「私達の世代で邦画の全盛期をもう一度つくりたい」。24歳の映画監督 枝優花が今、人生を賭けて撮る映画
また、奥行きがある映画は、観る人それぞれの人生というフィルターを通して、その人の心のなかに様々な化学反応を生み出すことが出来る。彼女が語る「本物の映画」が少し見えた気がした。
「映画館に年に1回しか行かないような、デートの口実でしか映画を観ないような、ネットでザッピングが当たり前のような、そもそも映画に金を払う考えがないような、それが日本の8割以上なんてことはわかっているのですが、私は、映画館で観る映画は人生のスペシャルになると、信じてるので、やっているよ。やり続けるよ」(via Instagram)
彼女はきっと誰よりも映画の可能性を信じている。その、したたかな情熱が、いつか、邦画の未来を切り開くかもしれない。彼女が現時点での集大成だと語る映画「少女邂逅」は、そんな、新しい世代の可能性を感じさせてくれる作品となっている。
枝優花
Twitter|Instagram
1994年まれ。群馬県出身。
小学生の時から演技を学び、大学入学後、映画監督、写真家として活動を開始。好きなのものは、映画、最近家にやって来た愛犬のボストンテリア、そして、好きな人達と一緒に食べる美味しいごはん。
▶︎オススメ記事・#005 「ファンの一言で、服への意識が変わった」。