、ありがとうございました」と伝えると、「いつも味気ない講習だから、今日はいつもより楽しかったです」と言ってくださったのです。講師の方の神対応には本当に感動しました。 著者:山口花イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年10月12日皆さんは、夫に浮気をされたことはありますか?今回は、夫の浮気が発覚したエピソードを漫画で紹介します。イラスト:isuzu1030赤ちゃんの1ヶ月健診リュックのポケットには…夫の目につくように怒りは頂点に!妻が産後の入院中に別の女性と浮気をしていた夫。しっかり反省して、今後は同じ過ちを繰り返さないといいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年10月10日性行為後に自分の体に変化があると、混乱しますよね。中には、行為後に出血し、不安になった方も……。そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。31歳、会社員のEさんの場合……性行為後に出血しました。行為後に寝て起きた際、シーツに血がついているのに気がつきました。このときはすでに性行為の経験があったので、自分の体に何が起こったのか混乱……。その後、用を足すときに膀胱炎のような痛みがありました。水をあまり飲まなかったことが原因だったようです。そのときの心情は?性行為経験があったので、出血は何か病気ではないかと不安になりました。大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?性感染症や、男性、女性特有の病気などについて気軽に知れることを期待します。また、何か不安なことが起きたときは、すぐに病院に行くことを促し、婦人科への行きにくさを払拭してほしいです。子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?避妊の知識、性感染症の知識全般を教えてほしいです。また、同意のない行為をなくすため、行為が嫌なときは断ってもよいと、意思表示を促してほしいと思います。嫌われたくないからと嫌々行為をするという方を減らしてほしいです。(31歳/会社員)行為後に混乱……性行為後に出血し、自分の体に何が起こったのか混乱したというエピソード。水をあまり飲まなかったことが原因だったというEさん。皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一(MOREDOOR編集部)
2023年10月07日まゆさんは、ゴンちゃんが生後5カ月のころ、歯と歯の間に大きなすき間があることに気が付き、違和感を覚えました。6カ月健診や予防接種の際、医師に相談をしてみましたが問題はないと言われます。ある日のこと、まゆさんがゴンちゃんの歯を磨こうと口の中を見ると、生えていたはずの下の前歯が1本、なくなっていました。歯医者さんの最初の診察ではぶつけたのかもしれないと様子見になりましたが、2度目の診察のときは、骨をつくるために必要な酵素の数値が平均より低いことから「低ホスファターゼ症」かもしれないと言われます。知り合いの大学病院を紹介してもらい、遺伝子検査をすることに。その2カ月後。「検査の結果、低ホスファターゼ症の方にある遺伝子の特徴が見られました」と医師から告げられました。そして次の受診の日、先生からある提案が……。 私と夫も…? ※HPP=低ホスファターゼ症のこと ※アルカリフォスターゼ(ALP)とは、骨の石灰化に必要な酵素のこと。※2015年に酵素薬が開発され、現在はこの薬を用いたアルカリホスファターゼ酵素補充療法が基本治療となっています。ALPの数値によっては治療がおこなわれます。 ゴンちゃんの病気の診断が下りた次の診察日、山田先生からある提案がありました。 それは、ゴンちゃんだけでなくお父さんとお母さんも遺伝子検査をしてみないかというもの。 山田先生曰く、受け持っている大学の研究チームに情報を提供したいということもあるのだそう。 夫と相談し、まゆさんたちは遺伝子検査を受けることに。 その結果、まゆさんの遺伝子とゴンちゃんの遺伝子の形が似ていることが判明。まゆさんも低ホスファターゼ症成人型の確定診断を受けました。 低ホスファターゼ症はまだ症例が少なく、ゴンちゃんが今後どのように成長するのかはわかりません。現在は、背も伸びてしっかり歩けていますが、場合によっては、治療が必要になる可能性も。 まゆさんは、歯磨きを丁寧におこなう、骨や関節、他の歯をよく観察するなど、ゴンちゃんのために今できることを前向きに頑張っていこうと思ったのでした。 ◇◇◇ 診断で病名がついて対処法が見えたことも、まゆさんが前向きになれた一因かもしれませんね。ですが、やはり不安になるときもきっとあると思います。気になることがあれば、かかりつけ医や保育士さんなどにその都度相談をして、みんなで見守っていけると心が軽くなるのかもしれませんね。ベビーカレンダーはこれからもゴンちゃんの成長を応援しています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※低ホスファターゼ症とは生まれつき骨の石灰化が不十分であることが特徴の遺伝性の病気で、15万人に1人程度発症すると推定されています。骨の石灰化に必要な酵素であるアルカリホスファターゼの欠損や活性低下が原因です。症状は、けいれん、筋力低下、体重増加不良、4歳未満での早期の乳歯脱落などがありますが、重症度や発症年齢には幅があります。重症の場合、胎児期に超音波検査でわかることもありますし、軽症の場合はほとんど症状はないまま成人後に疲労骨折などをきっかけとして見つかることもあります。2015年に酵素薬が開発され、現在はこの薬を用いたアルカリホスファターゼ酵素補充療法が基本治療となっています。この治療方法により症状を改善することができるようになってきました。何らかの症状のある場合は早めに医療機関を受診し、相談するようにしましょう。 <参考>公益財団法人難病医学研究財団/難病情報センター「低ホスファターゼ症」(指定難病172)一般社団法人日本小児内分泌学会「低ホスファターゼ症」 監修者:医師 川田 悟司 先生 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん
2023年10月01日