映画『のぼうの城』のジャパン・プレミアが9月20日(木)、都内で開催され、主演の野村萬斎を始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、佐藤浩市、犬童一心監督、樋口真嗣監督が揃って出席した。石田三成率いる豊臣方の2万の大軍を前に、でくのぼうの“のぼう様”こと成田長親の指揮の下、わずか500の兵で城を守りきった忍城の史実を映画化。東日本大震災の発生を受けて公開が延期となっていたが、ついに晴れのお披露目となった。萬斎さんはこの日を迎え「とにかく嬉しい」とニンマリ。(公開が)1年延びたこともあり、やっとみなさんにこの素晴らしい映画を観ていただけます」と感慨深げに語る。でくのぼう扱いされながらも民衆に愛され、飄々と“奇跡”を起こす長親について「どういう思考回路を持った男なのか全く書かれてないし、どう役作りしたものか?“大きな男”とあるけど僕は全然大きくないし、『困ったなぁ』と思った」と苦労を明かした。犬童&樋口両監督は鎧兜を被って登場。日本映画では異例のW監督となるが「現場に出てみると若干、戸惑うところもありましたが、妙にうまい具合に融合していった」と手応えを明かす。自身の演技は「7割ぐらいが馬上」だったが、「思う存分に馬に乗れました。この仕事を30年ほどやって来て、久しぶりに映画会社の小さなスクリーンで(完成した映画を)観て後悔した」とスケール、完成度に自信をのぞかせた。紅一点の榮倉さんは時代劇初挑戦。監督に勧められて参考に黒澤明の時代劇を事前に観たそうだが「壮大過ぎて、逆に緊張しました」と苦笑い。薙刀を華麗に使いこなし、自分よりも大きな山口さんを投げ飛ばすシーンのために武術も学び、さらに乗馬にも励んだそうだが「乗馬は好きで2か月くらい練習したんですが、(完成した映画では)カットされてました」とちょっぴり不満げ。犬童監督は「僕が切りました。編集してみたら映画のためにはない方が良いと思ったので…。でも乗馬のシーンは(ほかにも)ありますよ」と慌てて釈明していた。成宮さんは出演陣の中でも一番重い甲冑を着こんでのシーンが多くて苦労したよう。「3キロくらい痩せました。もっと動けるイメージだったんですが、重くて全然動けなかったです。当分、甲冑は着たくないです…」と苦笑を浮かべた。上地さんと山田さんは、石田三成&大谷吉継のコンビを演じたが「10年くらい前から何度か共演しているのでやりやすかった」と山田さんが言えば、上地さんは「一緒に誕生日を祝ったり、いつも2人だった」と笑顔で明かす。甲冑を着こむときも、上地さんはいつも山田さんに手伝ってもらっていたそうで「いつも『つけて』とお願いして、『いいかげん、覚えなよ』って怒られてました(笑)」と明かすなど仲の良い様子を見せていた。山口さんは佐藤さんと手柄を競うライバル関係にある役どころだったが、自身が佐藤さんに勝てるところは「これっぽっちもありません!尊敬してます」と恐縮しきり。逆に佐藤さんは「一度、プライベートでご家族にもお会いしたんですが、子供たちがぐっさんをいい目で見ていて、父として確実に責務を果たしてるんだな、負けてるなと思いました」と“父親”ぐっさんを称えていた。犬童監督は「自信満々の楽しめる娯楽作品を自分の手で作れて満足しています」と語り、樋口監督も「普通の映画の2倍の演出が入ってます」とW監督の効果をアピール。最後は萬斎さんの掛け声に合わせて、会場全体で「えいか、えいか、おー!」と劇中にも出てくる鬨の声を上げ作品を送り出した。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年09月20日様々な問題が山積する高校を舞台に、教師が生徒を大殺戮するという衝撃的な題材を扱う三池崇史監督×伊藤英明主演の話題作『悪の教典』。このたび、本作の主題歌が国民的人気グループ「EXILE」から生まれた新ユニット「THE SECOND from EXILE」のデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」に決定した。2010年に発売された貴志祐介の同名ベストセラーを原作に、いじめやモンスターペアレンツ、セクハラ、淫行などの問題がはびこる現代の学校を舞台に、一人の教師による生徒の惨殺事件を描くサイコサスペンス。主演の伊藤さんを筆頭に、二階堂ふみ、染谷将太、林遣都、そして山田孝之に吹越満と個性豊かな実力派俳優陣が顔を揃え、“日常の崩壊”というテーマに挑む。本作の主題歌を担当することになったのはEXILEのメンバーであるKENCHI、KEIJI、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHIの5人から成る新ユニット「THE SECOND from EXILE」。EXILEに加入する2009年3月以前に活動していた「二代目J Soul Brothers」の7名のメンバーのうち、現在「三代目J Soul Brothers」に参加しているNAOTO、NAOKIを除く5名から成るグループである。今回の映画主題歌決定を受け、「『悪の教典』が大ヒットすることを願い、僕らなりにできることを精一杯頑張らせていただきます!!」(KENCHI)、「新曲『THINK ’BOUT IT!』には夢を諦めようとしていたり、何かに迷っている方や悩んでいる方に勇気やパワーを与えられるような楽曲になっています。映画のイメージにも合ったダンスミュージックで、音楽的にも新しく、いままでの僕たちを知っている方にはさらに刺激を与えられると思います!」(KEIJI)と続々とメンバーからの熱いコメントが到着。さらに、「原作の本も読ませていただき、伊藤英明さん演じる蓮実先生の奥底にある暗部や葛藤をメンバーやプロデューサーの方たちと本編のラストで流れるのを想像しながら作り上げ、音楽として表現できたのではと思っています」(NESMITH)とその出来栄えに自信の程をうかがわせる。また、本作のプロデューサーであり、一足先に楽曲を試聴した臼井央氏は「観終わった後、この主題歌を無意識に口ずさんでしまう観客がいたら、それは僕らの勝ちです(笑)」とニヤリ。「この素晴らしい原作に、映画スタッフ・キャストがまた新しい解釈を与えたように、主題歌としても新たな切り口でこの物語をエグッてくれた。この壮絶な衝撃作の最後を華々しく飾るにふさわしい主題歌、誕生です」と大満足のコメントを寄せている。THE SECOND from EXILEのデビュー曲「THINK ’BOUT IT!」は11月7日(水)より発売。彼らの楽曲が、血に染まった“衝撃の問題作”にどのような色を添えてくれるのだろうか?『悪の教典』は11月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年09月07日25日から公開された山田孝之主演の映画『闇金ウシジマくん』が、土、日の二日間で、動員5万人、興収7500万円突破の好スタートを切ったことがわかった。本作はAKB48の大島優子が出演し、身体を張った“汚れ役”を好演していることでも話題を呼んでいる。その他の写真“金”をテーマに、裏社会の闇を描き出した本作。メイン館である新宿バルト9の石田マネージャーは「予想を超える動員を見せ、この夏のダークホース作品でした。レイトショーや25時台にもしっかりとお客さんが入ったかと思えば、月曜の夕方に満席になったりもする。他の作品と違い不思議な動きを見せる作品ですね」とコメント。実際に各上映劇場では、夕方から夜の時間帯にかけて動員が急増し、7割以上の劇場で、レイトショーに最高動員数を記録しているという。また、本年度のAKB48が出演している作品の中では、1館あたりの興収アベレージが56万8650円と、他作品と比べて約2倍という高い数字をマークしている。累計600万部突破の同名コミックを原作に、深夜枠で放送されたドラマを映画化した本作。ドラマ版は、2011年度の邦画テレビドラマ・ランキングで2位(ビデオインサイダー調べ)になるなど、深い時間帯の放送ながらも観客の心をつかんでいたからこそ、夜に友達や恋人と観たい作品という立ち位置を確立したといえるのではないだろうか。これを受けて、GyaO! では、31日(金)の12時から24時間限定でドラマ版『闇金ウシジマくん』(全話)を無料で配信することが決定している。本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と、債務者たちが金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。大島は、出会い系のバイトにはまり、人生が転落していくフリーターを演じている。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月30日累計140万部を突破した大ベストセラー歴史小説を、8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』。8月28日(現地時間)カナダ・モントリオールにて開催中の第36回モントリオール世界映画祭(ワールド・グレイツ部門)にてワールド・プレミアが行われ、石田三成役を演じた上地雄輔を筆頭に犬童一心監督、樋口真嗣監督の3名が“出陣”した!一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。長親役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、佐藤浩市、山田孝之、市村正親など錚々たる豪華キャストが競演したことでも注目を集めている本作。この日が世界初の一般向けのお披露目となったが、黒のタキシードに身を包み、映画の中で演じた武将・石田三成を彷彿とさせる堂々たる装いの上地さんと、のぼう様こと成田長親と石田三成の兜を被った犬童監督と樋口監督が劇場に姿を現すと、上映を心待ちにしていた大勢の観客からは大歓声が!登場するや犬童監督が「こんばんは、監督を務めた犬童です」とフランス語で挨拶をし、樋口監督もそれに続き「私たちは双子ではありません。私たちは夫婦でもありません」とユーモアたっぷりに挨拶し会場を沸かせた。「この映画は450年ぐらい前の話です。その時代、日本は戦国時代と呼ばれ、日本中が戦争をしてその中で誰が天下を取るかという戦いをしていました。いつ自分が死んでもおかしくない時代で一生懸命生きた人たちの姿を描こうと思いました」と作品に込めた熱い思いを口にした犬童監督。上地さんも「この映画はたくさんのスタッフ、素晴らしいキャストのみなさんと力を合わせて時間をかけて一生懸命に作った作品です。これをきっかけに日本や世界中に力強さや優しさが広がるように、みなさんもこれを観てもし感動したら、いろんな家族や友達に強さや優しさを伝えてもらえたらなと思ってます」と海を越えての上映に感慨深げな様子だ。残念ながら上映開始時間の遅延のため、予定されていたQ&Aは急遽中止となってしまったが、劇場の外では3人に直接映画の感想を伝えようと列をなす大勢の観客の姿もあったそう。映画化実現まで8年、さらに震災での公開延期など大きな波乱の時期を迎えたものの、その苦労も遂に実を結ぶ結果となった。初の海外映画祭に参加した上地さんは、滞在時間20時間弱という超弾丸スケジュールだったものの、文字通り“不眠不休”で楽しんだよう。公開に向けて遂に本格始動となる本作。『のぼうの城』がこの秋、日本の映画界をさらに盛り上げてくれそうだ。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月30日山田孝之主演の映画『闇金ウシジマくん』の公開を記念して、山田をはじめ林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ムロツヨシら出演者が、“百獣の王”を目指すタレント武井壮をゲストに迎えた特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画が公開された。特別番組『超ヤベーぜ!TV ライジング エンジョイ!ウシジマくん編』の動画この番組は、元十種競技日本チャンピオンで“地上最強の男”を目指して日々トレーニングを続ける武井が、映画に登場する最強の闇金ウシジマ社長や、強盗殺人を犯した噂もある最狂キャラ・肉蝮を“確実に倒せるシュミレーション”を披露し、山田たちに倒し方をレクチャーするというもの。武井の熱すぎるレクチャーを笑いながら観ていた山田たちも、番組が進むにつれ、眠っていた闘志に火がついたのかシュミレーションにすっかり引きこまれたようで、番組は最後まで笑いのたえない“熱い”内容になっている。山田は武井の熱いシュミレーション&プレゼンに「生きる活力をいただきました。彼のように生きることが出来たら戦争もなくなるのでは」と感心。武井は「街で知らない人に拳を振るうのではなく『闇金ウシジマくん』を観て、ウシジマ社長を倒すシミュレーションを立てて、ストレスを発散していただきたい」と映画をPRした。『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の人気コミックを原作に、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月28日「ぴあ」調査による8月24日、25日公開の映画・満足度ランキングは、高倉健、6年ぶりの映画主演となる『あなたへ』がトップに輝いた。2位に山田孝之主演の『闇金ウシジマくん』が、3位に佐藤健が伝説の剣客を演じた『るろうに剣心』が入った。その他、上位作品の写真1位の『あなたへ』は、亡き妻の願いを叶えるべく旅に出た男の姿を描いたロードムービー。出口調査では「言葉は少ないが、訴えかけてくるような高倉健の素晴らしい演技は健在。心の繋がりなどが伝わってくる感動的な話だった」「過去を振り返り、将来を見据えて自らの目的を達成していく登場人物たちに感動した」「観終わった直後で涙が止まらない。この映画はぜひ夫婦で観てほしい」「夫婦となり、男女が寄り添っていくことを決めた以上、互いのことを考え、自分を大切にすることが重要だと感じた」など、特に60代以上の観客を中心に支持された。2位の『闇金ウシジマくん』は、真鍋昌平の同名コミックを映画化した作品。観客からは「社会の闇を描いた傑作」「原作を上手く再現している。法律に興味のある学生に観てほしい」「ストーリー面はとても原作に忠実。日常では経験しないような闇金に関することが描かれていて、役者も豪華で観る価値あり」「自分が今まで経験したことのないような世界の話で、興味深く勉強になった」「闇金に手を出してはいけないという教訓になるので若い人に観てほしい」など、原作ファンからも好評を集め、10代、20代の若者から好評だった。(本ランキングは、2012年8月24日(金)、25日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年08月27日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の初日舞台あいさつが25日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の山田孝之をはじめ、共演する林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを執った山口雅俊監督が登壇した。山田は「土曜の午前中にこんな映画を観たら、楽しい週末は過ごせないと思います」と初回上映に駆けつけたファンに“警告”。「いいなと思ったら、周りの人に宣伝してほしいし、良かったら『剣心』も観てください」と同日公開のライバル作に塩を送った。その他の写真本作は、違法な金利で、非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、林が一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表を熱演。大島優子(AKB48)が母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役でそれぞれ新境地を開いた。林は「自分とはかけ離れた世界に生きる男なので、振り切ってやらないといけないと思った」と役作りを振り返る。山田とは同じ事務所で「撮影前に社長に呼び出されて『山田のウシジマはすごいぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ』とものすごくプレッシャーをかけられた」と知られざるエピソードも披露していた。なお、大島は同日開催されたAKB48の東京ドーム公演に出演中で、舞台あいさつには欠席し、ビデオメッセージを寄せた。「ぜひ舞台上でAKB48の曲で踊ってほしい」と山田らにリクエストしたが、山田は「やれと言われれば、何曲でもやりますけど、次の上映もありますから…」とやんわりダンスを拒否していた。山口監督は「ハードでダーク。予定調和には終わらない、心に残る映画を作ったつもり。『日本よ、これが映画だ』なんて言われ、確かに日本は元気がないが、ここにいる皆さんはいずれ世界に出ていく才能なので、追いかけながら支えたい」と山田らをたたえていた。『闇金ウシジマくん』公開中
2012年08月27日コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)、公開初日を迎え、主演を務める山田孝之を始め、共演の林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、ドラマに続きメガホンを取った山口雅俊監督が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶を行った。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版ではイベントサークルで成り上がろうとする若者(林さん)、母親の借金を背負った娘(大島優子)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。「ハードでダーク。予定調和には終わらない映画」(山口監督談)だけあって、山田さんも「土曜日の午前にこんな映画を観てしまったら、楽しい週末は過ごせないはず」とファンを気遣う場面も。それでも「具体的な提示をしないのが、ウシジマの不気味さ。演じるときも機械的というか、変な“異物感”を意識した」と不敵な表情で語った。一方、林さんは本作でシリーズに初参戦。山田さんとは同じ事務所に所属しており、撮影に入る前には事務所の社長に呼び出されたのだとか…。「いきなり社長から『山田のウシジマはすげえぞ。お前はどう戦うつもりか言ってみろ!』ってプレッシャーをかけられた」と裏話を披露。ウシジマさえ騙し、欲望を追及する役どころは「自分とはかけ離れた世界で生きる男なので、振り切ってやらないと演じきれないと思った」とふり返った。もちろん、ドラマ版に引き続き崎本さん&やべさんが演じる“カウカウファイナンス”の社員も健在。林さんから「おふたりがとても優しかった」と明かされると、「こんな人前で優しいと言われると、照れくさい」(崎本さん)。現在39歳のやべさんは、劇中で25歳(ウシジマと同い年!)という設定で、「撮影中の連載で年齢が分かって、急にビックリした」と笑いを誘った。なお本作で汚れ役のヒロインを体当たりで演じた大島さんは、8月24日(金)~26日(日)まで東京ドームで開催される「AKB48」のコンサートに出演中で、残念ながら舞台挨拶には欠席。その代わりに、山田さんらにビデオメッセージを寄せ「ぜひAKBの曲を踊って」とスクリーン越しに“ムチャぶり”した。客席からも「踊って!」のリクエストが飛んだが、山田さんは「昨日、自分のFacebookで映画の宣伝をずっとしていて、2時間しか寝ていないので…」と拒否。“AKBを歌って踊る山田孝之”は幻に終わった。『闇金ウシジマくん』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月26日情け容赦ない闇金業者・ウシジマを主人公に、カネや欲望に踊らされる人間の悲哀と本質をリアルに描く問題作『闇金ウシジマくん』。本作で共演を果たした主演の山田孝之と林遣都が、伝説の闇金と野心家のギャル男へのアプローチ法を明かすとともに、劇中の若者たちのように誘惑に負けて代償を払うことがないようにとアラートを鳴らした。その他の写真ファン待望の劇場版は、債務者の人生を脅かす超法外な金利で金を貸す伝説の闇金・ウシジマが、出会いカフェにハマるフリーター・未來(大島優子)、野心家のイベントサークル代表・純(林)たちを徹底的に追い込み、ギリギリの人間ドラマを炙り出すサバイバル・エンターテインメント! 深夜ドラマに続いてハマリ役のウシジマ役を続投した山田は、「ドラマ版のスピード感はそのままに、スクリーンで観て初めて成立する引きの映像、長い間に感動しました」と今作を高評価。純役で初参戦した林も、「ウシジマという恐ろしい人間と戦うポジションで出られたことがよかったです(笑)」と最強のダークヒーローと対峙する純役を満喫したことをコメント。若手演技派同士の激突シーンは、手に汗握る迫力だ!ただ、ウシジマも純も超有名キャラ。それぞれアプローチには思案と工夫が必要だったという。「ウシジマという人間を語り過ぎてはいけないと思っていた」という山田は、「人それぞれ受け取り方が違うからウシジマは怖い」と、素性がよく分からないからこそダークヒーロー足り得ると分析。「映像にする以上、そこを提示し過ぎないように心がけていました」とミステリアスな状態を維持したまま演じていたことを説明。一方、「自分とかけ離れている男だった」と純役を回想する林は衣装やメイクに力を入れる手段は避け、「ただ必死に毎日を生きている男として演じました。のし上がっていく気持ちを大事にしていました」と純の内面を重視するアプローチを実践。彼の必死感は林のリアルな演技で最高に伝わってくる。劇中の若者たちはウシジマの制裁で人生の意味をも知るが、長年ウシジマを演じた山田は、「それこそが、この作品を作った意味だと思います」と最後にシリーズを総括! 「ウシジマも債務者もお金をどう見ているかという違いだけで、どっちも結局は醜いなって思いますね。僕たちがそういう人たちを演じて作品を作る意味は、そこを提示したかったからです」。未來も純も、どこにでもいる若者たちで、どこにでもある欲望の結末を味わう。「そうですね。誰でもなり得るので、『闇金ウシジマくん』は警鐘にもなっていくはずです。深夜ドラマも同じテーマで作っていましたが、今回は映画版として提示したいですね」。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)より、全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年08月24日まもなく公開となる映画『闇金ウシジマくん』に出演する山田孝之、林遣都、崎本大海、ムロツヨシ、やべきょうすけ、希崎ジェシカが20日に都内某所の焼肉屋に集結。撮影現場の様子などについて様々なエピソードを暴露し、その模様がニコニコ動画で生中継された。その他の写真真鍋昌平の人気漫画を一昨年の深夜ドラマに続く形で映画化。トゴ(10日で5割)という違法利息で金を貸し付ける丑嶋と彼の債務者たちの姿を通じ、金や欲望が幅を利かせる現代社会を鮮烈に描き出す。やべと希崎のコンビによる司会で始まったこの飲み会兼暴露大会。まずは緑茶ハイ(やべ)とウーロン茶(希崎)を頼んだ直後に本命の丑嶋社長こと山田とその部下の高田役・崎本が到着!ふたりは生ビールを注文し揃って乾杯して本格的にトークがスタートした。さらに山田が直接、携帯電話で呼び出す形で林も到着。林は「急に呼ばれて来たんで状況読めてないですが…」と戸惑いつつも生ビールを注文し、一同は改めて乾杯した。林が来た途端にニコニコ動画では“遣都(ケント)”にちなんで“デリカット”という投稿が連発される事態が発生した。劇中の丑嶋は野菜が食べられないという設定だが、山田は和風ドレッシングのサラダを注文。ドラマでの大量のカイワレを食べるシーンをふり返り「(口が)イタかった!二度とやらない」と苦笑い。さらに丑嶋の好物であるオムライスの食べ方などを解説したが、やべによると、食べ物の撮影に関して山口雅俊監督には「かなりこだわりがあった」という。酒と食事が進むにつれて話題も徐々にディープに。ドラマの製作、さらに劇場化に至る経緯を年表で振り返りつつ、裏話を交えながら盛り上がりを見せた。映画『闇金ウシジマくん』 公開直前企画ニコニコ生放送 「超ヤベーぜ!TVライジング」20日 22時30分まで生放送中『闇金ウシジマくん』8月25日(土)より、全国ロードショー
2012年08月20日山田孝之主演で、累計600万部を超える真鍋昌平の人気コミックを映画化した『闇金ウシジマくん』。“闇金”という社会のダークサイドを描く本作と切っても切れない“お金”について、山田さんが語るインタビュー&TVスポット映像がシネマカフェにいち早く到着した。深夜ドラマ版で山田さんが演じ、ハマリ役として大きな話題になった主人公・丑嶋は、非合法の金貸し“闇金”で非情に債権者を追いつめていく“ダークヒーロー”。劇場版では母親の借金を背負った娘やイベントサークルで成り上がろうとする若者らを通じて、金と欲に踊らされる現代社会の闇を炙り出す。今回届いた映像では、本作の根本的なメッセージを「お金のもっている力」だと力強く語る山田さん。劇中ではトゴ(※10日で5割の金利)と呼ばれる法外な金利で金を貸し、大島優子や林遣都が演じる債務者から冷酷に借金を取り立てていくが、「お金との適切な距離を保って置かないと、人間も人間関係もすぐに崩れてしまう。そういう感覚で観てもらいたいです」と“搾取する”側の立場から警鐘を鳴らす。ほかにも、ダークなユーモアが満載の本作の楽しみ方について語る山田さんが、特に映画版で称賛するのが初参加を果たした共演者たちの熱演。「何と言っても(林)遣都と大島さんが、魅力的で良い芝居をしています」と先輩の顔になり、若手2人をベタ褒めしている。“明日は我が身”とは思いたくないものだが、この不安定な世の中で転げ落ちるその前に、こちらの映像から「お金との適切な距離」を学んでみては?『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月20日山田孝之が主演する映画『闇金ウシジマくん』に、現在、収監中の“ホリエモン”こと堀江貴文氏からコメントが届いた。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、債務者たちに非情な取り立てをする、闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を主人公に、金と欲望が渦巻く“闇金の世界”に翻弄されていく債務者たちの姿を描いた人間ドラマ。現在、有価証券報告書の虚偽記載など証券取引法違反の罪で長野刑務所に収監されている堀江氏は本作について「俺も出たかった…(セレブ役)」とコメント。2010年に放送されたドラマ『闇金ウシジマくん』のPR用スピンオフ企画映像『太客h.のエロリアーノな毎日』に出演した堀江氏は、どうやら映画版の出演も狙っていたようで、“お金”がらみで塀の中に行くことになった堀江氏の出演がかなわったのは何とも残念な話だ。また、本作の公開を記念して、20日(月)にニコニコ動画の生放送サービス『闇金ウシジマくんチャンネル』で、山田をはじめ、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、希崎ジェシカら出演者が本音トークを繰り広げる番組『超ヤベーぜ!TVライジング~エンジョイ ウシジマくん編~』が放送されることも発表された。この番組は“主人公のウシジマ社長が野菜を食べない”という設定にちなんで、都内の某焼き肉店から生中継される予定。番組では、あえて台本が用意されていないそうで、出演者たちの本音や撮影中の貴重なエピソードが飛び出すことになりそうだ。『超ヤベーぜ!TVライジング~エンジョイ ウシジマくん編~』放送日時:8月20日(月)20時から22時30分出演者(予定):山田孝之、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、希崎ジェシカ※その他、特別ゲスト調整中番組放送場所:ニコニコチャンネル『闇金ウシジマくんチャンネル』『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年08月15日コミック累計600万部を誇る真鍋昌平の同名人気コミックを、連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、8月11日(土)、都内で高校生限定のティーチイン試写会が行われ、主演の山田孝之とヒロイン役の大島優子(AKB48)が約100人の現役高校生と“お金”や“人生”について語り合った。山田さんは「お金は自分の夢や欲しいものへの中間に位置するものだから、決して最終目標として考えないでほしい」とメッセージ。大島さんは制服に身を包んだ“ガチ”な高校生を目の当たりに「やっぱり制服姿って、キラキラしていていいですね。私も制服を着る職業なので(笑)、これからも似合っていたい」と瞳を輝かせ熱視線を送った。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていくウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版では母親の借金を背負った娘(大島さん)やイベントサークルで成り上がろうとする若者(林遣都)などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。次第に追い込まれる債務者たちの姿が高校生の心に衝撃を与えたのか、ある女子からは「いままでの人生で、一番追い込まれた出来事は?」という質問が。これに対し山田さんは「常に追い込まれているし、いまも追い込まれていますよ(笑)。でもそれでいいと思う」と不敵な笑み。一方の大島さんは「以前1年の間に、盲腸とノドの手術を受けたことがあって。もうAKBとして活動していたので、手術を受けてしまうと(時間が空いてしまい)自分の居場所がなくなるんじゃないかと不安になった」と自身の経験を明かした。さらに「最近した一番大きな買い物は?」というお金にちなんだ質問には、「去年やっと、初めて車を買いました。貯金、貯金というよりは欲しいものがあれば、そのためにお金を貯めて使うタイプなので」(山田さん)、「最近、実印を買ったんですよ。それを使うって、大きな決断が必要なときですし、大人だなって重みを感じます」(大島さん)。人生観からプライベートな一面まで堂々と語る山田さんと大島さんの発言に、高校生たちも熱心に聞き入っていた。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年08月13日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、11日、都内で高校生限定のティーチイン試写会が開催された。上映後には主演の山田孝之と、ヒロイン役で共演する大島優子(AKB48)が出席し、映画のテーマである“お金”や“人生”について、高校生からの質問に答え、「お金を最終目標にはしてほしくない。お金は自分の夢や、やりたいことへの中間に位置するもの」(山田)、「私自身もこの映画からガムシャラに生きることの大切さを感じました。過激な作品ですが、皆さんにとっての道しるべになれば」(大島)とメッセージを送っていた。その他の写真本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマを訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田がTVドラマから主演を続投し、大島は母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーター役で新境地を開いた。ある男子学生から「人気者になりたいので、アドバイスがほしい」と発言すると、山田は「人気者、なりたいですか? ならなくていいと思うし、注目されると面倒くさいですよ」と思わず本音が。それでも「周りが見えないくらい何かに打ち込んで“面白い人”になれば、自然と人気者になれるかもしれない」と助言。一方の大島は「すっごく日焼けするのはどうですか? きっと周りのみんなは『どうしてそんなに日焼けしているの?』って聞いてくるはず。安易な答えですみません」と恐縮していた。また将来の方向性に不安を感じるという女子高生に対しては「好きなことを追及して、そこを活かしてみるといい」(山田)、「私自身、好きなことをやらせてもらっているので恵まれていると思う。すごくまれなことだと思いますけど」(大島)。「ここ最近の一番大きな買い物は?」の質問に、山田が「去年やっと車を手に入れた」、大島が「実印を買いました」と答え、プライベートな一面も垣間見せていた。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年08月13日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の公開を記念し、3日、東京・新宿バルト9でTVシリーズの一挙見オールナイト上映会が行われた。くしくも8(や)月3(み)日の金(きん)曜日だった同日、上映を前に出演者のやべきょうすけ、崎本大海、希崎ジェシカ、山口雅俊監督が舞台あいさつに立ち、撮影時の裏話を明かした。その他の写真本作は、闇金会社の社長ウシジマ(山田孝之)が、金や欲望に踊らされる債務者たちを非情な取り立てで追いつめる姿を、笑いとエロス、そして過激なバイオレンスで描いた骨太ドラマ。この日、本作で舞台となる“カウカウ・ファイナンス”の社員を演じるやべと崎本が、来場者に特製ポケットティッシュを直接手渡しするファンサービスを行った。やべは“社長”山田とのエピソードを暴露。「社長らしく、よく僕らを食事に連れて行ってくれた。僕のほうが、年齢もキャリア的にも先輩ですけど甘えっぱなしで(笑)」。さらに「作品に対する思い入れが強い人。撮影中もよく体を鍛えていた」と知られざる素顔を明かした。そんな山田がドラマの撮影中、現場に差し入れたのはなんとエアガン!「疲れやストレスがたまったスタッフさんに、自由に使ってもらおうという“社長”のアイデア。実際みんなストレスがたまっていたらしく、すぐにそこら中BB弾だらけになった」と楽しそうに振り返っていた。一方、崎本は同じくカウカウ・ファイナンスの社員を演じる女優・片瀬奈々の現場での様子を「朝6時から深夜まで、1日に30シーン撮るタイトなスケジュール。しかも片瀬さんが午前2時に別の現場に行かなければいけないという状況になった時、片瀬さんが『明日が来なければいいのに』とメモに走り書きしていて…」と述懐。「僕も自分に負けないよう心掛けた」と語った。8月27日に公開される映画版『闇金ウシジマくん』には、おなじみのメンバーはもちろん、母親の借金返済のため、怪しげなバイトにハマるヒロイン役の大島優子(AKB48)、イベントを成功させ成り上がろうとする大学生を演じる林遣都ら豪華な新メンバーも顔をそろえる。TVシリーズに続き、映画版も手掛けた山口監督は「題材が題材なだけに、最初は(ドラマを)オンエアできるかも分からない状態だった。それでも幸いご好評をいただき、映画化にこぎつけることができた」と感無量の面持ちだった。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年08月06日累計130万部を突破した大ベストセラー歴史小説を8年ぶりの映画主演となる野村萬斎を迎えて映画化した一大プロジェクト『のぼうの城』が11月の公開に先立ち、第36回モントリオール世界映画祭「ワールド・グレイツ」部門へ特別招待された。これを受け、このたびW監督を務めた犬童一心監督と樋口真嗣監督、そして石田三成役を演じた俳優・上地雄輔が現地入りすることが急遽決定した。一国一城の主でありながら民から“でくのぼう”の意から「のぼう様」という名で慕われた成田長親。戦国の大武将・豊臣秀吉率いる2万の軍勢にたった500人の兵でケンカを売った、彼の奇想天外な戦人生と戦をめぐる人間模様を描く。“総大将”のぼう様役の野村さんを始め、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、佐藤浩市、山田孝之、平岳大、市村正親など錚々たる豪華キャストの競演が注目を集めている本作。今回、映画祭への緊急参戦が決まった上地さんは、天下統一目前の豊臣秀吉の命を受け、2万の軍勢を率いて忍城(おしじょう)に“水攻め”を仕掛ける、理知に富む戦国武将・石田三成を熱演、役者として新境地を開いている。上地さんが海外の国際映画祭に参加するのは今回が初めて。TVドラマにバラエティ、映画、歌手活動と多忙な中で参加を決めたため、滞在時間は20時間未満という異例の弾丸スケジュールとなるとのこと。昨年の東日本大震災の発生を受けての公開延期を乗り越えての上映決定に続く映画祭出品決定とあって、上地さんは「やっとみなさんに(しかも海外・モントリオールの地から!)御覧いただけるという思いと、歴史あるモントリオール世界映画祭への出品ということで、犬童・樋口両監督と共に、日本の元気、底力をお届けできたらと思っています」と感動もひとしお。一方、犬童監督と樋口監督の両監督はというと「参加するワールドグレイツ部門の『グレイツ』という、どこか大げさで楽しい響きはこの作品にとっても似合いますね。萬斎さんと三成役として堂々渡り合った上地雄輔さんと共に映画祭を楽しんできたいと思います!」(犬童監督)、「『日本人はみんな同じ顔に見える』と言われがちですが、今回は野村萬斎さんを始めとして各ジャンルで活躍している、いろんな“イイ顔”をまんべんなく集めています。まさしく日本代表選手団です」(樋口監督)と既に本映画祭に攻め入る心の準備は万端のようだ。本作以外にも、同映画祭には堺雅人主演の『その夜の侍』に高倉健主演『あなたへ』、そして『渾身 KON-SHIN』の出品が決定しており、例年以上に日本映画の活躍が期待されるところだが、ほかとは異なる“時代劇映画”というジャンルを確立している本作に対する海外の反応とは?日本公開より一足早く、世界で初のお披露目となる。『のぼうの城』は11月2日(金)より全国にて公開。■関連作品:のぼうの城 2012年11月2日より全国にて公開© 2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ
2012年08月02日山田孝之が主演する映画『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)から公開されることを記念し、主人公ウシジマ社長の愛車があたる“ハマージャンボ宝くじ!ウシジマ社長の愛車を大放出映画『闇金ウシジマくん』HUMMER(ハマー) H2プレゼントキャンペーン”が現在、映画公式サイトで行われている。公開された劇中動画本キャンペーンは、主人公の丑嶋馨=ウシジマ社長の愛車として撮影で実際に使われたHUMMER H2(以下、ハマーと記載)を抽選で1名にプレゼントするというもの。ハマーは、米陸軍に開発させれたモデルをストリート向けに改良を加えた全幅2160mmの大型車。そのサイズ、デザインは圧倒的な迫力を備えており、このほど公開された劇中動画では、ハマーを運転するウシジマ社長と、シリーズ最凶のキャラ、肉蝮(にくまむし)が対峙する緊迫感あふれるシーンが登場。本編の観賞後には強い印象を残す“最強の車”だ。ちなみに原作『闇金ウシジマくん』の24集、25集は作者の真鍋昌平がHUMMER H2を書き下ろしたイラストが表紙を飾っている。キャンペーンの応募は公式サイト内の特設サイトで8月31日(金)の24時まで行われる。本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー(C)2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年07月31日堺雅人と山田孝之をキャストに迎え、自ら書き下ろした戯曲を映画化した赤堀雅秋の初監督作『その夜の侍』。このたび、本作が8月23日(現地時間)より開幕となる第36回モントリオール世界映画祭の「ファースト フィルムズ ワールドコンペティション部門」に出品されることが明らかとなった。小さな鉄工所を営む中村健一は、5年前にひき逃げ事件で妻・久子を亡くして以来、虚無感に囚われた生活を送っていた。一方、ひき逃げ犯・木島は刑期を終えて出所。しばらくすると木島の元に、“何か”をカウントダウンする匿名の脅迫状が届くようになる。送り主は中村に違いないと周りの者はそれを止めさせようとするが、久子の命日の夜、遂に2人は対峙することになる――。本作の出品が決定した「ファースト フィルムズ ワールドコンペティション部門」は、世界中から選りすぐった初監督作品で競うコンペティション部門。同部門に選ばれた作品はもちろん賞の対象にもなるため、映画祭でも一際高い注目を集めている部門である。劇団「THE SHAMPOO HAT」の旗揚げ以来、全作品の作・演出・出演を担当し、その独自の世界観は“赤堀ワールド”と称され多くの支持を集めてきた赤堀監督は、初映画監督作ながらも舞台で鍛え上げた手腕で主人公・中村役の堺さん、木島役の山田さんを始め綾野剛、谷村美月、坂井真紀、安藤サクラら豪華実力派キャストの力を存分に引き出し、細部にわたってこだわりを見せ、独自の世界観を映画に注入させたようだ。今回の海外出品の決定について、当の赤堀監督は「なんかすいません…といった感じです。出品させていただくことになり、キャスト・スタッフのおかげだと思います。嬉しいです」と恐縮しつつも、その喜びを噛み締めている様子。かつては滝田洋二郎監督が『おくりびと』でグランプリ、『悪人』の深津絵里が最優秀女優賞、『わが母の記』が審査員特別大賞受賞と、数多くの日本映画が栄えある賞を手にしてきた映画祭だけに、同じくコンペティション部門の賞レースに本作がどのように絡んでくるのか、注目が集まる。『その夜の侍』11月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会
2012年07月30日映画『闇金ウシジマくん』でヒロインを演じた大島優子が、北米最大の日本映画祭『第6回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!』で、ひときわ輝く若い才能に与えられる“Cut Above Award for Outstanding Debut”を受賞する事が発表され、大島の出演シーンをとらえた本作の特別動画が公開された。特別動画最新の日本映画がお披露目される場として、米国内外からの注目を集める本映画祭は、12日(木)から22日(日)までニューヨークで開催。今年は、全作英語字幕付きで『闇金ウシジマくん』のほか、『スマグラー おまえの未来を運べ』、『さや侍』、『わが母の記』、『モテキ』など、合計39本の作品が上映される。真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』。本作で大島が演じた鈴木未來は、どこにでもいる平凡な女の子。だが、ギャンブル好きの母親の借金を取立てにきた闇金業者“カウカウ・ファイナンス”社長ウシジマ(山田)と出会ったことで人生が一転。出会いカフェのバイトでお金を稼ぐようになっていく。女優として賞を初めて受賞した大島は、「今回の役柄は光と闇を彷徨う難しいキャラクターで、演じる上で悩んだことも多かった」といい、「遠く離れたニューヨークの映画祭で評価を頂いたと聞いて、とても光栄に思っています。今後も女優・大島優子として、より多くの作品に参加させて頂き、一人の人間として磨きをかけていきたいと思っています」と意欲的なコメントを寄せている。このたび届いた動画では、借金の返済をしに“カウカウ・ファイナンス”を訪れた未來(大島)が、社長のウシジマに食って掛かる場面などが映し出されている。今やAKB48の顔ともいえる大島だが、子役時代から培ったこれまでの経験を活かしており、女優として輝く姿が垣間見られる特別動画となっている。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー第6回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!期間:7月12日(木)~22日(日)
2012年07月12日累計600万部を誇る真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、山田をはじめ、大島優子、林遣都、崎本大海、やべきょうすけ、新井浩文、山口雅俊監督が舞台あいさつに立った。その他の写真本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。そんな“金の闇”を題材にしたストーリーにちなみ、舞台あいさつでは500円玉2244枚、10円玉551枚を使用した総額112万7510円の特製パネルがお目見え(重さはなんと18キロ!)。さらに特製の“100万円札”が天井から降り注ぐ“金まみれ”の演出で、キャストと客席を驚かせた。山田は「人間とお金の距離感というものは、難しいですね…。それは人それぞれ、収入と支出が違うからです。この映画を見て、ぜひ気をつけて生きてください。お大事に」とあいさつでもウシジマ節は全開だ。母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島)、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林)らシリーズ初参加のキャストも大きな見どころ。大島は初の“汚れ役”で「個性派、演技派の俳優さんに囲まれて演技し、緊張の日々でした」と振り返り、林も「心身共に疲れました」。そんな二人に対し、山口監督は「考えうる最高のキャスティング」と太鼓判を押した。崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーはドラマシリーズから続投し「(青木ヶ原)樹海に行ったのが大きな経験」(崎本)、「役作りよりも若作りを頑張った」(やべ)。原作の人気キャラクターである肉蝮を演じた新井は、大島が所属するAKB48の大ファンだといい「共演シーンがなかったので、今日こうして並んでいるのが不思議」と笑顔を見せていた。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年07月11日小学館漫画賞に輝いた人気漫画を2010年の連続TVドラマに続いて映画化した『闇金ウシジマくん』の完成披露試写会が7月11日(水)に都内で開催され、主演の山田孝之に劇場版のヒロインの大島優子(AKB48)、林遣都、新井浩文、崎本大海、やべきょうすけ、山口雅俊監督が舞台挨拶に登壇した。非合法の金貸し“闇金”として非情に債権者を追いつめていく“ダークヒーロー”ウシジマ(山田さん)の姿は深夜帯のドラマで大きな話題に。劇場版では母親の借金を背負った娘やイベントサークルで成り上がろうとする若者などを通じて、金と欲に踊らされる現代社会を鋭く描き出す。監督はドラマから本作に携わってきたが、違法な金融業を描く作品だけあってTV局も及び腰だったそうで「『カイジ』や『ナニワ金融道』は問題ないのに、この作品はなかなか『やる』と言ってもらえなかった。苦労して立ち上げた」としみじみ。今回の劇場版について「こういう場で『最高のキャスティング』と嘘をつくプロデューサーや監督がいっぱいいますが(笑)、この作品に関しては本当に最高のキャスティング!」と毒を交えつつ万感の思いを明かした。山田さんも「深夜ドラマでお金もない中で手さぐりで作ってきました。たぶん『面白い』と思ってくれた人が多かったんでしょう。(映画も)暑い夏に撮影してやっと、公開が近づいてきました。よかった…」と飄々と語りつつも強い思いを感じさせた。大島さんは先ほどの監督の「最高のキャスティング」という言葉に、「演技派、個性派のみなさんに囲まれて緊張する日々でしたが、いまは至福のときです」と満面の笑みを浮かべていた。ちなみに、新井さんはライヴに何度も行くほど大島さんの大ファンだったそう。この日も「並んでるのが不思議」と語っていたが、もともと脚本上ではたった一度だけあった大島さんと新井さんの共演シーンを「監督が削った」(新井さん)と恨めしげな表情を見せた。劇中で大島さんは借金に溺れ不幸のどん底に落ちていく役を演じているが、この日は大島さんが100万円をトゴ(※10日で5割の金利)で貸す側となり、男性陣はそれぞれ担保を発表!監督からは「次回作の主演オファーと晩酌セット」という魅力的な提案が。崎本さんは「半分くらいなくなっても大丈夫ということなので」と生々しく「肝臓」を担保にしようとしたが、大島さんは「もらってどうすればいいの?」と困惑。監督からは「生レバー禁止ですからね」とツッコミが飛んだ。林さんは「人生で一番モテて楽しかった」という「中学校の記憶」をカタに借金を画策。新井さんはリアルに「身分証のコピーと実印」を提供し、しかも事務所の先輩の浅野忠信を保証人にする周到ぶりで笑いを誘っていた。最後に山田さんが掲げたボードには「命名権」の文字が…。話題の命名権(ネーミングライツ)を譲渡することで、例えば、山田さんが2人目の“大島優子”になって、大島さんの代わりにコンサートなどの仕事をこなすと熱弁。これには大島さんも大喜び。監督は「山田くんは(AKB48のヒット曲)『ヘビーローテーション』を歌って踊れる」と太鼓判を押しており、AKB劇場に登場する日も近いかも…?山田さんは借用書にサインをし「山田孝之改め、大島優子です!」とノリノリだった。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年07月11日“闇金”という社会のタブーを描き、累計500万部の売上を誇る真鍋昌平の同名コミックを、ドラマ版に続き、山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』が今夏公開となる。「AKB48」の大島優子、林遣都を始め、新井浩文、市原隼人ら若手実力派の豪華な面々による、ドギマギさせられる過激なセリフが満載の予告編映像が到着した!10日(ト)で5(ゴ)割という法外な利息でカネを貸し付ける「カウカウ・ファイナンス」の若き社長・丑嶋(ウシジマ)の元に救いを求めにやって来る債務者たちの姿を通じて人々の欲望、社会の歪みを巧みに描き出す本作。今回届いた予告編では、ドラマ版からのハマリ役である山田さんが主人公・ウシジマの容赦ない仕事はもちろん、大島さん扮する出会いカフェのバイトで体を売って金を稼ぐ未來(ミコ)、林さん扮する成り上がりを夢見るイベントサークル代表のチャラ男・純の2人が、欲望の泥沼に飲み込まれていく様子が垣間見れる。これに加えて、本作のキーパーソンとなる新井浩文扮する純を追い回す怪人“肉蝮(にくまむし)”の姿も。ボロボロの歯に虚ろな目、そして真夏にも関わらずボア付きのコートという異様な身なりで包丁を手にした姿は怖ろしい。さらに、未來を取りまく男たちの一人、アキト役で出演するウェイター姿の市原さんも、一瞬ではあるが確認することができる。原作では、母親から信じられないような言葉を投げかけられ、自身も「若さはカネになる」と哀しいまでのドライな捨て台詞を吐く現代っ子な未來に寄り添う、誠実で優しい幼なじみの男性として登場するが、本作ではどのような男性として描かれているのかはまだ明かされておらず、大島さんとの共演シーンに期待が集まる。若さ、カネ、成り上がり…と様々な欲を糧に現代社会を生きる彼らに、ウシジマが投げかけるのは「逃げられると、思ってんの?」の一言。借金の取り立てから、どうしようもない欲望から、彼らは何から逃れようとしているのか?その答えは劇場で確かめてみるとして、ひとまずこちらの映像から社会の闇でうごめく人間模様を覗いてみて。『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年06月27日累計500万部を突破した真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』が8月25日(土)から公開されるのを前に、予告編映像が届いた。『闇金ウシジマくん』予告編本作は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)を訪れる債務者たちが、金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。今回解禁となった約1分半の予告編映像には、ウシジマ(山田)が、一大イベントを成功させて成り上がろうとするイベントサークルの代表・小川純(林遣都)の目に電気コードを突き刺そうとする壮絶なシーンや、母親の借金を肩代わりし、出会いカフェにハマるフリーターの鈴木未來(大島優子)が、母親から「3P してくんない?」と強要される過激なシーンなどが映し出されている。また、崎本大海、やべきょうすけら、ウシジマ率いるカウカウ・ファイナンスのメンバーがドラマシリーズから続投しているほか、市原隼人、新井浩文らも登場。豪華な顔ぶれにも注目が集まりそうだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年06月27日11月公開の堺雅人主演映画『その夜の侍』の主題歌が、UAが歌う昭和の名曲『星影の小径(こみち)』に決定した。映画『その夜の侍』は、赤堀雅秋が自身の劇団・THE SHAMPOO HATで2007年に上演した舞台を自ら脚本・監督を務めて映画化した作品。5年前に起こったひき逃げ事件で妻を亡くした中村(堺)と、刑期を終えて出所した犯人・木島(山田孝之)を主軸に、ふたりを取り巻く人間たちの孤独と葛藤を描き出す人間ドラマ。UAが歌う『星影の小径』は、1950年に発売され大ヒットとなった歌謡曲で、ちあきなおみら多くの歌手によって歌い継がれてきた名曲だ。「まずエンディングは『星影の小径』しかないと思い、せん越ながら歌えるのはUAさんしかいない!」という赤堀監督の熱烈なオファーを受けたUAはこの依頼を快諾。彼女は今回の主題歌を歌うにあたり、「アイラヴユー、アイラヴユー。愛することは許すこと、あの人を、私を。いつまでも、いつまでも」と、歌詞と本作の内容に絡めたコメントを寄せている。現段階では、UAの歌う『星影の小径』のリリース予定はなく、彼女の歌は“映画館”のみで聴くことができる貴重なトラックになりそうだ。『その夜の侍』11月17日(土)より全国ロードショー
2012年06月26日累計500万部を突破した真鍋昌平の同名コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』の主題歌が、Superflyの新曲『The Bird Without Wings』に決定した。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、債務者へ非情な取り立てをする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と、債務者たちが金と欲望を巡り“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描いた人間ドラマ。山田の他に、大島優子、林遣都、市原隼人、新井浩文らが出演する。本作でSuperflyが歌う『The Bird Without Wings』のテーマは、“不安に立ち向かう”というもの。Superflyは「みんなハンディキャップを抱えながら、不安を抱きながら日々を過ごしている。それでも前へ進まなければいけない。そんな心の葛藤と決意を描きました」とコメント。また、山口雅俊監督は「(本作は)大島優子さんたちが演じる普通にどこにでもいる無力な若者たちが、ウシジマに象徴される人生の困難と格闘する映画。この曲の主題もそこにあり、映画に大きい力を与えてくれた。この曲をうみ出したすべての人にありがとうと言いたい」と語っている。本楽曲は、8月15日(水)にCD発売される。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年06月20日2010年秋、真鍋昌平による累計500万部の同名ベストセラーコミックを山田孝之主演でドラマ化し、その過激な描写が話題を呼んだ「闇金ウシジマくん」の同名劇場版がこの夏、公開となる。その主題歌を人気アーティスト「Superfly」が担当することがこのたび明らかとなった。“闇金”を題材に、追い込まれていく債務者たちの恐怖を通して現代に潜む闇をえぐり出していく本作。劇場版では、うんざりする日常に飽いて安易なバイトに手を染めるフリーター・未來と、一大イベントを成功させるために闇金に手を出してしまうイベントサークルの代表・小川純、2人の若者の金と欲望を巡り、転落の人生ゲームが幕を開ける。債務者を次々と奈落の底に叩き落としながら金の恐ろしさ、人生の真実を思い知らせる最強の闇金・丑嶋(ウシジマ)馨をドラマ版より続投するのは、山田孝之。また、出会いカフェにハマるフリーターの未來を「AKB48」の大島優子、野心に燃えるイベントサークルの代表・小川純を林遣都が演じる。本作の主題歌に決定したのは、8月15日(水)にリリースとなるSuperflyの新曲「The Bird Without Wings」。同曲で彼女が歌うテーマは「不安に立ち向かう」。川を目の前に立ちすくみ、周囲と自分を比べてしまう鳥を“自分”に置き換え、自分にしか見えない景色を見つめ、与えられた姿、不完全な自分をも認め、状況を受け入れてこそ持てる強さと決意をもって一歩進もう(川を泳いでいこう)という静かな強さのあるメッセージが込められている。「みんなハンディキャップを抱えながら、不安を抱きながら日々を過ごしている。それでも前へ進まなければいけない。そんな心の葛藤と決意を描きました」と曲に込めた思いを語るSuperfly。また、同曲を聴いた監督・山口雅俊からは、「大島優子さんたちが演じる普通にどこにでもいる無力な若者たちがウシジマくんに象徴される人生の困難と格闘する映画です。この曲の主題もそこにあり、映画に大きい力を与えてくれた。この曲を産み出した全ての人にありがとうと言いたいです」と喜びのコメントが寄せられた。どこにでもいそうな人たちのどこにでもある欲望の結末と救いようのない社会の闇、そして微かだが確かにある希望の光を描いた『闇金ウシジマくん』は、まさに欲望や自身の弱さに呑み込まれずに自分らしい一歩を踏み出せるか、ということを訴えかける一作。しなやかでパワフルな歌声で奏でられるSuperflyの主題歌は、どのようにこの世界を彩ってくれるのか?『闇金ウシジマくん』は8月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会
2012年06月20日直木賞候補にもなった和田竜のベストセラー小説を野村萬斎主演で映画化した『のぼうの城』の第一弾予告編がこのほど公開された。『のぼうの城』予告編『のぼうの城』は、家臣から“のぼう様”と呼ばれる忍城(おしじょう)の城代・成田長親(野村)が、外見からは想像もできない才能と人望によって、天下統一を目指す豊臣秀吉の2万の大軍を相手に、たった500名の兵で圧倒的な戦いを見せる様を描いた作品。野村をはじめ、佐藤浩市、榮倉奈々、山口智充、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之らが出演し、犬童一心と樋口真嗣が監督を務める。圧倒的な戦力の差をつけられた長親の軍勢はどのようにして形勢を逆転し、勝利をおさめるのか? 小説『のぼうの城』は、その“奇策”の面白さと巧みさ、策を成功させるべく奔走する登場人物たちの魅力が読者の心を掴み、またたく間にベストセラーになった。累計130万部を突破した小説のオリジナルは実は、映画脚本。原作者の和田竜氏は脚本を基に小説を書き上げた。映画版はその意味で“真の”『のぼうの城』と言えるだろう。このほど公開された予告編も、少し奇妙な行動をとる長親や、激しい戦いの中で必死に生きる者たちの姿を積み重ねる構成で、原作ファンには読書時の記憶がよみがえる、未読の観客にはこれまでにないエンターテインメント映画の登場を予感させる内容になっている。『のぼうの城』11月2日(金) ロードショー
2012年06月08日人気アイドルグループ「AKB48」が6月6日(水)、27枚目となるシングル(8月29日リリース)を歌う選抜メンバーを選出する「第4回AKB48選抜総選挙」の開票イベント「ファンが選ぶ64議席」が東京・九段下の日本武道館で行われた。出馬したのはAKB48(88名)、SKE48(64名)、NMB48(64名)、HKT48(21名)の総勢237名。その頂点に立ったのは、昨年2位に甘んじた大島優子だった。2010年以来のセンター返り咲きに「この景色をもう一度見たかったんです」と涙ながらに喜びを語った。そんな大島さんが出演する映画『メリダとおそろしの森』と『闇金ウシジマくん』が、この夏相次いで公開される。『メリダとおそろしの森』(7月21日公開)はディズニー/ピクサーが初めて女性を主人公にして描いた注目のファンタジー・アニメーションで、大島さんは主人公・メリダの日本語版吹き替えを担当している。ハリウッド映画の声優に初挑戦で「これからどんな風に演じていこうかと、いまからワクワクすると共に緊張もしています」と武者震い。そして『闇金ウシジマくん』(8月25日公開)では、母親の借金を肩代わりしたことで、山田孝之演じるウシジマから身も凍る取り立てを受け、追いつめられていくヒロインを体当たりで熱演。金のために時間を切り売りする“欲望の世界”に足を踏み入れ、闇金の恐怖を実感する役どころに「人が目を背けてしまうような題材に真っ正面から挑む姿勢がカッコいい」と決意をにじませている。こうした女優としての“躍進”に対し、ファンからは「AKB48を卒業してしまうのでは?」と心配の声が上がっているのも事実。盟友であり、昨年主演を務めた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』で第21回日本映画批評家大賞の新人賞を受賞した前田敦子の“グループ卒業宣言”を機に、その憶測は加速し、大島さん本人が卒業を否定することもたびたびだった。開票後、取材に応じた大島さんは「これからも全力でやらせていただきます。AKBに限界はないし、ここからがスタート」とAKB48からの卒業を改めて否定。この日唯一の“10万票超え”に「ファンのみなさん、頑張りすぎだなと思いましたが、ありがたいです。私をセンターにしたいという気持ちからの行動だと思うので、ありがたく受け取りたい」とファンへの感謝も忘れなかった。この夏は、前田さんが出演する『苦役列車』(7月14日公開/山下敦弘監督)も控えており、映画ファンにとっては大島さんと前田さんの“新旧センター”によるスクリーン上での切磋琢磨にも期待がかかる。AKB48第4回選抜総選挙投票結果>(※以下、選抜メンバー16人が27thシングルを歌う)第1位 大島優子108,837票(昨年第2位)第2位 渡辺麻友72,574票(昨年第5位)第3位 柏木由紀71,076票(昨年第3位)第4位 指原莉乃67,339票(昨年第9位)第5位 篠田麻里子67,017票(昨年第4位)第6位 高橋みなみ65,480票(昨年第7位)第7位 小嶋陽菜54,483票(昨年第6位)第8位 板野友美50,483票(昨年第8位)第9位 松井珠理奈45,747票(昨年第14位)第10位 松井玲奈42,030票(昨年第10位)第11位 宮澤佐江40,261票(昨年第11位)第12位 河西智美27,005票(昨年第16位)第13位 北原里英26,531票(昨年第13位)第14位 峯岸みなみ26,038票(昨年第15位)第15位 横山由依25,541票(昨年第19位)第16位 梅田彩佳24,522票(昨年第22位)■関連作品:苦役列車 2012年7月14日より全国にて公開© 2012「苦役列車」製作委員会闇金ウシジマくん 2012年8月25日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012真鍋昌平・小学館/「闇金ウシジマくん」製作委員会メリダとおそろしの森 2012年7月21日より全国にて公開© Disney/Pixar All Rights Reserved.
2012年06月07日累計500万部を記録した真鍋昌平の人気コミックを、TVドラマに続いて山田孝之主演で映画化した『闇金ウシジマくん』に片瀬那奈が出演し、ドラマの途中で主人公のもとを去った大久保千秋を再び演じることが発表された。その他の写真『闇金ウシジマくん』は、10日で5割の利息で貸付をする闇金会社カウカウ・ファイナンスの社長ウシジマ(山田)と債務者たちの人間模様を捉えた物語。劇場版にはドラマ版に続いて山田や崎本大海、やべきょうすけらが出演し、さらにAKB48の大島優子と林遣都が登場。人生の目的を見失い出会いカフェにハマるフリーターの鈴木(大島)と、人生の一発逆転を画策するイベントサークルの代表、小川(林)が“闇金の世界”に翻弄されていく姿を描く。本作で片瀬が演じる大久保千秋は、ドラマ版のオリジナルキャラクター。元AV女優で、故郷の親を安心させるために正社員の職を探しているところ、闇金会社とは知らずにカウカウ・ファイナンスに入社した。ドラマ版では闇金の刺激的すぎる世界を目の当たりにして退職していたが、映画版で逮捕されたウシジマを救うために復活する。片瀬は「一見怖そうに見えるウシジマ社長は本当に怖いですが、その職業や荒っぽさを除けば芯のあるプロフェッショナルな人です。映画版では千秋はカウカウ・ファイナンス、そしてウシジマ社長の最大のピンチに助っ人として登場しております!個人的にぜひ注目して欲しいのは、最凶にして最狂の宿敵“肉蝮”とウシジマくんとのバトルシーンです。千秋も危険を顧みず激しいアクションに参加します!」とコメント。ドラマ版では新米社員だった大久保千秋がスクリーンでどんな“アクション”を見せるのか気になるところだ。『闇金ウシジマくん』8月25日(土)全国ロードショー
2012年05月18日3月の映画化発表後、4月10日(火)にクランクインし順調に撮影を進めている三池崇史監督×伊藤英明主演の話題作『悪の教典』。問題だらけの高校で教師が生徒全員を皆殺しにするという衝撃的な題材を扱う本作で、伊藤さん扮するサイコパス教師・蓮実のターゲットとなる生徒役に『ヒミズ』の二階堂ふみと染谷将太、林遣都が抜擢!さらに教師役として山田孝之が共演することが明らかとなった。2010年に発売された貴志祐介の同名ベストセラーを原作に、いじめやモンスターペアレンツ、セクハラ、淫行などの問題がはびこる現代の学校を舞台にした、教師による生徒の惨殺事件を描くサイコサスペンス。問題の教師・蓮実が担任する2年4組クラスの生徒で、直感が鋭く、蓮実への不信感を抱いている片桐怜花役には二階堂ふみ、クラスは異なるが怜花に想を寄せる同級生で、集団カンニングの首謀者・早水圭介役には染谷将太が抜擢。二階堂さんと染谷さんと言えば園子温監督作『ヒミズ』での共演が記憶に新しく、ヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞にあたる“マルチェロ・マストロヤンニ賞”を受賞した若手注目株。園組に続く三池組での新たなる化学変化が期待されるが「思い焦がれていた三池組です。最高のエンターテインメントになるよう、現場に激しく片桐怜花をぶつけていきたいと思います」(二階堂さん)、「赤にもいろいろな赤があると思いますが、三池大先生のイメージする赤色の血を、流したいと思います」(染谷さん)と万全の意気込み!怜花と同じクラスの生徒で同性愛者であり、蓮実の同僚教師と関係を持っている前島雅彦役には『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』、『莫逆家族バクギャクファミーリア』など冒険的な役どころが続く、林遣都。「確実に衝撃的な作品になると思うので、完成を楽しみにしながら撮影の日々を送っています。自分は孤立していて少し変わった役柄なのですが、一つの学園の中でのお話なので、生徒のみんなと良い雰囲気を作ることを心掛けたいと思います」と頼もしいコメント。そして、蓮実の同僚で、生徒にセクハラをする体育教師の柴原徹朗役には山田孝之が抜擢!『クローズZERO』シリーズ、『十三人の刺客』に続く三池作品への出演となるが、「台本を読んでストーリーや役に惹かれたのと、やはり三池さんの作品には出たいという気持ちからオファーを受けました。三池さんや伊藤さん、先輩方からまだ知らないことを教わりたい、遣都やふみちゃんたちを見て、新鮮な感覚を取り戻せたら」とその胸中を語る。なお本作は、今夏開催される第69回ヴェネチア国際映画祭への出品を目指すことを発表。実は、三池監督と伊藤さんを含む4人のキャスト勢には、同映画祭経験者という共通点が。海外映画祭の常連である三池監督は2007年の『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』で伊藤さんと、2010年には『十三人の刺客』で山田さんと同映画祭に参加。二階堂さんと染谷さんに至っては、先述の通りの功績を挙げている。同作の核となる殺戮シーンはこれから撮影されるようだが、どのような三池ワールドが完成するのか?『悪の教典』は11月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:悪の教典 2012年11月、全国東宝系にて公開■関連記事:伊藤英明、三池崇史との再タッグで“悪”の教師に衝撃作「悪の教典」映画化決定!
2012年05月10日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!