意外な原因があるかも…【女医監修】突然起こる「腹痛」の原因と対策
子宮筋腫や子宮腺筋症、卵巣腫瘍なども原因になることがありますが、これらは婦人科のエコーで診断できるので、特に下腹部に痛みがある場合には検査してみるといいですね。
膀胱炎
膀胱炎になったときも、下腹部に痛みを感じることがあります。膀胱炎の場合はこれに加えて、排尿痛、残尿感、頻尿、尿が濁るなどの症状が現れることが多いです。女性の尿道の長さは短く、男性に比べると膀胱炎になりやすいと考えられています。排便や性交渉などによって尿道口から細菌が侵入してしまうことで、膀胱炎が起こることがあります。
過敏性腸症候群
ストレスや自律神経と関連するといわれているものです。不安や緊張で下痢をしてしまうタイプや、便秘と下痢を繰り返してしまうタイプなどがあり、腹痛を伴うことがあります(※1)。
放っておくと危ない腹痛
子宮外妊娠
子宮の内膜以外の場所で妊娠してしまう、異所性妊娠(子宮外妊娠)が起こった場合も腹痛が起こることがあります。
不正出血を伴うこともありますね。お腹の中で大量に出血を起こすこともあるので、迅速な治療が必要です。
性感染症による骨盤腹膜炎
クラミジアや淋菌などの菌が炎症を起こし、骨盤まで感染が広がった場合にも痛みの症状が出ます。