2018年10月25日 06:00
股関節の専門家が伝授!衰えを防ぐ「おしりエクボ体操」
こうしたケースを数多く見てきた佐藤先生は、これが高齢者など足腰の弱い人のみならず、トップクラスのアスリートにも見られることが気になっていた。
やがて、欧米では保存療法が普及していて、股関節周りの筋肉、つまりお尻の筋肉を鍛える運動療法を駆使することで、手術の必要がなくなることなどを知った佐藤先生。その後、海外の学会に参加するなどして学んだ後、独自に開発した「股関節セラピー」を施術に用いるように。
これまで佐藤先生の元を訪れた実に3,000人以上が手術を回避することができ、日常生活を送っている。症状が軽度の患者さんも、股関節のケアをすることで、冷えやむくみが解消された、腰痛が軽減した、ぽっこりおなかが引っ込んだ、といったように、悩みを解消できた例も多いという。
これから冬にかけては、寒さもあって、何かと体調トラブルに見舞われがち。その原因が股関節にあるなら、ぜひ解消したい!
「下半身には全身の筋肉の約6〜7割が集中していて、なかでもお尻の周りには大殿筋や中殿筋など、片側だけで20種類以上の筋肉が集中しています。この筋肉をきちんと使わずにいると、骨盤・股関節周りを適切にサポートする力がなくなり、股関節にどんどん負担がかかってしまうのです」