【2019年春最新版】子どもにぴったりの国語辞典の選び方。全9社・24冊の特徴を一挙紹介
先日、障害のある方とお花見に行きました。いつもバスや自転車で行く公園です。目的は公園でお花見をすること。その時は公園に着くまでに普段の何倍も時間がかかりました。では私は損をしたのでしょうか?答えはいいえ!まったく!です。
このお花見を開催するにあたっての苦労話を聞いたり、道ばたに咲いている花の話をしたり、子どもや奥さんがご自分の障害をどう話すかという話を聞いたり。普段の速度ではとてもできないことを経験しました。
電子辞書と比較して紙の辞書の利点を考えたとき、これと同じだと思いました。急ぐときは急げ。最短距離を最速の移動手段で。でも初めての道は、お子さんと一緒に歩いてみましょうか。
国語辞典は子どもに選ばせよう!
こんにちは。ゆか先生です。連載第1回は「国語辞典でこの時代を生きぬくための基本動作が身につく」という仰々しいテーマでした。これはけして大げさなことではなく、調べ学習にしろ、アクティブラーニングの資料作りにしろ、「分からないことをそのままにしない」という姿勢が大切だということ、そして、辞書を引くという動作が、あらゆる検索や調査の基本動作となるのだというお話をしました。
お子さんに辞書を買ってあげたい!そんな気持ちになったと思います。
今日は、さっそく国語辞典を選んでみましょう。あ、選ぶのはお子さんですよー。
なぜ子どもが選ぶの?
国語辞典にしろ何にしろ、命に関わらないことは本人が選んだ方が断然良いです。それは、主体性を持つこと、責任を人になすりつけないことという基本的な考え方につながります。
親が選んだ本には、自分に不利な状況になった場合の逃げ場があります。「ぼくが選んだんじゃないもん」ということです。辞書のことを「これは僕の選んだ本なんだよ」と言えたら素敵ですよね。
進学の記念にお孫さんに辞書を贈るおじいちゃん、おばあちゃんがいますが、そのような申し出があった場合は、ぜひ、お孫さんと一緒に本屋に行ってもらいましょう。おじいちゃん、おばあちゃんもその方がうれしいに決まっています。
一人に一冊
兄弟がいる場合、お兄ちゃんやお姉ちゃんのお下がりでいいですか?という質問をよく受けます。国語辞典は2,000円前後です。小学校生活全般に渡り付き合う割にこんなに安い本はないのでは?と思います。また、下のお子さんほど、お下がりでない場合は喜ぶはずです。付箋を貼ったり、一度引いた言葉に線を引いたりする方法を後日書きますが、そういう自分独自の方法で辞書と付き合うためにも、一人一冊が理想です。