転勤族の夫を持つぼさ子さんは、ライフプランを見直した際に自分も働いて家計を支えることを決意。しかし、転勤の多さと自分の年齢を考えると、どうすればいいものかと悩んでしまいました。「転勤族でも高齢でも就職しやすくなるにはどうしたらいいんだろう?」ぼさ子さんがそう悩んでから時間が少し経過したったころ、就職に有利な資格を取ろうと保育士資格の取得を決めたのでした。ぼさ子さんは通信講座にて自宅学習を始めることに。後日、自宅に教材が届いたものの、なかなかやる気が出ない状態が続いていました。しかし、夫の言葉にぼさ子さんのやる気スイッチがON! すき間時間に勉強するのではなく、時間に制限を設けて勉強することを決意したのでした。 時間に制限を設ける学習方法で自分を追い込んだ結果…? 自分を追い込む時間の使い方で、勉強を進めることにしたぼさ子さん。 ある日、小テストにチャレンジしてみると、なんと満点を取ったのです! (あら?意外とデキるじゃん) (我、天才!!) すっかり自信がついたぼさ子さんは、過去問題を解いてみることに。 しかし、こちらは全問不正解という結果に終わってしまいました。 (何が起きましたの……?) 困惑していたぼさ子さんでしたが、過去問題と向き合ううちに、その傾向を理解するようになっていったのでした。 ◇◇◇ 途中まで絶好調かと思っていると、過去問題でつまずいてしまったぼさ子さん。過去問題に対して、底意地が悪いという印象を持っていましたが、暗記力が試されるほか、問題の意図をちゃんと理解していないと間違ってしまいそうだなと思いました。なかなか大変そうですが、諦めずに頑張ってほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子
2024年02月27日転勤族の夫を持つぼさ子さんは、ライフプランを見直した際に自分も働いて家計を支えることを決意。しかし、転勤の多さと自分の年齢を考えると、どうすればいいものかと悩んでしまいました。「転勤族でも高齢でも就職しやすくなるにはどうしたらいいんだろう?」ぼさ子さんがそう悩んでから時間が少し経過したったころ、就職に有利な資格を取ろうと保育士資格の取得を決めたのでした。ぼさ子さんは通信講座にて自宅学習を始めることに。後日、自宅に教材が届いたものの、なかなかやる気が出ない状態が続いていました。すると……? 5カ月後に迫った試験日!しかし、勉強する気が起きず… 保育士試験まであと5カ月。 合格するには9教科すべて、6割以上の点を取る必要がありました。 (勉強あんなに難しいのに自信ないわ) そう思いながらも、頭の中で葛藤を始めるぼさ子さん。 (自宅学習は自分との戦い。気合入れなきゃ自分に負ける。でも私にできるか不安……) すると、夫がひと言。 「まぁ仕事するんだったらさ、できるできないじゃなくてやる。って心構えが必要なんじゃね?」 「押忍!!自分甘ったれてました」 夫の言葉で目が覚めたぼさ子さんは、まずスケジュールを立てることに。 そして、"すき間時間で勉強する"という概念を思い切って捨てたのでした。 ◇◇◇ 初めて挑戦することだと「自分にできるのだろうか?」と不安に思うのは無理はないですよね。夫の言葉に背中を押され、ぼさ子さんのやる気のスイッチが入ったようで良かったです。著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子
2024年02月24日無料の参加登録受付中!発達が気になるお子さまの成長を応援するオンラインセミナーが3/10(日)開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラムもうすぐ春休み!楽しみに思う気持ちがある一方で、新学期への不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。新学期に向けた準備は何をすればいいの?長期休みは、ずっとゲームをやっていて心配……わが子に合った学びの方法が知りたい!自己肯定感を育むために、保護者ができることは?そこで発達ナビでは、発達が気になるお子さまとそのご家族が、ご自宅で気軽に役立つ情報を得られる機会をお届けするため「オンラインまなびフェスタ2024」を開催します!発達が気になるお子さまを応援する専門家・企業によるセミナーやQ&Aをご用意し、少しでも毎日の生活のお役に立てたらと思っています。当日は豪華16セミナーの中から、お子さまやご家族のお悩み・知りたいことに合わせてご視聴いただけます。・日時:2024年3月10日(日)9:30~15:30(予定)・参加費:無料・形式:You Tube Live配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください。・内容:専門家講演、発達が気になるお子さんを応援する企業によるセミナー、当日参加者限定のプレゼント抽選会専門家セミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介Upload By 発達ナビアライアンス プログラム大好評企画、鳥取大学大学院教授で臨床心理士の井上雅彦先生によるトークライブを開催。これからの季節、多くのお子さまに環境の変化が訪れ、親子共に不安に思うことや気になることが多くある時期ですよね。この時期ならではのテーマを中心に、これまで多く寄せられてきた保護者の皆さまのお悩みにお答えしていきます。セミナー当日も、視聴者の方からリアルタイムで質問やお悩みを受け付けますので、ぜひご参加ください。※時間の都合上、すべてのご質問を取り上げることは難しい場合もございます井上雅彦 先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授/LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー応用行動分析学をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム不登校や特性ゆえに学校から離れたお子さまは、ほかのお子さまと同じように勉強をすすめるのが難しい時期もあります。しかも焦る親の気持ちも知らず、子どもはゲームに熱中するばかり。講師の私は中学2年生で不登校。40歳を目前にADHDの診断を受けました。当事者目線として思うこと、そして不登校や特性のある当事者、親、識者など400人以上に取材してきた経験からお話ししたいと思います。発達障害の特性ごとにどんな勉強法が向いているのか。不登校や特性ゆえに学校から離れたお子さまが、どのように勉強を再開させたのかの実例、心に傷を負っている場合の対応についてお話しします。石井しこう 氏不登校新聞の代表。『不登校新聞』とは「当事者の声に寄り添う」をモットーに、日本で唯一の不登校に関する新聞として、98 年に創刊。 以来1000 名を超える不登校・ひきこもり当事者経験者の声を掲載。2022年からは不登校の親専用コミュニティ「親コミュ」を設立。自身も中学生で不登校を経験しており、不登校新聞にかかわり続けている。近著に「フリースクールを考えたら最初に読む本」(2022年/主婦の友社)Upload By 発達ナビアライアンス プログラムお子さまが自分らしく自信をもって人とやりとりをし、社会参加ができるようになるためには、幼少期からその基礎となる力をつくることが大切です。 基礎がつくられることで、お子さまは年齢が高くなるほど社会参加に必要な多くのことを意欲的に学べるようになります。保護者としてどのようなサポートができるか、家庭でできる“ちょっとした工夫”や関わり方、環境調整についてお話しします。日戸由刈 先生相模女子大学人間社会学部教授、博士(教育学) 横浜市総合リハビリテーションセンター 発達精神科外来にて20年間心理士として勤務後、同センター児童発達支援事業所「ぴーす新横浜」園長を務める。2018年より現職。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。日本生命は、群れ全体が協力しあって子どもを育てるペンギンのように、子育ての壁や不安のない社会を、みんなで手を取り合ってつくっていきたいとの想いから、「NISSAYペンギンプロジェクト」を始動しました。HPやSNSでは、ほっこり学べる子育てあるあるマンガを発信しています。詳細は「NISSAY ペンギンプロジェクト」で検索ください。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム企業コラボセミナー:発達が気になるお子さんを支える、商品・サービスのご紹介発達が気になるお子さまの成長を応援する企業の皆さまにも協賛をいただき、多様なセミナーをお届けいたします。育児や療育、学習、普段の暮らしをより豊かにする商品・サービスをご紹介いただきますので、ぜひご期待ください!今回ご参加いただく企業の皆さまをご紹介いたします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム発達の心配事や不登校でお悩みのご家庭と向き合う無学年式教材「すらら」。延べ3万人以上※のご家庭に対し、勉強だけでなく子育ての相談事もサポート、親向けの大人気講座「ほめビリティ ペアレンティング」は2023年のトライアル期間を経て、いよいよ今年4月に正式リリース。本講演では、繊細で不安が強く、無気力になってしまうお子さま、挑戦したい気持ちはあっても、不安になる気持ちとうまく向き合えないお子さまなどを持つ保護者の皆さまへ、実際に「ほめビリティ ペアレンティング」に参加した方の事例を交えながら関わり方についてお伝えしていきます。※(株)すららネット調べUpload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム発達が気になるお子さまとの関わりにおいて、得意や「好き」を引き出し、育んでいくことが大切ですが、一方で適切な声かけが分からず、悩むことも多いかと思います。お子さまへの関わり方を考えるにあたって大切な、5つのポイントを分かりやすくお話しします。講演は、幼児教室コペル代表講師の大坪可奈がお届け。30年間で1万人以上のお子さんやそのご家族と関わり、日常で実践できるような声かけ方法や、お子さん一人ひとりに合わせて支援を考える保護者向け勉強会などを日本全国で行っています。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム子どもの心を捉えて離さないゲーム。なぜそんなに夢中にさせるのか?手放せないゲームとどう関わっていくといいのか?登壇するのは、これまで不登校・発達特性のあるお子さまとそのご家庭を2,000以上支援してきた子育てコンサルタント。「好き」の力が原動力となったSOZOWスクールでの事例や、子育てや学びに「夢中」を活かすヒントをご紹介します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム重い、開けにくい、中の荷物がぐちゃぐちゃになる……発達が気になるお子さまにとって、長く使えて楽しく学校に通うことができるランドセルはどのようなものでしょうか?70年以上、すべてのお子さまに笑顔でランドセルを背負う夢を届ける努力を重ねてきた株式会社協和が、お子さまの「できた」を育むオーダーメイドのランドセルを開発。お子さまの体に合わせたカスタマイズや、実際にオーダーメイドのランドセルを使った親子のお話をご紹介します。さらに、皆さまから事前に寄せられたお声やご質問にもお答えします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム英語やプログラミングは学校での必修科目となり、すべての子どもたちが学ぶようになりました。しかし、そもそもなぜこれらの学習は必要なのでしょうか?一人ひとり「好き」や「得意」はさまざま。お子さまの興味関心を引き出し、主体的に楽しみながら力を育んでいくには、その子にあった環が必要です。これからの社会を生き抜くために必要な学習の意義と、お子さまの好き・得意を伸ばしていくための環境について解説します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラムUpload By 発達ナビアライアンス プログラム興味関心や発達段階はさまざまな中で、お子さまにどのように接したらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。本セミナーでは、お子さまの主体性や自己肯定感を育む関わり方、探究学習の方法を具体的に解説します。 そして、実際にその学習が体験できるスクールもご紹介。コラボレーター(先生)も登場し、実際の様子や内容についてご紹介するパートも!発明家になりきって、ワクワクとやりたいことを見つけ、試行錯誤しながらやり抜く力や主体性を育みます。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム参加者向けの楽しい企画も!発達が気になるお子さんの役に立つ商品を抽選でプレゼント!イベントをより楽しんでいただくための企画もご用意しています。発達が気になるお子さまに役立てていただける商品を、当日参加いただいた方の中から抽選でプレゼント!Upload By 発達ナビアライアンス プログラム「キボット」は、さまざまな特性のある子が楽しく学べる、文字のないキーボードトイ。パソコンが初めてでも楽しくタイピングができます。「キボット」のキーボードにはアルファベットがなく、カラフルな色形のキーキャップが備わっていて、これが専用タイピングソフトと同期する仕組みです。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム2021年から開催し今回で7回目となる、多様な選択肢と出合える、発達ナビの「オンラインフェスタ」。「家庭学習」「習い事」「進路選び」「学用品」など、幅広い切り口で多くの専門家の方々や協賛企業にお集まりいただき、のべ2万名を超える保護者の皆さまにご参加いただいて大きな反響をいただきました。【ご参加いただいた皆さまのコメント】・新たな情報を知ることができた。このような機会は多くないので困ったとき悩んだ時の解決へのヒントとして利用できたら良い。・今、知りたい情報が聞けてよかった。チャットのコメントをみて保護者の皆さんの思いも知ることができたので、とてもよかった。・1日で知りたい情報が沢山得られて良かった。習い事の紹介も子どもが、興味をもてたみたいなので、始めてみようと思います。この春も、保護者の皆さまの疑問や不安に寄り添った情報をお届けします!ご自宅からお気軽にご参加ください。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。
2024年02月22日転勤族の夫を持つぼさ子さんは、ライフプランを見直した際に自分も働いて家計を支えることを決意。しかし、転勤の多さと自分の年齢を考えると、どうすればいいものかと悩んでしまいました。「転勤族でも高齢でも就職しやすくなるにはどうしたらいいんだろう?」ぼさ子さんがそう悩んでから時間が少し経過したったころ、就職に有利な資格を取ろうと保育士資格の取得を決めたのでした。ぼさ子さんは通信講座にて自宅学習を始めることに。すると、早速自宅に教材が届くのですが……? 届いた教材の重さに驚愕! 中身を開けてみると… 通信講座の教材が届くと、あまりの重さに驚いてしまいます。 ひとまずテキストを開けてみると、全部で9教科ありました。 そして、表紙を見ただけでぼさ子さんは一気に眠気に襲われてしまいました。 (試験勉強の内容全く知らないから、中身をチェックしておかなくちゃね) そう思って教科書を開くと、保育所保育指針という文字がびっしり書いてあるページを開いてしまいました。 (そっか……。試験内容って、条約とか定義とか歴史とかが主なのね) ぼさ子さんは一気に青ざめてしまいましたが、なんとかやる気を奮い立たせ、頑張って勉強することを決意したのでした。 ◇◇◇ 自宅学習となると、自分で勉強を進めて行かないとなのでモチベーションを保つのも大変そうです。恐らく最初は知らないことだらけだと思いますが、勉強していくうちに頭に入ってくると思うので、継続して頑張ってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子
2024年02月22日進学校を志望したADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の診断がある中学3年生の娘小学校1年生のときADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けた高校2年生の娘がいます。小学校入学から現在まで通常学級に所属しています。義務教育期間中は、心配事があるときはスクールカウンセリングや担任との臨時の個別面談などで手厚い支援を受けてきました。ですが、高校に入り支援が薄くなったように感じています。娘は、中学3年生の夏休みを利用して、公立や私立の高校をいくつか見学し、志望校を自分で決めました。第一志望の学校は進学校だったため、娘の内申点ではチャレンジになるとのこと。それでも娘は「この高校に進学したい」という意志を貫きました。そこからは塾や自宅で熱心に勉強を頑張っていました。ただ、ADHDの特性からか、集中力に欠ける面があり、テストも凡ミスが多く……。親としては、本人の本来の実力を発揮できたら、中学の定期テストや高校受験も、また違ったものになったかもしれないという思いがついてまわりました。受験票忘れ、集合時間に間に合わず……。なんとか受けた試験でもパニック発作が!そして迎えた受験当日、朝から受験票を忘れたり、駅での集合時間に間に合わなかったりと、トラブルが多々ありました。しかし最大のトラブルは、試験中にパニック発作が起きてしまったことです。思うように実力を発揮できなかったと大泣きしながら帰宅した娘……。詳しいことを聞いても本人もパニックを起こしていたので「分からない……」と。頑張っていた娘を見ていたので、どう声をかければいいか分かりませんでした。Upload By ユーザー体験談その後、娘は第二志望の公立高校を受験しました。なんとか気持ちを切り替えて落ち着いて挑むことができ、無事合格。そちらへ進学することになりました。高校では支援は薄い?担任から「スクールカウンセリングは辞退してほしい」と言われ……公立高校に進学して思っていることは、担任の先生によるところもあると思いますが、全体的に支援の手が薄いことです。入学時、担任の先生に「娘の発達障害の特性をお伝えしたい。配慮、支援をお願いしたい」と話したのですが、「その時その時、適宜お話ししましょう」と言われ、そのまま話は流れてしまいました。娘のパニック障害についても話してみても、先生はピンとこない表情……。Upload By ユーザー体験談また、スクールカウンセリングを月一回依頼しましたが、担任の先生からは「ほかにカウンセリング希望者が多数いるんです。娘さんは通院されているので、そちらでフォローしてもらえませんか?」と言われてしまいました。病院は遠く、受診日とカウンセリング日を別日にするという決まりがあり、土日に模試がある娘は病院のカウンセリングを受ける時間がありません。高校側に、病院でのカウンセリングが難しいことを伝えたのですが、学校でのカウンセリングは辞退してほしいの一点張り。結局娘はカウンセリングを受けることができていません。2年生になり担任になった先生は、1年生の時と違い家庭から連絡すると、きめ細やかな応答をしてくださる方で安心しました。ただし、それでもこちらからアクションを起こさないとフォローはありません。例えば、内服薬を開始したことなどを私から電話で伝えていますが、定期的な交流や伝達はないのが現状です。障害学生支援を利用する?しない?大学の支援センターからの温かい言葉大学進学については漠然としたイメージしかないようだった娘ですが、高校1年生でとある大学のオープンキャンパスに参加してみたところモチベーションが上がり、「英語を勉強したい!」と大学進学を決意。高校2年生になると留学にも興味を持ち始め、大学は留学ができて、英語の教員免許(中・高)取得ができるところを希望し、志望校を探しだしました。その頃、私は発達障害のセミナーに参加し、障害学生支援について学びました。こんな手厚く見てくれる大学があるのかと思った私は、娘がオープンキャンパスに参加した大学について調べ、娘とその情報を共有しました。最初は「私は障害をクローズして進学と就労をしたい」と葛藤していた娘ですが、数ヶ月後「○○大学に進みたい。この大学は、オープンキャンパスに行ったときから自分の個性や希望に合った大学と感じていたの。あと、お母さんが調べてくれたように、支援が手厚いのも魅力」と大学の障害学生支援を利用することを決意したようです。Upload By ユーザー体験談志望大学を決めた娘が塾の先生に相談したところ、「この大学一本に絞って、推薦入試、一般入試と全て受けるつもりで受験対策をしていきましょう」とアドバイスをもらいました。学校の担任の先生からも応援いただいています。また、娘はこの大学のオープンキャンパスに2年連続参加しており、その事は大学の支援センターで把握されていました。そこで、支援センターの担当の方へ、娘が単願受験を決めたことをお伝えすると、「受験前にぜひ面談させてください。受験時からフォローする必要性があれば対応します」とおっしゃってくださいました。また、「今後志望の学部を絞れたら、学部長と面談の機会を設けましょう、もし学部が決められなかったとしても、気になる学部を教えてください」とも言われています。Upload By ユーザー体験談こちらの大学は支援が手厚く、大学生活から就労まで、教員がマンツーマンで支援してくださるそうです。娘は塾に通いつつ、本人が学びたい大学を目指して懸命に勉強しています。もともとネガティブ思考で、自分の発達障害に負い目を感じていた娘が、自分の進路を切り開いていく姿をまぶしく感じています。娘に合った環境で羽ばたいていけるよう、私も応援し続けたいと思います。イラスト/星河ばよ※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:井上先生より)来年度(令和6年4月1日以降)から公的施設や公立学校以外の私立学校や事業所でも「合理的配慮の義務化」が施行されます。一方、こちらのコラムのように公立高校でもまだ合理的配慮がシステムとして浸透していないところもあると思います。義務教育段階である中学校までは保護者が支援ニーズを学校側へ伝えて合理的配慮を検討してもらう流れがあります。しかし、高校、大学となるにしたがって、本人からの支援ニーズの訴えが必要とされるようになってきます。高校段階はその入口として重要な時期だと思います。今回の読者さんのように大学受験など目標を定めながら、オープンキャンパスで直接本人が大学スタッフと話をする機会を作ることで、自身が支援の必要性を認識したり決められるようにしていくことが大事だと思います。大学スタッフの側からしても受験前に相談していただけるほうがありがたいです。受験前の相談は不安とおっしゃる方もおられますが、これが合否に影響することはありません。オープンキャンパスでのポイントは、志望先の学科やコースに実技、実習、実験などが卒業要件になっている場合、その内容を詳しく担当教員に聞いていただきたいということです。本人の持っているイメージと入学後の実際のギャップに悩んでしまう学生が多くいます。入学後の転科は困難な場合もありますし、合理的配慮においては希望する配慮や支援がすべて実現できるとは限らないことも考慮しておく必要があるでしょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月21日息子同士が幼稚園からの幼なじみのママ友に、「おすすめの勉強法があるから息子さんも…」と言われたので話を聞いたところ……。 ママ友からの提案にびっくり…息子には幼稚園からの幼なじみがいます。ある日そのママから、「将来はお宅の子も私の主人の会社に入れてあげる。だから息子たちに私の知り合いの家庭教師をつけて、一緒に勉強させましょう」と言われました。ちなみに家庭教師の料金は折半とのこと。ママ友のご主人は有名企業の社長で、高給取りかつ人事に影響力もある人。最高のアイデアを思いついたと言わんばかりの笑顔で、ママ友がこちらを見てきます。ですが、子どもの将来を勝手に決めないでほしい……。これにはさすがに腹が立ちました。今は、提案された家庭教師の件をどう断るか悩む日々。うちの夫は強く言えないタイプで、子ども同士は一緒に勉強するのを嫌がっていません。拒絶反応は私だけ……、息子の友人関係を壊さないよう上手くお断りしたいと思います。 ◇ ◇ ◇ ママ友に悪気はないのかもしれませんが、「主人の会社に入れてあげる」と頼んでもないのに上から目線でこられると拒否反応が出てしまいますよね。子ども同士は仲良しのようなので、穏便に解決できるといいですね。 作画/てる子著者:giunone
2024年02月17日この度、全国的な表彰制度である「シティプロモーションアワード2023」で、優れたシティプロモーションの取り組みとして、富士このみスタイルが「金賞」および「審査員特別賞(応援し、応援される素敵な取り組み賞)」を受賞しました。移住で孤立しがちな子育て世代にターゲットを絞り、仲間同士の「人」のコミュニティづくりだけではなく、「ワークシェア」を通じて社会とのつながりを後押しすることにより、移住者を定住者へとつなげていく仕組みが高く評価されました。静岡県富士市は、富士山と駿河湾の豊かな恵みのもと、穏やかに過ごすことができるまちです。新幹線の停車駅があり、東京まで約1時間とアクセスも抜群のため、テレワークで仕事を続けながら、住みよい環境で暮らすことができます。移住希望地ランキングNo.1の静岡県の中でも、常に移住者数上位をキープしています。全国の自治体では、各種補助金で移住するまでの支援に力を入れている中、富士市では、移住後の満足度向上にも力を入れています。移住する際の「地域に溶け込めるか」という不安など、移住に関するハードルに対応した取り組みとして、富士市では柔軟な働き方であるワークシェアの推進や、移住者と市民のコミュニティづくりを柱に移住者支援に取り組んでいます。それが「富士このみスタイル」です。◆シティプロモーションアワード公式サイト(受賞発表ページ) 富士このみスタイル シティプロモーションアワードW受賞■移住した女性たちが取り組む「富士このみワークシェア」ワークシェアとは、一つの仕事をチームで分け合う柔軟な働き方のことです。移住定住応援企画である富士このみスタイルでは、働くコミュニティとして、「富士このみワークシェア」を推進しています。■「富士このみワークシェア」を実践する団体「このみ会」2022年4月、「富士このみスタイル」の「富士このみワークシェア」を実践する団体として、民間での事業推進主体「富士このみスタイル推進協議会(このみ会)」が設立されました。会員は子育て世代中心の20代から50代の女性53名。(2024年2月現在)今年度は昨年度より15名会員数が増加しました。このみ会では、スキルや得意分野を持ったメンバーで行政や民間から請け負った仕事を分担して行うワークシェアを実践しています。また、仕事力向上を目指した「スキルアップセミナー」は、今年度10回開催しました。さらに、このみ会では、交流を目的とした部活動も実施しています。2024年2月には、メンバーでコンテンツ作成を行った公式サイトが公開となりました。■今年度実施したワーク2023年度は、富士市産のお米のパッケージやチラシ・のぼりのデザイン、富士駅北口周辺の活性化・再生の取り組みを発信する季刊ニュースレター「エキキタ通信」の取材とデザイン、公共施設のLP運用支援、富士市内の副業・兼業に関わる事業者への取材、外部団体によるスキルアップセミナーの運営など、幅広い分野にわたる29件のワークを実施しました。一部を紹介します。1. 移住検討者向け「富士市暮らしのおすすめガイドブック」作成〈ワーク内容:ライティング・デザイン・イラスト・写真撮影〉メンバーおすすめの富士市のグルメや手土産、季節のイベントや暮らしにまつわる漫画などが掲載されたガイドブックを作成しました。2023年9月23日に開催された富士市移住検討者向けバスツアーにて配布され、その後もシティプロモーション課の窓口や移住相談会などで配布しています。〈参加メンバーの感想〉「チームで1つのものを作っていく過程に関わることができて、とても勉強になりました」「メンバー同士の協力や声かけが心強かったワークであり、達成感が大きかったです」富士市暮らしのおすすめガイドブック2. メディアサイト「テレしずWasabee」取材記事作成〈ワーク内容:取材(ヒアリングと撮影)・ライティング〉株式会社テレビ静岡様が今年度始めた新サービス「テレしずWasabee」の公式ライターとして12件の記事を作成しました。メンバーが気になるお店やスポットを取材し、富士の魅力を発信しています。〈参加メンバーの感想〉「地元のお店をより詳しく知って、お店の良さを発信できたのが嬉しかったです」「好きだったお店のさまざまなエピソードを聞けたうえに、多くの人に知らせることができました」◆テレしずWasabee このみ会記事一覧 テレしずWasabee3. 「富士ブランドWEBカタログギフト」作成〈ワーク内容:写真撮影・アンケート作成・セット品の選定・イラスト・デザイン・プレスリリースの作成〉松本産業株式会社様が展開する、富士市の銘品「富士ブランド認定品」で構成されたWEBカタログを作成しました。「移住者の視点を取り入れたい」という趣旨のもと、約5か月間にわたりワークを行いました。商品写真の撮影では、プロのカメラマンから技術を学びながら取り組みました。〈参加メンバーの感想〉「自分のイラストを素敵にデザインしていただきカードやチラシになっていて感動しました」「プロの商品撮影の様子を見て勉強し、実践に活かすことができました」◆プレスリリース 写真撮影の様子■仕事力向上を目指したスキルアップセミナーこのみ会では、メンバーのスキル向上を図り、それぞれのチャレンジや自立を促す取り組みとして、「スキルアップセミナー」を企画、実施しています。内容は、ビジネス相手に好印象を与えるファッション、取材のテクニック、文章の書き方、伝わる話し方、動画撮影、SNSの活用法、アプリを使ったチラシやSNS投稿のデザインなど、9月から1月までの5か月間で10回のセミナーを開催しました。毎回10数名のメンバーが参加し、ワークの時間では課題に取り組み、活発に発言して意見交換をするなどして学びを深めました。■ワーク、スキルアップだけではなく、交流も盛んワークシェアでの仲間づくりのほかに、それぞれの興味や趣味を活かして、楽しみながらつながることを目的とした「部活動」があります。市内の複合型子育て拠点「みらいてらす」や市内のコワーキングスペース、公共施設などで以下4つのグループが活動しています。参加メンバーからは、「交流を通して、富士市のことをより知ることが出来た」「メンバー間で気軽に子育ての相談ができた」といった感想が寄せられています。1. 手芸部手芸が好き・手芸に興味があるメンバーが集まり、教え合いながら作業をしています。今年度は「水引のアクセサリー」「ポチ袋づくり」「刺繍の会」を実施しました。手芸部2. 癒し部日頃の癒しについて情報の共有をしたり、癒し遠足を計画したりしています。今年度は「三島散策」「白糸の滝遠足」「遠足の振り返り会」を実施しました。癒し部3. これから何かを見つけたい部これから何かを見つけていきたい同志の集まりです。今年度は「価値観ワーク」「ドリームマップ作り」「自分がやりたいこと&実行する日を考えよう」「富士かるた&暮らしの座談会」「芋煮会」を実施しました。これから何かを見つけたい部4. 交流部ランチ、お茶会、お出かけなどを通して、交流を深めています。今年度はランチ交流会にて「インタビュー形式の自己紹介とババ抜き大会」「物々交換会(これから何かを見つけたい部と共同開催)」を実施しました。交流部■このみ会の公式ホームページがオープン2024年2月、このみ会ホームページが公開されました。このみ会の活動をより多くの人に伝え、仲間や仕事の依頼を増やすため、メンバー8名で画像や原稿作成、画像のアップロードなど、コンテンツ制作を分担して行いました。 富士市では、市への移住を検討する都市部住民と富士市民、市内事業者との交流を促進する事業にも取り組んでいます。各事業の内容については、下記の移住ポータルサイト「富士市移住コトハジメ」イベントページよりご覧ください。 さらに、2024年度は子育て世帯のUターン移住者支援に力を入れていく予定です。詳細が決まり次第、「富士市移住コトハジメ」にて公開します。【関連ウェブサイト】富士市移住定住応援サイト「富士市移住コトハジメ」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日BIGLOBEプレスルーム 最大通信速度10Gbps(注1)の光ブロードバンドサービス「ビッグローブ光 10ギガ」を提供しているBIGLOBEは「ファミリー層のインターネット利用に関する意識調査」を実施しました。本日、調査結果の第2弾を発表します。本調査は、全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人を対象にアンケート形式で実施しました。調査日は2024年1月23日~1月25日、調査方法はインターネット調査です。【調査結果のトピックス】1. 「スマホを上手に育児に利用するのは良いこと」未就学児の親の8割2. 小学生のインターネット利用「当たり前だと思う」7割3. 「子どものスクリーンタイム」中高生では1日に「120分以上」4割に4. 小中高生の6割強が「勉強や習い事にタブレットを利用」【調査結果詳細】1. 「スマホを上手に育児に利用するのは良いこと」未就学児の親の8割全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人のうち、未就学児の親に「スマホ育児」について質問をした。「スマホ育児」については約6割が経験。「スマホを上手に育児に利用するのは良いことだと思う」については、「あてはまる」(32.1%)、「ややあてはまる」(48.6%)をあわせ8割にのぼった。「スマホ育児」について2. 小学生のインターネット利用「当たり前だと思う」7割全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人に「子どもがタブレットやスマートフォン(インターネット)を利用することについて」それぞれの成長時期ごとに聞くと、中学生・高校生では「今の時代は当たり前だと思う」「やや当たり前だと思う」と回答した割合が8割、小学生では7割、未就学児でも5割となった。子どもがタブレットやスマートフォン(インターネット)を利用することについて全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人に「子どものインターネット利用のルールについて」決めているか質問をすると、「利用時間に関するルール(タブレットやスマホを見る時間は1日〇時間までなど)」、「利用時間帯に関するルール(夜〇時以降は使用禁止など)」、「利用内容に関するルール(アクセスしても良いサイト・利用しても良いアプリを限定するなど)」いずれも「決めていない」と回答した人の方が多く6割強だった。子どものインターネット利用のルールについて家庭でのルールについて(一部フリーコメントを抜粋)・使用時間は夜21時までとしている。1時間みたら目を休憩するように声掛けをする【50代・小学生中学生の親】・動画はすべての勉強が終わらない限り見せない【30代・小学生の親】・親の目の届くリビングだけで使用する。親が確認した時は隠さない【50代・小学生高校生の親】・夫、私も含めて全員誰かしら端末をいじっているので、家族全員何も言えない。【50代・中学生の親】・決めごとをしても守らないのであきらめている【20代・小学生の親】・本人に任せている【40代・小学生の親】・特に明確なルールを決めてはいないが、トラブルが起きそうなときには必ず事前に報告するようにしている【40代・小学生の親】3. 「子どものスクリーンタイム」中高生では1日に「120分以上」4割に全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人に「子どもの1日あたりのスクリーンタイムについて」質問をした。未就学児では「30分~60分未満」(29.6%)が最も多く、60分未満という割合は6割に。小学生でも「30分~60分未満」(23.4%)が最も多く、60分未満という割合は5割だった。一方、中学生・高校生では、「120分以上」(40.6%)が最も多い結果に。中学生・高校生では、60分以上という割合は7割強にのぼった。子どもの1日あたりのスクリーンタイムさらに、「子どものスクリーンタイムは適切だと思うか」質問をすると、未就学児と小学生では「適切だと思う」と回答した人が多く、約6割に。中学生・高校生では「長いと思う」「適切だと思う」がほぼ半々となった。子どものスクリーンタイムは適切だと思うか4. 小中高生の6割強が「勉強や習い事にタブレットを利用」全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人のうち、小学生~中高生の子どもがいる人を対象に、子どもは「勉強や習い事にタブレットを使用しているか」(通信教育のタブレットコース、塾、勉強アプリ、オンラインの習い事など、一部スマホ利用も含む)質問をすると、「使用している」と回答した割合は、小学校低学年(1~3年)で60.2%、小学校高学年(4~6年)で66.4%、中学生・高校生で65.5%と、6割を超える結果となった。勉強や習い事にタブレットを使用しているかBIGLOBEが提供している「ビッグローブ光 10ギガ」はご家庭で複数人によるインターネット利用や、動画視聴・オンラインゲームなどをご利用いただく方に適したサービスとなります。 BIGLOBEはネットとリアルの世界の「Life-changing Company」を目指し、お客さま一人ひとりのかなえたい想いを実現してまいります。※ 本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合があります。また複数回答可の設問があるため、合計100%を超える場合があります。■調査概要・調査名 :ファミリー層のインターネット利用に関する意識調査・調査対象:全国の20代から50代で子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人・調査方法:インターネット調査・調査期間:2024年1月23日~1月25日BIGLOBEでは、現代社会が何を課題と捉え、人々が何を必要としているのかを把握するために、若年から高齢の幅広い方々に向けて、多様な角度から意識調査を実施しています。「BIGLOBE調べ」 (注1)最大通信速度はお客さまのご利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下します。※記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標です。<本件に関するお客さまからのお問い合わせ先>BIGLOBEカスタマーサポート インフォメーションデスク電話:0120-86-0962 (通話料無料)携帯電話、IP電話の場合電話:03-6385-0962 (通話料お客さま負担) ※BIGLOBEのニュースリリースは からご覧になれます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日勉強は自己流、成績が伸びず志望校を変更息子は現在高校1年生。小学校1年生でASD(自閉スペクトラム症)、中学1年生でLD・SLD(限局性学習症)と診断を受けました。また、聴覚過敏もあり、小中学校は特別支援学級に所属していました。中学3年生だった一年前、私たちは進学について悩んでいました。息子は全日制の普通科高校を志望していたのですが、勉強は自己流。主に学校から配布された参考書や補助教材の問題集に取り組んでいました。ただし、好きな教科しか勉強せず、嫌いな教科は一切手をつけません……。当然成績は思うように伸びませんでした。そんな中、高校の体験入学をした息子は、自分をいじめていた同級生が同じ学校を受けることを知りショックを受けていました。また、中学校とは異なり、全日制の高校には特別支援学級がありません。クラスの人数も多い全日制の学校で息子は「自分はやっていけるのだろうか?」と心配になり、学級担任の先生に相談、志望を通信制の高校へ変更しました。私は最初から息子には通信制が合っていると思っていたので、「息子にとってもあっていると思うよ!」と賛成しました。ですが、通信制の高校に決めた途端、息子はすべての勉強を辞め、ゲーム漬けになってしまったのです。Upload By ユーザー体験談受験勉強をしない息子。試験本番は人の多さに面を食らい……Upload By ユーザー体験談勉強をしなくなってしまった息子。あまり勉強をと急かすのも良くないなと思い見守りました(「やろとしていたのに、やる気がなくなった!」など言われないように……)。幸いにも、中学校では通信制高校のテスト傾向を把握しており、授業中に試験対策をしてくれました。苦手な作文には苦労していたようで、私は大丈夫なのかとハラハラ……。そして受験当日、息子はそんなに緊張はしていない様子でしたが、会場に着くと受験生とその保護者の多さに面食らっている様子でした。私は校舎に入る息子を見送り(どうか緊張せず実力を出せますように……!)と祈ることしかできませんでした。通信制高校へ合格!「選んで良かった!」というサポートが行き届いた学校生活息子は無事、第一志望の通信制高校に合格しました!息子が入学した通信制の高校はコース選択があり、週に3日スクーリングがあるコースを選びました。スクーリング中にレポートを書くことができるので出し忘れが減らせること、全く外出せずひきこもりになってしまっても……と思い選択しました。通信制の高校は、発達障害のある子どもが多いのかとてもサポートが行き届いていて「この学校に進学できて良かった!」と息子本人も言っています。「分からない事はそのままにせず聞いてね」、「困っている事はない?」などと声かけしてくれたり、レポート提出がされていないと、必ず知らせてくれます。先生方は、適度な距離感を保ちながら、クラス全体を観てくれているようです。クラスは20人ほどで、にぎやかすぎず、静かすぎずでちょうど良く、クラスメイトとはレポートについて教えあったりすることもあるそう。生活リズムは、小中学校の時より少しだけ遅寝遅起きにはなっていますが、お友達と出掛ける約束や、大好きなゲームの話などについて、SNSや電話でやり取りしているようです。友達はたびたび遊びに誘ってくれます。ですが「〇〇に行きたい」と行きたい場所の希望は伝えてくるものの、段取りをつけるのが苦手だそうで、息子が電車の時刻表を見て「何時にどこで待ち合わせをする」といった調整役をしています。そのおかげか、最近では先々の見通しを立てられるようになりました。Upload By ユーザー体験談基本、放任主義の私ですが、夕飯時に息子から学校の事を話してくれる事が小中学校の頃よりも格段に増えました。高校が居心地の良い場所になっているようでうれしいです。高校生になって急成長!社会性が身につきぐんぐん成長していますまた、高校生になって大きく成長したと感じるのは、社会性が身についたことです。今までなら絶対にやろうとしなかったボランティア活動などにも参加するようになりました。先生が誘ってくれて、入る前に見通しが立つよう事前に説明をしてくれたそうです。何をやるのかの見通しが分かったので、抵抗感なく参加できるようになったと言っていました。いままで参加しなかったのは、やりたくないのではなく、どうすればいいかわからず不安だからできなかったのですね……。それに気づいてサポートし、息子のできることを伸ばしてくださる先生方には感謝しかありません。また現在は、発達障害のあるお子さん向けの寺子屋的な教室でアルバイトをしています。以前はそちらにお世話になっていたのですが、今度は教える側になったことは、親としてもとても感慨深いです。生徒たちは、各々が言いたい事、やりたい事をしたり、上手くできないと癇癪を起こしたりすることもあります。息子はそんな生徒たちを見て「まるで、小さい頃の自分を見ているようで。その気持ちすごく分かる!」と言っています。そして「お互いに譲らなきゃいけなかったり、相手の話も聞いてあげなきゃ……ということも多いんだよね」と話す姿を見て相手の気持ちを考えることや、自分自身を客観視することなどができるようになってきたと感じています。Upload By ユーザー体験談息子は大学進学を希望しています。また進学先に迷うことがあると思いますが、社会性を身につけてきた今なら、高校受験の時より心配も少なくなるかなと思っています。どんどん成長していく息子がまぶしいです。これからも楽しい高校生活が送れますように。イラスト/ネコ山エピソード提供/しのっぺ(監修:鈴木先生より)今の日本の高校教育の中で神経発達症に一番理解のある学校は通信制と言っても過言ではないでしょう。私立でサポートが行き届いている学校もありますが、わずかしかないのが現状です。通信制の高校は身近にあって自由がきくので、神経発達症のお子さんには向いているようです。神経発達症のみならず、朝起きられず午前中調子の悪い症状のある起立性調節障害のお子さんにも向いているようです。一旦全日制の普通科高校に入学しても中退して通信制に転校したことで一日のリズムが整い、心身共にすっきりしたお子さんが多いと、日頃の外来で感じています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2024年02月14日株式会社学研ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮原博昭)の調査・研究機関である学研教育総合研究所は、「小学生調査」「中学生調査」の第二弾として、「習い事」「将来の職業」「メディア・通信機器の利用」に関する結果を公表しました。2023年12月に、お年玉や起床・就寝時刻、好きな食べ物など、日常生活に関する調査結果を発表しましたが、今回はこれらに続き、上記テーマについての調査結果を第二弾として公開したものです。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)URL 表1: 学校以外で行っている習い事をきいたところ、小学生では1位「水泳」(27.0%)、2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」(19.3%)、3位「英会話教室」(15.4%)、4位「音楽教室(歌や楽器など)」(14.5%)、5位「通信教育」(10.8%)となり、中学生では1位「受験のための塾・学校の補習のための塾」(54.8%)、2位「英会話教室」(7.5%)、3位「英語塾(読み書き中心)」(7.2%)、4位「通信教育」「音楽教室(歌や楽器など)」(いずれも6.8%)となりました。表2: 将来なりたいと思っているものをきいたところ、小学生では1位「パティシエ(ケーキ屋)」(5.0%)、2位「YouTuberなどのネット配信者」(4.3%)、3位「警察官」(3.8%)となり、中学生では1位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」(4.0%)、2位「公務員」「会社員」(いずれも3.8%)、4位「学校の教師・先生」(3.0%)、5位「看護師」(2.5%)となりました。[小学生調査 調査結果]メディア・通信機器について★家庭内で自由に使える通信機器は、「パソコン」38%、「タブレット」53%、「スマートフォン」42%、「ゲーム機」48%6年生では「スマートフォン」が2022年調査から10ポイント上昇家庭内で自由に使える通信機器を聞いたところ、「ゲーム機(家族と共有)」(26.6%)が最も高くなり、「スマートフォン(子ども専用)」(26.3%)、「ゲーム機(子ども専用)」(24.1%)が続きました。また、大きな4つの分類(「パソコン」「タブレット」「スマートフォン」「ゲーム機」)でみると、「パソコン」は38.0%、「タブレット」は53.1%、「スマートフォン」は41.8%、「ゲーム機」は48.1%となりました。学年別にみると、「パソコン」と「スマートフォン」は学年が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、6年生では「パソコン」が51.5%、「スマートフォン」が63.5%となりました。前回の2022年調査と比較すると、「スマートフォン」は6年生では10.0ポイント上昇(前回調査53.5%→今回調査63.5%)しました。★通信機器に費やす時間 平均は1時間36分/日、6年生では1時間59分/日家庭内で自由に使える通信機器がある人(1,086名)に、1日にどれくらいの時間を費やしているかをきいたところ、「30分~1時間未満」(23.1%)と「1時間~1時間30分未満」(22.6%)に多くの回答が集まり、平均は1時間36分でした。学年別にみると、通信機器に費やす時間の平均は、高学年ほど長くなる傾向がみられ、6年生では1時間59分でした。★「アプリに課金したことがある」小学生の23%課金したことのあるアプリのジャンル 1位「ゲーム」2位「動画・映画」3位「勉強・学習」アプリに課金したことがあるか(有料でダウンロードできるアプリや定額制のアプリの利用、アプリ内課金など)をきいたところ、「課金したことがある」は23.1%、「課金したことはない」は76.9%となりました。男女別にみると、課金したことがある人の割合は、男子では28.5%と、女子(17.7%)と比べて10.8ポイント高くなりました。課金したことのあるアプリのジャンルをみると、1位「ゲーム」(14.2%)、2位「動画・映画」(4.8%)、3位「勉強・学習」(4.4%)でした。★「保護者とアプリ課金に関するルールを決めている」アプリ課金経験がある小学生の87%ルールの内容は? 1位「使ってよい金額を決めている」2位「ダウンロードするときは親の許可を得る」アプリに課金したことがある人(277名)に、保護者とアプリ課金(有料でダウンロードできるアプリや定額制のアプリの利用、アプリ内課金など)に関するルールを決めているかをきいたところ、「使ってよい金額を決めている」(39.4%)が最も高くなり、「ダウンロードするときは親の許可を得る」(27.1%)、「使ってよい場面を決めている」(23.8%)が続き、「決めている」は87.4%、「特に決めていない」は12.6%となりました。学年別にみると、ルールを決めている人の割合は学年が上がるにつれ高くなる傾向がみられ、6年生では93.1%となりました。習い事について★習い事ランキング 1位「水泳」2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」3位「英会話教室」「受験のための塾・学校の補習のための塾」は2022年調査3位から順位が上昇学校以外で行っている習い事をきいたところ、1位「水泳」(27.0%)、2位「受験のための塾・学校の補習のための塾」(19.3%)、3位「英会話教室」(15.4%)、4位「音楽教室(歌や楽器など)」(14.5%)、5位「通信教育」(10.8%)となり、「学校以外で行っている習い事(勉強やスポーツなど)はない」は22.9%でした。学年別にみると、1年生から4年生までは「水泳」、5年生と6年生では「受験のための塾・学校の補習のための塾」が1位でした。前回の2022年調査と比較すると、「習い事はない」が前回調査27.5%→今回調査22.9%と4.6ポイントの下降となり、何らかの習い事をする小学生が増えたことがわかります。また、「受験のための塾・学校の補習のための塾」は前回調査3位→今回調査2位と順位を上げ、教科学習への関心の高さをうかがい知る結果となりました。★小学生が習い事を始めた“きっかけ”や“理由”水泳では「体力づくりや運動能力の向上につながるから」、塾では「子どもが行きたい・やってみたいと言ったから」、英会話教室では「将来に役立つから」が1位それぞれの習い事について、習い事を始めた“きっかけ”や“理由”をききました。習い事のTOP10に挙がったものについてみると、【水泳】と【体操教室】では「体力づくりや運動能力の向上につながるから」、【受験のための塾・学校の補習のための塾】や【音楽教室】、【通信教育】、【サッカー・フットサル】、【ダンス】では「子どもが行きたい・やってみたいと言ったから」、【英会話教室】と【そろばん】では「将来に役立つから」、【習字・書道】では「子どもが行きたい・やってみたいと言ったから」「将来に役立つから」が1位でした。★保護者が小学生の子どもの塾選びで重視すること1位「家からの通いやすさ」2位「料金」3位「授業内容」4位「受講スタイル」5位「サポート体制」保護者にとって、子どもの塾選びのポイントとなるのはどのようなところなのでしょうか。保護者に、子どもの塾選びで重視することをきいたところ、「家からの通いやすさ」(44.3%)が最も高くなりました。塾選びの際、家からのアクセスの良さがポイントとなることが多いようです。次いで高くなったのは、「料金」(40.5%)、「授業内容」(30.0%)、「受講スタイル(集団指導・個別指導など)」(23.8%)、「サポート体制」(21.3%)でした。将来について★小学生が将来つきたい職業 1位「パティシエ(ケーキ屋)」2位「YouTuberなどのネット配信者」3位「警察官」「看護師」が大幅に順位を上げてTOP5にランクイン男子では「YouTuberなどのネット配信者」が3年連続1位、女子では「パティシエ(ケーキ屋)」が7年連続1位将来なりたいと思っているものをきいたところ、1位「パティシエ(ケーキ屋)」(5.0%)、2位「YouTuberなどのネット配信者」(4.3%)、3位「警察官」(3.8%)となりました。前回の2022年調査と比較すると、「パティシエ(ケーキ屋)」と「YouTuberなどのネット配信者」は前回と同様にTOP2に挙がりました。また、「看護師」は前回調査22位→今回調査5位と、順位を大きく上げました。男子についてみると、1位「YouTuberなどのネット配信者」(6.8%)、2位「警察官」(5.8%)、3位「その他スポーツ選手(野球、サッカー、水泳以外)」(4.7%)となりました。学年別にみると、1年生と2年生では「警察官」、3年生では「運転士」、4年生では「YouTuberなどのネット配信者」、5年生では「YouTuberなどのネット配信者」と「エンジニア・プログラマー」、6年生では「エンジニア・プログラマー」が1位でした。過去の調査と比較すると、「YouTuberなどのネット配信者」は2021年・2022年・2023年と3年連続で1位となりました。女子についてみると、1位「パティシエ(ケーキ屋)」(9.0%)、2位「看護師」(5.3%)、3位「歌手・アイドル」(4.0%)となりました。学年別にみると、いずれの学年でも1位は「パティシエ(ケーキ屋)」となり、1年生では「医師(歯科医師含む)」、2年生では「歌手・アイドル」、3年生以上では「看護師」が2位でした。過去の調査と比較すると、「パティシエ(ケーキ屋)」は2017年調査から7年連続で1位となりました。[中学生調査 調査結果]メディア・通信機器について★中学生が通信機器に費やす時間 平均は1時間59分/日、男子では2時間10分/日家庭内で自由に使える通信機器がある人(582名)に、1日にどれくらいの時間を費やしているかをきいたところ、「30分~1時間未満」(17.2%)や「1時間~1時間30分未満」(18.7%)、「1時間30分~2時間未満」(16.7%)、「2時間~3時間未満」(20.4%)に回答が集まり、平均は1時間59分でした。男女別にみると、通信機器に費やす時間の平均は、男子では2時間10分と、女子(1時間48分)と比べて22分長くなりました。★「アプリに課金したことがある」中学生の39%、男子の1年生では55%課金したことのあるアプリのジャンル 1位「ゲーム」2位「動画・映画」3位「音楽」アプリに課金したことがあるか(有料でダウンロードできるアプリや定額制のアプリの利用、アプリ内課金など)をきいたところ、「課金したことがある」は38.7%、「課金したことはない」は61.3%となりました。男女別にみると、課金したことがある人の割合は、男子では49.7%と、女子(27.7%)と比べて22.0ポイント高くなりました。また、男女・学年別にみると、課金したことがある人の割合は、男子の1年生(55.0%)では半数を超えました。課金したことのあるアプリのジャンルをみると、1位「ゲーム」(24.3%)、2位「動画・映画」(10.7%)、3位「音楽」(8.8%)でした。★「保護者とアプリ課金に関するルールを決めている」アプリ課金経験がある中学生の85%アプリに課金したことがある人(232名)に、保護者とアプリ課金(有料でダウンロードできるアプリや定額制のアプリの利用、アプリ内課金など)に関するルールを決めているかをきいたところ、「使ってよい金額を決めている」と「ダウンロードするときは親の許可を得る」(いずれも34.5%)が最も高くなり、「使ってよい時間を決めている」(19.0%)が続き、「決めている」は84.5%、「特に決めていない」は15.5%となりました。習い事について★中学生の習い事ランキング 「受験のための塾・学校の補習のための塾」がダントツ、2位「英会話教室」3位「英語塾」「受験のための塾・学校の補習のための塾」は2020年調査から10ポイント上昇学校以外で行っている習い事をきいたところ、「受験のための塾・学校の補習のための塾」(54.8%)が突出して高くなり、2位「英会話教室」(7.5%)、3位「英語塾(読み書き中心)」(7.2%)、4位「通信教育」「音楽教室(歌や楽器など)」(いずれも6.8%)と続きました。また、「学校以外で行っている習い事(勉強やスポーツなど)はない」は28.2%でした。学年別にみると、「受験のための塾・学校の補習のための塾」は上の学年ほど高くなる傾向がみられ、3年生では63.0%となりました。前回の2020年調査と比較すると、「受験のための塾・学校の補習のための塾」は前回調査44.5%→今回調査54.8%と、10.3ポイント上昇しました。将来について★中学生が将来つきたい職業 1位「エンジニア・プログラマー」2位「公務員」「会社員」男子では1位「エンジニア・プログラマー」2位「会社員」、女子では1位「学校の教師・先生」2位「看護師」将来なりたいと思っているものをきいたところ、1位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」(4.0%)、2位「公務員」「会社員」(いずれも3.8%)、4位「学校の教師・先生」(3.0%)、5位「看護師」(2.5%)となりました。男子についてみると、1位「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」(5.7%)、2位「会社員」(5.0%)、3位「プロサッカー選手」(4.0%)となりました。学年別にみると、1年生では「エンジニア・プログラマー」と「プロサッカー選手」、2年生では「エンジニア・プログラマー」、3年生では「会社員」が1位でした。女子についてみると、1位「学校の教師・先生」(4.7%)、2位「看護師」(4.3%)、3位「公務員」「薬剤師」(いずれも4.0%)となりました。学年別にみると、1年生では「学校の教師・先生」、2年生では「漫画家・イラストレーター」、3年生では「公務員」が1位でした。■調査概要■調査タイトル:小学生・中学生白書 小学生・中学生の日常生活に関する調査 <第二弾>「習い事」「将来の職業」「メディア・通信機器の利用」調査対象(小学生調査):ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする小学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者(中学生調査):ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする中学生の子どもを持つ20歳~59歳の保護者調査地域:全国調査方法:インターネット調査調査期間:2023年10月27日(金)~11月1日(水)の6日間有効回答数(小学生調査):1,200サンプル(中学生調査):600サンプル実施機関:ネットエイジア株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日不登校児童生徒対応のマンツーマンオンライン塾『Preステップオンライン』を運営するCKCネットワーク株式会社(代表取締役:山崎 朋宏、本社:愛知県名古屋市)は、『年度替わりの今だからこそ 不登校は誰にでもある 不登校の不安解消の一手は家庭学習から ~家庭学習の取り組み方 オンライン説明会~』を2024年2月24日(土)に開催することになりましたので、お知らせいたします。説明会タイトルロゴ【イベント概要】◆名称: 年度替わりの今だからこそ 不登校は誰にでもある不登校の不安解消の一手は家庭学習から~家庭学習の取り組み方 オンライン説明会~◆会場: オンライン(Zoom)他の参加者に顔や名前を出さずに参加できます◆日時: 2024年2月24日(土)11:00~12:00◆内容: 不登校児童生徒の勉強への気持ち 家庭学習への取り組み方◆詳細: ●開催に至った社会的背景と現状「増加する不登校児童生徒と不登校時の心配。不登校の原因」文部科学省の調査によると、小・中学校の不登校児童生徒の数は2022年度に過去最多の299,048人を記録しており、2013年度以降、不登校児童生徒は年々増加しています。(別紙参考資料(1))「令和2年度不登校児童生徒実体調査」では、不登校となった中学生のうち約74%が勉強の遅れに対する不安を、約69%は進路・進学に関する不安を抱えています。(別紙参考資料(2))「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」では、不登校児童生徒が不登校の主な要因として51.6%が「無気力・不安」をあげています。また、未来地図( )の調査によると、「不登校の要因」について、37.5%の保護者が「子ども自身も、学校へ行けない理由がわからない」と回答しています。参考資料(1) 不登校児童生徒数参考資料(2) 不登校生徒が不登校時に不安だったこと●開催への想い「8年間の不登校児童生徒へのサポートから得た経験」不登校生は年々増加していますが、不登校になる理由の半分以上が明確な理由ではなく、ぼんやりとした理由です。勉強が理由で不登校になる生徒は少ないのですが、不登校になった後に勉強や進路について不安を覚える方が多くいらっしゃいます。日常から家庭学習の取り組み方に目を向け、学習習慣の定着、学習の積み重ねをしておくことで、不登校になった際に、少しでも勉強や進路の不安解消につながるのではないかと思います。当社には8年の「不登校児童生徒へのオンライン授業・面談実績」があり、現在も多くのお子さま・保護者の方々への不登校支援のサポートを行っています。当社に問い合わせされる不登校児童生徒をお持ちの保護者の方は、様々な悩みをもって相談に来られます。受講していただいた生徒の保護者からは「このサポートをしていなかったら高校進学も考えられなかった。まさかうちの子が高校に行けるとは思ってもいなかったので希望をもらった。」という声をいただきました。今回の説明会をお子さまの家庭学習の環境、学習習慣などについて考えていただくきっかけにしていただきたいと考えています。【『Preステップオンライン』とは】不登校、軽度発達障害、グレーゾーンの方向けのマンツーマンオンライン塾『Preステップオンライン』の3つの特徴をご紹介します。■マンツーマン授業:1回40分小学3年生~中学3年生の内容で必要なところから学べる無学年方式で、学習以外の話もしながら楽しく基礎を積み重ねます。■個別面談:月1回15分学習状況、頑張り度をデータ化して毎月報告。学習だけでなく生活の不安や悩みの相談にも対応します。■スタディサプリを中心とした学習管理システム小学生・中学生の国語・算数・理科・社会・数学・英語の映像授業が1万本以上見放題です。授業で学習した内容をテストで確認することができ、“できた!わかった!”を定着することができます。【CKCネットワーク株式会社について】『家族に自慢できるサービスを、世の中に提供する。』を理念として1990年に愛知県で創業しました。通信指導実績33年、累計指導会員数50万人以上を誇る総合教育企業です。オンライン個別指導塾「Fit NET STUDY」や、不登校、軽度発達障害、グレーゾーンの方向けのマンツーマンオンライン塾「Preステップオンライン」など、幅広い事業を運営しています。CKCネットワーク株式会社URL: PreステップオンラインURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月06日どんな習い事をしているか、通い始めた年齢、月謝など気になる子どもの習い事。実際に習い事をしていて感じるメリットやデメリットなど、普段聞けない習い事のあれこれについて、HugMugフレンズにその実態を調査! なにか新しいことを始めるなら、慌ただしくて慣れない新生活がスタートする前の2月がおすすめ! まずは体験に行ってみて、子どもの興味があることを見つけてみて。CONTENTS■習わせている習い事は?■習い事はいくつしている?■習い事を始めた年齢は?■週に何日通っている?■習い事にかかる総費用は?■習い事をさせるきっかけは?■入会の決め手は?■習い事をさせるときに注意したことは?■習い事に行き渋るときの解決法は?■習い事の失敗エピソード■気になる習い事は?習わせている習い事は?数ある習い事の中で、HugMugフレンズの子どもたちはどんな習い事をしているのかリサーチ! 習わせてよかったエピソードも要チェック。1位スイミング「選手コースでがんばっているので親もサポートが大変ですが、本人がやりがいを感じているようなので、やってよかったです。大会に出場するなど、その分野で花が開かなくても度胸がついたと思います」(kanokoさん/8歳女の子のママ)「毎月咳で幼稚園をお休みしていたので、肺を強くするためにスイミングに入会。明らかに咳が長引く回数が減りました」(湯場あやこさん/7歳男の子のママ)「スイミングは始めてすぐに泳ぐのが大好きになり、お風呂の中ではずっと潜ってるくらいに(笑)。海に行っても足がつかないところでも怖がらずに遊んでいます」(宇都木まりさん/4歳男の子のママ)同率1位空手「挨拶などの礼儀が身につき、新たな場所に行くことによって友だちが増えたり、子ども自身の世界が広がったように思います。“がんばればできるようになる”という成功体験が積めるのもよかったと思っています」(寺田 繭さん/6歳男の子のママ)「小学一年生のとき空手を始める際に“黒帯になりたい!”そう娘が目標を持ち、始めました。上級の子が下級の子に指導するので、子ども目線の言葉や考え方でわかりやすく、一歩一歩と帯の色が変わっていき中学生になったタイミングで黒帯になりました。昇段審査があるのですが、日々の練習や努力をすることで目標を叶えていく姿を毎回見ていて続けてよかったと思いました」(海老原 英里子さん/14歳女の子のママ)「道場の雰囲気や子どもたち、先生の人柄がいいので安心して任せられる。子どもの成長を家族だけでなく保護者の中でも共有して喜べる」(蓮間衣里さん/7歳男の子のママ)3位体操教室「体力がつき、運動能力が向上した。それぞれに得意不得意があることを把握し、苦手な子を応援することができるようになった」(ありささん/5歳女の子のママ)「体操教室で運動の基礎を学んでいたからか、スポーツテストの結果が毎回伸びていて、本人の自信に繋がっている姿が見られて嬉しいです!」(木村さやこさん/7歳女の子のママ)「始めた頃は先生の話をじっとして聞けなかったり自分の順番を待つのも大変でしたが、続けているうちに少しずつ集中力がついてきて、レッスンとそれ以外のメリハリができてきたように感じます。“できた!”という感覚に達成感を感じ、自信につながって自ら習い事に行きたがるようになりました」(與賀田 真理央さん/5歳男の子のママ)「跳び箱も飛べず、鉄棒の前まわりもできなかったのですが、空中逆上がりや空中前まわり、跳び箱もハンドスプリングもほぼ仕上がってきて、学校の体育は問題なくできそうです」(蓮間衣里さん/7歳男の子のママ)同率3位ダンス「練習したらできなかったこともできるようになる、ということを実体験をもって学ぶことができました。いつもすぐできないから無理と諦めがちな娘ですが、“でもダンスのときも練習したらできたよね?”と対話することで前向きに挑戦できる機会が増えた気がします。また、発表会に出た経験がとても大きかったように感じます。緊張を乗り越え楽しみながら披露し、自分に自信がついたように見えました」(mariさん/4歳女の子のママ)「イベントではじめて人前で披露することになり、子どもの性格上不安な点が多かったのですが、しっかり練習していたので本番もやり遂げられ、感動しました! 学校外のお友だちができるのも(親同志も)よかったです」(ユキさん/7歳男の子のママ)「年に一度の発表会がすごく大きなステージで、娘も私たち家族もそれが毎年の楽しみになりました!」(miharuさん/5歳女の子のママ)「“踊れない、悔しい、上手になりたい!”という意欲が湧くようになり、レッスンがない日も自主的に練習するようになった。人前で何かをすることが好きになり、幼稚園の運動会やお遊戯会でもよいパフォーマンスができるようになった」(ありささん/5歳女の子のママ)同率3位通信教育「タブレット教材のスマイルゼミで、苦手だった図形が何度も解くうちに得意な分野になった」(maikoさん/4歳女の子のママ)「タブレットなのでわからないところを自分のペースで何度でもゲーム感覚でやれるので、勉強を楽しいと思えるようになりました!」(生山アキさん/7歳男の子のママ)「通信教育(しまじろう)は、生活習慣系の内容もしっかり入っているので、親が教えなくても学んでくれるため、仕事ばかりの私でも助かっています」(rikoさん/5歳女の子のママ)6位そろばん「とにかく暗算力がつくので、一緒にスーパーに行ってもお菓子のお金を決めるだけで自分で計算して決まった額内でお買い物してくれるので助かります」(akaneさん/5歳女の子のママ)同率6位書道・習字「お習字を習い始めて、クラスのみんなから字がきれいとほめられるのが嬉しいようで、いつも報告してくれます」(akaneさん/8歳男の子のママ)同率6位学習塾「10歳から週一で通っている学習塾。自分のペースで時間割を組み立てられるようになってきました」(木村朋子さん/11歳男の子のママ)「そろばんや塾、英語教室の宿題等もあり、毎日の勉強習慣が朝と帰宅後についたことがよかったと思います」(akaneさん/8歳男の子のママ)9位ピアノ「ピアノのおかけでリズム感がついたのか、幼稚園の発表会の50人中ひとりのシンバルの役に選ばれました」(maikoさん/4歳女の子のママ)「練習をすると“できた!”が増える。その経験をすることで勉強などでも粘り強くなってすぐにあきらめないようになったように思います。上手になった喜びや上手くできないイライラなど、いろんな思いと向き合うことで心の成長につながっていると感じています」(谷垣マヨさん/9歳女の子のママ)同率9位英会話教室「学んでいるだけあって、子どもの脳にしっかりと入っていること。それが日常生活でも生かされている。外出先で英語を話すことがあったり、知らない外国の子どもと仲良く遊んで交流していることも」(rikoさん/5歳女の子のママ)同率9位サッカー「体力がついた。学校以外のコミュニティができた」(春海 茜さん/7歳男の子のママ)同率9位バスケットボール「スポーツ少年団に所属していますが、本人がどうしてもバスケをやりたいというので始めました。とにかく楽しいようで、練習がお休みだと泣くほど。毎日頭にバスケしかないくらい好きなようで、こちらからもう練習やめて~とお願いしているくらいで、それほど好きなものが見つかってよかったと思います」(kanokoさん/6歳男の子のママ)「年中からバスケットボールの習い事を始め、2年半が経ち、昨年から小学校のミニバスにも入りました。経験者ということもあり、自分に自信がついてきたように思います。特技ができてよかったなと感じます」(miharuさん/7歳男の子のママ)13位バレエ「先日発表会があり、その舞台に立つ本人を見てとても成長を感じました。私の想像以上の完成度に感動……。親の見ていないところで練習し、保育園のお友だち以外でも仲良しの子ができたり、先生に怒られても自分で受け止めて理解できるようになってきたと思います」(小島千聖さん/5歳女の子のママ)習い事はいくつしている?習い事は2つしている子どもが多数。子どもの好きなことをくみ取りつつ、静(文化系)と動(運動系)をひとつずつ習ってバランスをとっているという家庭も。習い事を始めた年齢は?4歳くらいから習い事を始める子どもが全体の4割。4歳は身の回りのことが自分で少しずつできるようになり、さまざまなことに興味が出てくる時期。体力もついてくるので、習い事を始めるにはベストかも。週に何日通っている?週2日・・・33%週1日・・・33%週6日以上・・・11%週5日・・・7%週3日・・・7%週4日・・・7%週1~2日通っている子どもが多い。なかには週6日以上通っているという子どもも。習い事にかかる総費用は?習い事をさせるきっかけは?「今後やることの幅が広がるよう、まずは体の基礎になる習い事を選びました」(與賀田 真理央さん/5歳男の子のママ)「空手は長く続けられ、礼儀に始まり礼儀に終わる。姿勢や礼儀なども身に付き実力が帯の色でわかるので、子どものやる気にも繋がると思いました」(海老原 英里子さん/14歳女の子のママ)入会の決め手は?「土日は他の予定を入れたいので、平日実施がマスト。幼稚園生のうちに始めて、小学生になっても続けられるかを重視して選びました」(ありささん/5歳女の子のママ)「いくつも体験に行って、娘に選んでもらいました! 同じ教室でも先生によって雰囲気がまったく違うので、実際に通う可能性のある曜日の先生で体験をするのがおすすめです」(mariさん/4歳女の子のママ)習い事をさせるときに注意したことは?親の希望だけで習い事を決めない・・・96%子どもの趣味趣向や習い事同志のバランスをとる・・・37%習い事はひとつずつ始める・・・33%その他・・・19%「体験入会をしっかりやり、子どもの意思に任せました。やるからには、諦めない、すぐに辞めないことを約束し、目標を決めることで習い事を始めるか決めています」(海老原 英里子さん/14歳女の子のママ)習い事に行き渋るときの解決法は?「機嫌が悪くて行き渋るときは、行く前に公園などでリセットするかおやつを食べさせてから行くようにしています。そして習い事に着いたら、“終わったら〇〇しよう! 〇〇に行こう!”などと言ってやる気を出しています」(海老原 英里子さん/6歳男の子のママ)「週に4日ある習い事で、その中で最低でも2日は行こうと約束しています。なので『今日は行きたくない』と言ったら最近は無理に責め立てずに『じゃあ今週はこの日とこの日は行けるかな?』と選択肢を与えるようにしています」(寺田 繭さん/6歳男の子のママ)「どんなに嫌がっても、行ってしまえば結局楽しんでいるので、めげずに連れて行きました」(木村さやこさん/7歳女の子のママ)「たまになら、『そんな日もあるよね』とお休みさせます。毎回であれば、楽しくないことに時間もお金もパワーも使うのはもったいないので、習い事はやりたい事をやるものだから、やめてもいいんだよと伝えました。それまでは、毎回泣きながらやめないでがんばると言っていましたが、そう伝えた瞬間すっきりとした顔で、それならやめる! と自分で決めました」(湯場あやこさん/7歳男の子のママ)習い事の失敗エピソード「親の送迎が多すぎて、あっちにこっちに何度も走り回っているので自分が大変です!(笑)」(akaneさん/5歳女の子のママ)「家族時間がない。旅行に行けない」(春海 茜さん/7歳男の子のママ)「繊細な性格もあり、保育園から小学校へ上がるタイミングで、本人の意向なども見てダンスを辞めました。たくさん習い事をしているお友だちがまわりにはいますが、わが子は一度にたくさんのことはできないタイプなので見極めが大切だと思いました」(ユキさん/7歳男の子のママ)「4歳から空手を始めたのですが、やはり始めた当初は集中力が続かないので早かった、と感じることが多かったです。年長さんや小学校入学と同時にすればよかったかな、と思うこともありました」(海老原 英里子さん/6歳男の子のママ)「4歳のときにプールに通わせたら、大泣きで毎日のようにプールに行きたくないと言っていたので、日常に支障が出そうだなと判断し、2ヵ月で辞めたことがあります。そのあと、6歳のときに友だちのお家にとても大きいプールがあり、そこで遊びながら水を克服し、今再び習い始め、今ではとても泳ぐのが好きそうです。焦ってなんでも早くやらせようとするのはよくないなと思いました」(miharuさん/7歳男の子のママ)気になる習い事は?「ギターが2歳くらいから大好きなので、今教室を探しています」(宇都木まりさん/4歳男の子のママ)「長男がチェロを習っているのですが、チェロを教えてくれる教室も先生もなかなか見つからないので……、自分ひとりでも練習できるのと、ギターを教えてくれる人がまわりにいるのもあって、音楽を習わせるならギターがいいな、と思っています」(海老原 英里子さん/9歳男の子のママ)「絵を描いたり、何かを造ったりすることが好きなので造形教室なども気になっています」(maikoさん/4歳女の子のママ)「家の近くにパルクール鬼ごっこの習い事があり、珍しいのと、本人も楽しめそうだなと思い気になっています」(miharuさん/7歳男の子のママ)N=27人子どもにおすすめの習い事やメリット、始めた年齢など、HugMugフレンズの習い事事情を参考に、それぞれの子どもに合わせて選択してみて。さまざまな体験に行き、子どもが“やりたい!”と思える習い事が見つかりますように♪
2024年02月06日「配慮できない」と言われた小学校から特別支援学級のある学校へ転校した息子Upload By ユーザー体験談現在6歳(小1)の息子がいます。4歳でASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断を受けました。不安感が強く嫌なことばかり思い出してしまい、癇癪やこだわりも強い傾向があります。居住地域には自閉症・情緒障害特別支援学級がなかったため小学校は通常学級へ入学したのですが、学校からは「ほかの子と違う対応をすることは特別扱いだからできない」「配慮はできない」といわれ、息子は毎日先生方から怒られるばかりの日々に。学校へ対する不安が大きくなり、このままではダメだと、1年生の2学期から自閉症・情緒障害特別支援学級のある学校へ転校しました。大きな決断でしたので不安もありましたが、ここで転機が訪れたのです。新しい学校で出会った担任の先生新しい学校ではまず体験入学をしました。ここでは、特別支援学級の担任の先生が見てくださいました。「こだわりも強いけど、切り替えもできますね」「これからいろいろ問題は出てくると思いますが、大丈夫ですよ」と先生は力強く言ってくれました。当時、私は前の学校からさまざまな指摘を受けたことで滅入っていました。(受け入れてもらえるところに転校するしかないけれど、この子は変われないかもしれない……)と思っていたので、特別支援学級の先生に「この子は大丈夫」と言ってもらえた事が本当に嬉しかったのを覚えています。そして先生は、発達障害のある子どもにとても理解があり、愛情を持って根気よく接してくれました。Upload By ユーザー体験談息子の困った行動に先生は……転入後も息子の困った行動はみられました。授業中何度も立ち歩いてしまう、ダメだと言われていることも、どうしても気になってやってしまう(触らないで、入らないでと言われていることをしてしまう)、癇癪を起こして関係ないお友達を叩いてしまう、棒を振り回してしまい、お友達に当たってしまった……。そんなとき先生は、優しいだけでなく、ダメなことはダメだとはっきり伝えてくれます。そのあとは「本当は分かってるんだよね」「大丈夫」「できるよ」など安心できるような声かけをしてくれました。息子は「一番」に対してこだわりがあり、授業中の発表順や並び順などたびたび一番ではない事に癇癪を起こしていました。先生は一番にこだわって息子が癇癪を起こしそうになっていた時、「大丈夫、大丈夫、待てるよ」と言いながら息子を抱きしめて、一緒に順番が来るのを待ってくれました。順番まで待てたら、すかさず「ほら、待てたでしょ。できるんだよ!」と言って褒めてくれました。Upload By ユーザー体験談息子は幼稚園でも同じ理由で転園した事がありました。今回の転校もかなりショックだったと思います。「自分はみんなと同じように学校に通えなかった」という劣等感を抱いているようでした。転校した当初は、学校には行きたいけれど校門を入ると不安が押し寄せて癇癪を起こしたりしていました。ですが、すぐに「行きたくない」という事はなくなり、今では校門で「行ってきます!」と元気に登校していく姿を見送っています。家では学校での事を「楽しかった」「またやりたい」など笑顔で話をしてくれることも多くなりました。幼稚園から今まで、つらいことが多かった子育ての中で、子どもの様子にこんなに良い変化が見られたのは初めてでした。Upload By ユーザー体験談毎日笑顔が増えていく!思い切って転校を選択してよかった毎日笑顔が増えました。毎日何度も起こしていた癇癪は今は起こすこともなく、思い通りにいかない時に泣く事もあるものの、切り替えがとても上手になりました。弟がいるのですが弟に対して優しくなり、こだわりのある勝負事で負けたときも、負けを認めて「楽しかったー!」と終わりにできたり、弟に「上手だね、強いね」など褒める様子もみられるようになりました。まだ先は長いですが、思い切って転校を選択してよかったと心から思っています。先生は、優しいだけでなく厳しい面もありますが、いつも笑顔で、何があっても全力で受け止めてくれます。指導は厳しいけれど愛情たっぷりなのが息子にも伝わっている様子で、息子にも、親にも安心感を与えてくれます。今はまだ目の前にある問題と向き合って一つずつ解決していけるように模索しているところです。転校により良い変化が見られているので、このまま息子と私も成長していけたらいいなと思います。イラスト/吉田いらこエピソード提供/AAA(監修:鈴木先生より)お子さんにとってつらい環境から早く転校ができて良かったです。どんなに遠くても理解ある先生のいる学校がいいですよね。これは学校だけでなく医療や、美容院や塾などでも同じです。学校によって教育環境の差がなくなるように、本来は自治体や教育委員会が医療と連携して定期的な勉強会や会議が必要なのですが、現状はなかなか難しいようです。個人でいろいろな講演会を聴いて勉強している先生がいる学校では障がい児に対する「配慮」ができていると感じています。大事なのは教員の数ではなく、障がい児に対する知識の深さ&経験(センス)で、子どもの行動は教育環境にも左右されるため、いい環境に出合えることが重要です。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月01日小中5年間不登校だった娘わが家の娘、いっちゃん(ASD(自閉スペクトラム症)・現在16歳)は、小学校5年生から中学時代まで不登校でした。発達障害と睡眠障害(非24時間睡眠覚醒症候群)があり、朝決まった時間に登校することが難しかったのです。全く行かないというわけではなく、午前中に目を覚ましたときは登校します。とはいえ、泊まりの学校行事には不参加でしたし、年間の出席日数でいえば、欠席していた日のほうがはるかに多かったと思います。欠席した日の勉強はどうしていたかというと……学校には月に7日程度は行っているわけなので、登校した際に、休んでいた間の授業プリントや小テストなどをもらってきて(大体教室の机の中に入ってる)、自宅で教科書を見ながら授業プリントで自習するということはやっていました。Upload By 寺島ヒロ小テストは、親か6歳年上のお兄ちゃんが付き添って、そのプリント自習の後にやらせていました。そのテストの正答率は8割ほどでしたが、担任の先生によると、ほかの児童生徒さんともさほど差はないということだったので、そのまま提出していました。ちなみに、定期テストの結果は真ん中くらい。都市や国の名前や、技術や家庭科のテストで「けがき線」や「まつり縫い」のような用語を問われると正答率が悪いという特徴は見えてきていました。親目線では「あんまり勉強してないな……」という思いはありつつ、しかし、家では絵を描いたり音楽をつくったりとほかの興味のあることで忙しくしていたので、本人も家族も「特別遅れてないならまあいいか」という感じでした。高校は通信制の学校に進学しました。通信制の高校に進学して通信制の高校に進学すると、当然ですが出席日数などは問われません。もともと自習が苦にならないタイプの娘、繰り返して見ることのできるビデオ授業がメインになったのは大変ありがたかったようです。担当の先生のテレビ通話でのフォローアップも受け、着々と単位を取得することができました。【いっちゃんが通信の高校に進学した顛末はこちら】↓しかし、希望の大学を目指そうとすると少々、いえかなり厳しい状態です。小中学校を通して学校の制度や教育システムがどうにも理解できなかったいっちゃんでしたが、高校でキャリアガイダンスや進学指導を受け……発達的にも良いタイミングだったのでしょう、やっと理解し「わたしは大学に行きたい!」と言いだしました。思いも新たに、しかし高校1年生の終わりに受けた初めての模試の結果は撃沈! それでもあきらめるにはまだ早いですし、受験がなくても勉強はしておくに越したことはありません。「数Bが全然分からん!」「忘れていることが多すぎるみたい」という娘にも、はっきりとした課題感が生まれてきたよう。今が学び直しのチャンスかも!?というわけで、娘と話し合って、高校2年生の夏休みは小学校4年生の内容から勉強のやり直しをすることに決めました。紙の本のドリルで学び直し!やり直しの方法は、市販のドリルを本屋で買って、一緒にやることにしました。Webには、高校が用意してくれたものも含めて、インターネットでできる便利な問題集などもありますが、紙の本のほうが親がついて見てやりやすいですし、手で紙に文字を書き入れる「面倒くささ」も、娘には良い経験になるだろうと思いました。さあ、これで夏休みの間にみっちりやるぞ!と思った矢先……なんと、わが家にコロナが襲来。ばたばたと家族が倒れる事態になってしまいました。危うし、学び直し!しかし、「決めたことはやる!」ASDのこだわりか、家族の中でいち早く復活した娘、家族が寝ている中、一人もくもくとドリルを進め、夏休みの終了日までに、ついに中学3年生までの分を終わらせてしまいました!Upload By 寺島ヒロただ「勉強しなきゃ」「いい点とらなきゃ」と思うだけでは難しいけど、4年生の分のドリルを終わらせる、その次は5年生の分のドリルを終わらせる……みたいに具体的にクリアする目標が見えていたので、手が付けやすかったのかもしれません。大学受験にはまだまだ遠いけど……今(高校2年生の冬)も、高校1年生の分のドリルで復習しながら、学校の勉強を進めています。「ドリルまた買ってきて」とか「英検の参考書が欲しい」と言ってくるようになり、小中の頃に比べると、はっきりと自主的に学んでいる感じがしています。執筆/寺島ヒロ(監修:新美先生より)不登校中と通信制高校進学後の学習について、詳しく聞かせていただきありがとうございます。学校にあまり通えていなくて睡眠障害で生活リズムが不安定だった時でさえも、学校のプリントを自習で着々とやりこなし、テストで正答率8割、真ん中ぐらいの成績をとれていたということは、いっちゃんは自習学習に向いている、学習が基本的に苦じゃないタイプの方なのでしょう。思春期の不登校期間に、コツコツ学習をこなしている人は多くない印象なので、とてもすごいです。そして通信制高校の学習スタイルは、そんないっちゃんにはとても合っていたのでしょう。さらに、高校でのキャリアガイダンスや進路指導がヒットして、明確な目標ができてしまえば、強いですね。苦手なところもしっかり分からないところまで戻って学び直しをして、分かる、できるようになる手ごたえをつかめてきたのでしょう。こうなってくると、学習が楽しくなってきて、目標までまっしぐらですね。楽しみです。正直、ここまでコツコツ自主的に学習できるお子さんばかりではありません。これはお子さんのタイプにもよるので、どんなに周りが仕向けようとしても動かないこともあるでしょう。学習に限らなくても、明確な目標やモチベーションがあって、本人のやり方にフィットすると、見違えるように何かに打ち込めることもありますが、その出合いがいつ来るのかは誰にも分からず、気長に見守るしかないこともありますね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月30日夫と結婚して25年が経ち、娘も息子もすでに成人して独立しました。子育てが終わったと思いほっとしたのも束の間、私たちの生活を大きく変える出来事が起こります。ことの発端は、義父の病気でした。昨日まで元気にしていたはずなのに、急に倒れて介護が必要になってしまったのです。幸い、夫には姉がいるので2人で協力してほしいと思っていたのですがーー。介護の大変さを実感!腰と膝が悪い義母は、義父の介護は難しそう。ここは私と夫がやるしかないと覚悟を決め、義父母との同居を提案しました。義両親や夫は驚いていたもののとても感謝され、私たちは義実家へ移り住んだのです。 しかし、同居を始めてすぐに介護の大変さを実感した私。義母も夫も積極的に介護をしてくれましたが、どうしても負担は私に集まります。ついに体調を崩し、ダウンしてしまいました。 このままでは家族が崩壊してしまうと考えた夫は、義姉にも協力を求めることにしました。 義姉に介護を頼んだら…義姉はかなりの変わり者。義父が倒れたというのに、一度も顔を出しません。私は馬が合わないので、できるだけ距離を置いていましたが、背に腹は代えられません。介護の手は多いほうが良いのです。しかし期待するだけ無駄でした。義姉が手伝うワケもなく「介護なんて暇な人がすればいいのよ」といって、それ以来電話に出なくなったようです。 義姉のことは諦め、ときにはプロの手を借りながらも義母や夫と介護を続けましたが、退院してから1年も経たずに義父は天国へと旅立ちました。 義父の葬儀それまで知らんぷりだった義姉も、義父が亡くなったと聞きつけて葬儀にやってきました。葬儀が終わるとひと言。「遺産について話しましょう!」と張り切った様子。義姉は義父が遺した遺産だけが目当てだったのです。 それから、義母と夫、義姉夫婦が遺産の話を始めると、すぐに私も来るように呼ばれました。どうやら義父は私にも遺産を遺してくれたようです。夫と義姉でわけるはずだった財産は、夫・私・義姉の3人でわけるよう、遺言書に遺されていました。 それを知った義姉は「この人、他人なのに?」と不服そう。しかし義母や親族は「義父の介護をしたのだから……」と声をかけてくれたので、私はありがたく受け取ることにしました。遺産をアテにして…しかしそれに納得がいかないのは義姉夫婦です。「それは困る!!! だって、この遺産をアテにして……」と義兄が話し始めたところで、慌てて義姉が口を押さえました。 「どういうこと?」と義母がキツく問い詰めると、義姉は観念して、義父が倒れたと聞いたときに遺産が入ると見込んで新築の家を購入したと告白。「遺産がないとお金が払えないから辞退してくれ」と土下座して頼み込んできました。 プライドが高い義姉が土下座なんてよほどのことだと思ったものの、義父が倒れて悲しんでいるときに、そんなことを考えていたなんで許せません。義姉がどうなろうと私には関係ないので、しっかりと遺産は受け取ることにしたのでした。 その後、私は義父の遺産で介護の勉強をしに専門学校に入学しました。いつか来るであろう義母の介護に備えて勉強するのはもちろん、世の中の介護を必要とする人の役に立てると嬉しいです。 実の父が倒れたとき、すぐに遺産が思い浮かんだ義姉。お金が手に入る日を今か今かと待っていたのでしょうか……。遺産を受け取るのは子どもの権利とはいえ、義父の人生にも最期まで寄り添ってほしかったですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月29日良い出会いを求めて奔走私には発達障害がある24歳の娘がいます。私たち親子はこれまで多くの人に支えられながら暮らしてきました。今までの子育ての中で私は良い人との出会いこそが要(かなめ)だとつくづく感じています。もちろん出会った人すべてのが「最高!」というわけではなく、ときには「うーん残念」と思うようケースも少なからずありました。でも教育の現場も福祉の現場も、複数人(チーム)での関わりが基本なので「この人とは何かウマが合わないなぁ」と思ったら私は周りの関係者に相談をしたりしてきました。このように、私は長い間良い支援者との出会いを求めて奔走してきました。周りの人はきっと「このお母さん必死だなぁ」と感じていただろうと思います。今の私たち綱渡り状態ではありましたが、何とかドロップアウトすることなく成長した娘。彼女は現在、親元を離れグループホームで生活をしています。娘はずっと暮らしてきた地域とは違う自治体管轄のグループホームを選んだので、小学生の頃からから築き上げてきた支援者との繋がりは引っ越しと同時になくなってしまいました(引継ぎはしてもらいましたが)。環境の変化が苦手な娘が、新たな支援者との関係を一からつくるのには時間がかかります。でもさまざまな苦労をしながらも彼女のペースで頑張っているようです。今の私たち親子は以前に比べ程よい距離感が築けています。では、“子育て”が終わったのかといえば決してそうではなく、大きな問題が起きたときには本人や支援者の方から連絡が来ます最初は手探りで娘に接していた支援者の方々も1年、2年と娘と接していくうちに彼女の特性(ツボ)を徐々に理解してくれてきたように感じています。人と制度の両輪先にも書きましたように、私は支援の要は『人』だと考えています。それは娘が24歳になった今でも変りません。でも最近はそれに加え『制度』も大事なのだと感じるようになってきました。娘が中学生の頃までは放課後等デイサービスの制度はなく、役所などでも障害のある子どもの居場所の情報を集約、統括はしていませんでした。ですので、民間の施設の情報をクチコミやインターネットで集め、一件一件電話をしては子どものことを説明し、自分の足で確認に行くしかありませんでした。良い施設が見つかったとしても全額自費で経済的にかなり厳しかったです。「子ども食堂」や「ヘルプマーク」といったものも、娘が高校生の頃にでき、徐々に全国に広がっていきました。今では多くの人が利用しているこのようなサービスが全国に広がるには制度(=国や自治体の予算)が欠かせません。もちろんどんなに制度が整っても、それを使う人の知識や技術や適性、意欲がなければそれは意味を成しません。でも逆もまた然りで、素晴らしい支援者や職員がいても、適切な制度がなければ彼らの動きに制限がかかってしまうこともあるのです。『人』と『制度』この両輪が上手く機能してこそ充実した支援が得られると私は考えています。Upload By 荒木まち子制度の最新情報を集める大切さこのコラムの読者さん(発達ナビユーザー)は小さいお子さんの保護者の方も多く、制度や法律と言われてもいまいちピンとこないかもしれません。私も子どもが小さかった頃は毎日を過ごすのが精いっぱいでした。幼稚園でトラブル、学校での勉強、友達関係、反抗期、生活リズム、受験、進路、就職etc.目の前のことの対応に日々追われていました。でも、振り返ってみると「もう少し早いうちから制度や法律についても気にかけておけば良かった」と思っています。改正された障害者総合支援法・児童福祉法が2024年4月1日に施行されます。法律は難しいと感じるかもしれませんが、私たちの暮らしにどんな影響があるかを知っておくと将来への不安は少なからず減るはずです。改正の内容の一部をざっくり言うと◆グループホームで暮らしている方がそこを出て、別の暮らし方を希望した場合・2024年3月まで→新居は本人が探す・改定後→入居中のグループホームなどが居住支援(物件探し、一人暮らしで必要な支援の相談など)を行うといったようなものがあります。<参考>厚生労働省障害者総合支援法等の改正についてまた、障害のある子どもの就労に関しても、令和7年10月に新たな就労選択支援が施行される見込みだそうです。これは現在中学3年生の子どもからが対象ですので、当てはまる方は注視が必要です。情報はどこで入手する?地元に根づいたママ友同士の情報はときにとても有益ですが、法律や制度についての最新情報が話題に上がることは少ないかと思います。では、それらの情報収集はどこでしたら良いでしょうか。特別支援学校であれば学校やPTA主宰の勉強会などでも情報は得ることができますし、親の会(手をつなぐ育成会)の広報誌などでも最新情報が手に入ります。企業が主宰する講演会などに参加するのも良いかもしれません。<参考>全国手をつなぐ育成会連合会 (zen-iku.jp)人との繋がり、ネットワークを制度が充実したからといって、すべてを行政や支援者に丸投げして任せてしまうことがないよう私は心掛けています。なぜなら人との繋がりが希薄になってしまうからです。制度や支援を理解し上手く利用することで、親の私自身の心にも余裕が生まれ、子どもに対しておおらかに接することができるようになったのは事実です。でも親にはできなくて支援者にはできることがあるように、親だからこそできること、親にしかできないこともきっとあると思うのです。“親も支援者もワンチーム”といったぐらいの気持ちでお互い素敵な関係が築けたなら、そのネットワークはきっと親がいなくなった後も子どもを支え、守ってくれると私は考えています。今後、私が願うこと現在、支援やサービスに地域差があるのは確かです。でも都心に限らず、先駆的・画期的な取り組みをしている自治体はあります。それらが良い「モデルケース」となって全国に広がり、いつしか「スタンダード」になれば良いな、と思います。行政の、地域や業種・職種を超えた柔軟な繋がりや連携が広まり、どこに住んでいても同じような支援やサービスが途絶えることなく受けられるようになる日がくることを願ってやみません。放課後等デイサービスだって、子ども食堂だってヘルプマークだって全国に広まったんだから不可能ではないはず!と私は思っています。執筆/荒木まちこ(監修:渡部先生より)まさにおっしゃる通りで、私がコメントを差し挟む余地はほとんどないというのが率直な感想です。制度が無ければ希望する支援は受けられませんが、その制度を担う人がいなければ利用できない。どちらかが欠けても、本人の地域生活は成り立ちません。そして制度も少しずつ変わったり、新しいものができたりしています。こういった情報はなかなか検索しても見つかりません。ぜひどこかの家族会に入会して、本人が少しでも安心して暮らせるような情報をゲットして、下世話な言い方をすれば「トク」してほしいと思います。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月27日1歳半で言葉が出ていなかったわが家の長男けんとは3歳の時に自閉スペクトラム症と診断を受けました。けんとが周りの子たちに比べて発達がのんびりだと、私がハッキリ気が付いたのは1歳半健診の日でした。けんとが初めての子どもだった私はどれくらいの月齢の子が、どういう行動をするのか……という知識がありませんでした。母子手帳などに書いてある「生後〇ヶ月で〇〇をする」というのは「あくまで平均的な目安で、人それぞれ発達のスピードは違うだろうから、気にしなくてもいいのかな」と、のんびり考えていたのです。けんとは1歳半で言葉が全く出ていませんでしたが、私はそれほど気にしていませんでした。Upload By ゆきみ1歳半健診の通知が届き、指定された日程に保健センターへ。会場には、けんとと同じ1歳半とは思えないような子どもたちで溢れていました。けんとは言葉が全く出ていなかったことに加え、歩き方も、ほかの子に比べると不安定でヨチヨチ。落ち着きがなく、常に興味のあるものを見つけては歩きまわっていました。ほかの子が保護者とやりとりをしながら、椅子に座って順番を待っている姿に私は愕然。順番を待っている間だけで、けんとは「何かがみんなと違う」と私は感じました。そして、名前が呼ばれ、いざ1歳半健診がスタート……とはならなかったのです。やりとりが上手な周りの子たちに驚愕案内された大きな部屋では、数組の親子が椅子に座っていました。けんとは、自分の席につくまでの間に気になるものを発見したのか、そこへ行きたくて全然座ろうとしません。そして大声で泣き出してしまいました。落ち着かせている間、私はほかの子の様子をチラチラと見てみました。周り子が保護者と一緒に、大人しく椅子に座っているだけで「すごい!」と驚きました。さらに、保護者とコミュニケーションを取りながら、保健師さんとも指さしや言葉をつかったやりとりが上手にできている姿を見てさらに驚愕。Upload By ゆきみ当時のけんとは言葉も出ていないうえに、指差しも全くしていませんでした。大号泣するけんとをあやしながら見渡した、周りの子の1歳半健診の模様は、とにかく衝撃的で驚きの連続でした。ほぼ何もしないまま1歳半健診が終了けんとの様子が少し落ち着いたので1歳半健診がスタートしました。保健師さんがけんとに挨拶をしたり、話しかけたりしても反応は薄く、保健師さんの顔を見ることもしませんでした。保健師さんからの問いかけに、ほぼ何もしないまま1歳半健診が終了。周りの子たちとの違いに不安になりすぎて、私は放心してしまいました。その様子を見たからなのか、保健師さんが「希望者は臨床心理士さんによる発達相談が受けられますが、どうなさいますか?」と声をかけてくださいました。待ち時間はかなりあるようでしたが、発達相談を受けて帰ることに。Upload By ゆきみ発達相談から繋がっていった支援別室で臨床心理士さんによる発達相談を受けました。私と臨床心理士さんが、けんとが産まれてから今までの発達について話をしている間も、けんとは落ち着きがない様子。けんとは落ち着きがない様子。臨床心理士さんは、けんとの行動を観察したあと、けんとに話しかけ、いくつか質問を出しました。しかし、けんとは心理士さんの話を聞こうともしませんでした。当時、私は次男を妊娠中。あと数ヶ月で里帰り出産を予定していたので、次男の出産を終えたあと、またけんとの様子をみていただくということでその日は終わりました。Upload By ゆきみ次男を出産し1ヶ月月が過ぎた頃、けんとは2歳になりました。しかし、相変わらず言葉は出ておらず、指差しもしません。改めて発達相談をして、けんとの様子を見てもらいました。その発達相談にて、市で行っている親子教室を紹介してもらいました。そして年少の歳から、地域の幼稚園に通うのではなく、少人数で手厚く療育を受けられる市立の発達支援施設に通うことを親子教室の先生、臨床心理士さんなどに薦められ、通うことを決断。親子教室や発達支援施設では発達に関する勉強会があったので参加し、けんとの特性について理解を少しずつ深めていくことができました。今、思い返してみても、周りの子たちとの違いに驚愕しすぎた1歳半健診。あの日、発達に関する悩みがスタートした、私にとっては思い出深い1日となりました。執筆/ゆきみ(監修:室伏先生より)1歳半健診でのけんとくんのご様子、ゆきみさんのお気持ちを具体的に共有していただき、ありがとうございました。想定外の状況に、ゆきみさんのご不安や戸惑いもとても大きかったのではないかと思います。自閉スペクトラム症のお子さんの中には、普段と違う状況が苦手で、目新しいものに注意を惹かれやすかったり、不安感からそわそわしたりパニックになってしまうという子も多いものです。健診などの普段と違う環境では、なおのこと力を発揮するのが難しいかもしれません。早い段階で療育に繋がることができたこと、勉強会への参加などを通して家族の方がご理解を深めることができたこと、本当によかったですね。またけんとくんに関する記事を楽しみにしております。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年01月24日コロナ禍での休校がきっかけで見通し不安、昼夜逆転、家庭内暴力が始まった息子小学校1年生のときADHD(注意欠如多動症)、ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた息子は、小学校までは通常学級に所属していました。小学5年生の年度末にコロナ禍のため休校になったことをきっかけに、「いつから学校に行けるの?」と先の見通しが立たずパニックとなり、昼夜逆転生活がスタート。そして同時に他害が始まりました。できる限りのサポートをと向き合いましたが、暴力を抑えられず家族だけでは対応が難しい状況となり、きょうだいへの影響も大きかったことから、6年生になってすぐ半年ほど小児精神科への入院も経験しました。9月から小学校に復帰したのですが、マスク生活など今までの生活様式が一変してしまい、パニック症状が悪化しました。小学6年生の2学期に、小学校の先生、進学予定の中学校の先生と私たち保護者とで話し合う機会を持ちました。中学校の通常学級では教科ごとに先生が変わるので、息子へ細かなフォローアップができる特別支援学級が良いのではという意見がでました。息子に相談したところ、息子自身も特別支援学級がいいとなり、中学入学と同時に、特別支援学級(情緒学級)に転籍しました。これで息子も落ち着いた学校生活を送れるかと思ったのですが、環境の変化に弱いため特別支援学級の環境に馴染めず、孤独を感じたようです。授業内容もすでに習ったものであったそうで、勉強好きだった息子は学習意欲が低下。そして再び不登校となってしまいました。中学で再び不登校に。一日中ゲーム、子ども部屋はゴミ部屋に……。不登校後は昼夜逆転に戻り、一日中ゲームで遊んでいたり、近所のスーパーで買い物したものを食べたりしていたようです。片づけができないので、部屋はゴミ部屋状態でした。Upload By ユーザー体験談家庭内暴力もひどくなりました。夫はテレワーク中で、息子の暴力行為を目の当たりにしたためメンタルの調子を崩し、息子へ向き合うことができなくなりました。私一人で息子と話し合い、児童相談所との相談もしました。児童相談所より「自宅での療育が困難」と判断された息子。一時的に児童養護施設でお世話になることになったのですが、そこでも暴れてしまい受け入れ先がなくなってしまいました。そのため、以前から契約していたショートステイ施設でロングステイさせてもらい、しばらくは、そこから中学校へ週2、3日、半日登校するという生活になりました。そこで生活リズムを作ってもらえればと思ったのですが、ここでも昼夜逆転を直すことは難しく、相変わらず荒れた生活を送っているようだった息子。どうすればいいのか……私は悩みに悩みました。「息子の生活リズムが整えられるような施設はないでしょうか」児童相談所へ何度も相談し、全力で息子に合う施設はないか探しました。ですが、暴力行為のある息子は、県内の施設全てで受け入れを拒否され、行き場がありませんでした。しかし、ようやく県外の医療併設型児童養護施設が一枠あいていることが分かりました。ここへ入所することになると、施設内の学校へ通うことになります。息子のこれからの人生を考え、義務教育期間中に生活改善をしておきたいと思っていた私は、藁にも縋る思いで、施設入所への準備を始めました。「目標を立てて一緒に頑張ろう」最初息子は施設への入所を嫌がりました。ですが、日にちをかけて話し合い、「今のままでは、地元の中学に通い続けることが難しいよ。生活習慣を整えて中学3年生の4月からこちらに戻れるよう、目標を立てて一緒に頑張ろう」と、息子と一緒に目標を立てました。そして、息子とともに施設を見学し、本人も生活の乱れを自覚していて、なんとか立て直したいと思っていることから施設入所を承諾。中学1年生の1月から入所し、施設に併設されている中学へ通うようになりました。私は祈るような気持ちで見送りました。ここからが息子の踏ん張りどころなのです。Upload By ユーザー体験談一方、通っていた中学校の先生には都度報告、相談をしていたのですが、この施設入所については、先生方からはなかなか理解してもらえませんでした。「週に数日でも中学校に通えているのに、施設にいれるのですか?」「家庭で子どもの療育はできないのですか」「お子さんは見捨てられたと思わないでしょうか……」でも、どうすればいいのでしょうか。今のままでは息子の生活を立て直すことが難しいのです。私は先生に一生懸命説明しました。息子が納得したうえで入所することを。Upload By ユーザー体験談夫のメンタルが弱っている中、私自身の精神状態もかなり危うい状態でしたが、義務教育期間中に息子の生活リズムを整えなければ、彼は大人になってもずっとひきこもる可能性もあるかもしれない……。できるだけ早期に、息子の生活や精神面を整え、将来自立できるようにサポートしたい、それがかなう環境を息子に用意してやりたいという思いでいっぱいでした。その思いが、なんとか私を支えていたと思います。努力した息子は、生活習慣を整え目標通り退所。地元の中学へ入所中、息子は長期休暇などを利用して定期的に試験外泊し、寝る時間など自宅でのルールを取り決め実施しました。また、試験外泊の際は、地元の中学の先生と面談、また先生も息子の施設や施設内学校の訪問もしてくださり、施設と学校同士で情報共有してくださり、本当に感謝しています。そして息子は、目標通り中学2年生の終業式後に退所し自宅に戻ってきました。そして、中学3年生の4月から、地元の中学へ転入、特別支援学級へ再び通い始めました。先生方は、息子が戻ってくるまでに2年かけて、特別支援学級での指導の仕方について中学校と教育委員会と話し合い、改革をしてくださっていました。特別支援学級の生徒は30名程度いたのですが、息子は通常学級と同じ内容の授業を受けることができるクラスになりました。そのため、勉強好きな息子は不登校にはならず、通い続けることができ、なんと中学3年は皆勤賞。定期テストも通常学級と同じテストを受け、学外で行っている受験対策用の模試や9月以降は実力テストのみ交流学級で受験するようになりました。これは、息子の受験対策として、大勢の生徒に囲まれて試験をうけられるよう学校側が計画してくださいました。Upload By ユーザー体験談志望校受験に向けて頑張っている息子を支えていきたい家に戻ってきてからの息子は前向きで、障害受容もしっかりとできており、先日精神障害者福祉手帳3級を取得しました。息子は幼少期からの夢「設計士、建築士」への道を希望しています。学習能力は高いのですが、情緒が安定しないため公立高校への進学は断念し、丁寧に対応してくれる私立の専修学校・建築科を単願志望しています。一時期、家庭崩壊の一歩手前だったわが家ですが、息子は今、将来の夢に向けて前向きに勉強に取り組んでいます。悩んでいた数年前が嘘のように、落ち着いた生活を送れています。夫のメンタルも回復し、私自身の精神状態も成長した息子の姿が心の支えとなり回復してきました。息子はこれからどんどん成長していくと思います。自分のやりたいことに向かって、これからも頑張る息子を、私は支え続けたいと思います。イラスト/海乃けだま※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:鈴木先生より)自閉スペクトラム症のあるお子さんの対応には、ペアトレの基本である「傾聴と承認」が重要です。息子さんはまだ中学生なので児童相談所ではなく本来ならば小児科の神経外来を受診して相談すべきでしたが、該当するような小児科が近所にはなかったものと推測します。児童相談所は医療ではないので診断はできません。基本的にはかかりつけ医に相談して専門医へ紹介してもらうのが筋でしょう。中学校の先生がおっしゃるように、週に数日でも中学へ通えているならば一般的には施設に入れる必要はないと思われます。児童精神科医と小児神経科医との考えには多少ずれがありますが、医療へつなげることも忘れてはいけないことだと思います。そこには必ず答えがあるはずです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年01月19日いじめを避けて私立中高に入学した私ASD(自閉スペクトラム症)がある私は、公立小学校でひどいいじめを受けていました。兄が心配して両親に「義子は中学以降は私立に行かせてやってくれ、公立に進むともっとひどいいじめに遭うと思う」と頭を下げてくれたことから、中学受験をして中高一貫の私立の進学校に通うことになりました。進学校では好成績によってスクールカースト上位におっとりしたお嬢様の集まる女子校だったその学校では、スクールカーストはスポーツの得意さや言動のそつなさではなく、成績の良さで決まるところがありました。私はピタッといじめられなくなりました。「あの常に学年で3位以内の宇樹は私の友達なんだよ!」とほかの子に自慢する子や、いつも成績のいい◯組の宇樹ってどの子? と見にくる、他クラスの子もいるぐらいでした。コミュニケーションの面ではやはり浮いていたので、うっすら敬遠されて、同じグループの子たちが気づいたら休みの日にこっそり私抜きで遊びに行っていたとかはありましたが、それ以上のことはありませんでした。親や先生の期待×完璧主義・白黒志向で無理が加速仕方ないことなのですが、世間や周囲の大人の誰にも発達障害の知識がなかった30年前当時、両親には「学校の成績がいい = 有名大学に行って有名企業に入るか士業などに就いてエリートになる」といったイメージしかなかったようです。口でははっきり言わないものの、両親が私に「エリートになるに違いない」という期待を寄せているのはひしひしと伝わってきていました。また、父は幼稚園ぐらいの私に「世の中は戦場で、お前たちはそこで戦い抜いて生きていくんだ」と言って聞かせたり、小学校時代に学校に行きたくないと言ったら「いま学校に行かなくなったらお前の学歴は途絶えてしまう。そうするとお前は将来路頭に迷う。だから頑張って学校に行きつづけろ」と諭したりしました。ASD傾向のある幼い子どもだった私が、父の言ったこのようなことを鵜呑みにして恐怖し、「全力で努力しつづけて勝つ(良い大学に行くなどしてエリートになる)のでなければ生きていけない」と思い込んだのは自然なことです。私は本来の特性にもある完璧主義・白黒思考を加速させ、強迫的なまでに勉強に打ち込むようになりました。食べる寝る以外ほとんど勉強に捧げた青春と弊害中高時代は慢性的に過労状態でした。耳鳴りや口内炎、風邪がいつまでも治らないなどは日常茶飯事。いつも歩きながら眠り込んでしまいそうなほど眠くて、「思う存分眠れるなら思い残すことはない」と思うくらいでした。いま思えば学校まで片道で2時間近くかかる通学で毎日午前5時起きというだけでも体力的に無理がかかっていただろうに、高3になれば、午後4時ぐらいに学校が終わると予備校の始業に間に合わせるために文字通りダッシュして電車に飛び乗り、帰宅は午後11時近く。その後、午前0時過ぎまで復習をして、寝るのは午前1時半……。睡眠時間は慢性的に4時間前後でした。そして定期テストのときには徹夜に近いことをし、カフェイン飲料で心身に鞭を打っていました。自室を片づける気力体力が枯渇していて、部屋はいつも足の踏み場もないような状態。休日は夕方まで寝っぱなし、ニキビは顔じゅうに広がり、頭がクラクラしてくるほどの冷えのぼせに苦しめられ、毎度の生理痛はあまりの強さに時にはトイレで昏倒するほどになりました。部活を楽しむ余裕などもちろんなく、アルバイトや遊びで人間関係を楽しんだり学んだりする余裕もありませんでした(余裕もなかったし、「学生の本分は勉強だ」として父から禁止されていました)。幅広い経験を積んでたくさん勉強以外のことを学ぶべき時期に、あまりにも勉強、それも詰め込みの受験勉強ばかりに費やしてしまったこと、また、大事なこの時期にあまりに自分の身体を痛めつけてしまったことを、今深く悔いています。大学に入っての挫折、バーンアウトからのひきこもり傾向勉強も大学選びも自分の意志から出たものではなく、親の勧めや期待に盲目的に従うような形で300%ぐらいの無理を何年も続けていた私。親の言っていたとおりの有名私大に受かった時点で、すべてのモチベーションが吹き飛んでしまいました。バーンアウトです。入ったのは、有名作家を多数輩出している文学部でしたが、授業が始まってすぐに、「私はどうやら文学に興味がないらしい」と気づいてしまいました。ショックが大きすぎて、しばらくの間、頭が真っ白に……。高校までのように、「学校側が決めた時間割があって、何時から何時まできっちり授業に出なければいけない」といったような縛りがなくて自由なこと、どんな学生生活にするかを自分で選んで自発的に進めていかなければいけないことも、私の混乱に拍車をかけました。私はロクに大学の授業に出なくなりました。当時勃興期だったインターネットでチャットに没頭するなどして、だんだんに生活は昼夜逆転。昼間に出かけられなくなっていきました。この頃、悪いことに母の調子も悪くなります。私が出かけようとすると何かと妨害してきたり、私が日常の世話をしてやらねばならなくなったりしたことで、私はここから今の夫に出会って実家を出るまで10年間ほど、暗黒の準ひきこもり生活が始まることになってしまいました。ASDの私が今思うこと ーーまずは自立訓練、そして手に職が必要だった最近、ある自立訓練施設が「働き続けられる人間になるためには、スキルを身につける前に、心身の健康管理をして上手に日常生活を継続できるようにする『自立訓練』が必要」ということを発信しているのを見て、本当になるほどと思いました。誰もこのこと(世の中には生活の仕方について訓練が必要なタイプの人がいて、私がそのタイプだということ)を知らなかったのだから仕方ないのですが、私は子どもの頃から最近に至るまで、「私も当然、スキルを身につければ働けるようになるはずだ」と思って必死に勉強したり資格勉強したりしてきたのです。でも言われてみれば確かに、私に必要なのは、無理しすぎず適度に努力しつづけて結果的にものごとをやりとげることだったり、その前提としての無理しすぎないマインドセットだったり、そういうことだったのですね。また、やはり仕方がないことではありますが、「学校の成績がよい = 有名四年制大学に入るのがベスト」という、私の親世代の価値観も、結果的に私を苦しめてしまったなと思います。今となっては、私のようなタイプは、何か専門学校に通って「手に職」となるようなスキルや資格(特に、資格がなければその仕事に就けない「業務独占資格」)を身につけて早めに社会に出たほうがよかったのではとも思います。20代から30代は、定型発達の若者にとっても社会生活を送る上で大事な人生経験を積む時期。発達障害のある若者は人生経験から何か学んで自分のものにするのに時間がかかるので、この時期に何かしらの社会活動が継続できるようコンディションを保っておく(=ティーンのうちに本人にそぐわない無理をさせない)のが何より大事だと思います。私は自分に合う進路選択ができなかったため、この時期をひきこもってしまって学習機会を損失したり、立ち直るための治療に精一杯で過ごしてしまって充分なキャリアも積めなかったりしたので、次の世代の子どもたちにはもっと違った生き方をしてほしいと願っています。文/宇樹義子(監修・鈴木先生より)父親にもこだわりがあり、同じようなASD特性のある方だったのではないでしょうか。また、自分のやってきたことや、やってこれなかったことを、過剰に娘に押し付けて巻き込んだケースとお見受けしました。バイトや部活をして社会性を高めることも重要ですが、中には人間関係などでやめていく人も見られます。大学に入って自由が逆に混乱を招いたように、ASDの受け身型タイプの方は、人からやることを示されてその通りに行っていく方が楽なことも一方ではあるものなのです。中学高校の進学校で学んだことは決して無駄ではなく、将来に必ず役立つものと思います。プラス思考でやっていきましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月19日小学校の教員をしている私。勉強を教えるのはもちろんですが、それだけではなく社交性やマナーも学んでほしいと思っています。これは私が3年生の担任をしていたときの話。1人強烈な保護者がいました。今まで出会った中でナンバーワンのモンスターペアレントです。そのママは、近所ではセレブママで有名だったよう。ご主人は開業医で、息子も将来は医者に……と期待がかけられていました。でもその生徒、相当甘やかされているのか、ワガママで協調性がなく、どちらかというと問題児だったのです。学校で話題のモンペママモンペママは、学芸会で息子が脇役だったことに腹を立て、学校に乗り込んできたこともあるそう。他の子とは家柄も頭脳も違うと言って担任を怒鳴りつけ、最終的には泣かせてしまったと聞いています。当時の担任は、彼女の迫力に負けて成績もオール5をつけてしまったよう。しかしそれは教員としてあるまじきこと! 自分が担任になったら基準通りきちんと評価しようと思っていました。 そしてついに担任を任された今年、私は適切に評価をした成績表を渡しました。 モンペママが学校にクレーム!案の定「先生! この成績表間違えてますよ!」と、モンペママが学校に乗り込んできました。「いえ、間違いありません。オール2は適切な評価です」私がそう言うと、セレブママは怒りながら理由を尋ねてきました。「息子さんは、話を聞かずに居眠りも多く、ノートさえ真面目にとりません。クラスメイトの勉強を阻害するような行動も見られます」と説明すると「テストは100点ばかりよ!」とセレブママは反論しました。 そこで私は、そもそもわが校の低学年のテストは基本的に全員が100点を取れる難易度になっていて、100点ばかりの生徒はたくさんいると説明しました。 教師をやっていて良かった!モンペママが無言になったところで、さらにひと言。「もしお父様の跡を継いで息子さんが医者になっても、今のように人の気持ちがわからない自分勝手な人間のままなら、患者は離れていくと思いませんか? そうなると、困るのは息子さんです」私がそこまで言うと、静かに話を聞いていた本人が口を開きました。「……もういいよ、ママ。僕は先生と話して、これまでの自分が間違っていることに気が付いたんだ」息子の思いがけない発言に、モンペママも驚いています。 「お勉強も頑張ってほしいけど、お友だちと仲良くすることも知ってほしいな」私が言うと、男の子は「はい!」と元気よく返事をしてくれて、この仕事に就いて良かった! と感動しました。 モンペママの教えモンペママからはさっきまでの勢いが消え、息子に手を引かれて静かに帰っていきました。 その後、これまで授業を聞かず、勉強が苦手な子をバカにさえしていた男の子は見違えるほど立派な生徒に変わりました。話を聞くと、授業は聞かなくても良い、勉強のできない子とは付き合うな、などとモンペママに言われ、忠実に守っていたよう。私が“それではいけない”と諭すと、しっかりと理解してくれました。 この調子で勉強とともに社交性も学んでいけば、素敵な医者になる道は、そこまで遠くないかもしれません。 誰しもわが子がかわいく、その才能を信じたいと思うもの。しかし盲目的になってはいけません。ましてや、偏った価値観を植え付けてしまうと、後々子どもが苦労することもあるのです。 テストの点数だけでなく、さまざまな良いところを見つけて、育てていきたいですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月18日発達に特性がある子どもたちの中学受験体験談中学受験シーズンも本番です。ハラハラされている保護者さまも多いと思います。また、わが子の受験はまだ先のことだけれど、そもそも中学受験するべきか……と迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。発達に特性があるお子さんの中学受験、塾選びに勉強方法などみなさんどうされたのか気になりますよね。今回は、連載ライター陣などから寄せられた中学受験にまつわるエピソードをまとめてご紹介します。参考になる情報ばかりですので、ぜひご覧ください。私立大学附属中に合格も、実は本番3週間前に第一志望を変更した……!?全6話に渡る中学受験奮闘記私立の大学附属中に合格したスガカズさんご長男。受験勉強は小6の5月からスタートされました。コラムでは、私立進学を考えた理由や夏の天王山での勉強の様子、療育の先生と個別指導の先生の指導内容など盛りだくさんです。そして、本番3週間前に第一志望を変更……とハラハラが止まりません。声掛けの仕方も参考になります。LD・SLD(限局性学習症)のある長男が第一志望の中高一貫校に合格!発達の凸凹に合った勉強法や、しんどい時期の乗り切り方など本人が語る。志望校の選び方も『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴さんのご長男も見事第一志望の中高一貫校に合格されました。LD・SLD(限局性学習症)があり学校の勉強が嫌いだった彼が、勉強が好きになるまでを、自身の言葉で語ってくれています。LD・SLD(限局性学習症)の傾向のあるお子さんの場合、は特にICTの導入状況も重要!?お子さんが私立中に進学し、「個性に合った環境で充実して過ごせるようになり、私はそこに『障害』を感じなくなった」という楽々かあさん。進学後に改めて感じた、学校選びの大切なポイントについてはこちらのコラムをどうぞ。わが子の中学受験、どうする?インタビューやセミナーもわが子は中学受験をしたほうがいいのか、どんなメリット・デメリットがあるのか迷われる保護者さまは多いと思います。そもそも椅子に座って試験を受けること自体に不安がある……という方は、「診断書」によって合理的配慮をしてもらえるかもしれません。発達に特性があるお子さんの受験について悩んでいる方は、ぜひ以下のコラムもご覧ください。さいごに山あり谷ありの発達に特性があるお子さんの中学受験。結果はどうであれこの経験によってお子さんはきっと大きく成長するでしょう。皆さんの体験談をぜひ参考にしてみてください。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月17日HOYA株式会社 アイケアカンパニー(事業部所在地:東京都中野区)が事業展開するコンタクトレンズ専門店「アイシティ」は、今年で創業50周年を迎えます。この度、50周年企画の一環として、次世代を担う子どもたちのコンタクトデビューを応援するCM第2弾「今を、思いっきろう。」あなたたちだけの、今。篇を、2024年1月16日(火)に公開します。本CMは、コンタクトデビューによって毎日イキイキと輝く子どもたちへの想いやエールを、親目線で描いた心温まるストーリーです。インスタフォロワー39万人超の人気双子キッズモデル、「りんか&あんな」さんのコンタクトデビュー姿の初披露に加えて、10歳とは思えないエレクトーン演奏が話題の「りっちゃん」さんが初のCM出演。大人顔負けの演奏シーンを披露します。画像1■アイシティ50周年記念 新CM「今を、思いっきろう。」あなたたちだけの、今。篇タイトル : 「今を、思いっきろう。」あなたたちだけの、今。篇放映開始 : 2024年1月16日(火)※TVCMは中部エリアにて放映特設サイト : YouTube URL: 画像2■見どころ/トピックス● メガネとオシャレコーデが人気の双子キッズモデル「りんか&あんな」さんが、二人揃ってコンタクトデビュー姿を初披露!● SNS総再生回数1.5億超、エレクトーン演奏が話題の「りっちゃん」さんが、初のCM出演で大人顔負けの演奏シーンを披露。● 毎日イキイキと輝く子どもたちへの想いやエールを、親目線で描く心温まるストーリー。「りんか&あんな」さんのお母さん「matsuko」さんが、ナレーターとして子どもたちへの想いを語る。● アイシティ50周年企画として公開した、子どもたちのコンタクトデビュー応援CM「今を、思いっきろう。」シリーズの第2弾。12月に公開した第1弾動画は、YouTube再生回数420万超を突破。※1(※1:2024年1月12日時点)■出演者プロフィール (※プロフィール内に記載の各数値は、いずれも2024年1月12日時点のものとなります)「りんか&あんな」さん2011年5月生まれの一卵性双生児。東京都出身。3歳の頃から遠視と乱視により、矯正用眼鏡を着用している。趣味は、読書(小説、歴史本、動物本)、アニメ鑑賞、お菓子作り、ルービックキューブ。りんかあんな共に英語検定、漢字検定、算数検定に向けても日々勉強中。将来はアナウンサーになることがりんかあんなの夢。キッズファッションやリンクコーデ等で注目を集め、Instagramアカウントにて39.5万人のフォロワーを有する、日本を代表する双子キッズモデル。今後はメガネとコンタクトの併用により、新たに頑張りたいと思っているバドミントンの部活等にチャレンジしていきたい、とのこと。 「りんか&あんな」さん「りっちゃん」さん3歳からヤマハ音楽教室に通い、現在はジュニア専門コースに在籍。多数のメディア出演をはじめYouTubeチャンネル登録者数20万人の「りっちゃんの音楽channel」では、オリジナル曲も含むエレクトーンとピアノの演奏動画を多数アップし、ファンを魅了している。InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでも演奏動画をアップしており、複数のSNSで活躍中。YouTubeを含めたSNSの動画総再生回数は1.5億回を超えている。毎日4~5時間取り組んでいる熱心な練習動画が人気で、10歳とは思えない表現力に誰もが圧倒される。エレクトーンの発表会ではコンタクトを利用し、大人顔負けの演奏を披露。 「りっちゃん」さん■ストーリー/キャプチャ● 創業50周年を迎える「アイシティ」が、次世代を担う子どもたちのコンタクトデビューを応援するCM第2弾。● 「今を思いっきろう」というテーマのもと、自分のやりたいことや好きなことに全力でまっすぐに取り組むリアルな子どもたちの姿を描きながら、子どもたちへの想いやエールを、親からの目線で語る心温まるストーリー。● 「りんか&あんな」さん初披露のコンタクトデビュー姿でアクティブに遊ぶシーンや、今回CM初出演の「りっちゃん」さんが大人顔負けのピアノ演奏シーンを披露。● ナレーションは、りんか&あんなさんのお母さんmatsukoさんが担当し、親の代弁者として、子どもたちへの想いを語る。動画キャプチャー■「りんか&あんな」さん・「りっちゃん」さんのお母さんより、子どもたちへの想い(※いずれも、出演者・関係者個人の感想となります)●matsukoさん(お母さん)より<実際にりんか&あんなさんがコンタクトを利用してみて>180度見えるようになった!と喜んでいたのが印象的でした。コンタクトにすることで、視界が大きく広がったようです。これから中学生になり、バドミントンや、他にも活発に体を動かすことが増えてくると、常に広く周囲を見ておく必要があり、コンタクトを利用するメリットがあると思っています。今もすでに、読書のときなどコンタクトの良さを本人たちも感じている様子です。メガネとコンタクトをシーンに合わせてうまく使い分けることで、可能性がもっと広がる気がします。<コンタクトを利用するりんか&あんなさんの様子や、お母さまの気持ちは>まだコンタクトを使い始めて間もないですが、2人で励まし合いながら、応援し合いながら、コンタクトの装着を頑張る姿が面白いです。(笑)娘たちには、本を読むこと、鳥を見ること、アニメ、歴史、勉強、色々と好きなことがありますが、それぞれの場面で、メガネかコンタクトか、どちらが使いやすいのか、相談して見極めていきたいと思います。また私自身も、コンタクトを正しく、楽しく使う方法について、これから発信していきたいです。<ナレーションでのご出演はいかがでしたか>たくさんのスタッフに見守られて緊張しましたが、子どもたちの姿、喜怒哀楽の感情に感動して、自分自身も気持ちを込めてナレーションすることができました。子どもたちの「思いっきり」が表現されている表情や動き、そして日々イキイキと輝きながら成長する子どもたちに対する親御さんの想い、そのすべてに共感しました。●りっちゃんさんのお母さんより<りっちゃんさんがコンタクトを利用しはじめたのは>小学校4年生の頃からです。私自身もコンタクトを使っていたので、大きな抵抗感はありませんでした。娘も、親が使っていることを分かっていたからか、あまり身構えることもなく、すぐに使えるようになりました。<どのようなときにコンタクトを利用しているか>エレクトーンは体の動きも大きめですし、視界が開ける感じが本人も気に入っているようで、発表会のときにはコンタクトを使おう、となっています。また、発表会を想定した練習の時も使っています。本人としても、コンタクトを使うと同時に、やる気が出るようなところがあるようです。<実際に利用してみてのりっちゃんさんの様子や、お母様の気持ちは>エレクトーンは、細かい表示やボタン操作などもあるので、裸眼のときは「ちゃんと見えているかな?ボタン押せたかな?」と心配になることもありましたが、コンタクトを利用してからはそういったことはなくなりました。また、発表会の舞台に立つ娘と、しっかり目が合うようになりました。発表会だけでなく、コンタクトを着用した練習の際も、周りの家族の反応がしっかり見えているようで、それによって演奏の様子を変えることなどもあります。これからもコンタクトを活用して、発表会など大切な場面を楽しんでほしいなと思います。本人はメガネでのオシャレも気に入っていますし、コンタクトを利用したときのメリットも感じているので、場面によって使い分けていけたらいいなと思います。■アイシティ50周年記念 新CM「今を、思いっきろう。」第1弾(2023年12月公開)12月に公開した第1弾動画は、YouTube再生回数420万超を突破!※2タイトル : 「今を、思いっきろう。」子どもたちは、全力だ篇放映開始 : 2023年12月7日(木)YouTube URL: (※2:2024年1月12日時点)今を、思いっきろう。篇■コンタクト利用状況の実態調査について(2023年12月発表)創業50周年の節目となるこの度、次世代を担う子どもたちの目の健康を守り続けたいという想いのもと、小中学生を中心としたコンタクト利用状況の実態調査を昨年12月に実施しました。調査の結果、近年コンタクトデビューは低年齢化が進み、かつコンタクトレンズを利用する子どもたちの多くが、コンタクトレンズの利用によって、より自分に自信がもてるようになった、明るくなった、活発になったなど、ポジティブな心境変化が見られることが明らかになりました。以下リンク先にて、調査結果を記載しております。 ■小中高割30%OFFについて【アイシティは、小中高生のコンタクトデビューを応援します】アイシティでは、18歳以下でアイシティ初回利用の方を対象に、コンタクトレンズが店頭価格(税抜)から30%OFFとなる「小中高割」をご用意しております。詳しくはウェブサイトをチェック: ■HOYA株式会社 アイケアカンパニーロゴ「ライフケア」「情報・通信」の分野で、国内外トップクラスのシェアを多数持つHOYA株式会社の中核事業のひとつでコンタクトレンズ専門店「アイシティ」を展開しています。世界有数の企業であるHOYA株式会社の強固な経営基盤をもとに、アイケアカンパニーは着実な成長と大きなチャレンジの両方を成し遂げています。■会社概要会社名/事業部名: HOYA株式会社 アイケアカンパニー事業部所在地 : 東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス6F事業内容 : コンタクトレンズおよびコンタクトレンズ付属品の販売アイシティ店舗数: 363店舗 (2024年1月1日現在)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月16日無料の参加登録受付中!発達が気になるお子さんやご家族へ届けたい、オンラインセミナーが1/27(土)に開催決定Upload By 発達ナビアライアンス プログラム登校渋りが続いている、いつも休み明けに学校に行きたくないと言う……そのようなお子さまもいらっしゃるのではないでしょうか。不登校のお子さまの心の状態から、家庭でどう向き合ったらいいのか?今後どうしたらいいのか?専門家などから詳しい情報を得られ、さらにその場で質問もできるオンラインセミナーを開催します。・日時:2024年1月27日(土)9:30~14:10(予定)・参加費:無料・形式:Zoomウェビナー配信・参加方法:事前申込必須。下記ボタンよりお申し込みください。・内容:専門家講演、すべてのお子さまを応援する企業によるセミナー※企画調整中のため、今後変更となる場合もございますオンラインセミナーの内容をご紹介Upload By 発達ナビアライアンス プログラム勉強したら?とは言わないほうがいい?学校に行きたいのに行けない、どうしてこうなっちゃったんだろう……と自分を責めてしまう……。不登校や登校渋りのあるお子さんと過ごす中で、声かけや接し方、将来を見据えた対応など、さまざまな不安や悩みが浮かんでくるかもしれません。必要なサポートはお子さんによって異なり、状態に合わせて考えていく必要があります。今回は、児童精神科医を務める三木先生にご登壇いただき、これまで多く寄せられてきた不登校に関するお悩みにお答えしていきます。セミナー当日も、視聴者の皆さまからリアルタイムで質問やお悩みを受け付けますので、ぜひご参加ください。講師:三木崇弘先生社会医療法人恵風会 高岡病院 児童精神科医兵庫県姫路市出身。愛媛大学医学部卒。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。早稲田大学大学院経営管理研究科修士課程修了(経営管理学修士)。愛媛県内の病院で小児科後期研修を終え、国立成育医療研究センターこころの診療部で児童精神科医として6年間勤務。愛媛時代は母親との座談会や研修会などを行う。東京に転勤後は学校教員向けの研修などを通じて教育現場を覗く。子どもの暮らしを医療以外の側面からも見つめる重要性を実感し、病院を退職。2019年4月よりフリーランスとしてクリニック、公立小中学校スクールカウンセラー、児童相談所、児童養護施設、保健所などでの現場体験を重視し、医療・教育・福祉・行政の各分野で臨床活動を行う。2022年7月より地元にUターンし、社会医療法人恵風会 高岡病院で児童精神科医として勤務。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム文部科学省が定めている「出席扱い制度」をご存じですか?自宅学習の努力を認めることで、いつかまた学校に行きたいと思ったときのために、学習の遅れを最小限にしておけるようつくられた制度です。この制度を活用すれば、不登校で学校を休んでいても、家庭学習を出席扱いにして、その先の進路などの選択肢を広げていける可能性があります。制度を利用するには、いくつかの条件を満たした上で、在籍する学校と交渉・連携していくことが重要です。本セミナーでは、のべ1,200名以上が出席扱いになった実績のある、無学年式オンライン学習教材「すらら」の担当者が、本制度利用の具体的なルールや、すららを使って出席扱いとなった事例、最新情報などをご説明します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム子どもが「学校に行きたくない」と言うとき、どう関わったらいいのか・この先どうなっていくのか、不安な気持ちでいる保護者の方もいらっしゃると思います。前向きになってくれるサインを見逃さず、お子さまの自己肯定感を育みながら接していくことが大切です。不登校のお子さまが安心できる居場所を見つけて、楽しく過ごす事例も交えながら、お子さまとの関わり方について解説します。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム「学校の仕組みが合わない」「冬休み明けで行き渋りになっている」そんなお子さまに向けたセミナーです。子ども一人ひとりのありのままを受け入れ、自信を育み、社会で活きる力を共に学んでいくオンラインフリースクール「SOZOWスクール小中等部」。500名以上の小中学生が在籍するスクールながら、学校が合わないと感じている子どもの個性に寄り添うスタッフが揃っており、地上波のテレビ番組で紹介されるなど、注目されています。4月には高等部も開校し、進路にも安心を持てる居場所です。当日は、学校に行きづらいお子さまの実際にあった事例も含めてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム発達が気になるお子さまの子育てをオンラインサポートする「発達ナビPLUS」。本セミナーでは、発達ナビPLUSの監修者でもある公認心理師・菅佐原洋先生が、不登校や行き渋りによって学習に遅れが生じたとき、保護者として何ができるか解説いただきます。・不登校で授業を受けておらず、勉強もできていない・将来も見据え少しはしてくれると親として安心だけど……・今の状況で勉強は何をどこまで頑張ればよいのかなどお子さまの勉強に関するお困りごとへの手立てについてお話しします。Upload By 発達ナビアライアンス プログラム不登校やひきこもりがちなお子さまがいるご家庭向けの勉強会です。・不登校支援の選択肢フリースクールや訪問教室など、不登校のお子さまへの支援の選択肢や選ぶ際のポイント・中学以降の進路の選択肢義務教育以降の高校進学の選択肢として、通信制・サポート校や高等専修学校、チャレンジスクールなど、不登校に理解のある進路・教育にまつわる準備教育資金やお子さまの自立後に必要になってくる費用など、現実的な準備など、復学や居場所など、学校に行かない選択をした子へのサポートや、中学以降の進路の選択肢について解説します。たくさんの方のご参加を、心よりお待ちしております。
2024年01月15日活発で身軽すぎて失敗が多いのが心配Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイわが家は母である私・ワッシーナを筆頭に、家族全員が個性いろいろな発達凸凹タイプです。それぞれの特性をキャラクター化しており、動物の顔をしています。次女リスミーは、勉強、遊び、お家の手伝いなど、なにをやらせても身軽でハイスピードな子どもでした。リスミーは、活発に屋外で遊ぶことが好きな子どもでしたが、高いところや危ないことが好きで、洋服をよく汚したり、破いたりしていました。自宅のブロック塀をよじ登ろうとして手を滑らせ、前歯を折ったこともあります。ズボンやパンツに穴をあけることが多かったので「リスミーのお尻には歯が生えてるの?」とよく聞いたものでした。お手伝いをしてくれるのはいいのですが、私も多動なタイプなので一緒に家事をすると、いつの間にかスピード競争みたいになります。2人で餃子をつくるのにはまった時には、つい勢いあまって、毎週100個もつくってしまい、食べきれずに何度も腐らせてしまいました。Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ学習スタイルが独特。用意された机ではやらず、意外なところで勉強していた次女リスミーは、家庭学習のスタイルもユニークでした。ある日、私が台所で食事をつくっていると、頭の上のほうから「24+48は72だよね?」という声がします。声のしたほうを見ると、なんとリスミーが冷蔵庫の上に座って宿題を解いているではないですか。危ないので急いで下ろして注意しようとすると、リスミーは気配を察して、あっという間に逃げました。あまりの素早さに捕まえることも注意することもできません。宿題を済ませるのは早かったのですが、間違いや勘違いが多い子どもでした。リスミー専用の学習机は用意してあるのですが、本人はここで勉強することはなく、物置きのようにしか使いませんでした。なんとか落ち着かせる方法はないかと、いつも考えていましたが、よいアイディアが浮かびませんでした。ボールにぎにぎの工夫は卒業。集中力アップのために新しい工夫にチャレンジをUpload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ小学生の頃、授業中に走り回っていたリスミーは、担任の先生の計らいで、ボールをニギニギしながら勉強することで集中力がアップし、授業中に走り回ることはなくなりました。ところが中学に上がる頃には本人が飽きてしまったのか、ボールにぎにぎの工夫が効かなくなってきました。授業中に走り回ることはしませんでしたが、おそらく無意識のうちに椅子や机をガタガタ鳴らすことが増えるようになりました。注意すると止めることができるのですが、すぐにまた始まってしまいます。すると、成績が伸び悩むようになってきました。リスミーを含め、わが家の4人の子どもたちを通わせていたインターナショナルスクールで、私も職員として働いていましたので、リスミーの学校での様子はよく分かっていました。そこで同僚のA先生になにかよい工夫がないか相談しました。A先生は、アメリカ本土の小学校で長年勤務してきた、発達凸凹の工夫に詳しい方であり、なおかつ発達凸凹の当事者だったのです。A先生は「アメリカの学校では脚ブランコというものを使っているよ」とアドバイス。ネット通販で脚ブランコを取り寄せてくれました。アメリカから取り寄せたツールをやってみると、ドンピシャの学習効果で大変身!Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイA先生の取り寄せてくれた脚ブランコは、椅子の下に取りつけることで、脚でブランコをこぐものです。日本とアメリカの学習机とイスはサイズや構造が異なっているため、取りつけの際には金具を自作しなければなりませんでした。A先生と一緒になんとか取りつけてリスミーに試してみました。結果は大成功。リスミーは脚でブランコをこぎながら、勉強に集中することができるようになり、再び成績がぐんぐん伸び始めました。その後は成長につれて、リスミーの多動も徐々に落ち着いていったのでした。執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ(監修:室伏先生より)リスミーさんの、小中学生の頃のご様子や集中力アップのための工夫について、具体的に共有してくださりありがとうございました。ご両親からするととっても心配も多かったでしょうけれど、ズボンの穴や、餃子づくり、冷蔵庫の上での学習のエピソード、可愛らしく拝見させていただきました!脚ブランコというのは、私も存じ上げませんでしたので参考になりました。学校では導入がなかなか難しい場合もあるかと思いますが、ご家庭などでも導入してみるとハマるお子さんも多いかもしれませんね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月13日順調だった小学校時代、しかし中学入学後トラブルが増えた自閉症息子。勉強に部活と複雑に……10歳でASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた息子の話です。小学校では通常学級に通っていましたが、そこでは解決できないような目立ったトラブルはありませんでした。しかし中学に入ってからは、勉強、部活にとトラブルが増えていき、対応に苦慮しました。小学校まではなかった学習トラブルが!アルファベットは鏡文字だらけ!小学生の頃からバランスの取れた字は書けませんでしたが、それでも文字を書くこと自体に困っておらず、特に対策もしていませんでした。しかし、中学1年生になると、教科書のルビが見えていないことが発覚。さらに画数の多い漢字についても、読めるけれど形がよく分からないので上手く書けず、本人は困っていたそうで……。そこで中学2年生になってからは通級指導教室に通い、授業やテストではルーペを使わせてもらっています。また、教科によっては拡大教科書を使ったり、授業で使うプリントを拡大コピーしてもらうこともあります。拡大したものを使うことで、ずいぶん楽になったようです。中学から本格的に始まった英語にはとても苦労しています。ローマ字のように、音をそのまま書けばいいわけではないので、スペルの綴りミスが頻発。さらに、アルファベットは、『b』と『d』、『p』と『q』、『a』と『u』をよく間違えます。『J』『N』『S』は鏡文字です。文法も、助動詞の使い方で混乱するなど、日本語とは違うため大変なようです。Upload By ユーザー体験談ただ、音読は得意なため、英語のスピーキングは流暢。ここでも得意不得意の凸凹を感じています。勝利至上主義の厳しい運動部へ入部。先生に配慮をお願いすると「任せてください!」と返事をしてくれたけれど……また、中学に入ると息子はソフトテニス部に入りました。顧問は若い女性の先生で、試合に勝つために厳しく、熱心に指導していました。息子がそんな厳しい練習をしている部活に入ると思っていなかった私。心配はありましたが息子の希望だったので、見守ることにしました。幸いにも部員は先輩を含めみんな優しかったようです。顧問の先生へは、最初に2つ配慮のお願いをしました。曖昧な表現がわからない場合があるので、できるだけ具体的に指導してほしいこと、疲れていることに気づかないので、一定の時間ごとに休憩を入れさせて欲しいことです。先生は「分かりました!大丈夫です、任せて下さい!」「ほかにもそういう子がいるので大丈夫です」、大会前には「少しでも息子君が活躍できるようにしたいと思います!」と言ってくれ、理解をしてくださっている感じでした。Upload By ユーザー体験談ただ、定期的にお便りを出してくれるのですが、「ミスが多くて気持ちが悪いプレーがある」、「このままでは、いつまでたってもあの学校には勝てない」、「気持ちで負けている」というような内容が多く、とにかく勝ちにこだわっている様子。もし部活でもこんな感じだとしたら、息子に合っているとは思えないし、つらい思いをしている子もいるんじゃないかと心配でした。指導されないまま半年以上放置されていた?顧問の先生に不信感が爆発入部して半年ほどたった10月のことです。たまたま部活の様子を見ていたほかの保護者の方から、「息子君、もしかして打ち方を知らないんじゃないの?」と心配そうに声をかけられました。まさかと思い私も様子を見て見ると、本当に息子が打ち方を知らないままテニスをしていたことが分かりました。入部して半年以上、もうすぐにシーズンオフなのになぜ打ち方を知らないの?大会や練習試合も打ち方を知らないまま出ていたの?誰も打ち方が違うって教えてくれなかったの?疑問が頭に浮かびました。私はあくまでも冷静に、責めるような言い方はせず先生に聞いてみました。すると、「打ち方のおかしい子が何人かいます。シーズンオフにきちんと指導するので、それまで待ってください」とのこと。息子以外にも打ち方を知らない子がいるかもしれないということにびっくりしました。下手な子どもの指導は後回しだったのかと、先生に対してかなり不信感を覚えてしまいました。息子は、誰にも打ち方が違うと言われたことがなかったそうで、事実を知ってショックを受けていました。その影響か、ようやく学校に慣れて落ち着いてきたのに、また学校を休むことが増えました。部活も出られずに帰ってきて、うつむきながら「打ち方が違うって教えてもらえなかったのは、やっぱ違うと思う……」と呟いていました。その後、副顧問の先生が打ち方を知らなかった子どもたちを集めて指導してくれ、何とか部活に出られていたのですが、ある日、お便りをもらってきました。「努力の仕方を間違えると、どんなに頑張っても上達しません。正しい努力ができるよう、自分で考える力をつけて下さい」というような内容でした。先生にそんなつもりはなかっただろうとは思いますが、なんだか「打ち方を知らないのは、考える力がない本人が悪い」と言われているように感じました。息子はお便りを読んで、「部活では『努力が足りない』って言われるし、どうしたらいいか分かからない……」と悩んでしまい、とうとう「部活がつらい」と言い出しました。私もこれ以上は無理だと思い、しばらく部活を休ませることにしました。Upload By ユーザー体験談休部から自分の意志で復帰した息子の成長に感動息子には「3月いっぱいくらいまで休んでみる?先のことはまた考えよう」と伝え、息子もしばらくのんびりしていましたが、2月頃、突然「部活出てきた」と復帰しました。私や事情を知っているスクールカウンセラーの先生などは驚いて、部活に復帰したことをかなり心配しましたが、本人は戻れたことが嬉しかったようです。復帰したいということを顧問の先生に伝えたら、先生は息子に謝罪してくれて、息子も「やっと顧問の先生にちゃんと教えてもらえるようになった」と嬉しそうでした。部活で配られていたお便りは、復帰した頃にはなくなっていました。Upload By ユーザー体験談数ヶ月休んでいたので、復帰するには勇気が必要だったと思いますが、自分の意志で復帰して本当に偉かったと思います。以前の息子なら、そのまま辞めていたかもしれません。どうやら「辞めてもいい」と思っていた私より息子のほうがしっかりしていたようです。その後、異動のために顧問の先生が変わりました。息子は今、楽しく部活に参加しています。中学校に入ると今までなかったようなトラブルがあり、問題も複雑になり対応に苦労しましたが、その分息子も大きく成長したように感じます。これからも、困ったことがあったらSOSを出せ、みんなと気持ち良く助け合える関係をつくれるような力を、身につけていってほしいと思います。イラスト/星河ばよエピソード参考/こぺはは(監修:鈴木先生より)本人は努力していても「努力が足りない」と言われると自尊心が下がります。少しでも努力した分を褒めてあげればよかったのです。できないことよりもできることを褒めてスモールステップでできたことを伸ばしてあげるということは、学習面でも同じです。たとえテストで30点だったとしても「よく30点取れたね、次回は40点を目指そうね」でいいのです。またASDには発達性協調運動症という不器用さが併存していることも多々あり、球技が苦手なお子さんも多くいます。無理せず少しずつ伸ばしていけばいいのです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2024年01月07日特に勉強ができたわけではありませんが、大学卒業後に運良く大手企業に就職できた私。おかげさまで給料も良く、業務の内容にも満足しています。同い年の夫は家事の分担にも協力的! 文句は1つもない幸せな結婚生活だったのですが……。ある日突然、夫の会社が倒産! すこし前から良くない話をちょこちょこ聞いていましたが、まさか本当に倒産するなんて……。突然職を失い、夫は相当落ち込んでいました失業した夫突然のことで私も動揺しましたが、夫婦2人なら私の給料だけでもなんとか暮らしていけるはず……。「蓄えもあるので、そこまで焦って仕事を探さなくても大丈夫」と夫に伝えました。その後、夫は近所でアルバイトをしながら再就職先を探し始めました。並行して、資格の勉強にも取り組んでいて、前向きに頑張っていると思っていたのですが、数週間が経過すると、夫の態度がすっかり変わってしまったのです。帰宅が遅くなり家事も一切せず、ときにはお酒を飲んで帰ってくることも……。 しばらくはそっとしておいたのですが、ついに、再就職の面接をすっぽかしたことが発覚! さすがの私も黙っていられませんでした。 夫のプライドはズタボロ私が責めると「大企業で稼ぐお前がいれば家計は問題ないんだろう?」と夫。どうやら妻に養われているという状況がつらかったようです。励ますつもりで言った言葉が夫のプライドを傷つけていたなんて、私もショックでした。 この日から夫はバイトを増やしたようで、早朝から夜中まで家を空けるようになりました。連絡もすべて無視。家に帰らない日もあり、一体どこで何をしているのかわかりません。失業のショックで失踪なんてことがあったら困ります。心配になった私は、探偵に夫の調査を依頼することにしました。話を聞いた瞬間に探偵は「おそらくクロですね」と苦笑い。夫はどうやら浮気をしていたようです。 調査の結果ほどなくして、夫と浮気相手の調査結果が届きました。夫はキャバ嬢と浮気をしていて、彼女に貢ぐために早朝から夜までせっせとアルバイトをしていたのでした。 でも、その相手のキャバ嬢というのがかなりの曲者。調査結果を見て思わず笑ってしまいました。十分すぎる証拠をどう使おうか考えていた矢先、なんと夫から離婚を突きつけられたのです。 「浮気相手が妊娠したから離婚する」と言い出した夫。しかも、払う慰謝料なんてないから免除しろと言います。一方的な言い分に腹は立ちましたが、私も離婚を考えていたので、慰謝料を請求しない代わりに「今後一切私には連絡してこない」と約束をして、離婚を受け入れることにしました。 1年後、約束を破った夫は…1年後、一切連絡をしないと約束したにもかかわらず、元夫から電話がかかってきました。話を聞くと、再婚したキャバ嬢の妊娠は嘘。結婚前から多額の借金があったようで、肩代わりをさせられた上、自分の名義でさらに闇金で借金を作られていたそう。 元夫は電話の向こうで泣いていましたが、どれも私の予想していたことばかりです。もちろん同情する気持ちもありません。離婚するときにした『一切連絡しない』という約束を破ったので、取り決め通り罰金を請求すると元夫に告げたのでした。 職を失うのはつらいことですが、夫婦で支え合えることはとても素敵なこと。元夫も、アルバイトを掛け持つエネルギーを資格取得や就職活動に注いでいたら、結果は変わっていたかもしれませんね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月03日結婚後、主婦のなな子は嫁ぎ先で姑からいびられる日々を送っていました。また、好きでもない農家を手伝わなくてはならず……。かわいい子どもたちの存在が心の支えにはなっていたものの、現実の結婚生活は思い描いていた暮らしとは程遠いものだったのです。次第に、「農家の嫁以外もやってみたい」と思うように……。すると、息子を保育園へ送った帰り道、新しくできるスーパーのパート募集の求人を見つけます。その日以降、なな子の中でパートで働きたいという思いが強くなっていって……!? 「パートで働きたい!」という気持ちが日に日に増していき… (パートができたら、きっと変われる) いつの間にか、そう思うようになっていったなな子。 するとこの日、帰宅した娘に満点のテスト報告を受けました。 「今日ね!テスト返ってきて100点だったの!!」 「頑張ってたもんね!すごい!」 「テスト頑張ってきたのかい」 孫がテストで満点を取ったことを知ると、義母も笑顔で褒めてくれました。 「うん!バッチリ!だって唯一の取り柄だもん!!」 その言葉を聞いて、なな子はハッとしました。 (パートをしたら、大学は無理でも専門なら行かせてあげられるかな) そんな考えが頭をよぎったのでした。 一方で娘は、自分が勉強して偉い人になったら、"お母さんをこんな所にいなくていいようにしてあげる"そんな風に考えていたのでした。 なな子が"パートで働くことで、娘を専門学校で学ばせてあげられるかも……"と考える一方で、"自分が勉強して偉い人になったら、ママをここから解放してあげたい"と考えていた娘。なな子がつらいと思いをしているのを娘はちゃんと分かっていたのですね。お母さんを思う娘のやさしさにほっこりしました。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター みこまる 著者:原作者 いくたはな
2023年12月31日夫は司法試験浪人生。夫の夢を応援して生活は私が支えていますが、婚活アプリを利用して2度目の不倫が発覚し……。不倫をした夫は私に離婚を迫ってきました。しかもその理由が、運命の相手に出会ったからだというのですから……もう開いた口がふさがりません。 もう限界…ある人に相談することに夫の1度目の不倫のとき、義母は離婚を勧めてくれました。私があのとき、やり直すと言わなければ……と後悔しています。義母はいつも実の娘のように接してくれるので、今回の件も相談することにしました。 義母に夫のことを話すと、「うちのバカ息子! 司法の勉強をしている身でありながら2度も不倫をするなんて、あきれてものが言えない。わが子であっても許せない」と憤りを隠せません。 実はいま、ある事情で夫に家をい出され、ネットカフェで寝泊まりしています。それについても義母は自分の家に来るよう言ってくれました。 私物を人質に取られてしまい…夫は私に離婚届のサインと慰謝料の放棄を求め、家を追い出しました。求めに応じなければ、家にある私物をすべて処分すると言ってきます。 私は両親の形見の品を大切にしており、今回はそれを盾にとった形です。あまりに汚いやり方で、義母も驚きを通り越して呆れていました。義母は「形見は取り返す!」と意気込み、ふたりで作戦を考えることになったのです。 作戦にまんまとハマった夫ある日、義母から夫に連絡をしました。たまたまですが、義母と不倫相手の名前が一緒だったので、なりすますような形になってしまいましたが……。 知らない番号から連絡がきたので夫は最初怪しんだようでしたが、携帯電話が壊れたから新しい番号にしたと言うとすんなり状況を受け入れたようです。そして内容証明が送られてきて既婚者だと知ったと伝えると、夫は慌て出しました。 不倫相手の君が一番で、これからも一緒にいたいと思っていると熱く語った夫。だからこそ、婚姻を解消してからその話を打ち明けようと思っていたと言い訳をしました。そして、解決するまでご両親には黙っていてほしいとお願いしてきたのです。 その話を聞いて、再び気持ちが盛り上がったかのように返信。付き合い始めた日を覚えているかと尋ねると、夫は簡単に答えてくれました。携帯電話が壊れて一緒に撮った写真が1枚もなくなったと言うと、何枚も写真を送ってくれました。「明日のデート、楽しみにしているよ♡」「あら、デートなんてたっくんが子供の時以来ね〜♡」「は?」そこでやっとおかしいと気づいた夫。正体を明かし、不倫の証拠集めに協力してくれてありがとうと伝えました。 不倫の証拠を集めて行動スタート証拠を集めた後、私は今回の件を弁護士に相談。私の荷物に手を出したら法的手段を取ると伝えました。私物を盾に脅すのは脅迫罪が適用される場合があり、勝手に形見の品を捨てたら器物損壊罪になるようです。 司法の道に進みたいと勉強しているのなら知っているはずだと思うのですが、夫は勉強していなかったようです。どうりで何度も試験に落ちるはず……。結局、私と夫は離婚。不倫の証拠をもとに慰謝料を請求しました。元夫は慰謝料の件で義母に泣きついたようです。どうやら私への慰謝料を不倫相手の実家に立て替えてもらったらしいのですが、その実家はじつは経営状況が良くないらしく……。今後は家業を手伝ってほしいと言われているようです。 これでは今年も試験に受からない、きちんと勉強したいから助けてくれと言ったようですが、義母はこれを無視。いま、元夫はどうしているかわかりませんが、義母とは連絡を取り合って楽しく過ごしています。 ◇ ◇ ◇ 支えてくれている妻のことを裏切り、追い出そうとひどい仕打ちをするなんて信じられませんね。理不尽な主張を盾にして慰謝料の支払いを渋るような元夫のことは忘れ、幸せに暮らしてほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月27日いつも何かと人を小馬鹿にしてくる義父。その対象は息子(夫)や娘(義妹)にだけではなく、息子嫁の私や娘婿にも被害があるのです。クイズに答えられないと小馬鹿にし、義父の中で一般常識とされることを知らないと鼻で笑うことも……。知識が多く、物知りだと自覚している義父の態度に腹が立っていました。しかし、まさかの逆転劇があり、義父が人を小馬鹿にすることが減ったエピソードをご紹介します。 徐々に気になりだした言動義父は新聞社に勤めているため知識が豊富でとても物知りだということは、夫と結婚する前からわかっていました。ためになる話やマナーについても詳しく、ひと言で言えば完璧主義者。夫と結婚し義実家に行く頻度も多くなり、食事やお酒を一緒に楽しむ時間が増えていくなかで、どんどん距離が縮まり義父の言動に「ん?」と思うことも増えてきました。 というのも、会話のなかで難しい言葉を使われたときに答えられず聞き直すと、「この言葉知らなかった? はい、すぐ調べてみよう」と言われたり、「問題です。これは何でしょう」とうんちくを出題され、答えられないと鼻で笑われ、「知らないかー、ちゃんと勉強しないとー」と小馬鹿にされ始めました。 自分の常識が一番正しい初めは自分の息子や娘だけを小馬鹿にしていた義父ですが、だんだんと息子嫁である私のことも小馬鹿にしてきました。小馬鹿にするといっても許せるレベルではなく、鼻で笑いあしらうタイプ。そんな義父とクイズ番組を見ながらお酒を飲んでいるとき、漢字の書き順が出題され家族皆で答えていると、義父ひとりだけ回答が違い、あとの4人は同じ回答でした。 私は内心「義父が外れたらおもしろい!」と思ってしまったのですが、まさかの本当に義父だけが間違えてしまったのです。義父は「俺はこれで何十年も書いてきた! そんなことあるはずがない!」と辞書を開きましたが、やはり辞書を見ても義父が間違えていました。「間違いもあるよなー」とボソッとつぶやいた義父。完璧主義者の義父が初めて恥ずかしそうに言ったため、とても意外で驚きました。 今までの思いをぶつける家族夫も実家に帰る前には毎回、「また今日も小馬鹿にされるんやろうな」「小さいときから小馬鹿にしてくる親父が嫌いだった」と言っていました。また、「いつか見返してやりたいと思っていた。それ以外はいい親父なんだけど」と言っていたので、今回初めて間違えた父を見て、夫は「誰だって知らないこともあるし、間違いもあるんやから小馬鹿にするのやめたら?」と笑い混じりに雰囲気が悪くならないよう伝えました。 それを聞いた義父の娘や義母も「昔からお父さんそうだもん。自分が間違えたら恥ずかしいでしょう!」と楽しそうに伝えていて、義父もやっと少し周りの家族が嫌な思いをしていたことに気づけたようです。 私自身も「物知りでないといけない!」とプレッシャーを感じていたため、義実家に行くのが苦痛になっていましたが、こんなまさかの逆転劇があるとは思ってもいなかかったため、驚きました。 完璧主義者のため、義父は自分をはじめ息子や娘が恥をかかないように教えていたのだと思います。その方法は家族を不快にさせていたため正しいとは言えませんが、実際に自身が間違えたときに悔しい思いをしたことを機に、人を小馬鹿にすることはグンと減り、私のプレッシャーも軽減しました。 著者:平山 光3歳と5歳の姉妹のママ。約1年の不妊治療を経て、無事第一子の妊娠が発覚。第二子は自然妊娠で授かる。アトピー症状のある第二子をきっかけに、自然食や自然治療法を勉強中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年12月06日プレゼントにも!発達障害フレンドリーな人気商品をご紹介「発達ナビ×フェリシモ」発達が気になるお子さんや保護者さま、当事者の方が便利に快適に過ごせるためのグッズづくりは、第5弾が進行中です。今回は、これまで開発した中から5商品をご紹介します。「見えなくなると(隠れると)中身を忘れてしまう」という声から生まれたアイテムです。メッシュ素材で中身が見えやすく、仕切りは取り外し可能で自分仕様にカスタマイズOK。正面と側面に便利なアイコンカードが入れられるポケットがあるので、家族で使い分けもできます。持ち運びしやすい持ち手付き。Upload By 発達ナビ編集部※ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します「かばんを替えるとカギや財布を忘れてしまう」「ハンカチがかばんの底でぐちゃぐちゃになる」などの声から生まれた、バッグの持ち手に簡単に固定できるバッグインウォレット。メッシュ素材で中身が見やすいのはもちろん、がばっと開くじゃばら仕様で取り出しやすいのもポイント。財布やカギ、スマホやハンカチなどをひとまとめにしておけば、バッグを替えたときの忘れ物防止にも。Upload By 発達ナビ編集部※ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移しますうっかり忘れ対策に便利な人気アイテムです。服薬の管理やお子さんの支度、持ち物チェック、勉強の目標など、曜日で異なるルーティンワークを可視化し、ワンタッチでチェック可能。壁に掛けられるほか、裏面にはマグネットも付いているので、冷蔵庫に貼るのもおすすめ。タスクボード上にイラストも描けるため、お子さんにも分かりやすく伝えられます。Upload By 発達ナビ編集部※ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します座り姿勢をサポートする座面クッションと、正しい足の位置がひと目で分かる足もとマットのセットです。お子さんの座り方が気になるけれど、「ちゃんと座りなさい」と注意が曖昧になりがち……。そんな保護者の方も、具体的に座り方を伝えられます。クッションは両面すべり止めつきなので、体幹が弱いお子さんでも安定感が持続します。Upload By 発達ナビ編集部※ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します「文房具が見つからなくて勉強や作業がなかなか始められない」「ものをどこに片づけたのか分からなくなる」といった声から生まれた、まるごと持ち運びできるお道具箱です。仕切りで見やすく整理できて、入れるものの定位置が分かるように貼れるアイコンシート付き。ふたは一体型で、中にはA4ファイルなどを挟めるゴムが付いています。お薬や手芸、メイク道具の収納にもおすすめ。Upload By 発達ナビ編集部※ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します『カラフル収納BOX』『タスク管理リストバンド』は2024年3月発売予定!発達ナビ×フェリシモC.C.Pコラボ商品企画第5弾では、発達ナビの「みんなのアンケート」や、教員、放課後等デイサービスのスタッフの方にお集まりいただいたオンライン座談会やサンプルのモニターを経て、『カラフル収納BOX』『タスク管理リストバンド』の商品化が進行中です!発売は2024年3月中旬ごろを予定していますので、お楽しみに!
2023年12月06日ムスメちゃんとオコメちゃん
うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし