自分たちらしくリメイク好きなものに囲まれて暮らすヴィンテージライクな家
自分たちの世界観にこだわる
「田舎に住みたかったんです」と、神奈川県を走る相模線沿線に家を建てた菊地幸太郎さんと麻未さん夫妻。相模線は、茅ヶ崎駅と橋本駅を結ぶローカル線で、全線単線。車窓からはのどかな田園風景が楽しめる。「最寄りの駅は小さな無人駅で、ボタンを押さないと電車のドアが開かない……そんな雰囲気にわくわくしたんです」と笑う幸太郎さん。麻未さんも、「駅を出ると相模川が見えて、遠くには丹沢山系が望める。そういうところを歩いて家に帰ることができたら気持ちいいだろうなぁって思って」と話す。
以前勤務していた古着屋で出会ったというお2人。「使い込んだ感じに惹かれる」(幸太郎さん)、「ボロボロのほうがかわいい」(麻未さん)と、ユーズド感のある雑貨や家具が好きで、インテリアの好みも似ているという。
そんなお2人が「自分たちの世界観とマッチした」というのが『ライフ・ステージ』が手掛けた家。自然素材にこだわった、ヴィンテージ感あふれる住宅に興味を持たれたそうだ。「床は無垢材、壁は漆喰にしたかったんです。手や足に触れると心地いいし、経年変化も楽しめますからね」と幸太郎さん。リビングの天井にはエイジング加工をした梁を取り付け、壁の一面には特殊加工を施した杉板を設置。