朝起きられない原因と対策 – 目覚めスッキリを実現するには?【現役医師が教える不眠症教室】
そのため、心臓疾患がある人や心臓に異常が出ている人は朝が起きにくいです。
その他の症状:息が切れる、動悸が酷い、心臓が時々痛む
6.その他の持病
- 自己免疫性症候群(膠原病、関節リューマチ、SLEなど)
- 糖尿病
- 慢性関節炎
- アレルギー症
これらの持病も夜に発作がでるなどして、朝方やっと眠りに入ることも多く朝起きるのが難しくなります。
■ 朝スッキリ起きるための対策とアドバイス
それでは、どうしたら朝がすんなり起きられるようになるのでしょうか。
1.低血圧の原因を探る
低血圧症で起きることができない人は、その原因を探すことが大切です。低血圧症は大まかに分けると以下の3つに分けられます。
- 脳貧血(脳に血液が上手く回っていかない)
- 二次的低血圧(他に病気があり、その病気のせいで低血圧になっている)
- 本態性低血圧(遺伝性や原因がなく元々血圧が低い)
それぞれ対処方法が違うため、自分は低血圧でもどうしてそうなるのかという原因を調べることが大切です。
上記のうち、脳貧血と本態性低血圧は、以下のことで軽減できます。
- 適度な運動で筋肉量を増やす
- ビタミンやミネラル、必須栄養素を満遍なくとる
- 血行を良くする
この2つによって直ぐには改善しませんが、早い人では1か月で血圧が増えてくる人も多いです。