一人一人、好きな食べ物や個性が異なるように、妊娠や出産の仕方、子育てだってみんなと同じじゃなくてもいい。親子の数だけ子育ての仕方もあっていいはず。子どもと向き合う時間は限られているからこそ、子どもの成長を感じて笑い、ときに悩み、ときに泣き。無我夢中で子を育ててきた。毎回、子育てを経験したパパとママに話を聞く「子育て、私の場合」。今回話を伺ったのは日本人で2人目の宇宙飛行士として任務を果たした山崎直子さん。2010年、スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗するまで訓練に費やした年月はざっと11年。その間、結婚、妊娠、第一子の出産といくつかの節目を迎え、生後まもない赤ちゃんと共にアメリカで生活をし、その後は単身ロシアに渡っての訓練……。とその都度、優先順位を考え決断をしながら“宇宙”を目指す日々をおくってきた。周囲の人に協力してもらいながら子育てに奮闘し、自身の夢に邁進してきた山崎さんの信条とは。子どもの頃は自分専用の部屋も勉強机もなし!いくつもの小さなきっかけが外国への夢を育んだ世の中に星の数ほど存在する職種の中でも、格段にスペシャルな位置づけにあるのが “宇宙飛行士” ではないだろうか。知力、体力ともに世界最高のレベルを要求される選ばれた人たち、きっと幼い頃から英才教育を受けて育ってきたに違いない――。そんな私たちの思い込みを、日本で2人目の女性宇宙飛行士、山崎直子さんは笑って否定する。「両親からは『勉強しなさい』と言われたことはなかったですね。放任だったのかな(笑)。小・中学生の間は自分用の勉強机すらなかったんです。勉強はいつも居間のちゃぶ台で。その横では父がよくテレビで野球の中継を見ていたので、うるさいなぁと思いつつ(笑)。でも、高校生になると、さすがにパーソナル・スペースがほしいなと思うようになりますよね。それで、廊下の隅に机を置いて、父が仕切りのためのカーテンをつけてくれました。ちょっとした半畳くらいのスペースなので “部屋” じゃないですね(笑)。親とケンカして『入ってこないで!』と言ってこもっても、『ごはんだよ』って、カーテンをパッと開けられちゃいますから(笑)」小学校卒業後は、小学校のすぐ近くにあった公立中学に進学。中学校で初めて習う英語は、まだ見ぬ広い世界への新しい扉を開けてくれた。山崎さんが外国への興味を持つようになったきっかけとして、今でも忘れられない出来事がある。「変な話なんですけど……(笑)、小学6年生のとき、家族で近所のラーメン屋さんに行ったら、インド系の女性のお客さんがいたんですね。お箸を使って上手にラーメンを食べていて。当時、家の近所で外国の方に会うなんて、すごくめずらしかったので、思わずジロジロ見てしまったんです。彼女が帰り際に近づいてきたときは、(怒られるかな?)と思って緊張したんですが、そうじゃなくて。彼女はニコッと微笑んで、日本語で『世界は広いから、あなたもがんばってね』と声をかけてくれたんです。いい方ですよね。その後、彼女はすぐお店を出て行ってしまったので、お礼も何も言えなかったんですけど。テレビのニュースやクイズ番組などで、いろいろな外国の映像を見ていても、実際に外国の人と触れ合うとまた違いますよね。やっぱり世界にはたくさんの国があって、いろんな人がいるんだなぁと実感しました」中学校の部活動では英語部を選択した山崎さんは、アメリカのオハイオ州に住む同い年の女の子と文通も始めた。「市の広報誌でペンフレンドを募集している記事をたまたま見つけたので、じゃあ、やってみようかなと。英語の文章が全然書けないのがもどかしく、英語が書けるようになりたいなぁと思いました。学校の先生が手紙を添削してくれたのも、ありがたかったですね。いつか外国に留学したいと思ったのも、この頃でした」妻であり、母であり、教師であったチャレンジャー号の女性宇宙飛行士の想い外国に憧れる、ごくふつうの日本の女の子が “宇宙飛行士” という職業を初めて現実的に意識したのは、中学3年生のとき。1986年1月28日、テレビ中継で見たスペースシャトル・チャレンジャー号の打ち上げ直後の事故に胸を激しく揺さぶられた。「子どもの頃から『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』など、大好きだったアニメや映画に感化されて、宇宙が好きだなぁと思っていました。でも、当時は宇宙飛行士という言葉すら、よく分かっていなかったんですよね。それがチャレンジャー号のニュースで、現実に本物の宇宙飛行士がいて、スペースシャトルという宇宙船があることが分かったんです。チャレンジャー号の7人の乗組員の中にいた、クリスタ・マコーリフさんという高校の先生だった女性は、NASA TVを通じて、宇宙から数百万人の子どもたちに向けて授業をおこなう予定だったそうなんです。クリスタさんは母でもあり、あとには9歳と6歳の2人の子どもが遺されたことも後の報道で知りました。その頃の私の将来の夢は、学校の先生でした。だから、チャレンジャー号の爆発はもちろんショックでしたが、それ以上に『学校の先生も宇宙に行けるんだ!』という驚きが大きかったですね。今までSFの世界の話だと思っていた宇宙は〝現実〟なんだというのが、自分にとっては大きな気づきでした」文系か理系か、進路に迷った高校時代物理の数式のシンプルな美しさに感動高校は、中学生のとき通っていた塾の先生の勧めで国立の女子校、お茶の水女子大学附属高校へ。自由な校風の中、活発で何事も積極的にがんばる仲間たちとの刺激的な生活は、後の山崎さんの人生を支えるチャレンジ精神を培ってくれた。「勉強を好きだと思うようになったのは、高校時代ですね。それまでは、学校に行けば何となくやるものかなぁという程度で、あまり意識していなかったんです。もともと宇宙が好きだったので、中学生のときは単純に理系に進みたいなぁとは思っていました。それが高校に行くと、留学したいなぁとか、海外で働きたいなぁとか、もっといろいろな選択肢が出てきて……。当時の乏しい知識だと、文系のほうが海外で働ける仕事が多いのかなぁと思ったりもして。文系にしようか、理系にしようか、進路に迷っていましたね。ただ、英語は好きでしたけど、高校には帰国子女のお友達が何人もいたので『彼女たちのほうがすごいなぁ。これはちょっとかなわないかなぁ』というのがあって(笑)。やっぱり私は宇宙のことが好きだし、宇宙を学びながら、どこかで機会があったら留学したいなと思うようになりました」意外にも、中学生までは理科という科目は「大好き」ではなかったという山崎さん。特に暗記するものが多い生物はどちらかというと苦手。一方、高校の授業では、数学や物理のおもしろさにぐんぐん目覚めていった。「アインシュタインの解いた数式など、宇宙の摂理がけっこうシンプルな式で表せてしまうことに感動しました。絵画を見たり、音楽を聴いたりして美しいなと感じるのと一緒で。数学や物理の公式というのも、世の中のひとつの表現方法であり、それを極めていくのは本当に美しいなぁと。もちろん高校時代にそこまで極めていたわけでは全然なくて、あくまでも教科書レベルですけど、でもすごいなぁと思いました」やりたいことを反対されたときこそ自分の意志を見つめ直す絶好の機会女子校でも理系と文系はほぼ半々という環境の中、理系を選んだ山崎さんが目指したのは東京大学理科I類。モノ作りが好きだったこともあり、入学した工学部航空学科では宇宙工学コースに進んだ。さらに大学卒業後、大学院時代の1年間、ロボット工学や人工知能の研究で全米屈指のメリーランド大学に留学する。「留学したいと両親に切り出したときは、猛反対されました。湾岸戦争があったばかりの頃だったので、とにかく危ないと。でも、留学は中学からの夢でしたから、親を納得させるために、まずロータリー奨学金を受ける資格を得て、経済的負担を減らし、留学先の大学を選んで、留学の意義を明確にするなど、1年かけて準備をしていきました。両親も最後は『そこまでがんばったんだったら、行ってきなさい』と応援してくれたので、ありがたかったですね」子どもがやりたいことを全面的に応援し、常にサポートすることだけが親の仕事では決してない。親が疑問を感じたときには、率直に反対意見を伝えることもまた、山崎さんのように、子どもが自らの意志を再確認し、努力することにつながる場合もあるのだ。「その留学中に、出会った方たちから刺激を受け、宇宙飛行士の試験に挑戦したのですが、その時は不合格で、宇宙開発事業団(現・JAXA)に入社し、職員として働きながら、再び挑戦しました。実は、子どもの頃から宇宙飛行士という職業を一直線に目指して、準備を進めてきたわけではなく、子どもの頃の漠然とした宇宙そのものへの憧れが、いろいろなことに出会い、少しずつ形になっていった。その時々で好きなことを続けていたら、自然と道が見えてきた――という感じです。ですから、理系に進むためには、子どもの頃から算数や理科ができなくてはいけない、というわけではありません。特に科学技術は、今、日常生活の衣食住さまざまなこととつながりがあるので、まずはお子さんが興味を持ちそうな観点から、親子で話題を広げていくといいと思います。これを勉強すると、こんなことができるようになるんだ!とか、そういったことが分かるいろんな体験を、身近なところで積んでいってほしいなと思いますね」後編へ続く……PROFILE山崎直子Naoko Yamazaki1970年、千葉県松戸市生まれ。東京大学工学部航空学科卒業。同大学航空宇宙工学専攻修士課程修了後、1996年から宇宙開発事業団(現・JAXA)に勤務。’99年2月に宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年に宇宙飛行士として認定。2010年4月、スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗、宇宙へ。ISS(国際宇宙ステーション)に110日間滞在する。’11年、JAXAを退職。現在、内閣府宇宙政策委員会委員、女子美術大学客員教授などを務める。Photo:Reiko TohyamaText:Keiko IshizukaComposition:Shiho Kodama
2018年08月02日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。ママタレントさんたちの子育て法から参考にできるところを探して、さまざまなママタレントさんの子育てを見てきました。一家の大黒柱としてお仕事をされている声優の金田朋子さん、SNSをメインに活動されている元モーニング娘。の後藤真希さん、シングルマザーの小倉優子さん、ご夫婦ともに芸能人の木下優樹菜さんとそれぞれ異なるスタンスで活動するママタレントさんたちです。そして今回は、ご本人が芸人として活動されている森三中の大島美幸さんです。大島美幸さんの子育てにはどんな子育てのヒントがあるのでしょうか。●『妊活』で活動休止した森三中の大島美幸さん森三中の大島美幸さんは、『妊活』のため、一時的に芸能活動を休止 したことで話題になりました。これをきっかけに『妊活』という言葉が世間に広く知られるようになり、不妊に悩む多くの女性が救われたことと思います。筆者自身も不妊に悩み、断続的に病院で不妊治療を受けていたので、不妊治療を『妊活』とポジティブに表現してくれた ことに感謝しました。妊活が実って息子さんを出産された後も、大島美幸さんは出産前とほぼ変わらない仕事をされています。時々、お子さんと一緒にテレビに出演されますね。子育てで苦労したことも、大島美幸さんから聞くとなんだか面白く聞こえてくるから不思議です。やはりそこは芸人としての力量ということでしょう。●母と芸人としてのスタンスを切り替えるスマートさを学びたい大島美幸さんはママタレントとしての顔と芸人としての顔を二つ持って、それを上手くコントロールしながら芸能活動をしていますね。大島美幸さんの芸人としての芸風はとかく身体を張ったものが多いのが特徴です。そしてお世辞にも子どもに積極的に見せたい、と感じるものではありません。大島美幸さんは出産後、ご自身の芸風について、子どもが産まれても変えるつもりはない、という趣旨のお話をされています。むしろ、『お母さんはここまで一生懸命やっているんだよというのを息子に見せられれば、考え方も変わってくるのかなと思って』いるとのことです。大島美幸さんのお子さんが成長してお母様のお仕事を理解出来るように なった時、どのように感じるかは分かりません。ただ言えるのは、一生懸命仕事しているところを見せること以上のお手本は見つからない、ということです。芸人としての思考と母としての思考を上手に切り替えられる 、こんなに頭のいい人だったんだな、と大島美幸さんに対する見方が変わりました。----------大島美幸さんは芸人としても母としても、どちらも全力投球されているように見えます。そして、とても気持ちの切り替えが上手な人だな、と感じました。子育てにおいては、この気持ちの切り替えがとても重要になると日々感じています。子どもを叱るにしても、だらだらと叱っていては子どものためになりません。大島美幸さんのように、気持ちを上手に切り替えて自分の信じるままに子育てしたいものですね。【参考リンク】・大島美幸、ママになってもお尻出す「このままの芸風で息子にも笑ってもらいたい」|ウーマンエキサイト●ライター/前嶋志保●モデル/杉村智子
2017年12月19日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。ママタレントさんたちの子育てから一般人の子育てにも参考にできるところを探しているところです。これまで、声優の金田朋子さん、元モーニング娘。の後藤真希さん、シングルマザーとなられた小倉優子さんの子育てを見てきました。ママタレントというカテゴリの中でも様々な子育ての形があることが分かります。今回は、芸人の藤本敏史さんとご結婚され、現在は二人の女の子のママである木下優樹菜さんです。木下優樹菜さんの子育てからは、どんな子育てのヒントが得られるのでしょうか。●『年の差』『美女と野獣』と話題に事欠かなかった木下優樹菜さん木下優樹菜さんは、FUJIWARAの藤本敏史さんの奥さんでもあり、ご自身はモデルやママタレントとして活動されていますね。そして、現在、ふたりのお嬢さんをお持ちです。17歳も年の離れたお二人の結婚は当時、かなり話題になりました。まっすぐな性格の木下優樹菜さんと包容力のある藤本さんご夫婦は理想の夫婦としても常にランキング上位 にいます。お二人が結婚される前、木下優樹菜さんはすでにモデル、タレントとして華々しく活躍されていました。藤原さんとはバラエティ番組の共演がきっかけでご結婚されましたね。お世辞にもかっこいいとは言えない、いわゆる『おじさん』の藤原さんがモデルの木下優樹菜さんを射止めたわけです。結婚されてからも、藤原さんの大人の余裕ある対応が木下優樹菜さんのストレートな生き方を上手く制御 しているように見えます。まさにお似合いの夫婦ですね。●周りの目を気にせず自分の信念を貫く木下優樹菜さんの子育て木下優樹菜さんの子育ては、時に厳しすぎるのではないかと物議を醸すこともあります。芸能人としての好感度が下がることを恐れずに、自分のあるがままの子育てをひとりのママとして発信する姿勢は非常に素晴らしい と思います。子育てはそんなに甘くはありませんからね。木下優樹菜さんの子育て法を非難する意見は確かにあります。しかし、一貫した子育ての姿勢を評価する声が少なくないもまた、事実です。その理由は、同じように子育てをしたいと感 じている親御さんが多数 いる ことの表れ だと思います。親だって時に感情的になることもあります。怒りたくて怒る親はいません。過去の指示と全く逆の指示を子どもにしてしまうこともありますね。落とした食べ物を食べちゃいけません!と普段は言っているのに他に食べてもらうものがなかった時、筆者は、「これは大丈夫だから!」と食べさせてしまったことがありました。自分の子育てに自信を無くして後ろ向きになることもあります。そんな時、いつも正面から子どもに向き合う木下優樹菜さんの子育て を垣間見ると勇気がもらえる気がします。●パートナーへの信頼がベース下優樹菜さんはモデルというお仕事柄、長時間拘束されてしまうことがあるようです。しかし、そこは芸能人同士のご夫婦ということで、一般人よりも仕事の融通が利くというメリットを生かしていますね。お二人にとってはそれが当たり前のことになっているようです。その証拠に、ご主人の藤本さんが『イクメン』と、もてはやされたりしていません。きっと藤原さんは木下優樹菜さんの子育てのやり方を全面的に信頼 しているのでしょう。だからこそ、自分が『イクメン』として表に出ることよりも、木下優樹菜さんを縁の下の力持ちとして支えること を選んだのではないかと思うのです。パートナーから全幅の信頼を得られる子育て法、目指していきたいですね。【参考リンク】・木下優樹菜 公式ブログ Powered by LINE●ライター/前嶋志保●モデル/倉本麻貴
2017年12月06日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)3兄弟の母です。■理想的な子育てのカタチとは?この少子高齢化ってどうやったら改善すると思います?(突然すぎるわ!!)いや、この間ニュースを見ながら夫と話してたんです。どうすればこの少子化に歯止めをかけれるのかって(真面目か)。お金がもらえると生もうと思う人が増えますかね? 保育園がもっと増えたら? 子どもを育てながらもキャリアを積むことができるなら?私には既に3人の子どもがいるので少し違ってくるかもしれませんが、仮に「どうすれば4人目の子どもを生もうと思いますか?」と聞かれたとします。それに正直に答えるとするならばこうです。「つわりが全くなくて、未修園児の上の子を幼稚園なり保育園に預けることができて、出産が無痛で、産んだあとは24時間サポートしてくれる人がいて、保育園にも難なく入れて、仕事もできて、子どもがグズってもすみませんすみませんと肩身の少ない思いをしないで済む寛容な社会の中で、小・中・高・大まで十分育てられるだけのお金があったら生みたいと思います!!」私にはとてもじゃないけど、4人目を生む体力も気力もありません。もうおなかいっぱいです。今、若い人たちの間では子育てにたいしてあまり良いイメージがないそうです。もしかしたら…その要因は私たち現役子育て世代にあるのかもしれません…。子育て真っ最中の私たちが、子どもを育てるってこんなに素晴らしいよ! こんなに楽しいよ! と伝えるよりも、「大変」「しんどい」「忙しい」そんなイメージばかり発信してしまっているせいなのかもしれません。では、わが子の赤ちゃん時代を振り替えってみたとき、真っ先に思い浮かぶ思い出は何ですか?■ひとりで頑張るお母さんが多すぎる思い出は美化されると言いますが、私の場合、わが子が赤ちゃんだった頃を思い出してみて真っ先に思い浮かぶのは、いつもひとりで孤軍奮闘していた姿です。美化されるどころか時間が経てば経つほど美しい部分を思い出せなくなっています。泣きじゃくる三男を床に転がして次男にパジャマを着せ、裸のまま脱衣所で三男に授乳する姿。背中に三男をおんぶし、足元には泣き崩れる次男をからませながら、晩御飯を作る姿。布団に置けば起きてしまう三男を抱えながら、寝息をたてる長男次男を眺め、真っ暗な部屋でどうしようもなく座っていた姿。そしてどのシーンにも夫の姿はありません。きっと日々の生活の中にはかわい姿、楽しい思い出いっぱいあったと思うんです。でも、たった数年前のことなのに、長男、次男、三男とも思い出す記憶はどれもみなしんどかった思い出ばっかり。かわいい盛りであるはずの時期が黒い記憶で埋められていること自体が、そもそも悲しいことだと思いませんか?少し前におむつメーカーのネットCMが炎上した件がありました。(赤ちゃんのお世話に孤軍奮闘するお母さんを写し出し、「今はしんどいかもしれないけれど、いつかきっと素敵な思い出になるよ」的なメッセージを込められたCMでした)フラットな立場から見れば、「だよねだよね。いつかきっと素敵な思い出になるよね!」と違和感もなく受け入れられるものだったと思うのですが、母親がひとりで赤ちゃんのお世話に一生懸命になってる姿を見て自分の思い出と重ね合わせて辛くなったり、当時を思い出してしんどくなってしまった人もたくさんいたようです。この反応が今の子育て世代の本音を表しているように思います。ひとりで頑張るお母さんが多すぎます。当時の私がいつも望んでいたことがあります。■「こっちが泣きたいよ…」自己嫌悪の日々「家の中にもうひとり大人がいてほしい」でした。切実な願いでした。自由な時間が欲しいでもなく、ゆっくり寝たいでもありません。とにかく家の中に私以外の大人にいてほしかったんです。そりゃもちろん夫にそばにいてほしいですよ。でも仕事で家にいないんですもの。こうなったら友達でも、義理の母でも、なんなら隣のおばさんでもいい。私と子どもっきりの密室だと息が詰まるんです。自分の感情がコントロールできなくて、歯止めが効かなくなってしまうんです。やめたいと思っても止められないんです。小さな子どもに向かってヒステリーに怒鳴ってしまう自分が嫌でしょうがありませんでした。特に次男2歳~3歳、三男0歳~1歳の時なんてほんっっっと~~~に修羅の家状態で、何をするにも一筋縄に行かず、2人3人同時に泣かれた時にはこっちが泣きたくなりました。私の場合は転勤族だったので近くに頼れる両親もいませんし、夫はとにかく帰りが遅くて23時過ぎて帰ってくるなんて当たり前でした。おまけに専業主婦なので24時間365日みっちり子どもと一緒です。私は途中から働きだしましたが、はっきり言って専業主婦のほうがよっぽどきついです。子どもとずっと一緒な上に、夫にたいしては「外で働いてくれてるんだから、疲れてるんだから…」という妙な遠慮まで抱えてしまい、自らより厳しい環境で頑張ろうとしていました。子どものかわいさも、子育ての楽しさも経験してる私でさえも、真っ先に思い浮かぶのがこんなことばかりなのですから、子どもを持っていない若い人たちが、漠然と子育てにたいして不安を抱くのも無理がないという気もします。↓後編につづきます(最後のページで、ワンオペ育児についての読者アンケートを実施中!)
2017年11月02日パパ目線から切り取る子育ては、ママが知ることができない悲喜こもごもが詰まっています。今回は、以前に紹介した子育てパパマンガ企画の第2弾として、3人のパパマンガを紹介します。ポイント制、見せ育児…新鮮な子育て論をコミックタッチで描く宮川サトシさん1人目は、宮川サトシさん。以前に紹介したパパマンガ家・小山健さんイチオシの方で、宮川さんは、1歳の娘さんの子育てを通じて感じたことを、『BABY!』(11月より『ベビモフ』)の『そのオムツ、僕が替えます』で描いています。“見せ育児”や“ポイント制育児”など、「パパは、こんなことを考えて育児していたの!?」と思うような発想をおもしろ楽しくつづっています。ママ目線からも共感できる、ディテールまでこだわった子育ての描写に「わかる!」と、ついうなってしまうほど。子育てマンガには珍しいコミック系のタッチも新鮮で、パパも楽しんで読めること必至です。(マンガはオンラインほか、電子書籍で読むことができます)ほっこり癒やし系、子育ての楽しみを伝えてくれるつむぱぱさん2人目は、インスタグラムでマンガを紹介している、つむぱぱさん。(@tsumugitopan)。同じく1歳の娘さんのパパであるつむぱぱさんのマンガはほっこり癒やし系。暮らしの中で起こる、娘さんとの愛らしいやり取りや子育てのエピソードに、思わずほおがゆるんでしまいます。 慌ただしい日々の子育てに一息入れたいとき、お疲れ気味のママ・パパに育児の楽しみや喜びを思い出させてくれる、そんなマンガです。また、古い家具や道具が大好きで、DIYにも凝っているつむぱぱさん。小さなお子さんがいる家とは思えないほど、おしゃれなインテリアにも注目です。のんびり田舎暮らしと子育てを両立するロクパパさん3人目は、ブログやインスタグラムで子育てマンガを発信しているロクパパさん。もうすぐ2歳になる息子さん、スパイスアーティストの奥さまと一緒に、今年の夏から宮城県で田舎暮らしをされています。自然豊かな環境で子育てをするロクパパさんのマンガは、まさに大自然を感じさせるエピソードがいっぱい。果物や野菜の収穫、虫との出合いなど、子どもにとっても刺激的な日々の暮らしが伝わってきます。また、マンガだけでなく、丁寧な写真と文でつづられた日記は、子育てに役立つ話がいっぱい。パパが考える「ママ向けのつわり対策料理&飲み物」や、元製薬業界のサラリーマンだった経験を生かした「薬や病気に関する豆知識」もわかりやすく、とても参考になります。子育て=ママの仕事という時代は終わり、今はパパがママと同じように子育てに関わるのが普通になっています。パパもいろいろな思いや楽しみ、喜び、悩みを抱えながら、子育てをしていることが3人のパパマンガから伝わってきます。パパの気持ちを知るきっかけに、子育てのリフレッシュに、楽しいパパマンガをぜひチェックしてみてください。<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年10月30日日ごろからタクシーを使っている、という人はどのくらいいるでしょう。やむをえない状況や急を要するときに使うけれど、利用頻度はそれほど多くないという人のほうが多いのではないでしょうか。実は、タクシー会社には「子育て世代だからこそ役立つ」サービスを提供しているところがたくさんあります。今回は負担の多い子育てを楽に、そしてママも子どもも助かるタクシーサービスを3つ紹介しましょう!■365日24時間対応! いつ陣痛がきても怖くない「陣痛タクシー」タクシー会社が独自に展開しているサービスのなかに「陣痛タクシー」というものがあります。これは出産前に事前に自身の情報を登録しておくことで、陣痛時に病院まで迅速に送ってくれるサービスです。家族がいないときに陣痛がおきてしまった…。そんなとき、病院までの移動手段として有効なのがタクシーですよね。でも早く病院にいきたいのに配車の電話がつながらなかったり、出産予定の病院の場所をいちから教えなければならなかったりと手間どることもあります。陣痛タクシーでは、専用回線の先にオペレーターが365日24時間待機。あらかじめ、WEB上で予定日や出産予定の病院などを事前に登録しておくので、電話するだけで素早く病院に移動できます。料金も通常時のメーター料金(深夜・早朝は割増)にお迎え料金の410円を合わせたものとなっており良心的。定期健診や、先生にみてほしいときも利用できるので、妊娠中の心強い味方となってくれそうです。■年齢に合わせて使い分け可能! ストレスフリーな「子育てタクシー」一般社団法人全国子育てタクシー協会が主催する、子育てファミリーにやさしい「子育てタクシー」。地域の子育て応援団として協会指定の養成講座、および保育実習を修了したドライバーのみが、荷物の多い子連れ外出時の移動、子どもだけでの通園・通学・通塾の送迎などをサポートするサービスです。子どもの習いごとが夜遅くに終わるけれど、迎えにいけない…。そんなときでも保護者の代わりとなって子どもを迎え、指定の場所まで送り届けてくれるので働くママも大助かりです。利用の際は、自宅付近のタクシー会社をエリア検索し、該当するところに電話で問い合わせてみましょう(登録フォームが用意されている場合も)。子ども1人でタクシーにのる場合は、事前登録や打ち合わせが必要になることもあります。料金は基本的に通常のタクシー料金と迎車の料金を合わせたものですが、タクシー会社によっては乗務員指定の希望、チャイルドシートの有無などで料金が変動することも。問い合わせの際に、合わせて確認しましょう。■いつもは運転手のママやパパも楽ちん! 大人数の観光・レジャーに「ジャンボタクシー」「ジャンボタクシー」はワンボックス型やミニバン型など、6~9人乗りの車種を指定して利用できるタクシーのことです。たとえば、仲のいい家族同士のお出かけや、おじいちゃん・おばあちゃんなど親せきを連れた小旅行の足として便利です。旅行先でみんなの行きたい場所が違うときでも、ドライバーに場所さえ伝えれば効率よく回ってくれ、公共交通機関の時間を気にせず快適に過ごせます。運転のプロにお任せするので道に迷う不安もなく、普段は運転手役のママやパパも疲れることなく、一緒に旅行や観光を楽しめるのが大きな魅力です。運賃は通常のタクシーと同じ距離制になりますが、車種指定料金として500~2,000円が別途必要になる場合がありますので確認しましょう。ちょっとしたストレスを解消できる「進化タクシー」。知らないだけで、子育てに向いたサービスはまだまだあるのかもしれません。予定をたてるとき、緊急のとき、こうしたサービスをぜひ活用してみてくださいね。<参考サイト>・陣痛タクシー 日本交通 kmタクシー 東京無線タクシー 荏原交通 京王自動車 ・子育てタクシー 全国子育てタクシー協会 ・ジャンボタクシー 全国貸切バス予約センター 日の丸交通 ハロー・トーキョー
2017年07月22日仕事が忙しく毎日家に寝に帰るだけの人や、子育てで自分に時間をかけることができない人って多いですよね。でも、少しでもキレイでいたいのは、全女性共通の悩みのはずですよね。そんな時間のない人でもできる美容法は?時間を有効活用することで、いまよりキレイを目指しませんか?日常生活の「クセ」を直して”歪み”、”シワ”を予防する1.寝るときは”仰向け”で”枕の高さ”に注意!眠るとき、あなたはどんな体勢が寝やすいですか?うつ伏せ・横向きという方もいるかもしれません。ですが、その姿勢で長時間枕に顔を押し付けていると、顔に”寝ジワ”がついてしまう可能性があります。例えば、左右のどちらかだけ「ほうれい線」が深い場合、実は深い側の顔を枕に押し付けているのかも?!せっかく日中ほうれい線を薄くするマッサージを頑張っても、夜中シワをつけるような行為をしていては無駄になってしまいます…。寝るときはなるべく仰向けを意識してください。また、枕が高すぎると首にシワができる原因になるので、高さの合っていない枕の使用もやめましょう。自分にぴたっと合う高さや硬さの枕は、良質な睡眠へと導いてくれます。良質な睡眠こそ、美容にとって最も大切なことだと良く見聞きしますよね。2.片足重心・バッグを同じほうの手でいつも持つなどをやめるいつも同じ方の足に重心を置いて立っている・足を組んでいる・バッグを同じ方の手で持っている・・・これらが身体の歪みを招くのは有名な話ですよね。美容とは、起きてしまったことを治すために頑張るよりも、起きないように予防することのほうがよほど大切。つまり、歪みを治すために骨盤矯正サロンに頻繁に通うよりも、歪まないように生活する事のほうが大切なのです。「骨盤矯正サロンに通う時間がない」人も、日々の生活の中で姿勢を気をつけるて、サロンに行く必要のないボディを目指すことはできるはずです。なるべく手間のかからないヘアスタイルにする3.黒髪ロングのストレートは一見ラクに見えてケア命のため避ける頻繁にヘアサロンへ通う時間がない人は、なるべく長期間サロンへ行かなくても、それなりにきれいなまま維持ができ、しかもセットに時間がかからないヘアスタイルにしたいもの。となると、一見、”長時間染めなくても根元が目立たず、セットも短時間で終わり、結ぶ”こともできる「黒髪のロングストレートヘア」が良さそうに見えます。ですが、この髪型こそ実は最も手間がかかるもの。黒髪は、ツヤがない・ただ長いだけだと汚く見えるため、トリートメントと頻繁な整えが生命線です。地毛の色との差が目立ちにくい程度に適度にカラーリングをした髪のほうが、手間をかけなくてもそれなりに見えることもあります。4.自宅で簡単にできるトリートメントを活用する近年では、自宅で簡単にできるヘアトリートメント製品がたくさん発売されているので、それらを毎日のバスタイムで使用するのもオススメです。シャンプー後にリンスの代わりに使用するだけのものもあります。それなら、工程が増えるわけではないためラクですよね。どんなに忙しくてもお風呂に入って髪は洗うもの。ですから、その時間を有効活用しましょう。数ヶ月に1回時間をかけてサロンでトリートメンとをするよりも、毎日きちんと家でケアしてあげることのほうが身を結ぶ場合もあります。“ながら美容”ができるアイテムを駆使する5.フェイスマスクをしながら、何かを同時進行美容液や化粧水がたっぷり染み込んだフェイスマスク。こちらは、スキンケアをしながら他のことも同時にできるため、時間がない人にとってかなり効率的なアイテムです。マスクにもよりますが、顔につけてからの放置時間は約10~20分。その間に家事やメールの返信など、寝る前にしなければならないことを済ませましょう。顔をしっかりとスキンケアをしながら、他のタスクの整理をすれば、この時間も取れますよね。これであれば、スキンケア単体で時間を割くこともないので、忙しい人でもスキンケアができるはずでは?6.スチーマーで保湿しながら寝る睡眠中に、寝室で使用できるスチーマーであれば、寝ながら髪や顔の保湿を行うことができます。お部屋は意外と乾燥をしているし、汗もかきます。すると、夜寝る前にどんなにしっかりスキンケアをしても、顔や髪は乾いてしまうもの。スチーマーを使えば、寝ている時間を有効活用して、髪と肌に潤いを与えることができます。就寝中に使用できるナイトモードを兼ね備えたスチーマーを選び、頭周辺に設置をすると、より効果が期待できます。美容の時間は”新しく作る”のではなく、生活を”見直せば”生まれる!仕事でとにかく忙しく、エステや美容院・美容系のサロンに通う時間なんてない。家に帰ってからも半身浴やストレッチする間もなく寝る。という方も、お風呂の時間や寝ている時間、帰宅後のタスク整理の時間に一緒にできる美容法であればできるはずですよね。子育て中でなかなか自分の美容に当てる時間がない人でも、お風呂には入るし、睡眠もするはず。そんな時間を利用して、ちょっと意識を変えたり何かを投入したりするだけで、いまより少し”きれい”になるために時間を使うことはできるのです。
2017年06月15日TBSでは、4月スタートのテッペン!水ドラ!!枠にて、「3人のパパ」を放送することが決定。主演には、連続テレビ小説「マッサン」や大河ドラマ「花燃ゆ」に出演し脚光を浴びた堀井新太を迎え、いまを生きる“ゆとり・さとり世代”と呼ばれる男たちが赤ちゃんを育てることになり、困難にぶつかりながらも目の前の命と向き合い、共に成長する姿を描いていく。平林拓人(堀井新太)は高校時代からの友人・羽野恭平(山田裕貴)、岡山朔(三津谷亮)とシェアハウスで一緒に暮らしている。ある日、拓人が仕事から帰宅すると、部屋の中で見知らぬ赤ちゃんが寝ていることに気づく。恭平と朔も帰宅し、その謎の状況に困惑。状況がつかめないまま、3人が机に置かれた手紙に目を通すと、「この子はあなたの子どもです」と書かれていた!誰の子かとお互いに詮索するが、無責任な3人はそれぞれに心当たりがあるようで、そこから怒涛のなすりつけあいが始まる。そんな中、赤ちゃんが熱を出していることに気づく。どうすればいいか分からない3人は、ようやく目の前の命に対して責任を感じ始め、その子を育てる決意をしたように思えたが…。白黒つけることが怖い無責任な若者3人の“ドタバタ子育てライフ”がいま始まる――。主人公・平林拓人を演じるのは、民放連続ドラマ初主演となる堀井さん。「表参道高校合唱部!」や「下町ロケット」、『青空エール』など人気作品に次々に出演しており、いま大注目の若手俳優だ。そんな堀井さんが演じる拓人は、友人たちとシェアハウスに暮らす明るく能天気な性格。元野球少年の営業マンで、生きることに少し不器用なところもあるという役どころだ。 また、シェアハウスに暮らす友人として、リーダー的存在で大手商社に勤めるエリート・羽野恭平役に『ストロボ・エッジ』『闇金ドッグス』シリーズの山田裕貴、アパレルブランドで働くクールでマイペース、センスが良く器用で女性にモテるが、本気の恋愛はしたことがない岡山朔役に、一輪車の元世界チャンピオンで現在は舞台で人気を集める三津谷亮が演じる。今回の出演決定に堀井さんは、「初心に帰る気持ちで、自分らしく、キャストの皆さん、スタッフのみなさんと共に目の前の命に向き合い、このドラマを皆さんにお届けしたい」と意気込み、山田さんも「僕たち3人のチームワーク、掛け合い、キャラクターが重要になってくると思っています。ぜひ子育てを頑張っているお父さんお母さんだけでなく、お仕事や人間関係などで日々奮闘する若者の方にも見て頂きたい」とアピール。また、俳優になろうと思う前は保育士になろうとしていたくらい子どもが大好きだと言う山田さん。しかし「お芝居上あまり仲良くできない役柄なので、新太が羨ましいです(笑)。もっともっと赤ちゃんと遊びたいし、触れ合いたいです」と話し、三津谷さんは、「実際抱いてみたら、落としたらどうしよう…と思ってしまい、怖かったです(笑)」と言いつつ、「でもすごく可愛くて…僕も役作りの関係上、まだたくさん触れ合ってはいけないみたいで、もどかしい気持ちです」とコメントしている。そのほか、本作のヒロインで3人の高校時代の同級生で拓人に恋心を抱くも恋愛にはとことん不器用な保育士・渡辺華役に松井愛莉、恭平の婚約者で同僚でもある商社ウーマンで、3人と赤ちゃんの共同生活に関わるキーパーソンの高橋るい役に相楽樹、シェアハウスの大家・大山美奈子役に濱田マリが扮する。テッペン!水ドラ!!「3人のパパ」は4月19日より毎週水曜日23時56分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月25日わたしの兄夫婦は、5歳♂3歳♂0歳♀の3人の子育てに奮闘中。産まれる度に進化する子育てアイテムたち、毎回買い替えたり買い足したり…しているそう。そこで、子育てアイテム好きの義姉に、3人の子育てにおすすめのベビーカー&抱っこひもを教えてもらいました!ベビーカーは5台持ち…!3人目が産まれて購入したベビーカーの数は、気づくと5台目…!上の子二人で使い果たしたベビーカーたちは卒業したそう。「3人の子育てに一番適している!」と教えてくれたのは、4台目に購入したbugaboo bee plus。二人目が産まれてから購入したそう。たくさん子どもがいると、とにかく走行性と機能性がいいことに重点がおかれるそう。こちらは片手でもスイス〜イと押せて、二人乗っていても問題なし。ワンタッチでフラットにも出来てリクライニングも簡単だそうです。また、バガブーはカスタマイズがたくさん出来るのも魅力のひとつ。カップホルダー、ホイールボード、イスにパラソル、シートライナーとフットマフもばっちり揃えたのだとか。その他にも純正で様々なアクセサリーがでているので、とっても便利!!!パラソルは向きや角度が自由自在に変えられるので、視界は遮らず、日光だけ防げます。小さなパラソルがついているのも、とってもかわいい!また、二人乗りにした時にだって、他のものに比べてコンパクト◎簡単に自分で乗り降りが出来るから、ママが手をかけなくても大丈夫だそう。二人乗りシートはどちら向きにも設置可能で、対面にすると、二人でおやつを食べたりお話ししたりと楽しそう。海外性のベビーカーの中ではコンパクトで、改札も問題なく通れます◎実は5台目として、仕事復帰するにあたって保育園の送り迎え用に、荷物がたくさん乗せられるグレゴのデュオグライダーを購入。けれど、押すのにも一苦労で、結局バガブーにお世話になっているとのこと。デメリットを敢えてあげるとすれば、折り畳んだときに自立しないこと。そしてやはり重量があること。あとはフロントカバーがありません。でも、安全面を考えても、純正のアイテムがこれだけ揃っているのは安心!これから二人乗りベビーカーを探している人には是非おすすめしたいベビーカーです。エルゴやビョルンを使った果てに…3人目の抱っこひもはこれ2人目まではベビービョルンとエルゴを使用していました。2つとも文句なしの抱っこひもでしたが…ふたりが乗ったベビーカーを押してひとりを抱っこしてとなると、やはり体力的にキツイ。もっと楽な抱っこひもを求めて出会ったのが「ヒップシートキャリア」!椅子に座っている感じだから、締め付け感もなく、赤ちゃんの態勢がとても楽そう!また、ママと赤ちゃんの間に適度なゆとりがあるから、股が飽きすぎることもないです◎ベルトが太くて安定感も抜群。太ももに食い込むこともなく、本当に肩に負担がないのが驚きです。前向きに抱っこできるのもメリットのひとつ。ママの膝に座っているような感覚だから、電車で座るときも赤ちゃんの脚が横に出ることなく、隣の人に気を使うこともないのだとか。周りに興味を持ち始めたら前向き抱っこでお出掛け時もご機嫌♪前向きであれば、上の子ふたりが遊んでいる姿を見て、自分も参加している気分に!さらに、ヒップシート単体でも使用できるため、上の子ふたりの抱っこ攻撃にも使えます。デメリットと言えば…嵩張る。ヒップシート部分が大きいから、コンパクトには収納不可能。あとは腰ベルトが主にマジックテープ(最後にバックル)での調整なので、抱っこ後の調整が不可能。でも、とにかくママの負担減を考えるのなら、最適なアイテムなのではと思います。3人の子育てとなると、楽できるところでいかに楽するかが大事!体力、時間、心の余裕を確保するために、自分に合ったより良い子育てアイテムに出会えれば、子育ての余裕にも繋がります。鼻水吸引機、使い捨て哺乳瓶のステリボトルなど、無くても大丈夫なんだけど、あったら便利なアイテムたちに力を借りつつ、毎日の子育てを全力で楽しんでいるようです◎パワフルな義姉の子育て事情、楽しく聞かせてもらいました!
2017年02月14日Tiny N主宰、「花生師」として雑誌やTV、イベントなどでも活躍する岡本典子さん。小学3年生&1年生の二人のお子さんのお母さんでもあります。前回の「アンティークと花に囲まれた子育てライフ」「岡本さん流、仕事と子育てのバランス術」に続いて、子育て中でもできる “花あしらいのコツ” を伺いました。▼岡本典子さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、小学3年生の男の子と、1年生の女の子との4人暮らし・居住エリア:神奈川県・住宅形態:一軒家・Instagram:日々頁 @noriko_okamoto 、花頁 @hanaikeshi ・Facebook: ・HP: ■暮らしの風景に似合う花を「お花を飾る、というと花束やホテルのロビーのような華やかさをイメージする人も、まだまだ多いかもしれません。もちろん、豪華な花の美しさも素敵です。でも、一般的な家庭に似合うかどうかは、また別の話。花は空間や暮らしに沿うことが大切です。そこだけがぐっと目立つのではない、ふと気づけば花がある。風景のひとつでありながら、一輪でも確かな意味がある。そんな形が理想です」そこで、子育て中の家庭でも今すぐ取り入れられる、小さなアイデアをいくつか教えていただきました。▼花器は自由に選ぶ。子どもに倒されない工夫も中に水を入れた容器を忍ばせれば、どんなものも花器になります。花器をそのまま置くと子どもがひっくり返すのが心配という場合も、こうしてカゴなどにいれることで倒れにくくなるという嬉しい効果も。▼賃貸でも大丈夫! 立体ディスプレイ上写真、中央奥の黒い木枠は、ホームセンターなどでも購入できる板材を四角く組み立てた花台。賃貸マンションなどで、棚やフックを取りつけられない家庭でも、気軽に立体的な壁面ディスプレイを楽しめます。玄関では、下駄箱の上に置いて鍵の定位置に。▼照明用のダクトレールを有効活用照明用のダクトレールを利用すれば、ハンギングがより手軽に。S字フックを併用し、壁や天井を傷つけることなく、空間ディスプレイが楽しめます。これからの季節なら、こんなふうにわら細工のヒンメリを吊るすのも素敵です。(照明との距離を保つなど、十分注意の上で設置してください)▼壁にかける、大きな器に飾る壁面にドライフラワーを飾るのも、子育て中にはぜひ取り入れたいテクニック。花を束ねるときは、テーブルなどの平面に置いた状態でドライにすると、平らな部分ができて壁に飾りやすくなります。「水を取り換えるのを忘れそうなら洗面所に飾る、そんなふうに、自分に合った場所を見つけるのもいいですね。花はあくまでも生き物。いわばペットのような存在です。ただインテリアの一部として置くのではなく、しっかり様子を見ながら、お世話する気持ちを楽しんで。枯らすのを怖がって手出しをしないのではもったいない。ぜひ、前向きな気持ちで取り入れてみてください。もし枯らしてしまったら、“勉強させてもらいました、ありがとう”という気持ちで、次に生かせば大丈夫。そうやって、場数を踏んでいけば、だんだんと花と向き合うことが楽しくなってきて、自分のハッピーなエネルギーが伝わり、花ものびのび健やかに育っていきますよ。そしてまた、そこから自分もエネルギーをもらうんです。そうなったらもう、私と同じ『花中毒』ですね(笑)」 ■子どもたちには “生きる力”を身につけてほしいそんな自称 “花中毒” の岡本さんが出版された 「花生活のたね」 。気軽な花の飾り方や、さまになる選び方、ハーブの取り入れ方など、四季折々、一年を通じて花を緑を楽しむ暮らしのヒントが詰まった一冊ですこの本では、自然を通して子育てをする姿、年に何度も行くというキャンプについての話も。「我が家では、もともと夫がキャンピングカーを持っていたこともあり、キャンプは家族みんなが楽しみにしているレジャー。私にとっては、日常をリセットできる大切なリフレッシュでもあります。お勉強ももちろん大切ですが、子どもたちには “生きる力” を身につけてもらいたい。普段、恵まれすぎている環境にいる私たちにとって、キャンプのような限られた条件の中での暮らしは、“どうすればいいか? 何で代用できるか?”の連続です。火を起こしたり、洗い物は自分でやったりを通して、楽しみながら力強く、たくましくなっていってもらえたら嬉しいですね」花や緑に触れている岡本さんにとって、山や森に身を置く時間を大切に感じるのは、ごくごく自然なことにも思えます。しかし、意外なことに子どもたちに「自然を、花や緑を好きになってほしい」という強い思いを持つことはないのだそう。「本当に好きだと感じたら、それこそ親から止められても突き進んでしまいます。まずは興味をもってもらいたい。親が先に導きすぎて、気持ちを削いでしまってはもったいないですから。いろんなことを経験する中で、興味のある方へ進んでくれたらいいなと思っています」花のさまざまな個性を尊重しながら、一番いい表情を見極めいきいきと見せる岡本さんの手。それは、のびのびと育つ子どもたちを広く受け止める、おおらかな母の手でもありました。取材/文:藤沢あかり 撮影:田所瑞穂(書籍クレジット写真を除く)
2016年12月01日先日3人目の妊娠がわかりました。子どもは3人と決めていたので、最後の妊娠子育ての予定です。2人目もまだ1歳半でバタバタの毎日ですが、「最後の子育てが始まる」と気付いて、いままでの子育てを振り返るとともに、誓ったことがありました。子どもと一緒に育つ1人目1人目の子育ては、初めてのことだらけでいっぱいいっぱいでした。わからないことが起こる度に、「悩む(子どもに対して間違った対応をすることも多い)→本を読む/ネットや口コミを調べる/周囲に相談する→多くの選択肢の中から子どもと自分に合ったものを選択する」の繰り返し。まさに「子どもと一緒に親になる状態」です。怒らなくてもいいのに怒るなど間違った対応も多く、申し訳ないとも思います。その分全力投球とも言えますが、「可愛がる余裕」があったかというと、どうしても少なくなりがち。もちろん可愛がってはいるのですが、「初めての緊張」が勝っているときも多いでしょう。また、きょうだいができれば兄姉になるため、兄らしさを無意識に求めてしまうところもあるのです。早く上の子と同等に育ってほしい2人目2人目は知識も経験もあるので、子育てにかなり余裕は出てきます。ただ「2人育児」には慣れていません。2人で遊んでくれるようになるまでは、やはり大変さは2倍です。我が家の場合、下の子のひどい黄昏泣きや、ヤンチャ過ぎてケガが多く目の離せない時期が長いことに特に苦労しました。兄弟喧嘩をするにもまだ小さくて目が離せず、「早くお兄ちゃんと対等に喧嘩したり遊んでほしい」と思いながら過ぎた1年半でした。「可愛がる余裕」はだいぶ出てきましたが、生後9ヶ月までは慣れず「早く大きくなって」と願う日々。そんな中、3人目の妊娠がわかりました。子どもや赤ちゃんを愛でられるのはこれが最後おそらく今回で最後の妊娠。そう思うと、ドキッとしました。今後私が赤ちゃんに出会うのは、道端で若いお母さんを見かけるか、自分の孫になるでしょう。それも今のところ、上2人は男の子。姑になる分、孫ができても会う機会や関わりは少ないのが予想できます。たとえ3人目が娘だったとしても、我が子のように可愛がることはできません。毎日小さな成長を目にしたり、赤ちゃんらしいちょっとした言動やクセを可愛く思ったり、プニプニのほっぺや太ももを触ったり、たくさん抱っこや時にはチューしてみたり。何かあれば1番に「ママー!!」と駆けつけてきてくれる信頼や愛情とか、授乳中の何とも言えない幸せとか。さすがに孫にチューはできません…。太ももやお尻を触るのも(みなさんしてますよね!?)…ちょっと難しいでしょう。祖父母には祖父母としての役目があるとは思いますが、我が子のようには愛でられないのです。そう思うと「可愛がる余裕」を意識したいですし、「人生最後だから思いっきり可愛がろう!!」︎と心に決めました。それは生まれてくる赤ちゃんだけでなく、上の子たちも同じこと。つい疲れから余裕をなくしがちですが、上の子もドンドン大きくなっていく。今は今しかないのです。大変は大変だけど、大変ばかり言ってる毎日も、子育ても面白くない。結局同じことをやるなら、同じ時間を過ごすなら、楽しもう。「可愛がること」を1番大切にしようと誓ったのでした。ライター:宮野 茉莉子
2016年10月12日こんにちは、子育て研究所代表の佐藤理香です。先日、ママたちの集まりに参加したところ、「2人目の育児は楽してる気がする」「2人目はちょっと手抜きしているかも……」というような会話が多く盛り上がりました。うちにこもってモンモンとするよりは、こんなふうに話すことでストレス発散になるかもしれません。特に「それ、うちも~」「あるよね~」のエピソードは聞いているだけでスカッとしたり、ママとして考えさせられたりするものがあります。今回はみなさんにも“2人目あるある” をお伝えしたいと思います。目次1 (1)写真・動画などの記録が少ない2 (2)上の子のスケジュール優先3 (3)ちょっとくらい汚れても平気!4 (4)子どもは泣くもんだ5 (5)育児グッズは工夫で何とかなる6 (6)子育てはマニュアル通りにはいかない●(1)写真・動画などの記録が少ない『長女のときは写真やビデオを毎日撮ってた。でも次男のときは出かけたときやイベントのときだけ になってしまっている』(30代ママ)『2人目になると「写真が少ない」と聞くので、少なくならないように一生懸命撮っているつもり。でも冷静に考えると、1人目のときは“撮りたくて撮る”だったけど、2人目では“義務感”が大きいかも』(20代ママ)●(2)上の子のスケジュール優先『上の子の公園遊びや習い事で、完全に上の子のスケジュールで行動する下の子。上の子のときはお昼寝の時間に外出するのも気を使ったのに、今や「眠くなったら寝るでしょ!」 と割り切れる』(40代ママ)『1日の予定を決めたら計画どおりに動けた1人目。予定は未定、予定は変わるもんだと臨機応変になった2人目』(30代ママ)●(3)ちょっとくらい汚れても平気!『「よだれが落ちそう!」「口のまわりに食べ物がついた」と、ちょこちょこ拭いてた長男。それが次男は……、「よだれでびしょびしょ」「食事が終わってからまとめて拭こう」に』(20代ママ)『洋服が少し汚れたり、母乳が少しついたりしただけで着替えた1人目。2人目は、ちょっと汚れても目立たなければ大丈夫! 』(40代ママ)●(4)子どもは泣くもんだ『長女のときは泣いたらすぐに駆けつけて抱っこ。次女のときは「子どもは泣くもんだ」「少し泣かせてから抱っこ」になった』(30代ママ)『1人目のときは、転んで泣くようなことがあると心配しすぎて自分も泣きそうだった。2人目は、泣いても大きなケガがなければ問題なし! 』(40代ママ)●(5)育児グッズは工夫で何とかなる『素材や質感にこだわってそろえた育児グッズばかりの第1子。それに対して、古着も洗えばOK、100均おもちゃでも意外といけるじゃん!と変わったのが第2子』(30代ママ)『お下がりはウェルカム、靴もちょっと大きければ詰め物をして履かせるなど、お金をかけずに工夫次第で何とかなるのが2人目 』(30代ママ)●(6)子育てはマニュアル通りにはいかない『育児本を読みあさって実践した第1子。育児本は卒業した第2子』(40代ママ)『はじめての子育てはわからないことだらけでネットで検索しまくり。2人目になってようやくマニュアル通りにはいかないこと、いかなくても問題ないこと を実感』(30代ママ)----------いかがでしたか?筆者も思わず、「あるある~」というものばかりでした。2人目ができて楽しさも倍増した分、工夫して楽ができるとママにも余裕が生まれそうですね!●ライター/佐藤理香(株)
2016年09月15日【ママからのご相談】3人の子育てに追われています。上の子どもたちは小学校に上がり、3人目の子どもが来年幼稚園入園を控えています。上の子どもたちの流れから、当然のように同じ幼稚園へ入れるつもりで準備を始めていましたが、 今になって入園予定の幼稚園が末っ子には合わないような気がして不安になってきてしまいました。思えば1人目の幼稚園選びでは、いくつもの幼稚園を見学し比較検討しました。「この子に一番合っている幼稚園で楽しい3年間を過ごしてほしい」と、とても熟慮したと思います。ところが、3人目となるともうあれこれ考えるのも面倒なので、「ま、いっか」という気持ちで決めようとしていました。しかしどうも違和感があり、3番目の子の活発な気質をそのまま良い方向に伸ばしてあげることができるか考えると、今の幼稚園では合わないような気がします。転勤などの理由以外で、兄弟を違う幼稚園に通わせる選択をするということは、どうなのでしょうか。アドバイスをお願いします。●A. “メリットとデメリットを整理して考えてみる”という方法があります。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。今回は3人の子育てをしていらっしゃるベテランのママならではのお悩みですね。1人目、2人目と幼稚園に通っているからこそ、「あのときこうしてあげたかった」とか、「もっといい選択があったのではないか」という反省をもとに、3人目の子育てに立ち向かっているご様子が伺えます。このようなお悩みに対し、「では、こうすれば?」という提案は不向きであるように思いました。私自身の経験値よりも、もっと多くのことを知っているママさんに贈るアドバイスは、“情報の整理” ではないかと思うのです。ご兄弟を実際に違う幼稚園に通わせたことのある方に聞いた体験談から、そのメリットとデメリットを整理してみたいと思います。その後のご相談者様の決断が最良のものとなるよう、より具体的な3例をご紹介させていただきます。●兄弟を違う幼稚園に通わせた人の声●(1)しっかりと話し合い子どもの希望も考慮『5学年差の姉妹をそれぞれの性格に合わせた違う幼稚園に通わせました。幼稚園選びは本人たちも見学に同行 させて、園の雰囲気や園庭の広さ、活動の様子をしっかり見たうえで決めました。子どもに希望も聞きました。すでに姉妹2人は卒園し、今はこのような選択にして本当に良かったと満足しています。姉妹を別々の幼稚園に通わせたメリット は、・それぞれの子の性格に園の方針が合っていて、本人が楽しそうに通っていた。・上の子のときは初めての幼稚園ママ生活で、すっかり人付き合いに疲れてしまったので、下の子の入園で心機一転しまったく知らない環境で一からスタートできて気が楽だった。・5学年差だったので、上の子の園で仲の良かった友人や先生方にも気を使う必要がなかった。デメリット としては、・制服などのお下がりが使えない。手作り品などのサイズも園ごとに違うため一から作り直しだった。・園の行事や日々の細かいことも全てが初めてで、入園した年はとても緊張した。などがありました』(小6と小1の姉妹のママ/30代)●(2)活発な娘に合わせた幼稚園を選択『3人兄妹で3人目の次女だけ違う幼稚園に通わせました。上の2人は自宅から遠い幼稚園でしたが、園バスはなく駐車場を借りて車で送迎していました。3番目は自宅から徒歩で通える幼稚園に決めました。本人がとても活発なタイプなので上の子たちの園とは合わない気がした のも理由のひとつです。具体的には、上の子たちの園はキリスト教の教えに基づいた教育方針で、日常生活のマナーに厳格なところがありました。室内での活動が多めで、外遊びが少なかったのも特徴的でした。私自身もその方針に共感し、遠くてもぜひ通わせたかったから選びましたが、5年間通った後、次女の入園に際して改めて考え直しました。3人目を違う幼稚園にしたメリット は、・活発な娘が、思う存分外遊びができている。・通園時間が大幅に短縮できた。・自宅に近いので、同じ小学校に上がるお友達が多く安心。デメリット としては、・2番目の娘の卒園と3番目の娘の入園の年が同じだったため、いちいち上の子の友達のママたちに説明しなくてはならず、「何で?」と聞かれるのが面倒だった。・お世話になった先生方も当然下の子も続けて入園すると思っていて、最後の方は非常に気まずい思いをした。・初めての園では、分からないことを聞く友人がなかなかできずに困った。などがありました』(小6男の子、小4女の子、小1女の子のママ/40代)●(3)人間関係に疲れ別の園に『4歳差の兄妹を違う幼稚園に入れました。私はパートではありますが仕事をしています。上の子の園は役員の仕事の負担が重く、役員になった年は毎日のように園の仕事をしに通っていました。当然仕事に影響しましたし、ママ同士の陰険な人間関係にもうんざり し、もう絶対下の子は通わせたくないと思ってしまいました。自宅に近い幼稚園を徹底的にリサーチし、同じ失敗のないように選びました。下の子はおとなしめの性格なので、人数の少ないアットホームな園に入園。働く母親にも優しく、延長保育や早朝保育もあり大満足です。メリット は、・役員の負担が軽い幼稚園を選んだため、仕事を持つ母親でも差し支えなく引き受けることができる。・働いているママたちが多いので、ベタベタとした付き合いにならない。もちろん陰険な人間関係もなく快適である。デメリット は、・同じ生活圏内に2つの幼稚園があるため、上の子の幼稚園時代の友人に遭遇することがよくある。兄妹を違う幼稚園に入れたことを好奇の目で見られてしまうこともあり、それが苦痛だった。などです』(小4男の子、年長女の子のママ/30代)----------いかがでしたか?3人のママたちの体験した具体的なメリット、デメリットがご紹介できたと思います。実際にご兄弟を違う幼稚園に通わせた経験者のリアルな声を、ぜひご参考にしていただきたいなと思います。昨今は何を決めるにしても、選択肢が多すぎて迷うことがよくあります。子育て中のママたちにとって幼稚園選びは、自分のこと以上に大変ですよね。お子さんにとって最良の幼稚園が見つかりますように。●ライター/あしださき(元モデル)
2016年07月18日■「出生率2」を維持する国フランス社会保障の手厚い欧州の中でも、ひときわ高い出生率を維持するフランス。出産を機に仕事をやめる人は少なく、2人、3人育てながら、仕事を続ける女性がほとんどなのだとか。一方で、子どもができたら仕事を続けることを断念せざるを得ない女性が大勢いて、出生率の低下が問題視され続ける日本。一体、何がそんなに違うのでしょうか?■フランスでも保育園は足りていない「女性が働いていると、出生率は低下するんじゃないか」と思うかもしれませんね。1980年代まではたしかにその傾向があったそうですが、2000年以降その関係は逆転。働く女性が多い国のほうが出生率も高い傾向があると報告されています。(フランス政府諮問機関の報告書より)0歳児から保育園に預けるなんてかわいそう。せめて1歳までは母子の時間を大事にしたい。日本ではそう考える人が大半ですが、フランスでは「母親だけに育てられるより、いろいろな人の手で育てられたほうが赤ちゃんの成長にプラス」と考えるほうが主流だといいます。生後3ヶ月で母乳からミルクに切り替えて職場復帰する人も少なくありません。それゆえ保育園に預けやすい環境が整っているのかと思いきや、意外にもフランスでも保育園は足りていないのだとか。利用者が多いこともあり、全体の2割ほどしか保育枠がなく、受け皿の拡大が急がれています。都市部では共働きでもなかなか入れないほど競争が熾烈なので、保育園に預けられない人は、保育ママや自宅に来て子どもの面倒をみるヌヌ(ヌリス、直訳すると乳母)、ベビーシッターなどを探して預けています。2歳までに預けられる子どものうち、5割以上が保育園以外に預けられているそうです。時短勤務で仕事を再開することもできるので、週3日だけ働いたり、ほかの家庭とシェアしたりして、保育費を安く抑える工夫をしているようです。保育費の支払いには、所得に応じて保育手当が支給されるほか、6歳未満の子どもの保育費の50%が税控除されるので利用しやすいしくみになっています。 ■3歳から希望者は全員無料で幼稚園(保育学校)にといっても、預け先探しに大変な思いをするのは、2歳まで。3歳からは公立のエコール・マタネール(保育学校)というプリスクールに、誰でも無料で入ることができるからです。義務教育ではありませんが、小学校と同じ敷地内にあり、朝8時半から2時間の昼休みを挟んで、午後4時半に終わります。さらに延長保育が午後6時まであるので、長時間働くことが可能になります。フランスでは水曜日は学校がお休みなのですが、学校で預かるしくみも整っているようです。日本と違って、小学生でも送り迎えは大人が付き添わなければいけないので、フルタイムで働く人は時間のやりくりが大変で、ベビーシッターが活躍することも。ですが、小学校と保育学校が同じ敷地内にあるので、兄弟が別々に通っていても、送り迎えが1箇所で済むのは便利なようです。■大学まで教育費がほとんどかからない日本では、小中高と公立でも、塾など学校外での教育費も含めると平均して約500万円かかり、大学や専門学校に行くためにはさらに500万~800万円ほど必要です。(文部科学省「平成24年度子どもの学習費調査」より)子どもをたくさん産みたくても経済的に大きな負担を強いられるので、2人目、3人目を諦める家庭は少なくありません。しかし、フランスの場合は、両親が貧しくても子どもは4人とも大学まで卒業、なんて家庭もめずらしくありません。日本のように進学塾に通うことも一般的ではないので、教育費はほとんどかからない仕組みになっているようです。■さまざまな場面で手厚い家族手当高福祉・高負担のフランスでは所得税も消費税も高いですが、家族の人数が多いほど納税額が減る「N分N乗方式」という方式で計算されるので、子どもがいない夫婦は税が重く、子だくさんの家庭には税を軽くするというしくみになっています。子育て家庭への家族手当の種類もたくさんあり、ライフステージに合わせて変わる子育てにかかるお金に対して必要な補助がされます。●妊娠・出産 出生手当923ユーロ(所得制限あり) 出産費用無料●産休中 所得補償が日給と同額(一日最大80ユーロ)●3歳まで 基礎手当 184ユーロ(所得制限あり) 育児手当(第1子は生後6ヶ月まで、2人目以降は3歳になるまで) 完全休業:572ユーロ 50%以下の勤務:435ユーロ 50~80%の勤務:329ユーロ●保育手当 3歳未満:173~458ユーロ 3~5歳:86~229ユーロ●その他 保育ママなどへの社会保障費の補助、保育費の税控除あり このほかにも、子どもが増えたり年齢が上がったりすると増額される家族手当や、3歳以上の子どもが3人以上いる家庭への補足手当(所得制限あり)、新学期手当(所得制限あり)など、さまざまな場面で家族手当が出ます。こうした手厚い家族手当に必要なお金は、フランス全国家族手当金庫(CNAF)という独立した機関で管理されます。おもな財源は、企業が労働者の賃金に5%上乗せして納める「社会保障拠出金」で、個人や国の負担は少なく抑えられています。■週35時間労働、残業なしが普通フランスでは週35時間労働と、そもそも労働時間が短く、残業をする人は一部。フルタイムでも午後7時には帰宅して家族と夕食を囲むのが一般的です。男性も60%以上が父親休暇を取得し、産後は家で赤ちゃんと母親のサポートのために会社を休む人も増えているそうです。日本とフランスは学校の制度や所得配分のしくみ、労働環境などあらゆる面で異なっていて、子育て観や人生観もだいぶ違っています。日本もいまはだいぶ待遇が改善されてきてはいるので、まずは自分がどうしたいか、どう育てたいかをよく考えて、周りの人の協力を得ながら主体的に子育てする人が増えると、子育てしやすい環境が整っていくのではないでしょうか。(参考)・『産める国フランスの子育て事情』(牧陽子・著/明石書店)・『フランスの子育てが、日本よりも10倍楽な理由』(横田増生・著/洋泉社)・『経済のプリズム』No,131「フランスにおける子育て支援」』
2016年04月22日平成25年度の厚生労働白書で、「子育ての悩み相談でもっとも頼りになった人・もの」、「子育ての情報収集でもっとも頼りになった人・もの」として、20代、30代、40代、すべての年代において男性は1位に「配偶者」をあげています。それにたいして、20代、30代の女性の1位は「自分の親」、40代は「ママ友」。悩み相談においては「配偶者」が2位ですが、情報収集においては「自分の親」「インターネット」「ママ友」すべてに抜かれ、「配偶者」はランキング外になっています。イクメンという言葉が社会に浸透し、積極的に育児に参加する男性は増えましたが、この調査結果は何を意味するのでしょうか。NPO法人ファザーリング・ジャパン理事の西村創一朗さんにお話をうかがいました。■夫が子育ての相談をする相手は妻しかいないまず西村さんは、男性のランキングの1位がダントツで配偶者であることに触れ、次のように解説してくださいました。「男性が職場で子育てについて話したり、相談したりすることって、なかなかないと思うんですね。興味を持っている人がいなかったり、いたとしても持っているかどうかわからなかったりするわけです。その前提があるので、結果的に、男性が子育てについて相談するときに、その対象は妻しかいない、ということになりがちだということが、まずあると思います」次に、この調査結果をみて、小さい子どもを持つ男性のタイプとして、3つあげられると西村さん。1つ目は、子育てに意欲的で、積極的に情報収集したりするタイプ。2つ目は、もともとそれほど興味はなかったが、奥さんにいわれたりして子育てに参加するようになったタイプ。3つ目は「男は仕事、女は家庭」といった価値観を根強く持っていて、そもそも子育てに興味・関心がないので、情報収集もしなければ、相談もしないというタイプです。1つ目のタイプは特に問題はないのですが、調査で配偶者を1位に上げたのはおそらく2つ目のタイプが多いのではないか、ということでした。また、男性のランキングの中には、「子育ての悩み相談はしない」、「子育ての情報収集はしない」人も多くいることが見受けられます。■子育てに意欲的でも信頼されるわけじゃないそれでは、「子育てに意欲的なパパは、女性側からも信頼される割合が高いと考えていいのでしょうか?」と西村さんにお聞きしたところ、それがかならずしもそうではないそう。他の2タイプにくらべれば高いかもしれませんが、カラ回りするパパもいるそうです。「よーし、子どもが生まれたぞ。父親としてがんばるぞーっていう気持ちがあっても、面倒なこと・たいへんなことはせず、子どもと遊ぶことなど、楽しいこと取りのパパがこれにあたります。また、やろうとしても、家事スキル・育児スキルが追いつかないんですね。お皿を洗っても油が残っていたり、洗濯してもしわくちゃだったり、奥さんに、だったらやらない方がまし、とまでいわれてしまったりすることもあります」その結果、家庭内で上司と部下のようになってしまい、ダメ出しされた男性は子育てに意欲をなくしかねません。「誤解してほしくないのは、やらないよりはやった方がいいんです」女性側も、すぐには上手にできない男性をあたたかく見守り、さりげなく指導することが大切なのかもしれませんね。性別も立場もちがう男性と女性。「いざ公平に」といっても、単に作業を半分にわければそれで済む問題ではないように思います。西村さんは、この調査結果にみる男女間のギャップを次のように分析します。「この結果は、ようするにどちらが子育てについてよりよく知っているか、ということを表していると思うんですね。ということは、子育てについて男女のカップルがいて、男性の方が子育てについて詳しいというケースは極めて少ないのでこのような結果になったのではないでしょうか」まだまだ日本社会は、子育てに全面的に参加する父親にやさしいとはいい難い状況です。上司や同僚の理解を得るのも、女性よりは難しいことが多いでしょう。その結果、子どもと一緒に過ごす時間が少なくなり、上記のようなギャップが生まれたのだと思います。そのギャップを取り除くために、たとえば女性側から子どもに関する情報を流したり、コミュニケーションを取ったりする努力は必要ですね。■夫婦がお互い信頼して笑顔で子育てするには西村さんはまだ20代ですが、もうすぐ三児の父。若いからこそ、子育てやパートナーシップについて、柔軟に取り組めてきたのかもしれません。そんな西村さんに、夫婦がお互いを信頼し、笑顔で子育てするためのアドバイスをうかがいました。「“自分の価値観を押し付けず、相手の価値観を尊重する”ことだと思っています。パパが、ママの健康第一で、家事や育児を積極的に引き受けること。それから、雑談でもいいので、なるべく毎日一定時間会話をする時間を設けることですね。ママも、パパの家事育児スキルが低くても、否定しないこと。相手を傷つけないコミュニケーションを心がけることが大切です。お互い歩み寄ることですね」*子育ては、つながりがあってのものだと思います。そしてそのつながりのはじまりは、パパとママから。それぞれの違いを認めながら、土台となる価値観を育んでいければよいですね。(文/石渡紀美)【取材協力】※西村創一朗・・・1988年生まれの27歳。小学校1年生の長男と4歳の次男、0歳の長女の三児の父。大手人材総合会社で採用担当・新規事業企画を兼務する傍ら「父親であることを楽しもう」をモットーに活動するNPO法人ファザーリング・ジャパンにて最年少理事を務める。2015年6月に自身の会社、株式会社HARESを立ち上げ、代表取締役社長を務める。大学一年時に高校生の頃から付き合っていた彼女と結婚し、19歳で父親になる。プライベートブログ『Now or Never』は月間30万PVを超える。ニュースキュレーションアプリNewsPicksでも精力的に発信を続け、フォロワーは40,000人を超える。【参考】※平成25年度厚生労働白書-内閣府※NPO法人ファザーリング・ジャパン
2016年02月07日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だって、よくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育て練習法」。今回は、「出かける前なのに遊び続ける子」に対して、使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう!「どならない子育て練習法」の基本的な考え方は、コチラをどうぞ! 「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(3)出かける前だというのに、つみ木遊びを切り上げられない三郎くん朝の身支度がやっと終わり、保育園に行くまでには少し時間があります。三郎くんは、お気に入りのつみ木遊びを始めました。ママと三郎くんは「15分後に出かけるから、積木を片付けようね」と約束していました。15分経って、出かける時間になったので、ママは三郎くんに「出かけるから、つみ木を片付けて」と言いました。すると、三郎くんは、「まだ遊ぶ! 片付けるの嫌だ!」と大声で叫んで、持っていた積木を投げました。 不穏な空気が漂いまくり! ここは難しいが、あえてノーヒントで、肯定的な表現を使って、簡潔に何をすべきかを三郎くんに伝えてみよう。「優先順位が一番高い」と親が思うことだけを叱る今回の場合、三郎くんは3つの問題行動を起こしている。1.約束を守らず、片付けをしなかった2.イヤだと大声で叫んだ3.つみ木を投げた 子どもが一度に複数の問題行動をした、もしくは子どもを注意したら反抗して新たに悪さをした、というのはよくあること。「この時どう対応するかというと、1つに絞って話すのです。親としては、どれもつぶしておきたいところですが、ぐっとこらえて、優先順位の一番高いことだけについて叱るのです。」(伊藤さん)3つとも一気に指摘しようとすると、お説教が長くなる。そうなると、親が一生懸命叱った努力は報われず、子どもには話が多すぎて内容がぼやけてしまう。それよりも、ここは気持ちを切り替えて、1つに絞るほうが効果的。なぜなら、その方が伝わりやすいから。「あと、ここでも共感的な表現が欲しいところです。これがあるだけで、話が通りやすくなります。」(伊藤さん)答えとしては、「片付けるのがイヤなのはわかったけど、大声で叫ぶのはよくないよ。ママと同じ声の大きさで、もう一度『イヤだ』っていってみて」または「積木を投げるのはよくないよ。拾って」などだ。口答えにはどう対応するのか?しぶしぶ片づけをはじめた三郎くん。しかし、納得できなかったらしく、片付けを途中でやめてしまった。ママが再度、「片付けて」と言うと、三郎くんは「あとでまた遊ぶから片付けない。テレビだってしまったりしないでしょ」と屁理屈をママに言う。 ここでは、「積木を片付けること」だけに絞って三郎くんに話をしてみる。三郎くんに何をすべきかシンプルに伝えてみよう。答え:「まず片付けよう」三郎くんは、口答えを続けた。「なんでいつも片付けないといけないの! また遊ぶのに! ママのいじわる!」 三郎くんに何をすべきか伝えてください。答え:「三郎くん、片づけよう」三郎くんは口からつばを出して、「ぶーっ」と吹いて抵抗しました。でも、まだ話は通じそうで、かんしゃくは起こしていない。 三郎くんに何と伝えるべきか? 「共感的表現」を入れつつ、三郎くんに何をすべきか伝えてみよう。答え:「はいはい。片付けよう。片付けしたくないのはわかったよ。それに、まだ遊びたかったんだよね。それはわかった。でもね、もう出かける時間だから片付けよう」「子どもがかんしゃくを起こすわけではなく、抵抗はしていても話が通じる状態であれば、このようなやりとりで結構丸くおさまったりしますよ」と、伊藤さん。しかし、それにしても根気強すぎやしないか? 私には無理だ!!心と時間に余裕がある時にトライしてみる「もちろん、いつもこんな対応ができる親なんていません。さきほどのやり取りは、心と時間に余裕のある時だけ、トライしてみてください。もしかしたら、それでうまくいって、成功体験ができたらラッキーくらいの気持ちで。イライラしている時、気持ちに余裕がない時は、このような対応ができなくて当然です。できなくても気にしないでください。」(伊藤さん)ホッ。それなら、良かった。「心と時間に余裕がある時だけで良いのなら、トライできるかも」と、なぜか安堵する。子どもの口答えにつられて、話の焦点がぼけないように気をつける「それと、子どもが口答えをすると黙っていられず、会話上でも1つ残らずつぶそうとする親御さんの姿をよく見かけます(会話が好きな方に多いような気がします)。子どもの口ごたえにつられて、話の焦点がぼやけないように気をつけましょう」それも、私やっていますけど!? 子どもとの接し方の根本を、見直したくなってきた。次回はいよいよ「どならない子育て」の最終回。伊藤さんへの取材で印象に残った発言をまとめました。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月31日「つい子どもにキレて、自己嫌悪になる。そんなの、僕だって、よくあります」。と言うのは、『どならない子育て』の著者、伊藤徳馬さん。プライベートでは2児の父だ。そんな伊藤さんが実際にご自分の娘さんに試し、その効果を実感した「どならない子育てプログラム」。今回は、「身支度をグズグズする子」に対して、「どならない子育て練習法」を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしてみよう!「どならない子育て練習法」の基本的な考え方は、コチラをどうぞ!・ 「どならない」のではなく、「どなる頻度」を減らす ・ 叱る=しつけにはならない!? どならない子育ての練習(1) パジャマ姿でボーっとしている太郎くん太郎くんは、朝、なかなか短時間で着替えることができません。今日も服が入っている引き出しの前で、パジャマ姿でボーっとしています。ママは、台所のカウンター越しにその姿を見つけました。ママと太郎くんの間には5mほどの距離があります。 今回は前回紹介した「 子どもへの伝え方 ポイント4つ 」のうち、「行動を具体的に表現する」と「環境を整える」の2点の練習だ。環境面を整えるまず、環境の面では、ママと子どもの間には5mほどの距離がある。親の気持ちとしては、その場で太郎くんにガツンと言いたいところだが、離れたまま大声で話しても負け戦になるだけ。ママは、話をする前にどうすればよいだろうか?答えは、「まず、子どものそばに行って、しゃがんで目線を合わせる」だ。子どもに声をかけて、子どもがママの目を見る。これでやっと、「伝える環境が整った」と考える。環境が整ったので、ママは行動を具体的に表現して、太郎くんに何をすべきかをシンプルに伝えてあげる。どんな声かけがあるだろう?「いいかげんにしなさい!」「いつまで◯◯しているの?」はNG答えは、いくつもある。「着替えてね」「まずパジャマを脱いで」「早く着替えてね」など。ちなみに、NGな言い回しは、「いいかげんにしなさい! いつまでボーっとしているの?」この原稿を書いている私は、「私、そのまんまのセリフ言っているわ!」と、唖然とした。けれども、この言い回しだと、あいまいな表現なので伝わらないそう。思わず言ってしまうが。子どもは気持ちを切り替えるのに時間がかかるもちろん、1回言っただけでは、子どもは動かないことのほうが多い。子どもは、わかってはいても、気持ちを切り替えるのに時間がかかることがあるからだ。「そういう時は、怒らずに5~10秒くらい間隔を置いて落ち着いたトーンで『着替えてね』とだけ繰り返すとうまくいくことがあります。ガミガミ言わずに、子どもが自発的に動くまで待つのです。」(伊藤さん)うわっ! もう、この時点で相当に難易度が高いんですけど!「そんなもんだ」と思う「1回の指示で従わなくても『そんなもんだ』と思って、何回かチャンスをあげてください。そうすると、意外に子どもはすんなり行動できたりします。もちろん、これも可能性の話なので、何回言ってもできないこともありますが、やってみると、『あっ、3回言っただけでできた』なんて場面に出くわしたりします。」(伊藤さん)これで着替えができたのであれば、褒めてあげる。「親に言われたからであっても、子どもの意志でできたことは良いことですから」と、伊藤さん。しかし伊藤さん、立派すぎやしないか!? いやいや、私がダメなだけなのか…。でも、ひとつわかったことがある。それは、今までの私のやり方では、子どもには伝わりづらかったということだ。目から鱗がポロリと落ちた気がした。次回は、「ごはんを集中して食べられない子」に対して、「どならない子育て練習法』を使うとどんなアプローチになるのか? 具体的な実例で検証をしていきます。(楢戸ひかる)「どならない子育てについて、もっと、知りたい!」と思った人は◇つい子どもにキレて自己嫌悪…そんな私にサヨナラ!NHKあさイチ、朝日新聞、読売新聞などで話題! 人気のあの講座が本になりました。◇ どならない子育て (著者:伊藤徳馬/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 定価:1,300円(税別)
2015年10月30日子育てをしていると「0ヵ月~6ヵ月まで」「1歳~2歳まで」など、時期によってそれぞれ使うものが大きく様変わりしますよね。「1ヵ月前までは頻繁に使用していたのに、今はもうまったく使わない!」なんてことも珍しくありません。このように、使用期間の短い子育てグッズが大半の中、1年以上長く使える子育てグッズもあります。そこで、6歳の子どもをもつ私が「これは使用頻度が高かった」と思う上位3つのアイテムをご紹介します!使用頻度が高かった子育てアイテム(1)食事時に大活躍のハイチェアこれまでにもっとも活躍し、現在も使用しているのがハイチェアです。いとこからのお下がりという歴史あるハイチェアですが、木でできているために丈夫で安定感があり、子どもがよじのぼっても重みで倒れたことがありません。子どもが赤ちゃんの時にはローテーブルで食事をとっていましたが、歩き回るようになり、ものを触るようになったのでダイニングテーブルを購入。それに合わせてハイチェアを利用し始めました。ハイチェアなら、座高の低い子どもでも親と同じ目線で一緒に食事ができるので、とても便利でした。ツヤ加工してあると食べこぼしも拭きやすいのでおすすめです。使用頻度が高かった子育てアイテム(2)トイトレスタート時に必要な補助便座補助便座は、子どもがトイレトレーニングを始めた時期にお下がりをもらいました。以来、トイレ内に補助便座を置き、使用の際に子どもが1人で取り付け、使用しています。補助便座は「補助」と名がつくようにサポートアイテムです。私は、子どもが1人でトイレができるようになった時に一度取り外しましたが、子どもから「落ちそうで不安」と言われたので、いまだに置いています。プラスチック製の補助便座ですが、割れてしまうこともなかったので、意外と丈夫なことにも驚きました。使用頻度が高かった子育てアイテム(3)頭が大きくなっても対応可能なキャップわが子は帽子をひどく嫌がる子でしたが、3歳を過ぎてから被ってくれるようになったので、夏仕様のものを購入しました。こちらはメッシュ部分が多いので蒸れにくく、洗濯機でガシガシ洗えて扱いやすいのが特徴。そのため、毎年買い替えることもありません。頭の大きさに応じて調整出来るアジャスターの調整幅が広いので、小学生になって頭が大きくなっても、まだまだ被れそうです。「このキャップ、デザインが赤ちゃんぽいからもう被りたくない!」と本人が嫌がるまでは、使い続けたいです。今でも使用中のこの3つのアイテムは、子育てグッズの中では使用期間が長いものと言えるでしょう。使う期間の長さを考えると、特にハイチェアは、値段ではなく丈夫さを重視したほうがいいかもしれませんね!
2015年08月21日ブライト・ウェイは7日、育児情報誌『miku』の読者を対象に実施した子育てに関する調査結果を発表した。それによると、経済的・環境的に不安がなければ「3人以上子どもが欲しい」と考えている人は7割以上に達した。○子どもを産まない理由「経済的に余裕がない」少子化がなかなか改善されないが、子どもを産もうとしない理由は何だと思うか尋ねたところ、「経済的に余裕がない」が過半数の56.5%を占めた。経済的・環境的に不安がなくなれば、子どもは何人欲しいかとの問いに対しては、「3人」が56.9%、「2人」が22.9%、「4人」が11.4%、「5人以上」が5.4%となり、計73.7%が3人以上と答えた。「第3子以降の出生に対して育児資金前渡し金1,000万円を公費で拠出する」との提言については、「子育てにはお金がかかるので助かるから賛成」が37.8%、「国の先行投資として賛成」が18.4%、「不公平感があるので反対」が17.5%。また、この提言が実現したら何人子どもが欲しいかと聞くと、前述の問いで2人を希望していた回答者の4割以上が3人以上と答えた。安心して子どもを産み育てるのに最も必要・有効だと思えるものは、「出産費用・子どもの医療費・幼児教育の無償化」が29.4%、「出産時の一時金や子ども手当などの金銭的支援」が22.0%となった。調査期間は2015年3月25日~6月15日、有効回答は2,052人(中心年齢30代前半)。
2015年07月07日子育てや家事、仕事に追われていると、どうしてもストレスを感じやすくなってしまいます。本当はいけないと思っていても、子どもにイライラをぶつけてしまって後から「悪いことをしたな」と反省することもあるかもしれませんね。できればストレスを蓄積させずに、心を穏やかにして育児に臨みたいところ。上手に子育てをするためには、ストレスケアが重要なポイントになるでしょう。そこで今回は、ストレスを解消しやすくなる3つのポイントをピックアップしてみました! ■ストレスを解消させる3つの「R」とは日頃のストレスを解消するポイントは、3つの「R」に隠されています。3つの「R」とは、Rest・Relax・Recreationの頭文字であるRをとったもの。つまり、休息、リラックス、レクリエーションを意識的に取り入れることで、ストレスを緩和し、イライラしにくい体にすることができるということです。それぞれのRを具体的にチェックしてみましょう。■休息(Rest):心も体もしっかり休んでストレス対策仕事や育児、家事などをオンとすると、オフの時間もしっかり作ることが大切です。常にオンの状態だと心も体も休めることができず、ストレスを溜め込みやすくなってしまいます。どうしてもイライラするときは、夫や祖父母に協力してもらうことも必要。子どもを見てもらっている間、睡眠時間を確保したり、好きなテレビを見たり、趣味に時間を費やしたりして、体と心を休めておきましょう。■リラックス(Relax):心を穏やかにして、イライラを鎮めるリラックスして心が穏やかになれば、心に余裕が生まれます。これまでイライラしていたことでも、あまりストレスを感じなくなり、子どもにも広い心で接することができるようになるでしょう。穏やかな気持ちになるのに有効なのは、香りで癒されたり、おいしいものを食べたりすること。動植物に触れ合うだけでも、気持ちが軽くなるような印象を受けるはずです。休日は子どもと一緒にどこかにお出かけして、一緒にリフレッシュするのもよいかもしれませんね。■レクリエーション(Recreation):体を動かしてストレスを解消! 体を動かすだけでもストレス解消に繋がると言われているので、自分に向いたレクリエーション方法を見つけ、積極的に導入することが大切です。散歩や好きなスポーツをして、心も体もリフレッシュさせましょう。ただ散歩するだけではおもしろみがないと思う時は、カフェ巡りのような街散策として実施してみてはいかがでしょう。車で通過していた時には気づかなかった素敵なお店に巡り会えるかも知れませんよ。新しい発見が喜びに変わり、知らない間にストレスを解消しているはずです。ストレス社会と言われている今、自分に合ったストレス発散方法、ストレスケアを見つけることが重要なポイントです。3つのRを参考にして、自分にぴったりなストレス解消法を見つけてくださいね。
2014年12月21日国が違えば、子育ての方法もかなり違います。私自身も以前、インドのおばあちゃんが生後3ヵ月のお孫さんの足首を片手で持ち、さかさまにしてベビーマッサージをするという姿を見て、驚がくしたことがあります。これはなかなかハードな例ですが、世界の国々には、さまざまな思想や価値観のもと、たくさんの育児の仕方があります。今回は、「フランスの子育て法」を紹介します。フランス人が子育てにおいて重視しているのは、小さいうちから「忍耐」と「社会性」を学ばせることだそう。一体どのような子育て法なのでしょうか。■フランスでは、夜泣きをする子どもがいない!?日本のママが抱える子育ての悩みとして、常に上位にくるのは「夜泣きがひどい」「なかなか寝ない」の2つ。ですから、「フランスでは夜泣きをする子どもがいない」と聞いて、驚くママは多いのではないのでしょうか?赤ちゃんが夜泣きをした時、日本ではまず、泣いている赤ちゃんを抱き上げて、赤ちゃんが何を要求して泣いているのかを考え、赤ちゃんが要求しているであろうおっぱいをあげたり、おむつを替えたりすることを行います。しかし、フランスではまったく違います。泣いている赤ちゃんを抱き上げることなく、5~10分間ほど、そのまま観察します。これは、「赤ちゃんには2時間という睡眠サイクルがあり、今はその睡眠サイクルをつなげる学習をしている最中。数分で泣き止むようであれば、睡眠サイクルがうまくつながらないことが夜泣きの原因。それを親が、お腹を空かせている、おむつが濡れていると先回りして抱き上げると、赤ちゃんの睡眠サイクルをつなげる練習を邪魔してしまう」という考え方によるもの。抱き上げて泣き止ませることよりも「赤ちゃんが上手に眠る術を身につけようとしているのを、邪魔せず見守ることが親の愛情」と考えているのです。そのせいか、フランスでは生後2~3ヵ月経つと、一晩中ぐっすり眠る子が多いのだとか。■フランスの子どもは間食をせず、食事を完食する子が多い!?日本のファミリーレストランでは、子どもが食べることに飽きて走り回ったり、駄々をこねたりしている光景をよく見かけます。しかし、フランスではこうした光景はほとんど見られないそう。さらに、間食をしないので、食事の時間にしっかりお腹が空いていて、好き嫌いなく完食する子がほとんどだそうです。これはフランスの親が、子どもが小さいうちから「食べることを楽しむこと」を一番に教えるからです。「子どもに生まれつき好き嫌いはない。食べ物の味や風味を楽しむことを学ばせよう」という考えのもと、調理法を変えたり、ユーモアを交えたりして、子どもが食べられるようになるまでさまざまな工夫をするそうです。また、保育園(託児所)や幼稚園でも、レストランで提供されるような食事が出されます。そして、園児にもきちんと料理の説明をし、「完食しなくてもいいけれど、すべての食事をテイスティング(味見)して、味や香りを楽しみなさい」と教えているそうです。決して、「栄養があるから!」と無理に食べさせはしないのです。■子どもへの叱り方も日本とは違う!?日本では、「子どもは親の所有物」のように扱われてしまうケースがありますが、フランスでは生まれた時から子どもに対し、「小さなおとな」として接しています。ですから、子どもを叱る時も、家庭や社会の枠組みの観点から叱ることが多いそうです。たとえば、子どもがお友達の行動を気に入らなくて叩いた場合、「痛いでしょ」「嫌な気持ちになるからダメでしょ」という言い方ではなく、「あなたには○○くんを叩く権利はない」という叱り方をします。買い物時、会計が済んだ後に、勝手に子どもが商品を持ってきてしまった場合は、どんなにスーパーが広くても、どんなにその子が小さくても自分で戻しに行かせるそうです。そのほかにも、子どもがやってはいけないことの境界線がはっきりしていて、その境界線の中では子どもは何をしてもいいけれど、境界線を越えた時、親は子どもを躊躇(ちゅうちょ)なく厳しく叱ります。そうすることで子どもに、社会生活の中でいかに自分をコントロールするかを徹底して教えているのです。なるべく子どものうちにたくさんのことを経験させてから、ルールを身につけさせようという考えの米国、日本、中国とは違い、子育てにおいてはなによりもまず、社会性が優先されるようです。【参考文献:『Bringing Up Bebe(「赤ちゃん」を育てるということ)』Pamela Druckerman・著(Penguin Books)】ご紹介した内容には、共感できる部分もできない部分もあると思いますが、ママ自身がいいなぁ! と感じた部分は、今後の子育ての参考にしてみるのもよいのではないでしょうか。子育てに完璧なレシピや考え方はありません。さまざまな事例を参考に、ぜひあなただけの子育て法を作っていってください。
2014年11月19日オプトは3月20日~25日の期間、「妊活」期(子供を作る準備期)・妊娠期・「乳幼児~子育て」期の男女1,050人を対象に、「妊娠・出産・子育て」に関する情報行動の実態とニーズについての調査を行った。○44%が妊活期の情報はテレビで入手まず、妊活の時期に調べた情報について尋ねたところ、「年齢と出産」が77%、「出費や経済面」53%、「妊娠中の健康・生活」48%となった。また、その情報源については「テレビ番組/テレビCM」44%が最も多く、以下「友人・知人」36%、「一般雑誌の記事・広告」24%、「病院・医院」24%が続いた。○育児と両立できる職場環境の情報に関心次に、妊娠・出産・子育てについて最も関心のあるものを聞くと、全ての時期で「育児と両立できる職場環境」が上位にあげられているほか、「子育て支援制度・サービス」も比較的どの時期でも関心が高くなっている。このほかは時期によって関心事は異なり、妊活期で「不妊治療」「出産する病院選択」、妊娠期で「産後ケア」、第一子0歳では「子供の食事」、第一子1~2歳で「保育園・幼稚園」「しつけ」、第一子3~5歳で「子供の教育・習い事」などが挙げられた。○保育園・幼稚園の情報が不足妊娠・出産・子育てに関して不足している情報について尋ねると、全ての時期で「保育園・幼稚園」が多く見られた。妊活期・妊娠期や出産後では「自治体への届け出や法律・制度」「行政の子育て支援や手当」などが上位になっている。出産後は「子供の遊び場」「子育て中・子育て後の仕事」との回答も多く見られた。また、家族を除く妊娠・出産・子育ての相談相手については、「地元の友人・知人」「学校(時代)の友人・知人」が多く見られる。これら相談相手とのコミュニケーションツールとしては「LINE」が最も多く70%近くにのぼっており、「メール(携帯・スマホ)」も40%台と高い結果となった。市区町村の妊娠・出産・子育て支援制度の活用状況についてみると、妊活期では男女とも70%以上が「制度そのものをよく知らない」と回答した。妊娠期以降のステージでも、30~40%程度が「制度そのものをよく知らない」としており、行政の子育て支援制度について、周知状況の課題がうきぼりになっている。行政から入手したい妊娠・出産・子育て情報については、男女とも各時期を通じて「保育園・幼稚園・育児施設」「マネー・税金」「制度・サービス」が多く挙げられている。
2014年04月07日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日結婚して、これから子どもを作ろうと思っているカップルや、これから子育てを始めるファミリーにとって、住まう街の子育て環境は気になるところ。「マイナビ賃貸」では、幼稚園や小中学校などの教育環境や事件、事故の発生件数、自治体の子育て支援制度などを元に、東京都内の各市区町村における子育て事情を調査しました。これからお部屋探しをする人は、参考にしてみては?●教育環境を重視したい方にオススメ「文京区」夏目漱石や森鴎外も住んだ歴史と文化の街。東大など15の大学が集まり、アカデミックな雰囲気が魅力です。お茶の水女子大付属、東京学芸大付属、筑波大付属と、国立幼稚園・小中高校が集まっているだけでなく、有名私立校も多数。都内では珍しく区立幼稚園も10カ所(うち6園が3年保育)と多く、教育環境を重視したい方にお勧めです。刑法犯発生件数が23区で最も少なく、交通人身事故発生件数も23区で下から2番目(いずれも警視庁調べ、2011年)という安全性もポイントが高いですね。ただ、坂が多いのでベビーカーで移動しやすいかどうかはチェックが必要かもしれません。区長自らが育児休暇を取ったことも話題になりました。●豊かな自然環境や子育て支援が充実「武蔵野市」人気の吉祥寺を抱える武蔵野市は、動物園もある井の頭公園をはじめ、豊かな自然に恵まれています。子供を思い切り遊ばせられる環境は抜群で、のびのび子育てができそうです。自治体の子育て支援も充実しており、市としては珍しく中学卒業までの医療費自己負担分は全額補助ですし、「0123吉祥寺」「0123はらっぱ」「おもちゃのぐるりん」といった親子で遊べる公的施設は、満足度の高いものばかり。また、全小学校で放課後、スタッフを付けて教室・校庭・図書館開放をしており、学童保育でなくても安心してフルタイムで働けると評判です。全国で初めてコミュニティーバスを導入したように、子供やお年寄りに配慮した街づくりが光ります。●都心へアクセスの良さと閑静な住宅街「杉並区」「世田谷区」どちらも都心へのアクセスが便利なのに、緑が多く閑静な住宅街。適度な華やぎもあり、子連れでのお買い物やお散歩が楽しいのも、ママには嬉しい点です。教育熱心な家庭が多い印象で、公立学校のレベルも高いよう。独自の子育て支援策として、杉並区では、一時保育や習い事などに使える「子育て応援券」(出生時に4万円分、2歳まで年1回2万円分を配布、5歳まで一部負担で購入可)が便利。世田谷区には、普通の公園ではなかなかできないたき火や泥遊び、木登りなどができる「プレーパーク」が4カ所もあります。ただ、ワーキングマザーにとって気になる待機児童数(2012年4月1日付)は、杉並区が52人と比較的少なく、世田谷区は都内で最も多い786人でした。働くママの場合、その点の考慮が必要かもしれません。このほか、出生率が23区トップの江戸川区は、都内有数の子育て支援制度を誇り、面積に対する公園の割合も都内一。18歳まで医療費の助成制度がある千代田区と北区、出産時に上限60万円の助成がある港区も、子育て関連の予算が潤沢な街です。共働きの家庭なら思い切って都心に住み、職住近接にするという方法も。土日も静かで、過ごしやすいそうですよ。“子育てしやすい街”というと、緑が多くて近くに遊べる公園や施設があって、教育環境がよく、安全で、公的支援も充実していて、なおかつお買い物も便利で……と、挙げればきりがないほどいろいろな条件があります。なんといっても家族みんなが無理せず楽しく過ごせる場所が一番。まずは優先順位を決めて、より良い環境を見つけたいものですね。(文・エフスタイル)参考資料・刑法犯認知件数、交通事故発生件数(警視庁HP)・待機児童数、公園面積・人口割比率、出生率(東京都HP)・子育て支援施設(武蔵野市HP)・子育て支援について(北区HP)(千代田区HP)(港区HP)(世田谷区HP)・武蔵野市HP子供のいる家庭への手当・助成(平成24年7月26日更新)・杉並区HP「杉並子育て応援券」の概要(平成19年6月より事業実施)
2012年10月26日アフィリエイト事業などを行っているインタースペースは、同社が運営するママ向けコミュニティーサイト「ママスタジアム」にて、「子育てママたちの元カレに関する実態」をテーマにしたアンケート調査を実施。調査期間は9月3日~9月13日、1,201名(平均年齢24.6歳)からの回答を得た。「結婚する前に付き合った男性(元カレ)は何人いますか?」と尋ねたところ、最も多い回答は「2~3人(26.1%)」。次いで「4~5(22.3%)」、「6~7人(16.2%)」、「8~10人(13.2%)」となり、平均すると「5.8人」という結果になった。「夫以外の元カレはいない」はわずか2.7%にとどまり、反対に「11人以上」の”恋愛経験豊富なママ”は12.4%に上っている。「現在、友人関係にある元カレはいますか?」と質問したところ、「いない」が71.5%。結婚後は友だち関係といえども、元カレとの関係は継続させないという姿勢がうかがえた。「現在、元カレとの関係で当てはまるものを教えてください」と聞いたところ、「全くなし」が最多数ながら51.5%にとどまった。それ以外の回答では、「携帯番号を知っている」(=携帯番号を残している)31.8%、「昔の写真を持っている」が15.7%、「SNSなどでつながっている」が10.7%となりました。アンケート結果から、若くして結婚をしたママたちが平均以上と言える恋愛経験を持っていたこと、また結婚後は、元カレとの友人関係を持たずに、家庭を重視しているママが多いことが確認できた。一方で、元カレとの関係や思い出を残しているママたちも相応の比率で存在することから、同社は「旦那さんにとって、やはり元カレは十分に注意が必要な相手と言えそうだ」とまとめている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月03日インタースペースはママ向けコミュニティーサイト「ママスタジアム」 を通じて、子育てママたちの元カレに関するアンケート調査を実施。調査は2012年9月3日~9月13日にかけて行い、有効回答は1,201名だった。まず、結婚前に付き合った「元カレ」の人数を聞いたところ、最も多い回答は2~3人(26.1%)だった。次いで4~5人(22.3%)、6~7人(16.2%)、8~10人(13.2%)と続き、平均では5.8人ということが分かった。「夫以外の元カレはいない」はわずか2.7%にとどまり、11人以上という“恋愛経験豊富なママ”は12.4%という結果に。また、「現在、友人関係にある元カレがいるか」を質問すると、「いない」が 71.5%と圧倒的に多数派となった。結婚後は元カレとの関係を継続させないという姿勢がうかがえる。その中で、友人関係にある元カレが「いる」と回答したママに、元カレと友人関係になったきっかけを質問。最も多かったのはメール・電話(43.9%)で、SNS(38.0%)が続いた。偶然の再会(12.6%)や友達同士の飲み会(12.3%)などという直接的な出会いよりも、間接的な出会いの存在感が増していることが分かった。さらに、今の夫と元カレとの比較について質問。最も多かったのは「今の夫が一番良い」だったが、回答率は49.2%と約半数にとどまった。次いで多かったのは「どちらともいえない」(31.1%)で、「今の夫よりいい元カレがいる」の回答も16.9%と高い比率となった。同質問に対し、友人関係にある元カレがいるママの24.0%は、「今の夫よりいい元カレがいる」と回答した。元カレとの関係や思い出を残しているママも一定数いるようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月28日株式会社ベネッセ-コーポレーションが運営する女性向けコミュニティサイト「ウィメンズパーク」では、2012年3月、20~40代の子育て中の母親2,008名(妊婦含む)に対し、「携帯電話やスマートフォンに関する意識調査」を実施した。同調査によると、20~40代の子育てママの約99.9%が携帯電話を保有。うち約3割が「スマートフォンを持っている」と回答。3人に1人はスマートフォン経由でウィメンズパークに入会していた。スマートフォンの利用者のうち、約8割が「満足している」と答えており、便利だと思う機能は、インターネットや生活・子育てに関するアプリという声が多かった。さらにスマ-トフォン利用者の2人に1人以上が「子どもをあやすためにスマートフォンを利用」と回答。子ども自身のスマートフォンの利用についても、「ルールを守る中での使用ならばOK」と認める母親も。スマートフォン利用者のうち、2011年以降に機種変更をした人は全体の80%。2012年に機種変更をした回答者もすでに22%おり、今後も子育てママ層のスマートフォンへの機種変更は加速してゆくとみられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日