2019年11月12日 18:30
セクハラ・パワハラ以外に知っておきたい“SOGIハラ”って何?
同じ職場で働く人との絆の礎は、ハラスメントのないこと。知識と機転、簡単にできるアイデアで、みんなで目指したい、居心地のいい職場作り。
小さくとも声を上げる勇気の連鎖が絆に繋がる。
「ハラスメントへの認識をアップデートしてほしい」
と語るのは『ハラスメントの境界線』を上梓した相模女子大客員教授の白河桃子さん。
「日本は職場にいる時間が長く、職場を家のように履き違えている人がいます。だから、ハラスメントを訴えられた人の言い分も『部下を子供のようにかわいがっていた』となってしまう。完全に、境界線を踏み誤っているわけです。ハラスメントは司法、行政、各組織で定義づけられていますが、個人によって“ここからはハラスメント”という境界線はそれぞれ。
たとえば、彼氏や彼女の有無を尋ねられることに抵抗がある人もいれば、気にならない人もいます。問題が起きた後ではなく、普段からハラスメントについて話し合い、境界線を明らかにしておくことが、職場での絆作りの第一歩です」
職場の風通しを良くする方法に呼び名を変えることがあるそう。
「役職で呼ばず、性別に関係なく“さん”と呼び名を統一してみる。呼び捨てもやめます。