ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2021年春夏コレクションが、2020年10月19日(月)に発表された。白と黒、無機的なアッサンブラージュ実験室のクリーンルームを思わせる、無機的な純粋さ。今季のジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソンは、白と黒という対照的なカラーを基調に、無機的な素材の断片を組み合わせるようにして衣服を構築する。アッサンブラージュ的ドレス光沢感のある生地やシースルー素材などを組み合わせることで作り上げたドレスは、首に掛けるように交差させたスリーブに布の分量をふんだんに取り、重厚なフォルムを生み出した。無機的な素材を使用し、ホワイトを主体とすることで、アッサンブラージュ的な構築をあくまで実験室的な純粋さのうちに表現している。また、ドルマンスリーブのゆったりとしたドレスも、身体を空気とともにふわりと包み込むシルエットに。裾下はギャザーを寄せるようにして絞りつつも、身頃とスリーブは重厚であり、上半身と足元とがボリュームのコントラストを織りなす。鈍くきらめくスパンコール素材、というよりひとつのモチーフとして繰り返されたのはスパンコールだ。とは言っても、互いに折り重なるようにして衣服にあしらわれ、ギラギラと光を反射するきらびやかさとは距離を置き、マットな質感で規則正しく布地の上に敷き詰められている。ダブルブレストのロングジャケットやトレンチコートは、フロントを二重に重ねて。表には通奏低音であるスパンコールをふんだんに敷き詰めた。テーラードジャケットはスーツ地の端正なベースながらも、裾部分は下から上へと大胆なひだが織りなされ、ある種優美な表情が接木されているといえよう。無機的な素材が生みだすモノトーンの豊かさ実験室のクリーンルームさながらに、カラーは白と黒の純粋さにまとめられた。しかし、多彩な素材がアッサンブラージュ的に組み合わされ、人工素材がもつ光沢感や透け感、スパンコールの鈍いきらめき、あるいは内側を透かせて見せるPVC素材が、無機的ながらも豊かな表情を見せている。
2020年10月22日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2021年春夏コレクションが、2020年10月19日(月)、東京・南青山にて発表された。“ピュアな心”が生み出す大きなエネルギー川久保玲は、今季、“大きなエネルギーを生む人間のピュアな心”に着目したという。ピュアな心があれば、良いことも悪いことも感じられる。心がざわつく。でも、そんな感情の動きが、大きなエネルギーを生み出すのではないかーー?と考えた。至ったテーマは「不協和音」。無垢な心の中で、相反することが犇めき合う複雑な感情とその根源を、創作のインスピレーションとした。クラシックをベースに「不協和音」を奏でるものたち紅いライトに照らされた会場は、東京の路地裏に入ってきたかのような、薄汚れた武骨な壁が演出されている。細い壁の合間をかいくぐるようにして、ゆっくりと優雅に登場するモデルたち。彼女たちは、まるで中世ヨーロッパの貴族たちを彷彿とさせるドレスを身に着けて登場する。すべてがドレスルックで構成されるコレクション。ロココ、エンパイア、クリノリンなど、かつての女性貴族たちが身に着けた豪華絢爛なスタイル全てを贅沢に振り返るみたいで面白い。そこには、当時のレースやフリルといった装飾はなく、代替の飾りとして、ケミカルな素材や派手なプリントが用いられている。派手なプリントの中には、プレイ・コム デ ギャルソンを想起させる“アイ”モチーフやディズニーのミッキーマウス&ミニーマウス、ベアブリックが採用され、ストリート感を助長するスプレーアートまでもが施されている。また、最も象徴的なクリア素材は、何層にも重なる繊細なチュールから、上質なウール生地まですべてを覆いつくす。あえて無造作に寄せ集められたシルエット、黒と透明の編み込みで作られた格子柄、まるで積木をくっつけたかのように立体的なパターン、……クラシックなドレスとは全く相いれないディテールの数々は、ピュアな心から生まれた膨大なエネルギーを現すかのように大胆不敵だ。一方で、純粋な心を率直に感じ取れるモダンなディテールもある。折り紙風の花や赤いドット柄がその好例。そして、最後に登場した、ベージュとクリアカラーだけで表現された2体のルックは、複雑な感情の行きつく先、原点回帰すべき心にあるのは“無垢”だということを表現しているかのようだった。「不協和音」が生みだすポジティブなメッセージ感情の「不協和音」が生む不安定な感覚は、一概に悪いものではない。楽しいと感じられることも、苦しいと感じられることもあるというのは、素敵なことだ。ピュアな心を持ちつづけた先には、ハッピーエンドが待っているのだと教えてくれる今季は、きわめてポジティブな考えに満たされたコレクションなのだろう。
2020年10月22日シュープ(SHOOP)の2021年春夏コレクションが、渋谷ヒカリエにて2021年10月17日(土)に発表された。なお、ランウェイには小松菜奈やKANDYTOWNのメンバー・IOが登場した。現代で必要とされる服を創る時代の転換期とも言える昨今の世界情勢。今季のシュープはそんな現代の世界で求められる新たな衣服を考えた。機能性、耐久性、変形性...様々な機能を伴った服たちは、現代に生まれた新たな衣服へのニーズに応える。デタッチャブルパーツで構築し変形可能なピースは、一着で多様化する現代の服へのニーズにマルチに対応する象徴的なシリーズ。袖やフードが着脱可能なシャツやジャケットはコレクション中に複数登場するメインアイテムの一つとなっていた。また、耐久性を意識して積極的に採用したのが、テクニカルナイロンやジーンズといったタフな素材。それらと並んでアイコニックな素材となるのが、トリコットなど肌が露出する生地。ルック全体に繊細で軽やかなムードを落とし込む。未来への希望を込めたグラフィックそして、アイテムを飾るグラフィックには、明るくポジティブな内容を詰め込んだ。グラフィックのテキストには、未来への希望や価値観を共有できるコミュニティーの大切さを込めた新約聖書内の“Faith,Hope,Love”というメッセージ、平和な世界を願って作られたルイス・アームストロングの楽曲「What a Wonderful World」の歌詞を引用した。今季のコレクションのキーモチーフでもある手形のグラフィックは、今まで以上に人との繋がりを意識するようになった現在の世界からインスピレーションを得たもの。ピースフルなテキストと併せてアイテムに配している。アシックスやファイナルホームの元デザイナー・須田とのコラボアイテムさらに、今季のシュープは、アシックス(ASICS)とのスペシャルプロジェクト用に開発したスパッツをレザーで制作した新作モデルや、ファイナルホーム(FINAL HOME)の元デザイナー・須田伸一とタッグを組んだカプセルコレクションも展開。須田伸一とのコラボレーションカプセルコレクションでは、オーガンジー裏地が顔のプロテクターになるモッズコートをはじめ、ポケットの代わりに取り外し可能なマスクを装着したシャツ、防災頭巾から着想した頭に被るとマスクになるトートバッグをラインナップする。
2020年10月20日ジン カトウ(ZIN KATO)の2021年春夏コレクションが、東京・北青山で発表された。「再生」をテーマに、約2年ぶりのショーテーマは「再生」。“何かが変わる、そして変えられる”と2020年の変動を見つめ直したデザイナー加藤徹は、約2年ぶりにコレクション制作と向き合った。とにかく作ろう、その一心で始めた製作であったが、作っていく中でテーマが決まり、コレクション発表時には自身まで“再生”する起爆剤になったと話す。色の変化が心の変化へと繋がるそんなデザイナー加藤の心境の変化を具現化するように、コレクションは黒の世界から多彩な色彩の世界、そして白の世界へと繋ぐ、ストーリー仕立てになっていた。この流れるような色の変化は感情に訴えかけるところがあり、白の世界が終わる頃には、穏やかで開放的な気分が感じられた。エレガントなドレスに眠る“意外性”ショーピースは、美しい日本の生地やレースを使って仕上げた繊細なデザイン。クラシックでエレガント、この基軸からぶれることなく、シルエット違いで様々なドレスを展開した。ユニークなのは、パッと見た印象と近くでみた時に感じる印象の変化。中華刺繍を施した黒のロングコートは、落ち着きのあるように見えたが、近づくほどに、その漆黒の世界から小さな花模様が浮かび上がり、ロマンティックに映る。メタルプレート付きのレザーベルトを組み合わせたレッドのワンピースも、大胆さや強さを感じられたが、距離が縮まるほどに、内側にもレースがあしらわれていることに気づかされ、繊細なイメージへと変わる。愛情を生む、丁寧な仕事ぶりまた、一つ一つのピースに詰め込まれたディテールからは、デザイナー加藤の丁寧な仕事ぶりが感じられた。胸を中心にシンメトリーにあしらわれたカッティング、均衡にスカートから除くレース、格子模様の上にのせた小さな花刺繍など、洋服と過ごす時間が長くなるほどに愛情が深まるような、繊細なディテールが多く見られた。なお、ショーはギターの生演奏とともに進行。当日の演奏を担当したのは、アーティストのDejima Tatsuyaで、全て彼が作曲したオリジナル楽曲だという。
2020年10月20日ファセッタズム(FACETASM)は、2021年春夏コレクションを、2020年10月16日(金)に東京・天王洲アイルの寺田倉庫 Warehouse TERRADAにて発表した。創作によって重ねていく「幸せの記憶」“More memories.”というテーマのもと展開された今季。“楽しみながらショーを開催した”と話すデザイナーの落合宏理の表情からは、クリエーションへのポジティブな姿勢がうかがえる。時の流れとともに積み重ねられていく記憶に着目した落合は、クリエーションを続けることで「幸せの記憶」の中を歩んでいきたい、という思いをコレクションに投影した。自由な絵、まっさらな創造性象徴的なのは、落合の息子が4歳の時に描いた絵を落とし込んだウェアだ。ミリタリーテイストのジャケットやトレンチコートに、カラフルで自由な線が伸びていく。生き物のように見える形や、迷いなく引かれた線。既存の創作物から影響を受けていない、まっさらな感性で描かれた絵は開放感に満ちており、見る者や身に着ける者の感性も既成概念から解放してくれるかのようだ。呼応する自由な感性伸びやかな絵に呼応するかのように、服のデザインも自由度を増していく。プリーツの襟を様々な角度から積み上げるようにして組み合わせたジャケットはうねるような造形が生き生きとした動きを感じさせる。モッズコートには二重にフードを配し、トレンチコートはパーツをセパレートして構築的なデザインに仕上げた。カットソーにはフェザーを差し込み、端正なテーラードジャケットにはフラッグチェックやボックスロゴのポップなプリントを、ファイヤーマンジャケットにはリフレクターをグラフィカルに配している。アクティブなブルゾンにはカラフルな幾何学模様を切り替えで表現し、レザーのコートは生地の端を粗野に破ったような仕上がりで無骨な印象に。前方から見ると普通のジャージに見えるトラックジャケットは背中が開くデザインになっており、紐を結んで固定する仕様になっている。その他にも、プリーツシフォンをジャージと組み合わせたジャケットや、オーガンザを立体的に構築して装飾したブラトップなど、意外性から生まれるセンシュアリティや芸術性が見て取れた。軽快な素材また、軽やかな素材感もポジティブさの表れかもしれない。赤、青、黄色といった薄く軽やかなオーガンザを幾重にも重ねて仕立てたドレスは、色が繊細に重なり合って幻想的なムードを帯びている。布地の形そのままで頭からまとった無作為な佇まいや、歩を進める度に後ろ裾が大きく風になびくフード付きジャケットは軽快そのもので、飄々とした無垢さを感じさせる。ジョーダンブランドのジャケットやジョージコックスコラボシューズナイキ(NIKE)のジョーダンブランド(JORDAN BRAND)とラッセル・ウェストブルックのコラボレーションによるジャケットは、袖にヴィヴィッドなラインをあしらいラフな佇まいに。その他、フーディーやジョガーパンツ、スニーカーもランウェイ上に登場した。さらに、ジョージコックス(GEORGE COX)とのコラボレーションシューズも登場した。
2020年10月19日ヨハン クー ゴールドレーベル(Johan Ku GoLd Label)の2021春夏コレクション「ザ・ペインターズ(The Painters)」が、2020年10月16日(金)に発表された。画家と制作アイテムに着想台湾のアーティスト、彭柏勳(ポン・ボーシュン)の作品と、絵筆や絵具チューブといったアート制作に関わるアイテムを着想源とした今季のヨハン・クー。アートにまつわるモチーフに変奏を重ね、さながらネオンサインのようにまばゆい色彩とともに、テーラードジャケットやライダーズブルゾン、シャツといったウェアに散りばめた。絵筆やチューブは色鮮やかに絵筆やブラシ、絵具チューブといったモチーフは、シャツやテーラードジャケット、シャツブルゾンなどにのせられている。モチーフを自由に拡大・回転させ、色合いを鮮やかに変調することで、ベーシックなウェアながらも大胆な表情に仕上げられている。絵具の一筋を変奏して一方、一筋の筆跡にロゴを施したモチーフは、色鮮やかな色彩とともに格子柄やストライプ柄へと変奏されている。ノースリーブで仕上げたトレンチコートには大きく、一方でシャツには小さくパターンを連ね、表情の違いを生み出した。色とりどりの色彩を並べるまた、ドロップショルダーのブルゾンやスカートなどには、絵筆のタッチで生み出された色面を、色とりどりのブロック状のパターンとして用いている。色面を並べるさまはモネのようだが、ここでは色彩自体が引き立てられ、より抽象的な効果を上げている。また、オーバーなサイズ感で仕上げたピークドラペルのジャケットには、より激しい筆致で表現された色彩をのせた。鮮やかなカラーのコントラスト絵筆で描いた“フレーム”を連ねた模様は、鮮やかな色彩と素材自体の色合いのコントラストがより際立つ。いずれも、テキスタイルにはライトグレーやブラックといった落ち着いたカラーを使用することで、ヴィヴィッドな色彩の効果を引き立てている。
2020年10月19日タエ アシダ(TAE ASHIDA)は、2021年春夏コレクションを2020年10月16日(金)にデジタル形式で発表した。自然界の温もりや香りをデザインに今季のテーマは“Lyrics of Nature”。花や森の植物、海、空、雲、光と影といった、自然界の様々な感触や香り、温もりをデザインに落とし込んだ。素材は春夏らしくコットンやピュアリネンを採用し、プリントや刺繍を駆使して優しく清らかな表情のウェアに仕上げている。ウィメンズに加え、4シーズン目を迎えるメンズラインもウィメンズと連動したデザインで展開された。生き生きとした花や植物をプリント・刺繍で表現繊細に表現された花や植物は、ゆったりとしたロングドレスやワイドパンツ、フレアスカートにオン。ドレープ感のある布地に、生き生きとした植物の姿が躍動感をもたらしている。ツタの葉はシャツやジャケットの前立て、袖を縁取るようにして刺繍し、装飾的な要素をプラスする。また、芦田多恵が撮影した植物の写真をインクジェットプリントで配したタイトワンピースも登場。鮮やかな色彩とみずみずしい質感で表現された花の存在感を、シンプルなフォルムが際立たせた。ダイナミックな植物プリントのスカートには、細やかに織られたピンクのツイードジャケットをコーディネート。温かみのあるツイードの質感と、襟に配された華やかな模様が、柔らかさをもたらしている。空や海のように清涼感あふれる佇まい空や海、雲を思わせるルックは、清涼感あふれる雰囲気が印象的だ。布地の分量を取ってゆったりと仕上げたワンピースには、大きくプリーツを配してイノセントな表情に。波打つようなフォルムの襟や袖がフェミニンなブルーストライプのシャツには、裾に向かってなだらかに広がるワイドフレアパンツをコーディネートして、リラクシングながら優雅さも感じさせるシルエットを見せた。光と影のコントラスト光と影は、はっきりとした白黒のコントラストで表現。繊細に咲くユリの花をドレスやパンツ、ベストの身頃を横断するように配した。バルーンスリーブのジャケットには、襟元を彩るかのようにユリのレースを配置。シェイプされたウエスト、ペプラム、ふくらみのある袖といった緩急のあるフォルムと平面的なユリのレースが絶妙な対比を生み出している。自然光の似合うドレスコレクション終盤に登場したドレスは、自然光の似合う繊細なきらめきが余韻を残す。陽の光のように輝くメタリックなグラデーションドレスや、シャイニーなホルターネックのジャンプスーツ、流れるような布地に沿って光を放つアシンメトリーなドレスなどが登場。一方で、花が群生しているかのように立体的な装飾を施した、可憐なロングドレスも展開された。尚、今季はムービーにてコレクションを発表。アーティストのMatt Roseやバレエダンサーの柄本弾がモデルとして起用された。
2020年10月19日コーティー(KoH T)の2021年春夏ウィメンズ&メンズコレクションが発表された。シーズンテーマは「COSMIC DUAL FORCES PLUS 27」。糀泰佑が手掛けるコーティーコーティーは、「歴史を紡ぎ未来を創るブランド」をコンセプトに掲げ、デザイナーの糀泰佑が2019年にスタートしたブランド。リラックス感のあるテーラリングを得意としており、これまれにロンドン、バンクーバー、ヘルシンキなどでもコレクション発表を行ってきた。「陰と陽」の“陽”にフォーカス今シーズン、デザイナーの糀がフォーカスしたのは、「陰と陽」の“陽”の部分。糀は、「陰と陽」「光と影」は両者が無いと成り立たないものであるとしつつ、今の世の中の流れや人の感情を感じとり、あえて“陽(プラス)”の部分を発信することにしたという。“陽”にフォーカスしただけあって、コレクション全体のムードはポジティブで明るく、軽快。ホワイトカラーと、リネンやシルクコットンなど軽やかなファブリックを基調とした、リラクシングなピースが揃っている。ただし、その裏に潜む“陰”の部分を彷彿とさせる、センシュアルでエッジィな奥行きもどこかに感じさせる。ピュアでセンシュアルなサマードレスたとえば、裾にギャザーを寄せた爽やかな純白のサマードレスは、バックスタイルを大胆に開けることで、セクシーな雰囲気をプラス。ウィメンズのガウンコートには、裾に煌めくゴールドを散りばめて、ピュアな印象の中にも、内に秘める意志の強さを感じさせるスタイルに仕上げた。ナチュラルさの中に技巧が光るセットアップメンズは、ダブルブレストのジャケット&センタープレスパンツのセットアップなどを軽やかなファブリックで提案。上質な素材を使用したナチュラルなピースの中に、刺繍などの職人技を駆使したディテールが光る。また、スーツルックにはパフスリーブのシャツを差し込んだり、半袖シャツ&ワイドパンツのセットアップにはスカーフをヘッドアクセサリーとして採用したりと、エレガンスが漂うスタイリングも目を惹いた。
2020年10月19日ベースマーク(BASE MARK)は、2021年春夏コレクションを2020年10月15日(木)にデジタル形式にて発表した。「編む・結ぶ」をテーマに明るい陽の光が差し込む悴田梨園にて撮影された今季のコレクション。日本で古くから和装や儀式に用いられ、幸せが宿るとも言われる「結び」から着想を得て、「編む・結ぶ」にフォーカスしたデザインを展開した。イエローやベージュなど明るいカラーをメインに構成したコレクション全体からは、優しくリラクシングなムードが漂っている。例えば、トレンチコートの袖口にはリボンをぎゅっと結び、分量感のある袖をたくし上げるようにして着用。所々にイエローのコードを交差させたレースアップのディテールをあしらい、アクセントを効かせている。足元には、甲の部分に編み目のできるデザインのレースアップサンダルをセット。プリミティブさとフレッシュさ、両方の雰囲気を兼ね備えたデザインが印象的だ。尚、サンダルの展開はベースマークにとって今季が初となる。動きをもたらす“結び目”また、シャツの裾やパンツのウエスト、ジャケットのショルダーなど様々なパーツに結び目の装飾を施すことで、ウェアの造形に変化や動きを持たせているのが印象的だ。柔らかな白のワンピースは、布地を寄せ集めるようにして結び目を作ることで不均一なドレープが生まれ、躍動感のある佇まいに仕上げている。非対称のパターンメイキング非対称的なパターンメイキングも特徴的。布地の直線的な形を生かし巻き付けたようなスカートや、角張った裾のアウトラインのキャミソールなどが目に留まる。淡いグリーンのセットアップは、袖口や裾の一部、身頃にスリットを入れたデザインによって布地の生き生きとした動きを生み出し、歩を進める度に揺れ動く様子が余韻を残していく。編み目の延長にある“菱形模様”グラフィカルな菱形模様は、編み目の延長線上にあるモチーフとして落とし込まれた。ワンピースやカットソーは、生地をバイアスに取って仕立てることでアシンメトリーなフォルムに視覚的効果をプラスする。半袖ニットやニットポロの背面や袖には、カットを施すことで透かし模様の菱形モチーフがあしらわれている。
2020年10月18日ハレ(HARE)の2021年春夏メンズ・ウィメンズコレクションが、2020年10月15日(木)、東京・恵比寿のザ・ガーデンホールにて発表された。“似ている”けれど“違う”暗闇に沈んだステージ。スポットライトが幾筋と差し込んで絡み合う。力強いドラムの推進力に駆られるようにして始まったハレのショー。2人1組で登場するルックは、双子のように、あるいは鏡に映したかのように互いに類似している。軽やかに戯れる“白と黒”白と黒──2人は双子のようにそっくりだが、狂った鏡のように配色はまったくの反対だ。ほつれた生地をつなぎ合わせるようにして構成されたセットアップは、ゆったりと丈感を長くとり、一方でパンツもオーバーサイズで仕上げた。また、シャツワンピースには、バックにさながらマントのようにしてプリーツが波打つ生地を組み合わて。歩みに合わせて揺らめくその様子は、窓辺のレースの軽妙な戯れをイメージさせる。素材のコントラスト涼しげなシースルー素材などとは対照的なレザー風ウェアも、白と黒という対照的な配色で登場した。オーバーなサイズで仕上げたライダースブルゾンや裾にフリンジをあしらったトップスは、一方は黒く沈み、他方は明るくホワイトアウトして、0-1のトーンの対比による素材の表情の違いを強調している。大胆な柄植物の姿をドローイングを施したような柄も、爽やかなシースルー素材になどにのせられた。白と黒という明るさと暗さの対極にあるカラーだからこそ、力強くうねるようにして広がる柄が、2人のあいだで点滅するかのようにコントラストを織りなしている。色彩はニュアンス豊かに「赤と黒」ならぬ「白と黒」のコレクションと思いきや、後半にはニュアンスに富んだ色彩を、やはり対をなすようにして展開した。テーラードジャケットのセットアップには、淡いピンクやモスグリーンをのせて。また、ライトグリーンとブルーのブラウスは、ボディ部分やスリーブにたっぷりと生地の分量をとりつつも、シアーな素材感と相まり、その印象はあくまで空気を包んだようにして重さを感じない。不連続な素材が生む表情パンツの一部を透け感のある素材で切り替えるなど、異なる素材が生み出す風合いの不連続性も心地よい。また、“超”ショート丈のジャケットの下には、ボタンを開けたカーディガンをタックイン。軽やかなウェアが中心であるからこそ、着こなしではレイヤードを駆使して奥行きを与えている。
2020年10月18日ヒロコ コシノ(HIROKO KOSHINO) 2021年春夏コレクションが、2020年10月15日(木)に発表された。テーマは、“Surreal inhabitants(シュールな住人たち)”。プレイフルなカラーパレット“シュールな住人達のファンタジー”を描いたという今シーズンは、実に楽し気で、プレイフルなムードに満ちている。イエローやピンク、ブルーなど、自由でカラフルなカラーメイクを楽しむ“住人”たち同様、コレクションに行き交うのは、まるで規則のない多彩なカラーパレット。好きな絵の具を大胆にミックスしたようなドレスには、丸く繰り抜いた図形的な袖口を組み合わせることで、“どこか違う世界”の洋服を見ているかのような、ファンタジックなムードを纏っている。ニットを主役にそんな自由なパレットと呼応するように、様々な素材も散見された。透け感のあるシフォンのトップスや、レースを贅沢にあしらったジャケット、春夏らしいコットンのTシャツなど。そんな中でも特に印象的だったのが、“ニット”を使用したワードローブ。さらりと羽織ったタンクトップやビキニといった、春夏ならではのスタイルは、カラフルなニットで再解釈。また足の“半分”まで覆ったユニークなソックスも、鮮やかなニット共に提案された。生命力溢れるモチーフ自然界の生命が息づく春夏の訪れを祝して、植物や動物といったモチーフもコレクションに彩りを添えている。ショート丈のニットウェアのショルダー部分には、鮮やかな羽根を持つ不思議なインコをデコレーション。またメッシュのような、網目模様が目を惹くミニドレスには、カラフルな木を生い茂らすことで、森を彷彿させる生き生きとしたビジュアルに仕上げた。ドラマティックなドレスラストに現れたのは、胸元に大きなリボンを飾ったロマンティックなドレス。床をなぞるほど長いプリーツ入りのスカートは、しっとりとした落ち感のある生地も相まって、エレガントな佇まいをみせている。しかしひとたびモデルがぐるりと回ると、その豊かな布地は命を得たように広がり、ドラマティックな表情をみせる。そのシルエットは、フェミニンな要素の中に潜む、力強さを感じさせてくれるものだった。
2020年10月18日ヴェルサーチェ(VERSACE)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。色鮮やかな海の饗宴今季のヴェルサーチェの舞台は、“海の底”の世界。力強く鮮やかなカラーに彩られたルックは、きらびやかな色彩に満ちあふれた饗宴のようだ。華やかな活気と海が孕んだ魅惑的なモチーフをふんだんに散りばめ、海の底の饗宴へと誘う。波や潮流のようなフォルム変化してやまない海の動きを彷彿とさせるフォルムが印象的だ。自由にそして力強くうねるヘムラインは、波をイメージ。また、眩いばかりに色鮮やかなドレスやスカートには、大胆に波打つラッフルをふんだんにあしらった。ボディ部分は身体のラインを強調するようにぴたりと仕上げられているため、動きに富んだこれらのフォルムはいっそう引き立てられている。繊細なプリーツプリーツ加工を施したドレスは、その繊細な表情が際立つようシンプルなシルエットにまとめられた。ここにも動きに富んだラッフルがあしらわれ、さながらセイレーンの口から立ち昇る気泡のきらめきをも思わせる。海の生物をのせて素肌をさらけ出し、身体の官能を際立てるドレスやスーツなどには、ヒトデや貝といった海の生物を色とりどりに描いた「トレゾール ドゥ ラ メール」のプリントをのせて。スリーブのボリューム感を強調したドレスなどのプリーツ素材にも、海の生物を大胆に拡大してプリントすることで、精巧な素材感ながらもインパクトのあるアイテムに仕上げている。鮮やかな色彩コレクションを彩るのは、レッドやブルー、イエロー、グリーンをはじめ、ヴィヴィッドで生気に満ち溢れた色彩の数々だ。波打つようなラッフルやプリーツをあしらった躍動感あふれるフォルムはさることながら、溌剌とした色彩の魅力がダイレクトに表現されているといえよう。また今季は、ハンドバッグライン「ラ メドゥーサ」も新登場。しなやかなレザーを使用し、洗練されていながらも気負わない雰囲気に仕上げたこのバッグもまた、色鮮やかなカラーでコレクションを彩っている。
2020年10月17日シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)の2021年春夏メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。“ビュッフェ”のようなオムニバス式コレクション普段のコレクションを一つの煮詰めたコンセプトのもとに作るコース料理に例えるならば、今シーズンは、様々な味を楽しめるビュッフェのようなコレクション。異なる背景や歴史を持つ様々なブランドやアーティストとコラボレーションしたカプセルコレクションを集め、オムニバス形式のクリエーションを展開している。注目コラボが目白押しこれまでにも度々タッグを組んできたディッキーズ(Dickies)とは、裾に向かってふんわりと広がるボリューミーなシルエットが特徴のボトムスを制作。フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)とは、肩のラインをぐっと落としたオーバーシルエットのTシャツを作り上げた。ハワイアンシャツのパイオニア的存在であるレインスプーナーとは、ボタニカル柄のシャツワンピースやハーフパンツ、ワイドパンツを。ハワイアンシャツから連想されるプレイフルなムードを、ブラック×ホワイトのモノトーンなど、落ち着いた配色を取り入れることでシックな印象へとシフトチェンジした。コラージュアーティスト・ヤビク エンリケ ユウジのアート作品は、ホワイトのロングコートのバックスタイルに配して。アートの周りに施した赤い刺繍が、まるで額縁のようなアクセントを加えている。その他にも、コラボレーションパートナーには、コウタ グシケン、ファーラーなどが名を連ねている。“記憶”を頼りに作る新ライン「AS IT WAS」また、今シーズンは“"あのままで”という意味を持つ新ライン「AS IT WAS」をスタート。リーバイスの「1st」や「501」など、誰もがその名を知る有名なモデルを、最初に頭に思い浮かんだまま、リサーチせずに具現化するユニークな試みを行っている。忘れてしまっていたり、余分にプラスしてしまったり...頭の中の曖昧な記憶を頼りに作り上げたデニムジャケットやジーンズには、そんな遊び心が宿っている。
2020年10月17日メアグラーティア(meagratia)の2021年春夏コレクションが発表された。テーマは“The blooming of the unraveled seam”。“あわい”への眼差したぶん、ひとつのキーワードは“境界線”なのであろう──白と黒のあいだに柔らかなグレーの領域があるように、あるいは、空気に接する水面が波打っては波紋を広げるように。今季のメアグラーティアは、そうした“あわい”の繊細な領域をまなざすかのように思える。ギミックの効いたジャケット&コートトレンチコートやダブルブレストのジャケットは、スリーブをボタンで外してアレンジできるよう、ギミックを効かせて仕上げた。肩を覗かせ、スリーブのボリューム感を引き立てるようにして着ることも、スリーブを完全に外してロングジレ風に着こなすことも提案されている。丈感には変化をつけてまた、レイヤードスタイルへの意識だろうか、丈感の変化にも富んでいる。ドロップショルダーのロングシャツは、ストライプを走らせることで縦のラインを強調。Gジャンを思わせるピースには、ライダーステイストのショートジャケットを重ねた。ジャケットの裾をほつれさせているところに見るように、レイヤードの奥行きよりもむしろ、異なる素材がせめぎ合う境界部分こそが主眼であるようにも思わせる。クラシカルさを和らげるダブルブレスト風に仕上げたジレや燕尾服のようなジャケットなど、クラシカルな面影を残すアイテムは、程よいシワ感のある素材や、ともに合わせるワイドシルエットのパンツで、カジュアルな雰囲気へと緩やかなに接続した。花はストライプに巻きつき落ち着きのあるテキスタイルが主体となるなかで、ストライプに絡みつくようにして表現された花柄は、オープンカラーシャツやブルゾンのフロントなどに新鮮なアクセントを添えている。一方で、ドロップショルダーのシャツには、緩やかに墨を流したマーブル模様をうつし出している。柔らかな色彩の感覚色彩は、明瞭な色彩のあわいに浮遊するかのように、ニュートラルで柔らかだ。グレーや生成り、ベージュといった中性的なカラーに、クラシカルなネイビー、花柄をのせたテキスタイルのライトグリーンが程よい色味を添えている。
2020年10月16日リンシュウ(RYNSHU)の2021年春夏コレクションが、2020年10月12日(月)、東京・白金台の八芳園にて発表された。新香水の香りから“服を纏う自由”を考える今季のリンシュウは、2020年秋冬コレクションにて発表した“透明なウェア”をコンセプトに掲げる香水「RYNSHU 1217」をイメージして製作を進めた。ピュアで繊細、ほのかにミステリアスを感じる、絶妙な調香。それを、あらゆる垣根を超えたジェンダーレスな世界観で描いていく。メンズテーラードの新境地ランウェイに登場するのは、ほとんどがメンズテーラード。しかし、従来のテーラードにみる男性的な表現は極めて少なく解釈している。例えば、ジャケットは、ビジューやテープ刺繍によって、可憐な表情を創り出し、パンツは、ドレープの効いたファブリックで、時にナイトドレスのように流れる動きをもたらす。輝く刺繍がもたらすドラマまた、色彩豊かなラメをミックスしたパイソン柄のジャカードや、ホログラムのように力強く輝く刺繍は、ミステリアスな魅力を増幅させる手段だ。オールブラックのクラシックなセットアップには、夜空に瞬く星のようなスワロフスキーを輝かせ、ロマンティックなムードも取り込んだ。シルエットが導く“自由”シルエットから見る“自由”も今季の重要な点。クラシックなジャケットは、袖周りのスリットによってショールに似たシルエットで提案している。ブルゾンはあくまで“ブルゾン風”で、ジャケットのような“くびれ”があり、通常にはない華奢なニュアンスを加味している。“自由”を極めた先にあるものエレガントなスーツとドレスの合間をいくワードローブの連続は、“服を纏う”ことの自由を称えるかのよう。男性らしくも、女性らしくもある香りに準えるような表現で、自由を極めた先には、未だ見たことのない“美”の存在を、予感させてくれる。
2020年10月15日リト(Rito)2021年春夏コレクションが、2020年10月12日(月)にて発表された。軽やかな素材×実用性こだわりぬいたテキスタイル使いで、毎シーズン注目を集めるリト。今季は、春夏らしい軽やかな素材を起用しながら、実用性とブランドらしいモードな表情をバランスよくミックスしているのが特徴だ。例えば、アイコニックなドビーストライプ柄は、程よく透け感のある綿混素材で、ハンサムなテーラリングジャケットやワイドパンツとなって登場。ゆったりとしたビッグシャツは、共布で着脱可能なポケットをぐるりと巻き付けたことで、ブラックドレスとのリラクシングなレイヤードシルエットに、程よいアクセントをもたらしている。“connected line”の新作アイテムクリーンなノースリーブのシャツには、ゆるやかなプリーツが目を惹く、艶やかなサテン生地のプリーツスカートを組み合わせ。さり気ないアシンメトリーなシルエットや、モデルの膝を覗かせるスリットも相まって、ベーシックな組み合わせの中にも、女性らしいセンシュアルなムードが感じられる。そして実はこのピース、リトの他のアイテムと組み合わせて楽しめる“connected line”と呼ばれるもの。スカートはもちろん、シャツに付属するキャミソールもそれぞれ単品でスタイリングできる、マルチな一面も持ち合わせている。テキスタイルに想いを込めてリトならではのオリジナルテキスタイルも印象的だった。一見シンプルなベージュの2ピースに採用されたのは、ブランドの頭文字“R”が分裂して進化をしていく様を表現したジャカード生地。モノで溢れる時代の中で、洋服の鮮度を保ったまま長く纏ってもらうこと――“纏う人によってどんどん変化して貰いたい”というデザイナーの思いを、モチーフに託した、愛情たっぷりのデザインとなっている。カラーパレットカラーは、ピュアホワイト、アイボリー、ベージュといった穏やかなパレットをベースに、時折はっと目を惹くコバルトグリーンやサファイアブルーを差し込んで。キーパターンである“ストライプ柄”同士を組み合わせた2ピースには、ピッチや素材に変化を加えることで、大人の遊び心溢れるスタイルを提案した。より“特別な”素材へなお“Continuous Structure”をテーマに、サステイナブルも意識したという今シーズンからは、廃棄を余儀なくされた繊維の再生を新たに決意。本コレクションを皮切りに、 繊維を土として再利用とする「繊維培地事業」への取り組みをスタートしていくという。
2020年10月15日シャネル(CHANEL) 2021年春夏 プレタポルテ コレクションが、パリ・ファッションウィークにて発表された。シャネルの“ミューズ”にオマージュを捧げてシャネルの長い長い歴史を支えてきた、女優たちとの深い絆。いつの時代も、シャネルスーツに身を包んだ自信に満ち溢れる彼女たちは、人々に夢を与える存在であると同時に、メゾンのミューズでもあった。今シーズン、ヴィルジニー ヴィアールは、そんなシャネルと繋がりの深い女優たちへのオマージュを捧げたコレクションを発表。遠い昔の記憶に残るミューズから、現代に生きる彼女たちまで、“愛すべき女性”たちに捧げる喜びに満ち溢れたコレクションに仕上げている。ボリューミーなジャケットスタイルヴィルジニーが思い浮かべたのは、レッドカーペットでフォトグラファーたちから声をかけられ、フォトコールに臨む女優たちの“瞬間”を捉えた姿。堂々と構え、風格がある彼女たちの様子を表現するかのように、今季のジャケットは、肩幅を強調したややボリューミーなシルエットで仕立てられているのが特徴だ。フレッシュな要素でモダンにアレンジそれと同時にヴィルジニーが意識したのは、往年の女優達の存在をイメージさせるような“ヴィンテージ風”ではなく、活気にみちたモダンさを加えること。そのためアイコニックなツイードジャケットは、フレッシュなショート丈で再解釈され、快活なショートパンツと共にスタイリング。また足元には、素足×サンダルという春夏らしい組み合わせで、爽やかなムードもプラスしている。ショーを彩る鮮やかなカラーエクリュやブラックといった、メゾンを象徴するクラシカルなパレットのピースに並び、蛍光カラーのジーンズ、メタリックレッドの煌びやかなジャケット、ペールピンクのカプリ パンツといった、ハッと目を惹くカラーアイテムを取り入れているのも今季の特徴といえるだろう。“ネオンライト”のようなCHANELロゴも中でも印象的だったのは、ネオンライトのようなCHANELロゴをプリントしたミニ丈のドレス。ラップスカートのように、腰元でぐるりと布地を巻き付けたアシンメトリーなシルエットによって、その大胆なロゴをカモフラージュしているかのような、ユニークな表情に仕上げている。またモデルの手元には、同モチーフを全面にあしらった、カジュアルなトートバッグも登場した。ゴージャスな装飾も取り入れてショーの終盤に掛けて現れたのは、フサフサと揺れるフェザーや、煌くスパンコールなど、華やかな装飾をあしらったゴージャスなピース。またブラックの軽やかなシフォンが象徴的に差し込まれ、ツイードと切り替えたドレスとなったり、まるでマントのようにモデル達の肩から掛けれられていたりする。それらはいずれも“レッドカーペット”の装いを連想させる優雅な佇まいで、それも又観る者をシャネルの夢の世界へと誘うのだった。
2020年10月12日モスキーノ(MOSCHINO)は2021年春夏コレクションを発表した。“逆さま”をキーワードに今季のモスキーノのキーワードは“トプシー・ターヴィー(=逆さま)”。日常が非日常に、非日常が日常に。前シーズンとは違う、生活の様式や意識が価値観が180度変わったかのような現在の世界。そんなサーカマスタンスからインスピレーションを得たピースを展開していく。パラダイムシフトに伴う社会の変化とはクリエイティブディレクターのジェレミー・スコットは、世界中でそのような考え方の変化“パラダイムシフト”が進行すると、今まで見えなかった社会の内部構造が露わになると考えた。コレクション内のウェアたちはそんなジェレミーのマインドを反映し、内側が外側に、表裏が逆になったようなデザインで構築されている。エッジ、シーム、コルセットの骨組み...通常洋服の内側にあるパーツが表面に露わになる。裏地のステッチや縫い代もすべて表側に。ただ、一見すると違和感なく、まるで元々“表側の存在”だったかのような馴染みのあるルックスに昇華しており、今まで不可視であった洋服のディテールが秘めたユニークさに気付かされる。騙し絵で表現する“逆さま”トロンプルイユを用いて“逆さま”を表現したジャケットやワンピースも目を惹く。ジャケットは、ラペルやショルダー部分にステッチを走らせ、ワンピースは裾の表側にタグを配するなど、騙し絵の以外にも“逆さま”な要素を詰め込んだ。アクセサリーも裏表逆にモデルが手に持つバッグにもインサイドアウトの仕立てが反映されている。モスキーノらしいプレイフルな表情は、デイリーのコーディネートにアクセントとして単体で取り入れることも出来そうだ。柔らかいトーンが主役のカラーパレットカラーパレットはペールゴールド、プリンセスブルー、ピーグリーン、プリティピンクといった華やかさと柔らかさのある色で構成。テキスタイルではどこか日本の着物を思わせる、光沢のあるシルク素材が存在感を発揮。リュクスな雰囲気を醸成している。
2020年10月11日ロンシャンは、2021年春夏コレクション「Tres Paris~現代のパリジェンヌを讃える調べ~」を発表いたします。本コレクションでは、現代のパリジェンヌにインスピレーションを得て、彼女たちに宿る女性らしさ、そして肩肘張らずに自らを表現する秘めたエネルギッシュさを全37ルックに落とし込みました。アーティスティック・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌは「2021年春夏コレクションをデザインするにあたり、クラシックなパリジェンヌが得意とする、いわゆる“洗練された”スタイルから少し距離を置くことに決めました。コレクション全体に共通する大胆でわずかにオフビートなスタイルは、“王道からはあえて外れて、自分のペースでゆるく生きる”という現代のパリジェンヌが持つ小生意気さを表現し、同時にロンシャンのスタイルであるカジュアルさと奔放さも溶け込んでいます」と語っています。<インスピレーションとカラーパレット>今回のコレクションは、メゾン発祥の地パリに暮らす現代のパリジェンヌ、そして3人のアーティストによる作品群に影響を受けています。コレクションに散りばめられたメタリックな仕上げ、そしてはっとする鮮やかな色使いは、アメリカ カリフォルニア州出身の現代美術家であるジェームズ・タレルへのオマージュです。タレルは、光と空間を題材に掲げ、光を知覚する人間の作用に着目したアーティストであり、日常生活では意識することがない光の存在を認識させるようなインスタレーション作品を数多く制作しています。また相反するように登場するコーラルやくすんだオレンジピンクといったカラーは、フランス パリ出身の彫刻家ルイーズ・ブルジョワとイタリア トリノ出身のアウトサイダー・アート表現者キャロル・ラマの作品にインスパイアされています。ブルジョワとラマは分野こそ違えどそろってフェミニニティーが創作の源のひとつであった女性芸術家です。<プレタポルテ>パリジェンヌに贈る本コレクションは、スカート、トップ、シャツのフロント部分などに大胆に施されたマクラメがキーノートとなり、遊び心やカジュアルな雰囲気を演出しています。その特徴的な網目は、プリントとしてもアイテムやバッグ、アクセサリーに登場いたします。またプレタポルテ全体の流れとしては、ロンシャン・ウーマンがもつ二面性とフェミニニティーを表現するかのように、ジップアップのスウェットシャツやジョガーパンツといった動きのあるスポーツウエアが加わる一方で、目を見張るようなイギリス刺繍があしらわれたロマンティックなルックも展開します。「洗練された男性のワードローブにインスパイアされたテーラードアイテムも織り交ぜ、官能的な側面を出したいと考えました。かっちりしたルックをあえて色鮮やかな色で表現したり、素材で遊んだり、フローラルプリントのようなデザインを施すことで、よりフェミニンに仕上げることにしたのです。」(ソフィ・ドゥラフォンテーヌ)<バッグコレクション>「ル プリアージュ(R)」メゾンを代表するアイコニックなコレクションの新作にはゴージャスなメタリックキャンバスを用い、今季らしいシャイニーな装いに刷新しました。サイズは引き続きナノからメガまで豊富に展開しており、特にナノサイズは首にかけて印象的なスタイリングに仕上げることも可能です。また2021年春夏コレクションでは、コットン製のネットバッグで有名なフランスのメーカーFILT(フィルト)社と手を組み、ユニークでオフビートな新作も登場いたします。コットンメッシュのボディに「ル プリアージュ(R)」のロシアンレザー製ハンドル/フラップを合わせた新作は、夏の装いにアクセントを添える究極のトートバッグに進化いたします。「メールボックス」2020年秋冬コレクションで新たに登場した「メールボックス」コレクションは、装いを新たに登場いたします。今季はロンシャンの9つのアルファベットでデザインされたLGPモノグラムプリントとデニム素材をバッグ全面で大胆に組み合わせたり、クロコの型押しバーニッシュレザーを切り替え部分に用いたり、コントラストを効かせたバッグに仕上げました。「ロゾ」「ロンシャン 1980」「ル プリアージュ(R)」と同じ1993年に生まれた「ロゾ」、そして1980年に発売されたバッグをリバイバルした「ロンシャン1980」は、ブランドの礎とも呼ぶべき存在感を放っています。今季はなめらかなビニールスタイル、そしてクロコの型押しレザーという2種類での登場となります。新コレクション「ブリオッシュ」今夏にデビューを飾る新作は、パリジェンヌが愛してやまない菓子パンのようにふわふわなシルエットでかたどられたクロスボディバッグです。柔らかなパット入りレザーに調節可能なチェーン付きと、未来のitバッグになり得る要素が満載です。「メゾンが誇るサヴォアフェールを活かした、本格的な新コレクションをデザインしたいと考えていました。何年にもわたって愛用いただけるような、高い耐久性とより良いデザインを兼ね備えたバッグを目指しました。」(ソフィ・ドゥラフォンテーヌ)ロンシャン2021年春夏コレクション「Très Paris~現代のパリジェンヌを讃える調べ~」は、ソフィ・ドゥラフォンテーヌの“Less is more.(少ないことは豊かなこと)”という精神に基づき、現代に生きるパリジェンヌがもつ気張らないゆるさのあるワードローブを提案いたします。【ロンシャンについて】1948年にフランス パリでジャン・キャスグランが創業した、現代性溢れるラグジュアリーとクリエイティビティ、ダイナミズムが融合したメゾンブランド。パイプにハンドステッチレザーを巻いた、世界初のラグジュアリー革巻きパイプからはじまったブランドは、70年以上に及ぶヘリテージを踏襲しながら、現代に生きるロンシャン ウーマンを彩るスタイルを発信し続けています。ロンシャンは、1993年に発表した、折り紙からインスパイアされた「Le Pliage(R)(ル プリアージュ(R))」やバンブーのトグルが印象的な「Roseau(ロゾ)」など、フランスのサヴォアフェールが宿るアイコニックかつタイムレスなバッグコレクションを世に送り出してきました。現在は、アーティスティック・ディレクター ソフィ・ドゥラフォンテーヌのもと、フレンチ・エレガンスを再解釈したプレタポルテや、レディース・メンズ向けのバッグ、アクセサリー、シューズ、アイウエア、トラベル用品を毎シーズン発表しています。家族経営の伝統を守るロンシャンは、今もキャスグラン家が所有・経営、世界80か国に300を超える直営ブティックを所有しています。日本では、2019年7月に「ロンシャン ラ メゾン銀座」が誕生し、フラッグシップである表参道・銀座のラ メゾンを含む54ストアを擁します(2020年9月時点)。また、フランス セグレに構えるアトリエを拠点にクラフトマンシップを重んじるロンシャンは、2007年以降、フランス政府により無形文化財企業に認定されています。公式オンラインストア @Longchamp.Japan企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月11日sacai(サカイ)の2021年春夏コレクションが、2020年10月7日(水)小田原・江之浦測候所で発表された。sacai、3年ぶりとなる日本でのショーsacaiが日本でコレクションを発表するのは、2017年にアンダーカバー(UNDERCOVER)と合同でショーを実施して以来3年振り。今回は、神奈川県小田原市にある、現代美術作家・杉本博司が設計した建築・江之浦測候所にて、ランウェイ形式で新たなコレクションを披露した。鮮やかな色を伴った軽やかなピースショー序盤から複数登場したのが、異素材をボーダーや格子状に組み合わせたデザインのピースたち。シースルーのジャケットやスカートなど、透け感を持ち合わせたアイテムは風にたなびき、軽やかな表情を見せる。カラーパレットは、カーキやブラック、ホワイトなどをメインに、レッドやダスティーなピンクを追加。前シーズンと比較するとコレクション内での色彩のコントラストがやや強くなった印象だ。顕在するハイブリッド“ハイブリッド”というsacaiの核を成す重要なキーワードは、今季も再構築というメソッドを通してコレクション全体に活きる。中でも目立ったのが、テーラードジャケットの要素を取り入れたアイテムたち。デニムジャケットやワンピース、スカートといった様々なアイテムが、テーラードジャケットを解体し組み立て直したような様相を呈していた。MA-1をリビルドしたアイコニックなピースはランウェイの上でも存在感を発揮。胸元を大きく開いたMA-1とコマンドセーターのエッセンスを融合したワンピースは、センターに大胆にジップを配置し、エッジィなルックスに仕上げている。シャーデーの存在また、ショーの中で一際目を引いたのが、イギリスのバンド・シャーデーのボーカル、 シャーデー・アデュのポートレートをフロントに配したTシャツだ。ショーBGMにも今回シャーデーの楽曲が起用されており、同バンドが今季のsacaiのクリエイションに影響を与えたことは間違いないだろう。
2020年10月11日■全体の星回り(2020年10月11日~2020年11月10日)いよいよ10月。いい季節になりましたね。ストレスの多いときではありますが、せめて美味しいものを食べて、気持ちを前向きに。水星は10月14日から逆行を始めます。コミュニケーションが滞ったりする暗示が。でも、この期間は過去を振り返ることでいろいろなヒントを得られるタイミングになるでしょう。昔のことを思い出してみるのもおすすめです。10月19日~25日頃は、金星が木星や土星などといい角度を次々に作るので楽しい出来事が増えそう。土星などとの関係から、しっかり安全を確保しながら、楽しみ方を工夫していくことが鍵になりそうです。■12星座占い(2020年10月11日~2020年11月10日)■牡羊座支配星の火星は引き続き牡羊座でも後ずさりし続けています。10月23日に太陽も牡羊座と目線を合わせない位置へ。パワーはあるものの、なぜか不完全燃焼になりがちなときです。人に期待しすぎると肩透かしをくらったり、リズムを乱されたりしそう。まずはストイックに自分のことに集中しては? 恋がしたいのならチャンスは10月28日以降になるでしょう。エレガンスという言葉にふさわしい人、淡いピンクが似合いそうなキレイなイメージの人と出会える可能性も。間合いをはかりながら接近していくことが幸運につながります。■牡牛座10月27日まではあなたの守護惑星である金星が微笑んでいます。地の星座にある大惑星たちとあなたの守護惑星が次々にいい角度を取り、秋の気配が深まるにつれて素敵なムードに包まれそう。突然のハプニングの後、あなたに大きな影響を与えるような、ドラマチックな出会いに恵まれる、なんてことも。目先の損得に惑わされず「これ、素敵!」と心を揺さぶられるような出来事があればその衝動にしたがって。10月25日前後は、静かだけど確かな喜びを感じられそう。10月28日以降、生活を整えることがポイントに。■双子座支配惑星の水星は逆行中。8ハウスから7ハウスへと戻ってきます。深入りして人間関係がこじれたなら、気持ちを少し前の状態に巻き戻すことが重要です。ある程度距離を取れればやり直すのは比較的簡単なはず。11月1日前後、驚くようなことが起こるかもしれませんが、それはあなたの生活サイクルを見直す、いいきっかけになるでしょう。全体に、二歩戻って三歩進む、というイメージでやっていくのがスムーズにコトを進める鍵になりそうです。■蟹座10月23日に太陽はあなたを応援する星座に入ります。そこからあなたのリズムも整っていくでしょう。それまでは、身近なところで起こる細かなトラブルや雑事のためにペースを乱されそうな予感。一つ一つを気にしているとキリがないので、小さなことはスルーの姿勢が◎。10月23日を過ぎると、あなたの善意が周囲に伝わりそう。みんなで楽しくやっていこう、という気持ちが自分自身も幸福にしてくれます。10月17日の新月には、自分の足元を見つめ直して。快適な「おうち」を作るチャンスに恵まれます。■獅子座10月22日までは太陽が知性のハウスを通過し、あなたの頭脳がフル回転しています。どんどん情報や知識をインプットしないともったいないですよ。あなたのマインドにはまだキャパシテイがあります。水星は逆行しているので、とくに、過去に学んだことを総ざらえしたり、復習したりするのに力を入れてみてはいかがでしょう? それ以降は、あなたの足元を見つめ直すことが幸運のポイントになるはず。久しぶりに幼馴染や同窓生と連絡を取ってみては? 10月31日の満月ならとくによさそう!■乙女座10月23日に太陽は知性のハウスへ。一方で水星が逆行に転じています。かなりユニークな発想ができるとき。間接的、あるいは逆説的な表現が相手の心に響く、なんてこともあるかもしれません。巧みな言葉遣いが、相手の気持ちを惹きつけそうな気配。10月18日、金星が海王星と180度を取り、ロマンチックな気持ちが高まります。この前後は、大事な人と過ごしたり、素敵な映画を観たり、なんて行動がおすすめ。10月19日は幸運日。自分へのご褒美も◎。ちょっとゴージャスなものをあなた自身にプレゼントしてみて。■天秤座10月22日までは太陽が天秤座に滞在し、あなたにスポットライトを当てています。ふだんは相手を立てることを考えがちな天秤座さんも、今は自分を押し出すとき。あなたがしたいことをはっきりさせたほうが相手も動きやすくなるでしょう。ただ10月14日は太陽と火星が180度へ。この前後は「ソフトに」をモットーに行動して。10月17日の新月は新しいスタートのタイミング。10月23日以降、今抱えていることをこなしていく方法を考えて。手を広げるよりも守りのスタンスが着実な成果を与えてくれるはずです。■蠍座10月23日に太陽が蠍座に入って、あなたをパワーアップさせていきます。それまでは自分の中に力を蓄えておくことが大事かも。アウトプットよりもインプットに力を入れて。それも一気に、というのではなく少しずつ、噛み砕けるだけの量を時間をかけて理解していくのが吉。本を隅々まで読んだりすると得るものは多いでしょう。一つの思いをじっくりと巡らせていくのがポイントになってくるはず。また、逆行する水星はあなたに懐かしい再会をもたらしてくれそうです。■射手座10月22日までは、太陽はあなたの「友情のハウス」に滞在します。幅広いネットワークを作れるでしょう。とくに過去の友人たちとの再会も期待できそう。こんなときだから「どうしてる?」の一言が、旧交を温めるきっかけになるはず。10月28日以降、金星もよい角度に入り、そこにもう少し「色っぽい」要素が加わってくるかも。恋の可能性もあります。あるいは、あなたのセンスを磨いてくれそうな人が現れる予感。以心伝心、まるでテレパシーのように気持ちが通じ合ったりしそうです。■山羊座10月22日までは、太陽があなたの星座にある惑星群と緊張関係にあり、かなりハードな時期に。10月11日~19日くらいまでは慎重に過ごすこと。対人関係などで思わぬ事態を招く可能性もあるので要注意。リスクの高い物事からは身を遠ざけましょう。一方で、集中して一つのことをやり遂げるにはいいタイミング。10月23日以降、運気は少し落ち着いてきます。表情にも余裕が戻ってきそう。気のおけない仲間との交流の時間も再び増えてきそうな予感。オンライン上のコミュニケーションをうまく活用してみて。■水瓶座先の見通しを立てるには10月22日までがチャンス。いろいろなことにこだわらないで、素直にあなたのヴィジョンを描けそう。現実的な制約や条件はいったん外して、もし一番ベストなやり方があるとしたら…というように考えてみて。そこから現実的な形をつくり上げていくほうがいいのです。10月23日以降、太陽は天頂へ。あなたの社会性にスポットがあたります。自分を認めてくれる人がどんどん現れそうな予感。逆に、10月31日の満月前後はプライベートな領域を大事にするのが鍵に。■魚座10月23日以降、太陽がいい角度に入ってあなたをバックアップ。それまでは、何かしらを動かそうとすると歯車にキシミを感じたりするかもしれません。でも、それは足元をもう一度見てみなさいという星からのメッセージ。実は、あなたを支える人を大事にできているかもう一度考え直して、とか、周囲との信頼関係を再び築き直してみて、というサインの可能性も。10月19日前後、思いがけないギフトをもらえそう。それを、感謝を込めて受け取ることで、幸運に導かれるでしょう。**************************■プロフィール鏡リュウジ雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍し、絶大な人気を誇る心理占星術研究の第一人者。占星術、占いに対しての心理学的アプローチを日本に紹介し、従来の「占い」のイメージを一新した。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授など多方面で活動中。
2020年10月11日ドルチェ&ガッバーナは、2021年春夏に向けて、「シチリアのパッチワーク」をテーマに魅力溢れるコレクションを発表しました。パッチワークは多様な現実、文化、人々の融合のメタファーであり、人はその手とエネルギーで独創的なものを生み出します。このエレガントなショーを完璧なものに仕上げているのが、時代を超越したメイクアップであり、デザイナーの美しさに対するビジョンと純粋な女性らしさを象徴するものとなっています。健康的で磨き上げられた肌をベースに、キャットラインの跳ね上げと、ヌード色やピンク、レッド等の鮮やかでマットな口紅が特徴的なメイクアップです。まずシークレットシールド プロテクティブ スムージングプライマーを顔全体にのばして肌を整えました。瞬時に毛穴がなめらかになり、きめ細やかで輝きのある、メイクアップに最適なベースに仕上げることができます。そしてミレニアルスキン オンザグロウティンティッドモイスチャライザーを重ねることにより、均一なトーンと健康的な光沢がプラスされ、モデルの肌とスムーズになじみながらナチュラルで完璧な仕上がりが完成しました。 頬にはソーラーグロウ イルミネーティングパウダー デュオを円を描くように頬骨の上にぼかし、健康的でつややかな色味をほんのりとプラス。ゴールドとブロンズの色味で輪郭をぼかしながら、頬の一番高い部分にピンクとピーチカラーを重ねて健康的な血色の良さを演出しました。アイメイクにはドルチェ&ガッバーナらしさが見事に表れています。フェリンアイズ インテンスアイシャドウ クアッドの2:Sweet Cocoa、3:Smoky Taupe、4:Italian Baroqueを使用し、エレガントに際立った立体感のある目元を演出しました。明るめの色味をまぶた全体にぼかした後、上まぶたの際にダークな色味をサッと入れて目元の際立ちと深みを強調。インテンスアイズ クリーミーアイシャドウスティックの6:Goldで目頭にハイライトを入れ、輝きをプラスして明るい印象を演出しまいた。ドルチェ&ガッバーナの象徴的なアイラインを引くためには、グラムライナーの1:Black Intenseを使用。上まつ毛の生え際に沿ってこめかみに向かってラインを描き、特徴的な黒の跳ね上げを作りました。モデルの眉毛は上向きにブラッシングされ、ザ・ブロウライナーで強調しています。自然な眉毛を演出するように軽いタッチで描き、やわらかなボリューム感がありながら、くっきりと整った仕上がりになっています。最後にまつ毛一本一本をしっかり捉えて最大限に際立たせるパッションアイズ インテンスボリュームマスカラの1:Nero Siciliaを使用し、目を見張るようなボリューム感のあるまつ毛に仕上げ、このキャットアイルックは完成となりました。アイメイクが主役であるものの、大胆でマットなレッドとフクシアピンクに彩られた唇もそれに劣らず魅惑的でした。 パッションリップ クリームトゥーパウダーリップペンの110:Pure Nudeと220:Rose Temptation、240:Rosebud Obsession、270:Easy Rose、600:Passionate Red、630:Delicious Cherryと640:#DGAmoreが緻密に塗布され、唇の曲線と輪郭を包み込むリッチな色味が、驚くほどフェミニンで官能的な印象を与えました。【使用商品リスト】FACEシークレットシールド プロテクティブ スムージングプライマー SPF50・PA++++ 30mL/7,700円(税込8,470円)ミレニアルスキン オンザグロウティンテッドモイスチャライザー SPF30・PA+++ 50mL/5,700円(税込6,270円)ソーラーグロウ イルミネーティングパウダー デュオ 1:SWEET PINK, 2:PEACH BLOSSOM, 3:GOLDEN SAND & 4:BRONZE FEELING 7,300円(税込8,030円)EYESフェリンアイズ インテンスアイシャドウ クアッド 2:Sweet Cocoa, 3:Smoky Taupe, 4:Italian Baroque 7,800円(税込8,580円)インテンスアイズ クリーミーアイシャドウスティック 6:Gold 4,600円(税込5,060円)グラムライナー 1:Black Intense 4,100円(税込4,510円)ザ・ブロウライナー 1:Soft Brown, 2:Chestnut, 3:Mocha , 4:Stromboli & 5:Nero 4,200円(税込4,620円)パッションアイズ インテンスボリュームマスカラ 1:Nero Sicilia 5,000円(税込5,500円)LIPSパッションリップ クリームトゥーパウダーリップペン 110:Pure Nude, 220:Rose Temptation, 240:Rosebud Obsession, 270:Easy Rose, 600:Passionate Red, 630:Delicious Cherry, 640:#DGAmore 4,000円(税込4,400円)*価格は参考小売価格です。(店舗によって異なる場合があります)「ドルチェ&ガッバーナビューティ」について:自由に魅力を開花させ、煌びやかな日常に変えるブランド。女性であることを謳歌し、妥協しない美しさ表現する女性たちに、イタリアの太陽のようなポジティブなエネルギーをもたらします。現在、国内8店舗で展開中。*取扱い店舗:伊勢丹 新宿店、三越 銀座店、ウィズ原宿内資生堂ビューティ・スクエア、ルミネ横浜店、ジェイアール名古屋高島屋、高島屋 大阪店、大丸 札幌店、福岡 岩田屋本店ECサイト:ワタシプラス.@cosme shopping、三越伊勢丹オンラインストアmeeco、高島屋オンラインストア、大丸松阪屋オンラインショッピング、HANKYU BEAUTY ONLINE資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ オンラインポップアップ」を期間限定で開催中:商品の詳しい情報は:企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年10月10日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。光のなかで──平坦だと思っていたものが、日が沈んで月光が差すと、思わぬ輝きを放つことがある。今季のアクネ ストゥディオズは、光の下で多彩に表情を変える素材を基調に、光の流れにたゆたってはきらめくようなスタイルを披露した。光のきらめきコレクションを彩るのは、刻一刻と変化する光に合わせてその表情を変える素材の色彩だ。ゆったりとしたトレンチコートに使用したパールオーガンザには、グラデーションをなす染め模様を。シワ加工を施したドレスやバッグには、夢の中のような虹色のきらめきを。玉を解いて流したような色彩は、コーディネートされたアイテムのニュートラルカラーと繊細に交差している。光と空気に身をまかせ軽やかなシアー素材で左右非対称に仕立てたドレスは、随所に布地を重ねるとともにギャザーをランダムに寄せ、さながら光の流れにたゆたうかのように優美なひだを作っている。他方で、肩や胸から裾にかけて広がるマキシ丈のドレスは、身体を覆うというよりも、空気とともにふわりと包み込むと言うのが比喩以上にふさわしい。軽やかな重なりゆったりとしたテーラードジャケットは、ライニングから作られた柔らかな素材感で。網目の大きなニットを重ねることで奥行きと動きを加えつつも、ふわりと宙に浮かび上がるかのような軽やかな印象にまとめた。対照的に、レザーのショルダーバッグには極太のストラップを組み合わせ、重量感のコントラストを演出している。同様に、ざっくりとしたネットのウェアは、切りっぱなしレザーを使ったスリーヴレスドレスの下に、あるいはブラトップとパンツの上に重ねて。風に揺らめくシアー素材のドレスはもちろん、半透明素材を使用したラップスカートやパンツといった多種多様な素材によって、軽やかさはそのままに独特の奥行きをもつレイヤードスタイルを多彩に提示した。また、ドレスやスカートなどの随所にあしらわれたコードも歩みに合わせて揺らめいて、軽やかな動きを強調している。星柄をのせて今季は、ロサンゼルス在住のアーティスト、ベン・クイン(Ben Quinn)とコラボレートしたアイテムも登場。星を描いたペインティング作品をメタリックオーガンザのチュニックなどにプリントして用いるだけでなく、繊細なパッチワークによりドレスやスカートにもあしらった。
2020年10月09日2011年、東日本大震災の渦中に上演されたこまつ座『日本人のへそ』が、東北へのオマージュを込めて2021年3月、10年ぶりに上演される。井上ひさしの劇作家としての本格的デビュー作であり、喜劇、ミュージカル、 日本語、 推理劇、 そしてどんでん返しの連続と、好きなものをこの一作にすべて注ぎ込んだ井上ひさしの劇作の原点ともいえる作品。東北岩手から集団就職で上京したものの、大都会の中で職を転々とし、ついには浅草ストリップの華に仕立てられたヘレン天津の一代記。大どんでん返しの連続で、息をもつかせぬスピード感で疾走するエネルギッシュな音楽劇だ。演出を手掛けるのは鬼才・栗山民也。この度出演が決まった井上芳雄、小池栄子、朝海ひかる、山西惇からコメントが到着した。井上芳雄(会社員役)コメント井上芳雄「井上さんの最初の作品と、最後 の作品をやれるのは面白いんじゃない?」演出の栗山さんからもらった言葉が忘れられません。僕は井上先生の遺作である『組曲虐殺』 に出演させて頂き、人生が変わったと思っています。それ以来、先生の作品を次の世代に伝えるための綱を担ぐ一人でありたいと、願い続けてきました。そして、処女作にはその作家の全てが詰め込まれていると聞いたことがあります。以前『日本人のへそ』を観劇した時には、作品が持つ途方もないエネルギーに驚くと共に、『組曲虐殺』へと繋がる思いも確かに感じました。そのエネルギーと思いを自分の身を持って確かめられる幸せと 、今回のカンパニーの皆さんと一緒に今のお客様にお届けできる喜びを、舞台上で爆発させたいと思います。小池栄子(ヘレン役)コメント小池栄子この度、ヘレン天津を演じさせて頂きます。岩手から上京した女学生がストリッパーになり、そこからヤクザの女になったりと成り上がっていきます。自分にとって未知なる領域のお芝居になる予感がしています。ドキドキ、ワクワクです。栗山さんの鋭い演出のもと、井上ひさし作品ならではの言葉遊びを存分に楽しみ、言葉の力、伝える力をお客様と共にじっくり味わえたら幸せですね。肉体も脳ミソもグチャグチャにして、まさに体当たりで演じたいと思います。朝海ひかる(アナウンサー役)コメント朝海ひかる井上ひさしさんの原点ともいわれている作品『日本人のへそ』に出演できると聞きとても嬉しかったのと同時に、何でもありのこの作品に自分がちゃんと順応できるのか…...。挑戦しつつ、苦悩しつつ、そしてやっぱり最後は楽しんで演じられたら幸せだなぁと思っております。また新たな『日本人のへそ』をお楽しみ頂ける様、スタッフの皆様、キャストの皆様と共に挑んで参ります。山西惇(教授役)コメント山西惇私が初めて栗山民也さんとお仕事させていただいたのは2011年の新国立劇場『雨』でした。それ以来、何度も井上ひさしさんの作品でご一緒させていただきましたが、栗山さんはよく「井上さんの戯曲の中で最も好きなのは、やっぱり『日本人のへそ』なんだよ。」と話されており、私もいつか機会があればと願っていたものが遂に実現する事となりました。奇しくも2011年以来の再演です。日本人が、いや世界中の人たちが元気を取り戻そうとしているこの時期に、この作品を上演出来る事に運命と必然を感じます。猥雑さと毒とパワーと人間への愛とそして笑いと。その後の井上戯曲の魅力の全てが詰まっているこの作品に、最高のスタッフ、キャストの皆さんと共に、全身全霊を掛けて挑みたいと思います。上演は2021年3月に東京公演(紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA)、同4月に横浜公演(関内ホール大ホール)、大阪公演(新歌舞伎座)、その後愛知へ巡回する。こまつ座 第135回公演『日本人のへそ』作:井上ひさし演出:栗山民也出演:井上芳雄小池栄子朝海ひかる久保酎吉土屋佑壱前田一世藤谷理子木戸大聖安福毅岩男海史山崎薫大内唯山西惇ピアノ・朴勝哲【東京公演】2021年3月6日(土)~28日(日)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【横浜公演】2021年4月6日(火)・7日(水)会場:関内ホール 大ホール【大阪公演】2021年4月1日(木)〜4日(日)会場:新歌舞伎座【名古屋公演】2021年4月17日(土)・18日(日)会場:日本特殊陶業市民会館(ビレッジホール)
2020年10月09日エルメス(HERMÈS)は、2021年春夏ウィメンズコレクションをパリ・ファッションウィークにて発表した。自由な開放感と新たなセンシュアリティアーティスティック・ディレクターのナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは、夏の自由な開放感と、新たなセンシュアリティを追求。繊細でありながらも、揺るぎなく凛としたスタイルを提示した。皮膚のように身体に馴染むウェア印象的なのは、繊細さ、滑らかさをもって肌に馴染むウェアの数々。レザースカートに合わせたボディスーツは背中がざっくりと開いたデザインを採用。背中を最大限に見せつつ、生地を肌にフィットさせることで、素肌と連続した、第2の皮膚であるかのような自然さを演出する。また、ブラトップの上からミニマルなオールインワンを重ねたスタイリングや、ボディスーツに構築的なストラップつきスカートを合わせたルックからは、ミニマリズムと呼応するセンシュアリティが見て取れる。直線的なシルエット直線的なシルエットも特徴的。四角形の切り替えを施したレザーのノースリーブドレスや、テーラードジャケットとテーパードパンツのマニッシュなセットアップ、チェーンモチーフを総柄でプリントしたジャンプスーツなどは、身体のラインにそった端正なシルエットを描き出す。ショート丈のベストやジレ、ブルゾンを使ったマスキュリンなスタイリングは、装飾を削ぎ落したウェアのシンプルな造形が身体性をより浮き彫りにしていく。ニュートラルカラーに鮮やかなアクセントカラーパレットは、ベージュやホワイト、グレー、といったニュートラルカラーやブラックといった色彩をメインに用いる一方で、レッドやライトブルーが鮮やかなアクセントに。ウォーミングなオレンジのスカートにはレッドのコンパクトなレザージャケットを合わせ、クリーンなホワイトのレザースカートにはライトブルーのロングコートを羽織って清涼感をプラスする。ステッチやハーネスなど“クラフト”の感触また、クラフトの感触を思わせる細やかなディテールにも注目だ。ベージュのミニドレスの袖には格子状の穴を並べて部分的に肌を見せ、コートやニットの襟はくるくると巻いてエレガントなフォルムに。タイトなミニドレスの上から重ねたハーネスの装飾、スエードのドレスやコートにあしらわれたステッチなどもまた、精巧な手仕事を思わせる。
2020年10月09日ジバンシィ(GIVENCHY)の2021年春夏ウィメンズコレクションが発表された。マシュー・M・ウィリアムズのファーストコレクションクリエイティブ・ディレクターがマシュー・M・ウィリアムズに変わって初のコレクションとなる、今季のジバンシィ。自身が1017 アリクス 9SMなどで培ってきたテクニカル素材の技術や構築的なシルエットを巧みに織りこむことで、伝統的ともいえるエレガンスを基調としつつもシャープな緊張感を湛えたスタイルを披露した。エレガンスと遊び心軽やかなシアー素材を使用した優美なドレスや、ドレープを巻きつけたトップスなど、気品あふれるスタイルを提示する一方で、前後に切れ目を絶え間なく連ねたドレスやパンツのように、洗練された雰囲気にも遊び心を効かせている。ウエストのベルトには、約束や感情を象徴する“南京錠”を装飾として用いており、これはバッグの留め金のみならず、ドレスといったウェアの数々にもふんだんに散りばめた。構築的なシルエット一方で、テクニカルタフタを使用したテーラードジャケットは直線的なラインを基調に組み立てられ、極めて構築的だ。エレガントに身体に寄り添いつつも、ノーカラーでミニマルな表情に仕上げ、丈感をやや長く取り、スリムなパンツを合わせることで、シャープで張りつめたラインを際立てている。シャープなフォルム同様に直線的なフォルムは、レザーで平面的に構成したバッグ状のトップスに顕著だ。立体である身体に合わせれば平面は引き伸ばされ、角の部分がホーンを彷彿とさせるシルエットを生み出している。それは、コレクションでもたびたび登場しているバッグのシャープなシルエットとも相呼応していよう。また、シアー素材は優美にたゆたいつつも、その下には身体のシルエットを直接的に透けて見せるようにコーディーネートされ、むしろ身体をまなざすストイックな視線さえ仄めかされている。斬新なコーティングの“肌理”プリントやレジン加工を施したデニムウェアのように、新しい技術を活かした斬新なコーティングも目を惹く。こうした技法は、手作業で緻密な刺繍を施すことと同様に手間がかかるものであり、伝統的表現だけに留まらず、技術が生みだす独特の表情に目を向けるというマシュー・ M・ウィリアムズの新鮮な感覚を反映しているといえよう。
2020年10月09日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)は2021年春夏コレクションを発表した。新たなコレクションは詩や戯曲と共にアンドレアス・クロンターラーの10作目となる今季は、ランウェイではなく真っ白な空間で撮影したムービーでコレクションを発表した。ムービー内では、ポエムの暗唱と共に新たなピースを発表していく。ヴィヴィアン・ウエストウッドが書いた詩の暗唱と共に登場したナイトローブは、リサイクル素材を用いた凹凸のある表情豊かなを生地で製作。デザイナーである一方で環境保護アクティヴィストであるヴィヴィアンの意志が活きたアイテムの一つだ。シェイクスピアの戯曲『テンペスト』と共に発表したのは、ボーンプリントを施したTシャツとスウェットミニスカート、フラワープリントのブーツ。アンドレアス・クロンターラーらしいアグレッシブで斬新な合わせはまるで“嵐”のようにインパクトのあるビジュアルを完成させている。不規則に渦巻く翡翠色で彩ったショート丈のボマージャケットも目を惹くアイテムの一つ。コレクション内では、同素材を用いたドレスなどもラインナップされる。ユニークな合わせで個性を引き立たせて暖色を複数組み合わせたダブルブレストのジャケットには、ミニドレスとして着用出来るオーバーサイズのユニセックスシャツを合わせて。フォーマルなアイテム同士を組み合わせてドレスダウンした独創的なスタイリングが、各アイテムの個性を引き出している。“あなたが必要なものだけをよく選び、ファッションのあるべき形を見つける”ブランドが提唱するこの言葉を体現するように、一見複雑に見えるルックも組み合わせているアイテムの数は2つから3つのものが多い。一つ一つのアイテムに強い個性を宿すことによって、より小点数で独創的なスタイリングを完成させる前衛的なクリエイティブは、今季も鮮やかな形で洋服たちに反映されていた。
2020年10月08日ポーラ最高峰ブランド「B.A カラーズ」の2021年春コスメが、2021年3月1日(月)より発売される。「生命の循環」から着想したB.A春コスメB.A カラーズ2021年春のメークアップコレクションは「生命の循環」がテーマ。花開き、実り、大地に返り、芽吹く生命のサイクルに想いを馳せ、纏う者の美しさを引き立てる生き生きとしたカラーを提案。自然な艶&立体感演出リップグロスみずみずしくふっくらとした印象の唇に仕上げてくれる、「B.A カラーズ リップグロス」には新2色が追加。どんな表情にも寄り添うみずみずしいカラーは、美しい発色と立体感のある仕上がりで弾むような口元を叶える。どちらのカラーも美容成分配合で、唇の潤いを長時間キープしてくれる。ペタルピンク:咲き誇る花々のようなエレガントなモーヴピンク。優美で落ち着いた、女性らしい柔らかい印象を演出してくれる。フルーティルビーレッド:豊かに実った果実のように鮮やかなレッド。クールで華やかな、きりりとした仕上がりを叶えてくれる。唇にもほほにもOKなマルチスティック唇にもほほにも彩りを添えてくれる、マルチスティック「B.A カラーズ コレクティッド カラースティック リップカラー・ブラッシュ」にも新色が仲間入り。唇や肌の質感をいかしながら“透かし質感”で透明感を演出してくれる。テクスチャーは、とろける濃密な肌あたりで、唇とほほをふっくらと整えてくれる。フレッシュピンク:芽吹いたばかりの新芽のようなさわやかなコーラルピンク。キュートで若々しく、快活な明るいイメージに。アースアガット:大地の強さを想起させる深みのあるブラウンレッド。シックで都会的な、大人っぽいお洒落な印象に仕上げてくれる。印象的な目元を叶えるアイライナー&マスカラまた、目もとをくっきり彩る「B.A カラーズ アイライナー リキッド」が新発売。くっきり鮮明な発色で目もとを引き締め、印象的なまなざしを演出する。目もとの動きにもフィットする緻密ラインで、美しい仕上がりを長く続く。カラーは全2色。ブラック:大人の目もとを引き締める漆黒ブラック。ブラウン:さりげなく赤味を仕込んだ、ニュアンスのあるバーガンディブラウン。さらに、美しいセパレートまつ毛を叶える「B.A カラーズ アイマスカラ」も登場。細かい部分のまつ毛、下まつ毛も残さずキャッチして、まつ毛1本1本を際立たせ、印象的な目元を叶える。フィルムタイプでにじみにくいのに、簡単お湯オフできるのも嬉しいポイント。カラーは澄んだブラックと、赤味を忍ばせたピンクブラウンの2色。【詳細】「B.A カラーズ」2021年春コスメ発売日:2021年3月1日(月)・B.A カラーズ リップグロス 新2色 各4,200円+税・B.A カラーズ コレクティッド カラースティック リップカラー・ブラッシュ 新2色 各4,200円+税・B.A カラーズ アイライナー リキッド 新2色 各3,800円+税・B.A カラーズ アイマスカラ 新2色 各4,600円+税【問い合わせ先】ポーラお客さま相談室(フリーダイヤル)TEL:0120-117111
2020年10月08日ビューティフルピープル(beautiful people)の2021年春夏コレクションが発表された。テーマは「Side-C Vol.5 motional.」。洋服が住居になったら?動くことを制限され、家の中に閉じ込められている昨今。ビューティフルピープルの今季のクリエーションは、「このまま家の中に閉じ込められていたら、私たちはソファーと一体化してしまうかもしれない」という“不安”な感情からスタートしている。しかしながら、コレクションを通じて表現したのは“希望”の物語。不安な感情を「洋服が住居として変化したら?」というユニークなアイデアに変え、室内にあるものをモチーフにした洋服を作り上げることで、居心地の良い空間にいる時の穏やかな気持ちや安心感を表現した。ソファやベッドに変わるドレス仕立ての考え方や型紙設計のアイデアは、ビューティフルピープルがここ数シーズン追求し続けている「サイドC(Side-C)」の概念を踏襲。普段は意識することのない重なり合う生地の「間」に注目し、その空間を相互的につなげるポケットを作った。ここに微粒なビーズを吹き込むことで、まるで枕やクッションのようにふっくらとしたフォルムのスカートやドレスを生み出している。この立体的なシルエットは、纏う人の動きによって変化。腰を下ろすと、ボリューミーなスカートはソファーのように、ドレスはベッドのように姿を変える。ベッドリネンやテーブルクロス着想のファブリックファブリックも、テーブルクロスやベッドリネンから着想。ドレスには、ストライプ地や、壁紙などに使用されるフランスの伝統的なパターン“トワル・ド・ジュイ”をイメージした花柄のテキスタイルを採用している。“ニュールック”にオマージュコレクション全体に漂うのは、クラシカルなムード。すそ広がりのスカートやキュッとしぼったウエストなど、“ニュールック”へオマージュを捧げている。歴史的なシルエットが、小さなビーズの動きによって蘇り、新たな命を吹き込まれているかのような様子が伺える。なお今シーズンは、パリファッションウィークにて、デジタルショー形式でコレクション発表を実施した。
2020年10月08日ロエベ(LOEWE)は、2021年春夏ウィメンズコレクションをパリ・ファッションウィークにて、オンライン形式で発表した。ファッションのアート性を探求クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンは、今季のクリエーションにあたり、ファッションのアート性を存分に探求。過去、現在、未来といった全ての時間軸を取りこぼすことなくコレクションの中で表現するために、現実とは対極にあるファンタジーなデザインを採用した。ファッションの世界へ現実逃避ファッションにおけるファンタジーとは、ファッションによって全く別の存在へとトランスフォームすることができる、別の世界へエスケープすることができるという“現実逃避”の可能性を指し示している。誇張された立体的なフォルムは着る人に自信をもたらし、身体そのものを変容。プレイフルなウォール・ペーパープリント、細かく施された花の装飾、贅沢に配されたフリルやギャザーといったデザインは、ファッションの喜びや楽しさで着る人を包み込む。コルセットの骨組みからアイディアを得て、別のパーツへと適用することで柔らかさとユニークなフォルムの形状維持を同時に実現させた。たっぷりと使った布地が翻り、ダイナミックな曲線を描く白のスカートや、チュールを組み合わせた立体的なAラインシルエットのスカートなど、彫刻のような形のウェアが目を引く。“手”で生み出すクラフトのディテールまた、手刺繍や手編み、手作りなど“手”で作り出したクラフト感溢れるディテールにも注目だ。レザーを手編みしたケープは、まるで鎧のようなフォルムながら光沢感を備え、革ならではのしなやかさを思わせる。所々を結んで彫刻のようなフォルムに仕上げたニットドレスには細かいスパンコールを散りばめ、華やかな印象に。ロエベのアイコニックな「パズル バッグ」にもスパンコールをあしらい、きらびやかな佇まいへとアップデートした。ウォール・ペーパーでコレクションを表現尚、今回は、「ショー・オン・ザ・ウォール(Show-on-the-wall)」のコンセプトのもと、オンラインコンテンツを横断しつつコレクションを発表。2021年春夏メンズコレクションの「ショー・イン・ア・ボックス(Show in a box)」ではアーカイブ・ボックスの中にコンセプトを詰め込んだのに対し、「ショー・オン・ザ・ウォール」では、ウォール・ペーパーでコレクションを表現。ハサミやペイントブラシ、道具を入れるバッグと、実寸サイズのルックをプリントしたポスターをセットにしてコレクションを発表した。“ウォール・ペーパーを貼る”という創造的なプロセスを受け手・鑑賞者に委ねることで、コレクションの世界観に能動的に“参加”できるような仕掛けを提示した。
2020年10月08日