2021年7月30日 19:00
夏の冷え、下痢、熱中症を防ぐ! 今すぐできる「意外な夏バテ予防法」まとめ
※ 2020.6.3配信
夏の下痢対策
お腹の調子を保つためにいまできることは何でしょうか。もちろん冷たいものを控えるのはマストですが、暑さが厳しいと熱を冷ますものがどうしても欲しくなります。そこでおすすめしたいのが、苦みのある食べ物。苦みには解毒とともに熱を冷ます作用があり、「心(しん)」の働きを落ち着かせる効果があるからです。「ほてり」対策でもお伝えしましたが、心は体に気血(きけつ)を巡らせるポンプのような存在で熱を帯びやすいうえ、夏は心が主役の季節。活動がより活発になるために熱もこもりやすく、清熱(せいねつ)食材をまめに摂る養生が欠かせません。それに役立つのが、苦い食材なのです。
こもった熱を冷ますのにスイカが良いとお伝えしました。
が、胃腸が弱っているときはかえって負担になることもあります。お腹を壊しやすい場合は、苦みのある食材の性質を利用して熱を除くのが良いのです。
夏の苦い食べ物といえば、そう、ゴーヤです。とりわけゴーヤチャンプルーは、清熱作用のあるゴーヤと適度な潤いを補う豆腐という、素晴らしい食材の組み合わせ。同じく熱を冷ます力のある、トマトが加わっていればさらに効果的ですね。