くらし情報『結婚後の “プレッシャー”…発達障害の私が「子どもを産む」こと』

2018年4月28日 15:30

結婚後の “プレッシャー”…発達障害の私が「子どもを産む」こと

また、発達障害当事者に対する風当たりは非常に強いと実感します。例えば「アスペかよ」といった罵り言葉を聞くことがあります。相手がアスペルガー症候群であろうがなかろうが、当事者を差別しているからこそ出てくる言葉なのではないかと思います。「だってアスペは空気が読めないし面倒だから」と言われそうですが、その考えが偏見や差別の根本なのだと考えています。

アスペルガー症候群は遺伝性の可能性がある、と聞いたとき、私は子どもを産まないと決意しました。ある種のハンディキャップを持って生まれる可能性が高いとわかっているなら、子どもにつらい思いをさせたくないと考えたのです。だから、出産の話につながるような結婚もしないつもりでした。

理解ある男性と出会って結婚。
その後のプレッシャー

結婚後の “プレッシャー”…発達障害の私が「子どもを産む」こと


結婚はしないという前提で交際していたことはよくあります。結婚願望がないことも、最初に伝えていました。そんななか、病気にも私の価値観にも理解がある男性に出会いました。私は彼に、「子どもを産むつもりはないし、一緒にいたいなら事実婚が良い」と伝えました。それでも彼は結婚したいと言い、結婚したときの法的メリットを挙げてくれました。話し合うなかで、結婚という道でともに生きるのも良いものだと理解し、入籍に至ったのです。

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