医師と料理研究家考えた「酸化をブロックする美白レシピ」
そこで、慶田先生が提案するのが、抗酸化作用の高い食品を積極的に取り入れた食事だ。
「栄養素でいえば、ビタミンA、C、E、そしてアスタキサンチンやリコピンのようなポリフェノール類。これらを豊富に含む食品を意識して取りましょう。抗酸化物質を多く含むのは、色素が濃く、カラフルな野菜と覚えると、食材選びに役立ちます」
その代表が、トマト、パプリカ、にんじん、かぼちゃ、なす、紫キャベツ、ブロッコリー、オクラ、モロヘイヤ、アスパラガス、いんげん、ズッキーニなど。
「肉では、鶏や豚のレバーにビタミンAが豊富です。魚なら、サーモンやエビはアスタキサンチンを多く含みます。アスタキサンチンは、サーモンや甲殻類などの赤い色のもととなる色素で、高い抗酸化力を誇ります」
フルーツやナッツ類にも抗酸化作用の高いものが多い。すいか、ブルーベリー、キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツ、アーモンド、くるみなどを料理やデザートに取り入れて。
「ただし、オレンジなどの柑橘類は、朝食に食べるのは避けたほうがいいでしょう。ソラレンという紫外線吸収物質を含むため、日焼けを促進するといわれており、食べるなら日没以降の時間帯が安心です」