大ヒットインド映画『RRR』の絶叫上映が緊急決定。監督のS.S.ラージャマウリが登壇し、舞台挨拶付きで実施される。前回の監督の来日では、感染対策として監督が希望していた発声ありの応援上映ができなかったが、今回は監督の願いに応えることが可能に。新宿バルト9と新宿ピカデリーにて実施される今回の企画。チケットは、各劇場の公式サイトにて3月13日(水)24時(※14日0時)より販売される。今回の緊急決定に、ファンからは「夢じゃないですよね!?!?まだ信じられない!!」、「ありがとうありがとうありがとう」、「仕事後這ってでも行く」といった喜びの声と並び、「ライブビューイングか配信のチケットはありますか!?」、「西にも来てほしい」、「東京ぉぉぉぉぉ!!!!!」などと遠方のファンからの声も多く見られる。▼『RRR』舞台挨拶付き絶叫上映・日時新宿ピカデリー(スクリーン1)3/18(月)19:55の回上映前19:55より舞台挨拶開始新宿バルト9(スクリーン9)3/18(月)19:00の回19:00より舞台挨拶開始・登壇者S.S.ラージャマウリ監督・販売料金2,200円均一(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2024年03月12日『RRR』『ヤマドンガ』のNTR Jr.が主演した2010年の大ヒット作『ブリンダーヴァナム 恋の輪舞』が3月15日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編が解禁された。ハイダラーバードに住む大企業オーナーの息子クリシュ(クリシュナ)には、両親公認の恋人インドゥがいた。あるときインドゥは友人であるブーミを助けるために一肌脱いでほしいとクリシュに頼む。ブーミはラーヤラシーマ地方の出身で、父バーヌ・プラサードは典型的なファクショニスト(ラーヤラシーマ地方に古くから根をはる小領主の末裔)だった。彼女は粗暴な従兄と結婚させられそうになっていて、それを逃れるには相思相愛の恋人がいることを父に告げなければならない。その恋人役をクリシュに演じてほしいというのだ。インドゥの強い求めでクリシュは渋々ラーヤラシーマにブーミと共に赴く。たどり着いたブーミの生家ブリンダーヴァナムは大家族が住む豪壮な屋敷。家長のバーヌ・プラサードは川ひとつ隔てた隣村のファクショニストのシヴァ・プラサードと激しくいがみあっていた。クリシュは平凡な勤め人の息子と身分を偽り、癖のある親族たち、面倒な人間関係の間を泳ぎ回りながらブーミを助けようとする。本作は、2007年の『ヤマドンガ』出演を期に大幅な肉体改造を行い新しく生まれ変わったNTR Jr.が、様々な方向性を模索する中で放ったヒット作。現在南インドの各映画界で活躍する音楽監督S・タマンによるビートの効いた劇中ソングも名曲ぞろい、全7曲のうち5曲はダンスナンバーとなる。解禁された予告編でも映し出されているように、都会的なセッティングから瑞々しい田園風景まで、変化にとんだビジュアルを背に、テルグ語映画界きっての踊りの名手であるNTR Jr.の、エネルギッシュでキレのいいステップが炸裂している。『マガディーラ 勇者転生』(2009年)の大ヒットによりトップ女優への道を歩み出していたカージャル・アガルワールと、2010年に映画デビューしたばかりの初々しいサマンタというツイン・ヒロイン。さらにはプラカーシュ・ラージ、シュリーハリら実力派が脇を固めたアンサンブルキャストにより極上のファミリー映画に仕上げられている。『ブリンダーヴァナム 恋の輪舞』は3月15日(金)よりシネ・リーブル池袋、池袋HUMAXシネマズほかにて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブリンダーヴァナム 恋の輪舞 2024年3月15日よりシネ・リーブル池袋、池袋HUMAXシネマズほか順次公開
2024年02月16日2024年4月6日(土) に東京・東京宝塚劇場で上演される宝塚歌劇団 星組『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』とレビュー・シンドローム『VIOLETOPIA』千秋楽の模様が、全国各地の映画館にてライブ・ビューイングされることが決定した。『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』は、2022年に全世界で公開された映画『RRR』を、宝塚歌劇として新たに生まれ変わらせた豪華絢爛なダンシングインドロマンミュージカル作品。また同時上演されるレビュー・シンドローム『VIOLETOPIA』は、作・演出を指田珠子が手がけるレビュー作品となっている。チケットは先行抽選販売が2月23日(金・祝) 11時よりスタートする。<公演情報>宝塚歌劇 星組東京宝塚劇場公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』『VIOLETOPIA』千秋楽 ライブ中継2024年4月6日(土) 13:30開演※開場時間は映画館によって異なります。■チケット先行抽選販売受付期間:2024年2月23日(金・祝) 11:00~3月11日(月) 12:00詳細はこちら:
2024年02月15日社会現象級の大ヒットなったインド映画『RRR』とP“RRR”EMIUM BANDAI(プレミアムバンダイ)のコラボレーション第3弾の予約受付が2月7日(水)12時より開始。リュックの中にナートゥが収められた“秘められし”バッグが新登場、「華金」「在宅勤務中」などメッセージ入りアクスタ新作も公開された。▼RRR 秘められしリュックサック普段使いしやすい黒地のポリエステル素材のリュック。蓋をあけるとフラップ部分にナートゥのシーンがプリントされている。自分だけで秘かに楽しむこともはもちろん、会話のきっかけにも使える「秘められし」リュックサック。ポケット部分には、「RRR」ロゴのオリジナル金型を使用したチャーム付き。リュックサックはおよそA4サイズが入る大容量タイプ。▼RRR 秘められしレザートートバッグマットな質感のシンセティックレザー(合成皮革)を使用しており、一見するとシンプルで、オフィスはもちろんプライベートでも使いやすいデザインのバッグだが、中央のファスナー付きポケットをあけると…なんと中から『RRR』の名シーンが登場。右、中央、左と3つに分かれており、書類やパソコンをわけて収納したりファスナー付きのポケットには貴重品をいれたりと、便利。ファスナーは、ラーマとビームを象徴する「バイク」と「馬」のオリジナルのチャームを採用。ファスナーの上を、「バイク」と「馬」が並走する、そんな作中のシーンを思わせるつくりになっている。また、持ち手部分は作中に何度も登場するキーアイテム「ロープ」をイメージしたデザインとなっている。▼RRRお部屋や仕事場で使えるアクリルメッセージディスプレイ(全10種)vol.2アクリルメッセージディスプレイは、お部屋や仕事場で役に立つこと間違いなしのメッセージ付きアクリルスタンド。メッセージプレートは、台座にはめ込む部分のサイズが同じのため、文字パーツを入れ替えて使用することが可能(※日本特許出願済※商標出願済)RRRの名シーンを切り取り、「華金」や「在宅勤務中」など、メッセージを多数用意されている。▼RRRビッグアクリルスタンド(全6種)vol.2大迫力のビッグアクリルスタンド。ラーマ(全身)、ビーム(全身)、ラーマ(半身)、ビーム(半身)、ナートゥ(ラーマ&ビーム)、S・S・ラージャマウリ監督の全6種類。パンフレットと一緒に飾ってもぴったりのサイズ感。▼RRRバスタオル約120×60cmのバスタオル。映画『RRR』の名シーンやビジュアルを特大サイズ&フルカラーでプリント。バスタオルとしてはもちろん、ひざ掛けのようにつかったり、肩から羽織ったり、お部屋に飾ったりと様々な方法で楽しめる。ウインクするラーマとビーム、ナートゥ、エッタラ・ジェンダ、最強の2人、バイク&馬に乗る2人、語らいの全6種類をラインアップ。▼RRRラッチュの人相書きタオル映画『RRR』の作中で、ラーマがお尋ね者のラッチュを探す際に使用した人相書きをイメージしたタオル。▼RRR地図タオル映画『RRR』の作中で、ビームたちを捜索するために登場した地図。いずれもA3サイズなので、フェイスタオルのように使ったり、お部屋に飾っても。なお、第3弾の発売を記念して、ビッグサイズアクスタや揺れて踊るアクスタ、職場にも最適なメッセージアクスタなど、第1弾・第2弾アイテムの再販注文も開始された。『RRR』×P“RRR”EMIUM BANDAI(プレミアムバンダイ)の予約はバンダイキャラクターファッションサイト「バンコレ!」にて3月10日(日)23時まで予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2024年02月07日『RRR』や『ランガスタラム』で日本に多数のファンを獲得したラーム・チャランの2014年の大ヒット作『ザ・フェイス』(原題:Yevadu)の日本公開が決定。本ポスターと予告編、場面写真が一挙解禁となった。本作は、2007年に俳優としてデビューしたラーム・チャランの主演第7作目。ブロックバスターとなった『マガディーラ 勇者転生』(2009)によってその存在感を示した後に、様々な試行錯誤を経たラーム・チャランが到達した娯楽性の高いアクション映画路線の成功作の1つ。整形手術によって顔面を全く別人のものと変えた主人公が復讐のために闘うという奇想天外なストーリーは、ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタ主演、ジョン・ウー監督のハリウッド作品『フェイス/オフ』(1997)からインスピレーションを受けているが、その味付けはインド、それもテルグ語映画特有の濃厚なもの。過激なバイオレンス・アクション、脱力のお笑い、セクシーなダンスなどが幾層にも重なる作劇は、“『RRR』のその次”を求める映画ファンにも刺さりそうな要素が満載。数多い見どころの中でも特筆すべきは、「フリーダム」をはじめとした劇中歌で踊るラーム・チャランの華麗なステップ、そして実生活ではラーム・チャランの従兄に当たり、昨年秋上映の主演作『プシュパ 覚醒』(2021)により知名度急上昇中のアッル・アルジュンのカメオ出演。ほかにも『バードシャー テルグの皇帝』のカージャル・アガルワール、『ロボット2.0』のエイミー・ジャクソンなど、豪華キャストが脇を固めている。『ザ・フェイス』は2月23日(金・祝)よりシネ・リーブル池袋、池袋HUMAXシネマズほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月06日映画『RRR』の字幕監修者・山田桂子と、インド映画愛好家・山田タポシによる書籍「RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く」が、12月8日(金)に発売されることが分かった。2022年10月に公開され、日本におけるインド映画興行史上の記録を塗り替えるほどの大ヒットとなった『RRR』。本書は、計4か所・5回にわたって行われたトークイベントの内容を再構成したもの。軽妙なトークを通して、歴史、文化、言語など様々な視点から映画に隠されたメッセージ性や、監督の意図などを読み解いていく。精緻な解題にとどまらず、時系列を再構成した年表や、映画の舞台にクローズアップした地図なども収録し、本作への理解・熱狂がさらに高まる1冊となっているようだ。「RRRをめぐる対話 大ヒットのインド映画を読み解く」は12月8日(金)発売。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年10月02日インド映画『RRR』の名シーンをコレクションするアクリルスタンドが、4カテゴリ18種で登場。その予約受付を、P“RRR”EMIUM BANDAI(プレミアムバンダイ)内のキャラクターファッションサイト「バンコレ!」にて8月21日(月)12時より開始する。『バーフバリ』シリーズの生みの親、S・S・ラージャマウリ監督による本作は、日本で公開されたインド映画で、史上初めて興行収入20億円を超えるヒットを記録し、劇中歌「ナートゥ・ナートゥ」がインド映画史上初となるアカデミー賞歌曲賞を受賞するなど世界を席巻。宝塚歌劇団の舞台化も決定し、大きな話題を呼んでいる。今回登場するのは、20センチ超のビッグサイズアクスタや、揺れて踊るアクスタ、職場にも最適なメッセージアクスタなど。「ビッグサイズアクスタ」は、史上最強の肩車、バイクに乗ったビームとラーマ、ナートゥ中のビーム、ナートゥ中のラーマの4種類の名シーン。ナートゥの2人は台座がつながる仕様なので、つけて飾ることができる。また、アクリル素材を多重構造でくみ上げる「RRR DAD-ドラマチックアクリルディメンション-」は、『RRR』の映画ポスターをイメージして構成した、6パーツにも及ぶ豪華なアクリルフィギュア。ナートゥやエッタラジェンダのダンスを彷彿とさせる、ゆらゆら揺れる仕様の「RRR 揺れるアクリルスタンド」は全3種。「外出中」や「打ち合わせ中」など、メッセージのついた「RRR お部屋や仕事場で使えるメッセージアクリルスタンド」は全10種となっている。映画『RRR』アクリルスタンド予約受付はバンダイキャラクターファッションサイト「バンコレ!」にて8月21日(月)12時~9月10日(月)23時予定。・商品お届けは10月予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年08月21日日本におけるインド映画歴代No.1興行収入を記録したインド映画の超大作『RRR』が、WOWOWにてTV初放送されることが決定した。本作は、『マガディーラ 勇者転生』や「バーフバリ」2部作などでインドを代表する人気監督となったラージャマウリが、インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけたアクション超大作。第95回米アカデミー賞でインド映画初となる歌曲賞を劇中歌「ナートゥ・ナートゥ」が受賞するなど世界を席巻し、大きな話題となった。さらに本作の初放送を記念して、全10作品におよぶインド映画大特集も放送・配信される。ラインアップは“「RRR」がやってくる!インドのヒットメーカー ラージャマウリ監督”と題して、『マッキー』『マガディーラ 勇者転生<完全版>』『バーフバリ 伝説誕生<完全版>』『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』の4作品と、“「RRR」がやってくる!インド映画傑作選”として、『エンドロールのつづき』『ムトゥ踊るマハラジャ』『ガリーボーイ』『マダム・イン・ニューヨーク』『きっと、うまくいく』『ハーティー 森の神』の6作品。どれも見逃せない名作となっている。『RRR』は9月30日(土)20時~WOWOWにて放送。日本語吹替版は10月1日(日)午後23時~放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年08月16日昨年秋から上映中のインド映画『RRR』の日本語吹き替え版が、本日7月28日(金)より公開。『バーフバリ』シリーズの生みの親、S・S・ラージャマウリが監督した本作は、インド激動の時代で、家族、誇り、そして、国の未来をも背負った2人の友情と壮絶な戦いの物語。昨年10月21日に公開され、「めちゃくちゃ面白いな!!!なんだこの映画!!」、「劇場の大画面と音響で見るRRR最の高すぎた」、「めっちゃカッコつよ傑作だった!」、「話も演出も何もかもが素晴らしく、名作中の名作だった!」、「今月2回目のRRR」、「RRR3回目観に行ったんですけど普通に泣きました」と鑑賞者から絶賛の声が寄せられている。そして、ついに公開された日本語吹き替え版では、主人公の2人を杉田智和と日野聡が担当しているほか、内田真礼、野島昭生、久保ユリカ、田所あずさら豪華声優陣が参加。「2回目で尚且つ吹替になった分更に没頭して楽しかったし涙腺も緩んだ」、「吹替どうなんだろう?と思ったけれど違和感全くなし!声のイメージもピッタリでめちゃくちゃ入り込んで見られました」、「RRR吹替版観たよ。終わったあとにスタンディングデスクオベーションが起こったのはビビった」、「新鮮だった~~特に女性陣がめちゃめちゃよかったな」、「最高of最高だった!!!」、「ある種もう一つのRRRに仕上がってて最高!」などと、すでに字幕版で鑑賞済みのリピーターからの感想も多い。また、まだスタートしたばかりということで、「はやくわたしも観に行きたい」、「RRRの吹替版が気になる」などと期待する声も見られた。『RRR』日本語吹き替え版は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年07月28日宝塚歌劇団は、S・S・ラージャマウリ監督の映画『RRR』をモチーフにした、「RRR × TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)」を上演。スケジュール予定は、兵庫・宝塚大劇場にて2024年1月から2月まで、東京宝塚劇場にて2024年2月から4月までとなっている。インドのヒット映画『RRR』とは?『バーフバリ』シリーズのS.S.ラージャマウリ監督が手掛けた『RRR』は、公開されるや否や、世界的に大ヒットを記録したインド映画。1920年代の英国植民地時代のインドを舞台に、一国の未来をも背負った2人の男ビームとラーマの運命を、“ラージャマウリ節”全開の豪快なアクションと共に描き出した。インド映画でお馴染みのダンスシーンも見どころで、なかでも劇中のダンスの見せ場で使用された楽曲「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」は、インド映画として初めてアカデミー賞歌曲賞を受賞する快挙も遂げている。ビーム誇り高きゴーンド族の戦士。イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーへ潜伏する。ラーマ英国政府に忠誠を誓う警察官。ある“大義”を胸に秘めている。宝塚歌劇団による上演決定!ビームの視点で再構築そんなホットな映画『RRR』が、宝塚歌劇団によって再構築。星組公演として、主演に礼真琴と舞空瞳を迎え「RRR × TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~」を上演する。2023年7月現在明かされているのは、オリジナル作品の息もつかせぬダイナミックなドラマを、主人公のひとり・ビーム視点で再構築・新展開するということ。またアクション部分は、壮麗な舞闘へと代わり、豪華絢爛なダンシング・インドロマン・ミュージカルをお届けする。【詳細】「RRR × TAKA“R”AZUKA ~√Bheem~」上演期間:・宝塚大劇場:2024年1月~2月(予定)<一般前売:未定>・東京宝塚劇場:2024年2月~4月(予定)<一般前売:未定>主演:礼真琴、舞空瞳脚本・演出/谷貴矢※期間中は、演出家・指田珠子によるレビュー「VIOLETOPIA」と二本立てで上演。■映画『RRR』あらすじ1920年、イギリス植民地時代のインド。ゴーンド族の守護者、ビームは、圧政を敷くインド総督スコットによって連れ去られた幼い少女を救うため、立ち上がる。素性を隠しデリーへと潜入するビームだったが、少女の行方を追う中で出会ってしまったスコットの姪、ジェニーの美しく優しい姿に、恋をしてしまう。そんなビームに協力したのは、デリーで偶然出会った、強く内なる大義に燃える男、ラーマだった。二人はお互いの素性を知らぬまま、熱き友情を育んでいく。だがラーマの正体は、インド人でありながらビームを捕らえスコットへ引き渡そうと目論む警察官であった・・・。宿命に導かれた二人が進む先は、友情か?使命か?それとも愛か?©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.
2023年07月06日インド映画『RRR』の展覧会が日本初開催決定。7月27日(木)から東武百貨店、9月13日(水)からはあべのハルカスにて行われる。日本で公開されたインド映画で、史上初めて興行収入20億円を超えるヒットを記録し、インド映画史上初となるアカデミー賞歌曲賞受賞を果たした『RRR』。幼い少女を救うために立ち上がった<ビーム>と、大義のために戦う<ラーマ>、運命に導かれ出会った2人の熱い友情にちなんだ本展覧会は、「RRR ∞ Dosti PARRRTY!」と題された。入場特典には、うちわ(全2種)を入場時にランダムで1枚配布(※上限に達し次第、配布終了)。イベント限定商品として、巾着やキャンドルなどが登場する。東京会場の入場券は、前売券が一般2,000円(税込)/限定グッズ引換券:2,000円(税込)(※予定数に達し次第、予告なく販売を終了する場合あり)。当日券は一般2,200円(税込)/限定グッズ引換券:2,000円(税込)(※前売券にて予定数に達した場合、当日券の販売はなし、予定数に達し次第、販売終了)。また、チケット情報、展示内容の詳細、記念グッズなど、最新情報は公式サイト・公式Twitterにて随時発表される。「RRR ∞ Dosti PARRRTY!」は7月27日(木)~8月8日(火)東武百貨店 池袋本店 8F催事場、9月13日(水)~25日(月)あべのハルカス近鉄本店ウイング館4階 第2催会場にて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年06月28日インド映画『RRR』の日本語吹き替え版が、全国公開されることが決定した。主人公の2人、ビームとラーマ役には、「銀魂」坂田銀時役、「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン役などで知られる杉田智和と、「灼眼のシャナ」坂井悠二役、「鬼滅の刃」煉獄杏寿郎役などを務める日野聡がそれぞれ担当。杉田さんは「作品への期待値と、驚異のリピート率の高さに驚くばかりです。吹替版もこの勢いに乗れれば幸いです」と話し、日野さんは「日本語吹替版に参加出来て非常に興奮しました。【ラーマ】と【ビーム】2人の熱い友情とそれぞれの使命を吹替版でもぜひお楽しみください!」と呼びかける。そして、ジェニー役で内田真礼、スコット役で野島昭生、シータ役で久保ユリカ、マッリ役で田所あずさも参加。内田さんは「新しい要素として吹替で見ていただけると、また濃密な時間楽しめると思います!」と言い、野島さんは「私は冷酷な総督の声を担当、楽しく悪役を演らせて頂きました。何度も何度も観た方も今度は是非日本語版でご覧下さい。絶対の推しです」とコメント。久保さんは「『バーフバリ』シリーズからS.S.ラージャマウリ監督の作品を存じ上げておりましたので、アーリヤー・バットさん演じるシータ役の吹替という形で『RRR』に携わることができ、天にも昇る気持ちです」と参加を喜び、田所さんも「あまりの面白さに息をするのも忘れるほどで、こんな素敵な作品に関われることをすごく幸せに思いました」と本作の感想を述べた。併せて公開された吹き替え版ポスターは、立場の違う2人の主人公が、互いを象徴する氷河と炎を背景に背中合わせで立つ、友情と使命の間に揺れる姿を表現しており、迫力満点の一枚となっている。また、本作のBlu-ray&DVDレンタル、デジタル配信が順次スタートしていく。『RRR』日本語吹替版は7月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年06月16日世界興行収入200億円超え。また、様々な映画賞の獲得や関連グッズ&イベントの登場など、国内外の『RRR』ムーブメントを象徴する注目のトピックを集めました!日本をはじめ世界が夢中に!『RRR』旋風トピック集。©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.インド映画初のオスカーも!世界の様々な映画賞を受賞。インパクトのあるアクションの連続、どこを切り取っても絵になる映像美、物語を盛り上げる音楽、胸を打つストーリーなど様々なエッセンスを併せ持ち、作品として高い評価を受けている『RRR』。世界各国の映画賞の幅広い部門で受賞やノミネートされている。作品としては、第6回ハリウッド批評家協会映画賞アクション映画賞、第46回日本アカデミー賞優秀外国作品賞などを受賞。S.S.ラージャマウリ監督は、2022年 ニューヨーク批評家協会賞監督賞を、また、ラーマとビームが息の合ったダンスを披露する楽曲「Naatu Naatu」は、第80回ゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞や第95回アカデミー賞歌曲賞など、ビッグタイトルを獲得して大きな話題を呼んだ。授賞式に現れた監督や主演二人をとらえた映像や写真に喜ぶファンも続出!第95回アカデミー賞 歌曲賞今年3月12日に行われた第95回アカデミー賞では、レディー・ガガが歌う『トップガン マーヴェリック』の主題歌「Hold My Hand」などを抑えて「Naatu Naatu」が歌曲賞を受賞、インド映画初のオスカー受賞が実現。映画の世界を表現したパフォーマンスが行われ、また、作詞家のチャンドラボースと作曲家のM.M.キーラヴァーニが壇上でオスカー像を受け取った。カーペンターズの楽曲「Top Of The World」になぞらえたスピーチも話題に。NTR Jr.とラーム・チャランはレッドカーペットで久々の再会、満面の笑みと熱いハグが飛び出した。2022年 ニューヨーク 批評家協会賞監督賞1935年に設立されたニューヨーク批評家協会賞において、監督賞に選ばれたS.S.ラージャマウリ。これまでに、クロエ・ジャオ、コーエン兄弟、マーティン・スコセッシ、クリント・イーストウッドなどが受賞している。©ゲッティ イメージズ(Rodin Eckenroth / ストリンガー、Myung J. Chun / 寄稿者:Todd Williamson/NBC / 寄稿者:Flo Ngala / 寄稿者:Dia Dipasupil / スタッフ)第80回ゴールデングローブ賞 最優秀主題歌賞今年1月10日の第80回ゴールデングローブ賞では、「Naatu Naatu」が最優秀主題歌賞を受賞。世界中が沸き立ち、作品人気の盛り上がりに拍車をかけた。監督やM.M.キーラヴァーニ、主演二人の笑顔に喜びが溢れています…!マニアックなものまで!オリジナルグッズが続々登場。映画の関連グッズがバリエーション豊かに販売されている『RRR』。ラーマとビームをはじめとする魅力的なキャラクターがたくさん登場し、また、どこを切り取っても絵になる印象的なシーンが多い今作だからこその特徴ともいえるのでは。ポストカードやクリアファイルなどスタンダードなものはもちろん、映画を観た人ならば、「こ、これは…!」と胸が高鳴る、作中に出てくるアイテムを模したマニアックなものまで揃っていて嬉しい。いろいろなオンラインショップで販売されているので、検索してみて。興行収入10億円突破!コラボカフェや応援上映など日本で一大ムーブメントに。昨年10月21日の日本公開から、200日を超えるロングラン上映となっている『RRR』。興行収入は、日本におけるインド映画史上最大となる10億円超えを記録。何十回も観たというリピーターも珍しくなく、日本全国で応援上映が開催され、SNSにはたくさんのファンアートが溢れている。また、その人気は映画館の外にも波及しており、映画の世界観を表現したコラボカフェや、オリジナルグッズが買えるポップアップストアが登場。連日、多くのファンが足を運んで楽しんでいる。この盛り上がり、まだ終わる気配なしです!人気すぎて期間延長。コラボカフェにファン大集合!!映画『RRR』とコラボレーションレストラン『DISH UP』の期間限定レストランは、“ビームVSラーマの衝撃の対決シーンを体験できる!?”がテーマ。ソーダ「Dosti」など映画をイメージしたドリンクやフードを楽しめ、フォトスポットも充実。5/30まで。完全予約制。今後、全国4か所でグッズのポップアップストアも開催。チケットは即完売。全国各地で応援上映を開催!!鳴り物や光り物などを持ち込んで盛り上がる『RRR』の応援上映(発声と無発声があり)が、全国で開催中!歌や踊り、紙吹雪、クラッカーなどがOKなインドの観賞スタイルをもとにしたマサラ上映も。今後も各地で予定されているので、気になる人は検索してみよう!写真:『RRR』日本公式Twitter整理券に行列が。ポップアップストアが大盛況!!今年3月には「RRR×GAMES GLORIOUS POPUP STORE」が新宿マルイアネックスで開催。「ラーマ軍服の名札」といったアイテムや、アーティストとのコラボ作品などオリジナルグッズを扱い、入場整理券を求める長蛇の列ができたり、売り切れ商品の続出など大いに賑わった。使い勝手も抜群!LINE スタンプ販売中。あの人も、あの名シーンも!人気につき第2弾もお目見え。『RRR』の公式LINEスタンプが大好評発売中。スタンプのやりとりだけで会話ができるほど、使いやすいセリフが満載!ジェイクやニザーム藩王国顧問などサブキャラも大充実です。※『anan』2023年5月31日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年05月28日映画『RRR』の魅力を知るには、ファンの人に話を聞くのが一番!とアプローチしたのは、SNSの投稿で愛の深さが伺えた俳優の杏さん。予感は的中、アツい思いをたっぷり語ってくれました。新たな刺激の連続で、気づいた時にはすっかり夢中に。現在、フランスに拠点を置いている俳優の杏さん。初めて『RRR』を観たのは、飛行機での移動中。機内プログラムに入っていたのを見つけてのこと。「今年2月頃だったと思います。SNSでの盛り上がりから今までにない“熱”のようなものを感じて、私も観たいと思っていたんです。ただ、どんな映画なのか全く見当がついていなかったんですよね。“映画『RRR』1分で分かる!特別映像”という公式動画を見ても、むしろ意味がわからなくて(笑)。とくに予備知識のないまま観たのですが……戸惑いなのか、喜びなのか。とにかく新しい刺激がすごすぎて、観終わった時には感情が迷子になっていました」そうして機内で何度も見返すうちに、沼落ち一直線。その後は人に会うたびに『RRR』を薦め、ネットで監督や主演の二人のインタビューを読んだり、メイキングを見たりする日々。映画自体も劇場などで何度も観賞し、さらには『バーフバリ』にも興味を持ち、こちらも大好きになって何度も観ているそう。しかし、映画体験が豊富そうな杏さんが、なぜここまでハマったのだろう。「それまで自分の中のエンターテインメントや価値観の基準は、10代後半とか20代の頃に聴いていた洋楽や邦楽から判断しているところがあったんです。でも、『RRR』は全く別の方向から新しい何かが現れたような感覚で。その刺激が大きかったんだと思います。ファンの方がSNSで“人生は『RRR』前と後の2種類しかない”と言っていましたが、確かにそうだなと思いました(笑)」本作で、とくに印象的だったポイントを聞くと、「この作品は、なにより音楽が大好きなんです。例えば、ビームがスコット邸を襲撃するシーン。ビームが水を、ラーマが炎を背負いながら戦う場面で、ワンショットの時にはそれぞれのテーマソングが流れ、二人がぶつかり合う時には『Dosti』という二人のテーマソングが流れるという。音楽との相乗効果で、そのシーンが完璧に作り上げられている。あとは、ビームが鞭で打たれながら『Komuram Bheemudo』を歌うシーンもとても好きでした。インドの音楽って、なじみがないようでいて、日本の四七抜きや三三七拍子に近いスタイルがあるなど、同じアジアということで、どこかで少しずつつながっている感じがするんです。母音が多いテルグ語は日本語圏の人も歌いやすいのでは。『RRR』が日本でこれほど愛されている理由の一つには、そんな親しみもあるのかも、という気がしています」好きが高じて「Komuram Bheemudo」は、耳コピして弾き語りをするまでに!そんな杏さんは、自身が出演したアンソロジー映画『私たちの声』の主題歌が、第95回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされ、今年3月に開催された授賞式に出席。そこにはなんと、同じく歌曲賞にノミネートされていた『RRR』チームもいて…。「授賞式の直前、もう開始のブザーが鳴っている頃だったんですけど、ギリギリのタイミングでラージャマウリ監督とお会いできたんです!『大ファンです』とお伝えし、サインをいただき、写真も一緒に撮ってもらいました。近くにいたラームさん(ラーマ役)にもご挨拶していいですかと尋ねると、“こっちにおいで”という感じでラームさんを呼んでくださって、とても優しい監督だなと。ラームさんもすごく素敵でした。オーラがありましたし、あとなんというか、やはりラーマとは別人で、そこに演技のすごさというものを感じました」その後も“マッリのバングル”を購入したり、字幕翻訳者さんのオンラインイベントに参加したりと、推し活を満喫中。『RRR』の今後の展開で期待したいことは?「いつか、ストーリーボードを公開してもらえると嬉しいですね。どこまでが計画的に練られたものなのか、その中に偶発的なものはどれくらいあったのかなど、絵コンテからいろいろ読み解くのも楽しそうです」杏さんの『RRR』愛わかりみが強すぎる!沼落ちイラスト。『RRR』を初めて観てから推し活にいそしむまでの様子を自ら描いたイラストがInstagram(@annewatanabe_official)にアップされていて、『RRR』ファンから共感の声が続出!また、写真の杏さんは、アカデミー賞授賞式で撮影された一枚。監督&ラームさんとの羨ましすぎる初対面は、YouTube「杏/anne TOKYO」で公開中。あん1986年4月14日生まれ。現在公開中の劇場版『TOKYOMER~走る緊急救命室~』に出演。国立西洋美術館で開催中の「憧憬の地 ブルターニュモネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」展では、アンバサダーと音声ガイドを務めている。※『anan』2023年5月31日号より。写真・UPI/アフロ取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年05月28日高いダンススキルで知られるアーティストの三浦大知さんが、「Naatu Naatu」のダンスチャレンジ動画をSNSにアップ。キレの良さはさることながら、なにより“好き”が溢れていて『RRR』ファンが大盛り上がり!エンターテインメントに関わる人は、全員観たほうがいい!「去年の年末に映画を観て以来、ずっと踊りたいと思っていたんです。練習は20~30分くらいかな?やってみて気づいたんですけど、振り自体はシンプルなのに、軸の取り方とか音に対するアプローチの仕方とか、ちゃんと踊ろうとすると難しい。あとで見返して、もっと練習が必要だったなと(笑)。でも、とにかく好きな気持ちで踊ったので、それが伝わっていたら嬉しいです」そもそも『RRR』を観ようと思ったきっかけは、ゲームクリエイターの小島秀夫監督。映画好きとしても有名な小島監督と三浦さんは以前から親交があり、小島監督がSNSで何度も『RRR』をおすすめしていたことから、公式動画のハイライトをチェック。「これは観なきゃダメなやつだ!」と急いで映画館に足を運んだという。「僕が観たのはレイトショー。しかも、3時間もあるので長いなと思っていましたが、観たことのない絵とクライマックス級の展開の連続で、3時間が一瞬のうちに過ぎたような感覚。エンドロール後は、劇場が拍手に包まれて…。最高の映画体験でした」“観たことのない絵”とは、この作品のトレードマークでもある“ヒロイック・フレーム”と呼ばれるキメ絵のこと。そしてそれが単なる派手な絵作りにとどまらないところにも、心を掴まれたそう。「例えば、冒頭の“ラーマvs大群衆”とか、そんな大人数を相手に1人で戦うなんて、普通はあり得ないですよね。その映像のインパクトはさることながら、同時にラーマの強い信念を表すシーンでもあり、のちにつながる物語の起点にもなっている。あと、ビームとラーマが出会い、意気投合して水中で歩きながらハイタッチするシーンも印象的。すごすぎて笑っちゃいますが、二人のドラマを描くために必要な場面でもあります。本当にかっこいいエンターテインメントって、僕が子どもの頃から好きなマイケル・ジャクソンしかり、もう笑いがこみ上げてくるというか。そういう絵の強さと、ストーリーテリングがリンクした状態が3時間ずっと続いていく。とにかくこの映画はエンターテインメントに関わる人、全員が観たほうがいいと思って宣伝しまくっています」話を聞いていた周りのスタッフのみなさんが「うん、うん」と笑顔でうなずいていると思ったら、三浦さんの猛プッシュを受けて観に行ったとのこと(笑)。「僕は劇場で2回観ました。一度観ただけでは気づかないような伏線がたくさんあるのも、『RRR』の魅力です。例えば、ビームとラーマが肩車で戦うシーンは、ただ見た目が面白いから肩車をしたというわけではなく、実はその前に二人でトレーニングをしているシーンもあります。あと、ビームがラーマを探しに行く場面で、“トントトトントン”と地面を叩いて合図を送った時は、『ビートで探すんだ!?』と思いましたが、それもある大事なシーンからきている。本当にひとつひとつが丁寧に描かれていて、全部に意味があるんですよね」『RRR』は、これまで観た映画の中でも、上位にランクインするほど好きな映画になったそう。「日本の『RRR』熱って、どんどん盛り上がってきたと思いますが、僕みたいに一度観た人が『誰かに話さなきゃ』っていう勢いがみんなにあって、広がっていった感じがしますよね。それが、この作品が持つパワーだなって思います。僕もまた、元気をもらいたい時に観に行きたいです。本当はIMAXで観たかったんですけど、タイミングが合いそうな時はいつも満席状態で、一度も観られないままいったん終わってしまって…。復活上映もあるようなので、今度はIMAXで観られたらいいなと思っています」三浦さんの『RRR』愛三浦さんが好きな、ビームとラーマの水中ハイタッチ。「これまでハイタッチシーンといえば『SLAM DUNK』の桜木と流川が人生最高でしたが、それと並ぶくらい興奮しました」。ちなみに、「Naatu Naatu」のダンスチャレンジ動画は、Instagram(@daichimiura824)とTikTok(@daichimiura_824)で見られるのでぜひ。みうら・だいち1987年8月24日生まれ。最新作は『DAICHI MIURA DOCUMENTARY 2019‐2023+SINGLE COLLECTION 2018‐2023“COLOR___S”』[2DVD+2CD][2Blu‐ray+2CD]各¥8,030(SONIC GROOVE)ジャケット¥96,800パンツ¥53,900シャツ¥46,200(以上ウジョー/M incorporated TEL:03・6721・0406)シューズ¥33,000(メゾン ミハラヤスヒロ/SOSU PRESS ROOM TEL:03・5770・3291)※『anan』2023年5月31日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・村田友哉(SMB International.)ヘア&メイク・外山龍助(KIDMAN CREATIVE)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年05月27日『RRR』を観て、映像も物語も、インド映画がすごいことになっている!?と興味を持った人は多いはず。その理由にもつながるインド映画の変遷や、知れば解像度が上がる基礎知識を紹介。さらに、いま観るべき5作品でインド映画の現在地を体感しよう!『RRR』からも感じるその勢い!ますます進化するインド映画最前線。インド映画によくある展開は、日本の歌舞伎のようなもの。インド映画ビギナーは、『RRR』にも登場するような歌やダンス、ド派手なアクションなど、日本や欧米とはまた違う独自のカルチャーに、まずは驚かされたのでは。実は、インド映画のいわゆる娯楽作品には、伝統的に受け継がれている“型”のようなものがあり、インド人にとても愛されているのだという。「インド映画第1号の誕生は、1913年です。その頃に流行した大衆演劇のスタイルが踏襲されていて、それは日本でいう歌舞伎のようなもの。歌舞伎の見得が歌とダンスのシーンといえ、物語の中には笑いもあれば、お涙頂戴もある。恋愛もアクションも入って、最後は必ずハッピーエンド。インドの伝統的な演劇理論『ナヴァラサ』は人間の9つの感情を意味し、ナヴァラサが入らないと観客にウケないとされてきたのです。もちろん笑いが多めなど、バリエーションは様々あります」(アジア映画研究者・松岡環さん)松岡さんがインド映画を観始めた1970年代は、1本の中に歌とダンスが8~9か所入っていたそう。「上映時間は3時間と決められていましたが、そんなに長いのは、歌やダンスのシーンが多いからです。そして、途中で必ずインターバル(休憩)が入ります」まさに『RRR』にも言えること!上映時間が約3時間。日本では実際に休憩時間を取らないものの、スクリーンに「INTERVAL」の文字を見た時、「映画の途中で休憩!?」と衝撃を受けた人もいるのでは。これは『RRR』が特殊なのではなく、インド映画のキホンだったのだ。「ただその決まり事も、1991年を境に崩れました。インドが外国資本を受け入れるように経済政策を転換し、経済発展が急速に進むのです。この時、シネコンが上陸。それまでインドでは、3時間の映画を1日4回、決まった時間に上映していましたが、シネコンは上映時間がフレキシブル。そうなると、映画はもう少し短くてもいいのではと、2時間半以下の映画が増えていきました。ちなみに、インド映画のアクションに欠かせないCGやVFXの技術が飛躍的に進化したのも、この頃アメリカのIT企業の下請けを大量に行っていたからだと思います」最近のインド映画は、一昔前と比べて歌やダンスのシーンが少なくなったと聞いたことがある人もいると思うが、それには上映時間の短縮が影響していたとは!「ダンスシーンは無理して入れていたところもあるので、削る対象に。ただ、みんなが好きな流行歌はすべて映画音楽なので、歌は欠かせません。最近は、ダンスシーンが2つほど、歌は5~6曲入るという感じです」また、近年はこうした娯楽映画だけでなく、歌やダンス、アクションもない、“シリアス系”の映画も増えていて、国内でヒットしたりしているという。「上映時間が短くなったことから、例えば社会問題など、アート系の映画で扱っていたテーマでも映画を作れるのではと、いろんな監督がどんどん撮り始めています。インド映画は今が最も多様な時期といえそうです」インドには多数の言語があり、毎年約40言語で映画が作られている。インド映画の解像度を上げるうえで、知っておきたい大事なことがもう一つ。多言語の国家であるインドでは、言語ごとに映画が製作されているということ。「国の公用語はヒンディー語と英語ですが、インドには28の州があり、それぞれの州にも公用語があります。現在憲法で認められている、州で使える公用語の数は22言語です。映画はそれ以上の言語で製作されていて、地元の俳優が起用されるのも特徴です。なかでも盛んなのは北インドの広い範囲で話されるヒンディー語と、タミル・ナードゥ州のタミル語、テランガーナ州とアーンドラ・プラデーシュ州のテルグ語。ヒンディー語映画の拠点はムンバイで、旧名の『ボンベイ』と『ハリウッド』をもじって『ボリウッド』と呼ばれています。近年は、ケーララ州のマラヤーラム語映画や、カルナータカ州のカンナダ語映画にも良作が増えていて、2022年の興行収入は『RRR』を2位に抑え、カンナダ語映画の『K.G.F:Chapter 2』が1位でした」ちなみに『RRR』はテルグ語映画で、テルグ語映画界は「トリウッド」と呼ばれている。そんなそれぞれに特色のある様々な言語の映画から、「インド映画の最前線を知るならこれを」という作品を松岡さんがナビゲート。歌やダンス、アクション系はもとより、個性的なアート系など、新たな回路を刺激してくれるはず!『WAR ウォー!!』(ヒンディー語)2019年のインド映画世界興収1位を獲得した大ヒット作。主演のリティク・ローシャンとタイガー・シュロフは、身体能力の高さを誇るインドの超人気俳優。空中や氷原などで自らの肉体を駆使した華麗なアクションは、見ごたえたっぷり。ダンスがうまい二人でもあるので、ソング&ダンスシーンだけでも観る価値ありといえるほど。緻密に練られたストーリーにも引き込まれます」。Blu‐ray¥5,280販売元:ハピネット・メディアマーケティングWAR ©2019 YASH RAJ FILMS PVT. LTD.『パッドマン 5億人の女性を救った男』(ヒンディー語)現代インドにすごい人がいた!実話をもとにしたストーリー。舞台は20年ほど前のインド。生理用ナプキン(パッド)が高価だった時代に、新妻が清潔で安価なナプキンを使えるようにと自ら開発に挑んだ男性の物語。「彼がすごいのは、技術を独占することなく、家内工場のような形で誰もが製造・販売できるようにしたこと。結果、女性のエンパワーメントを実現。封建的な社会で偏見にさらされながらも、諦めず取り組む姿に勇気づけられます」。DVD¥4,180発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント©2018 CAPE OF GOOD FILMS LLP. All Rights Reserved.『ジャッリカットゥ 牛の怒り』(マラヤーラム語)牛に翻弄される人間の愚かさが、シニカルな視点で描かれる。ケーララ州の奥地の村を舞台にした、暴走牛vs村人の熾烈な戦い。「この作品はちょっと説明が難しいのですが、ユニークなアート系の映画です。ある朝、村人たちがご馳走にと楽しみにしていた水牛が逃げ出し、村や森で大暴れ。複数のグループに分かれて捕まえようとしますが、そこに昔の恩讐も絡んで…。人間の欲に対する皮肉が感じられて実に面白く、第93回アカデミー賞国際映画賞インド代表にも選ばれました」。Blu‐ray¥5,280発売・販売元:マクザム©2019 Jallikattu『グレート・インディアン・キッチン』(マラヤーラム語)インドの根強い家父長制に衝撃!でも、日本にもいえるかも…。お見合い結婚でインドの伝統的な家庭に嫁いだ若妻。実家ではモダンな生活を送っていたが、嫁ぎ先では男性が家事を一切しないのが当たり前。舅と夫に勝手なことを次々押しつけられ…。「若妻はたまりかね、最後に『スッキリ!』となるものの、甘いハッピーエンドとはいきません。日本の家庭にもいえるかも…など考えさせられるところがあり、女性はもちろん、男性にも観てもらいたい作品です」。DVD¥4,290販売元:ハピネット・メディアマーケティング©Cinama Cooks, ©Mankind Cinemas, ©Symmetry Cinemas『囚人ディリ』(タミル語)主人公のディリは終始寡黙、生身のアクションで魅せる!元囚人・ディリが、ひょんなことから警察官に無理難題を押しつけられ、トラックを運転して夜道をひた走る。「ディリが命じられたのは、毒を飲まされた警察官たちを治療できる場所まで運ぶこと。警察官たちは、麻薬の犯罪組織からの報復として毒を盛られたため、ディリが乗ったトラックは彼らに追われることに。生身の壮絶なアクションあり、人情噺あり。2019年のヒット作です」。Blu‐ray¥5,280販売元:ハピネット・メディアマーケティング©DREAM WARRIOR PICTURES ©VIVEKANANDA PICTURES松岡 環さんアジア映画研究者。研究、紹介しているのはインド映画が中心。『きっと、うまくいく』『パッドマン 5億人の女性を救った男』など字幕翻訳も手掛ける。共著に『新たなるインド映画の世界』(PICK UP PRESS)がある。※『anan』2023年5月31日号より。取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年05月27日『RRR』『マガディーラ 勇者転生』の主演で日本でも人気沸騰中のラーム・チャランが主演する2018年のインド映画『ランガスタラム』が7月14日(金)より公開されることが決定。メインビジュアルが解禁された。1985年のアーンドラ・プラデーシュ州中部、ゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯、ランガスタラム村。チッティ・バーブ(ラーム・チャラン)は、モーターを使って田畑に水を送り込むことを生業にする労働者。難聴で、他人の声がよく聞き取れない障碍を持っているが、さほど気にせずに毎日を楽しく暮らしている。彼は近所に住むラーマラクシュミ(サマンタ)に惚れて、調子はずれな求愛をする。一方、村は「プレジデント」を自称する金貸しブーパティによって牛耳られている。チッティ・バーブの兄で中東ドバイで働いているクマール・バーブは、帰省した際にプレジデントが好き放題にする故郷の村の有様に心を痛め、州会議員ダクシナ・ムールティの力添えで、村長選挙に立候補して政治家として村の生活を改善していこうと思い立つが…。監督のスクマールは、寡作ながらじっくりと練り込んだ脚本によって知られる個性派で、現在最も注目を浴びる映画人のひとり。文芸的な香気とアクション映画としてのスリルとを併せ持つ本作は、2010年代のテルグ語映画の秀作リストでは必ず上位に挙がる「現代の古典」ともいえる作品だ。主演のラーム・チャラン自らも最高傑作のひとつと述べている。変化に富んだダンスや骨太なストーリーが人気を呼び、インドでの封切時に幾つもの劇場で100日超えの連続上映を達成。興収においても21億6千万ルピー(約35億円)を記録して、同年公開のテルグ語映画としては2位以下を大きく引き離すかたちでの首位となった。また、フィルムフェア賞サウスでの最優秀主演男優賞(ラーム・チャラン)、第66回インド国家映画賞の最優秀音響賞など、数々の映画賞を獲得して、高い評価を受けている。併せて解禁されたのは、“この世は芝居の舞台(ランガスタラム)俺たちゃみんな人形さ”というキャッチコピーが添えられた日本版メインビジュアル。ラーム・チャランが陽気な表情でしなやかに踊る姿が印象的だ。『ランガスタラム』は7月14日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月28日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、インド映画『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」が歌曲賞を受賞した。インド映画の歌曲賞受賞は初となる。世界的に大ヒットしたインド映画『バーフバリ』シリーズを生み出したS・S・ラージャマウリ監督による最新作。英国植民地時代の激動のインドを舞台に、男の友情と使命がぶつかり合う豪快なアクションエンタテインメントは、公開直後から旋風を巻き起こし、日本国内で公開されたインド映画として、初めて興収10億円を突破する大ブームとなったのは、記憶に新しいところ。英国軍にさらわれた少女を救うため立ち上がったビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr.)と、大義のため英国政府の警察となったラーマ(ラーム・チャラン)。ふたりは、敵対する立場とは知らずに友情を育むが、ある事件をきっかけに選択を迫られてしまう。インド映画史上初となる歌曲賞受賞を果たした「Naatu Naatu」(M・M・キーラバーニ作曲、チャンドラボース作詞)は、インド総督公邸で開催されたパーティーでビームとラーマが、超高速の「ナートゥダンス」を披露し、イギリス人男性たちを圧倒していくシーンに使用され、映画の大きな見せ場となった。受賞コメントアカデミー協会に感謝申し上げます。子供の頃、私はカーペンターズの曲を聴いて育ちました。そして私が、アカデミー賞に輝いた。この歌を捧げたいと思います。(カーペンターズの楽曲「トップ・オブ・ザ・ワールド」を替え歌で)Once only wish my mind. So was Rajamouli(本作の監督ラージャマウリ) and my family.RRR has to wind, pride of every India,RRRは受賞する必要があるんです、ありがとう、カールティケーヤ(本作のプロデューサー)。これを実現する事が出来ました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年03月13日第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされているインド映画『RRR』の劇中歌「Naatu Naatu」が、3月12日開催の授賞式にて生披露されることが分かった。同曲の歌手ラーフル・シプリガンジ&カーラ・バイラヴァがパフォーマンスを行うという。授賞式の製作総指揮・ショーランナーのグレン・ワイスとリッキー・カーシュナーが発表した。「Naatu Naatu」は『RRR』の中に登場する超高速のキレッキレダンス「ナートゥダンス」の楽曲。1月に行われたゴールデングローブ賞でも歌曲賞の候補となり、レディー・ガガやリアーナといった強豪を抑えて受賞した。授賞式では「Naatu Naatu」を披露するラーフル&カーラのほか、ソフィア・カーソン&ダイアン・ウォーレンが『Tell it Like a Woman(原題)』の「Applause」、リアーナが『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の「Lift Me Up」、デヴィッド・バーン&ステファニー・スー&音楽トリオ「Son Lux」が『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の「This is a Life」のパフォーマンスを行う。これら4曲と共に、『トップガン マーヴェリック』の「ホールド・マイ・ハンド」も歌曲賞にノミネートされており、これを歌っているレディー・ガガの出演に期待がかかる。(賀来比呂美)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年03月01日今、世界で話題になっているインド発の映画『RRR』の影響もあり、インド神話に注目が集まっている。神々のほとんどが夫婦!愛のストーリーが満載。長い年月をかけ多くの人の手により紡がれてきたインド神話。「その歴史はインド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』により遡ることができますが、発祥はさらに1000年以上昔のインダス文明が栄えていた頃。インド神話は、インダス文明から現代に至る約4500年の間、愛され、受け継がれてきた神々の物語なのです。登場するのは、叙事詩『マハーバーラタ』のクリシュナや『ラーマーヤナ』のラーマをはじめ、シヴァ、ガネーシャなど個性豊かな神々ばかり」(作家、インド神話&インド文化研究家・天竺奇譚さん)神々が愛に生きる姿もたくさん描かれている。そもそも、インド神話に出てくるヒンドゥー教の神様たちの多くは夫婦なのだという。「これはヒンドゥー教の成り立ちと関係があります。仏教などの影響を受けて、一度廃れかけたバラモン教の信徒たちは、新しい信徒を取り込むため、土着の女神を信仰する人たちに“その女神様は私たちの教えにある男性神の奥さんです”と話して取り込んでいったのです。こうして、バラモン教は女神崇拝などの土着の信仰と結びつき、ヒンドゥー教に発展しました。男女の神様がセットになる場合、女性の持つパワーが全ての力の源だとする思想もあります。神話にはカーリーをはじめ魅力的で強い女神たちが数多く」なかには、何人もの妃を迎えている神様もいるが、浮気などにはならないのだろうか。「インドは広く、言語や信仰、文化もさまざま。そのため、自分が思う物語を描いた神話の二次創作がたくさん作られています。たとえば悲劇的な結末を迎える『ラーマーヤナ』のハッピーエンド版は、演劇が作られるほど人気が出ました。違う時代を生きるいろいろな人たちが、思い思いの物語を描き、個々の物語が独立して存在しているのが、インド神話の面白いところ。そのため、一人の神様が物語ごとに違う女神を妃に迎えたとしても、“浮気”のようなことにはなりません」神々の想像を超えた愛の関係とストーリーに注目です!憧れのカップル2組を紹介インドで“理想の二人”と称され支持を集める大人気カップルをピックアップ。愛の深さがわかるエピソードに注目です。ラーマ×シーターお互いを一途に深く想い合う姿が、多くの人の憧れの的に!インドの二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ』の主人公であるラーマは、遊行中に訪れた国でシーター姫の婿選びの儀式に参加。誰の手にも負えないほど重いシヴァの弓を軽々と引き、見事夫婦に。貞節を守りラーマだけを想うシーターの姿はインド人女性の鑑とされる。一方のラーマもシーターにベタ惚れ!『ラーマーヤナ』の原典には、彼女が魔王ラーヴァナにさらわれてしまった時、「愛するシーターに二度と会えないのか…」などとメソメソするラーマの姿が描かれている。映画『RRR』に登場するラーマとシータは、この二人をイメージ。クリシュナ×ラーダープレイボーイと人妻…!人の愛を超えた“神の愛”。笛の名手であり、あまりのカッコよさに出会う女性全員が恋に落ちるといわれるほど、とにかくモテるプレイボーイのクリシュナ。叙事詩『マハーバーラタ』に登場する英雄でもあるが、そんな彼の若き日の恋人がラーダーであり、なんと彼女は人妻!人妻との関係は咎められがちだが、クリシュナの愛は、“人の愛を超える神の愛”だと解釈され、受け止められている。映画『バーフバリ』をはじめ、エンタメ作品などで恋する気持ちを表現するツールとして、「あなたはクリシュナ、私はラーダー」という内容の歌詞の曲が出てくることもしばしば。天竺奇譚さん作家、インド神話&インド文化研究家。Webサイト「天竺奇譚」を運営、インドの神様の魅力を発信している。著書に『いちばんわかりやすい インド神話』(じっぴコンパクト新書)。※『anan』2023年2月15日号より。写真・Everett CollectionAlamyDinodia PhotoPhotononstop/アフロJulian KumaDinodia PhotAnders BlomqvisPhilippe LissaFanatic Studi/Getty Images取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2023年02月12日『1242:Gateway to the West』の主演に『RRR』『マイティ・ソー』のレイ・スティーブンソンが決まった。主役はもともとケビン・スペイシーだったが、性犯罪の容疑で今年イギリスでの刑事裁判を受けることになり、主役不在となっていた。映画は、モンゴル軍によるヨーロッパの侵略を描く歴史もの。イギリス、ハンガリー、モンゴル、オーストラリアの合作で、撮影はすでにブダペストで始まっている。スティーブンソンはほかに『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』『G.I.ジョー バック2リベンジ』『ダイバージェント』シリーズなどに出演している。文=猿渡由紀
2023年01月27日日本国内で公開されたインド映画で最大のヒット作『RRR』のドルビーシネマ版が1月20日(金)より上映されることが決定。さらに、新ビジュアルと劇中歌「Dosti」のMVも解禁された。第80回ゴールデングローブ賞2部門ノミネート、ニューヨーク映画批評家協会賞にて監督賞と、世界的な盛り上がりを見せる本作。歴代インド映画国内興収No.1の快挙を成し遂げ、2023年に入ってもその勢いは衰えることがない。SNS上では「#追いRRR」なるタグが作成され、何度も映画を楽しむリピーターが続出、最新興行成績は1月4日時点で、興収4億8,807万8,640円、動員32万3,211名を記録し、さらなる大ヒットを邁進中だ。第95回米アカデミー賞ショートリスト(予備候補)の歌曲賞に「ナートゥ・ナートゥ」が選出されるなど、まだまだ注目を集め続けている。ドルビーシネマロゴ入り本国版A3オリジナルポスターそしてこの度、本作を支え続けてくれているファンたちのリクエストに応える形で、ドルビーシネマ版での期間限定公開が決定。これを記念し、新たな入場者プレゼントの配布も決定した。プレゼントは、ドルビーシネマのロゴ入り本国版A3オリジナルポスターで、ドルビーシネマ上映館にて配布される予定だ。併せて、本作の印象的な劇中曲「Dosti(ドスティ)」のミュージックビデオも解禁。劇中の主人公ビームとラーマの運命的な熱い友情を表現した歌詞にも注目してほしい。『RRR』は全国にて公開中。ドルビーシネマ版は1月20日(金)より丸の内ピカデリー、新宿バルト9ほか、全国8館のDolby Cinemaにて1週間限定上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2023年01月06日圧倒的な熱量で観た人を片っ端からアツくさせているインド映画『RRR』。本作に夢中のファン3人が、心も体も温まること必至の魅力を語り尽くす!What’s?“RRR”本作を手掛けたのは『バーフバリ』シリーズで旋風を巻き起こしたインド映画の巨匠S・S・ラージャマウリ監督。タイトルになっている“RRR”とは、もとは監督と、W主演のNTR Jr.、ラーム・チャランの名前にある“R”を重ねた仮タイトル。それが好評で、Rを「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字として本タイトルに。劇中では、物語(STORY)のいきさつと、主人公2人のキャラクター(FIREとWATER)を紹介するためのフックとしてRが用いられている。映画『RRR』は全国劇場で公開中。FIRE(ラーマ・ラージュ)劇中で、「FIRE」の文字に続いて登場するのが、ラーマ(ラーム・チャラン)。英国政府の警察ではあるもののワケありの様相。火とともに戦うキャラクターで、一人で数千人に立ち向かうなど、絶対に敵に回したくない圧倒的強さ!STORY1920年、イギリス植民地下のインドの村で、一人の少女が英国軍にさらわれた。助け出そうとする村の勇者・ビーム。ある大義から英国政府の警察として働くラーマ。二人はお互いの素性を知らず、無二の親友となるが…。WATER(コムラム・ビーム)「WATER」の文字の次に登場するのがビーム(NTR Jr.)。森で育った心優しい青年。半面、強靭なフィジカルの持ち主で、さらわれた少女など大切な人を救うため、驚異的な身体能力を発揮。水を味方に戦う姿が見どころ。アツい愛を語り尽くします!RRRラブ座談会。好きな場面やキャラクター、受け取ったメッセージなど、『RRR』好きの3人が鼎談。より作品を楽しめるコラムもチェック。なだぎ武さん芸人。俳優として映画やドラマ、舞台などでも活躍。映画好きでアクション映画に精通。『RRR』は映画館で2回観賞。出演する舞台『風都探偵 The STAGE』が12/29~上演。ライター・R子ananなどで記事を執筆するエンタメ好きライター。『RRR』はIMAXで4回観賞。ハンサムで激しいラーマと、逞しく優しいビームのバディに胸を焦がし続けている。バフィー吉川さん映画評論家、映画ライター。インド映画に詳しくヒンディー音楽評論家としても活動。『RRR』は5回観賞。著書『発掘! 未公開映画研究所』(つむぎ書房)が発売中。なだぎ武:初めて観た時、めちゃくちゃ面白すぎて。“あのシーンええな、このセリフええな”というのが詰め込まれていたはずやのに、全部忘れた状態で映画館を出たんです。俺、何を見たっけ?って(笑)。ライター・R子:仕事の前に観に行ったけど、その後、仕事にならなかったですね。なだぎ:冒頭の、ラーマvs群衆がすでにクライマックス。一段落したと思ったらビームvs虎でしょ?またクライマックスくるの!?って(笑)。開始30分なのに濃度が濃すぎて脂汗が止まらなかったです。この映画は1秒たりとも見逃せないんやと覚悟して観ました。3時間って2分やったっけ?くらいの体感。バフィー吉川:あまりアクション映画に言うことではないけど、どこをとっても絵になるフォトジェニックな作品だなと。エンターテインメントとしては、最高峰のものを提示されたというイメージです。なだぎ:アクションが肉弾戦というかアナログですよね。アクションの原点回帰みたいな面白さがあって、体一つで作り上げるアクションで興奮した子供時代を思い出しました。バフィー:インドのアクション映画はブルース・リーやジャッキー・チェンなど香港映画の影響を受けていて、それを観て育った人が今、映画を作っているからかもしれません。なだぎ:“世界最強の肩車”を見た時は、『阿修羅/ミラクル・カンフー』を思い出しました。ラージャマウリ監督の記事に、感情が残るアクションを目指したとあって。ブルース・リーもそうですよね。R子:人間ができることの限界を超えたアクションという感じがしましたね。あと、冒頭のラーマvs群衆で、ラーマの足を引っ張っている人がいて。“勝ちたいと思ったらそういう泥くさいことやるよね”と、細かいところもよくできていて、それゆえに引き込まれました。なだぎ:殺陣じゃないんですよね。一方でキメ顔とか、“いちいちうるさい!”みたいな、昔の大映ドラマのようなクサさがあるのもいい。そして、群衆の中で棒一本で戦ったり、飛んできたバイクを掴んで戦ったりと荒唐無稽に思えるようなシーンであっても、“こいつならいけるんちゃう?”と思わせる説得力がある。R子:ちなみにおふたりが好きなキャラクターは誰ですか?なだぎ:ラーマですね。この時、絶対ここで死ぬなと思っていたのに違ったし、途中、ヴィラン側かと思いきやそうでもないし、遂に神になって…。観終わった時に、僕はラーマ目線の映画やったんかなと思ったんですよね。バフィー:僕もラーマですね。個人的に、神になったラーマの弓さばきは、『ホークアイ』を意識しているところがあるのかなと思いました。インドは今、MCUブームなので。R子:私はビーム目線ですね。神になったラーマを見た時の、“ハッ…!”という顔が好き。同じ顔をしていたと思います(笑)。自分とは違う広い視野を持ったラーマへの敬意を表しているようにも感じました。なだぎ:あのシーン、あくまで動物は動物として動くところがいい。R子:ちゃんとビームも襲われるんですよね。ご都合主義じゃなくて。なだぎ:虎に許しを請うたり、監督が動物を愛していることがわかる。バフィー:インド映画は全体的に動物を大切にしていて、たとえCGであっても、冒頭に「この作品は動物を虐待していません」というメッセージが表示される場合があります。なだぎ:あと、やっぱり、ナートゥダンスのシーンは圧巻!バフィー:主役の二人はダンスが上手いことで有名。監督はダンスシーンを入れなくてもいいと思っているらしいですが、この二人が出るのに踊らないとクレームがくるということで1曲入れたそうです。作家性にもよりますが、インド映画全体として物語を無視するような突拍子もないダンスシーンを入れる作品は少なくなっている傾向がありますね。なだぎ:ビームに絡む嫌なイギリス紳士も、ごちゃごちゃ言いながらも土俵に乗っかってきてくれるところがいい。しかもあいつ、あのシーンだけの登場なんですよ(笑)。健気。R子:スピンオフを作ってほしいです(笑)。いいキャラといえば、スコット&キャサリン夫妻も。相性が良すぎる最高のカップリングだなと。なだぎ:見るからに悪そう。釘のついた鞭、誰に作ってもらったん(笑)。R子:人物描写でいうとラーマとビームの描き分けがすごい。火と水、馬とバイク、懸垂とスクワット…など、わかりやすい属性設定があることで、作品に入り込みやすかった。バフィー:インド映画において男2人のW主演ものって少ないんです。今作は2人の有名人を使っていることもあって、さまざまな設定が見事に生かされていたのでは。なだぎ:しかも、全てに意味があるんです。二人を象徴する火と水は国を助けるものでもあり、重要なシーンで出てくる機関車も、火と水で動いているとか。R子:観るほどに発見があるし、泣くところも毎回変わる。2回目は、初めて二人の目が合った瞬間に泣いてしまいました…。運命の出会い。なだぎ:あのシーンを見ると、大事な時に言葉はいらないんだなって。余分なものを排除し、人間の根底にあるものだけで向かっていこうという潔さと覚悟が詰まっている作品。R子:モノローグや自分の言葉で多くを語らせないのに、表情や視点でこんなにもいろいろなことがわかるんだ、と感心もします。なだぎ:僕は今作を観て、目的を全うすることも大事なのはもちろん、達成までのプロセスがいかに大事かということをあらためて感じました。成長することがたくさんあるんやと。R子:それを思うと、無駄の一切ない、全て必要な3時間ですよね。なだぎ:揚げ物、肉、海鮮!と冒頭からてんこ盛りだけど、その全てが必要。しかも、長尺なのに誰が観てもわかるストーリーで、感情移入できる場所があって、誰も置き去りにしない。本当にすごい作品ですよ。R子:アカデミー賞にノミネートされないですかね?なだぎ:入らないとおかしい!バフィー:主要部門で攻められると思います。アメリカでも話題ですし、作品のクオリティが高いので。なだぎ:1970年の大阪万博みたいな作品ですからね。“人類の進歩と調和”みたいなメッセージがある映画が作品賞をとってくれたら、映画界は安泰やなと思います。バフィー:インドの映画界もさらに盛り上がると思いますしね。R子:応援上映にも行きたいです。なだぎ:ナートゥダンス踊りたい!バフィー:選手権やるとよさそう。なだぎ:誰が最後まで残るか勝負。その暁には、肩車で乗り込みます!【1】主演二人の身体能力がすごすぎる!飛んだり、吊られたり、肩車で走ったり。斬新で目を惹くアクションシーンは、スタントではなく本人たちが演じることで、よりリアリティのあるものに。「二人はアクション俳優としても有名です。監督もアクションに対してのこだわりが強いことで有名です」(バフィーさん)。事前に監督が試していたというエピソードもあり、2度驚きです。【2】「ナートゥ」ダンスとは?名シーンの一つ、激しく華やかでカッコいいナートゥダンスは、映画オリジナルのもの。「ナートゥは“昔ながらのインドらしさ”みたいな意味の言葉。『バーフバリ』と同じ振付師の方が作っています」(バフィーさん)。なだぎさんもYouTubeで挑戦!「我慢できずに踊ってしまいました(笑)。15秒踊るだけでも本当に大変です!」【3】劇中の音楽が中毒性大!ビームの歌など、物語の表現を担う音楽が多く登場。「インドの大作映画では制作に音楽レーベルが入るケースが多く、『RRR』はT‐Seriesが担当しています。作った音楽はプロモーションにも使うのですが、今作は作品の質やストーリーを重視し、曲自体が意味のあるものになっています」(バフィーさん)。Spotifyではプレイリストを配信中。【4】監督と俳優陣の魅力に夢中!作品はもちろん、ラージャマウリ監督と主演のラーム・チャラン、NTR Jr.のチャーミングな人となりに心惹かれる人も続出。仲睦まじい3人の姿やファンとの交流が、来日時も大きな話題を呼んだ。「anan web」でも3人のインタビューを敢行!楽しいやり取りや作品の裏話をぜひチェックしてみて。【5】観るとどハマり必至。SNSでも大盛り上がり。とんでもない映像と物語を目の当たりにした体験や、作品への熱い思いをつぶやいたり、ファンアートをアップしたりと、SNSでも盛り上がりを見せる『RRR』。おかわりを意味する「#追いRRR」や、「#細かすぎて伝わらないRRRの好きなシーン」など、オリジナルのハッシュタグもたくさん誕生している。口コミにより、人気はさらに拡大中!【6】映画の舞台になった時代背景とは?『RRR』は1920年、イギリス植民地時代のインドが舞台。作中にも理不尽な暴力や支配が描かれている。「イギリス人の描き方がひどいという声も聞きます。現代設定だとNGですが、大英帝国による植民地への加害は歴史的事実であり、イギリスの方も“そういうものだ”と割り切って観ているので安心してください」(バフィーさん)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.写真:Everett Collection/アフロREX/アフロ※『anan』2022年12月14日号より。取材、文・保手濱奈美重信 綾(by anan編集部)
2022年12月13日公開3日間で日本国内で公開されたインド映画オープニング興収歴代1位を記録、『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』のオープニング興収の約4倍となったインド映画『RRR』。この度、本作の冒頭14分が期間限定で公開された。2Dで鑑賞したあと、IMAXでのリピート鑑賞者も多く、休日はもちろん、平日もグランドシネマサンシャイン池袋のIMAX上映は連日ほぼ満席続き。IMAXが終了しても、都内劇場を中心に満席状態の劇場もあり、公開4週目にしてその熱狂は全国各地に拡がり続けている。そんな大ヒット御礼として、冒頭14分の映像を11月30日23:59まで特別公開。ゴーンド族の幼い少女マッリが英国軍に連れ去られるシーンと、“大義を秘める男”ラーマの初登場シーンまでが収められている。英国の警察官であるラーマが、ひとりで1万の大衆に乗り込んでいく、エキストラ6000人の大規模なセットで撮影されたというシーンは見応えたっぷり。また、11月25日(金)からは、第3弾入場者プレゼントの配布が決定。監督から日本での大ヒットの御礼メッセージと、日本未公開の2種類の特別映像が観られるQRコード付きのお手紙となっている(※入場者特典は無くなり次第、終了)。11月30日(水)には、<無発声応援上映>が新宿ピカデリーで開催される。『RRR』は公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2022年11月17日大ヒット公開中の『RRR』より本編シーンが解禁。話題を呼んでいる「肩車」の場面が切り取られている。さらに第二弾入場特典として11月4日(金)よりS.S.ラージャマウリ監督のサイン入りポストカードの配布が開始される。公開初週洋画興収第1位、公開3日間で日本国内で公開されたインド映画オープニング興収歴代1位を記録した本作。スマッシュヒットを記録した『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』のオープニング興収の約4倍という快挙で、文字通り大ヒットを記録している。SNS上でも「常に想定を5倍上回る凄い事態と凄い絵面と凄いアクションが凄い密度で3時間続く超ド級エンタメ。地球最強の映画と呼ばざるをえない」、「全細胞が震える肉弾戦とストーリーの高揚感が凄まじい。近年稀に見る大大大傑作」、「全演出演技がパワーで塗りたくられているので、観るだけで10キロ痩せる。」といった熱量と濃度が極端に高い書き込みが続き話題沸騰中だ。中でも爆発的な話題を呼んでいるのは、この度解禁された主人公2人がかつてないバディアクションを魅せる共闘シーン。イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーに潜伏しているゴーンド族のリーダー・ビーム(NTR Jr.)と、“ある大義”を胸に秘め、英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマ(ラーム・チャラン)。2人は運命的な出会いによって、友情と信頼を深めていく。今回解禁された映像では、ビームとラーマが2人の友情を再確認し、敵の大軍勢を相手に前代未聞のアクション「世界最強の肩車」で無双する姿が収められている。“ある出来事”をきっかけに決裂してしまったビームとラーマ。その後、ラーマはビームを守るために選んだ行動によって、隠していた本当の正体が暴かれ英国政府に投獄されてしまう。一方、ビームは仲間たちとの逃亡中、偶然、ラーマの許婚シータと出会い、ラーマが成し遂げようとした“ある大義”を知ることに。ラーマの救出に向かったビームだが、ラーマは足を負傷し歩くこともままならない。檻を破ったビームは、ラーマを自身の肩に乗せ、驚異の戦闘スタイル「友情合体」を完成させ大軍勢の看守を相手に「奇跡の肩車無双」で脱獄を試みる!同時に解禁された場面写真でも、「合体」した2人が空を飛び、敵を撃ち、地を駆ける、映画史を覆す前代未聞、史上最高密度のバディ・アクションシーンが写し出されている。この「世界最強の肩車」シーンの誕生には、インド映画最高傑作『SHOLAY(邦題:炎)』(75)が描く、主人公が肩車でサイドカーを走らせる名シーンへのオマージュも感じられるが、ラージャマウリ監督は2人の対称的な個性を持ったヒーローの友情と信頼というテーマは、インドの叙事詩「マハーバーラタ」をはじめ、古くからインドに伝わる様々な物語から触発されたという。また、「期待してくれているファンの方々の希望を壊さないような作品を作りたい気持ちはありますが、ファンの愛だけに応えていると、ずっと同じ映画を作り続けることになります。そこは、自分で意図的に、よりエキサイティングで、よりわくわくするようなアクションを生み出し、同じような作品を作らないことも意識しています」とコメントし、常に新たなアクションと新しい物語を作る努力とストイックな姿勢で「インドの物語をもっと世に拡げたい」という熱い想いを寄せた。サイン入りポストカード本作の大ヒットを記念して11月4日(金)より、第二弾入場者特典として、ラージャマウリ監督のサイン入りポストカードが配布される。(※全国限定40,000枚。無くなり次第終了)『RRR』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2022年10月31日現在絶賛公開中の映画『RRR』の舞台挨拶のため、S・S・ラージャマウリ監督とビーム役のNTR Jr.さん、ラーマ役のラーム・チャランさんが来日。忙しい舞台挨拶の合間を縫ってインタビューさせていただきました!監督と主演2名の貴重なインタビューが実現!左から、NTR Jr.、ラージャマウリ監督、ラーム・チャラン。−−舞台挨拶で日本のファンのみなさんとお会いしていかがでしたか?ラージャマウリ監督以前に『バーフバリ』シリーズで来日した時も感じたことなのですが、みなさんの驚くほどの愛と熱量には毎回圧倒されます。本編をご覧になった後のみなさんのリアクションを見ていると、私の映画をよく理解してくださって、とても気に入ってくださったんだろうなというのが感じられてうれしいです。NTR Jr.私とチャランさんは日本に来るのは初めてだったので、初めて訪れる国で、それも単に観光で来たのではなく現地のファンの方と会うというのは、正直少し怖いところがありました。けれど、実際にファンの方と対面してみると、監督から話には聞いてはいたのですが、いい意味でショックを受けました。日本のファンのみなさんの反応が、本当に自分が外国にいるとは思えないくらい熱かったんです。インドのファンと比べて勝るとも劣らない、愛情の大きさは勝っていたかもしれませんが、本当にあたたかくて、謙虚さを感じるものでした。この経験は国に大事に持ち帰って、永遠に語り継ぎたいと思います。ラージャマウリ監督−−舞台挨拶で日本のファンが『RRR』に熱狂する様子を直接、目の当たりにされたということですね。ラージャマウリ監督『バーフバリ』シリーズと今回の『RRR』の公開はちょうどコロナ前と後という時期にあたり、作品に求められるものも少し異なっていたのではないかと思います。みなさんが何か大きなアクションを求めていたところ、『RRR』はそういったニーズにまさにぴったりな作品だったんじゃないでしょうか。私がこの作品のテーマとして掲げていたことは2つあって、1つは世界中で共鳴するであろう友情です。これに関してはおそらく言語を越えて人に伝わるものであって、地域や文化といったものを超えて人々がつながれる、共感をもてることだと思います。2つ目は、人々を搾取したり抑圧する権力への抵抗です。インドの場合は植民地であったことで長年苦しめられていました。どの国にもそういった権力の下で苦しんだ時期があると思いますし、だからこそ日本でも多くの方に響くのではないかと思います。ラーム・チャラン−−監督は以前にも日本に来られていますが、NTR Jr.さん、ラーム・チャランさんは今回が初来日です。来日中に面白い出来事はありましたか?ラージャマウリ監督前回の来日では日本のオーディエンスのみなさんの反応に圧倒されました。『バーフバリ』が世界中で愛され、韓国、ヨーロッパ、アフリカを映画祭などでまわり、もちろんどの国でも受け入れていただきましたけれど、日本での受け入れ方は他とはまったく別格だったんです。これに関しては説明しても理解されないと思うので、実際に体験してもらうのが一番だと思って、今回はこの2人を日本に連れてきました。舞台挨拶ではファンのみなさんのことも見つつ、ひそかに2人を観察していたのですが、もうあと1~2分ファンのみなさんと過ごす時間が長かったら、絶対に泣いていたでしょうね(笑)。ラーム・チャランそうですね。特に川崎チネチッタで前列のほうに座っていらっしゃった方は、マスクをしていても目を押さえていらっしゃるのが見えて、感じるものがありました。私も日本に来る前に『バーフバリ』シリーズで監督が来日された時のことをいろいろ聞いていましたが、やはり自分の目で実際にそういったファンの方の姿を見ると本当に心に響くものがあって、もう少しあの場にいたら、私もきっともらい泣きしていたと思います。ラーム・チャラン−−お2人にとって『RRR』はどんな作品ですか?印象深いシーンやポイント、撮影中の出来事があれば教えてください。ラーム・チャランこの映画の中でもっとも美しいと思うのは、ビームとラーマはおたがいの存在なくしては成立しないということです。ラーマはビームがいなければ自分の使命を全うできなかったでしょうし、それはビームにとっても同じことですよね。おたがいに必要不可欠な存在であり、おたがいに補い合うことができるという点が美しいと思います。NTR Jr.私にとって『RRR』は作品そのものが本当に思い出深く、それだけ特別な経験だったので、何かひとつを選ぶというのはとても難しいですね。私とラームは実際にも長年の友人で、ラージャマウリ監督ともそれぞれ一緒に長く仕事しています。俳優という職業はさまざまな調整を必要とするものですが、ラージャマウリ監督はいつも大きな課題を投げかけてくれるので毎回必ず驚かされますし、私としては逆に「次は何が来るのかな?」と楽しみにしているところがあります。試されてるな、という感じですね(笑)。このビームという役柄は、純真な子どものようである一方、傷つきやすい側面ももっています。自分の領域であるジャングルでは堂々としているけれど、一歩町に出るとどうしていいかわからない、というところがありますよね。今のような時代に、ビームみたいにナイーブで純真な人物はなかなかいないと思うんですよ。なので、このビームという役を演じるにあたっては監督の色に染まるというか、期待に応えるということを念頭に置きました。そしてラージャマウリ監督は、いつも私たち俳優が役に近づこうとするのを助けてくれる人です。NTR Jr.−−長年の友人であるお2人だけが知っているおたがいのいいところ、ウィークポイントがあれば教えてください。NTR Jr.チャランさんは共演者としては相手役をサポートしてくれる、本当に素晴らしい俳優だと思いますが、私が演技をしている時はしょっちゅうからかってきて、集中を妨げてきます(笑)。それで監督に文句を言っても、監督は何もしてくれないんですよ!ラーム・チャランタラク(NTR Jr.さんの愛称)のいいところは、一緒にインタビューを受けていると僕が答える必要がないところ(笑)。僕と監督への質問も彼が一人で答えてくれるからすごく楽ですね。NTR Jr.いや、それはだって君が…。ラーム・チャランそして先ほど僕に対して言っていた、撮影中に邪魔をするというのは彼こそが僕にやっていることなんですよ。NTR Jr.これに関しては、どっちが正しいかはラージャマウリ監督に聞いてみたらわかると思いますよ。ラーム・チャランほらね、見たでしょう?僕への質問なのに、彼が答えようとしていますよね(笑)。NTR Jr.と、監督!−−監督、正しいのはどちらですか?ラージャマウリ監督2人とも私の撮影の邪魔をしてました(笑)。舞台挨拶の合間に行われたせわしないインタビューにも関わらず、お三方ともにこやかに答えてくれました。実際にも長年の友人なだけあって、最後にはおたがいのインタビューの答えに茶々を入れ合い、そんな2人をラージャマウリ監督があたたかく見守る、という構図が印象的。その後も和気あいあいとした雰囲気で撮影が行われ、ananweb恒例のスペシャルショットもバッチリいただきました!Information映画『RRR』1920年、イギリスの植民地下にあったインドで2人の男が出会う。英国軍にさらわれた少女を救おうとジャングルからやってきたビーム、そして英国政府の警察となり周囲に自分を偽りながら密かに自らの大義を果たそうとするラーマ。2人の男の友情と戦いを、『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』の二部作で世界に旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督が熱く描く。監督・脚本:S.S.ラージャマウリ原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード音楽:M.M.キーラヴァ―二出演:NTR Jr./ラーム・チャラン原題:RRR/2021年/インド/テルグ語、英語ほか/シネスコ/5.1ch日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:山田桂子応援:インド大使館配給:ツイン©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.※予告編URL次ページ>>ラージャマウリ監督とNTR Jr.さん、ラーム・チャランさんの画像特設ページはコチラ写真・泉山美代子 文・尹 秀姫
2022年10月31日『バーフバリ』シリーズを生み出したS.S.ラージャマウリ監督が贈る最新作『RRR』がついに日本公開。洋画興収第1位(10月22日-10月23日)を獲得し、公開3日間では日本国内で公開されたインド映画オープニング興収歴代1位を記録した本作から、息ピッタリの高速ダンスシーンが解禁となった。先週、公開初日にはラージャマウリ監督とW主演を務めたインドのスーパースター俳優NTR Jr.&ラーム・チャランが登壇し来日舞台挨拶を実施。約500人の熱狂的なファンが劇場に集結し、監督や初来日となった2人のトップスターを熱烈に歓迎した。公開3日間で国内公開インド映画の歴代オープニング興収を塗り変えた本作。この3日間の記録は約2年にも及ぶスマッシュヒットを記録した『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』のオープニング興収の約4倍。公開初日にはTwitterトレンドに“RRR”と“インド映画”の2つがランキング入り。SNSでも「常に想定を5倍上回る凄い事態と凄い絵面と凄いアクションが凄い密度で3時間続く超ド級エンタメ。地球最強の映画と呼ばざるをえない」「全細胞が震える肉弾戦とストーリーの高揚感が凄まじい。近年稀に見る大大大傑作」など、熱量と濃度の高い書き込みに加え、まさに本作を“全身で浴びてきた”エネルギー燃焼系コメントなど、本作ならではの感想が上がっている。この日本での大ヒットを記念し、本編の中でも大反響を呼ぶ超高速ダンス「ナートゥダンス」シーンが解禁。イギリスの総督に連れ去られた村の娘の奪還のため、首都デリーに潜伏しているゴーンド族のリーダー・ビーム(NTR Jr.)と、ある“大義”を胸に秘め、英国政府に忠誠を誓う警察官ラーマ(ラーム・チャラン)。2人は少年の命を救う運命的な出会いによって、友情と信頼を深めていく。そんなある日、ビームはあるきっかけでひと目惚れした白人女性を助け、そのお礼にイギリス総督府で開催される社交クラブのパーティーに誘われる。解禁された映像では、ラーマとビームがそのパーティーに参加し、心躍る歌とハイレベルの激ムズダンス・ナートゥダンスをキレッキレに披露している姿が収められている。インドでも1・2位を争うほど、ダンスの巧さに定評がある2大俳優が作り上げたシーンだけあって、心躍る歌はもちろん、息ピッタリの高速ダンスを披露。このダンスは、インド映画のダンススタイルに乗っ取って作られており、『マガディーラ 勇者転生』(09)、『バードシャー テルグの皇帝』(13)、『バーフバリ 王の凱旋』(17)など、数々のヒット作品で華麗なるダンスを手掛けた振付師プレム・ラクシータが担当した。ラージャマウリ監督は「主演の2人の振り付けがズレることなく、ピタッとあってシンクロしている姿をみせたかったです。1人が手を動くしたら、もう1人の手も同じ高さで手をあげ、その姿が同じアングルで収まってほしい。すべてを同じようにみせたかったです。2人はダンサーでもあるので、ステップはすぐパパッとできるようになりました」と語る。「しかし、全く同じように踊るというのは、ものすごく難しくてチャレンジだったと思います。そのため、撮影に入る前、その後リハーサルセットでも練習を繰り返し、毎晩トレーニングをして撮影本番に備えていました」とダンスシーンの誕生秘話を明かし、「単なるダンスシーンを入れて『いいね、よかったね』だけではなく、このシーンに至るまでのストーリーと共に、感情を伝えて(観客に)喜んでもらいたい、それが、このダンスシーンで成し遂げたいことでした」と、このシーンに込めた想いを伝えた。また、本作の撮影はインドをはじめ、オランダ、ブルガリアなど世界を股にかけて行われ、今回解禁となったミュージカルシーンは、ウクライナの<マリア宮殿>で撮影されていたそう。陽気な歌と笑顔で踊るシーンでありながらも、ダンスを魅せるだけではなく、物語のなかでも重要な展開が含まれている。そんな本作に、ゲームクリエイターの小島秀夫は「“ナートゥ”の踊りでは『雨に唄えば』のジーン・ケリーとドナルド・オコーナーのあのタップシーンを思い出した」とコメント。『るろうに剣心』シリーズなど日本のアクション映画を牽引する大友啓史監督も「前作『バーフバリ』はまさかこの映画のためにあったのか。(中略)メガトン級のケレン味の渦は、インドの大地の熱い鼓動となって海を渡る」と語っている。『RRR』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2022年10月25日日本で『バーフバリ』旋風を巻き起こしたS・S・ラージャマウリ監督の最新作『RRR』がいよいよ日本に上陸する。イギリスの支配下にあるインドで、民衆のために立ち上がった2人のヒーローを描いた本作で監督が描きたかったものとは?インドにいるラージャマウリ監督にオンラインでインタビューを行った。故郷の対立を憂い、パンデミックも乗り越えて作られた偉大なる大作!−−『バーフバリ』の世界的なヒットがあり、次作としてインドの歴史を描いたこの作品を世に放つということで、監督にもいろんな想いがあったと思います。『RRR』の構想はいつ頃から考えてらっしゃいましたか?構想自体はある意味、少年時代からあったと言えばありました。ですが、実在する独立運動の闘士を題材にしようという具体的なアイデアは『バーフバリ 王の凱旋』の公開からおそらく6、7か月くらい後に思いついたものです。私は子どもの頃から2人のヒーローが出会うというストーリーが非常に好きで、まったく異なる背景を持つ2人が出会い、彼らにいろいろなことが起こるという物語はとてもエキサイティングだなと考えていました。そしてこの映画の題材の元となる歴史上の人物はインド独立運動に身を投じた闘士なのですが、本当に偶然ではありますが、この2人は同じ頃に生まれています。さらにこの2人が20代の頃、2人とも3年ぐらい行動が不明な時期があるんですね。それから2人はまたそれぞれの場所に戻っていき、抑圧を受けている民衆に対して「武器を持って戦いに身を投じよ」と言って独立運動をリードしていくのですが、この2人は戦術というか、非常に似た部分があるんですよ。なので、もしこの2人が20代のその時期にどこかで会っていたとしたら?という物語をフィクションとして考えてみました。そしてその2人をスーパースターに演じてもらったらどんな作品になるだろうというのを、映画の題材としてあたためていました。さらに言うと、映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』で、南米を旅する青年が最後にはチェ・ゲバラになっていくというアイデアがとても好きで、この作品が私の頭のどこかにあったのだと思います。−−『RRR』の主人公、ラーマとビームにはそれぞれモデルとなる実在の人物がいるんですね。ビームの元となっているのはコマラム・ビームという実在した人物で、この方はテランガナにおける戦いをリードする人物でした。一方のラーマはアンドラ・プラデシュ州でイギリスに抵抗して戦っていた人物で、アッルーリ・シータラーム・ラージュと言います。ラーマが森で戦う時のオレンジの布をまとった神のようないでたちは、ラーマーヤナを想起させるという人もいますが、実際にラージュがこういったオレンジの袈裟を着て、弓を持って活動していたそうなんですよ。それがなぜなのかはちょっと不明なのですが、自分に追随する人たちをリードする立場のラージュが森の中からあの格好で出てくることで、人々を鼓舞しようとしていたのかもしれません。その点は謎として残っています。それぞれの故郷を出たこの2人の身に一体何が起きたのか、事実となる点と点を想像の線で結ぶように考えてみると、2人は故郷に戻って独立運動に身を投じるのですが、それより前に、おたがいに影響を受ける出来事があったのではないかと思ったんですね。コマラム・ビームが自身の地域にある水や土地は私たちに所有する権利があるのではないかという意識を持つに至ったのは、もしかしたらアッルーリ・シータラーム・ラージュの影響を受けたからではないかと。2人が独立運動をしていく中でおたがいの影響を感じる部分が多々あって、そういったところをこの映画のストーリーに盛り込みました。−−ラーマ役にラーム・チャラン、ビーム役にN・T・ラーマ・ラオ・ジュニア(NTR Jr.)を起用した理由はなんですか?ラーム・チャランはその瞳に悲しみであったり、心の嘆きだったり、いろんな感情を込めることができる俳優です。そういうさまざまな感情の動きを瞳に投影することのできる俳優だと私は感じています。NTR Jr.に関して言えば、彼にはとても真摯で無垢な印象を持っています。だから彼が演じるビームには、強いけれど、妹のような存在の幼い少女を思うと涙が出てきてしまうというコントラストがあります。強さとあたたかさを併せ持つ人物と言えるでしょう。この2人は炎と水であると考えていて、その要素にぴったり合う人物は、この2人以外には考えられませんでした。−−歴史上のIFを描いたこの『RRR』において、ラーマとビームという異なる背景を持つ2人が出会って、その一瞬の交差によって人生が一変するというところが印象的でした。この2人の男に監督が託したかった想いはありますか?私は本来、自身の視点やメッセージを登場人物や映画に投影するというよりは、キャラクターの説得力を念頭に置くタイプです。ですが、ここ数年の間に起きた出来事が私を非常に悩ませています。それは、私が住む州が2つに分裂してしまったことです。ここ数年はその状況に対する怒りがあります。同じ言語を話す者同士なのに、アンドラ・プラデシュ側か、それともテランガナ側かという対立が生まれてしまったんですね。そのことが本当に悲しくて、頭から離れませんでした。私たちは一つだよ、同じ人間だよということをどういうふうに伝えたらいいだろうかということをずっと考えていました。そして、『RRR』の主人公2人のモデルになった闘士たちはそれぞれアンドラ・プラデシュとテランガナの出身だったけれど、おたがいに尊敬しあう友達になったよということを作品として描くことで、現実に起きている問題を全面に出さずともメッセージとして伝えたいと思いました。−−『RRR』の制作期間は世界的なパンデミックが起きたタイミングと重なっています。コロナ禍で諦めざるを得なかったこともあったと思いますが、逆に、逆転の発想で克服できたことはありますか?このパンデミックはすべての人に影響があったと思います。『RRR』に関しても、約5割を撮り終えた後で一旦すべて中断するということになりました。1年後にまた再開したのですが、またすぐシャットダウンせざるを得なくなったり…。ですが、逆にそれが助けになりました。撮影を中断している間にCGを使う部分をいろいろ調整することができて、ビジュアルエフェクト面ではより完成度を上げることに時間を費やすことができました。お金は失いましたが、時間を稼ぐことはできたので、ある意味トントンですね。−−例えば動物たちが総督府を襲うシーンが豪華になったりしたのでしょうか?すべてのCGに対して手を加えたわけではありませんが、なかには撮った後で期待していたようにならなかったシーンがいくつかあって、そこは手を加えました。例えば、おっしゃったように総督府を動物たちが襲うシーンで、火のついたたいまつで虎の顔を殴るところがありましたよね。あそこの出来がいまひとつ納得できなかったのですが、撮影が延期になったおかげでCGに手を加えることができて、希望通りのシーンにすることができました。−−いろんなお話をありがとうございました。また日本でお会いできるのを楽しみにしています。こちらこそ楽しみにしています。Information『RRR』10月21日(金)全国公開監督・脚本:S.S.ラージャマウリ『マガディーラ 勇者転生』(09) 『バーフバリ 伝説誕生』(15)『バーフバリ 王の凱旋』(17)原案:V.ヴィジャエーンドラ・プラサード音楽:M.M.キーラヴァ―二出演:NTR Jr./ラーム・チャラン原題:RRR/2021年/インド/テルグ語、英語ほか/シネスコ/5.1ch/日本語字幕:藤井美佳/字幕監修:山田桂子応援:インド大使館配給:ツイン#RRRrrr-movie.jp©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.取材・文 尹 秀姫
2022年10月17日『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督最新作『RRR』より、本予告映像と本ビジュアルが解禁された。インド映画史上最高製作費7200万ドル(日本円で約97億円※1ドル=135円換算)をかけ、本国インドで爆発的な大ヒットを記録した本作。この度解禁となったのは、エネルギーがみなぎる本作の熱い男たちの友情と葛藤、そしてアクションが垣間見える本予告。ナレーションは声優や舞台俳優としても活躍する板倉光隆がを担当し、映像はビーム(NTR Jr.)が英国軍に捕らわれた少女奪還を誓うところから始まる。そして、鍛え抜かれた身体でサンドバッグをも破壊する程の圧倒的な力をみせる、英国の警察官であり、まさに内なる怒りを燃やす男・ラーマ(ラーム・チャラン)が登場。本来は敵対する立場にある2人が運命的に出会い、ともに時を過ごし信頼と友情を深めていく。しかし、それぞれ熱い思いを胸に秘めた2人は避けられない使命のため、それぞれの大義と誇りをかけ死闘を繰り広げていく…。豪華絢爛な宮殿での闘いや橋からの大がかりなダイブ、大自然の中でのバラエティあふれるアクションなど、これでもかという程、全細胞が沸き立つようなパワフルなアクションが詰め込まれている。そして、ビーム&ラーマのビルドアップされた身体から繰り出される肉弾戦や、野生の動物たちとの規格外のバトルにも注目したい。併せて解禁となった本ビジュアルは、ビームとラーマの2人が対峙し、友情と使命がぶつかるパワフルな仕上がりとなっている。『RRR』は10月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2022年09月01日『バーフバリ』シリーズ監督最新作『RRR』より場面写真が解禁された。1920年、英国植民地時代のインドを舞台に、互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となった男2人の友情と壮絶な戦いが描かれる本作。本年度のハリウッド批評家協会賞ではインド映画初となる最優秀作品賞にノミネートされ、今年を代表する大ヒット作『トップガン マー ヴェリック』、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』、『エルヴィス』をおさえ、批評家協会賞の作品賞部門見事第2位を獲得した。また、映画人らからも熱烈な支持を受け、「とんでもない最高のジェットコースタームービー!」と『ドクター・ストレンジ』監督のスコット・デリクソンがSNSでコメントすると、それに続けて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督、ジェームズ・ガンも「最高だった!」と反応。さらに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手掛けたルッソ兄弟のジョー・ルッソは「『RRR』のアクションは誰しもがすごい!と熱狂できる。物語の中心にあるのは深く重厚な友情の物語。言葉の壁を越え、世界中の人が共感できる作品だ」とパワフルなアクションはもちろん、主人公2人の熱い友情物語も本作が世界中の観客の心を鷲掴みにしている理由だと絶賛している。この度解禁されたのは主人公・ビームとラーマの熱い友情を感じるドラマティックな場面写真。燃え盛る海の上で互いの手を取り合う姿など超絶怒涛のアクションシーンから、一方は馬に、一方はバイクにまたがり荒野を共に駆ける姿、インド伝統の祭り「ジャンマシュタミ」でまるで子どものように楽しげに舞い踊る姿まで、男2人の出会いと共闘、そして鋼のように結びついた絆を感じさせる姿が写し出されている。『RRR』は10月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:RRR 2022年10月21日より全国にて公開警官の血 2022年10月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2022 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEEYANG FILM. All Rights Reserved.
2022年08月24日