私は娘が1歳半前ごろから断乳について意識し始めましたが、おっぱいをいつまであげるかをなかなか決断できませんでした。そんなある日、私の身に起こったとっても恥ずかしい事件がきっかけで、断乳することを決定! 今回はその経緯をご紹介いたします。 おっぱいをいつまであげるか悩む「虫歯のリスクが高まるからある程度の年齢になったら卒乳したほうが良い」「子どもが自然と飲まなくなるまで飲ませたほうが良い」「WHOでは補完食を始めたのちも2歳かそれ以上まで授乳することを推奨している」。おっぱいをいつまであげるかについて育児本やネットで調べたら、さまざまな意見がありました。1歳半の娘は身長も体重も平均的で、離乳食もよく食べていたため、1歳半健診で助産師さんに相談しても「お母さんの方針でいいですよ」と明確な答えは返ってきませんでした。 日中何度もおっぱいを欲しがる娘が1歳半を過ぎても断乳に踏み切れていなかった私ですが、おっぱいをあげ続けることで困っていることがありました。それは娘が日中何度もおっぱいを欲しがることです。「おっぱいちょうだい」と言い出したら、あげるまでグズグズ。 「さっき飲んだからあとでね」「ごはん食べ終わってからね」「今お外だからおうちに帰ってからね」と声をかけても聞いてはくれません。要求が通るまでぐずったり泣いたりするので、根負けしてあげてしまうこともしばしば。泣いたからと言いなりになるのも、だらだらとおっぱいを飲ませるのも、良くないのは重々承知していたのですが……。 そして事件は起きた説得もごまかしも効かなくて困ったなと思っていたとき、事件は起こりました。ある日、スーパーでお会計待ちをしていたら、エルゴで抱っこされていた娘が「おっぱいちょうだい」と言い始めたのです。この日は混んでいてレジは長蛇の列。「今はあげられない」と伝えたのにずっと欲しがっていました。 ようやくお会計の順番がきて安心と思ったそのとき、娘は私のTシャツとブラトップを思いっきりひっぱり、飲もうとしたのです! 私はおっぱいポロリ状態!! 気がついた人がいたかは定かではありませんが、本当に恥ずかしく、近いうちに断乳させることを心に誓いました。 この事件がきっかけで、娘が1歳7カ月のときに断乳させました。断乳に向けて『おっぱいバイバイ』という絵本を2週間読み聞かせ、「あと◯日でおっぱいバイバイするよ」と伝えていたので、そこまで苦労せず断乳することができました。恥ずかしい思いをしましたが、一大決心をする良いきっかけだったのかなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/しおみなおこ監修/助産師REIKO 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年07月19日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 夜間の授乳で、体を起こして授乳することは回数が多ければ多いほど大変で、寝不足が続くことはママにとってはつらいことかと思います。今回は、ママも赤ちゃんも体を休めてリラックスできる「添い乳」についてお話ししていきます。 添い乳をおすすめする理由体を起こさずに授乳できるため、休みながら授乳でき、夜間の授乳がラクになります。赤ちゃんもママもリラックスすることができます。また、授乳をしているうちに寝てしまう赤ちゃんも多く、乳首を外してそのまま起こさずに寝かせることもでき、寝かしつけもとてもラクになります。 添い乳の注意点は?授乳姿勢の支えが緩くなって、赤ちゃんの乳首・乳輪への吸着が浅くなると、乳頭の先を潰して飲んでしまうことにより、白斑(乳首にある母乳の出口である乳口が炎症を起こして皮膚がかぶさる状態)ができて、乳房のしこりができたり、乳腺炎などのトラブルになることがあります。また、赤ちゃんの授乳時のポジションに注意して、赤ちゃんの鼻が圧迫されないように注意。そして、授乳後に赤ちゃんが眠ってしまったら、口からおっぱいを離すようにしましょう。また、ママのベットで添い寝をする場合は、赤ちゃんが寝る場所などには、赤ちゃん用の硬いマットを敷くようにしましょう。 添い乳のポイントは?添い乳をするときの5つのポイントをお伝えします。 まずは、吸わせるおっぱい側に赤ちゃんを寝かせます。 【1】赤ちゃんのおへそとママのおへそが向かい合うように対面し、体をピタッとくっつける。ママの頭や背中にクッションなどがあるとよりラクになる。【2】授乳時の固定が甘くならないように、赤ちゃんの背中に丸めたタオルやクッションを置いておく。【3】赤ちゃんの鼻とママの乳首が同じ高さになるように調整する。(赤ちゃんが乳首を見上げるような高さで)【4】赤ちゃんの頭は、ママの脇より下にくるようにする。ママは敷布団に近いほうの腕を上げて頭を乗せると姿勢が安定します。【5】赤ちゃんの顎が深くおっぱいに沈み、鼻がおっぱいから離れるような吸わせ方をする。 添い乳をすると、寝かしつけが授乳に頼ることになり、他の方法での寝かしつけが難しくなることで、将来的に卒乳や断乳が大変になると避ける方がいます。しかし、個人差があり、必ずしも卒乳や断乳時に大変になるわけではありません。夜間の授乳回数が多い時期は、ママの体力を考えて添い乳を取り入れても良いかと思います。ぜひ試してみてください。 <参考>メディカ出版『母乳育児支援ブック』西田真奈美「ポジショニングとラッチオン」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年06月11日こんにちは、助産院ばぶばぶのHISAKOです。1回の授乳で、赤ちゃんが片方しか飲まなかったということはありませんか? たまにならいいのですが、これが毎回続くとよくないこともあります。なぜ危険なのか、片乳授乳のリスクについてお話しします。 母乳が出るしくみとは作られた母乳は少しずつ乳管腔に溜まっていき、授乳間隔が空くと満タンになります。乳腺腔の真ん中には脂肪分以外の母乳成分が溜まり、脂肪分は乳腺胞の壁に付着しています。 赤ちゃんがおっぱいを吸うと、その刺激で母乳分泌ホルモン(オキシトシン)にスイッチが入ります。するとホルモンの分泌を受けて乳管胞を取り囲む筋肉が収縮し、中に溜まった母乳を排出する「射乳反射」が起きます。 授乳の最初と最後で栄養価が違う射乳によって乳管胞の容積が小さくなるにつれ、徐々に壁からはがれ落ちた脂肪分が乳管へと押し出されていきます。乳頭に向かって、より脂肪含有量の高い母乳が流れ出ていきます。 飲ませ始めの母乳(前乳)より、飲ませ終わりの母乳(後乳)のほうが栄養価が高いので、ぜひ赤ちゃんに後乳を飲ませましょうという片乳授乳推進の意見につながっているのはそのためだと思います。 後乳だけを飲ませるのはあり? なし?低出生体重児や早急に高カロリー食で体重を増やさなければならない赤ちゃんは体力がないので、後乳を飲む前に放心してしまう可能性が。だから前乳は搾って捨てて、後乳を飲ませることを優先する指導が存在します。 でも、前乳に栄養がないわけではなく、健常新生児にわざわざ高カロリーな母乳のみを選んで与える意義は感じません。 また、片側をとことん飲ませる授乳方法では、反対側を同等に飲めるはずがありません。結局片っぽで赤ちゃんは力尽きてしまいます。こうなると反対のおっぱいをくわえさせようとしても無意味です。 アンバランスな授乳は乳腺炎になる可能性も授乳間隔が3時間ごとだと仮定すると、片乳授乳なら飲まなかった側は6時間も授乳間隔が空くことになりますね。そのうち、左右のおっぱいはアンバランスになって心身ともに収拾がつかなくなってしまいます。 片乳授乳を励行することで乳房内に長時間母乳が溜まったままにすると、張ったおっぱいを赤ちゃんがじょうずに飲めず浅吸いになる結果、乳頭亀裂の原因をつくり、乳腺炎になるリスクが上がります。だからこそ、一回の授乳では必ず両乳を飲ませてほしいと思います。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2020年06月09日第二子が生まれて数日したころ、おむつ替えのときに出血を確認しました。長女のときにはこんなことはなかったのでビックリ。そんな私の体験談をお話しします。 新生児のビックリ! 「新生児月経」生後3日から5日ぐらいに、女児の性器から少量の出血が見られる現象を「新生児月経」と言うそうです。健康上の問題はないそうで、すべての女の子にあるわけではないとのこと。わが家も長女のときにはありませんでした。 母親からの女性ホルモンの作用で起こる現象らしく、これによって痛みや貧血が起こることはなく、特別な処置は必要ないのだそうです。 うちの子の「新生児月経」出産後の入院中、生後2日目ごろにおむつ替えをしていたら、やや明るい色の血液がおむつにほんの少量ついていました。明らかにおしっこでもうんちでもなかったので、毎朝赤ちゃんを診察してくれている小児科の先生に聞きました。 「生理みたいなものだから心配いらないし、すぐに出血しなくなるよ」とのことでした。先生の言う通り、2~3日で出血は見られなくなりました。 新生児のビックリ! 「魔乳」わが子の新生児月経に加えて、もう1つ驚いたことがありました。それはわが子のおっぱいから白い液体、母乳みたいなものがちょっと出ていたことです。 これも母親からの女性ホルモンの影響で起こる現象らしく、もう少しソフトな言い方はないのかとも思うのですが、「魔乳」と呼ばれているそうです。1週間ぐらいでおさまる新生児特有のもので、男の子でも「魔乳」が出ることがあると言われています。いったいこの子にはどれだけ私のホルモンが注入されたんだ!と、ドキドキしてしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO イラスト:ののぱ著者:山田孝子不妊治療を経て高齢出産し、現在は三児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は旅行、仏像鑑賞、モノづくり。
2020年05月15日今まで特に大きな病気もせず、ほとんど風邪もひかないので、油断していたときでした。おっぱいトラブルもなく経過していた授乳期、息子が1歳4カ月でちょうど卒乳をしようとしたころ。突然襲ってきた発熱とだるさの原因は、乳腺炎でした。 ちょっとだるいな、と思ったのが始まり仕事からの帰宅途中、若干の寒気とだるさを自覚し、体調に違和感を抱いたのでした。風邪がはやる時期でもなく、寒い思いをしたでもなく体調をくずす心当たりもないまま帰宅しました。ぐんぐん熱は高くなり、40度まで一気に上がって自分の体に何が起きているのか混乱するばかりです。 これまでに味わったことのない高熱と鉛のように重い体にムチを打ってシャワーを浴びようとすると、右胸の一部がボワーっと赤く熱を持っていることに気がつきました。 もしや、乳腺炎!? と思ったときには手遅れほぼ卒乳が完了していて、授乳回数は1日に1回あるかないかの頻度まで減っており、その日も帰宅後に授乳はしていませんでした。あまりおっぱいが張っているという感じもなかったのですが、一部にしこりと痛み、赤く熱をもっている感じがありました。若干の違和感は日中からあったものの、大したことないだろうと思いそのままにしていたのです。 シャワーを浴びるときに初めておっぱいが赤くなっていることに気づき、高熱とだるさの原因はそこだと思い当たったのです。緊急で病院に行く気力もなく、乳腺炎だとしたら赤ちゃんに吸ってもらうのがいいと聞いたことがあったので、卒乳間近ながら息子を起こして授乳し、軽くマッサージをして、家にあった解熱鎮痛剤を飲んで這うようにベッドに潜り込みました。 翌日産科を受診乳腺炎ではないかと考え、受診したのは内科でなく産科です。就寝前に飲んだ解熱鎮痛剤で熱が下がり、痛みも和らいでいたのですが、乳腺炎との診断で処方されたのは葛根湯とアセトアミノフェンでした。 痛みがある間は定期的に薬を飲んで1、2日程度で改善し、その後も違和感やおっぱいの赤みを感じたときには早めにアセトアミノフェンか葛根湯を飲んで熱が上がることなく卒乳を迎えることができました。 授乳期は、特に問題なく経過していたため、油断していた卒乳時期に乳腺炎を罹ってしまったのでした。今までに経験したことのないひどい高熱に見舞われ、2度と繰り返したくない経験です。1度高熱が出て以降は、早めに対処することで無事卒乳を迎えることができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:小林 みよこ未就学児3人(男1、女2)の母。フルタイム勤務で仕事と育児のバランスにモヤモヤしながらも3人の子育てを楽しんでいる。仕事経験を生かしたメディカルライター、育児系メディアでも執筆中。
2020年05月07日こんにちは!甥&姪大好きおばバカ平八です。今回は外出自粛の今だからこそやりたい「おもちゃの断捨離」についてのお話です。子ども達が家で遊ぶ時間が増えた今、我が家である問題が起きています…。その問題とは…ウチの甥・姪はおもちゃ箱の中身をバラまくことが好きなようで、リビングは常に散らかし放題&荒れ放題! 子どもがいると散らかるのは仕方のないことと分かっていても、あまりの惨状にゲンナリとしてしまいます。おもちゃの中にはほとんど遊ばない「散らかすため」だけに存在しているようなおもちゃもあり…。家にいる時間が多いからこそ、おもちゃの見直しができるチャンス! ということで、押入れにしまわれたおもちゃも全て引っ張りだし、家中のおもちゃを一か所に集めておもちゃの断捨離を決行することにしました。大人の私から見ると…ほとんど手放して良いのでは…と思うのですが、こればかりは当事者の意見を聞いてみなければわかりません。1歳の姪にはまだおもちゃの選別は難しいので姪のおもちゃは除外し、4歳の甥と一緒におもちゃの選別をすることにしました。ただ、普通に「お片付けしよう」と言ってもヤル気がないのは目に見えています。そんな甥のやる気を引き出すために、私が甥に持ちかけた提案は…。今遊んでいない大量のおもちゃを手放し、1つだけ新しいおもちゃを購入する。モノの価値や本当に欲しいものを考える機会としても良いかと思い考えた案です。さてこの提案を聞いた甥っ子。予想以上にやる気を出しました!!バッサバサと断捨離を開始!正直「ちゃんと見てる!?」と不安になる勢いでしたが、本人なりにきちんと基準を持って残すものを選んでいたようです。残ったのは、遊ぶ時によく使うフィギュア、スーパーボールといったお気に入りのおもちゃ。そして誕生日やイベントで貰ったプレゼント、お祭りやゲームセンターで自分でゲットした商品など思い出の詰まったおもちゃでした。思い出系おもちゃは、実際はほとんど使っていないので、宝箱に入れて取っておくことに。逆に手放すことになったのは、小さい頃に大人が選んで購入したおもちゃ、お店や病院でもらうおまけなど本人の意思と関係なく手に入れたものがほとんどでした。また、甥が衝動的に欲しがって与えたものも「いらない」という判断になったので、大人も子どもも衝動買いは大体良いことになりませんね…。そうして整理していった結果…地獄のように荒れていたキッズスペースが、少しマシな状態になりました!今は家に籠らなくてはいけない…ですが、そんな状況だからこそ、快適に過ごせるようにしていきたいですね。
2020年04月21日赤ちゃんに母乳をあげていると、いつ、どのように断乳しようか悩む方もいるのではないでしょうか。私は娘を完全母乳で育て、娘が1歳2カ月のときに断乳しました。今回は私と娘の断乳エピソードについてご紹介します。 もっと授乳をしたかったけれど…生後1カ月ごろから完全母乳で育ち、おっぱいが大好きな娘。娘が3歳になるまでは育休を取得していたので、もういらないと言われるまで授乳は続けるつもりでしたが、復帰前までに2人目の子どもが欲しいとも考えていました。 第一子である娘を不妊治療で授かり、第二子も不妊治療でないと授かることが難しいということはわかっていたので、娘が1歳2カ月になる少し前に治療を始めることを決意。治療が始まり薬を服用することになったため、急きょ断乳することになりました。 「この日におっぱいとさよならしようね」断乳を考えるようになってから実践したのは、娘に対して 「この日になったらおっぱいとさよならしようね」 とカレンダーを指差して言ったことです。まだ1歳ちょっとの娘が数字を読めるわけでもなく、当然カレンダーや日にちがなんなのかよくわかっていなかったのですが、もうすぐおっぱいとさようならするということを意識させていました。 目指していたのは娘が1歳2カ月になる日。それに合わせて、昼間の授乳も少しずつ間隔をあけて回数を減らしました。 ついに来た、さようならの日娘が1歳2カ月になった日。昼間の授乳は減らしていたため、おっぱいを飲まなくても大丈夫になっていました。けれど寝かしつけのときにはおっぱいを欲しがる娘。そこで 「今日でおっぱいとはさよならしようねって言ったよね」 と言ってみることに。 すると、おっぱいが欲しくて私のおなかの上にまたがっていた娘が、大泣きしながらおっぱいにバイバイし始めたのです。この姿を見て私も涙が出そうになりましたが、ぎゅっと抱きしめて子守歌を歌ってあげると、授乳をせずに寝かしつけることができました。 その後数日間、娘は寝かしつけのときにおっぱいが欲しくて泣いていましたが、抱っこしたり歌ったりしているうちに、泣かずに眠れるようになりました。娘に言い聞かせていたせいか、私の胸も張らずに自然としぼんで断乳に。おっぱいの代わりに私の髪の毛を触らないと眠れなくなってしまった娘ですが、それも愛おしく思っています。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:ののぱ著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2020年03月27日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は保育園入園後の母乳育児に関するご相談です。 Q.保育園入れるにあたり断乳しないといけないのでしょうか?混合授乳をしています。子どもが生後10カ月のときに保育園に預ける予定なのですが、保育園入れるにあたり断乳しないといけないのでしょうか? 断乳しない場合、日中胸が張ってくると思うのですが、どうすれば良いでしょうか? 宮川めぐみ助産師からの回答お子さんが保育園に行くようになると日中おっぱいを吸ってもらえなくなってしまいます。おでかけになる前におっぱいを吸ってもらい、お昼休憩のころに軽くなる程度におっぱいを搾るようにしてみてください。そしてまた帰ってきたらおっぱいを吸ってもらうようにしていただくといいですよ。だんだん授乳のリズムが朝と夜で大丈夫になっていきますよ。なので断乳をしなくてもいいかと思います。職場の状況にもよるかもしれませんが、よかったら参考になさってみてください。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 保育園に通いながら母乳を続けるメリット保育園で集団生活になると、風邪や胃腸炎などさまざまな感染症にかかりやすくなります。胎児期の免疫や母乳の免疫は生後6カ月をピークに低下していきますが、その後も母乳の免疫は、感染症の重症化を防ぐことができると言われています。赤ちゃんが元気に保育園に通えると、ママがお仕事を休むことが少なくなります。 また、ママと離れて寂しい気持ちが、一緒にいる時間におっぱいを飲むことで癒され、次の日の活力になります。仕事後に帰宅すると、慌ただしくお風呂や夕食の準備になりますが、帰宅後の授乳をすることで、一旦落ち着いて準備中も待ってくれるようになることもあります。 仕事中のおっぱいはどうするの?勤務が短時間の場合、預ける前とお迎え後の授乳でなんとか乗り切れる方もいます。しかし、授乳回数が多い1歳以下の場合は、勤務中の搾乳が1〜2回必要になることがあります。 お昼休憩を使って搾乳される方が多いですが、労働基準法では、1歳未満の子どもを育てる女性は、勤務中1日2回、それぞれ最長30分の育児時間を取ることができます。この時間を勤務の前後に使う方は多いですが、この時間を搾乳の時間として勤務内に申請することもでき、権利として認められています。 トイレで搾乳する方が多いですが、空き部屋など利用させてもらっている方もいます。搾乳の時間がとれないという方は、母乳パッドをあてて服の上から腕組みをするように圧迫して母乳を出し圧抜きする方法もあります。※参考:ニュース(ママネタ)「保育園に入園後も大丈夫!母乳育児をラクに続けるためのアドバイス」【助産師榎本美紀国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー】
2020年03月18日「卒乳・断乳後はおっぱいが垂れる」とは聞いていたけど、どこか他人事だった私。授乳回数が減ってきたころ、ふとお風呂上りに鏡をみるとまるでおばあちゃんのようにしぼんだおっぱい! 慌てて対策を始めましたが、もっと早めにしておけばよかったと思うことを自戒の意味も込めて紹介します。 私のおっぱい、いつの間にこんなことに!?もともと大きさこそないものの、形にはそこそこ自信があった私のおっぱい。妊娠、出産によってパンパンになり、つかの間の巨乳気分も味わえました。先に育児を経験していた友人から「授乳が終わると垂れるよ!」と聞いてはいましたが、なんとなく他人事。……というより、日々の育児に追われて自分のケアなど考える暇もありませんでした。授乳回数がかなり少なくなってきた、娘が1歳になる前のこと。ふとお風呂上りに鏡を見ると、上半分がごっそりと削げ、張りのない残念なおっぱいをぶら下げた自分の姿が……。 授乳がラクなブラトップばかりで過ごしていた思えば産後の私は、授乳がラクだからとほとんどブラトップで過ごしていました。授乳ブラもおっぱいを出しやすくホールド機能のないものばかりを使用。妊娠・出産を経て大きく重くなったおっぱいを支えきれていなかったのかもしれません。 平日は娘をひとりでお風呂に入れていたため、体を拭いたり着替えさせたりでお風呂上りはバタバタ。自分の体をゆっくりと見ることもなく、気づくのが遅れてしまいました。「このままではいけない!」と、慌てて対策を始めました。 対策① 多少高くても自分に合った下着を購入するおっぱいの上のほうが削げてしまっていたため、妊娠前に使っていた下着はカップがぶかぶか。サイズが合わなくなっていました。今の自分に合うものを買おうと、久しぶりに下着を買いに行きました。店員さんにきちんとサイズを測ってもらい、正しいつけ方のレクチャーも受けました。また、夜寝ている間はおっぱいが横に垂れやすいということで、ナイトブラも購入して夜間もしっかりとケアできるように。授乳中も着用できるナイトブラもあるようなので、夜間授乳の回数が多い時期から使用を始めてもよかったな、と思います。また、過ぎてしまったことですが、授乳ブラもは多少高くてもホールド機能のしっかりしたものを使っていれば、垂れ対策になったのかもしれません。 対策② 大胸筋を鍛えてバストアップをねらういただきますのポーズをして、両手を押し合うというバストアップエクササイズを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? おっぱいを支えている大胸筋を鍛えるために、このエクササイズも始めることにしました。子育て中はなかなか時間も体力もない状態ですが、テレビを見ているときや家事の合間など、時間を見つけて取り組むようにしています。 垂れたおっぱいは、子どもが授乳でしっかりと育った証! けれども、できることなら女性としてはきれいなバストを保ちたいですよね。卒乳・断乳前のハリのあるおっぱいをキープするために、1日でも早く対策しておけばよかった……。今は少しでも元の状態に近づくように、日々努力しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:瀬良あい1歳女児の母。結婚を機に動物用医薬品卸会社を退職し、専業主婦に。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年01月30日低出生体重児だった娘の母乳育児はうまくいかず、悩みながらも生後5カ月で断乳を決意。実母からの厳しい言葉や、周りのママの何気ない行動にすら悲しく悔しい思いをした体験談をお伝えします。 低出生体重児で難航する母乳育児在胎36週6日、緊急帝王切開で生まれた娘は、2,100g台の低出生体重児でした。娘の口が小さくおっぱいを吸う力も弱いことに加え、低血糖症の治療のために通常よりも頻回の授乳を必要としていました。 私も初産かつ正期産直前の緊急帝王切開による出産だったため、産前の乳頭マッサージなどもできないまま出産を迎えた状態。そのせいもあってか母乳がうまく出ず、母乳育児ははじめからかなり難航していました。 私の気持ちをわかってくれない実母娘の退院後も、「低月齢のうちは血糖値が基準値以下になればすぐに病院へ」と言われたため、血糖値が下がらないよう母乳のあともこまめに育児用ミルクを飲ませました。 そのころ、実母が娘がどのくらい母乳を飲んでいるかを確認するLINEを毎日送ってきたのです。 きっと母は母乳育児は赤ちゃんに良いことだから、当然私もそうするものだと思って悪気は一切なかったと思うのですが、母乳があまり出ない私にとってはプレッシャー以外の何物でもありません。それどころか母乳育児がうまくいかないと相談しても、食事や生活習慣を容赦なく指摘され、気持ちが削がれるばかりでした。 助産師さんのやさしい言葉に涙…産後5カ月ころ、心身ともに限界だった私を心配して「離乳食始まるし断乳したら?」と夫が言ってくれました。断乳のことを実母に話すと、「まだ生後5カ月なのに断乳なんて娘ちゃんがかわいそう!」と猛反対! 理解してほしかった実母に今まで以上に責められ悲しくなった私は、助産師さんに思いを打ち明けることに。 すると助産師さんは「お母さんが笑顔でいられることが娘ちゃんにとっても一番。だからその決断に誇りを持って」とやさしい言葉をかけてくださり、私の中でいろいろな思いが溢れて涙が止まらなくなってしまいました。 他のママの授乳になぜか心が痛む順調に断乳を終え、大好きなお酒も飲めるようになって心に平穏を取り戻せたはずでしたが、実は心の奥深くに爪痕が残されていました。母乳育児が順調な周囲のママたちの授乳の場面に遭遇すると、なぜか心がキリキリと痛むのです。 特に義実家で義妹が授乳し始めたときには、「兄嫁さんと違って私は母乳育児うまくいっていますよ」と見せつけられている感じすらして、悔しすぎて逃げ出したくなるほどでした。 母乳育児に関してはそれぞれ事情があるのだから、あれこれ口を出さずそっとしておいてほしいというのが本音です。いつか娘が母となる日が来て、もし母乳育児がうまくいかなくても、娘の判断を尊重し、そっと見守れる母でありたいなと思います。著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2020年01月03日おっぱいバイバイ卒乳・断乳絵本そろそろおっぱい卒業したいなと思っているママ、まわりから「大変!」と聞いたりして、少し不安になっていたりしませんか?また、4月から保育園だしそれまでには…と考えている人もいるかもしれませんね。私自身は、子どもが0歳から保育園に入れていたので、昼間に職場でおっぱいをしぼりつつ、保育園のお迎えと同時に飲ませたりしていました。その間に乳腺炎を繰り返したため、無理やり断乳という経緯をたどりました。その時、身体はもちろん、心がなかなかついていかず辛かったので、これからその時期を迎えるみなさんには、親子ともどもスムーズに卒乳・断乳してほしいと思っています。私は絵本専門士という仕事柄、たくさんの絵本に出合います。今回は、自分が事前に親子で読んでおきたかったと感じた絵本や、友人にプレゼントして喜ばれた絵本を紹介したいと思います。親子で読んで、おいしいごはんに気持ちを切り替え「おっぱいバイバイ / Milky」「おっぱいバイバイ / Milky 」作:武田舞、絵:今井未知、高村あゆみ、英訳:伊藤由起子(ゲートジャパン)おっぱいにバイバイする頃、ママのおっぱいに出てくる「おっぱいおばけ」。「おっぱいおばけ」はどうしておっぱいをやめるのかを教えてくれます。そろそろママのおっぱいにバイバイしようね、とやさしくおっぱいおばけは語りかけます。作者自身が断乳や乳腺炎で苦労した体験をもとに作られたそうです。4人のママの思いがひとつになってできた絵本。「おっぱいバイバイしても大丈夫だよ」という親から子へのメッセージが込められています。卒乳はもちろん、その後の食育についても親子で一緒に考えたい1冊。ピトッと親子でくっついて、リズミカルな文章を親子で楽しい雰囲気で読みたい絵本です。「おっぱいにバイバイしたらおいしいものをいっぱいたべようね」と、絵本の中のおいしそうなものを指さしながら、同じものを一緒に食べられる楽しみやワクワクを伝えられたらいいですね。ママもさみしい…母の立場から読みたい卒乳絵本「おっぱいばいばい」「おっぱいばいばい」作:みついゆきこ、絵:くぜじゅんき(グランまま社)いっぱいいっぱい、おっぱいを飲んで、あなたはこんなに大きくなりました。わが子とおっぱいの思い出がたくさん思い出されます。名前と、おっぱいばいばいの日の記入欄付き。親子で読むのもいいですが、ママにおすすめ。卒乳・断乳を考えると、ママ自身がちょっと淋しい気分になってしまうかもしれません。でも、この絵本を見ていると、こんなに大きくなってくれたわが子にも、わが子をこんなに大きく成長させてくれた自分のおっぱいにも感謝の気持ちがわいてきます。あらためて「ありがとう」という思いで、気持ちの切り替えができるのではないでしょうか。卒乳した日付を入れられるようになっているので、成長した子どもへの記念のプレゼントに大切にとっておいて、いつか母子でおっぱいの思い出話をするのもいいかも。少し長くおっぱいをあげている友人が、「おっぱいを卒業したいけどちょっとさみしい、でもそろそろ授乳のわずらわしさからも離れたい気持ちもあって」と言っていた時にプレゼントした本です。「ママの決意表明だね」と言っていた彼女は、うまく気持ちの切り替えができたようで、おっぱい卒業した後も、わが子も自分も自分の体もいとおしく思いながら、何度も手に取っているそうです。しっかり気持ちを伝えて「あなたがだいすき」「あなたがだいすき」作・絵:鈴木 まもる(ポプラ社)子どもがどうぶつたちに抱きしめられほおずりされ、しあわせそうに目をつぶっています。「どこへだってあなたをたすけにいく。いつだってあなたのみかた」。「みんなあなたが大好きだけど、あなたを特別好きなのは、私」という大きな愛が描かれています。「かなしいときはだきしめてあげる」「あなたがだいすき」、だから、「おっぱいがなくたって大丈夫だよ、安心してね」の気持ちをこめて、おひざにだっこで密着して読みたい絵本です。私自身にとってこの絵本は、子どもにというよりも、自分が子育てに何かつまづいた時や疲れた時に手に取る1冊。でも読むたびに、小さいうちから親子で一緒に、何度でも繰り返し読んでほしい作品だと感じます。ここに描かれた思いは、おっぱいとさよならするという一つの区切りを心穏やかに受け入れる力になってくれることでしょう。親も子も卒乳・断乳には気持ちの切り替えや勇気も必要ですよね。でもいつかバイバイするのなら、気持ちよくさよならしたいものです。絵本の助けも借りながら、親子で納得して前向きな気持ちでその日を迎えられるように準備しましょう。<文・写真:ライター鳥山由紀>
2019年12月10日断乳や卒乳は、母乳育児の最後にして最大の難関であるといえるでしょう。ママと子どもの大切なコミュニケーションタイムであることから、できればいつまでも授乳したいと考える人もいるかもしれませんね。果たして、母乳はいつまで与えるものなのでしょうか。このコラムから、ママが納得のいく答えが見つかりますように。【監修】イシハラクリニック副院長 石原新菜 先生小学校は2年生までスイスで過ごし、その後、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学。2006年3月卒業、同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』(アスコム健康BOOKS)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(PHP研究所)等30冊を数える。■母乳はいつまであげる?母乳育児のメリット・デメリット赤ちゃんの栄養源である母乳。母乳を与えることは赤ちゃんのおなかを満たすほかにも多くのメリットがあり、厚生労働省では母乳育児の優れた点として次の6つを挙げています。1.免疫学的感染防御作用がある2.成分組成が乳児に最適であり、代謝負担が少ない3.アレルギーを起こしにくい4.出産後の母体の回復を早める5.母子相互関係の良好な形成6.衛生的、経済的で手間もかからないアレルギーが出にくく、赤ちゃんを病気から守るための免疫物質も含まれている母乳は、赤ちゃんにとって良いことづくめの栄養です。このほか、母乳を飲むことで赤ちゃんの口や舌、脳の発達を促したり、SIDS(乳幼児突然死症候群)の発生率が低くなることも注目されています。また、母乳育児は赤ちゃんだけではなく、ママにとってもメリットがあります。体の回復が早まるほか、母乳を分泌することによって消費エネルギーが増大。授乳が自然な産後ダイエットにもつながるといわれています。メリットがある一方、デメリットも。それは、母乳の量が足りているかわかりにくいこと。ミルクとは違って母乳は飲んだ量が目に見えないので、ちゃんと母乳が出ているのか不安に感じてしまいますよね。目安として、1.体重が増えているか2.赤ちゃんの機嫌は良いか3.授乳間隔が3~4時間あいているか4.うんちの回数がいつもより減っていないか以上の4つをクリアしていれば、母乳の量は足りていると考えられます。しかし、個人差があるので、普段から赤ちゃんの状態を観察しておくことが大切です。参考サイト:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」 厚生労働省 「妊産婦のための食生活指針―「健やか親子21」推進検討会報告書―」 参考書籍:『母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社) 監修 渡辺とよ子母乳育児の実態近年、母乳育児への関心は高まるばかり。母乳で育てることを希望する人は多く、妊娠中の女性を対象にした厚生労働省の調査では、子どもが生まれたら母乳で育てたいと回答した人が全体の9割以上にものぼりました。実際に母乳で育てているママも多く、10年ごとに実施されている調査によると、母乳で育てている人の割合は増加傾向にあります。注目したいのが、母乳育児を選択するワーキングマザーが増えている点。平成27年度の調査では、平成17年度とくらべると母乳育児をしているワーキングマザーの割合が22.6ポイントも増加しています。仕事をしている間、ママと赤ちゃんとは離ればなれ。だからこそ、母乳育児のスキンシップがよりいっそう必要だと考えるママが多いのかもしれませんね。参考サイト:厚生労働省 「平成27年度乳幼児栄養調査(2016)」 母乳はいつまであげてOK?授乳をママと子どもの大切なコミュニケーションととらえるならば、母乳をいつまであげても問題はありません。実際、最近では2歳以降になっても母乳をあげるママは多いようです。しかし、いつまでも母乳を与えていいとはいっても、成長に伴って母乳だけでは栄養不足になってしまいます。母乳だけを栄養源とするのは、生後5~6カ月ころまで。それ以降は母乳をあげながらも、主な栄養摂取元は離乳食となるようにシフトしていきましょう。参考書籍:『母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社) 監修 渡辺とよ子WHOの見解世界保健機関(WHO)によると、生まれてから1時間以内に初乳を飲むことが赤ちゃんにとって重要なのだとか。初乳は「最初のワクチン」と考えられるほど、赤ちゃんに必要な栄養素や免疫が豊富です。また、初乳を与えることで乳腺を刺激し、その後の授乳がスムーズに進むという効果もあります。さらにWHOでは、生後半年間は母乳だけで育て、その後は離乳食と併せて最低でも2年以上母乳を与え続けることを推奨。母乳で育てることで乳幼児を病気から守り、同時に母親の乳がんや卵巣がん、産後うつなどのリスクが軽減されるとしています。参考サイト:世界保健機関(WHO) 「2018年世界母乳育児週間」 母乳の栄養はいつまであるの?母乳の成分が変わったり、ママの食事内容によっては母乳の味が変わることもあります。なんと、1回の授乳の中でも、最初は低脂肪で、しだいに高脂肪へと変化するのだとか!また、出産から日がたつにつれ、母乳の栄養も変化がみられます。母乳に含まれるたんぱく質や鉄分は出産直後からゆるやかに減少し、産後300日までには半分になってしまいます。母乳の栄養が減ると聞けば心配にもなりますが、そのぶん赤ちゃんが母乳を飲む量が増え、生後6カ月ころまでは赤ちゃんに必要な栄養量はまかなえるのでご安心を。さらに、このころになると離乳食が始まります。母乳から摂取できる栄養量は減ってしまっても、離乳食から栄養がとれるようになるので心配はいりません。母乳はいつまで出るの?赤ちゃんの母乳を飲む量が減るにしたがって、母乳の分泌量もだんだんと減ってきます。裏を返せば、赤ちゃんが母乳を飲み続けていれば、いつまでも母乳は分泌し続けるということです。断乳や卒乳後は残った母乳を搾乳する必要がありますが、搾りすぎると母乳はまた分泌を続けてしまいます。もう母乳が必要ないことを脳に認識させるためにも、3日ほど搾乳せずにおきましょう。胸が張ってしまったときには全部搾るのではなく、張りを少しだけ解消する程度にするのがポイントです。参考書籍:『母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社) 監修 渡辺とよ子■母乳はいつまであげよう…断乳と卒乳の違いとは母乳やミルクを与えるのを完全にやめて、栄養の摂取方法を離乳食に移行することを「断乳」や「卒乳」といいます。しかし、この2つには大きな違いがあるのです。断乳とは赤ちゃんの意志とは関係なく、母乳やミルクをやめることを断乳といいます。ひと昔前までは、1歳になるのをきっかけに母乳をやめることが勧められていたそう。近年では、ママが病気になって薬の服用が必要になったり、職場復帰を機に断乳をする人が多いようです。卒乳とは子どもの成長を機に、ママが赤ちゃんに言い聞かせたり、子どもが自らの意志で飲まなくなることを卒乳といいます。最近では断乳よりも卒乳を選ぶママが多いようです。子どもが自然に母乳やミルクを欲しがらなくなるまで見守る自然卒乳や、卒乳にむけて言い聞かせながら授乳回数を減らしていく言い聞かせ卒乳というスタイルがあります。参考書籍:『いちばんやさしいはじめての母乳育児』(成美堂出版) 監修 SOLANIN(ソラニン)断乳すべき? 卒乳まで待つべき?離乳食が1日3回になり、食事からきちんと栄養がとれるようになったら、断乳や卒乳をしても問題ありません。しかし、いつまで授乳を続けるかを判断するのは難しいですよね。ママが体調を崩して薬を飲むことになったのをきっかけに、授乳をやめるのはよくあるケース。しかし、一般的な薬の多くは授乳中にも服用でき、薬の成分が母乳に出たとしてもごくわずかで、赤ちゃんに影響を与える可能性は低いとされています。また、予防接種を受けたあとも同様に授乳を続けても問題はありません。まだまだ授乳を続けたいのに、薬の服用を機に断乳や卒乳したり、体調が悪いのに薬を飲むのを我慢する必要はありません。体調が悪いときは産婦人科にかかり、授乳中であることを伝えて薬を処方してもらうと安心です。2歳を過ぎても母乳で育てられている子どもは世界で49%。日本でもいつまでに断乳や卒乳をさせるべきといった目安は定められていません。断乳するにしても卒乳するにしても、まずはママが自分の気持ちに納得して進めることが大切です。参考サイト:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」 ユニセフ 「世界子供白書2017 栄養指標」 ■母乳はいつまで続ける? やめるときの注意点子どもの数だけ母乳をいつまであげるかは変わる子どもが成長するスピードはそれぞれ違います。同じように、断乳や卒乳にチャレンジしたり、成功するタイミングだって、みんな違って当たり前です。卒乳をしても大丈夫だとされる条件として、形のある食べ物を食べることができ、離乳食から必要な栄養がとれていることや、ストローやコップを使って十分な水分がとれることが挙げられます。同じ月齢でも発達には個人差があるので、同じタイミングで授乳をやめることはできないでしょう。また、授乳が親子のスキンシップとして重要な意味を持っていて、親子関係や子どもの心に影響が出るおそれがある場合は、無理に卒乳する必要もありません。母乳がいつまで必要になるかは、子ども次第。子どもの成長に合わせて、卒乳までの成長を見守りたいものです。参考サイト:日本歯科医学会 「小児の口腔機能発達評価マニュアル」 母乳をやめるときの注意点1:いつも以上にスキンシップを赤ちゃんの体はもちろん、心にも栄養をもたらしてきた授乳。卒乳や断乳をすると、授乳に代わって赤ちゃんの心を満たすスキンシップが必要です。たとえば、寝かしつけ時の添い乳の代わりに読み聞かせをしたり、背中をトントンしながら添い寝をしたり、いつもより少しだけ長く抱っこして触れ合う時間を持つのもいいかもしれませんね。母乳をやめるときの注意点2:おっぱいのケアも忘れずに授乳の回数が徐々に少なくなっていく卒乳であった場合、乳房の張りが少ないため、特別なケアは必要ないでしょう。しかし、断乳や突然の卒乳だった場合にはケアが必要です。残っている母乳を搾乳して出し切ってしまいましょう。このとき、搾乳の回数や量は、卒乳前の授乳回数や量を超えないこと。搾乳することで乳腺が刺激され、母乳の量が増えてしまいます。少しずつ回数を減らしながら出し切りましょう。■まとめ母乳育児をいつまで続けるかは人それぞれ。まわりが断乳や卒乳をしたからといって、焦ることはなさそうです。いつやめるかよりも、子どもとママが納得して母乳を卒業するほうが大切。ママと子どもの納得のいく答えは、周りの人たちの中ではなく、自分たちの中にあるのかもしれませんね。参考資料:・ 厚生労働省 ・ 世界保健機関 ・ ユニセフ ・ 日本歯科医学会 ・『母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社) 監修 渡辺とよ子
2019年11月21日2人の子どもをほぼ母乳で育てた私。1歳以降は、ほとんど夜間の添い寝だけでしたが、1歳7カ月と1歳9カ月まで母乳をあげていました。そんな私のバストは、断乳後、劇的に形が変化。変化したバストの形と私が実施した形を整える方法について、私の体験談を紹介します。 1人目断乳後は、上部がえぐれる?!私より先に卒乳・断乳をしたママ友から、「授乳をやめたあとは、えぐれた形の胸になるよ~」と聞いていました。でも、実際に目にしたわけではなく、どれくらいえぐれるんだろう……と、あまりわからないまま断乳を迎えることに。 子どもが1歳7カ月のころに断乳してから1カ月後には、まさしくえぐれた形になりました。上部がげっそりと削げ落ち、余った皮がたるんでいる状態でした。「これはやばい」と思い、バストアップに効くと言われている体操を取り入れることに。しかし、断乳から2カ月後に妊娠したため、再びバストは膨らんでいきました。 2人目断乳後は、えぐれるどころじゃない断乳してすぐに2人目を妊娠したこともあり、バストの変化をあまり気にすることなく過ごしていました。2人目のときは授乳期間にあまり張ることがなく、断乳後にも「そんなに変化しないんじゃないか」と軽く考えていました。授乳期間中にバストケアをすることもありませんでした。しかし、2人目が1歳9カ月になるころに断乳して1カ月経つと、私のバストは大幅にボリュームダウン。下着屋で計測したところ、妊娠前から2サイズダウンしていました。 さらにショックだったのが、今までつけていたブラジャーでは垂れすぎたバストがおさまらなかったこと。何度直しても、ブラジャーの下からバストがはみ出していました。この変化が顕著に現れたのは、母乳の出が悪かったほうの胸でした。そのため、左右でサイズが1カップ違っていました。 断乳から1年経って…現在のおっぱいは? このままではいけないと思い、断乳1カ月後からバストケアを始めることに。下着屋でサイズをきちんと測ってもらい、試着をしてアンダーバストが少しきつめの下着を選び、夜はナイトブラをつけて、おっぱい体操をお風呂上りに実施しました。肩甲骨周辺の筋肉を鍛える体操が、特に効果があったように感じます。 2カ月ほど経ち、少し形が整ってきたところで、日中のブラをさらに補正機能が高いブラデリスニューヨークというメーカーのものに変更しました。バストケアを始めてから、半年ほどでバージスライン(胸とアンダーバストの境目)が復活。1年後には妊娠前よりは小さいものの、断乳後からサイズが1つアップしました。ずいぶん形もボリュームも戻ってきたとはいえ、妊娠前のようなハリはありません。 育児中は忙しく、赤ちゃんの世話に追われる日々かもしれません。でも、あとからバストのハリやボリュームを戻すのはとても大変。授乳中からエクササイズやマッサージなどを取り入れて、バストケアをしておけばよかったと後悔しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:imasaku著者:田中友奈5歳の長女、2歳の長男、2児の母。妊娠を機に営業職を退職し専業主婦となり育児を満喫し、長女の幼稚園入園を機にライターに転身。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月11日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 前回は1歳半前後の子どもを持つママを対象に、断乳(卒乳)に向けての準備についてお話をしました。今回は、ママがセルフケアでできる、実際の断乳のやり方についてお話していきます。 最後の授乳はじっくりと時間をかけて断乳する日を決めたら、最後の授乳をします。子どもが自分から飲むのをやめるまで、じっくりと時間をかけましょう。飲み終わったら、「今までたくさん飲んでくれてありがとう」「おっぱいバイバイね」などと声をかけてあげましょう。 徐々に間隔をあけながら搾乳する乳房内に母乳が残った状態が続くと、自然に母乳分泌が減っていく特性があります。これを使って、母乳量を減らしていきます。 1日に複数回授乳をしていたママは、最後におっぱいを飲んだときから、半日→1日→2日→3日→5〜7日→10〜14日間というように、徐々に搾乳の間隔をあけていきましょう。1日1回授乳をしていたママは、2日→3日→5〜7日→10〜14日間と長めに間隔をあけていきます。手搾乳がおすすめですが、量が多い方は搾乳器でも大丈夫です。搾乳器の場合は、残っているところがないか最後に触ってチェックし、手搾乳で仕上げをすると良いと思います。搾乳の合間に張りが強くなってもできるだけ搾乳しないでおきましょう。どうしても張りが強く我慢できない場合は、少し(10cc程度)圧抜き程度に搾乳します。その場合は、乳首を刺激しないように乳房を縦や横方向で圧迫するおにぎり搾りをします。最終的に、初乳のような黄色の粘稠性のある母乳になってきたら終わりが近いサインです。 張りを予防するためにできることおっぱいを温めないように、お風呂のときは湯船におっぱいが浸からないようにしましょう。シャワーも直接当てずに、背中側から当てるようにしましょう。おっぱいを冷やす場合は小さな保冷剤をガーゼなどに包み、脇の下に入れておっぱいにいく血流を減らし、母乳が作られるのを抑制します。市販の冷却ジェルシートなどを脇に貼っても良いでしょう。おっぱい全体が熱をもつようでしたら、乳房も濡れタオルや市販の冷却ジェルシートなどで冷やしても大丈夫です。 断乳時に母乳外来を受診したほうがいい場合以下の場合は、断乳を自己判断で進めたりせずに、母乳外来や助産師に相談されたほうが良いでしょう。 ●乳腺炎などトラブルを繰り返していた●授乳回数が6〜8回以上、または母乳分泌が多い●断乳を始めてから、おっぱいの一部が赤くなる、もしくは発熱や悪寒・頭痛などがある●搾乳をしても、張りや母乳の残っているシコリがとれず痛みがある また、おっぱいの張りが強すぎて、痛くて自分で搾乳できない場合も相談してみましょう。 断乳の方法は、他にもいくつかありますが、今回はママができるだけやりやすい方法についてお話しました。あまり搾らないようにして、冷やして張りがおさまるまで待つこともあります。断乳について不安があるようでしたら、母乳外来や助産師に相談してから始めると安心です。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年11月05日わが家の三女は、2歳を過ぎてやっとおっぱいを卒業しました。食が細い、体が小さい、などの悩みからなかなか断乳できずにいたのですが、ある日、助産師さんからのひと言で断乳を決意。そんな私の断乳ストーリーをご紹介します。 いつ断乳しようかと悩んだ日々わが家の子どもは三姉妹。長女は生後10カ月、次女は1歳半で断乳しました。しかし三女は早産だったこともあり、2歳を過ぎても体が小さく食も細め。食べてほしくていろいろ試しましたが食べず嫌いが激しく、「少しでも栄養を!」という思いで授乳をやめられずにいました。成長曲線の標準値にも入らず、体重が増えないことが悩みの種。 とはいえ、いつまでもおっぱいに頼るわけにもいきません。昼間はおっぱいなしで過ごせていましたが、夜になるとおっぱいなしでは寝られず暴れ出す日々。いつどうやって断乳しようかと悩んでいました。 決め手になった助産師さんのひと言「2歳になったら断乳しようかな?」と思っていたころ、あるイベントで助産師さんに相談できる機会がありました。「ダラダラ夜だけ授乳を続けてしまう」と、助産師さんに相談すると、「たくさん飲めてよかったね。お母さんもよく頑張ったね!」というやさしい助産師さんの言葉に、少し心が軽くなりました。 そして、「断乳のコツは、やめると決めたら泣こうがわめこうがあげないこと。それでダメだったら、まだ早かったと思っていいのでは?」と言われました。私は2年間授乳できて満足していたので、あとはいつ断乳をするか、自分が決意するだけでした。 ついに決意!「明日から断乳します」その後三女が体調を崩し、ごはんを食べずグズグズする日々が続いたため、授乳もやめられずにいました。三女は体調が回復せず、肺炎になって入院することに。入院中、泣きわめく三女を落ち着かせられる唯一の手段が授乳でした。ストレスが溜まる中、おっぱいが心の安定剤にもなったようで、授乳を続けていて正直よかった、と思った瞬間でした。 元気になって退院し、フォローアップ外来も済んだあと、2歳2カ月でついに断乳を決意。「明日から断乳する」と家族にも宣言し、三女にも言い聞かせました。 断乳決行日の夜、三女はおっぱいを欲しがりましたが「もうバイバイよ」と言って応じず、子守歌と胸トントンで寝かしつけ。寝るまで時間はかかりましたが、この日を境におっぱいを卒業しました。断乳後、数日経つと、ごはんを食べる量も増えてひと安心。夜中も泣かずに朝まで寝てくれるようになり、私もラクになりました。 食べない、体重が増えないなどの悩みから、なかなか授乳をやめられませんでしたが、やめてみれば意外とあっさり、でした。お母さんも赤ちゃんも満足しているのなら、あとは自分の決意だけだったのかなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター:まっふ著者:小林更紗中1・小4・2歳の三姉妹の母。通関士資格保有。長女が小学生になるタイミングで、勤めていた通関業者を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年11月03日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! おっぱいの始まりは病院で教えてくれるのに、終わりについて教えてもらえるところは少ないと思います。卒乳(断乳)についての情報は、ママ友やネットから情報を得ることも多く、いろいろあってわからないというママは多いのではないでしょうか。 今回は1歳半前後の子どもをもつママを対象に、ラクに卒乳(断乳)ができるための準備についてお話していきます。 卒乳と断乳の違いは?まず最初に、断乳と卒乳の違いを知っていますか? 様々な捉え方がありますが、主に以下の違いがあります。 断乳:ママのほうからおっぱいをあげないようにしていくこと。夜間だけの夜間断乳、保育園に預けている間だけお休みするといった部分断乳というものもあります。 卒乳:子どもがおっぱいを飲まなくなること。子どもの自発的なものなので、親子共に満足度が高いものです。子どもが欲しがらなければ、積極的にあげないようにする計画的卒乳というものもあります。 卒乳(断乳)の時期は?卒乳(断乳)の時期は様々で、日本ではかつて1歳での卒乳(断乳)をすすめられていましたが、WHO・UNICEFは2年以上の母乳育児を推奨しています。それとともに最近では、1歳を超えても授乳を続けるママが増えてきている印象です。私の開業している母乳外来でも、卒乳(断乳)の時期は1歳〜1歳半が多いです。ある調査では、1歳半までに卒乳する人が約8割となっています。しかし、これは断乳も含まれていると推測します。 ステップ1:断乳をする日程を決めよう卒乳は日程を決められませんが、断乳はママが日程を決めておこなうことが多いです。断乳をする場合、寝かしつけがおっぱいになっていることが多いので、お子さんが泣き続けて親子共に数日夜間眠れなかったり、機嫌が悪くなったりすることがあります。できるだけ、パパのお休みや連休を使うなど、他の家族に協力をしてもらうようにしましょう。お子さんの体調が悪いと、機嫌も悪くなることもあるので、ママやお子さんの体調が安定しているときが良いと思います。体調が安定しやすいので、気候が安定している秋や春の時期もおすすめです。日程を決めても、お子さんの体調が悪くなってしまったら延期するようにしましょう。 ステップ2:授乳回数を徐々に減らしていこう授乳回数や母乳分泌が多いママは、一気にやめるとおっぱいの張りも強く、痛くてつらいこともあるので、授乳回数を1日1〜2回程度ずつ徐々に減らしていくようにしましょう。離乳食のあとの授乳をやめてみたり、お腹が空きそうな時間帯には前もってボリュームのあるおやつやおにぎり、パンなどをあげたりしてみましょう。 日中は、外で遊ぶようにするなど、気がまぎれるように体を動かして疲れさせるのも効果的です。 ステップ3:子どもへ断乳することをお話しよう1歳半前後のお子さんでも、お母さんのお話はかなり理解できています。おっぱいをやめることについて、お話をしてあげてください。わかってないような態度や雰囲気であってもちゃんと理解してくれることがあり、断乳を開始したあとの受け入れ方に違いがでてきます。 例えば、下記のような声かけをしてあげてください。・◯◯になったら、おっぱいバイバイするよ。それまではたくさん飲んでね。・ご飯たくさん食べれるようになったから、おっぱいバイバイしようね。 最後の授乳は、お子さんが満足するまで、ゆっくり時間をかけてするようにしましょう。そして、「今までおっぱいたくさん飲んでくれてありがとう」と伝えてあげましょう。 断乳や卒乳は、おっぱいをあげていた期間に関係なく寂しいものです。家族で協力して乗り越えていきましょう。次回は、断乳・卒乳のセルフケア実践編についてお話しします。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年10月29日第二子不妊治療を開始するため、娘が1歳2カ月のときに断乳しました。断乳自体は予想していたよりもスムーズだったのですが、その後に母乳の代わりに欲しがった物が……!?。 予期せぬ断乳生後1カ月ころから完全母乳で育った私の娘。 「おっぱいはもういらない」 と言われるまでは授乳したいと思っていましたが、娘が1歳を過ぎたころから第二子について考えるようになりました。 娘を不妊治療で授かり、第二子も不妊治療でないと授かるのは難しいと言われていたわが家。通院先の先生と授乳について相談した結果、「投薬があるため断乳をしたほうがいいだろう」ということで急遽断乳を決意することになりました。 断乳は予想以上にスムーズ1歳を過ぎていた娘は離乳食をしっかり食べていたため、断乳に向けて日中の授乳から回数を減らしてやめるようにしました。 眠くなったり不安を感じたりするときに母乳を欲しがることがあったものの、抱っこや歌で落ち着かせておっぱいから離れられるように。夜の寝かしつけでは母乳の威力が抜群だったので私にも覚悟が必要でしたが、娘に 「もうおっぱいとはバイバイね」 と言い聞かせると、数日で昼も夜も断乳をすることができました。 母乳は欲しがらなくなったけれど…おっぱいから離れた寂しさを埋めるため、夜は特に娘をぎゅっと抱いて寝ていました。すると、断乳から数日経ってやたらと私の頭を触るようになった娘。髪の毛がぐしゃぐしゃになるくらい頭を撫で回すのです。 どうやら母乳の代わりになったのは私の頭と髪の毛だったよう。しかも不思議なことに私以外の頭ではだめで、寝ているときに間違って夫の髪の毛を触った娘が 「これじゃない!」 と叫んだことには驚きました。 とにかく私の頭と髪の毛が大好きな娘。4歳を過ぎた今でも頭を撫で回して寝ています。夫とほとんど髪の毛の長さが変わらない私ですが、どうして手の感触だけで違いを判別しているのかが不思議で仕方がありません。ボサボサになるので髪の毛が伸ばせませんが、触らなくなったら寂しくなるなと思う近ごろです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年10月18日母乳や育児用ミルクを卒業する時期は、ママと赤ちゃんのペースでゆっくり決めたいもの。個人差がありますが、離乳食を卒業する1歳半ごろには授乳なしでも大丈夫といわれています。しかし仕事復帰などのママの都合で、焦って断乳させてしまうことも。私も娘の断乳をちょっと強引にしてしまい、後悔しているママの1人です。 1歳になったら断乳しなくちゃいけない?離乳食が進み、おっぱいやミルクの回数が減ってくると、断乳や卒乳を考え出すママも多いのではないでしょうか。娘が1歳になるのを機に仕事復帰の予定だった私は、母親からの「1歳になれば断乳でしょう」という根拠のない言葉を鵜呑みにしていたこともあり、ちょっと強引に断乳をしてしまいました。 そもそも、卒乳と断乳の違いについてもあいまいな知識しか持っていなかった当時の私。子どもの意思で母乳育児を終える「卒乳」ではなく、親の意思でやめる「断乳」という方法しか知らなかったとも言えます。 当時、離乳食も進み、昼間の授乳は卒業できていた娘。入眠時の授乳も1回に減っていたので、寝かしつけさえできれば断乳は簡単だと思っていました。しかし断乳を決行した日から娘はどう寝ればいいかわからず、パニック状態に! 何をしても泣きやまない娘を前に、私も途方にくれるしかありませんでした。結局、随分泣いた末に諦めた……という感じで断乳が完了しました。 どうすれば無理なく断乳できる?前出の母の言葉のように、何となく昔から言われている根拠のない言葉を鵜呑みにするのはよくなかったと思っています。子どもが自ら「いらない」と意思表示するのを待たない断乳の場合、離乳食の進み具合や子どもの成長に合わせて、無理のない時期を設定したいもの。 仕事復帰などの期限が迫ってくると焦りがちですが、夜1回程度の授乳であれば断乳せずに仕事復帰し、自然に卒乳できるのを待つという選択肢もあったのかな、と今なら思えます。 娘にとっては、ある日突然やってきた断乳。もっとやさしく声かけをしたり、母乳をやめることについて徐々に理解を深めたりしながら、お互いが無理のない方法を探せばよかったなと思うこともあります。 断乳してよかったことももちろんある少し強引だったとはいえ、断乳してよかったことももちろんあります。授乳中は、毎晩必ず夜泣きをしていた娘。おなかが空いているという訳ではないようでしたが、私も眠さに負けてついおっぱいをあげてしまう毎日でした。 そんな娘も、断乳を機に朝までぐっすり寝てくれるように。やっと訪れた朝まで眠れる生活に娘の成長を感じ、当時の私は感激を覚えました。睡眠時間を確保できるようになり、娘も私もストレスが軽減されたように思います。 ずいぶん泣かせてしまった娘もその後順調に成長してくれて、今では5歳になりました。現在、第2子妊娠中の私。長女の断乳に関する反省を生かして、次こそは親子のペースで卒乳を目指したいと思います。 イラスト:sawawa著者:金谷ともみ第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月13日「ブラのストラップが落ちやすい」「バスタオルを巻いても落ちてしまう」「バージスラインがない」 こんな悩みを「どうせ貧乳だから……」と諦めていませんか? “おっぱい番長”こと経絡整体師の朝井麗華さんによると、バストの悩みの原因は遺伝のせいではなく「胸の硬さ」にあることが多く、本来の筋肉の柔らかさを取り戻せば、1〜2カップのバストアップは当たり前。胸のお肉がないわけではなく、“あるはず”のバストが外側に流れてしまったり、筋肉が本来の弾力を失いバストがしょんぼりとしぼんでしまっている可能性が高いそうです。 今回は、朝井さんにうかがった、ふっくら&上向きおっぱいへと整える「乳トレ」の秘密をご紹介します。 貧乳の原因はパソコンやスマホ!?「美バストのポイント」3つパソコンやスマホを長時間使っていませんか? 小さな画面に集中すると、どうしても“前のめりな姿勢”になりがち。そんな姿勢が続けば首や肩、それを支える胸の筋肉がバリバリにこり、バストが本来の位置や形をキープできなくなってしまいます。特に次の3つのポイントのこりは、バストに大きなダメージを与えるそうです。 ●バストアップを妨げる3つのこり●3-1. 肩甲骨のこり現代女性の多くは肩甲骨が埋もれ、動きが悪くなっているそう。肩甲骨の可動域が狭くなると、胸の動きもブロック。肩が前に落ちてバストを引き上げる力が弱まり、たるみやすくなります。また、筋肉が硬くなることでバストへの血流が悪くなり、豊かなバストが育たなくなってしまいます。 ●3-2. 大胸筋のこり大胸筋はバストの土台。ここが硬く縮んでいると、バストが垂れて全体の位置が下がってしまいます。縮こまった大胸筋につられて肩が落ちたり、肩甲骨の動きが悪くなってしまうことも……。 ●3-3. 肋骨のこり正確には「肋間筋(ろっかんきん)」という肋骨と肋骨の間にある筋肉が大切。別名「呼吸筋」とも呼ばれるこの筋肉が硬いと、呼吸が浅くなって酸素や栄養素の供給を妨げ、バストを外側へと広げる原因になってしまいます。 1回5分!バストアップに効く「乳トレ」3つ「私、美バストポイントがバキバキかも……!」そんな現代女性には、朝井さんの考案した「乳トレ」がぴったり。美バストポイントの緊張を解き放つことでバスト本来のふっくら感を復活させ、本来の位置に戻す基本のトレーニングです。 ●大胸筋をほぐす「バストくるくる」右手の指をそろえて右のバストの下側に添える 左手の4本の指(親指以外)でバスト上部を内から外へ円を描きながらつまりを取りのぞくように30秒間マッサージする 左手を左のバストの下側に添え、同様に30秒間マッサージする ※左右どちらからおこなってもOK ●肋間筋をほぐす「肋骨ほぐし」右手指をそろえて左側の脇の肉をバスト側に集める 右手をじゃんけんの「グー」に握り、第二関節の骨をバストの外側から内側にむかって滑らせるようにマッサージする ※やや斜め上方向へ、バストトップへ肉を集めるイメージで ●谷間をつくる「グーパー推拿(すいな)」両手をじゃんけんの「グー」に握って右手を右わき下に、左手を左わき下に添える 第二関節の骨で外側から内側へと圧をかけながら10回寄せる わき下と同様に(1・2の要領で)バスト上部、バスト下部も10回ずつ寄せる ※ 外側に流れた胸の補正が目的。しっかりと力を入れましょう 正しい位置を覚えさせるように、大きく手を開いてバストを支え、内側に寄せて30秒キープする 朝井さんいわく、圧をかけて痛みを感じるのはこり固まっている証拠。筋肉をしなやかに保つには、続けることが重要です。全てをおこなっても5分程度ですから、痛みのない“流れる体”を目標に、毎日続けたいですね。 バストのこりを解す方法をもっと知りしたい! そんな場合は、朝井さんの著書『おっぱい番長の「乳トレ」 ダメ乳、ポッコリお腹、肩こり撃退!』(講談社,2014)がおすすめです。 流れる身体へと整える「乳トレ」は、全身に効く「乳トレ」のすごいところは、美バストポイントをほぐすことで全身が「流れる体」に整うところ。バストと同時に広がってしまったアンダーバストやウエストも本来の位置に戻り、くびれが出現。胸の動きがスムーズになることで内臓の調子が整い、美肌効果も期待できるそう。 バストに本来の位置と柔らかさを取り戻す「乳トレ」は、全身のボディラインを“ボンッ・キュッ・ボン”に整え、美肌まで実現できるトレーニングなんです。 最後に朝井さんいわく、見た目が美しいバストとは、周囲に流れることなく上を向いた“ふっくら&ブリンブリンおっぱい”。こり固まったバストを解き放つ「乳トレ」で、バストのベストバランスと美しいボディラインをゲットしませんか? 【取材協力】美容家・経絡整体師 朝井麗華さん「美しく健康になるサロン気・Reika」主宰。臨床検査業界を経て、アロマセラピーや東洋医学を学び、中国整体推拿療法の素晴らしさに目覚める。なかでもバストを中心とした施術の的確さから「おっぱい番長」と称される。現在は施術の他、独自技術のスクール、美容健康に関するセミナー、国内外のメディア等で専門家として講師業も行う。最新刊『病気がいやならわきの下をもみなさい』(幻冬舎,2015)はじめ、『おっぱい番長の「乳トレ」 ダメ乳、ポッコリお腹、肩こり撃退!』(講談社,2014)など著書多数。 ●ライター/パピマミ編集部
2019年08月08日市の子育て指導パンフレットには「1歳になったら卒乳しましょう」という言葉がありました。長男が1歳を迎えて少し経ったころのことです。知り合いのママのお子さんが1歳数カ月で離乳食より母乳がメインになり、鉄分が欠乏してしまい、鉄分投与をしてもらいに小児科へ通っているというのです。その話を聞いたこともあって、市の育児相談で保健師さんに断乳のタイミングを尋ねてみました。 断乳はパパの協力が得られるときに保健師さんからは、「断乳は金・土・日などの、パパのお仕事が連休になる前日から決行するといいですよ」とアドバイスをもらいました。パパにはどう協力してもらうのだろうと思い聞いてみると、「ママひとりで対応すると大変だから……」との答えが返ってきました。 その場では、1歳過ぎの子に母乳をあげているママさんともお話しすることができました。家庭や親子の事情によっていろいろな形があることを見聞きでき、内心焦っていた気持ちが和らいだのを覚えています。 “おっぱいでねんね”という手が打てなくなる試練断乳は夫協力のもと、長男が1歳1カ月になる前に決行することができました。一番ネックに感じたのは、夜寝かしつけるときにおっぱいがあげられなくなることです。なんとか寝てくれたとしても、夜間泣いて目覚めたときにおっぱいをあげることができません。 思っていた以上につらかったことは、私が長男の泣き声に耐えられず、母乳をあげそうになってしまうことでした。 結局断乳の初日は、夫の抱っこで、泣き疲れて寝るまでに1時間くらいかかりました。途中私が痺れをきらしてそばに行ってしまい、泣き声がやや下火になっていた息子を余計母恋しくさせたようで、結果再びけたたましく泣かせてしまいました。 寝入るスタイルの習慣化は大きかった完全に断乳するまで、息子は泣き疲れて寝つくことがありました。そのたびに「これでいいの……?」と、わが子の泣き声を聞くのをつらく感じて葛藤しました。幸い夫が簡単には挫けない人で、「大丈夫だから」と根気強く抱っこでゆらゆらして寝かしつけてくれていました。すると、回を増すごとに寝入るまでの時間が短くなってきたのです。そのときはおっぱいを諦めて仕方なく眠ったかのようでしたが、次第に私の抱っこでもすんなりと寝られるようになり、夜間に泣いて起きることが減ってきたのです。 ママと子どもが集うママ子会で市の子育て専門スタッフと話すと、「ママはおっぱいのにおいがするからね」と言われました。たしかに乳児のころから、眠いと胸元に頭を埋めてグリグリ擦りつけてくることがありました。ママの抱っこではおっぱいを感じる半面、パパの抱っこではおっぱいのことがあまり気にならなくなるのかなぁと、自分の中では合点がいったように思います。 パパの協力なしでは、私も息子もなかなか落ち着くことができなかっただろうと、とても感謝しています。以降長男は夜間起床が1回に減り、数カ月後には一晩通しで寝られるようになりました。著者:海老原しずく二男の母。結婚を機に退職、地元の広島県を離れ石川県に移住。下の子を家で見ながら妊娠・出産・子育てに関する記事執筆やイラスト、web制作を中心に活動している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月31日母乳育児中は、「おっぱいをあげているときはいくら食べても太らないけど、おっぱいをやめると太るよ〜!」という言葉を周りの先輩ママからたくさん言われました。頭ではわかっていても、授乳中はどんどん体重が減っていたため完全に油断していたところ、断乳後にどんどん体重が増えていって……!? 授乳しているのにおなかがすかない!?妊娠中に8kgほど増えて63kgになった体重は、産後1年ほどで16kg減ってなんと47kgになっていました。授乳をしているとおなかがすくと先輩ママから聞いていましたが、私の場合は妊娠前のほうが仕事のストレスからくる暴飲暴食がひどくて、授乳中はそれほどおなかがすかなかったのです。どんどん体重が減っていったため、周りの友人からは「病気じゃないよね!? 大丈夫?」と言われていました。 1歳2カ月で断乳娘が1歳2カ月になるころ、第二子妊娠のための不妊治療を開始するにあたり、断乳しました。断乳に向けて昼間の授乳回数を少しずつ減らし、いざ断乳をするときには昼間の授乳も夜の授乳もすべて終わりにしたのです。 断乳した後しばらくは授乳をしていた時間が恋しくて、寂しくなったのを覚えています。このころから少しずつ食欲が増し、少量ではあったけれど食事の際にお酒を飲むようにもなりました。 気づいたら10kgも増えている!?断乳後から妊娠前までの体重に戻るのは、あっという間でした。半年後には5kg、1年後には10kgと順調に増えていき、体重増加が止まりません。さすがに元の体重を超えたあたりから「このままじゃヤバい!」と本気で思い始め、欲望のままに食べ過ぎないようにしたり、なるべく歩くようにしたりと気をつけるようになりました。今娘は4歳。いろいろと意識はしたものの努力の甲斐もなく、私の体重はさらに増え、最終的には11kg増えてしまいました……。 授乳でどんどん痩せていき、「少しぐらい太っても大丈夫」と油断していたせいで、体重増加を止めることがなかなかできませんでした。体重だけでなく体脂肪率もかなり増加してしまったので、娘と元気に生活するためにも運動して体を引き締めたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 吉川麻和一児の母。娘の出産を機に仕事を退職し、現在は子どもの成長に合わせた働き方を模索中。不妊治療の経験や子育て経験に基づき執筆中。
2019年07月24日こんにちは!むぎまるです!普段は第一子を妊娠してから始めた、成長記録のイラストをInstagramに投稿しています。全5話でスタートした「我が家の夜間断乳体験記録」。前回の記事はこちら夜間断乳リアル 3日間計画!!〜2・3日目〜こんにちは!むぎまるです!普段は第一子を妊娠してから始めた、成長記録のイラストをInstagramに投稿しています。全5話でスタートした「我が家の夜間断乳体験記録」、今回は「夜間断乳リアル 3日間計画!!ー2・3日目ー」につ[…]これまでは、夜間断乳を成功させるためのリアルな道のりを4話にわたってご紹介してきました。ラストエピソードの第5話では、夜間断乳を経てどんなふうに卒乳できたのかを書きたいと思います。目次 1 1歳でおっぱい卒業“卒乳”するために2 1日の授乳回数を減らす!3 寝かしつけ方法を変える4 実は大変だった入浴中の卒乳5 残すは朝の授乳タイム!6 夜間断乳から始めて正解だった!!1歳でおっぱい卒業“卒乳”するために私は、おっぱいからの卒業を1歳の誕生日と決めていました。生後9ヵ月ごろ、離乳食も1日3食食べるようになり、おっぱいが栄養摂取のメインではなくなってきました。「おっぱい無くても大丈夫かな…」そう思い始めた頃、まずは夜間断乳に挑戦しました。要は、卒乳に向けて一番大変そうな夜の授乳から減らしていこうという作戦です。その格闘が前回までの4話分の内容です…1日の授乳回数を減らす!夜間断乳完了すれば、あとは日中の授乳回数を減らしていくだけでした。突然授乳無しにしたのでは、子供も困惑するだろうし可哀想だなあと思って「もうすぐおっぱいとさよならしようね」って言いながら取り組みました。日中の授乳回数を減らすことは夜ほど大変なことではありませんでした。なぜなら、授乳していたタイミングでなにかおっぱいから気をそらすことをすればいいだけだったから!授乳キッカケでお昼寝に持ち込むのではなく、体力を使って疲れて寝るようにしました。疲れて寝落ち 児童館・公園・水族館・お買い物・お散歩 お友達の家に行って遊ばせるなど様々な手段を使っておっぱいから気をそらせる作戦です。こうして朝起きてからお風呂まで、日中の授乳回数はほぼゼロになりました。寝かしつけ方法を変えるそれまで寝かしつけは授乳でした。おっぱいを飲みながら寝るのが習慣になっていました。しかし、10ヶ月を過ぎた頃から、少しずつ寝かしつけの時におっぱいだけに頼らないようにしました。no!おっぱい 真っ暗な部屋でトントン背中をさすり続ける・絵本・抱っこ・おんぶなど、色々試してみました。我が子の場合、抱っこヒモで縦揺れが一番効果的でした! 家事が残っているときは、抱っこヒモでおんぶしてたら勝手に寝てくれるようにもなりました。抱っこヒモ縦揺れ実は大変だった入浴中の卒乳お風呂に入っていると丸見えのおっぱいに張り付く我が子でした。お風呂入りながらの授乳が癖になっていました。これをやめさせるのがなかなか大変でした。言葉で言ってもなかなか通じなかったので、実行した作戦は…服着てお風呂入れる!でした。ヒートテックでお風呂 服を着てお風呂に入るのは何だか不思議な心地でしたが、おっぱいを隠す手段としては最適でした。その後はカットバンをおっぱいに貼って隠して入りました。そうしているうちに、お風呂でおっぱいを欲しがることは無くなりました。残すは朝の授乳タイム!習慣となっていた朝起きぬけの一杯、朝授乳。朝おっぱいを求める おっぱいからお茶やお水に置き換え、だっこやおんぶで乗り切りました。しかし、授乳回数を徐々に減らしていたとはいえ、朝おっぱいが張って辛いことはよくあったので、無理せず少しずつ取り組みました。どうしてもというときは、授乳時間を短くしてあげることもありました。無理をしなかったお陰で、徐々に授乳を減らすことができ乳腺炎にもならず卒乳することができました!夜間断乳から始めて正解だった!!私の場合、夜間断乳から始めたことは楽に卒乳するには大正解だったと思います。一番大変な時間帯の断乳を一番初めに終えたことで、後々気持ちが楽でした。卒乳後はさらに食欲がアップした娘!外出時も授乳スペースや時間を気にすることがなくなり、活動範囲が広がりました!親子とも夜はぐっすり眠れるし、機嫌も良くていいこと尽くしでした。『授乳』という子供と母親の貴重な時間が無くなることは、少しさみしい気もしますが、これも子供の成長のひとつ。長いスパンで計画的に卒乳することで、親子共々ハッピーな日々を送れるはずです!全5話で我が家の夜間断乳のエピソードを書いてきましたが、これで最終話です。お付き合い頂きありがとうございました! 皆さんの卒乳計画が素敵な思い出エピソードになりますように。●ライター/むぎまる
2019年07月04日家が狭くて物が多かったわが家。妊娠8カ月のころ、このままでは赤ちゃんの生活スペースを確保できないと思い、断捨離を決意しました。断捨離をすることで収納スペースを空けることができ、赤ちゃんの洋服やおむつなどを入れるスペースを確保することができました。 赤ちゃんの寝る場所と収納場所の確保産後すぐに必要なスペースは、赤ちゃんの寝る場所と服やおむつなどの収納場所です。断捨離の前に赤ちゃんの寝る場所を決め、その場所に合わせて収納を考えました。 赤ちゃんの生活スペースがイメージできると、いらない棚やインテリアなど断捨離すべきものが見えてきました。また、赤ちゃんの生活スペースをイメージしたことで、より一層赤ちゃんの物が増える分の断捨離が必要だと感じました。 使う予定のない物は思い切って断捨離!家には、使うかわからないけれどもったいないからと置いてある物が多くありました。赤ちゃんグッズが増える分、多くの物を断捨離したかったため、“今使っている物”、“お気に入りの物”、“いつかは使うから置いている物”の3つに持っている物を分けました。そして、お気に入りの物のなかでも“今後使う予定がない物”、“いつかは使うから置いている物”は断捨離することにしました。 今使っている物とお気に入りの物に絞ることで家がすっきりし、赤ちゃんの生活スペースを確保することができました。 赤ちゃんの成長につれて物が増えた赤ちゃんは夏生まれだったので産後すぐは服も少なく、収納スペースは少なくて済んだのですが、寒くなるにつれて服が増えました。成長につれておもちゃも増え、用意していた収納スペースはあっという間にいっぱいになりました。 断捨離で物を整理していなかったら赤ちゃんの物が収納できず、部屋が散らかってしまっていたと思います。物が少ないとどこに何が収納されているかも分かりやすいので、忙しい育児のなかで物を取り出しやすく助かっています。部屋が整っているので、育児中は時間を取りにくいなと感じていた掃除も、スムーズにおこなうことができます。 産後は初めての育児で、赤ちゃんの世話でいっぱいいっぱいになってしまいました。家に物が少ない状態で育児を始めることができたので、育児で忙しくても整理整頓がしやすく、部屋がきれいな状態でストレスが少なく過ごせました。出産前の断捨離は、産後に自分自身がラクになるためにもしておいてよかったです。著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。
2019年07月04日断乳と卒乳。迷われる方も多いのではないでしょうか?私は、一人目を断乳、二人目が卒乳でした。どちらかがよかったと推しているのではなく、一つの体験談として読んでいただけるとうれしいです。■ワンオペのわが家にあった断乳・卒乳スタイルは?離乳食も進んできて、そろそろ気になってくるのが断乳。よく断乳はとても大変だと聞きます。そりゃ、これまで慣れ親しんだ母乳から離れるのだから、そう簡単にはいかないんだろうと思いますよね。そしてネットなどで先輩ママたちの体験談を探したら…・断乳は夫婦の一大行事。夫が連休のときに行う方がいい・ママだと母乳がもらえると思ってしまうから、断乳中の寝かしつけは夫が引き受けるべし・三日三晩泣いて泣いて…家族全員寝不足を覚悟せよこんな情報を目にしました。しかし…■満面の笑みの娘への最後の授乳は…10ヶ月は少し早いような気がする。12ヶ月だと、おめでたい1歳のお誕生日に、赤ちゃんの心のよりどころ母乳とバイバイするのもかわいそうな気が…。そこで中途半端だけれど、11ヶ月に決定。次の子を妊娠した、働きにでる、病気…といった何か断乳しなければいけない理由はなにもなかったのですが、「1歳前には断乳したほうがいいよ」という母の言葉で断乳することにしました。■授乳は母子ともに幸せな時間だった離乳が進み、日中の授乳は少なかったものの、寝かしつけは毎回授乳頼み。三日ほどは眠れないと覚悟していましたが…。一日目はしばらく泣いて、お茶を飲ませてだっこでゆらゆらしていると、いつしか娘は眠り。少し胸が張るけれど、我慢我慢と、私もそのまま寝ました。夜中も何度か起きたけれど、お茶を飲んで30分ほどゆらゆらしていると少し泣くけど寝付く娘。あれ、案外いけるかも…。お風呂では娘に胸を見せないように、ブラジャーをしたまま入り、日を追うごとに娘の母乳への執着は薄れて2ヶ月、断乳は無事に成功。これまでずっとミルクタンクの役割を担っていたおっぱいはパンパンでつらかった。結果的には、娘の断乳は思っていたほど大変ではなく、案外すんなりと終わってほっとしたやら拍子抜けやら。無事に断乳ができて良かったはずなのに、しっくりこない。胸にぽっかり穴があいたように、さびしい。娘が授乳をとおして栄養と安心を得ていたのと同じく、私も授乳をとおして、癒やしを得ていたようでした。妊娠中に仲良くなった、娘と1ヶ月違いのママ友さんが、私の断乳後も授乳を続けているのをみて、すごくすごくうらやましかったです。幸せそうな母子だけの密着時間。いいなぁ…。■卒乳断乳は「いつまで」に縛られなくていいこうして、次に子どもを授かったときには、「断乳ではなく、自然卒乳を目指そう!」と思っていました。「いつまでも乳離れできないのでは」そんな心配もありましたが、遅かれ早かれ、いずれは離れていってしまうもの。そして子どもは二人の予定のわが家では、これが最後の授乳。そして第二子である息子が自然卒乳したのは、3歳半ごろ。びっくりしますよね…(苦笑)。2歳半ごろにいったん卒乳したかにみえたのですが、何かのタイミングでちょこっと飲んでみたり。そこまで頻度は高くないものの、甘えたいときや眠いときなど、飲みたがったときに飲ませて(とはいっても、このころは飲むというより吸っていただけだと思いますが)いました。さすがに2歳くらいからは人にまだ授乳していることを言うことははばかられたので、“たまにこっそり家で”でした。授乳期間が長かったおかげで(?)甘え上手な息子になりました。断乳と卒乳。いつの時期がいいのか、どっちが正しいのか…。いろんな議論がありますが、正解なんてないと思います。親子の数だけ、やりかたがある。いろいろ考えて、答えを出せるといいですね。自分たち親子のことなのだから、まわりの意見は気にせずに…(ただ実際には、外野はいろいろ言ってきたりしますが…)。自分と子どもが納得した乳離れができますように。そして、それまでの幸せな授乳時間を大切に過ごせますように。
2019年06月14日こんにちは! ちゅいママです。先週は三男の卒乳チャレンジについてのお話を読んでくださりありがとうございました。 前回 は卒乳初日にどのような苦労をしたかという話を中心に書いたので、今回は【卒乳したらどうなったか】について書きたいと思います。結論から先に言いますと、三男、無事に卒乳できました。パフパフパフーー!!しかもわりとあっけなく。 当初はすっごい苦労したような感覚でしたが、終わってみれば初日は2時間格闘して、2日目は1時間格闘しただけでした。 初日は泣いて悲しむ姿に「もう少し先延ばしにしようかな」と心が揺らぎましたが、なんと…!!3日目から添い寝で寝られるようになったんです!!(快挙) 1週間ぐらいは大変なんじゃないかと覚悟していたのですが、たった2日ですんなり寝るようになるという結果に。想像以上に早かったです。 というのも、ひとつ工夫したことがありまして。 寝る場所を変えてみたんです。 今までは2階の寝室で寝ていたのですが、夜中にお茶を飲ませたり、お茶がこぼれてタオルを取りに行ったり、泣く三男を1階に連れていって気分転換させたりするのが面倒だったので、1階の和室にお布団を敷いて寝るようにしてみたら、これがまぁ~~楽で!! 2階建てのおうちを建てたもののほとんど1階しか使っていないっていう声をよく聞きますが、どうしても子どもが小さいと生活の中心が1階になりますよね。 和室はオモチャ部屋になっているのですが、オモチャ部屋で寝るようにしたら2人の兄たちも添い寝しなくても寝てくれるようになったんです(私がリビングで片づけをしていても気配を感じるので安心するようです)。三男はまだ寝る時間(20時半)になったからといってすぐに寝られるリズムが出来上がっていないので、本人が疲れて眠くなるまでひたすら遊ばせておきます。 豆電球をつけておくと、お兄ちゃんたちが寝てる周りで三男が一1人で遊び続けているというシュールな状況ですが、これもオモチャ部屋だからできるワザ。 ひとしきり暗闇で遊んでようやく眠くなってきた頃に、担いでお布団に入れて添い寝をすると5分ぐらい泣いて… 寝ます(バンザイ!) 私の気配がないと時々目を覚まして起きますが、それでも添い寝さえしていればまた寝ます。ほんっっっとに楽になりました(涙)(私の場合、授乳を卒業した寂しさよりも、よく頑張った! という解放感・達成感の方が勝っていました)■夜中の授乳がなくなると私のコレが変わった夜中の授乳がなくなって何がいちばん違うかというと、朝の目覚めです。 当たり前ですけど、全っ……然!! 違います!! 今までは夜通し1時間置きに起こされてずーーっとおっぱいを吸われたまま寝ていたので朝起きた瞬間から疲れていて、肩がとにかく凝っていたのですが、まとめて寝られるようになるとスッキリ感が全然違います。あと、夜、子ども達と一緒に寝落ちしてしまうことが少なくなったので、夜の自由時間も確保できるようになりました。 溜まった食器を洗ったり(こんなこともしょっちゅう泣くので全然できませんでした)、テレビを見たり、おやつを食べたり…あぁ幸せ。洋服も授乳しやすさ目線で選ばなくて済むようになりましたし、お出かけ先でちょっと授乳タイム…なんてこともなくなりました。 それになにより卒乳したことで三男の情緒が逆に安定して、1日中朗らかに過ごすようになりました(それまではおっぱいが飲みたくてグズったり、なんだかムシャクシャしていました)。 この1週間で大きく階段を駆けあがった気がします。 1年間、朝も夜も関係なしに24時間母乳育児してきたけれど、それもこれでおしまい。 これにて私の母乳ライフも終了です!! よく頑張りました私。 卒乳して情緒が安定した他に、三男にもうひとつ変化がありました。■情緒安定の他、卒乳して三男が変わったこととは…?三男、とにかくよく食べます。 めっちゃくちゃ食べます。 朝から大量に食べて、朝しっかり食べたくせに昼もしっかり食べ、夜ももちろんたくさん食べる。 2番目のお兄ちゃんとさほど変わらないんじゃないかっていうぐらいよく食べます(誰よりも先に席について誰よりも後に席を立つ(笑))。 誰かが何かを食べていたらすかさず寄って行って「くれくれ!」ですし、そもそも食べ物をかぎ分けるセンサーが鋭いので、こちらもおちおち間食できません。今まで乳に注いていた愛情が、全部食べ物に注がれてしまったようです。 この小さなおなかによく入りきるもんだと感心しますが、実際入りきれていません。 入りきらないとなると、こうなりますよね…。1日5・6回うんち。 ところてんのように食べたら出てきます。 食べたら出す、健康でなによりなんですが…文句言っちゃいけないんですが…正直面倒な時もあります(笑)出かける用意がやっとできて、さぁぁ家を出よう! ってなった時に ぷぅ~~~~~ん…… 片付けが終わってさぁ一息つこう! って思った時に ぷぅ~~~~ん…… 夜寝かせようとお布団に入ったらぷぅ~~~ん…… 乳との戦いが終わったと思ったら今度は便との戦いが始まりました(笑)ガッツ。
2019年06月11日卒乳・断乳エピソードということで、うちの双子の娘たちはいつ辞めたかなと思い出してみました。わたしのおっぱいは最初こそ牛のようにたくさん出ていたんだけど、みるみるしぼんでいき、3カ月頃にミルクと母乳の混合になり、6カ月頃にはほぼ完全ミルクになりました。とにかく離乳食作りが億劫(おっくう)だったので、娘たちが飲んでくれる限り少しでもミルク期間が長いといいなと思っていました。食べムラのある離乳食より、確実に飲んでくれるミルクに全信頼をよせていた私。双子育児だし、まわりのママさんたちも「飲ませたいだけ飲ます」と言っていたので、卒乳なんて考えたことがありませんでした。ところがある日、事件がおきた!■さようなら、ミルク…それはある日、突然にとにかく、上から下から大変だったのですが、それが回復してきた頃…。そろそろ大丈夫かなと思ってミルクを飲ませたら、大丈夫じゃなかった…!! ミルクを全部、布団やら畳やらにぶちまけられました。これが娘たちのトラウマになったのか、これ以降、哺乳瓶をイヤがるようになり、娘たちはあっけなく卒乳したのでした。長くミルクを続けたいと思っていたわりには、1歳前後、一般的にちょうど「卒乳考えようかなー」と思い始める時期にロタ。そこから哺乳瓶拒否になり、「もうこれは神様がやめろと言ってるんだな」と仕方なく腹をくくりました。離乳食を与えはじめていたものの、ロタにかかってなかったらミルクの辞め時が分からず、ずーっとあげていたかもしれない…と思うと、これでよかったのかもなと今は思います。■夢遊病!? 寝たままお茶をゴクゴク…深夜にお茶を求める娘たち夜、このマグを枕元に置いておくと、娘たちが夢遊病のように、深夜勝手に飲むという現象が起こりました。実は、いまだに続いています深夜、勝手に起きてお茶を飲む習慣がついてしまいました。あんな暗い中よく飲めるな…って思うんだけど、本人たちは無意識らしく、飲んだ記憶はないとのこと。むしろ親のほうがびっくりします(急にむくっと起きるから!)。保育園の頃は、私がほぼ毎日お茶を準備していたけど、今は娘たちが「今日はお茶があったほうがいいな」「今日はなくてもいいな」と自分で判断して準備しています。「クセがついてしまって大変」というわけではないけれど、正直ここまで続くとは思いませんでした。子どもは夜寝ているときもたくさん汗をかくし、無意識にでも自分で水分補給しているのかな? と思うとある意味賢いのかな?私は夜に水分をとろうものなら絶対トイレに目覚めてしまうので、好きなだけ飲める娘たちがうらやましいです(笑)。
2019年06月10日ウーマンエキサイト読者の皆様、こんにちは。koyomeです。長女ムスメが1歳になった頃、離乳食はあまり食べず、まだまだ母乳メインでした。夜の授乳の間隔もなかなか開かず、精神的にも肉体的にもきつかったことを覚えています。想像以上にきつかったムスメの夜間断乳。もちろん、結果的に良く眠るようになったし、離乳食を食べる量が増えたりと、決行後のメリットもたくさんあったのですが、あまりの壮絶さがトラウマになり、次女が産まれたとき、すでに頭の中に断乳への恐怖が浮かんだんですよね…それを産後の入院中に助産師さんに相談して笑われた記憶があります。「気が早すぎる!」って。そして、次女も断乳の時期を迎えたのですが…い…いつのまにか終わってました。離乳食を開始する前から、長女ムスメが食べる食事に興味津々だった次女オコメ。いざ離乳食を始めたら食べる食べる! いつのまにか母乳を欲しがらなくなり、母乳が出なくなり、ミルクを足しても全然欲しがらなくなりました。なので、正直いつ断乳したか、正確な日にちは分かりません。最後の記憶は「あ、昨日の授乳が最後だったかも…」です。…私にとっても最後の授乳だったわけで、もう少し意識しておきたかったなぁと。こんな感じで、断乳も子どもの個性が出るんだな、と思った話でした。まぁあんなに離乳食を食べてくれたオコメも、今は立派な小食偏食大魔王になっていますけどね…!
2019年06月09日こんにちは! ちゅいママです。 先日友人と卒乳した時の話になったもので、今日は我が家の三男の卒乳にチャレンジした初日の話を書きたいと思います。 当時の記録が残っていますのでそちらを振り返りながら書いていきますね。 卒乳を決意したのは彼が1歳1か月になった頃でした。 添い乳で寝かせていたのですが、あまりにもコマ切れ睡眠で30分~1時間おきに泣くので、私が全く寝た気がせず疲労困憊状態だったので思い切って卒乳を決めました。 ■三男の卒乳チャレンジ!この日三男は卒乳、初めての夜を迎えようとしていました。三男にとっては初めての卒乳ですが、私にとっては三度目の卒乳チャレンジです。 昼間はおっぱいを飲まずに過ごせていましたし、この日はたっぷり遊ばせて体力も使っていたので、夜ももしかしたらスムーズにいくんじゃないかな? って気がしていました。 現に21時に寝かしつけた時には、夫の寝かしつけで寝る事ができました~~!! すごい! 意外とあっさり寝ましたね!! 今までは常に寝かしつけは私の役目だったんですもの。それが夫の抱っこで寝れるようになっただなんて…しかもコテンと寝ただなんて、幸先いいスタートを切りました。 もしかしたらこのまま朝まで寝るんじゃないの? …と淡い期待を抱いていましたが、そんな一筋縄ではいきません。午前0時。 ボーンボーンボーン……。 起きました…。しかもおもいっきり泣いてます。 だけども、聞いてください!!21時から24時まで3時間続けて寝られただけでも、この子からしたらすごい事なんです! 快挙!! さぁ~~ここからが勝負。 今まで泣けばすぐにおっぱいをくわえさせて寝かせていたんですもの。おっぱいがないとなると、どうやって寝かせたらいいのやら。 ■そして、作成開始!まずは作戦その1!【「牛乳あるよ」作戦~~~!!!!】 さっそく枕元に置いておいた牛乳をあげてみました。 1歳を過ぎて牛乳が解禁になったので、少しでもおっぱいに風味の近い牛乳でも飲んで心静めるがよいわ!! と思ったけど、 あぁぁぁっ!! 隊長ーーー!!失敗しましたーーー!! 全力で牛乳を投げ捨てられ、むなしく床に転げ落ちましたーーー!! よしっ! ならば次!! 牛乳がダメなら王道で【抱っこ作戦!】 鉄則です! 抱っこでゆらゆら。だいぶ長い間ゆらゆらし続けました。 でも…まったく泣き止む気配がしません。泣き止むどころかむしろますますひどくなるばかり…ど…どないしよ。 こうなったら最終作戦に切り替えます!! その名も、 【大好物で気分転換しましょ作戦~~~!!!!】 三男を抱っこして1階に降りていき、台所へ連れていき、お茶を飲ませてイチゴを与えてみました。 夜中の12時過ぎにイチゴ。 いいーーんです!! 夜中にイチゴを食べさせていいなんて、どこのマニュアルにも載ってないけれどそんなことはどうでもいいんです!一度泣き止んで心落ち着けてくれるのなら夜中にイチゴを食おうが何食おうがかまいません。そんな境地です。 大好きなイチゴを食べる事ができて本人大変ご満悦。 暗闇でイチゴを食べながら(寝室に戻ってきました)、傍らにはお茶だの牛乳だの一式広げて、食べて飲んで雄たけびあげて、 宴が始まってしまいました。 ドンチャンドンチャン。ひねりつぶされたイチゴの汁で床がべちゃべちゃです…。 イチゴの宴で超ご機嫌になったものの時刻は深夜1時です。さぁ…どうしましょう。ここからどうやって寝かせばいいんでしょうか(笑) さらに困った事に思いがけない事が起こったんです。 最初の抱っこの大泣きの時点で、お兄ちゃん(長男)が起きちゃったんですー!! いつもはどんなに泣いても気づかずに寝ているはずの長男が、この日に限って泣き声に反応して目が覚めてしまったらしく、しかも弟が泣いているのを聞いて長男の方が泣き出してしまったんです。なぜ~~~!!いや…なんで長男が泣くのよぉ~~~。 やはり子どもなりに異変を感じとったのでしょうか。三男がおっぱいをもらえず泣いている姿をみてかわいそうになったんでしょうね。 「おっぱいあげてよぉ~~…あげてよぉ~~~」って言いながらシクシク泣き始めてしまいました。 優しい心なのは素晴らしいのですが、まさかこんな事態になるとは思っておらず、兄弟のあるなしによっても断乳事情が変わってくるんだな~と実感しました。 子ども1人ならその子だけに集中してあげられるけど、他に兄弟がいると他のメンバーが予想外の行動を起こしてくるんですね。 しかも長男だけじゃなくて、なんと次男までもが!!ふと目を覚まして「ママーーー!」だの「パパーーー!!」だの喋りかけてきて… わーーん! ナニコレ! 全員起きてる!! しかも全員泣いてる!! 最悪な状況に陥ってしまいました。 この状況を打破するためにイチゴの宴を開催したのですが、宴が終わったあと寝かせようとするとものすごく泣いてしまうので、さっさと白旗をあげて、三男には好きなように遊んでもらいました。夜中にパソコンのキーボードをたたいて、 大はしゃぎで遊んでいます…。 バンバンバン!!ダシダシダシ!ベンベンガンガン!! そんなに叩いちゃキーボード壊れちゃうかもしれないけれど、この際もういいや…。 キーボードが壊れてもいいのでとにかく三男に泣いてほしくなかったんです。泣く事で上の2人がさらにややこしくなるので。 結局長男はそのまま目が覚めてしまったままです(しかもまだ泣いてる)。 これは一体いつになったら寝られるんだろうかと少々不安になりつつも、しばらく遊んで気が済んだ三男がトコトコと私の元へとやってきました。どうやら眠いのは眠いようです。 そりゃそうですよ。お昼寝も1回しかしていないし、夜だってまだ3時間しか寝てないんですから。 目がとろーんとしておててもぬくぬく。寝たいのは寝たいんだろうけど、おっぱいがないと寝られないんですよねぇぇぇーーー。 ■本番スタート…!ここからが大変でした…!! 泣いて泣いて、布団の上を転げ回って大号泣です!! 最初は「どうしてくれないんだーー!」と怒っているような泣き方でしたが、そのうち悲しそうな泣き声にかわってきてしまいました。 私もずーーーーーっと体をさすったり、声をかけたり、子守歌を歌ったり、呼吸を合わせたり、足を撫でたりと、あの手この手で落ち着かせようとしたんですが、こんな事で寝るような男ではありません(超しつこい)。 ずっと泣き続ける三男に集中してあげたくても、ご近所迷惑も気になりますし…。夜中に赤ん坊の泣き声が1時間も2時間も続くとなると苦情でも来てしまうんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていました。 そしてなによりとても悲しそうに泣いて、それでもおっぱいを求めてくる三男を目の当たりにして いっそのこともう与えてしまおうかと心揺らぎました。 何度心折れそうになったことか!! こんなに泣いてるんだもん。もう少し先延ばしにしてもいいかな。寝不足だって私が我慢すればいいことなんだし。 そう何度も思いました。でもここでやめたら、今までの1時間半が何のために泣いてたのか分からなくなるし、余計にかわいそうですもんね。 三男も辛抱。私も辛抱。 こうなったら2人の我慢くらべです。 お布団の上をゴロゴロ転がりながら泣きじゃくりながらも、最終的には眠気の方が勝ったようで泣き寝入りしてくれました…ホッ…。 かなり泣いたような気がしたけれど時刻を見たら深夜2時。 大号泣していたのはせいぜい30分か40分といったところでしょうか。 でも泣き声って体感ではものすごく長く感じるんですよね。。 0時から2時までのちょうど2時間。あの手この手で格闘しましたが、なんとか寝てくれました!!! はぁぁぁ~~~~!!!! かわいそうだったけれど、これも大事なステップのひとつ!! このあともう1回起きたりするかな? と不安に思っていたのですが、どうやらそのあとは4時間連続で寝続けて6時に起きました!! 記憶が定かではないのですがふと見た時にはひとりでガチャガチャ遊んでたので(こんなの初めて)、泣かずに6時には起きていたらしいです。 成長したぁぁぁ~~~!!!! 少々手こずりましたが、まぁこんなもんでしょ! 着実に成長の階段一段あがりましたとさ!! ■あれから4年…こうして読み返してみるとまるで昨日のことかのように思い出されます。現在三男は5歳。大きくなりましたねぇ…。
2019年06月03日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。今回は断乳時の思い出をお話ししたいと思います。色々と考えるところあって私が断乳を決めたのは息子・きゃん太が1歳4ヶ月のころ。授乳回数は多い方だったので不安ながらも挑んだ断乳でしたが、三日目くらいでパタリと母乳を欲しがらなくなり、拍子抜けするほどアッサリと成功してしまいました。そして本当の試練はむしろこれからだったのです…。■恐怖の乳腺炎息子がオッパイなしでもすっかりご機嫌で過ごす一方で、私はガチガチに張ったオッパイに対処せねばなりませんでした。日に何度か、行き場をなくした母乳を一人風呂場でしぼり出してはその絵ヅラの情けなさにうちひしがれていました。そのうちオッパイに激痛が走るようになり、発熱までする始末。そう、乳腺炎を引き起こしてしまったのです。解熱鎮痛剤でどうにか乗り切りましたが、断乳とはこんなにつらいものなのかと涙が出てしまいました…。■1回約4,000円のマッサージ乳腺炎を引き起こし、自己処理に限界を感じた私。うまくしぼれないとしこりが残るなどして、乳がん発見の妨げになることもあると知り、近所の産婦人科の母乳外来の断乳後ケアに通うことに決めました。助産師さんによるオッパイマッサージ、一回4000円弱。出費もオッパイも痛いですが背に腹は代えられません。乳をしぼられながら和やかにエ●ザイルの話をする。人生でこんなシチュエーションが訪れようとは予想もできませんでした。女に生まれるとこうした摩訶不思議な状況にたびたび遭遇するものだなとつくづく思います。■課せられる制限母乳を徐々に作られなくしていくため、助産師さんからの指導でいろいろな制限が課せられることになりました。妊娠中も色々と我慢してきたのに、また制限か…とゲンナリしましたが仕方ありません。四六時中冷やしっぱなしのオッパイからは冷気が漂っていました。■そして変わり果てた姿にこうした制限と数回の通院を経て、私のオッパイは徐々に母乳が作られない状態に戻っていきました。そしてふと裸で鏡を見てみると…そこに映っていたのは変わり果てた私のオッパイでした。妊娠前に戻るどころか、そのさらに2カップはサイズダウンしたのではと思われる、貧相にしぼみきった乳…。病めるときも健やかなるときも、一緒に頑張って(?)きた私のオッパイ。こんなに痩せちゃって…!どうしたの?雰囲気変わったじゃん!(泣)妊娠、出産で自分の体が変わっていくことは経験してきましたが、この時のショックは想像以上に大きいものでした。夫からの同情が余計に哀しい…。「同情するなら乳をくれ。金でもいい。」そう言いたい気持ちになりました。その後、サイズは少し戻りましたが確実に妊娠前より小さくなったままです。息子がオッパイを卒業した一抹の寂しさと乳腺炎の痛み、そして変わり果ててしまったオッパイ…。断乳は私にとってほろ苦い思い出なのでした。
2019年05月30日タイミングを見失った娘の授乳事情と泥沼化した卒乳の体験談です。長男の場合。「離乳食が始まると昼間の授乳は少しずつ減り、1歳になるころにはおやすみ前の1回のみ。次第に、それがなくともスゥーっと寝入ることが増え自然と卒乳…」と、まるで育児書の一例のような卒乳でした。しかし、その後一度だけ夜におっぱいを欲しがって泣いたときに、オッパイを飲ませず、抱っこやおなかポンポンでムリヤリ(?)寝かしつけてしまったことがありました。「本人のペースを無視してしまったかな」「無理強いしてしまったかな」と、ちょっぴり後悔が残りました。■娘への負い目で卒乳タイミングを見失うそんなわけで娘の授乳は「とことん付き合う!」に作戦変更。これは当然、息子同様「娘も1歳前には授乳回数が減るだろう」というのが前提だったのですが、とんだ目論見違いでした。上の子がいると、生活リズムはどうしても上の子中心になりがち。下の子はベビーベッドでゆったりしてもいられず、上の子につき合って抱っことおんぶでアクティブに過ごし、その間、下の子ができる主張はオッパイのみ…。そのせいか、上の子以上にオッパイへの執着が強くなったような気がします。夜は、静かに寝てほしい一心で、ちょっとでもグズったら下の子にはオッパイを飲ませるという日々。気がつけば1歳を過ぎてもなお、夜中の頻回授乳が続いている泥沼状態…。夜の授乳も夜泣きも、2回目となれば多少は「ゴールが見えているからがんばれる」はずだったのに、2歳近くなってもまだ終わらないとなると、ゴールなんて完全に行方不明。とっくに通り過ぎているのに、コースを飛び出して意地になって市中を走り回っている感じです。■「卒乳は本人のタイミングで」にこだわりすぎかも…!?「卒乳は本人のタイミングで」「とことん付き合う」にこだわりすぎて、娘も私も終わらせ方がわからず惰性で「飲み・飲ませ」ているのではないか?さらに授乳に関して、「息子のときこうだった」から「娘もこうだろう」と決めつけていないか? と、このころ、ようやく気がつきました。そして夜中に何度も起きていては私はもちろん娘も寝不足になってしまうのでは? という心配もあります。そんなわけで娘の場合、2歳を過ぎてようやく本腰をいれて卒乳にいどみました。2歳ともなると、こちらの言葉への理解もどんどん進み、おしゃべりも上手になると同時に主張も激しくなってくるころ。とりあえず声かけから始めてみるも、イヤイヤ期に突入しつつある娘の答えは当然…。■イヤイヤ期の卒乳作戦に、禁じ手を出してしまったこうなってはお互い引くに引けません。子守唄やおなか・背中ポンポン、絵本の読み聞かせ、その他いろいろ育児書に記載されているような方法は一とおりやりつくした上で、正攻法の説得に応じないなら…最後の手段です。コレだけは使いたくなかった…しかしお互いの良質な睡眠のため、背に腹は代えられません! あの人の力を借りるしかない…。ひと言です。「ウソっこ赤ちゃんどこだどこだオバケ(長い)」なぞのこの人の登場をにおわせるひと言で、長かった娘の卒乳(授乳)は完了しました。私の場合ですが、普段は脅かしたり恐怖心を与えるような接し方はしたくないと考えており、オバケや鬼を引き合いに出すことはありません。なので「オバケ」と言ったところで、娘に響くどうかかわかりませんでした。でも、何やら得体の知れない雰囲気を感じ取ったらしく、聞くや否やバッとオッパイから顔を離し布団にもぐりこみました。私にとっては禁じ手の「オバケ」を、言い聞かせるのに使ったのはこのときが初めてです(そして最後の手段です)。それからは「オバケ」の件には触れず、布団に入ってギュッと抱くように体を密着させるとスゥ~と寝るようになりました。「オバケを登場させてまで無理やりに授乳を終わらせた」と言えなくはないですが、娘の様子見るに授乳については「大・満・足!」で、私は私で「やり切った感」がありこれはこれで良しとします。途中、体力と睡眠時間を削る泥沼状態があったものの、「卒乳」は誰が何と言おうと結果オーライ大成功です。
2019年05月28日ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル
両手に男児