毎日の様々なシーンを彩ります。ライフスタイルチョコレートという提案。作り手のこだわりが強く、ともするとハードルが高いようにも思えるビーントゥバー。「それをもっと身近なものとして提案しているのが、『ミニマル』。時間帯や気分など、ライフスタイルに合わせたラインナップでビーントゥバーの魅力や楽しさが、さらに増します」と、スイーツプランナー・平田早苗さん。発想次第で、いろんな食べ方が楽しめる。ビーントゥバー人気を牽引しているブランドのひとつといえば、『Minimal‐Bean to Bar Chocolate‐』(ミニマル)。‘14年のスタートから“ライフウィズチョコレート”をテーマに、食べるシーンやアイデアを提案。‘18年は新たに、朝と夜、それぞれに食べたいオランジェットを展開。「オランジェットは、すでに多くのブランドが手掛けている中で、食べるシーンを提案できたらおもしろいんじゃないか、と思ったのが始まりです。朝は、朝食代わりになるくらい満足感があって、元気が出るものを。夜は、お酒と合わせたくなるような、スパイシーなものを。フレンチレストラン『パス』のパティシエ・後藤裕一さんと、共同開発しました」(ミニマル代表・山下貴嗣さん)また、6つの産地のチョコレートがセットになった「Minimal Flight M‐06」は、ギフトはもちろん、自分用に買って、気分に合わせて食べるという楽しみ方もある。「仕事中は、甘くてコクのあるナッティで集中力をアップ、頑張った自分へのご褒美には華やかなフルーティなど、自由な発想で選んでください」ほかにもスプレッドやニブを食事にアレンジしたり、パーティボックスをシェアしたり、楽しみ方が幅広い。「ミニマルには、コロンビア産、ベトナム産、ガーナ産など、時期によって変わるバーが8種類ほど。個性は多様で、ナッツのような風味のものもあれば、フルーティなものもある。様々なカカオ豆を買い付けているので、今回のオランジェットのように新しい提案も自在。そんな奥深さがビーントゥバーの醍醐味で、みなさんが惹きつけられる理由もそこにあるのでしょうね」山下貴嗣さんやました・たかつぐ『Minimal‐Bean to Bar Chocolate‐』代表、カカオテーラー。店舗でコーヒーとチョコレートの食べ比べやペアリングのイベントを開催。1月12日銀座店、1月13日富ヶ谷店。ミニマルTEL:03・6322・9998平田早苗さんスイーツプランナー、ショコラコンシェルジュ(R)。スイーツ全般とチョコレートに関する企画開発などを行うコンサルタントとして活動。チョコレートに関するセミナーも実施。※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・大谷優依取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年01月16日カカオ豆の種類や含有量など、自分の好みに合うチョコレートを楽しめるビーントゥバーがさらなる進化を遂げている模様。気になるニュースをレポートします!カカオの産地で選べる楽しさなどで一躍人気となったビーントゥバーは、今や次なる段階へ。「日本でのブームに火がついた‘14年当初は、カカオ豆と砂糖のみで作るシンプルなバーが主流でしたが、時が経ち、作り手たちからビーントゥバーのさらなる可能性が見出され、最近ではボンボンやケーキなど、様々な形に進化しています」(平田早苗さん)今期は“食べるシチュエーション”にも、より踏み込んだ提案をするブランドが登場。「豆の調達から加工まで一貫して行うビーントゥバーならでは。豆の個性を知り尽くしているため、日常のどのシーンに合うかという提案もしやすいんです。ビーントゥバーはより身近に、生活に寄り添う存在になっています」爽やかなオレンジに、コロンビア産カカオの香ばしく柔らかい甘みがアクセントの朝のオランジェット。「Minimal Orangette“Morning&Night”」。1/20 発売。下の夜のオランジェットと4枚ずつセットで販売。¥3,240*税込み(ミニマルTEL:03・6322・9998)夜にミニマルが提案するのは、ワインに漬けたオレンジのコンフィとスパイシーなベトナム産カカオのオランジェット。お酒に合う味。平田早苗さんスイーツプランナー、ショコラコンシェルジュ(R)。スイーツ全般とチョコレートに関する企画開発などを行うコンサルタントとして活動。チョコレートに関するセミナーも実施。※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・大谷優依取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年01月15日チョコレートには見えないのに、味はしっかりチョコレート。普通のチョコレートにはない、楽しさとおいしさがギュッと詰まった3品をご紹介いたします。カカオサンパカ/アステカモーレアイスクリームチョコの起源は、遥か昔、アステカ族らがカカオ豆をすり潰し、トウモロコシの粉などを混ぜて飲んでいたチョコラトル。そんな古(いにしえ)に思いを馳せ、スペイン王室御用達ブランドが考案した、トウモロコシアイスにカカオニブをまぶしたバレンタイン限定品。1 本¥389 。2/1~14。百貨店催事で。●CSJTEL:03・5218・8839帝国ホテル 東京ホテルショップガルガンチュワ/カカオショコラチョコレートでできたカカオポッドを割ると、自家焙煎してからキャラメルとダークチョコでコーティングしたカカオ豆が出てくるなんて……チョコ好き垂涎。ホテルのシェフショコラティエが、コロンビア・アラウカ州産のカカオ豆からひらめきを得て考案した本格派。¥8,100(税込み)。●本館1FTEL:03・3539・8086ル・ポミエ/カマンベールショコラ箱も中身も本物そっくり!フランス・ノルマンディー出身のフレデリック・マドレーヌ氏が、名産のカマンベールチーズを模して作ったチョコレート。中もカマンベールチーズのガナッシュとチョコのガナッシュの2層で、イチジク、ハチミツ、木イチゴの3 種。¥3,000。1/20~3月末。●北沢本店TEL:03・3466・3730※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月15日「地方へ出かける時はその土地で生まれ、愛され続けているお菓子をできるだけチェックします」という菓子・料理研究家の山本ゆりこさん。そんな中で出合った日本各地のおいしいチョコレートをご紹介。「旅先で見つけ、持ち帰ったお菓子を、その場所に想いを馳せつついただくのも楽しいもの。そんな気分をみなさんもぜひ味わって」[新潟]『マツヤ』のロシアチョコレートエンビ筒(12種類×各1個程度)¥1,050~「ロシアの職人から伝授されたというチョコレートは、他にはないおいしさ。特にマトリョーシカ型の化粧箱はかわいいもの好きのテンションを上げてくれます」。チョコレートの中には、りんごや抹茶クリームなど12種類の味わいが。●新潟県新潟市中央区幸西1-2-6TEL:025・244・02559:00~18:00日・月曜休(祝日の場合は営業)[名古屋]『洋菓子、喫茶 ボンボン』のブラウニー1個¥180(税込み)昭和にタイムスリップできる1949年創業の『ボンボン』。定番スイーツのブラウニーは、濃厚なチョコレートとほんのり苦いクルミが相性抜群。「昔ながらの味わいにほっとします。“いいものをお値打ちで”という店のモットーから価格がお手頃なのも魅力」。●愛知県名古屋市東区泉2-1-22TEL:052・931・04428:00~21:00無休[福岡]『カカオロマンス』のソレイユ小箱(20個入り)¥970(税込み)星やハート、スペードやクローバーなどをかたどったミニサイズのチョコレートの詰め合わせ。味はスイート、ミルク、ホワイト、ミントの4種類。「いくつかアクセント的に水玉模様などの銀紙で包まれているのが愛らしくて、小さなおみやげにもぴったり」。●福岡県福岡市中央区浄水通5-12TEL:092・524・128810:00~19:00無休山本ゆりこさん菓子・料理研究家。パリで製菓を学び、修業を重ね、12年間暮らす。著書多数。インスタグラムyamamotohotelを日々更新中。※『anan』2018年1月17日号より。写真・大段まちこスタイリスト・郡山雅代構成、文・野尻和代
2018年01月14日「これがチョコレート?」と思うような、私たちを驚かせてくれるチョコレートを3つ集めました。ジャン=ミッシェル・モルトローヴォヤージュ・デュ・タブレット・ビオ ココナッツシュガー&ニブ/ジンジャー開封すると入っているのは、果実味のあるペルー産オーガニックカカオ豆とココナッツシュガーで作ったタブレット。贈り主(!?)は、仏ロワール地方に住む、オーガニックを愛してやまないショコラティエ。彼から届いたおいしさとやさしさを、誰に贈りますか。1枚¥1,296(税込み)。●薬糧開発TEL:0120・953・200パレスホテル東京ペストリーショップ「スイーツ&デリ」パレット毎年、ユニークなモチーフチョコが話題を集めるホテルが、今年のバレンタインに送るのは、絵画のパレット。ダークチョコのパレットはもちろん、絞り出した絵の具も絵筆もチョコレート。絵の具のチューブにはナッツのペーストが入って遊び心満点。¥4,200。100個限定。2/1~14。●B1TEL:03・3211・5315アンダーズ 東京ペストリー ショップチョコレートリップセットこんなにおいしかったら、すぐ舐めちゃいますね。ピンクのルージュは、イチゴ風味のホワイトチョコ。そこに異なるリップを塗った(!?)セクシーな唇チョコが3つ。メンズライクなシグネチャーチョコレートを持つホテルだけど、今年のバレンタインはロマンティック。¥2,200 。2/1~14。●1FTEL:03・6830・7765※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月14日人気のパティスリーからチョコが続々登場。チョコドリンクからカラフルなタブレットまで、注目のチョコをピックアップ!スイーツガーデン ユウジ アジキ“もっとおいしく”にこだわる安食雄二さんの新作は、酸味のあるカリブ産はフランボワーズと、ナッツ香があるベネズエラ産はコーヒーと合わせるなど、カカオの個性を活かしたチョコドリンク。無添加なのに、レトルト殺菌をかけ、日持ちが半年以上なのもうれしい。コクのある北海道浜中町4.0牛乳を使用。ビター66%、スイート57%、フランボワーズ各¥760。ほかにコーヒーとオレンジが。●神奈川県横浜市都筑区北山田2-1-11TEL:045・592・909310:00~19:00水曜休パティスリー アンド カフェ デリーモあらゆるスイーツにチョコを使う江口和明さんによるケーキのようなボンボン。昨年考案したのは、ショートケーキやモンブランの味を再現したドーム型のパフェール。冬季はこれをボンボンに変身させた。パフェール ボンボン(6個入り)¥2,100。1/18~予定。●渋谷ヒカリエShinQs店/東京都渋谷区渋谷2-21-1-B2TEL:03・6434・182510:00~21:00不定休目白店でも。アステリスクチョコレートの世界大会で受賞歴があるパティシエ和泉光一さんが、2014年のバレンタインに作ったところ人気を集め、いまや定番になっているのがこれ。ナッツやドライフルーツとチョコの香味のバランスがいいタブレットは、ビター、ミルク、ホワイト、ブロンドチョコレートなど、カラフルに常時8種類。キャラメリア アブリコ、ノワノワール、フランボワーズ ベルベット各1枚¥1,200。●東京都渋谷区上原1-26-16-1FTEL:03・6416・808010:00~20:00月曜休※『anan』2018年1月17日号より。写真・小川朋央取材、文・齋藤優子
2018年01月14日いま、チョコレートに力を入れる人気パティスリーが増えている。新たに専門店を設けたり、リニューアルをして、力を注ぐシェフが増えていて、そのクオリティは想像以上の高さ!見逃せません。アテスウェイ グラス エ ショコラ15年の歳月を経て、パティスリーの隣にチョコとアイスの専門店を開いた川村英樹さんは、攻める、攻める。「ボンボンの中身はもっと自由でいい」と、白みそやたまり醤油など発酵食品をガナッシュに使う。かと思えば、「ガナッシュ一辺倒では面白くない」と、飴がけしないで作るなどプラリネを進化させる。それでも、高い完成度は、確かな技術のなせる業。東京都武蔵野市吉祥寺東町3-8-9TEL:0422・29・088811:00~18:00不定休昨年4月にオープン。バレンタイン期間のボンボンショコラの販売はセットのみ。ほかにタブレットやシガーなど。写真上・チョコレートのソルベ、ショコラ70%とピスタチオのダブル¥800。コーンの中もチョコレートでコーティング。写真中・建築家の佐藤ナオキ氏による内装。写真下・20種類ほどのクーベルチュールと多彩な素材を組み合わせたボンボンショコラは、25種類ほど。プラリネやキャラメルなど中身のおいしさも際立つ。スティック状のバールショコラも。アンヴデット店名を冠したチョコレートケーキには、アーモンドではなく、珍しい松の実のプラリネを使う。森大祐さんならではの着眼点は、パティスリーを構えて1年半、パリ時代に技術を磨いたチョコレートでも発揮されている。新作は、あまりもてはやされなくなったウイスキーボンボンに光を当てた、ホワイトチョコからマスカットリキュールがはじける進化系。東京都江東区三好2-1-3TEL:03・5809・940210:00~19:30(日・祝日19:00)水曜休チョコ類は、ボンボンショコラやトリュフ、ナッツやドライフルーツが入ったテリーヌショコラも揃う。写真上・マスカットリキュールを、甘さを抑えたホワイトチョコで包んだ、爽やかなペルル マスカット10個入り¥1,950。写真中・ラムレーズンのチョコレートムースと、松の実のプラリネ入りガナッシュを重ねた、アンヴデット(左)¥580。ガトーショコラの上にシャンティ(?)かと思いきや、どちらも食感を変えた、ショコラS(右)¥450。※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次取材、文・齋藤優子
2018年01月14日洋菓子のチョコレートも、日本の名ショコラティエの手にかかれば、“和の味”漂う「ジャポニズムチョコ」に大変身。今回は、厳選の品を3つご紹介いたします。ホテル雅叙園東京パティスリー「栞杏1928」/手毬チョコ糸や絹の質感まで表現された、飾っておきたくなるようなチョコは、昨秋ホテル内に誕生した、和がテーマのパティスリーの意欲作。小さな毬は抹茶、大きな毬はガナッシュクリームで、中に入ったヘーゼルナッツのクランブルがおいしいんです。¥3,000。3日前までに要予約。●ホテル雅叙園東京1FTEL:03・5434・5230岡田美術館/「歌麿・深川の雪」浮世絵師・喜多川歌麿の傑作「深川の雪」をあしらった、名ショコラティエ三浦直樹さんの最新作。歌麿の絵を口にすると出合う、ゴルゴンゾーラチーズ×ベーコンチップ、和栗×松茸など、シェフらしい大胆な素材使いにハッとする。8個¥4,800(税込み)。1/31~2/14は日本橋三越本店でも。●TEL:0460・87・3931ベルアメール京都別邸/瑞穂のしずく 日本酒升いっぱいに注いだ日本酒がキラキラ揺れているかのようなボンボンは、日本に合うチョコレートを提案し続けているブランドによる作品。京都で栽培された酒米を使った日本酒をジュレにして、チョコレートと。5個入り¥1,512(税込み)。●三条店TEL:075・221・7025※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月14日スイーツライターのchicoさんがおススメのギフトをご紹介。今回は『廚(くりや)otona くろぎ』のくろぎサンドです。なんて品の良い佇まいのホットサンドだろう。独特なフォルムは見覚えがあった。和食の名店『くろぎ』のロゴマークだ。そう、これは昨年11月オープンのカフェ&バー『廚 otona くろぎ』で早くも評判を呼んでいる、その名も「くろぎサンド」。フィリングをパンに挟んだら、型を使い練り切りの要領でグイッと抜くのも、和菓子店もやっているこちららしい。そもそも焼くとカリッとする水分量のパンを特注しているが、このやり方で抜くと、空気が押し出されてさらにクリスピーに感じられる。香ばしく焼かれたパンからとろりと溢れる餡バターや抹茶クリームチーズもまたひと味違った。柔らかな甘さにほのかな塩気が心地よく、独特の旨味がじんわり舌に染み渡るよう。ヒミツは餡に醤油(抹茶餡には塩)が入っていること。「和食のさしすせそ」がちゃんと息づく甘味は、甘じょっぱさが後を引き、コーヒーを片手に朝食がわりやおやつにいただくのはもちろん、お酒のアテにするのもいい。なにしろお店は朝7時から深夜2時までずっとやっていて、猿田彦珈琲とコラボした和菓子に合うコーヒー「絹ゆらぎ」から、珍しい焼酎や日本酒まで完備。一日中いつだって焼きたてのホットサンドが、ゆるりとしたひと時を運んでくれる。カリ、ふわ、まったりの軽い口どけと、甘じょっぱさがクセになる、くろぎサンド(右・餡バター、左・抹茶クリームチーズ)各¥600。イートインは2個セットで¥1,100。廚 otona くろぎ東京都台東区上野3‐24‐6パルコヤ上野1FTEL:03・6284・27967:00~翌2:00無休(施設に準ずる)チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2018年01月13日ショコラティエだけでなく、パティシエにとっても、チョコレートはかけがえのない素材。今回はそんな注目のパティスリーのチョコをご紹介。『ロミ・ユニ』『シャンドワゾー』『アテスウェイ』…。いつ訪れても客足が途絶えない店から、相次いでチョコレート専門店が誕生している。その理由を、『アテスウェイ』の川村英樹さんは、「今まではバレンタインシーズンのみボンボンを作っていたのですが、使える素材が冬のものに限られてしまう。一年を通して多様な素材で作りたかった」と語る。アイデアがあっても、時期やスペースが限られて、これまでできなかったことを、新たな場で思う存分、形にしているのだ。面白くないはずがない。しかも、ショコラティエとはまた違う柔軟な発想で、チョコレートに向き合う。伝統的なフランス菓子をボンボンに仕立ててみたり、ハイカカオブームもなんのその、あえてミルクチョコのおいしさを追求したり……。かと思えば、カカオ豆からチョコレートを作ってケーキにする職人魂炸裂のシェフもいて、まさに十人十色!注目のお店をご紹介します。ショコラテ ロミ・ユニ『ロミ・ユニ コンフィチュール』を構えて14 年。いがらしろみさんが「ジャム屋さんをやる前からの念願だった」チョコレート菓子の店を、2017年10月に開店。秋と冬だけ開くこの店は、鎌倉の住宅街にひっそりと佇むガラス張りのアトリエを設えた一軒家。ミルクチョコが大好きだというろみさんは、ここで庭を眺めながら、おやつにひとつ、ふたつと手を伸ばしたくなる、温かみのあるチョコレート菓子を作っている。神奈川県鎌倉市西御門2-1-14TEL:0467・38・707110:00~16:00月・火曜休(祝日の場合は営業。3 月中旬まで)ボンボン6種、ほか、土・日・祝日のみ、チョコ・チョコ・チョコシュー¥390を販売。福岡在住の陶芸家で図案家の鹿児島睦さんがデザインした、花モチーフのチョコレート、デイジー&ヴィオラ ショコラ¥600。デイジーは生クリームをたっぷり使ったクリーミーなホワイトチョコ、ヴィオラはホワイトチョコに甘酸っぱいイチゴを混ぜた、やさしいイチゴミルク味にほっこり。※冒頭の写真もショコラテ ロミ・ユニ。シャンドワゾー グラシエ ショコラティエパティスリーの程近くに、チョコレートとアイスクリームの専門店を開いた村山太一さん。チョコレートの修業を積んだベルギーの「観光地にあるような庶民的なショコラトリーにしたい」と、おなじみの美しいボンボンに加え、タブレットやアマンドショコラなどの量り売りを始めた。どれも、食べやすさを考えて、カカオ分もあえて60%台までに。それでいて、シェフが作るケーキ同様、素材の味がキリッと立ったおいしさ。写真上・ロッシェ、アマンドショコラ、マンディアンなど、ナッツやドライフルーツが入ったチョコは100g¥840。写真下・ボンボンは15~20種で1個¥204~。パティシエならではの、オペラ、サヴァランなどケーキの味を表現したものも。バレンタイン期間はセット販売。埼玉県川口市栄町2-2-21TEL:048・299・218910:00~19:00不定休イートインスペースがあり、量り売りのチョコとコーヒーのセットも。パティスリーで買ったケーキを食べることもできる。※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次取材、文・齋藤優子
2018年01月13日板チョコから形を変えて、もっと身近に。Bean to Sweetsが続々です。ビーントゥバーを使ったチョコレート菓子は、年々バリエーションが豊富に。「カカオからチョコレートのプロフィールがわかるため、作り手の創作意欲が、より刺激されるのでは。ボンボンやケーキなど、アレンジは百花繚乱です」(スイーツプランナー・平田早苗さん)ダンデライオン「シェフズ・テイスティング」本店のサンフランシスコではおなじみ、異なる産地のカカオ豆を使って、一口サイズのスイーツを提供するメニューが、蔵前にも登場。濃厚なチョコレートから、途中、柑橘系でスッキリ…など、カカオの魅力が満載のコース。1日30食限定。¥1,450(ダンデライオン・チョコレートファクトリー&カフェ蔵前TEL:03・5833・7270)【右から順番に食べるのがおすすめ!】最初はコク深いチョコレートから。カヌレ(エクアドル産)ナッツ感あり。クレームブリュレピスターシュ(グアテマラ産)酸味のあるチョコで箸休め。タルトシトロン(ベリーズ産)ちょっぴりバナナの風味。プロフィットロール(タンザニア産)カカオの果肉でサッパリ。ジュレ・ド・カカオフルーツ マジ ドゥ ショコラ「マジ ド カカオ」チョコレート専門店出身の松室和海シェフが、ビーントゥバーで様々なスイーツ作りに挑戦。チョコサンドは、上質なクッキーとチョコレートが融合。6個入り¥2,482(マジ ドゥ ショコラTEL:03・6809・8366)グリーン ビーン トゥ バー「ボンボンショコラ」プレーンなガナッシュやプラリネなど、すべてビーントゥバーから手作業で作りあげた9種類のボンボンショコラ。右から、黒ごま、みかん 各¥350(グリーン ビーン トゥ バーチョコレートTEL:03・5728・6420)平田早苗さんスイーツプランナー、ショコラコンシェルジュ(R)。スイーツ全般とチョコレートに関する企画開発などを行うコンサルタントとして活動。チョコレートに関するセミナーも実施。※『anan』2018年1月17日号より。写真・小川朋央取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年01月13日大好きなチョコレートは、味だけではなく見た目にもこだわりたい。今回は、キュンとしちゃう“ハートモチーフ”のチョコレートをご紹介いたします。クラブハリエ/ハートブラウニーハートの中にハートのピースが入った、ジグソーパズルみたいなブラウニーは、バウムクーヘンで知られるブランドのバレンタイン限定品。カカオの香り高いしっとりとした生地は、中に香ばしいマカダミアナッツがたっぷり入っている。¥1,800。2/14まで。●クラブハリエ オンラインショップTEL:0120・295・999ル・ショコラ・デ・フランセ/エッフェル塔&ハート ダーク(カカオ72%)ほか部屋に並べておきたくなるようなパッケージのイラスト。それも、アートスクールで出会った2人のパリジャンが作ったブランドと聞けば納得。ジャケ買い必至だけど、中身のタブレットもカカオの香りが豊かで無添加!1枚¥1,200~1,300、ミニ¥480。2/1~14。●ビープル バイ コスメキッチンTEL:03・5774・5565パーク ハイアット 東京ペストリー ブティック/ストロベリーハートストロベリーハートキルティングのようなハートの質感が、温かみを添えるバレンタイン限定ケーキ。ベリーのパウダーで赤く彩られたハートの中には、ヘーゼルナッツ風味のチョコムースとあまおうの果肉が入った赤いイチゴのジュレ。その甘酸っぱさが爽やか。¥4,400(税込み)。2/1~14。●2Fペストリー ブティックTEL:03・5323・3462※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月13日小さな一粒でも、しっかり私たちを満足させてくれるチョコレート。今回は、ミニチュアチョコレートを4品集めました。ミシェル・クルイゼル/バケット・オン・ショコラバケットをプリントしたホイルをクルンとむけば、中にもちゃんと4本のクープが入ってました!遊び心いっぱいのミルクチョコは、仏ノルマンディーの老舗が、カカオ農家と二人三脚で、豆の発酵、乾燥から携わって作るファームトゥバー・チョコ。6本入り¥1,700。百貨店の催事等で取り扱い。●山本商店TEL:03・6272・6561フランク・ケストナー/タブレット ミルティーユ星がきらめく夜空を思わせる、深いブルーのタブレット。ショコラティエは、仏ロレーヌ地方・サルグミンなどで店舗を展開するショコラの哲学者と言われるフランク・ケストナー氏。日頃はあまり使わないというブルーベリーのコンフィチュールをチョコの中に閉じ込めて。1枚¥1,800。1/22~28。●伊勢丹新宿店TEL:03・3352・1111(代)ベランジェ/ル・マン 24H サーキットさすがは、エンジニアから転身したフランスのル・マンのショコラティエ、ヴィアネイ・ベランジェ氏!チョコレート製のレーシングカーは、マシンのディテールまでリアルに再現していて、思わず乗ってみたくなるほど?食べる前に、童心に戻って楽しみましょうか。9個入り¥8,300。1/22~28。●伊勢丹新宿店ブボ バルセロナ/キューブボンボンすぐにもオブジェが作れそうなカラフルなキューブは、昨年日本に上陸した、スタイリッシュなフォルムが印象的なスペイン発のデザイナーズパティスリーの新作。カラーによってフレーバーがカテゴライズされていて、フルーツ、カタランナッツ、インフュージョン、ミニバーの4種。4個入り¥2,000~。●表参道本店TEL:03・6427・3039※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月13日集まれ!フォトジェニックチョコ。ため息が出るようなフォトジェニックなチョコレートは、確かな技術があってこそ。おいしさも一級品なんです。「ショコラティエにとって、チョコレートの造形力は、大切な技能のひとつ」と、ショコラコーディネーターの市川歩美さん。動物や花モチーフなど、以前からフォトジェニックなものは少なくないが、最近は、進境著しいという。「実物を見ても、チョコとは信じがたいような、本物そっくりのものが登場しています。また、これまであまりなかったブルーなど、カラフルになっているのも特徴です」専門店、百貨店のほか、ホテルのブティックも狙い目。「お客様に喜びを届けたいというホスピタリティの表れかもしれません。ショコラティエが味や素材を大切にしたうえで、フォトジェニックなものを作ってくれるのは、とてもうれしいことです」幸福のチョコレートケルノン ダルドワーズ思わず、どこかに敷き詰めたくなってしまうような鮮やかなブルーのチョコ。これは、仏ロワール地方の老舗メゾンが、家々の屋根を彩る青い石をイメージしたもの。食べてみれば、また意外。チョコの中は、カリッと歯ごたえのあるナッツのヌガティン。6個入り1缶¥1,500~。●フェリシモTEL:0120・055・820市川歩美さんショコラコーディネーター(R)。チョコレートに魅了されて25年。年間試食数は2000にのぼり、作り手からの信頼も厚い。メディアで活躍するほか、商品開発なども行う。※『anan』2018年1月17日号より。写真・芹澤信次小川朋央スタイリスト・大谷優依文・齋藤優子(by anan編集部)
2018年01月13日ショコラ界を代表するトップメゾンから新作が登場。ショコラティエの個性と繊細な手仕事が生む、魔法のようなとびきりの一粒を心ゆくまで。ラ・メゾン・デュ・ショコラ/ジャルダン パリジャン(4個入り¥2,025)スタイリスト・岡尾美代子今シーズン、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のニコラ・クロワゾー氏は、私たちをパリの庭園へ誘う。それはチョコレートを通した散策。果物やハーブのショコラをいただいて目を閉じれば、瑞々しい香りの先に花壇や並木の景色が次々と広がる。例えば「ミエルドゥ ティユール シトロネ」。ミルクチョコレートのこくまろな口どけにリンデン(菩提樹)の香り、レモンの爽やかさが重なり、蜂蜜がゆったりとした印象を残す。そこには確かに、パリの菩提樹並木の木陰でのんびり過ごす清々しいシーンがあった。オレンジ園の鮮やかな香りはじけるショコラも、ジャスミンの優しさに包まれる一粒もどこか呑気で、幸福感に満ちている。パリの生活に欠かせない庭園をテーマに、散策で感じられる香りやイメージを表現。ネーブルとブラッド、2種のオレンジの生き生きとしたノートが広がる「オランジュレ」、バニラ風味のマンゴージュレとジャスミン香るミルクガナッシュの「ジャスマン フリュイテ」など4つの風景が収まる。1月中旬発売予定。●東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1FTEL:03・3201・600611:00~20:00無休アンリ・ルルー/コフレ・フュメ(6個入り¥2,900)スタイリスト・岡尾美代子スモーキーな中国茶ラプサンスーチョンに、スコットランド・アイラ島産モルトのピート……キャラクターの濃い燻香とショコラ。個性がケンカしそうだが、『アンリ・ルルー』2代目シェフ、ジュリアン・グジアン氏は、燻香でショコラの知られざる深みを引き出していく。「ラプサンスーチョン」は自家製マジパンに混ぜてガナッシュと2層にすることで、強烈な香りを和ませ魅力的な個性に。その層はマジパン3mm、ガナッシュ8mmと導き出した、厳密なバランスで成り立っていて、舌に全てが溶け合う時、スモーク香の中にカカオの豊かなコクが現れる。そこにはルルー氏から受け継がれる繊細な手仕事が垣間見えるのだった。香料着色料を一切入れないで作るピスタチオプラリネのボンボンショコラ「ピスタチア」は、香り高さが段違い。モルトを使った「アイレイ」はピート香の余韻がダンディ。ボックスは昨年に続き、京友禅着物の老舗『千總』とコラボ。販売期間1/17~2/14。●東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿本店B1TEL:03・3352・1111(大代表)10:30~20:00不定休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月12日ショコラ界を代表するトップメゾンから新作が登場。今回は、時間に合わせて楽しめるチョコと、スーパーフードを取り入れた逸品をご紹介。フレデリック・カッセル/コフレ・ミルフイユ 2018(6個入り¥2,700)スタイリスト・岡尾美代子昨年、人々を歓喜させた「コフレ・ミルフイユ」が味もコンセプトも新たに帰ってきた。ガナッシュとサクサクのプラリネクラッカンの2層のボンボンショコラは、カッセル氏の代名詞、ミルフイユからのアイデア。今年は一日の中にある6つの時間に寄り添う味わいに。しかもよりショコラの香りが膨らむ飲み物とのペアリングも提案している。まずは朝食の紅茶に合う、オレンジ風味のまろやかな一粒でスタート。アフタヌーンティーにはほうじ茶片手にシナモン香るブロンドチョコを。そして一日の終わりにはラム酒を傾けながらマロンの濃密なショコラを齧るひと時を。小さなショコラが日常を、人生を楽しむ瞬間へと変えてくれる。朝のゆったりした紅茶タイムにぴったりの、オレンジ風味のミルクチョコレートの「ショコラ・ミルフイユ レ・オランジュ」から、就寝前にゆるりと食べたいガナッシュとマロンの層がとろける「ショコラ・ミルフイユ ノワール・マロン」まで。一日の6つのシーンを切り取るショコラをサクサクのミルフイユ食感で。1/20~販売。●東京都中央区銀座4-6-16銀座三越B2TEL:03・3562・1111(大代表)10:30~20:00休みは施設に準ずる。ピエール マルコリーニ/ソンジュ(7個入り¥2,800)スタイリスト・岡尾美代子マルコリーニ氏のチョコレート作りは世界のカカオ農園を訪れることから始まる。仕入れルートを開拓したら、豆の選別、焙煎から精錬まで、ビーントゥバーブーム以前からずっと、全工程を自ら手がけてきた。そうして生まれる唯一無二のクーベルチュールと今期出合ったのは、キヌアやスペルト小麦などのスーパーフード。「ソンジュヴァニーユ バディアンヌ」を口にすれば、バニラとスターアニスのガナッシュから湧き立つ高貴でスパイシーなアロマとスペルト小麦の豊穣の味わいが、ホワイトチョコのまろみの中で一つに。果実やスパイスの香りにスーパーフードが醸す滋味、チョコレートはその全てをそっと融合させていくのだ。キヌアのプラリネ入り「ソンジュ フランボワーズ」ほかスーパーフードを使うシリーズは全3種。どれも柔らかなガナッシュとスーパーフードの食感が楽しいプラリネの2層仕立て。ビターチョコレートを存分に味わう定番の「ピエール マルコリーニ グラン クリュ」も入る。1/18~販売。●東京都中央区銀座5-5-8TEL:03・5537・001511:00~20:00(日・祝日~19:00)無休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月12日世界的に有名なショコラメゾン、ジャン=ポール・エヴァンとピエール・エルメ・パリから待望の新作チョコが登場。スイーツ好きはぜひチェックして。ピエール・エルメ・パリ/ボンボン ショコラバレンタイン 2018限定ギフトBOX(8個入り¥3,150)世界的巨匠でありながらパイオニア精神に溢れるエルメ氏がまた、新たなおいしさを発明した。主役は彼がコルシカ島滞在中に見つけたドライライム。長時間天日干ししてすっかり黒ずんだ風変わりな食材の魅力を、見事ショコラで表現してみせた。カカオの豊かなアロマの中に、ライムの苦味と酸味が交差する味わい深さ、そして魅惑的なオリエントの薫りが満ちている。マカロンに定評のある彼らしい「ショコラ オ マカロン」も今年はアソートに。ガナッシュと層をなす、むっちりしたマジパンのアーモンド香、そしてマカロン生地のカリカリ感は、ショコラなのに確かにマカロン。お菓子とショコラのおいしい相乗がここにある。ドライライム香る「アンフィニマン シトロン ノワール」は待望の新作。例年、販売場所が限られていた「ショコラオ マカロン」も、クロエ(フランボワーズ)とモガドール(パッションフルーツ)の2種が入り、今年は全国で買えるように。1/17~2/14販売。●東京都渋谷区神宮前5-51-8ラポルト青山1~2FTEL:03・5485・7766 11:00~20:00不定休ジャン=ポール・エヴァン/ボワットゥショコラ トラント(8個入り¥4,144)描かれているのは、メゾンの原点・パリや初の海外店・東京などのデザイン。30周年を迎えたこれまでの歩みをショコラに表すとは、なんともエヴァン氏らしい。8粒の新作には、今期のテーマ“アネトラント”=1930年代フランスの偉大なる古典、文化が花咲いた時代のダイナミズム溢れるクリエイションが息づく。例えばベリージュレとローリエ香るガナッシュの「トラント」。ベリーとショコラの古典的組み合わせながら、ハーブがベリーの可憐さを際立たせ、新しさを吹き込むよう。7種もの果物のキャラメルを包んだ「フィルルージュ」の、エキゾティックフルーツや柑橘などの完璧な調和もまた、彼の創造力のなせる業。30年のヒストリーを本型ボックスに。柚子ジュレにバジルの風味が爽快な「サンジュー」、そばの花の蜂蜜のコク広がる「パリ」、パイナップルがエキゾティックな「トウキョウ」ほか、8粒全てが期間限定新作。1/14~2/14販売。●東京都新宿区新宿3-14-1伊勢丹新宿本店B1TEL:03・3352・1111(大代表)10:30~20:00不定休※紹介している商品は、掲載アドレス以外に直営ブティックやオンラインショップでも購入可能。※『anan』2018年1月17日号より。写真・枦木 功(nomadica)スタイリスト・岡尾美代子文・chico構成・綿貫あかね撮影協力・AWABEESUTUWA
2018年01月11日今回、スイーツライター・chicoさんが紹介してくれるのは、いつの世も私たちを魅了してやまない媚薬のようなお菓子、チョコレート。自分用のとっておきと贈り物にしたいひと品を、たっぷりのチョコレート愛とともに披露してもらいました。創造性が詰まった小宇宙。胸躍るひと粒を楽しみに。スイーツ専門のライターとして仕事を始めたばかりの頃。チョコレートとはかくも香り高く、深い味わいに満ちたものなのかと衝撃を受けたのが、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』のチョコレートでした。とりわけ印象深く、今でも大好きなのが、ロシェ。香ばしいナッツと濃厚なプラリネ。パリッ、カリッ、まったり、の食感の取り合わせに、ほのかな塩気と甘み。絶妙なバランスとはこういうことだと、口にするたびに思います。ボンボンのロシェも好きですが、直径4cmはあろうかという「ブシェ ロシェ」は、テンションの上がるとっておき。ひときわ仕事を頑張ったときに、ミルクと一緒にいただきます。ラ・メゾン・デュ・ショコラブシェ ロシェ レ¥575通常のボンボンの4~5倍の大きさ。ほかにダークチョコレートを使ったブシェ ロシェノアールも。●丸の内店/東京都千代田区丸の内3-4-1新国際ビル1FTEL:03・3201・6006秋冬の新作発表時期に毎年楽しみにしているもののひとつが、小山進シェフのボックス。とくに「エスコヤマ インターナショナルチョコレートアワード」は、京都に生まれ、本物の和の食材に触れて育った小山シェフならではの、斬新なおいしさに満ちています。新作も、濃厚な堅豆腐の味噌漬けの燻製や柚子酒などの和素材とチョコレートの、緻密に計算されたマリアージュ。この驚きを体験してほしくて、贈り物にしたくなるのです。チョコレートは、こうしてワインのように繊細な味わいの違いを楽しめるものですが、一方で誰もが子どもの頃から親しんできた身近なお菓子でもあります。懐が深く、あらゆる人を笑顔にできる。それが、チョコレートの最大の魅力だと思います。パティシエ エス コヤマSUSUMU KOYAMAʼS CREATION INTERNATIONAL CHOCOLATE AWARDS2017¥1,620国際的なチョコレートコンクールで高評価を受けたボンボンから、「味噌漬けスモーク豆腐」「柚子酒」「カシス畑の1日」「プーアル茶」の4粒をセットに。オンラインでも購入可能。●兵庫県三田市ゆりのき台5-32-1TEL:079・564・3192チコ各ジャンルのお菓子に精通。本誌連載「Food news」で「chicoのお菓子な宝物」を担当するなど女性誌を中心に活躍。共著に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・堀江直子文・新田草子(by anan編集部)
2018年01月11日媚薬のようなお菓子、チョコレート。食べても贈っても、幸せを運んでくれる“とっておき”を、ライター・トミヤマユキコさんに紹介していただきました。高級だけれどさりげない。甘く小さな幸福のタネ。お腹がいっぱいになるわけではないのに、たったひと粒で幸せになれる。チョコレートの魅力は、その「ひと口あたりの幸福含有量の高さ」にあると思います。この小さな幸福を求め、チョコレートに関してだけは己にちょっとした贅沢を許しています。普段も何かしらバッグに入れているのですが、ポータブルなチョコで好みのものがなかなか見つかりませんでした。けれどあるとき、紀ノ国屋で『ゴディバ』の「パールミルク」を発見。小さな缶入りで持ち運びやすいうえに高級感があって、なんといってもベルギーの名ブランド『ゴディバ』ですから味は間違いなし。これは理想的!とすぐに購入し、それから定番に。ひと粒が小さいので食べる量をコントロールしやすいし、容器がミントタブレットサイズなので、仕事先で食べてもおやつだとばれにくい点も気に入っています(笑)。ゴディバパールミルク¥723(税込み)ベルギーを代表するチョコレートブランド。口に含むとさらりと溶ける真珠のような粒状のチョコレートは、ほかにダーク、ミントなど全4種。全国に約290ある店舗のほか、オンラインで購入可能。●ゴディバジャパンTEL:0120・116811贈り物には、珍しいチョコレートや、1店舗しかないお店のものを選ぶことが多いです。『クラフトチョコレートワークス』は散歩中にたまたま見つけた、ビーントゥバーの専門店。もはやカウンセリングといえるほど接客が丁寧で、初めて訪れたときも、お酒好きの私にぴったりの一枚を選んでくれました。以来よく利用していて、贈る相手にどんなチョコレートが合うか相談することも。一枚一枚に物語があり、包装も素敵。男女を問わず差し上げやすいお菓子です。クラフトチョコレートワークスエクストラカカオ¥1,400(税込み)ローストしたナッツを思わせる香りとほのかな甘みが特徴の、カカオ分85%のチョコレートバー。このほか常時10数種類のバーが揃い、いずれもオンラインでも購入可能。●東京都世田谷区池尻2-7-4TEL:03・5787・6528トミヤマユキコさん早稲田大学文化構想学部助教として、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連の講義を行う。著書に『パンケーキ・ノート おいしいパンケーキ案内100』(リトル・モア)ほか。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・堀江直子文・新田草子(by anan編集部)
2018年01月11日食べてうれしい、贈って幸せ。あの人が愛するチョコレート。今回は、文筆家・甲斐みのりさんに、オススメの2つのチョコとともに、溢れんばかりの“チョコ愛”を語っていただきました。ひいきにしたいのは、すべてがチャーミングな一箱。台所の一角に、チョコレート用の籠がある。板チョコ、球体、動物型、宝石のようなもの。そのときどきで種類は違うけれど、ほぼ空になったことがない。仕事に出る前にのぞき込み、“今日はこれ”と、ポケットに差し入れる。私のお腹は隙間が余すほどあるのか、人前でよくグーと鳴る。それをどうにか治めるため、チョコレートを持ち歩くようになった。道を歩きながら。信号待ちや駅のホームで。行儀が悪いことを気にして人に見られぬよう、こっそりと口へ運ぶ。そうして何事もない顔で、甘い塊を少しずつ溶かす。張り詰めた緊張を和らげてくれるのもチョコレート。もう何年も仕事の相棒で、頼もしい縁の下の力持ち。日頃ひっそり付き合う分、家の中では堂々と。時間をかけて目と舌で味わう。チョコレート選びの基準は複数あり、その一つが愛らしい箱。箱がいいと味もいい。手をかけ仕上げた我が子を、見目好く飾り送り出すのも職人愛。6種のチョコレートが“おうちBOX”に入った、鎌倉『ショコラテ ロミ・ユニ』の「おやつチョコ」は、自分用のとっておき。甘さも酸味もほろ苦さも身体中に染み渡り、見慣れた景色が麗らかに色づく。ショコラテ ロミ・ユニオランジェット¥790シトロネット¥790おうちBOX入りはこの2種のほか、「コロコロ」など全6種。4箱入り、6箱入りのセットも。『ロミ・ユニ コンフィチュール』『メゾンロミ・ユニ』でも販売。3月下旬まで。オンラインでも購入可能。●神奈川県鎌倉市西御門2-1-14TEL:0467・38・7071大切な人への贈り物に選びたいのは、ホワイトとミルクのチョコクリームが可憐に結びつく冷菓、夙川『エルベラン』の「生チョコふたつ」。コロンとまるく優しい気持ちを、うっとりするほどなめらかな口溶けに託して。エルベラン生チョコふたつ「金のはちみつ」 5個との10個入りセットで¥1,150(税込み)フランス・ヴァローナ社のチョコレートを生クリームで練り上げた、口溶けの良い2色のクリームをボール状に。オンラインでは、タスマニア産のはちみつを使ったお菓子「金のはちみつ」とのセットで購入可能。冷凍商品。●兵庫県西宮市相生町7-12TEL:0120・440・380かい・みのり旅や散歩、お菓子、雑貨と暮らしなどをテーマに、書籍や雑誌で執筆。歌手・声優の中島愛さんとの共著『音楽が教えてくれたこと』(ミルブックス)が、今月末に発刊予定。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・堀江直子文・甲斐みのり(by anan編集部)
2018年01月10日食いしん坊のネクストアドレスはどこ?新しいスポットと変わり胡椒をご紹介。ブームになる前に、いち早くチェックしてみて!3月にいよいよ開業!東京ミッドタウン日比谷は“名物店主” に注目です。日比谷にいよいよ大型複合施設が誕生。約60の店舗が揃うなか、注目は素敵な店主がいるお店。たとえば、秋元さくらさんがシェフを務めるビストロ『モルソー』は、目黒から移転。オムレツは新名物ランチになる予感。代官山のビストロ『Ata』の掛川哲司さんは、弟が手がける『カーブドッチワイナリー』とコラボ。ワインの魅力が伝わる『Varmen』を作り上げる。また、日本バーテンダー協会会長である岸久さんの『STAR BAR』も登場し、長さ12mのカウンターでカクテルをいただけるなどグルメにはたまらないラインナップ!気になる店のハシゴもおすすめ。東京ミッドタウン日比谷東京都千代田区有楽町1-1-2’18年3月29日開業予定。塩の産地を選ぶように、胡椒にも選択の自由が!さまざまな種類が存在するスパイスのなかで、よく使うのが胡椒。産地や製法によって味が違うなどその世界は奥深く、最近、夢中になる人が増えているという。プロモーションプランナー&バイヤー源内 礼さんもその一人。「青山の『ファーマーズマーケット』でスリランカの生胡椒を食べる機会があり、その美味しさにハマってしまいました。コーヒー豆のように製法や種類によって香りが全然違い、面白いなと思いました。お気に入りは、『アパッペマヤジフ』のソルティペッパーと、ハーブとペッパーのオイル漬け。香り豊かで、ほぼ毎日、何かしらの料理に使っています。『MARICHA』というブランドのマレーシア産のものも、いろいろなフレーバーがあって楽しいですよ」アパッペマヤジフ東京都港区麻布十番1-6-7-2FTEL:050・5594・642118:00 ~ 23:30 月曜休(12/31~1/4休)「ソルティペッパースモーク」S、¥700NONNA AND SIDHI SHOP東京都渋谷区恵比寿西2-10-6TEL:03・5458・0507日・祝日休(12/29~1/4休)源内 礼さんプロモーションプランナー&バイヤー。食から暮らしにまつわる企画やPR 、バイイングを行っている。※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・内山めぐみ取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月05日スイーツの新潮流や人気パティスリーの新しいお店をご紹介。教えてくれたのは、スイーツライターのchicoさんです。ミニサイズ化、アレンジ…カヌレが再びブームの兆し。フランスのボルドー女子修道院で作られたとされる、伝統ある焼き菓子のカヌレ。香ばしくパリッとした食感&しっとりした舌触りや、フォルムのかわいさで人気となったが、ブームが再来中との情報をキャッチ。「アレンジを利かせた新しい形や味わいのものが、続々と登場しています。『MITAN』の缶入りカヌレは小ぶりなサイズ。カヌレのほかに、カヌレの型で作られたカラフルなフィナンシェも。『くるみの木×graf』の奈良カヌレはユニークなフレーバーが特徴的。もともとシンプルなアイテムのため、バリエーションをつけやすいのでは」(chicoさん)ひと口サイズのかわいい個性派カヌレは、手土産にもぴったり。graf studio大阪府大阪市北区中之島4-1-9TEL:06・6459・210011:00~19:00月曜休(祝日の場合は翌日休)東京では白金台の『ときのもり』(TEL:03・6277・2606)にて、毎月第2・4土曜日開催の「ときのもりマルシェ」で販売。プレーン2個と6種の味が楽しめる。¥1,500MITAN東京都千代田区丸の内1-5-1新丸ビルB1TEL:03・3212・730511:00~23:00(日・祝日~22:00、ティータイム14:00~17:00)1/1休カヌレ・カヌレが7個入った丸缶は¥1,2002軒目は別コンセプトでが、人気パティスリーの当たり前に。人気パティスリーが新しくお店を出すとき、1軒目とはまったく違う業態を選ぶことが増えているとchicoさん。「2017年は『アテスウェイグラス エ ショコラ』のように、2軒目にアイスを選ぶパティシエが相次いだのが特徴です」また、『廚 菓子 くろぎ』はソフトクリームで流行のパフェに挑戦。さらに、「学芸大学の人気店『パティスリー ジュンウジタ』は、全粒粉パイ専門店を手がけました。個人のお店が、コンセプトの違う店に挑戦するというのは、最近の傾向といえます。こうした、本格的な美味しさながら、より気軽に楽しめる等身大のお菓子屋さんは、これからもますます、増えていくような予感がしています」M.Santa東京都世田谷区玉川2-1-16TEL:03・5797・915310:00~18:00月曜(祝日の場合は翌日)、第1火曜休(※年末年始変更の場合あり)黒毛和牛のパテ¥650廚 otonaくろぎ東京都台東区上野3-24-6パルコヤ上野1FTEL:03・6284・27967:00~翌2:00(ソフトクリームは10:00~)無休(※年末年始変更あり)chicoさんスイーツライター。『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズの監修を担当。※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・内山めぐみ取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月05日移り変わりの早いフードの流行、次はいったい何が来る?レストランジャーナリストの犬養裕美子さん、プロモーションプランナー&バイヤーの源内 礼さんのお二人に次に流行りそうなお店を教えていただきました。素材ありき、メニューもなし。LAの当たり前を日本でも。日本では、オーガニックであったり、生産者の顔が見える食材を使う産直が店のウリとなることが多い。でもそれは、サンフランシスコでは、もはや大前提。食材が作られる物語を、客に伝えることが当然となっている。そんなスタイルを東京で楽しめる『Locale(ローカル)』は、10月のオープン以降、食の感度の高い人が集っている。シェフのケイティ・コールさんは、LAで生まれ、19歳からカリフォルニアで料理を学び、旅で訪れて気に入った日本に来た。「彼女の料理は食材の使い方が魅力的。柴漬け+ヨーグルト、ムール貝+生落花生など、日本人に真似できない組み合わせを、カリフォルニア的自由度で繰り出す。食材に対する懐の深さにワクワクします」(源内礼さん)野菜は農家の人に旬のものを選んでもらい「おまかせボックス」として届き、魚は築地での仕入れ日に一番いいものを選ぶため、決まったメニューはない。材料を見て作るケイティの、ストーリーとライブ感あふれる料理は必食です。外はカリッと、中はジューシーに焼いた「北海道ラム、蒸し煮グリーン、レモン」¥3,800Locale(ローカル)東京都目黒区目黒1-17-22TEL:03・6874・671917:00~23:00(土・日曜9:30~14:30、18:00~23:00)月・火曜休じわじわ人気のバスク料理に真打ち登場。3ツ星シェフのレストランが日本初上陸。ペインとフランスをまたぐバスク地方は、食通のあいだで“美食の宝庫”として知られる場所。「数年前に日本でバルブームがありましたが、それはバスクの食文化であるピンチョスが受けたからです」と犬養裕美子さんが話すように、実は身近なバスク料理。’16年から、人気が再燃!「バスク全体より、スペインバスクが話題です。特に’17年は、ビルバオ近郊にある3ツ星レストラン『アスルメンディ』のオーナーシェフ、エネコ・アチャ・アスルメンディ氏が手がける『ENEKO Tokyo(エネコ トウキョウ)』が9月に六本木にオープンして、本格的な料理を楽しめるようになりました。11月には同じ場所にバルもオープンし、より気軽に利用できます」「有機卵とトリュフ」は、スプーンに卵黄をのせて中身を少し抽出し、温かいトリュフの抽出液を注入。口の中で卵がはじけると同時に、トリュフの香りが口いっぱいに広がる。シンプルさの中のサプライズは、各国メディアも大絶賛。バルで楽しめるピンチョス「エリンギのソテー キノコのエモーション」¥400旨味凝縮。ENEKO Tokyo(エネコ トウキョウ)東京都港区西麻布3‐16‐28TOKI‐ON西麻布TEL:03・3475・412212:00~14:00LO、18:00~20:00LO年末年始休(土・日・祝日は要問い合わせ)ランチ¥5,000、¥7,000、ディナー ¥9,500、¥13,000(すべて税、サ別)犬養裕美子さんレストランジャーナリスト。東京を中心に国内外の食文化、レストラン事情を雑誌などのメディアでレポート。源内 礼さんプロモーションプランナー&バイヤー。食から暮らしにまつわる企画やPR 、バイイングを行っている。※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・内山めぐみ取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月04日ギフトコンシェルジュの真野知子さんがおすすめするギフトをご紹介。今回は『山壽杉本商店』のティーバッグです。2018年の干支は戌。こま犬のイラストと紅白カラーで、新年のめでたさ満載のこのルックス。まずはそこにひと目惚れ。かわいくないですか?お菓子が入ってそうな佇まいだけど、中身は日本茶。ティーバッグの持ち手が猫のシルエット型や力士に侍など、ユニークなデザインで人気の『山壽杉本商店』の、干支をパッケージモチーフに使用したシリーズ。左のお守り型と右のプチ缶は緑茶のギフト。手前は、正方形の袋3つを束にして紐で縛ったコンパクトな「ひと揃え」。そのパッケージには熨斗紙のように、こま犬柄の紙が袋の上から巻いてあり、いちいち丁寧なのだ。お茶の淹れ方の説明書まで付いている。袋を開けてみると、ティーバッグが1つだけ!なんという心の配りよう。そんないたれりつくせりの仕様に好感度がさらにアップする。こちらの茶葉は抹茶入りの玄米茶と丁寧に焙煎された緑茶、香ばしほうじ胡麻ほうじティーバッグがセットになっている。焙煎黒胡麻を加えられたほうじ茶は香り立つ味わいで、焙煎した黒胡麻に一番茶のみを使った浅炒り棒、浅炒りと深炒りの茶葉がブレンドされている。日本のお正月にはやっぱり日本らしいものがふさわしい。親戚や友人、職場の方へのお年賀や新年のご挨拶ギフトにいかが?奥左・戌年お年賀 お守り型ティーバッグ(7個入り)¥750奥右・プチ缶ティーバッグ(5個入り)¥750手前・茶ひと揃え(3個入り)¥620山壽杉本商店静岡県静岡市葵区錦町19 静岡県産の高級茶の一番茶をたっぷり詰め込んだティーバッグ。『東急ハンズ』新宿店4階ほかで取り扱い。まの・ともこギフトコンシェルジュ。金沢の金箔メーカー、箔一の婚礼ライン「HAKUICHI Wedding」を監修。※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子文・真野知子
2017年12月31日フォトジェニックなスイーツが注目された2017年ですが、2018年は海外からの影響もあり、もっと華やかなスイーツを楽しめそう!2018年のインスタフードを予想します。デコラティブに進化したSNS映えスイーツが来る!フードのトレンドは、引き続き“SNS映え”がカギ。「『いいね』がつきやすいという意味で、食に対する関心は高まっています。とくにスイーツはそこそこ値段がしても若者のバイト代で手が届くくらいなので、SNS映えを狙う人が続出。アメリカでは、アイスにレインボーカラーのチュロスをトッピングするなど、フォトジェニックなスイーツが人気ですが、そういった海外からの影響で、カラフルかつデコラティブに進化したスイーツが、日本でも流行の兆しです」(博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー・原田曜平さん)インスタフードまさにSNS映えなカスタマイズアイス。ハートのクッキーなどトッピングが17 種類。#goody京都TEL:075・708・5345また、フードといえば、‘17年は東京屈指のオシャレタウン・中目黒でフェスが開催されたほど、改めてレモンサワーがブームに。お酒では、次に何が来そう?「ブレイクが予想されるのは、焼酎ハイボール。あるトレンドセッター的なベンチャー企業の人たちが数年前から好んで飲んでいて、そろそろクチコミで火がつきそうなタイミング。1人当たりのアルコール摂取量が減って、しかも酸味と苦味が苦手な子供舌、名づけて『ピーター舌(タン)』の若者たちにも優しい飲み物です。シュワシュワ注ぐ様子が、インスタのストーリー映えしそうなのも今どき」焼酎ハイボール焼酎をソーダで割った焼酎ハイボール。お店で焼酎の「飲み方は?」と聞かれた時にこれを指定して、流行を先取りして!(Getty Images)原田曜平さん博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。近著に『それ、なんで流行ってるの?』(ディスカヴァー携書)、『平成トレンド史これから日本人は何を買うのか?』(2018年1/10発売。角川新書)などが。※『anan』2018年1月3・10日号より。文・保手濱奈美(by anan編集部)
2017年12月28日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回は『l ’intemporel(ランタンポレル)』の鹿のロティ 杏のソースです。いよいよジビエ料理のシーズン到来。ジビエは今や特別な素材ではない。フレンチやイタリアンのレストランでは定番の季節メニュー。とはいえ、ジビエは扱いがなかなか難しい素材で、どこで、どんな方法で仕留められたのかを理解し料理する、スペシャリストとしての知識と技術、そして経験が重要になる。11月にオープンしたばかりの外苑前『ランタンポレル』の内藤和敏シェフは、長野県生まれのベテラン。蓼科高原にいたときはシーズンになると猟に同行していたので、今でもその季節には「気持ちがざわつく」という。「好きな組み合わせは、鹿と杏」。杏は信州ならではのフルーツだから、信州の野山を走る鹿は食べているはず。「ジビエはシンプルにロティ(フランス語で“ロースト”に相当)するのがいちばん。ソースはその動物が食べている木の実や果物を使うというのがセオリーだと思う」。見て、見て!鹿のヒレの清らかな肉質を。ナイフを入れるとスーッと切れて、ドリップもない。キノコとゴボウのつけ合わせからほんのりと立ち上る土の香り!杏、エシャロットをバターで炒めてたっぷりのブランデーで仕上げる甘いソースがよく合うこと。鹿のフィレがまた、赤身ならではのすっきりした後味。これぞジビエ・ド・ジャポネ。未体験の方、絶対に挑戦してみて!コースは選ぶ料理の値段の合計によって金額が異なる。肉料理はプラス¥3,500。この料理は3月いっぱいまで。注文の際は5日前までに予約を。l’intemporel東京都港区南青山4-9-3VIVRE AOYAMA 1FTEL:03・5413・5750ランチ12:00~15:00、ディナー18:00~23:00月曜休コースの値段は¥3,800から¥15,000。いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2017年12月27日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2017年12月20日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『si.si.Nibotan(シシニボタン)』のにぼたんです。「新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」というのはあまりに手垢のついたブリア・サヴァランの名言だが、それでもやはり新しい味とその発見者の存在は尊い。昨今、“熟成肉”という美味を世に知らしめた『カルネヤ』の高山いさ己シェフが新たに生みだしたのは、にぼしのパスタだ。にぼし×パスタ…と聞けば、一見おかんの創作料理的な危うさを感じてしまうが、そこはプロ中のプロ。高山氏ならではの技術と論理によって完璧な味となる。そんなにぼしパスタ=通称にぼたんの専門店『シシニボタン』が日本橋にオープンしたのは10月末。食券機とカウンターから成る空間こそ見慣れた街のパスタ屋だが、そこで現れるにぼたんはあまりにオリジナルだ。「にぼしは旨味の塊。チーズの感覚でパスタと和えたとき、これはいけると確信しました」と高山氏。にぼしフレークとバターが絡まり旨味が炸裂する太麺のパスタは、唯一無二の新しさと普遍的な美味しさを兼ね備えた最強の食べ物だ。更に特筆すべきは食べ終わりの軽やかさ。「ソースに柑橘を忍ばせています。にぼしの酸が分解されて、胃に重くならないんですよ」。あらゆる要因で胃にズシっとくるのがパスタランチの宿命だと思っていたのに、この後味はささやかな革命だ。にぼたんの登場以降、界隈企業の午後の生産性は軒並み上昇している。かもしれない。にぼたん(中)¥850。うずらの卵、岩海苔、赤タマネギ、それから燻製パプリカパウダー(高山氏いわく“万能パウダー”)をまとわせた低温調理の焼き豚らがパスタを賑やかす。卓上にオイルとともに置かれた煮干しのペペロンチーノ炒めは、料理が来るまでの間、スナック感覚でつまむこともできる。si.si.Nibotan東京都中央区日本橋小舟町4‐9TEL:なし10:30 ~15:30(土曜11:00~15:00)日・祝日休店舗情報はInstagram(@si.si.nibotan)参照。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2017年12月20日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2017年12月19日食べてアツアツ、湯気でほっこり、体が温まって嬉しい料理といえば、やっぱり鍋!欅坂46の原田葵さん、小池美波さん、長沢菜々香さんが試食した、体内から体をポカポカにしてくれる“あたため食材”を使ったレシピをご紹介。これで冬を乗り切ろう。食材選びにひと工夫で。温め度合いが上がります。お鍋に材料を入れて、火にかければ出来上がり。友達と一緒に食べるのはもちろん、一人も楽しい鍋。せっかくならば、新陳代謝や血行を促進してくれる食材を使って、もっとポカポカになるお鍋にしたい!ということで、お料理に加え食材の効能にも詳しい調理師の井澤由美子先生に効果的に体を温めてくれる食材&鍋のレシピについて、伺いました!「タンパク質と食物繊維が一緒に食べられて、なおかつ栄養のバランスもよく摂れる鍋は、忙しい女子の味方です。鍋というと、ついついあれこれ材料の種類を増やしがちですが、食材は少なめにしたほうが、味が濁らずおいしく食べられます。より効率的に作るコツは、発汗作用がある生姜、内臓を温めてくれる根菜類など、体を温める食材を使うこと。さらに、薬味をいろいろ用意するのもポイント。味や香りに変化が出て食べること自体が楽しくなりますし、“薬の味”と書くだけあって、それこそ代謝を促すなど、体にプラスの効果を与えてくれます」ということで、サッと作れておいしい、女子好みの鍋レシピを1つご紹介。体ポカポカ要潤鍋【材料(1人分)】鶏手羽…3本カブ…2~1個にんじん…1/3本おろし生姜…小さじ1/2~1塩麹…小さじ1葛…小さじ2(水大さじ1で溶いておく)【作り方】鶏手羽は塩麹とポリ袋などに入れ、揉んでなじませる。カブは茎は葉を3cmほどつけて縦に5mm幅切り、葉はみじん切りにし、水に5分放して砂を落とし、ザルにあげる。にんじんも5mm幅に切る。鍋に葉以外の材料と水3カップを加えフタをし、中火で15分ほど煮込み、水溶き葛を溶き入れる。とろみがついたらおろし生姜を添える。みじん切りにした葉を、薬味として加えて食べても。 いざわ・ゆみこ調理師、国際中医師。テレビや雑誌などで活躍。おいしい鍋レシピをまとめた新著『爆ラク!小鍋』(主婦の友社)が発売中。こいけ・みなみ1998年11月14日生まれ、兵庫県出身。「とにかく冷え症!常に足を手でさすっています。最近は足用の小さなこたつを導入し、寝るときに使用中。ちなみに毎週土曜日は“鍋の日”。家族で鍋を囲んでます」ニット¥16,000エプロン¥9,000(共にサロンアダムエロペ/ジュンカスタマーセンターTEL:0120・298・133)ネックレス¥2,000(ビームスライツ/ビームスライツ 渋谷TEL:03・5464・3580)ながさわ・ななこ1997年4月23日生まれ、山形県出身。「常に体が冷えているので、今冬は体質改善をしたい!最近はおがくずに入る〈酵素風呂〉に通っているのですが、少し汗をかきやすくなった気が…」ニット¥14,000ネックレス¥3,800(共にビームスライツ/ビームスライツ 渋谷)エプロン¥9,200(サロンアダムエロペ/ジュンカスタマーセンター)はらだ・あおい2000年5月7日生まれ、東京都出身。「お母さんが作ったジンジャーシロップをお湯で割ったのを飲んだり、小豆がゆを食べたり…。季節を問わず、体を温めることをやってます。今欲しいのは小豆カイロ」ニットワンピース¥12,000(ビームスライツ)イヤリング¥1,500(マシュールコゼット?)共にビームスライツ 渋谷エプロンはスタイリスト私物※『anan』2017年12月20日号より。写真・内田倫紘(The VOICE)スタイリスト(欅坂46)・武政ヘア&メイク・高松由佳調理、スタイリング(料理)・井澤由美子取材、文・河野友紀撮影協力・UTUWA(by anan編集部)
2017年12月18日旅好きで訪れた国は50か国以上と、いつの間にか世界一周をしてしまったLuxury Backpackerの雨宮。今回は私も魅了された世界で話題沸騰中のカラーラテをご紹介します。見た目がかわいいだけでなく美容や健康にもいいラテですよ!真っ黒なラテオーストラリアやイギリスを中心に海外で真っ黒なドリンク「ブラックラテアート」が注目を集めました。これは「活性炭」を使ったドリンクでこの色になったわけです。「うん? どんな味がするの?」「色てきにも……苦いの?」と思われるかもしれませんが、活性炭自体は無味無臭。味はいつも飲んでいるカフェラテです。見た目にもインパクトがありますが、実は今、活性炭の働きにも注目されていて、炭の吸着力で体の不要なモノや不純物を吸着して体外へ排出する働きがあるそうです。ブラックラテはダイエットやデトックスにもよさそうですね。海外ではオーストラリア、メルボルンのカフェ『White Mojo』やイギリス・ロンドンにある『Farmgirl Café』などで飲むことができます。東京でも期間限定でブラックラテが飲めちゃう日本ではまだあまり知られていないブラックラテ。12月21日(木)までの期間限定で東京でも飲むことができます。こちらは活性炭サプリの『ByKURO(バイククロ)』と広尾のオシャレで人気のカフェ『MELTING IN THE MOUTH』とのコラボメニュー。ブラックラテ(580円)のほか、カフェで人気のソフトクリームに「炭」のパウダーをふりかけた真っ黒なソフトクリーム(580円)も販売されています。おもしろい! 見た目がおもちゃみたいでかわいい! と注目を集めているそうですよ。青いラテ続いてご紹介するのは、タイ・バンコクで話題になっているブルーラテです。こちらはバタフライピーというタイで有名なお花(ハーブ)で色づけされています。このバタフライピーはアントシアニンが豊富で、アンチエイジングや目、美容にいいことでも知られているんです。エスプレッソは入っておらず、バタフライピーで色づけされたスチームミルクに、通常のスチームミルクを注ぎ込んでラテアートを作り上げています。ハーブの酸味とコクのあるミルクが混ざってとても飲みやすいです。タイ・バンコクにある『Blue Whale Maharaj』で飲むことができます。日本でも飲みたい! という声を聞きますが、ブルーラテについては残念ながら日本で飲めるお店はまだないようです。ただ、バタフライピーやバタフライピーを使ったカラフルなお茶は表参道の『台湾カフェZen』で飲めますよ。見た目もかわいく、体にもいいいかがでしたでしょうか? どちらもスーパーフードや美容ハーブを使用しているので、健康や美容にいいラテになります。見た目もかわいくて世界で注目を集めているカラーラテ。今後、日本でも流行るかもしれないですね! 次は何色が登場するか楽しみです。
2017年12月14日スイーツライターのchicoさんがおすすめするスイーツをご紹介。今回はホテル雅叙園東京 PATISSERIE『栞杏(りあん)1928』の紅玉のタルトです。きらきら透けるりんごチップが小さな帆船みたいな『栞杏1928』の紅玉のタルト。カワイイのはさておき、この時期あちこちのパティスリーで出てくる秋冬の定番だよね、なんて何気なくいただくと、目がさめるほどの衝撃!口いっぱいにりんごの甘酸っぱさ、滴るような果実味、可憐な香り、火を入れたりんごの奥深い旨味……りんごのあらゆるおいしさが溢れ出す。「直径6cmほどのタルト1個に紅玉を1.5個使います」と生野剛哉シェフ。聞けばただりんごがたっぷりなだけではない。4つの調理法で紅玉の魅力を引き出すという。まずはりんごジュースで煮た紅玉でりんごの旨味と甘さをアピール。その奥にはシナモンとカルバドスでバターソテーした紅玉をゴロンと塊で入れて、果肉を齧る喜びを忍ばせる。表面にフレッシュのりんごを並べて焼けば、鮮やかな赤いストライプが出現。りんごチップは極薄にしたりんごをシロップで真空調理、味を染み込ませてからオーブンで乾燥させたもの。よくあるスカスカなドライアップルとはまるで別モノで、ぬかりなく味わい深い。どのパーツも余分な甘さをつけず、シナモンもクレームダマンドも控えめにして、りんごを前面に。一口いけば、フルスロットルのりんごのおいしさが押し寄せる!紅玉のタルト¥450(2/28までの期間限定)。4つの手法で引き出されたのは味だけにあらず。シャリ、サク、くにゅ、じゅわり、りんごのいろんな食感も楽しんで。ホテル雅叙園東京PATISSERIE『栞杏1928』東京都目黒区下目黒1-8-1ホテル雅叙園東京1FTEL:03・5434・5230(直通)10:00~20:00無休今年9月にオープン。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2017年12月13日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico(by anan編集部)
2017年12月12日