一人暮らしを始めたばかりのころは自炊をしたいと思っていたのに、「仕事や家事に追われて料理をする機会が減ってしまった」という人もいるのではないでしょうか。節約や健康のためにも、なるべく自炊をしたいもの。今回は管理栄養士の筆者が、一人暮らしで活かせる「食事や料理のポイント」をご紹介します。
一人暮らしでも健康的な食事を摂るためのポイント
一人暮らしの場合、家事や仕事で忙しく、食事にかける時間を惜しむこともあるでしょう。欠食や栄養の偏った食事を続けていると、体調を崩して仕事に支障が出る可能性も。ここでは、一人暮らしの食事で気を付けたいポイントをお伝えします。
欠食しないようにする
朝は少しでも多く寝ていたいからと、朝食を抜いていませんか?農林水産省の「食育に関する意識調査報告書(令和3年)」によると、朝食を食べる頻度について、若い世代(20~39歳)では「ほとんど食べない」と回答した人の割合が15.4%と、他の世代と比べて高い割合となっています(※1)。
朝食を抜くと、空腹時間が長くなってエネルギーが不足しやすくなります。その影響で集中力が低下して、午前中の仕事に支障が出る恐れも。