2022年8月5日 16:30
子どもは作らないと決めていたのに妊娠…。夫と話し合い、中絶の手術をすると決めた私は手が震えて…
夫もパパに会うことにまったく反対しません。年に数回会う程度ですが、本人たちに選択肢を作ってあげようというのが私たち夫婦の考えです。
新しい命と葛藤と苦悩
私たち夫婦が再婚するときに決めたのは、子どもは作らないということでした。養育費の支払いをしっかりしなくてはいけない、子どもたちに不自由させたくないなど、経済的な理由から決めたことでした。
しかし結婚して3年、私は妊娠しました。夫に思い切って話し、2人で話し合いました。そして2人が出した答えはやはり子どもをおろす手術をすることでした。しかしいざ、病院で書類に名前を書こうとすると手が震え、涙が溢れてきました。
授かった命を手放すことが、どれ程つらいことか、夫も私も身にしみて感じたのです。そしてその後、再びよく話し合い、産むことを決意しました。
決意したときに、1番心配だったのは産んだあとの生活でした。というのも私たち夫婦は共に母親を亡くしていて、近くに頼れる人がいません。出産後、実際に大変なことがいろいろありました。何年ぶりかの授乳は、乳首が切れてしまいひどく痛み、授乳もひと苦労でした。ただそんな中、私にとって救いだったのは夫が仕事に行く前にごはんを作ってくれたり、家事を済ませてくれたりしたこと。