プレーンなデザインの美しさ閉じているのに光が抜ける主張をしない、普遍の住まい
テラスにはサイドと屋根に開口があり、光と風が通り抜ける。仕切りには造作した木枠のガラス窓、簾、障子の引き戸を。
持っていたテーブルに合わせて設計してもらった書斎コーナー。階段上の開口から、光が降りてくる。
ナラの床材が気持ちいいリビングダイニング。漆喰の壁が光の反射を受けて陰影を出す。ジャスパー・モリソンのソファーの置き場所も考えて設計。
トップライトから光が入るダイニング。アルネ・ヤコブセンのセブンチェア&楕円テーブルに、ルイス・ポールセンのペンダントライトを。
北欧家具が活きる空間に
「もともと北欧が好きで、家具や照明、雑貨などたくさん買い集めていたんです。それに合うように設計してもらいました」。
1階の玄関からスキップフロアで上がった空間は、持っていたテーブルがちょうど収まるように設計。
家族全員でそれぞれの時間を過ごせる書斎のようなスペースを確保した。
「主人が仕事をしたり、子どもたちが勉強したり。ダイニング以外にみんなが集える場所があるのは重宝していますね」。
という妻は、一方でキッチンだけは独立した空間を希望。
「永田昌民さんが設計した大橋歩さんの家のキッチンに憧れていて、一直線の独立したキッチンにしてほしいと、青木さんにお伝えしました。