「金団」は「きんだん」ではありません!【漢字クイズ】意外と読めない新年の漢字3選
意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、新年に欠かせない「金団」、「鯑」、「紅白膾」の読み方に迫ります!
【漢字クイズ】vol. 21
正しく読めたらスゴイ!
おせち料理に必ず入っている「金団」。「金」も「団」も見慣れた漢字ですが、「きんだん」でも「かねだん」でもありません。
みなさんは、正しく読めますか?
「金団」の読み方は…
正解は、
「きんとん」でした! 「金」は読めると思いますが、「団」が間違いやすいですよね。でも、実はふだんから使っている言葉のひとつ。例えば、「ふとん(布団)」や「すいとん(水団)」なども「とん」と読みます。
では、「きんとん」の由来について簡単にご紹介。
「きんとん」は、色が黄金色だったことから名づけられたそうで、室町時代の文献には和菓子のひとつとして登場。アワの粉などで団子をつくり、中に砂糖を入れたようなお菓子だったそうです。
江戸時代初期の文献に出てくる「きんとん」は、くず粉をこねて味噌汁に入れたもの。今の金団とは、ずいぶんイメージが違いますね。
お正月にいただく料理の金団は、甘く煮たクリやインゲンなどにサツマイモなどの餡(あん)