2021年8月18日 19:30
初情事までの1時間どう過ごす? 他人の秘密をのぞき見できる恋愛ドラマ
緊急事態宣言が出るかどうかという時期で、周りでは若い役者たちが自粛で芝居ができない、バイトもできない。撮影も中止が相次ぎスタッフは田舎に帰らなければいけない状況に陥っていると聞いていたときでした。
そのときに、監督というのは自分の作品のことだけではなく、みんなに仕事を生み出すことも役割なのではないかなと。そういったことを、改めて感じるようになったことが受けた背景にはありました。
―脚本を書くうえでは、どういったことを意識されていましたか?
監督ノッツさんの原作をそのまま20分のドラマにするのは難しいと思いましたので、まずはオリジナルにしようと決めました。あとは、気軽に観られてハラハラドキドキできるものがいいなと。深夜帯のドラマでもあるので、ヘビーな内容ではなく、コメディタッチでちょっとエッチな感じを目指しました。
―第1話の「心の容れ物」では、ドール愛好家の男女という設定にしたのはなぜでしょうか。
監督以前、別の作品で全身タイツ愛好家の取材をしたことがあり、友人のドラァグクイーンにあるバーに連れていってもらったことがありました。一見普通のバーなんですけど、実はそこはいろいろな変態さんが集まるところだったんですよ(笑)。