2021年11月11日 18:30
塚地武雅「地方に別荘を持ち、理想のお嫁さんと…」50歳を目前に語る夢
と。それなら全力でやろうと思って、受けることにしました。
―思わず塚地さんであることを忘れてしまうほど、忠さんそのものだったと思います。
塚地さん観てくださった方々が、僕を見ると「忠さん!」と呼んでくださるんですが、役柄の名前で呼ばれるのはうれしいですね。
―今回は、役作りのために自閉症の方々やご家族とも面会されたそうですね。実際に会われてみて、いかがでしたか?
塚地さんグループで住まわれているところを訪問させていただき、いろいろなお話を聞かせてもらいました。自分の周りに自閉症の方がいなかったこともあり、知識がまったくなかったので、行動を予測できないところが実はちょっと怖いと思っていたんです。
でも、この映画を通じてさまざまなことを知っていくうちに、ただ喜怒哀楽の表現がストレートなだけなんだということに気づかされました。
そんなふうに、自閉症の方の性格や行動パターンを理解すれば、見方は変わるものなんだなと。いままで自分が抱いていた印象は、あくまでもこちらの勝手な先入観で作り上げられているものだったと知ることができました。
自閉症の方との関わりを通して、しっかりと役に臨めた
―ということは、役へのアプローチもかなり変わったのでは?
塚地さんそうですね。