2022年11月26日 19:30
潮田玲子「当時、生理に関する知識があればもっとパフォーマンスが上がっていたかも」
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「私とフェムケアの話」。女性アスリートの心身に寄り添う団体を設立するなど、女性の活躍のために積極的に発信を続ける潮田玲子さんに、現役当時に抱えていた悩みや自身の不調との向き合い方についてお話を伺いました。
自分の心身のことを理解してあげるのが大切。
元バドミントン日本代表選手として、世界を舞台に戦ってきた潮田玲子さん。当時の活躍ぶりの裏には、誰にも相談できない、女性ならではの不調や苦しみもあったのだそう。
「調子が出なかったり生理痛で辛くても、我慢一択、それが当たり前という時代でした。PMSや生理のバイオリズムがあることなど全く知らなかったし、気持ちのコントロールができなくてやる気が出ない自分のことを、むしろ責めてしまう毎日。
もし当時、生理に関する知識があれば、もっとパフォーマンスが上がっていたかもしれないなと思います」
そんな過酷な練習をこなす日々の中で、婦人科系の病気が発覚する。
「20代前半に子宮内膜症と骨盤腹膜炎になってしまい、即入院という事態に。それまで体に対する知識も意識も低かったのですが、自分の体は自分でケアしないといけないなとそのときに気づきました。