夫婦の一方だけが働いている家庭であれば、必然的に育児の役割はもう一方に任されるようになるでしょう。しかし、経済的な事情により共働きを選択する夫婦も増えています。とはいえ「子育ては女性がするものだ」というイメージもいまだ根強く、 フルタイムで働きながら育児の負担も抱える妻も少なくないのではないでしょうか。そこで、共働き世帯のみなさんに「夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?・1位:妻が8割以上……58%(170人)・2位:妻が6〜7割……17%(51人)・3位:夫は育児をしない……11%(31人)・4位:夫婦で五分五分……9%(27人)・5位:夫が6〜7割……3%(9人)・6位:妻は育児をしない……1%(4人)・7位:夫が8割以上……1%(2人)※有効回答者数:294人/集計期間:2016年7月8日〜2016年7月11日(パピマミ調べ)●9割近い世帯で妻の負担が大きい『結婚してすぐ、私が家のことをやりすぎたのがいけないと思うんですけど、育児も私がやって当然という雰囲気はありますね。言えば夫もやってくれるけど、基本的には全て私です』(30代女性/編集者)『二人とも働いているから育児もきちんと分担するのがいいとは分かってるんだけど、残業がない妻に甘えてしまっています』(30代男性/営業職)およそ9割近くの共働き世帯で、妻の育児負担が大きいという結果となりました。女性の負担の方が大きいという予想はしていたものの、ここまではっきりと差がでるとは思いませんでした。夫がまったく育児をしないという家庭も1割以上いて、男性の育児参加がおろそかになっている ことが浮き彫りとなる結果に……。「旦那が出てくるのは子どもと遊ぶときだけ」「叱るのは私だから育児をしていない夫の方が好かれる」といった不満もあるようです。●五分五分という回答は9%『お互いフルタイムで働いていて勤務時間もほとんど一緒。育児に関して明確に役割分担しているわけじゃないけど、片方にばかり負担がかからないようには意識しています』(20代女性/アパレル)『最初は何にもやってくれない旦那だったんだけど、ひとつひとつやり方を教えて教育しました(笑)。それぞれ得意不得意があるけど、全体的には均等な負担になっていると思いますよ』(30代女性/飲食店)共働きとはいえ、勤務時間などそれぞれの働き方には違いがあるでしょう。残業が多いようであれば、もう一方が育児の負担を多くするというのは自然なことです。しかし、わずかではあるものの、できるだけお互いの負担を均等にし不満を持たないように工夫する世帯も見られました。家事と違い子どもと触れ合う育児は、男性の取り組む意欲も高くなりやすい と言えるのかもしれません。●夫の負担が大きい世帯はほとんど見られず『うちは夫の方が子どもの教育に熱心で、育児に関してはまかせっきりと言ってもいいかもしれません。その分、料理や掃除などの家事は私がしっかりとやっていますよ』(20代女性/事務職)夫の方が育児負担が大きいとした世帯はわずか5%。それも、家事は妻に任せつつ子育て部分のみ負担を大きくするというところも多いようで、“家庭での仕事”と考えるとトータルでの負担はやはり女性の方が大きい と言えるのかもしれません。育児に興味のない夫も問題ですが、育児に力を入れていることを振りかざしてそれ以外の部分をおろそかにすると妻の不満を買ってしまうこともあるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?「俺は働いているんだ!」という言い訳が使えないぶん、男性の逃げ場は少ない はずですが、それでも妻側の負担が圧倒的に大きい様子。「公平な負担で」と考えれば、同じ仕事量になるように分担するのがいいかもしれませんが、子どもがからむだけに役割分担することが有効なこともあります。まずは話し合うところから、お互いに不満を感じないような育児分担を目指してほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?()●文/パピマミ編集部
2016年07月12日こんにちは、栗生です。便利なモノやサービスが溢れかえる21世紀の日本に住んでいて、不便は特に感じずに過ごしてきました。妊娠・出産を経験するまでは…。赤ちゃんのいる生活では、それまで培ってきた経験や知識では対応しきれないことが出てきます。赤ちゃんのことについては、自分なりに調べたり、専門家や子育ての先輩方に話を聞いたりすることで知識を蓄積することができますが、それでも自分の体のつらさやお世話にまつわる小さな不便は、積もり積もって大きなストレスとなりかねません。産んでみなければわからないつらさ、大変さ。それを軽減してくれる育児グッズは本当にありがたい存在です。私が特にそれを実感したのは、初めて授乳クッションを使ったときでした。授乳クッションとは、半円形のクッションを胴の周りに装着し、その上に赤ちゃんを乗せて授乳する、定番の育児グッズです。出産するまではその存在も知りませんでしたが、産院でこれを使わせてもらったところ、コリにこっていた背中や肩が楽になり、授乳がものすごく快適に。産後間も無く疲れ切っていたこともあって、「これぞ人類の叡智! 開発者の人、ありがとう!」と大感謝した記憶があります。育児グッズの進化は日進月歩。これからも、育児を助けてくれるグッズやサービスがどんどん開発されますように。今日のかるた「らくちんグッズで親回復」
2016年07月06日女性の社会進出が当たり前になっている今、家事や育児はもはや女性だけの仕事ではなくなりつつあります。それに伴って世間では“イクメン”と呼ばれる男性たちが増加しており、芸能人でもSNSやブログで自身のイクメンぶりを披露している人をよく見かけますね。「育児に参加する男性ってステキ!」と、女性たちからもてはやされるイクメンですが、実際のところは“外面”がいいだけという男性もいるようで……。そこで今回は、そんな夫たちの“イクメン気取り”にイライラしているママの声を集めてみました!先輩ママたちが経験した“夫のイクメン気取りあるある”、共感できますか?●夫の“イクメン気取り”にイライラしたエピソード4つ●(1)義実家ではイクメンぶる『普段は全然育児を手伝わないくせに、私の実家に来たときだけイクメンぶるのが本当にイラつく。うちの両親はそれに騙されて「いい男掴まえたね」とか言ってくるけど苦笑いしかできない。普段からやれよ』(32歳女性/2歳男児のママ)“仮面イクメン”の特徴の一つに、“外面がいい”というものがありますが、自宅では育児放棄してるクセに外ではイクメンぶる感じは見てて薄ら寒いですよね。「普段は育児しないのにね〜」とか言ってやりたくなります。というか、人前でだけイクメンぶってる男は大概あなたのことを“ナメて”ます ので、一度ガツンと言って恥をかかせた方がいいかもしれません。人によっては普段から育児に参加するようになるかもしれませんよ。●(2)「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる『ウチの旦那はたまにしか育児しないくせに、ご飯や寝かしつけがスムーズにいったら「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる。数回うまくいったからって何?って感じ 。こちとら何百回何千回ってやっとるわ!』(28歳女性/1歳女児、3歳男児のママ)これもあるあるですね〜。たまに気まぐれで育児に参加して、少しでもうまくいったら「俺の方がうまい」とか言ってくる感じ。完全にビギナーズラックですし、日頃から子どもと接しているママよりもうまいはずはありません。本来なら「んなわけねーだろボケ!」と言い返したいところですが、夫を本当にイクメンにするためには“褒める”ことが何よりも大切なので、「そうかもね」とか適当に相づち打つしかないところも歯がゆいです。●(3)汚れ仕事は絶対にやらない『自称イクメンな夫。たしかに休日は子どもと公園に出かけたり遊んだりしてくれますが、おむつ替えだけは絶対やりません。理由は「汚いから」 。育児をナメるなよ!って言ってやりたいです』(35歳女性/0歳男児、2歳男児のママ)育児の楽しい面だけ味わって、面倒なことは全てママ任せというパパも多いですね。仕事から帰ってくるなり子どもを起こし、気が済むまで遊んだら泣いている子どもをママへパスして自分は寝る、という黄金パターンもこれに当てはまりますが、疲れが極限に達しているときにこれをされると、○してやりたい気持ちに襲われますよね。イクメンと名乗る以上、楽しいことも面倒なことも合わせて引き受けて欲しい ものです。●(4)イクメンぶりを“盛る”『夫は普段育児をしないくせに、ブログやSNSでは頻繁に子どもの画像を上げます。この前も、「今日は一日公園で遊びました」などとイクメンアピールをしていました。いやお前、20分で心折れて帰ってきただろ』(27歳女性/3歳男児のママ)こういう話、多いですよね。正直、芸能人でもブログやSNSで“イクメンアピール”している人の一部は“仮面イクメン”なんじゃないかと思っています。男性は見栄を張りたい動物なので多少“盛る”のは仕方ないのかもしれませんが、あまりにも盛りすぎるとそれは“ウソ”になるんだ ということを知って欲しいですね。あと純粋に“盛るのはダサい”ということにも留意してほしいものです。----------いかがでしたか?育児を手伝ってくれるのはとてもありがたいことですが、中途半端な“イクメン気取り”は逆に癪に障るのでやめてほしいですね。とはいえ、夫を完璧な“イクメン”にできるかどうかは、ママの腕にかかっています。『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』の精神を大事に、夫を育てていきたいですね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月22日こんにちは、保育士でライターのyossyです。「おむつなし育児」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか。自然派の育児を好む人は知っているかもしれません。でも、「おむつなし」という言葉から連想して、「全くおむつを使わない育児なのかな?」と誤解している人もいるようです。ここでは、おむつなし育児に関して誤解しやすい部分を、Q&A形式で解説していきましょう。●(1)ずっとおむつをしない育児なの?実際には、おむつを使っている人が多いようです。おむつなし育児は、「おむつをしない育児」ではなく、『なるべくおむつの外(オマルやトイレ等)でオシッコ/ウンチをさせる育児』(おむつなし育児研究所による定義)です。おむつなし育児の目的は、赤ちゃんが本来持っている自然な排泄欲を満たしてあげること 。保護者が、赤ちゃんが「排泄しそう」というタイミングを察知して、おむつを外して排泄してもらいます。これにより、・赤ちゃんとコミュニケーションがとりやすくなる・赤ちゃんの排泄欲が満たされてご機嫌になりやすい・排泄量が増えたり、おむつかぶれが改善されたりすることもある・紙おむつのゴミや布おむつの洗濯が減ってエコといったメリットがあると言われています。●(2)ホーローおまるを用意しなきゃダメ?おむつなし育児を実践している人のあいだで、ホーロー製のおまるが人気のようです。そのため、「ホーローおまるを購入しなければいけないのでは」と思っている人もいるかもしれません。確かに、ホーローおまるは見た目もおしゃれで、汚れも落ちやすいというメリットがあります。でも、重要なのは「おむつ以外の場所で排泄する」 ということ。続けられるわからないうちは何も用意しなくてもOKです。おまる以外にも、トイレや風呂場、使わなくなった適当な容器などで排泄するという方法もあります。●(3)トイレトレーニングにつながる?「おむつなし育児=トイレトレーニング」と思っている人もいますが、おむつなし育児の目的は、あくまで排泄欲を満たしてあげること。「おむつを早くはずすこと」ではありません。でも、おむつなし育児をすることで、・親が赤ちゃんの「排泄したい」というサインを読み取れるようになる・赤ちゃんがおむつ以外の場所に排泄する気持ちよさを覚えるといった効果が期待できます。それにより、結果的にトイレトレーニングが早く終わるケースもあるようです。●(4)赤ちゃんに無理をさせるのでは?なかには、「小さいうちから無理をさせて、赤ちゃんがかわいそう」という意見を持つ人もいるようです。でも、決して赤ちゃんに無理をさせようとしているわけではありません。大人だってそうなのですから、赤ちゃんもおむつにおしっこやうんちがついていたら、当然気分が悪いですよね。その不快感で泣くことも多いものです。ですから、事前に排泄したいという気持ちを察知しておむつを外してあげれば、気分がよくなるはず。ただし、親が「絶対におむつ以外でさせなくては!」と強く思いすぎてしまうのは考え物です。うまくいかずに赤ちゃんにつらくあたってしまったり、イライラしてしまったりして、結果的に赤ちゃんにストレスがかかる可能性もあります。はじめはうまくいかなくて当然なので、無理せずに気持ちを楽にして挑戦したいですね。----------何かと誤解されやすいおむつなし育児。でも、実は今日からでも気軽にはじめることができます。興味があれば、赤ちゃんを観察してチャレンジしてみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・おむつなし育児ってなに? | おむつなし育児研究所()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年06月11日妊娠中から少しずつ親になっていくママと違い、突然目の前に現れた小さな我が子に、戸惑う「新米パパ」は多いようです。「接し方がわからないから…」と、我が子と距離を置いてしまうパパも少なくありません。しかし、そんな新米パパに対して、「もっと育児に参加してよ!」と強制したり、「何やってんの!」と失敗を責めたりするのは逆効果。かえって育児から遠ざけてしまうかもしれません。そこで今回は、ママたちの体験談をもとに、新米パパに育児参加してもらうためのコツについて考えてみたいと思います。■「見ておくよ」って言ったのに…「ショッピングモールで夫が『俺が子ども見とくよ』と言ってくれたので、私は一人で買い物へ。待ち合わせ場所のキッズコーナーに行ってみると、夫はベンチに座って携帯ゲームに夢中。子どもは隣のお店に入って商品で遊んでいました」(Kさん/32歳/不動産)ここで「全然見ていないじゃない!」と感情的になってしまっては、夫がヘソを曲げてしまう可能性も。まずは一言、「おかげで買い物できたよ、ありがとう」とお礼を言えると良いですね。ただ、これでは安心して子どもを任せられないので、「ちゃんと見ていてほしい」とも伝えておきたいところ。そんなときは、子どもの成長を夫婦で実感し、感動を分かち合う言い方が効果的です。「好奇心旺盛で、一人で動き回れるようになったんだね。もう目が離せないね」と、子どもの成長をよろこびつつ、「目を離してはいけない」ということも、しっかり伝えられるように工夫してみましょう。■わからないなら聞いて!「私がお風呂に入れた子どもの体を、夫が拭いてくれるというので任せたら、やり方がわからなかったのかオロオロしていました。結局、私がお風呂から出るまで濡れたまま放置。できないならせめて、私を呼んでくれたら良かったのに…」(Sさん/29歳/主婦)「できないなら、やるって言わないでよ!」と言いたくなりますが、ここで怒ってしまうと、パパのヤル気を削いでしまいそう。育児の経験・知識は、たいていの場合はママの方が豊富。ママにとっては当たり前でも、パパは「知らない、わからない」というケースは案外多いので、はじめてのことをお願いするときには、できるだけ具体的に、やり方や注意点を伝えるように心がけましょう。パパ一人に任せる前に、まずはママがやっているところを見てもらって、やり方を伝えておくのも良いですね。■まさかの逆ギレ?「息子が産まれたばかりのころ、夫の抱き方が少し危なっかしかったので『それじゃ危ないよ』と注意したら、『うるさい! 俺はちゃんと気をつけて抱いてる!』と夫が怒りだしました。それからしばらく、夫は息子に近寄らないようになってしまい…。私の言い方が悪かったのでしょうか?」(Tさん/28歳/公務員)パパは「自分の抱き方を否定された」と感じたのかもしれません。新米パパの慣れない手つきは見ていて心配になりますが、まずは褒めてあげることが一番です。「やっぱりパパの方が、手が大きいから安心するみたいね」と褒めてから、「もうちょっと、こうすると手が疲れにくいよ」とさりげなくコツを伝えると、パパの受ける印象は大きく変わるはず。新米パパにイラッとする瞬間もあるとは思いますが、「パパの育児参加」を促したいなら、そこはちょっとだけ我慢が必要。少しずつ育児に参加してもらえるように、言い方を工夫したり、感謝の気持ちを伝えたりしながら、まずは簡単なことからお願いしてみてはいかがでしょうか?
2016年06月02日妊娠中から出産後、育児中のママのためのサービスには、意外といろいろなものがあります。なかには、自治体が支援を行っていて、安価で利用できるお得なサービスも。私の場合、後から知って「あのとき知っていれば利用したのに…」と後悔したことが何度もありました。そこで今回は、ママを助けてくれる便利なサービスをまとめてご紹介。妊娠出産を考えている女性は、ぜひ前もってチェックしておきましょう!■産後ケア施設産後ケア施設は、出産したママが病産院を退院した後も、専門家からケアや育児サポートを受けながら、赤ちゃんといっしょに休養できる施設のこと。産後ケア専門の施設もありますが、産婦人科や助産院などで「産後入院」としてサービスを提供している場合もあります。費用は施設やプログラムの内容によってまちまちですが、1日で数万円、5日間から1週間の入院になると40万円以上かかることも。ただ、最近では産後入院に補助金を出す自治体も増えているので、一度住んでいる自治体のサイトや窓口で確認してみましょう。■育児支援ヘルパー長期の産後入院は難しいけれど、どうしても体調が悪いときだけ誰かに育児や家事を助けてほしい…。そんな人は、ヘルパーを検討してみてもいいかもしれません。民間のヘルパー派遣会社もありますが、自治体が育児支援ヘルパーを派遣している場合もあります。料金は自治体や各家庭の所得によっても異なりますが、多くの場合は1時間1,000円以内という低料金で、中には産後はもちろん、妊娠中にも利用できるものもあるようです。■認可保育所の一時保育病院や買い物、パートの仕事などに行くために、一時的に、もしくは週に何日か子どもを預かってほしいというママのために、自治体の認可保育所の一部が実施している一時保育という制度があります。料金や申し込み方法、利用システムは、自治体・施設によって異なりますが、一般的に、民間の託児所よりは安価ですし、自治体が認可した施設なので安心して預けられるのが魅力。ただし、地域によっては希望者が殺到する場合があるので、利用したい人は早めにチェック・申し込みすることをおすすめします。■ファミリー・サポート・センター一時的に子どもを預かってもらうなら、国が推進している子育て支援事業の一つであるファミリー・サポート・センターを利用する方法もあります。この制度は、地域に住む一般の人が会員になって子育て家庭をサポートしてくれる仕組みで、一時預かりや保育園へのお迎えなどを頼むことができます。公的な制度なので、子どもを預かってくれる会員はセンターによる講習を受けていますし、保険にも加入しています。料金(会員への活動報酬)は自治体ごとに異なりますが、通常、民間のベビーシッターや託児所を利用するより安価です。利用するには事前の登録や顔合わせなどが必要なので、当面は利用する予定がないママも、まずは登録だけでもしておくといいかもしれません。周囲に頼れる人がいない核家族の子育て家庭も多い昨今。アラフォーで出産するママの場合は、たとえ近くに両親がいても、高齢でサポートを頼めないこともありますよね。そんなママこそ、上記のようなサービスを積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
2016年05月24日出産後のママを待ちうけるのは、育児に追われる怒とうの日々。そのため、ママは自分のイライラやストレスをためこみがちですが、それではいつか爆発してしまいそう。だからと言って、好きなことをしてストレスを解消するようなゆとりはない!このような状況を、先輩ママたちはどのように乗りきったのでしょうか? イライラ・ストレスを発散するための良い方法を教えてもらいました。■涙と一緒にイライラも流してしまえ!小学生の2人の子を持つ専業主婦のAさん。下の子が産まれた直後は、目が回るほどの忙しさにイライラ・ストレスがたまり、爆発寸前だったそうです。「毎日気を張って生活していたのですが、ある夜、突然涙があふれて止まらなくなってしまいました。ちょうど下の子が寝てくれたあとだったので、『もういいや』という感じで、そのまま思いきって号泣! 1時間くらい泣きつづけたら、不思議とスッキリしていました」最近は「涙活」もはやっていますし、やはり泣くことは心に良い影響を与えてくれるのかもしれません。「それに味をしめたと言いますか…。それからは、ちょっとイライラがたまってきたなと感じたら、子どもが寝ているすきに感動もののマンガを読んだり映画を見たりして、涙を流すようにしました。ずいぶん涙に救われたと思います」Aさんによると、イライラ・ストレスが涙と一緒に流れていくように感じるとのこと。夫はびっくりするでしょうけれど、試してみる価値はありそうです。■甘いものは逆効果?続いては、商社に勤務する働くママ・Hさんの体験談です。「新米ママのころ、夫の仕事がちょうど忙しい時期だったこともあり、ひとりで育児・家事をこなすのに、かなりストレスを感じていました。そして、少しでもストレス解消になれば…と、大好きな甘いものをたくさん食べていました」私も甘いものが大好きなので、その気持ちはよくわかります。しかし、どうやらこれが逆効果だった様子。「友人から、『甘いものの食べすぎはイライラ体質につながる』という話を聞いて、それから甘いものを我慢しました。しばらくは我慢していることがつらかったですが、そのうち平気になって、イライラしたりストレスを感じたりする瞬間が減っていきました」もちろん、適量なら甘いものがストレス発散になることもあるでしょう。しかし、それでもストレスがたまる一方だと感じたら、思いきって一度「断スイーツ」にチャレンジしてみるのもよさそうです。■一瞬でも良いから、ひとりの時間をつくる!最後は、職場復帰したばかりのCさんが、育休中に実践していたというストレス解消法です。「もともと家にじっとしていられないタイプだったので、育休を取って子どもとずっと家にいることに、次第にストレスを感じるようになりました。そこで、夫の休日に10分でも20分でもいいから子どもを見ていてほしいと頼み、ひとりで出かける時間をつくったんです」お出かけ先は、近所のスーパーや書店だったそうです。「わずかな時間でも、ひとりで外出すると、気分転換になるものです。これを実践するようになってからは、平日にイライラすることもほとんどなくなり、子どもと一緒に過ごす育休中の時間を楽しめるようになりました」長く子どもと離れるのは難しくても、10分、20分なら夫に協力してもらって実現できそうですね。このように、それぞれに独自の方法を見つけて、イライラ・ストレスと上手に付きあってきたそう。新米ママとして日々育児に追われている人も、これからママになる人も、イライラ・ストレスに押しつぶされてしまいそうになったときにそなえて、自分なりの解消法を見つけておくことをおすすめします。
2016年05月21日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。育児中のママさん、パパさん。今日はイライラやクヨクヨしていませんか?このイライラやクヨクヨ、育児中なら多少は当たり前ですが、その程度が過ぎると育児にも生活そのものにも影響を及ぼして、 すべてが悪い方へとゴロゴロ転がっていってしまうこともあります。そんな悪循環へと陥る前に、ちょっとした家庭内育児休暇を取るだけで育児はもっと気楽なものになることが、育児経験者へのインタビューで分かりました。●イライラは寝不足からもちろんそれだけではありません。でもこれが要因のひとつであるのは確かです。3人の娘を持つ50代のママIさんは、「とにかく寝る時間が取れなくてつらかった」と教えてくれました。特に2人目のお産が重く、産後の体調がすぐれなかったというIさんは、ご主人と話し合い週の半ば1日の夜から朝までと、土日のどちらかの朝から夜までを、ママの完全自由時間 にすることに決め、寝だめしたり学生時代の友達と女子会をしたりして過ごすことで、育児から離れる時間を作ってイライラをスッキリさせたそうです。「多少の罪悪感はあったけど……」というIさんですが、自分が上機嫌でいることやお土産を買って帰ることで、子どもも夫も機嫌が良くなることに気づき、心置きなく自由時間を満喫したそうです。育児中のパパママにとって、睡眠時間の確保は意外と後回しになりがちですが、これこそが最重要課題なのです。パパとママ、またはジジやババ、時には保育所などの助けを借りてでも“ぐっすり”を満喫する日を確保しましょう。それだけで、精神的にずいぶんと楽になります。●クヨクヨは大人の会話不足かわいい子どもとマンツーマンで過ごす時間であっても、それが長すぎると“会話”をする機会が減ってしまいます。赤ちゃんや幼児も話し相手になってはくれますが、大人同士の会話と違って一方通行の場合がほとんど です。仕事を休職し専業主夫として一人息子を育てる30代のパパUさんは、子どもと24時間体制でくっついていると気分がダウンしてくることに気づき、大学の講師として家計を支える妻に相談。「最近、表情が暗いと思っていた」という妻の提案で、土日のどちらかを“大人のつきあい”にあてることにしたそうです。あるときは飲みに出かけ、あるときは深夜映画を見に行き、またあるときは講演会などに参加することで脳内のバランスを取るよう心がけたそうです。また、夫婦二人でDVDを見る時間を持つことで、子どもから離れた共通の話題 を持つようにもしたとのこと。学生や社会人時代の仲間など、育児から離れた関係を持つ大人の知人と大人の会話をする時間を持ったり、夫婦間の会話でも、子どもの話題から離れて趣味や仕事など大人同士のおしゃべりを楽しむよう心がけたりすることで、知らぬ間に気分転換ができるわけですね。●育児鬱を発症する前にストップをかけることが大事イライラやクヨクヨが募っていくと、育児鬱を発症してなかなか気分を上昇させることができなくなったり、本格的な治療が必要になったりすることもあります。だからこそ、ちょっとした「イラッ」や「クヨ」の段階での対処が大切です。「もっと頑張ろう」や「まだまだ頑張れる」もいいのですが、「気楽にいこう」くらいが育児にはピッタリ 。大人の会話を楽しんだ後にはぐっすりと眠る。そんな正味10時間程度の家庭内育児休暇を、育児に携わる人が順番に取っていこうと考えられれば、育児鬱の発生率はグンと下がりそうです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月21日上司や同僚、取引先の相手など、仕事で「嫌だな」と思う人がいても、上手にお付き合いしていますよね。それは “仕事モード” の自分がいるので、気持ちのコントロールができているのではないでしょうか。実は、その手法が育児にも役に立つのです。疲れていたりうまく事がすすまないと、ついイライラしてしまう育児ですが、“ママモード”を作ることでストレスが減るかもしれません。■子どもは “お客さま” と一緒!?言うことをきかない子どもにはすぐ怒ってしまったり、ついキツい言い方をしてしまいませんか? 怒鳴ってしまい自己嫌悪になることもあると思いますが、「お客さま対応」のように接すると、気持ちのバランスがとりやすくなります。たとえば、電話にでるときに少し高めの声を使いませんか? また、取引先から納期を早めて欲しいとか、理不尽なクレームを言われても、その場では怒らず、最後まで丁寧な話し方を心がけますよね。それは普段の自分と話し方が違うので、自然とお客さま対応モードに入っているからです。同じように、子どもがワガママを言ったり、言うことをきかずにぐずったときは、少し声色を高くしながら優しく「どうしたの?」「それはダメだよ」と話してみましょう。そうすると、自分でも「今はママモードになった」と自覚できるようになります。 ■子どもは “小さなボス” !声色を高くして、優しく子どもに接しても、すぐには要求がおさまりません。それは時々、無茶ぶりをしてくる職場の上司に似ているかも…。そんなときは上司を相手にしているかのように、子どもにも丁寧な口調で話しましょう。「◯○しましょう」「それはできません」と、時折、「です・ます調」をいれること。丁寧語を使うことで、ママの気持ちを抑える合図になりますし、子どもに言葉使いを教えるきっかけにもなります。■ママモードの「ON/OFF」で、気持ちを切り替えるこのように声色を高くして、丁寧語を使うようにすることで、子どもへの接し方を変えていきましょう。いわゆる外向けの自分がいるように、子ども向けの自分を作ればいいのです。ママモードのON/OFFのスイッチがあれば、気持ちを切り替えるきっかけになるでしょう。ママモードでは優しい言い方をするので、子どもにはいつも“優しいママ”の姿を見せられそうですね。
2016年05月11日こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。国会議員の育児休暇取得に関する報道の盛り上がりを機に、育児休暇取得の是非や可不可がよく話題に上っています。法律的にも世間一般でも一応は認められている育児休暇ですが、実際に取得している男性はそれほど多くありません。その原因は、育児休暇取得になんらかのマイナス面があるからだと想像できます。せっかくの制度が十分に運用されないのは何故なのか?育児休暇取得の前に立ちはだかる壁と今後の課題についてまとめてみました。●男性の育児休暇取得を阻止するのは、パタハラと家族からの反対パタハラとは、父性を意味するパタニティにハラスメントをプラスした造語。平たくいうと、上司の理解や同僚の協力を得ることができず、育児休暇を取得できない・しにくい環境が作られている状態をいいます。「男は外で働き、女は内を守る」 という考えがまだ日本社会に根強くはびこっていることを思い出させてくれます。では、“家族からの反対”とは何か?夫が育児休暇を取れば、妻からは「経済的な不安」、親や兄弟といった親族からは「男なのに?」というパタハラと「出世に響くのでは?」という心配の声があがり、育児休暇取得を後押しするどころか、反対される ことも少なくないようです。●女性の育児休暇取得を阻止するのは、“復帰保証”が不十分だから男性の育児休暇が数週間から2、3か月といった短期間であることが多いのに対し、女性の育児休暇は半年から1年以上と長期間になることが多いです。育休を取得させる企業側としてはその間の穴埋め人事が必要となり、取得する本人が戻りづらい状況に陥りやすいという特徴があります。また、育児休暇から職場復帰した後も子どものための“休暇・遅刻・早退”や“時短勤務”が必要となりますが、それを理解してくれる企業は多くはありません。そのため、育休を取りたい人は「取得前と同じポストに戻れるのか?」 「取得前と同じだけの仕事内容をこなせるのか?」と不安を感じて取得を断念する傾向もあります。●パパの90%近くが育児休暇を取得するスウェーデンの例ちなみに、男女ともに育児休暇取得率の高い国スウェーデンでは、育児休暇は「取得するため」の制度として受け入れられているため、国民たちは法律で定められている夫婦で合わせて480日間という育児休暇を、「取らなきゃ損」と考えています。そう、彼らにとって、育児休暇は公的サービスや税金還付のように“当然の権利” なのです。スウェーデン人たちがそう考えるように至った経緯には、政府が“あの手この手”で後押しを続けていることが関係しています。480日間のうち男性だけが取得できる日数を設定することで、男性の取得を進め、取得期間も子どもが8歳になるまでと長期的視野に立っています。このような、政治的な決定という後押しが取得者数を押し上げ、その結果社会全体が「育児休暇を取得すべきだ」という風潮へと流れていく好循環を作りだしているのです。●日本の問題は育児休暇取得者例の少なさにあるこのように、日本で育児休暇が取りにくいという問題の根っこにあるのはシンプル極まりない事実、“ 育児休暇取得者数が少ない” ことにありそうです。日本政府もそれなりの後押し政策を考えていますが、スウェーデンに比べるとまだまだです。日本政府には、さらに強力なリーダーシップとパフォーマンスとで、育児休暇取得を盛り上げてもらいたいものです。そして、子どものいる親は育児休暇を取得するのが当然の社会が育てば、上司も同僚も親族も育児休暇を取得する可能性が高く、職場ではお互いに協力して穴埋めをするのが当たり前になってくるはずです。【参考リンク】・男性の育児休暇の取得に関する意識調査結果 | ユーキャン()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年05月08日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日「おむつなし育児」を知っていますか?聞いたことはあるけれど、大変そう?私も第一子の育児中は、「無理!」と決めつけてまったくチャレンジしませんでした。でも、第二子の育児でゆる~くチャレンジ。今思えば、二人目の育児がとても楽だったのは、「なんちゃっておむつなし育児」のおかげかもしれません。「おむつなし育児」ってなに?「おむつなし育児」とは、「なるべくおむつをつけないで排泄させる育児法」です。近年、日本でも「おむつなし育児」が広まりつつあるようです。「おむつなし育児」の本を読むと、「ホーロー容器やおまるを用意しましょう」「排泄のパターンを記録しましょう」「家にいる時はおむつなしで」などと書いてあって、ハードルが高そう。「ただでさえ忙しいのに部屋が汚れそうだし、お出かけもするから無理!」としり込みしてしまいますよね。でも、普通におむつをつけて生活していても、無理なくできる「おむつなし育児」があります。実践!「なんちゃっておむつなし育児」わが家で試したのは、「赤ちゃんが小さいときから、ひんぱんにトイレに座らせる」ということだけ。生後3カ月ごろから、気がついたときに赤ちゃんをヒョイと抱えて、トイレの上に乗せていました。うまくタイミングがあえば、赤ちゃんは気持ちよさそうにおしっこやうんちをしてくれます。当たればラッキー。それだけで、おむつ交換の手間が減ります(おむつはパンツタイプを使用。汚れていなければ、パンツと同じ感覚で同じおむつをはかせても大丈夫です)。だんだん、条件反射のように、座る→出るというパターンができて、成功率も上がりました。ダントツで当たる確率が高いのは、寝起きです。大人も同じですよね。そのほか、授乳前後、お着替え前後、抱っこやおんぶから降ろしたあとも出やすいようです。夜の就寝時は無理をしません。ママも赤ちゃんも、ぐっすり眠ることが大事なので、普通におむつをつけて寝ます。外出するときも、もちろんおむつで。ママがお手洗いに行くときに、ついでに赤ちゃんも座らせてみるだけです。赤ちゃんとのコミュニケーションも「おむつなし育児」は世界的にみても珍しくない育児法です。 私は第一子を中国で育てていたのですが、中国人も、生後2~3カ月の新生児を洗面器の上に座らせて「シーシー」とやっていました。おむつなしで、おしりの上から直接「股割れズボン」をはいている赤ちゃんの姿も珍しくありません。アメリカでは、おむつなし育児はEC(Elimination Communication=排泄コミュニケーション)と呼ばれ、「排泄を通じて赤ちゃんとコミュニケーションをとる手段」とされています。たしかに、成功率を上げたくて、自然に赤ちゃんを観察したり、「出る?」「出ない?」とコミュニケーションを取ったりしていたように思います。私は、赤ちゃんに「おしっこ出たね」「うんち出たね」と話しかける際、おしっこならお腹の下をポンポンと叩く、うんちならおしりをポンポンと叩くサインを見せていました。そうすると、いつの間にか、赤ちゃんが自分でポンポンとジェスチャーしてくれるようになり、とってもかわいかったですよ。成功しました!!「なんちゃっておむつなし育児」さて、「なんちゃっておむつなし育児」の結果、わが子は1歳以降うんちをトイレでできるようになりました。2歳で夜の就寝中を除いておむつがほぼ必要なくなりました。おかげで子育ての負担が随分減ったと思っています。おむつやおしりふきシートの節約にもなりますね。良いことづくめでストレスフリーな「なんちゃっておむつなし育児」、気軽にチャレンジしてみては!?<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月28日私は、子どもを出産してから生後6ヶ月まで「育児日記」をつけていました。最初は、出産した病院に勧められてつけ始めたのですが、「おしっこ」や「うんち」「授乳」「睡眠」を細かく管理しているうちに、子どもの体調管理に役立っただけでなく、「どのタイミングでお昼寝をさせたら機嫌良く過ごしてくれるか」など、育児が少し楽になるヒントがたくさん見つかりました。そんな育児日記のつけ方や活用方法を紹介します。■私がつけていた育児日記育児日記にもいろいろと種類があるようですが、どんな物を使っても良いと思います。私がつけていた日記は、病院でもらったもの。見開きが1週間分になっていて、縦の軸に24時間分の時間軸が刻まれています。尿や便、睡眠の枠が設けられていて、オムツ交換や授乳のときには、わかりやすくマークをつけていくタイプ。1日の最後には、コメントを入れられる欄が設けられていました。私は、時々しかそこにコメントを書いていませんでしたが、「昨日も眠れなかった」とか「熱が出た」とか、読み返すと育児の大変さが昨日のことのように思い出されます。■検診や風邪のときに活躍日記をつけていて役立ったと最初に感じたのは、1ヶ月検診のときでした。検診では、1日の授乳の回数、便の回数などを聞かれます。私は慣れない育児と寝不足で、いっぱいいっぱいだったため、日記をつけていなければ答えられなかっただろうと思います。息子が風邪をひいたときも同様で、嘔吐の時間や授乳、便の様子などを医師に伝えるための記録になりました。また、息子は哺乳びんが苦手でミルクを飲んでくれず、母乳育児だったため、尿の回数を把握することで「水分が足りているか」という確認にも役立ちました。 ■離乳食やねんねのリズムが育児日記でつかめる生後5ヶ月ごろからは、離乳食の記録もつけ始めました。離乳食開始時は、おかゆや野菜をペースト状にしたものを、ひとさじから与えていきます。幸いアレルギーは見つかっていないのですが、万が一アレルギー症状が出たときに日記につけていることで原因が早くわかることもあるようです。私の友人の中には、「乳児湿疹だと思っていたら、乳アレルギーだった」という子もいました。アレルギー症状が軽いとわかりにくいこともあるので、何を与えたかを記録しておくと役立つはず。また、徐々に生活リズムが整ってくると、お昼寝や夜のねんねの時間も決まってきます。1日中グズついている日と、1日中機嫌の良い日では、お昼寝や外遊びの時間が違っていたりするんです。これも、育児日記のお陰で気づいたこと。息子の生活リズムが整ったのは、生後5ヶ月頃だったと思います。その頃の生活は、午前6時起床、8時お散歩、9時お昼寝、10時~室内遊び、午後1~3時お昼寝、4時お風呂、8時就寝(夜間授乳があったので、深夜に数回起きていましたが…)。この生活リズムが息子には合っていたので、保育園に入るまでできる限り同じ生活を送るようにしていました。そのお陰もあってか、2歳になった今でも、6時には勝手に起床して、お昼寝は午後1時~、夜は8時頃に就寝します。■思い出の1冊に何と言っても、育児日記は思い出のノートになります。子どもが生まれたときの感動や、睡眠時間を削って向き合った時間、初めて笑った日や寝返りを打った日など、たくさんの記念日を記録できます。生まれたばかりの頃の育児は、本当につらくて、泣いてしまうこともありましたが、そんなことも良い思い出。ノートを見返すと昨日のことのように思い出せます。今では、大切な宝物になった育児日記。みなさんも子どもの生活リズムが整うまでの6ヶ月間、育児日記を試してみてはいかがでしょうか。あまみや(OFFICE-SANGA)
2016年04月25日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。突然ですが、質問です。“愛情”の反対は何でしょう?憎悪?いいえ。違います。答えは“無関心”。「子どもは褒めて育てましょう」。そう言われ始めてから久しくなりますが、子どもが何かに成功したときや新しいことにチャレンジしたときにだけ褒めてはいませんか?今回は、心理カウンセラーとして、食育インストラクターとして長年、さまざまな子育てを見てきた筆者が、幼児期にその欲求が満たされるか否かで成人後にも大きな影響を与える“承認欲求”から子育てを考えてみたいと思います。●承認欲求ってなに?今回は子どもの承認欲求(心理学者・マズローが提唱)に特化したお話しになりますが、哺乳類の中でも人間の赤ちゃんだけが、自分の力だけで母乳を飲みに行くことができません。母親に抱かれ、乳房に口が届くところまで持っていってもらわないと母乳を飲むことさえできないのです。そのために赤ちゃんはお腹がすくと泣くのですが、泣いて自分の存在、状況を主張しているのですね。ここですでに承認欲求が出てくるのです。この場合はもう命がけ と言ってもいいでしょう。成長して少しおしゃべりできるようになると、しつこいくらい話しかけてきます。同じことを何度も聞くこともあります。これも「甘えたい」「かまって欲しい」といわれる承認欲求のひとつ。自分の気持ちが満足するまで、その存在を認めて欲しい わけです。決してママを困らせたいわけではありません。●無意識に子どもに無関心になってはいませんか?仕事をしながらの家事や子育ては本当に大変。掃除機をかけよう、洗濯をしようと思ったときに限って足に絡みついてくる。SNSでのやり取りをしているときに限って泣かれる。そんなとき、どうしていますか?もし家事やSNSを優先しているのなら、その手を10秒だけでもいいので止めて、子どもに視線を向けてあげてください。子どもに触れてあげてください。そうするだけで、子どもは満たされます。忙しいのに家事の手を止められない!そう思った方は家事の目的を考えてみてください。家事は家族が快適に生活するためのことではないでしょうか?そう考えたら何を優先すべきか分かるはずです 。子どもが食事をしている間に家事をするのは効率的かもしれませんが、子どもはその間、とっても寂しいツラい気持ちで食事をしているかもしれませんよ。そのまま中学生、高校生になったら、自分の存在を認めてくれるネットの中の世界や、いわゆる“悪さ”をする友達といることに心地よさを感じてしまうかもしれません。小さなうちに時間をかけるか?大きくなってから時間を取られるか?極論を言ってしまえば、そんな選択になってしまう可能性もあります。●褒める育児の落とし穴子どもを褒めて育てることも確かに大切です。しかし、そこには落とし穴があります。それは「何かができたとき」「頑張ったとき」だけにしか褒めてもらえないと、子どもは「何かができないと、認めてもらえない」「頑張らないと認めてもらえない」そう刷り込まれてしまうのです。もっと突っ込めば、「何もできなければ自分はダメな人間なんだ。」「頑張らないと自分は認めてもらえない、ママの笑顔さえ見れない存在価値のない人間なんだ」、そう刷り込まれて成長してしまうため、自己肯定感の低い大人になってしまう 可能性があるのです。褒める育児よりも“認める育児”を。難しく考える必要はありません。視線を向け、微笑みかけ、スキンシップと何もなくても「大好き!」と声をかけてあげるだけで、子どもの承認欲求は満たされ、自己肯定感は高まります。親子の信頼関係の“根っこ”、人間性が育まれる“根っこ”は認めることから始まるのです。●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年04月21日【ママからのご相談】もうすぐ出産予定のプレママです。よく「スマホ育児はダメ」とか、「子どもにはテレビを見せない方がいい」と聞きますが、本当にそんな風にできるのか不安です。旦那が、よくスマホもいじるし、テレビも大好きな人なんです……。●A. スマホとテレビは“意識的に”使えるようにしましょう。こんにちは、ライターの佐原チハルです。テレビを見せることの是非については、昔からよく話題になっていたようです。この数年はスマホが身近なものになり、最近では“スマホ育児”についての話も聞かれるようになってきましたね。テレビやスマホとは、どのような距離でいるのがよいのでしょうか。ポイントをまとめてみました。●「“スマホ育児”ができるなら苦労はしない」というたくさんの声「スマホ育児はよくない」と言われることが多い一方で、「そもそも“スマホ育児”なんて、できるなら苦労しないよ!」という声も多く聞かれます。『スマホを渡したぐらいで親が楽になるなんて言ってる人、本当に育児したことあるのかな。スマホを触らせたら、気をつけなきゃいけないことも増えるんだよ』(30代・ワーキングマザー)『気づいたら子どもが何度も職場に電話かけちゃってたことがあった。子どもがスマホ持ってる間は、怖くて目を離すなんて無理 』(30代・ワーキングマザー)『うちの子は、おままごとの電話としてスマホを使うので、相手をしないわけにはいかない』(20代・専業ママ)スマホ育児で楽をするのは、現実にはなかなか難しいことも多いようです。●テレビは子どもには悪影響なの?子どもにテレビを見せることについては、日本小児科学会などでも調査が行われ、注意喚起されています。「特に2歳以下の子どもには、長時間テレビを見せない方がよい」ということをはじめ、どんなとき・どんな風にテレビを見せるのがよくないのか、いくつかポイントがあげられています。ただし、同じ年、日本小児神経学会から、この喚起に対する緊急声明も出されています。テレビが言語の遅れや発達障害の原因になる、というような“根拠のない不安” が広がることを懸念したためです。『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』によると、テレビの利用で気をつけるべきは「受動的に長時間テレビを見続けてしまう」「テレビを見る以外の経験が阻害されてしまう」というような点だそうです。●スマホもテレビも、“コミュニケーションツール”として使うのが大切スマホもテレビも、必ずしも育児を楽にしてくれるわけではありません。しかし、一緒に遊ぶツールになったり、コミュニケーションのきっかけ になったりするのであれば、育児を助けてくれる強い味方です。子どもへの教育を目的として作られたテレビ番組の場合、子どもの年齢や発達段階に応じた内容を放送していることもあります。テレビをきっかけに、さまざまなものへの興味関心や、想像力を高めてくれるようなものもあるでしょう。スマホで家族と通話したり、録画した子どもの動画を子ども自身が見られたりするのは、家族にとっても子どもにとっても有意義なことも多いです。「長時間テレビを見せっぱなしにする」のはよくありません。しかし、たとえば夕食の準備中に少し注意を向けていてもらうだけで、随分と楽になることも多いはず。そんな短時間のものまでは、注意喚起されてもいません。----------大切なのは、スマホもテレビも、“ツールとして意識的に使える”ことです。それぞれの使い方について、旦那さんとも一度お話ししておくことができるといいかもしれませんね。【参考文献】・『児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK』白尾直子・著●ライター/佐原チハル(フリーライター)
2016年03月04日【ママからのご相談】3歳の子を持つワーキングマザーです。仕事は短時間勤務なのですが、仕事、家事、育児で1日が終わってしまい、自分の時間をなかなか上手に使えません。周りには2人きょうだい、3人きょうだいのワーママもたくさんいて、みなさんそれぞれ充実して過ごしているようですが、どうやって時間をやりくりしているのでしょうか?●A. 少しの工夫を積み重ねましょう!こんにちは。ライターのNANARUKAです。「趣味の裁縫で子ども服をたくさん作ってあげたい」「育児中だって大好きな映画をたくさん観たい」「幼稚園の役員に選ばれて作業が山積み」などなど、その理由はさまざまですが、家事、育児、仕事と自分時間のバランスは、多くのママたちが抱える永遠のテーマ。家庭を持ち、子どもを育てている身では、自分のことはとかく後回しになりがちですよね。それでも、ママだってひとりの女性であり一人の人間。趣味や自分磨きに没頭する時間、さまざまなことに考えを巡らせる時間というものは、わずかな時間であっても必要なことです。そこで、先輩ママさんの時間捻出術をリサーチしてみました。どの方も2人以上のお子さんを育てているお母さんですが、少しの手間と少しの工夫で、みなさん驚くほどの時間を手に入れていることがわかりました。●ひと手間、5分の手間で30分獲得! 食事準備編『朝ごはんの支度時に、夕食に使う野菜をすべて切って調理するだけの状態にしておけば、夕食はあっという間に仕上がります。残った野菜は翌日の味噌汁に入れて使い切れば、翌朝も包丁いらず』(3歳・7歳のママ)『晩のおかずと汁物は翌朝も出せるように多めに作っておきます。そうすれば翌朝はお茶をいれてご飯を盛るだけでOK』(1歳・3歳のママ)『残り物のおかずは次の食事ですぐ出せるように食器で保存します。それまではプラスチック製のタッパーを使っていましたが、油汚れが落ちにくいしそのまま出せないのですべて処分しました』(2歳・5歳・9歳のママ)『野菜は、面倒でも買ったその日に下ごしらえして冷凍保存 。次の使用時には必ず「やっててよかった!」って思います』(4歳・9歳のママ)●そのときできる作業を後回しにせず5分獲得! 洗濯編『洗濯前の仕分けに時間がかかっていたので、カゴを3つ用意し、家族に“肌着類”“洋服類”“タオル・ハンカチ類”に分類しながら脱いでもらうことに 。そのおかげで、忙しい朝もワンアクションですぐに洗濯機を回せるようになりました』(5歳・7歳・9歳のママ)『乾いた洗濯物は取り込む際に収納場所ごとに分けておき、一気に畳んでいます。畳みながら分類するより早いです』(8歳・11歳のママ)『干す時点で、ハンカチやタオルは角をそろえたり、半分に折って干すようにすれば畳むときにとても簡単』(8歳・12歳のママ)『汚れ物がたまってからまとめて洗うより、こまめにスピードモードで洗濯機を回す方が時短になります。干すのも畳むのも大量だとその都度時間がかかりますが、少量ずつなら合間時間をうまく使えます』(4歳・8歳・10歳のママ)●プチ掃除の積み重ねで掃除時間を大幅カット! 掃除編『トイレを使うたびに便器と床をサッと拭く、洗面所を使い終わったら水跳ねを拭き取る、帰宅時すぐに玄関の泥や砂を掃き集める、など、自分が行く先々でちょこちょこ掃除する習慣を付ければ、わざわざ掃除時間を確保する必要なし !』(2歳・4歳・6歳のママ)『それまで、掃除時間に毎日20分は要していましたが、コードレス掃除機にチェンジしてからは気付いたときにこまめに掃除しているので、20分の掃除時間がなくなりました』(5歳・9歳のママ)『床や卓上用の掃除シートを各所にそろえておき、気になったその場で掃除するようにしています。掃除機の出し入れや雑巾がけの手間を省けてすぐにキレイにできるので、私にはこの方法がベスト!』(2歳・5歳のママ)----------取り入れられそうな方法やアイデアはありましたか?どの方もその都度、少しずつの積み重ねで大きな時間を手に入れていました。どんな家事もたまれば億劫になるし、手数が多いと煩わしくなりますよね。そうなる前に処理できて時間も得られるベストな方法、ぜひ見つけてみてください。●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年03月02日「会社、辞めておいでよ」サラリと出た言葉だったけれど、思い返すとびっくりする。こどもが産まれたばかりで、妻から夫に言う言葉とは思えない。でも、わたしも仕事をしている身だ。幸いにも、現段階でイラストレーターの仕事は忙しく、このままいくと育児との両立につまづく事も考えられる。子育ても夫と分担できれば助かるのでは?夫は長い間サラリーマン生活を送っていたことだし、辞めてすぐは退職金や失業保険でどうにか次のステップまで持つだろう。翌日、わたしの説得もあり、夫は出社し、上司に辞める事を告げてきた。何度も引き止められたらしいが、夫の意志は固かったようで、引き継ぎの終わる2カ月後を目安に退社することを決めた。大学卒業後、ずっと続けてきた仕事をこのタイミングで辞めることになるとは、こどもの誕生がわたしたちの運命を大きく変える鍵になっているようにしか思えない。どうなる? わたしたち!!もともと夫も転職したがっていたし、これはきっと良い選択に違いない。そう自分に言い聞かせながら、わたしは不安と戦っていた。そして「真面目にやってきたんだ。転職だって頑張ればきっとうまくいく」と自分に言い聞かせた。学生時代、イラストレーターの卵で、まだまだ仕事のなかったわたしを影ながら応援してくれたのは彼だった。10年が経ち、こうして仕事が忙しいのは彼のおかげもある。好きな仕事に就きたいのなら、就けばいい。努力したら報われるはずだ。今度はわたしが夫を応援する番じゃないか。共に働こう、共に育児もしよう、夫よ!それから、2カ月が経ち夫は会社を辞め、息子は生後4カ月になった。その間、育児をする上でのトラブルもなく、すくすく元気に大きくなっていった息子。もう出社する必要の無い夫は、朝起きてからずっと息子にデレデレしている様子。何をしても可愛いらしい。わたしが仕事で作業をしている間は、ミルクをあげるのも、オムツ替えも、家事も全部やってくれた。 夫と育児を分担することでわたしの仕事は円滑になった。これまで、授乳をしながら仕事は猫の手も借りたい状態だったので、夫の助けは、とてもとても大きかった。毎朝満員電車に乗り、毎日のように頭を下げ、頑張っていた夫。わたしには到底出来ない。夫が息子を抱き上げ、満面の笑みであやしている姿を見ると、会社勤めをしていたころよりも、確実に良い顔をしているなぁと思う。ちいさな手、むちむちのあんよ、ふわふわの甘いおっぱいの香り…。赤ちゃんと呼べるこの貴重な時間を、こうして家族3人過ごすことができるのは「しあわせ」そのものだ。夫が会社を辞めた。安定を捨てた。お金は入ってこない。でも、今この瞬間は誰がなんと言おうと「しあわせ」だと言える。不安は大きい。でもきっと大丈夫、なんとかなる。わたしたちは家族なんだ。信じよう。息子のためなら、夫婦力を合わせてきっと頑張れるだろう。つづく
2016年02月11日みなさん、こんにちは。おかっぱちゃんです。突然ですが、育児中のみなさん、お仕事ってどうされていますか?私の場合でいうと、産前産後、一度もまとまった休みをとらずにここまでやってきた。それがよいのか、悪いのはさておき、うちの場合は共働き。夫は外で汗水たらして、がむしゃらに働いている。ここで夫の仕事を紹介すると、彼は大学卒業後ずっと、小さな銀行の営業でサラリーマンとして働いてきた。わたしのイラストレーターの仕事と比較するとずっと安定しているし、世間からの信用と言ったらすごいもの。銀行員とイラストレーター。完全に庭が違う。友達に夫を紹介すると、どうやって知り合ったのか?とよく聞かれる。もともと高校の同級生だった彼は、学生時代からの親友だった。親友から夫婦になるとは誰も予想していなかったことだけれど、あらゆるチョメチョメ(笑)を介し、10年という親友関係を逸脱し、わたしたちは夫婦になった。「結婚するならワイルドな人が良い」そう思い込んでいたわたしは、これまでヒッピーのような容姿の“難あり男子”とばかり恋愛をしては失敗してきた。男運のなかったわたしにとって、こうして真面目で、優しい彼と結婚できたことは奇跡といってもいい。当時わたしは生涯を共にする人が、こんな身近にいたなんてびっくりしたものだ。話は戻るが、わたしの仕事は自宅でもできてしまうので、基本わたしが育児と仕事を両立せざるおえない。しかし、これがなかなか難しい。平日は仕事で夫は夜まで帰って来ない。わたしは締め切りに追われ、授乳しながら筆を走らせる日々…。「あぁ、もっと余裕をもって育児に向き合いたいものだなぁ。でも仕事のキャリアを失いたくはないし…」と、この生活に憤りを感じ始めていた。 そんな中、息子が産まれて2カ月が経った夜のこと。夫がいつもにも増して疲れてた表情で家に帰って来た。普段ならドアを開けるなり、息子を抱き上げ、お決まりの赤ちゃん言葉で「ただいま~かえりまちたよ~」と笑顔を見せるのに、今日は息子の顔を見てもニコリともしないのである。心配した私は、あまりにも元気がない夫に「どうしたの?」と聞くと、どうやらこの春人事異動があってから、仕事量が増え、人手不足でかなりつらい状況だと言う。真面目で、忍耐強さが売りの夫が、珍しくまいっている。こんなこと今までなかった。息子が産まれる直前に、今の部署になってから忙しいと話は聞いていたけれど、まさかここまで疲れきってしまうとは。忙しさから心を無くしているように見えた。大学卒業後、あまり興味の持てない金融の仕事を、真面目に7年も勤めてきた彼が初めて愚痴をこぼした夜だった。思い返すと、わたしは毎日仕事と育児に追われ、自分のことばかり話して、不満をぶつけ、夫の変化に気付かずにいた。夫がSOSを出す前に、なんでもっと気にかけてあげられなかったのだろう。わたしは好きな仕事をしている一方、夫は仕事を楽しんでいるのだろうか。つらい事ばかりではないのか? 話を聞いて「面白そうな職場だねえ」と言ってあげられたことは一度もない。人生の楽しみ方は、いろんなところに転がっているはず。仕事もひとつではない。意志さえ強く持てば、選ぶ権利あるはずだ。人生のほとんどを締める仕事の時間を夫にも、もっと楽しんでもらいたい。小さな息子を抱きながら、わたしは夫にこう言った。「会社、辞めておいでよ」。つづく~おかっぱちゃんの夫の仕事はどうなる? 乞うご期待!次回は「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~後編」をお届けします。
2016年02月05日一生懸命育てたい、真面目に子どもと向き合いたい…。わが子がかわいいからこそ、ちゃんと育てようと思うからこそ、陥りやすいのが育児ノイローゼ。周りにサインを出している人はいませんか? ママさんたちの経験談をもとに調べてみました。育児ノイローゼ、それは誰でもあり得ること「ノイローゼ」と聞くと、少し気後れしてしまう人がいるかもしれません。でも、自分では気がつかないうちにその症状に陥っているおそれがあります。初めての出産。毎日必死に子育てをしているのにどうしてうまくいかないの!? そんなふうに思い始めたら、もうそれは育児ノイローゼのはじまり。そう、育児ノイローゼは誰にでもありえることなのです。こんなサインがあったら気をつけてでは、どんなサインがあったら注意を払わなければいけないのでしょうか? 実際に経験のあるママたちに聞いてみました。・気になりすぎて眠れないノイローゼ、というと育児自体に悩みがあるため症状に陥る、と考えられがちですが、そうではない場合もあります。それが、「気になりすぎて眠れない」というもの。3ヵ月の赤ちゃんのママであるAさんは、赤ちゃんが未熟児で生まれたこともあり、退院してからは特に注意を払っていました。そのうち、赤ちゃんが静かに眠っているだけなのに、「ちゃんと呼吸をしているだろうか?」と気になるようになってきたのだそう。それ以来、赤ちゃんが眠っていると何度も何度も様子を見に行っては安心する、という状態になりました。当然ながらAさんはきちんと眠れてはいません。見かねたAさんの旦那さんが「自分が見ているから眠ったらどうだ」と声をかけても断わってしまうのです。Aさんはそれ以降顔色も悪く、だいぶ体重も落ちてしまい、不眠の日々が続いていました。この話をAさんの実母から聞いた第三者が、「赤ちゃんが気になるのはわかるけれど、それはちょっとおかしいよね」と実母にアドバイス。その後、実母とAさんとが何度も話し合った結果、ひとまずAさんは赤ちゃんと共にAさんの実家で生活するようになりました。Aさんが寝ている間は実母がちゃんと赤ちゃんを見るということを話し、納得させ、とにかくAさんは睡眠をとることに。おかげで体調はだいぶ良くなったのだそうです。睡眠不足は情緒の不安定にもつながっていきます。赤ちゃんのことが気になるAさんは、眠れないことで必要以上にイライラし、本人は気づいていなかったのですが、周囲にストレスをぶつけ始めていたようです。それで済む間はよいかもしれません。でも最悪の場合、赤ちゃんにもそのストレスの矛先が向かっていたかもしれないと考えると…。育児では授乳の間隔もあり、なかなかまとまった睡眠時間は取りづらいもの。しかし、家族が協力してくれるのならば、時にはそれに甘えることも必要です。それは決して育児をさぼっていることにはならないのです。むしろ、赤ちゃんを育てるために重要なことと言えるでしょう。・アドバイスされても「あなたは子どもがいないからわからない」と返してしまうまた、このような経験談も聞くことができました。子育て中のBさんと久しぶりに会った友人のCさんは、Bさんが育児について、ずいぶん悩んでいると感じました。Bさんの旦那さんは仕事が忙しく、子育てに協力的ではないといいます。そのため、慣れない子育ての悩みをBさんは1人で抱えていたのです。ですが、Bさんの愚痴を聞いているうちにCさんは、「そんなに思いつめなくてもいいのでは?」と思うところがあり、そう助言したそうです。ところが、Bさんは未だ独身のCさんに「あなたには子どもがいないから私の苦労がわからないのよ!」と返したのだとか。たしかに、既婚者と未婚者、そして実際に出産経験があるかないかでは大きな違いはあります。ですが、客観的に現在の状況を見ている人のアドバイスを、「あなたにはわからない」と返してしまうのは、心に余裕がない証拠です。その時点で、すでに危険信号は点滅しているのです。Cさんはその場は上手に収め、後日、別の既婚者の友人Dさんにこの話をしました。そして同じような経験をしたことがあるDさんはBさんと話をしました。そのことでBさんはだいぶ気分転換ができたのか、徐々に様子が変わっていったそうです。すべての家庭が、夫婦で協力して子育てを行えているわけではありません。中には仕事が忙しく、妻に育児をまかせっきりの夫もいます。もちろん、家族を養うために必死で働いている夫を責めることはできません。しかし、何か悩みがあっても相談できる友人もいない。だけど子育ては待ってくれず、1日の大半は赤ちゃんと2人きり。一生懸命やっているはずなのに、赤ちゃんは泣きやまず、どうしたらいいかわからない…。妻がそのような状態になり、それが悪化して、育児ノイローゼへと繋がっていったときになって始めて、夫が「君はよくやってくれている。頑張っているね」と、やさしい声をかけたところでもう、どうにもなりません。状態が悪化した場合は、カウンセリングの利用や病院に通院するといった対処も必要となるからです。それぞれの家庭には家庭の事情があります。でも毎日、たった一言でもよいのです。お互いを労う言葉をかけあうことで、回避できることもあるのです。利用できるものは利用しよう!では、育児ノイローゼにならないためにはどうしたらよいのでしょうか?当然ですが、「こうすれば絶対大丈夫!」という方法はありません。それは人それぞれ、症状も状況も違うからです。ですが、「気分転換をする」ことや「よく睡眠をとる」ことなどは比較的誰にでも有効な手段です。両親に頼るのもよいですし、近くに頼れる身内がいない場合は、自治体の子育て支援サービスなどを利用するのがよい方法です。また、最初から預けることに不安を感じる場合はまず、自分が悩んでいることを相談するためにサービスに電話やメールをしてみるのもよいでしょう。それでもまだ誰かに預けることが不安なら、赤ちゃんと一緒に近くのこども園などへ、園庭開放日や親子で参加できるイベントなどに出かけてみてもよいでしょう。保母さんや、子育てのベテランの先生に話を聞いてもらったり、見てもらったりするだけで随分と違うからです。そう、誰かに話を聞いてもらうこと。それもとても大切なことのです。ママが真面目な性格であればあるほど、育児を休み、気分転換に出かけることに抵抗を抱くかもしれません。ですが、育児を少し休憩して出かけるために、誰かに頼ることは「育児をさぼる」ことではないのです。赤ちゃんを健やかに、すくすくと育てていくためには重要なことなのです。利用できるものは最大限利用して、のびのびと子育てができるとよいですね。(八湊真央<フォークラス>)
2016年01月28日双子育児は、ひとり育児とは違う部分がたくさん。実際に双子の育児をしてみて、役に立ったもの、個人的にはそうでもなかったと感じたものについて紹介します。そもそもひとり育児とどんな点が違うのか大きなお腹を抱え、早産の危機にさらされながらも、ようやく産まれたかわいい双子たち。でも、育児となるとなかなか大変です。当然ながら育児をする時間、お金、労力、何でも2倍かかります。2人同時に泣いたり、1人を抱っこして寝かせつけ、その間にもう1人のおむつを替える必要がでてきたり。でも、ママの手は1人分しかありません。そんな双子育児に必要なものとは…?双子育児で役に立ったもの・おやすみたまご双子を育児する中で一番嬉しいのは同時に眠ってくれること! しかし、特に生後3ヵ月に入るまでは、どんなにすやすやと腕の中で眠っていても、ベッドや布団に寝かせると、まるでスイッチが入ったかのように泣きだすことが多々ありました。片方が泣きだすともう片方もびっくりして泣きだす始末。そんな状況を改善してくれたのが、この「おやすみたまご」。簡単に言うとビーズ入りのクッションです。このクッションが、赤ちゃんが安心して眠れるカーブをつくってくれます。双子に限らず、子どもの「寝かせつけ神グッズ」といわれている、素晴らしいアイテムでした。・食洗機ミルクを使って双子を育児している人ならばわかるかと思いますが、とにかく哺乳瓶が大量に必要となります。1日7回のミルクだとしたら、消毒や洗うことを考えて3~4本×2人分は必要です。そのためにも食洗機があるのは助かりました。・乳母車(ベビーカーではありません)双子ともなると、散歩する時にそれぞれをツインズベビーカーに乗せるだけでもひと苦労。散歩をはじめても、エレベーターや少し細い道は通れなかったり、線路を超えるときにひっかかったりして、思ったよりもストレスがたまります。そこで見つけたのが乳母車でした。これだと、普通に抱っこして入れることができるので、余計な装着物もなく、かつベビーカーほど幅や長さも取らずに2人一緒に移動できるので大変便利です。車輪も丈夫なので多少の段差もスイスイと進めます。少し値段は張りますが、専用の安全枠を付ければ3歳くらいまでは使用できるそうです。だから、良い買い物ではないかと思います。参考: 東京乳母車 ・母乳ミルク代だって、2人ともなるとばかになりません。母乳育児が可能な方は、出産後忙しい毎日の中でも、なるべく母乳を与えるようにしておけば、トータルコストがまったく変わってきます。個人的にあまり必要ではなかったもの・双子用のベビーベッドもちろん便利なアイテムの一つです。今でもおむつ替えの時には使用しているくらいです。ですが、あえて双子用でなくてもよかったのかもしれません。もしくは、布団でもよかったな? と思っています。ペットを飼っている方や、双子でも大きめに産まれた方にはおすすめです。・バウンサー同時泣きを回避させるのによいと聞いていたので購入したのですが、うちには合わなかったようで、むしろ大泣きされてしまいました。もちろん、ご機嫌ですやすや眠る赤ちゃんもたくさんいます。この2つは個人的にはあまり役に立たなかった、というだけで、どちらも世間では役立っているといわれているものです。特にバウンサーは、合う赤ちゃんには本当に助かるアイテムと聞きます。まずは、短期間のレンタル等をしてみるのもよいかもしれませんね。なくてはならないもの・配偶者の手助け当然ながら必要です。世には「イクメン」という言葉が浸透してきていますが、双子の場合はいやでもイクメンにならざるを得ません。パパママふたりで育児をしないとママが疲れ果ててしまいます。育児そのものだけではなく、食器を洗ったり、洗濯物を干したり、簡単なお手伝いをするだけでママはとっても助かります。日中、パパがいない間はママしかいません。できるだけ便利アイテムを使って、赤ちゃんたちと過ごす時間をつくりたいものですね。そしてお休みの日は、パパも一緒に育児を楽しみましょう!(田中かなた)
2016年01月16日初めてのお産を終え、やっと出会えたかわいい赤ちゃん。「おっぱい! おむつ! なんでも私がやってあげる!」と生まれたての我が子を病院で見つめる日々も終わり、我が家へ帰ってきた新米ママたち。「赤ちゃんは泣くのが仕事」と頭ではわかってはいるけど、毎日の育児に気持ちがついていかないと悩んではいませんか。赤ちゃんが泣けば「なんとかしないと! 私はお母さん! 私がなんとかしないと…!」と母としての責任を全うしようと頑張るママたちの姿が目に見えます。しかし、そんなママたちこそ自分を追い込みすぎて辛くなってしまいがち。そんなときは、頭の片隅に「諦め」も肝心ということを置いておいてください。我が子がかわいいあまりに、こんなこと思うときはありませんか? 「私と赤ちゃんは繋がってるから大丈夫…! 私が冷静になればきっと泣き止む…!」。でもそんな気持ちは一旦心の奥にしまってみませんか? 酷な言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、心が繋がることで泣き止んでくれるのならば、「泣き止んで!」と思った瞬間泣き止んでくれるはず。しかしそう簡単にいかないのが現実です。次は赤ちゃんがどんな理由で泣いているのかを詳しく教えます。泣き顔も我が子ならば愛おしい生まれたての赤ちゃんが泣くということはどういうものか詳しく考えたことはありますか? 産科医院の新生児室で、一人の赤ちゃんが無くと周りの赤ちゃんも泣き出します。これは一種の「共感性」と呼ばれる反応なのです。わかりやすく説明すると、一人の赤ちゃんが泣き、その泣き声に驚いてとなりの赤ちゃんが泣くのではなく、一人の赤ちゃんが「お腹すいたよ~」と泣くと隣の赤ちゃんが「わたしも! わたしもお腹空いたのよ! ウェ~ン!!」と共感して泣いているということです(もちろんただ驚いて泣く事もあります)。新生児の赤ちゃんの前で、母親が感情に合わせて表情を変えると赤ちゃんが模倣するという実験結果もでています。そして、赤ちゃんだけでなく、お母さんも出産後から誰に教えられるわけでもなく、赤ちゃんの泣き方のトーンを自然と判別し対応を考えるのです。この赤ちゃんの「共感性」と母さんの「判別能力」が合わさることで前ページで出た「私と赤ちゃんは繋がっている」という感覚が生まれるわけです。赤ちゃんは"喜怒哀楽"をママやパパの表情から学び取ります。だから、「母親だから!」なんて肩肘張らず、「これが人間の喜怒哀楽よ!」と力を抜いた、自然体のお母さんを赤ちゃんに見せてあげてくださいね。そうすることで赤ちゃんが泣いている姿も違ったものにみえてくるでしょう。泣き顔だって、かわいい我が子ならば愛おしくてたまらないもの。力を抜いて育児を楽しんでくださいね。
2015年07月01日このところ「おむつなし育児」という育児法が話題になっています。多くのママは、「おむつなし」と聞くと、まった全くおむつをしないの? 床や部屋が汚れはしないのかな? などと疑問に思うかもしれません。そこで今回は話題の育児法、「おむつなし育児」について解説、検証してみます。■「おむつなし育児」は、かつては日本でもやっていた「おむつなし育児」は、決して目新しいものではなく、布おむつも紙おむつもなかった時代、当たり前にやっていた方法です。いつのまにか日本では途切れてしまいましたが、今再び注目されています。簡単に言えば、「おむつの中でおしっこやうんちをすることを当たり前にせず、なるべくおむつの外でさせることで、赤ちゃんのうちに排せつの気持ちよさを伝えてあげる方法」です。言い換えれば、「おむつでうんちやおしっこをすると気持ち悪い」という感覚を当たり前にすることだといえます。■おむつをまったくしないわけではありません「おむつなし」とは言っても、普段はおむつをしています。赤ちゃんをよく観察して、おしっこやうんちが出そうかな? というタイミングでおむつを外し、なるべくおまる・トイレなどでさせてあげるのが、おむつなし育児の基本です。とはいえ、何がなんでもおむつなしで! と気合いを入れ過ぎる必要はありません。家ではおまるでしていても、外出時は紙おむつでしてOK! くらいの緩やかな気持ちで取り組むことがポイントです。「おむつを外す」ことが目的ではなく、赤ちゃんの頃から排せつの仕組みや楽しさを親子で共有することが最も大切な目的。そこが、いわゆるトイレトレーニングとは違うところでもあります。歌を歌ったり、掛け声をかけたり、時には遊んでみたりと、コミュニケーションしながら行うのもおすすめです。■ママにとって子育ての自信につながります! 出産してすぐは、赤ちゃんがどうして泣いているのか、何を求めているのかがわからなくて戸惑うママがほとんどです。でも、時間を重ねて赤ちゃんに向き合っていくうちに、だんだんと赤ちゃんの欲求に気付きやすくなっていきます。これと同じように、おむつなし育児を続けていくと、徐々に子ども自身のサインやタイミングが、自然にわかってくるようになるそうです。しかも赤ちゃんは自分の欲求がすぐに満たされるとご機嫌な時間が長くなります。それは、ママにとって育てやすさを感じることにも繋がります。また、排せつ以外の欲求も気付きやすくなることが多く、結果的に子育ての自信に繋がることにもなります。とある国では、生後数ヵ月間は、家の床に赤ちゃんを置いてはいけないという風習があり、赤ちゃんはずっと、スリングのような布の中でママに抱っこされて過ごすそうです。すると、赤ちゃんとママがずっと密着しているため、五感で感じ合うようになり、排せつのタイミングがわかるようになる、という話を聞いたことがあります。おむつなし育児とは、まさにこうした感覚なのでしょうね。■おむつなし育児を実践しているママに聞いてみました!「いつの間にか子どもの排せつのタイミングがわかるようになって、親として自信が持てたような気がします!」(6ヵ月の子のママ)「ずっと便秘がちでしたが、おむつの外に出すほうがたくさん出るようで、便秘も自然に解消できました!」(7ヵ月の子のママ)「以前は布おむつを使っていましたが、だんだんおしっこの量が増え、洗濯が大変になってきたので、おむつなし育児に切り替えました。今では助かっています」(5ヵ月の子のママ)「オムツ代が節約できます! しかもエコですよね」(8ヵ月の子のママ)「トイレでうんちやおしっこをすることに抵抗を感じることがなかったので、トイレトレーニングに苦労せずに済みました」(1歳6ヵ月の子のママ)おむつオムツなし育児とはつまり、赤ちゃんとじっくり丁寧に向き合うこと、そして、親子のコミュニケーションを豊かにするためのひとつの方法だと感じました。軽い気持ちで構わないので、興味がある人はぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
2014年09月19日暮らしの中の必需品が安く手に入る100円均一ショップ、100均。実は子育てに役立つものがたくさん売られているのです!! 今回はママと子どもが楽しみながら作って、子どものやる気を伸ばす育児ができる「ご褒美シール」をご紹介します。まず手に入れて欲しいものがカラーシールですこちら! 一見オフィスで使われる事務用品としか思えないカラーシール。このシールを一体どのようにして子育てに役立つアイテムに変身させるのでしょう?■100均カラーシールで、早速「ご褒美シール」を作ってみよう!用意するもの:100円ショップのカラーシール、ボールペン(色はお好きなものでOK)、子どもが好きなキャラクターの写真やイラスト作り方はとても簡単! 子どもが好きなキャラクターの写真やイラストを見ながら、カラーシールにそのキャラクターを描いていくだけです。男女問わず子どもが大好きなアンパンマンや男の子が好きな戦隊ヒーロー、機関車トーマス、女の子ならプリンセス…など、挙げればキリがないくらいのバリエーションのシールができるのです!出来上がりがこちらです。少しくらい似てなくても、我が子がわかってくれるだけで大丈夫! 絵が苦手なママも、是非チャレンジしてみてくださいね。■子どものやる気を伸ばす、「ご褒美シール」活用法ママが頑張って作ったこの「ご褒美シール」、こんなシーンで活用してみてはいかがですか?・トイレトレーニング用意するものは「ご褒美シール」と、シールの台紙。台紙はご家庭にあるカレンダーや、ママお手製の台紙など何でも構いません。インターネットで「トイトレ 台紙」と検索すると、見本がたくさんヒットするので参考にしてみてもいいですね。どのように使うかというと、・トイレでおしっこができたら「ご褒美シール」1枚・自分から言えてできたら「ご褒美シール」2枚など、親子間でルールを作ります。ルール通り上手く出来たら、シールを貼ります。この時、自分で貼らせるとより達成感が湧くようです。我が家の長男が2才の頃、なかなか進まなかったトイトレがこの「ご褒美シール」作戦を取り入れると一気に進みました!! ・お手伝いカードお手伝いカード台紙にお手伝いをしたらシールを貼ります。とはいえ乳幼児の場合はできることが限られていると思います。例えば「帰宅したら靴をそろえる」「食事の前に家族のお箸を並べる」など、小さなことでも子どもにとっては「出来た!! 」という達成感が自主的な行動へとつながるはずです。その他にもさまざまなシーンで活躍する「褒美シール」。親子で描いて、楽しみながら使ってみてくださいね。
2014年07月31日ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記
yopipiのプチプラコーデ〜ときどき育児日記〜
私は25歳の会社員。1年前に夫と結婚し、幸せな生活を送っています。義弟が結婚し、仲良くしようとしていたのですが……。先日、義弟が結婚することになり、顔合わせがあるため私たちも義実家へ。 義妹は妊娠中で、義弟は専業主夫になるといいます。驚いたものの、みんなで結婚を心から祝福しました。楽しい時間を過ごし、私たちは家に帰ってから結婚のお祝いを渡し忘れていたことに気づき、後日義弟の自宅に書留で送ることにしました。 自分たちはお祝いをもらったくせに!?その後、母子ともに健康で元気な赤ちゃんが生まれたと連絡がありました。産後に押しかけるのは迷惑かと思い、またお祝いを義弟の自宅に送りましたが、結婚祝いのときと同様、お礼の電話すらありません。 そんなある日、私の妊娠が判明! 無事、息子を出産しました。義実家へお披露目に行くと、義弟夫婦もいたのですが、なんだか義妹の様子がそっけない……? 私が話しかけると「出産祝いを期待してらっしゃるようですが、兄弟でお祝いはナシでいいですよね?」と告げられました。 お祝いを期待していなかったものの、この発言にはびっくり! 自分が渡す立場になるとお祝いをやめると言い出す義弟夫婦に私は不信感を抱きました。 出産祝いや復職祝い、もらっているでしょ?数カ月後、義母から「甥が小学校に入学したのに、お祝いを渡していないの?」と電話がかかってきました。しかも、「出産祝いや復職祝いをもらっているでしょ?」と義母。どうも話がかみ合いません。 その後、義母から詳しい話を聞いた私はビックリ! ある計画をひらめきました。 アポなし訪問し、真実を暴露!数日後、義弟の家にアポなしで夫婦で行きました。 「お祝いがないって愚痴っていたんだって? 確実に渡すために届けにきた」と夫が伝えました。驚く義妹の隣で、明らかに動揺する義弟。 実は、お祝い金のことで文句を言っていたのは、義妹ではなく義弟だったのです。 義弟は「うちのお祝い金が少ないって兄さんに怒られた」等と嘘をついて、義母にお金をもらっては使い込んでいたのです! 義妹も「何度もお兄さんに渡すための贈り物やら、お祝い金を渡していたわよね!?」と詰め寄ります。義弟の話を信じていた義妹は、私たちへの対応がそっけなくなっていたのでした。 家を出て借金を返済する生活に「家のことは守る」という約束で専業主夫になったのに、家事も育児も義母に押しつけて遊び歩いていた義弟。家族に怒られた結果、これからは昼夜働いて使い込んだお金を家族に返すことになりました。 現在、誤解が解けた私たち夫婦と義妹はとても仲良く過ごしています。子どもたちの年齢も近く、これからの成長が楽しみです! 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年06月01日一生懸命おすわりの練習をしている赤ちゃん。おすわりに奮闘する姿と、パパと赤ちゃんの会話に注目ですよ♪ おすわり出来るかな? パパが「おすわりトンしてごらん」というと…!? 一生懸命!パパの言葉を聞いて、るか君がおすわりをし始めました!るか君、ちゃんとパパの言葉を理解しているんですね♪ よいしょっ!よいしょっ!体勢を変え始めました。 おすわり出来たよ☆ そして…おすわりをすることが出来ました♪ これにはパパも「上手じゃん!!」と大喜び! まさかの返事!?すると…!? るか君もおすわりが出来て嬉しそう!笑顔もとっても可愛いですね♡ パパが「おすわり出来たの?」の聞いてみると… 次の瞬間、 「ゲェェ〜!!」 まさかのゲップでお返事です(笑) 思わず聞き返すパパ(笑) 「えぇ??どんな返事??」 予想していなかった、ゲップでのお返事にパパもびっくり! もう一度聞いてみる… もう一度、るか君に質問してみることに…。「お座り出来たね??」 すると… 「グェ!!!」 やっぱり、るか君からの返事はゲップ…(笑) 「どんな返事!?」とやっぱりパパも困惑です(笑) るか君、パパのお話していることはなんとなくわかっているようです。ゲップはわざとなのかな?? この様子は、ぜひYouTubeでご覧くださいね。思わずクスッとしてしまいますよ。 ぼく、なにかしたかな? ゲップでのお返事に困惑するパパと対照的に、るか君は「ぼく、なにかしたかな?」とこの表情!癒されるやりとりに、思わず笑顔になってしまうパパなのでした♪ 昨日まで上手にお座りが出来なかったるか君。るか君の成長にパパもママも思わずほっこり。これからの成長も楽しみですね! YouTube「せらるかファミリー@seraruka_family」は他にも微笑ましい動画がたくさん配信されていますよ。兄弟での仲良し姿や、家族の日常など癒されるものばかりなので、ぜひご覧くださいね。 【悲劇】パパとの会話中に最低な返事しかしない生後6ヶ月赤ちゃん画像提供・協力/せらるかファミリー
2024年06月01日妊娠後期、人生で初めてのぎっくり腰になりました。特に重い物を持ち上げたわけでもなく、ただソファから立ち上がっただけでしたが、強烈な痛みが走ったのです。 ぎっくり腰を勘違い!「ぎっくり腰」という言葉や、とても痛いものであることはなんとなく知っていたものの、私にとって初めての経験……。 あまりの痛みに「これは陣痛に違いない!」と勘違いしてしまい、陣痛タクシーに乗って病院に急ぎました。 ついに出産かとドキドキしていたのも束の間、助産師さんに「陣痛は何分間隔ですか?」と聞かれて「ずっと痛いです」と答える私。その時点で助産師さんの頭の上にはクエスチョンマークが浮かんでいたことと思いますが、痛みでそれを察する余裕などありません。結局、診察してくれたお医者様から「この痛みは陣痛ではなく、腰を痛めているのでは……」と告げられました。初めての出産で陣痛の痛みを知らなかったとはいえ、とても恥ずかしかったです。このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。 陣痛の痛みとは?赤ちゃんを外に押し出すために繰り返される、規則的な子宮の収縮が陣痛です。一般的に、おなかの張りや痛みが起こると言われていますが、痛みの感じ方は人それぞれ違っていて、痛みに強い、緊張しやすい、家族がそばにいる安心感があるなど、体質やそのときの環境なども影響します。 それでも多くの人が口を揃えて「想像を超える痛み」と話す陣痛。どうしたら陣痛とそれ以外の痛みが区別できるでしょうか。 まず、本格的な陣痛が来る前に「前駆陣痛」を体験するケースがあります。前駆陣痛は、おなかの張りや痛みが続く時間・間隔が不規則で、しばらくすると消えてしまいます。一方、陣痛は、多くの場合、生理痛のような痛みが徐々に強くなり、間隔も短くなってきます。 特徴的なのは、規則的な間隔で痛みがやってくること。痛みの間隔を気にかけておきましょう。 また、出産に向けて腰やおしりに痛みを感じる人もいます。これがぎっくり腰と勘違いした痛みかもしれませんが、陣痛はどこか体の一部分が痛いというよりも、骨や筋肉など体全体が赤ちゃんを産むために、連動して動いている、という感覚です。 そして、今回は恥ずかしい思いをされたことと思いますが、痛みやそれに伴うおなかの張りがある場合は、産院に連絡をして指示を仰ぐのが安心です。また、「まだ大丈夫!」とギリギリまで陣痛を我慢する必要はありません。 出産前から陣痛の痛みについて考えると不安になるかもしれません。しかし産院には医師や助産師さん、看護師さんなど、出産のプロがスタンバイしています。あまり緊張しすぎることなく、出産に臨んでくださいね。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月01日出産する前、風邪などで寝込んだりすることは年に1回あるかないかだった私。ところが1人目出産後の1年半は、体調不良で寝込むことが多くなってしまいました。子どものお世話があるのに何度も何度も寝込んでしまう日々を経験し、私なりに学んだことをご紹介します。 体質の変化!? 2カ月に1回寝込む日々私は産後に、あるときは胃腸炎、あるときはインフルエンザ、またあるときは風邪で発熱という具合に、ちょこちょこと単発の病気にかかる頻度が増え、産後の1年半は2カ月に1回は寝込んでいました。どれも数日寝ていれば良くなる症状なのですが、365日休みなしの子育て中に度々自分が体調不良になるというのは家族にとっても結構なダメージがあります。 実家が近くはないため、夫が仕事を休めるときには家事・育児を代わってもらっていましたが、夫の仕事の都合がつかないときには、もうろうとしながら子どものお世話をして1日過ごしたことが何度となくありました。 一番つらかった冬の胃腸炎中でもつらかったのが、冬場に胃腸炎にかかったときのことです。その日は嘔吐と下痢の症状がひどく、真冬で寒いので外に出るのもしんどい状態でした。しかし、家の中の閉塞的な空間でイヤイヤ期に入り始めた1歳半の娘の相手をしているのもしんどく、なんとか薬をもらおうと自宅から歩いて5分ほどの場所にある内科を受診したのです。冬場のクリニックは混み合っていて、座る場所もない状態でした。娘はちょうどお昼寝の時間で眠っていたのでしばらくは静かに待つことができましたが、1時間待っても診察の順番がまわってきませんでした。 受診できず泣きながら帰宅吐くほどではありませんでしたが気持ちが悪く、体調不良の中待つことに限界を感じ始めたころ、娘が眠りから覚め不機嫌に泣き始めました。すると急にどっと疲れてしまい、受診せずに病院をあとにしました。不調の体で娘をあやしながらもうしばらく順番を待ち、受診することにハードルの高さを感じたのです。帰り道、体調不良のつらさと受診できなかったつらさ、いろいろなつらさを感じ、さらに激しく泣く娘と一緒に、大人げなくボロボロ泣きながら帰ってきたのを覚えています。 母の健康は家族にとっても大切1人目出産後は体調が不安定になりやすかったことに加え、初めての子育てに全力投球し過ぎて、心身共に無理をしている部分があったと思います。自分のことはいつも後回しにしていましたが、何度も体調不良に見舞われる中で、母である私が健康を損なうことが、自分にとっても家族にとっても一番大変だと感じるようになりました。 自分が元気でなければ子どものお世話もできません。それから「自分のこともきちんと考え、自分にも休養を与え、きちんと体調管理すること」の大切さを意識するようになりました。 その後、おろそかにしがちだった自分の睡眠、食事をきちんととり、月に1度は整体に行って体をメンテナンスするようにしました。そのおかげか、2人目出産後は以前のように寝込むことはほぼなくなりました。時間的金銭的に厳しいと感じるときもありますが、自分の健康を維持し家庭をスムーズにまわしていくために必要なことだと割り切っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/キヨ 著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月01日2024年6月1日(土)、千葉県八千代市で小学4年生以下を対象とした少年サッカー大会「マルハン×シント=トロイデンVVカップ」が開催されました。この大会は八千代市サッカー協会の主催で、ベルギー1部リーグに所属するシント=トロイデンVV(以下シントトロイデン)と、そのクラブと資本提携している株式会社マルハン東日本カンパニーの特別協賛により実現。今年で2回目となるこの大会には、八千代市内から10チームと招待チーム2チーム、計12チームが参加。元サッカー女子日本代表の澤穂希さん、山根恵里奈さん、海外で活躍したカレン・ロバートさんら特別ゲストの見守る中、熱戦が繰り広げられました。決勝戦では東習志野FCが勝田台FCを3対2の接戦で制し見事優勝。閉会式ではプレゼンターを務めた澤穂希さんは「これからの長いサッカー人生をしっかり楽しんで、サッカーを続けていってください」と選手たちにメッセージを送りました。午後のイベントでは、大抽選会が開催され、シントトロイデンで活躍する小川諒也選手や元サッカー女子日本代表の岩渕真奈さんも参加。人気サッカーYoutuberのマキヒカさんや梅ちゃんも一緒に大会をさらに盛り上げました。往年の名プレーヤーや現役選手たちを前に、子どもたちだけでなく、大人も大興奮。サインや写真を求める親子連れの列にゲストたちも笑顔で応えていました。マルハングループは八千代市内でデイサービス事業、パチンコホール2店舗、ゴルフ場の運営に加え、2023年からは「ルーケストサッカースクールPowered byシント=トロイデンVV」をスタートさせるなど、スポーツ事業にも力を入れています。この大会を通じて、シントトロイデンや地域との共創関係を深め、今後もサッカーをはじめとするスポーツを通じて子どもたちや地域社会の発展に貢献する活動に力を入れていくとのことです。
2024年06月01日2018年生まれの活発でおしゃべりな息子・ひーくんを育てるはるのさんは、子育てと仕事を両立するワーママであり、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)気質の持ち主。持ち前の繊細な性格に負けじと、育児にも仕事にも奮闘!そんなはるのさんは、繊細な性格ゆえに人見知りです。一方、息子のひーくんは、はるのさんとは正反対。 人見知りも物怖じもしないことから、はるのさんは、ハラハラドキドキすることも多いようで……。 とても社交的というか… ひーくんは保育園の先生の読み聞かせにも、お友だちにあいさつをするにも、さらにはお友だちのママに対しても前のめり! はるのさんは、そんな息子に振り回される反面、“人類皆兄弟”と言わんばかりの大らかな性格を肯定し、応援したくもなるのでした。 子どもだからこその奔放さにハラハラドキドキさせられながらも、「そのまま大きくなってほしい」と願うはるのさんの気持ち、まさに親心ですよね。 そして、人生経験ゆえでしょうか? 人見知りな性格かどうかにかかわらず、大人になると周囲の目が気になり、大きな声であいさつをすることさえ、恥ずかしいと感じることも……。 とはいえ、ひーくんのように元気いっぱい、朗らかなあいさつは、周囲を明るくしてくれます。そう思うと、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションをとれるひーくんのことを見習いたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター はるの
2024年06月01日私は小学6年生のカズオ、3年生のジロウの2児のママです。息子たちは絶賛反抗期中ですが、夫はそんなことお構いなしで家事も育児も私に丸投げ状態。それだけならまだしも、最近夫は催促しないと生活費を渡してくれません。しかも、お金を渡すときも渋々といった感じで、「俺のことをATMだと思っているんだろ」と言われます。そんな夫に影響され、息子たちまで「パパに寄生している」「家族の家政婦」などと、言いたい放題。夫は注意もせず一緒に笑っているだけ……。 私なりにいい妻・いい母になろうと頑張ってみたものの、もう限界です。離婚大歓迎!?そんなある日、夫が見知らぬ女性を連れて帰ってきました。夫が「こいつが俺にストレスを与えてくる嫁だよ」と私を紹介すると、女性は上から下まで舐めるように私を見るのです。 夫はそんな彼女を横目に「今日は報告があるんだ。彼女が妊娠したから離婚な!」と突然の離婚宣告。 その言葉を聞いて、ショックよりも今の生活から抜け出せる安堵のほうが大きかった私は、すぐに家を出る準備を始めました。 夫の計画私が黙々と荷物を詰めていると、「お前たちも準備しろ!」と怒鳴る夫の声が聞こえてきました。ジロウが不思議そうに「どこかに行くの?」と聞くと、夫が「ここは俺が新しい家族と住む家だ。お前たちはママと出ていけ!」と言うのです。 てっきり出ていくのは私だけだと思っていたので、これにはビックリ。子どもたちも、突然の出来事に動揺していました。「そういうわけで、子どもたちはよろしくな!」と夫から言われたので、私はすぐに「無理よ!」と答えました。夫は「子どもは母親が引き取るのが常識だ!」と意味不明な主張をします。 しかし、ママと呼ばれることもなく、日々暴言を吐かれている息子たちを引き取る義理など、私にはありません。実は息子たちは夫と前妻の間にできた子で、結婚以来私に心を開いてくれないままここまできました。 彼女は何も聞かされていなかったようで、この事実に驚いているよう……。夫は「話が違う」と、ご機嫌ナナメになった彼女を必死に説得しています。あまりに滑稽なその姿に、呆れてしまいました。 私の決意そうこうしているうちに私は荷物をまとめ終え、子どもたちに「じゃあ、元気でね!」と言うと、突然2人が泣き出しました。予想外の展開に、驚きしかありません。 「今までひどいことを言ってごめんなさい! 」「本当は毎日おいしいごはんを作ってくれて、学校の行事にもきてくれて嬉しかった」「パパに捨てられるのが怖くて言いなりになっていた」 口々に言う息子たち。口から出まかせか本心か、何年も一緒に暮らしているのでそれくらいはわかります。私は無意識のうちに「悪いのは子どもたちにそんな思いをさせたバカ男だね。一緒に暮らそうか」と言っていたのです。唯一夫に感謝できること母子3人の生活を始めてから、息子たちは元の反抗的な態度がウソのように素直な子になりました。家事はしっかりと分担してくれ、シングルマザーとしての生活もとても助けられています。 一時は悩みのタネでしかなかった息子たち。今ではなくてはならない存在です。夫との結婚は人生の汚点ですが、息子たちの母になれたことには感謝しています。 息子たちを社会に送り出すまで、母として頑張りたいと思います。 子どもは大人が思っている以上に繊細で、まわりの様子をうかがっているものです。子どもを持つということは、ただ衣食住のお世話をして終わりではなく、心も健やかに成長していけるような環境作りが大切ですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年06月01日