この記事では、赤ちゃんとの外出について専門家の監修のもと、マンガで解説します。赤ちゃんはまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけは避けるようにしましょう。赤ちゃんとのお出かけには自分ひとりでお出かけするときと違い、いろいろな準備が必要です。ここでは、赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫か、またお出かけのときに赤ちゃんに着せる服のこと、必要な持ち物や注意点をお伝えします。事前に把握しておいて、赤ちゃんとの外出を楽しんでくださいね。 赤ちゃんとのお出かけはいつから大丈夫?生まれたばかりの新生児の時期は、まだ赤ちゃんも外の世界に慣れておらず、体温調節もまだ難しい時期。初めての本格的なお出かけが1カ月健診ということも。生後1カ月を過ぎるまでは、室内を中心に生活をしているほうが安心です。 生後2カ月を過ぎたあたりから、赤ちゃんも授乳の間隔があいてきたり、昼夜の区別がついてきたりするようになります。もちろん赤ちゃんにもよるので一概には言えませんが、お出かけをするなら生後2カ月を過ぎたころから少しずつのほうがいいでしょう。 赤ちゃんの首がすわる前は、まだまだ長時間の外出はママにも赤ちゃんにも負担が大きい時期です。電車やバス、車などに乗って長時間のお出かけは首がすわる生後3カ月ごろからが無難です。 赤ちゃんは意外と暑がり。着せすぎには注意!?月齢が低い赤ちゃんほど体温調節がうまくできずに、お出かけのときの暑さや寒さで体調を崩してしまうことも少なくありません。お出かけのときは、きちんと気候に合わせた服装をさせることが大切です。 とはいえ着せ過ぎもよくありません。体温が大人より高めの赤ちゃんは、意外と暑がりでもあります。秋冬の肌寒い時期に、寒いだろうからと何枚も重ね着をさせていると、暑くて汗がたくさん出てしまいます。その汗が冷えたときに、かえって体が冷えてしまうといったことも。 お出かけの際には気候がいいときを見計らうのが一番ですが、途中で天候が変わってしまうなどの場合もあります。そういった場合に備えてバスタオルや、羽織ものなど、上に1枚プラスする衣類や防寒具を持っていくのがおすすめです。 赤ちゃんの服装は大人より1枚少なめが基本です。寒い暑いは、着脱しやすい衣類や防寒具などを使って調節するようにしましょう。 月齢で異なる、赤ちゃんとのお出かけに必要なもの 月齢が低い時期は、とにかく水分補給が常にできるように気を配るようにしましょう。月齢が低い赤ちゃんは、授乳の回数も多いこともあり、授乳の間隔が開いてしまうと脱水症状になってしまう危険性もあります。母乳が中心の人は授乳ケープを、育児用ミルクが中心の人は哺乳瓶や育児用ミルク、お湯などのミルクセットを常に持って行きましょう。 離乳食が始まっているなら、長時間のお出かけには離乳食も持参したほうが無難です。おむつはちょっとしたお出かけでも複数枚必要です。月齢が低いほど、たくさん排泄しますので、最低でも4~5枚は持っていったほうが安心でしょう。排泄の間隔も成長とともに開いてきますが、おむつをしている時期はいつ排泄があるかわからないので、常に多めに持ち歩くようにします。 また月齢が低いうちはうんちがやわらかいので、おむつの交換台を汚してしまうことがあります。そんなときに備えてタオルも複数枚持っていくようにしましょう。バスタオルなどを敷いておむつを交換すると汚す心配が減ります。 着替えも複数枚用意したほうがいいでしょう。特に母乳や育児用ミルクだけの時期は吐きやすい時期でもあるので、服がよく汚れます。荷物が増えて面倒ですが、2枚程度は持っていくようにすると安心です。 少し大きくなってきて、だんだん離乳も進んでくるころになると、育児用ミルクや母乳を度々与える必要もなくなってくるので荷物が減ってきます。頻繁に吐いてしまうこともなくなるので、着替えもそれほど必要なくなりますし、うんちも固まってくるのでバスタオルを敷いておむつを替えるといったこともなくなってきます。 相変わらず離乳食や育児用ミルクの場合は、荷物はそれなりに多いですが、荷物の量は少し減らすことができます。ただし動き回るようになるので、気を引くおもちゃは必要になってくるかもしれません。 赤ちゃんとのお出かけで注意することは?過酷な環境にはまだまだ耐性がない時期です。酷暑や厳冬期、雨風が強い日のお出かけは控えるようにしましょう。 夏は午前10時から午後2時にかけて気温も高くなり、紫外線の量も多くなる時期なのでお出かけは避けます。冬は逆に午前10時から午後2時の間の暖かい時期にお出かけするようにしましょう。 授乳間隔がまだ定まっていない時期は、お出かけも近所だけにしておき、近くの公園や静かな通りを一周してくる、といった程度にしておくと安心です。特に母乳で育児をしている場合、長時間母乳をあげないでいると乳腺炎の心配も出てきます。 また、お出かけする先にも注意が必要です。赤ちゃんはまだまだ外の刺激に慣れていないこともあるため、大きな音がする場所や人がたくさんいる場所へのお出かけはまだ避けるようにしましょう。特にワクチンを接種する前の赤ちゃんにとって、感染症などは脅威の1つです。満員電車や都会の人ごみには、あまり行かないようにしましょう。※参考:ベビーカレンダー「赤ちゃんとの外出、お出かけはいつから?月齢別おすすめスポットや必要な持ち物」 体験談赤ちゃんとの初めてのお出かけ。あれもこれもと念のために準備したら大荷物になりましたが、最低限必要なものは「おむつ・ガーゼ・着替え」の3つでした。ミルク育児の方は、粉ミルクとお湯が追加されますが、これさえあればなんとかなると思います。また、ショッピングモールなどでは事前に授乳室の場所と調乳設備があるかどうかを調べておいたことが役立ちました。ショッピングモールなどは設備が整っていますが、設置場所を探すのもひと苦労。おむつ替えスペースはたくさんあっても、授乳室が施設の1番端っこ、ということも多かったです。ミルク育児の方は調乳設備があるかどうかで、荷物の量が変わると思います。それと「授乳ケープ」はとっても重宝しました。冷房や暖房、外気の温度変化にも1枚かけるだけで調節でき、万が一授乳室がなくても車の中などで授乳ができます。お出かけのときは最低限必要な物と、あると便利な物を分けておくと、時間や行き場所によって変えられるので便利だと思います!(山本かやのさん) 離乳食が始まってからの外出は、市販のベビーフードがとても役立ちました。ドラッグストアや子ども用品店などに、月齢別でわかりやすいさまざまなベビーフードが売られていました。温めなくてもおいしいタイプがあり、スプーンまで付属している商品もあってとても便利! ベビーフードは、そのままでもおいしいと書かれているものが多いですが、大人でも冷たい食事より温かい食事のほうがおいしいですよね。友人が試していて「なるほど!」と思ったのが、チャック付きポリ袋活用法です。パウチ式のベビーフードをチャック付きポリ袋に入れ、魔法瓶のお湯を注いでベビーフードを温めるという方法。お湯の取り扱いに気を付ける必要はありますが、温かい食事を赤ちゃんに与えることができて便利です。わが家でも、離乳食完了期ごろになると、よくお弁当を作って公園などに持って行きました。その際に活躍したのが、保冷バッグでした。朝、お弁当を準備し、保冷バッグに小さい保冷材と一緒に入れて持ち運びました。食材も痛まず、お昼ごろにはちょうど食べやすい温度になっていました。離乳食の時期はベビーフードをじょうずに活用することも1つの手だと思います。(石原みどりさん) 娘が生後2カ月のころ、ベビーカーを押して公園へ出かけました。ついお兄ちゃんの遊びに付き合わせてしまい、肌が真っ赤になるくらい日焼けをさせてしまったことがありました。紫外線から受けるダメージを甘く見てはならない、紫外線は目に見えないものだからこそ気を付けなければならない、と心底感じ、ひどい日焼けをさせてしまった娘に対して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。それ以来、お散歩は午前中の早い時間帯におこない、紫外線が強い午前10時~14時ごろのお出かけはできるだけ避けることに。紫外線が強い時間帯に出かける場合は長ズボンを着用することもありました。またベビーカーで外出するときは足元にUVブランケットをかけるなどグッズを活用するようにしました。(田中由惟さん) 個人差もありますが、1歳から3歳の間は手をつないでお散歩に連れて行くだけでも大変です。しっかり手をつないでいるつもりでも、小さい手は一瞬ですり抜けてしまいます。最近ヒヤリとしたことは、手をつないで自宅の敷地内にいたときに、一瞬で2歳の末っ子が手を振りほどき、道路に突進して行ってしまったことです。2歳の瞬発力に負け、捕まえられずに子どもは道路へ一直線! 幸いなことに車は走っておらず、ケガもなく無事でしたが、私は心臓が止まりそうでした。上の子どもたちが4歳、3歳、1歳だったころは、3人を連れてお散歩に行こうにも目が行き届かず、別々の方向に走っていく……なんてこともしょっちゅう。そのため、子ども用のハーネスをつけて安全を確保していました。命を守るグッズを使うのも1つの手かなと思っています。(武山あゆみさん) 事前に持ち物の準備や行く場所の下調べをしておくことで、外出先での食事や授乳などの対応がスムーズになったママもいるようですね。しっかり準備をして、赤ちゃんとの快適なお出かけを楽しみましょう。 監修/助産師 松田玲子
2023年03月28日義両親とは夫がいなくても食事に行けるほど気を許せる間柄で、良好な関係を築けていました。しかし授乳場所をめぐる考え方の違いから、義両親と私は違う価値観だということに気づいてしまったのです。 義両親の言動から価値観の違いにショック! 今思えば、新型コロナウイルスが流行っている間も気にせず孫に会いに来ていたときから義両親への不信感が募っていたのかもしれません。 娘が生後6カ月になったころ、義実家に帰省することが決まりました。義実家までは、車で5時間以上かかります。生後6カ月の娘を長時間連れまわすのが心配だった私は、帰省の計画について義両親に相談。すると義父から「到着したらみんなでスパ温泉に行こう!」と驚くべき提案が。スパ温泉は、義実家から1時間半もかかります。娘を疲れさせたくなかった私は、家でゆっくりしたいことを伝えてスパ温泉の計画は見送ってもらうことに。 帰省当日。5時間かけてようやく義実家に到着しました。落ち着いた環境で十分におっぱいを飲ませたかった私は「授乳をしたいので、空いている部屋を使わせてください」と義父に伝えました。ところが、それに対する返答は「俺は見ないから横でおっぱいあげていいよ」だったのです。文句も言えず、しぶしぶ服で隠しながら授乳を開始。義母も気にしていないようで、授乳に使うクッションを差し出してくれたのですが、あまりの価値観の違いに大きなショックを受けました。実家に帰ったとき、この出来事を母に伝えると「せめてお義母さんは味方でいてくれないと」と言ってくれ、同じ考えの母にホッとしました。今回は母に共感してもらえたことでモヤモヤが晴れましたが、次回からははっきり別の部屋で授乳したいと伝えようと思います。自分とは価値観の違う相手ともうまく付き合っていく大切さを学んだ出来事でした。 作画/mosu著者:三谷瞳1歳になる娘を育てる元気ママ。1日1日を大切に娘の成長を日々記録中。映画やマンガ、コーヒーが大好きで、ひとり時間も大切にしながら自由気ままに生活中。
2023年03月26日ママ小児科医の保田典子です。今回は「NGな親御さんの行動シリーズ」から、「良いおやつ」と「NGなおやつ」についてお話しします。新学年に向けて、子どもの生活習慣を見直すご家庭も多いのではないでしょうか。今回は子どもの「おやつ」について。「お菓子」ではなく「おやつ」の話です。 子どもにとっての「おやつ」とは?おやつは「補食」のことです。厚生労働省の指針でも「食事は1日3回のほかに1日1~2回の補食を必要に応じて与える」と記載があり、離乳後の子どもにはおやつが必要だと明記されています。 生まれたばかりの赤ちゃんは3時間おきの授乳が必要だったように、体も胃も小さい子どもには、1日に必要なエネルギーを3回の食事だけで摂取するのが難しいのです。補食がないと、次の食事までにエネルギーが枯渇してしまうことがあります。 また、おやつは栄養補給の観点からだけではなく、活動と活動の合間の休息や、親子のふれあいの時間としても有効です。 「NGなおやつ」のリスクとは?3歳以降のおやつの総合エネルギーは、主食の約10~15%とされていますが、近年、おやつの摂取エネルギーが1日の摂取カロリーの25%程度になり、肥満などのリスクが懸念される場合があるようです。 私が病院で診療していても、肥満や肥満傾向にある子は、食事の量が多いというより、スナック菓子やアイスなどの摂取量が多い印象があります。 おやつはあくまで食事の一部ですから、おやつとしてチョコレートやアイスなど糖分の多いお菓子や、スナック類など油脂の多いお菓子を頻繁に与えてしまうと、食事に影響するだけでなく、甘いものや塩分が強いものを好むようになるといった味覚形成にも影響を及ぼします。むし歯や肥満などの生活習慣病につながります。 親がどのように、どんなおやつを食べさせるかという療育態度が、お子さんの嗜好の形成や将来の健康に大きく影響することを知っておきましょう。 「良いおやつ」とは?授乳やミルクが終わったお子さんのおやつには、カルシウム入りのおせんべいや、鉄分入りウエハースがおすすめです。このほか、バナナやふかしいも、りんごなどの果物、ヨーグルトなどの乳製品、おせんべいなどの市販のお菓子、蒸しパンなどのおやつを、月齢にあった量で与えましょう。春は公園遊びの合間にレジャーシートを広げて、鮭おにぎりやおやきなどを食べたりするの良いですね。 ◇◇◇ 乳幼児期は規則正しい食習慣を身につけて、生活リズムをつくっていく大切な時期です。おやつの時間を利用して、生活リズムと食事習慣を作りましょう。おやつも大事な食事の一部です。ながら食べをしない、ダラダラ食べない、立って食べたりしないなど、食事の基本的なルールを再認識できる場にもなるといいですね。 食事のバランスは1食だけで見るのではなく、1日や数日単位で見て、つじつま合わせしていけると親御さんの気持ちもラクになりますよ。 参考(※1)消費者庁「窓やベランダからの子どもの転落事故に御注意ください!」(令和2年9月4日)(※2)東京消防庁「住宅等の窓・ベランダから子どもが墜落する事故に注意!」 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生高円寺こどもクリニック院長。3児の母。
2023年03月25日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れるタイプなのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期もかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に…4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのはひと苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が生後4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしまいました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2023年03月25日義家族との食事会中に、おなかを空かせた生後4カ月の次男が泣き出しました。「夫は仕事をして疲れているだろうし、義家族との食事や会話を楽しんでほしいから……」と思い、次男のミルクは私があげることに。しかし、夫とシェアしようと注文したアイスが来ても、夫は授乳を代わってくれません。だんだん溶けていくアイスを前に、私は少しモヤッとした気持ちになって……!? 赤ちゃんを連れて義家族との食事会へ義家族とはとても仲がよく、私たち一家と義兄一家で出かけたり、泊まりでキャンプに行ったりもします。義母は、私たちや義兄が住んでいるところから高速道路を使って2~3時間の距離に住んでいて、月に1度は私たちの家か義兄の家に泊まりに来ていました。 義母がこちらに泊まりに来たときは、義兄一家、義母、私たち一家で外食に行くのが通例です。その日も、義母が義兄の家に泊まりに来ており、いつも通りみんなで食事をすることになりました。私の夫だけ仕事があったので、仕事が終わる時間に合わせてもらい、みんなでファミリーレストランへ行くことに。 気遣ってくれるやさしい夫義兄一家、義母、私たち一家はファミリーレストランに到着し、同じテーブルを囲んで食事を楽しんでいました。途中で、生後4カ月の次男が泣いてしまったため、育児用ミルクをあげることに。私が育児用ミルクを作り、次男にあげようとすると、「俺がミルクをあげようか?」と夫が声をかけてくれました。 私は、せっかくの義家族との食事会だったことや、夫が仕事で疲れているだろうと思い、「私があげるから大丈夫だよ」と断りました。そのあとも、二度ほど夫のほうから「ミルク代わるよ」と言ってくれましたが、私はそれなりに食事を終えて満腹だったこともあり、夫の申し出を遠慮したのです。 気付かない夫と察してほしい私食事の終盤に、私と夫でアイスの盛り合わせを半分こしよう、と注文。次男はアイスを注文したときにもまだ育児用ミルクを飲んでいました。そして、注文したアイスが到着。夫は自分の分を半分食べ、「はい、あとこれママのね」と私に言い、授乳を代わってくれることはなく義家族との会話を楽しみ始めたのです。少しの間、私は黙って育児用ミルクをあげていましたが、夫に「ねえ、アイス溶けちゃうんだけど。ミルク代わってよ」と言うと、夫は「え? だって、さっきから俺が代わるよって言っても、何回も断ったじゃん」と反論。私は「おかずならいいけど、アイスは溶けちゃうじゃん……」と不満に思いましたが、私がすでに夫の提案を3回断っていたので、夫ももうこれ以上は言いにくかったのかもしれません。 結局、そのあと夫はすぐに授乳を代わってくれて、私はアイスが溶けきる前に食べることができました。私としては「食事メニューと溶けてしまうアイスだったら、授乳を交代すべきかどうか判断を変えるものでは?」と思いましたが、夫はそこには気付かなかったとのことでした。あのとき、夫はちょっとムッとしていたので、強い言い方をせずに最初から素直に「アイスを食べたいから、授乳を代わって」と伝えればよかったです。今後は、夫に察してもらうことを期待しすぎず、自分の要求はしっかりと伝えようと思いました。 作画/ぐら子著者:鈴木 沙智2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月22日2018年生まれの女の子(つむさん)と、2020年生まれの男の子(いとくん)のママ・ミロチ(@mirochi8989)さん。そんなミロチさんの息子さんは、なんと出生体重が4,452gの巨大児でした。出産を終えた直後のミロチさんと息子くんの6日間の入院生活をご紹介します!赤ちゃんの馬力に驚き赤ちゃんのお世話では、育児用ミルクを希望していたミロチさん。しかし、助産師さんからのすすめで「母乳育児」にチャレンジしてみることにし……。※医療スタッフのマスクは省略して描いています。 ミルクの時間になり母乳をあげますが、なかなか赤ちゃんは口を開けてくれません。 ミロチさんが口を開いてくれるように促すと、赤ちゃんは大きな口を開け、すごいスピードで吸い続けました。 しかし、すぐ母乳は出なくなっていまい、ミロチさんが焦っていると……。 ◇◇◇ 助産師さんはママの産後のおっぱいを見て、飲ませるときの姿勢などを指導してくれるそう。おっぱいの種類もたくさんあり、ママのおっぱいに合った授乳方法もあるそうです。助産師さんから自分や赤ちゃんに合った授乳方法を教えてもらえるのは、うれしいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2023年03月20日わが子が生後5カ月のころ、私は初めての育児に四苦八苦していました。わが子のお世話をしながらの家事もスムーズにいかず、夫は仕事で忙しいため夫婦の会話もほとんどありません。1日のほとんどを自宅で過ごし、外出先はスーパーのみ。話し相手は、一方的に私が話しかけるわが子だけで、だんだん自分は社会に取り残されていくような感覚に陥り、大人と話す機会もほとんどなく寂しい思いをしていました。そんなとき、学生時代の友人から数年ぶりに連絡があったのです。数年ぶりに学生時代の友人に会える!友人は私が出産したことを知り、会いたいと電話をしてきてくれたのです。友人はすでに3人の子どもたちがいて、私からすると育児の先輩です。日頃の育児の相談もしたくて友人とランチの約束をしました。夫にわが子を連れて友人と会うと話すとけげんそうな顔。わが子を連れて友人に会うのは、まだ早いというのです。 外出することで、「わが子が疲れてしまったり、完全母乳育児なのだから、友人と会っているときに授乳が必要になったら、気軽に授乳できないかもしれないじゃないか!?」と言うので、あまり負担にならないように2時間ほどで帰宅すると約束をし、なんとか外出を許してもらいました。 不機嫌な夫から、驚きの発言…友人とのランチは、とても楽しく過ごしました。夫との約束通り2時間ほどで帰宅をすると、本来なら仕事に行っている時間にもかかわらず夫が自宅にいるのです。夫はたまたま仕事が早く終わったと言い、不機嫌な様子。 わが子は外出で疲れてしまったのかグズっていて、お昼寝をしたいようでした。グズるわが子をなだめていると、夫が「無理やり外出に付き合わせたからだ! 本当にかわいそう! こうなると思っていたんだ!」と言うのです。夫の言葉に私は耳を疑いました。 「おまえは家にいればいい!」「こんな小さな子を、自分の用事に連れて行くなんて信じられない」など、わが子を連れて出かけたことをとがめる言葉が続きました。私は、現状が社会に取り残されているような気分になること、たまには友人などの大人と話をしたかったことなど、正直に自分の気持ちを伝えました。 しかし、夫は「自分の気持ちを優先するなんて母親失格だ!」と怒りだし、「おとなしく家にいろ!」と言ってきたため、その言葉に私も怒りが爆発。 夫婦会議を開催!納得いくまで話し合う「友人とランチをすることが、そんなにいけないことなのか」「母親は子どもとおとなしく家にいなくてはいけないのか」など、私の気持ちになってもう少し考えてほしいと訴えました。 それでも夫は「おまえは母親になったんだぞ? 独身のころとは違うんだ!」と責め立ててきたので、私は思わず「母親になったら、友人に会うこともできないの!? 家に閉じこもってばかりいたら、頭がおかしくなるよ! こんな精神状態で育児をするのは、この子のためにも良くないよ!」と反論。 時間をかけて話し合った結果、夫は、わが子を主に育てる母親がストレスをためてしまうことによる、子どもへの悪影響を考え、たまには友人と出かけて気分転換をしても良いという結論になりました。 夫は、「母親は家にいて子どもの世話をしながら家事をするのが当たり前。母親の娯楽はない」という考えなのだと、今回初めて知りました。とても驚いた出来事でしたが、これからも同じようなことで口論になってしまうことがあるかもしれません。そのときは2人で話し合って、私たちなりの家族の在り方を模索していきたいと思っています。 イラスト/ななぎ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年03月19日息子が生後1カ月を過ぎたころ突然下痢と嘔吐が始まり、2カ所の小児科での受診を経て、3週間の母子分離での入院を経験しました。初めての育児で不安だった母子分離での入院と、息子が入院した原因についてお話しします。 突然の下痢と嘔吐冬生まれの息子は出生時から特に大きな病気もなく、すくすくと成長していました。生後1カ月を過ぎ外出するようになってきたころ、授乳中に突然の嘔吐……そして頻回の下痢をするようになり、慌てて小児科を受診しました。訪れた近所の小児科では熱もないからと整腸剤のみの処方をされ帰宅しました。 しかし、授乳も受け付けないほどぐったりとした息子の姿に不安が募り、翌日に総合病院を受診。体力も落ち、脱水症状を起こしていると診断され入院することになりました。 3週間の母子分離生活入院手続きを済ませてすぐに、医師から息子が発熱をしたと連絡をもらいました。生後1カ月での発熱は大きな病気が原因の可能性もあると説明を受け、検査を含めた入院生活を送ることになりました。その病院は母子分離での入院となり、面会時間は1日3時間程度。 産後の体力や精神面もまだ回復していなかった私にとって、息子と離れる生活に涙が止まらず、当時は面会の時間以外、弱音ばかりを吐いていました。息子がこうなってしまったのは自分のせいかもしれないと自らを責め、分泌が減ってしまった母乳や生理の再開などの体の変化にも落ち込む日々でした。 落ち込む私を支えてくれたのは…そんな私のことを支えてくれたのは、小児科病棟の看護師さんでした。搾乳の量が減ってしまったと話したときは、分泌を増やすマッサージなどをすすめてくれたり、息子と会えない時間の様子を手紙に書いてくれたりと「お母さんのせいじゃない! 息子くんもすごく頑張っているよ」と励ましてくれたのです。 幸いにも大きな病気は見つからず、下痢などの症状は胃腸炎と診断されました。3週間の母子分離での入院生活を終え、息子が退院。退院日は私の誕生日で、息子が元気に帰ってこられたことが最高の誕生日プレゼントでした。 初めての育児と子どもの異変、戸惑い不安になりながらも乗り越えることができた経験でした。一番つらかったのは息子だとわかっていても、自分の弱さを実感し、周りの支えで乗り越えることができたことへの感謝は一生かけても忘れないと思います。母親として自分自身もっと強くなろうと思えた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年03月16日長女は、子育てする上で「ラクな子」かと言われれば、確かにそうなのかもしれません。でも、長女を育てている私本人が「ラクな子」と言うのはわかるけれど、育てていない母に「ラクな子」と何回も言われることにモヤモヤ……。何度も、長女のことを「ラクな子」と言ってくる母に、反論してみた話です。 初めての育児でいっぱいいっぱい20歳で出産し、その後シングルマザーとなった私。長女が2歳を過ぎるころまでは実家に同居させてもらっていて、父方の祖母、両親、妹と一緒に暮らしていました。初めての育児に、いっぱいいっぱいの毎日。若くして出産したので、育児に関する悩みを共有できる友だちはおらず、私は密かに孤独を感じていました。 まず、苦労したのは母乳のことです。自分自身、母乳で育てたい気持ちが強かったので頑張りましたが、授乳のたびに乳頭が痛いし、乳頭が切れて水ぶくれにもなるし、夜間は頻回授乳やうんちの背中漏れ……と、とにかく日々を過ごすことだけで精いっぱいでした。 同居の母からの声かけにモヤモヤ!長女はあまり夜泣きせず、生後2カ月のころから夜通し寝る子でしたし、人見知りもそれほどなく、離乳食の好き嫌いもあまりありませんでした。 そんな長女の様子を見た母から、事あるごとに「〇〇(長女)は、手のかからないラクな子だね」と言われる日々。「3人の子どもを産み育ててきた母にとってはそうかもしれないけど、私は私で育児の悩みだってあるのになぁ」と思っていました。 なかなか寝ない長女。それでも母は…長女が生後10カ月のころ、とても苦労したのが夜の寝かしつけでした。夜に長女を寝室に連れて行くと、抱っこでないと泣き叫び、ひどいときは2時間以上も抱っこして寝かしつけていました。さらに、その時期になると夜泣きもあり、夜に1時間以上、泣き続けることもしばしば。 ある日、長女が機嫌良くひとり遊びをしている様子を見た母に「〇〇はラクな子だから、ママも余裕持って生活できていいね」と言われ、ついに私は、「ラクな子、ラクな子って言わないで。私にとっては初めての子育てで必死だし、寝かしつけが大変とか、悩みだってあるの!」と反論してしまいました。母は少しびっくりした様子でしたが、「そんなに何回も言ったつもりはないんだよ。ごめんね」と謝ってくれました。 3人の子どもを育て上げた母にとって、長女は“手がかからないラクな子”だったのかもしれません。ですが、私にとっては初めての子育てで、毎日いっぱいいっぱいだったので、「ラクな子」と言われることが、だんだんとストレスになっていきました。私が母に反論してからは、長女のことを「ラクな子」とは言わなくなり、私に寄り添ってくれる声かけも多くなったので、思いきって反論してよかったと思っています。 作画/キヨ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年03月14日オーストラリア人の夫・マイケルと結婚し、オーストラリアに在住したサマ子さん。産後すぐに、無遠慮なイタリア系オーストラリア人の義両親と1年間同居し、サマ子さんは身も心も追い込まれてしまいます。義両親との同居にストレスを感じながら過ごし、ついに心身が限界を迎えてしまったサマ子さん。パニック発作を起こしたり、散歩中に嘔吐したりと、心も体もうまくコントロールできなくなってしまいます。そんなサマ子さんを見た夫は、義両親との同居を解消し、アパートに引っ越すことを提案します。 医師の言葉に涙…私を心配した夫は引っ越しの提案やカウンセリングを受けるように薦めてくれました。夫の意見にも賛成し、カウンセリングを受けることにした私は、まずは紹介状を書いてもらうために病院へ向かいました。 カウンセリングの紹介状をもらうため、夫のかかりつけ医の病院を訪れたサマ子さん。医師は義両親のことも個人的に知っていたため、同居が大変なことにもすぐに理解してくれました。 医師からはカウンセリングを受けるには最短でも約1カ月かかると言われ、ひとまず薬を処方されたサマ子さん。サマ子さんは授乳中ということもあり精神安定剤を飲むことに抵抗がありましたが、医師の説明で授乳中でも飲める薬であると説明され一安心。 そして「あなたはきちんと問題と向き合って物事を良くしようとしてるんだからそれは素晴らしいことなのよ!」「元気になろうとしているサマ子は立派なお母さんよ!」と励まされ、サマ子さんはとても勇気づけられたのでした。 育児に加え、外国での生活や奔放な義両親問題がのしかかる毎日。そんなときに、医師のような自分を肯定してくれる存在がいることはとても心強いですよね。 人はひとりでは生きてはいけないものです。本当に自分の心が限界を迎えそうだなと感じたとき、サマ子さんのように医師に相談してみるのもいいかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター サマ子オーストラリアのシドニーで、イタリア系オーストラリア人の夫と息子(2019年生まれ)、娘(2023年生まれ)とうさぎと暮らす万年ホームシックママ。義両親とのいざこざや子育て、周囲で起こったトンデモ話などのマンガを描いています。
2023年03月11日よく「授乳は母と子が密着し、幸せを感じる時間」と言いますが、実は私、第一子のときから、授乳の時間が…嫌いでした。授乳中に幸せな気持ちになったことがほとんどなく、子どもがおっぱいをくわえた瞬間から、とにかく嫌な気持ちになっていました。■次男の卒乳が早くて大喜び長女のときは、一人目ということで「ミルクより母乳をあげなければ!」と思い込んでいたのと、長女が哺乳瓶嫌いで、なかなかミルクを飲んでくれず、母乳をがんばるしかなかったので、必死に授乳。8ヶ月のときにやっと卒乳しました。長男は体が大きかったため、私の母乳じゃ足りず、ミルクも飲んでいましたが、基本的におっぱい大好きっ子だったので、ほぼおしゃぶり代わりでくわえていました。しかし結局、寝かしつけで毎回おっぱいをくわえさせるのが嫌になり、9ヶ月で強制的に卒乳。上の二人がそんな感じだったので、次男が産まれたとき、「嫌だけど、この子も8、9ヶ月ぐらいまでは授乳しないとダメかな…」と思っていました。ところが、次男が生後2ヶ月のとき、長男同様、身体が大きかった次男が、母乳の出が悪い私のおっぱいを嫌がるようになり…。もうやめていいの!? と大喜びで卒乳しました。 ■母乳じゃなくても子は育つ生後2ヶ月で母乳をあげていないというと周りから、「え! なんで!?」と言われましたが、そこは3人目…まったく気にせず(笑)。現在、1歳4ヶ月になる次男。母乳は2ヶ月しか飲んでおらず、1歳まで完全ミルクでしたが、とっても元気!もともと大きく生まれたので(出生体重3800g)、身体は大きいですが、太っているわけではなく、横も縦も大きい…がっしりとした体型。ご飯も、もりもり食べています。長女のときは、授乳の時間が嫌いなんて、私はおかしいのだろうかと悩んだこともありました。それでも、「変」と言われるのが嫌で、誰にも相談せずにいましたが、今となっては…。結局、母乳じゃなくても、子は育つ!母乳じゃないと愛情が伝わらないなんてこともない!哺乳瓶に入れたミルクも立派な授乳! と思っています。
2023年03月02日助産師の榎本さんが、お産入院のときにやりがちなじいじやばあばの困った行動について教えてくれました。孫の顔見たさに……とついやっていたことが、実はNGだった!? マンガで紹介します。 お孫さんの誕生は、おじいちゃんやおばあちゃんにはとても楽しみなものかと思います。お気持ちはわかるのですが、出産の喜びでちょっと困った行動にでてしまうおじいちゃん・おばあちゃんがいます。今回は、そんなおじいちゃん・おばあちゃんへお願いしたいことについてお話しします。 「まだ生まれないのかな?」病院への電話での問い合わせお産で入院した後に、お産がどうなっているのか連絡を待つおじいちゃん・おばあちゃんは心配かと思います。初産婦さんの場合、陣痛の時間が長引き数日かかることもあります。産婦さんの携帯電話に直接電話やメールして聞いてくる場合もありますが、病院での通話ができなかったり、陣痛中で余裕がなかったり、診察中などで対応できない場合もあります。また、パパが立ち会いしている場合でも、同様で対応できないことも多いです。 そうなると、おじいちゃん・おばあちゃんから病院に問い合わせが来ることがあります。お産の状況などを聞かれることがありますが、ほとんどの病院では個人情報の観点から電話でお産の状況をお伝えすることができません。 立ち会いしている場合であれば、パパから連絡をしてもらったり、産婦さんが対応できれば連絡してもらうことがあります。 夜間などは、人員が少なく電話対応するのも実を言うと大変です。夜間は陣痛などで産婦さんの電話が来ることも多いので、病院への電話でのお産についての問い合わせはできれば遠慮していただたいのが本音です。 出産の連絡があった! 夜中でも面会に駆けつけてしまう出産の連絡がいくと、すぐに赤ちゃん会いに病院にいらっしゃるおじいちゃん・おばあちゃんがいます。 出産後は、赤ちゃんのケアだったりママの診察や出産後の処置をしていることが多く、産後2時間程度は安静も必要なので、すぐに面会できないことがあります。また、夜間で面会時間外の場合、翌日の面会時間内に面会をお願いすることがあります。 おじいちゃん・おばあちゃんに出産の連絡をする場合、面会の可否や時間についても伝えてあげるようにするといいでしょう。 産後のママは大忙し! 突然、面会に来る産後のママは、慣れない授乳や赤ちゃんのお世話、退院指導・授乳指導・沐浴指導などのスケジュールで大忙しです。産後の回復も個人差がありますし、夜間の授乳で寝不足が続くと日中に睡眠をとらないとつらいママもいます。 面会に来るのであれば、突然ではなく、いつごろがいいか聞いてから来てほしいと思うのがママの本音かと思います。 今は、新型コロナの感染予防対策として面会が制限されている施設も多いですが、今後の感染状況によっては面会制限が解除になることもあるかもしれません。みんなが心待ちにしているお孫さんの誕生。はやる気持ちを抑えつつ、おじいちゃん・おばあちゃんにはママの負担がないように配慮していただけると幸いです。 作画/はたこ 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月28日ふっくらとした娘を抱き授乳する時間は私にとっても癒しの時間でした。事件が起こったのは娘が1歳半のころ。成長するにつれ娘の母乳への執着も強くなり、徐々に授乳回数を減らしていたものの、まだ授乳はやめられていませんでした。母乳を飲むことで精神的にも安心していたのだと思います。そんなおっぱい大好き娘が、あんなにあっさり卒乳するとは……。ある日、娘と一緒にお風呂に入っていたときのこと 出産直後から、母乳がよく出た私。娘も良く飲んでくれていて、完全母乳で育てていました。そのせいか、娘はグングン体重が増加していったのです。健診に行くたび、保健師さんに「本当に母乳だけ?」と言われるほど。ソファに腰かけ、ふっくらとした娘を抱き、ゆっくり授乳する時間は私にとっても癒しタイムでした。 そして、成長するにつれ娘の母乳への執着も強くなりました。夜中に目が覚めたときや、保育園から帰宅したときに「ぱいぱい!」と母乳を欲しがっては飲む娘。きっと、母乳を飲むことで精神的にも安心していたのだと思います。そんなおっぱい大好き娘が、あんなにあっさり卒乳するとは……。 事件が起こったのは、娘が1歳半のころ。徐々に授乳回数を減らしていたものの、夕方の授乳だけはまだやめられていませんでした。そんなある日、娘と一緒にお風呂に入っていたときのことです。偶然、娘が私のおっぱいをギュッとつかんだ拍子に、母乳が滲んで出てきました。その光景を見た娘は 「ギャー!」と声を上げ、パニックになりながら私にしがみついて泣いています。どうやら、おっぱいから液体(母乳)が出てきたのが怖かった様子。「え、今まで全然怖がらないで飲んでいたのに」と、私は不思議に思いましたが、娘にとっては衝撃的だったようです。 お風呂場でのハプニングが起きてから、娘は母乳を欲しがらなくなりました。一生懸命飲んでいる姿や、飲みながら寝落ちしてしまう姿をしっかりと目に焼きつけたかったのに……あっけなく卒乳してしまい、思い出に浸る時間もありませんでした。娘はもうすぐ2歳半。お風呂ハプニングから1年近く経ちますが、未だに覚えているようで、お風呂に入るたびに私のおっぱいを警戒しながら見ています。試しに娘に「おっぱい飲む?」と聞くと「飲まないの!」と断固拒否。 このような形で卒乳する子は珍しいかもしれません。あっさりと卒乳されたのは寂しいですが、今思い出してもクスッと笑えるほど、心に残る出来事になっています。 作画/kazasato著者:中村ひとか6歳と2歳の子どもを持つ30代後半のワーママ。元気すぎる子どもたちの育児と仕事の両立に、毎日てんてこまい。心配性な一面があり、不安を感じたら検索魔に大変身する。
2023年02月22日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが産後の性生活についてお話ししてくれました。産後に性生活がなくなる原因、どのようにしてきっかけをつかめばいいのかなどを、マンガで詳しく解説! 産後は、ホルモンの変化や育児疲れ、睡眠不足のために、性生活がなくなってしまう夫婦もいます。性生活のない時期が続くと、どうやって性生活を再開したらいいかわからなくなったという話も多く聞かれます。今回は、産後の性生活の再開についてお話ししていきましょう。 産後に性生活がなくなる原因は?授乳中に出るオキシトシは母乳の分泌を促す効果がありますが、同時に性欲が減退しやすいと言われています。オキシトシは幸せホルモンと言われていて、授乳することで赤ちゃんとのつながりを一層に強く感じ性欲も満たされるからとも言われています。 これは授乳期間中続きますが、授乳回数が減り、夜間の睡眠が取れるようになると性欲が回復してくることもあるようです。また、母乳育児をしていなくても、性生活をしなくなることもあります。 その他の女性側の原因としては、1.育児疲れや夜間の授乳や夜泣きによる寝不足2.育児に参加してくれないなど夫への不満3.産後の体の変化(会陰部の傷などで挿入時に痛みが出るか心配)4.育児が心身ともに大変で余裕がなくなり性生活をする気になれない 男性側の原因としては1.出産後、妻が赤ちゃんのお世話が大変で余裕がなくなり、機嫌が悪いこともあり、自分に対しての愛情が減った感じがしてしまう2.添い寝している赤ちゃんが気になって集中できずに、性生活ができない3.妻の体調を気づかい、疲れていそうで誘いづらい4.産後に一度でも断られた経験があると再度誘いづらい5.女性というより、「母親」「家族」という想いが強くなる 手をつないだりハグから始めてみよう基本的には、性生活の再開には夫との話し合いやスキンシップが大切かと思います。日ごろから意識的に、子ども以外の話をする、体に触れる、手を繋ぐ、ハグをする、いってらっしゃいのキスをするなどをするところから始めてみるのもいいかもしれません。 また、産後の体調が悪いときや、性生活へ気持ちがのらないなどのときは正直に伝えることが大切です。どの時期から落ち着くかは個人差があるので、そろそろ大丈夫だなと思ってきたり、いいタイミングがあれば伝えてみましょう。 例えば明日が休みでゆっくりできそう今日は子どもが早く寝てくれそう最近体調が落ち着いてきたなどがあれば、パートナーに伝えてみましょう。 女性から誘うのは抵抗があるという方も多いので、パートナーが誘いやすい雰囲気を作ってみましょう。また、夜にこだわらず、性生活のタイミングを図るようにしているカップルもいます。朝赤ちゃんが起きてくる前、休日などでお子さんが昼寝中の時にチャレンジしてもいいでしょう。 赤ちゃんそばに寝ていると気になる場合は、リビングなど寝室とは違う部屋でする方も多いようです。 産後に起こる性生活にまつわる気になることへの対処法経腟分娩の場合、会陰部の傷が気になってしまうことがあるかもしれません。また、授乳中はホルモンの影響で濡れづらいこともあるようです。これらの理由から、挿入時に痛みを感じることも。ドラッグストアやネットショップでローションなどを購入して利用することで、痛みなどを軽減できるようにしてみるのもいいでしょう。 乳房は母乳が漏れ出し、触られると気になることも。「おっぱいは赤ちゃんが飲むもの」という認識が強くなり、パートナーに触れられたり口をつけられると不快に感じることもあるようです。ブラジャーはつけたままでしてみるなど工夫してみましょう。 性生活については、なかなか相談しにくいと思います。産後は性行為だけにこだわらず、夫婦間のコミュニケーションやスキンシップをとることから始めることが大切かなと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年02月21日はじめての出産で不安の中、夫が立ち会ってくれて無事に出産を終えることができました。ところがコロナ禍で思いがけない入院生活となり、産後の体で心配事はどんどん増えて大きくなるばかり。そんな時に助産師さんからかけられたある言葉に救われるのです。出産翌日からお見舞い禁止に!?まさかの入院生活がスタート コロナ禍で初めての出産を終えた私。ぎりぎり立ち会い出産はできましたが、翌日からお見舞いが禁止となり、夫や両親に会えない6日間の入院生活が始まりました。産後、痔が大きく腫れてしまい、座るだけでもお尻に激痛が……。母乳が出るようになってからは、胸を針でチクチクと刺されるような痛みが出てつらい思いをしていました。加えて入院中、心配だったのが息子の体重。息子は2,534gと、低出生体重児のラインとなる2,500gギリギリで生まれました。授乳中に息子が眠ってしまうこともあり、体重が思うように増えません。育児用ミルクも追加しましたが、2,300gまで落ちてしまいました。 6日間の入院生活、さらに初めての育児で要領もわからず、つらく孤独な日々が続きました。そして、助産師さんが心配そうに「赤ちゃんの体重があまり増えていなくて、もしかしたら赤ちゃんだけもう少し入院してもらうかも……」と言ったのです。思ってもみなかった知らせに、私は大きなショックを受けました。そんな中、また授乳の時間がやってきます。時刻は午前4時。憂うつな気持ちで、授乳室へ。すると、とある助産師さんが育児用ミルクを作ってくれたあと、私の隣に腰かけ「家に帰って育児をサポートしてくれる人はいる?」「授乳が心配だったら、母乳外来に来たらいいよ」など、気にかけてアドバイスをしてくれました。忙しい中、やさしく寄り添ってくれたことがとてもうれしかったです。 その後の診察で医師から退院許可が出て、予定通り息子も一緒に退院。つらかった入院生活も、やさしい助産師さんのおかげで乗り越えられたと思い、今でも感謝しています。小さかった息子ももう3歳。いつかまた会えたら、「こんなに大きくなりましたよ」と報告したいです。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:向田紀子3歳・男の子のママ。動画配信サービスでアニメやドラマを観るのが趣味。現在はWeb記事に関わる仕事をしている。
2023年02月20日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2023年02月18日第1子の妊娠中、母親学級やネットで「授乳中は母子の貴重なコミュニケーションの時間。スマホやテレビを見ずに、しっかり赤ちゃんを見てあげて」と教わった私は、穏やかで子どもファーストなママになろう! と心に誓いました。しかし、出産後10日も経たないうちに、授乳が苦痛に。特に夜間は孤独と睡魔に襲われて、何度も心が折れそうになりました。「赤ちゃんはこっちを見ていないのに、じっと顔を見ておかないといけないの?」とまで考えてしまうくらい、精神的に追い込まれてしまって……?肩の力を入れ過ぎていた授乳タイム ある日の深夜、あまりの睡魔に襲われて「眠気覚ましにちょっとだけ」とスマホで「ママのための掲示板」を見てみると……。 するとそこには「今、授乳中! 眠いけれど頑張ろうね」「私も授乳中! こっちは寒いよ~風邪ひかないようにね」など、リアルタイムで授乳中のママの書き込みがたくさんあったのです。その掲示板を見ると「あぁ、頑張ってるのは私ひとりじゃないんだ!」と心強く感じました。 それ以来、夜間どうしても眠くなったときだけ「授乳中のスマホ」を解禁。すると、あれだけ苦痛だった授乳も少しラクに思えてきたのです。おっぱいを飲むわが子が「かわいいな」と思える心の余裕も生まれました。 母親学級などのアドバイスはためになり、ありがたいものです。でも、それを「守ること」に縛られて育児が楽しめなくなるのは本末転倒。育児にはわが子と同じく自分自身も労われる「さじ加減」が必要なんだな、と気づかされました。 作画/yacco監修/助産師 松田玲子著者:高橋慶子 5歳と3歳の男児のママ。旦那が激務でワンオペ育児中。42歳の今、体のあちこちにガタが来ているのを痛感。どうすればママがラクに子育てをできるかを毎日試行錯誤しています。
2023年02月17日私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。生まれたときからよく寝てくれる子だった次男が最近、なぜか夜泣きをするようになりました。毎日3時くらいに夜泣きが始まり、その声で、次男と同じ部屋で寝ている長男も目を覚まし泣き始めるのです。起きてしまった長男は寝かしつけようとしてもなかなか泣き止まず、夫は長男に叱りつける始末……。困った私はある方法を見つけたのです。次男の泣き声で目が覚めてしまう長男夜間授乳が終わってから、わりと朝までぐっすり寝てくれていた次男。しかし、1歳半になったころ、目が覚めてしまうのか、夜中の3時ごろに決まって夜泣きをするようになりました。そして、次男と同じ部屋で寝ている長男も目が覚めてしまい、「○○(次男の名前)がうるさい! ママ~!」と泣き始め、2人で泣き声の合唱のようになるのです……。 その上、困ったことに次男よりも長男は、一度起きてしまうと私が寝かしつけようとしても全然寝てくれません。真夜中に2人の寝かしつけをする私は、毎日寝不足の日々。そんな中、なるべくスムーズに2人を寝かしつけるため、2つの方法を実践するようになりました。 次男が泣き始めたらすぐ対応!まず、次男の夜泣きが始まると、私は次男を抱っこしてキッチンへ行き、水を飲ませます。すると、次男は落ち着いて、自分のベッドですぐに寝てくれるのです。しかし、寝てくれない日もあり、そのときは長男と同じ部屋ではなく、リビングのベビーベッドで寝かせます。 この次男の一連の対応を、いかに長男が完全に目が覚める前におこなうかが重要でした。私は次男の夜泣きが始まると、できるだけすぐに子ども部屋から次男を連れ出すことにしています。 寝つけない長男はママと同じベッドに長男が完全に目が覚めてしまって泣き続けるときは、私が何をしても泣き止みません。夫はイライラして、泣く長男を叱りつけて、さらに大泣き……。そのときは、私たち夫婦のベッドで寝かしつけることにしています。 長男は私が隣で寝ると気持ちが落ち着くのか、泣き止んで、自分の大事にしているぬいぐるみを抱っこしながらスッと寝てくれるのでした。そのまま朝まで一緒に寝ることもあれば、私もゆっくり寝たいので、長男が寝入ったあとに子ども部屋へ運ぶこともあります。 子どもたち各自の部屋があればいいのですが、わが家は狭く部屋の数も少ないため、どうしても子どもたちを別々に寝かせることができません。しかし、この2つの方法を見つけたことで、今ではじょうずに寝かしつけられています。いつか次男も夜泣きがおさまると思うので、その日までこの方法を継続していくつもりです。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月16日メデラ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:Jarrod Percy)の乳頭ケアクリーム「ピュアレーン」が、株式会社ベネッセコーポレーションが運営する妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」が2023年2月15日に発表した「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2023」において、2018年から5年連続で乳頭ケア部門第1位を受賞いたしました。メデラ ピュアレーン「ピュアレーン」はラノリン*100%のクリームで、妊娠中や授乳中のデリケートな乳頭のケアにご使用いただけます。添加剤や保存料を含まず、授乳中のお母さまも、拭き取らずにそのまま授乳いただくことができるのが特長です。乳頭の他にも、お母さまや赤ちゃんの乾燥したお肌やリップにもご使用いただける点もご好評いただいております。*ラノリンは羊毛から抽出した羊毛脂です。優れた保湿成分が皮膚を保護し、カサツキや荒れを防ぎます。これからも当社では、母乳育児を希望されるお母さまをサポートする製品の開発に努めてまいります。【キャンペーン概要】<5年連続「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2023」受賞記念「ピュアレーンご利用感謝キャンペーン」>5年連続「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2023」受賞を記念して、ピュアレーンをご利用いただいたことのあるお客さまへアンケートを実施します。回答いただいた方の中から抽選で100名さまにAmazonギフトコードをプレゼントします。アンケート受付期間 : 2023年2月16日13時~3月16日13時までアンケート回答サイト: 【出典元情報】「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞2023」とは、たまひよ読者のママ・パパ約2,000人を対象にご自身やパートナーが妊娠・出産・育児生活の中で「実際に使ってよかった」と思う商品・サービスについてアンケートを実施し、回答結果をたまひよ編集部が集計してランキング形式で発表する企画です。調査時期 :2022年10月(2022年10月7日~2022年10月28日)調査方法 :WEB調査調査対象者:全国の生後0カ月~1才6カ月のお子様を持つ、たまひよ読者ママ・パパ(「たまごクラブ」「ひよこクラブ」購読経験者)有効回答数:2,062人(ママ 1,649名、パパ 413名)発表先 :WEBメディア「たまひよ」・雑誌:「中期のたまごクラブ」本誌・別冊付録 ほか■メデラ株式会社についてメデラ株式会社は、1993年にMedela Holding AG(本社:スイス)の100%子会社として東京に設立されました。赤ちゃんとお母さまの健康、母乳育児をサポートすることを使命とし、研究に基づいた乳房に負担の少ない電動さく乳器、特殊授乳製品を含む母乳育児サポート製品を開発・展開しています。メデラの病院グレードの電動さく乳器「シンフォニー」は、国内の病院・産院で最も多く採用されているさく乳器です*。また、個人向けのさく乳器として「スイング・マキシ」、「ソロ」、「ハーモニー」を展開しています。*病院グレードのさく乳器において。2022年1月時点。所在地 : 東京都渋谷区笹塚2-26-2 13F代表取締役: Jarrod PercyURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月16日妊娠前から育休の取得に興味があった夫。「2人で一緒に育休取れたらいいね~」なんて話をしていました。そしていざ私が妊娠すると、夫は「育休、取るよ!!」と宣言。そんなわが家の体験談です。 もとから男性育休が取りやすい環境ニュースやSNSで、「男性が育休を取得したら昇進できない」「周りの人から嫌味を言われた」ということを目にする機会がありました。自分が妊娠しても、里帰り出産か、生後1カ月くらいは実家の母に手伝いにきてもらうんだろうなと思っていた私。 しかし、夫の会社は男性の育休取得の実績が多数ある会社でした。もとから子育てに興味があった夫は、私が妊娠後に半年の育休の取得を申請しました。上司に話をしたときに、「半年? 1年取らなくていいの?」と言われたほど、理解のある職場でした。 出産までもサポート出産予定日が1月中旬だったため、夫は1月はたまっていた有休を使いすべて休み、2月から7月末まで、半年間の育休を取得することに。 妊娠期間はマタニティヨガに通ったり、行きたいお店にランチに行ったりと元気に出歩いていた私も、1月に入ってからの外出は夫に付き添ってもらうことが多くなりました。産後だけでなく、初めての出産で不安も多い中、産前もサポートしてくれたのは本当に助かりました。 いざ息子が生まれると無事に出産し、5日後に退院。家族3人での生活が始まりました。出産した病院の規則で、入院中に赤ちゃんに直接触れられるのはママのみ。面会者は新生児室のガラス越しで見学しかできませんでした。そのため、夫は退院してから初めて息子のおむつ替えや授乳をおこないました。はじめはおぼつかない手つきでしたが、徐々に慣れて、1週間もすると私と変わらない対応ができるように。 また、産褥期は家事を積極的におこなってもらえるようお願いし、私は息子のお世話が最優先の生活。生後3カ月ごろまで混合栄養だったため夜中の授乳は私が対応しましたが、おむつ替え、ミルク、そして息子と遊ぶことも、夫は率先しておこなってくれました。 育休を終え、夫は⋯夫婦そろっての育休期間は、親子3人で濃密な時間を過ごせたと思います。特に新型コロナウイルスの影響で家で過ごす時間が多くなりましたが、逆にそれが3人でたくさん過ごした良い思い出です。 夫自身は、息子が生まれて間もない時期からずっと一緒に生活をしたことで「大変さも楽しさもよくわかった」と言っています。ちなみに夫は、もし2人目を授かっても育休を取得する気満々です! 夫は育児や家事を「手伝う」ものではなく、「2人の子どもだから2人で育てる」という意識を持ってくれています。当たり前のことだと思う反面、そう考え、実行してくれる夫は心強い存在。夫や、理解のある会社や周りの環境に感謝を忘れず、今後も2人で子育てをしていきたいと思います。 イラストレーター/まっふ著者:森まり子男の子のママ。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして活動中。主に子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの美容記事を執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年02月15日産後直後の一番の悩みは「哺乳問題」きいちゃんには 21番目の染色体が通常よりも1本多い「ダウン症候群」という疾患があり、いろいろな合併症を持って生まれてきました。(心房中隔欠損症、動脈管開存症、甲状腺機能低下症、などなど…)生後7日目に「ダウン症の疑いがある」と告知を受けてから、遺伝子検査、そしてこの合併症を見てもらうために病院通いが始まったのです。産後直後の私にとって、実は一番の悩みは合併症の一つの「低緊張」からくる哺乳問題でした。低緊張とは、筋力が通常よりも弱いことを意味します。なので、ダウン症のある赤ちゃんは、通常の赤ちゃんよりも肌も筋肉も柔らかく、力がありません。顔の筋肉も例外ではなく、それゆえに母乳を吸う力がなかったり、哺乳瓶のミルクでさえもなかなか飲めなかったりします。最初、まだダウン症と告知をされていなかったとき、なかなかきいちゃんが母乳が飲めないでいるのを、私が不器用なせいで上手くきいちゃんにミルクを飲ませられないんだと自分を責めていました。通常2回で終わる母乳教室を、自ら志願して、退院まで何回も繰り返し通ったりしていました。(今思い出しても目頭が熱く…(泣))Upload By 星きのこ言うまでもなく、赤ちゃんがミルクを飲めないというのは生死に関わる大問題です。産院から退院するときも、特別に産院用の一番吸い口が柔らかい哺乳瓶をいただき、「とにかくミルクを飲ませて大きくしてあげるように」と医師から言われました。ところが…やはり哺乳力が弱く、なかなかミルクを飲めないきいちゃん。規定の量を飲ませるのになんと毎回1時間かかっていました。しかもよせばいいのに、そのころネット検索魔になり果てていた私は(障害児母あるある…)どこかで「ダウン症のある子どもには母乳がいい」という記事を見つけて、無理やりきいちゃんに母乳を飲ませようとしたり、母乳が枯れないように毎回、搾乳をしていました。さらに哺乳瓶を煮沸したりしなければいけないので、かかる時間がもう1時間プラスで合計2時間!!新生児の授乳は3時間ごとなので、1時間後にはもう次の授乳時間がやってきてしまいます。それでなくても途切れ途切れの睡眠なのに、こうなると睡眠時間が完全に足りず、私の身体は疲労MAX。疲れが出て、産後1ヶ月もしないうちに膀胱炎になってしまいました。あのときの私に言ってあげたい…ミルクでもダウン症のある子どもは元気に育つよ!!と…!Upload By 星きのこでもあのころの私は、障害の告知を受けたばかりのショック状態だったので、きいちゃんの身体が少しでも良くなるなら、何でもしてあげたいと必死だったのです。話を私の身体に戻します。産後1ヶ月未満で膀胱炎になった私は、自分の代わりにきいちゃんを見ていてくれる人もいなかったので、近所のクリニックに新生児のきいちゃんを連れて駆け込みました。(膀胱炎になった方は分かると思うのですが、お腹痛くて地獄ですよね~汗)受付で看護師さんに、膀胱炎の検査のために、検尿をしてくださいと検尿のコップを渡されました。「え…いや、ちょっと待って、きいちゃんを抱っこしたまま検尿するの!?それはかなり難易度が高すぎる!!」と思った私は、検尿する間だけきいちゃんを預かってもらうことはできないか看護師さんにお願いしました。すると、看護師さんは、Upload By 星きのこ…と断られてしまったのです…。はい、きいちゃんを横抱っこしたまま検尿頑張りましたよ、私…。Upload By 星きのこ晴れて?尿検査で膀胱炎と確定し、医師に薬をもらい、会計して帰るとき、先ほどの看護師さんから…Upload By 星きのことこれまた無表情で言い放たれました。はい、すっごく大変でしたよ…!あなたが手伝ってくれなかったから…!とつい思ってしまいました…。この病院の規則で預かってもらえなかったのかもしれませんが、たとえそうだったとしても、断るときにもう少し優しさを見せてもらえれば私もそこまでショックを受けなかったと思うのです。心身ともに弱っていたときに、医療者である看護師さんに冷たくあしらわれた経験は、今も記憶に鮮明に残っています。その後、バネ指になったり、骨盤が歪んで?左足をひきずるようになったり、まだまだ自分の病院通いで大変なことになってしまったのですが、それにまつわるエピソードはまた別の機会で書ければと思います。執筆/星きのこ(監修:鈴木先生より)大きな病院であれば看護助手という方が面倒を見てくれることが多いです。それでもダメな場合は受付の事務クラークさんが代行することもあります。きいちゃんを預かってくれなかった看護師さんにも事情があったのかもしれませんが、このような場合には、規則とは無関係に預かってくれる看護師さんは多いのではないかと思います。ただ、預かってくれたとしても筋の緊張が弱いダウン症のあるお子さんを抱っこするには大変だったかもしれません。緊張の弱いお子さんはフロッピーインファントと呼ばれ、体がふにゃふにゃしていて柔らかいのが特徴です。だからなおさら、お母さんが生後1ヶ月のきいちゃんを一人で横抱っこしながら検尿できたことは神業に値します。緊張が弱いため哺乳力も弱いのです。また、もう少し成長したあとでも、緊張の弱いお子さんを抱っこするときはこちらがしっかりと抱えなければ、ずり落ちてしまう危険性があります。 緊張が弱いため、しっかりとつかまってくれないからです。誰かに預けるときには、そういった説明をひとこと言ってから預けたほうが無難かもしれませんね。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年02月15日オーストラリア人の夫・マイケルと結婚し、オーストラリアに移住したサマ子さん。出産前は義両親との距離感もほどよく取れており、良好な関係を築けていましたが、出産後状況が一変! 次第にサマ子さんは身も心も追い込まれてしまうことに……。義両親からの過度な干渉にストレスを感じていたサマ子さん。そんな日々のなか、ついにサマ子さんに陣痛が起こり、急いで病院へと向かいます。すると、「義両親が出産に立ち会いたいと言い」、同じく病院へ向かってくることに。助産師の協力も得ることができ、義両親の立ち合いを阻止しながら、無事出産を終えることができたサマ子さんでしたが……。 プライバシー皆無の入院生活。一難去ってまた一難…無事に息子を出産して幸せな入院生活……と思いきや、相変わらずズカズカとアポなしで押しかけてくる義両親。私が授乳中だろうが関係なく、干渉してきました。 その後も休まる暇がないまま、迎えた退院の日。義母の口からとんでもない言葉が放たれ……。 授乳中でもお構いなしで、サマ子さんの様子を見に来る義両親。義両親なりに出産後のサマ子さんを気遣っているつもりなのでしょうが、逆にサマ子さんは心休まる暇がありません。 そして、サマ子さんが家に帰ると、当たり前のようについてくる義母。義母は「いいニュースよ!」と言い、近くの親戚の家に泊まるため、これからは毎日でも手助けにくると告げました。 退院後は平穏な生活が待っていると思っていたサマ子さん。しかし、その望みもすぐさま打ち砕かれてしまいました……。 義母はサマ子さんのためを思って行動しているのかもしれませんが、それにしても、事前に一言ぐらい相談はしてほしいですよね。サマ子さんが困惑してしまうのも無理はないかと思います。 出産後は心身ともに不安定になりやすく、デリケートな時期。サマ子さんを手伝おう、助けようと思ってくれる気持ちがあるのであれば、どうすればサマ子さんの心身に負担なくサポートしていけるかという部分もしっかりと考えてほしいですよね。著者:マンガ家・イラストレーター サマ子オーストラリアのシドニーで、イタリア系オーストラリア人の夫と息子(2019年生まれ)、娘(2023年生まれ)とうさぎと暮らす万年ホームシックママ。義両親とのいざこざや子育て、周囲で起こったトンデモ話などのマンガを描いています。
2023年02月12日父は、私が子どものころから亭主関白な人でした。私は子どもながら「祖母や母に甘やかされているな」と感じていました。気が利かなく自己中心的なところがある父。そんな父がいる実家への里帰りは苦労の連続だったのです……。母と正反対の父初孫となる長男が生まれたとき、両親はとても喜んでくれました。お世話じょうずな母は、楽しみながら息子のお世話と私のサポートをしてくれ、私はそんな母にとても感謝していました。 一方で、息子が寝ていようと大きな物音をたてたり、忙しい母に対して自身の世話を催促したりと、相変わらず気の利かない行動をとる父。予想はしていたものの、昔と変わらない姿になんとも言えない気持ちになりました。 私が父に「嫌だ」思うことそんな中で、私が父に対して一番「嫌だ」と感じていたことは、授乳中に近くにいられること。そのため、私は授乳したいときに父が同じ部屋にいる場合は、別の部屋に移動するようにしていました。しかし、私の行動の意図がわからない父は、私が移動した部屋にもお構いなしに来る始末……。 父に対して意見を言うことは私にとって勇気がいることでしたが、いい加減嫌気がさしたため、自分の気持ちを伝えてみることにしました。 思い切って父に気持ちを伝えた結果私は「授乳の最中を見られるのは嫌だから、授乳しているところには来ないでほしい」と父に伝えました。すると、「授乳しているところなんてわざわざ見てないよ。それに、娘が授乳しているところを見たって何とも思わない!!!」と怒りながら言い返してきた父。 私は「父が何とも思わなかったとしても、私が嫌だと感じているという事実にどうして目を向けてくれないのだろう」、そう思うと悲しくて、何も言い返すことができなくなってしまったのです。 気持ちに寄り添ってほしかった…中には父と同じように、実の父親なのだから嫌がることではないと感じる人もいるかもしれません。しかし、娘である私の気持ちに少しも寄り添おうとしてくれない父の言動が、とても悲しかったです。 それからは、「父に何を言っても伝わらない。昔からそうなのだから仕方がない」と諦めることにしました。 授乳中のプライバシー問題は、義理の家族との間で起こることはよく聞きます。しかし、私と同じように実父であったり、夫ですらも嫌だと感じる人もいるのではないでしょうか。「嫌だ」と感じる気持ちが理解できなかったとしても、その気持ちに寄り添ってもらえたらうれしいなと思った出来事でした。 著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年02月11日現在は4歳の娘と生後7カ月の息子を育てている私が、生後半年くらいの娘と夫と私の3人でショッピングモールへ出かけたときのことです。エレベーターに乗った私と娘に、急におばさんが近づいてきて……。逃げ場のないエレベーターで怖い思いをした体験談です。※コロナ禍前の体験談です。 夫と離れ、娘と2人だけでエレベーターへ3人で買い物をしていると娘の授乳時間になり、私は娘と2人で別の階の授乳室に向かいました。すぐ近くにあったエレベーターが来るのを待って乗り込んだそのとき、扉が閉まる前に1人のおばさんが乗ってきました。 エレベーターの中には、私と娘とおばさんの3人だけ。広いエレベーターでしたが、そのおばさんは乗ってきた勢いそのままに、奥に立っていた私と娘のほうに向かってずんずんと歩いてきました。 急に抱っこしようとするおばさんおばさんは「あらー! やだやだ! かわいい! ほら!!」と言って、急に手を出してきました。私は内心「何!?」と思いながら、おばさんの勢いが怖くて声が出せません。そのとき娘は抱っこひもで抱っこしておらず、私の腕で抱っこしている状態。おばさんは私の腕と娘の体の隙間に手を入れてきて、娘を抱っこしようとしてきました。 あまりの強引さに私は少しパニックになりながら「え!? あの! すみません!」と逃げようとしましたが、エレベーターは動き出したばかり。他の階に着くまで逃げ場がありません。それでもぐいぐいと娘を抱き上げようとするおばさんに、「いや、あの、人見知りなんで!」と言いましたが、「失礼ね! 何もしないわよ! 抱っこしたいだけ!」と譲りませんでした。 扉が開くと同時にダッシュ!「早く着いて!」と思いながら娘を渡すまいと体をねじらせ、ようやく他の階に着きました。エレベーターが止まり、扉が開くと同時に私は「失礼します!」と言ってダッシュ。そのときはものすごく長い時間のように感じましたが、実際時間にして数十秒だったと思います。おばさんはついてくることはありませんでした。 おばさん自身は本当に悪意もなく、「赤ちゃんがかわいいから抱っこしたい!」という気持ちだけだったのかもしれません。抱っこ以外の対応でも、もっとコミュニケーションをとることができたかもしれませんが、このときは知らないおばさんの勢いに焦ってしまいました。 もし同じようなことがあった際には、コミュニケーションをとりながら、じょうずに対応できたらと思いました。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年02月11日母乳育児での心配事は多々ありますが、出かけた先に授乳室があるかどうかもその1つ。最初のうちは大きなモールや子育て支援センターなど、確実に授乳室の設備がある場所へ出かけていました。授乳ケープでの授乳に慣れると、どんな場所でも授乳できるようになり……その油断が赤っ恥体験を招いてしまいました。授乳ケープ? 名前は知ってるけど…赤ちゃんが生まれて間もないころは、決まった時間だけではなく、泣くたびに授乳していました。母乳が出ているかどうかも定かではなく、右側、左側と何往復もさせていました。 とにかく授乳しやすいように、赤ちゃんがおっぱいを飲みやすいように、おっぱいは丸出しでないと落ち着かず、「家や授乳室でないと、とてもじゃないけど授乳なんてできない!」と思っており、授乳ケープを使っての授乳なんて考えていませんでした。 授乳ケープって便利なんだ!回数を重ねるごとに母乳の出がよくなり、私の授乳の仕方も上達してきました。慣れたのは赤ちゃんも同じで、だんだんと飲み方がじょうずに。すると、何往復もさせていた授乳が、生後6カ月になるころには右側1回、左側1回でたっぷり飲めるようになったのです。 そのころには赤ちゃんの体つきもだいぶしっかりしてきて、気候もよく、度々公園や野外に出かけることが増えてきました。そんなときこそ授乳ケープの出番。さっとかぶせれば簡単に目隠しになり、どこでも授乳できてしまうのです。 赤ちゃんが授乳ケープを取り払う!授乳ケープの便利さをすっかり気に入った私は、ある日、大型モールのフードコートで授乳をしていました。休日の昼時は多くの人で大混雑。授乳ケープでいつものように授乳をしていたつもりですが、何が気に入らなかったのか赤ちゃんがおっぱいを飲みながら突然手でケープを払い、おっぱいが丸出しに……。 慌てて戻しましたが、あれだけの人がいれば確実に見られていたと思います。恥ずかしくて、そのあとどうしたのかもよく思い出せません……。 いつでもどこでも授乳ができるということは、とてもストレスフリー。授乳ケープは本当に便利です。でも、授乳室が完備されている施設では、なるべく授乳室を使おう……と反省した出来事でした。 イラスト:sawawa 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2023年02月11日コロナ禍での出産でしたが、無事に第1子となる男の子を出産。義両親は息子をとてもかわいがってくれました。有難いと思う反面、義父の気になる行動についてお話します。 子煩悩でやさしい義父義父は普段からとても温厚で、やさしく気づかいのできる人です。妊娠中から私の体調をとても気にしてくれて、買い物に行くのも大変なつわり真っ最中の時期には、私の代わりに義母と一緒に買い物をしてきてくれたこともありました。 出産後は孫にデレデレ。義母は土日も仕事があるため、産後は義父だけでわが家へよく遊びにくるように。息子が泣いている姿さえもとても愛おしいようで、いつも義父は満面の笑みで息子をやさしくあやしてくれました。 義父の行動に鳥肌そんな義父の行動に違和感を覚えたのは、息子が新生児期のころ。義父だけがわが家へ遊びにきたときでした。いつものように義父が息子をあやしてくれていましたが、授乳する時間になったため「授乳してきますね」と義父から息子を預かりました。すると「おっぱいの時間でしゅか~!」と言って、まるでおっぱいを吸うように口を尖らせてチュッチュッチュと部屋に鳴り響くような音を出したのです。 私は一瞬、義父のおっぱいを吸うような仕草に不快感を覚えました。その場に夫もいましたが、特に気にしていない様子。いつも本当に良くしてくれる義父に対して、不快だと感じてしまったことに少し罪悪感を感じ、その日は特に何も言わずに終えました。 不快なのは私だけ?息子が生後3カ月のころ、大型連休を利用して県外にいる義姉家族と義実家で集まることに。いつものように義父が息子と遊んでくれていたとき、息子が泣き出しました。すると義父は「どうした? おっぱいか? ママのおっぱいチュッチュッチュするか!」と言い、口を尖らせて何度もチュッチュと音を鳴らすのです。やはり私はその行動に抵抗があったのですが、義父を見ていた義母、夫、義姉たちは誰も気にしていないようでした。 悪気があってしたことではないと頭ではわかっているものの、どうしても何か言いたくなってしまい、角が立たない伝え方を考えました。その結果、おっぱいと連呼する義父にあえて「授乳をしてきますね」と、“授乳”という言葉を強調してから部屋を出て行くようにしました。おっぱいを吸うような仕草は直すことができませんでしたが、ふと気付くと義父も“授乳”という言葉を使うようになっていました。 息子が1歳になった現在は、義父の行動に対して特に不快に感じることはなくなりました。今振り返ってみると、産後のホルモンバランスの影響で少し神経質になりすぎていたのかもしれません。とはいえ、産後はちょっとしたことでも気になってしまうので、これを反面教師にして、将来息子のお嫁さんには同じようなことが起きないよう、私自身と夫の行動には十分気を付けようと思ったのでした。 イラストレーター/山口がたこ著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年02月09日赤ちゃんが生まれると、毎日何度も授乳が必要になりますね。私の場合、最初のころは、眠くて抱っこしたままウトウトしてしまったりすることもありましたが、もっと授乳タイムを有意義にしようと考えました。今回は、私が授乳タイムに心がけていたことをお伝えしたいと思います。とにかく眠かった…産後すぐの授乳タイム赤ちゃんが生まれてすぐの産院にいる間は、初めての授乳にとにかく必死!という方が多いのではないでしょうか? 私もとにかく必死で、助産師さんにアドバイスをもらいながら授乳をしていました。体がつらいときは助産師さんが赤ちゃんを見ていてくれたので助かりましたが、問題は退院後。時間との戦いの日々だったと感じます。 疲れた体は睡眠を欲しましたが、それでもゆっくり眠れる時間もなく、授乳をしながらウトウトする毎日が続きました。抱っこをしていないと赤ちゃんが泣きやまないこともしばしばでした。 音楽を聴きながらリラックス赤ちゃんが生後1カ月を過ぎ、私の体調が落ち着いてきてからは、毎日何度もある授乳タイムをもっと有意義にできないだろうかと考えるようになりました。そこで、妊娠中に胎教のためにかけていた音楽をかけながら、授乳するよう心がけたのです。 胎教音楽を聴いていると、妊娠中のことを思い出して懐かしく感じ、私自身もリラックスできました。赤ちゃんも聞き覚えがあるからか、なんとなく落ち着いていた気がします。童謡や自分の好きな曲を流すなどして、赤ちゃんも自分もリラックスして授乳ができる環境をつくりました。 語りかけでコミュニケーションをとりながらまた、できるだけ授乳をしながら赤ちゃんに話しかけるようにしていました。「おいしい?」「今日はいい天気だね」など、赤ちゃんのほうを見て語りかけます。 授乳中に赤ちゃんと自分の目と目が合うとうれしくなりますよね。疲れているときは授乳が作業的になりがちでしたが、話しかけることによって、授乳中に赤ちゃんとコミュニケーションをとることができました。 「音楽」と「語りかけ」。胎教でしていたことを、そのまま授乳タイムにも心がけました。授乳中に妊娠中のことを思い出すと、いまこうやって目の前に赤ちゃんがいるということを感慨深く感じ、幸せな気持ちになります。 監修/助産師 松田玲子著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
2023年02月09日Instagramでフォロワー28万人超えのチリツモル(@pasumondo)さん。2人の男の子のママです。今回は、息子くんが0歳のころ、チリツモルさんが授乳で大変だったときのエピソードです。 産後の妻を見守る夫が泣いたワケ ありがとう……。きっとキラキラと輝いてみんなを見おろしていることでしょう……。 「授乳を代わってあげたい」「チリちゃんと代わって、休まさせてあげたい」なんて、旦那さんやさしすぎるーーー! それにしても、役に立たないからとはいえ、「CHIKUBI」を空へ投げるとは、発想がおもしろすぎますね(笑)!
2023年02月03日発達グレーの長男の睡眠リズムに悩む発達グレーの長男は、赤ちゃんのときから過敏な子どもでした。大きくなってからも過敏さ、繊細さは残っています。成人した今も「触感が混ざったものは食べられない」「においや味に敏感すぎて食べられない食材が多い」ため、偏食などは相変わらずです。長男は、生後数ヶ月は1時間弱おきに授乳が必要でした。ひどいときは、20分間授乳し、ようやくうとうとしたと思って寝かせたら20分後に目を覚ますのです。ようやく寝かしつけたと思ったらすぐに目を覚ます、授乳するの繰り返しで、母である私はろくに横になって眠ることもできず、万年睡眠不足でした。Upload By ユーザー体験談1歳を過ぎ、保育園に行くようになってからも長男は寝つきが悪く、寝てもすぐ起きてしまいます。1歳半ごろは特に夜泣きがひどくなり、添い乳での寝かしつけすら通用しなくなってしまいました。真夜中に屋外を1時間ほど散歩して寝かしつけては、家に戻って布団に下したとたんに泣いて、再び外へ…。夫と交代で抱っこでの真夜中散歩をする毎日を送っていました。仕事にもすでに復帰していたこともあり、1時間交替でしか寝られない毎日に、心身とも限界に。どうしたら寝てくれるのか悩んでいました。3ヶ月ほどそんな毎日が続いていましたが、あるとき長男が40度の高熱を出してしまい…さすがにそんな中真冬の屋外の散歩はできず。長男は外に行きたいと玄関を指さして大泣きはしていましたが、高熱でぐったりしていたこともあり、1週間ほどの攻防の末、添い乳で再び寝られるようになりました。「断乳したら朝まで起きない?」試みたけれど…保育園に入ってからも、離乳食が終わってからも、授乳は続けていました。「断乳して寝かしつけの手段を失ったら、寝かしつけがもっと大変になるかもしれない」とも、「もしかしたら卒乳をしたらもっと寝てくれるのではないか?」とも思い、なかなか決意できませんでした。ですがとうとう、2歳になる前に、断乳を試みました。しかし、一晩中泣き続けること数日…当時マンションに住んでいたこともあり、夜中にあまりに泣くと近所迷惑になってしまうのではとも不安になり、断乳を諦めました。結局、長男が卒乳をしたのは3歳になってからでした。保育園で3歳のお誕生会をしてもらった日の夜、仕事から家に帰ると、突然「おっぱいばいばーい」と言われたのです。「3歳になったらお兄ちゃんだから、おっぱいバイバイしようね」と1か月ほど毎日言い聞かせていたからかもしれません。自分で決めたからか、その日からはパタッと飲まなくなったのです。心配していた夜間の覚醒ですが、夜中に目が覚めても「母の上に乗っかっているうちに寝られる」ことが分かったため、その方法で数年間対処。私は20キロ弱の子どもがおなかの上に乗ったまま寝ているので、毎晩悪夢にうなされていた記憶があります…。Upload By ユーザー体験談下の子の睡眠障害は長男の比じゃなかった数年後、下の子どもが生まれました。下の子には、重度の知的障害と、脳波異常に伴うひどい睡眠障害がありました。上の息子のときにあんなに悩んでいた寝つきの悪さと断乳ですが…下の子はその比ではありませんでした(涙)下の子はとにかく寝ないし、少しでも物音がすれば起きてしまう。夜間の睡眠は最長5時間で、入眠から5時間たったらすっかり起きてしまう。もちろんその間も数回目を覚ます。「とにかく寝てほしい」と、背に腹は変えられず…なんと8歳近くまで添い乳をして寝かしつけをしていました(なんと、添い乳している側の乳房からはずっと母乳が出てました)。しかし下の子の精神年齢も上がってきた7歳ごろ(2歳児くらいの精神年齢になったころ)、突然添い乳を拒否するように。さすがに「寝かそうと思って添い乳してるんでしょ」と気づいたのかもしれません…。虫歯も不安だったので、下の子のほうから拒否してくれたのも、いいきっかけだったと今は思います。しかし、添い乳という手段を失った私は、そのあとも数年間、娘の細切れ睡眠に悩まされることになります。夜中に起きても、もう添い乳することはできず、再入眠させるまでに母である私はすっかり目が覚めてしまう。目が覚めた下の子は、再入眠できないと部屋から出て行ってしまう危険もあるので、目が離せなかったからです。ときには、おなかが減っていたのか、私がウトウトしている間にキッチンに一人で行ってしまい、包丁を取り出して野菜を切ろうとして、手をザクっと切ってしまったことも(反省)おかげで、母である私の身体はボロボロに。私は今、複数の持病(難病)をかかえていますが、20年近く夜ちゃんと寝られなかったこともその要因の一つになっているんだろうなぁと感じています。Upload By ユーザー体験談とうとう睡眠のリズムを整える薬を服用することに先日とうとう、下の子の主治医に、睡眠のリズムを整える薬(※)を処方してもらいました。今まで、「母である自分が頑張れば服薬なしでも寝かせられるんだから」と思っていたのですが、学校での宿泊学習(2泊!)を前に、(母以外では一切寝かしつけることができず、ショートステイに預けたときも一睡もせずふらふらになって帰ってきました)睡眠不足でてんかん発作を誘発したら困ると考えて、主治医に相談をしたのです。(※)睡眠薬や睡眠導入剤ではありません服薬を始めてびっくり…決まった時間に就寝し、7時間連続で朝までぐっすり眠れるようになったのです。最近荒れ気味で、放課後等デイサービスなどからも「荒れていて大変」と相談をされていた日中の様子も、急に穏やかに…。思春期だから荒れているのかな?と考えていたのですが、睡眠不足だからだったようです。下の子も、眠れずつらかったんだ…と今更ながらに気づきました。Upload By ユーザー体験談懸念だった宿泊学習でも、昨年度(1泊でした)はほぼ寝られずに帰ってきたのですが、服薬した今年度はなんと2泊とも5時間以上連続睡眠できたそう!母である私以外の人が寝かしつけ、ここまで連続睡眠できたのは快挙です。(6時半起床予定でしたが、6時に目が覚めたようで、先生の枕もとで座敷童のようにジーっと座って待っていたそうです…!先生が観念して起きると歓喜していたとか)長男のときから数えれば、熟睡することなどできなかった今までの20年間。私もつらかったけれど、きっと子どもたちもつらかったのです。「子どもが夜寝ない」ということは、じわじわと家庭生活、そして本人だけでなく家族の健康にも影響を及ぼしていました。もっと早く主治医に相談していればよかったなぁと、今は思っています。イラスト/吉田いらこエピソード参考/あき(監修:鈴木先生より)眠れないお子さんには、「魔法の薬だよ」と言って抗ヒスタミン剤を出すことがよくあります。風邪薬の一種で眠気の副作用があります。市販の風邪薬で「眠気が出るので車の運転はお控えください」と書かれているのをよく見かけると思いますが、その中に抗ヒスタミン剤が実は入っているのです。早く寝かして風邪を治そうという考えもありますが、もう一つの副作用として食欲増多があります。風邪で食事がとれなくなっても食欲を増多させて栄養を取ろうとする効果もあるのです。一般的には生後4ヶ月を過ぎるとメラトニンという睡魔のホルモンが松果体から分泌されるのでサーカディアンリズム(睡眠覚醒リズム)が確立し、夜間もまとめて眠れるようになります。しかし、神経発達症(発達障がい)など過敏性のあるお子さんは夜泣きもあり、なかなか寝ない子が多いのです。最近は5歳からメラトニンを補充するお薬も処方可能になり、調節がしやすくなりましたが、5歳未満のお子さんには先ほど紹介した抗ヒスタミン剤を用いる小児科医が多いです。大変なときは薬に頼ってもいいと思います。
2023年01月29日わが家の三女は、2歳を過ぎてやっとおっぱいを卒業しました。食が細い、体が小さい、などの悩みからなかなか断乳できずにいたのですが、ある日、助産師さんからのひと言で断乳を決意。そんな私の断乳ストーリーをご紹介します。 いつ断乳しようかと悩んだ日々わが家の子どもは三姉妹。長女は生後10カ月、次女は1歳半で断乳しました。しかし三女は早産だったこともあり、2歳を過ぎても体が小さく食も細め。食べてほしくていろいろ試しましたが食べず嫌いが激しく、「少しでも栄養を!」という思いで授乳をやめられずにいました。成長曲線の標準値にも入らず、体重が増えないことが悩みの種。 とはいえ、いつまでもおっぱいに頼るわけにもいきません。昼間はおっぱいなしで過ごせていましたが、夜になるとおっぱいなしでは寝られず暴れ出す日々。いつどうやって断乳しようかと悩んでいました。 決め手になった助産師さんのひと言「2歳になったら断乳しようかな?」と思っていたころ、あるイベントで助産師さんに相談できる機会がありました。「ダラダラ夜だけ授乳を続けてしまう」と、助産師さんに相談すると、「たくさん飲めてよかったね。お母さんもよく頑張ったね!」というやさしい助産師さんの言葉に、少し心が軽くなりました。 そして、「断乳のコツは、やめると決めたら泣こうがわめこうがあげないこと。それでダメだったら、まだ早かったと思っていいのでは?」と言われました。私は2年間授乳できて満足していたので、あとはいつ断乳をするか、自分が決意するだけでした。 ついに決意!「明日から断乳します」その後三女が体調を崩し、ごはんを食べずグズグズする日々が続いたため、授乳もやめられずにいました。三女は体調が回復せず、肺炎になって入院することに。入院中、泣きわめく三女を落ち着かせられる唯一の手段が授乳でした。ストレスが溜まる中、おっぱいが心の安定剤にもなったようで、授乳を続けていて正直よかった、と思った瞬間でした。 元気になって退院し、フォローアップ外来も済んだあと、2歳2カ月でついに断乳を決意。「明日から断乳する」と家族にも宣言し、三女にも言い聞かせました。 断乳決行日の夜、三女はおっぱいを欲しがりましたが「もうバイバイよ」と言って応じず、子守歌と胸トントンで寝かしつけ。寝るまで時間はかかりましたが、この日を境におっぱいを卒業しました。断乳後、数日経つと、ごはんを食べる量も増えてひと安心。夜中も泣かずに朝まで寝てくれるようになり、私もラクになりました。 食べない、体重が増えないなどの悩みから、なかなか授乳をやめられませんでしたが、やめてみれば意外とあっさり、でした。お母さんも赤ちゃんも満足しているのなら、あとは自分の決意だけだったのかなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター:まっふ著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2023年01月26日たんこんちは ボロボロゆかい
ぽこちゃんです&どんちゃんです
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