「ダイエット魂」を断捨離。#痩せたい が奪ってきた私の時間
という天の声が聞こえるようになりました。これは「あきらめ」なのでしょうか。
かつて真剣にやった「朝ごはんはグレープフルーツとゆで卵だけ」とか、「ライ○ップのWebサイトを隅から隅までチェック」とか、そんな類の「痩せたい」という焦燥感も天の啓示には負けてしまったようです。
今にしてようやく私は、長年心の中から追い出せなかった「ダイエット魂」を断捨離することに成功したのだと思います。これを我慢、あれも我慢、という苦行の積み重ねによって痩せたとしても、そこに残されるものは自己満足だけではないかと考えられるようになったから。
長きにわたって私が目指した「痩せ」の先にあるものは、なんだったのでしょうか?
白ポチャ157センチの私が多少の努力を重ねても、北川景子にはなれやしません。なのに、そこにどんなパラダイスを求めるのかと自らに問えば、「初対面の人からも、なんとなく雰囲気がいいと思われそう……」という正体のない憶測があるだけ。
しかも怖いのは、その裏で私が逃すことになる人生の美味しいモーメントです。
爽やかな朝にスクランブルエッグとベーコンをのせたトーストを食べるか、完全栄養食のゼリーを吸うか。