2019年11月7日 21:00
「標準語になると、もぞもぞしちゃう」WANIMA、絆を語る
強さの中にある優しさは、時に背中を押し、時にともに歩む。力強く響き渡る、その音楽の源はどこから来るのだろうか。いまや日本全国で活躍するバンドとなったWANIMAに、“同郷”熊本から生まれるパワーやつながりについて伺いました。
同じ気持ちで生きてきた。ともに帰る場所がある、強さ。
熊本県・天草市で幼い頃から一緒に育ったベースボーカルKENTAとギターのKO-SHIN。そこに、熊本市出身のドラムのFUJIが加わり、2012年から現在の3人で活動をスタートしたWANIMAは、“同郷”というかけがえのない絆で結ばれている。と同時に、彼らはライブに来るお客さんとの絆をとても大切にするロックバンドだ。
ルーツであるメロディックパンクを軸にしながら、親しみやすいメロディで歌うのは、仲間とともに少しでも良い未来に進めたら、というポジティブなメッセージ。そういう音楽を、彼らは、聴き手の顔を直接見ることができるライブの現場で届けることにこだわってきた。いわば、そこはWANIMAとお客さんの“心の故郷”だ。どこまでも人間らしい体温で、自らのロック道を邁進するWANIMAの3人に、彼らの生き方をかたちづくった原点=熊本について話を聞いた。