生理以外で性器から出血する不正出血は、重大な病気が隠れていることも?
ただ、治療方法は不正出血を引き起こしている原因によって異なります。
・炎症
原因菌に効果のある抗生剤を用いて炎症を抑えていくケースがほとんどです。
・外傷
傷の状態がひどい場合は縫合手術などで、出血を止めます。傷が深くなければ経過観察で自然に治るのを待つこともあります。
・腫瘍
がんの場合、がん細胞のある部分を摘出する手術、あるいはがんに侵されている臓器全てを取り除く手術がおこなわれます。また、放射線療法をおこなう場合もあります。しかし、がんの進行度や今後の妊娠の希望の有無などにより治療法は異なるため、検査を受けた後に医師と相談して治療方法が選択されます。
・ホルモン異常
器質性出血が認められない場合、ホルモン異常による機能性出血の可能性が高いと考えられ、ホルモンバランスを整える内服薬を服用して出血を抑えるのが一般的です。
予防方法
不正出血の原因はさまざまですので、完全に防ぐことは難しいです。ただ、ホルモンバランスの乱れによる不正出血は、生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。栄養バランスのよい食事を心がけ、ストレスをうまく発散しながら、質の良い睡眠をすることで、ホルモンバランスを乱れにくくすることができます。