ビューティ情報『40歳以上の半数がなる!? 足の血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」はどんな病気? 原因は?【医師解説】』

2023年5月26日 09:10

40歳以上の半数がなる!? 足の血管が悪目立ちする「下肢静脈瘤」はどんな病気? 原因は?【医師解説】

自覚しやすい症状としては、ふくらはぎや太ももの血管がコブのように膨らんだり、足の細かい血管が増えたりすることが挙げられます。

――なぜ、そのような症状が起きるのでしょうか?

佟先生まずは血液の流れを理解するとわかりやすいと思いますので、ご説明しましょう。

血管には動脈と静脈の2種類があり、動脈には心臓から送り出された酸素たっぷりの血液を体のすみずみまで流す働きがあります。一方、静脈は体内で使われた血液を心臓に戻す役割を担っています。

心臓は足よりも上にある臓器ですから、私たちが立ったり座ったりしている間、足の静脈の血液は重力に逆らって心臓に戻らなければなりません。ところが、足の静脈の血液の流れが重力に負け、逆流してしまうことがあります。その結果、足の静脈に血液がたまってしまいます。これが下肢静脈瘤です。

――なぜ、血液の逆流が起こるのでしょうか?

佟先生足の静脈には、血液が逆流しないように、「ハ」の字の形に似た逆流防止弁がたくさん存在しています。この逆流防止弁の働きによって、血液は重力に負けることなく心臓に戻ることができます。ところが、なんらかの原因で逆流防止弁がうまく作用しなくなると血液が逆流し、下肢静脈瘤を引き起こしてしまうんです。

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