2020年1月9日 15:50
肥満に脳卒中、がんを予防する「長生きふりかけ」の作り方
なかでも平柳先生が太鼓判を押すのは、肥満の改善、つまりダイエットに効くトリプル効果。
「しょうが、にんにく、とうがらしの3つの食材がタッグを組んで、脂肪を減らしてくれるんです。実際に71歳の女性に長生きふりかけを食べ続けてもらったところ、4週間で体重マイナス2.8キロという結果が出ました。食事制限やダイエットのための特別な運動はしていません。食事にプラスするだけの長生きふりかけは、夢のダイエット法ともいえるでしょう」
では、食材ごとにその効果を検証していこう。まず、しょうがに含まれる「ショウガオール」は体脂肪の燃焼を促し、「ジンゲロール」は腸での糖質吸収を抑える効果があるとわかっている。
イランのシーラーズ医科大学による研究では、しょうがをとったグループは、とっていないグループより体重を減らすとの結果が出ており、効果のほどは医学的にもお墨つき。
また、にんにくに含まれる「アリシン」「スルフィド類」という成分にも脂肪を燃やす効果があり、裏付ける研究結果も上がっている。
「とうがらしに含まれる『カプサイシン』も脂肪を蓄積しにくくし、脂肪燃焼を促進させることで有名。しかも、ウオーキングなどの有酸素運動をしなくても、体脂肪を燃やしてくれる素晴らしい効果があります」