2022年8月27日 19:10
眠れないときはどうしたら良い? 医師が答える“睡眠”お悩みQ&A
近年目立つのが、コロナ禍以降の生活の変化による要因。
「在宅勤務で就業ギリギリまで寝ていられることから就寝時刻が遅くなり、出勤業務に戻ってからも夜寝付けなかったり朝起きられなくなったりしている方が増えています。これは人間の体が遅く寝て遅く起きるリズムにすぐに慣れてしまうことから起こる症状で、“睡眠相後退症候群”と呼ばれるもの。同様の症状に、週末の2日間に夜更かしをしただけで深夜型になって平日の朝ボーッとしてしまう、いわば時差ボケ的な“ソーシャルジェットラグ”があります」
では、睡眠のリズムを崩さないために気をつける点とは?
「就寝と起床時刻の中央値にあたる“ミッドポイント”をずらさないことが重要。例えば、普段24時に寝て7時に起きる方のミッドポイントは3時半ですが、週末に1時に寝て11時に起きると中央値が6時になります。ここが2時間以上ずれると体は遅いほうに順応してしまうので、長く寝る時は就寝&起床時刻を調整してミッドポイントを極力ずらさないようにしましょう」
睡眠お悩みQ&A
Q. 眠れないのに、無理に眠ろうとしてストレスになることはありますか?
A. 眠りへの重圧感も不眠の一因に。