●『日曜もアメトーーク!』は「非常に手応え」テレビ局が一斉に衣替えを行った秋の番組改編。10月からタイムシフト(録画)視聴率、それとリアルタイム視聴を加味した総合視聴率の計測もスタートし、新たな指標で視聴形態が浮き彫りとなっていた中、民放キー局の編成戦略を担う「編成部長」に、今回の改編の総括と今後の展望を語ってもらった。今回登場するのはテレビ朝日。午前中をはじめ報道・情報番組が好調の中、4月から土・日曜の21時台に新たなニュース番組をスタートさせるという、異例の改編を発表。同時に月~金曜の帯ドラマも創設させ、タイムテーブルを大きく動かし始めるようだ――。――昨年秋の改編で各局新番組を投入した激戦区の日曜19時台に、テレビ朝日さんは異例の週2回体制で『日曜もアメトーーク!』をスタートされました。こちらの手応えはいかがですか?10月クールは平均で10.9%となり、前のクールから2.7ポイント上昇しましたので、手応えを感じています。木曜23時台で放送してきた『アメトーーク!』は、これまでもゴールデンでスペシャルを放送すると、C層(4~12歳男女)やT層(13~19歳男女)の個人視聴率がすごく高かったので、23時台では見られない若い層を狙ってファミリーに見ていただけるように『日曜もアメトーーク!』を編成しました。ここまで狙った通りにこの層が取れだしているので、戦略に沿った形で来ているかなと思っています。――中学・高校・大学の通学路に看板広告を掲出されていましたし、これがズバッと決まった感じですね。視聴率は日テレの『ザ!鉄腕!DASH!!』に次いで民放2番手ですが、年末のスペシャルも5時間で13.5%という数字でした。まだ伸びしろは感じていますか?C層もT層も取れだしたので、それが学校とか仲間内で評判になっていくと、常時安定して2ケタを取れる番組になるのかなと思っていますので、これは非常に手応えを感じています。――この編成に伴い、『くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』が日曜19時から木曜19時に枠移動されました。こちらの状況はどうですか?日曜のときは前クール平均8.2%だったのが、10月クールは10.4%と、2.2ポイント上がりました。前番組の『いきなり!黄金伝説。』が上期で10%を割っていたのですが、ここから0.6ポイント上昇しています。木曜は20時から『科捜研の女』、そして10月は21時から『ドクターX~外科医・大門未知子~』があったので、ファミリーで子供からお年寄りの方まで見てもらうという狙いで19時を『黄金伝説』から『ハナタカ!』に切り替えたのですが、非常にいい流れになったと思います。――昨年春の改編でも、火曜だった『ロンドンハーツ』と、金曜だった『世界の村で発見!こんなところに日本人』を入れ替えて、縦の編成の流れを強く意識した改編をされました。肌感覚ですが、前に比べてザッピングは減っているかなという感触はありますね。――また、こちらも激戦区であります日曜午前帯でも『帰れまサンデー』『帰れまサンデープラス』をスタートされました。長年報道番組を編成していた時間帯で、視聴習慣をつけるのは大変かと思いますが…。10月クールは『帰れまサンデー』が3.3%で、『帰れまサンデープラス』は4.1%と、もちろん満足行く数字ではないのですが、前クールの上期平均が3.6%ですので、同水準という状況です。現在、日曜の朝に当たる企画を開発中で、最近では「珍しい自販機」など、家族で話題にできるような企画が出はじめましたので、これからもうちょっと見守っていきたいなと思います。――10月クールは『ドクターX』を筆頭に連続ドラマが好調でした。このクールはベスト5の中に、1位『ドクターX』、2位『相棒』、5位『科捜研』と3作品がランクインしました。新作ではないのですが、安心して視聴率が取れるシリーズものがきちんと入ってくれたなと思います。――2016年度上期の視聴率はゴールデンでTBSに並ばれましたが、下期に入って引き離していますよね。バラエティ改編の成功やこうしたドラマの好調が大きかったのでしょうか。そうですね、全体的な底上げができたかなと思っています。それに『グッド!モーニング』と『羽鳥慎一モーニングショー』も非常に数字を上げてきていますので、全日(6~24時)平均視聴率としても好調でした。――『グッド!モーニング』と『羽鳥慎一モーニングショー』は、前回(6月)の編成部長インタビューでも非常に好調だという話を伺いました。10月クールは『グッド!モーニング』『羽鳥慎一モーニングショー』、それに『じゅん散歩』の3つの帯番組が、自己最高の視聴率を更新しました。特に11月は調子が良くて、平日の8時から再放送枠が始まる14時までが6.3%で、日本テレビさんを抜いて民放トップだったんです。『羽鳥慎一―』は10月クール民放横並び1位になりまして、朝帯がいいと会社全体が活気付きますね。――好調と言えば、今年の正月三が日も、ゴールデン・プライムで2冠を獲得されました。『芸能人格付けチェック』(18.7%)、『相棒元日スペシャル』(17.3%)、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(15.3%)と、恒例の特番が今年も高視聴率でしたね。正直ホッとしました(笑)。ゴールデンは3年連続、プライムは9年連続です。『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』は今回で18回目だったんですけど、同じようなアスリートとの対決モノの番組が増えてきていますし、アスリートの選手もかぶったりしているので…。テレビ朝日も、『格付けチェック』を制作する朝日放送さんも、1年の良いスタートが切れるように準備して、いい結果が出たかなと思います。●長時間ドラマは今後も編成――今後のお話を伺っていきたいのですが、まずは1月クールの新ドラマが始まります。『相棒』と『科捜研』は継続しますが、木曜21時の『就活家族~きっと、うまくいく~』は、三浦友和さんが17年ぶりの連続ドラマ主演ですし、黒木瞳さん、前田敦子さん、工藤阿須加さんという4人で、今の家族像をきちんと描くことができればと期待しています。また、金曜23時台の『奪い愛、冬』は、鈴木おさむさんの脚本を、倉科カナさんをはじめ演者の皆さんがとにかく面白いと言ってくださっています。ものすごいスピーディーに進行していって、1週見逃したらどうなっているのか分からないくらいなので、毎週きちんと見ていただければ思いますね。――そして4月改編では、土・日曜の21時に『サタデーステーション』『サンデーステーション』という1時間のニュース番組を編成することを発表されました。近年でもかなり革命的な編成だと思うのですが、この狙いは?先ほども申し上げましたが、今テレビ朝日の報道・情報ベルト番組が非常に好調です。われわれの報道姿勢を視聴者の方に共感して見ていただいていると感じている中で、土日の21時からの長尺枠はずっと課題だったので、ここで生のニュース番組をやってみようということになりました。これで、月~金に『報道ステーション』があって、毎日プライムタイムにニュースが見られるという体制が整います。土曜は少し内容もカジュアルにしてテイストを変えます。土日を見ると1週間のことが分かる、そして次の1週間が分かるというような番組を作りたいと思っていますね。――これによって、『土曜ワイド劇場』の枠がなくなることになりますが、長時間のドラマは、今後どう編成していくことになるのでしょうか?長い間ファンの方にご覧いただいていますので、長時間ドラマは今後も編成していくべく、現在調整中です。――4月には、新しい月~金曜の帯ドラマとなる『やすらぎの郷』もスタートしますね。こちらは大人による大人のためのドラマを作ってみようということで、重厚な出演者の方に出ていただき、制作費もきちんとかけて制作します。脚本は倉本聰さんに書いていただいています。――民放の帯ドラマは、東海テレビ制作・フジテレビ系の昼ドラが昨年撤退したばかりですが、どのような考えで勝算を持ったのでしょうか?東海テレビさんの昼ドラとはターゲットが違い、こちらはあくまで“大人ターゲット”を狙っていきます。テレビ朝日は平日午後の『相棒』の再放送が先日も11%を取っていますので、昼間にストーリーものを見ていただくというのは手応えを感じているんです。そんな中で、新作のドラマを見ていただいて、「明日はどうなるんだろう?」と気になって次の日もチャンネルを合わせてもらうようなドラマを作っていきたいと思っています。――土日夜のニュース番組に帯ドラマと、4月改編は大規模なものになりそうですね。そうですね。これから新しい時代のテレビ局の形を出そうとしていく中で、2018年・19年を目指して改編を進めていく予定ですので、これがその第1弾となります。――10月からタイムシフト(録画)視聴率、総合視聴率の計測も始まりましたが、どのような番組が人気ですか?『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』といったアニメや、ドラマ、バラエティでは『アメトーーク!』『マツコ&有吉の怒り新党』のような明らかにコアファンがいるバラエティ番組のタイムシフト視聴率が、非常に高い数字ですね。――実際にタイムシフト・総合視聴率が出てくるようになって、どのように評価されていますか?テレビ局員には1人でも多くの方に番組を見ていただきたいというDNAがありますので、それがきちんと数字に出てくるのはホッとしています。これまでも、木曜深夜の『アメトーーク!』に関するTwitterのつぶやきが土日で急増するなど、肌感覚で録画視聴していただいていたというのはあったんです。"テレビ離れ"と言われていても、『ドクターX』の総合視聴率が30%を超えるということもあると、決して"テレビ離れ"ではなく、"リアルタイム離れ"だと思い起こさせてくれる、いいきっかけになったかなと思っています。(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)
2017年01月16日写真家の鋤田正義によるデヴィッド・ボウイ写真展「SUKITA meets BOWIE “SPEED of LIFE”」が、1月29日まで東京・渋谷のGALLERY X BY PARCOにて開催される。イギー・ポップやYMOなど、数々の著名人のポートレートや広告を手掛けてきた鋤田が、そのキャリアの中で最も多く撮影し、その名を世に広く知らしめるきっかけにもなったのが、昨年1月に逝去し、世界中に大きな衝撃と悲しみを与えたデヴィッド・ボウイ。鋤田は70年代からボウイを撮影し続けており、その写真は“デヴィッド・ボウイを象徴する姿“として、世界中で知れ渡っている。同展では、これまでに鋤田が撮影した、様々な時代のボウイの写真約40点を展示・販売。ボウイが来日した際に撮った写真など、あまり目にする機会のない貴重なカットも展示される。長きに渡って築きあげてきた鋤田とボウイの信頼関係があったからこその作品をたっぷりと楽しめる機会となっている。【イベント情報】「SUKITA meets BOWIE “SPEED of LIFE”」会場:GALLERY X BY PARCO住所:東京都渋谷区宇田川13-17会期:1月13日~29日時間:11:00~20:00入場無料
2017年01月15日肌の“生まれ変わり”をしてくれる「ターンオーバー」。これが乱れてしまっていると、ニキビやシミといったさまざまな肌トラブルの原因にもなるのです。そこでおすすめなのがターンオーバーを正常にしてくれるおすすめ美容「ピーリング」。今回は、初めてピーリングを使うという方に向けた、おすすめ使用法をご紹介します。ピーリング効果って?そもそも肌の生まれ変わり“ターンオーバー”を正常にしてくれる効果がある「ピーリング」ですが、具体的な効果を知らないという方もいるのではないでしょうか。・肌がツルツルになる・肌のトーンが明るくなる・ニキビ跡が薄くなるピーリングには、古い角質を取り除いてくれる効果があるので、これらの効果が期待できるのです。しかし、ピーリングという言葉を知っていても「実際使ったことがない…」という方もいるのでは?今までピーリングを使ったことがない人へ、早速、ピーリングの使い方をご紹介します。ピーリングの使い方①皮脂や汗が出やすいTゾーンから、ピーリングを塗っていきます。ポイントとしては、こするというイメージより、“指の腹でトントンと落としていく”ことを意識します。②肌が敏感なUゾーンは優しく行っていきます。③ピーリングをした後の肌はとても敏感。保湿をしっかり行いましょう。これらが基本的なピーリングの使い方です。次に初心者におすすめなピーリングもご紹介します。おすすめなピーリング①Cure/ナチュラルアクアジェル 250g 2,700円(税込)出典:@cosmeより肌に塗って、くるくる優しくマッサージするだけで、ジェルが古い角質(タンパク質、アミノ酸)と反応し、ポロポロと余分な角質を除去してくれます。肌を傷つけることなく優しいつかい心地で、ターンオーバーを促進してくれます。ピーリング初心者にもとっても簡単に使用することができるピーリング剤です。おすすめなピーリング②オルビス/アクアピーリングジェル120g 1,852円(税込)出典:@cosmeより化粧ノリの悪さ、肌のくすみなどをしっかりケアしてくれるピーリング。くるくるなじませるだけで肌に負担をかけずに、洗顔では落としきれていない、古い角質を除去してくれます。また、海洋深層水配合の水ベースと、アンズ果汁が配合されていることにより、ピーリング後の肌を、しっとりツルツルの触り心地でにしてくれるのです。おすすめのピーリング③スキンフード/ブラックシュガー パーフェクト エッセンシャル スクラブ2X210g 2,808円(税込)出典:@cosmeより古い角質をスルッと取り除くことができる、スクラブ。スクラブを使用したあとは、お肌がもっちりしていますよ。おすすめのピーリング④Remei/InBathPeelingGel250ml 2,138円(税込)出典:@cosmeよりこれを使用して、週1~2回マッサージするだで、簡単にポロポロと古い角質を除去してくれます。また、全身にも使えてシャワーで洗い流すことも可能。もちろん濡れた手、濡れた肌へもOKなので使い勝手が良く、おすすめです。おすすめのピーリング⑤クリニーク/セブンデイ スクラブ クリーム リンス オフ フォーミュラ93g 2,700円(税込)出典:@cosmeより洗い流せるクリームベースのきめ細かな粒子のスクラブです。これでスルスルッと洗うことで、スベスベなもっちり肌になります。さらに、透明感をも実現してくれるので、おすすめですよ!効果的なアイテムを使って、”つるつる美肌”を実現しちゃいましょう!※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません
2017年01月14日写真家・鋤田正義によるデヴィッド・ボウイの写真展「SUKITA meets BOWIE “SPEED of LIFE”」が、2017年1月13日(金)から1月29日(日)まで、パルコ・ギャラリーエックスバイパルコ(GALLERY X BY PARCO)にて開催される。大回顧展「DAVID BOWIE is」、写真展「“BOWIE : FACES”展」とイベントが続き、2017年よりファンの注目を集めているデヴィッド・ボウイ。「SUKITA meets BOWIE “SPEED of LIFE”」では、世界的写真家・鋤田正義の作品にフォーカスを当てる。イギー・ポップやYMOなど、数々の著名人のポートレートや広告を手掛け、ジャンル・国境を越えて今なお第一線で活躍し続ける鋤田。そのキャリアの中で最も多く撮影し、その名を世に広く知らしめるきっかけとなったのがデヴィッド・ボウイだ。70年代からボウイを撮影し続けた写真の数々は“デヴィッド・ボウイを象徴する姿”として世界中で知られている。今回は、鋤田の作品から約40点を厳選し展示。ボウイが来日した折に撮られた写真など、あまり目にする機会のない貴重なカットも並ぶので、ファンにはたまらない機会となる。【イベント詳細】鋤田正義デヴィッド・ボウイ写真展「SUKITA meets BOWIE “SPEED of LIFE”」開催期間:2017年1月13日(金)~1月29日(日)会場:ギャラリーエックスバイパルコ住所:東京都渋谷区宇田川町13-17入場料:無料■オープニングパーティー開催日時:1月13日(金) 19:00~21:00■写真販売・8x10インチ- 24,500円+税・16x20インチ- 187,500円+税・20x24インチ- 282,000円+税・30x40インチ- 375,000円+税※額装費、運搬費別途
2017年01月14日社会現象にもなった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に、人気シリーズの『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)など、ヒット作品が目立った秋ドラマ。新たな指標となる総合視聴率によって、より多くの視聴があったことも判明したが、この次のクールとなる冬の連続ドラマが続々とスタートする。連続モノは初回をチェックしないと継続して見ることが難しいが、視聴者は放送が始まる前の段階で、どのドラマを見たいと思っているのか。マイナビニュース会員に、冬の民放連続ドラマの中で期待する「一番見たいと思う作品」をアンケート調査したところ、草なぎ剛が主演を務める『嘘の戦争』(関西テレビ・フジテレビ系)が、見事1位に輝いた。○冬ドラマ期待度ランキング草なぎにとって、昨年末のSMAP解散から再出発となる同作品は、以前主演を務めた同局系『銭の戦争』(2015年1月期)のスタッフが再結集し、草なぎ演じる幼い頃に家族を殺された主人公が、天才的な詐欺師となって復讐(ふくしゅう)を果たそうとする姿を描くもの。今月6日に行われた制作発表会見で、草なぎは「ネガティブな話ではあるんですけど、どこか胸にジーンと来るところがあって、未来に希望が持てるような話になるんじゃないか」と作品への思いを語っていた。今回のアンケートでは、有効回答数1,982票中、得票率16.6%となる330票を獲得。これは、2位に1.5倍をつける圧倒的な期待度だ。その理由を見ると「草なぎくんの出演しているドラマが好きだから」(40歳男性)、「草なぎ剛のドラマは期待ができるから」(24歳女性)と、主演の草なぎに期待をかける声がダントツに多い。ほかにも「銭の戦争が面白かったから」(39歳男性)など、このシリーズを楽しみにしているファンの声も目立った。次いで2位に入ったのは、吉高由里子主演の『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)で、得票率10.9%と、こちらも2ケタに乗せた。同作は吉高演じる、女子会を繰り返す売れない独身脚本家・倫子が、厳しい現実にぶち当たりながら、恋に仕事に奮闘する姿を描くストーリーで、朝ドラ『花子とアン』以来3年ぶりのドラマ主演となる吉高への期待に加え、東村アキコの原作マンガのファンも多く、「マンガがかなり人気の作品だし、キャストの吉高由里子と大島優子が好きだから」(25歳女性)など、女性層からの支持が集まっている。そして3位は、草なぎと同じく、SMAP解散からの再出発となる木村拓哉主演の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)。プライドが渦巻く病院で繰り広げられるヒューマンラブストーリーで、竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信という豪華共演陣でも話題だ。主演ドラマはどれもヒット作となる木村だけに、「キムタクのドラマは全部面白いから」(49歳女性)というファン層の投票が圧倒的。それに加え、「SMAP解散後の初主演ドラマなので注目」(35歳男性)など、"SMAP解散後初"という話題性を理由に挙げる人が多かった。これは、同じくSMAPメンバーだった草なぎ主演の『嘘の戦争』への回答では見られなかった現象だ。この他、8位に入ったTBS系火曜22時の『カルテット』には、「面白かった前シーズンの枠だから」(50歳男性)と、『逃げ恥』がヒットした"枠"へ信頼感を寄せる意見も。"枠"と言えば、昨年は全作の平均視聴率が1ケタ台に沈んだフジテレビ系の「月9」だが、今クールの『突然ですが、明日結婚します』は、今回のアンケートでも17作品中12位という厳しい状況ながら、「月9は定番だから観ないとね!」(44歳男性)などといった声が多数寄せられており、やはりそのブランドへの期待は失われていないようだ。調査期間: 2017年1月5~8日調査対象: マイナビニュース会員有効回答数: 1,982名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2017年01月10日2016年の大晦日に放送された第67回紅白歌合戦は最高視聴率が40.2%を記録して話題となりましたが、皆さんは見ていましたか?SMAPの出場が期待されたり、ハーフタイムショーが新しく導入されたりと、放送前から何かと話題になりましたが、それが功を奏したのか、2016年に放送された番組で一番視聴率が高かったようです。しかし、そんな好調なデータの裏では、「歴代で一番つまらなかった」という声もチラホラ……。楽しみにしてたのに実際に紅白が始まってみると正直ガッカリしたという人は少なくないようです。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「第67回紅白歌合戦で一番ガッカリしたこと」について聞いてみました!●第67回紅白歌合戦で一番ガッカリしたことは?・1位:採点方法がおかしかった……22%(50人)・2位:ゴジラネタがつまらなかった……19%(44人)・3位:星野源と新垣結衣の「恋ダンス」がステージ共演ナシだった……13%(30人)・4位:司会がグダグダだった……13%(29人)・5位:SMAPが出場しなかった……11%(26人)・6位:大御所であるタモリをうまく使えてなかった……7%(17人)・7位:嵐が大トリだった……4%(10人)・8位:ガッカリしたことはない……3%(8人)・9位:ピコ太郎が出過ぎだった……3%(7人)・10位:宇多田ヒカルが中継だった……2%(5人)・11位:選曲が古いものばかりだった……1%(3人)※有効回答者数:229人/集計期間:2016年1月5日〜2016年1月6日(パピマミ編集部)●1位:採点方法がおかしかった『最後の採点、なにあれ?会場も視聴者も圧倒的に白組だったのに審査員の票でなぜか赤組の勝利……視聴者はもちろん、白組のアーティストは納得いかなかっただろうね』(34歳男性/IT)『完全に視聴者を無視した採点方法だったと思います。受信料払ってるのにこんなことってあります?』(31歳女性/専業主婦)第67回紅白歌合戦でガッカリしたこと1位は『採点方法がおかしかった』で22%(50人)という結果に!これはネット上でも大炎上していましたね。結果発表の瞬間、司会者・会場・視聴者全員がポカンとしました。そもそも紅白の採点方法が分からないという人のために、まずは第67回紅白歌合戦で使われた採点方法についてお話しします。採点の基準は大きく分けて、審査員票(11票)、視聴者投票(2票)、会場投票(2票)の3つで合計15票となります。このうち、視聴者投票と会場投票は【視聴者投票】・紅組……2,527,724票・白組……4,203,679票【会場投票】・紅組……870票・白組……1,274票となり、圧倒的に白組が勝利していました。これを見て紅組司会の有村架純さんも白組が勝つと思い込んでいたようですが、その後の審査員票で9人が紅組に入れたことでなんと紅組が逆転勝利。最終的な票数は、・紅組……9票(すべて審査員票)・白組……6票(会場投票+視聴者投票+審査員票)という結果に。単純な投票数だけで見ると150万票以上の差をつけて勝利していた白組が、審査員のたった9票で紅組に負ける という意味不明な決着となり、誰もが事態を飲み込めないまま放送は終了となりました。NHK側もいろいろ試行錯誤しながらこの採点方法にしたのだとは思いますが、これではあまりにも視聴者を無視した形に感じられますね。2017年の第68回紅白歌合戦では改善されているように期待しましょう。●2位:ゴジラネタがつまらなかった『せっかくゴジラネタを使っているのに、司会者とか出演者との息が合ってなくてめちゃめちゃ寒かった。とくに茶番をさせられたXJAPANがかわいそう』(41歳女性/販売)『武田アナの「ゴジラマイク!」でなんとか救われたものの、シン・ゴジラとのコラボはグダグダすぎた』(39歳男性/不動産)第2位は『ゴジラネタがつまらなかった』で19%(44人)となりました。今回の紅白は新しい試みが多くありましたが、映画『シン・ゴジラ』とのコラボもその一つですね。番組の途中でいきなり警報が鳴り響き、映画で主演を務めた長谷川博己さんが登場。『巨大生物対策本部、巨災対により、未確認巨大生物をゴジラと呼称する』と映画さながらの演出を行いました。また、渋谷方面に向かっているゴジラを止めるには“良質な歌”が効果的であることが告げられ、ゴジラの撃退は紅白出場歌手の手にゆだねられます。最終的にはX JAPANが自身の代表曲である『紅』を演奏してゴジラを凍結させることに成功します。この一連のコラボはなにかとグダグダな場面が多く見られ、終始「大丈夫かなこれ」という雰囲気が流れていました。しかし、この流れのなかで普段は真面目なイメージのある武田真一アナウンサーがPPAPを模して「ゴジラマイク!」と叫ぶシーンがあり、「こんな武田アナを見られるとは 」と大きな反響がありました。唯一救われた場面だったかもしれません。とはいえ、こんな斬新な試みをしたNHKのチャレンジ精神には拍手を送りたいですね。●3位:星野源と新垣結衣の「恋ダンス」がステージ共演ナシだった『SMAPが出ない以上、恋ダンスを楽しみにしてたのに残念だった!でもガッキーの照れたダンス見られたから結果オーライかな』(36歳女性/販売)『橋下マナミや土屋太鳳が出てたから、流れ的にガッキーでそうだったのに、出なくてがっかりした』(38歳男性/IT)第3位は『星野源と新垣結衣の「恋ダンス」がステージ共演ナシだった』で13%(30人)という結果になりました。2016年に放送されて大ヒットとなったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。エンディングに出演者が星野源さんの『恋』に合わせてダンスを踊る“恋ダンス”が評判になりましたが、今回の紅白にはその星野源さんが『恋』をひっさげて登場。審査員には共演者の新垣さんもいたことから、ネット上では「これはガッキーの恋ダンス見られるかも!」と期待が高まっていました。しかし、実際に演奏が始まると、ステージに新垣さんの姿はなく、星野さんが一人で歌っているという結果に。これには多くの人がガッカリしたようです。ただ、演奏の途中で新垣さんが審査員で“恋ダンス”を踊っている姿が10秒ほど流れたことから、「照れてる姿がかわいかった 」と別の意味で満足したという人が続出したようです。----------いかがでしたか?なんだかんだで毎年見てしまう紅白歌合戦。2017年の紅白はどういうものになるのか、今から楽しみにしておきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜11位)】第67回紅白歌合戦で一番ガッカリしたことは?()●文/パピマミ編集部
2017年01月09日映画、ドラマ、CMなどに次々と現れる美しきヒロインたち。モデルとして自分を磨きながら女優として主演作に挑んだり、話題のドラマから知名度を上げたりと、“酉年”2017年に羽ばたくヒロインたちにはどんな顔ぶれが揃うのだろうか?また、早くも話題の超大作や人気シリーズの“顔”に抜擢された、海外の若手女優たちにも迫った。■10代のネクストブレイク、キーワードは“姉妹”!?女優の平祐奈は今年、現在分かっているだけで1月28日(土)公開『キセキ ーあの日ソビトー』から人気イケメン・中川大志とのW主演作『ReLIFE リライフ』(4月15日公開)まで、6本もの出演作品が決定している。サッカー日本代表の長友佑都選手の“アモーレ”平愛梨の実妹として、その姉妹仲のよさでも知られる平さん。2011年、是枝裕和監督『奇跡』のオーディションに合格して女優デビューし、『紙の月』では宮沢りえの中学時代を演じるなど、着実に注目を集めてきた。今年は、『きょうのキラ君』(2月25日公開)ではドSな美少女、『サクラダリセット』前篇(3月25日公開)では“リセット”のために亡くなってしまう女子高生という物語のキーパーソンに、6人の最旬女子が勢揃いする『暗黒女子』(4月1日公開)では優秀だが負い目を感じている奨学生と、クールビューティなイメージをスクリーンでも発揮。一転、『ReLIFE』では、成績はトップだがコミュニケーション下手の不器用過ぎるヒロインに。また、NHK BSプレミアム「立花登青春手控え2」では溝端淳平と青春時代劇に挑戦し、大野智・主演『忍びの国』(7月1日公開)では政略結婚させられる姫さま役が決定しており、新境地を目にすることができそうだ。妹といえば、『君の名は。』でヒロイン・三葉の声を務めた上白石萌音の2歳下の妹、上白石萌歌にも注目。2011年に「東宝シンデレラ」オーディションで最年少のグランプリを獲得(姉の萌音は審査員特別賞)。NHKのアニメ「はなかっぱ」のオープニングテーマ「ス・マ・イ・ル」で歌手デビューを果たしているが、昨年は萌音さんとバトンタッチする形でミュージカル「赤毛のアン」で主人公アン・シャーリー役を務めて話題に。「午後の紅茶」の冬限定CMでは、Charaの「やさしい気持ち」を駅のホームで熱唱している少女としてもお馴染み。透明感あふれるその歌声は、萌音さんはとはまた違った魅力を放っている。昨年は『金メダル男』に出演し、今年は佐藤勝利(「Sexy Zone」)と橋本環奈の『ハルチカ』(3月4日公開)に吹奏楽部の実力派チューバ担当として出演する。CM上ではあるものの、“長女”深田恭子、“次女”多部未華子という豪華“姉妹”の三女を演じている永野芽郁も、幅広い作品が控えている。まず、初主演作『ひるなかの流星』(3月24日公開)では“イケメン先生”三浦翔平、“イケメン同級生”白濱亜嵐と贅沢な三角関係に!また、橋本愛&染谷将太という実力派と井の頭公園を舞台に贈る『PARKS パークス』(4月22日公開)、菅田将暉ら最旬男子の中の紅一点『帝一の國』(4月29日公開)と話題作に続けて抜擢。『ピーチガール』(5月20日公開)では、最強最悪といわれる“小悪魔”女子に。5歳から伸ばしていたというロングヘアをばっさりカットして、果敢に挑んでいる。「こえ恋」でドラマ初主演を経験し、先の大河ドラマ「真田丸」にも出演、若手女優の登竜門といわれる「全国高等学校サッカー選手権大会」応援マネージャーや「カルピスウォーター」のCMキャラクターも務めた永野さん。冬の定番CMとして人気を博した「アルペン」の新作シリーズでも愛らしい魅力を発揮しており、さらなるブレイクが近づいている。■人気モデルから日本映画のニュー・ヒロインに「ニコ☆プチ」「nicola」の“ニコモ”を経て、「Seventeen」専属モデルとして“王道”をゆく永野さんにとって、“先駆者”にあたる飯豊まりえは女優としてさらなる躍進の年となりそう。まもなく、出演ドラマ「嫌われる勇気」がスタート。中川さんと共演する“キュン泣き”ラブストーリー『きょうのキラ君』では、初めての恋に一生懸命になる少女ニノを熱演する。そして何と言っても、秋吉理香子原作の“イヤミス”実写化に清水富美加とW主演する『暗黒女子』だ。先日解禁された特報映像には、かつてない暴言をはく(!?)姿も収められており、期待が高まる。同作には清水さん、飯豊さんほか、平さん、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏と注目女子が集結し話題性十分。また、中島裕翔がラブストーリーに初挑戦した『僕らのごはんは明日で待ってる』のヒロイン、“年女”の新木優子は「non-no」専属モデルとして知られる。正統派美少女系ながら、中島さん演じる無口でネガティブ、でも一途な草食男子とは対照的な、超ポジティブで明るい女子をはつらつとして演じており、大きな注目を集めている。「ゼクシィ」をはじめCM起用も多く、ますます知名度を上げそうだ。知名度上昇といえば、「テラハ」製作陣のもと、連ドラ初出演にして初主演で伊藤沙莉と女の子同士のラブストーリーを演じた「トランジットガールズ」の佐久間由衣もその1人。「ViVi」専属モデルの彼女は、ドラマ放映中から「あの美少女は誰?」と話題となった。4月スタートのNHK朝ドラ「ひよっこ」では、有村架純演じるヒロイン・みね子の幼馴染み役で朝ドラ初出演。オーディションを勝ち抜き、自他ともに認める村一番の美少女で気が強く、女優を夢見ている…というイメージそのままの役どころをゲット。有村さんのように全国的なブレイクを果たすかもしれない。女優デビュー作の朝ドラ「あさが来た」で一躍注目を集めた清原果耶は、現在、「nicola」専属モデルとしても活躍。公開中の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』では小松菜奈演じるヒロイン・福寿愛美の“中学生時代”を演じている。そういえば、どことなく儚げでありながら、芯の強そうな雰囲気は小松さんとも相通じるものが…。神木隆之介を筆頭に奇跡のキャスティングといわれる『3月のライオン』(前篇3月18日公開)では、500人のオーディションを勝ち抜いて川本三姉妹の次女・ひなた役に選ばれており、やはり目が離せない存在だ。■ディズニーの新ヒロインからアクションに挑む新鋭まで要注目の女優たち海外に目を移してみると、まず、『アナと雪の女王』『ズートピア』と現代の新たなヒロイン像を提示してきたディズニー・アニメーションの最新作『モアナと伝説の海』(3月10日公開)に抜擢されたアウリー・クラバーリョが筆頭株だろう。“海に選ばれた少女”モアナの声優を数千人ものオーディションを勝ち抜いて射止めたアウリィは、モアナと同年代でハワイ出身。彼女が歌う主題歌「How Far I’ll Go」も話題を呼んでおり、まさに現代のシンデレラガールといえる。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のヒロイン・ティナに大抜擢され、世界的に人気上昇中なのがキャサリン・ウォーターストン。今後『ファンタビ』第2弾以降にも出演していくほか、今年はリドリー・スコット監督が手がける『プロメテウス』の続編『エイリアン:コヴェナント』(9月公開)で主人公に!来日時にベリーショート姿を見せていたのは、このためだったらしい。シガニー・ウィーバーが演じた伝説的ヒロイン、リプリーのような存在となるのか、期待が高まる。ショートヘアといえば、『バイオハザード:ザ・ファイナル』に出演しているルビー・ローズも要注目女優だ。Netflixドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」で知られる彼女は、これから、ヴィン・ディーゼルやドニー・イェンら豪華競演の『トリプルX:再起動』(2月24日公開)、キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』の続編、『ピッチ・パーフェクト』第3弾などに出演することが決まっている。また、少し前のアリシア・ヴィキャンデルのように、“ハリウッドで最もホットな女優”といわれているのが、ヘイリー・ベネット。『ガール・オン・ザ・トレイン』で強烈な存在感を発揮し、『七人の侍』&『荒野の七人』を原案にした『マグニフィセント・セブン』、全米を席巻した革新作『ハードコア』と日本公開作が続く。ほかにも、『高慢と偏見とゾンビ』『ネオン・デーモン』の注目美女ベラ・ヒースコートは、全米でバレンタイン公開される『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編『フィフティ・フェイズ・オブ・ダーカー』(原題)で重要なキャラクターを演じており、日本上陸が決まれば話題を呼ぶこと必至。『マレフィセント』で注目を集め、ティム・バートンの『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』に出演するエラ・パーネル、『メイズ・ランナー』から『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ヒロインに抜擢されたカヤ・スコデラーリオにも、熱い視線が注がれることになりそう。2017年に最も羽ばたく女子は、いったい誰になるだろうか…!?(text:cinemacafe.net)
2017年01月09日今年6月に日本公開予定の『ローガン』は、ヒュー・ジャックマンにとって『X-MEN』のウルヴァリン(ローガン)を演じる最後の作品になるという。しかし、その「最後」に「待った」を掛ける人物が…。それは『デッドプール』を演じているライアン・レイノルズだ。デッドプールはそもそも『X-MEN』のメンバーであり、ライアンとヒューは『X-MEN』シリーズで共演を果たしたこともある仲。そのため、ライアンはデッドプールとウルヴァリンのクロスオーバー映画の製作を熱望しており、いかにしてヒューに出演してもらうかを画策中のもよう。しかし、ヒューは「Variety」誌に「ためらっているよ。その映画がパーフェクトな出来になるのは目に見えているんだけど、タイミングがちょっと悪いよね」とあまり乗り気ではないことを語っている。10月にヒューが『ローガン』のポスターの写真をSNSに掲載したところ、すかさずライアンは「ポスターのローガンの手を握っているのは、僕の手だよ」とアピール。デッドプールの手にしては、子どものように小さすぎるので、実際は違うと見られる。ライアンは「どうしたらヒューの気持ちを変えられるかな。ヒューがあともう1作品、ウルヴァリンを演じてくれるなら、観客のみんなとの関係をうまく利用するよ!」と宣言。インターネットでのファンからの要望の声がヒューの決心を変えてくれるだろうと期待しているようだ。(Hiromi Kaku)
2017年01月05日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に出演し、一躍注目を浴びたアダム・ドライバーやジョン・ボイエガら「スター・ウォーズ」男子たち。また、『X-MEN』シリーズから派生した『デットプール』のライアン・レイノルズは、キレキレアクションやコミカルな演技で大人気となった。では2017年は、どんな俳優たちが映画界を席巻するのだろうか、“七人”のネクストブレイク候補に迫った。1人目は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場した“新生スパイダーマン”であり、ついに単独主演作『スパイダーマン:ホームカミング』が公開されるトム・ホランドだ。1996年生まれ、まさに弱冠20歳の英国俳優は、アメコミ界の重鎮スタン・リーをして「スパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめるほどの逸材だとか。アベンジャーズで最も若いヒーローとして、純粋で暴走しがちな正義感と、力を持つことの苦悩と混乱を抱えつつ敵と戦う、初々しいヒーロー像を見せてくれることだろう。その前後に、ブラッド・ピット製作の伝記アドベンチャー『Lost City of Z』(全米4月公開)の日本上陸もあればなおよし!また、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で重要なキャラクター、クリーデンス青年を演じたエズラ・ミラー。超高速移動のパワーを持つヒーロー“フラッシュ”として、2018年の単独主演作よりも先に『ジャスティス・リーグ』に登場する。1992年生まれのエズラは、これまで『少年は残酷な弓を射る』『ウォールフラワー』などインディペンデント系の作品に出演していた“アート系男子”の筆頭株。そんな彼が、アメコミヒーロー映画に出演すること自体が、もはや事件!? 日本をはじめ世界的ヒットとなった『ファンタビ』でさらなる人気を獲得しつつ、ひとクセある若手ヒーローとして大きな注目を集めそう。同じく大抜擢といえるのが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作にして第5弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウと関わることになる英国人兵士ヘンリー役のブレントン・スウェイツだ。1989年生まれ、現在27歳のブレントンは昨年、イケメン盗賊を演じた『キング・オブ・エジプト』のプロモーションで来日した際、五輪体操選手の“白井健三に似ている”と話題となった爽やかなルックスが目を引く。本シリーズでおなじみのオーランド・ブルームのように大ブレイクが期待されており、あの『マレフィセント』続編への再登場もうわさされている。さらに、ティム・バートン監督最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の主人公に抜擢された、次世代の英国男子エイサ・バターフィールドの成長も見逃せない。マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』で注目され、名作SF小説の映画化『エンダーのゲーム』でも繊細な演技を見せたエイサは、1997年生まれ、4月でついに20歳となる。背もぐんと伸び、青い瞳がいっそう大人びてきた(でもトトロは大好き)彼は、ティム・バートンの奇妙な世界の中でどんな姿を見せてくれるのか、乞うご期待。なお、2014年に主演した『僕と世界の方程式』(原題:X+Y)も1月28日より公開されるので楽しみ。そして、今年も「スター・ウォーズ」男子には要注目だ。まず、絶賛公開中『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にはディエゴ・ルナやドニー・イェン、マッツ・ミケルセンら人気どころが多数だが、帝国軍から逃亡してきたパイロット、ボーディー・ルック役のリズ・アーメッドの精悍なイケメンぶりも気になる!ジェイク・ギレンホール主演『ナイトクローラー』では冴えない助手、『ジェイソン・ボーン』では新進IT起業家を演じていた彼は、文才もあり、ラッパー・Riz MCとしても知られる。スターチャンネルにて放送中のクライム・サスペンス「ナイト・オブ・キリング失われた記憶」ではゴールデン・グローブ賞にノミネートも。Netfilxオリジナルドラマ「The OA」にも出演中で、今後も日本上陸作が出てくるかもしれない。少々気が早いかもしれないが、『ローグ・ワン』に続く2018年公開の「スター・ウォーズ」アナザーストーリー2作目にて、若きハン・ソロに大抜擢されたオールデン・エアエンライク(アルデン・エーレンライクとも)も、ぜひいまからチェックを。1989年生まれ27歳の彼は、学生時代にスピルバーグに見いだされ、フランシス・F・コッポラ、ウディ・アレン、『ヘイル、シーザー!』ではコーエン兄弟と名匠たちに愛されてきた。現在はウォーレン・ベイティ監督、リリー・コリンズ共演の『Rules Don’t Apply』(原題)、ジェニファー・アニストン共演の『The Yellow Birds』(原題)などが控える。過去には、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのピーターやハリーのオーディションを受けていたという彼は、日本での知名度はまだこれからだが、いよいよ花開くときがきたようだ。最後に、新旧スパイダーマン対決!…というわけではないが、アンドリュー・ガーフィールドにも再注目することをお薦めする。3部作になるはずだった『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは興行が振るわず、製作中止に。スパイダーマンに思い入れがあったアンドリューはすっかり意気消沈したといわれているが、今年は改めて、彼の演技力&役者魂を実感する1年となりそう。スコセッシ監督の渾身作『沈黙-サイレンス-』がまもなく公開、メル・ギブソンが監督を務めた戦争映画『Hacksaw Ridge』(原題/夏公開)ではゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞などにノミネートされており、アカデミー賞にもノミネートされる可能性大。さあ、2017年、あなたは誰に注目する?(text:cinemacafe.net)
2017年01月04日女優の新垣結衣が主演を務めたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』最終回(12月20日放送)の総合視聴率が、33.1%を記録したことが4日、分かった。同週の総合視聴率でトップの数字だった。従来のリアルタイム視聴率では、初回10.2%でスタートしてから、2話で早くも同局火曜ドラマ枠の歴代最高を更新してグングン伸び、一度も数字を下げることなく、最終回で20.8%を獲得。この最終回のタイムシフト(録画)視聴率も16.9%という高い数値だったことが判明し、2つを合算して重複分を除いた総合視聴率では、33.1%という記録となった。これは、同じ12月19週に放送されたすべての番組の中でトップの数字で、こちらも最終回だったテレビ朝日『ドクターX~外科医・大門未知子~』(リアルタイム視聴率22.8%)の総合視聴率も上回る結果となった。『逃げ恥』の愛称でブームを巻き起こした同作は、彼氏なしの森山みくり(新垣)と、恋愛経験なしの津崎平匡(星野源)が、妻=従業員・夫=雇用主となる"就職"という意味での結婚生活を描いたラブコメディ。大みそかの『第67回NHK紅白歌合戦』では、星野が主題歌「恋」を披露し、ゲスト審査員を務める新垣が、審査員席で恥ずかしがりながら"恋ダンス"の手振りを見せたことも話題となった。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2017年01月04日●カトパンから「いつも勉強」報道キャスターから12年ぶりにバラエティ界に復帰したフリーアナウンサーの古舘伊知郎に「有望だね、大注目だね」と言わしめた弱冠5年目の女子アナがいる。フジテレビの宮澤智アナウンサーだ。入社以来スポーツ番組を担当していたが、昨年からバラエティや情報番組にも本格進出。11月に始まった秋改編の目玉番組『フルタチさん』のロケで、大先輩の古舘に対して「本当におしゃべりが好きなんですね」とツッコミを入れたことが、前述の"大注目"評価につながった。しかし意外にも、元々しゃべることが苦手で、それを克服するためにアナウンサーの道に進むことになったという。そんな彼女の素顔に迫った――。――長い間『すぽると!』で深夜のスポーツニュースを担当され、10月から早朝の『めざましテレビ アクア』のキャスター(木・金曜担当)になりました。生活サイクルが大きく変わったのではないでしょうか?中学生の頃からずっと夜型人間で、勉強するのも夜中まで起きてやるタイプだったので、なかなか朝型生活ができてなくて、苦労しています(笑)――『めざましテレビ アクア』の日は、何時に出社されるんですか?2時半前には会社に来ています。本当は前の日の夜8時くらいに寝るのが理想なんですが、なかなか寝られなくて、担当前日の水曜日は休みなので、昼間に寝て夕方に起きて、少し仮眠してから出社してOAをやって、他の仕事が終わってからお昼以降に寝るというスタイルをとっています。――これまでずっと担当されていたスポーツ番組から、今回新たに挑戦されている情報番組で、違いを感じる部分はどんなところですか?スポーツ番組では、なかなか自分の話をすることはなかったのですが、情報番組だと私の日常を紹介するコーナーがあったり、スポーツ新聞の記事を紹介するコーナーでも、わりと意見をふんだんに盛り込んだりできて、自分の意思を話すことが多くなりましたね。――『すぽると!』のときは、進行の役割が大きかったんですね。そうですね。番組の尺がタイトで、一つ一つのコーナーをコンパクトに放送していましたので。――スポーツニュースは引き続き『スポーツLIFE HERO’S』を担当され、今年の夏はリオオリンピックを現地で取材されていましたよね。リオ五輪に行くというのは、入社してからの1つの目標だったので、貴重な経験をさせていただきました。感動した場面は本当にメダルの数以上にあるのですが、特に印象に残っているのは、体操男子団体の金メダルです。体操界の唯一無二の絶対王者の内村航平選手が、ずっとずっとほしかった団体の金メダル。仲間がいないと手に入れることができなかったメダルを手にして、表彰台の一番上で誰よりも大きく口を開けて、少年のように君が代を歌う内村選手の姿が忘れられません。――会場でインタビューもされて、どんな言葉が印象的でしたか?内村選手の「仲間に助けられた。5人で戦ってきて良かった」という言葉です。メンバー全員が内村選手の悲願のために思いを一つにして戦ってきた姿を、取材を通して見てきていたので、仲間と戦うことの素晴らしさを改めて感じましたし、念願のリオ五輪の取材でこんなシーンに立ち会えて、最高の夏になりました!――『スポーツLIFE HERO’S』では、アナウンサーの先輩である加藤綾子さんと共演されていますが、スポーツニュースでは後輩になりますよね。なにかアドバイスなどされているんですか?いやいやいや…(笑)。こちらの方がいつも勉強させていただいています。加藤さんは、初対面の方でも大御所の方に対しても、スッと懐に入り込むのが本当に上手だなと思います。インタビューではアスリートの方とグッと心の距離を縮めて安心させ、いい表情や深いお話を自然と引き出されるんです。私にはまだまだできないことで、その場の空気の作り方や進行面などは、すごいなと思うことばかりです。●古舘さんの懐の深さで、つい本音が…――情報番組に加え、10月からは『その原因、Xにあり!』で、バラエティのアシスタントを初めて本格的に担当されていますね。バラエティはバラエティでまた雰囲気が全然違います。芸人さんがいたり女優さんがいたり、そういった中で番組を作っていくというのは、スポーツや情報番組ではあまり経験できないことなので、とても新鮮です。――「声帯のたるみ」など、アナウンサー業にも役立ちそうなテーマが取り上げられています。日常の些細な行動で改善できることがとてもたくさんあるんだということに、毎回スタジオにいるみんなが驚いています。いつも家族みたいなアットホームな雰囲気で収録していますね。――番組の記者会見では、二日酔いが長く続くという悩みを明かしていましたが、お酒はよく飲まれるのですか?そうですね…学生の頃はよく飲んでいたなと思いますけど、今は仕事のことを考えてほどほどに。好きなのは、ビールと日本酒です(笑)――バラエティでは、『フルタチさん』で古舘伊知郎さんとロケに行ってますよね。初回放送でYahoo!ニュースのオフィスに行かれたときのことを、古舘さんがラジオで「宮澤ってアナウンサーに『古舘さんって本当におしゃべりが好きなんですね』って言われたんだよ。有望だね、大注目だね」とおっしゃっていました。その時は、古舘さんが最初に話していた話題から発展して、さらに発展して余談に行って、そこから本題に戻ってきて…という感じで、本当に話がどんどん展開されて、結構長い時間お話されていたので、もちろんお話は面白く勉強になることばかりだったのですが、ふと「これはいつまで話されるのかな…」と思って、ついその言葉を言ってしまったんです。――表情といい、タイミングといい、的確で見事なツッコミでした(笑)いやいや、そんなことはないです(笑)。古舘さんがアナウンサーの大先輩として偉大な方だということはもちろん知らないわけではないのですが、初めてお会いして打ち合わせをしたときや収録の合間など、いろいろお話させていただくうちに、素の自分でリラックスしても大丈夫というような安心感を与えてくださったんです。そういう古舘さんの人間力や懐の深さで、つい本音がポロッと出て、あの発言につながったんだと思います。――あと、「パソコンのマウスを両手で使う人、初めて見ました」ともツッコんでいましたよね(笑)あれは本当に衝撃的でした! ずっとメディアの第一線で活躍されていて、何でもできそうな古舘さんが、まさか両手でマウスを動かすとは思わなかったので、これもつい本音が出てしまいました。――先日はジャパネットたかたの本社にも一緒に行かれましたよね。前社長の高田明さんも出られたんですが、こちらもよくしゃべる方なので、2人のお話は白熱して本当にすごかったです。高田さんはしきりに「僕と古館さんはよく似ている気がするんだ」と話されていました。両方とも、話にいつ割って入ろうかと狙っている姿が印象的でした!――古舘さんがテレビショッピングに挑戦されていましたが、意外と緊張されていたのが印象的でした。本当にやりたくて、ものすごい準備をしてきたそうで、そのロケの間に古舘さんがポロッと「1つの仕事をやるのに、8割が準備、2割が本番」とおっしゃっていたんです。自分に置き換えて、それだけ準備ができているのかと自問自答しましたし、あれが2割だったらどんな準備をしてきたのか、それを全部出したらどんな世界が広がるのかというのを、ぜひ知りたいと思いましたね。●マツコ・デラックスにダメ出しされたい!?――そんな大先輩のアナウンサーから「有望、大注目」と期待をかけられています。古舘さんから「お行儀よくしているだけじゃダメなんだよ」とアドバイスをいただいたんです。ロケに同行させていただき、古舘さんが完璧な人に見えて実はちょっと機械が苦手でかわいい面があることをお伝えできたこと、そして視聴者の方と同じ気持ちになって「本当におしゃべりがお好きなんですね」と言えたことが、"お行儀よくしているだけじゃない"ということなのかなと思っています。――アナウンサーを目指すきっかけはなんだったのですか?もともとしゃべるのが苦手で、それを克服したくて、大学の放送研究会のアナウンス部に入ったんです。人前でも堂々としゃべれる人間になりたいと思って一生懸命やってきたので、就活の時期になって、これを仕事につなげていこうと思ってアナウンサーの試験を受けました。だから、毎日今でも葛藤しながらやっています。――尊敬するアナウンサーの方はどなたですか?先輩の青嶋達也アナウンサーです。青嶋さんって、その番組のシーンや求められることによって七色に声やキャラクターを変えられるので、映画『アラジン』に出てくる「ジーニー」みたいなんですよ! アナウンサーや人間としての心構えも教えてくださる方で、ある日アナウンス室でテレビを見ていたら、分からない地名があって、「なんて読むんだろう」と言ったら、ものすごく怒られたんです。「もし急に地震や事件・事故があったときに、そんなことでおまえは対応できるのか? アナウンサーなら分からなくて笑っている場合じゃない。今すぐ調べなさい」と。そのときは落ち込みましたけど、全くその通りのことを指摘いただいて、本当にありがたいです。――恵まれた環境を感じているんですね。今後一緒にお仕事をしたい人はいますか?マツコ・デラックスさんですね。すごく好きで、マツコさんの番組は結構見ています。お会いしたら「あんた、つまんないのよ」ってダメ出しされそうで怖いですけど(笑)、率直な意見を言ってほしいです。フジテレビでリオパラリンピックの番組もやられていたので、東京五輪に向けてスポーツ関係でもいいですし、一緒にお仕事させていただいて、学べる機会があったらいいなと思います。●宮澤 智(みやざわ・とも)1990年3月1日生まれ。埼玉県入間市出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、2012年にフジテレビジョン入社。1年目からスポーツニュース番組『すぽると!』のキャスターを担当し、現在は『めざましテレビ アクア』(木・金曜)、『スポーツLIFE HERO’S』、『その原因、Xにあり!』を担当。
2017年01月03日ワインも充実のステーキハウス「旬彩」肉汁滴る北海道黒毛和牛など厳選素材の炭火焼が自慢のステーキハウス「旬鮮」。世界各国のワインとのマリアージュも楽しめ、大勢でのパーティにもおすすめです。そんなときに盛り上がること必至なのは骨付きリブロースステーキ「アンガスビーフトマホーク1300g」!パウダースノーを求めて世界中から訪れるパワフルなスキーヤー&ボーダーも大満足の迫力です。“ステーキハウス「旬彩」営業時間:7:00~10:0017;30~22:00定休日:なし”出典:極上のネタに江戸前の匠・寿司処「風雅」独自のルートで仕入れたとっておきのネタを、江戸前の手わざで堪能できるのが寿司処「風雅」です。余市産塩水ウニは海苔を使わず、醤油をつけずにそのままの味をいただきます。ニシンやこぼれイクラなど北海道ならではの味覚にも感涙!舌の上でほろりと崩れるような繊細な握りに「人生初!」を連発してしまうはず。カウンターでの大将との会話もごちそうのうち。ネタについての知識が深まります。“寿司処「風雅」営業時間:17:00~22:30定休日:なし”出典:館内6店から選べるのが魅力そのほかブッフェレストラン「POP」、イタリアンレストラン「アラ・モーダ」、居酒屋スタイルの「炭火焼やん衆」、メインロビーのオールデイダイニング「アルパイン ブラッセリー」などALL北海道をテーマにした6店のレストランを展開。朝食も夕食もその日の気分に合わせて選べます。思いっきり滑ったあとはラグジュアリーなレストランで絶品グルメを堪能。トリビュートポートフォリオホテルのターゲット層であるModern Maverick=モダンな一匹狼も納得の選択肢の広さが魅力です。スポット情報スポット名:キロロトリビュートポートフォリオホテル北海道住所:北海道余市郡赤井川村常磐128₋1電話番号:0120₋34₋7111
2017年01月02日2016年12月、ついに日本上陸を果たした世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミックコンベンション2016」、通称「東京コミコン」。プレビューナイトを含め計3日間にわたり行われたイベントは、3万2,000人もの入場者数が発表された。初日には、アメコミファンとして知られる若手俳優・竹内涼真と、「スパイダーマン」「アイアンマン」「X-MEN」などマーベル作品の生みの親スタン・リー氏(御年93歳!)が開幕式典に参加して対談が実現。“アベンジャーズ”の一員、弓の名手ホークアイとして知られるジェレミー・レナーなども来日し、サイン会や記念撮影には長蛇の列ができていた。また、ワーナー ブラザースのブースでは、2017年冬公開の『ジャスティス・リーグ』特別映像が巨大モニターにて上映され、注目を集めた。アメコミ人気はいま、日本でも大きな盛り上がりを見せている。しかも2017年は、注目の新ヒーローが次々と登場し、大ヒット作の待望の続編も目白押し。そこで、年の初めにアメコミ界の2大巨頭マーベルとDCの怒涛のラインナップをざっと予習しておこう。■最強軍団“アベンジャーズ”に加わる異彩のヒーローたちまずは、2017年1月27日(金)よりベネディクト・カンバーバッチ主演の『ドクター・ストレンジ』が登場。すでに各国で公開されており、世界興収は6億ドルを突破。マーベルの単独ヒーロー第1弾作品としては、あの『アイアンマン』(’08)を超える特大ヒットを記録中、辛口で有名な映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも9割の高評価を維持している。天才外科医だった傲慢な男が交通事故で“神の手”を失い、人生を取り戻すために託した最後の望みが、神秘に満ちた魔術の力。観たこともない新しいパワーを身に着けたマーベル史上最もミステリアスなヒーローは、驚異の映像世界でどんな戦いを見せてくれるのか、期待大。もちろん今後は“アベンジャーズ”に仲間入りし、「マーベル・シネマティック・ユニバース/MCU」の一角を担っていく。『マイティ・ソー:ラグナロク(Thor: Ragnarok)』(原題)にも登場する模様で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の面々とともに宇宙を舞台にした『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(Avengers: Infinity War)』(原題/’18予定)にも参戦するという。また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の日本公開が、2017年5月12日(金)に決まった。宇宙一不運なトレジャー・ハンターで音楽好きのお調子者“スターロード”ことピーター・クイル(クリス・プラット)をリーダーに、宇宙一凶暴なアライグマの“ロケット”(声:ブラッドリー・クーパー)、セクシーな暗殺者“ガモーラ”(ゾーイ・サルダナ)、破壊王“ドラックス”(デイヴ・ バウティスタ)、そして「I am Groot.(私はグルート)」としか話せない動く木、“グルート”(声:ヴィン・ディーゼル)という、およそヒーローチームらしからぬ個性的な面々が再集結。同作のIMAX3D版の予告編が、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のIMAX版限定で上映されたが、前回の戦いで小っちゃくなってしまった“ベイビー・グルート”が大画面で大活躍。これが最強に「カワイイ!」ため、今年はベイビー・グルートに萌える女子が続出するはず。なお、マーベルのもう1つの有名シリーズ『X-MEN』からは、ヒュー・ジャックマンの代名詞的キャラ、“ウルヴァリン”のスピンオフ最新作『ローガン(Logan)』(原題)が6月に公開となる(全米公開3月3日)。ヒューがウルヴァリンを演じる最後の作品といわれており、ウルヴァリン最後の戦いを描くという。ローガンとは、あらゆる物質を切り裂く超金属の爪を持ち、ワイルドな風貌に孤高の魂を宿したウルヴァリンのもう1つの名前。映画は、彼自身のアイデンティティーにも迫っていくらしい。ウルヴァリンといえば、肉体再生能力を持ち、どんなキズもあっという間に治癒する“不老不死”のヒーローだったが、先日公開されたオンライン予告編では傷跡だらけの姿が衝撃的だった。2016年は『デットプール』にたくさん笑わされ、キュンキュンさせられたが、2017年はウルヴァリンことローガンの物語によって、泣ける『X-MEN』シリーズとなるのかもしれない。■女子人気の高い注目作が今夏に激突!?DCコミックスの実写映画化シリーズ「DCエクステンデットユニバース」でも最強といわれる、ガル・ガドット主演『ワンダー・ウーマン』が7月に公開予定だ。ガル演じるワンダーウーマンは、DCの2大ヒーローが激突した『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』で鮮烈なデビューを飾り、クールビューティな存在感と圧倒的な強さで観客を魅了、男女問わず絶大な人気を獲得した。本作では、女性だけの王国で暮らしていたダイアナ・プリンスの運命が、ある日、浜辺に不時着したパイロット(クリス・パイン)を助けたことによって大きく動き出す。自身の持つ大きなチカラに気づいた彼女は、初めて知る人間世界でどんな活躍を見せてくれるのだろうか?スーパーヒーローは、男性ばかりじゃない!コミック登場75周年を迎えた『ワンダー・ウーマン』には、もはや期待しかない。一方、マーベルからは2017年8月11日(金・祝)より、キャストや内容を一新して贈る『スパイダーマン:ホームカミング』が公開。主人公のスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるのは、20歳の新進英国俳優トム・ホランドだ。彼もまた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にてチーム アイアンマンの助っ人として初登場、その軽口やギーク(メカオタク)ぶりが話題を集めた。先日公開された予告編では、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)との親子のようなコンビネーションもバッチリの様子!?また、高校を舞台に、迷えるティーンエイジャーとしての一面も描かれるようで、ヒロインを務めるゼンデイヤをはじめとする若手キャストも楽しみ。■まだまだ続く豪華競演作!TVシリーズもぜひチェックさらに、バットマンやワンダーウーマンらDCのヒーローたちが勢ぞろいする『ジャスティス・リーグ』が冬に公開となる(全米公開11月17日予定)。『スーサイド・スクワッド』が悪党たちの大集団なら、こちらはベン・アフレック演じるバットマン/ブルース・ウェインが中心となるザ・正義チーム。バットマンが“特別なチカラ”を持ったヒーローを探し出し、究極のチーム=ジャスティス・リーグに勧誘していく。「東京コミコン」でも上映されていた特別映像では、無骨な海の王者アクアマン/アーサー・カリー(ジェイソン・モモア)にはむげなく断られていたが、フラッシュ/バリー・アレンは「友だちがほしいから」とノリノリの様子。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でもファンを増やしたエズラ・ミラーのフラッシュには、特に注目しておきたい。ジェシー・アイゼンバーグ演じる悪役レックス・ルーサーの登場も明らかになっている。ちなみに、2017年4月1日(土)からは、“レゴバットマン”を主人公にした『レゴバットマン ザ・ムービー』が日本上陸。ひと足先にスーパーマンやワンダーウーマン、フラッシュ、ジョーカーなどが集結するようで、実写バットマンとは正反対キャラ(?)のレゴバットマンの活躍もまた楽しませてくれそう。一方、全米で11月3日公開の『マイティ・ソー:ラグナロク』は、『シビル・ウォー』のバトルに参戦していなかった神の国の最強戦士ソー(クリス・ヘムズワース)が主人公となるシリーズ第3弾。極度の恐怖心や怒りから巨大なハルクへと変貌してしまうブルース・バナー(マーク・ラファロ)と競演し、宇宙でのバディ・ロードムービーのような作りとなるという。もちろんソーの弟ロキ(トム・ヒドルストン)も登場。オスカー女優ケイト・ブランシェットが悪役を演じるという点も気になる!最後に、TVシリーズにも言及しておきたい。マーベルは「エージェント・オブ・シールド シーズン3」や「エージェント・カーター シーズン2」などリリースが続くが、MCUの一環として映画にも関わる部分が多々あり、チェックしておくと映画の世界観がより楽しめる。「マーベル/デアデビル」「マーベル/ジェシカ・ジョーンズ」といった新機軸のTVシリーズとも、もしかすると融合を果たすかもしれない。また、DCコミックスのTVシリーズも「GOTHAM/ゴッサム」「ARROW/アロー」など、すでに高い人気を誇っている作品が勢ぞろい。つい先日、本国ではウェントワース・ミラー出演の「レジェンド・オブ・トゥモロー」と「SUPERGIRL/スーパーガール」「ARROW/アロー」に「THE FLASH/フラッシュ」の4作品が大規模なクロスオーバーを果たしたばかり。日本ではどんな形で登場するのか、楽しみにして待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2016年12月30日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが、きょう30日に予定されていた『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを欠席することになった。この日のリハーサルは、YOSHIKI以外の4人で実施する。YOSHIKIの公式Facebookなどによると、これは、現地時間29日に香港で行う予定だったコンサートが、プロモーターの不備によって開催中止となり、その代替となる無料コンサートを急きょ30日に行うことになったため。きょう30日のリハーサルは、YOSHIKI以外の4人で実施。同日予定されていた囲み取材は中止となった。本番放送日のあす31日にもリハーサルの日程が設けられているが、YOSHIKIの帰国後に再度リハーサルを行うかは、現在調整中だという。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月30日歌手のAIが29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。11年ぶり2回目の出場となるAIは、「前回よりは大人になったので、そのときよりは余裕のある感じがちょっとはあります」と落ち着いた様子。今回、au「三太郎シリーズ」のCMソングとして知られる「みんながみんな英雄」を169人のゴスペル隊と共に披露するが、歌合わせを終え、「すごく安心感があった。みなさんがいるだけで心強い」と語った。また、紅白に期待することを聞かれると、「X Japanさんが見られることがうれしい」と笑顔。「幼なじみが大ファンで、迎えに家に行くとずっと流れていた」と明かし、「後ろでそっと見たい。楽しみ」と期待を寄せた。AIの前には、桐谷健太が同じくau「三太郎シリーズ」のCMソングである「海の声」を歌唱するが、AIは「最高です」と感激し、「桐谷さんの曲も好きだし、そこからパワーをもらっていい感じでつなげていければ」と気合。さらに、「見ている人が楽しめるように、ハッピーになれるようにしたい」と意気込みを語った。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。出場歌手は紅組23組、白組23組の合計46組。昨年は紅組が4年ぶりに勝利し、通算成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日●綾瀬はるかの引き出す演技、前田敦子のリアリティ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)と『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)が華々しいフィニッシュを飾るように、2016年の連続ドラマが全て終了。今年は例年以上に、事件・医療モノ以外のジャンルが多く、なかでも恋愛モノが勢いを取り戻すなど、多くの作品が楽しませてくれた。ここでは、「朝ドラから深夜ドラマまで全作品を視聴している」ドラマ解説者の木村隆志が、一年を振り返るべく、「業界のしがらみや視聴率は一切無視」して、独断でTOP10を選んでいく。○10位 宇宙人が主人公のゲスくも爽快な異色作『ラブラブエイリアン』(フジテレビ系)いきなり超変化球のセレクトだが、知人のコラムニストたちが絶賛していたように、深夜2時台の放送にも関わらず、文句なしに楽しい作品だった。物語は4人のヒロインと手のひらサイズの小人宇宙人が出会うところからはじまる。「小さいが驚異的な科学力を持つ宇宙人が居候することになり、日本人の本質や問題点が明かされていく」という筋書きだが、至るところに笑い満載。まず事実上の主人公と言える宇宙人(CG)が見事に作り込まれていた。常に冷静沈着で、知能の低い地球人を見下しながらも、なぜかNASAに通報されることを嫌がり、極端に酒癖が悪く「地球滅ぼすぞ」を連発する宇宙人。合コン、初デート、出産、結婚、エッチなど、さまざまなテーマのトークで日本人の本音を暴いていく姿は、ゲスさだけでなく爽快感抜群だった。新木優子、森絵梨佳、太田莉菜、久松郁実という華のある次世代ヒロインに加え、桜田通、堀井新太、佐久間由衣らのブレイク候補たちも出演するなど、若手俳優を愛でる楽しさも。女優4人によるオープニングのゆるいダンスもド深夜にハマっていた。○9位 重いテーマに挑み、普遍的な光を見せた『わたしを離さないで』(TBS系)何より、「臓器提供」や「クローン」など連ドラ史上まれにみる重いテーマにトライした勇気に敬服。綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみという人気者をキャスティングした上で、過酷な運命を背負わせることで、胸の奥底から湧き上がるような感性あふれる演技を引き出していた。立役者は脚本家の森下佳子。「暗すぎて連ドラに向かない」と言われた原作を壊すことなく、わずかな光を与えながら、クライマックスまで導く筆致は見事だった。どんなに辛い状況に置かれた人でも、救いを求め、見い出すことができる。そんな普遍的なことにも関わらず見失いがちなことを再認識させてくれた。ながら見が多く、想像力を働かせたがらない現時点での視聴者にフィットしなかっただけで、見応えのある作品だったことは間違いない。秋の『砂の塔』が一定の成功を収めたのも、この作品を筆頭にシリアスなテーマに挑戦し続けてきた『金曜ドラマ』そのものによるところが大きい。裏番組の「ジブリ映画再放送連発」にも負けず、2017年も頑張ってほしいと心から応援している。○8位 共感とエールを込めた若者群像劇『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)韓国コミック&ドラマのプロットが良質なだけに、放送前は「いかに日本人の心に響く脚本・演出に落とし込めるか?」が注目されていた。ビジネスシーンのリアリティに疑問が残るシーンこそあったが、サラリーマンの心情描写は丁寧かつ繊細。中島裕翔、瀬戸康史、桐山照史、山本美月ら若手社員と上司が見せる1つ1つのやり取りに、彼らへの共感とエールを込めるような優しさが感じられた。かつては人気ジャンルだった「"若者たちの群像劇"というジャンルを選び、最後まで貫こう」という真摯な姿勢はもっと評価されてしかるべきだろう。ただ、視聴率は低かったが、クチコミや満足度の高さはトップクラスで、見た人には確実に魅力が伝わっていた。作品の世界観を形作っていたのは、遠藤憲一、山内圭哉、矢柴俊博、松田賢二、丸山智己、マギーら上司役の俳優たち。上司を写し鏡のようにして成長する若手目線から見ることも、上司の目線から見守ることもできる汎用性の高いビジネス作に仕上がっていた。ビジネス界を描いた作品は、リアリティを追求しすぎると、視聴者に息苦しさを感じさせることも多いだけに、ほどよい塩梅だった感がある。○7位 愛と政治をリンクさせ、前田敦子が開花した『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)恋愛依存症で二股を繰り返すヒロインに前田敦子がジャストフィット。デレデレに甘え、男を翻弄し、泣き叫び、ボロボロになる姿を見せたほか、揺れ続ける心境を吐露したモノローグは、妙なリアリティがあった。「誰かに愛されたい」「一人になりたくない」という女性が抱きがちな心境にフィーチャーしつつ、「愛と裏切りは切り離せない」というシビアな結末も選んだのも好印象。「政治の世界にも愛と裏切り」があることを巧みにリンクさせて、ヒロインを成長させる筋書きも絶妙だった。クロワッサンの食べ方や、ダルマをエッチにたとえるなど、細部のディテールにも遊び心満載。「深夜の昼ドラ」というキャッチコピー通り、ベッドシーンと愛憎劇が入り乱れる様子を30分間で描き切り、しかもオリジナル作品だったことは称賛に価する。「30分の深夜ドラマでもここまで作り込める」という事実を知らしめた意義も大きく、「今年最大の掘り出し物だった」と言ってもいいだろう。○6位 自由な脚本・演出で時代劇の可能性を広げた『ちかえもん』(NHK)「人形浄瑠璃の名作『曾根崎心中』の誕生と、作者・近松門左衛門の生涯を描く」という時代劇の可能性を広げるような野心作。スランプに悩みながらもひょうひょうとした近松と、まったく空気を読まず勘違いの多い渡来人・万吉の絡みは楽しく、松尾スズキと青木崇高が役にハマっていた。さらに、「アホぼん」の小池徹平、遊女の優香と早見あかり、竹本義太夫を演じた北村有起哉など、助演も人情と薄情が入り混じる軽妙さ。キャラ造形だけでなく、音楽や美術などにも自由さをまとわせることで、時代劇とは思えない異質な映像を作り上げた。なかでも、怒涛の展開でアッと言わせた最終回は出色。伏線の回収、オチのつけ方、映像としてのダイナミックさなど、誰もが納得できる心地よいフィナーレを飾った。『ちかえもん』はNHKならではの試みであり、結果として時代劇の可能性を広げたのは明白。脚本・演出の力に頼るところは大きいが、まだまだ時代劇には音楽の使い方や色気の醸し方など、さまざまな娯楽性が眠っているのではないか、と期待させてくれた。●『逃げ恥』視聴率倍増の理由○5位 大胆な緩急と、控えめなキャラクター造形が光る『べっぴんさん』(NHK)「戦前戦後の激動期を生きた女性実業家の一代記」という骨組みは、『あさが来た』『とと姉ちゃん』と同じ鉄板の成功パターン。しかし、フタを開けてみたら異例尽くしの内容だった。とりわけ驚かされたのは、第2週での超速展開。幼なじみへの初恋、失恋と姉の結婚、別の男性と結婚、妊娠と夫の出征、出産、終戦が、各1話ずつ描かれた。本来これらの過程は、登場人物の奮闘や悲劇をしっかり描いて、感情移入をうながす大切なパート。半年間もの長期間放送されるにも関わらず、わずか1週間で駆け抜けてしまったのは、その後の物語をできる限りじっくり見せたいからだった。『べっぴんさん』が本当に描きたいのは、戦争で多くのものを失った4人の女性が、1針1針コツコツと子ども服を縫い上げるように仕事や子育てと向き合い、絆を育んでいく姿。そのためには、女学生時代や戦争中のシーンに時間を割きたくなかったのだろう。ヒロイン像も異例だった。朝ドラのヒロインと言えば、明るく元気なキャラクターが多い中、すみれは「言いたいことすら言えない」控えめなタイプ。つまり、セリフに頼れないため演じるのは難しいはずだが、芳根京子は持ち味である感受性の豊かさを生かして、思いを絞り出すような熱演を見せている。引いては「『キアリス』の4人全員が、何者でもない普通の女性であり、力を合わせて地道に進んでいく」という展開は、近年ありそうでなかった古き良き朝ドラの定型に近いのかもしれない。放送は折り返し地点を越えたところに過ぎないが、現時点でも今年トップクラスのクオリティがあると言っていいだろう。○4位 バカリズムが"芸人脚本家"の可能性を見せた『黒い十人の女』(日本テレビ系)とにかくバカリズムの脚本に尽きる。連ドラデビュー作『素敵な選TAXI』は一話完結のファンタジーだったため、本格的な連ドラは初めてにも関わらず、さまざまな技を見せつけた。10人の女性を見事に色分けし、些細な言動1つで笑わせる小技から、徐々に濃度の高いものをぶっかける荒技まで縦横無尽。相関図を説明するためにカフェ店員を置き、その女性も不倫をしているなど、登場人物たちの交通整理とキャラ付けにぬかりはなかった。当初は「お笑いライブの集団コントみたいになるのでは?」なんて声もあったが、今年の芸能界最大のテーマである不倫を扱った上で、風刺もしっかり。「ただ笑わせるだけでない」連ドラとしての魅力を見せつけた。最大の副産物は、脚本の面白さに女優たちが躍動したこと。成海璃子、水野美紀、佐藤仁美、MEGUMI、トリンドル玲奈などが、近作の出演作では最高クラスの生き生きとした姿を見せ、希少な"女だらけの不倫コメディ"を作り上げた。コント作家だけに「結末のカタルシスが弱い」という課題がある気もするが、バカリズムがすでに一流の脚本家であることは明らか。これほど女性の気持ちが分かるのなら、月9で王道の恋愛ドラマにも挑戦してほしい。○3位 高品質の裏に、ドラマ界の課題を破る挑戦アリ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)秋ドラマの話題をさらった『逃げ恥』だが、あらためて振り返ってみると、ドラマ界が二の足を踏んでいた課題に挑戦していたことが分かる。第1に、さまざまな立場の人間を尊重すること。『半沢直樹』以降ドラマ界は勧善懲悪ムード一色になり、善悪をはっきりさせるのが当たり前になっていた。しかし、『逃げ恥』は、専業主婦、シングルマザー、独身アラフィフ、マイノリティーなど、あらゆる人の存在をほどよく尊重して、等身大かつ幸福感あるムードを作り上げた。第2に、みくりと平匡の恋愛スピードが、昨今ほとんど見られないほどスローだったこと。ハグやキス、一泊旅行などの小さな出来事で一話を使う展開は、80年代~90年代前半の恋愛ドラマを思わせるものであり、「少しずつキャラクターに肩入れしていく」という連ドラの醍醐味に満ちていた。ここ数年、ハイテンポや大きな事件を起こす作品ばかりになっていただけに、スローペースの楽しさを思い出させた功績は大きい。第3に、作品の質を上げるだけでなく、視聴者とのさまざまアタッチポイントを作ったこと。恋ダンスを筆頭に、自局情報番組とのコラボ、タイアップCM、クックパッドとの連動、横浜市との街めぐり企画など、「あらゆるところから視聴者を集めよう」という全方位PRを実現させ、見てもらうための努力を惜しまなかった。これまでも質の高い作品はあったが、『逃げ恥』の視聴率が初回から最終回で倍増したのは、こんな努力もあってのことだろう。新垣結衣と星野源らキャストはもちろん、脚本家、演出家、プロデューサーのすべてが機能したからこその大ヒットだった。○2位 すべての働く人を明るく照らし、俳優たちが力を見せつけた『重版出来!』(TBS系)普通のマンガ業界モノと思いきや、侮るなかれ。さまざまな立場の働く人々にスポットライトをあてて、仕事の楽しさと難しさを力むことなく描き出した名作だった。当初、黒沢心のスポ根型ヒロイン像に既視感を覚えたが、それでも押しつけがましさはなく、次第にそのピュアさで、彼女の周囲で働く人々を映すテレビカメラのような存在になっていった。特筆すべきは、脚本家の野木亜紀子が、先輩の編集部員に加え、漫画家、営業部員、書店員、デザイナー、アシスタントやアマチュアなど、それぞれの状況と心境を過不足なく抽出していたこと。今思えば、「1人1人の仕事をリスペクトして、フラットにスポットライトをあてよう」という姿勢は、2クール後に放送された『逃げ恥』大ヒットの下地となったのではないか。また、これまで「業界ドラマは面白くならない」と言われていたが、当作がどんな業界で働く人も共感できる作品に仕上げたことで風向きが変わり、他局だが『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』のヒットにつながっていたとしたら素晴らしい。その他、実在の人気漫画家に作画をオーダーするなど、細部の創意工夫にも抜かりなし。オダギリジョー、松重豊、安田顕、荒川良々、小日向文世、生瀬勝久、滝藤賢一、ムロツヨシら中堅・ベテランが品質を保証し、永山絢斗、高月彩良、中川大志ら若手が勢いをもたらしていた。あらゆる面で、工夫と努力が施された贅沢な作品だったと言える。○1位 日本が誇る年間ドラマの最高峰。三谷幸喜の執念を見た『真田丸』(NHK)力を入れて執筆に励む三谷幸喜の姿が目に浮かぶような作品だった。「歴史上の大事件なんてそっちのけ。すべては真田家の目線から」というスタンスは、明快かつ新鮮。「本能寺の変や関ヶ原の戦いをほとんど描かなくても大勢に影響ない」と、初めて気づかされた人は多いのではないか。その一方で、かの時代に生きた人々への思い入れは相当なものがあった。徳川家康や豊臣秀次などのステレオタイプな人物像を取り払った一方、きり、こうなどの歴史上に名の残らない女性にも愛情たっぷり。全般的に、男性に情けなさや醜さを加え、女性にたくましさやズル賢さを与えていたのはいかにも三谷らしい。そのため、主人公であるはずの信繁も無理にヒーロー然として描かず、終盤までは父の真田昌幸や豊臣秀吉らに主役のようなポジションを譲っていた。『真田丸』の魅力は数あれど、最大のそれは"年間ドラマ"であることに疑いの余地はない。ネットやスマホ、録画レコーダーなどの普及で、視聴者は移り気で飽きっぽくなった。実際、『真田丸』が放送された一年の間に、「PERFECT HUMAN」「ポケモンGO」「ピコ太郎」「君の名は。」が次々にブームとなるなどコンテンツの消費スピードが速くなり、1クールの連ドラでも8~9話で終わらせる作品が増えている。その点、一年間ドンと構えて全50話をじっくり見せる大河ドラマは異次元の存在であり、さらに続編やスピンオフが待望されているのだから、快挙という意味合いに近い。『真田丸』には、「日本には世界に誇る年間ドラマがある」ことを再認識させてもらえた。一年間楽しませてくれたことに感謝しつつ、来年放送の大河ドラマ『おんな城主 直虎』を期待して待ちたい。終わってみれば2016年のドラマ界も力作ぞろいで、ここで挙げた10作は好みの問題でしかない。実際、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)、『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系)、『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)、『世界一難しい恋』(日本テレビ系)、『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)、『夏目漱石の妻』(NHK)、『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系)、『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)など、エッジの効いた良作が多かった。未視聴のものは年末年始の休みを利用して、オンデマンドやDVDで視聴してみてはいかがだろうか。最後に、ドラマ制作のみなさん、俳優のみなさん、今年も1年間おつかれさまでした。2017年も「多くの人々を楽しませる」「心から感動できる」ドラマをよろしくお願いいたします。■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年12月29日●ドラマ界、次のトレンドは?この2カ月間くらい、どこへ行っても「秋のドラマは面白いね」と声をかけられた。いかにもドラマが好きそうな30~40代の女性だけでなく、10代や60代の男性からも言われるくらいだから、本当に多くの人々が見ていたのだろう。夏ドラマは、「全話2ケタ視聴率の作品が0本」という壊滅的な状況だったが、秋ドラマは『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、以下『ドクターX』に略)が平均20%超え、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』に略)の最終回が20.8%を記録。さらに、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系、以下『校閲ガール』に略)、『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系、以下『砂の塔』に略)、『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系、以下『IQ246』に略)も平均視聴率が2ケタを超えたほか、内容の評判も上々。テレビウォッチャーの満足度やクチコミサイトなどの評価も軒並み高かった。ここでは、「『逃げ恥』ブームに見る次のトレンド」「"連ドラらしさ"への回帰」「脚本家の新世代が台頭」という3つのポイントから検証し、21作を振り返っていく。今回も「視聴率や俳優の人気は無視」のドラマ解説者・木村隆志がガチ解説する。■ポイント1:『逃げ恥』ブームに見る次のトレンド『逃げ恥』ブームの理由は多くのコラムで書かれてきたので、ここでは今後のドラマ界に向けた影響について考えていきたい。『逃げ恥』の結末は、みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)だけでなく、アラフィフ独身の百合ちゃん(石田ゆり子)、シングルマザーのやっさん(真野恵里菜)、マイノリティの沼田(古田新太)ら、ほとんどのキャラクターが笑顔を見せて終わった。『逃げ恥』は、よく「悪者がいないドラマ」と言われていたが、とりたてて善人もいない。善悪ではなく、一人一人の生き方を尊重・応援するような世界観を作り、結果的に主題歌『恋』の歌詞にある「夫婦を超えていけ」を表現していた。今回の大ヒットは、『半沢直樹』(TBS系)以降続いていた勧善懲悪ブームが終わり、次のステージに入ったことを示唆しているのかもしれない。また、恋愛ドラマであるにも関わらず、さまざまな年代・性別・立場のキャラクターを並べて、あらゆる人々が入りやすい状態を作ったのは特筆すべきところ。加えて、情報番組とのコラボ、タイアップCM、恋ダンス、クックパッド連動などの仕掛けは、プロデューサーによる見事な"全方位プロジェクト"だった。あらゆるところから「お客さんを呼んで来よう」という妥協なきスタンスは、今後のドラマ界に影響を及ぼすだろう。もう1点ふれておきたいのは、"婚前同居""契約結婚"というコンセプト。どちらもドラマでも何度か描かれてきたもので目新しさはなく、極めてシンプルな部類に入る。より多くの人々を感動させるためには、「貴族の末裔」「旧約聖書『カインとアベル』」「タワーカースト」などの奇抜なコンセプトは必要ない、ということが明らかになった。■ポイント2:"連ドラ"らしさへの回帰『逃げ恥』は、「ハイテンポ」「小ネタ詰め込み」一辺倒になりがちなドラマ界の流れを止めてくれた。両家顔合わせ、ハグ、新婚旅行、キスなどの小さな出来事が一話ずつ進むスローな展開こそ、連ドラ本来の楽しさ。目先の視聴率を獲るためにテンポを速め、次々に大きな事件を起こすことに熱心だった制作サイドには、目から鱗だったのではないか。また、『砂の塔』が見せた「長編ミステリー&サスペンスの復活」も大きな意味がある。21世紀に入ってから長編ミステリー&サスペンスは低視聴率を理由に減る一方。「一話完結でスカッと解決」の作品ばかりになって久しいが、終盤右肩下がりの『IQ246』と、右肩上がりの『砂の塔』の差が、「もっと長編を見たい」という視聴者の声なのかもしれない。また、『カインとアベル』(フジテレビ系)、『逃げ恥』、『ドクターX』、『コピーフェイス~消された私~』(NHK)など、クリスマスウィークまでしっかり放送した作品が多かったのも久々。「幸せな気分で年越しできる」という秋ドラマに望まれる心地よい余韻を与えてくれた。■ポイント3:脚本家の新世代が台頭ドラマ業界では、「連ドラの脚本家は平均年齢55歳くらい」と言われるほど高齢化している。ベテランの頑張りはうれしい反面、取って代わる存在がいないのは大きな問題。しかし、制作サイドは、「若手を育てたいが、ベテランに書いてもらったほうが時間内で安定した作品を供給できる」というジレンマを抱えていたが、秋ドラマで光が見えはじめた。今秋は『逃げ恥』の野木亜紀子、『砂の塔』の池田奈津子、『IQ246』の泉澤陽子など2010年以降に連ドラデビューした女性脚本家たちがベテランに負けぬ仕事を披露し、芸人のバカリズムも、連ドラ2作目にして初の長編にトライ。『黒い十人の女』は本人いわく「長いコント」とのことだが、"芸人ならではの脚本"という可能性にあふれていた。今後もコントのプロたちによる"芸人脚本家"が増えるかもしれない。2017年は新旧脚本家のよい競争が見られるのではないか。秋ドラマはそんな来年への期待感を持たせてくれた。全作の全話を見た結果、秋ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、やはり『逃げ恥』。脚本・演出・俳優・仕掛けなど非の打ちどころがない仕上がりで、何かを言うとしたら難癖でしかない。『黒い十人の女』も負けない仕上がり。深夜放送ではもったいないほどバカリズムの脚本は質が高く、それに応えるべく女優たちが生き生きとした演技を見せた。男優では、連ドラ史上まれにみるバカとアクションを53歳にしてやり切った『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系、以下『ラストコップ』)の唐沢寿明と、徹底した映像美の中で異質な佇まいを見せた『スニッファー 嗅覚捜査官』(NHK、以下『スニッファー』)の阿部寛。女優では、ヒロインとして出色の華を見せた『逃げ恥』の新垣結衣と、破天荒なキャラ設定を自分のものにした『校閲ガール』の石原さとみを挙げたい。また、『逃げ恥』の星野源と石田ゆり子、『校閲ガール』の江口のりこと和田正人、『砂の塔』の松嶋菜々子、『黒い十人の女』の成海璃子と水野美紀ら助演俳優も大活躍。ダブル主演、トリプル主演に近いポジションで作品のレベルを引き上げていた。【最優秀作品】『逃げ恥』次点-『黒い十人の女』『校閲ガール』【最優秀脚本】『逃げ恥』次点-『黒い十人の女』【最優秀演出】『逃げ恥』次点-『校閲ガール』『ラストコップ』【最優秀主演男優】唐沢寿明(『ラストコップ』)次点-阿部寛(『スニッファー』)【最優秀主演女優】新垣結衣(『逃げ恥』)次点-石原さとみ(『校閲ガール』)【最優秀助演男優】星野源(『逃げ恥』)次点-和田正人(『校閲ガール』)【最優秀助演女優】松嶋菜々子(砂の塔)次点-成海璃子(『黒い十人の女』)【優秀若手俳優】佐野勇斗(『砂の塔』)久保田紗友(『運命に、似た恋』)●21作をガチ採点! 『逃げ恥』は?21作のひと言コメントと採点(3点満点)○『カインとアベル』月曜21時~フジテレビ系出演者:山田涼介、桐谷健太、倉科カナほか寸評:今年は恋愛路線を貫いてきた月9が最後に選んだのはビジネス。「一人の女性をめぐる兄弟の物語」ではないことに肩透かしで、シリアスな作風にしてはディテールがアバウトで、リアリティに欠けた。演技に取り組む山田の真摯な姿勢は感じられただけに、主演より一段ずつ階段を上らせたい。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』火曜21時~フジテレビ系出演者:吉田羊、相武紗季、伊藤蘭ほか寸評:医療ドラマの可能性を開拓すべく、「原因不明の難病」「手術をしない医師」というテーマを選択。エンタメ要素で『ドクターX』に勝てないのは織り込み済みだろうが、一話完結にこだわったためシリアスさもあと一歩。最大の誤算は『逃げ恥』大ヒットで、火曜21時への枠移動が裏目に出たこと。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『逃げるは恥だが役に立つ』火曜22時~TBS系出演者:新垣結衣、星野源、石田ゆり子ほか寸評:キャスティング、脚本・演出に加え、恋ダンスや番組コラボなどあらゆる面で「見てもらう工夫を凝らす」姿勢に敬服。老若男女の視聴者を集め、作品のパワーと波及効果を生み出していた。ラブコメ本来のスローな展開を視聴者に浸透させたという意味で、ドラマ界に与える影響は大きい。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆☆】○『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』水曜21時~日本テレビ系出演者:石原さとみ、菅田将暉、岸谷五朗ほか寸評:"お仕事ドラマ"としては雑な印象もあるが、ヒロインとファッションを楽しむための仕掛けがぎっしり。斬新な演出でプロモーションビデオのような軽さを生み出していた。1人1人の助演も効いていたが、ヒロインが苦悩するシーンをもう少し掘り下げたほうが、感動を得られたのでは。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『コック警部の晩餐会』水曜0時10分~TBS系出演者:柄本佑、小島瑠璃子、えなりかずきほか寸評:「1話30分のライトな刑事コメディ」というコンセプトに柄本がフィットせず、持ち味が出ていたとは言えなかった。そのためか、女優デビューの小島、笑いのメインに据えられたえなりも窮屈そうな印象に。深夜らしいB級感がほしい内容だが、マジメに作られていたのはスタッフの人柄か。採点:【脚本☆☆演出☆キャスト☆視聴率☆総合☆】○『ドクターX~外科医・大門未知子~』木曜21時~テレビ朝日系出演者:米倉涼子、岸部一徳、西田敏行ほか寸評:予想通りの横綱相撲。泉ピン子の投入以外は何も変わらず、PPAPなどの時事ネタを織り込みながら、これまで通りの内容で押し切った。「大門の手術が成功するのが分かっているため、周囲の敵が小物に見える」きらいはあるが、平均視聴率20%を獲れる唯一のシリーズだけに変える必要はない。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆☆総合☆☆】○『Chef~三ツ星の給食~』木曜22時~フジテレビ系出演者:天海祐希、小泉孝太郎、遠藤憲一ほか寸評:オーナーの食中毒偽装やテレビ取材などプロットに無理があり、序盤で視聴者の心をつかめず……。中盤から天海の魅力が発揮されはじめたが、給食問題に切り込まず、子どもたちとのエピソードもほとんどなかったのが残念。"三ツ星シェフ=天海"というカリスマ性に頼りすぎた感がある。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『黒い十人の女』木曜23時59分~日本テレビ系出演者:船越英一郎、成海璃子、水野美紀ほか寸評:10人の女性を書き分けるバカリズムの脚本が冴え渡った。ケンカがエスカレートして徐々に濃度の高いものをぶっかけ合うなど、コント師としての顔もしっかり。「みなさん大好物の不倫」というセリフ通り、ダメな人間を悪気なく笑い飛ばそうとしていた。今年の深夜ドラマナンバーワン。採点:【脚本☆☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆☆総合☆☆☆】○『石川五右衛門』金曜20時~ テレビ東京系出演者:市川海老蔵、國村隼、比嘉愛未ほか寸評:佇まいからセリフ回しまで、市川海老蔵そのもの。"海老蔵歌舞伎"の世界観をドラマに直輸入したような時代劇に驚いた人は多かったのではないか。「茶々が授かった子の父は五右衛門で、五右衛門の父も秀吉だった」という筋書きは面白いが、この枠にしては登場人物が多く盛り込みすぎの感も。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『砂の塔~知りすぎた隣人』金曜22時~TBS系出演者:菅野美穂、岩田剛典、松嶋菜々子ほか寸評:「ママ友いじめ」をエスカレートさせた序盤こそモタついたが、松嶋の怖さが発揮されてから一気に加速。壮絶な過去とハーメルン事件の両輪で、本格ミステリー&サスペンスの様相に。ただ、「犯人が最終回で初登場」という禁じ手を使ったのは疑問で、タワーマンションが舞台の理由も薄い。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『運命に、似た恋』金曜22時~ NHK系出演者:原田知世、斎藤工、奥田瑛二ほか寸評:脚本に北川悦吏子を据えただけあり、予想通りの大人向けファンタジーに。幼少時代のエピソード、難病、恋を邪魔する悪女などは既視感こそ強いが、徐々に女の顔になっていくヒロインに自分を重ねた女性は多かっただろう。ただ、それは裏を返せば「古い」と感じる人が多いということでもある。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『コピーフェイス~消された私~』金曜22時~ NHK系出演者:栗山千明、佐藤隆太、玉置玲央ほか寸評:「飛行機事故で間違えられて別人の顔に整形手術される」という外国ドラマのような設定に口をはさむのは野暮というもの。荒唐無稽な話をシリアス一辺倒でやり切るのがNHKの強みであり、それが2役を演じた栗山の技量を引き出していた。全6話でまとめて間延びしなかったのも好印象。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『家政婦のミタゾノ』金曜23時15分~テレビ朝日系出演者:松岡昌宏、清水富美加、余貴美子ほか寸評:松岡の女装は仕掛けの1つに過ぎず、毎話予想を裏切る筋書きと、家事テクニックなどの遊び心が好評だった。最終回のオチは視聴者にとって予想の範ちゅうであり、大どんでん返しとはいかず。『半沢直樹』『下町ロケット』などを手がけた脚本家・八津弘幸には次作もオリジナルを期待したい。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『勇者ヨシヒコと導かれし七人』金曜24時12分~テレビ東京系出演者:山田孝之、木南晴夏、宅麻伸ほか寸評:福田雄一ワールドは健在であり、シュールかつムチャなネタの連発で安定した笑いを提供。ただ、起用される俳優に偏りがあるため、「そろそろ見慣れてしまった」という声も多い。パロディの思い切りこそあるが、このスタッフとキャストなら、「もっとできるかも」と思ってしまうのは酷か。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆☆】○『THE LAST COP/ラストコップ』土曜21時~日本テレビ系出演者:唐沢寿明、窪田正孝、和久井映見ほか寸評:「刑事かバカか」のコピーを裏切る「バカ一択」を徹底。ここまで賛否両論が分かれる作品も珍しいが、それは「1コンセプトでやり切っている」から。ムチャ振りの連続をハイテンションでこなした唐沢と窪田と、最終回の生放送で最大級のグダグダ感を演出したスタッフに敬意を表したい。採点:【脚本☆☆演出☆☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『スニッファー 嗅覚捜査官』土曜22時~NHK出演者:阿部寛、香川照之、井川遥ほか寸評:阿部と香川のコンビと、映像の美しさは完璧。物語もよくまとまっている。それでも額面通りの評価を受けられないのは、必要以上な敷居の高さではないか。カッコよく作り込みすぎた映像が人間くささを奪い、「気取っている」という印象に。エピソードはあるだけに、続編を作るかはNHK次第。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆☆視聴率☆総合☆☆】○『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』土曜23時40分~フジテレビ系出演者:田辺誠一、西田尚美、鹿賀丈史ほか寸評:タイトルに反して逆襲はほとんど見られず、主人公はひたすら理不尽な仕打ちを受け続けるストレスフルな展開が続いた。テーマが見えにくくい分、爽快感のポイントも見つからず、視聴者が困惑……。東海テレビ制作だけに、昼ドラゆかりの俳優を次々に出演させて楽しませてくれた。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』土曜0時20分~テレビ東京系出演者:中村蒼、大東駿介、野間口徹ほか寸評:テレビ番組や芸能界のあるあるを詰め込んで小バカにするスタンスはテレ東らしいが、もはや見慣れた感もある。最終回の「俺たちは自分たちのことは自分たちで決めたい」「(視聴者に)お前らにガタガタ言われる筋合いはねえ」はSMAP、引いては芸能人全体へのエールに見えた。採点:【脚本☆演出☆☆キャスト☆☆期待度☆☆】○『IQ246 ~華麗なる事件簿~』日曜21時~TBS系出演者:織田裕二、ディーン・フジオカ、中谷美紀ほか寸評:意欲作だが「貴族の末裔」「IQ246」という設定と事件がリンクせず、通常の推理ドラマという枠に収まった。織田の役作りと、木村監督らしい小ネタやドタバタに否定的な声が多かったのは気の毒というほかない。犯人が最初からわかっている倒叙型だけに、大物ゲストが必要だった。採点:【脚本☆☆演出☆☆キャスト☆☆視聴率☆☆総合☆☆】○『キャリア ~掟破りの警察署長~』日曜21時~フジテレビ系出演者:玉木宏、高嶋政宏、瀧本美織ほか寸評:「平成版、遠山の金さん」という設定に徹した刑事ドラマは、テレビ東京の20時台を思わせるシンプルさ。ただ、日曜21時という時間帯を考えると、中高年向けのコンセプトなのはもったいない。「警察手帳を見せ、相手が腰を抜かす」シーンにカタルシスを感じる層はごく一部。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】○『レンタル救世主』日曜22時30分~日本テレビ系出演者:沢村一樹、藤井流星、志田未来ほか寸評:器用な俳優を集めて、ルチャ・アクション、つぶやきラップ、泣き顔ブス、イケメンの女装など、てんこ盛りの演出で勝負。すべてが足し算にならなかったのは、軸となる主人公の魅力を描けなかったからか。沢村が周囲の変わり者に振り回される、ただのお人好しだったのは残念。採点:【脚本☆演出☆キャスト☆☆視聴率☆総合☆】■木村隆志コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月間20本超のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人を超えるタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年12月28日ナイキ(NIKE)のジョーダンブランドから、バスケットボール選手であるカーメロ・アンソニーのシグネチャーモデルとなる「ジョーダン メロ M13」が登場した。毎年12月25日、恒例となったNBAクリスマスゲームで「クリスマスデー パーソナル エディションコレクション」モデルの一つとして発表された同シューズ。この特製のプレイヤーエディション(PE)の各カラーは、「エア ジョーダン XIII OG」のホワイト・ブラック、トゥルーレッド、パールグレーを思い起こすものとなっている。コレクションには「AJXXXI」、「CP3.X」、「Super.Fly 5」、「Extra.Fly」も含まれ、それぞれに限定とホワイトカラーをあしらい、アウトソールには印象的なグリーンの「AJXIII OG」ホログラムが施されている。
2016年12月28日「スター・ウォーズ」最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で盲目の戦士を演じ、話題を呼んでいる“宇宙最強”ドニー・イェン。彼がブルース・リーの“師匠”を演じる人気シリーズの第3弾『イップ・マン 継承』が、2017年4月22日(土)より公開されることが決まった。舞台は、1959年の香港。町を牛耳る外国人フランクの暴挙に立ちはだかるイップ・マン。だが、それは、家族の命をも危険にさらすことを意味していた。さらには、武術“詠春拳”の正統をめぐって挑まれた死闘…。彼は、最も大切なものを守ることができるのか?中国で大ヒットを記録し、日本でも多くのファンを持つ人気シリーズの最新作となる本作。『イップ・マン 序章』(’08)、『イップ・マン 葉問』(’10)を経た第3弾は、詠春拳を受け継いでいくイップ・マンの姿を描く作品の意味も込め『イップ・マン 継承』とのタイトルがついた。ブルース・リーの唯一の師として知られる武術の達人イップ・マンを演じるのは、もちろんドニー・イェン。先日公開され大反響となっている『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にフォースの存在を信じる盲目の戦士チアルート・イムウェ役で出演し、いま女子人気が急上昇中。さらに、2月24日(金)公開のヴィン・ディーゼル主演『トリプルX:再起動』と大活躍を見せる彼の、原点ともいうべき『イップ・マン』シリーズには改めて注目が集まっている。しかも本作では、イップ・マンの前に立ちはだかる最凶の敵にして悪徳不動産王フランク役に、あの元ボクシング世界ヘビー級王者マイク・タイソンが参加。加えて、中華圏で大注目の『グランド・マスター』のマックス・チャンも参戦する。すでにアメリカでスマッシュヒットとなっている本作。『ローグ・ワン』でチアルートのアクションに震え、その生きざまに涙した後は、ドニーの真骨頂であるカンフーアクションにも期待高まる。『イップ・マン 継承』は2017年4月22日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月27日データニュース社が運営する視聴状況調査「テレビウォッチャー」による、10月スタートの秋の連続ドラマの全話平均満足度が出そろい、新垣結衣主演のTBS系『逃げるは恥だが役に立つ』(逃げ恥)がトップとなった。○秋ドラマ全話平均満足度ランキングテレビウォッチャーは、関東1都6県3,000人を対象に実施しているもので、満足度は5点満点で評価。全体の数値傾向から、3.7以上を高満足度と位置づけているが、『逃げ恥』は第1話で3.74をつけてから、第2話以降全て4.0以上の高数値で推移し、全話平均は4.24となった。今年の連ドラで、同調査の全話平均満足度が4.0を超えたのは、4月クールに放送された伊藤英明&木村佳乃の『僕のヤバイ妻』(4.04 / 関西テレビ・フジテレビ系)以来。『逃げ恥』は、これに0.2ポイントの差をつけ、今年の連ドラトップとなった。第6話で記録した4.43は、1話単位でも今年の最高値となる。2位は、米倉涼子主演の人気シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)で、こちらも4.02と高数値。全話平均視聴率は21.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、今年の連ドラ首位と貫禄を見せた。3位も視聴率が好調だった、石原さとみ主演の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)。初回から3.92と高数値で、ラスト4回は全て4.0超えとなり、最終回は自己最高の4.05で着地した。なお、4月クールからフジテレビが日曜21時枠をドラマ枠に転換し、TBSとの直接対決となっているが、今クールはフジ『キャリア~掟破りの警察署長』が3.65、TBS『IQ246~華麗なる事件簿~』が3.59となり、初めてフジが同枠の満足度で上回った。●「テレビウォッチャー」調査概要・対象局:地上波(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)、BS(NHK BS1、NHK BSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、Dlife)・サンプル数:地上波(関東1都6県)男性1,500+女性1,500=計3,000、BS(全国47都道府県)男性1,500+女性1,500=計3,000・サンプル年齢構成:「20~34歳」「35~49歳」「50~79歳」各年代男女各500サンプル ・調査方法:毎日モニターにテレビ視聴に関するアンケートを配信し、データを回収するウェブ調査・調査内容:接触数(4段階)、録画数、視聴満足度(5段階)、番組の感想(自由記述)
2016年12月27日映画の世界を丸ごと体験1995年、アメリカで制作された映画「ウォーターワールド」。温暖化が進行したことで北極と南極の氷が溶けてしまい、海が広がる世界を舞台に、主人公たちが冒険を繰り広げるSF映画です。そんな映画の世界を丸ごと楽しむことが出来るのが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にある「ウォーターワールド」エリアです。海上に浮かぶ近未来の浮遊都市は、映画の世界がそのまま飛び出してきたような大迫力。巨大アリーナで繰り広げられるショーは、圧巻の一言です。ウォーターワールド映画・ウォーターワールドの舞台でもある「浮遊都市アトール」。それが再現された巨大アリーナで繰り広げられるショーは、命がけのスタントが続きます。モーターボートや水上バイクが会場狭しと駆け回り、コンピュータ制御された花火が打ち上がります。ショーの終盤で繰り広げられる激しいスタントの連続は、呼吸を忘れて見入ってしまうかも。観客全員が映画の世界に入り込み、ショーを盛り上げます。“ストーリー近未来海上アクション・アドベンチャーの大作。地球の温暖化が進み、世界が海の底に沈んだ2X世紀。生き残った人間たちは、人工浮遊都市「アトール」を築き生活をしていた。放浪者マリナーはそこで、背中に伝説の陸地「ドライランド」の道標が彫られている少女エノーラと出会う。果たして「ドライランド」は存在するのだろうか?”出典:■所要時間:約20分■定員:3216名(立ち見席120名、車イス用18名)■開催回数:日によって異なる(詳細はオフィシャルWEBサイトのスケジュール参照)■制限事項:特になし■ポイント:3000人以上収容出来る巨大な会場ですが、良席がすぐに埋まってしまいます。前説も楽しいので、ショーの時間を確認して余裕を持って会場入りしましょう。また水に濡れながら臨場感をたっぷり体験したい方は、前の方で見ることをオススメします。※2017年1月30日~2017年2月3日の期間は休止予定。“営業時間・スケジュール”出典:ウォーターワールドの主な見どころはこのショーなので、ショーの開演時間を確認して、他のエリアをどう回るのか計画を立てると良いと思います。ハリー・ポッターやジョーズの近くにありますので、上手く回れるように考えてみてくださいね。Despicable Me, Minion Made and all related marks and characters are trademarks and copyrights of Universal Studios. Licensed by Universal Studios Licensing LLC. All Rights Reserved.画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン※12/22時点の情報です。価格・内容は予告なく変更する場合があります。店舗情報店名:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンTEL・予約:0570-20-0606(インフォメーションセンター)住所:〒554-0031 大阪市此花区桜島2丁目1番33号営業時間:月によって営業時間が異なります、HPにて必ずご確認ください。※営業時間は予告なく変更する場合があります。来場前に再度ご確認ください。また、当日、パークオープン時間より早く入場を開始する可能性があります。予めご了承ください
2016年12月26日ミュージシャンとして活躍するX-JAPANのYOSHIKIのもう一つの顔、デザイナーYOSHIKIが手掛ける着物ブランド、YOSHIKIMONOの「YOSHIKIMONO~魅惑のドレスキモノ~」開催を記念して、本人来店によるオープニングイベントが行われた。今回のポップアップの会場は伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ、会期は12月26日から31日までとなる。YOSHIKIMONOは、実家が呉服屋であるというYOSHIKIが「日本の伝統文化である着物を世界中に紹介したい」という思いから立ち上げたブランドだ。今回のポップアップでは、10月に行われた「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」で披露された着物やドレスの他、扇子、風呂敷、ストール、スカーフ、Tシャツをラインアップに加え、より多くの人が手に取りやすい品ぞろえとなっている。スカル、蝶、バラ、稲妻といったロックテイストのモチーフものや、ゴールド、シルバーなどメタリックカラーを用いた斬新な着物、オフショルダーにミニ丈のワンピース型の着物など、YOHSIKI氏の着物への思いと、圧巻のパフォーマンスを彷彿とさせるラグジュアリーな世界観が魅力だ。YOSHIKI氏は「僕は音楽で革新的なことをやってきたので、YOSHIKIMONOのデザインも型にはまらず、革新的なことがやりたいんです。着物は伝統を重んじる世界ですが、着方次第で着物にもドレスにもなるものがあればいいなと思ってYOSHIKIMONOを作りました。ファッションは自由なものだから、普段から着てほしいし、ロックのコンサートに着て行っても素敵ですね」とコメント。音楽活動と並行して、デザインの仕事をすることについては「レコーディング作業は本当に大変で戦場のようなものなので、着物のデザインを考える時間は、僕にとって寛げる時ですね」と答えた。ミュージシャンとして世界的に活躍するYOSHIKI氏だが、「ファッションはもっと勉強していきたいし、こうして注目をあびることはよい刺激になります。これからも着物を世界に広めていきたいし、新しいことにもどんどん挑戦していきたいです」と意気込みを語った。
2016年12月26日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをW主演に迎えた『パッセンジャー』。映画史上初めて、宇宙を舞台に繰り広げられるスペクタクル・ラブストーリーから、日本だけに許可された映像を盛り込んだオリジナル予告編が解禁となった。『世界でひとつのプレイブック』でアカデミー賞に輝き、『X-MEN』シリーズや『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの超大作から『アメリカン・ハッスル』などの個性派作品まで幅広く出演する名実ともにハリウッドのトップ女優、ジェニファー・ローレンス。そして、2015年洋画No.1『ジュラシック・ワールド』で世界中を熱狂させ、今年は『マグニフィセント・セブン』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の公開も控えるクリス・プラット。いま最も旬な男女が共演を果たす本作。解禁となったオリジナル予告編では、宇宙での2人の運命の出会いが明らかにされている。人類移住プロジェクトのため、5,000人の乗客を乗せて地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号。目的地到着まで120年の航路のはずが、90年も早く冬眠ポッドから目覚めてしまったジム(クリス・プラット)。広い宇宙の中でたった1人という孤独に打ちひしがれ、絶望する。そんなとき、広い船内をさまよい歩いているオーロラ(ジェニファー・ローレンス)と運命的な出会いを果たす。オーロラもまた、冬眠ポットから目覚めてしまっていた。はじめは宇宙という極限状態に置かれた自らの不条理な運命に、自暴自棄になる2人。だが、やがて2人は惹かれ合い、限られた時間の中で共に生きようと決意する。しかし、その矢先、乗客5,000人を乗せた宇宙船に異変が起こる。「俺が行く!」の言葉とともに船外へと飛び出すジムの表情には、愛する者を守りたいという男の大きな決断が表れている。オーロラも「死ぬ時は一緒よ!」と運命を共にすることを誓うが…。たった1人の愛するものを救うのか?それとも残された4,998名の乗客か?愛し合う2人の究極の決断が試されていく。さらに予告映像には、突然の無重力状態によりプールの水が浮上し、水の塊にオーロラが取り込まれるシーンや、激しい炎の噴射に勢いよく船外へ飛ばされるジムなど、かつてない宇宙空間を描いたシーンが連続。そして映像の最後には、「目覚めたのには理由がある」という意味深な台詞が。果たして、2人だけが目覚めてしまった理由とは?「きっとみんな驚くわ!」とジェニファーが語り、クリスも「これまで一度も読んだことがないような、信じられないくらい想像力にあふれたストーリーなんだ!」と自信を持って語る本作。本作に隠された“人間ドラマ”と、これまで見たことのないような“予測不可能な展開”を期待して待ちたい。『パッセンジャー』は2017年3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月25日年内で解散するアイドルグループ・SMAPの木村拓哉が23日、TOKYO FMのラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(毎週金曜23:00~)に出演。この日明らかになった大みそかの『NHK紅白歌合戦』への出演辞退については触れなかったが、番組のラストで「来週月曜日12月26日の『スマスマ』、ラストです」とコメントした。木村は冒頭、「きょうは12月23日。24時をこえるとクリスマスイブ。ということで、ひと足お先にメリクリ~」とお祝い。「クリスマスムードたっぷりに…と言いたいところですが、通常営業でお送りします」と宣言するも、「流す曲くらいはそれっぽいのもいいかなと思います」とし、21日に発売されたベストアルバム『SMAP 25 YEARS』に収録されている「Song of X’smap」などを流した。この日は、来年1月スタートの主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)についても「撮影は順調に進んでおります」と話し、「実際の病院をお借りして、お邪魔しますっていう形で撮影しているんですけど、病院自体は休みがない。そんな中、場所をお借りして撮影させていただいている」と説明。「びっくりするのが、実際に働かれている人が撮影に参加してくれたりお手伝いしてくれたり、超助かってますね。たくさんの援護射撃をしてくれているので、半端なものはつくれない」と語った。
2016年12月24日米倉涼子主演の大ヒットシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第4シリーズが、12月22日昨夜の放送で最終回を迎え、放送後、SNS上には米倉さん演じる大門と内田有紀演じる城之内博美との女の友情に感動した視聴者の声が溢れた。異色・孤高・反骨の天才フリーランス外科医”大門未知子が活躍する本シリーズ。米倉さん、内田さんのほか、西田敏行、岸部一徳、勝村政信らが共演。第4シーズンからの新キャストとして泉ピン子も出演し、評判がガタ落ちの「東帝大学病院」を舞台にしたストーリーが繰り広げられた。最終回では未知子が博美の局所進行膵がんを最先端の技術、IREナイフ(不可逆電気穿孔法)を駆使した手術しようとするも、博美の心臓の負担から中断する。失敗したかに思われた手術だったがIREナイフの効果でがんが縮小。再手術を行い無事成功する。一方「東帝大学病院」からは大量に医者が引き抜かれ、その責任を取って西田さん演じる未知子の宿敵・蛭間重勝は病院長から外される…というストーリーだった。未知子と博美の“女の友情”は本作の大きな魅力でもあり、博美が未知子に命を託しそれに未知子が応えるという展開に「大門未知子と城之内博美の絆はすごい!」「大門先生と城之内先生女性同士の友情話は感動しました」「みちこと城之内さんの仲に泣きそうだった」「大門先生と城之内先生の絆を再確認出来て幸せでした」「みんなの関係性とか信頼感とか絆にもグッときた。素敵な最終回だった!」など改めて感動したという声が数多く投稿されていた。また博美が患ったのと同じ局所進行膵がんの患者の家族の方だと思われる「こんな先生が本当にいたらきっと母は生きていたと思う」「お母ちゃんのときもこの手法が使えたら良かったのに」といったツイートも。ラストシーンでは宅配便の運送屋の役でピコ太郎のプロデューサーである古坂大魔王が登場。ピコ太郎のおなじみのフレーズ、「I have a pen~♪」と歌い出したあと心筋梗塞になるというある意味“衝撃的”な終わり方だったが、「ピコ太郎の出し方が絶妙」「古坂大魔王の最後の小芝居も最高」「流行りを取り入れる所好きやけどまさかの古坂大魔王(ピコ太郎)をだしてくるとは」などSNS上でも大きな盛り上がりになっていた。今シリーズも高い人気だっただけに続編の期待も高まる本作。未知子の次の活躍に早くも胸躍らせている視聴者も多いのではないだろうか。(笠緒)
2016年12月23日アディダス ジャパンは、アディダス オリジナルス(adidas Originals)の2017年春夏コレクションから、日本のパターン技術と素材を採用したアパレルコレクション「エックスバイオー(XBYO)」を始動させた。12月22日から世界発売に先駆けて、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、アディダス オンラインショップのVIPルームのほか、ビームス 原宿・ジャパン他23店舗と伊勢丹新宿店メンズ館、名古屋イセタンハウス(ISETAN HAUS)で先行発売した。世界及び日本全国展開は、来年1月5日から販売開始。先行発売前日の21日には、ローンチイベントが開催され、インスタレーションショーでメンズとウィメンズの最新コレクションが披露された。エックスバイオーは、1960年代にアディダス イタリアでシューズのヒールケージとして開発されたアディダスを代表するアイコンであり、「アディダス オリジナルス」が誕生して間もない2001年にアパレルにも使われたXモチーフからのインスピレーションと、日本のパターン技術や素材を融合したアパレルコレクション。伝統的なモチーフを使いながら、カッティングでは、世界的なコレクションブランドで20年以上メンズのパターンを手掛け、スポーツメーカーでの経験も持つ、日本のパターンカッティングの第一人者、中村里美氏を起用。人間工学に基づき、緻密に計算された3Dカッティングによる立体裁断や、生地の切り替えの代わりにダーツを施すなど、クラシックなストリートウエアに洗練されたカットを加えることで、シンプルな中にも「違和感」による新しさと、動きを制限しないユニークなシルエットを完成させた。素材は日本を代表するカットソー生地メーカー企業でありアディダスと50年以上パートナーシップを組んでいる、和歌山のヤマヨテクスタイルがエックスバイオーのために開発した、張りがあり、ジーンズのように着ていくうちに馴染んでいく高密度ニット「プレミアムテリーコットン」を採用した。価格帯は、スウェットシャツ1万1,000円、スウェットパンツ1万円、トラックトップ1万2,000円、Tシャツ5,490円、フード付きプルオーバー1万2,000円など。中村氏は今回の取り組みについて、「こだわったのは、今までになかったものを作ること。スウェットをどう考えるのかというところからスタートし、伸びない素材を使いパターンメーキングによって布はくのスーツやジャケットのように、初めから立体的な形を作った。ニットやTシャツのように二次元、平面にはならない。メンズとウィメンズ、着るシーンなどは特に意識していない。スポーツにこだわるというよりも、街やスポーツをした後に着るものになっている。アディダスがデザイナーとコラボレーションしてきたことは全く意識していない。これからもパタンナーとしてそのときに与えられたものに対応しながら、固定観念や情報にとらわれず、そのときに新しいと思うものを作っていきたい」と話した。トークセッションで「アパレルの中にもスーパースター(Superstar)やスタンスミス(Stan Smith)のようなものを作ることが出来ないか、ということからスタートした」と説明した中濱淳星アディダス オリジナルスアパレル統括部長は、「今、トレンドではなくブランドとしての温故知新が必要だということから、“X”をブランド名やモチーフに使った。日本にこだわっているわけではないが、中村さんとの取り組みは今後も続けるし、実際に3Dパターンと高密度ニットを使ったコレクションは、素晴らしかったし、パターンの力はすごいと感じた。ターゲットはこれまで以上に幅広くなると考えているし、ファッションに敏感な人から普通の人にまで受け入れられると思う。世界でもトップクラスのパタンナーと取り組みながら価格はリーズナブルなので実際に袖を通してみてほしい」と語った。また、イベントに来場したヤマヨテクスタイル(YAMAYO TEXTILE CO.,LTD.)の山下郁夫社長は、「今回の素材開発やコンセプトは勉強になったし、新しい開発や次の展開にもつながると思う」と述べた。
2016年12月23日累計230万部を突破する、みきもと凜の人気コミックを映画化した『きょうのキラ君』(川村泰祐監督)のX’masスペシャルトークショーが12月23日(金・祝)、都内で行われ、共演する中川大志と飯豊まりえがクリスマスにちなんだ衣装で登場した。中川さんは赤いサンタ帽に、赤のパンツ、そして上半身はホワイトのタートルネックにロングコートという、まさにクリスマスを思わせる紅白コーディネイト。飯豊さんは雪をイメージしたような全身真っ白なファッションで、駆けつけたファン約100人の歓声を浴びていた。クリスマスの思い出に話題が及ぶと、中川さんは「4~5歳の頃、『ハリー・ポッター』にすっごくハマっていて、空を飛べるホウキが欲しかったんです。でも、早起きした朝にプレゼントの箱を開けたら、絵の具セットで…。ワンワン泣いてしまったんですが、結果、中学くらいまで使って、絵を描くことも好きになりました」とかわいらしい“号泣”エピソードを披露した。一方、飯豊さんは「小5のとき、クリスマスのプレゼントが現金で(笑)。夢が壊れて、泣き腫らしました」とこちらも聖夜に大泣きした経験があるのだとか。もし自分が大切な人に、プレゼントを贈るなら「マフラー」だといい、「手編みだと、ちょっと重いって思われてしまいそうなので、おしゃれなものを探したい。欲しいプレゼントですか?相手が何を選ぶか考えてくれていれば、それだけで十分です」と笑顔で話していた。他人と関わることが苦手なニノ(飯豊さん)は、恋してしまったクラスの人気者キラ(中川さん)の秘密を知ったことをきっかけに急接近。重大な秘密を抱えるキラを笑顔にしようと、ニノは同級生の矢部、キラの幼馴染み澪らとともに奮闘する。『きょうのキラ君』は2017年2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月23日いよいよ、12月23日(金・祝)今夜放送となる「ミュージックステーションスーパーライブ2016」。この度、注目のアーティストたちの出演時間が一部発表された。テレビ朝日が贈る、年末恒例ビッグプログラム「ミュージックステーションスーパーライブ2016」。今年は「嵐」、「AKB48」、「三代目 J Soul Brothers」、「Perfume」、「X JAPAN」、上白石萌音、星野源ら過去最多となる45組のアーティストたちが集結。テレビ初バージョンの「恋」を披露する星野さんは、20時57分頃に登場。また、今年お笑い界から音楽界に殴り込んできた超話題の2組、「RADIO FISH」とピコ太郎がヒット曲対決を繰り広げる注目のパフォーマンスは、21時24分頃放送される。<アーティスト出演予定時間>19時57分頃小室哲哉+HYDE/「DEPARTURES」20時40分頃AKB48×USJキャラクター/「365日の紙飛行機」「LOVE TRIP」「ハイテンション」20時57分頃星野源/「恋」(テレビ初バージョン)、桐谷健太/「海の声」21時24分頃森山良子×森山直太朗/「さくら」「聖者の行進」、RADIO FISH/「PERFECT HUMAN」(クリスマスバージョン)、ピコ太郎/「ペンパイナッポーアッポーペン~カナブンブーンデモエビインビン」「ミュージックステーションスーパーライブ2016」は12月23日(金・祝)19時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月23日お笑い芸人の博多大吉が、24日(18:56~21:24)に放送されるテレビ朝日系バラエティ特番『ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル 保存版! 未確認生物UMA大図鑑SP~UMA捕獲プロジェクト始動!』に出演。全米で注目を集める"ブレインハッカー"に、初恋相手の名前を当てられてしまう。今回は、相手の脳に侵入し、過去の記憶や頭に思い描いたイメージを瞬時に読み取る能力を持つ"ブレインハッカー"のジョー・ブロギー氏が来日。まずは、大吉の初恋相手を当てるべく、名前をローマ字で思い浮かべるよう指示し、手を重ね合わせて「…MIKA(ミカ)?」と尋ねると、大吉は声を絞り出すように「…イエス」と回答し、スタジオは騒然となる。その後もブロギー氏は、浜口京子を相手に頭に浮かんだ絵を当てる実験を、三戸なつめには読んだ本の中身を読み取る実験を敢行。そして、ビートたけしが、美術倉庫から選ぶ小道具とかぶり物を当て、どんなアクションを行うかという脳のハッキングも行う。たけしは「こんなモノはいつもかぶりなれていますから、私の心が動くことはありません!」と自信満々で読み取られまいと実験に臨むが、結果はいかに…。この日の放送では他にも、俳優の渡辺裕之が、アメリカとカナダにまたがるシャンプレーン湖に生息するとされる謎の怪物・チャンプの捕獲作戦を実施。柔道家の篠原信一は、中国の秘境で野人探索に挑む。
2016年12月23日<情報更新>ホーチミン4区のお店は2015年に一度閉店しましたが、現在はBinh Chanh県に移転して営業しています。新店舗情報・住所:A 11/15 Quoc Lo50, Ap 2, X. Binh Hung, Binh Chanh, Hochi minh・電話:(+84)94-1447-387・時間:6:00~9:00 14:00~21:00(日祝休)下記内容は、前店舗の情報になります。--------------- 屋台フードの種類が豊富なベトナムですが、今回は一風変わった屋台をご紹介! Xuc Xich Duc Mr.Dietersそれはドイツソーセージの屋台!Xuc Xich=ソーセージ、Duc=ドイツという意味です。 ドイツ人店主のDieter(ディーター)さんが屋台に立ち、炭火でソーセージを焼いています。黄色のパラソルを見ると、長さ1/2メートルの巨大ソーセージがおすすめのよう。 ソーセージは全部で7種類ほど。牛肉・豚肉・鶏肉のものがあります。単品の他にバインミー(フランスパン)にサンドしたものやハンバーガーも。 注文すると、ディーターさんが手早く作ってくれます! ソーセージ入りバインミー 25,000VND(約140円)。お肉は豚肉か牛肉が選べます。ドイツのソーセージとベトナムのフランスパンの組み合わせが面白いですよね。肉々しいソーセージは皮はパリッと、中はジューシーでとても美味しいですよ! ベトナム料理はちょっと食べ飽きてしまったという方、バインミーがお好きな方、ぜひお試しください。
2016年12月23日