血行促進、腰痛ケアで健康寿命UP!「寝返りゴロゴロ体操」とは
椎間板がすり減り、背骨にかかる負担を軽くすることができなくなると、ぎっくり腰になりやすくなり、椎間板症から椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症へと、腰痛の症状が進行していく。同時に、肩こりや首痛といった症状が出始め、ひざにまでその影響が及び、最終的には寝たきりになってしまうというのだ。
では、椎間板への負担を減らすにはどうしたらいいのか。それは「適度に体を動かすこと」だと酒井先生は言う。ちょこちょこと家事をしたり、散歩をしたりといった“ごく軽い運動”が、椎間板のメンテナンスにはもっとも重要なのだそう。
「現代人は仕事などで長時間同じ姿勢をしている人が多く、それがねこ背などの“悪い姿勢”だと、よけいに椎間板に負担がかかります。横になるとその負担が軽くなるのですが、寝ているときも同じ姿勢でい続けると、同じ場所に負担がかかってしまいます。ですから、寝返りを打つというのは、非常に重要なのです」(酒井先生・以下同)
そこで酒井先生が考案したのが、「寝返りゴロゴロ体操」だ。
就寝前や起床時に、ゴロゴロと寝返りを打つだけだが、これが椎間板にかかる負担を減らすのに効果的なのだという。
【寝返りゴロゴロ体操】
朝起きた後と夜寝る前に10~15回ほどゴロゴロと寝返りを打つ。