子育て情報『我が家は自閉率100%!同じ障害を持っているからこその家庭円満』

2017年7月25日 14:00

我が家は自閉率100%!同じ障害を持っているからこその家庭円満

そんな三男くんのお出かけスタイルは、マスクとイヤーマフが必須アイテム。感覚過敏には、長くサポートを必要としました。

ものごとに集中することもほとんどなく、幼児向けの番組でも5秒も見ていることができない子どもでしたが、そのわりに模倣は上手で、チラッと見ただけのダンスをフルコンプしたり、バイバイなどの身振りも7ヶ月程度で身に着けてしまう。

初めて発達検査を受けた3歳の頃には、文字盤の時計を「形」で理解しており、スケジュールの伝達は時計の絵柄で行え、「見る力」の強い子どもでした。

しかし、足し算はできるのに、6歳になる少し前まで自分の年齢が言葉で言えなかったり特定の色だけが言葉にならなかったりと、物事と「言葉」がつながりにくく、ここが発達のポイントになりました。

現在は通常級で過ごしており、算数に関しては「文章の意味」をサポートすれば理解は早いようですが、国語は苦痛。書く作業に負担が大きい彼は、書き取り以外の「文字を書く」課題はパソコンでの提出を許可してもらっています。

明るく元気で常にどこかが動いている子で、猫パパと長男の影響を大きく受けて、一昨年からバスケットにはまっています。


そんな3人の息子に、長年付き合いのある子どもたちの担当医から「恐らくADHDでしょう。只者ではないね笑」と、お墨付きを貰っている猫パパ。

そして、某医大で自閉症スペクトラム+ADHDの診断を受けている猫ママ。

猫家はそんな5人が集まって暮らしています。


「家族全員に障害があってよかった」パパの言葉の真意は……

我が家は自閉率100%!同じ障害を持っているからこその家庭円満の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132008471

3人の息子が、全員障害があるとわかった時、猫ママは一時期、言い表せない空虚感に襲われた時期がありました。障害があること…その現実と将来を案じたとき、不安に押しつぶされそうになり、子どもたちが寝た後に泣く日々が続きました。

そんな時、猫パパに言われたこと。

「3人いて、1人だけ定型だったらそれはそれで辛いよ。
何事も少数派というのは辛いものだから。3人なら3人障害児で、俺は良かったと思うよ。」

改めて思い返すと、この言葉の意味が良くわかります。

今、私は、自分や猫パパ、そして子どもたちのことを「障害者でなければよかったのに」とは思いません。

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