2019年10月17日 18:20
スラム街出身だけど…インド階級差別社会に立ち向かう青年の生きざま
映画のストーリーのヒントになるんじゃないかと思って、まずは軽く挨拶というつもりが、気づけば3時間くらい話し込んでいましたね(笑)。
リーマー 初めて彼に会う時、私たちが会いたがってるというのは伏せてもらったんですよ。なので、実際に会った時はとても驚いて、恥ずかしがっていました。幸い、話をするうちに打ち解けてくれて、彼のライブに呼んでもらったんです。そこでオープニングアクトを務めていたのがDivineでした。その彼ともバックステージで話を聞くことができました。映画を作りたいと言った時は、2人とも、ヒップホップがより多くのオーディエンスに届くことになるのを喜んでいましたね。
--主演のランヴィール・シンは今作で今までにないキャラクターを演じていますが、撮影時はどうでしたか?
ゾーヤー 彼とは2回目の撮影だったので、安心感がありましたね。
実は彼はカミングアウトしていなかったけど、ラップが好きだったんですよ。趣味でラップをやっていたのを、私は知っていたんです。彼とは何年も前からの知り合いで、人柄もよくわかっていますし、ボンベイ出身なのでスラングにも精通しています。今回のムラドという役はほとんど彼にあて書きしたものなんですよ。